◆修学旅行生いらっしゃい 来春使用開始へ
開港以来2年連続で利用者数が神戸市の予測(年319万人)を下回る神戸空港に修学旅行生などを
呼び込もうと、市は団体客向けの待合室(計300人規模)の整備を決めた。ライバルの大阪(伊丹)空港、
新幹線・新神戸駅などには団体用スペースがあるのに対し、神戸空港にはなかったため。市は利用客
アップの“起爆剤”としたい考えで、来春からの使用を目指す。
市によると、市内の中学生や高校生など年間約9万1000人の修学旅行生が同空港を利用。しかし、
空港ターミナル(3階建て)は手狭で、出発ロビー(2階)や1階通路に固まって搭乗を待つしかなかった。
このため、搭乗前の修学旅行生らに引率教員や添乗員らが事前説明するのが難しく、「使いづらい」
という不満が旅行会社や学校関係者から相次いでいた。
近隣施設では、伊丹空港に200人が使える貸室があり、新神戸駅では1階スペースを修学旅行生らが
使用。関空にも300人規模の団体待合室があり、市は「団体客をみすみす取り逃がす訳にはいかない」と、
ターミナルビル東側に建設を決めた。団体利用がない時は会議室などとして使用する。
神戸空港は2006年2月に開港。利用客数は06年約270万人、07年約297万人、今年上半期(2月〜
7月)も約136万人で、3年連続で予測を下回る見通しとなっている。
また、東京や札幌、那覇など7路線計26便が就航するが、来年4月には全日空が仙台便を運休させる
など5路線24便に減る。利用客数アップには各便の搭乗率を上げるしかない状態で、市みなと総局空港
事業室は「団体客の誘客力を高めることで旅客増につなげたい」としている。
▽関連スレ
【航空】神戸空港 上半期旅客136万人 需要予測3年連続下回る見通し[08/09/11]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1221147491/l50 ▽ソース:読売 (2008/10/03)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20081002-OYT8T00892.htm