【林業】林業は途上国の産業という“ウソ” 労働集約から機械化へ転換する時期に来た [10/03/15]
1 :
依頼@@@@ハリケーン@@@φ ★:
林業は労働集約産業であり、森林整備のためには外国人労働者を入れざるを得ないというの
が、一般によく言われる見方だが、現実はその逆で、林業は先進国でないと成立するのが
困難な産業である。
■先進国で増加する木材生産
このことは前回指摘した通りであるが、実際、世界の木材生産および木材加工の3分の2は
先進国(北米、EU=欧州連合=およびオセアニア)におけるものである。残り3分の1は発展
途上国やロシアだが、その多くは原生林伐採などによるもので、必ずしも持続可能な森林
経営が行われているわけではない。植林・収穫を繰り返すことによって持続的に林業を行う
基盤を構築しているのは、基本的に先進国なのである。
しかも、先進国における木材生産は1990年代以降、増加してきている。特に欧州では、
1992年から2006年にかけて、増加率は4割にも達するほどである(先進国丸太生産の推移)。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100309/213274/graph01.jpg ところが、先進国の中で日本のみ木材生産の低下に歯止めがかからず、林業の衰退が際立っ
ている。これは木が若すぎたことに起因するものであるが、これからは50年を超える木も
多く出るようになり、林業のビジネスチャンスがようやく顕在化することになる。昨年末に
新政権が発表した「森林・林業再生プラン」で木材自給率50%を目指すとしたのも、こうした
ことを背景としている。
日本で林業を成立させるための課題を明らかにし、ビジネスチャンスを現実のものとする
ための具体的な施策を提示していくことが本シリーズの目的だが、今回はまず、自給率50%を
目指すうえでの前提となる生産性の問題について、欧州との比較で分析する。
なお、ここでいう木材生産とは、山にある木を根こそぎ伐採する皆伐を意味するものでは
ない。現状行われている皆伐は、土壌保全や生物多様性の観点から問題であるばかりでなく、
経済的にも成立せず、持続可能ではない。我々が目指すのは、森林の多面的機能を発揮する
ための前提となる、間伐(木を間引くこと)による木材生産である。
■日本の生産性は欧州の20分の1
現状、日本と欧州の生産性格差は、あまりにも大きい。
例えば、欧州では林業機械を使っての1人当たり年間木材生産量は、最低でも2000立方メー
トルである。チェーンソーなどを使わず、すべて大型の機械で作業する完全機械化された
システムであれば、生産量は1人当たり1万立方メートルを超える。仮に材価を1万円とすれば
、単純計算で1人当たり売り上げは1億円に達することになる。
これに対し、日本の場合、皆伐による木材生産でも、2000立方メートルを超えることは
まれで、間伐では500立方メートルで優良な部類に入るほどである。その場合、売り上げは
500万円にしかならず、そこから諸経費を引いていけば、機械経費はおろか人件費すらカバー
できない。
森林所有者が木材売り上げで収益を得ることなど夢のまた夢に終わってしまうだろう。
これでは、所有者が森林への関心を失うのもやむをえない。
<以下略>
ソース:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100309/213274/
2 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 20:27:01 ID:3qdoU+oT
家は杉無垢材でリフォームします
レイバーの時代か
4 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 20:30:22 ID:e8qGaWvm
林業に就きたい
5 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 20:31:52 ID:E5luhZHG
日本の山は崖ですから。
6 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 20:33:22 ID:zY6pWF6Z
フィンランドやドイツみたいに平坦なら機械化しやすいだろうけどな。
日本じゃ無理臭い。
その土地その土地にあった産業ってもんがあるよ。
日本で林業やる必要はないね。
日本は大規模な機械を入れられんような山ばかりだろ
8 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 20:40:44 ID:eoS/s8tw
>すべて大型の機械で作業する完全機械化された
あれか
試しに日本でやってみたら
キャタピラで山林めちゃくちゃ
9 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 20:42:43 ID:SkNgD6/h
林業が廃れたから、花粉症が増えた。
らしい。
10 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 20:44:00 ID:TEyN4RpG
森林こそ日本にある無限の資源なので、なんとか活かしたいもんだ
日本の山林は急斜面だからなあ。もうちょい広い低山があれば楽に仕事ができるんだろうが・・
俺は花粉症だからな、杉とか切りまくってほしいわ。
灯油かけて燃やしてくれもいい。
日本の林業なんて林業なんて急激な山間地で行われるのがほとんどなんだから
機械化どころか林道開設するのだって困難。
かなり恵まれた条件の北山ですら空中架線で運材しているってのに、どうやって
機械化するんだ?
民主党のバラマキに期待するのか?
15 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 20:47:50 ID:DIp/l+e0
このスレの一桁で出る結論がなぜか出ない日経
欧州は平地に森があるんじゃなかったか?
日本は山に木が生えてるから生産性が低くなると。
17 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 20:53:13 ID:zgSahEud
月7万とかの林業組合なんかもある どうやって食っていけと言うんだ??
雇用の創出とか偉そうに言ってるが、介護の半分以下の収入は必至
介護ですら、食っていくのが大変だと言うのに 政治家は何もわかっていない
特にカイワレ大根事件で多くの自殺者を出した菅は馬鹿に近い
さらに言うと、
>>1で言っている皆伐が経済的に成立せずに持続可能じゃないってのも間違い。
択伐の方が経済的に成立するなら皆伐なんて行われないし、択伐の際は天然更新以外で
どうやって森林を再生させるのかね?
>>1の記者は、もう少し林業を勉強してから記事を書いた方が良い。
もしかしたら、割り箸を使うと森林破壊になっちゃうと言っていないだろうな?
19 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:02:00 ID:A31HgCDH
日経ビジネスは、林業には興味ありません。
って書いてあるようなもんだ。
20 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:06:29 ID:zY6pWF6Z
>>9 違う違う。
戦後にケヤキやナラなどをを切りつくして、禿山になったところに育ちの早い杉や檜を植えまくったのが原因。
昭和天皇もこれについては苦言を呈していたらしいよ。
杉ばかり植えたらいけないって。
21 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:10:49 ID:7SRkRWEt
境界がはっきりしない林地が多いから。
1年以内に確定しなければ国有化という法律でも作らないと。
22 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:10:55 ID:AhRyIg/s
このスレのjpg、URLは開いてはいけない
地図読めないのかこの記者は
25 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:14:54 ID:WqnCmFSM
>>6 欧州製の機械はホイールベース式で傾斜地でもOKで
小回りも利くとかなんとか書いてある。あと、林内路線網が
よく整備されていて機械を入れやすくしてあると。
27 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:15:50 ID:znSphh9q
>>1 これは農業・酪農にしてもまったく同じことが言える
ニートでは無理(´・ω・`)
29 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:18:26 ID:UwUNcVaK
林業はまともな稼ぎになるほど儲からないから廃れた
輸入木材に関税やら輸入制限をかけて値を高騰させればまた話は別だろうがな
まぁ高騰させたらさせたで悪影響が別の所でしっかり出る
もしくは日本が途上国並みに貧しくなれば林業も儲かるだろうね
他所より買うより自分のところで作った方が安上がりならばよ
オーストリアやスイスといった山が多い国でも
丸太生産量が増えているらしいぞ
のっけから先進国じゃなきゃ林業は出来ないといいながら、その理由を書かない日経は氏ね。
しかも、機械が良い、機械が良い、といいながら、結局はインフラ整備が先じゃねーかwww
日本の森林は厳しいよな。
あの傾斜は反則だwww
それこそアシモにでもやってもらうか。
タチコマでもいいけどなww
32 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:20:27 ID:3SZxawPy
完全にロボット化すればいいんじゃん?
33 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:20:34 ID:AhRyIg/s
>>24 2chの他の板ならグロ画像・動画が貼られるw
34 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:21:20 ID:3SZxawPy
山間部の斜面こそが多足歩行の天下だろ。
>>33 今まで>>1にあるのは全て無警戒で開いてたわ
以後気をつけます
北欧の方の林業で、倒したばかりの木が機械で自動で
一瞬に丸太に製材されていくの見てビビった覚えがある
38 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:29:22 ID:WqnCmFSM
>>35 日本でも北海道で欧州製機械の導入を開始したとか、
全国10地域で欧州等の機械の実証試験を行う事業が始まるとか、
その内の5地域で欧州から森林管理の専門家を招聘して
路網設計等を依頼したとか、IHIが機会の開発してるとか書いてあったよ。
使える見込みはあるんじゃないの。
39 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:33:31 ID:g1A4mXDU
九州の林業が廃れたのは「電柱にするから杉植えてよ」と
電力会社が言ってたものの杉が大きくなった頃には
「ごめん電柱はコンクリートにするかさ」と裏切ったことと
海苔養殖に使う支柱が竹からカーボンファイバーになったので
竹林伐採が行われなくなったためだお。
40 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:36:24 ID:+dyhDADT
>>37 それ林業用ハーベスター。一部では導入が始まった。もち補助金つき。
頼むから、杉・ヒノキの伐採をお願いする。
そして、楢やブナ、クヌギや楠など、広葉樹を8割くらい植えて、残り2割は花粉を
つけないタイプの杉を植えてくれ・・・
京都市民だが、いまだに北山は馬鹿な山主が多く、伐採後にまた、儲かりもしない杉・・・
しかも花粉たくさんだすタイプのやつを植えてやがる
花粉症に苦しむ日本人が多い中、花粉による経済損失は図りえないレベルまできており
上述のような北山の馬鹿な山主は懲役を食らってしかるべきだと思う
治山法案として、今後伐採した場合の植樹規準を明確にして、杉・ヒノキは無花粉タイプに
限るなど、さっさと法制化すべき
ミンスは馬鹿だから、こんな配慮できないと思うけどね(´・ω・`)
>>39 さらに小型船舶が木造からFRP製に変わって、他には転用し辛い船材むけ赤松が
ゴミの山になってしまったってのもある。
見込みのない産業に金をつぎ込むな。
若者を田舎奴隷にさせるな。
縄文時代みたいにクリ林をたくさん作って食糧自給率あげろ
45 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:43:39 ID:uF/DITWs
>>41 おいらは花粉症じゃないんでわからんけど、それもありだね。
でも懲役云々は言い過ぎW
46 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:43:54 ID:78JCgOig
林業というより花粉症対策で
税金突っ込んでいいからやってほしい。
47 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:44:14 ID:EgrjsnqE
>>6-7 平坦地を田畑にしてしまったのが原因。
いまは耕作放棄で環境は変わってきている。
48 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:44:33 ID:+dyhDADT
>>43 最近の国内原木市場において、一部輸入材(タモなんか)が高騰しています。
海外の原木調達において、国外バイヤーに買い負けているとの噂もあります。
今まで供給側だった国が輸入側にまわり、なおかつ購買力が強いとの事。
いつまでも有ると思うな、廉価な木材資源。今日の貧乏国があしたの商売敵。
日本の得意なロボットでなんとか出来ないかなぁ
多足歩行機とかパワーアシストの進歩はけっこう期待できるような気がするが。
51 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:53:08 ID:m5dACXnO
まあ金になるならやってみるべきだな。外国人のガキにばら撒くよりは遥かに有意義だ
52 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:54:22 ID:vC4q1zdr
日経新聞が林業に進出します、という話か。
がんばれ。
やらないならだまっとれ。
53 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:55:27 ID:zY6pWF6Z
>>43 購買力で負けているんだろ?
だったら日本人の購買力を上げるのが必要ってことだろ?
つまり比較優位な産業に労働力を投入し、生産性を上げることが重要ってことだろ?
要するに、林業なんか日本でやる必要はないってことだよ。w
54 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:56:18 ID:YOTV8v+U
昨今時々ニュースに出てくるパワードスーツみたいなヤツ使って
倒した木を人が担いで下りてくることが出来ないか?
可能なら欧米の機械化した林業に対抗できそうだけど。
55 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 21:57:14 ID:+4NHNzdr
林業にしろ農業にしろ生産性の低さは異常だからな、保護されすぎた結果だろうが
56 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:00:51 ID:zY6pWF6Z
>>41 花粉症の奴らは公害訴訟を起こせばいいよ。
俺は花粉症じゃないから起こさないけど、花粉症発症したら訴えるかもw
暇だしw
57 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:02:06 ID:+dyhDADT
>>54 林業用の最新ハーベスターは架線方式併用で伐採、尺だし、集材まで一貫して
やります。日本の林業への導入も可能だと思うよ。
林業地の整備が進めば、、
この記事の主眼は丸太生産主眼の内容ですが、本当のネックは造林でしょう。
いかに林業機械を導入する価値のある山林を作り上げるか、その一点。
こういう記事書くバカって地理地勢を調べないのかな
国によって森林は違う
「先進国」という区切りで話す頭の悪さ
59 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:05:43 ID:ZjSOLY4K
杉の木ばっか植えたってさあ
>>57 国有林を含めた林家の資本力が最大の敵じゃないの?
61 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:07:32 ID:zY6pWF6Z
>>57 万葉の昔から受け継いできた日本の風景を、これからの林業のために変えるってことだね。
そこまでやれば労働生産性は上がるのかもしれないが、果たしてそれが喜ばしいことなのかね。
そもそもそこまでの資本投下して、どれだけの付加価値を生み出せるのか・・・資本生産性は酷いことになりそうだよ。
62 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:09:44 ID:7SRkRWEt
再造林にコストがかかる。下刈り回数を如何に減らすか。
それよりも会員しか見れない2ページ目以降を「以下略」ですます
>>1をなんとかしてほしい
おれは会員じゃないんで見出ししか読めないが興味深いぞ
日本には林業専用機がない
工程管理もできていない
林内路網は欧州より50年遅れ
いよいよ先進技術の導入へ
64 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:11:34 ID:+dyhDADT
>>60 山林所有者と森林資源の収穫者を完全に分けるしかないかも。昔の山師を
近代化する。
現在国有林の伐採、造林なんかの現業は民間にかなり移管されまして、流れ
が進むような気がします。
65 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:12:45 ID:Iu28gkCS
林業政策やる気ないなら与党やめてもいいよ
>>61 > 万葉の昔から受け継いできた日本の風景
ここダウト。
安土桃山からの急激な人口増加の結果、
材料・燃料・肥料としての木材生産物需要が急激に高まり、
天然林を樵りつくした結果、そこから人工造営林である里山への移行が進む。
思うんだが、林業って農業と違ってそこまで保護する必要がある物なの?
木材って結構な部分で代替品があるし、無理に赤字を出しながら施業するくらいなら
このまま森林資源として温存していた方が良いと思うけど。
68 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:27:33 ID:TEyN4RpG
失業状態で遊ばせているよりは、森林の保全でもやらせた方がいいんじゃないの?
