生命保険主要13社の2012年9月中間決算が28日、出そろった。
本業のもうけを示す基礎利益は、利息や配当金収入の減少などで7社が減益となった。
業績不振の電機株など国内株式の大幅下落で、外資を除く国内生保9社は
計6415億円の有価証券評価損を計上した。
基礎利益が減益だった7社は東日本大震災の保険金支払額が想定を下回り、
多額の戻り益が発生した前年同期の反動減に加え、利息や配当金収入の減少が響いた。
第一生命保険は前年同期比2割増を確保したが、約200億円の証券化商品の売却益が
押し上げたためで実質は微増だった。
一方、生保の売上高にあたる保険料等収入が大幅増だった住友生命保険は3年ぶりの
増収増益だった。
日本生命と明治安田生命は、運用利回りが契約者に約束した予定利率を上回る
「順ざや」を確保した。
各社の有価証券評価損は、日本生命が前年同期比3倍超の3479億円、
明治安田生命は同比約5倍の1159億円。
国内主要生保8社合計で前年同期(3259億円)の約2倍に拡大した。
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主要生保13社の2012年9月中間連結決算
保険料等収入 基礎利益 有価証券評価損
≪国内≫
日本 2兆5596(▲ 7.0) 2737( ▲8.8) 3479
明治安田 1兆8271(▲26.2) 1739( ▲7.1) 1159
第一 1兆7077(▲ 5.5) 1404( 20.5) 642
住友 1兆5665( 26.9) 1204( 7.9) 487
T&D 1兆 10( 35.7) 590( ▲1.1) 133
富国 4670(▲ 6.7) 383( 1.4) 51
ソニー 4288( 8.4) 333( 5.1) 3
三井 2772( ▲4.7) 1( − ) 235
朝日 2409( ▲4.4) 108(▲19.4) 226
≪外資系≫
プルデンシャル 1兆3006( 46.4) 655( 32.3) 70
アフラック 1兆 399( 32.5) 829(▲10.4) 255
メットライフアリコ 7299( 1.9) 12(▲93.8) 128
アクサ 3638( 10.1) 249(▲17.9) 5
※単位:億円。カッコ内は前年同期比増減率%、▲はマイナス。−は比較できず。
第一、T&D、富国、プルデンシャルは連結や傘下生保の合算。評価損は9月末時点
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/business/news/121129/bse1211290500002-n1.htm 関連スレは
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