関空国際線:貨物便が週47便減少、夏ダイヤ・世界的な景気低迷で…旅客便は最高に
関西国際空港会社は24日、夏ダイヤ(3月末―10月末)の国際線ピーク便数が週746便に
なりそうだと発表した。半期ベースで過去最高だった2007年と08年の実績を36便(5%)下回る。
旅客便は中国などアジア方面への増便により過去最高となる一方で、世界的な景気低迷の
あおりを受けて貨物便が減少する。
746便の内訳は旅客便が609便、貨物便が137便。旅客では済州(チェジュ)航空の
韓国・ソウル(仁川)便や深セン航空の中国・無錫便など、アジア方面への新規路線の開設が
目立つ。さらに日本航空と全日本空輸が国際線として成田便をそれぞれ1日1便就航させる。
村山敦社長は「(関空の路線が減少している)欧米方面への旅行者の利用が見込まれるが、
関空を早朝出発するダイヤでは空港へのアクセスが限定される」と指摘。今後、出発時刻の
見直しなど利便性の向上を航空会社へ求める方針だ。
貨物便は2008年夏実績を47便(26%)下回る大幅減になる。全日空や日本航空、
日本貨物航空など国内航空会社が路線を縮小するため。村山社長は「貨物便は厳しい状況が
続く」との認識を示した。一方、米航空貨物フェデックスが週6便を増便させる。
24時間運用できる国際貨物ハブ(中継拠点)空港の機能が評価されたようだ。
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