1 :
774RR:
2 :
774RR:2006/07/18(火) 20:13:04 ID:+qcwWhbk
3 :
774RR:2006/07/18(火) 20:29:16 ID:Kg5U9FkR
4 :
774RR:2006/07/18(火) 20:32:42 ID:jlck5m37
5 :
774RR:2006/07/18(火) 20:46:10 ID:0vyzdvKU
6 :
774RR:2006/07/18(火) 21:22:41 ID:+06M/7uU
》1もつ鍋
7 :
774RR:2006/07/18(火) 21:27:43 ID:1inALdk5
8 :
774RR:2006/07/18(火) 21:33:53 ID:go4CKe0q
>1
乙乙尺
9 :
774RR:2006/07/18(火) 21:42:24 ID:MyWKEVCm
ハゲ乙
10 :
774RR:2006/07/18(火) 21:47:23 ID:lrggWf43
11 :
774RR:2006/07/18(火) 21:47:58 ID:2Ao4+zSy
いちおつです。
クレヨンしんちゃんの続き期待してます
12 :
774RR:2006/07/18(火) 22:49:14 ID:4v4/TWAI
otu
13 :
774RR:2006/07/18(火) 23:47:12 ID:tshLoWLC
14 :
774RR:2006/07/18(火) 23:58:49 ID:D6uxJz+Y
15 :
774RR:2006/07/19(水) 00:13:34 ID:lkADy0xJ
>1乙。
魔棲雄の中の穴子さんメインの話が読みたいって思ってるのは私だけだな…
16 :
774RR:2006/07/19(水) 00:15:18 ID:2rkDp2bz
+
∧_∧ +
+ _(u゚・∀・) ワクワク
⊂ (0゚∪ ∪。⊃ +
⊂ ゚̄ と_u_)__)゚  ̄⊃ +
⊂_。+ ゚+_⊃
⊂__⊃.
17 :
774RR:2006/07/19(水) 00:42:24 ID:1scgO/iH
1乙
>>15禿同
オレのカタナは1100cc
/ ̄⌒⌒ヽ
| / ̄ ̄ ̄ヽ
|| / \ |
|| ´ `|
(6 つ /
| / /⌒⌒ヽ
| \  ̄ノ
| / ̄
⊂二二 二二⊃ ノ /
/ /
( ヽノ
ノ>ノ
三レレ
18 :
774RR:2006/07/19(水) 01:23:04 ID:0fvEEhx8
とりあえず前スレ埋めようぜ
19 :
774RR:2006/07/19(水) 02:33:38 ID:G0QaB0jv
(゚∀゚)つ2げと
20 :
774RR:2006/07/19(水) 02:35:03 ID:G0QaB0jv
ごば――(゚∀゚;)―−く
21 :
774RR:2006/07/19(水) 02:55:07 ID:5gAGaacn
22 :
774RR:2006/07/19(水) 06:51:33 ID:AsdW6OfF
_ _ _ _
+ + | | | | | | | | +
| | Π| | | | Π| | +
/ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
/ ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
/ ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
23 :
774RR:2006/07/19(水) 07:36:07 ID:vuIJHcS/
24 :
774RR:2006/07/19(水) 07:52:08 ID:q3Tms4PB
_____
/ \\\\\
/ \\\\\
/ /  ̄ ̄ ̄ ̄\
|/ |
(6 ´ っ` |
| ___ | < 2chのクソども新スレ乙wwwwww
\ \_/ /
\___/
25 :
774RR:2006/07/19(水) 10:58:06 ID:joP51GTz
俺の中でアナゴさんは最高にアツいナイス・ガイでグッド・フェロー。
26 :
774RR:2006/07/19(水) 14:12:20 ID:3GaNmu0N
亞那GO!
28 :
774RR:2006/07/19(水) 19:55:01 ID:CUXNpugQ
_■_ ________________
|∵∴∵|:::ー-ーーー-ー─ーー--ーーーー-ーー-ー,||
|∵∴∵|:::: 磯野家の系図 i ||
|∵∴∵|:::: ; ||
|∵∴∵|:::: 波平─-──┬─-──フネ :; ||
|∵∴∵|:::: │ | ||
|===|:::: 波平───サザエ ! ||===-3
|∵∴∵|:::: │ ; ||
|∵∴∵|:::: 波平─ワカメ | ||
|∵∴∵|:::: │ i ||
|∵∴∵|:::: タラチャン | ||
|∵∴∵|:::ーーー ーー- -ーー-ーー-ーー-ーー─ ||
 ̄■ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
29 :
774RR:2006/07/19(水) 20:11:25 ID:Y7QOwSck
>>1 乙です。
作者様方
これからのストーリーも楽しみにしています。
アナゴくんってフルフェイスに頭収まりきるのかな・・・・?
30 :
774RR:2006/07/19(水) 20:53:06 ID:+5TqeNVu
31 :
774RR:2006/07/19(水) 22:50:29 ID:+olj7MeX
ニポポで盛り上がった前スレに乾杯!
32 :
774RR:2006/07/19(水) 23:08:10 ID:wvz8k8by
犯人はヤス
33 :
774RR:2006/07/20(木) 00:28:57 ID:aZRwNsgw
>>32 ネタバレすんな!
まだクリアしてないのに・・・・・・
34 :
774RR:2006/07/20(木) 11:52:52 ID:xY5P91KD
ポートピアかよ懐かしいなw
35 :
774RR:2006/07/20(木) 20:45:30 ID:4kIAJCHt
もうスモウライダー見れないのか。・゚・(ノД`)・゚・。
魔棲雄さん・GP中継に次いで、生き甲斐でした。
ノリスケにまつわるエピソードがいよいよ始まる・・・
ワクテカで待っておりますが、あくまで、マイペースで書き込み下さい。作家様。
37 :
774RR:2006/07/20(木) 23:00:28 ID:miZDCXfM
>>33-34 おまいらそうじゃないだろ
ニポポはオホーツクだよ!とかさ
ちゃんとしてくれよorz
38 :
774RR:2006/07/20(木) 23:13:15 ID:6YKrKVW0
39 :
774RR:2006/07/20(木) 23:27:49 ID:tWWvY1JX
>38
なんだこれwwww
40 :
774RR:2006/07/20(木) 23:38:53 ID:huHkwf86
【あらすじ?】
フグタ マスオの人生は変わった・・・。
世に背を向け生きてきた弱き男を変えた乗り物・・・、その名は『バイク』。
それは、主人の意思のまま、どこまでもどこまでも走り続ける、テクノロジーが産み出した奇跡の鉄馬・・・。
バイクは走る・・・。
鬱屈した暗き闇に埋没しかけていた青年を、陽光降り注ぐ大地と大空の元に連れ出すかのように・・・。
バイクは走る・・・。
刃の如き銀色の美しき肢体に魅せられた青年の魂を、熱く熱く滾らせながら・・・。
バイクは走る・・・。
たった一人で乗る為の存在でありながら、そんな乗り手達を絡めとり、結び付けてゆく鎖のように・・・。
漆黒の闇を切り裂くヘッドライトの光と、置き去りにされるエキゾーストノート。
悪女の如きスピードの女神に吸い寄せられた愚かなる男達が、アスファルトの上で繰り広げる狂った饗宴。
我こそが女神に選ばれし存在であると信じ、闇の先のコーナーに吸い込まれてゆく彼らを待ち受けているものは
刹那の快感か・・・。それとも死神か・・・。
マスオとアナゴは若かった・・・。
バイクとは、自らに至福の時と珠玉の如き思い出を運んでくれる存在と信じて疑わなかった・・・。
・・・それらと紙一重に存在する、地獄と死の香りに気がつくには、彼らはまだ若かった・・・。
フグタ マスオの人生は変わった・・・。
友情。仲間達。淡い初恋。風の薫り。滴る汗と心地よい疲労。暑い夏。心躍る夜の第三京浜・・・。
人並みの青春を手に入れたマスオは幸せだった・・・。そんな時間が永遠に続くものと思っていた・・・。
後に、『魔に棲まう男・・・魔棲雄』と呼ばれ、都市伝説となる彼が、まだ輝ける光の下に居た時代・・・。
彼自身、知る由も無かった。自らが『魔』と変わる時が、刻々と近づいている事に・・・。
>>1さん、乙です。
皆様、これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m
今日はあらすじ?のようなものでご勘弁を。
北海道編も終わり、タイミングよく新スレということで、区切りを付けたかったので。
あ、それと、目と鼻の先に近づいてきたリアル北海道ツーへの準備で、更新が遅れる
かもしれません(・∀・;)
重ね重ね、ご容赦くださいませ。
43 :
774RR:2006/07/21(金) 00:01:17 ID:etXLrpXV
ウホッ、甘酸っぱい青春時代の思い出編から
一気にダークサイドな方向へ。
wktk
44 :
774RR:2006/07/21(金) 00:14:30 ID:auBExpUQ
45 :
774RR:2006/07/21(金) 00:38:28 ID:BGI5q2xZ
>>41 なんか関係無いけどベルセルクを思い出してしまった。
つC
46 :
774RR:2006/07/21(金) 00:38:54 ID:SblbK/G/
今更ですが鈴木さんのCB1100Rって何型ですかね?
個人的にはDが好きですが・・・
というわけで
つC
47 :
774RR:2006/07/21(金) 01:55:46 ID:nudajPjj
オホーツク殺人事件の犯人は?
48 :
774RR:2006/07/21(金) 01:56:24 ID:QPO5KL9Y
>>41 映画のtrailer風なflashがあったらタマラナス
49 :
774RR:2006/07/21(金) 02:13:51 ID:BsRO1aNI
>>45 結果がわかってて、それに至る過程を楽しんでるところがだろうな
FSSとかも
50 :
774RR:2006/07/21(金) 02:41:18 ID:eeO7GZgP
つC
作者さま
頑張ってください。 無力な私ですが心から応援しています。
51 :
774RR:2006/07/21(金) 07:59:11 ID:cNsfqNZe
>>42 つC
しっかり充電してきて!
良い作品をまた期待しています。
52 :
774RR:2006/07/21(金) 09:18:05 ID:PjXMqU1J
53 :
774RR:2006/07/21(金) 09:21:46 ID:h0v0/ATk
作者さん乙です。いい作品ありがとうございます。
しかし、久しぶりに改めてアタマから読んでたらスゲー伏線に遭遇
>>心当たりがあれば「血」であろうか・・・。父方の祖父が戦前から陸王を乗り回していたというのは親戚の中でも有名な
>>話であるし、バイクに跨っている死んだ父の若い頃の写真(CR110?)も見た事がある。
ん?CR110...ってオイ!CR110かよ!
魔棲雄さんのお父さんって何者?
54 :
774RR:2006/07/21(金) 09:38:42 ID:e5VaaTQL
いつもスレタイ見てスルーしてましたが、あまりの暇さに昨日足を踏み入れてしまいました。
作者さんZです。まとめサイトで今までの分一気に読破しました。
初めての北海道ツーリングが、経済的な事情で計画あぼーんしてしまいそうなところを
もう一度考え直す気になりました。
55 :
774RR:2006/07/21(金) 09:41:34 ID:e5VaaTQL
スレタイ見てスルーとか、暇だったからとかある意味失礼な書き込みですみません。
言いたかったのは、そうやって今まで避けてきたのがもったいなかったということです。
お気に入りに追加ですよ。
連投スマソ
つC
57 :
774RR:2006/07/21(金) 12:18:32 ID:FKc6wPaD
>>53 陸王を乗りまわせるくらいだから
かなりのお金はあったんだろうな
CR110は昔デチューンして市販もされていたみたいだよ
当時の月給の10か月分くらいの値段だったみたいだし(モトチャンプ6月号にのってた)
58 :
774RR:2006/07/21(金) 12:37:10 ID:aJzz3t1V
59 :
774RR:2006/07/21(金) 18:21:23 ID:dbFYkZNX
映画化まだ?
60 :
774RR:2006/07/21(金) 19:01:13 ID:KLWiNqGv
それを言うならアニメ化まだ?だろw
61 :
774RR:2006/07/21(金) 20:49:28 ID:nudajPjj
コロポックリって炉端焼き屋の店主が犯人だったのか。北海道行きたい
62 :
774RR:2006/07/21(金) 21:05:53 ID:BwtbVZPx
63 :
774RR:2006/07/21(金) 21:18:32 ID:nU+Oe19S
64 :
774RR:2006/07/21(金) 22:21:18 ID:PjXMqU1J
長っ!16時間!?
65 :
774RR:2006/07/21(金) 22:49:28 ID:l6dLEeAd
ここはひとつ実績豊富な製作会社にもちこんでですね・・・・・・・
たとえばGONZOとか。
66 :
774RR:2006/07/21(金) 23:43:52 ID:MSxOyOy6
ジ○リは?
とりあえずTVオリジナルのスタッフには悪いが、あの作画では表現するの無理だろ
67 :
774RR:2006/07/21(金) 23:56:16 ID:4GCPlI6A
>>66 なんだか貴方の今から2〜3時間前の行動を言い当てられそうな気がしてきた。
ま、俺もそのクチだけど。
68 :
774RR:2006/07/22(土) 00:17:19 ID:EYssyHOV
69 :
774RR:2006/07/22(土) 00:47:47 ID:ydWiYX0e
京アニ
70 :
774RR:2006/07/22(土) 03:45:56 ID:M3Hfn8Ne
同じ魔っちうことで摩砂雪あたりに…
71 :
774RR:2006/07/22(土) 03:49:31 ID:0x40Eli+
いっそ実写でやったほうが、おもしろいかもな。
原作だって昔、実写やってたし。
72 :
774RR:2006/07/22(土) 08:54:42 ID:ut2zDTtl
原作漫画がBLACKでシュールな雰囲気だった事をたまには思い出してください
73 :
774RR:2006/07/22(土) 09:23:48 ID:gi67DE17
いっそのことプロダクションIGで
74 :
774RR:2006/07/22(土) 12:47:42 ID:HrTsc3e4
アニメの話になると妙に盛り上がるね
75 :
774RR:2006/07/22(土) 13:21:02 ID:C7D9rbst
76 :
774RR:2006/07/22(土) 13:24:11 ID:isoiNagp
ディーンは勘弁
NSR50で奥多摩を駈けたあの日、カツオは家に帰ってもなかなか寝付けなかった。
サブに借りたKSRも、あれはあれで面白かったし
未舗装の空き地ではあの乗り物が必要十分なスペックを備えていたのかも知れない。
しかし、ことアスファルトで固められたワインディングでのNSR50は速かった。
何よりKSRに乗っていた頃は中島と交互に跨っていたわけで、誰かと直接のバトルをしていたわけではない。
しかし、あのTZRと競いあって駆け抜けた距離は間違いなくバトルだった。少なくともカツオの中では・・・。
78 :
774RR:2006/07/22(土) 15:21:28 ID:+w/Qad6f
あ、あれ? GSX-Rサブ(KSR所有)と、V-MAXマスオの二つの話が微妙に
混じっているようだがこれは「カツオ物語〜伝説を継ぐ者」の続きと捉えて
良いの?
それとも全くの第三者が、更新されない両話のまとめに入ったの?
16の誕生日という、もうこれ以上はない速さで原付の免許を取得したということは
カツオがバイクに対してどれだけの憧れを持っているかを証明するに十分な要素だ。
そしてそのようなバイクへの思い入れがあるからこそ、カツオはTZRがどんなバイクかもわかっていた。
だからこそTZRに敗れたということは、カツオにとって悔しいことだった。
公道を走ることもNSRに乗ることも、カツオにとっては殆どといっていいほど経験の浅いことだが、
そんな不利な条件を言い訳にはしたくない。カツオはそういう男だ。
>>78 あ、第三者です。まずかったかな?
少しずつ続きを書くけど、不愉快だったらり意見があれば遠慮なくどうぞ。
81 :
78:2006/07/22(土) 15:27:23 ID:+w/Qad6f
>>80 レスサンクス。
いや、その辺が不明だっただけで、そう思って読み進む分には、俺的には全くOK。
Cするので頑張ってちょ。
82 :
774RR:2006/07/22(土) 15:33:02 ID:zOLF4cAw
さ、続けて
つC
言い訳を考える暇があったら、少しでも走って速くなりたい。
速く走ることが出来さえすれば、いつかあのTZRの前に出ることができる。
しかし、カツオを悩ませていた材料はそれだけではなかった。
例えばあのTZRとは50cc同士の戦いだからこそ競うことが楽しかった。
ではアナゴのカタナ、マスオのV-MAXのような相手が現れた時はどうするのか?
圧倒的な速度差で視界から消えていくスピードに対する嫉妬。
また、時として凶器より危険な鋼の野獣を意のままに操る技術そのもの、
またそうする事を法からも野獣自身からも許されている数少ないライダーへの憧れ。
さらに・・・。
そもそもNSRはアナゴとマスオの共有のものなのであってカツオのものではない。
走ることは楽しいが、その代償としてガソリンやオイル、タイヤ、チェーン、スプロケット
あらゆるものが消耗してゆく。そしてNSRはカブではないから「替え」が利かない。
まして、ギリギリの速さに挑むカツオは「俺に限って・・・」という強がりと
それに矛盾するように「もし万一のことがあったら」という気持ちもあった。
公道を走るからには常に「責任」の二文字がついてまわる。
他人名義のバイクで走ることは、その責任の所在をうやむやにさせる。
だからカツオは速く走りたかったし、原付をこえる排気量をもつ二輪の免許が欲しかった。
そして何より自分のバイクが欲しかった。
速く走ることに関しては経験がものを言う。だから寸暇を惜しんで走りたい。
しかし、いつまでも他人名義のバイクで無茶は出来ない。
何かアルバイトをすれば合宿で免許を取りに行く費用は出来るだろうし、
それが出来ればさらにバイト代を稼いで250ccのNSRを買えばいい。
しかし、バイトに明け暮れていたらバイクに乗る暇はないだろう。
そんなジレンマを抱えながら、カツオはまたしてもNSRに跨りそして走った。
あのTZRとは再び合間見える事もなく2週間ほどが過ぎた。
スマヌ。カツオではなく小生がバイトに呼び出されました。
行ってきます。しばらくは待っていても続きは書けませんのであしからず。
ノシ
87 :
774RR:2006/07/22(土) 16:36:44 ID:Pstppa/T
小僧、人のふんどしで相撲を取るような真似はやめろ。
お前に勝手に話を作られてはGSX-Rサブ氏&V-MAXマスオ氏が
この先考えてた話が書きづらくなるだろ。
三次創作はイクナイ
88 :
774RR:2006/07/22(土) 16:50:35 ID:zzKdv65X
前置きで「この話は魔棲雄本編や、他のお話の可能性の中の一つと解釈して読んでください。」
とか入れると叩きは少なくなるとは思うが。
また、創作文学板に行くという手もある。
そこで腕を磨くのも良くはないか?
89 :
774RR:2006/07/22(土) 16:57:58 ID:Iq7L4xZ+
批判は別スレ建ててやれよ
見苦しい
90 :
78:2006/07/22(土) 17:56:25 ID:+w/Qad6f
俺はイイと思うよ。なんか、今までにない、まさに第三者的な、客観的な視点からの
物語なので、行き詰まらなければ、このまま続けられるなら、非常に面白い作品に
なると思う。
ただ、確かに
>>88の言うような、断り書きは、今のうちに入れておくべきかもしれない。
91 :
774RR:2006/07/22(土) 18:02:33 ID:l/ACcdn7
KATUO氏いいよ〜、文章のテンポ好きだよ。
ただ、断りとか必要とされてるなら、それには応えたほうがいいんじゃね?
つC 頑張ってね、文才ありそうだ。
92 :
774RR:2006/07/22(土) 19:28:25 ID:VKJXPCAo
あ〜あ。いずれにせよカツオ氏(KATUO氏じゃないほう)書き辛くなっちゃったんじゃないかなぁ。
最初はこれまでの経緯を2作品を絡めたあらすじのまとめかと思って第三者でも生暖かい
目で見てこれたけど、更に突っ込んだ描写までされちゃうと、ちょっとねぇ。
93 :
774RR:2006/07/22(土) 19:39:11 ID:fc4mZDHw
書き始める前にカツオ氏に断りを入れておいた方が良かったかも知らんね
それさえあれば基本的に歓迎されたと思うが……
94 :
774RR:2006/07/22(土) 20:20:09 ID:psP2IPdZ
古参以外に対する無差別叩きウザイ
ROMは書き込まなくていい
95 :
774RR:2006/07/22(土) 20:25:06 ID:0JUkDJqb
どうせパラレルワールドな創作なんだから作者間で相違があってもイイと思うが。
96 :
774RR:2006/07/22(土) 20:48:52 ID:ut2zDTtl
つ石川賢。他人のふんどしで土俵に上がった。
借りた本人より白星をあげた。
作画が神。発想は小学生並み。
でも好き
97 :
774RR:2006/07/22(土) 21:05:22 ID:VKJXPCAo
これまでの、つまるつまらんのような主観的な批判とは違う。
現在進行中の作者さんが困るようなマネをするなと言うんだ。
じゃ、何か。基本的設定の同じ、微妙に違う話が平行していくのか?
それでもいいと言うヤツも居るんだろうが、便乗された方はどう思うんだろな?
とにかく、進行中の話の続きを無許可で書くなんてニ次、三次以前に物語の乗っとりだろ?
確かにカツオ物語の更新はゆっくりだったが、待ち切れんのであれば
「私が続きを書いていいですか?」くらいの礼儀が欲しかった。
文章は非常に才能に富んでいるように感じるので、逆に残念なんだよ。。。
98 :
774RR:2006/07/22(土) 21:42:53 ID:uWVTWq68
初代スレ時代はこんな事ばかりだったよ。
99 :
774RR:2006/07/22(土) 21:49:07 ID:JIShRrHy
>>97 落ち着いて自分の文をよく読め。
このスレそのものを否定してるぞw
100 :
774RR:2006/07/22(土) 22:12:43 ID:VKJXPCAo
じゃあどうするんだよ?
様々な設定が乱立しているこのスレの在り方ではなく、ある作者さんが書き進めている
物語の続きを勝手に書いている事を問題にしてるんだ。
過去にもマスオにヨンフォアを譲ってもらった少年のアナザーストーリーをアップした
ヤツがいたが、今回は主人公と本筋を勝手に進めているんだぜ?
こんなの初めてだよ。
カツオ氏、どうするのかな?って心配してんだよ。
つーか、本筋に全く影響の無い「少年」の話ですら、三次イクナイ!的な意見でボロクソに言われたんだぜ?
本件に対する不自然なほどの許容意見の多さを見るにつけ、工作の香りすら感じるんだが
101 :
774RR:2006/07/22(土) 22:41:05 ID:fc4mZDHw
中身はほぼ同意だけど工作とか言いだすのはいかがか
それじゃただの気持ち悪い信者だ
今帰ってきて、まずその後のレスを拝見しました。
まず、軽率なことをして申し訳ありませんでした。そのことをお詫びします。
特に元の話を書いてくださった作者の方、そしてその話を楽しく読んでこられた皆さん、
不愉快な思いをされた方々に大変失礼なことを致しました。
今回の件についてすでにいろいろご意見いただいておりますが、
おそらく、時間がたてばさらなるご指摘もいただけるものと思います。
それで今後どうするかということを性急に、また勝手に判断せずに、
しばらくはスレの流れを見守りたいと考えています。
そのようなわけで、ひとまず消えます。最後にもう一言 スミマセンでした。
ノシ
103 :
774RR:2006/07/22(土) 22:49:52 ID:+w/Qad6f
>>100 じゃぁ、勝手に感じればいいだろ>工作の香りw。悪いが、アンタがどう感じようが、誰の
生活にも影響はないぞ。
永らく更新がなくて、読者のワクテカ期限が切れたので、バトンタッチが未承諾ではあるが、
半ば暗黙の了解の内に行われつつある、という解釈は、成り立たんかね?
本家作者さんの承諾無しに流れを引き継いだ事が気に入らんのだろうが、そもそも
サザエさんの生活基盤とキャラ設定を無断拝借する事で、このスレは成り立っている。
そんな事言ってたら、長谷川真知子美術館の承諾が、このスレ存在自体に必要になるだろ?
しかし・・工作の香りって・・・・アンタ、よほど世間狭いね。それとも、後になって、僕は若かった・・・てか?
104 :
87:2006/07/22(土) 23:10:18 ID:Pstppa/T
@原作サザエさんを参考にした創作小説
Aその創作小説をベースにした創作小説
@はセーフでAはアウト。
理由は本家「サザエさん」は我々が創作小説を作っても本編には全く影響ないが
Aは三次創作側の無理な展開(例えば極端な例だと主人公の死や愛車の行方等)
に少なからず影響を受けて結果として元の作者の創作力を
著しく削ぐ結果になるから。
古参擁護でも何でもない。
分かった?
105 :
774RR:2006/07/22(土) 23:12:44 ID:+4aUd9Oz
シシャモ氏も出してくれ
さてさて。
時折、「信者」という言葉をこのスレで見ると、その言葉の裏側にある「教祖」という私への皮肉?批判?ともとれる書き込みを
見るだけで凹んでしまうような根性無しの私ですので、波風立てないように「思うこと」をなるべく封印してきましたがw
ちょっと「思うこと」を言わせていただければありがたいです。
ぶっちゃけ、私の「マスオ物語」も厳密な意味で言えば三次創作です。
それは『魔棲雄』という名前も含めて、歴代のテンプレにもなっている、初代スレ
>>13さんの『湾岸のSABU』にヒントを得た上に、
最終的にはそこに帰結させようと考えているからです。
『マスオ物語は湾岸のSABUの第三次創作物である』ということを踏まえ、その上で私個人の考えを書かせて下さい。
基本的には、偉大なるオリジナル作品にヒントを得た派生ですので、それ以下が何次になろうと構わないと
思っています。しかしながら、他作品の引用・リンクに関しては、個人的な拘りのもとで作った要件に従って書いているつもりです。
そこで私が、ある作品の続きやアナザーストーリーを創作するに当たって、時間軸として気をつけているのは
以下の項目です。
@既に終了している作品であること(例;湾岸のSABU→マスオ物語)
終了していれば、それは汚す事すらできない絶対の存在となります。いくら他人がそれを題材に、異なる
ストーリーを組んだところで、終了している作品の中身をいまさら捻じ曲げる事は出来ないからです。
いくらベースの物語をぐっちゃぐちゃにしたところで、それはパロディやインスパイア程度にしか受け取られません。
例えは悪いですが「死んだ人間を裏切る事は出来ない」というのと似ているかな(?)
