【紛争】「知財保護に名を借りた不当な著作権強化」 ARTSが政府計画を批判

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277名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 21:16 ID:ui8oqEX7
第4節 中古流通を規制するメリット

面白いかどうか、手放すかどうかは個人的な価値観の問題。
中古・レンタルで発生し続けている著作者の実害とは別問題。
どう保護しても、つまらんものは儲からんから過保護にあたらず。
逆に、面白いものほど長く儲かる仕組みが必要。それを日本が
先駆けて作れれば、地味でマイナーでもいい作品が生き残れるし、
世界中から優れた製作者も集まる。コンテンツ輸出もウマウマさ(笑
それは小売が中古屋に横流しする新古品では。出版物やゲームだと、
新品を買った人が手離した中古が出回るサイクルが異常に速い。
新品の発売当日に、格安の中古が大量に出回っているのが現状。
中古は、新品売上の何割かを確実に喰いながら、著作者には無還元。
出版物やゲームは出遅れた訳ではなく、映画のように領布権が
認めらられてないから対抗策がない。せいぜいが嫌がらせ程度(笑
映画同様に領布権を認める方法もあるけど、中古流通が阻害される
から、領布権一本だと個人的には反対かな。
中古・レンタル業者への管理強化が必要だけど、著作権保有側への
マージン支払いの方向で新しい法整備を進めた方が3者に得策だと思う。
BGMへの著作権料も、じきにレーベル間での競争原理が働くでしょ。
新人アーティストの曲なら宣伝費込みでタダとか。もうなってるのかな。
中古・レンタルへのマージン規制は、新品・中古・レンタルを含めて
作品の市場略を練る必要に迫られる。中古・レンタル向けの商品
開発や宣伝販売戦術とか、そっちの市場も活性化することになるかも。
個人的には、殆どの製造物に対して中古売買・レンタルの際のマージン
還元を認めた方が日本にとっては先々いいと思うけどね。ま、製造者が
その報酬に見合う程度の製造物責任を背負ってくれるならの話かなぁ。
278名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 21:18 ID:ui8oqEX7
第5節 俺が中古を買ういいわけ(照

新古品はその通りかと。ただ、価格破壊になるのでどの製造業界も嫌う。
「発売当日に中古が大量に出回っているという時点で、大量の利益が
発生しているのと、これ以上は利益が出ないのはわかっているので」
これは違う。新品ゲーム・書籍は製造分だけ利益が約束される訳でない。
返品保障式で売れ残った分だけ損が出る。中古市場が存在しない場合、
更に大量の製造が見込まれる為、現状での遺失利益は無視できない。
例えば、漏れは週刊漫画を電車で読むが、欲しい時に中古があれば
それを買う。なければ新品。そういう層は、決して少なくないとも思う(笑
領布権は、著作側が中古・レンタルへの流通時期を操作できるのが強み。
パッケージのゲームでそれが認められても実効性には疑問だね。
「商品を売っている以上 消費物として扱われるべき。扱われないの
 ならば、本が汚れたり CDが壊れたときの保障がないと」
使用によって価値が消尽しないなら、それはもはや消費物ではない。
どの製品でも、購入後の汚れや破損は自己責任で保障の対象外だが、
紙本やCD媒体の購入者に対しては、ネット経由でその著作データの
一次利用権が与えられれば保障に相当するし、新価値で面白いかも。
まあ、暇があったらスレをよく読め(笑
漏れも中古は買う。買ったお金のごく一部ぐらい、
作り手に渡って欲しいと思うだけだ。今の法体制じゃそれもままならん。
ゲームは返品不可でしたね、失礼。出版業界は再販制度で守られて
きた面があるけど、今は流通の発展で逆に首を締められている面も。
どちらも構造的な問題を抱えているので、知的財産戦略本部とやらには、
新品・中古・レンタル各業界の発展と消費者益&国益を長期的に考えた
戦略を期待したいとこ。ちゃんと視野を広げて考えてるのかなぁ。。
279名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 21:20 ID:ui8oqEX7
第5節 補足 さらにイイワケ