一度手を付けてしまった山は、人が定期的に保守しないと荒れ放題になる。
いざ木材が必要になって木を切ろうにも、使い物になるような木は生えていない。
しっかりとした根を張れる木が激減するから山間部の土砂崩れも頻発するだろうな。
今必死になって林業を続けているのはまさに森林資源の温存のためだよ。
70 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:35:21 ID:aoSUAFq8
欧州では平地に森がある
日本は山に森がある
機械化はかなり困難
71 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:38:33 ID:7SRkRWEt
>>70 それよりも小規模な山林所有者が多すぎることが問題。そういう林家は経営意欲も低いし。
72 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:48:27 ID:4Iv4U66w
複雑な地形だから機械で臨機応変に対応できるんだろうか。
>>71 地権者の関係とかめんどくさそうだよね。
一族で所有権を持ってるところって結構あると思う。
俺の実家もそうらしいし
原木収入だけでは収益が悪すぎて機械化は進まない
林業をすることが環境面やら何やらで原木以外の面で経済的に評価される
仕組みができれば別だが まあ難しいだろう
>>40も書いてるけどハーベスタ(伐木・枝払い・玉切りを一気にやる機械)は
傾斜の緩い所しか導入するのは無理。丸太積むから急傾斜じゃこけるw
北海道で使っているの見たことがある。
というか自分の卒論が若干それ絡みだった
高圧送電設備を利用したロープウェー整備はできないものかな?
鉄塔をそのまま利用しろとは言わないが、その土台や整備用道路は利用できそう。
戦国・江戸時代初めの築城ブームで、当時の天然の大木はあらかた切り倒されたらしいね
木曽や飛騨も禿山になりかけたらしいし
江戸時代は薪が主燃料だったから、近場の山は全て緑が乏しかったらしい
今みたいに山に木が沢山植わってる風景は、燃料が石炭に変わった明治以降のものだそうだ
77 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:55:53 ID:Z875dNoR
>>70 > 欧州では平地に森がある
> 日本は山に森がある
> 機械化はかなり困難
欧州は山間地まで機械化してる
林道整備すればいいだけの話
要するに国土保全に対する政府のやる気次第だな
79 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 22:58:42 ID:rVPjW0HQ
自分がスレ立て依頼したんだけど、全文読む限りにおいては日本でも不可能ではないみたいよ
林業最先進国の北欧では傾斜地でも対応できる機械の開発進めてるから
日本の機械は足はキャタピラでアームは重機と同じ太いもの使ってるけど
北欧やドイツではバランス調整機能付きの特殊タイヤと細くて長い林業専用アームを装備してる。
80 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:01:34 ID:j2hGIY24
林業に対して誤解してる人、知識がない人の多すぎ。
もっとマスコミ、とくにテレビで林業の現状を正しく伝える特集を希望。
戦後にほとんど木を切ってしまって、そのときに植えた木がようやく今収穫時期に来ている点や、
EUは林業で儲かってる点や、これから森林の持続可能性が必要となるので世界的に木材不足になる点などを
データと一緒に伝えて欲しいわ。
ひとまず
>>1は5ページ目まであるから、何も知らずに批判する前に、5ページ目まで読めと。
日本にも John Deere や Valmet のようなメーカーがあればな...
82 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:05:34 ID:zY6pWF6Z
アメリカの製造業を批判する奴って多いけど、ディーアとかもアメリカなんだよなぁ
83 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:07:04 ID:j2hGIY24
>>5-7,9,11,14,15,17,29,31,34,43,67
間違い。もっと勉強しる。
>>21,71
同意。
とりあえずの初期投資がね...
85 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:08:10 ID:j2hGIY24
>>79 前にこの板の林業ニューススレで、日本の傾斜でも全く問題ないという分析が貼ってあったね。
>>85 で、どうやって現場まで重機を運搬するの?
87 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:15:43 ID:j2hGIY24
88 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:17:35 ID:rVPjW0HQ
2ページ以降コピペね
文字通り、収穫する(ハーベスト)機械である。これに、丸太になった木を土場まで運ぶ機械(フォワーダ)と組み合わせれば、
この2台で木材生産すべての工程を処理できる。これが、最も生産性が高いシステムである。
この2台の機械の組合せがオーストリアの現場で実際に動いているのを初めて見た時、昭和30年代の3輪トラックが走り回っていた時代から、
メルセデスベンツがアウトバーンを200キロメートル超で疾走する現代に、一気にタイムスリップしたかのような衝撃を受けた。
そこでは、機械が直接林地に入っており、しかもそれが傾斜地での作業だったからだ。
そもそも日本には林地に直接入れる機械は存在しておらず、ましてや、傾斜地で作業できる機械など、想像すらしてなかった。
さらに現地で聞いて驚いたのは、生産性だった。1日当たり機械2台、2人作業で100立方メートル以上だという。日本では4人がかりで1週間はかかる量だ。
日本には林業専用機がない
林地を走り回るには、でこぼこやうねりに合わせて機械がはうような構造とならなければならないし、切り株を乗り越えるには、一定以上の最低地上高がなければならない。
また、機械は重い木を持ち上げて振り回したりするので、アームを振り回してもバランスを崩さないことが大事である。
欧州の機械は、このような林業機械に要求される性能要件をすべて満たすように設計されている。
例えば、上述の機械はともにホイールベース式で林地走行性能に優れているし、ハーベスタはタイヤの中に水を入れてバランスを安定させるなどの工夫も徹底している。
また、アームも細く軽いため、狭い林地で振り回しやすい設計になっている。
これと比べると、日本のハーベスタ、フォワーダはいずれもキャタピラ式である。
ハーベスタは建設機械を、フォワーダは土木現場で土砂などを運搬する不整地運搬車をベースマシンとして使っているためである。
建設機械は土木現場で、静止状態で使うことが基本で、林地を走行することなどもともと想定されていない。
林地に入っても切り株は乗り越えられないし、うねりがあれば車体が傾いて危険極まりない。
また、アームも太く重いので、木を持ってアームを振り回すとバランスを崩しやすく、危険である。
フォワーダも運搬車とはいえ土木現場用であるので、林地走行ができないことに変わりない。
また、土砂などの運搬を想定した機械であり、丸太の運搬には向いていない。
というのは、キャタピラ式はその構造上、全長が短く、丸太を乗せると重心が後ろに異動してバランスを崩してしまうからだ。
特に上りは危険である。このため、丸太は荷台の半分しか積載できないとされているほどである。
89 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:20:02 ID:j2hGIY24
90 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:21:21 ID:rVPjW0HQ
・・・コピペ続き
なお、構造上複雑なので今回は説明を省くが、急傾斜地や土壌が弱いなどで機械が林地に直接入れない地形では、架線を使うことになるが、
この種機械は安全・効率の観点から、一定の大きさ・重量があることが不可欠で、欧州はこの原理原則を踏まえて、生産性の高い機械を開発している。
これに対し、日本では小型化の要求が強く、これが効率性のみならず、安全性を大きく損ねる結果をもたらしている。
■工程管理もできていない
木材生産の効率性を決めるのは、単に機械だけではない。木材生産は工程管理そのものであり、機械や現場も工程管理の原理原則に合致して行うことが不可欠である。
林業の生産現場で最も大事なことは、使う機械を可能な限り少なくして、工程を少なくすること、工程間の生産性格差を可能な限りなくすことである。
例えば、ハーベスタが1日で100立方メートル処理できたとしても、フォワーダが同じ時間で50立方メートルしか処理できなければ、結局1日の生産量は50立方メートルを超えることができない。
もちろん、両者は密接な関係にある。工程が少なければ少ないほど、工程間の生産性を一致させやすくなる。
反対の場合はいうまでもなく、工程管理は複雑化する。林業の生産現場は量産工場と異なり、どれ1つとして同じ現場がないことから、工程の簡略化は特に重要である。
欧州ではこのような原理原則にのっとり、組み合わせる林業機械は最大でも2台で、その機械も生産性が可能な限り一致するような機械が現場で選択されている。
つまり、上記の通り、ハーベスタが1日100立方メートルを処理できる能力があれば、フォワーダもそれに合わせた積載量・スピードの機械を組み合わせるといったことである。
当たり前のような話ではあるが、実は日本では機械そのものが、こうした原理原則を前提に設計されているわけではない。
ハーベスタは日本製でも理論上、1日当たり60立方メートル以上処理できる。
ところが、日本のフォワーダで、この能力に合わせて設計されている機械は、なんと存在しないのである。
日本のフォワーダの場合、運ぶ距離にもよるが、処理能力はハーベスタの半分程度がせいぜいである。
つまり日本の機械の組み合わせでは、ハーベスタが遊ぶか、ハーベスタの能力を引き出すにはフォワーダを2台揃えなければならないことになるということだ。
また、日本のフォワーダはその構造上、丸太を拾い集める作業ができず、そのための機械が別途必要になる。機械の台数が増えれば、工程も複雑化せざるをえない。
こうした機械で工程の最適化をはかっているところもないわけではないが、その場合、類まれな才能を持った人材がいるからこそ可能となることである。
林業の現場では、工程管理の概念が最初から欠け落ちて、機械を遊ばせているところがほとんどなのが実態である。
91 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:23:32 ID:rVPjW0HQ
■林地にも作業者にも負担
機械の効率性や生産性、採算性を強調すると、荒い施業になったり、皆伐したりで、森林がぼろぼろになってしまうという懸念が生じるかもしれない。
しかしながら、森林を適切に管理し、森林の公益的機能をより引き出すためには、林業専用に設計された機械によって、高い生産性、採算性を確保することが不可欠である。
そもそも、日本の森林面積は人工林だけでも1000万ヘクタールあり、間伐のローテーションを10年で一巡とするとして、毎年必要となる間伐面積は100万ヘクタールに達することになる。
これだけの量は、それに見合った生産性の高い機械でなければ、到底こなしきれるものではない。
また、日本の林業機械では、立木を傷つけやすい、土壌を傷めやすいなどの問題を引き起こしやすい。
立木を傷つけやすいのは日本の林業機械のアームが土木用であるため太く、重いことからくる必然であり、土壌を傷めやすいのは、
その構造上、頻繁に林内を走行しなければならないこと、旋回するときにキャタピラをずらせるため、土壌に負担がかかるためである。
さらに、アームの届く距離も限られるため、高密で作業道を入れなければならず、その分、林地に負担を与えるし、カネもかかる。
さらには、労働安全、衛生上からも、日本の林業機械は問題だらけである。
木材生産は危険を伴う作業であり、林業はもっとも労働災害の発生率が高い産業である。
これは日本でも欧州でも変わらない。だからこそ、欧州の機械は、キャビンが特殊ガラスで守られており、視界も良好である。
しかも、エアコン付きで少々の悪天候下でも作業ができるなど、労働安全・労働衛生の観点からも、設計思想がはっきりしている。
日本ではキャビンに鉄格子をかけるなどでかろうじて外部からの衝撃を守るようにしているが、その分、視界が遮られてしまうことは言うまでもない。
また、キャタピラなので乗り心地が悪く、エアコンも付いていないなどで、オペレーターへの負担が大きい。
このように、機械の総合性能からみた日欧格差は、あまりにも大きい。
92 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:23:36 ID:j2hGIY24
儲からないと言ってる人は、↓これを読んでくれ。
森林・林業再生のビジネスチャンス実現に向けて
http://jp.fujitsu.com/group/fri/downloads/report/research/2009/no343.pdf 日本林業疲弊の理由として必ずといっていいくらいに指摘されるのが、「安い外材」であるが、
日本のスギ、ヒノキと競合する針葉樹の外材は、欧州や北米産のものがほとんどであり、
賃金コストは日本よりも高い。たとえば、林業が国の基幹産業となっているオーストリアの
林業機械のオペレーターの賃金は、時給29ユーロ(3,500円)と日本より相当割高であるが、
オーストリアは日本に製材品を輸出するほど強い競争力を有している。
また、日本林業が不利な点として、地形が急峻であるとか、所有形態が小規模であるとかが
指摘されるが、こうした条件はオーストリアも基本的には共通である。
そもそも、世界の木材生産の3分の2、製材品生産の7割は先進国におけるものであるし、
先進諸国の木材生産量は、90年代以降、日本を除きいずれの国においても大幅に増加して
きているほどである(図表1)。
たとえば、オーストリアの木材関連産業の輸出は、45億ユーロ(約5,400億円)の規模に達しており
(2005年)、輸出全体の5%を占めるのみならず、同国最大の貿易黒字を稼ぎ出す産業となっている。
また、森林面積の大きいフィンランドの輸出は105億ユーロ(約1兆2600億円)とオーストリアの
倍の規模となっており、木材産業の輸出に占める比率も20%に達するほどである(2005年)。
これらはいずれも人口が400~500万人と経済規模が小さいことから、相対的に木材関連部門の
輸出に占める比率が大きくなるが、経済規模の大きいドイツでも、
林業・木材産業は国民経済全体でみても、重要な産業となっている。
ドイツの森林面積(生産林)は1,050万haであり日本の人工林1,036万haとほとんど同じであるが、
そこから生産される丸太は7,700万立方メートル(2007年)と、日本の木材生産量の4倍に達するほどである。
ドイツの木材関連産業における雇用は100万人と、電気・電子産業の81万人、
自動車産業の77万人をも上回る最大の産業となっている。
さらに、エネルギー価格の高騰もあり、ドイツでは木質バイオマスエネルギー利用がいまや
一次エネルギー消費の2.3%を占め、関連雇用も9万6,000人に達するなど、
森林資源を基点とした産業は、ますます広がりをみせてきている。
しかしながら、最近では植林して50年を超える林分もでるようになっており、日本林業は
保育という長い苦難の時代を経て、これからはいよいよ木材生産を本格化させる時代を迎える。
伐りつくしてしまった戦後と異なり、育ててきた蓄積を元に、成長量の範囲内で伐採し、
伐ったら植えるという、持続可能な形で木材生産を行うことができるようになれば、
林業は再度、地域経済を支える柱としての役割を持つことになる。
だったら本業の屋台骨が揺らいでいる日本経済新聞社が林業経営に乗り出せばいいじゃないの。
日本で機械化する為にはアンドロイドを作るしかないな。
日本の科学の粋を集めてメイド型木材伐採アンドロイドを作るんだ。
95 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:28:08 ID:bo0eg9+M
林業だけでなく農業や介護も積極的にロボット化すべき。
高速道路に無駄に予算付けるのなら、ロボットを毎年1000億円くらい
購入すれば5年位で実際に使えるロボットが現れる。
96 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:28:32 ID:+ntyMqBE
アホ記事すぎる
日本の林業は農業と同じでそれぞれの所有する面積が小さい為に利益を出せない。
それをどうやったら間伐で1万立方メートル切り出せるというのか。
樹齢50年の木材なら50万立方メートルを個人で切り出せるほどの土地を所有する必要がある。
一つの自治体丸ごと田んぼにすれば一万世帯が農業で豊かになれる!農業の未来は明るい!みたいな
結局のところ生産性を上げるってことは、
機械化を進めることで木材生産量そのままで林業従事者数を減らすってことになるのかな?