Aある作品の作中年代以前の『比較的遠い過去』を描く(例;湾岸のSABU→マスオ物語 マスオ物語→波平旅行記)
基本的にストーリーというのは、時間軸を追って進んでいくので、『過去』であれば少々勝手な物語を立ち上げたところで
ベースの物語の作者さんが困る事は少ないとは思います。
但し、ベースの作者さんの書き進めているストーリーの先に、『過去』に用事がある可能性もあるのでその辺りは
作品の空気を読んで様子を伺ったほうが良いかも知れません。
Bある作品の作中年代以降の『比較的遠い未来』を描く(例;マスオ物語→カツオ物語)
遠い未来であれば、ベースの物語の作者さんが描くストーリーも完結している可能性が高いので、その設定を
引き継ぎつつオリジナルストーリーを立ち上げられる可能性もあるかと思います。
・・・ちなみに、いい機会なのでぶっちゃけますがw 「カツオ物語」さんが始まった時は少々戸惑いました。年代的に
「マスオ物語」が終了していない時代(ハヤブサが未デビューの1996年)だったからです。
すぐにその戸惑いが杞憂だと感じたのは、作者さんと波長があった?と言いましょうか。当方が描こうとしている未来に
何の差しさわりも無い、いやむしろ補足して余りある表現をして頂いていたからです。今のところ、当方の物語は「カツオ
物語」さんに繋げるに当たり、なんの支障もなく、それどころかどうやって繋げていこうかと思案するのが楽しいくらいです。
C本筋に関係の無い、当たり障りの無いものを拝借する。
例えば『負けたほうが缶コーヒーを奢る』というエピソード。カツオ物語さんから当方が拝借したものです。
極々小さなエピソードの拝借は、もちろん本筋に影響の無いどころか、逆に「繋がっている感」の演出に絶好です。
・・・というわけで、以上が当方の『他ストーリーとリンクさせる上での絶対要件』なのですが、これはあくまでも作品と作品が
相互関係にあり、またそうあっていこうとする上での話です。
他のお話に全くリンクしない新ストーリー(例えばマスオ暴走族物語とかw)を立ち上げるにあたっては、なんの考慮をする
必要もない話です。
そして、以上はあくまでも「私個人」の考えでしかありません・・・、が、未熟ではありますが書き手である以上、
他の書き手さんの気持ちはある程度解るつもりですし、だからこそ他の書き手さんに混乱や失礼を与えないように
自らを戒める気持ちで作っている私の中の決め事です。
現在のところ、当方がリンク先として意識しているお話は、「カツオ物語」さん、「サブとの出会い」さん、「波平旅行記」さん
といったところでしょうか?いずれも、「マスオ物語」の設定を考慮いただいている空気を感じたからです。
「カツオ物語」さんのご意見を伺いたいです。
マスオに初恋まで経験させてしまいw 「マスオ物語」のキャラクター陣とストーリーにはひとしおの愛着があります。
実は、無理なくVMAXを購入させるストーリーも考えてしまっていますw
なので、本日の件で「カツオ物語」の今後が気になっているのです(あ、一つの読み物としてももちろんですよw つC)
・・・長々とチラ裏失礼をばm(_ _)m
110 :
774RR:2006/07/22(土) 23:30:09 ID:VkUpiieW
てことは、マスオに言わせると、モロにアウトって事だなw
111 :
774RR:2006/07/22(土) 23:31:05 ID:PxTzrhsG
少なくともカツオ作者氏が今後続けていく気があるのかを聞いたほうがよくね?
今はいろんな業界が繁忙期だしリアルで忙しいって可能性も理解できるから
ぼちぼちでもうpしてくれる気があるなら待つのもやぶさかではないし
逆にもう続けていく気がないならバdタッチもアリかも
カツオ作者氏には何らかのアクションをいただければ幸い
112 :
774RR:2006/07/22(土) 23:52:34 ID:GnegIwbN
新スレが100超えてるから何かと思いきや
こんな話題でレスを消費してるとは・・・
2chだろうと現実だろうと「人に迷惑をかける、不幸にする」
これはよくないこと
そこらへん考えて書き込めば無駄な争いは起こらないだろうに
とくに自分では書かずに見てるだけの奴・・・
KATSUO氏は文才あるんだし新ストーリー立ち上げるぐらいの度量はあるよ
そしてそれを期待してる、でも断りなく他作を引き継ぐのはイクないね
113 :
774RR:2006/07/22(土) 23:52:41 ID:KpoaWnE2
書きたいと思ったものを、好きな時にうpすればいいと思うんだが違うんだろうか・・・
114 :
774RR:2006/07/22(土) 23:56:38 ID:XaQbeNld
じゃあ、今回のカツオ事件が落着するまで魔棲雄先生には
マスオ暴走族編でも書いt(ry
115 :
774RR:2006/07/22(土) 23:58:16 ID:8OVCivdM
顎の髭が満足に生えなくなってどれだけ足っただろう
ふと思考をめぐらせた。―――四年前―――
僕はピザの配達スタッフで彼も配達スタッフで、
あ、彼って言うのは小学校からの親友である磯野カツヲ
お互い同じピザ屋さんにバイトとして同じ日に入店した。
彼はとてもバイクが好きで僕もとてもバイクが好きだった。
彼は僕にバイクの魅力を伝え、僕が原付の免許を取るのを待ってから
面接に望んだ。
お互いが無意識にライバル意識をしていたおかげで
バイトの仕事内容、配達圏内のタウンマップ、ちょっとコツのいるエンジン始動の儀式
等を効率よく覚えて言った。
お互いがお互いを高め合える。素敵な親友関係だな!と店長はピザ生地を器用に、
伸ばしながらガッハッハと豪快に笑いながら言った。
そんなこと無いですよ〜と僕らは声を合わせて言った。
店長はまた豪快な笑い声を上げた。僕らは顔を見合わせた。
116 :
774RR:2006/07/23(日) 00:03:26 ID:Mo0HWmFb
初期の乱立の頃はなんでもアリかもしれんが
長編になってきた今それにリンクしたストーリーを書く際には
ある程度の配慮はしたほうが無難かと。
117 :
115:2006/07/23(日) 00:05:33 ID:S6HwH61o
118 :
115:2006/07/23(日) 00:06:57 ID:8OVCivdM
うわ、激しく勘違い
俺ではないですね。。。
あ、この物語は完全アナザーストーリーです。
皆様のお眼鏡にかないますかどうかと心配ですが
119 :
774RR:2006/07/23(日) 00:15:19 ID:nnIp3xLR
>>117 違うw
ただの個人的な意見なんでスルーしておk
120 :
115:2006/07/23(日) 00:15:52 ID:S6HwH61o
バイト開始から二ヶ月めに突入した最初の日曜日
出勤一発目の配達の途中で僕は空を舞っていた。
配達先が自分の家に近かったということもあって油断していたのであろう。
気がついたら僕は車の左折に巻き込まれ、車の真横に直角にぶち当たる形となり
空を舞った。当たった瞬間、景色がスローモーションになり体が捻られる感覚がゆっくりと
脊椎から脳に伝わり空を舞った。初めての飛行がこんな体験かよ――
咄嗟に口走ったと思う。そして近づいてくる地面をスローモーションで眺めながら
舌打ちもしたと思う。
スローモーションで動く世界の印象が強すぎておぼろげな記憶しか思い出せない。
僕は顎から地面にたたきつけられたようだ。
全身を鈍痛が走る。
すばやくすくっと立ち上がる。
なぜかバイクに駆け寄りエンジンの再始動を試みていた。
かからないエンジン、絶望
急速に後頭部から熱が引いていく感じがした。
熱が引いていったせいだろうか。
店に電話だ!幸いポケットの携帯電話は壊れてはいなかった。
店長!事故りました!
開口一番にそう伝えた。
店長は、ドコでだ?体は?などといろんなことを聞いてきた。
そんなやり取りをしているうちに僕は救急車に乗せられ
首に厳ついコルセットを巻かれ病院へ搬送された。
記憶はそこで途切れている。
磯野曰く、死んだかと思った。だそうだ。彼は意識の途絶えた僕に向かって
バイクが好きならバイクで死んだらダメなんだ!そう呼びかけていたといっていた。
>>115 いやん(*´Д`)
この空気の中、魅力的な新作をうpしてくれたあなたの強さと優しさと気遣いに感動・゚・(つД`)・゚・
もちろん内容にもwktk
つC
122 :
115:2006/07/23(日) 01:18:07 ID:S6HwH61o
幸か不幸か僕の顎は三針縫っただけですんだ。
顎の髭はもう、満足に生えない。
一月のオヤスミをバイト先から出された。
お前の分まで俺ががんばってやるよ!磯野はそういっていた。
しかしそんな磯野も一週間しないうちに事故ってしまった。
磯野の怪我は怪我といえるほどのものではなくほとんど無傷。
バイクはクシャクシャだったが・・・お互い一月のオヤスミ
一月のオヤスミからバイトに復帰すると車庫にはプレスカブが二台とまっていた。
店長は、お前らのおかげで配達バイクがカブにレベルアップしたぜ!と
言っていた。
メンテナンスの行き届き、セッティングがばっちり出ていた二台のカブは
復帰後の僕ら二人へのプレゼントのように思えた。
後にこのカブ二台が僕と磯野のバトルに遣われることはまだ知る由もない。
123 :
774RR:2006/07/23(日) 02:58:04 ID:CCCcTc9n
>>115 僕もピザ屋のバイトでつ。wktkさせて頂きます!
ピザ屋にも夢を見させてww
124 :
774RR:2006/07/23(日) 07:50:05 ID:HGCSLm5Y
>>122 面白そう。続き待ちます。
しかし、バイクが職業の職種って、意外と多いのね。
バイク便、郵便配達、新聞配達、ピザ屋、蕎麦屋の出前、酒屋の御用聞きw。
ちょっと前に懐かしいプレスライダーと言う職種で、波平物語を書いてくれた人が
いたけど、あれも良かった。
マスオ物語に根強い人気があるのは、単なるバトルシーンのみならず、一般ライダーに
馴染み深い、ツーリングや友との交流などのシーンにも筆を多く割いてくれており、
またその表現が素晴らしく文才に溢れていてかつ、バトルシーンとの絶妙なバランスが
とれているからだと、勝手に思っています。
波平物語は、バトルと無縁の淡々とした旅行記のような、魅力溢れた文体でした。特にこの
スレのデフォとなりつつある、サザエキャラ=バイクで高速バトルの図式を覆したのが、
お見事でした。こういうバイクの魅力を様々な視点から共有できるスレの存在に、感謝します。
だから、あんまり荒れないでね。
125 :
774RR:2006/07/23(日) 08:18:12 ID:7mBcQzUY
126 :
115:2006/07/23(日) 08:45:19 ID:S6HwH61o
彼はNSR50に乗っていた。パワーバンドに入ったときの加速がたまらない。
そういっていた。僕はモンキーに乗っていた。小さい車体で懸命に走る姿が愛らしい。
店長に、病院は毎日通ったほうがいい。といわれていた。
僕はその言いつけを守り毎日病院へ通っていた。
ある日、店長が、書類を書け。と言った。
僕はその書類に目を通し、判をついて提出した。
またある日、店長が、保険金が下りたぞ〜といって明細を見せてくれた。
その額なんと15万。顎を縫っただけはあるな、と自分でその金額と
顎を縫った時の痛みの釣り合いが取れているな。と妙に納得していた。
事故から三月ほど経ったであろうか。季節は入梅ごろに差し掛かっていた。
その三月の間僕は稽古をしていた。もちろんバイクの稽古だ。
近所の空き地にモンキーを持って行き滑りやすい路面での車体のコントロール。
さらに、閉店後のスーパーの駐車場に深夜忍び込み空き缶をパイロンに見立てた
ジムカーナもやった。
成果が出たのであろう、何とかハングオンからヒザすりまで出来るようになった。
何故このような稽古をしていたかというと
カブが二台あるからだ。
そう、僕は来るべき試合に備えていた。
彼からの提案であった。
(※他先生と関連部分もありますが、まったくの別物語です。)
カツオと中島が“伝説のスープラ”に出会うのは意外とあっけなかった。
遊び半分で出かけてみた深夜の大黒ふ頭。そこに数人と語り合うスープラの男がいた。
すかさずバトルを挑む二人にスープラの男は、
「ついて来たければ勝手に来れば良いよ。多分、無理だろうがな…」
と目も合わさず、二人を嘲笑うかのように冷たく言い放った。
カツオは柄にもなく、怖気づいた。
「あの人ヤバいって!とっとと帰ろうぜ。」
「いや、絶対に勝ってやる…」
この言葉で闘争心に火が点いたのは、カツオではなく中島の方だった。
スタートラインに並び、一瞬の沈黙の後に轟音を上げながら加速する
スープラを、カツオのZXR400と中島のCBR400Fが追う。
たった400mの勝負は一瞬だった。まるで二人を無視するかのように走り去るスープラ。
ゴール後、車から降りてきた彼は無表情だった。
「中島、やっぱり勝負にならなかったじゃん!」
「レベルが違いすぎるよ…。だけど俺はまだ諦めないからな。」
そこでカツオは、偶然そこに居合わせたYZF-R1のライダーに声を掛けた。
そのR1も一瞬だったが、スープラに絡もうとしていたのをカツオは見ていた。
男からスープラと、それを追ってきた者達の伝説を聞かされる二人。
「すかした奴だと思ったら、とんでもない男だったんだな…」
しかし、心の中では中島同様に、カツオも諦めきれなかった。
「あの…、関東で一番腕の良いショップを教えてください……!」
「『イナダモータース』って店を知ってるか?」
「いえ、知らないです…」
「そこの息子さんが『Runner's Dimension』というショップを開いているんだ。
規模や歴史は小さいが、間違いなく技術力や信頼・実績は俺の知っている中では一番だろう。」
「Runner's Dimension…」
彼曰く、そのショップは先月の筑波サーキットの走行会で安全ライディング講習に来ていた
某ワークスチームをプライベーターでは唯一、振り切ったという。
そのワークスは講習と言う事も忘れて、本気でRunner's Dimensionを追ったが
追いつくことも出来ずに、離されてゆく一方だったという。
129 :
774RR:2006/07/23(日) 11:34:48 ID:tao70vjA
C
130 :
774RR:2006/07/23(日) 11:36:01 ID:fgQbIY+B
つC
義兄たちにコーヒーを手渡す僕。
さっきまでの緊張の連続だったライディング…
それがゆっくりと弛緩していくのを感じていた。
『いや〜それにしてもカツオ君、意外に速かったね。』
義兄がそう呟く。
その表情は、どこまでも優しげだった…
けれど僕は、義兄やアナゴさんたちの走りを知っているだけに
お世辞にしか思えず、
だまって煙草に火をつけた。
『ああ…予想以上に追いつくのに時間がかかったもんな。』
アナゴさんが義兄の呟きに応える。
やっぱりそうなんだ。
僕なんて…いや、
僕とNSR50のコンビなんて…
義兄達にとって、追いつくのもワケない存在なんだ。
『ねぇ…速く走るためにはどうしたらいいの?』
僕はそう質問した…
132 :
774RR:2006/07/23(日) 14:17:48 ID:CAyvu8Sd
C
その質問を発した途端、
表情を変える義兄とアナゴさん…
一瞬にして僕たちを包んでいた
心地よい弛緩した空気が、
引き締まったかのように感じた…
その空気に居心地の悪さを感じた僕は
今日起こったTZR50とのバトルのことを
義兄たちに話したのだった…
バトルの一部始終を黙って聞いていたアナゴさんが
重々しく口を開く…
『俺だって速く走る方法なんてわかんねぇよ。』
意外だった…
あんなにも鮮やかにKATANAを乗りこなすアナゴさんが
そんな事を言うなんて…
『いいか?俺はな…他の何を失ってもかまわない
アイツさえあればそれでいいと思ってるんだ…』
その視線の先には、まるで真夏のような力強さを持つ太陽を
銀色のボディではじき返すKATANAがあった。
『アイツも…俺も…ただ前に進むことしかできねぇ。
上手く言えねぇけど…
俺はただ…アイツに応えてやりたいとそう思っているだけなんだ。
速く走るってだけなら、最新のバイクに乗ればいい…
けれど俺は、アイツじゃなきゃダメなんだよ。』
ひとつひとつの言葉を、
真剣に吐き出す、アナゴさん…
その言葉の意味を理解することが
あの頃の僕には、どうしても出来なかった…
『カツオ君…速く走ることだけが、バイクの楽しみ方じゃないんだよ。』
あくまでも優しい表情を崩さず、
義兄が言った。
『昨日も言ったと思うけど、僕はバイクから…
かけがえのないものを沢山貰ったんだ。
バイクがなければ今の僕は存在しないってそう思ってる。』
『でも義兄さん、速く走りたいって思うことは
バイク乗りにとって当たり前のことなんじゃないの?』
バトルで負けた悔しさと疑問…
そして昨夜、夜の闇を切り裂くようなスピードで駆け抜けた
義兄達への憧れ…
そう…今まで一緒に暮らしてきた義兄…
僕が軽蔑していた義兄…
そんな軽蔑を…一瞬にしけ砕いた、あの走り…
間違いなく僕は、義兄に魅かれていたのだ…
『僕は…義兄さんやアナゴさんのように…
速く走りたいんだよ!!』
言葉が止まらなかった…
バイクやスピードへの思い…
バトルに負けた悔しさ…
それらすべてが、まるで溢れるように
僕の口から滑り落ちていった…
黙って僕の言葉を聞いていた義兄とアナゴさん。
『速く走りたい…か。
気持ちはわかるけどな。』
若さ故の情熱…
それを眩しげな瞳で受け止めながら、
アナゴさんが言った
『けどな…カツオ君、
スピードを求め続けて一体何が待ってるのか…
それを考えたことがあるのか?』
ただひたすらに速く走り続けた男の
重い台詞だった…
というワケで、私の意見というか
思っている事を書かせていただきます。
私的には、どんな作品であれ、
書き手と読み手が楽しめればそれでいいんじゃないのかなと。
無責任なようですが…
書き手が自らの著作に愛着をもつのはわかりますが
もしその著作を本当に守りたい(世界観・設定・ストーリー進行等)のであれば
2ちゃんにアップするという方法は取らない方がいいと思っています。
つまり2ちゃんという、誰もが基本的には平等に
閲覧でき、書き込める場所に著作をアップさせているのですから
批判や賛同という読者のリアクション
そして著作権(たとえそれが何次著作であれ)の放棄は
はじめから受け入れていると私は思います。
で、今回のような現在進行中のアナザーストーリーの発生。
私の個人的意見としては、
まったく気にしません。
なんていうか、本来2ちゃんの持つ浄化作用を信じています。
このスレのスタート時なんてそれこそ
異なる作者さんが競い合って、同じ作品を展開していたように思います
けれど、本当に面白い物語であれば
やがて一本に収束し、魔棲男物語さんのように
非常に良質な、そして完全に確立された作品になっていく…
それこそが浄化作用だと思います
書き手は、自分の物語をアップし、
そして読み手はその文章が面白ければ、続きを楽しみにし、
つまらなければスルーすればいいだけの話だと思います。
というわけで、私に関していえば、
とにかくまったく気にせず、文章をアップさせていきます。
ま、でも私の稚拙な作品を楽しみにしてくれている(?)
読者の方のために
今後、アナザーストーリーを書こうと思っている方は、
タイトルだけは分けていただけると幸いです。
140 :
774RR:2006/07/23(日) 15:39:15 ID:xAI+y1gn
スズキ氏(魚のスズキ)も出してくれ
141 :
774RR:2006/07/23(日) 17:23:03 ID:XGIgWrUC
マスオとカツオ・・・・・・
おまえらはなんて大人なんだ・・
自分が恥ずかしくなったぞ
142 :
774RR:2006/07/23(日) 17:37:38 ID:b9pOe6gz
誰が書こうがどうでイイ
面白ければ4円
つまんなきゃ荒れる
そんだけ
143 :
774RR:2006/07/23(日) 17:40:02 ID:qoYY7dwb
>>142 > つまんなきゃ荒れる
つまんないなら何も書くなと。
144 :
774RR:2006/07/23(日) 19:33:30 ID:319rL59B
もちろんRC211V
145 :
115:2006/07/23(日) 21:26:13 ID:S6HwH61o
せっかく同じバイクが二台あるんだ。イコールコンディション
ってことで競争でもしてみないか?
休憩中に二人で店の裏側で煙草を吸っていたときのこと。
僕は二つ返事で了承した。
お互い配達のときにホームセンターでカブの合鍵を作ってくる。
コレでOKだ。お互い無事にその作戦を成功させ、二人そろってにんまりした。
そして僕はそれから三月の間モンキーで稽古をしていた。
最初は良く転んだ。空き地でスリップダウンし
駐車場でブレーキの使い方を間違え後輪が派手に滑り出しハイサイドを喰らったりもした。
(といっても非常に緩慢な動作でのハイサイドだ)
来るべき試合の日、深夜にお店からカブを引っ張り出し、峠へと向かう。
勝負は下り一本、煙草の空き箱が地面に落ちるのと同時にスタートした。
両車軽く前輪を浮かせてのスタート
磯野が絶妙なタイミングで変速していくのが分り少しずつ離されていった。
(僕はそのとき引張り気味の変速をしていた)
第一コーナーでホールショットを奪ったのは磯野
しかし僕も負けてはいない。差は一車身
コーナリングでは負けていない気もする。
かかとでシーソーペダルを踏み込みシフトダウン。
踏んだままアクセルをあおりスムーズなシフトダウンをし
立ち上がりもスムーズに決める。
しかし、初めて走るコースだ。磯野はすいすいと車体を右へ左へ
ひらひらと舞踊らさせスムーズにコーナーをクリアしていく。
146 :
115:2006/07/23(日) 21:33:23 ID:S6HwH61o
僕はコースのつながりを知らない。
ドコをどう走れば次のコーナーへ華麗につながっていくか分らない。
僕は一杯一杯で走っていた。
五車身を離されてしまった。
コーナーを抜けるとその先にあったのはストレートだった
僕はここぞたばかりにアクセルを全開にし
アクセルを戻さずにトップの三速にいれた。
これが絶妙なタイミングあったのだろう。
心地よい加速で磯野の車体に近づいていく。
もう少しでならべる!
僕はアクセルを緩めなかった。
そして並ぶ。
向こうも最高速でこちらも最高速。
見事に同じスピードで併走する二台
そして街灯に照らされて現れた右コーナー
僕はコーナーの入り口をにらむ。
僕はアウトから磯野はインから進入する。
しかしアウトには落ち葉が積もっていた。
前後輪が落ち葉に乗り上げている。
ゆっくりと前後輪が流れ出す。
カウンターを当てるがもう遅い。
景色が左へゆっくりと流れ始めた。
そしてゆっくりと二度目のスローモーションがやってきた。
今度は右肩をしたたか打った。
コーナーを先に抜けた磯野がブレーキングターンをした後戻ってきた。
147 :
115:2006/07/23(日) 21:53:36 ID:S6HwH61o
死んだか?彼はメットのシールドを跳ね上げながら言った。
うめきながら僕は立ち上がり、彼にサムズアップをした。
彼は、また死んだかと思った。といった。
僕は「そう何度も死ねるか」と返した。
「あーあ、やばいよ。レッグシールド割れちまった」
「カブのトレードマークだろう?それ」
彼はカブにスタンドを掛けガードレールに腰掛けた。
胸ポケットから煙草を取り出し僕に一本よこすしぐさをする。
僕は無言で煙草を受け取り彼から差し出されたライターの火で火をつけた。
磯野は思い出したように言った。
「昔、三河屋のカブぱくって良く空き地で遊んだよな」
「イキナリ何を言い出すんだよ。」
「だから、サブちゃんからカブのレッグシールドを借りてその間に部品を調達してこればいいんだよ」
「でも、それって僕たちの無断拝借がばれることになるんじゃないか?」
磯野は首を捻ってう〜んと考え始めた。
「明日の配達で朝一からこけた事にしよう」
「だから、破片を集めて裏側からガムテープで止めるんだ」
深夜の峠で破片を拾う僕ら二人、次の日上手くことが運んだかというと
そうではなかった。二人してたんこぶを同じ位置に作ったことは言うまでもない。
148 :
115:2006/07/23(日) 21:56:09 ID:S6HwH61o
ココでひとまず一区切りです。
なかばライターズハイになっていました。皆様のお目汚しにならなければ幸いです
149 :
774RR:2006/07/23(日) 22:19:53 ID:xa3IxrEV
イイヨイイヨ
150 :
115:2006/07/23(日) 22:59:32 ID:S6HwH61o
あ、あとひとつカムアウトしてもいいですか?
ちょっと前に中島主体でおかしな日本語でストーリーを作っていたものです。
151 :
774RR:2006/07/23(日) 23:33:14 ID:ihE0NSkU
最近読んでなかったのでまとめサイトで一気に読んだが、やはりいい作品だな。
たまらんよ。
152 :
774RR:2006/07/23(日) 23:52:45 ID:1BztDZCA
>>150 あの時はキツイこと言ってごめんな
つC
153 :
115:2006/07/24(月) 00:10:50 ID:lP7rKu6M
>>152 いえいえ
忠言が合ったからこそ、更に本を読むようになったんですよ〜
いまさら読み返してみたら、あまりの日本語のおかしさに顔から火が出そうでした。w
まだまだ未熟者ではございますが
すみからすみまでずずずいとよろしくお願いします。
154 :
115:2006/07/24(月) 00:11:25 ID:lP7rKu6M
わっ。。。あげてしもうた
この粗相どうかお目こぼしを・・・・
155 :
774RR:2006/07/24(月) 00:22:41 ID:5aTJ5OeA
あー、やっぱりそうか。
文体が似てるから何となくそんな気がしてた。
まぁもとがアレだったってのもあるけどずいぶん読めるようになってる。
なんか偉そうなこと言うけど、人の成長を見るのってやっぱ楽しいね。
これからも期待してます。
つC
156 :
774RR:2006/07/24(月) 03:46:02 ID:Qmb6kBU6
2、3日見ないうちに新スレがずいぶん進んでると思ったらこういうことか。
>>106 「教祖」じゃなくて「神」なんじゃね?w
157 :
〜 タ ラ ヲ 物 語 〜:2006/07/24(月) 18:34:49 ID:9R19Zwqw
158 :
774RR:2006/07/24(月) 18:43:43 ID:1XwFK3D6
書くのも自由なら批評を下すのも自由だと思うが
勿論スレが荒れない範囲で、だが
ほんなら俺も新ストーリー立ち上げるか。
猫語で
160 :
774RR:2006/07/24(月) 21:22:58 ID:ZCLNN2SK
ワッフルワッフル
161 :
774RR:2006/07/24(月) 22:47:52 ID:5aTJ5OeA
>>157 俺一回書いたよ。確か初代スレだったと思うけど伊佐坂先生がSRに乗るやつ。
書き手としては盲目的なマンセーよりも、
何かしら批判のあるほうが安心するもんなんだけど。
まだ上達の余地があるってことだし。
期待してなきゃ文句すら付けねぇよ。
>>124 小出しに予告編w
・・・泣けてきた。今でこそ終夜営業の店がそこかしこにあるが、
当時の世田谷は夜8時にもなると殆ど人通りも無い。
まさか一般の家に「報知の自動車部の者ですが、この辺に松本先生の家は」などと尋ねる訳にもいかない。
新聞社の人間なら連載作家の家など知ってて当然、下手をしたら不審者扱いされて通報されかねない。
さて、どうしたものか・・・
「おや?お前報知のボウヤだな?磯野だっけ?何してるんだこんな所で。」
振り返るとシルバーのトラに跨った頑丈そうな男がニヤついていた。
フロントの旗棒には朝日の社旗、ああこいつは主任の・・・名前が思い出せない・・・
「まあさしずめ連載の原稿取りに来て道に迷ったってとこか。確かお前のところは松本清張だな。
案内してやるよ。俺は朝日の鈴木だ。怪しい者じゃないぞ。」
「あの、その、鈴木さんはどちらへ・・・」
「俺は長谷川先生のところへ行くんだが、多分待たされるから大丈夫だ。
いつも相撲の時期は時間がかかるんだよ。はははっ。」
そう言うと男はゆっくりとトラのクラッチをつないで走りだした。
俺もノートンで後を追う。
163 :
774RR:2006/07/24(月) 23:08:14 ID:qDerOolB
>>162 渋いなオイ。
タイトルとディテールだけでグッと来た。
164 :
774RR:2006/07/24(月) 23:11:27 ID:KOIpFGmG
>>158 荒らしはヌルーで
ただでさえこの時期は夏厨が湧いて出るんだし
各作家先生方に
つC
165 :
161:2006/07/25(火) 00:12:30 ID:hF1b5sDc
荒らしって俺か……?
