【金融政策/米国】FRB議長が利上げに慎重姿勢、「経済には依然逆風」［10/04/08］

［ダラス　７日　ロイター］　バーナンキ米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長は７日、米経済は依然として
逆風に直面していると指摘、住宅セクターはまだ回復しておらず、労働市場も低迷しているとし、
利上げ開始を急がない姿勢を示唆した。

議長は当地の商工会議所向け講演用原稿で「米国民の多くは依然、失業や住宅差し押さえの問題に
直面している。困難を脱したと言うには程遠い」と述べた。

バーナンキ議長は「住宅市場に持続的回復の兆候はいまだに見られない」と述べ、住宅市場の弱さが
景気回復の主要なリスクと指摘した。

ただ、景気回復により失業率は時間と共に緩やかに低下するとの見通しを示した。

インフレについては「うまく管理されている」として、懸念すべき差し迫った理由はないとの認識を
示した上で、インフレ期待は市場の指標や調査からも安定しているもようとした。

ゴールドマン・サックス（ニューヨーク）の複数の米国エコノミストは調査リポートのなかで
「経済が潜在率をかなり下回って推移しているという課題に直面するなかで、バーナンキ議長の
一部発言から、議長が引き締め政策に賛成していないとの感覚があらためてうかがえる」と述べた。

投資家の間では、ＦＲＢが今年後半にも引き締め政策を開始する可能性があるとの見方がある一方で、
経済のもろさが長引くことを踏まえＦＲＢは少なくとも２０１１年までは金利据え置きを続けるとみる
向きもある。

バーナンキ議長は、ＦＲＢの将来の危機回避能力について、大手金融機関の破たん処理権限をめぐる
動向にかかっていると指摘。ＦＲＢとしてこれまでの危機から得た教訓を活かし、規制上の対応について
すでにかなりの改革を実施しているとした。

ソースは
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-14714720100407
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等々。

でもやらないと、カネ、集まらないよ？

日銀と同じ失敗はやらなさそうで安心した