【特許法】第35条を改正へ 「相当の対価」は労使間の契約重視【技術者の報酬】
特許法第35条を改正へ,「相当の対価」は労使間の契約重視へ 2003.9.9
http://ne.nikkeibp.co.jp/judge/2003/09/1000019744.htmlタソ 職務発明による特許を会社に譲渡するのと引き換えに受け取る「相当の対価」――。
その「相当の対価」を受け取る権利を技術者に保証する特許法第35条に関して,
改正法案の方向性がおおむね固まった。職務発明制度を議論してきた経済産業省の
特許制度小委員会は2003年9月8日,改正法案の骨子をまとめた。
「相当の対価」を受け取る権利(対価請求権)が,会社に特許を譲渡した場合に
あまねく発生する現在の規定を改める。
改正後は,対価の算定は労使間の取り決めるによる金額を原則として優先する方針を
採る。従業員である技術者が納得のいく手続きを踏むことを企業に義務づけ,
手続きが合理的であったとみなされた場合には技術者は「相当の対価」を請求できない。
会社が一方的に対価の算定基準を押しつけるなど,手続きが不合理と判断される場合に
だけ対価請求権を認める。
委員会は,2003年中に最終報告書を取りまとめる予定で,2004年春には通常国会で
改正法案の審議が始まる見込みである。なお改正法案の方向性を議論した委員会の
正式名称は「産業構造審議会知的財産政策部会 特許制度小委員会」である。2002年
7月に発令された「知的財産戦略大綱」では,職務発明制度を見直す方針が盛り込まれた。
これを受ける形で2002年9月から同委員会が審議を重ねてきた。(堀切 近史)
日経エレクトロニクスでは2003年9月15月号で,今後のスケジュールなどより詳細な
内容を報道する予定です。
# 要しるに
>従業員である技術者が納得のいく手続きを踏むことを企業に義務づけ
る内容に転嫁したと見へるわけだが。
2げっと
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/10 19:28 ID:WS1aeBCd
うやむやのうちに企業側に有利な契約にされる予感。
6 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/10 20:42 ID:z0PuRkFm
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/10 20:52 ID:YhzLHsej
一律2万円に何の疑問も持たないできた起業と と売れたらゴロっぽくなる仲村のようなケースの間をルール化するわけか
改正しても、会社が一方的に対価の算定基準を押しつけたとして裁判が起こされる悪寒。
相当の対価って、必ず争いの元になる(藁 税法でもよくもめるしな。 6%とかってアフォで非常識な香具師が作った糞基準で(ry
発明やハケーソには偶然の産物が多い。 企業は常に市場を見てをるわけだから、 業界の流れや空気から遅れぬやうに動く。 「生みの苦しみ」は商業的にもヒサーンだから、 ハズレを引かぬやうに努力しる。 その結果、業界はみんな2番煎じの横並びになる。 さう云ふ処に、対価を考慮しるやうな新奇なアイヂアは出てこんのである。 紛争になるのは、 社命を無視して独自路線を走り大成功した、 とか、 社命の任務で、ふと発想を転換したらイイ!(イイ!のゑ) アイヂアが出た、当然評価されてプロヂエクトを任されるとオモータら、 逆に干されて屈辱を味わつた、 とかの事例である。 と云つて、技術者に好き放題を許すと企業のブヂネスが成り立たない。 今回の改正審議がかう云ふ本質を突かずに、形通りの「職務発明」を 対象としるに止まるなら、争議はむしろ増へると思はれる。
12 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/11 22:05 ID:mYtyNCjC
日本も契約を重視する国になったか
13 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/12 01:56 ID:UYRDvYFq
14 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/12 02:26 ID:ZA7i6+os
どうだろうなあこれも。 USAがなにやら変えろと圧力かけてたらしいし
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/12 02:29 ID:7wUKq7rO
要は雇用契約を結んだならその内容で満足しろやと。
まあ、「相当の対価」よりはよほどいいんじゃない?
17 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/12 18:57 ID:2LC41Imi
これじゃあ、結局企業の為すがままになって、人材の海外流出が止まらなさそうだ。 > 手続きが合理的であったとみなされた場合には技術者は「相当の対価」を請求できない。 これって、手続きが合理的であれば、内容がどんなものであってもOKなんだよね。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/12 19:28 ID:hfN79CMn
米国特許庁が、近年の日本企業における“個人発明”問題での法改正問題に ついて、 米国では特許権を社員に帰属させるという契約は存在していないと、 問題視してるらしい。 あっちでは、問題なしに企業に属する。 青色レーザーのおっさんはそうした事実関係を認めた上で、 米国ではストックオプションその他の各種報酬制度で報われているから 問題になっていないのだと発言してた。 日経ビジネスだったかな。 でもそういうことなら、それは日米における企業文化の違いだからね。 このまま特許問題で社員有利にしていったら、今度は理系技術社員だけぼろ儲けと いうことになってしまう。米国とは違って。
>>18 > あっちでは、問題なしに企業に属する。
> 青色レーザーのおっさんはそうした事実関係を認めた上で、
あれ、あのおっさんが欲しいのは特許権じゃなかったの?