そうだな俺だな。妙に偉そうだし口調悪いもんなorz
みんなごめんよ。荒らす意図はなかったんだ。
スプロケの角に頭ぶつけて死んでくるよ……
166 :
774RR:2006/07/25(火) 00:18:42 ID:CR8e3D74
>>165 ちょっと待て!!
やるなら新品にしておけ
使い込んだのは刺さるからな
167 :
774RR:2006/07/25(火) 00:40:22 ID:wD5er6Vs
>>165 ちゃうちゃう
>>157のことな
信者は批評一つですぐスイッチ入るからとにかくヌルーの方向で
168 :
油冷ファン:2006/07/25(火) 13:07:02 ID:NLp1pBel
んだば俺は、先生方が戻ってくるまでの場繋ぎとして、中編で甚六物語でも投下しようかしら?
169 :
774RR:2006/07/25(火) 13:42:39 ID:NdI1kwbI
170 :
甚六物語:2006/07/25(火) 15:28:14 ID:NLp1pBel
ブォンブォンブォン…
遠くからバイクの空ぶかしの音が近づいてきて、それが『音』から『轟音』に変わる。
「うるさい…」
自室で勉強していた甚六は呟いた。
ノートを閉じると付けっ放しにしていたパソコンを操作し、某巨大掲示板サイトの目的のスレッドに書き込みをする。
『珍UZEEEEE−!』
『どうしたいきなり?』
すぐ付いたレスに、甚六はさらにレスを付けた。
『家の前を珍があおりながらちんたら走ってんだよ。こちとら勉強中だっての!』
『マジで?!俺の所も今家の前を通過してったよ!』
『俺の所は今接近中。つーか皆近所か?その珍どんな格好してた?』
甚六は記憶を辿りながら、新たにレスを付けた人の質問に答えた。
『ん〜…今日は姿見なかったけど、いつも金曜のこの時間ここ通るのは《満珍狼》って珍服着た二人組だよ』
『マンチンロウ!キタコレ!』
『ちょwwwwwwwwww今それ通過してったwwwwwwwwwww』
そのまま三人で盛り上がっていると、さらに違う人が書き込みをした。
『がたがたウザいよ。珍の一匹や二匹潰しちまえよ。』
「…え?」
甚六は狼狽して、すぐに返事が出来なかった。
今まで一度も喧嘩をした事も、殴ったり殴られたりもした事の無い甚六に、珍潰しなんて出来るはずもなかった。
『いいなソレ。三人がかりで潰しやるか?』
『よし、いつやる?来週この時間に待ち伏せするか?』
甚六を無視して、二人が勝手に話を進めている。
今更やらないと言える空気ではない。
『じゃあどこで待ち伏せする?』
つい甚六も書き込みをしてしまった。
同時にその様子を見ていた第三者の書き込みが表示された。
『祭のヨカーーーン!!』
171 :
774RR:2006/07/25(火) 15:46:47 ID:zC7MkcOt
祭りktkr
172 :
甚六物語:2006/07/25(火) 16:58:29 ID:NLp1pBel
一週間後。
甚六は二車線の車道に沿って生えている街路樹の影で、片膝を着き、ロープを握って息を殺していた。
甚六は携帯を開き、サイトの書き込みをチェックする。
作戦はこうだ。
いつもの二人乗りの珍が一台でこの道を通る。
タイミングを見計り、甚六がロープを引いて道を塞ぎ、
珍が停まった所で隠れていた甚六を含めた三人が棒で袋叩きにして、隠していたバイクで散り散りに逃げる。
甚六が携帯に目をやると、さまざまな書き込みが目に飛び込んでくる。
その中の一つの書き込みに目が行く。
『ギャラリーに来て今歩道橋の上にいるけど、オマイラどこにいるの?』
近くの歩道橋の上を見ると、確かに人が居る。
『確認した。今から合図送るわ。』
甚六はそう書き込むと、ロープから手を離し、背後に停めてあった甚六のバイク、88年式スズキ GSX−R1100に近寄った。
甚六は日々閉塞感を感じていた。
その時友人宅で半ば無理矢理見せられた映画(タイトルは憶えていない)で、漫画を読みながら見てたから内容は憶えてないが、
主人公達がハーレー(?)でアメリカ大陸を横断していたと思う。
その姿がすごく自由に感じ、自分もハーレーに乗れば自由になれると思い、甚六は小遣い、お年玉貯金で教習所に通い、この春無事大型自動二輪免許を取得。
早速ハーレーを買いに行ったが想像以上に高く、浪人生である自分に親がローンの保証人になってくれる訳もなく諦めたが、
オークションで『イオンなく絶好調』と書かれたこのGSX−Rを車検二年付25万で、親から借金してハーレーまでの繋ぎとして買ったのだ。
梅雨時特有のジメジメした蒸し暑い芝生から出ると、甚六はハーレーを買う為の道路工事のバイトで日焼けした手でGSX−Rにキーを差し込み、メインスイッチを捻った。
テールランプとヘッドライトが闇に浮かび、すぐに消えた。
『おぉ〜、そこか〜』
直ぐ様書き込まれたのを確認すると、甚六はヤブ蚊を手で払いつつ、いそいそと配置に戻った。
173 :
774RR:2006/07/25(火) 17:04:07 ID:wGbZ5QXV
『イオンなく絶好調』
お〜いお茶濃い味フイタwww
174 :
甚六物語:2006/07/25(火) 17:10:04 ID:NLp1pBel
ブォンボボブォンボボ…
来た!!
甚六は生唾を飲み込んだ。
掌に汗が滲む。
空ぶかしをしつつ接近してきた珍車を目視で確認し、また街路樹の影に隠れると、
音を頼りにタイミングを見計らい、甚六は一気にロープを引っ張り街路樹に縛り付け、足元に置いていた棒を掴んで道に飛び出した。
しまった!早すぎた!
音の割には予想以上にゆっくり走っていた珍車は、多少よたつきながらも余裕をもって停車した。
珍二人と目が合う甚六。
「何だテメェはゴルァー!!」
甚六より二つ三つ年下であろうニキビ面の少年が、顔を奇妙に捻じ曲げながら吠えた。
175 :
甚六物語:2006/07/25(火) 17:14:33 ID:NLp1pBel
とりあえず書き蓄めてた分は張らせていただきました。
作者様各位が戻ってくる前にカタを付けるつもりでしたが、思ったより長くなりそうですorz
稚拙な文ですが、皆様の暇つぶしになれば幸いです。
駄文、長文、連投失礼いたしました。
176 :
774RR:2006/07/25(火) 17:39:07 ID:yJXchf2q
つC
そうか、自分で物語を書けば自分の愛車を登場させることもできるのか…
177 :
774RR:2006/07/25(火) 18:11:06 ID:1NsQRR2o
178 :
774RR:2006/07/25(火) 18:54:26 ID:wD5er6Vs
今までのは昭和のニオイがしてたけど
甚六さんはサイバーだなw
それはそれで
つC
179 :
124:2006/07/25(火) 19:22:52 ID:uq5rJZHm
180 :
774RR:2006/07/25(火) 19:45:20 ID:Kzo4633S
人殺しktkr
181 :
甚六物語:2006/07/25(火) 20:36:22 ID:NLp1pBel
「やっちまうぞテメェコノヤロー!」
タンデムシートに座っていた太った少年が、運転していた少年に続き威嚇の声を上げた。
「ヒィッ!いや、あの…」
甚六は狼狽え、しどろもどろになる。
皆早く出てきてよ!何で僕一人なんだよ!
甚六は皆がやると言うから来ただけだった。
他の人が暴れるのを少し手伝ってお茶を濁し、あわよくばサイトで神になれれば…と考えていただけだった。
「おぅコラやっちゃーぞコラ!オォ?!」
何時の間にか甚六はニキビ面の少年に胸ぐらを捻り上げられていた。
「違…そんなつもりじゃ…」
「うるせーんだよゴルァー!!」
バチン!
甚六が言い訳をする前に、大きく振りかぶったニキビ面の少年の拳が、甚六の左頬を軽い音と共に捉えていた。
「ヒィッ?!」
甚六は2、3歩よろめくと、熱くなった頬を押さえた。
殴られた?!僕今殴られた?!
甚六の頭はさらに混乱する。
何故僕は殴られた?
何故僕はここにいる?
何故皆来ない?
何故誰も助けてくれない?
何故?何故?何故?
「ヒャハハ!ヒィッ?!だって!ケンちゃんの拳食らったら三日は飯食えねぇぞ?!」
太った少年がさも楽しそうに笑う。
「オラ!殺してやんよぅ?!」
ニキビ面の少年−ケンちゃん−が再び甚六の胸ぐらを掴み、拳を振り上げた。
甚六の顔が混乱と恐怖で歪む。
ケンちゃんの拳が振り下ろされた。
182 :
甚六物語:2006/07/25(火) 20:43:01 ID:NLp1pBel
「ヒイッ?!」
甚六は息を呑み、目を強く閉じた。
…あれ?痛くない?
「ケンちゃん?!ケンちゃーん!!」
甚六は恐る恐る目を開けた。
甚六は我が目を疑った。
珍車にもたれる様に倒れているケンちゃん。
そのケンちゃんに必死になって声をかけるピザ男(仮名)。
そして、まっすぐに伸ばされた自らの両腕。
どうやら僕が彼を突き飛ばして失神させたらしい…
甚六はようやく状況を理解した。
けど何で僕にそんな力が?
「テメェコラマジ殺すっ!」
ピザ男が両腕で甚六の胸ぐらを絞り上げた。
甚六は目を白黒させながらピザ男の腕を掴んで、少しでも肺に酸素を取り込もうとした。が…
「痛ででででででで!!」
ピザ男が悲鳴を上げる。
甚六は気付いていなかったが、先天的に脂肪が付きにくく、筋肉が付きやすい甚六の体を、ハーレーが欲しい一心で始めた土木のバイトが鍛え上げ、
さらに融通が効かない程の真面目な性格の所為で人の何倍も働いたお陰で、理想的なパワー、スピード、スタミナを手に入れていたのだ。
勿論ピザ男が逞しいのは見た目だけで脂肪の固まりだった事もあったが。
183 :
甚六物語:2006/07/25(火) 20:49:01 ID:NLp1pBel
驚いていた甚六が我に帰ると、ケンちゃんが携帯で仲間に連絡をとっているのが目に入った。
甚六は慌ててピザ男の腕を振り払うと、その場で向きを変え逃げ出した。
芝生を駆け抜けGSX−Rに飛び乗り、大急ぎでヘルメットを被り走りだした。珍二人の怒声を振り切るように加速する。
すると側道から幾台もの珍車が飛び出してきた。
半ばパニックブレーキの様にブレーキをかけ、素早く右折する甚六。
運良く衝突、転倒を免れたGSX−Rは、その白と青に彩られた肢体を荒々しく加速させた。
甚六を追い詰めようと、珍達があちこちから湧いて出てきたが、甚六は幸いな事に運が味方し、未だ捕まらずに走り続けている。
その時、甚六の目に緑の光が飛び込んできた。
184 :
774RR:2006/07/25(火) 20:53:34 ID:Kzo4633S
wktk
185 :
甚六物語:2006/07/25(火) 20:58:04 ID:NLp1pBel
首都高の入り口だ。
甚六は閃いた。
ここに入れば珍達は料金所で止められるだろう。
GSX−Rを入り口に突っ込み、急いでチケットを受け取る。
背後に珍の爆音が迫る。
慌てて走りだした甚六だが、ミラーには入り口を突破した珍が映っていた。
甚六は上身を伏せ、アクセルを全開にした。
甚六がオーナーになり初めて全開にされたGSX−Rは、その隠された牙を剥いた。
凶悪なまでの加速Gが主人である甚六の脳を襲い、血流が妨げられほんの一瞬甚六の視界が暗くなった。
目を見開き、体が硬直する甚六。
呼吸を忘れ、瞬きも忘れ、ブレーキもアクセルを戻す事も出来ず、ただ凄まじい勢いで流れ、溶けていく風景に甚六は恐怖していた。
今の彼にとって、先程までの珍に絡まれたり追い回されたりしていたのは、麗らかな春の木漏れ日の様な物だった。
死ぬ。
甚六の思考は死のイメージで全て覆われていた。
186 :
甚六物語:2006/07/25(火) 21:08:55 ID:NLp1pBel
皆様、暖かいお言葉ありがとうございます。
今日は仕事が暇過ぎたので一気に書いてしまいました。
やはり文章を書くのは楽しいですね。
皆様が楽しんでいただける様な文章を書ける様に、頑張りたいと思います。
187 :
774RR:2006/07/25(火) 21:19:27 ID:wD5er6Vs
今までに無い切り口で非常にwktkしております
188 :
774RR:2006/07/25(火) 21:22:30 ID:3Y/DRvF5
こりゃ面白いw
189 :
124:2006/07/25(火) 21:42:05 ID:uq5rJZHm
甚六物語、ネガティブながら高速バトルをせざるを得ない設定に斬新さが光り輝く。
是非、今後の展開を期待します。
190 :
774RR:2006/07/25(火) 22:17:40 ID:aWBPYNp+
面白いぞコレ
191 :
774RR:2006/07/25(火) 22:21:57 ID:t9ZHSiTM
わっふるわっふる
珍達のマシンがなんなのか気になる
192 :
774RR:2006/07/25(火) 22:23:37 ID:CQqhNiOu
紫煙
193 :
774RR:2006/07/25(火) 23:12:49 ID:eu/Q9wNV
(・∀・)イイ!
194 :
774RR:2006/07/25(火) 23:36:17 ID:iRtGGJAw
面白い!続きが気になる!でも一つだけ言いたい。
>今日は仕事が暇過ぎたので一気に書いてしまいました。
仕事中に何やってんだ。
195 :
774RR:2006/07/25(火) 23:41:15 ID:EsubS1Ga
オモロイのキター!
∧__∧
(`・ω・)CC
/ヽO=OCC
/ ‖_‖CC
し ̄◎ ̄◎ ̄◎
196 :
774RR:2006/07/25(火) 23:55:12 ID:pXsFNa2T
すごいよ!油冷マニアさん
197 :
774RR:2006/07/26(水) 00:38:17 ID:e/MPn/Lh
面白い。抱かれてもイイ!
私怨
198 :
774RR:2006/07/26(水) 00:40:46 ID:rc6BP6X+
これはイイ!!
つC
199 :
774RR:2006/07/26(水) 01:13:31 ID:eqEBhBvw
2ちゃんという現実的なものと珍に喧嘩売るという非現実的なもの
この2つが絶妙なコンビネーションで物語を形成してまつね
最高におもしろいでつ
つC
200 :
774RR:2006/07/26(水) 02:01:59 ID:lA5lSFNo
そういえば、まる子の親父のヤツがあったよな?
続き読みたかった…orz
201 :
甚六物語:2006/07/26(水) 11:15:22 ID:dv5uCITg
甚六の遥か先にコーナーが見えた。
まさに迫るという勢いで近づいてくる。
甚六はパニックに陥った。
死ぬ覚悟なんてあるはずない。
大体僕が何故こんな目にあわなきゃならないんだ。
僕はなんて運が無いんだ。
何故皆来てくれなかった。
平凡な人生を歩み、波風立てず、平凡に死んでいく筈だったのに…
受験を失敗したのが躓きの始めだったのかなぁ…
意味の無い思考が甚六の脳内を巡る。
刹那。
ズボォッ!!!
黒い何かが甚六を抜き、目の前が赤く光る。
ブレーキランプ!!
甚六の思考、感覚が甚六の支配下に戻り、甚六は出来うる限りの限界ブレーキングを敢行した。
202 :
甚六物語:2006/07/26(水) 11:16:30 ID:dv5uCITg
ダメか?!
だが思ったより速度が出ていなかったらしく、甚六程度のテクニックによるブレーキングでも、
何とかコーナーを曲がりきれる位の速度まで落とせた。
おっかなびっくりコーナーを曲がる甚六。
先程の黒い物体−バイク−がゆっくり目と鼻の先を流している。
甚六は軽くアクセルを開けると、黒いバイクと並走し、ちらりと横目で見た。
Z…X…11?
真っ黒なヘルメット、真っ黒なツナギを着たそのライダーが乗るそのバイクのカウルには、そう書かれていた。
そのライダーは甚六をじっと見つめていた。
スモークシールドの所為で、その表情は甚六からは伺えない。
その時、そのライダーが呟いた。
「甚六さん、アンタはこちら側の世界にくるべきじゃない。さっさと帰るんだな。」
203 :
甚六物語:2006/07/26(水) 11:17:39 ID:dv5uCITg
「…え?」
この風切り音、排気音の中、聞こえるとは思えない声が聞こえた。
いや、まず何故彼(?)が僕の名前を知っている?
質問しようと甚六がシールドを上げた瞬間、そのライダーはタイヤを鳴かせながらフル加速で甚六を一瞬で振り切り、
テールランプの残光だけを残し、遥か先のコーナーへ消えていった…
先程までの恐怖が拭い切れず、甚六は法定速度以下で走り続け、たまたま目についたパーキングエリアに入った。
そのパーキングエリアには売店など無く、小綺麗なトイレと自販機があるだけだった。
甚六は自販機でオレンジジュースを買うと縁石に座り込んだ。
ふと、先程の恐怖が蘇り、手が震えてプルタプが上手く開けられない。
「…今日は色々あったなぁ…」
何とか缶を開け、乾いた喉をオレンジジュース一気飲みで潤すと、甚六はため息混じりに呟いた…
204 :
774RR:2006/07/26(水) 11:51:56 ID:9qUZKPLK
つC
205 :
774RR:2006/07/26(水) 14:58:09 ID:yKuEn48t
つC
つか、そんなとこで休んでたら珍に追いつかれちゃう!
206 :
774RR:2006/07/26(水) 15:12:48 ID:PkDwqACj
つC
すっげえどうでもいいことだが、首都高の入り口でチケットを「受け取る」ことはないかと・・
しかし甚六さんのGSX-Rはちゃんとした意味で絶好調そうで何よりw
207 :
油冷ファン:2006/07/26(水) 16:43:06 ID:dv5uCITg
>>205 (;´Д`)
>>206 え?マジすか?
俺が行ってた頃(10〜5年前)は、オッサンから受け取ってた様な…
208 :
774RR:2006/07/26(水) 16:51:26 ID:BYiA/tD+
>>207 首都高でチケットが存在する場所は八重洲線の乗り継ぎ券だけかと
209 :
油冷ファン:2006/07/26(水) 17:14:37 ID:dv5uCITg
>>208 そうでしたか…
わざわざありがとうございます。
これからは出来うる限り下調べをしてから投下させていただきます。
210 :
甚六物語:2006/07/26(水) 17:22:57 ID:dv5uCITg
突然辺りに女性声優がロリ声で歌う、魔法少女アニメの主題歌が響く。
妹のうきえからのメールだ。
携帯を開き、メールボタンを押す。
《お兄ちゃんこんな時間までどうしたの?みんな心配してるよ?》
甚六はすぐ帰ると返信し、腕時計をちらりと見た。
AM2:15
「いたぞー!」
熱ダレで言う事を聞かない珍車を必死にあおりながら、数人の珍がパーキングに入ってきて甚六を取り囲んだ。
顔を歪め口々に何かを叫ぶ。
甚六は思わず鼻で笑った。
僕はこの程度の奴らを恐れていたのか。
「何が可笑しいんだゴルァー!!満珍狼ナメてっと殺すぞ?!」
風圧で目を真っ赤にし、崩れた髪型を振り乱し少年が吠える。
これが笑わずにいられるか。
先程味わった死の恐怖を乗り越えた甚六は、自分に足りなかった物−メンタルの強さ−を手に入れていた。
男は一晩会わないだけで化ける。
既に珍が何人集まろうとも甚六にはさしたる問題ではなかった。
211 :
774RR:2006/07/26(水) 17:42:49 ID:3wjUqpAf
今日が夏休みで良かった
つC
212 :
774RR:2006/07/26(水) 19:16:09 ID:l0/ICkQH
男は一晩会わないだけで化ける。
既に珍(上司)が何人集まろうとも(背後に)作者にはさしたる問題ではなかった。
とならないようにモニターにミラーを付けるとよい。
213 :
774RR:2006/07/26(水) 20:11:26 ID:YhBTdMgj
誰が上手いこといえとwwwwww
甚六物語氏に期待ww
214 :
774RR:2006/07/26(水) 22:15:13 ID:wRn+kX8N
>>油冷ファン氏
生き甲斐がひとつ増えました
215 :
774RR:2006/07/26(水) 22:19:27 ID:jC5mduXN
呂蒙ガンガレ
つC
216 :
774RR:2006/07/26(水) 22:58:00 ID:UXZwM4pG
ZX-11ってことはやっぱりそうなのか?
wktk
>油冷ファン氏
つC
なごませて頂いてますw
続くんですか?続きが楽しみなんですが・・・。
さて当方ですが、upしようupしようと書いてはいるのですが、いまいち
いいものが書けません・・・。ある事が気になって気になって・・・。
そう。明日から北海道に行って参ります(・∀・)
束の間の自由を満喫してくる所存ですm(_ _)m
という事で、続きは8月に入ってからとなります。(無事生きて帰ってきたらw)
私の拙いストーリーを楽しみにされている方には申し訳ございませんが、しばし
お待ちくださいませ。
開陽台あたりから書き込みはあるかもしれませんw
ホカイドウ ホカイドウ (*゚∀゚)=3ハァハァ
218 :
774RR:2006/07/26(水) 23:22:55 ID:LJdPy7ZK
>>魔棲雄 氏
いよいよですね!!楽しんできてください。
道中お気をつけて
>>油冷ファン氏
つCCCCCCCCCCCC
219 :
115:2006/07/26(水) 23:24:49 ID:HMrLioLw
魔棲雄氏気をつけて!
はぁ自由がほすぃ
出校日とかバイトとかイラネ
土産話waktk
油冷ファン氏
甚六さんがはじめてかっこよく思えましたw
220 :
774RR:2006/07/26(水) 23:34:22 ID:k8hbjrht
このスレには神が何人もいていつも我々を楽しませてくれるっ!!
魔棲雄氏気をつけていってらっさい。
221 :
774RR:2006/07/27(木) 00:10:26 ID:/yLFH1m8
北海道で作者をオチ
222 :
774RR:2006/07/27(木) 00:17:38 ID:z9ECBRgm
>>217 気をつけてネ。
この季節、さぞかし気持ちいいんだろうなぁ。
223 :
774RR:2006/07/27(木) 00:35:37 ID:HgjCU7aD
(*゚∀゚)=3 ハフンハフン
甚六物語氏に期待
つC
魔棲雄氏、道中お気をつけて ノシ
224 :
774RR:2006/07/27(木) 00:41:35 ID:BcDDpXeP
大型は空冷のおとなしい奴を2台持ってるけど、
このスレでリッタースポーツの悪魔的な魅力を知りました。
ちなみに今、一番魅力を感じているのは甚六さんの湯冷。
225 :
774RR:2006/07/27(木) 00:43:02 ID:zCNbEGvp
ゆざめ?
226 :
774RR:2006/07/27(木) 01:12:18 ID:+jHc/gPf
油冷じゃねーの?
GSXか?
227 :
甚六物語:2006/07/27(木) 01:13:12 ID:XDlCmtV7
甚六はゆっくり立ち上がった。
珍達が一歩後ずさる。
僕はこいつらより強い。
僕はこいつらより速い。
先程までのチェイス、喧嘩などで、甚六の胸には黒い炎が燻っていた。
いや、今まで暴力やスピードの世界に無縁で生きてきて、今日自分の立場が珍よりかなり上なのを知って、自分に酔っていると言った方が正しいか。
酔っている甚六には分からなかった。
確かに甚六は強い。
だが、珍達の方が、人数も場数も多いのだ。
珍達はそれを理解していたが、甚六の根拠の無い自信に気押されていた。
「…っ!ブッ殺せー!」
リーダー格の少年が叫ぶと、珍達は一斉に甚六に迫った。
228 :
油冷ファン:2006/07/27(木) 01:18:16 ID:XDlCmtV7
皆様の暖かいお言葉、とても嬉しく思います。
当初、中編位を目指していたのですが、まだ書きたい事の五分の一もいってないんです。
もうしばらくお付き合いいただけると幸いです。
>>マスオ氏
ごめんなさい、当分続きそうですwww
北海道楽しんできて下さいね。
土産話楽しみにしております。
>>225 コーラ噴いたwww
229 :
774RR:2006/07/27(木) 01:33:14 ID:WQa13MOv
湯冷
わっふるわっふる
マスオ先生
気をつけていってらっしゃい
230 :
774RR:2006/07/27(木) 02:39:22 ID:vglM0C0a
甚六さん支援!!!
チケットて領収書の事かな?
マスオ氏お気を付けて!!!
231 :
774RR:2006/07/27(木) 14:00:08 ID:Hxo7lf5Q
魔棲雄氏お気をつけて(・∀・)ノシ
>>甚六物語の中の人
つC
イオンなく絶好調なマシンだから途中で止まっちゃうかと思ったw
232 :
甚六物語:2006/07/27(木) 15:10:20 ID:XDlCmtV7
その甚六と珍達の間に、派手なスキール音を立て、一台のバイクがドリフト状態で割って入った。
甚六と珍達は慌てて飛び退く。
「…小僧共止めな。」
重低音のアイドリングを響かせる、荷物満載のV−MAXから降りたその男は、
男は赤いジェットヘルメットを脱ぐと、口元に貯えた髭を撫でながら皆を見渡し静かに言った。
「んだジジィ?!邪魔すると殺すぞ?!」
いきり立った珍の一人が、その男の胸ぐらを掴み上げた。…はずだった。
「…え?」
少年は夜空を仰いでいた。
少年は何時の間にか男に腕を取られ、一瞬の内に倒されていた。
「やりやがったなコノヤロー!!!」
珍達が甚六を無視し、男を取り囲んだ。
233 :
774RR:2006/07/27(木) 15:22:28 ID:k3cSHgw4
_ _ _ _
+ + | | | | | | | | +
| | Π| | | | Π| | +
/ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
/ ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
/ ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
234 :
774RR:2006/07/27(木) 16:05:22 ID:+jHc/gPf
wktk
235 :
774RR:2006/07/27(木) 18:42:56 ID:3v1xBsgP
遅ればせながらマスオ氏、いってらっしゃいーー!!
