【金融】スイスのUBS、1−3月期赤字−部門売却で自己資本は強化[09/05/05]
スイスの銀行大手UBSが5日発表した2009年1−3月(第1四半期)は赤字となった。同行は
自己資本比率が従来見込み以上に向上することを明らかにし、株価は一時 5.7%高となった。
同行によると、ブラジル部門の売却によって中核的自己資本(Tier1)比率は11%となる。第1四半期の
純損益は19億8000万スイス・フランの赤字と、4月15日に公表した概算に一致した。
フォントベル・ホールディングのアナリスト、テレサ・ニールセン氏は「UBSの資本は申し分のない
水準にある」と述べた。
2月に就任したオズワルド・グルーベル最高経営責任者(CEO)は人員削減や幹部刷新、事業売却
などで業績の立て直しを図っている。ジョン・クライアン最高財務責任者は報道関係者との電話会議で、
一段の資産売却の可能性を示唆した。
UBS株は現地時間午前11時18分(日本時間午後6時18分)現在、前日比0.72フラン(4.6%)高の
16.43スイス・フラン。年初来では11%上昇。
同行は4月に、3月末時点のTier1比率は「ほぼ10%」で、ブラジル事業売却で0.6ポイント程度上昇
すると公表していた。
UBSはこの日、世界的な景気悪化のなかで貸倒引当金が今後さらに増える公算があるとの認識を示した。
発表によると、第1四半期は金融保証会社(モノライン)関連で 17億ドルの評価損を計上した。貸倒
引当金は11億4000万スイス・フラン。また、ブラジル部門売却で6億3100万スイス・フランを償却した。
▽ソース:Bloomberg (2009/05/05)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=aQ7J6Noh335o&refer=jp_news_index 記事は
>>2以降に続きます。
>>1の続きです。
クライアンCFOは電話会議で「投資銀行とスイス銀行部門は信用関連で引き続き向かい風に直面
している」とし、レバレッジド・バイアウト(LBO)向けファイナンスは「モノラインとともに、引き続き懸念
要因でありリスク集中分野だ」と語った。
投資銀行部門の税引き前損失は31億6000万スイス・フランと、前年同期の182億スイス・フランの損失
から赤字が縮小した。ウェルスマネジメント・スイス銀行部門の利益は45%減の11億スイス・フラン。
ウェルスマネジメント米州部門と資産運用事業はそれぞれ税引き前で3500万スイス・フランと5900万
スイス・フランの赤字だった。
またクライアンCFOによると、同行は第1四半期に賞与支払いに向け準備金の積み立てを再開した。
「賞与は引き続き報酬パッケージの一部であり、支払いを続ける必要がある」と同CFOは説明した。
同行は、4−6月(第2四半期)に事業再編と人員削減に絡む費用として約6億5000万スイス・フランを
計上する見込みであることを明らかにした。第1四半期は1億8400万スイス・フランを計上した。
第1四半期の資金動向は、ウェルスマネジメント・スイス銀行部門が234億スイス・フランの流出。
ウェルスマネジメント米州部門は 162億スイス・フランの流入だった。
−以上です−
3 :
名刺は切らしておりまして:2009/05/07(木) 00:50:33 ID:m4Wy0K99
USBって
…
>>1 >ウェルスマネジメント・スイス銀行部門が234億スイス・フランの流出。
>ウェルスマネジメント米州部門は 162億スイス・フランの流入だった。
相変わらず、スイス本体からは月々1兆円近い資金流出が続いてるなw
これ、もう、一昨年から変わらないww
スイスは、まさに終了だな よしよし
>世界的な景気悪化のなかで貸倒引当金が今後さらに増える公算がある
大赤字、損失拡大、資金流出・・・・
あと、半年くらいかな、増資も出来なくなるぞ w
6 :
◆Q6FWuoDG9U :