[アテネ 23日 ロイター] ギリシャのベニゼロス新財務相は23日、
これまでに表明した緊縮財政措置で不足している55億ユーロの資金を捻出するため、
連帯税の実施など一連の追加措置を発表した。
また国内銀行が債務のロールオーバーに応じる姿勢を示していることを明らかにした。
財務相によると、ギリシャは欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)の調査団と、
現在も追加緊縮プログラムの詰めの協議を続けているが、これまでに現在
年間所得1万2000ユーロとしている所得税の最低課税基準を8000ユーロに
引き下げることで合意した。
また、所得に応じて1―5%の税率で1度限りの連帯税を実施するほか、
暖房用燃料税の若干の引き上げ、自営業者への最低課税の導入でも合意した。
連帯税の課税率について、当局者や議会議員には最も高い水準が適用されるとし
「これは、道徳的な義務だ」と述べた。
同相は記者会見で
「きょうの基本課題はプログラムの最終調整だ。われわれの目標は、信認の回復だ」
と語った。
その上で中期的緊縮財政計画が30日までに議会を通過することが重要との認識を
示した。
ギリシャへの追加支援で民間セクターに参加を求める動きが欧州で出ていることに
ついては
「ギリシャ国債の国内保有者である銀行や年間基金は、(コスト負担に)関与する
用意があり実際に参加する」と語った。
ソースは
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21866620110623 関連スレは
【格付け】ギリシャをトリプルCに格下げ デフォルトの可能性高まる=S&P[11/06/14]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1308005813/l50 【経済政策】ユンケル議長、ギリシャ危機は「ユーロ圏を混乱に陥れる」恐れ[11/06/23]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1308784638/l50 等々。