ま、まさか開陽台でタエ子さんと・・・ワッフルワッフル
236 :
774RR:2006/07/27(木) 18:45:13 ID:7o11q1Tf
ホカイドーにカモォォォォォンンンンwww
237 :
774RR:2006/07/27(木) 22:31:58 ID:Iv6cPk+O
毎年そうだが特に今年はマスオスレの影響もありホカイドゥ行きタス。。。
大学のころ一回いったっきりなのヨ
マスオ氏安全運転で楽しんできてくれ
238 :
774RR:2006/07/28(金) 00:00:48 ID:ZK/sLAGT
>>237 藻前は漏れか
今年はホカイドー行くぜ
飛行機+レンタカーだが…or2
239 :
774RR:2006/07/28(金) 11:02:41 ID:jmDi/drO
hoshu
240 :
774RR:2006/07/28(金) 11:34:47 ID:2Jw8c1nE
>>237 漏れは学生時代バイクが買えなかったので、チャリ+フェリーで行った。
イカうまいよイカ
>>マスオ氏
タイ子さんみたいなカワイイ子とクラブランしたら絶対チギんないYO!
むしろここぞとばかりにケツ押して坂登る。
241 :
甚六物語:2006/07/28(金) 21:06:51 ID:yXgCNoTL
幾台もの バイク、車の排気がパーキングに近づいてくる。
その音を聞いて、リーダー格の少年が高笑いした。
「ヒャハハハ!オラウチの奴らが来たぞ!俺等はチームに命賭けてんだよぅ!
そのチームコケにしたんだ。今更逃げれねぇぞ!覚悟しろや!」
そこへ珍達のバイクや車が列をなして入ってきた。
「オメー等コイツ等殺せや!」
だが後から来た珍達は動こうとしない。
「何やってんだオメー等?!早くしろや!」
「…無理ッスよ…勝ち目無いッスよ…」
「はぁ?!」
後から来た珍の一人の台詞を聞き、我が耳を疑ったリーダー格の少年だったが、5分後には全てを理解した。
242 :
774RR:2006/07/28(金) 21:07:47 ID:PCfHakae
つC
243 :
774RR:2006/07/28(金) 21:08:22 ID:CpSiW13b
ktkr!
244 :
774RR:2006/07/28(金) 21:10:20 ID:wjwBBzkF
ヤベッ。フェリー予約出来ちゃったよ。この時期だからマイナー航路だけど…
このスレのおかげで北海道行きを決意した俺。
さっきマップルもカテキタ。今から楽しみだ。
245 :
甚六物語:2006/07/28(金) 21:11:59 ID:yXgCNoTL
「あ…あ…」
リーダー格の少年は言葉を失った。
たった5分でパーキングは数十台の走り屋のバイク、車で埋め尽くされていた。
本能の赴くまま、自分勝手に生きてきたリーダー格の少年は、その本能で悟った。
こいつらは普段街で見る車、バイク乗りとは違う。
こいつら敵に回したらシャレんなんねぇ…
その中の一人、青いR34GT−Rに乗る青年が、V−MAXの男に声をかけた。
「浜さん、お久しぶりです。何時東京に?」
「おぉ小羽田君か。いや、今さっきね。」
「連絡くれれば飲み会のセッティングしたのに…」
「いやいや、それには及ばんよ。大体気分でどこに行くか決めるから、約束した日に帰ってこれるか…」
浜と小羽田は楽しそうに笑った。
周りの走り屋達も浜に挨拶に来たり、お互いで雑談を始めたりした。
ぽかんと口を開けた甚六と珍達を放置して。
「あぁ、自己紹介がまだだったね。浜と申します。よろしく。」
いきなり浜に話し掛けられた甚六は心臓が飛び出しそうになる位驚き、慌てて頭を下げた。
「あの、その、伊佐坂甚六と言います。その、さっきはありがとうございました!」
浜は首を傾げた。
246 :
774RR:2006/07/28(金) 21:35:35 ID:xYPWmy4D
つC
247 :
774RR:2006/07/28(金) 22:10:29 ID:iIOcwi1i
浜さんキター
248 :
774RR:2006/07/28(金) 23:00:24 ID:VjQ5Fk5r
>>甚六の中の人
つC
>>248 伊佐坂先生は作家だけど、浜さんはヒゲ面の画家なんだよね。
いつもベレー帽姿でパイプを加えてた印象があるなあ。
昔は毎回普通に出てたから、レアというよりは単純に過去のキャラだと思う。
>>魔棲雄の中の人
今頃北の大地にいるんだろうか?事故には気を付けて
じっくり堪能してきて下さいね(・∀・)ノシ
250 :
甚六物語:2006/07/29(土) 10:54:37 ID:EkCooyEs
「伊佐阪?まさか君は…」
ヴァオゥ!!!
皆の会話を巨大な排気音が遮る。
「あっ!」
甚六はつい声を出した。
さっきの黒いライダーだ!
パーキング入り口を塞ぐ様にたたずむ黒いライダーは、何故か浜を真っすぐ見つめていた。
まるで甚六の存在など忘れたかの様に。
「待てやゴルァ!!」
この場を離れるタイミングを見計らっていた珍達は、これ幸いとばかりに先程自分達をあっさり抜き去った黒いライダーに殺到した。
そんな珍達を嘲笑うかの様に、黒いライダーはフロントタイヤを高々と上げて立ち去った。
それを追う珍。
そして甚六もそれに続いた。
何故か彼を追いたかった。
追わねばならない気がした。
ひとしきり爆音の去ったパーキングで、浜は一人呟いた。
「SABU…お前はまだ…」
251 :
774RR:2006/07/29(土) 12:13:17 ID:V6w9krxi
上手い、上手すぎる。埼玉銘菓、十(ry
252 :
甚六物語:2006/07/29(土) 12:42:27 ID:EkCooyEs
「ハァッ…ハァッ…ハァッ…」
息が上がる。集中が途切れそうになる。
甚六は苛立ちながら、目の前を走る珍達の背中を睨み付けた。
珍達は必死になって目の前のコーナーをクリアしていくが、
道幅一杯に珍車が広がっている事、制限速度に毛が生えた程度の速度で走っている事で、甚六の後ろに大渋滞が出来ていた。
「くそっ…」
黒いライダーの姿はもう無い。
体の中が燃える様な苛立ちで、甚六は夜空に吠えた。
「くそォーーーーーーー!」
253 :
油冷ファン:2006/07/29(土) 13:27:19 ID:EkCooyEs
とりあえず「甚六物語」は第一夜が終わりました。
皆様、長々とスレ消費、駄文投下、連投申し訳ありませんでした。
それと皆様、暖かい励ましのお言葉、つC、ありがとうございました。
もし僕の稚拙な駄文の続きが読みたい奇特な方がいらっしゃいましたら、
「タイ子さんと萌え萌えジャンケン」
とご記入下さいませ。
本当にありがとうございました。
254 :
774RR:2006/07/29(土) 14:17:32 ID:Zbdlhsi4
タイ子さんと萌え萌えジャンケン
続き期待してますC
255 :
774RR:2006/07/29(土) 14:17:50 ID:qOr+qgOG
タイ子さんと萌え萌えジャンケン
256 :
774RR:2006/07/29(土) 14:30:46 ID:pzDkHJGW
タイ子さんに萌え萌えじゃけん
257 :
774RR:2006/07/29(土) 15:15:47 ID:UWzF6bcr
タイ子さんとワッフルワッフル
258 :
774RR:2006/07/29(土) 15:20:47 ID:D2I/t+or
タイ子さんと萌え萌えジャンケン
259 :
774RR:2006/07/29(土) 15:24:32 ID:SaoVyfr7
タ(ry
260 :
774RR:2006/07/29(土) 15:38:15 ID:b9TL0g/o
つC
タイ子さんと萌え萌えジャンケン
261 :
中島物語:2006/07/29(土) 15:38:55 ID:fPNeUrWu
アリの巣コロリってあるじゃん。
蟻の行列にポンと置くと、一瞬ビックリして列が乱れる。邪魔だなと言わんばかりに迂回する列が出来る。
そのうち好奇心旺盛な一匹がアリの巣コロリに入る。
そいつをマネして何匹も入る。
毒とも知らずにツブツブを運び出す。一匹が一粒づつ。
いつのまにか行列はアリの巣コロリが折り返し地点になる。
黄色い粒と黒い蟻が作り出す模様は綺麗で見てて楽しい。一匹が一粒づつ、丁寧にせっせと毒の粒を運ぶ。
せっせと、せっせと、せっせと、せっせと。
蟻さんって働き者だなと思う。俺も頑張らなきゃなと思う。
次の日、あれほど沢山いて俺を困らせた蟻が一匹もいない。
ほんとにいない。探してもいない。泣きたくなった。
このレスを見た人は4日後にあなたの大切な人がいなくなるでしょう・・・・それが嫌ならこのレスを5つの板にコピペしてください。
信じるか信じないかはあなた次第です。
262 :
774RR:2006/07/29(土) 18:35:01 ID:n1eHC4np
tmj
263 :
774RR:2006/07/29(土) 19:27:43 ID:5W5YLCHb
(流れを取り戻すために作品を。暫し、駄文に御付き合い下さい。)
23時過ぎ、夜遅くまで長引いた仕事を片付けた私こと、波平はいつもの帰路を走っていた。
時折眩しい水銀燈の下、閑散としたこの片側2車線には、私以外の車両は見受けられなかった。
暫くすると、前方に一つテールランプが煌いた。バイクだろうか?
接近するとそのバイクが、BMW・K1200LTであることが判った。
「さて、御手並み拝見といこうか…。」
私は愛機、ヤマハ・FJR1300Aをシフトダウンし、K1200とのアドバンテージを詰める。
車間距離を一定に保ち、前車の出方を伺う。
法定速度プラス10〜20Km/hを保ち、クルーズ。ラインは正確で乱れない。
その安定した走行に私はいささか驚かされていた。
「素晴らしい…。どんな人が操っているのだろう?」
緩やかな左カーブにさしかかった時だった。優雅に舞う2台に、
轟音と共に2台の車が接近、私の右側を駆け抜けた。
「GT-R…!R33か!」
スカイラインGT-Rが2台が連なり、意味も無く我々の前に割り込み進路を妨害してきたのだ。
264 :
263:2006/07/29(土) 19:30:12 ID:5W5YLCHb
× スカイラインGT-Rが2台が連なり
↓
○ スカイラインGT-Rが2台連なり
すみません。次からは気をつけます…。
265 :
263:2006/07/29(土) 19:38:34 ID:5W5YLCHb
「なんだ、こいつらは!!」
思わず、ヘルメットの中で叫んでしまった。あまりに唐突だったからだ。
紫と赤のGT-Rは我々を目掛けて、かぶせてきた。
私はとっさにブレーキを入れ、減速。難を逃れた。だが、K1200は…?
「危ないーっ!」
K1200の彼は、スピードを緩めるどころか加速し、速度を更に上げた。
2台のGT-Rの間を縫い、何事も無かったかのように走り抜ける。
不意を突かれてビビった紫はスピンし、赤と絡んで大事故を起こした。
私は「自業自得だ。」と怒りが収まらぬまま、家路についた。
266 :
774RR:2006/07/29(土) 19:53:53 ID:jfY1PFkc
話に引き込まれたところでバトル終わっちゃったな
267 :
774RR:2006/07/29(土) 19:54:37 ID:iIb+SjqP
JINROCK VS SABU
タイ子さんと萌え萌えジャンケン
>>263 つC
268 :
774RR:2006/07/29(土) 20:38:27 ID:4Zj39ird
>>261 これ、詩になおしたら歌になるな。
アリの巣コロリの歌。
269 :
774RR:2006/07/29(土) 20:59:40 ID:xkD2MEQF
それネガティブキャンペーンになるぞww
270 :
774RR:2006/07/29(土) 21:14:35 ID:TnBmwMm6
魔棲雄の旦那はもう北海道ツーですか
271 :
774RR:2006/07/29(土) 21:15:25 ID:TnBmwMm6
IDにBMW
K1200だw
272 :
774RR:2006/07/29(土) 21:30:47 ID:di2+0Jfk
タイ子さんを萌え萌えじゃけん
273 :
774RR:2006/07/29(土) 21:44:42 ID:n2tj8KKM
太鼓さんをもみもみジョンソン
つC
274 :
774RR:2006/07/29(土) 22:35:37 ID:by2Kztzd
公式設定でも波平は若い頃バイクが趣味だったらしいね。
275 :
774RR:2006/07/29(土) 23:09:13 ID:oPlpSo+Q
タイコさんで萌え萌えジャンクション
276 :
774RR:2006/07/29(土) 23:29:54 ID:w6Pyp3R9
タイコさんは萌え萌えジャクソン
〜一ヵ月後〜
波平は縁側でお茶を啜っていた。
隣では裏のおじいさんが、教本を読みながら将棋を打っている。
「…磯野さん、これはどうすればいいと思いますかのぅ?」
「…こうですね。」
波平は駒を動かし、あっさりと王手に持っていく。
そしてまた波平はお茶を啜り、おじいさんは教本のページを捲った。
「こんにちは〜」
玄関の方から声が聞こえる。が、二人共聞こえないかの如く動こうとしない。
すると庭を回り込むように、突っ掛けの音が近づいてきた。
「こんにちは。」
「やぁ伊佐坂先生。」
母屋の影からひょっこり顔を出した伊佐坂に、波平は片手を上げ挨拶した。
「おや伊佐坂先生。こんにちは。
磯野さん、これはどうすればいいと思いますかのぅ?」
おじいさんも顔を上げて挨拶したが、波平をつつき答えを教わると、また将棋盤に目を落とした。
「あの…お二人に相談があるのですが…」
伊佐坂が静かに口を開いた。
「実はウチの息子の事なんですが…」
「甚六君がどうかしましたか?」
波平が縁側に座る様に勧めると、伊佐坂は座りつつ庭の盆栽を見つめた。
「私はアレは真面目でおとなしい子だと思っていました…
だが…アレは最近『族狩り』をしている様なんです。」
「なんと?!」
波平は驚き、伊佐坂の顔を見つめた。
伊佐坂は怒るでも悲しむでもない、何とも形容し辛い表情をしていた。
「私の友人が所轄の警察署長をしているんですがね…
暴走族から助けを請う通報が続くので調べたら、ウチの息子だったそうです。
まぁそれはその暴走族を警察が即解散に追い込むから構わないのですが、ただ…」
「ただ?」
「この一月、族狩りを終えた後必ず首都高に上がっているんです。」
その一言を聞いて、波平の表情がさっと変わった。
家族が誰一人見た事の無い、厳しい《男》の顔に。
押し黙る二人。
おじいさんの将棋の駒の音だけが、パチリ、パチリと響く。
「…それはいけませんなぁ。」
パチリ。
将棋の駒を置くと、おじいさんは立ち上がった。
棋盤上では、王将が完全に丸裸にされていた。
首都高速辰巳パーキングエリア。
一月前の騒ぎなど無かったかの様に静かな時が流れている。
浜はその静かな時を楽しんでいた。
そこへ一台の車がやって来た。
青いR34GT−R。
小羽田である。
「こんばんは。」
浜のV−MAXの隣にRを停めると、小羽田は人懐っこい笑顔で浜に挨拶した。
「やぁ小羽田君。こんばんは。」
浜も笑顔で答える。
「…今日はやけに静かですね…何かあるんですかね?」
「さぁねぇ…何もなければいいけどねぇ…」
二人は今夜はやけに大きく、赤い月を見上げた。
その静寂を無線の呼び出し音が切り裂いた。
小羽田はRの無線機のスイッチを押し、応答した。
「どうした?」
《小羽田ァ!出たぞ!ヤツ等だぁ!!》
その言葉で全てを悟った浜は、無線のインカムを付けると、V−MAXでパーキングを飛び出していった。
第一章 〜窓を開ければ港が見える〜
「あーあ・・・なにやってんだろう俺・・・」
九州の田舎から東京に出て来たはいいが、適当に選んだ仕事は港の倉庫番。
確かに楽だし給料も悪くは無いが、若い奴のやる仕事じゃない・・・
「おい兄ちゃん!もうすぐ小麦が来るぞ!伝票出しとけよ!」
「あ、はい!」
毎日毎日小麦や大豆の伝票整理・・・
字が書けてソロバンが出来れば爺さんでも出来る仕事だよ・・・
なんかさぁ・・・今風に言うと「モーレツ」な仕事をしたいんだよ・・・
午前中は小麦300トンと砂糖20トン。
午後は大豆150トン出荷か・・・
弁当でも食うか。
弁当箱を包んでおいた新聞紙を読みながら冷えた飯を口に運ぶ。
自然と求人広告へと目が行く。
おや?これは・・・
「オートバイ運転手募集 要二輪免許 報知新聞社自動車部」
二輪免許なら持ってる。親戚がバイク屋で、
手伝いをする名目で14歳の時に取った。
メグロ125キャデットでコース1周すれば貰えた。
こんな簡単な免許で新聞社に入れるのか?
よし、今夜にでも電話してみるか・・・
「はい!報知自動車部!」
「もしもし、新聞の広告見たんですが・・・」
「ああ、プレスの応募かい?」
「・・・プレス?」
「バイクの運転手の事だよ。君免許はあるかい?歳は?」
「免許は持ってます。歳は18です。」
「そうか。面接いつ来れる?場所は分かるかな?」
「大体分かります。今週の日曜日なら行けますけど・・・」
「そうか。じゃ、日曜のお昼頃来てくれ。そうだ、名前は?」
「磯野波平です。海の波に平らと書きます。」
「磯野波平君か。じゃ日曜日待ってるよ。よろしく。」
あっけなく電話が切れた。もう少し堅い対応かと思っていたのだが、
なんだか随分気楽な感じだ。いわゆる無責任社員と言う奴だろうか。
まあいい、倉庫番よりは張り合いがありそうだ。
次の日曜が楽しみだ・・・
〜補足〜
「倉庫番」の仕事を馬鹿にしているような記述がありますが、
この話は実際にモデルになっている人物がいて、
その人物が語った話を元にしています。
昭和30年くらいの話なので、今後も色々と問題になりそうな表現が出て来ますが
当時の雰囲気を壊したくないので、あえてそのまま書いています。
また、本人から聞いたのが20年ほど前で、
私もうろ覚えで書いている部分があるので時代考証的にも
噛み合わない所が多々あるかとは思いますが大目に見て下さい。
>甚六物語
つC
283 :
774RR:2006/07/30(日) 01:40:49 ID:CCbjCwZu
多士済々で大いに結構。つC
284 :
774RR:2006/07/30(日) 10:39:33 ID:F9o3iC8p
タイ子さんの牌乙モミモミ つC
ところで先生方の作品は何気にリンクしているけどいずれどこかで一本線になるのでせうか?
285 :
774RR:2006/07/30(日) 14:56:27 ID:P89jEFPZ
つC
このスレのおかげでサザエさん症候群を克服しました。
首都高速芝浦パーキングエリア。
甚六は言葉も無く立ち尽くしていた。
周りの走り屋達は甚六と、彼と向かい合っている三人−三台の車−を遠巻きにしていた。
(おい、アイツ等って…)
(ああ…間違いない…三番機が居ないけど…)
(赤い月の夜だけ走ると言う…)
(首都高の覇王、ナンバーズ…)
ヒソヒソと話声が聞こえる。
すると揃いで右フロントフェンダーに1と書かれたスープラ、2と書かれたランエボ、4と書かれたFDが、ハザードランプを灯しながら、一列になり出口に並んだ。
(バトル?!何でヤツ等があんなポッと出の相手を?!)
(その時の最速の挑戦しか受けないナンバーズが、自らバトルの申し込みだと?!)
辺りがザワついた。
だが甚六は苛立っていた。
「僕は…あの黒いライダーに会いたいだけなのに…何故邪魔をする!!」
甚六はGSX−Rのエンジンに火を入れた。
GSX−Rを購入して三ヶ月。
走行距離は購入時より3000キロ程伸びた。
だがその内2000キロはこの一ヵ月で走った。
ただあの黒いライダーに会う為に。
甚六はその一念で首都高を走り回った。
コースどころか、全ての轍すら憶える程走り回った。
それ程追い求めても、あの黒いライダーの姿は一度も見なかった。
まぁいい。
僕は速い。
こいつらもすぐにチギってやるさ。
甚六はヘルメットを被り、GSX−Rをパーキング出口へと向けた。
「くっ…うぅ…」
甚六は大気の壁を突き破るGSX−Rのスクリーン越しに前方を睨みながら目を細めた。
速度は160キロ弱。
甚六にとってはかなり速く走っているつもりだが、ミラーに映る三台の車にとっては余裕の速度域のようだった。
コースを知り尽くした甚六とはいえ、ただそれだけで速く走れる程首都高は甘くはなかった。
「うわっ?!」
一瞬の隙を突かれ、スープラとランエボに前に出られた!
「くそっ!」
甚六は必死に追い縋ったが、先行する二台との差は広まる一方だった。
「僕じゃ…ダメなのか…」
甚六の気力が折れる。
その時だった。
289 :
甚六物語:2006/07/30(日) 18:08:50 ID:5T5Dm1IA
>>284 他の先生方はわかりませんが、僕は今のスレの流れを作った偉大な先人=SABUとして、
彼を追う者=僕を含む作家達という事を考えてSABUを出しました。
実際はそんなに深く考えていませんがwww
>>東京プレス物語氏
つC
凄く良い雰囲気で続きが楽しみです。
290 :
774RR:2006/07/30(日) 20:05:24 ID:8be6ODeE
いやー、甚六さんサイコーyo
俺の中じゃ先の3人は別格だったけど、新たなネ申が加わった。
東京プレスライダーもナイス。うほっ(0゜・∀・)
291 :
774RR:2006/07/30(日) 20:51:26 ID:BxoOTkLX
ECW!ECW!
292 :
774RR:2006/07/30(日) 21:30:13 ID:NMAwhcNF
魔棲雄先生が取材のため休載しますの間はつまらないなと思ってたのに
甚六先生のおかげで楽しみがなくならなかった、どころか増えたw
波平先生も期待してますよ
つCCC
みなさま、お久しぶりです。
現在、阿寒国立公園内の某キャンプ場のテント内から書き込みしています。
北海道、寒っ!
鈴鹿では真夏の祭典、8耐をやっていた今日。
日中にも関わらず標津の国道上の電光板の表示温度は14度でしたw
もちろんタイコさんはいません(哀
今日は欲張って走り過ぎて疲れました。近くまで接近したのですが、
都合によりマスオとタイコの開陽台は諦めました。残念。
明後日には帰宅。道内を走るのも明日が最後。
総括として一つ言わせて貰えれば・・・いや、もう北海道最高。これに尽きますw
携帯は苦手なので、つもる話は帰宅後にでも。
あ、そうそう。
つタイコ萌え萌えw
294 :
774RR:2006/07/30(日) 23:59:55 ID:HZrn1VSl
土産話wktk
つタイコ萌え萌え
295 :
774RR:2006/07/31(月) 03:49:14 ID:0VvC3/vW
写真うpよろ
296 :
774RR:2006/07/31(月) 05:05:49 ID:FAH2y4tn
タイ子萌え萌え!!
第二章 〜昼下がりの面接〜
「失礼します!」
「おぅ!・・・誰だお前?」
「あ・・・あの、今日面接に来いと言われた磯野ですが・・・」
「なんだよ。おーいキャップ!面接のボウヤが来たぞ!」
「ああ、来たか。こっちへ通してくれ!」
なんだここは・・・狭い事務所みたいな所にガラの悪そうな男が五人くらい、
煙草の煙がもうもうとしている。本当にここは新聞社か?
「磯野君!こっちこっち!ここに掛けたまえ。いやあ今日は暑いねぇ。」
汗を拭きながら椅子を勧めてくれた男も物腰は柔らかいが、
その眼は何か只者では無い空気を漂わせている・・・
「で、免許はあるんだよな?歳が18と・・・運転の経験は?」
「メグロの125とホンダドリーム、大きいのは陸王が一回だけです。」
「そうか。陸王ならここにもあるぞ。じゃあ最初は陸王から乗って貰うか。」
周りの男たちから一斉に笑いが飛ぶ。
「おい、キャップ!連載の回収要員なら間に合ってるぞ!」
「あんな骨董品で仕事になるのかよ!」
骨董品?確かに古いが、ライラックやドリームよりは速い車だ。
じゃああんたたちは何乗ってるんだよ?
「で、いつから来れるんだい?」
「え?採用って事ですか?」
「そうだよ。免許があれば即採用だ。何か問題でも?」
「いえ、やらせていただきます!」
また男達から笑いが飛ぶ。
「おっ!ボウヤやる気あるじゃねえか!」
「楽しい職場だから逃げ出すんじゃねえぞ!」
大丈夫なんだろうか・・・
「じゃ、先に仕事の説明だけでもしておくか。おい、浜ちゃん!車庫に連れてってくれ!」
「おいおい俺かよ!説明だけだぜ。現場のお守りは他の奴にしてくれよ!
じゃあボウヤ、こっちだ。ついてきな。」
ちょっと猫背で肩幅の広い男が顎をしゃくる。
男の後ろについて2人で事務所を出た。
>>284 >何気にリンクしているけど
お気づきの方もいると思いますが魔棲雄先生の話に多少リンクしています
私の方が時代が古いので設定がおかしくならないよう苦心していますw
>凄く良い雰囲気
高度成長期の活気のある感じが伝わればと思います
今は何をするにも閉塞感がありますからね・・・
>>290 >東京プレスライダーもナイス
私もハッスルしますw
>>292 >波平先生も期待してますよ
ありがとうございます
>>魔棲雄先生
私も昔フェリーの予約までしましたが 奥尻の大地震で取りやめになりました
時間のある学生ならそのまま行って災害ボランティアも出来たのでしょうが
いかんせん時間の無い社会人だったので断念・・・
お土産話期待しています お気をつけて・・・
タイコ萌え萌え
300 :
774RR:2006/07/31(月) 12:13:25 ID:WjKajc6I
サザエ萎え萎え
301 :
774RR:2006/07/31(月) 13:13:39 ID:cfHA1tPq
タラヲ氏ね氏ね
302 :
774RR:2006/07/31(月) 15:36:28 ID:TwnVBX+y
タイコ騎乗位絶叫
バイクの排気音が聞こえる。
近い!
甚六は左に目をやった。
合流の仕切り壁が目に飛び込んでくる。
この壁の向こうか!
