AERA 2008年12月1日増大号
【金融】 農林中金10兆円ハイリスク運用の後始末
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=9943 農林中金 積極運用の罠
2008年11月25日 AERA
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20081201-01-0101.html >リーマン・ブラザーズが9月に破綻してやっと、農中の進撃は止まった。欧米の投資銀行と
似た資産内容なので、財務面で相当の影響を受けたことは容易に想像がつく。
>モルガン・スタンレー出身の民主党の大久保勉参院議員は11月13日の参院財政金融委員会で、
農中が6月末時点で保有するCDOを額面の約89%で評価しているのに対し、米メリルリンチは
保有するCDOを7月に損切りして売却処分した際に、簿価の22%と評価したことを指摘した。
本誌の取材にこう語る。
>「農中とメリルの中身が違うから評価も異なるかもしれませんが、もしメリル並みの評価をすると、
兆円規模の損が発生しても不思議ではありません」
>「会計基準の緩和の隠された狙いは、農中救済でしょう」
>農中に数千億円もの証券化商品を売った米銀の日本法人幹部は、そう言って笑った。
>「世界中が合法的な粉飾を許容し始めています。何も農中だけが清く正しく評価損を計上する
必要はありません」
>年間約4000万円の報酬を得る上野博史現理事長に至るまで、農中の6人の歴代理事長は
すべて農水事務次官経験者で、同省の重要な天下り先となっている。現在は上野氏と農水、
財務両省出身の監事の合計3人が、高級官僚からの天下り組である。
>過去5年間に行われた3回の金融庁検査はすべて、金融に疎い農水省との共同検査だった。
しかも、農中を所管する金融庁協同組織金融室の課長補佐ポストは、5代続いて農水省出向者が
占めている。
>最先端の金融商品に手を出してきた農中はその半面、「古い日本」の傘の下にある。上場会社と
異なり、株主の監視にさらされることはない。いざとなれば農水省や自民党農水族といった力強い
応援団もいる。海外で知られる投資家ノーチューは、異形の投資ファンドなのだ。
農林水産省解体廃止「工程表」
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1222951126/155