九州経済産業局が8日発表した九州・沖縄の大型小売店販売動向によると、2009年の販売額(速報値)は
1兆5373億円で、既存店ベースでは08年比 6.3%減で現在の調査方式となった1999年以降最大の
下げ幅となった。前年割れは11年連続。リーマン・ショック以降の消費の冷え込みが1年を通じて続いた。
スーパーは9616億円で、同4.9%減。衣料品の不調(10.4%減)に加え、昨年は内食需要の高まりで好調
だった食料品も価格競争による商品単価の下落が響き3.3%減と苦しんだ。
百貨店は5757億円で、同8.4%減と99年以降最大の下げ幅だった。消費不振に豪雨や長梅雨など
天候不順が追い打ちをかけ、主力の衣料品が10.3%と大きく落ち込んだ。昨年に続き、コンビニエンスストアの
年間販売額を下回った。
コンビニも、たばこ自動販売機用成人識別ICカード「taspo(タスポ)」の導入による効果が一巡した
5月以降は前年割れが続き、年間では1.8%減だった。
▽ソース:NIKKEI NET (2010/02/09)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20100208c6c0802d08.html