言葉遊びだけど・・・
「価格付けが自由に出来る時点で、著作物ではなく商品でしょう。」
商品は著作物ではなく、総ての著作物は公共物だと?だから、
新品だろうが中古だろうが、タダで使えて当然だという考え方か。なるほど。
「本の場合は、読めば読むほど汚れていくし、ゲームだってCD-ROMは
 永久的なものではない」
そこまで言うと、総ての物質さえもが永久的ではないだろう。分類上は
消費財だが、技術の発展で耐久消費財と同等のものとは言えるかと。
PCの保証書でも読めば判るけど、基本的にメーカーの保障制度では、
購入者の過失で破損した製品に対する保障責任は負っていないのよ。
つまり、本汚しただのCDに傷つけたとかは、通常の保障責任の対象外。
「今のままだと再販制度は存続。」
微妙ですね。。マージン還元が認められれば、返品による過剰在庫を
中古やレンタル業者へ送料のみ(笑)で販売するとかも成り立ちますが。
「まず海外(特に韓国)等の海賊版は目立つものは取り締まるけど
小規模のものは見てみぬふり。」
毒には毒をという訳で、中古やレンタル業者で駆逐して貰いたいとこ。
国内で還元制度が確立していれば、国家間交渉がまとまるまでに
時間がかかっても、国内業者の海外進出で既成事実を先行させられるし。
漏れは聖人君子じゃないからな。まあ、8割方は新品を買ってるよ(笑
書籍は中古じゃないと手に入らないものもあるしね。。それじゃ、また。
280名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 21:23 ID:ui8oqEX7
第6節 著作権ビジネスは海外も視野に

このスレでは殆ど誰も言っていないというだけ。領布権の拡大解釈方向
でマージン還元をさせると、実質的な中古・レンタル禁止になりかねない。
それもあって、個人的には領布権一本では反対と。
著作物流通へ課税して、その税収を個別の著作者へ還付する方が
望ましいかなとは思っている。これなら、徴収力のない個人レベルの
著作者を伸ばしていけるし。
けど、海外流通からの徴収を考えると、法解釈の抜け穴を貪欲に使い
まくろうとする民間事業者や団体の方がいいのかなと思ったりで考え中。
まあ、当事者じゃないし、元々はPC房と漫画喫茶を足して2で割った様な
チェーン店を情報機器と著作物を抱えたメーカー系列のショールーム兼
喫茶店として全国展開しようという十数年前のボツ案の一部。気が向い
た時にまた頭の隅でと(笑
まあ、逝ってこい。喪前がなくても困らんし。
【統計】鉄鋼輸出額の4倍 − 米国の日本アニメ関連ビジネス【コンテンツ育成がカギ】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1058678372/
芸術から産業まで、模倣から基礎が始まっても、独自性なくして創造は
ないかと。プロとして生き残れん。模倣と無償に尊い面はあるが、真の
クリエイターの条件とは思えない。それを求めるなら、趣味にしかならん。
独自性のカケラもない自称クリエイターを食わす為に、真のクリエイター
が得るべき対価を奪う訳にも遺憾しな。まあ、知的財産に敬意を払い、
その権利を保護する文化がないと、2chが描く某隣国のようになる訳だ(笑
281名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 21:27 ID:ui8oqEX7
第7節 著作権ビジネスとは?