98 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:29:38 ID:rVPjW0HQ
■林内路網は欧州より50年遅れ
では、機械を立派にすればよいのか――。これだけでも不十分だ。機械を使いこなすための路網が未整備では、絵にかいた餅に過ぎなくなってしまう。
そもそも、路網なしには機械を現地に運ぶこともできない。
また、現状では歩いて1時間もかかるところで伐り捨て間伐をやっていたりするが、こうしたやり方ではいくら木が太ってもそれを運び出すことができず、永遠に公共事業から抜け出せない。
欧州では地形と機械に合わせた路網整備がほぼ終わっている。
比較的傾斜の緩い地形が多いドイツでは1ヘクタール当たり120メートルの路網密度であり、傾斜が多いオーストリアでは86メートルである。
120メートルの密度ということは、100メートル間隔で道が入っているイメージになる。
こうした路網基盤があるうえに、地形によっては機械が林地に直接入っていけることから、林業機械もその能力をフルに発揮でき、高い生産性を誇るわけだ。
下記は、フィンランドの新規路網開設距離の推移を表したものだ。
これを見て明らかな通り、欧州は、1960年代から1990年代にかけて、路網整備に集中投資してきた。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100309/213274/graph02.jpg 欧州の路網技術の完成度の高さは、三重県の旧諸戸山林を見れば分かる。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100309/213274/ph06.jpg http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100309/213274/ph07.jpg かなり急な斜面に大型のトラックが通れる道を入れているが、その設計をしたのはウィーン農林大学のハフナー教授である。
驚くことに、この道を作ったのは1960年代半ばである。
このことは、路網の基本技術は世界共通であり、欧州では40年以上も前にそれが完成していたということにほかならない。
ちなみに、旧諸戸山林は、今ではトヨタの森となって、同じく三重県の有名な林業家である速水林業が中心となって管理している。
トヨタの森のような路網は日本では例外であり、日本はこれから路網整備を本格化させなければならない段階である。
つまり、今の日本の路網の発展段階は、フィンランドの1960年代に相当するというわけである。
そこで急がれるのが、路網の技術・理論の確立である。
最近では作業道が作られるようになっているが、現場は自己流で四苦八苦しているのが実態で、危険な道が全国至るところで作られている。
また、路網は本来、トラックの通れる林道と林業機械用の作業道を効率よく組み合わせることが不可欠だが、現状では流域の全体設計なしに個別に林道や作業道を作っているにすぎない。
これでは、行き先の当てもなしに舟をこぎ出すに等しい行為になってしまう。
99 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:31:56 ID:rVPjW0HQ
■いよいよ先進技術の導入へ
林業機械や路網をめぐる閉塞状況も、最近、ようやく変化の兆しが見えてきた。
最近、北海道で新たな動きがあった。ドイツの林業機械が導入されたのである。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100309/213274/ph08.jpg (北海道で最近導入されたドイツの林業機械)
今までも欧州製の機械は導入されてきたが、それらは例えばハーベスタヘッドなど、部品として入ってきたに過ぎない。
ところが、今回の機械は写真の通り、1台のマシンとして入ってきたものである。
昨年10月に、ドイツから専門のオペレーターを呼んで、この機械のデモンストレーションを実施した。
緩斜面であれば、わざわざ林業機械用の作業道を作らなくても、木を伐ればそのままそこが道になって走れること、
スピードも速くて安定していること、土壌への配慮にも優れていることなど、機械の潜在能力がいかに高いかが分かった。
また、国内メーカーでも、IHIが林業用に車体を専用設計した機械の開発を行っており、間もなく試作機ができる予定である。
さらには、2009年度の2次補正予算で、全国10地域で欧州などから先進の機械を導入して実証実験を行う事業が始まる。
このうち5地域については、欧州から森林管理の専門家(フォレスター)を呼んで、
路網設計を含む数千ヘクタールの流域の基本設計をしてもらい、ノウハウの伝達を目指している。第二の諸戸山林を目指すというわけだ。
欧州で林業機械のイノベーションが加速化したのは、1980年代に入ってからのことである。
北欧から始まったイノベーションは、1980年代末から1990年代にかけて、ドイツやオーストリアに波及していった。
100 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:34:21 ID:rVPjW0HQ
■ドイツ人も最初は機械を信じていなかった
この点に関し、ドイツのある林業試験場で機械の研究をやっていた人から面白い話を聞いた。
彼は1980年代半ば、林業機械の調査のため北欧に行き、北欧の機械のイノベーションがあまりにも凄いのに驚き、
帰国してから、地元の人々にそのことを盛んに宣伝して回ったが、笑われるばかりで、誰も耳を貸す者はいなかった。
ところが、1980年代末に北部ドイツが大暴風に見舞われ、巨大な面積の森林が壊滅的な打撃を受けたことを契機に、状況は一気に変わった。
風倒木処理のため、ドイツ各地のみならず北欧からも人や機械がかき集められ、そこで北欧の機械の実力を目の当たりにしたからである。
ドイツの業者は地面をはいずりまわって泥まみれになって作業をやっていたのに対し、
北欧から来た業者は北欧製の最新林業機械に乗り、一度も地面に降りることなく、軽々と作業を行っていた。
宿に帰ってくると、ドイツ人作業員はへとへとで寝るしかなかったが、北欧の業者は疲れもなく、余裕しゃくしゃくで酒を飲んでいた。
しかも、これだけ疲れきって働いても、生産性は北欧の業者の足元にも及ばなかった。
風倒木処理が終わってから、ドイツの業者は皆こぞって北欧に行き、これを契機にドイツでも機械化が一気に進んだというわけである。
つまり、林業機械に関しては、今の日本がちょうど1980年代末のドイツと似た状況にあるということだ。
コピペは以上です。ちょっと疲れたw。
けど興味深い記事だと思ったので全文掲示してみました。
是非、全文読んでから考えてみて下さい。
ヒキコモリでも扱えるようなチェーンソーを開発しようぜ!!( ・ω・)y─┛〜〜
102 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:37:16 ID:j2hGIY24
>>96 農業では圃場整備や、集落営農という方法で大規模化が行われている。
しかし大規模化が進むスピードが遅すぎるので、
国民的な議論と同意を得た上で、ちょっと強引な法整備をしないとダメかもね。
>>97 しばらくの間は林道整備がいるから、今まで公共事業で食ってた
建設業の人達を5万人(だったかな?)ほど林業に投入して林道整備をして、
その後は労働者数がゆっくり減る予測になってる。
このスレで実際に山に入ったことがあるのは何人いるのやら
うちの爺が杉山もってるけどあんなもん斜面が急すぎ
機械を入れるとかHALを林業に転用しようとしても
足下が赤土と落ち葉で柔らかいわ滑るわで無理
タチコマみたいに脚を増やせばいけるかもしれないが
あんまり大きくすると身動きがとれなくなる。
>林業は途上国の産業
聞いたことねぇよw
105 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:40:50 ID:+dyhDADT
作業風景の写真を何点かみたが、いずれも、単一樹種の林齢のそろった造林地
での現場でしたね。
日本でいえば、植えて60年目くらいの杉林みたいな感じ。
106 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:42:55 ID:+dyhDADT
>>103 専門家が図面ひくと、かなりの傾斜でも林道はきれるよ。
107 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:44:24 ID:rVPjW0HQ
>>97 結局、他の業種でもそういう例は結構あるけど
日本は言い訳ばかりして、安易な労働集約型の産業をそのまんまにしたツケが出てる気がする
欧州なんかは漁業でも林業でも一次産業=ローテクではなくて技術集約を進めて効率化や生産性を高めてきた訳だし
日本は今後、「コンクリートから人へ」じゃなくて
「コンクリートから機械へ」の方向に力入れるべきなのかもね
そう考えると、移民入れようって考え方はほぼ間違ってるんだろうな
108 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/16(火) 23:55:04 ID:7SRkRWEt
>>107 かつての国産材は材価が高かったから積極的に構造改革しようとする方向へ行かなかった。
今みたいに立米1万円になったからやっとどうしようかということに。
109 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 00:04:33 ID:rVPjW0HQ
>>108 今の視点中心で物事考えて、将来の事を考えて行動していないって事だよね・・・。
>>92 >また、日本林業が不利な点として、地形が急峻であるとか、所有形態が小規模であるとかが
>指摘されるが、こうした条件はオーストリアも基本的には共通である。
やっぱりオーストリアは日本と近い条件なのに
うまくやってるじゃないか
コピペ乙!
俺、林業と全然関係ないけど、この記事一気に読みきったわ。
おもしろい。
112 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 02:47:09 ID:N1sEGAQ7
この記事の写真に出てる山の斜面がなんとなだらかなこと。
日本の植林してる急斜面にもっていったら転げ落ちるな。
113 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 02:52:43 ID:ntzqn4IU
間伐材で割り箸と爪楊枝つくればいいのに最近放置林が増えて花粉状況が悪化してる
市内でつくってるのほとんどが北海道から原料取り寄せてる様でここ10年ほど花粉が特にひどい有様に
某国産爪楊枝シェア95%産地の市民
114 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 02:54:58 ID:ntzqn4IU
>>103 うちのじーさん死んでから杉山がひどい有様に
市からも整備してくれと苦情来てて費用負担で親戚同士で揉めてるん
急斜面で重機入れられないから機械化にも限度がある
結局人力で機材運ぶしかないんだわな
115 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 03:00:05 ID:UlveQ9fA
/\
/ ⌒ \
/ <◎> \ <日本に林業は
/ \ やらせないユダ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
___________ やらせはせん!
//TTTTTTTTTTTTTTTTTT\ やらせはせん!
/:::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\
/:::::::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\
/:::::::::::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\
/:::::::::::::::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\
/____/_____________________\
今の林業の就労体制って完全に林業者=日雇いドカタ、だろ。
そこらへんから改めないといかんよ。
117 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 03:50:02 ID:ZPCsRSjp
なんだよ、このクソ記事はww
>>5-8 で結論出てるじゃん
>>83 平地の森の木を奴隷労働者使ってバシバシ切って売るのと
急斜面の木を人件費が高い日本人使って切るのと
コストが違い過ぎ、ってところが
全く抜けてるだろww
キチガイ売国奴の民主党員か?
管直人の手下だろww
120 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 05:27:35 ID:n8PGtKPf
121 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 05:40:32 ID:lx8Df6CI
122 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 06:05:01 ID:ZPCsRSjp
123 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 06:05:26 ID:n8PGtKPf
漁業も欧州と日本じゃずいぶん違うらしいね
日本で20人ぐらいで動かす規模の船を3,4人で動かしてるらしい
125 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 06:25:20 ID:sDJn/JfH
起伏の激しい日本の山林で機械化とか無理じゃないのか。
126 :
名前は開発中のものです:2010/03/17(水) 06:27:34 ID:+BZvzT7T
この手のこと偉そうに語る奴ってさ
実行しないよねw
やってみろってんだよ口先野郎
林野庁と森林開発団体と地元の土建屋と利権者と…
江戸〜戦前戦後の食糧難で御上が牛耳ったせいで日本の一次産業はめんどくせぇんだよ。
「日本の林業がなぜ成り立たなかった」については、
>1と>92で共通して書いていることだが、
「一度戦後復興で切りつくしたので、そもそも売る木がなかった」
という点が一番重要。
機械化すれば一人当たりの効率は良くなると言っても、
そもそも出荷に適した木がなかったのだからしょうがない。
「方法はいくらでもある」とか「林野庁は馬鹿」と言ってる人も、
まずこの点を押さえて心を落ち着けてほしいものだ。
>>124 それに関して言うと、欧米の漁法は荒っぽすぎ。
トローリングがダメージでかすぎでグランドバンクは生態系が完全崩壊、
漁民が失業という状態にまで陥ってる
まあ日本も細かいからといっていいわけでもないが
日本で漁業によるダメージがでかいのはむしろトローリングでは取れない希少魚種で、
高いから乱獲にあいやすいのがその理由。
130 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 08:13:55 ID:dmcFoFYg
>>79 >林業最先進国の北欧では傾斜地でも対応できる機械の開発進めてるから
つまり、そんな機械は今はまだなくて、できるかどうかもわからず、できたとしてもどのくら
いのコストでどのくらいの傾斜地に耐えられるかもわからない、と?
全然駄目じゃん。
それにもかかわらず、林道だけは整備するんだろ、岩手で。
131 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 08:18:48 ID:RTjj923g
日本で農業や林業がはやらないのは、敗戦後農地解放とかやって
大地主に一般化されてた権利が個々にばらばらになったから
昔の日本なら、近隣の農地や山全部特定の一族が保有してたけど、
そういったのがなくなったからな
132 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 08:31:16 ID:dmcFoFYg
>>110 >やっぱりオーストリアは日本と近い条件なのに
オーストリアは「ドイツに比べると」急峻。
後先考えず切れるだけ切る方が安くなるから途上国向けなんだよ
134 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 08:54:34 ID:RIptzIal
この人の政策は失敗するよ。範としているドイツ林業は計画経済が基本だから、市場経済の日本林業に当てはめてもダメ。すなわち生産技術ばかりにこだわって、どうやって売るのかという観点が希薄過ぎる。
実際に大正時代に一度失敗しているのに、なぜ同じことを繰り返すのか。
生産技術はドイツに学んでもよいが、出口を作ることの方が先。その辺りはフランス林業を参考にしても面白い。
135 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 09:22:40 ID:OI9s311H
>>127 じゃあ私有林の公有化とか言ってるのはアホってことだな。
136 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 09:38:41 ID:Cz4YGi3l
日本の木材はそもそも質が良くないから輸入に負けた
木造建築の国なのに意外だろう?
137 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 09:43:28 ID:TpRNfoFx
杉の木はバッサリ切ってもらってOK。
つーか、杉に税金かけろや。
>>118 >
>>5-8で結論出てるじゃん
本記事5ページをきちんと読んで無いヤツばっかりじゃん。
>>120 > キャタピラで山林が荒れて植林ができないって
> 問題が発生してるがな。
だからさあ。。。。
元記事に「普通の重機を改造したのはキャタピラーで
土地を痛めるから、専用重機はキャタピラーでは無い」って
書かれてるだろ?。
元の記事をきちんと読めよ。
>>136 > 日本の木材はそもそも質が良くないから輸入に負けた
輸入材に値段で負けて売れなくなったから
手入れが酷くなって品質が落ちたんだよ。
質が悪くて売れないなら、どうして最近は国産材が
売れてきてるか説明できる?。
>>44 クリの花の匂い知ってるか?
