【コラム】インフレは危機脱却の切り札か?(英フィナンシャル・タイムズ紙)[09/05/28]

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1本多工務店φ ★
「運営を誤った国にとって、第1の特効薬は通貨のインフレだ。第2の特効薬は戦争である。
 どちらも一時的な繁栄をもたらし、どちらも永遠の破滅をもたらす。
 だが、どちらも政治および経済のご都合主義者の方策なのである」
(アーネスト・ヘミングウェイ、「Notes on the Next War:A Serious Topical Letter」、1935年、『HEMINGWAY ON WAR』所収)

筆者が最近、バンカー、エコノミスト双方から頻繁に聞くようになったのは、
今の金融危機を終わらせる唯一の方法はインフレ誘導だ、という議論だ。
高インフレは実質債務負担を軽減し、多額の債務を抱えた家計と銀行が
より迅速に、かつ痛みも少なくデレバレッジング(負債圧縮)できる、というのが彼らの主張である。

借金漬けの家計と銀行の負債圧縮を後押し

望ましいインフレ上昇を実現するためには、米連邦準備理事会(FRB)はインフレ目標を公表するか、
ただ単に、景気が回復し始めた時に金利をゼロ近辺に据え置けばいい。
そうすれば、実質金利が大幅なマイナスになる。

こうした戦略の提唱者は、偏屈な学者ばかりではない。
米国で極めて影響力のあるエコノミストも数人含まれている。

こうした意見を聞くと、即座に4つの疑問が生じる。
それは実行できるのか。
それは取り消すことができるのか。
それは妥当な経済コストで実行できるのか。
最後に、それはやるべきなのか――という疑問である。

無論、インフレ誘導は実行可能だ。
ただし、高インフレに対するコミットメントが信頼に足る限り、という条件がつく。
インフレは中央銀行がスイッチを入れたり切ったりできる電球のようなものではない。
インフレ期待によって形成されていくものだ。

仮にFRBが、例えば6%という長期インフレ目標を打ち出せば、いずれ目標は達成されると筆者は考える。
国民や市場は当初、新たなインフレ目標を信用しないかもしれないが、
中銀が首尾一貫していれば、インフレ期待も調整されていく。

最終的には労働者は毎年最低でも6%の賃上げを要求するようになり、企業は競うように同じだけ値上げするだろう。

微調整が難しいインフレ率

しかし、もし中銀が、2010年と2011年は6%、それ以降は2%というインフレ目標を事前に発表したとすれば、
恐らくそれは成功しない。
周知の通り、金融政策は長く、多様なタイムラグを経てインフレに影響を与える。
これほどの微調整は、現実にはうまくいくはずがない。

筆者の推測では、これだけ大がかりな政策変更が信頼されるには、高インフレに対するかなり長いコミットメントが必要だろう。
インフレ目標と現行のインフレ率の差が大きければ大きいほど、コミットメントの期間も長くなくてはいけない。

では、ひとたび高インフレを実現できたとして、それを反転させることは可能なのか。
答えはやはりイエスだ。
そしてまた、コミットメントが信頼に足るものでなければいけない。

>>2に続く

ソース:JBpress
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1116

関連スレ
【発言】米経済、ジンバブエに匹敵する超インフレ突入へ−投資家ファーバー氏[09/05/27]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1243437604/
2本多工務店φ ★:2009/05/28(木) 00:33:00 ID:???
>>1の続き

だが、まさにここに問題がある。
もし中銀が最初から正直で、いずれは政策を反転させることを事前に発表すれば、
そもそも高インフレを実現するという最初の目標を達成できない可能性がある。

中銀が不正直であれば、目標は達成できるかもしれない。
だが、政策を反転することを決めた瞬間に信用を失う。
それゆえ中銀は、新たな政策対応によって新たな信用を獲得しなければならない。
これは、厄介なほど長期間にわたって、名目金利を6%を相当上回る水準に維持することを意味するかもしれない。

最善のシナリオは二番底の景気後退、最悪の場合・・・

すると、何が起きるだろうか。
2つのシナリオが考えられる。
最善の展開は、単純な二番底の景気後退だ。

2年間にわたる適度な高インフレは、債務の実質価値を10%程度軽減させるかもしれない。
だが、これにはマイナス面もある。
高いローン金利、高いデフォルト(債務不履行)率、不良債権の増加によって、
こうした恩恵が一部打ち消されるか、場合によっては帳消しになる恐れがあるのだ。