まあ、日本がお米並に著作権を強化しても、同人誌とか出せなくなる程、
権利が行使されるとは思えないけどね。日本のコンテンツ産業の大事な
孵卵器にしてお得意様だし。それは出版業界やクリエイターも判ってる筈。
ディズニーは逆に、そこが弱点なのかもしれんね。あるべき裾野のアン
グラを粛清したから、そこで模倣から独自性を生んで育った層が薄い。
結局、自社の超大作でアングラをやる破目に。日本の作品をパクってね。
搾取の面はあるが、クリエイターに還元はされている点が中古・レンタル
業者とは違う。搾取分は、新人発掘や再生産にも回っているかと。
漫画界のように、知名度ゼロの新人を定期的に全国デビューさせられる
システムを保つ為に。アニメ化作を続出させて休刊する程苦しい面も。
「jasracのカラオケや、BGMの使用量って、著作権者にどのように分配
されているか知ってますか? 別にあれ、デジタル化してないんですよ。
丼勘定も良いところです」
曲個別の従量課金徴収技術は確立できる段階かと。JASRACの機能の
高度化・透明化がお望みかな?漫画やゲーム、アニメなどの著作権及び
中古レンタル管理と一緒に、システムを一新してもいいし、そうすると、
重複する面も多いから、いっそ管理組織を統一化するのも手だが。
クリエイターの権利保護や待遇改善も課題だが、強化しすぎてもやばげ。
中古レンタル含む従量課金が実現できれば好影響があると思ってる。
悪法でも法は法。判決は間違っておらんかと。漏れは著作権を伴う商品の
流通に課税して、それを著作者ないし著作権保有者の生産活動に対する
助成金として個別に従量還元すべきだと言ってるだけ。産業育成と国益
拡大の観点からね。従来は、それを実現できる徴収技術がなかった。
真正面から、知的財産関連の法を見直すのも悪くはない。社会の発展を
法の目的に加え、配分的正義をより考慮したものとして。しかし、それが
頒布権の拡張による2次的な譲渡の制限(マージンないし税の支払い)で
あっても、その譲渡権を否定するものであっては遺憾気がする。
282名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 21:30 ID:ui8oqEX7
第8節 時代遅れになった法の整備の必要性

その最高裁判決に欠けてるのは、頒布権における法の精神。制定された
背景を踏まえているのにね。技術と流通の発展によって、著作物に対する
投下資本の回収が困難になりつつあるという皮肉な側面を無視している。
法の目的は平等と発展の両立にあり、法の為に発展を阻害するのは遺憾。
2次以降の譲渡における許諾料を一定のものと定めれば、多次に渡る
商品の自由な流通を阻害せず、また著作者の利益を損ねずに保護可能。
方法例としては、知的財産物への消費税上乗せと故買業者・レンタル
業者の商品別売買管理データの吸上げ、そのデータに基づき徴収税を
知的財産権保有者へ助成金として従量額供与。もしくはJASRAC方式。
方法を明らかにする責任は全くないが、何度も書いてるぞ(笑
「頒布権だけ著作権法の精神から遊離しているとでも言うのか」
引用個所を読み落とした、すまん(笑
「個人売買との間で差別化する合理的な理由が説明出来るのか?」
個人売買から消費税を徴収しているか?個人的には視野に入れてるが、
当面は管理しきれん。ヤフオク辺りなら技術的には可能だろうが、他の
個人売買との整合性も問題。業者限定でも徴収システム確立は容易ではない。
「もっと根本的な問題は「本当に中古屋のせいでゲームの開発費用が回収
 出来ないほど儲けをかすめ取られているのか?」と言うことのはずだが」
大雑把な基準で、PSゲームの採算分岐点は5万枚と言われてるらしいが、
最大手のスクエアでも牌神2とかは3万枚、どの業界も赤字商品はあるさね。
CESAは97年次ゲームソフト出荷本数の37,2%を中古が占めると主張。
ARTS自身も中古売買禁止の場合の新品販売増加数は9,5%だと推計。
販売不振の主要因が中古ではない。しかし、どの新品ソフトの販売をも
圧迫しているのは、対立する両者が等しく認める事実かと。
283名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 21:31 ID:ui8oqEX7
第最終節 著作権は国を救う!

 同感。分野別に適正な課税率で徴収し、対象分野の活性化や底上げに
繋がる目的の助成や支援策を講じると効果的。中古・レンタルの場合は、
零細店のシステム構築負担が重くなるから、そちらも助成は重要かと。
助成策の的確さを評価する為にも、税使途の公開は重要。将来的には、
個々の納税者が自己支払い分の税使途を決定できると面白いが(笑
勿体無い事したね。自社系列でレンタルや中古をやればかなり有利だし、
そこからマージンもとれたのに。今から始めるのはちょっと微妙かな。
海外はまだ展開して面白いとこがあるかも。取説程度のローカライズで
ウケをとれるソフトも多い筈だし、海外マーケ拠点にもなる。
内需だけで廻していける国じゃないのでな。使える産業資源なら、瀕死
だろうと叩き起こして外貨を稼ぐ策を立てんと遺憾。出来なきゃ沈むだけ。
少子高齢化で当面は基礎力が落ちるから、知的財産権という遺産はフル
活用させて貰わんと。
個人的には中古大賛成。著作権保有者へのマージン支払いを前提に
中古の海外輸出、海外販売網を積極的に開拓すべきだと考えてるよ。