壁が途切れる。
「甚六君!私に着いてきなさい!」
「浜さん?!」
浜がV−MAXと共に、甚六の前に合流してきた。
甚六が浜の後ろにぴったり着けると、二台はフル加速に入った。
浜は無線機のスイッチを叩く様に入れる。
「このバトル、私も参加させてもらう!」
《浜ッ?!貴様どういうつもりだ?!》
浜は相手からの交信を無視して無線機のスイッチを切った。
右に左に軽やかにステップを踏む二人。
浜の堅実で安定感が有りながらも、大パワーを押さえ込む様な走りはV−MAXの巨体をありえない速度で走らせ、
甚六もソレに吊られペースを上げていた。
浜の質実剛健の走りを少しづつ吸収し、甚六は急速に成長していた。
テクニックではなく、ライン取り、車の捌き方など、一人よがりな走りでは絶対身に付かない物を、浜は自らの走りで甚六に教えていた。
湾岸線へと飛び込む二台のバイクと一台の車。
突如、甚六の周りが明るくなった。
「くっ!」
甚六がミラーを見やると、すぐ後ろにFDのヘッドライトが光っていた。
前を行く浜はタンクに伏せているが、メーターバイザーのみ装備のV−MAXでは風圧は厳しく、
200キロを超えた時点から車速の伸びも悪くなってきていた。
「湾岸線では勝ち目は無いか…」
遠くに霞む先行している二台のテールランプを睨みながら、バイクから引き剥がそうとする風に耐えつつ浜は呻いた。
《ピーピー》
無線の呼び出し音だ。
浜は無線機のスイッチを入れた。
《浜さん!取れますか?!》
《小羽田君!今どこに?!》
小羽田からの無線に答えた瞬間、浜は後ろから迫る気配を感じた。
《後ろです!》
小羽田のRが一気に前に出た。
《浜さん俺が引っ張ります!スリップ使って下さい!》
R、V−MAX、GSX−R、FDは一本の矢となり、先行している二台を射落とさんと放たれた。
>>マスヲ氏
(;´Д`)<…
北海道って、本当に日本ですか?www
大阪は連日30度超えでございます…orz
307 :
774RR:2006/07/31(月) 19:40:42 ID:YUNu6cYu
キタ━━(━(━(-( ( (゚∀゚) ) )-)━)━) ━━ !!!!!
つC
308 :
774RR:2006/07/31(月) 20:40:50 ID:CRi5o+sO
甚六萌え萌え
309 :
774RR:2006/07/31(月) 23:41:56 ID:qu12dGUt
タイノコはうまい
310 :
774RR:2006/08/01(火) 01:27:45 ID:I85S/CFg
311 :
774RR:2006/08/01(火) 12:18:06 ID:HrXozhc7
312 :
774RR:2006/08/01(火) 21:03:04 ID:/fFdISv6
BNR34キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
つC
甚六達は先行する二台を射程に捉えた。
相手は甚六達より200メートル程前を、着かず離れずの距離をキープしている。
小羽田は加速を止め、じわり、じわりと速度を落とし、スープラのテールを見つめていた。
しばらくして無線のスイッチに手を伸ばした。
《浜さん…お願いがあります。》
《何かね?》
《ナンバーズは浜さんの知り合いですよね?
スープラの無線の番号教えて下さい!》
《………》
軽い沈黙の後、浜は番号を教えた。
《スープラのドライバーさん取れますか?
俺は偶然見た貴方の走りに憧れ、走り屋になりました。
俺では役不足かもしれない。けど…俺と勝負して下さい!》
《………》
《お願いします!!》
スープラは何も答えず、ただハザードを点灯させた。
並走しつつ速度を落とすスープラとランエボ。
首都高湾岸線。
四台の車と二台のバイクに、奇妙な心の繋がりが生まれた瞬間だった。
小羽田はパッシングスイッチに手を伸ばした。
パッシング。
それに答えるハザード。
夜に魅入られた、狂った者同士が交わすシグナル。
《浜さん…》
《いっておいで。君の力を全てぶつけてきなさい。》
浜は速度を落としつつ、一番左の車線へと移動した。
甚六、FDもそれに続く。
甚六が小羽田に目をやると、小羽田はランエボを挟む様にスープラと対峙していた。
時速100キロ。
その速度域とは思えない緊張感が辺りを包む。
パッ!
ランエボがホーンを短く鳴らした。
パッ!
ギアを落としたらしく、Rとスープラの排気音が跳ね上がる。
パッ!
甚六は思わず生唾を飲み込んだ。
パーーーーーン!!!
一際高く、ランエボのホーンが鳴り響いた。
二匹の獣が狂った調教師により手に入れた力を解放した。
白煙を上げながら加速する二台は、まるで映画の早回しの様な現実感を伴わない速度域に突入した。
甚六は身震いした。
(僕は…あんな恐ろしい人達と走っていたのか…)
非合法、非常識なスピードで視界から消えるRとスープラ。
甚六は自分がひどく場違いなのでは?と思い始めた。
一団は環状線へとまた戻って行った。
ランエボに並走していた浜は、ふと、ランエボからの視線を感じた。
それと同時に無線が入る。
316 :
774RR:2006/08/01(火) 22:10:11 ID:lMNsz4y5
リアル直撃
つC
役不足のくぁwせdrftgyふじこlp
317 :
774RR:2006/08/01(火) 23:41:16 ID:7lf8KzUW
「役不足」というのは、役者に対して役が不足であることを指す言葉。
つまり、与えられた役目が軽すぎること。
別に間違っていないんじゃ?
318 :
774RR:2006/08/02(水) 00:47:57 ID:eQlv4cc5
△無線の番号
○無線の周波数 or コールサイン
無線ヲタとしてちょっとだけ。
319 :
774RR:2006/08/02(水) 00:54:50 ID:nV+HwuCq
狂った調教師(・∀・)イイ!
チューニング屋ってほんと狂ってるよな。んで、それに乗ってる奴もなw
320 :
774RR:2006/08/02(水) 01:01:26 ID:2tafmQjQ
321 :
甚六物語:2006/08/02(水) 01:53:50 ID:3wJg0QaU
折角第二夜全部書いたのに、誤って消してしまいましたorzヤッチマッタ
やはりPC買うべきか…orzケイタイチュウデスマヌ
>>役不足
日本語力不足でごめんなさい…
辞書で調べてきますorzスマヌ
>>無線
無線機使った事無いもんでorzスマヌ
あれじゃ携帯かトライシーバーでしたねorzスマヌ
根本的に200オーバーでも市販の無線って使えるのでしょうか?
首都高のコース忘れちゃったので、さっき買ってきた首都高バトル01やってきます(´・ω・`)ノシ
322 :
774RR:2006/08/02(水) 01:58:01 ID:eQlv4cc5
>>321 200キロオーバーでも全然問題無いです。
いつも楽しみにしてます。がんばってください。
323 :
774RR:2006/08/02(水) 02:11:30 ID:vDp0ytG/
役不足はいいんでない
そういう使い方する人が多いので
読み物として不自然ではない
大体いちいちそんなこと気にしてたら
多くの言葉が使えない
324 :
774RR:2006/08/02(水) 07:46:47 ID:pq6HrtVP
「俺では役不足かもしれない」
↓
「スープラのドライバーにとって、俺では役不足かもしれない」 と解釈したが・・・間違ってるのか?
すまん
>>320、教えてくれ。
325 :
774RR:2006/08/02(水) 08:23:51 ID:0FUouWdq
326 :
774RR:2006/08/02(水) 11:48:37 ID:eQlv4cc5
>>325 そういやパーソナル無線って有ったね。すっかり忘れてた。
アマチュア無線の事しか考えてませんでした。
327 :
774RR:2006/08/02(水) 18:31:22 ID:buXPCJ1g
NTTパーソナルのこと? そういやそんなPHSあったね。
なつかすぃ
328 :
774RR:2006/08/02(水) 19:49:57 ID:RzXBkCYp
違うな。
きっと特小だな
《浜…お前は一体何を企んでいる…?》
《………》
ランエボからの問いに浜は沈黙で答えた。
《…まぁいい。話は後だ。浜…今はこの夜を楽しもう。》
《…だな。》
二人は顔を見合わせた。
お互いの顔は見えないが、お互いに不敵な笑みを浮かべているのは理解できた。
ひょいっとランエボが前に出る。
浜はランエボにパッシングをすると、ランエボはハザードで答える。
二人は同時にアクセルを全開にした。
右コーナーが迫る。
アウト側の壁ギリギリに車体を寄せる浜。
一瞬、ランエボが左に車体を振った。
次の瞬間、ランエボはテールを壁に擦るかの様にドリフトを敢行し、完全に浜の進路を塞いだ。
様に見えた。
ランエボのドライバーの顔をV−MAXのライトが照らしたかと思うと、
ランエボの動きを読んでいた浜はイン側の壁にヘルメットを擦らんばかりに車体を寝かしこんでいた。
だがドリフトはランエボのドライバーのトラップだった。
浜の動きを見て、神技の様なアクセルコントロールでスライドさせる為の横方向のベクトルを瞬時に縦方向に切り替えた。
小型、軽量、4駆、ハイパワーなランエボの車体が、まるでカタパルトから射出されたかの様に立ち上がる。
浜の最速ラインを潰しつつ、くるりとインベタで次の左コーナーを回るランエボ。
「甘い!!」
何時の間にか後ろにぴったりと張りついていた浜が、コーナーアプローチでランエボの頭を押さえ、イン側を奪取した。
(;´Д`)<…
↑無線の事はさっぱり分からないので、作中に出した事を軽く後悔中www
331 :
774RR:2006/08/02(水) 20:24:16 ID:kO6qmzNj
>>330 問題ありません。そのための2chです
自称専門家の皆様がいろんなコト教えてくれます
332 :
774RR:2006/08/02(水) 22:42:42 ID:Z5xc91oi
スピードに目覚めたばかりの甚六がまだ無線にも詳しくないことを表現
するためにわざとそうやって書いたんだろ。な?
333 :
774RR:2006/08/03(木) 13:13:28 ID:yY5Hi6HY
>>321 これだけの話を携帯から投稿してんのはすげーな。
使ってないリブレットならタダであげてもいいけど、今どきリブレットなんて使えねーかw
>>324 俺もそういう解釈をしてたんだけど。違うのかな・・・?
334 :
774RR:2006/08/03(木) 16:31:16 ID:20kky2Li
hoshu
335 :
774RR:2006/08/03(木) 17:04:43 ID:3vDPeE75
>>330 こちらスネーク、潜入に成功した。
周波数は422.35MHzに変更する。
車載無線機はたまに出力オーバーして怒られるから注意だ。
336 :
774RR:2006/08/03(木) 19:17:03 ID:3QAJn2qN
マスオの先生、無事に帰って来てるかなぁ。
ちょっと心配だ(・ω・`)
337 :
325:2006/08/03(木) 19:33:46 ID:TuFp/GTc
>>330 まぁいいんでない。間違ってないし。
80年代〜90年初頭のナウいヤングな車乗りには必需品だったなぁ、パーセンとか言って。
俺もオサーンだな。
遅ればせながら・・・、無事に帰還しております。
昨日、今日と楽しかった北海道ツーリングの後始末のように仕事が立て込んでおりまして、
魔棲雄の続きに手が付けられないでおります(;´Д`)
北海道はとてもいい旅になりました。数時間ほど、北海道の一部地域で「じり」と呼ばれている
霧と雨の中間的な降雨に見舞われカッパを使う羽目になりましたが、天候にも恵まれて
束の間の自由を満喫できました。
危険な香りのする出会いなんかはありませんでしたがw、東京からのライダーさんと炭火を囲んで
魚やラム肉を焼いて食べた事など、たった数日の中に思い出に残るシーンの数々が凝縮される
醍醐味は、やはり北海道ツーリングならではといったところでしょうか。
そうそう。この旅で初めて会話を交わした方は、往路の仙台港フェリーターミナルで出会った
ナンシーさんでしたw
飽きるほどの直線路。そんな時に現れる爽快なワインディング。移動速度が速いため、めまぐるしく
変わっていく天候に自然の雄大さを感じたり・・・。と、本州以南でもツーリングの楽しさは
感じておりますが、やはり北海道は別格だな、と。
それに、やっぱり人のあたたかさも北海道の魅力ですね。
荷物満載のバイク乗りが、何をしに来ているのかということをしっかり理解している現地の人間は
我々ツーリングライダーを「ライダーさん」と呼び、不審な目を向けることなく相応の接し方を
してくれます。
セイコーマートや小さな商店やガソリンスタンドや土産物屋での、地元の方々との束の間の
出会いや会話も楽しいものです。これはその他の地域ではなかなか出来ない体験ですね。
写真は気が向いたらうpします。仲間内に披露してしまっているので、バレるのが怖いのでw
帰ってきて2日ほどしか経ってませんが・・・、また行きたいと思っている自分が居ますw
魔棲雄の続きは、週末あたりまでお待ち下さいm(_ _)m
339 :
774RR:2006/08/03(木) 23:26:35 ID:1VOyDgih
>>338 おかえりなさいまし。
続きのうp、気長に待ってますよー。
340 :
774RR:2006/08/03(木) 23:44:40 ID:nuoLVx58
長旅乙
341 :
774RR:2006/08/03(木) 23:51:13 ID:BUIHZjgs
お帰りなさい。ご無事で何より
342 :
774RR:2006/08/04(金) 00:02:47 ID:sPn1UNth
>魔棲雄氏
お疲れ様です。昨日で連載開始から半年、おめでとうごさいます。
作品の益々のご発展をお祈りしています。
343 :
774RR:2006/08/04(金) 00:27:10 ID:mzkPIYIy
>>338 おかえりなさい。
本土は相変わらず暑いでしょう?
ところで動画スレの北海道の動画
>>185って、もしかして魔棲雄氏のものですか?
「速い?!」
甚六は驚愕した。
決して広いとは言えない環状線を、まるで打ち合せしたかの様にラインをからめながら走る二人。
一見荒々しいが、お互いの技術を信頼しあってこそ出来る走りに、
甚六は嫉妬と羨望の眼差しを向けた。
ボッ!
FDが甚六を抜く際に発した空気の固まりを食らい、甚六は慌てた。
甚六の前を流すFD。
(僕も…皆の様に走れるのかな…)
確かにスピードに対する恐怖はあった。
だが今の甚六のには、恐怖より皆の様な踊るかの様な走りへの憧れ、渇望の方が勝っていた。
そして甚六は、パッシングスイッチに躊躇いながら指を伸ばした。
345 :
甚六物語:2006/08/04(金) 16:24:39 ID:u2HW1pam
>>マスヲ氏
お帰りなさい。
お疲れさまでした。(^-^)
まだ疲れも残っているでしょうから、無理せずまったりして下さいね。
346 :
774RR:2006/08/05(土) 13:25:53 ID:J1nr96YU
ミカサブニアイソウナバイク
甚六はパッシングスイッチを押した。
FDの白いテールが二度、三度と照らされる。
すぐさまFDのハザードが答えた。
呼吸を整えFDに並ぶ甚六。
ズゴゥ!
FDがアクセルをふかした。
ズゴゥ!
甚六はこれから体にかかるGに備え、態勢を低くした。
ズゴゥ!
半クラを使い回転数を跳ね上げる。
ズゴゥ!!!
甚六とFDはほぼ同時にフル加速を開始した。
ガギギ
(えっ?)
GSX−Rのエンジンから奇妙な音がした。
だがそのまま左コーナーにつっこむ二台。
ゴンッ!
エンジンから大きな音がしたかと思うと、GSX−Rはリヤタイヤをロックさせ、
エンジンから白煙を上げながら甚六のコントロール下から飛び出した。
「うわぁ?!」
足が熱い。焼けたオイルが足に降り掛かった様だ。
甚六はアウト側にリアタイヤを滑らせるGSX−Rの上で固まっていた。
目の前にFDのドアが迫っていたが、甚六はただ見つめる事しか出来なかった…
348 :
774RR:2006/08/05(土) 20:09:06 ID:eDr49OQO
い、イオンが…
349 :
774RR:2006/08/05(土) 20:38:39 ID:dUYl70Gz
やっぱり・・・
イオンじゃ・・・
350 :
774RR:2006/08/05(土) 21:08:30 ID:x+y9/erP
ケルピーめ……
おっ!と思うような稀少車に限ってケルピーな件
351 :
774RR:2006/08/05(土) 22:38:27 ID:KEW7ErK8
まさかココでくるとは
おのれケルピーめ( `・ω・´)
352 :
115:2006/08/06(日) 00:23:40 ID:BQI4CP3d
実体験を生かすのって難しいね〜
二、三個ネタがたまってるんだけどかけません(誰も期待してませんw)
と言う訳でまたしばらく本を読むことにします。
書きてぇと思ったことを書きたい時に書きてぇように書きゃぁいいんだよ!
(とある漫画の台詞)
↑が出来りゃ苦労しないよw
(ダメだ!避けられない!)
ゴシャン!!
甚六はFDのドアにぶつかり窓ガラスを粉砕した。
右半身を強打した甚六の意識が刈り取られる。
「甚六!!」
コンマ数秒意識を失った甚六を、聞き覚えのある声が覚醒させる。
GSX−Rは甚六を振り落とそうと、未だその身を激しくくねらせていた。
「甚六!!バイクを離せー!!」
車中から甚六を引っ張りこもうと手が伸びてくる。
甚六がドライバーに引っ張られFDに上半身を突っ込むと、コントロールを失ったGSX−RとFDは互いに離れ、
FDは運転席側を壁に擦りながら停まり、GSX−Rは白煙を吐きつつフラフラ走り、倒れた後もオイルをまるで血の様にブチまけながらアスファルトを滑走し、
そのまま壁にぶつかり、スピードという糧を失った獣はその命の燈を消した。
354 :
774RR:2006/08/06(日) 19:52:23 ID:1NtRYoiC
wktk
355 :
774RR:2006/08/06(日) 20:22:54 ID:h90x6wxn
356 :
774RR:2006/08/06(日) 22:27:27 ID:oRMyj/bx
357 :
774RR:2006/08/06(日) 22:30:20 ID:Q0IIufo0
サザエさんRAPかよww
358 :
774RR:2006/08/06(日) 22:31:40 ID:Q0IIufo0
確かにここなら300出せるだろうな。
羨ましいぜ。
そうだ忘れてたタラヲ氏ね
359 :
774RR:2006/08/06(日) 22:49:46 ID:octZWZbz
>>358 さすがに300は…土日の昼間は交通量が多くて出せません。
でも夜なら…。動画でも法定速度+瞬間的に+αくらいです。
しかしSSにもあるように三京は覆面の巣ですから。
360 :
774RR:2006/08/07(月) 12:18:45 ID:+qlPrWu2
361 :
774RR:2006/08/07(月) 13:12:18 ID:6CjK6U/Y
362 :
774RR:2006/08/07(月) 21:14:21 ID:Ieu+cT60
>>359 都民は三京、神奈川県民は第三って言うんだっけ?
【SCENE83】
グレーに濁った東京の夜空。
そこにあるはずの星達は、湿気と排気ガスと人類の業によって作られた汚れたフィルターによってその光を地上に
届ける事は無い。
・・・かろうじて、半月だけが輪郭もおぼろげにその姿をビルの合間に浮かべていた。
僕は、もはや硬くなくなった真っ赤な革ジャンに袖を通すと、グローブを装着し何度か拳を握ったり開いたりする。
チョークを引かれたNinjaのアイドリングは高めで安定し、散歩を待ちわびる犬のように「早く行こう」と僕を急かす。
久しぶりの第三京浜・・・。僕の胸は北の大地を走るときのそれとは異なる高鳴りに包まれていた。
僕は裏通りから環八へNinjaを走らせると、心持ちスロットルを大きく開ける。雄叫びをあげた900ccは、あっという間に
周囲の退屈なクルマの列を置き去りにする・・・。
・・・散歩を待ちわびる犬?前言を撤回せねばなるまい。それはまるで夜の都会に放たれた猟犬・・・。
メーターパネルやタンクに映り、流れてゆく街灯やネオンの光。
陽光のもと、健康的に大地を駆けてゆく姿も良いものだが、『Ninja』と名付けられた我が愛車に最も似合うのは
都会の夜なのだと改めて実感する。
その名の如く、忍のように速く静かに夜の東京をNinjaは駆ける。
そのうち、路肩に停まった銀色の鉄馬が見えてくる。
僕の接近に気が付いた銀馬の主は、僕が横を通り過ぎた瞬間にクラッチをミートし環八の流れに滑り込む。
後方から闇をつんざくような4気筒の叫びが一瞬聞こえたかと思うと、バックミラーの中に銀馬のヘッドライトが収まっていた。
・・・アナゴ君は今日も元気だ。そうだ、彼は1100カタナでの初陣だ。きっと張り切っているだろうな・・・。
そんな事を考えながら、しばし2台でランデブーすると、第三京浜玉川IC入り口が見えて来た。
僕とアナゴ君は、再びスピードの快楽と狂気が支配する闇の世界へと吸い込まれてゆくのだった・・・
本線上に出るなり前に出たアナゴ君が、第三京浜の高速コーナーを2つ3つほどクリアする後姿を見ながら、僕は
ヘルメットの中で笑いながら独り言を呟く。
そして、僕もスロットルを大きく開け、カタナのテールに喰い付く。そう、僕達はここに仲良しこよしのツーリングに来た訳では
ないのだ。
もはやバイクに乗るという事が、人生の中の大きな比重を占めていた僕。愛車を誰よりも乗りこなし、そして速く走るという
事にプライドと自我を求めていた僕にとって、やはり同じベクトルを持っていたアナゴ君は良きライバルであり、そして
手ごわい強敵でもあった・・・。
しかし、アナゴ君は速い・・・。
750ccから1100ccへの乗り換えとは言え、ほとんど同じ車体を持つカタナ。コーナーリングで、アナゴ君には乗り換えによる
違和感やためらいが全く無いようだった。
そして、コーナーを立ち上がれば1100ccのパワーが炸裂し、怒涛の如く加速してゆく。
・・・僕がヨンフォアに乗っていた頃、アナゴ君の速さは圧倒的だった。大型バイクに乗る雲上人の如き彼は、僕を歯牙にも
掛けず、置き去りにし、彼方へ消えていった。彼の速さは僕の憧れだった。
しかし、僕がNinjaに乗り換えた事で、僕と彼とのパワーバランスは崩れた・・・。最先端のDOHC水冷16バルブ900ccは、
空冷のナナハンマシンのテールを常に射程に置き、場所によってはそれを置き去りにする事だって容易だった。
憧れだった人間とマシンを、スロットル一つで置き去りにする事にためらいが無いわけではなかった。僕はアナゴ君と
同等以上の戦闘力を手に入れた事を、単純に喜べないような複雑な心境だった。
だが、アナゴ君もまた『本当の力』を手に入れたことで、これまでに無い二人の関係が生まれた。
極限の限界性能や、サーキットなどのクローズドコースであれば、それでもまだNinjaに性能的な分はあるだろう・・・。だが、
ここは公道だ。限られた、そして目まぐるしく変化する状況の中で900Ninjaと渡り合うに充分の性能を1100カタナと
アナゴ君のコンビは兼ね備えていた。
憧れでも、手加減やためらいでもない、もう一つの関係・・・。対等の『ライバル』としての関係が、僕とアナゴ君の間に
出来上がりつつあった・・・。
それでも、極限領域の走りをしていなかった僕達。夏の夜の超高速クルージングが気持ちよくて堪らなかった。
そんな時、ふとミラーの中に僕らとは異なる別のバイクが侵入している事に気がつく。
しまった!あまりに気持ちのよいクルージングに没頭していて彼の接近を許してしまった!
このヘッドライトは・・・、VF1000R!レッド軍曹だ!
ヴォォォォォン・・・とホンダV4独特のくぐもったエンジン音を引きずりながら、レッドは僕とアナゴ君を追い越し車線から
一気に追い抜いてゆく。彼はスクリーンに深く潜り込みながらも、追い抜きざまにこちらを向き、左手でCome onと
僕らを誘う。
彼の超高速の誘惑に誘われるがまま、僕とアナゴ君はスロットルを大きく開けた。
3台はエキゾーストノートとテールランプの赤い光を引きずりながら、真っ暗な高速コーナーに吸い込まれていくのだった。
366 :
774RR:2006/08/07(月) 23:23:42 ID:CocUttzN
久しぶりに
キタ━ーーー(゚∀゚≡゚∀゚)━ーーー!!
待ってました!!千両役者!!
自分の中では北海道ツーリングの余韻も覚めやらぬ中、不定期連載再開いたしました。
どうぞこれからもお付き合い下さいませm(_ _)m
早速ですが、修正(加筆)を・・・(´д`*)
>>364の冒頭に・・・
>「ハハッ!速いなアナゴ君」
>(改行)
を読み手の皆様&まとめサイトの御方様に追加願いたく存じますm(_ _)m
368 :
774RR:2006/08/08(火) 00:30:43 ID:xx5LFDTQ
つCさま
369 :
774RR:2006/08/08(火) 00:45:12 ID:90glTKce
(TωT三TωT三TωT)キタキター
370 :
甚六物語:2006/08/08(火) 00:45:44 ID:H6ful2Cp
ぐわぁ…
さすがの表現力だなぁ…
僕ももっと色々学ばなきゃ(;´Д`)
つC
371 :
774RR:2006/08/08(火) 00:55:17 ID:MadseUNU
つC
毎度ながら表現がカッコよすぎw
372 :
774RR:2006/08/08(火) 02:10:42 ID:wgb5e8m9
ホカイドーいいなー
373 :
774RR:2006/08/08(火) 10:01:25 ID:vn+jX6Kj
強敵を『とも』と読んだ奴は
俺だけでは無いはずだ
374 :
774RR:2006/08/08(火) 13:27:08 ID:z5sUQYja
いや、それはない
375 :
774RR:2006/08/08(火) 13:32:24 ID:AxA8v4kN
つC
376 :
774RR:2006/08/08(火) 19:16:49 ID:rEFcPrsi
つC
377 :
774RR:2006/08/08(火) 20:05:28 ID:ysqKWFfE
つC
378 :
774RR:2006/08/08(火) 22:48:40 ID:KRIWgOM5
あなたは俺にとって最大の強敵だった
379 :
774RR:2006/08/08(火) 23:25:12 ID:90glTKce
アナゴ!天に帰る時が来たようだ。
380 :
774RR:2006/08/09(水) 01:37:26 ID:Ni3OyWMP
つC
に、兄さん・・・
381 :
774RR:2006/08/09(水) 09:48:10 ID:68bMvuYP
ベクトル=方向、向きとしか覚えていなかった俺だったもんで、
同じベクトルを持っていたという部分に違和感を覚えたんだが、
物事の方向性、大きさと向きを有する量という意味もあったんだな。
今更だけど、ひとつ賢くなった希ガス。ググる気にさせてくれた魔棲雄氏に感謝w
っつうか俺バカスorz
382 :
774RR:2006/08/09(水) 09:57:40 ID:7zsC0a4a
>>381 バカスに気付いた藻前は
(・∀・)ステキ!