ん、人口増えるかも・・・
ロシアの貨物船の船長が、日本の山を見て、
「何でこんな温暖な土地なのに針葉樹ばっかりなんだ」と呆れていた。
林業を北欧化(?)するんじゃなくて、日本古来の山に戻すことが本筋。
CWニコルがずっと言ってるけどね、日本の林野行政はお粗末過ぎるって。
それをさらに進める
>>1の記事なんて、予算が欲しい林野庁のパブ記事にしか見えない。
自然に近い混合林をもう一度、作ること。
>>142 > それをさらに進める
>>1の記事なんて、予算が欲しい林野庁のパブ記事にしか見えない。
> 自然に近い混合林をもう一度、作ること。
今、生えてる木をきらないで
どうやって元の自然に近い混合林をもう一度、作るの?。
>>142 戦後復興→ベビーブーマーの成長に至る深刻な建材不足の時期を無視して林野庁を批判するのはお門違い
自然の森を守るからお前ら野ざらしのバラックで我慢しろってのは当時の選択としてはあり得なかった
んで、林野庁は森林・林業基本計画で材木確保を目的としない広葉樹の植林を計画してる
あと、温暖な中緯度地帯でもレバノンあたりは杉が名産として知られているわけで。
寒帯に針葉樹しか育たないからといって温帯に針葉樹が場違いだというわけではない。
古来から伊勢神宮の建材はヒノキだ。
145 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 11:40:24 ID:M+4o3c3V
機械式を導入してもそれが上手くいくように植林が行なわれて採れるようになるまで何年かかるやら
まぁ今導入しておくのも悪くない
平地や低山の森って、、、
そういえば、鎮守の森なんて見なくなったな
148 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 11:47:45 ID:EWM9z+zu
>>144 でもレバノン杉って冷涼な山岳地帯にあるんじゃなかったっけ?
なんか惜しい記事だな。是がノルウェーの急峻な山々での話(出来れば雪山での作業風景写真とかも)だったら賛同者も増えるのに
>>146 > 切るよ、間引く。
だからさあ...人力で間引けっての?。
重機を使わなきゃ間伐材を下ろして販売して
元手を稼げないし、人力はすごく危険なんだよ?。
本記事は「今までの林道や重機の使い方は外国の40年前の姿で
作業者の安全も考慮されていない。考え方を変えよう」って記事だよ?。
>>145 > 機械式を導入してもそれが上手くいくように植林が行なわれて採れるようになるまで何年かかるやら
何年で済むなら奇跡でしょうね。最低でも15年以上はみておかないと。
>>149 > 是がノルウェーの急峻な山々での話(出来れば雪山での作業風景写真とかも)だったら賛同者も増えるのに
そうですね。その上、頭の1ページしか読んでなくて
「キャタピラーは地肌を痛めるのに」とか言ってる人が多すぎ。
152 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 12:54:27 ID:pOyuTZu8
今まで海岸部に設置されていた、建材用合板工場が内陸部の山岳地帯に設置
する動きがあります。年間100万立米規模。
>>1の記事は結構現実味があると思いますよ。このスレで日経の記事を叩いている
人。少し情報が古いね。
競争力が落ちてるのって、大概がなにかしらの利権でグダグダになってるのが多い印象。
林業もそういうのがあるんだろ。
技術的な問題より、そういうのを分析して欲しいな。
>>69 嘘だらけでワラタ。
CWニコルの黒姫造林とか知らないの?
>しっかりとした根を張れる木が激減するから山間部の土砂崩れも頻発するだろうな。
いまの木材用針葉樹が土砂崩れが頻発している直接の原因。
針葉樹は深く根を張らない。
自然林の方が土砂崩れに強い。
155 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 13:30:40 ID:P7BdhkoC
誰でもいいから
杉を切ってくれ。
>>142 マジレスすると一番木材として都合がいいのが針葉樹。
広葉樹でも木材に向くのもあるけど、手入れが大変だったり成長が遅かったりする。
逆に、機械化できないような急斜面は、造営林を止めるべきだな。
そんな場所を根の浅い針葉樹が支えていること自体が恐ろしいよ。
さらに採算とれないから整備すらされないんだろ?
だったら自然林の方が何十倍もましだよ。
自然林に戻すための最初の伐採だけで解決。
>>154 半分当たりで半分間違いというか、
日本の場合、土砂崩れを起こすような急斜面では自然のまま放置しておいても針葉樹林が卓越する。
東北や中部山地だと常緑針葉樹林域であるコケモモ−トウヒクラス域が中心になるし、
温暖地域のブナクラス域やヤブツバキクラス域でもヒノキ、アスナロ、ゴヨウマツ、クロマツなんかが2割くらい混じってるのが普通。
天然記念物であるところの屋久杉が生えている屋久島もしょっちゅう土砂崩れを起こしてるよ。
160 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 15:56:56 ID:uwt+FDAs
>>158 >温暖地域のブナクラス域やヤブツバキクラス域でもヒノキ、アスナロ、ゴヨウマツ、クロマツなんかが2割くらい混じってるのが普通。
2割くらいなら、急斜面でも別にかまわんじゃないか。
>>158 屋久島で土砂崩れが頻発するのは、針葉樹が原因ではないと思う。
伐採が禁止されている屋久杉が「自然倒壊」すると高値で取引される。
この意味、わかるよねー。
162 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 16:21:20 ID:VBxKo3tK
>>154 林学(砂防工学)出の者ですが、針葉樹は根が浅いので土砂崩れを引き起こす、なんて論文は見たことがありません。
自分の勉強不足だと思いますので、後学のために是非ご教授いただきたく。
スギ花粉なんとかしてくれよ。
>>162 どこまで本当かわからんけどまあ一般的に言われることだね
166 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 18:05:04 ID:5eS7dswZ
急斜面は車輪では無理、多足型の蜘蛛のような車両が必要、
平地に出たら車輪を降ろして走る。
日本は肝心なときに教育を削って無駄で10倍は超高価な高速道路ばかり作ってた、
俺が宮崎の禿なら高速道路など作らず同じ金でロボットを作る。
>>162 本当に林学を学んだのか、根が浅いのではなく根の広がりが少ない、
広葉樹なら岩に張り付いてでも倒れないが針葉樹は簡単に倒れる。
>>166 災害への耐性は、針広の別よりも林分内の齢級分布(一斉林か否か)の方が影響大きいと思うけど。
だからといって複層林施業は愚だと思うし、適度に混交林に誘導するのが現実的なんだろうね。
林業振興にはまず林業用のインフラが必要ってことか。
そっちはなんとかなりそうだけど、効率化のためにどう集約して行くかが問題だよねえ。
日本の政府はそういう一纏めになるように指導するのは下手糞そうだし。
>>151 林業の革新的未来とマスコミ自身への評価が半減してしまうという意味で本当に惜しい。
北欧三ヶ国の内、東部と南部を除けば氷河でガリガリに削られた急峻な山岳地帯。
しかも一年の大部分は雪に閉ざされ他の産業が発展する余地が無いわけだから此等の特殊機械が発達したのも頷ける
ライン川河畔もかなり急峻な場所(ローレライとか)もあるんだけど都市部とか高原の牧場風景の写真とかで刷り込まれちゃてるからな
懐疑的というか又、恣意的な話題作をしているとみなされても仕方ない
>>168 相続税or固定資産税を上げれば物納が増えて、
林業企業体が競売で買い取るから、集約化が進むよ。
171 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 19:03:20 ID:VxLr/EhR
>>166 「深さ」のみに噛み付いてる
>>162は、専門家らしい極めて意地悪な突っ込みですよ。
貴方の言うとおり根系の土壌保持効果は深さよりも広がりに意味があるわけで、それを分かってて言ってるw
>>134 小倉信者ですか?
まあ、同意だけどw
172 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 19:10:41 ID:f+MDloyh
バカか?
日本の文字通り急峻な山の斜面にある山林と平地性の欧米の林業林と一緒にすんなw
高速な8足歩行レイバーとか、日本が得意そうな分野だな。
>>168 >効率化のためにどう集約して行くかが問題だよねえ。
民主党は、林業を雇用対策にも考えているようだから効率化なんてこれっぽっちも
考えていないで、労働力の投入しか考えてないんじゃないのか?w
>>171 > 根系の土壌保持効果は深さよりも広がりに意味がある
単に防災という点でいえば、急斜面における地滑り・土砂崩れは深さ優先ですよ。
斜度がきつい場所では表層全体が帯水して層全体が持ってかれる地滑りが多いから。
傾斜のきつい場所の渓畔林だとスギが一番大きくなれる樹種になるので、
根の深さ・広さだけを重視すれば必然的にスギになるような場所も少なくない。
176 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 19:41:00 ID:4VrWLzWi
>>175 樹木の根系ってほとんどは深さ50cm位までに分布しているから、
滑りに対してはあまり効果がない。効くのは侵食に対してって自分の頃は習ったけどなあ。
今は常識が変わったのかしらん。
立地によって有効樹種が異なるって点は同意。
>>172 > 日本の文字通り急峻な山の斜面にある山林と平地性の欧米の林業林と一緒にすんなw
溜息...。
そんな事は幻覚だと
>>169さんが言ってるのに
まだこういう事を言う人が多いとはね....。
>>153 > 競争力が落ちてるのって、大概がなにかしらの利権でグダグダになってるのが多い印象。
農業に比べ林業に従事してる人が少ないので自民党が配った補助金は
林業<<<<<<<<<<<<農業 だったのが大きな原因。
その上、大規模林道とかは林業の為じゃなくて土建業者へのバラマキ目当てだったので
林業従事者から見れば「使えない道路」
180 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 19:56:17 ID:pOyuTZu8
ここで話題の急峻な山岳部は、岩盤の上に数十pの腐葉土がはりついた土壌
です。しょせん、深部への根のはりなどというのは机上の空論です。
松の牛蒡根なんかが一番深いかも。針葉樹林が災害に弱いなんてのも思い込み
ではないですかね。
私は中部の林業の盛んな地域の人間ですが、崩壊地や林道開作地なんかの裸地では
真っ先に芽吹くのは、針葉樹の若木です。芝生のように芽吹きます。
>>158のレス
通り、最初に土壌の固定を担うのは針葉樹ですよ。
>>179 補助金配っても無理だったと思うよ。
「日本の林業がなぜ成り立たなかったか」については、
>1と>92で共通して書いていることだが、
「一度戦後復興で切りつくしたので、そもそも売る木がなかった」
という点が一番重要。売り物がないんだから効率もへったくれもあったもんじゃない。
>>178 > 間伐で適当に間引けばマツの根が100cmくらいまで行くぜー
今まではどうしても大量の木を植えたいので木と木の間隔が狭くなって
木の足下に日が注さないので落ち葉に埋もれると根が腐ってしまうらしい。
最近話題の「奇跡のリンゴ」の著者によると、プロの間では「落ち葉を
定期的に撤去しなきゃきちんとした木は育たない」と言われていたので
そのようにしたら殆どのリンゴの木が枯れてしまったそうだ。
で、自然の森をみたらそんな事をしてないので、もしかしてと落ち葉を採らないで
放って置いたら落ち葉がきちんと堆肥にになって、
無農薬&無肥料でスクスク育ったそうな。
>>16 >欧州は平地に森があるんじゃなかったか?
そう、森林が割と身近なところにある。それが伝説や寓話にも反映されてるよね
ヘンゼルとグレーテルや赤ずきんとか。
>>181 > 売り物がないんだから効率もへったくれもあったもんじゃない。
その通りだと思います。
ただ、その後の林業に対する考え方がメチャクチャだったのは見過ごせません。
官僚制度の中でも「大蔵省がトップで農水省は一番下の人間」とか
日本は資源が無いから自動車産業を優遇するとか色々...。
杉ばかり植えてるから「花粉症」や「熊等の野生動物の人家への被害」とかが
起きてるのに、その対応として「杉花粉を出さない新種の杉の開発」に
多額の予算を割り当てたりしてるんですからねえ。
>>183 > そう、森林が割と身近なところにある。それが伝説や寓話にも反映されてるよね
日本では森林が全て険しい傾斜地に有るとでも?。
一例だけど、北海道に渡って土地を開拓した人達が最初に苦労したのは
寒さじゃなくて木を倒して根っこを取り去った事ですよ?。
186 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 20:20:11 ID:pOyuTZu8
>>182 >今まではどうしても大量の木を植えたいので木と木の間隔が狭くなって
それ、植林の方法論に対する誤解ですよ。
針葉樹は幼樹のときは、密植して樹高の成長促進と、大径の枝の成長を抑制
します。成長に伴い、間伐、枝打ちを行い、直径方向の成長を促進します。
幼いころから、木の間隔を空けちゃうと、立派な枝ばかりの寸足らずの木
になっちゃいます。
>>185 日本の森林は北海道以外にもありますよ。
>>186 > それ、植林の方法論に対する誤解ですよ。
すいません。
日本酒を飲みながら書いてるので(恥)、
変な書き方になってしまいました。
杉の育て方はそれが普通らしいですね。
>>187 > 日本の森林は北海道以外にもありますよ。
へ?、だから「一例」として書いたんですけど....。
189 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 20:31:41 ID:IVT1dAls
要するに森林が地すべりを防止しCO2を吸収し水を産み出すことにしておかないと困る人たちがいるわけですね分かります。
>>182 > 今まではどうしても大量の木を植えたいので木と木の間隔が狭くなって
これはファンタジーだろ。
同じ目方なら細い材複数よりも太い材一本のほうが値段は高いんだから、
儲け優先なら間伐という木を不自然に太らせる方法をとる。
あと、自然の森林は最終的に比較的暗い場所でも成長が可能な陰樹が優占して極相になるのは群集生態学の常識。
白神山地なんかはこういうタイプの森になる。
木の足下に日が注さすのは、若い森か不自然に人の手が入ってる証拠。
> 落ち葉を採らないで放って置いたら落ち葉がきちんと堆肥にになって、
水源涵養林で落ち葉掃きなんて聞いたことないんだが。
むしろ自慢げに落ち葉の保水能力が云々と説明書きに書いてあるぞ。
落ち葉掃きの伝統があるのは里山。
落ち葉堆肥は近代化以前の貴重な肥料だったから取り合いになってほとんど使いつくされるのが常態だった。
>>190 > 群集生態学の常識
> 水源涵養林で落ち葉掃きなんて聞いたことない
で、自分では実験してみたの?。
192 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 20:45:39 ID:wmjOm9hD
>>1 >林葉
タイトル:
「初代女流王早芝が
内弟子時代の支障
イカサマ米永を誘ったという嘘について」
>>190 何時の常識か知らないが、極相って考え方はもう十数年前には生態学では使わなくなったような気が。
あと、うちの山ほとんど水源かん養保安林だけど、定期的に造園業者に落葉採らせてる。県への申請とか面倒だけど貴重な収入になってますよ。
>>193 極相は「かつてほど」使わなくなったという感じ。
気候により唯一のタイプの植物群集に収束するという考えは使わなくなってるが、
遷移概念は相変わらず使ってるし、極小(平衡状態)が一つではなくそれらの間を行き来するというように変わったという感じ。
気温がある程度あって雨が降ってそれなりに栄養があれば草地を放っておけば鬱蒼とした森になりがちである、
というところはまあ普通に今でも通じる考え。
落ち葉については造園屋さんがやってるように普通に堆肥のもととして認知されているから、
「落ち葉を定期的に撤去しなきゃきちんとした木は育たない」
っつー感じで除去するってのはちょっと考えにくい。
ココにも超汚染人昌孝が湧いているのか
国産木材が売れて競争力があるに越したことはないけど、「まず採算性ありき」
の考えを捨ててほしい。
スギ花粉はもはや公害の域に達している。それに森林の土壌保持力が
なくなれば土砂崩れも多発する。
公害対策や国土防衛のために公費を使うのは全然おかしくない。
>>176 地すべり自体には効かないが、地下水の浸透を緩慢化することによって地すべりを防いでいるだろ。
森林による水循環の平準化効果は、土砂災害が起きるような豪雨時にはその機能限界を超えてしまいます。
森林を勝手に万能化するのは止めましょう。他にも有用な機能はたくさんあるのですから。
199 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/17(水) 23:41:53 ID:garyAzUQ
>>180 思い込ませようとする勢力がいるからねえ
>>17 林業を支援しよう!