284名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 21:37 ID:ui8oqEX7
編集者より
長文を読んでいただきありがとうございました。
FHk/iCoj先生の過去のレスを拾い上げつなげてみた所恐るべき事に
気づきました。レス一つ一つをつなげると一つの論文になるのです。
巧みな反論者の追求をさけつつ、ここまでご自身の主張を伝えられる事を
皆様にお伝えしたく編集させていただきました。
ご意見ご感想は、このレスまでよろしくお願いいたします。
24時間体制で先生が熱いレスを返してくれる事間違いないです(笑
また、資料提供して頂いたACCES様ありがとうございました。
285名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 21:50 ID:cV/t2bqO
>>274
ふ━━( ´_ゝ`)━━ん
286266:03/08/10 21:53 ID:HvM18I6J
根本的な問題。

それは、需要と供給のバランスがとれていないこと。
明らかに供給過剰だっつーのに、供給を止めない。それでいて売れねーとか
ホザいてるわけだ。とんだ甘ちゃんだこと。
売れなくて必死なのは解かるけど、それをより過剰な権利で護ってもらおう
なんて往生際悪いこと考えてるから淘汰が進まず、粗製濫造品で溢れるわけだ。

既に業界全体が腐ってるんだよ。それをさらに腐らせてどうする。
まずぶっ潰して浄化するべきだね。
287名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 22:44 ID:FHk/iCoj
いやはや、おつかれさまです。IDが変るのは割り当てIPが多目な為で、
多数意見を装うつもりはありません。とはいえ、一杯書込んでるんだなぁ。


なお、このスレで漏れの書き込みのIDは5MvoHIVw=mjrVQAF
=XvyOSYDB=Ub1BverM=FHk/iCoj=↑のみです。>>274
最後のレス以外は全て別々の方ですが、これは編集上の都合かも(笑

それとACCSは存在自体知らんかったです。言われてHPへ行ってきたが、
似た主張も見当たらないね。漏れは著作権関連業界に全くご縁がないし、
義理もないので勘ぐっても無駄かと。
288名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/10 23:21 ID:Ui2R/reE
ビジネスモデル特許なんかにも言えるけど、保護されるべき独自性を狭義に
解釈したり、賞味期限切れの著作権を過剰に保護しても、全ての著作権が
発生する作品群は、過去の作品の何らかの模倣であり発展であるという
要素もある訳で、新しいものの生まれる環境を阻害する場合もある。
過去にあったものを組み合わせる、という行為で新しくなる場合もある。
それらを全て考慮の上で法体系を組み上げたり、利益をシェアする仕組みを
作る、という事は極めて困難であり、創造性を発揮すべき創造者に事務的作業
の苦痛を強いる、というのは如何なものだろうか。
利益利益で論を組み上げるのも良いが、それは創造性のダイナミズムを失わ
せる可能性もある事を、そして米国のようにならないと考えているようだが、
これから日本も司法従事者の大増員時代に入る、という現実を見落としてしまう
と、大失敗する。著作権を保護する機能も大事だが、あえて認めない、保護しない
部分を作る事も大事だろう。
日本は歴史が始まって以来、伝統的に模倣から独自性を生み出してきた、という
事実を見落としてはならない。
289名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/11 00:06 ID:nSBPmEXo
この政策てコイズミくんの個人的な都合を感じるよ。
コイズミ君は元々厚生族議員だけど構造改革で医師会に不義理
しちまってワイロ(献金ともいうが)切られちゃったんじゃな
いの?

で、新しい金ズルとして著作権に目をつけたとみるが。
著作権管理団体/寄生企業に新しい権利を認めてやって、そこか
らワイロもらってウハウハっていう絵を書いてるのがミエミエ...。
結局、作る側も消費者もみんな金ムシられて終わるな。
290名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/11 01:51 ID:eX44zHQi
著作物の消尽権について知っておいてもらいたい事。

1兆円市場のポケットモンスターを作った著作権所有者は誰か言えますか?
A 田尻智氏  B ゲームフリーク C 石原恒和 D 任天堂

答えは D ゲームソフト販売会社の任天堂です。
A ポケモンの仕組みを作った 
B ゲーム開発会社      
C ゲームプロデューサ    
本来の著作権法ならば、 A B Cには、必ず何%かの著作権料が
支払わなければなりません。しかし、現実には A,Cが高額納税者に
選ばれた事はありませんし、収入は 本来入るべき著作権料の数千分の一
です。何故、このような悲劇が生まれたのでしょうか?
それは、著作権の消尽権が適用されるからです。
よく 中古販売での事だけに消尽権が用いられますが、本来の消尽権の
使い方は、実際に作った著作者が、著作権を譲渡する時も使われるのです。
いくら良いゲームを作っても全てソフト販売会社に取られてしまう今の日本
のゲーム業界では、優秀なクリエイターは他の業界に逃げてしまいます。
この問題は昔から指摘されておりましたが今だ 解決する事はなく、
ゲーム業界に人材なしといわれる現在に至ってしまいました。
ACCSは、あくまでゲーム販売会社の代理であり、ゲーム業界の事を
考えているわけではありません。ゲーム業界を思うならば、消費者一人
一人が考えていけなければならいないでしょう。
291名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/11 02:11 ID:nC7jnXfO
>>290
本来もへったくれもなく、著作権法15〜16条を適用しておしまい。
特許と違うんだよね。

でさ、本当に*自分の*ゲームが作りたかったらゲーム会社なんかに頼らぬが吉。
ネットで仲間集めて同人で。これ最強。
292名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/11 09:17 ID:tdzDSZZR
>>289
って言うか小泉の元・ボスは文教賊のドンである森喜朗。
293名無しさん:03/08/12 00:41 ID:iwe1S0Oq
>>290
アニメ業界もひどい。版権を持つことが難しく、ゲーム業界のように制作会社自らで流通
させるのも難しい。
294名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/12 13:17 ID:36hi6wrM
漏れは↓のヤシかとオモタよ。

ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~uzi/chuuko-saiban.html
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~uzi/chuuko-saiban2.html

ったく、こいつの文章読んでると吐き気がするわ。あの悪名高き撲滅キャンペーンに代表される
メーカー側の有形・無形の暴力に(当然、それらの存在を知ったうえで)言及せず「ユーザーが悪い」
「販売店は綺麗事を並べ立ててユーザーを煽ってるだけ」と決め打ちしている時点で腐臭が漂ってる。
販売店がユーザーを煽ってるからなんだってんだ。メーカー側も中古反対派のユーザー(少数ながら
存在した)を集めて中古賛成派のユーザーに特攻のコマとしてぶつければ良かっただろうに、
それをやらなかったのはメーカー側、特にACCSに知恵が足りなかった(『啓蒙』と称して自分たちに
都合の良い情報さえ垂れ流していればユーザーを洗脳出来ると思っていた)だけのことだろうが。
295名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/13 03:20 ID:v4xi1dyn
中古反対派ユーザーって、結構いたんじゃないの?
ハミ痛の記事読んで付和雷同してるような輩が。
296名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/13 11:14 ID:xP4/FM19
>>295
大阪高裁でメーカーが逆転負けしてからは急減した。
その代わり、一般紙含むマスゴミの99%が大なり小なりメーカー擁護の
論調になって逝った罠。
297名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/13 16:53 ID:8+lk5dhm
>>295
「発売日直後、中古で並んでいるのはどうか?」
「クリエーターに還元すべき」
とかいう意見が多く
反対派ユーザーでも"絶対反対派"は少なく
"反対だが制度が整えば賛成"
"中古を利用する事が少ない"
とかいう人が結構いたと思う
298名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/13 19:22 ID:xP4/FM19
>>297
そう言った層も最終的には「エニックスは創業以来無借金経営」のバカ発言や
コナミの脱税話で( ゚д゚)ポカーン だったと言うことだ罠。

http://www.asahi.com/market/file/19991225hukusima05.html
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200101/30/0131m070-400.html

結局、大手は開発費用に困ってなんかいないし中小は新品・中古以前に
市場に流通する絶対量が少ない。そう言う構造的問題を上手いことハードメーカー
(特にソニー)が固定しながらボッタクリで収益を挙げていることこそ
真っ先に是正されるべきにも関わらず、業界内の自浄能力が全くと言っていいほど
機能してないから外部要因、つまり中古を弾劾することで業界内部の構造的欠陥に
対する批判をそらそうとしてたと言うことだろう。
299名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/13 21:21 ID:sTJV2obN
>>298
結局のところ、ゲーム業界も、カスラックやらエイベクソのような利権の
むさぼりあいばかりだということかな?
300名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/13 21:44 ID:hUshkEe8
現在の著作権法は、本来の著作権者(クリエーター)を保護すると言う
より、著作権で商売をしているレコード会社、出版社、著作権管理団体
等の権利を守るという側面ばかりが表に出てきていますね。
もちろん、知的所有権ビジネスを繁栄させることは、創造的仕事をする
ための必要条件ではありますが、「著作者”等”の権利の保護を図り、
もつて文化の発展に寄与する・・」という著作権法の目的のうち、この
”等”の部分ばかり肥大化してしまったようで、文化の発展に寄与する
という本来の目的達成には、ほど遠いんじゃないですか?
301美術家:03/08/13 23:43 ID:eGnN1YqM
>>300
同意。
絶望書店の「スーツ権」って表現が面白い。
http://home.interlink.or.jp/~5c33q4rw/nikki/2003_5.htm
まあ、作家の側からすれば、ゲームの仕組みを考える方が、独自に流通を整備したり、資金を調達したりするより楽なのですが。
その部分を、著作権で商売をするスーツたちに奪われてしまったのでしょう。
クボタとか、プログラム一行だって書いたこと無いだろうな。
ACCSも、どうしてスーツを着た人を広報の全面に出すのだろう。
作家が出て困窮を訴えた方が良いのに。

>>290
上の
1兆円市場のポケットモンスターを作った著作権所有者は誰か言えますか?
A 田尻智氏  B ゲームフリーク C 石原恒和 D 任天堂

答えは D ゲームソフト販売会社の任天堂です。
A ポケモンの仕組みを作った 
B ゲーム開発会社      
C ゲームプロデューサ    
本来の著作権法ならば、 A B Cには、必ず何%かの著作権料が
支払わなければなりません。しかし、現実には A,Cが高額納税者に
選ばれた事はありませんし、収入は 本来入るべき著作権料の数千分の一
です。何故、このような悲劇が生まれたのでしょうか?

この例は、他のアニメやソフト、映像の例でも、よく言われる。
消費者に、商品が届くインフラを整備した人にお金が行く仕組みになってる。
放送局しかり、ゲーム販売会社しかり。クリエーターが、会社と契約関係を結べた良いのだが、法律関係はインフラ会社のほうが一枚上手でうまくいってない。
クリエーターギルド作って、弁護士でも雇うかなーって思っている。

302山崎 渉:03/08/15 16:27 ID:dm3+dBj/
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
303名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/16 18:16 ID:sMAYhRbj
age
304名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/25 10:24 ID:1m4mUPgI
それで、この声明に応えた消費者団体はいたのだろうか・・・。
305名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/25 10:24 ID:shohrSmD
306名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/30 12:41 ID:f93ghCc4
あげとこう こんなすばらしいスレをおとしてはいけない
307名無しさん@お腹いっぱい。:03/08/30 13:53 ID:AbnUxYWn

なんというか、はやり”資本家”不在なのが日本の不幸なのかな。
パチンコで金と時間を浪費するより、無名の個人に投資するような
社会にならないかな。
308名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/07 10:47 ID:fTUGZldQ
age
309名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/11 00:14 ID:mLAt0I5D
>>304
ARTSの掲示板に書き込まれていたが、消費者団体の反応は芳しくないらしい。
消費者団体って、主婦が主体というイメージがあるけど、実際どうなんだろ。
もし主婦が主体なら期待するだけ無駄ぽ。
310●のテストカキコ中:03/09/11 00:18 ID:Eg3wcICo
http://ula2ch.muvc.net (このカキコは削除しても良いです)
311●のテストカキコ中:03/09/11 00:18 ID:Eg3wcICo
http://ula2ch.muvc.net (このカキコは削除しても良いです)
312名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/24 20:05 ID:Tp3rE7yd
もう、このスレを誰も見ていないと思うが・・・
ARTS側に動きがあったので一応ageとく。

> 2003 / 9 / 24
> 本への貸与権付与に反対する意見書提出
>
> ARTS加盟店が、知的財産戦略本部の推進計画で検討されている
> 書籍雑誌への貸与権付与に対し、反対する意見書を提出しました。
> 希望により社名は伏せた上で公開いたします。

(↓意見書の内容 PDFファイルなので注意)
ttp://www.arts.or.jp/docs/akada030922.pdf
313名無しさん@お腹いっぱい。:03/09/25 01:51 ID:qvzPJzUR
>>312
読んでてムカついてきたな‥

論点のすり替えばかりだ
著作権に対して不当だと返答するのではなく、
それ以外の部分に強引に置き換えてるだけじゃねえか
314名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/14 23:01 ID:z1FaR5Bg
たまーにみてるけどね。ARTSの意見書は突込みどころが
多すぎてレスする気が失せた。
315名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/15 17:47 ID:cMe3NlJU
【コソテソツ】「コンテンツビジネス振興法」、次期通常国会に提出へ【ブヂネス】
ttp://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1066198698/l50
316名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/15 18:43 ID:OCWn/MwU
>>312の反論は妥当だと思うが、中古販売業者に対し制作者がもっと利益を得られるように
するべきだろうな。
 しかし著作権は著作者の死後50年又は公開から50年というなが〜いな保護期間を有するわけで、
こういった性質を持つ権利の体系では適切な権利の保護は行えないだろう。
 というわけで、新しい法律を作るしかないな。
317名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/16 18:37 ID:AKbeljpi
test
318閑話休題:03/10/16 21:22 ID:frTouhQQ
プロ野球機構様から
日本シリーズの街頭テレビ放映は
まかりならんというお達しが出たそうな
何でも放送権料をはらったテレビ局様に対する立場上
客寄せになるような放映行為は禁止だそうで

ただでさえイマイチ盛り上がってない
福岡の街がさらにシラケ切るだろうなあ

知ってるカイ?ホークスがそれなりに地元の支持を得てるのは
球団のトレードマークをタダで使って良い
という背景があったことを
319名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/19 08:22 ID:BtUJSxcy
けんけんけーん、けんけんけーん、ちょさっくけーん!
おーれは天下の著作権者様だ。ひれ伏せ、無能な大衆どもよ。
ちょーさくぶつは俺様の言うとおり利用しろ。
録画するな! 保存するな! ライブラリ作るな! コピーするな! 編集するな!
著作物には金払え。表現はビジネスだ。無体財産に価値を認めぬ阿呆どもは首を吊れ。
金を払ったからって自由じゃねえぞ。契約だ、ライセンスだ、個人情報の提供だ!
320名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 17:07 ID:4taseEPZ
>>312,316
http://www.arts.or.jp/docs/akada030922.pdf
抗議したい気持ちは判らんでもないから、試しに反論挙げたらズタボロで、
呆れを通り越して怒り心頭。過虐なのでレスを控えたが、あれが妥当だと
言うなら挙げて置く。
321名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 17:08 ID:4taseEPZ
>1、レンタルは利用者の正当な利用形態です。
然り。しかし、CDやビデオ同様の書籍貸与権は利用を妨げ、否定するもの
ではない。

>コミックレンタルは、CD、ビデオレンタルと異なり、
>無断複製の問題は発生しておらず、
否。店頭で書籍の紙面をデジカメで無断複製するデジタル万引きの被害が
深刻化、閉店騒ぎもTVで報じられた。

>図書館は、著作物を公共の財産として・・・無料で共同の利用に供してます。
ARTS加盟業者は、他者の著作物を私有財産として不特定多数の利用に
供する事で営利を得ており、図書館としての正当な公共性を主張できない。
また、知財本部は公共図書館を含めて貸与権を検討中。
322名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 17:10 ID:4taseEPZ
>2、予防的な権利付与は市場の活性化に反する

書籍貸与権の付与は、付与保留の暫定措置を見直したもの。予防処置
ではない。附則4条の2「(貸与権は)書籍又は雑誌の貸与による場合には、
当分の間、適用しない」の通り。

>かつてどの町にもあった貸し本屋は、現在300店程度。予防的な権利

付与は新しい産業の芽を潰し、規制緩和にも反し、市場の活性化を阻害
否。貸本は、規制で百年以上に渡り保護されてきた旧来産業。既に貸与
権をもつCD、ビデオのレンタル市場は、貸与権のない貸本市場を急速に
凌駕した。貸本市場の低迷要因がその権利動向にない事は明らかである。
323名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 17:15 ID:4taseEPZ
>3、新品販売も市場競争に参加すべきです。

書店で新書を買った事がないらしい。競争がないとの論拠を挙げよ。

>書籍業界は35%程度の返品率という極めて非効率な流通構造を持ち、
>デフレ下でも平均価格は下がらず、利用者の本離れは進んでいます。
>著作権強化ではなく、価格の引き下げでレンタルコミックへの抑止とする
>事が市場経済のとるべき方策であります。

貸本業界は100%近い返本率で営利を得る極めて効率的な流通構造を
もつと言えるが、著作側への還元率は0%に近い。しかも、深刻なデフレ下
で市場経済がとるべき政策が著作権無視、物価引下げ、デフレ拍車政策とは
何の冗談か。経済破壊政策の提唱か。

流石は、規制による保護と既得権下で全国300店規模まで市場を衰退させた
業界の団体さまですな(笑
324名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 17:16 ID:4taseEPZ
>4、貸与権は禁止権を伴う極めて強力な権利です
然り。CDやビデオの貸与権と同等。

>貸与権を報酬請求権に限定するには附則4条の2項の廃
>止だけでは不十分であり、特別な規定が必要です。さもな
>いと著者の気まぐれで禁止が行われる可能性があります

書籍のみ、貸与権を報酬請求権に限定する必要性が見えない。その根拠を
ARTSは何も述べていない。禁止権は、報酬請求権を実効性あるものと
する上でも重要。また、著者個人が正当な権利を行使する動機をARTSが
詮索したり、その是非を問う権利や責任もなく、単なる余計なお世話。
325名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/28 17:19 ID:4taseEPZ
>5、複製問題のない著作物は自由にレンタルされるべきです

逆。複製問題のある著作物は自由なレンタルを許すべきではない。著作者の
権利を損ね、その再生産を阻害するが為に。書籍はデジカメ・スキャナ等で
複製可能。

>WIPO著作権条約における商業的貸与権は、コピー問題が発生し易い
>プログラム、レコード、ビデオに限られています。

WIPOは、文学・美術の著作権保護に関するベルヌ条約を基本にしており、
ここでプログラムは文学的著作物として扱われる。この事からも、書籍の
貸与権が第七条の貸与権に対して、第十条の1項にある「締約国の国内
法令における例外」の適用範囲内にあるといえる。実際に北欧諸国等でも、
書籍に貸与権を認めている。
326名無しさん@お腹いっぱい。
>6、レンタルの規制は、次世代の作家の育成にマイナスの作用をする。

ARTSの主張では、貸本業者は300店舗に留まり、図書館、中古書店、新品
書店との競合が激しく差別化困難とのこと。ならば、作家育成支援の役割
代替は容易であり、300店舗の有無を過大評価した主張といえる。