383 :
774RR:2006/08/09(水) 15:17:16 ID:OymS4jk2
魔棲男作者さん
甚六作者さん
つCage
384 :
774RR:2006/08/09(水) 22:11:00 ID:I5CgyBgO
我が青春に一片の悔いなし!(どどーん)
・・・嘘だよ
385 :
774RR:2006/08/10(木) 00:09:01 ID:n9vPoA3A
>>379 ちくしょう・・・
ちくしょおおおおーーーう!!(AA略)
386 :
774RR:2006/08/10(木) 00:19:49 ID:CYuS48G8
この表現力は本当に本職の人なのではないかと思う今日この頃w
387 :
774RR:2006/08/10(木) 21:57:22 ID:Qm4Fst3g
リカちゃんハァハァ
388 :
774RR:2006/08/11(金) 00:36:22 ID:qIBqv2tE
支援
FDはPAにその傷ついた肢体を滑り込ませた。
甚六はドアを開けふらりと車から出ると、縁石にへたりこんだ。
FDのドライバー−伊佐坂 難物−甚六に缶ジュースを手渡すと、隣に腰を下ろした。
「大丈夫か甚六?」
「うん…」
伊佐坂は手に持ったコーヒーを一口飲むと、やや躊躇いながら口を開いた。
「…甚六、すまなかった…私はお前を見誤っていた。
力の差を見せ付ければ、お前は早々に諦めて、二度と首都高に上がろうなどと思わないと考えていたのだが…
お前にあんな反骨心があるとはな…」
「父さん…」
ふと、二人が顔を上げると、先程別れた四台がPAに入ってきた。
浜と小羽田が駆け寄ってくる。
「甚六君大丈夫か?!」
「怪我は?!」
同時に話し始めた二人に弱々しい笑顔で無事を伝えた甚六だが、次の瞬間目を丸くした。
ランエボから隣に住む磯野波平、スープラからその裏に住むおじいさんが降りてきたのだ。
「な…な…」
「「何ィーーーー!」」
甚六と小羽田は同時に叫んだ。
「甚六君なかなかやるねぇ。走り初めて一月とは思えないよ。」
波平はいつもと同じ、朗らかな笑顔で言った。
「あ…はぁ…」
何と言っていいか分からず、甚六は当たり触りない返答をする。
「ホッホッホ。甚六君、君はハーレーに乗りたいのじゃろう?
どうじゃ?
もうこんな危険な事は辞めて、ハーレーでのんびり走った方がよいのでは?」
人の良い笑顔とは裏腹に、鋭い目で甚六の目を見据えながらおじいさんが問い掛けてきた。
俯く甚六。
誰も彼の胸中は分からない。
暫しの沈黙の後、甚六は静かに口を開いた。
「……僕は……僕は……」
立ち上がろうとした甚六だったが膝に激痛が走り、その場に四つんばいの状態で倒れこんだ。
「甚六!」
「僕は!!」
駆け寄ろうとした父を、甚六は強い言葉で制止した。
「父さん…みんな…未熟な僕の腕じゃ危険なのは分かってる…バイクも無いし…けど…僕は…」
皆は固唾を飲んで甚六の次の言葉を待った。
「父さん……僕は…また…走りたいです…」
気弱な青年の、涙ながらの決意。
スピードの快楽、ハイレベルのバトルへの憧れ、死の恐怖とそれを乗り越えた安堵、そして黒いライダーに会いたいという恋愛にも似た情熱…
何が彼を突き動かしたのかは分からない。
だがこの瞬間、確かに新たな首都高ランナーが誕生した。
首都高を舞台としたランナー達の物語の若き書き手を、赤い月はただ静かに見下ろしていた。
第二夜 完
392 :
甚六物語:2006/08/11(金) 13:34:11 ID:BKCyIDd0
僕の駄文にお付き合いいただきましてありがとうございましたm(_ _)m
ようやくやりたい事の五分の二程度は書けました。(^-^)
マスヲ先生も戻られ、このスレがさらに活気を増す事を祈っております。
393 :
774RR:2006/08/11(金) 14:23:53 ID:fIf2sKWB
イイ!!
わっふるわっふる
つC
394 :
774RR:2006/08/11(金) 16:30:46 ID:M/hWgTiN
ベルギーワッフルベルギーワッフル
395 :
774RR:2006/08/11(金) 19:11:46 ID:LyIAY5KF
伊佐坂先生の名前はなん物とか言うらしいぞ
396 :
774RR:2006/08/11(金) 21:33:30 ID:o2NvOHiV
>395
ぎょうぶつ?
397 :
774RR:2006/08/12(土) 02:17:39 ID:BQX+mVpO
難物じゃ無かったっけ
398 :
774RR:2006/08/12(土) 02:59:01 ID:zGesVRo1
わざもの
399 :
774RR:2006/08/12(土) 06:24:14 ID:PL9IJ5s8
わざもの に違いない。
400 :
774RR:2006/08/12(土) 21:48:30 ID:+iq5fYQG
わざもの だな。
401 :
774RR:2006/08/12(土) 22:58:44 ID:9Z6LgEMD
わざもの かよ。
402 :
774RR:2006/08/12(土) 23:03:29 ID:AA8B875O
403 :
774RR:2006/08/12(土) 23:28:16 ID:zGesVRo1
404 :
774RR:2006/08/13(日) 16:09:08 ID:pVm/6v3+
405 :
774RR:2006/08/13(日) 18:39:00 ID:VAl3OpF5
さっきサザエさん見てた
百科辞典見てるカツオに対して「僕も昔欲しくてねぇ〜。アルバイトしたりしたよ〜」
嘘つけwwwwあんたバイク欲しかったんだろwwww
406 :
774RR:2006/08/13(日) 19:23:04 ID:p4+y71Uh
407 :
774RR:2006/08/13(日) 19:28:55 ID:JTKw3jj4
写真に業物がいるぞ!
408 :
774RR:2006/08/13(日) 19:54:24 ID:n1mqNNp7
409 :
774RR:2006/08/13(日) 20:40:53 ID:aLeF7hen
>>408 っていうか
すぎむらしんいちのサムライダーに
こういうシーンあったよな
それも北海道だし
410 :
774RR:2006/08/13(日) 21:13:33 ID:DNrGnYfQ
ウソ:日帝は我々を強制連行した。
本当:大東亜戦争前は、出稼ぎで日本に渡って来た者。
戦時中に徴用された者はいるが、日本全土が戦時体制であり、本土の日本人
も徴用・徴兵されていた。ちなみに、朝鮮半島での徴用・徴兵は1944年
からであり、徴兵された者は訓練が間に合わないまま終戦を迎えたため、
実戦には参加していない。更に戦後まもなくGHQの命令により帰国事業が
実施されており、徴用された者は用意された無賃の船によって帰国している。
この時船に乗らずに帰らなかった者は、自らの意志で残った者達。
戦後は朝鮮戦争時に難民として日本に来た者もいる。
ウソ:日帝は女性を強制連行して、慰安婦にした。
本当:当時日本軍と慰安所(売春宿)との繋がりがあったが、性感染症要望のための
検査を行ったり、値段の交渉を行ったもの。
なお、慰安所に売春婦を斡旋する業者も存在したが、その一部(主に朝鮮人)
に女性を騙したり、無理矢理連れて来た者がいた。
その者に対して厳しく取り締まるよう命令した軍の命令書や、裁判の記録も
発見されている。
ウソ:日本はまだ謝罪も賠償もしていない。
本当:過去の総理・天皇が(しなくていい)謝罪をしている。更に日韓の国交回復
時、日韓基本条約により(しなくてもいい)賠償もしている。
また、属国が宗主国より独立する際、宗主国が属国に対し投資したインフラ
代等を請求するのが国際慣例なのにも関わらず、日本はこれを放棄している。
ウソ:「アイゴー、それでも日本は悪いニダ。謝罪と賠償を」
本当:「いちいちコメントしない」
411 :
774RR:2006/08/14(月) 00:32:20 ID:KKYOXtKy
412 :
774RR:2006/08/14(月) 04:18:07 ID:YRZZ7fCR
サブはライダー
413 :
774RR:2006/08/14(月) 06:13:16 ID:d4ekyURP
さぶライダー
414 :
774RR:2006/08/15(火) 00:24:43 ID:yBRzlnQA
⊃)*(⊂ カモン!
【SCENE84】
レッド、アナゴ君、そして僕の3台で心地よく流していたつもりの第三京浜だったが、保土ヶ谷まで数キロのところで
アナゴ君が先頭に立つとペースが上がり、そのまま僕は2台のテールランプを眺めながら料金所に滑り込んだ。
「おいっフグタ君!俺はコーヒーな!」
「えぇ!?これ勝負だったの?」
「当たり前だろ!俺の勝ちだぜ!」
「I'd like coke!」
「レッドまで!?」
保土ヶ谷PAで3人の話題に上ったのは、もちろん『ノリスケ』。
僕とアナゴ君は、片言の英語で『ノリスケ』に負けたレッドを茶化したが、彼は恥かしそうにHAHAHAと笑うだけだった。
後にジョージから聞いたことだが、一般車の多かったその日、レッドは『ノリスケ』を深追いしなかったのだそうだ。
・・・どうやら僕が彼に言った「できれば、ここで必要以上に乱暴な運転をしないで欲しい・・・。」 という約束を、一般車両を
掻き分けながら走る中で彼は律儀に守り通していたらしいのだ・・・。
そのうちCB1100R鈴木さんが合流し、話は『ノリスケ』から北海道ツーリングの思い出話へ。
レッドも子供の頃、故郷カリフォルニアから父親の運転するハーレーダビッドソンに乗ってグランドキャニオンまで旅を
した思い出話を披露し、僕らの楽しい夜は過ぎて行った・・・。
そんな風に1984年の晩夏は過ぎていった・・・。秋の気配が近づいても、アナゴ君が待ちわびる『ノリスケ』が姿を現す
事は無かった・・・。彼が第三京浜に現れたのは、気まぐれだったのだろうか・・・。もう来ないのだろうか・・・。
『ノリスケ』。その夏、第三京浜の走り屋の話題を一人さらっていたその名を口にするものも次第に減っていったが、
アナゴ君だけはいつまでもいつまでも彼の出現を待ちわびていた・・・。
その頃、アナゴ君が執心していたのは『ノリスケ』だけではなかった。アナゴ君には憧れていたものがあった・・・。
それは『ノリスケ』もまた、背中に背負っていたもの・・・。
ことバイクに乗っている時は、やや自己顕示欲が強くなる傾向にあったアナゴ君は、自らの存在を誇示する「それ」に
憧れていた・・・。「それ」とは、俗に言う『カンバン』。自らの名前やオリジナルのマークを革ジャンの背中に刺繍する事に、
アナゴ君は強い憧れを持っていたのだ。
アナゴ君はとにかく『カンバン』に憧れていた。レッド達が着ていたアメリカ空軍の刺繍が施されたフライトジャケットの背中を
「かっけぇ〜」と言っていつも羨望の眼差しで見ていた。
そのうちアナゴ君は「おい、フグタ君!俺達もおそろいのデザインを刺繍しようぜ!」と僕に誘いを掛けてきたが、
そういったものを恥かしいと感じていた僕は丁重にお断りした。その後、アナゴ君は鈴木さんにも同様に断られていた・・・。
誰からも相手にされなかった可哀想なアナゴ君は、遂に単独でカンバン作りを実行に移した。
まずはデザインだ・・・。が、全く絵心が無かった彼はその情熱に反して自らを満足させられるようなデザインを考え付く
事が出来なかった。彼が僕に見せてくれた数点のスケッチは、小学生が描いた絵の如く、それはそれは酷いもので、
僕は彼を傷つけないように批評する事で精一杯だった。
そこで、なんとアナゴ君はそのデザインを「外注」したのだった。外注といっても、金のかかるプロの手によるものではない。
その発注先とは、なんと僕がヨンフォアを譲った少年。デザイナーを目指していたあの少年だ。
アナゴ君の願いを、少年は喜んで引き受けてくれたそうだ。プロのデザイナーを目指す彼にとって、無償とはいえ
自分の腕を頼りに仕事を任せてくれた人がいることは嬉しかったのだろう・・・。
彼の家に完成したデザインを受け取りに行くアナゴ君に僕は付き合った。
少年の家に着くと、庭先に懐かしきヨンフォアの姿があった。僕の手元にあった時と同じように・・・いや、それ以上に
ピカピカにされ、可愛がられているようだった。中減りしたタイヤは、相応の距離をのんびりと少年と共に過ごしている事を
物語っていた。それが僕には単純に嬉しかった・・・。
「お久しぶりです!」
挨拶もそこそこに、彼の部屋に通された僕ら。そしてアナゴ君は約束のデザインスケッチを受け取った。
アナゴ君が開いたそのスケッチを、僕は彼の肩越しに覗き見た。
「・・・どうでしょうか?僕なりに一生懸命描いたつもりなんですが・・・。」
・・・僕は絶句した。そこに描かれていたデザインは、確かにインパクトたっぷりのものではあった・・・。
アナゴ君の最大の特徴である『唇』をメインにあしらったそのデザイン・・・。
上唇には『江戸前』、下唇には『男前』と非常に日本的なメッセージが書かれ、その唇の下には中世ヨーロッパの紋章の
ヘビやドラゴンのように絡み合う二匹の『穴子』が・・・。
その・・・。何と言って良いのやら・・・。これを背負って走るのか・・・?
しかし、依頼主であるアナゴ君はしばしこのデザインをじっくりと見ていたかと思うと嬉しそうに言った。
「スゲェ!カッコいいよ!やっぱりキミに頼んでよかったぜ!!」
・・・いいのか?アナゴ君、本当にいいのか?
その後、少年と共にショートツーリングに出た僕ら。デザイン料として、少年のガソリン代と昼飯代はアナゴ君のおごりだ。
ヨンフォアを手に入れたその日、奥多摩で僕らに見せた堅実な走りはそのままに、さらに安心感を増した少年の走り。
少年とヨンフォアが、完全に一つの関係として力強く結びついているその姿を僕は嬉しく見守るのだった・・・。
夕方、少年と別れると鮒田食堂で腹ごなしをした後、毎度ながらの第三京浜へ。
北海道からの帰京後初日は、気を緩めていたせいでアナゴ君とレッドに御馳走する羽目になってしまったが、その後の僕は
非常に調子が良く、連戦連勝。
アナゴ君や、たまに一緒に走るレッドだけは最後まで僕を手こずらせてくれるのだが、他のバイクやクルマの走り屋の中には、
僕に追いすがってくるものなど居なかった。第三京浜の常連組で、赤い革ジャンのNinjaを知らぬ者は居ないほどだった・・・。
その夜も僕とアナゴ君は、第三京浜を別次元の速さで他の車両の流れを切り裂いてゆく・・・。
すると前方に白煙を噴出しながら走るマッハと、その先を行くZ1000が見えた。リチャードとジョージだ。
ジョージの奴は近頃、僕に対抗意識を見せて挑んでくる。同じカワサキ4気筒に乗るものとして、どうも僕に対しての拘りが
あるらしい・・・。
僕とアナゴ君は、160km/hほどでクルージング中のマッハとZ1000を左手で挨拶を送りながらかなりの速度差で追い抜いた。
バックミラーを見ると案の定、Z1000Rのジョージが僕らに追いすがろうとカウルに深く潜り込み再加速している様子が伺えた。
何度やっても同じさ・・・と、心の中で呟きながら僕はスロットルをさらに大きく開ける。
Ninjaとカタナ、そして少し遅れてZ1000Rは暗闇の超高速コーナーを暴力的なエキゾーストノートに反し、美しくシンクロしながら
駆け抜けてゆく・・・。
楽しい・・・。楽しくて仕方が無い・・・。仲間達と交わす束の間のバイク乗りだけが解す言葉無き会話・・・。
僕は第三京浜の注目株になっていることなどどうでも良かった・・・。この心躍る時間を過ごすためだけに、深夜の
超高速ライディングに身を沈めにこの場所へやって来ているのだ・・・。
・・そして今日も僕の勝ち。保土ヶ谷PAには鈴木さんと今ついたばかりのレッドが談笑していた。
僕は戦利品のコーヒーを飲みながら悔しがるアナゴ君とジョージと会話をしていた。
「最近のフグタ君、調子いいよなぁ・・・。チキショウ!」
「Ninja Boy速いネ・・・。まるでスピードのデビルみたいネ。」
そんな会話を聞いていた鈴木さんが、ふと何かを思いついたように一人笑いながらキョロキョロと辺りを見回す。
足元に落ちていた指先ほどの小石を拾い上げ、それをやはり足元のアスファルトに擦り付けるように何か文字を書き出した。
「魔・・・・・・棲・・・・・・雄っと」
そこには3つの漢字で『魔 棲 雄』と書かれていた・・・。鈴木さんが言った。
「どうだい、フグタ君?魔の速度域に棲む男・・・。スピードの悪魔・・・。その名も魔棲雄!アナゴ君みたいにこいつを背中に
背負って走ればいいんじゃないか?」
僕が『カンバン』のようなものを恥かしがっているのを承知で、鈴木さんはふざけてからかう様にそう言った。
「おぉ!フグタ君、これ、背中に刺繍しろよ!カッコいいぜっ、絶対!」
「えぇ〜?ちょっと、勘弁してくださいよ〜!」
1984年の秋。その後、都市伝説の如く語り継がれる事となるライダーの名が生まれた瞬間だった・・・。
もちろん、当時の僕にはその名を背に走るつもりなど無かった・・・。しかし、この名が哀しきエピソードと共に僕の背に
縫い付けられるのは、そう遠い先の話では無かった・・・。
皆様、毎度お世話になっております。
アナゴのカンバンについてですが、某職人さんが描いてくれた「ハードボイルド アナゴ」の絵に
描かれていたデザインを使わせて頂いておりますm(_ _)m
421 :
774RR:2006/08/15(火) 01:09:16 ID:fn/oOrLY
魔棲雄キタ━━(゚∀゚)━━!!
つCCCCC
422 :
774RR:2006/08/15(火) 01:13:48 ID:5cYwF2Yl
魔棲雄はじまったなw
423 :
甚六物語:2006/08/15(火) 03:10:45 ID:SKKYcESl
キターーーーーー!!!!
つC
424 :
115:2006/08/15(火) 03:29:14 ID:CGEW7yfy
キター
CCCCCC
425 :
774RR:2006/08/15(火) 08:24:13 ID:yBRzlnQA
勃起下
426 :
774RR:2006/08/15(火) 10:51:50 ID:UWH9GnvZ
ニダ―――――<*`∀´*>―――――――!!!
427 :
774RR:2006/08/15(火) 11:42:00 ID:053dUtVp
第三京浜を走るたびに、サザエさんラップが頭をよぎるようになったw
428 :
774RR:2006/08/15(火) 12:35:33 ID:KIhrZxQJ
>>420 GJ
>某職人さんが描いてくれた「ハードボイルド アナゴ」の絵
を取り上げたこと、及びそれに関する登場人物のリアクション・心境描写
に昼ご飯を吹いてしまいました。
ところで、「ハードボイルド アナゴ」の絵は今どこで見られましょうか?
429 :
774RR:2006/08/15(火) 13:34:50 ID:c7JDxqV9
魔棲雄北!!!1114211!!!!243えr
430 :
774RR:2006/08/15(火) 16:35:36 ID:uwVFhOvz
431 :
774RR:2006/08/15(火) 18:37:01 ID:KIhrZxQJ
>>430 サンクス
しかしながら、まさに、
> ・・・いいのか?アナゴ君、本当にいいのか?
だな。
432 :
魔 棲 雄:2006/08/15(火) 20:29:40 ID:6EPQAqLT
家族旅行先からです。
今さらですが、訂正入りま〜すw
>>418 ×腹ごなし
○腹ごしらえ
・・・ですね。
相変わらず恥文、乱文申し訳ございません。
433 :
774RR:2006/08/16(水) 00:36:34 ID:WdX2Y2vG
434 :
774RR:2006/08/16(水) 02:15:25 ID:g1g8zt7+
みなさん、くれぐれもアンコ抜きはやめましょう。
おかげさまで痔と腰痛に悩んでおります
435 :
774RR:2006/08/16(水) 21:49:18 ID:DuFI7h0V
436 :
774RR:2006/08/16(水) 23:14:59 ID:EXPrzy7P
細かく小ネタを挟んでくれるから好きだ
つC
437 :
774RR:2006/08/17(木) 08:16:01 ID:S3Izqpdx
438 :
甚六物語:2006/08/17(木) 20:19:40 ID:SSd7dHqu
>>435 子供三人乗せてるのに、豆腐屋ハチロクより速いのかwww
439 :
774RR:2006/08/17(木) 23:59:26 ID:wkqx6vYe
緊急浮上!
440 :
115:2006/08/18(金) 00:11:53 ID:WX4gM76A
ショートで書いてみた〜
事故の保険金が入った。
モンキーのエンジンをボアアップした。
メーカーは、たまたま読んでいたオートバイに載っていた広告。
同じ排気量ならアルミシリンダーより鉄シリンダーのほうが
スピードがでます!!
この謳い文句にノックアウトされた。
同時に10インチにしてスプロケットも推奨品に変えた。
運転中にはトルクが太くなって加速、レスポンス
共にヨシ、程度にしか感じていなかった。
磯野にこのことを報告すると
慣らし運転ツーだ!彼は叫んで僕へ言った。
突貫的に土曜日の午後、ツーリングへ連れ出された。
家路に着こうかというとき磯野が、
「バイパスにのろう!」と言い出した。
僕にとってコレは、堂々の違反だ。意を決して
「OK!」そう叫んだ
バイパスはある程度の車の流れが形成されていた。
しかし乗らねばならない。
加速をして合流するべくアクセルを捻る
後方確認は忘れない。OK!大丈夫だ。
僕は今日、堂々と違反している。
441 :
115:2006/08/18(金) 00:13:08 ID:WX4gM76A
磯野の後ろを一定の間隔でついていく。
四速半開、現在のスピードは分らない。
純正のスピードメーターなどとっくに振り切っていて
メーターの針は明後日のほうへ向いている。
何キロ出ているんだろう?ぼんやりとそんなことを考える余裕も出てきた。
ぼんやりしていたら、磯野との距離が開いていた。
いけない、しっかりついていかなきゃ、僕はアクセルを更に捻った。
とたんにハンドルが左右へ激しくブレだし、小さな振動が大きな不安へと
変わっていく。僕はそのブレを力でねじ伏せタンクへのニーグリップを強くする。
ゆっくりとバイパスのコーナーが迫ってくる。
少しアクセルを戻し、軽いエンジンブレーキとともに
車体をわずかにバンクさせコーナーをのっぺりと回る
コーナーを抜けたら再びアクセル全開だ。
戻した分を再び捻る。
しかし目に見えた加速をしない。いや、アクセルがついてこない!
ボアアップした生で冷却が発熱に追いつかなくなってきていた。
こうなると磯野との差はじりじりと開いていく。
僕はスローダウンを余儀なくされた。
442 :
115:2006/08/18(金) 00:13:59 ID:WX4gM76A
磯野が異変に気がついたようすでスローダウンして僕の隣に来る。
彼はハンドサインでこう言った。
次で降りよう。僕はそれにうなずき看板を探した。
しばらくして看板が見え、磯野の車体がウインカーを点灯させた。
僕も彼と同じようにウインカーを点灯させ左の車線に移行しバイパスを降りた。
降りた先にあった自販機コーナーにバイクを停め車体をチェックした。
「オーバーヒートだな。」磯野はそう言って缶コーヒーを差し出してくれた。
「負けたのは僕だから僕がおごるべきだろ?」
そういいながらもちゃっかりとコーヒーを受け取る。
「エンジン冷えるまで休憩だな。」
「うん。」
「ココから先は下道だな。」
「そうだね。」
結局、エンジンの休憩だとか言っておきながら人間の休憩になってしまい
煙草を二本吸いきったところで僕は再びエンジンに鞭をうった。
アイドリングもせずに空キックに終わる。何度やってもそう
ふとタンクの中を覗き込む・・・・原因はコレか
どうやらオーバーヒートじゃなくガス欠気味だったらしい。
コックをRESに捻り、ガス欠の恐怖におびえながらガソリンスタンドを探し
ながら家路に着いた。
【SCENE85】
かくして、上野で新調した真新しい革ジャンをわざわざ横浜の刺繍屋まで持ち込んだアナゴ君。
その完成した革ジャンをお披露目したのは10月半ば頃のことだった。
「What is this? Is this a doughnut?」
「あぁ!?唇だよ!リップ、リップ!! 俺の最大のチャームポイントの唇に決まってんだろ!」
「It's Lip? HAHAHAHAHAHA !!」
アナゴ君はいたって真剣なのだが、保土ヶ谷PAの一角は笑いに包まれていた。
それもそうだろう・・・。彼の革ジャンの背中と、左の肩口には『唇』と二匹の『穴子』があしらってあるのだから・・・。
見るものにインパクトを与えるという意味で言えば、そのデザインは確かにカンバンとしての仕事を大いに果たしているに
違いなかったが、それにしてもコミカルにもほどがある。彼の後ろを走っていると、自然に笑みがこぼれてしまうのだ。
しかし、彼の『唇マーク』が単なるお笑いで終わらないところが、アナゴ君の真髄でもあった・・・。
僕や鈴木さん、レッドなど一部の人間を除いて、ここ第三京浜においてその『唇マーク』を追い回せるライダーなど
存在しなかったのだ・・・。
ほとんどのライダーは、超高速でコーナーを駆け抜け、闇に溶けこむように遠ざかってゆく唇マークをただ見送るしか
無かった・・・。
1100カタナに乗り換え、そしてシンボリックなカンバンを背負ったアナゴ君もまた僕と同様に、第三京浜の注目株に
のし上がっていったのである・・・。
その夜、バイトからの帰り道。僕は一人で都内を走っていた。
今日も良く働いた・・・。労働の心地良い疲れ・・・。すっかり涼しくなった秋の夜風を受けNinjaと共に走る東京の夜。
世田谷区を抜け、東横線に掛かる陸橋を渡る時、やや高くなった視界のお陰で都心方面の夜景が見えた。
その時、僕はふと彼女・・・タイコさんの事を思い出した・・・。
東京に住み、都内の大学に通っている彼女・・・。この星屑のように煌めく東京の夜景のどこかに彼女は居るのだろうか・・・。
そんな感傷的な気持ちで、ふとNinjaのキーにぶら下がるニポポ人形に目を移したその瞬間、エンジンがバラバラと
咽び出した。
あぁ、ガソリンを入れないとな・・・。
僕は燃料コックをリザーブに切り替え走り続けると、手近なガソリンスタンドにNinjaを滑り込ませた。
バイクの先客が居た。GSX1100Sカタナだ。店員が給油中だったが、バイクの主は居なかった。
アナゴ君ではない。アナゴ君が欲しい欲しいと言っているヨシムラ菅を装着していた。
僕が給油をしている時、スタンドのトイレからカタナの主が戻ってきた。
革ジャンを左手に引っ掛け、カタナに向かって歩いてくるその中肉中背の丸顔のライダーに僕は見覚えがあった・・・。
彼は誰だっただろう・・・。一寸考えると、自動二輪限定解除試験合格の喜ばしい思い出と一緒にその丸顔が記憶から
蘇ってきた。そう・・・、僕と共に限定解除に合格した・・・え〜と・・・そうだ!ナミノ君だ!