こうした要素の帳尻がプラスだったら、大いに驚きである。

いずれにせよ、これは最も可能性の高いシナリオではない。
インフレを高騰させる政策は、うまくいった場合、債券市場で深刻な問題を引き起こしかねない。
インフレは債権者から債務者――基本的には中国から米国――への富の移転であり、
米国のインフレ上昇は、グローバルな投資家が米国の債券市場から資金を引き揚げる動きにつながる恐れが十分ある。

これは間違いなく、ドルの実質実効レートの暴落を招き、それが今度はさらなるインフレ圧力になる。

このシナリオの下では、インフレ率を仮定上の目標値である6%近辺に維持するのは困難かもしれない。
恐らくは、行き過ぎたインフレ高騰が債券市場と為替市場にさらなる圧力を加えるという負のサイクルに陥るだろう。

事の結末は、前のケースよりも悪いかもしれない。
中銀はいずれ、安定を取り戻すために名目金利を大幅に引き上げざるを得なくなり、
高インフレ政策の提唱者たちが望んでいるものとは正反対の結果を招く。
実質金利が大幅なマイナスになるのではなく、大幅なプラスになるのだ。

インフレ誘導は近隣窮乏化政策

では、インフレ誘導は、やるべきなのだろうか。
2〜3%という信頼に足るインフレ目標が、信頼に足る期間にわたって維持されるのであれば、役に立つだろう。
だが、6%というインフレ目標が信頼に足ると同時に持続可能であるとは考えにくい。

インフレによる危機脱却は誘惑が大きいかもしれないが、他国も同様の政策を取らない限り、
それは近隣窮乏化政策であり、いずれは世界中の多くの国からそう見なされるようになるだろう。

そうした政策は米国内外で新たな敗者を生み、政治的、社会的、経済的、財政的に望ましくない影響をもたらす。
法定不換紙幣の死は避けられないという、ただでさえ活発な議論をさらに煽ることにもなるだろう。

インフレ誘導は、今始まっている多くの銀行救済策と同様、汚い、その場しのぎの戦略だ。
ヘミングウェイが述べたように、一時的にはいい気分を味わえるかもしれない。
だが、それでは何の問題も解決せず、新たな問題を生むだけなのである。
3名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 00:52:37 ID:yg520Q6+
結局第二の切り札戦争っしょ。
そろそろ朝鮮が戦争をおっぱじめる
4名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 01:00:06 ID:WLN1BHuE
それでも・・・・



それでも、バーナンキたんなら何とかしてくれる!!!!
5名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 01:46:29 ID:AyB9/zH1
やっぱりインフレターゲットとかがくしゃのかんがたさいきょうのかいけつほうだよな
クルーグマンは銀行に税金突っ込む難しさも分かってなかったし
絵空事を口にしてるんだろう
6名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 02:41:56 ID:qNuhI7Kw
重要な話だと思うが伸びないな
7名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 02:58:55 ID:44RElq1K
>>1
インフレーションターゲットではなくプライスレベルターゲットにすればいい。
だいたい為替レート下落によるインフレは最初から目標に入ってるっつの。二重計算するアホか。
終了。
8名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 02:59:56 ID:Jved3EUw
>>4
かれは今、ケチャップを買いに行っている!
9名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 03:00:42 ID:1AULiEsJ
ハイパーインフレやってもいいけど、そんなことしたら米国債とかが徹底的に叩き売られて通貨暴落を助長するだけかと
10名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 03:08:25 ID:44RElq1K
韓国は通貨暴落したけどOECDで一番失業率の増加が小さかった。輸出景気のおかげだよ。
「近隣窮乏化」という批判は、他の国もインフレ政策に追随すればいいだけの話。
それならドル暴落もなくなり、純粋に債務の削減だけが進む。

>>5
何を批判しているのかわからんが、クルーグマンは「銀行に税金突っ込む難しさ」についても論文書いてるぞ。
11名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 03:11:57 ID:44RElq1K
つか為替レートなんかインフレ期待に一番早く反応するんだけどな。

