【インタビュー】新春に語る JFEスチール社長・林田英治さん(61) 「鋼材需給ギャップ解消は下期」[12/01/05]

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1やるっきゃ騎士φ ★:2012/01/05(木) 10:43:22.55 ID:???
ソースは
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120105/bsg1201050501001-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120105/bsg1201050501001-n2.htm

−−円高が定着しているが、影響は
「輸出採算が悪化し、拡大しにくい状況だ。4月以降は復興需要が出てくるが、
内需が(円高による)輸出減を補うことはあり得ない。
この為替水準が続けば一部の基幹工場を残し、国内製造業の海外シフトはさらに進む。
鉄鋼業でも現状の国内生産体制の維持は難しい」

−−足元の鉄鋼市場をどうみる
「欧州経済の不透明感があり、需要が低迷している。
今年上期の回復は厳しいのではないか。需要が低迷する中、韓国メーカーが能力増強を図るなど
アジアで需給ギャップが拡大し、鋼材価格低迷にもつながっている。
ギャップが解消するのは下期以降だろう」

−−原料価格の動向と鋼材価格交渉への影響は
「直近の原料価格は下落傾向だが、(ここ1年半で原料炭が1.4倍に上がるなど)依然として
高位安定だ。アジア経済が成長する限り、もう一段上昇する可能性すらある。
自動車など需要家が輸出環境悪化に苦しむ中、原料価格上昇分を鋼材価格に転嫁できない。
マージン(利ざや)の悪化につながっているのが現状だ」

−−インド市場への取り組みを強化している
「中国ほど急速な伸びはないが、インドでは自動車や重電分野を中心に鋼材需要が伸びている。
相手の了解が必要だが、(15%程度出資している現地大手の)JSWスチールへの出資比率を
引き上げ、将来的には持ち分法適用会社にしたい。
JSWは現在、鉄鉱石調達が難航し稼働率が低下しているが、改善が見込まれる今春以降、
(高炉建設を含めた)一貫生産に向け議論を深める」

−−震災被害を受けた東北スチールの工場を閉めるなど傘下の電炉メーカー4社の再編に踏み切った
「内需は将来的に現在の6000万トンから5000万トンにまで落ち込む可能性がある。
供給能力の削減が基本路線だ。
電炉業が扱う建材は価格競争が激しく、ユーザーに近い地域で生産する産地地消型の業種と
考えていた。震災後、関東で生産した建材を東北で販売しているが、まとまった受注があれば
他地域で生産しても採算が合うとの確信を得た。4月以降は生産品目の整備を進め、
業界再編モデルを築きたい」

−−新日本製鉄と住友金属工業合併をどうみる
「脅威に感じている。合併によってグローバル展開を加速させるのではないか。
(親会社の)JFEホールディングスが系列商社のJFE商事を2013年に完全子会社化
するが、JFEスチールとしても(多数の海外拠点を持つ)JFE商事を活用して、さらなる
グローバル化に取り組みたい」

                   ◇

【プロフィル】林田英治
はやしだ・えいじ 慶大経卒、1973年川崎製鉄(現JFEスチール)入社。
2002年JFEホールディングス常務執行役員。JFEスチール副社長を経て、
10年4月から現職。神奈川県出身。

-以上です-
林田英治JFEスチール社長
http://www.sankeibiz.jp/images/news/120105/bsg1201050501001-p1.jpg
関連スレは
【鉄鋼】新日鉄・住金の合併、公取委が承認 粗鋼生産世界2位[11/12/14]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1323844906/l50
2名刺は切らしておりまして:2012/01/06(金) 15:55:22.67 ID:f7bG/UsZ
偉そうな事言う前に工場内火災をどうにかしろ。
3名刺は切らしておりまして
裸の王様、林田エイジ