ビール大手5社が13日発表した1月のビール系飲料の課税済み出荷数量は、前年同月比
18.6%減の2231万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と3 カ月連続で減った。減少率は現行の
集計が始まった1992年以降で最大だった2008年3月(18.7%減)に次ぐ。キリンビールの値上げ
前に発生した 08年1月の駆け込み需要の反動があったほか、景況感の悪化に伴う買い控えも響いた。
出荷数量も、1月としては05年に続いて2番目に少なかった。酒類別ではビールと発泡酒が
それぞれ22.1%、28.8%減ったが、第3のビールは 2.3%増えた。消費者の節約志向を背景に、
価格が最も低い第3のビールへ需要が移っている。会社別だと、アサヒビールとキリンが減少した
半面、サントリーとサッポロビールは増加した。
08年は2月にキリン、3月にアサヒがそれぞれビール系飲料を相次ぎ値上げした。この影響で
1月と2月に値上げ前の商品を確保しようとする卸・小売各社からの注文が殺到し、出荷数量が
大幅に増えた。
▽ソース:NIKKEI NET (2009/02/13 12:30)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090213AT2F1203L13022009.html ▽関連スレ
【調査】酒類市場の縮小止まらず、若者のアルコール離れなどで[09/02/12]
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1234636210/l50