ところどころ省略しました。ソース全文は
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=168647&dt=2009-07-23 ■鳩山家とロシアとの奇縁
ソ連時代を含め、ロシアと鳩山代表との関係は深いことが、まず思惑の背景にある。
1956年、「日ソ共同宣言」に署名し、両国の国交を回復したのが鳩山代表の祖父・故鳩山
一郎元首相であることは有名。
(中略)
■ロシア関連すそ野広がる
(中略)
同国でのビジネスを活発化させ、「ロシア関連」としての側面を強めている企業は着実に増えてきた。
例えば、近鉄エクスプレス(9375)はロシア国内で4拠点を展開、「今後、潜在力の大きな有望市場」
(IR担当)としてロシアに注目している企業の1つ。
同社の事業は、まだまだ欧州側からのトラックの陸路輸送が事業の中心で、利益ベースでの貢献度も
軽微な若い事業だが、「日ロが関係強化に動くなら大歓迎」(同)、シベリア鉄道を活用など、
日本側から極東地域を横断し、ロシアの中心部を目指せるような輸送手段が早期に確立することを
望んでいた。
歴史的にロシアとの取引関係が深く、近年は同国向け国際輸送に力を入れている東海運(9380)なども
同様の思いのはずだ。
シベリア鉄道の輸送力向上と近代化への貢献が、両国共通の望みといえそうだが、これについては
三井物産などが「オールジャパン」体制でのプロジェクトを推進中。08年3月にロシアの貨車工場向けに
貨車製造設備を約75億円で受注した実績を持つ日本車両製造(7102)などへ今後は市場の連想が
広がりそうだ。ロシアは、国内貨物輸送の4割以上を鉄道輸送に依存し、米国の130万両に次ぐ
約90万両の貨車が運行中とされる。新規需要と既存貨車の老朽化による更新需要を合わせると
年間約5万5000両の需要があるとされ、その壮大なビジネススケールも注目される。
このほか、経済発展につれ、ロシア社会の成熟度が高まることで需要増が確実視される、
医療・ヘルスケア関連企業では、アロカ(7704)、A&D(7745)、ニプロ(8086)などが
虎視眈々(たんたん)と同国での事業拡大を狙っている。
フジクラ(5803)の得意とする、光ファイバーも重要な情報インフラだ。
意外性では日立(6501)、東芝(6502)、日揮(1963)などのプラント企業の「原子力関連」。
6年前の03年11月、小泉元首相がプーチン前大統領の密使と会談した席で「北方領土核貯蔵施設」構想を
ロシア側に提案。日露両国の核廃棄物の貯蔵施設を北方領土に建設し、日本が北方領土の実効支配を
行えるようにするというもので、ロシア側も強い関心を示したとされる。
中で日揮については、16日付でみずほ証券が目標株価2200円、投資判断は最上級の「1」で
新規カバレッジ開始、17日には三菱UFJ証券が投資判断「2」継続ながら目標株価を1500円から
1700円に引き上げるなど(日揮の21日終値は1565円)、注目度が突如として高まってきている。
思惑ベースのテーマ材料ながら、中長期の視点ならば意外性を秘めた切り口として注目しておいて
よさそうだ。
-以上です-
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