つって
「まずは林道だ!!」
って道路作り始める馬鹿ばっかりだから
中国人によるロシアの木材非合法伐採ができなくなって
相対的に中国からの木材が少なくなったから割高になり
日本産でもやっていけるかもしれない!って時に
コンクリートwwww
201 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 04:39:47 ID:tgmJHYBy
諸島部とか林業がまったくないところの山みると原生林がどれだけカラフルかよく分かる
杉の深緑一色の山を見慣れていると衝撃をうけるぞ
多様な植生が混在する微妙に違う緑のモザイクで
202 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 04:42:33 ID:tgmJHYBy
>>200 剣山林道に多くの人が来るから交通の便がもっと良くなる様にと全面舗装化しようと言い出した政治家がおりました
日本一長い無舗装のダートだから人が来るのであって舗装したら誰も来なくなると必死に抵抗した地元商工会の働きで白紙にもどったという
204 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 05:49:52 ID:/a6BR9xU
機械化だけで儲かるものなら皆やってるんじゃないの
205 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 07:21:20 ID:ddr9yusX
日本で機械化が進んでる林業地域の現状
機械を買うと償却しないといけない。
↓
利益が少なくてもどんどん伐って稼働率を上げようとする
↓
住宅着工減で木材需要低迷しているので、市場で丸太がダブついて値段が下がる
↓
ますます利益が下がり借金返せない林業家涙目←今ここ
上で誰かが書いていたが、生産効率上げることばかりで売ること考えないから、現場は今酷いことに。
206 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 08:23:51 ID:pwtGX+Ey
>>205 というかね、規模が小さいのに無理に機械化するから行き詰る。
これは農業も同じ。
ある程度、集約して経営を大規模化して体力を付けるべき。
農業の労働力人口比は、日本は欧米に比較すると数倍多いみたいね
林業なんかもそんな感じなのかな
確かに、今後の資源、食料不足を考えると農林水産業は今後注目される産業分野な
わけだけど、民主党の政策が訳が分からんのは、なんかそうした注目産業であるこ
とと雇用を拡大させるべき産業とをごっちゃにして、本来、これらの1次産業分野
は集約していかなければいけないのに、農業の戸別補償にみられるように、分散の固
定化、場合によっては労働力をさらに投入しようとするよう意図がうかがわれること
民主党の政策は、なにか狂っているんだよな
>>207 言わんとしていることは同意できるし、民主党の方を持つつもりもないが。
大きな目標と現在状況の解決とは分けて考えざるえないと思う。
農林業の大規模集約は、強制執行して明日にでも成し遂げられるような性質もものじゃない。
企業参入の緩和なども行って、少しずつ進めなければ弊害も多い。
一方今現在、農林水産で暮す人の窮状や地方の荒廃した国土により更に苦境に立つ地域経済は、
待ったなしで何とかしなければならない。
現状の解決方法として戸別保障は悪い施策ではないと思う、
例え政局や選挙目当てで行われたとしてもね。
>>208 自己レス、誤字がひどいねスマン。
民主党の方を持つ → 民主党の肩を持つ
成し遂げられるような性質もものじゃない。 → 成し遂げられるような性質のものじゃない。
>>208 >農林業の大規模集約は、強制執行して明日にでも成し遂げられるような性質もものじゃない。
>企業参入の緩和なども行って、少しずつ進めなければ弊害も多い。
しかし、この辺については、農業従事者の平均年齢が65歳ってことで農業の
「危機」が語られているわけで、その流れの中で、民主党が農業を雇用対策の
ひとつと考える根拠もあるんでしょ?しかし、このことについては、別の見方
をすれば、本来、歳をとって農地を放棄せざるをえない農業従事者が今後急激
に増えるってことなのでは?だとすれば、集約のためのいいチャンスだと思
うんだけどね、、、ここで、変に、目先のことだけを考えて雇用対策のひとつと
して労働力を入れる方向にすることは集約化のチャンスを無駄にふいにする
だけなのでは?
そして、雇用の問題については、農業を強化することで、幅広いFTAを可能と
して、別の産業分野で雇用を確保できるようにしていくべきなのでは?
民主党はもう少しマクロに国の将来像を踏まえつつ、ミクロな産業政策、雇用政
策を考えるべきだと思うけどね、、、もっとも、念のために言っておくなら、だか
らと言って自民が素晴らしいマクロな国家将来像を持っているとは思わないけどね
、、、国民が政治を政治家まかせにしないで自分たちで考え、提案していかないとい
けないってことだね。
>>210 良い議論だと思う。
地方に住む身としては、高齢化して耕作放置地が増えても、その家族が都市部に居て耕作はせずに所有権はモチロン手放さない。
他人に貸しても大して収入に成らない割りに面倒は増える。
飛び地のように放棄地が点在していて、数値としては放棄面積が十分あっても地上げをしなければ集約できない。
現実には様々な問題があるんだ。
戸別保障を行いながら、放棄地の固定資産税を上げて集約を促すなどの施策が必要だ。
マクロとしての将来像は勿論大前提だが、実現手法は緻密でなければならないのは本当に同意。
国民が自ら提案せよというのも大賛成。
政治家は学者じゃないし、選挙や人気取りも本質的に大事な仕事になってしまう。
必要悪だとすれば、それを上手く使いこなすのは国民の使命だね。
212 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 12:33:22 ID:wqHfHWCt
林道という言葉に過剰反応して、批判する対象にするのは、いかがなものか。
>>1の記事中にある林道というのは(1haあたり、120bとか80bという記述)
作業林道ですよ。いわゆるスーパー林道とはまったく別物。
林業作業の一番基本的なインフラです。もちろん舗装もガードレールもなし。
213 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 12:42:00 ID:1qy1Nxy/
林業再生などの山林保護開発こそが本当のエコなんだよな。
山が育む恵みが蓄えられた水が川となり流れ海を潤し海洋生物に恩恵をもたらす。
林業は途上国の産業でもなく、地球環境を永年に渡って育むビジネスなんだよ。
利権が無いから余り活発化しないんだろうね。
都道府県単位で排出権取引すれば良いのに。
そうしたら、もう少し本気になるんじゃ無いか?
214 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 13:08:55 ID:OnyX34U+
輸入材の関税を上げればいいだけの話じゃないのか?
215 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 13:38:35 ID:toTCUn4n
杉切れ!杉!
216 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 14:15:26 ID:VJtkhM3J
先祖代々の地主が多いし
今の値段では切らないだろ
217 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 15:30:08 ID:r3AxCaUU
ついに多脚重機の時代が。
218 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 17:36:18 ID:xBXnCSu9
機械化といっても平地じゃないから限界あるわな日本
219 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 18:35:40 ID:MPWGOLoN
重機が入れないところにまで杉がびっしり植わってるから、
まず運搬出来そうにないそういうところから間伐・放置すればいい。
220 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 18:38:48 ID:WYbtPuYD
221 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 18:40:38 ID:lthNXjX9
伐るコストよりも再造林して保育するコストの方が重い。
戦後の復興計画で杉とかを一気に植えたけど採算取れなくなって放置されたやつが
花粉症の原因なんだっけ?花粉を大量に出す年齢があって、同時期に大量に植えたから
同時期にその年齢に到達してせいで・・林業を復活させれば花粉もマシになるかもな
223 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 20:07:25 ID:oznkRuH8
224 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 20:17:02 ID:lthNXjX9
>>223 ロシアから北洋材が入りにくくなって国産材が合板に使われるようになってきている。
225 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 20:44:58 ID:oznkRuH8
>>224 国産の流通が薄くなり過ぎて輸入材のが商い易いという状態。質が高いので海外に輸出してるけど、国内での付加価値の高い利用は未だ滞っていて改善には採算の底上げが要る。
林業が先進国で意外と行われているというのはわかった。
で、民主党はそういう先進国向けの林業にするために
どういう手をうってるの?
227 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 21:10:26 ID:WYbtPuYD
228 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/18(木) 22:30:34 ID:WYbtPuYD
>>219 何かの記事で読んだのだが、今までの木の間伐方法は
良く育った木を優先的に切ってきたので、
それでできた運送路がジグザグになってたそうだ。
なので、これからはある程度無視して一直線に
切っていこうという意見も出てきたそうだよ。
230 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 00:08:19 ID:ymwhPx37
>>229 北米なんかでの主流らしいですが、造林地を有る一定の幅で、直線的に皆伐
するそうです。そして、伐採地と林を交互に残す。伐採地はそのままほおって
おいて、自然更新にゆだねるんだそうな。
231 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 00:13:19 ID:JyWArspP
>>1 林業問題に関する『まやかし』は、日本の稲作と欧米の小麦栽培
などの違いを無視した『機械化農法万能論』と同じ…
…日本の林業の最大問題は、北欧のような『機械が入れられる計画伐採林』が皆無な事
他の先進国の農業が大型機械を積極導入できるのも、何ヘクタールもの畑を一括所有し、
機械化しないと収穫できない程大規模なのが当たり前なように、「北欧の計画伐採林とは
『木の畑』である」という認識を持たないと、こういった勘違い記事になってしまう
日本の林業関係者だって、もう何十年も危機感持ってるから『枝打ちロボ』など色々な
機械開発してみたけど、(日本の農業と同じで)小規模だったり個人所有だったりで、
「機械化に投資できる程の資産的余裕」なんか無いから、今の『山野荒廃』を招いてきた訳で…
232 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 00:32:41 ID:o8Du30Iy
233 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 00:33:30 ID:GN7JCD87
>>231 自動枝打ち機の製造が最近中止されたって話を聞いた。
ニュージーランドのラジアータパインは積極的に枝打ちしている。
そうしないとマツは輪生枝だから材質への影響が大きい。
ニュージーランドがどうやって枝打ちしているかは知らん。
234 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 00:41:02 ID:mpc1PfDA
235 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 04:04:10 ID:o8Du30Iy
>>234 素人で申し訳ないんだけど、林家って伐採以外にどんな仕事があるの?
あと流通販売も零細林家ではなく、大規模林家がやった方が、価格競争力が高いんじゃないの?
>>235 林家って山主のことだよ。
山主と自治体が作った森林組合の作業員が伐採、搬出してきて市場で売る。
問題は外材には質量ともにどうやっても叶わない。
237 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 04:32:51 ID:o8Du30Iy
>>236 「林家」は山主だけではなく、他の人の山を借りて林業してる人も含まれるんじゃないの?
「農家」だとそういう使い方をしてるよね?
で、どういう作業が発生するのか教えてくれ。
238 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 04:46:29 ID:o8Du30Iy
自分で調べた方が早いな。ググった。
植栽
下刈 雑草や灌木を刈り払う作業。植栽後の数年間、毎年、春から夏の間に実施。
つる切 下刈を終了してから、育成しようとする樹木の枝葉が互いに接する状態になるまでの間に行う。
枝打ち 樹木の枝を幹から切り落とす作業のこと。
測樹 森林の種類、数量、大きさなどを細かく調査して記録すること。
伐採 主伐・間伐・除伐
木材搬出
これらにそれぞれどれくらい作業時間がかかるのかのデータが欲しいな。
機械化したり、林道整備すると、それがどれくらいまで短縮できるのか。
温帯の日本でも高山帯はやや冷涼
温暖湿潤な地域でも針葉樹は良く育つが
良く育つ
=水分をぐんぐん吸う
=乾かして用材にしたときに縮んでゆがみやすくなる
(じっくりゆっくり乾かせばいいのだが、、、)
スレタイの結論自体は間違ってはいないが理由がハチャメチャ。
そのハチャメチャ論旨に引きずられてスレの流れも林道や伐採という明後日の方向の話ばかりで
肝心の製材に目が行ってない。
241 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 07:44:56 ID:K0V0LVwI
>>240 結論を土建業への予算ばらまきにもっていきたいのは明らかなんだが、製材が肝心っ
てどういうこと?
242 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 09:13:26 ID:o8Du30Iy
木材利用促進法案を提出へ 農相、学校など公共建築
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010010501000387.html 赤松広隆農相は5日の記者会見で、国内林業活性化のため、学校や自治体の庁舎など
公共建築での木材利用を促進する法案を通常国会で提出する方針を明らかにした。
赤松氏は「罰則があるかどうかは別として(公共建築物での木材利用に)事実上縛りを掛けることになる」
と説明。「10年後の国産材自給率50%以上」とする政府の目標達成を後押しする考えだ。
赤松氏は「せっかく戦後、植林した良い木があっても、輸入材に頼っている。本当にそれで良いのか」
と強調。「役場や学校で法的に造ってもらうようにすればよい。受け皿がないのに木を切り出しても
成り立たない」として、主に低層の公共建築物を対象に、木材利用の受け皿とする考えを示した。
この調子で、合法、持続可能だと認証が付いてない木材は
輸入量規制するか、環境税を課税してしまえばいい。
243 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 09:16:21 ID:o8Du30Iy
>>240,241
スギ集成材を普及させるべきってこと?
