【資源】2025年には日本が資源大国に!? 三菱総研「アポロ&ポセイドン構想2025」提示[08/02/20]
★「旧バイオ燃料」と「次世代バイオ燃料」を混同しないように
日本やアメリカが想定しているのは次世代バイオ燃料
■自動車用のバイオ燃料は、大きく二つに分けられる
食物の糖分や澱粉質を発酵分解して作るバイオ・エタノール(ガソリン代替)…トウモロコシ、サトウキビ
植物の種子から脂分を抽出するバイオ・ディーゼル(軽油代替)…大豆、菜種
■世界規模でブームに火がついた背景
燃やした時に排出されるCO2は、もともと植物が光合成で吸収した分が排出されるだけで、排出量が増えるわけではないという考え方。
世界規模でブームに火がついた背景には地球温暖化問題。『バイオ燃料は京都議定書では、二酸化炭素の排出がゼロと計算されることになっているため。』
■各国の取り組み
日本…2030年までに、自動車用燃料のほぼ10%に当るバイオ燃料を導入する計画
アメリカ…ブッシュ大統領は10年後にガソリン消費量の15%分をバイオ燃料に替えていく方針を発表
EU…2020年の段階で、10%分をバイオ燃料に置き換えていく
■『次世代バイオ燃料…植物繊維―セルロースを原料にエタノールを作り出そう』と言う研究が今、各国で競って行われている。
原料は例えば稲わらや麦わら牧草などで、『食糧問題を引き起こす恐れはない。』
日本でも、『国と大成建設が大阪堺で、建築用廃材を利用してエタノールを作る実験を去年から始めている』ほか、
『自動車メーカーのホンダが国の研究機関と共に、稲わらなどの草からエタノールを作る実験を今月から本格的に開始した。』
『実は、日本政府が打ち上げている、自動車燃料の10%分のエタノールで賄うと言う将来構想も、原料の大部分は、こうした草や木材などの未利用資源を想定』していて、
『ブッシュ大統領のバイオ燃料計画も、この次世代バイオ燃料の開発普及を前提としたもの』。
この分野では、植物の繊維分を分解する特殊な細菌に、遺伝子組み換え操作をして、分解を速める研究で、アメリカが世界をリードしていると言われる。
基本技術の相当部分をすでにアメリカの研究機関が特許として抑えてしまっていて、今後、日本はじめほかの国は、このアメリカの特許の囲い込みをかいくぐって独自の技術を編み出していかなければならない。
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名刺は切らしておりまして:2008/02/20(水) 17:59:31 ID:czHNzMq1