ちなみに>>1-2の筆者が批判する「6%」を主張してるのはクルーグマンじゃなくケネス・ロゴフ。
クルーグマンは当初4%で、日曜のテレビ対談ではそれよりもう少し低いインフレ目標を提案している。
だから「2-3%程度のインフレ率ならおk」と言ってる>>1-2の筆者的には問題ない。
12名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 15:53:07 ID:tJk3w1uW
>>1
>「運営を誤った国にとって、第1の特効薬は通貨のインフレだ。第2の特効薬は戦争である。
> どちらも一時的な繁栄をもたらし、どちらも永遠の破滅をもたらす。

詐欺師国家イギリスの事ですね、わかります。
13名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 21:53:34 ID:s23Ux7E2
手っ取り早くインフレに持っていくのなら、
政府紙幣財源にして、毎月定額給付金を払えば良い
年間で22兆円分のお金が新たに流通するようになる。
その定額給付金は、使用期限1ヶ月とかにすれば良い。
14名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 22:39:42 ID:hM17fHRH
<個人、法人に資産課税を導入するべき>
国など公的機関が借金して高回転率で金を回してきた恩恵を法人も売上/利益という形で受け、
有形・無形の資産の一部になっているのだから、法人も負担能力に応じて負担してもらわないと駄目。
今まで恩恵を受けてきたにも関わらず、この負担を嫌って海外移転するような企業は、
国民からのイメージが悪くなり、不利益を受けるだろう。

資産課税を多額・長年納税して貢献してきた企業ほど、
企業存続の危機で公的支援が必要になったときに多額の融資を受けられる様にすればよい。
あくまで例えばだけれど、企業存続の危機で公的支援が必要な場合、過去25年前〜過去5年前に支払った資産課税額の合計を上限として、
公的機関が無利子融資または超低利融資すればよい。
上記の融資でも立ち直れなかった企業には破産など清算してもらう。

本社機能を海外へ移転する様な企業は、企業存続の危機で公的支援が必要になっても支援せず、破産など清算してもらう。

また、資産課税を納税してきた企業は、公的機関からの融資が約束されているから、仕入先や販売先や銀行からの信用が高まる。
万が一の場合でも公的機関からの融資で債務を返済してもらえばいいからね。
資産課税を納税してこなかった企業は、企業存続の危機になっても公的機関からの融資が受けられないから、
仕入先や販売先や銀行から債務の返済を迫られたり、取引停止されたり、現金決済を要求される。

景気回復後も消費税増税ではなく、毎年数%の資産課税を導入するべき。
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/market/1225001122
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1225201461
15名刺は切らしておりまして:2009/05/28(木) 23:59:31 ID:0bOYivk3
>>11
どマクロ屋は期待の存在知ってても期待に鈍感すぎないか
という不信感があるな

政策担当者としては期待を読み取り、織り込んで
フェイントかけて期待が行き過ぎないようにするというテクニックがぜひとも必要

インタゲは目標レンジ内を維持することを強くコミットメントしながら
フェイントかけて期待を消すために
政策金利は少々ボラの大きいジグザグ走行させないと無理だと思う
16名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 11:21:05 ID:V/o0efF5
あまり伸びないな。
17名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 11:41:34 ID:i860SD7P
日本も10%くらいインフレさせてジジババに金吐き出させろよ。
18名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 12:51:32 ID:9czchixY
>>17
そんなことしたら若い奴が飢え死にする方が先になるだろw
19名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 12:57:30 ID:FWA7i3iK
経済紙=投資家向け新聞はインフレが嫌い ポジトークなだけ
20名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:00:56 ID:XK+AVTck
日本で製造業が苦しい理由は中国がいるから
日本の若者が苦しい理由はデフレだから
リストラ→景気縮小の無限ループを断つ唯一の方法は恒常インフレ経済
21名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:03:53 ID:VanyHAZu
インフレで若者が死ぬわけがない
22名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:12:49 ID:9czchixY
>>21
食料品高騰で資産の無い若者がどうやって食いつなぐんだよ
じじばばは蓄えがあるからな
23名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:13:52 ID:9LVVahvH
インフルに見えてた。
24名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:31:40 ID:Z1I2n8eb
ドル資産を沢山持っている中国やら日本やらに全て泥を被れという訳でつねw
ドルをインフレさせられる前に全てのドル資産・債権を清算しちまえ! まあ無理だけどw
25名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:34:40 ID:t+pg+l1A
最近の資源高はどうみてもインフレじゃん。高すぎて手が出せなくなるぞ
26名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:40:38 ID:Z4hrpqEp
>>22
た…種籾を…
27名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:40:57 ID:it1DvOI+
>だが、それでは何の問題も解決せず、新たな問題を生むだけなのである。
他に選択肢は無い。既に長期金利の上昇は始まった。タコが自分の足を食って
も同量の足は再生されない。時間の経過と共にタコは痩せ細って行く。
ニクソンは1抜けた宣言して問題を解決したが今度は抜ける場所が無い。
デフォルトしか無いのだ。
28名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:44:15 ID:YKNYHnXz
利上げすればすぐインフレになるだろ
29名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:48:17 ID:LXvPGcWW
ちゃんとしたインフレなら給与も上がっていくから大丈夫だろ
デフレは現金持っている爺婆以外はみんな死んでいく最悪の状況
30名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 13:54:50 ID:VIx/gQFD
>>22