244 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 09:33:23 ID:JCEY7OHs
傾斜の角度が違いすぎる。
北欧は一番緩いから簡単にホイルで大型化かできる。
ドイツも。
オーストラリアは急傾斜と言うが、日本に比べたら緩すぎる。
日本の杉職倫理は犯罪的に急傾斜地。
機械が入れなさ過ぎる。
245 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 10:17:37 ID:o8Du30Iy
傾斜度別森林分布
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/img/207/fb1.5.5.8.gif 所有林の厳しい作業条件と林業経営の難しさ
http://www.nochuri.co.jp/report/pdf/nri0907re2.pdf 傾斜のゆるやかな森林 2.2割
(参考 傾斜度数0~20度未満くらい)
傾斜が中程度の森林 4.0割
(参考 傾斜度数20~40度未満くらい)
傾斜が急な森林 1.9割
(参考 傾斜度数40度以上くらい)
第14回森林生産システム研究会 シンポジウム報告
http://www.soma.kais.kyoto-u.ac.jp/fps/14/rep14fps_smp.html 切取法面高は斜面が急なほど高くなる。法面高を1.5mに押さえるためには,
幅員3mで傾斜35度(約70%)程度までは,木組み等を用いることによって開設が不可能ではない。
ノウハウの蓄積は必要となるが,ほとんどの急傾斜地で道を入れることは可能である。
GISを用いた解析を行うこともできる。これらを参考に,それぞれの場所に適した作業システムや
新路線の開設を検討することが必要になる。
傾斜と作業システムを考えると,緩地形,中地形は林内走行などによる車両系集材で良いとして,
25度(約45%)から34度(約67%)の急地形では,車両系と架線系の組み合わせになってくる。
集材距離が40m程度まで道を付けることができるのであれば,グラップル集材が可能であり,
それ以上になるようであれば架線系を考える必要がある。スイングヤーダとタワーヤーダの
どちらを選択すべきなのかは,これから問題となるだろう。
各作業システムの生産性を簡単に試算したが,スイングヤーダを用いる場合でも
10m3 / 人・日に近づけることは可能であろう。ただし多工程の連携作業は効率が悪くなるため,
単純な個別作業を行うべきである。
オーストリアでは傾斜地用にセルフレベリング機構を装備したハーベスタも稼働している。
一方,北海道で現場を見学したところ,林内走行間隔が狭く,1伐2残や2伐5残の列部を走行していた。
路網密度が低くフォワーダが入りにくいために,スキッダやブルドーザが直接林内に入るなど
荒らしていた。日本で最も林内走行に適している北海道でも,やはり作業システムが
確立されていないのではないか。欧州の先進事例を参考にすべきであろう。
また,オーストリアなど急傾斜地で生産性が高い場所があるが,今後,その作業システムを分析したい。
傾斜が30度を超えると,道のつけ方が全く変わる。これまでその点を混同してきたという反省がある。
所有者,森林組合に対しても,正しい知識の普及が必要となる。スウェーデンでは
ハーベスタで10m3 / h, 100m3 / 日,30,000m3 / 年という人の話を聞いた。
自分で2,200万円を借金してハーベスタを購入している。
246 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 10:17:49 ID:o8Du30Iy
オーストリア・レポート
http://homepage2.nifty.com/maeda-forest/austria-report1.html http://homepage2.nifty.com/maeda-forest/austria-report2.html 森林所有者の約3分の2が所有面積5ha未満と小規模である。
日本においては、森林所有者117万人のうち、73%が所有面積5ha未満の小規模零細林家である。
ハーベスタについては専門の伐出請負業者による所有が多いものの、林業経営組合の組合員間の
調整のもと事業が共同で発注され、機械の効率的稼動が実現している。各業者の請負単価と作業の
質(作業後の林地の状況など)を勘案しながら、組合員の経営にとってもっとも有利な業者が発注先
として決められる。請負業者に対しては年間事業量の保証を行っていないが、より低コストで仕事も
丁寧な業者に事業が集中するので、結果として機械の稼働率は高まる。一方で、請負単価が高くて
仕事も雑な業者は事業を受注できずに淘汰されていく。ハーベスタの年間稼働時間は平均で
1500〜1700時間である。収穫木が一般に太いこともあり、労働生産性は1時間当たり最大で
20m3と非常に高く、約10ユーロ/m3という北欧並みの生産コストを実現している。
比較的傾斜の緩い丘陵地ではフォワーダ、より急峻な山岳地域ではタワーヤーダによって行われる。
いずれの場合でも、ha当たり40〜50mにも及ぶ高い林道密度が効率的な集運材作業を可能とさせ、
低い原木価格が維持される大きな要因となっている。なお、林道の建設には社会的資本の整備を
図るという観点から、高い比率での公的助成がなされている。
1995年に約5000あった工場が1999年には約1600まで減少。中規模工場の淘汰が進み、
大規模工場と小規模工場に二極化しつつある。
オーストリアの大規模製材工場では年間20万〜40万m3もの製材品を生産する。
森林所有規模、伐採規模が小さな国での原料調達は、自社に原木調達担当者を置くか独立した
原木バイヤーと契約を結ぶことによって成り立っている。原木集荷者は、小規模山林所有者を
自ら組織化して工場に安定的に原木を供給する。また近年は旧東欧を含めた周辺諸国からの
輸入への依存が高まってきている。その量は製材、木質パネル、紙、パルプ部門を合わせた
林産業への原木供給量の30%にも達している。
原木輸入の増加と軌を一にして、製品の輸出量も急速な拡大を示している。
日本の林業が苦しい原因のひとつに、素材生産(林地での木材生産)からの流通と製材加工の
システムの非近代化が指摘されている。林地からの国産材の供給システムが整備されておらず、
そのためにまとまった量をコンスタントに購入できる外材に太刀打ちできなくなっている。
また、ばらばらに存在する多くの小規模零細工場は、資本力がないために乾燥・集成材加工が
できず、生木のまま製材加工している。
森林の所有を越えた林家間の協力によって市場競争力を高めることが、小規模林業経営の成功条件である。
林業経営に意欲的に取り組む一部の林家が中心となり、林業経営組合を内発的に設立する動きが
見られている。林業経営組合を通じて各林家の伐出事業を取りまとめ、高性能林業機械を持つ
請負業者に共同発注することで、高い機械稼働率の確保と生産コストの低減に成功している。
247 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 10:21:07 ID:o8Du30Iy
>>245-246 これを読むと、森林面積75%の傾斜35度ぐらいまでなら工夫次第で、高い生産性を出せるね。
ゴミ記事ワロス
249 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 12:58:35 ID:ymwhPx37
製材は現在でも外材依存で、製品サプライヤーとしての能力は十二分にある。
過剰能力をもてあましている。
問題は原木、素材の供給側(流通含めて)にあるのは明白。そこを改善する
提案が
>>1記事の主眼でしょう。
平成にはいってから、国が大々的に進めた林業構造改善推進事業(?)のおもな
補助先は、おもに製材、プレカットなど、製品生産部門への投資が主でした。
おかげで、全国いたるところに、プレカット工場や集成材工場だらけです。
その川下偏重をあらため、山側への近代化投資を推進するべきというのは、
きわめて真っ当な論でしょう。
250 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/19(金) 19:19:57 ID:p4P+6hxg
林業にしても製造業にしても農業にしても円安にすれば一気に解決する問題が多いのにな
1ドル150円とかになればなんでも国内製造で採算ライン乗るだろ
>>238 木材搬出以外は機械化、作業道はあまり関係ない。
現場まで歩いて2時間以上の奥山とかでないかぎり
歩いていけばまず作業はできる。手持ちは40年前から機械化している。
機械化、作業道っていうのは
まさに山から木を切って市場に、工場にもって出るその工程のコスト削減
のことだけとして考えればいいと思うよ。記事に書いてあるし。
252 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 00:54:09 ID:4C3ogflk
>>251 なるほど。ただいろんな資料を見てると、枝打ちのような作業を怠って、
木材価値を落としてる森林も多いと見かける。
そこをどうにか解決する方法も必要なんじゃないかな?
ひとまず林業は今から儲かると言うことを、国民に広く知らせて、
自分が所有してる森林を整備しようと考えさせないとダメなんじゃないかな?
そして森林を所有している人達へ森林管理義務を負わせて、
それでも放置が続くようなら、強制的に取り上げるなり、
国や自治体が代わって森林整備するような仕組みを導入すべき?
253 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:00:32 ID:EGQDSGCf
林業はもうからないよ。もうからないから、放置されて、台風がきて木が倒れてそのままに
なっている。木材の輸入価格が低いからねえ。主な輸出国はカナダ。たくさん木があるからなあ。
林業で働く人をひきつけようとしてこんな宣伝しているんだろうかなあ。
254 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:03:11 ID:GYu4GJz+
コクタンとかブラジルウッドとかマホガニーとかをバイオ技術で
日本の山で育てればいいのじゃないか。
>>253 主な輸出国は、発展途上国ではなくカナダ
輸送費込みで安い。
なぜかを研究しないのか?
256 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:09:34 ID:zHeV7Ni6
>>252 北欧あたり(?)からはいってくるホワイトウッド系の材なんていうのは、無節
なんて発想自体がない。今はやりの低コスト住宅に使用する、ホワイトウッド
集成材みりゃわかる。
木材価値という発想は輸入材相手の競争では意味がないんでは。
257 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:12:36 ID:FGJsBhJJ
日本で植林の最終理想形態は伊勢神宮の森なんだが・・・。
あれを全国的に出来れば、花粉症は減り、山の地盤は安定して動植物も豊かになるんだが、
儲からんだろなw
258 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:12:52 ID:GYu4GJz+
実験的に国有林の2割程度を国民に無料で自由に使っていいということにしたら
どうだろう。うまい使い方のアイディアが出るのではないか。
259 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:13:27 ID:4C3ogflk
260 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:14:52 ID:IlG0fmuu
261 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:14:59 ID:5SG9QWlQ
>>253 木材需要は消滅しないから、天変地異と外材価格変動を除けばノーリスクの産業
262 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:15:43 ID:hB+ljC07
鉄郎、999に乗りなさい・・・
263 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:19:04 ID:GYu4GJz+
結局杉を育てることが間違っているんじゃないの?
粗放的で金になる木ってないのかね。
264 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:26:04 ID:O12lyNsv
林鉄をなんで廃止したのかが、一番謎。
もう一回林鉄復活させた方がいいよ
265 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:28:19 ID:GYu4GJz+
楽器用のスプルースはほんの1kg程度が1万円で取引されている。
266 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:29:59 ID:4C3ogflk
こんなの発見。
しのびよる外資、林業ブームの死角 日本の森林を守るなら、今すぐ公有化せよ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090605/196891/ 間伐などの費用を100%補助する定額補助が創設され、このほど成立した2009年度大型補正予算では、
ついに1238億円(*1)が追加された。間伐対策から木材加工に至るまで、
ほぼフルセット規格の予算になっている。
山林に対する買い需要も一部で根強い。例えば、住友林業は今後1年間で、社有林を4万から
5万ヘクタールに増やす計画だ。1ヘクタールの買い取り価格は20万円。坪単価は70円と驚くほど安い。
木材流通のプロフェッショナルである企業も、物件を厳選しながら買い進めている。
これら林業プロたちは今が底値と見ているのだろう。新興の不動産業者も参入している。
条件が悪い山なら、さらに買い叩く。
スギの場合、苗木は1本当たり約100円だから、1ヘクタール当たり3000本で30万円。
それが50年後に成林し、1ヘクタール当たり1000本の森になる。3000本の苗を植え、
間伐(まびき)をして最終的には1000本にまで減らすということだ。50年生の立木の1本の
価格を約1000円とすると、1ヘクタール当たり100万円。それが2009年現在のわが国の平均的な
山林所有者の手取りと見込まれる。
一方、その50年間、山への投資は欠かせない。苗木代30万円に加え、整地作業30万円、
植林20万円、下刈60万円、除伐20万円、路網や森林の管理40万円の合計約200万円が総投資額となる。
金利は含まず投資額だけの単純合計だ。これに対する伐採時の立木の販売収入が前述の100万円なのだ。
低コスト造林への取り組み
http://www.pref.iwate.jp/~hp1017/fukyu/PDF/200935.pdf スギ50年生の人工林1ヘクタールを育て上げるには、200~250万円の費用がかかっております。
費用の内訳を見ると、地拵、苗木代、植付、下刈(5年)までの造林初期費用で175万円程度となります。
コンテナ苗(苗高90cm)を1haあたり1,000本植栽する疎植を行った場合、造林初期費用を
64万円程度に大幅に削減することが可能であるとの試算があります。
267 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:33:43 ID:5SG9QWlQ
>>266 水源目当てらしいが
日本独自の法制度である水利権を知らん外人は多いな
268 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:34:04 ID:4C3ogflk
>>260 45度ぐらいの傾斜でも重機使えるのか。
すごい絵だなー。
>>1 アメやカナダとはそもそも立地条件が違いすぎるから日本でやるなら機械化しても架線集材とかになっちゃう上に
上にサクサクと伐木齢に達する木は安いのばっかなのに人件費は高いでどうもならんだろJK
>>14 売り物になる木がいっぱいある山ならヘリ使ってでも集材するらしいけどな
でも今となっては木を売るより水源涵養とかアメニティだのそっちの機能重視のがまだ金になりそう
つかいいかげんスギだの植えるのやめろってのな
271 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:43:09 ID:tLoYEWvv
>>40 日本の場合、ハーベスタを山間までもっていく輸送コストつか林道を作る自体のコストのほうがたけえw
林道つくっちゃったならフツーにトラックで出して製材できるところまで持ってくほうが安いわな
確かに、新たに杉を植えるのはどうかと思う。
在来工法のうちの家には杉が使われていない。
ヒノキやカヤといった買われる木材にすべき。
273 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:45:56 ID:4C3ogflk
>>266 これを読むと、最初の5年に多くの費用がかかるけど、
日本の場合は戦後に一気に植林したので、費用の大半はそのときにかかっている。
なので、今からは伐採して儲ける時。
伐採、集材のコスト>販売コスト という人がいるけど、
林道を整備した上で
>>245,246 のようにいろいろな工夫をすれば、
急傾斜地であったとしても生産性を高くできる。
日本の木材が輸入木材と比べて安いのかどうかは今からググってみる。
274 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:46:55 ID:J7iTrqkO
>>272 ヒノキはスギ以上にシカの食害が酷い。一緒に植えたらヒノキの方ばかり食べやがる。
275 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:49:45 ID:tLoYEWvv
>>88 クローラ式ってなんで存在するかって接地圧へらすためなんだぜ
日本のフワフワの腐葉土が積もった急斜面で接地圧を低くできない装輪式の車両はしらせたらどうなるんだっつーの
荷重がよりかかる側の足がもぐっちゃうだけだっつーのw
276 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:57:10 ID:tLoYEWvv
>>273 林道の整備自体がアメやカナダやその他諸々のようにはいかんだろ
ちょっとした山里のフツーに人が住んでるとこですら地滑り地帯がばんばんあって防災で大枚な金使ってるのに
人も住まないような山奥でなんでフツーに何事もなく低コストで林道開設できると思えるのかって話だよ
277 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 01:58:44 ID:R8pz7W4C
単一樹種じゃなくて、針葉樹から広葉樹まで色々植えて
里山的にするのが良いと思う。
後、栗とか、柿とか、桜とか、材木にもなるし果実にもなるタイプの
木を植えるのも面白いと思う。基本樹木目的だけど、おこずかい
代わりに、天然果実として里山として山を生かすべきだと思う。
木材として見るから、採算が厳しいんだと思う。
山として、山の幸をどうするかって言う視点で行けば行けると思う。
278 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:01:34 ID:5SG9QWlQ
>>276 造ってしまえば以降は大してコストかからんから
279 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:04:28 ID:4C3ogflk
280 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:05:25 ID:9xdPHrkj
第一次産業は定年制しいて公務員に引き継がせればいい
そうすれば跡継ぎ問題に悩むことも無い
ただし資産は全て公共のもの扱いにするしかないが
公務サービスの仕事には身障者優先、生活保護者は自家発電を強制労働でやれ
281 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:10:15 ID:R8pz7W4C
果実として見たら、栗、柿、サクランボ、胡桃
木材としてみたら、栗、パーシモン、チェリー、ウォールナット
山菜も採れるだろうし、キノコも採れるだろうし、狩猟を解禁して、
イノシシ、や、鹿の肉取ればいいし、鹿は皮も高級品だし、
熊もばんばん撃ち殺せばいいだろうし、山は捨てるところ無いと思う。
282 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:11:15 ID:5SG9QWlQ
>>274 じゃあ毒入りヒノキも一緒に植えといて毒殺すりゃいいんじゃね?