「お〜い!」
僕は財布からガソリン代を払おうとしている彼に大声で呼び掛け手を振った。ナミノ君は怪訝な表情をしていたが、
ヘルメットを脱いだ僕の顔を見ると、やはり僕と同じように一瞬の間を置いて思い出したように笑顔で応えてきた。
「あぁ!免許センターの時の!」
僕らはスタンドの片隅で立ち話をしていた。
「Ninjaかぁ・・・。また凄いの買いましたね!」
「いやぁ、ローンだし・・・。それにまだまだ全然乗りこなせてなくて・・・」
「またまたぁ!そんな事言っちゃって!そんな気合の入った真っ赤な革ジャン着てるクセに!」
数ヶ月ぶりに出会った彼は、免許センターの時と同じように人懐っこい男だった。
僕達はバイク談義に花を咲かせた。このNinjaで行った北海道ツーリングの話や、友人にもカタナ一筋の男が居る事など
話は尽きる事は無かった。が、僕には彼が免許センターで出会った時より少々口数が少なく元気も無いように思えた。
その理由はすぐに解った。
「どうだい?ナミノ君も僕らと一緒に走らないかい?」
「・・・・・・。」
僕やアナゴ君と同じ地方出身者の彼が、もしかしたら一人で走っているのかと思い仲間に引き込もうとそう誘いを掛けたのだが
彼は寂しそうな笑みを浮かべ足元を見つめているのだった・・・。
「どうかしたのかい?」
「いえね・・・。僕・・・バイクを降りなきゃいけなくなっちゃったんですよ・・・。」
「えっ!?」
「免許センターで言いましたよね?僕、東京の伯父の家に居候してるって。伯父さん厳しくて・・・危ないからバイクには乗るなって
いうのが居候の条件だったんですけど・・・」
彼がとんでもない速度違反で過去に免許取り消しになっている事は、親戚の間でも有名な事実。いわば彼は『前科者』なのだ。
甥っ子を預かっている以上、伯父はそんな彼のやんちゃな一面を酷く心配しているのだそうだ・・・。
それでもバイクの魅力には抗いきれず、伯父とそのような約束をした事を親にも内緒にしたまま夏休みに愛車を博多から東京へ
持ってきたのだそうだ。
愛車は友人のアパートに置かせてもらい秘密のバイク生活を送っていたそうだが、伯父の娘・・・ナミノ君にとっては従姉妹の
誇る町内情報網に呆気なく引っ掛かってしまい、黙ってバイクに乗っていた事が伯父の知るところとなってしまったそうだ。
伯父は激怒し、田舎の母親もまた激怒し、もはやバイクに乗り続けられる状況では無くなってしまったのだそうだ・・・。
「バイクをどうするかはまだ決めて無いんですけどね・・・。田舎に戻すか、売っちゃうか・・・。ま、いずれにしても東京でバイクに
乗る事はないですよ」
彼は自嘲気味に笑った・・・。
僕もまた、寂しかった。仲間になれたかも知れない男が、今まさにバイクから降りる事を余儀なくされているのだ・・・。
「明日、一日だけ猶予を貰ってるんです、バイクに乗ってもいいって。だから朝から一日ひとっ走りしてこようかなって思って
ガソリンを入れに来たんですよ。」
「そっか・・・」
「イヤだなぁ!フグタさんがそんな顔しないで下さいよ!一生バイクに乗れなくなった訳じゃないんですから!」
「明日は朝から伊豆のほうを一回りして、夜に東京に戻ってきたら第三京浜をかっ飛ばして走り納めにしようと思ってるんです。
知ってます?第三京浜。一度しか行ったこと無いんだけど、あそこはいいですよ〜。思う存分飛ばせますよ」
第三京浜の話が出ては常連組みとしては黙って居られない。僕はその話に乗り掛けたが、突然ナミノ君は腕時計に目をやると
驚いたように言った。
「いけねっ!門限だ!伯父さん、門限にも厳しいんですよ。破ったら明日のツーリングどころじゃないよ!」
彼はそう言うと、カタナに飛び乗り、急いでジャケットを着込み、ヘルメットを被りながら言った。
「じゃあ、僕はこれで失礼します!フグタさんは気をつけてバイクに乗り続けて下さいね!」
僕の言葉を待たず、カタナは発進した。・・・相変わらずマイペースなヤツだ・・・。
そしてその時、初めて革ジャンを着た彼の後姿を見た・・・。
『ノリスケ』
そこには何と、僕とそしてアナゴ君が追い求めていた敵の名があったのだ!
「ま・・・待ってくれ!」
そんな僕の呼び掛けを掻き消すように、ヨシムラの咆哮が鳴り響いたかと思うと、車道に躍り出た彼は世田谷方面へ向かって
走り去って行った・・・。
「ナミノくん・・・キミは・・・」
僕は小さくなってゆくカタナの赤いテールランプを、ただ立ち尽くして見送るだけだった・・・。
448 :
774RR:2006/08/18(金) 01:13:38 ID:AL8IyVj7
サザエ情報網オソロシス・・・
449 :
774RR:2006/08/18(金) 02:12:41 ID:eVUfty5f
家族旅行中だと思ったけどもう帰ったのかな>魔棲雄氏
乙です
450 :
774RR:2006/08/18(金) 02:45:20 ID:hiUd6mv4
相も変わらず魔棲雄氏乙!
451 :
774RR:2006/08/18(金) 02:58:10 ID:0MGiVT9K
ktkr
wktkwktk
452 :
774RR:2006/08/18(金) 04:57:55 ID:GHyLtNwK
ノリスケwwwww
453 :
115:2006/08/18(金) 05:04:37 ID:WX4gM76A
あいかわらず、俺のヘタレっぷりが炸裂していますね〜
枯れ木も花の賑わいってぇことでお目こぼし願います
454 :
774RR:2006/08/18(金) 08:32:23 ID:Li7zxgsw
>>448 伯父の娘って何のことか分からなかったけど
そういうことか(爆
455 :
774RR:2006/08/18(金) 11:16:40 ID:ZsCGbPMQ
つC
魔棲雄と甚六はオモシロイ
作者さん達ありがとう
456 :
774RR:2006/08/18(金) 13:41:12 ID:ONnUNxg3
むお〜wktk
457 :
774RR:2006/08/18(金) 20:03:01 ID:rg5E3AQB
海苔助
458 :
774RR:2006/08/18(金) 22:32:40 ID:T9BBnbpK
魔棲雄氏ホントに(・∀・)イイ!!
つC
459 :
774RR:2006/08/18(金) 23:25:09 ID:A+851x/P
ハァーイ∀
ばぁぶう♪
460 :
774RR:2006/08/18(金) 23:59:19 ID:UL2oFI7z
>>459ハァーイ∀
ばぁぶう♪
(日本語でおkwwww)
461 :
774RR:2006/08/19(土) 00:49:21 ID:XYv3FvJy
462 :
774RR:2006/08/20(日) 00:31:06 ID:dCJXMun7
CCCCCCCCCC
463 :
774RR:2006/08/20(日) 07:35:25 ID:0gzxEE8X
アナゴ君に憧れて刀を勝ったオレが来ましたよっと
あの皮ジャンはムリだけどwwwww
464 :
774RR:2006/08/20(日) 11:38:48 ID:3t6lWPj+
んじゃ、背中にでっかく自分の名前をヨシムラ調でw
「…ん〜…」
夕方になっても強い日差しの中、甚六は首に架けたタオルで汗を拭った。
今日一日の労働の証たる薄汚れた作業着に身を包み、赤銅色の引き締まった肩を落とし、甚六はため息混じりにショーウインドーの中を見つめた。
「…高いなぁ…」
ショーウインドーの中にたたずむ緑の04年式ZX−10Rは、中古とはいえ馴らし終えた程度の距離の為、軽く3桁を超えるプライスカードを掲げていた。
「動画見てコレが一番速そうかと思ったけど…予想異常に高いなぁ…」
首都高でGSX−Rを失い一週間。
昨夜某巨大掲示板サイトのいつもの珍走撲滅スレに相談した際、バイク板の動画スレに誘導してもらい、
10Rで何とかスカイラインとかいう峠で撮影した神動画を見て、
うはwwwwwwwwキタコレwwwwwwwwwwと思い早速見に来たのだが、如何せん基準がGSX−R(しかも浜の見立てによると程度極下車両)の為、甚六には10Rが天文学的数字に見えた。
「ハーレーならまだしも、国産中古車でこんなするなんて…ガチャ○ンにしか見えないし…ボッタクリ店なのかなぁ?」
その時、ベストの胸ポケットに入れておいた携帯が、恥ずかしげもなく美少女恋愛ゲームのテーマソングを高らかに歌い上げた。
466 :
774RR:2006/08/20(日) 12:50:46 ID:TuicgFR0
つC
うはwwwwwwwwキタコレwwwwwwwwww
つCでございます!
468 :
774RR:2006/08/20(日) 15:26:53 ID:gBcO+mPr
彼は間借りしている隣家のガレージから、まばゆいほどのオレンジに染まったOW-01を引っ張り出す。
今となってはいささか古くさいかも知れないが、それでも彼はこのマシンが好きだった。
打倒VFRの志に惹かれたのか。いや、敵は何者でもかまわない。
ただ単にその上のその上を目指すという単純なことに、彼は惹かれていたのだ。
彼の革ツナギの背中にはヒヨコの絵と「I'm Chicken!」の文字。彼なりのちょっとした皮肉…ではない。
初めてツナギをつくったときに入れたロゴ。
「このデザインにしようと決めたとき、『もっといい図柄もあるだろうに』って言われたんですよ。
でもね、僕は初心者だし小心者だからこれが良かったんです。」
彼は照れ笑いしながらいっていた。しかしながら、そのヒヨコを捕らえた獣は数えるほど。
それもほとんどはもう何年も前の話だ。彼もツナギは何着も着古したが、ヒヨコの絵とこの文字だけは
どういうわけか気に入ったらしい。
469 :
774RR:2006/08/20(日) 15:28:25 ID:gBcO+mPr
彼の名は鈴木。いつもは丸めがねにモジャモジャ頭、そして和服の出で立ちである。
いかにもうだつの上がらなさそうなオッサン然とした男。
が、それは表向きの話。今夜もこれまたまぶしいオレンジ色ベースのツナギに身を納める。
が、夜の暗がりの中では幻のようにぼうっと浮かんで見えるだけ。
「今日もよろしく。五代目。」
暖機の終わった愛機に跨る前に、彼はいつも背中をポンと叩く。すするように息を吸い、ふうっと吐き出す。
路地を抜けて、テールライトが夜の目白通りへと消えていく。
彼の名は鈴木。
見ればラーメンを啜っている「小池さん」と言った方が通りがいいだろうか。
470 :
774RR:2006/08/20(日) 22:30:30 ID:8GwjjX1u
ラーメン大好き小池さんkt(゚∀゚)kr!!!!!
池袋線をすすみ、竹橋、神田橋、江戸橋、京橋、汐留、浜崎橋と進む。
「そうだ、割り箸買っておかないとな…」
「塗り箸は滑るんだもんな…」
彼の好きなラーメンの麺のように、または髪の毛のように、
やや混み合った、車というスープの中を絡むように抜けていく。
そうして、虹橋を越え、辰巳を越え、深川線を進み、箱崎でUターン。芝浦PAを目指す。
彼のいつものやり口だ。
「9時40分…今日もか…」
芝浦でラーメンを食べるのが彼の今のところの目標である。
が、間に合ったことはまだない。
残業のせいか、そもそも彼は会社勤めなのか、誰も知らないのだが、
芝浦のラーメンにはありついたことがない。
「日曜にいらして下されば、ごちそうしますよ」
そう言われたこともあるが、日曜には出ないのだそうだ。
彼の謎の一つである。
そして、車が通るたびに揺れる休憩室の片隅で、砂糖入りのブラックコーヒーをすする。
これまた彼のいつものやり口なのだ。
472 :
774RR:2006/08/21(月) 03:30:02 ID:TWjOzahH
なんで鈴木www
小池じゃないのかよwww
473 :
774RR:2006/08/21(月) 09:37:24 ID:p6E2tHrj
先週末、第三京浜に向かう環八で、赤黒のGPz900Rに乗った面長で丸眼鏡の人を見た。
後ろに茶髪で細身の女性を乗せてるのに、すり抜けがウマく、
自分も後ろから追いかけるように走ってたのだが、ついていくだけでもやっとだった。
その後、第三京浜に入って行ったのだが、即効でぶっちぎられた…。
俺はリアル魔棲男を見たのだろうか。
つC
475 :
774RR:2006/08/21(月) 12:34:22 ID:vV/MaW87
>>473 茶髪で細身の女性・・・タイk!!!!!
476 :
774RR:2006/08/21(月) 17:44:22 ID:BuqbqLbG
俺は刀と忍者のコンビを裏磐梯で二組みた。
477 :
774RR:2006/08/21(月) 22:03:16 ID:j6AorvSA
そのうち本気であのエンブレム背負うやつが出てきそうだな
「ハァー。見晴らしのいいところで食うラーメンはうまいねい」
筑波に来てまでラーメンを食う小池さん。
関東平野にぽつんとそびえる筑波からの景色はまさに下界を見下ろす。
周りはどこを見ても平地である。地球の丸みが分かるここを小池さんは気に入っていた。
表筑波スカイラインは二輪通行禁止になって久しいが、
それでも別ルートでよくやってきてはラーメンをたしなむ。
標高877mの筑波では山頂でも沸点が低くならないのが魅力だ。
インスタント麺を麓のスーパーで調達し、お湯も調達する。
昔は次にコンビニへ寄って缶コーヒを調達していたが、最近はその必要もない。
缶コーヒーをわざわざコンビニで買っていたのはお湯を調達するためだ。
最近ではお湯を常備するスーパーも増えて助かる小池さん。
保温水筒とどんぶりは持参だ。リュックサックに入れて持ってくる。
リュックといってもナイロン製のそれではない。昔上京した頃に買った帆布製のものだ。
長いこと使っているので穴も開くが、それでも目立たぬように接ぎが当ててある。
ラーメンを食べ終えると霞ヶ浦方面へ進む。
故郷の長崎にはだだっ広い平野もなければ、水平線が見える大きな湖もない。
といっても、目的はアイスクリームだ。
小池さんが楽しみにしているアイスクリーム屋さんがあるのだ。
昔は出島村といった場所にそれはある。彼はビール味のアイスがお好みだ。
一つ食べ、3つ買ってお持ち帰り用にドライアイスももらう。2時間分だ。
アイスも大好き小池さん。
くどいようだが、彼の本名は鈴木である。
【SCENE86】
ナミノ君、いや・・・僕とそしてアナゴ君にとって追い墜とすべき相手『ノリスケ』と偶然の再会を果たした翌日の日曜日。
僕は朝から悩みに暮れていた・・・。
布団の上で寝転びながら天井を眺めていた。ふと目覚まし時計に目をやると、正午過ぎ。今頃、ナミノ君は伊豆半島を
走っている頃だろうか。
窓から青空が見えた。晴れて良かった。ナミノ君は秋風を受けながら、ヨシムラの快音を轟かせ、気持ちよく走っているだろう。
同じライダーとして、最後になるかもしれないツーリングが快晴の元で素晴らしい思い出となる事を心から祈っていた・・・。
・・・だからこそ僕は悩んでいた。
僕は知っている・・・。天真爛漫で人懐っこいナミノ君のもう一つの一面である『ノリスケ』という手錬のライダーが、今晩
第三京浜に現れる事を・・・。
彼と決着をつけたい・・・。特に彼に挑み、そして愛車をブローさせてしまった同じカタナ乗りであるアナゴ君はなおさらその
気持ちが強いであろう。
しかし・・・。今日は彼にとって愛車と過ごす最後の日だ。僕達がバトルを挑む事が、そんな彼の一日のしかも最後の
快走に水を差すことになりはしないだろうか。確実に彼の一生の思い出となるであろうこの日をぶち壊す事になりは
しないだろうか・・・。
それに、今晩の何時来るか解らない相手にバトルを挑むためには僕らは彼の出現を待つ事になる・・・。一人の相手を
二人で待ち受けるその行為が、なんだか「待ち伏せ」を掛けるようで、そんな意味でも僕にはためらいがあった。
その反面、東名でのナミノ君の走りを知っている僕にとっては彼もまた、『強敵』の出現を待ちわびる戦士であるようにも
思えた。もしかしたら、愛車との最後の日にそんな強敵の出現と心躍るバトルを望んでいるのかも知れない・・・。もし僕が
彼の立場であったとしたらそう思うに違いない・・・。
僕はそんな二つの思いの中で悩み、そして今晩の行動について決めあぐねていたのだった・・・。
午後3時過ぎ。僕はアナゴ君のアパートの扉をノックした。一回で出てこないのは承知の上。彼は部屋に居る時間の
ほとんどを眠って過ごしているのだ。
5回目のノック。カタナが駐輪場にあるので、部屋に居るのは解っている。6回目のノックをしようとしたとき、中から物音がした。
「・・・なんだぁ?フグタ君かぁ。・・・こんな時間になんだよう・・・」
ボサボサの頭をさらに掻き乱し、寝ぼけ眼のアナゴ君は一段と血色の悪いタラコ唇でイライラするほどゆっくりとそう言いながら
扉を開けた。
「アナゴ君・・・。今晩、ノリスケが現れるぜ。」
3秒ほど間抜けな寝起きの顔で固まっていたアナゴ君の瞳に、次の瞬間、光が蘇る・・・。
「・・・本当か?」
さっきまでの寝ぼけた顔がウソのような真顔で、アナゴ君はそう聞き返してきた。
結局、若かった僕は『ノリスケ』と走りたいという自分自身の欲望を抑えることが出来なかった。
今日という日を逃しては、あの静岡から横浜まで僕らの前を走り続けた手錬と走る事が出来ないのだ・・・。
野生の肉食動物が、果たして目の前に置かれた生肉を黙って見過ごす事などあるだろうか?そう・・・。僕らは野生の肉食獣の
如く、熱く滾る闘争本能を持て余していた。
最近の第三京浜において、僕らに適するライダーが居なかった事で、僕らは腹をへらし獲物を追い求める狼と化していたのだ。
・・・それにナミノ君、いや『ノリスケ』もまた同じ気持ちで僕らと走ってくれるだろう・・・。確証こそ無かったが、少なくとも彼にとっての
ラストランに悪い思い出を残すことは無いであろう事は不思議と自身があった。
そう、彼もまた僕らと同じ熱い血が流れる狼なのだ・・・。
「おぅ、どうしたんだい、お二人さん。今日は随分早いじゃねぇの?」
そう親父が訝しがる鮒田食堂で早めの飯を済ませた僕らは、秋の真っ赤な夕焼け空の下を、第三京浜玉川ICへと向けて
愛車を進めるのだった・・・。
482 :
774RR:2006/08/22(火) 01:05:05 ID:3TngqMZt
ktkr
483 :
774RR:2006/08/22(火) 01:11:50 ID:+mvXYLZC
リアルタイムで遭遇ktkr
>>481 5行目
×僕らに適する
○僕らに敵する
空行含めた8行目
×自身があった
○自信があった
m(_ _;)m
485 :
774RR:2006/08/22(火) 01:24:56 ID:a4zKBvx3
先週のサザエさんでノリスケ一家が伊豆に泳ぎに行ったのも
リアルタイムだw
486 :
774RR:2006/08/22(火) 01:28:26 ID:gceCZ1L5
ノリスケvsアナゴvsマスオ wktk
ワッフルワッフル!
487 :
774RR:2006/08/22(火) 18:24:25 ID:0+CM+NnF
グルメな小池・・いや、鈴木さん面白い。高速バトルも、こういうグルメツーリング紀行も、
どっちもガンガレ!
488 :
774RR:2006/08/23(水) 19:54:42 ID:J12wEIbW
ホシュ
489 :
774RR:2006/08/24(木) 01:15:39 ID:PimeTBP0
この日を境にして何かが劇的に変化しそうな気がする!
つC
490 :
774RR:2006/08/24(木) 02:05:35 ID:fO3EW4uf
このスレってホントに面白すぎる。
どの小池さ…もとい鈴木さんも、波平・カツオ・サブちゃん・甚六も
どれをとっても面白いです。
その中でも一番の楽しみはやっぱり魔棲雄物語。
最近文字を読んでも頭の中に情景が浮かぶって事はなかったのに、
魔棲雄だけは、ちゃんと丸眼鏡のひ弱そうな青年と超たらこ唇の青年が
頭の中で動いているんですよ。
もうね…
つC
来年こそはバイクで 北海道行きたくてたまらなくなってしまった!
携帯を開き画面を見ると、浜の名前が表示されていた。
ピッ
「はい伊佐坂です。」
『お〜甚六君。仕事終わったかい。』
「こんにちは。終わりましたよ。」
『そうか。何か用事有る?今から駅前に来てほしいんだけど…』
「大丈夫ですよ。じゃあ十分位でいきますね。」
甚六は電話を切ると、ちらりと10Rを見た。
店内ではいつの間にか甚六と同世代の青年が、10Rにまたがりながら店員と話をしていた。
その様子を見ながら、甚六はため息をつきつつ駅に向かって歩き始めた。
「あっつ〜…」
梅雨明けしたとはいえまだ湿気は多く、太陽は甚六の体から容赦無く水分を搾り取った。
そんな中、浜はたいして汗もかかず駅前に立っていた。
「こんにちは、お待たせしました。」
「おっ、甚六君。悪いねわざわざ」
浜は片手を上げつつ甚六を労うと、共に歩き始めた。
(…あれ?怪我でもしたのかな?)
浜の後ろに着いて歩く甚六は、浜が左足をやや引きずる様に歩いているのに気が付いた。
聞いてみようかと思ったが何となく聞きそびれている間に、二人は駅裏の入り組んだ古い住宅が立ち並ぶ一角に辿り着いた。
その長屋の様な建物の中で、一軒だけ全面ガラス戸の商店の様な家の前で立ち止まると、浜はガタピシと音を立てながらアルミのガラス戸を引いた。
「おい〜ッス。」
浜は声をかけながら中に入る。
甚六も遠慮がちにそれに続いた。
ツンとオイルとガソリンの匂いが甚六の鼻腔を刺激する。
(…バイク屋?)
薄暗い室内を見渡すと、そこかしこにバイクや甚六の胸位の高さの工具棚、オイルの缶などが整頓されて置いてあった。
「なんでぇ浜か…」
奥の居間から、60位の見るからに頑固そうな老人が、浜と甚六を睨み付けていた。
「頼んでいたの入っていますか?」
浜はその視線を受け流しながら尋ねた。
「あぁ…おやっさんの頼みじゃ嫌とは言えねぇからな…その小僧が例の?」
老人はパイプ椅子に腰掛け、岩の様な手で煙草に火を点けると、ジロリと甚六を見上げた。
「あっ…は、初めまして!い、伊佐坂甚六です!」
甚六は直立不動の態勢で挨拶をすると、慌てて頭を下げた。
494 :
774RR:2006/08/24(木) 17:05:04 ID:SyLcTljd
(・∀・)イイ!!
495 :
774RR:2006/08/24(木) 17:45:30 ID:9Xv16zuR
てめーこのやろー外でニヤついちゃって周りの人が目を逸らしたじゃねーかこのやろー
毎度乙です
496 :
774RR:2006/08/24(木) 17:58:55 ID:T63bqddK
∧_∧
(´・ω・`)
| っ旦 ~
∪ー∪
『先生方、お茶ドゾ。』
[5th bowl of ramen]
コオオオオオォォォォォァァァァァァァァァァァァ
明け方の京葉道路に響く雄叫び。
普通に走れば何ということのないいつもの道路も、3FVがちょっとはしゃぐとたちまち表情を変える。
ちょっとしたバンプで宙に浮く。まるでスキーの滑降競技のようだ。
違うのはこっちは平坦路だということ。スピードはこっちの方が倍も速いが。
鬼高で一旦バイクから降りる。休憩にしてもちょっと早い。
「早く着きすぎてもしょうがないもんな…」
いつもなら真っ先にフードコーナーに向かう小池さん。でも、今日は左の胸ポケットから
JokerとABITAXの携帯灰皿を取り出しながら灰皿のもとへ向かう。
今日はこれから向かうところがある。といっても単にメシを食いに行くだけ。
特別な用事なんかじゃない。
しかしながら、5年も前に販売終了になったはずなのに…Joker...
持っている人は持っているものだ。一体どれだけ買い込んだのだろう。
でも、ラーメンばかり食べているのはタバコを買い込んだせいではない。断じて。
[6th bowl of ramen]
「さて、もういいかな」
3FVに火がはいる。YZFの全弟とでもいうべきそのアルミの固まりもはしゃぎたくて
うずうずしているかのようだ。ちょっかいを出すかのように1度、2度、軽くスロットルを当ててやる。
目指すは成田公設卸売市場。
給料日前に寿司を食いに行くのが隠された(?)小池さんの楽しみなのだ。
給料が出てから行くのではなく、給料日寸前の一番大変なときに寿司を食いに行く。
この優越感がたまらない。そう小池さんは教えてくれた。
成田までだったら、taking a rideは文字通り「朝飯前」だった。
M-65のフロントジップを上げると、いくぶん明るくなろうかという京葉道路へと流れていく。
いつもの深夜に身を包む革ツナギとも、いつもの和服姿ともまた違う、
皆が知る小池さんらしからぬ格好だ。
しかしながらこの人、この服装で超高速クルージング。只者ではない。
普段の和服姿も訳あって世間から身を隠すためのことなのかも知れないと思うくらいだ。
だが、普通和服の方が目立つのは教えないでおいてある。
「さーて、今日はいくつ赤身が食えるかな。」
ヘルメットの中で話す小池さん。船橋ICにさしかかり、目的地までは40km弱。
寿司のことで頭がいっぱいの彼には当然、ぴったりとマークするように
東関道を東進する機影に気づくことはなかった。
499 :
774RR:2006/08/24(木) 20:36:44 ID:SyLcTljd
キタ――(゚∀゚)――!!
[7th bowl of ramen]
宮野木JTCにはすぐ着いた。料金所でお金を払い、東関道へ合流する。
大都市と大都市をつなぐわけでもないのに片側三車線。
ほとんど渋滞を知らない東関道、結構お気に入りだ。
加速して本線へと思ったその一瞬、小池さんの右側の空間を鋭く切り裂くものがあった。
条件反射的に右手首が返る。寿司のことなど吹っ飛ぶ。
「ロクエフ…か!? …まあいいや、おなかすいてるし。早く着きすぎてもアレだし。」
そう思い直した小池さん。寿司のこと吹っ飛んでないよ小池さん。
しかしながら、初速の差があったはずなのに、みるみるその距離は縮んでいく。
なぜ?… 相手は右手を休めている?