だったら若者に食料バウチャーでも配ればいいんじゃね?
31名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 15:12:46 ID:aMZBta6h
デフレを望んでいるのは、高齢者と云うのは嘘。
実は製造業なのである。
デフレは実質実効為替レートを低く保ってくれる。
現在の百円割れの円相場も73年を100とした実質実効為替レートで
見れば120くらいで、73年から20%程度の円高でしかない。
2000年代初頭と同じレベル。
国内をインフレにしても、必ずしも為替が円安に行くとは限らない。
米はここ20年も2〜3%のインフレ、欧も同じ程度のインフレ、日本はデフレ、
それでもドルもユーロも安くはなってない。

高齢者は戦後半世紀のインフレ(土地神話)を生きて来た人間で、
インフレへの対処は得意。
昔は纏まった金が出来れば、不動産かインフレヘッジ銘柄の株を買った。
それが、集団就職で身体一つで東京に出て来た今の高齢者が、立派な一軒家に
住んでいる理由でもある。
預金が増えたのはデフレになってから。
金利がなく、不動産が下がり続けるデフレは高齢者にとっても生きにくい。
32名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 19:26:31 ID:xLgS1XAm
>>22
若者は体力仕事で乗り切れる。高齢者は資産がなくなればアウト。
33名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 20:27:54 ID:tZp4Rflq
インフレをコントロールできれば、無税国家が実現する。
必要なお金を刷ればいいからなw

理屈の上では可能なところが怖い。
現実はコンピューターが政治をするのでないかぎり、お金を刷りすぎて、ジンバブエ状態に
なっちゃうけどな。
34名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 20:36:11 ID:tZp4Rflq
物価だけ上がって、給料据え置きは、インフレではなく、スタグフと呼ばないか?

物価が十倍になっても、給料も十倍になって豊かさは変わらない。
ただし、借金は十分の一になってラッキー、貯金は十分の一になって涙目と。
35名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 20:47:44 ID:RjW/I8Dn
>>1-2
ポール・クルーグマンのインフレターゲットをたった数分で見事に完全論破
拍手


36名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 20:50:37 ID:sRYRK1RI
途上国に落ちる気か
37名刺は切らしておりまして:2009/05/31(日) 21:02:20 ID:7h8BzPbG
消費者の購買力が上がらなきゃあね
38名刺は切らしておりまして:2009/06/01(月) 00:51:16 ID:vPOJmNq7
マスコミは、デフレを良い事の様に持ち上げ続ける
39名刺は切らしておりまして:2009/06/01(月) 00:58:20 ID:A8gAhR6H
 ノーベル文学賞の方が経済学賞より経済のことが分かってるってことかw
40名刺は切らしておりまして:2009/06/01(月) 02:02:14 ID:0OmmFOJu
経済はそう簡単に動くものじゃない。戦争政争の歴史=人類史だから
おれたちが経済だと思ってる事の大半は実は政治。
41名刺は切らしておりまして:2009/06/01(月) 09:46:24 ID:GNIniYAE
インフレ対策なぞ、増税なり利上げなりなんぼでもある。
それは我らが日銀様と、政治力が低いと言われる日本でのバブル崩壊の流れを見ればわかる。