283 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:13:22 ID:5SG9QWlQ
284 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:18:25 ID:4C3ogflk
285 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:18:49 ID:tLoYEWvv
>>278 いやいや日本の切り取り斜面の保護なんかでよく使われてるモルタル吹付工とか?
あのへんの耐用年数って実質20年ないぜ、あとはいつ崩れて人死ぬかわからん状態で無理くり使ってるだけ
生育速い樹種でも伐樹齢に達するまで保つかどうかってくらいのもんで、あとは相応のメンテナンス料かかるぜ
286 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:26:19 ID:5SG9QWlQ
>>285 オーストリアに倣った路網整備だろ
モルタルってなにさ
287 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:29:03 ID:J7iTrqkO
>>279 マツ、カラマツは梁に使える。スギは使えない。ヤング率が低いから。
スギの需要を増やすには梁に使えるような技術開発が必要。
楽器用スプルスの1000倍安いんだな。
289 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:31:59 ID:fNb0RDSo
290 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:33:14 ID:J7iTrqkO
>>289 乾燥するのは当然。でも梁にはそのままでは使えない。
>>281 果実用と木材用で栽培方法に違いはないの?
果実用はできるだけ枝を横に低く這わせるとか、
木材用はまっすぐ上に伸ばすとか。
292 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:34:35 ID:tLoYEWvv
>>284 ダウトおおすぎ、その記事書いたやつはバカなのか
>四万十式は、設置現場に生える植物の根や葉を含む表土と、表土の下にある土とを交互に積み重ねて強度を保つのが特徴だ。
そんな手間暇かけて何回も何回も交互に式重ねるよりコンクリでも打ったほうが安いってw
>重機で踏み固めれば、表土にある植物の繊維質と土が絡み合って崩れにくくなる。
えーっと、堆肥によく使われるくらいすぐ風化して繊維でもなんでもなくなっちゃうんですが?しかも締め固められない土の代表例なんですが?
フワフワの腐葉土は踏み固めれば頑丈になるって言い張ってるレベル
連続繊維補強土工っていうのは存在するが、そりゃ繊維があるていど連続してるからこその話
コマ切れの枝葉をまぜこぜして何を補強したいんだろうか
>路肩は木の根株も埋め込み強化する。
だったら記事書いたやつの家の基礎にでも使えと
元から生えてるでもない根株を据えても邪魔ものにしかなんねーよw
>削った土を山の外に捨てないため
コストかかるの分かってるんだから、設計の段階で極力外に捨てないようにされてるっての
土を外に捨てるか捨てないかは工法でなく、いかに削らず削った分を盛れるように路線をどう敷くかの問題だ
>外部から一切、材料を持ち込まないため、生態系への影響も少なくできる。
外部から持ち込んだからって生態系に影響が出るのは主に生物の話であって
無生物なら精々がコンクリート製品のアルカリ害くらいのもんだろ、そんなのはまるっと無視していいレベル
どだい、外から持ち込む材料なんかより昭和年代の林道開設の、削った土砂をそのまま下にぶち撒くののほうがずっと環境破壊だっつーの
293 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:36:05 ID:tLoYEWvv
>>286 ここは日本であってオーストリアじゃないから
モルタルってのはコンクリに砂利が入ってないやつだよ
結局高く売れる木で日本で育つのってなによ。白檀も意外と育ったりしないの?
295 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:38:44 ID:tLoYEWvv
>>294 ヒノキとか?
ケヤキとかもそのへんの市街地にフツーに生えてるけどけっこう高い
296 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:39:10 ID:5SG9QWlQ
>>293 路網と林道の区別もついてないんだから
まずそこからじゃね?
法面なんて間伐材打ちこんどきゃいいだけじゃん
297 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:41:14 ID:4C3ogflk
298 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:42:45 ID:tLoYEWvv
>>296 そこからか…
間伐材でなんかかんかやっとけばいいかどうかは設計によるな
無茶な切り方してると法枠工でもやっておいたほうがいいんじゃねって話になってくる
299 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:45:38 ID:4C3ogflk
>>292 四万十式が高い、もしくは四万十式がすぐにダメになるというソースをくれ。
300 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:51:29 ID:J7iTrqkO
>>295 通直な材が取れる木でスギほど日本の気候にあった樹種はない。
301 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:51:42 ID:R8pz7W4C
>>291 そりゃあ有ると思うけど、木が育つまで全くの無収入で間伐すら
出来ないとか言う世界より良いかなぁって事。
あと杉ばっかりとかだと、花粉症とか、害虫とか色々問題が起きるし。
302 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 02:53:13 ID:5SG9QWlQ
>>298 要するに、林業予算に食い込みたいただの土建屋か
やはりバイオ技術で日本で生育できるように黒檀を改良して.......
304 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 03:16:56 ID:4C3ogflk
>>303 遺伝子いじって、価値が高い木材を日本の気候でも育つようにする?
ついでに花粉もほとんど飛ばないように?
これから植林する分はそうすればいいかもだけど、
戦後に植えた分がこれから10年ぐらいで大量に収穫時になるから、
今のうちに杉の用途を広げておかないと、杉が余りまくって価格が上がらない。
>>297のようなスギ集成材は一つの手だとして、
他にも輸入材でなければいけない用途とかあるの?
あと国内で製材して、米国やアジアに輸出するというのはどう?
>>304 植えた木が木材になるのに50年かかるのはわかるよな。
今の日本には住宅需要がないから価格はずっと下落してんの。
国内材の輸出って、北米も東南アジアも普通に木材の輸出国だろうが。。
日本は国土の8割が山地なんだから山林の整備は必須だぞ
307 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 03:44:52 ID:4C3ogflk
昨日のWBS見たやつはいないんだ。
309 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 06:09:02 ID:ncOUwJY7
>>260 >急斜面で使える重機は既にあるし、これからも進歩していく
でも、お高いんでしょ。というか、林業用ないし。腐葉土www
ヨーロッパのは「切り株が越えられる」って程度でしかないからなあ。
>>278 馬や鹿しか通らない道路、これ以上つくんな。
310 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 06:39:16 ID:Jl27w6uA
大前提が外国産と戦えるまでに大幅に円安にすること
円安化がなければ何をやっても無駄
311 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 07:10:46 ID:m9Cj9NJ6
>>307 後、「日本の木造建築」と海外先進国の「木造建築」の違いも考慮に
入れないとね>川上の「林業」に目を向けるだけでなく、川下の「利用シーン」も
日本では(住宅建築の規制緩和があって)やっと十数年前より増えてきた『2×4』系
木質住宅だけど、カナダや北欧では日本と違って中低層マンションすら木質系で建設
が出来る>日本は火災防止条例などで不可能
そういった大規模開発向きの木質住宅は、元材の質を問わない集積材や加工された
パネル工法によって『質の低い建設工』でも釘打ち機と接着剤使って簡便に建てら
れるが、我が国では多くの建て主が陥ってる(信仰に近い至上思考の)『木造建築』
では、無垢材を多用し熟練工頼りの工法でないと建てられない…
…それと『人作り』ですら億劫がって手を抜いてきたのに、50〜100年スパンでモノを
考えなければならない林業が、『零細な山主』頼りのままの林野行政では抜本的解決
なんて不可能>特に人気取りだけで『完成間近のダム工事』止めるようなミンスでは
313 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 09:06:33 ID:GYu4GJz+
結局「杉」の新たな利用方法を「発明」するか、現在ある杉をサンクコストと
してすべて破棄していまい、確実に有用な木に植え替えるくらいしか未来が
思い浮かばないなあ。誰か「杉」を使った国民的楽器でも作って流行らせないか?
314 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 09:16:49 ID:rUFGNTxy
原発や道路やダムや港のようなコンクリート作ることばかりに
金を使ってきたからだろ。金の使い方がおかしいんだこの国は。
315 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 09:24:37 ID:4C3ogflk
>>313 世界的にも木材がこれから不足するんだから、輸出すればいいだけだと思うけどね。
それでも余るようなら、製鉄や火力発電の燃料、セルロースバイオ燃料の材料として使えば良いだけ。
316 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 09:26:37 ID:GYu4GJz+
>>315 杉を多用したエコカーなんていいかもね。
>>311 問題解決を行政やら政治に丸投げできるって発想がおかしいんじゃね
318 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 09:36:49 ID:GYu4GJz+
あと、林や森の木を「立ったまま使う」という手もあるんじゃないか?
かつてソビエトが別荘用地として国有地を無料で国民に配分したように、
国有地の林や森を国民に無料で一定面積を配分する。すると、コストと
無関係に活用されるかもしれない。
319 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 09:41:38 ID:GYu4GJz+
沖縄は琉球黒檀が自生するくらいだから、高価なアイアンウッド系は栽培でき
そうな気がする。希少なブラジルウッドは生育しないのだろうか。良いものは
1kgあたり1万円以上で取引されている。
320 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 09:45:15 ID:IuyZ76kt
日本の木材を使って安価な一軒家を国民に提供すればいい
321 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 09:49:17 ID:cKPtnsvb
>>249 >その川下偏重をあらため、山側への近代化投資を推進するべきというのは、
>きわめて真っ当な論でしょう。
そうなんだけど、このスレの連中は
>>1の記事の粗探しに必死でそれが
理解できないんだよ。
まあ社会的弱者のネトウヨにできることといえばネット上での仮想的万能感
を満たすことくらいだからな、あるいみ可哀想な連中なのかも知れん。
322 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 10:43:25 ID:GYu4GJz+
>>321 現業の人には受け入れ難いかもしれないけれど、とにかく「杉」の用途が
思い浮かばないんだよね。せめてメープルのような広葉樹なら使い道がいく
つか思いつくのだけれど。
323 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 11:18:11 ID:EdVr1osK
>>307 あのね、それは五輪需要で山を「皆伐」しちゃって丸坊主にしたんだよ。
今食ってくために輸出したことで将来の森林資源を失くした愚策。
>>323 間伐材の杉丸太なんて3m10の切り出しが300円ぐらいだ。10年ものでこの値段。
もちろん市場じゃバラ売りなんてしないから10本で4000円に満たない。まったく話にならない。
そのスレの2ですでに答えが出ているじゃん。
従来からある木材チップとペレットは金にはならないし熱効率も悪い。
>>317 はて?
『行政や政治に丸投げしてしまえ』と書いたつもりはないんだが…
ま、それはおいといて『良質材でないと使えない(使わない)』一般住宅の建て主と住宅メーカーの
意識を変え、世界有数の耐震化解析技術とその技術開発利用して5階建て程度の大規模木質マンション
でも建設可能にしないと、「国産材の大量使用」という需要は創出できない希ガス
…市場がなければ需要もないが、今の林業は辛うじて細々と山野維持してるだけだからなぁ
それでも、人工林の殆どが手が行き届かず、毎年『山地崩落』のニュースが梅雨時に流れる訳で…
>>318 それ、所謂『原野商法』…
>>325 木造の集合住宅は今はほとんど許可が下りないと思うぞ。
防火上の問題で。
327 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 14:14:16 ID:zHeV7Ni6
現在、ばんばんCMうって、戸建件数を稼いでいる坪35万とかいうハウスメーカー
は構造材はほぼすべて、集成材です。特にローコストに特化したところは
ホワイトウッド。もうすでに、ムクの良材信仰なんて、市場の中心では消滅
しています。
従来大断面の南洋材しか使えなかった、合板もロシアの針葉樹合板が伸びています。
その技術の延長で、従来合板に使用できなかった、国産の20センチ程度の小径木も
合板材として、使用がはじまっています。ヒノキ、杉、唐松などが対象。
合板メーカーの仕入れ仕切りが12,000円/立米。国内内陸への合板工場の建設も
始まっています。
国産のB材は数量と納期が安定的に確保されれば、輸入材に置き換わることは
可能だと思います。
>>1の記事は妥当な提案でしょう。
それから、
>>1の記事の林道は作業林道です。>馬や鹿しか通らない道路、
これ以上つくんな。 とかいう批判はあたらないでしょう。いわゆる高規格林道
ではないですから。
328 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 14:25:37 ID:rUFGNTxy
杉も圧縮すると強固な材になるはずだけどな。
そんな家具をどこかで見たよ。
329 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 14:33:45 ID:rUFGNTxy
日本の山は林道だらけなんですが。
今こそ,せっかく作ったw 道路を使うべきとき。
330 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 14:34:37 ID:GYu4GJz+
北欧でやってるサーモウッドってどうよ?
