ボツリヌス菌が混入したとして、ホットドッグ用のチリソースなどを
リコールしている米キャッスルバリーズ社は19日、リコール対象の
製品を製造している工場で約2カ月前に、缶詰の殺菌処理過程で
問題が発生していたと発表した。しかし、当時の製品検査の結果は、
何の問題もなかったとしている。
ボツリヌス菌が混入した缶食材を製造していたのは、同社のジョージア州
オーガスタ工場。ボツリヌス菌が混入した缶が製造された時期と、工場で
問題が発生した時期が、ほぼ同じだという。
この工場では約2カ月前、製造ラインのうち、缶を高熱で殺菌処理する
段階で、通常より製品が熱くなる状態が発生したという。工場では缶の
膨張を防ぐため、一時製造ラインを止めたが、この段階でボツリヌス菌
が入った恐れがあるとしている。
テキサス州では6月28日に、12歳と13歳の子供が問題のチリソース
を使ったホットドッグを食べて、体調を崩して入院。7月5日には、
インディアナ州の夫妻がチリソースとベイクドポテトを食べた後、
入院していた。
いずれも、ボツリヌス菌が作るボツリヌス毒による中毒症状と見られて
いる。
ボツリヌス毒素は毒性が非常に高く、体がまひする中毒症状を示し、
重篤な場合は呼吸困難に陥って死亡する。日本では1984年に、
熊本名産の「からしレンコン」でボツリヌス菌が繁殖し、11人が死亡
している。
ボツリヌス菌が混入した恐れがあり、キャッスルバリーズ社がリコール
しているのは、10オンスと15オンス缶のホットドッグ用チリソースや
チリ・ビーンズ、コーン・ビーフ・ハッシュなど、10製品。賞味期限が
2009年4月30日から同5月22日までのもの。米国南東部から中西部、
南西部の22州に出荷されている。
米疾病対策センター(CDC)によると、米国では毎年、約25人が
ボツリヌス毒の被害に遭っており、そのほとんどが自宅で食べた缶食材
が原因だという。
ソース(CNN)
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200707200011.html