ハイパーインフレとか言ってる奴はアホだろ。
所詮ヘミングウェイは前世紀の文学者にすぎない
データを示さず文学賞の権威(藁)で反証しようなんて、狡い手にすぎないよ。価値無し。
42名刺は切らしておりまして:2009/06/01(月) 10:21:55 ID:Y6Ep+QxA
>>31
>国内をインフレにしても、必ずしも為替が円安に行くとは限らない。
>米はここ20年も2〜3%のインフレ、欧も同じ程度のインフレ、日本はデフレ、
>それでもドルもユーロも安くはなってない。
アメリカはインフレ。だがドル高になったのは、金利を引き上げながら、
国内で住宅バブルをはじめとする金融バブルで海外投資家を
呼び込んだから。海外から流入するマネーの勢いがインフレによる
通貨安圧力を上回っている間だけドル高が進む。それが終われば
(バブルが崩壊すれば)通貨高になる。

ユーロはEU各国のインフレ率が低く抑えられたことによるもの。
海外のインフレ率は1980年代までは非常に高かった。
西ドイツなどは通貨(独マルク)の不安定さが問題になっていた。
だが、ユーロ統合後、インフレターゲット導入の成果もあって、
ユーロは他の通貨より安定していた。だから買われた。
また金利も高いのも魅力だ。ユーロはドル、円より分かりやすい通貨だ。

問題なのは円だろう。量的緩和政策によって円安が進むのは当然だが、
財務省が米国債を買いまくり(非不胎化介入。これによってアメリカドルが
他通貨にかなり割高になった)、この事実上の為替介入により、
金利と関係なく一方的に円安になった。国内ではゼロ金利解除など
利上げによりインフレ率はかなり低く抑えられていた。

つまり、円やドルを中心に見ると為替市場への介入によりインフレや
金利と関係なく通貨が動いているように見えるが、それ以外の通貨は
インフレや金利との兼ね合いで動いている。
43名刺は切らしておりまして:2009/06/02(火) 18:23:18 ID:DdnxqcOb
経済学は出来てからまだ間もない疑似科学なので
文学みたいなホンモノには勝てない
44名刺は切らしておりまして:2009/06/02(火) 22:37:23 ID:+Fkvr62F
と高卒がほざく日本なんだな。20年不況もうなずける。
45名刺は切らしておりまして:2009/06/03(水) 00:32:35 ID:zaNDhiDz
>>43みたいな知ったかがノビーを信奉したりするんだろう
46名刺は切らしておりまして:2009/06/05(金) 00:42:20 ID:Ipi6IICe
来年6% その次は2%という設定がまず無茶だろw
6% 4% 2% と下げていくのが筋
そして、意図的に話に出して無いが、デフレは税制で作る事が出来る。(悲しい事に日本が消費税で証明している)
インフレ率は金融政策と税制両面で攻めていけばかなりの精度でコントロール出来るはず
47名刺は切らしておりまして:2009/06/08(月) 20:38:02 ID:RlJsb6JZ
 
48名刺は切らしておりまして:2009/06/08(月) 20:40:26 ID:zGYhl++5
デフレ化で金使うヤツは馬鹿
持ってるだけでどんどん価値があがるっつーのに
49名刺は切らしておりまして:2009/06/08(月) 20:45:14 ID:rB0j7qRP
今が転換点かも知れないと思って、
1〜2年以内に金から物に変えるのは自由だ。
50名刺は切らしておりまして:2009/06/08(月) 20:48:40 ID:aqD19kAW
ま、経済学部なんて一部を除けばアフォが逝く所というのが
相場だからな。高校生の時分からケインズやアダムスミスに興味
持つ学生なんかいないし。
51名刺は切らしておりまして:2009/06/08(月) 21:07:09 ID:1Lc16QD9
今住宅ローン持ってるヤツは悲惨だわ
52名刺は切らしておりまして:2009/06/08(月) 21:12:23 ID:cHjNuO8E
インフレ=段階的デフォルト
53名刺は切らしておりまして:2009/06/08(月) 21:17:40 ID:GxAUOGmY
デフレよりまし それがインフレ
54名刺は切らしておりまして:2009/06/08(月) 21:22:32 ID:EXYqTyJz
>>48
その間にどんどん寿命が縮んでるのも考慮しない奴も馬鹿
お前の貯めた金は、国庫か子息の配偶者が美味しくいただきます
55名刺は切らしておりまして
早くインフレにしろ。