>>19 だから、日本企業相手だから成り立ってる訴訟なんですよ。
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/12 20:00 ID:+Rr+UKNi
>>19 あのおっさんが欲しいのはお金ですよ。
彼は研究者ではなく技術者、それでもって守銭奴なんです。
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/12 21:10 ID:NSGaZj04
これから入社してくる馬鹿者どもには、どのみち関係ない話だ。
24 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/12 22:53 ID:58Scje4O
>従業員である技術者が納得のいく手続きを踏むことを企業に義務づけ なんか、従業員と企業が対等な立場って前提だな。 それだったら、サービス残業なんて違法行為が恒常化するわけねーだろ。
>>17 海外?
海外でそんな報酬を求めたり、余計な仕事(たとえ成果が上がるようなものでも)をする技術者を雇ってくれるところはないよw
26 :
:03/09/12 23:08 ID:LrJc7bLJ
いいアイデアを思いついたら、会社を辞めて他の会社にアイデアを売るか 自分で会社を作れってことですね。
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/12 23:11 ID:o4nhFwZu
サラリーマンは発明するなって事か
>このまま特許問題で社員有利にしていったら、今度は理系技術社員だけぼろ儲けと
今の日本は理系社員のほうが生涯年収低いんだが。
>>24 にはげどう。
これでどんな特許だろうが二束三文ですか。ますます技術立国が遠くなるな。
現状でもいい特許が多いとはいいがたいのに。なんでこんなモチベーション下がること
をするかな。
別に技術はどうでもいいというならそれはそれでいいけど。
まあ要は自分で会社を興せということだ
30 :
日本経済復活のカギは大学・企業・国の特許戦略 :03/09/13 14:49 ID:SPKmdoE4
こういう状況でもどんどん発明するやつが悪い。 発明をやめて3年ぐらい停滞させないと変わらないよ。 静かなストライキをしよう。
32 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/16 11:04 ID:z8auVnKS
で、日亜化学VS中村の裁判はどうなったの?
33 :
jだあああ :03/09/16 11:05 ID:Q2tzuXqS
34 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/16 11:34 ID:PXIMuo3D
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/16 12:08 ID:CwQry5Dr
>>31 研究やめたら退職させられる。
企業は大学じゃねぇぞヴァカ。
36 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/16 14:50 ID:ZgbmXiL8
>>35 辞めたって優秀なやつは、幾らでも引く手数多なんですけどね。
もういい加減、労働時間×時給=給与って図式で考えるのは止したらどうよ、
俺も文系だけど市場価値×貢献率=報酬で良いと思うぞ。
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :03/09/16 14:53 ID:CwQry5Dr
>>36 「辞めたって優秀なやつは、幾らでも引く手数多」という幻想こそ捨てろ。
薄給で馬車馬のように働く研究者のほうがニーズが多い現状を知れ。
(コピペ)あの中村修二氏が特許法改正案にひと言,「技術者の武器が奪われる」2003.9.25
http://ne.nikkeibp.co.jp/judge/2003/09/1000019953.html 発明に対する「相当の対価」を求めて,技術者が企業を訴える−−こうした事件が相次いでいる。
「相当の対価」をめぐる問題の解決に向けて特許庁は,2004年春にも特許法を改正することを
検討している。その骨子案によれば,今後は技術者と企業間の契約を重視するという(関連記事)。
企業と技術者が合理的な手続きを踏んだとみなされる場合には,技術者は相当の対価を請求する
権利を失う。
「相当の対価」の議論に火をつけるきっかけとなったのは,青色LEDの開発者として知られる
中村修二氏の事件だ。同氏が日亜化学工業を相手取った裁判は,2004年早々にも判決が出る
見通しだ。 現在,米University of California, Santa Barbara校教授の中村氏が来日した際,
特許法第35条の改正法案に対する私見を聞いた。(聞き手=本誌編集長,浅見直樹)
浅見 日本で特許法第35条が改正されるメドが立ちました。 「相当の対価」の位置づけが変わることになりそうです。 中村 改正の主旨は,日本流をやめて,欧米流になろうっていうことですよね。 要は労使間の契約を重視するわけですから。でも急にそんなことを言われても, 日本の技術者は大丈夫なんですかね。結局,会社にだまされちゃうんじゃないですか。 そうしたら,「相当の対価」で訴えることもできなくなっちゃうわけでしょう。 浅見 会社が技術者を「だます」ことのないよう,算定基準を明確にすることが 企業側に求められるわけですが。 中村 いや,日本の企業では,会社組織が殿様であって,技術者はそこに使える家来という 関係でしょ。家来が殿様に向かって,「対等な関係でモノ申す」ことが許されるわけが ない。会社が提示した算定基準に対して,「はい,そうですか」と従順に判子を押す だけのことでしょう。それをもって,合理的な手続きとされるのがおちです。 10年前の自分を思い返しても答えは明白です。研究者にとって,事務的な手続きって 面倒なだけなんですよ。契約書を読んでいる時間があったら,学会の論文を読むことに 時間を使いたい。そして早く次の研究にとりかかりたい。だから,知的財産権部門の人が いくら説明しても,その内容は右の耳から左の耳に抜けてしまい,うわの空っていう 技術者が大半じゃないでしょうか。 ※インタビューの全文は,日経エレクトロニクス 2003年9月29日号のpp.242-244でお読みいただけます。
41 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :
03/10/04 01:49 ID:s3yI2QcB 中村って本当に馬鹿。