【労働環境】退職強要:3割が「心の不調」に、倒産・解雇に比べ突出…08年度の行政労働相談 [09/06/22]

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1明鏡止水φ ★
 08年度の行政労働相談で、自主退職を迫られている人のうち3人に1人が「心の不調」を
訴えていることが東京都のまとめで分かった。職場のいやがらせで不調になる割合も
3割を超え、倒産などと比べ精神的なダメージを受ける率が突出している。
厳しい雇用情勢に伴うリストラで、精神的に追いつめられていく労働者の実態が裏づけられた。

 厚生労働省のまとめでは、都道府県労働局に寄せられた08年度の労働相談のうち、
退職強要を含む「退職勧奨など」は2万2433件、「いじめ・いやがらせ」は3万2242件で、
いずれも過去最高。一方、東京都労働相談情報センターは、自己申告があった不眠や
うつ症状など「心の不調」とそれらとの因果関係を独自調査し集計した。

 その結果「退職強要」の相談2207件のうち、心の不調を訴えていたのが738件(33.4%)あった。
同僚からのいやがらせの相談は1260件で、うち391件(31%)が心の健康を損なっていた。

 雇用関連では「解雇」の相談件数のうち5.9%、「企業倒産」では同2.8%が精神的ダメージを
受けているが、退職強要やいやがらせに比べて割合が小さい。性的関係などを迫り、
対応によって解雇や配置転換をする「対価型セクハラ」は、40.2%が心の不調を訴え、
率は最大だった。

 同センターは「会社都合の解雇や倒産も深刻だが、貢献してきたつもりでいた会社から
『自分から去れ』と言われたうえ、転職も難しいという立場の方が精神的にきついのだろう」
と分析している。【遠藤和行】


▽News Source 毎日jp 毎日新聞 2009年6月22日 2時30分
http://mainichi.jp/life/job/news/20090622k0000m040110000c.html
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