ペルーが地上デジタル放送(地デジ)で、日本方式の放送規格を採用する。
ガルシア大統領がリマ市内の大統領府で23日(日本時間24日未明)、同国を
訪問中の山口俊一首相補佐官に伝達した。
日本方式は電波障害や干渉に強く、山間部の多いペルーに適している点などが
採用の決め手になったもよう。地デジの日本方式採用は、ブラジルに次ぎ2カ国目。
ペルーには、同国と関係の深いブラジルとも連携し、採用を働きかけていた。
南米人口の約57%にあたる2国で導入されれば、今後他の南米各国でも日本方式が
採用される可能性が高まる。総務省は現在、エクアドル、チリ、ベネズエラなどでも
日本方式での試験放送などを行っている。
政府が地デジの海外普及を進める背景には、関連する通信機器やテレビを生産する
日本企業の南米市場開拓を後押しする狙いがある。地デジの場合、中継局用の送信機
のほか、地デジ対応のデジタルテレビやDVDレコーダー、さらにワンセグ対応携帯
電話などの需要が見込まれる。
ペルーでは3月に、現地のテレビ局などが日本方式の採用を働きかける意見広告を
新聞に掲載するなど、産業界からも日本を押す声が強かった。
地デジは主に日本、欧州、米国の3方式あり、各陣営が各国への売り込みを図って
いる。欧州方式が約50カ国、米国方式は大市場の米国のほか、中米でも採用が
進んでいる。
◎ソース
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090424/biz0904240119000-n1.htm ◎関連スレ
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