高温加熱で針葉樹を加工する技術。
331 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 14:34:52 ID:IpSMLFcj
なぜ1人もCO2取引で日本の山に金を支払うという発想の奴が出てこないんだ??
332 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 14:39:43 ID:rUFGNTxy
>>76 電気もガソリンもない時代に禿山にできるんだから
今できないわけがないわな。
333 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 14:42:24 ID:zHeV7Ni6
>>328 飛騨の家具やさんで商品化されてます。
>>329 ドイツ、オーストリアの林道密度は45m/ha前後 日本は12.5m/ha
完全機械化には80〜120m/haが理想だそうです。
昨夜のWBSでやってたな
杉は爪で傷がつくくらい柔らかいのが、圧縮すると
固くなって家具なんかの用途が広がるって話
335 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 18:45:53 ID:ePwv8BLD
だれかWBS録画してないのけ?
336 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 18:47:57 ID:GYu4GJz+
どんな木も圧縮すると比重1.5になるんだってな。
337 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 18:50:09 ID:f+HrFPg5
家って言うか、土地高すぎ。
民主党よ安くしろ。
338 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 18:53:55 ID:ePwv8BLD
>>337 政治が介入しなくても、今は不景気&デフレだから、
土地の値段はどんどん下がっていってるんでは?
339 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 19:40:20 ID:rUFGNTxy
>>334 昨日かい。
>>335 WBSなら公式サイトで見られるよ。
だが昨日のはまだ見られない状態。
340 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 19:53:48 ID:zHeV7Ni6
341 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 20:10:02 ID:GYu4GJz+
>>340 杉を広葉樹のように加工する技術ということでいいのかな。
また杉のサーモウッドも可能なはずだと思うのだが。
http://www.woodwise.jp/konetsu/index.html 木と湖の国、フィンランドが生んだ高熱乾燥木材製品「ThermoWood」。
無垢材の風合いをそのままに、薬品を使用せず「熱」と「水」による高熱乾燥方法により、
高耐久性を実現したエコ木材製品です。
●耐腐性能 : 水に強く長持ち
●寸法安定性 : 高い施工性を実現
●耐カビ性 : 健康的な環境を実現
●断熱性 : 光熱費も経済的に
342 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 20:11:33 ID:RgvdL+T9
何でも良いから茂り放題の杉の木をどうにかして欲しい@花粉症
343 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/20(土) 20:30:51 ID:zHeV7Ni6
>>341 高温乾燥の場合、硬度があがり、材が硬く丈夫になるというのは、業界の仲間
も経験則で認識していたことでした。ご提示の件はそれを工業化したものでしょう。
岐阜県でやっているのは、それに高圧での圧縮を附加し点でより高付加価値では
ないかとおもいます。高圧縮ですから、圧縮成形も同時にできますので木材の
繊維を切断せずに複雑な形状が成形できます。無駄な切りくずもでません。
本邦もがんばってますね。
344 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/21(日) 11:47:36 ID:IhZwDHK9
新木場の木材会館、かなり木を使ってビルを立てたよね。
なんでもっと宣伝しないんだろう?
345 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/21(日) 11:53:50 ID:kmu4Ngyi
政府の意向にそったキャンペーン記事かな?
政府の助成金をそれなりに出せば雇用も生まれるだろうけど、単に新しい利権が生まれる
だけじゃないの。
346 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/21(日) 12:44:51 ID:yPOYuYjJ
スギ心持ち柱材を乾燥するなら普通に背割りを入れればいいじゃない、という意見も根強い。
背割りを入れても柱材として使うには強度的な影響は軽微。
347 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/21(日) 13:13:36 ID:8+FW45jU
348 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/21(日) 23:55:17 ID:IhZwDHK9
349 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/21(日) 23:57:27 ID:qoS+Wawt
この記事自体が嘘の可能性があるからなぁ。
日経だし。
350 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/22(月) 00:27:48 ID:CPmUEYPP
日本では国有林が多すぎるってことはないの?
私有林ならなんとか金にしようとするでしょう。
ぶっちゃけ今後日本の林業は儲かると思うよ。
近い将来海外の木は高くて買えなくなるから。
日本経済が衰退すれば海外から買えなくなるね。
ロシアも中国も輸出規制始めてるからでしょ
354 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/22(月) 11:58:48 ID:CPmUEYPP
確かに日本の衰退を予測するなら、木には手をつけないことこそが最大の
戦略かもしれんなあ。
建機では日本が有力なんだから営林機械でも天下を獲れよ
日本の建機は高すぎる。
要らん装備と過剰な品質をいい加減やめろ。
1台3000万も投資して回収できる仕事じゃねーよ。
あと材を買う王子や日本製紙を叩き潰さないと、永遠に日本の山は死んだままだ。
今の山の荒廃は日本の製紙会社が半分以上責任がある。
>>356 >1を含めていくつかの記事にあるが、
「復興需要で大量に消費したのでそもそも売り玉がなく収入もなかった」
っつーのが山の荒廃の最大の原因。
大外を無視して語っても無駄よ。
>>357 >「復興需要で大量に消費したのでそもそも売り玉がなく収入もなかった」
つーのは国有林の話ならわかる。けど山の荒廃は民有林の方でしょとか。
民有林の荒廃は農山村の衰退と同じ理由。
金にならない魅力がない不便キツい汚いとかなんとかネガティブなの。
それか木を売るまで収入はないとわかっていながら
欲に目がくらんで植えまくったが結局放置している田舎者達の責任。
とか認識いろいろあると思うよ。
オイラは最大の原因は山なんかほっといてもいいじゃんっていう無知によると思うな。
359 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/23(火) 19:56:06 ID:FXwMEf+2
昔は柱にならない間伐材でも需要があって、間伐でも収入があった。
でも今はそれなりの太さでも切り捨て間伐。
山で無残な姿をさらしている間伐木がある。
水は低きに流れる
ということさ
>>183 違います。
西欧の森は中世末期から大航海時代にかけて殆ど失われてしまいました。
18世紀から19世紀にかけて広い海域を支配下に置いていたイギリスは本国材では足りなくなり東欧や北欧から木材を輸入しています。
ヨーロッパで林業が復活したのはヨーロッパで経済学が進歩したのと同じと考えられます。
経済学というのは限られた資源から最大の富を得るために研究されました。
日本のように、非効率な産業を非効率なまま保護するのではないのです。
投資によって富を大きくできるならそれをする、というのがヨーロッパの選択です。
もちろん豊かでなければ戦争で負けてしまう、という泥臭い理由もあるのですが。
363 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/23(火) 21:45:24 ID:FXwMEf+2
イギリス本土では大型の野生哺乳類が絶滅してしまって、イノシシを再導入したと聞いた。
欧州の人工林は木材生産に特化した、単層の純林が主体ですね。日本で言えば
田んぼみたいなもん。
そのため、近年の酸性雨の被害も甚大だったようで、その反省でもって複層林
への誘導の動きもあるようです。
>>363 メルヘン童話に出てくるような「黒い森」は産業革命の頃には殆ど失われていたのですよ。
だからこそ、それまで一般的だった薪炭から落盤や漏水、ガス中毒の危険のある石炭へ需要が移ったわけで。
それだけ危険を犯してでも石炭を掘るメリットがあったわけです。
古代において文明の中心が中東からギリシャ・ローマに移った理由の一つが、
レバノン杉を切り過ぎて燃料や資材を確保できなくなったってのがあるんですよ。
366 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/23(火) 21:57:33 ID:FXwMEf+2
>>366 申し訳ない、補足しただけです。
ヨーロッパといっても地形は千差万別で、むしろ急峻な北欧やオーストリーが林業をがんばってるってのが面白いですよねえ。
まあ、平坦地は木を植えるより畑にしたほうがメリットがあるわけですけど。
368 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/23(火) 22:12:33 ID:FXwMEf+2
熱帯で平地に早生樹植えてるのを見るとめまいがする。
品種改良でリグニンの割合減らしてひたすらパルプに特化した品種を植えたりとか。
日本の田舎の植物だって徹底的に人工改造したものばかりだけどね。
370 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/24(水) 14:56:00 ID:cNjA3uCP
>>350 俺は遺産で山林を貰ったがどうすりゃ金に出来るかわからない
松茸の育つ環境にするとかは?
373 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/24(水) 22:22:01 ID:c5x3bkyJ
アカマツは松枯れが怖い。
>>371 1世代ではむりぽ。
次世代のために、林道整備して間伐すべし。
キャンプ場やバーベキュー広場でも開いて、山で採った薪を売るとかどうよ。
わざとオフローダーが喜ぶ急峻な林道コースを整備するって手もあるかも。
ユーカリに全部植え替えたら、、、
国産の木の家に限って調整区域でも建築できるといった政治的マジックが
実現できればなんとかなるかもしれないね。
>>374 今の材価格だと、切捨間伐+土止に利用?
ブドウ狩みたいに木を自由に切らせて持ち帰れる商売ってどうかな。
>>376 >>378 発想は非常に面白い。
こういう視点が業界にも必要だな。
でも、「馬鹿らしい」の一言で済ましちゃうんだろうな。
380 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 07:42:53 ID:MdvfWcvp
火を放って全部焼いてしまえばいいんじゃね
スギ花粉減るし、あとほっとけば適当に何か生えてくるだろ
381 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 07:55:45 ID:1t4ISg6u
森林資源は石油と同じ発想だよ。
よその国から輸入できなくなったら、
自国のものを使うということじゃん。
東南アジアから輸入できる間は、
日本の林業は冬眠状態だよ。
杉を食用にできないのかな。
>>376 建ぺい率や容積率の問題で減築しなければ建て替えられない建造物も
国産木材を使えば面積そのままで建て替えOKにする、というのもアリかな。
385 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 14:22:29 ID:ZAXfoe/E
国土交通省が国産材利用の促進するらしいから色々と変わるかも。
杉を全部切って別の木を植林する事業を公共事業でやってくれれば、
みんな幸せになれるのに。
杉の植林を進めてきた昭和天皇のせいで無理なのかな。
>>361 さすがテレ東。公式に配信してるのか。面白かった。
388 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/27(土) 19:29:30 ID:qwTjmmPE
>>386 戦後の拡大造林を一番煽ったのはマスコミだぜ?
伐り惜しみする所有者は新聞などで国賊扱いされた
まずは植樹祭を止めよう。
>>387 そうですね。林野庁は、伐採した丸太を満載したトラックをわざわざ東京都内
を走らせたとか。
営林署はちゃんと木材生産をやってますというアピールだったそうな。
今からじゃ想像できない悲しいエピです。その後、手のひら返しで、過剰伐採
批判キャンペーンの開始。マスコミは、、、
391 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/28(日) 13:00:44 ID:gKekoEJG
ど素人マスコミの報道って国を誤る元だよな。
高価な木を育成するのはどうしても無理なの?もしローズウッドに近い木を育成できれば何十倍の値段で売れるだろうに。
393 :
名刺は切らしておりまして:2010/03/29(月) 18:46:48 ID:AA6xR6/f
>>392 大抵のは昔やって失敗している。外国樹種を導入して成功した有名例は
ニュージーランドのラジアータパイン。
ラジアタパインは安物の代表格だな。成長が早くすぐ大きくなる。すぐ腐る。
防腐処理しないと構造材には使えない。
遺伝子組み替えでなんとかならんのか?ハイテク林業。寒冷地に強いイネみたいな。
ブラジルがパルプ用にユーカリ入れてるのも有名。
397 :
名刺は切らしておりまして:2010/04/01(木) 22:23:43 ID:C1jwKlhe
しかし、このニュースコラムもだけど、『海外とは前提条件が違う』のに
同じような事をすれば日本の為になる、とか言う「持論コラム」多いよねw
…「海外には『こんな技術』が在るのだから、何とか活用出来ないだろうか?」
っていう提案コラムと言うよりも
>>393-394 そう言えば、少し前にどっかの建材メーカーがそれ必死にアピールしてたな、CMでw
…あの会社、潰れたんだっけ?
398 :
名刺は切らしておりまして:2010/04/01(木) 22:29:28 ID:5bh7+1/7
>>397 >しかし、このニュースコラムもだけど、『海外とは前提条件が違う』のに
で、このニュースに関する前提条件の違いは何なんだ?
杉ばかりで日本の林業関係者の頭が画一化してしまったのか。
400 :
名刺は切らしておりまして:2010/04/05(月) 22:28:08 ID:7zCq3DwU
新しいコラム上がってるよ
チェーンソーより大型の機械って何よ?
402 :
名刺は切らしておりまして:2010/04/07(水) 06:28:12 ID:Jdt5eGYm
403 :
名刺は切らしておりまして:2010/04/07(水) 09:40:03 ID:IfDqDIXY
確か多脚重機ってものすごく遅いし高いんだっけ?
日本の技術で何とかならんのかね
404 :
名刺は切らしておりまして:2010/04/07(水) 12:50:57 ID:KxxgOwM9
間伐をスポーツにできんかのぅ。
壁をよじのぼるロッククライミングなんて何が楽しいんだかわからん
スポーツが成立してるんだから同じようなもんかと。
405 :
名刺は切らしておりまして:2010/04/09(金) 19:09:11 ID:S+aacCaL
日本には原子力産業および原子力研究ムラがある。
このムラが金を使いすぎているから他に金がまわらない。
406 :
名刺は切らしておりまして:2010/04/09(金) 19:21:15 ID:QOVAyvZm
林業は票につながらなかったから、政治家から見放されていたんだろうな。
日本にある数少ない資源なわけだから、考え方を変えないと。
407 :
名刺は切らしておりまして:2010/04/09(金) 19:51:16 ID:EYpjeG6N
>>406 漁業もだよ
近代化して若い子が入るようにしなきゃ
農業は金ばかりかけて効果まったくあがってないが…
農業なんか従事者を減らして大規模化しようにも
宅地化されたり郊外店舗になったりで完全に終わってるからな。
郊外開発にブレーキをかけられない唯一の先進国だ。
何しろ平地で農地・宅地・都市・工業地のいずれにもなってない場所が
北海道を除いてほとんどないような状況だし。
ヨーロッパの郊外だったら平野部でも宅地どころか農地すら微々たるものだからな。
農地は大規模化されてるど、これは母数の問題。
農漁業は観光や体験学習、体験労働と連携すれば打開できるかもね
なんにしても新陳代謝が無いとね
>>408 ねえねえなんでヨーロッパバイソンは絶滅寸前なの
411 :
名刺は切らしておりまして: