【決算】株価低迷で評価損、相次ぐ最終赤字 。京滋の上場企業３月期決算

　京滋の上場企業５６社が２８日までに発表した２００３年３月期決算（連結）は、
リストラを完了させた大手製造業を中心に、業績の急回復を印象づけた。前期比で、
経常損益段階での赤字企業はほぼ半減、「Ｖ字型回復」や過去最高の利益を計上する
企業が目立った。一方、株式市場の低迷で株式評価損を計上し、最終損益が赤字転落
する企業が相次いだ。本業が振るわない一部業種もあり、景気の本格回復はまだ遠いようだ。

　▽任天堂が全体像を左右

　オムロンは前期の赤字決算から一転、リストラ効果で典型的なＶ字型回復を達成
した。主力の制御機器、電子部品が好調だった追い風もあり、「事業の構造改革は
ほぼ達成した」（立石義雄社長）として、コスト削減効果で売上高に占める総利益
率を過去最高タイの38・８%まで押し上げた。

　上場以来初の最終赤字から黒字転換を果たした堀場製作所も、人員削減と原価率
改善を進めて業績予想を公約通り果たした。リストラ効果に、想定外の田中耕一氏
のノーベル化学賞受賞も加わった島津製作所は、過去最高の売上高でＶ字型回復を
果たした。

　リストラ効果で東証１部上場の企業（金融除く）では、経常利益が前期比60・７%増
（新光総合研究所集計、２３日現在）となったが、京滋企業（同）の集計ではわずか
１０分の１の同６・５%増にすぎない。

　その落差は「世界規模のゲーム機メーカー、任天堂の業績が全体像を左右している」
（地場証券）。２期連続の減益となった任天堂の経常利益は、前期比49・１%減の
９５０億円。任天堂を除くと、京滋企業（同）の経常利益は同51・４%増となり、
あらためて回復ぶりが鮮明になる。

（以下、>>2-5で。）

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003may/29/W20030529MWA2K000000011.html

◆◆◆スレッド作成依頼スレ★03★◆◆◆
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1049275716/767
より

　▽２年前からのＩＴ不況が一服

　事業特化型企業の好調ぶりも目立った。フェイスは、主力の携帯端末向け着信
メロディーが伸び、売上高は前期比23・１%増の過去最高。経常利益も最高で、
売上高に占める経常利益の割合は65・３%と驚異的な高率をマークしている。

　精密小型・中型モーターなど連結子会社５５社を傘下に収める日本電産は、
売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。「利益拡大はさらに続く」
（永守重信日本電産社長）と鼻息も荒い。海外挙式最大手のワタベウェディング
もイラク戦争などの逆風の中でも海外挙式事業がよく、売上高、経常利益とも
に過去最高だった。

　京滋企業唯一の１兆円企業・京セラも、携帯電話や複写機が好調で、３期連続
で売上高１兆円台を確保した。売上高で見ると、京セラを含む上位１０社の総額
（４兆３２２７億９２００万円）が、全体の69・７%を占める。１０社のうち半分が
電子部品関連で、いずれも前期比で売上高を伸ばしており、２年前からのＩＴ
（情報技術）不況が一服した。

　▽持ち合いの株が暗い影

　一方、取引先の銀行など持ち合いの保有株式が、最終損益段階で暗い影を落とした。
１社を除く５５社が期末の株安で有価証券評価損を計上しており、その総額はローム
の当期利益を上回る５５０億７３００万円にも上った。

　ダイニック、竹菱電機は、経常段階で黒字ながら９−２億円規模の有価証券評価損
を特損処理し、最終赤字に転落した。他にも経常黒字だが株安要因で最終赤字に
なった企業が４社ある。また、特別利益では厚生年金基金の代行返上に伴って川島
織物が１５億９０００万円を計上、復配した。

　繊維関連の大同マルタ染工、フジックス、キングは、本業が振るわず減収減益か
赤字になった。長引く不況とデフレ圧力によって、販売数量減と単価下落に悩まされた。
ＩＴ関連も完全回復とは言えず、大日本スクリーン製造とＴＯＷＡは半導体
メーカーの設備投資抑制で、赤字決算を強いられた。

4

少し自分でも驚きの4ゲット。

日本電産はドキュソ

>>6

HDD スピンドルモーター世界シェア1位の会社がなぜﾄﾞｷｭﾝなの？

竹中ハード路線にしとけって。どうせ下がるなら。

日本電産は労働環境が最悪って話をよく聞くな

それでも、永守氏の功績は大きい。コパル、トーソク、コパル電子は見事再生した。