そんな相手には全く構うことない小池さん。マイペースに進み、すぅっと抜き去る…
かに思われた。
「高速道路で無茶なスピード出す人もいたものだねえ」
小池さん、自分のことは棚に上げて急がなくてもいいのに寿司屋へ急ぐ。
いや、本人は全く急いではいないのだが、客観的には急いでいる速度だった。
そして再加速して入ったドラフティングからなぜか出てこないロクエフ。
全く意に介さない小池さん。ぴったりと追跡する相手。何を考えているのか。
端から見れば高速バトルそのものだった。
「あまりスピード出すと危ないよ…」
ヘルメットの中でつぶやく小池さん。この際はっきり言いますが、あなたもです。
ものの十数分で[富里 1km]の看板が見えた。アクセルを緩める小池さん。目的地はもうすぐだ。
寿司にワクテカしながら左に分岐していく横を、ロクエフは何事もなかったのように、通り過ぎていった。
「あのハナタレ小僧が立派になったもんだ。」
「えっ?」
甚六が驚いて顔を上げる。
「お前さんがまだオシメも取れてない様な頃、難物がよくここに連れてきてたもんだ。
お前さんは悪戯好きでなぁ…俺ぁ何発ひっぱたいたか憶えてねぇや」
老人はカラカラと笑ったが、甚六は何故かその笑い声に淋しさや悲しさに似た気持ちを感じた。
「…まぁつまんねぇ昔話さ。…さて。」
老人は勢いを付けて立ち上がると、店の入り口付近のカバーのかかった二台のバイクに近寄った。
バサッ。
カバーを捲ると、そこには日の光を跳ね返す二台のトリコロールのホンダFTR250が鎮座していた。
「FTRか…」
浜が小さく呟く。
「軽くてコントロールしやすくてダートラ出来る。おやっさんの注文通りだろ?」
老人は浜に向かってニヤリと笑った。
浜はしゃがみこみ暫らく車体のチェックをしていたが、小さく頷くとキーを抜き取り甚六に放り投げた。
「甚六君、暫らくはコイツが君の愛車だよ。」
「え?」
甚六はキーをキャッチすると、浜の意外な言葉に目を丸くした。
「え?だってコレ250ですよね?こんなんじゃあの黒いライダーに追い付けるはずは…」
いきなり浜が甚六の胸ぐらを絞り上げる。
「お前がSABUとタメ張ろうなんざ100年早ぇんだよ。二月だ。二月で徹底的に鍛え上げてやる。辞めるなら今の内だぞ?」
浜は至近距離で甚六の目を真っすぐ見つめた。
甚六はつい目をふせてしまったが、一瞬の後、浜の目を真っすぐ睨み返した。
「…やります。やらせて下さい…!」
甚六の言葉を聞くと、浜は破顔し手を離した。
「じゃあまず最初に私から教える事…必ず守ってほしい約束事…」
甚六は浜の次の言葉を待った。
「バイク乗りは絶対バイクで死んじゃいけない。必ず無事に帰宅する事だ。」
浜は言葉を続けた。
「いいかい。もし君がバイクで死んだら、君にバイクを許可した伊佐坂さん、家族、友人、バイク仲間にバイク屋…
皆が君にバイクを許可しなかったら…楽しさを教えなかったら…売らなかったら…そう後悔し続けて生きていかなきゃならない。」
浜は一旦言葉を切った。
「私達には心配してくれる人達が、帰らなきゃいけない場所がある…
いざとなったらアクセルを緩める事も大事だよ。それだけは忘れないで。」
浜は言い終わると甚六にいつもの笑顔でニッコリ微笑んだ。
ブッ!
その音に振り返る二人。
老人が腹を抱えて笑いを堪えていた。
「浜ぁ…仲間内一の事故率を誇ったボンクラが偉くなったなぁ。今の、20年前に俺がお前に言った事そのまんまじゃねーか。」
甚六が浜を振り返ると、浜は顔を真っ赤にして俯きつつボソボソと言った。
「バラすなよ…カッコつかねーじゃねーか…だからここに連れてくるの嫌だったんだ…orz」
504 :
774RR:2006/08/25(金) 13:59:11 ID:kG2ejORd
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
つC
505 :
774RR:2006/08/25(金) 15:39:02 ID:9lZKTh+t
アツイゼ!
つC
506 :
774RR:2006/08/25(金) 17:17:12 ID:9NDTeJhQ
( ゚∀゚)っ三CCC
一旦帰宅し、ヘルメットとグローブを持ってきた甚六を、浜と老人、FTRが店先で出迎えた。
甚六がセルボタンを押すと一発でエンジンがかかり、FTRはタカタカタカ…と10年以上前の車両とは思えない、安定したアイドリングを見せた。
「おぅ甚六。」
ヘルメットを被りFTRにまたがった甚六に、老人は何かを差し出した。
甚六がそれを受け取り目を落とすと、黄ばんでヨレヨレになった名刺だった。
そこには持ち主同様、何の飾り気も無く『鮫島二輪車商会 代表 鮫島小鉄』と住所、電話番号が書かれていた。
「今は単車屋やっちゃいねぇが、オメェなら24時間いつでも見てやる。何かあったらすぐ連絡しな。」
「え?何?大将整備に自信無いの?」
ゴッ!
浜の頭に容赦無く鮫島の鉄拳が振り落とされた。
鮫島の前ではいつもと違い、高校生の様におちゃらける浜と、分かりやすい頑固親父の鮫島のやり取りを甚六はひとしきり笑った後、FTRのギアを一速に入れた。
「甚六君、また連絡するから、週末までにコイツに慣れといてね。」
頭を擦りながら浜が言うと甚六は頷き、鮫島に丁重に礼を言ってから走りだした。
「おい甚六。起きなさい。」
目覚まし時計のベルを止めた後、今日は土曜日でバイトが休みなのを思い出し、微睡みを楽しんでいた甚六を、父 難物が起こした。
「何…?父さん…今日バイト休みだよ…」
また寝ようとする甚六の布団を剥ぎ取り、難物はため息混じりに言った。
「浜さんからもう着いたって連絡あったぞ。父さん先に行くからな。」
「…?…しまった!?」
甚六は慌ててベッドから飛び出した。
素早く身仕度を済ませFTRに飛び乗った。
「甚六君こっちこっち!」
大急ぎで待ち合わせ場所の駅前まで来た甚六を、浜が手を振り招いた。
「おはようございます!遅くなってすみません!」
甚六はヘルメットを脱ぐと、先に到着していた浜、波平、難物に頭を下げた。
「いやいや、大して待ってないから気にしないで。さ、行こうか。」
浜と波平が脇に止めたワンボックス車のリアゲートを開けると、先客のFTRの隣に甚六のFTRを積んだ。
「甚六、今の内に食べておきなさい。」
難物は甚六にコンビニ袋を手渡した。
中にはおにぎりが数個とお茶のペットボトルが入っていた。
「どうだい甚六君。調子は?」
高速道路をひた走るランエボXを軽やかに運転する波平が、助手席でおにぎりを食べている甚六に前を走るワンボックスのテールを見たまま声をかけた。
「あ。昨日は早く寝たから、バイトの疲れはすっかり取れました。」
「そうか。若いっていいねぇ。」
とりとめのない会話。
フルオープンの窓から入ってくる風。
車内に邪魔にならない程度の音量で流れるサザンオールスターズのナンバー。
全てが心地好く、おにぎりを食べ終えた甚六はあっさり目蓋の重さに負け眠りに落ちていった…
510 :
774RR:2006/08/25(金) 20:30:14 ID:KduqaRkg
(・∀・)イイ!!
つC
511 :
774RR:2006/08/25(金) 21:03:32 ID:Wug1WyoI
甚六ツマンネ
512 :
774RR:2006/08/25(金) 21:28:17 ID:xOH2sC3z
ヌルー
513 :
774RR:2006/08/25(金) 22:05:33 ID:bGaArSiC
ワッフルワッフル
514 :
774RR:2006/08/25(金) 22:08:26 ID:hupRCtUq
サブちゃんといえばスーパーカブかヤマハのメイトじゃないかな
515 :
774RR:2006/08/25(金) 22:12:42 ID:S1Mz/9Vp
魔棲雄、甚六、小池さん etc・・・・。
おかげで、1日何度も来てしまうw
作者様、技を見せてくれますね。
C*∞
516 :
774RR:2006/08/25(金) 22:16:47 ID:/2bEBC8X
雑魚小説はどうでも良いんで
魔棲雄はまだですか?
517 :
774RR:2006/08/25(金) 22:27:52 ID:YJV/FzSQ
ヌルヌルー
518 :
774RR:2006/08/25(金) 22:33:16 ID:MlKU0qRH
荒らしまで魚関係にこだわるなんて
どれだけレベルの高いスレなんだw
スゲエぜ魔棲雄スレ
519 :
774RR:2006/08/25(金) 23:26:51 ID:TMZN/GYL
もう完全に魔棲雄スレで定着してるけど本来はサブメインなんだよな
いや、だからなんだって訳じゃないんだけどサブちゃん来なくなって久しいから淋しいよ(´・ω・)
520 :
774RR:2006/08/26(土) 16:53:59 ID:ZRfmv10s
甚六ってつまらん。
筆者のオナニーって感じ
521 :
774RR:2006/08/26(土) 17:16:51 ID:OAdUcQjJ
>>520 ここは作者のオナニーである作品を、皆で視姦(読む)スレだと思うのだが?
522 :
774RR:2006/08/26(土) 21:07:45 ID:omNTV8R1
つまらんと書くだけなら、単なるアンチ。どこがつまらないか、どこが面白いかを
教えてあげることにより、読み手も書き手も成長するのでは?
尤も、教えられるのではなく、自ら考えるほうが重要ですが…。
523 :
774RR:2006/08/26(土) 21:16:24 ID:SWSUuwm8
つまらんって書いてる奴は自演でしょ。
訳知り顔で評論してる自分がカッコよすぎてオナニーしてるだけの厨房。
524 :
774RR:2006/08/26(土) 21:47:44 ID:4HOyxMjw
甚六は読み物としてキライじゃないけど、サザエさんキャラにこだわる必要あったのかな?
元ネタは他がよかったような気がするんだけど。
魔棲雄は本来のキャラの良さや特徴を作品中でふくらませた感じがするからスゴいと思う。
525 :
774RR:2006/08/26(土) 22:55:23 ID:8aiFVIR4
亡き星新一氏が言ってたよ。
「こんな小説くらい、自分でも書ける」って評論する奴が多かったと。
ところが、いざ、後発が出るかといえば、そうは行かない。気が付けば、星オリジナル作品で
既に1000作を超えていた、と・・
文才の無い奴ほど、批判に廻るんだよ。ある意味、「書ける」人への嫉妬かもしれないね。
何処が、どう、拙いのか、それさえ言えない奴が、わずか1行か2行程度の半角で、
ツマンネとか書き込むのが、何よりの証拠。
甚六、魔棲雄、小池ガンガレ。
526 :
774RR:2006/08/26(土) 23:14:58 ID:H3eLQYbe
>>524 なるほど、確かに日曜18時のマスオさんはいつもNinjaで海山商事に出勤してるしな
って、そんなわけあるかヴォケ
ここまで続いてるからあのマスオさんが普通に思えるけど
このスレ住人意外の人に「ホントのマスオさんは1100のninjaで首都高ブッ飛ばしてる」とかいっても
基地外だと思われるわw
甚六だってそのうちそう思えるようになるやもしれんて
527 :
774RR:2006/08/26(土) 23:15:59 ID:JHvZAcsg
マスオは900じゃね?
528 :
774RR:2006/08/26(土) 23:16:40 ID:kEoWTfCa
つまらない批判のせいでここからいなくなってしまった作者さんが多いな
とりあえずGSX-R1100のサブちゃんカムバーック!!!
529 :
774RR:2006/08/27(日) 03:08:26 ID:cLFS4Y8p
甚六って何が面白いの?わざと釣られてるの?
530 :
774RR:2006/08/27(日) 07:30:12 ID:12Efgszt
突っ掛かってくる奴って珍走が(ryスレも荒らしてるだろ。
531 :
774RR:2006/08/27(日) 08:42:51 ID:SqdpSVCn
そーゆう書き込みが荒らし
532 :
774RR:2006/08/27(日) 11:19:11 ID:atjZ3hXw
533 :
774RR:2006/08/27(日) 13:16:32 ID:LvTpXfLq
「また荒れてるのか・・」
「三河屋の〜」スレを眺めながら老爺は嘆いた。それこそ初期のような、
いったい誰がこの良スレを…という怒りの意よりも、呆れや悲しみのほうが多くなってしまった。
最近は溜め息ばかりついている。掲示板の事だけではなく、仕事や生活、
精神的にも肉体的にも追い詰められているのだろう。歳の所為にはできない。
パソコンの電源を落とし、その間に薄くなった頭から帽子を外し、背広を脱いだ。
「寂しいなぁ…」
毎日のように口にしている単語だ。誰もいない家の中で、カマボコを肴に月桂冠で晩酌をする。
フネに先立たれ、それを追従するかのように子供達は次々と家を出た。
波平から皆が離れていった。自分だけが取り残されたことが恐かった。
今は、この広い家には小さくなった波平だけになってしまった。
だから毎晩、酒に頼って現実から逃げようとしている。
しばらくすると、彼は眠りの世界に吸い込まれていった…。
午前1時、酔いと浅い睡眠から覚めた。布団をふたつ折りにして部屋の端に追いやる。
「俺はまだ走れるのか」
誰も聞いてない台詞と分かっていながら出た言葉。波平はタンスから年季の入ったツナギを
取り出した。年老いた男の復活劇が今、始まろうとしている。
534 :
774RR:2006/08/27(日) 13:54:33 ID:atjZ3hXw
飲酒運転で捕まっちゃえばいいのに^^
535 :
774RR:2006/08/27(日) 15:40:29 ID:E3ExbLuG
もうすぐ夏休みも終わる事だし、スルーシトケ
536 :
774RR:2006/08/27(日) 15:45:17 ID:XAm4qMaG
537 :
774RR:2006/08/27(日) 15:52:32 ID:RGU0AtxH
俺の中では魔棲雄氏、甚六氏共に、アニメ版マスオ、甚六の様な見るからに人の良さそうな外見、性格をしているでFAになっているw
もちろん小池氏はラーメン大好きwwwww
538 :
774RR:2006/08/27(日) 18:46:06 ID:f5OjYdIG
539 :
774RR:2006/08/27(日) 21:57:07 ID:rgLOPYrB
>>534 それがオチだったらどう責任を取るつもりだw
540 :
774RR:2006/08/27(日) 22:45:05 ID:EXP0tE5m
批評と荒らしの区別はつけないとね〜
541 :
774RR:2006/08/28(月) 04:35:03 ID:B3bbIPkJ
新鋭が出ると荒れる
亜流はいらないよ
542 :
774RR:2006/08/28(月) 05:15:16 ID:VW5RXaNP
甚六の話おもしろいじゃん。確かにここ数回のはパワーダウンしてるけど、
これから先の話への下地づくりなんだから仕方ない。
この部分でつまんないとかムチャ言うなよ。話が続かなくなるだろ。
まあ、つまんないとか言ってる奴は頭から読んでみな。面白いから。
543 :
774RR:2006/08/28(月) 10:07:53 ID:JKL0Ae7J
ツマンネって言うヤツのために書いてねーよ
オモシロスって言ってくれる人がいるから続くんだろうよ
544 :
774RR:2006/08/28(月) 12:40:35 ID:QHZKqWvd
アナゴさんがフルフェイスかぶっている状態が
どうしても想像できません。
カツオとかマスオは丸顔で違和感無いんだけど
アナゴは・・・
545 :
774RR:2006/08/28(月) 13:41:30 ID:uwTXgt3D
>>544 オマイのせいで、メットに収まりきれずはみ出した、風圧でプルプル震えるアナゴさんの唇想像しちゃったじゃないかwww
546 :
774RR:2006/08/28(月) 13:48:56 ID:Nj+24kHf
>>541 最初は誰もが新鋭。あの魔棲雄さんでさえも。
547 :
774RR:2006/08/28(月) 16:01:54 ID:kq9n0YrO
批判も支援もあっていいんジャマイカ
素直な感想が作者さんにとって一番うれしいと思うぞ
ただ、単に「つまらん」って言うやつはどのあたりがつまらんのかはっきり書け
548 :
774RR:2006/08/28(月) 18:03:32 ID:XltqanEa
つまらないならスルー。そのために毎回タイトルつけてるんだから。
別に魔棲雄専用スレってわけじゃないし。
549 :
774RR:2006/08/29(火) 00:21:50 ID:RR/xJesJ
550 :
774RR:2006/08/29(火) 00:33:32 ID:HBe356O9
なるほど。オープンゲットかw
551 :
774RR:2006/08/29(火) 00:37:00 ID:RR/xJesJ
ちがうわw
552 :
774RR:2006/08/29(火) 09:30:58 ID:PwKzxWZM
ハヤトの様なヘルメットなら大丈夫かもしれん。
GPZ900 刀1100 CB1100R
ちょうどチェンジゲッターできる
553 :
774RR:2006/08/29(火) 14:53:37 ID:/TMIinj2
魔棲雄さんも甚六さんも小池さんもこないね(´・ω・`)
更新ゆっくり長文投下でじっくり読める魔棲雄さん。
その間を縫う様に更新早く短文投下さくっと読める甚六さん。
バトルに走りがちなこの手のスレで、『食』という新しい要素を盛り込んだ小池さん…
荒れちゃったからもうこないのかな?(´・ω・`)ショボーン
554 :
774RR:2006/08/29(火) 20:22:58 ID:9kEROwJb
大丈夫だ、ココの先生方は荒らしに屈するほどヤワじゃないよ。
555 :
774RR:2006/08/29(火) 21:58:48 ID:kjnLfXLF
ではここらで
つC
556 :
183:2006/08/29(火) 22:32:09 ID:yG7UqMGF
557 :
556:2006/08/29(火) 22:33:22 ID:yG7UqMGF
ごめん、名前欄無視してand上げてスマソorz
いつもお世話になっておりますm(_ _)m
>>553 最近少し仕事が忙しかったり、「魔棲雄」のターニングポイントの一つとなるべく
「ノリスケ戦」の出来にいまいち納得が出来なくて校正中であったりと、更新が
ずいぶん遅くなってしまい申し訳ありません。
ですが、
>>548さんがおっしゃるように、ここは魔専用スレではありませんので、
わざわざそれを報告するのもおかしいような気がして、ご無沙汰しておりました。
ご心配お掛けしまして申し訳ございません・・・。
続きは近々うpさせていただきますので、しばしお待ち下さいませm(_ _)m
559 :
774RR:2006/08/29(火) 23:05:23 ID:RR/xJesJ
荒らしに屈するとは思ってなかったが何かあったなら嫌だなとかは思ってた
何もなくてよかった
バイクが好きならバイクで死んじゃ(ry
560 :
774RR:2006/08/29(火) 23:53:35 ID:8PsKJUtN
校正中に尊敬した
561 :
774RR:2006/08/30(水) 01:06:16 ID:z23wsNG6
今、過去ログからついにここまで読んだ!
つC
562 :
sage:2006/08/30(水) 13:00:25 ID:IWjQwjR+
つC
563 :
774RR:2006/08/30(水) 20:17:57 ID:9Ep4tCED
(・∀・) ワカメちゃんは何に乗んの?
564 :
774RR:2006/08/30(水) 21:16:21 ID:RCovLDlP
565 :
774RR:2006/08/30(水) 21:29:43 ID:w3sLxNpB
566 :
774RR:2006/08/30(水) 21:33:21 ID:dg/shKTU
いやNS400Rでしょ
567 :
774RR:2006/08/30(水) 21:33:29 ID:3wfTwubj
中年になったノリスケは再び刀を手に入れ
デカ尻とのバトルに挑む
のちのキリンである。
568 :
774RR:2006/08/31(木) 00:52:58 ID:aJbEbaE9
ゴメンなさいアナゴ君、ゴメンなさい北海道
569 :
774RR:2006/08/31(木) 01:21:41 ID:MhiBLmh+
>>568じゃないが、アナゴさんスマソ。
実は一昨日、足元を掬われて、カタナを鉄クズにしちまって…
570 :
774RR:2006/08/31(木) 10:43:13 ID:25epRuR8
>>563 マスオのニンジャも
カツオのNチビも
ナミヘイのハレも
身内保有のバイクは一通り乗りこなす。
もちろん無免で。
でもヘルメットはデフォルト装備なので装着率100%
571 :
774RR:2006/08/31(木) 12:23:36 ID:iOZZ34o+
572 :
774RR:2006/08/31(木) 23:44:17 ID:5vl3O8ZD
573 :
774RR:2006/09/01(金) 00:01:23 ID:V9L7Uvzk
574 :
774RR:2006/09/01(金) 00:50:05 ID:x3KsIo04
575 :
774RR:2006/09/01(金) 01:31:52 ID:boMoUIkz
いつでもパンツ見せてるチクリ体質の露出狂の女子児童だぜ?
スピードも未成年の喫煙も、内緒にしとかないと簡単に警察にタレ込むよw
576 :
774RR:2006/09/01(金) 14:53:34 ID:eo21gxkK
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< 業物さんトコのまとめサイトの更新まだー?
\_/⊂ ⊂_)_ \______________________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
| .|/
577 :
774RR:2006/09/01(金) 15:50:33 ID:yaTTdC+u
ついに今日は納車の日。
お年玉やバイト代をこつこつと貯めてきた貯金も、
このバイクの代金で消えちゃった・・・
頭の固いお父さんと姉さんを説得しするのは大変だったけど、
なんだかんだ言って、ウチの家系はバイクには理解があるのよね。
でも、お兄ちゃんに隠し通すのだけはホントに難しかったわ。
空き地で借り物のバイクにまたがって、あの人と遊ぶお兄ちゃんを見た時、
ホントは、お姉ちゃんに告げ口しようとしたけど、黙っておいてあげたの。
だって、あんまり目を輝かせて楽しそうにしてるんだもん。
お兄ちゃんたら、よっぽどそれが楽しかったのか、
高校生になったとたん、原付免許を見せびらかして、
義兄さんのバイクでツーリングへ出かけるの。
すごく羨ましかったわ。
私が二人より先に、中免を取ったこと知ったらどう思うかしら?
義兄さんのアドバイスで、非力な私でも扱いやすいFTRを購入することになったけど、
納車が待ちきれずに何度イナダモータースを訪ねたか。
店主の、源五郎さんはそのたびに
『お嬢ちゃんまたきたか。よっぽどバイクが好きなんだな、
ホント血は争えねぇや!』
って言って、バイクをいじってる時は絶対見せない顔で笑うの。
普段はちょっと怖いけど、アタシも義兄さんも源五郎さんは大好き!
お兄ちゃんとツーリングに向かう、あの人の背中を
いつも私は年老いた愛猫と共に、こっそりと見送ったけど、
今日からはあの人の背中を、このバイクで追いかけるの。
あなたがどんなに遠くにいても、
私だって磯野家の血を引く女なのよ。
すぐに追いついてみせるわ。
待っててね、中嶋さん!
578 :
774RR:2006/09/01(金) 15:51:46 ID:yaTTdC+u
ワカメ視点で書いてみたけど、
職人さんにはとてもかなわないことを痛感しますたorz
軽〜くスルーしてください。
579 :
774RR:2006/09/01(金) 16:31:03 ID:4DOSnUu5
>>578 女の子の回想日記みたいで俺は嫌いじゃないよ。C
多分みんな苦労するのは、同じ文体のまま、ストーリーをふくらませつつ
(尻すぼみな展開にならずに)続けていくのが大変そうってこと・・・かなあ
タイトルと鳥つけての続編待つ。
580 :
774RR:2006/09/01(金) 17:29:54 ID:jsKiv/T2
581 :
774RR:2006/09/01(金) 17:32:50 ID:NAwfMo9y
>>578 「ネカマ」チックだけど、面白い
期待してます つC
582 :
774RR:2006/09/01(金) 20:07:49 ID:13UfGlgd
>578
よかったですよ!!
これからの展開に期待しつつ…つC
583 :
774RR:2006/09/01(金) 20:57:29 ID:ucG2xFqH
584 :
774RR:2006/09/01(金) 23:17:14 ID:e3G9+An4
背徳的な展開になるかと思いきや、中島かよw
つC
585 :
774RR:2006/09/02(土) 00:03:43 ID:XSkS3ajD
586 :
774RR:2006/09/02(土) 09:01:46 ID:p1YbCd0m
「なんでアンタがバイク!?」
中免を取ったとき、そのことを告げた友達の第一声がこれだった。
確かに一緒に住んでいる家族も、今まで付き合ってきたカレシもバイクには
乗っていなかったし、特に機械いじりが好きというわけでもない。
本当の理由はちゃんとある。
でも誰にも言っていない・・・
ただバイクに乗りたかった・・・
それだけがあの人に・・・兄さんに会えるような気がしてならないから・・・
587 :
774RR:2006/09/02(土) 09:09:53 ID:hsIfpYAI
588 :
774RR:2006/09/02(土) 10:22:57 ID:sjuFG0Di
深夜24時。ビッグサイト。
海風が男の頬を撫でる。
男は煙草の煙を吐きながら、目の前に広がる道路をぼんやり眺めていた。
「先輩、わざわざすんません!」
「おぅ、気にすんな。」
ニキビ面の少年、満珍狼のケンちゃんが、トウモロコシの様な髪型をし、深夜なのにサングラスをかけた男に頭を下げた。
彼は関東最凶、最大といわれた珍走団、『金色夜叉』の三代目頭で、最速、闇と踊る『シャドウダンサー』と呼ばれた男だったが、
今は後輩に頭を譲り、自分は珍古會『闘狂土曜會』に所属する、24歳妻帯者で二児の父、乙女座の配管工とて日々頑張っている男である。
「ヤツは…『族狩り』はまだか?」
「まだッス。もしかしたら山田先輩にビビッて逃げたんじゃないッスか?!」
ケンちゃんがヘラヘラと笑うのを見て、山田はうんざりした。
(族狩りは俺の事知らないのに、何でビビルんだよ…これだから最近の族は…)
山田は数年前までその『最近の族』で、あの頃の人に注目される快感が忘れられず珍古會をやってる自分を棚に上げてケンちゃんを見下したのはさておき、
ケンちゃんの携帯が鳴り響いた。
《きたぞー!族狩りだー!》
電話の向こうでピザ男が叫んだ。
590 :
甚六物語:2006/09/02(土) 11:25:13 ID:wC5iP0K4
皆様ご無沙汰しておりますm(_ _)m
懲りずにまたやってきた甚六物語でございます。
皆さんのご意見しっかりと受けとめ精進していきますので、これからも魔棲雄先生の更新の隙間を狙ってwいきますのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m
591 :
774RR:2006/09/02(土) 14:08:37 ID:5WhLQDqR
甚六に期待
つC
どうも、『ワカメ』を書いた者です。
以外にも反応が良くてびっくりしてます。
>>579さんがご指摘の通り『同じ文体のまま、尻すぼみな展開にならずに
ストーリーをふくらませつつ続けていく』というのは大変そうですね。
漏れのような彼女いないライダーは、ワカメちゃんの一人称はテラ難しスorz
とりあえず、続けれるようなら邪魔にならない程度にうpしてみます。
593 :
774RR:2006/09/03(日) 00:04:49 ID:JVEgOVT1
待ちきれん!しかし待つ。
594 :
774RR:2006/09/03(日) 21:10:53 ID:CGpHl/W/
「いってきま〜す」
「いってらっしゃい」「気をつけていくんだぞ」
晴れた土曜の早朝の風景、大学に入ってからはおなじみの光景。
わたしはツーリングパックをSRにくくりつけ自宅を後にする。
いつもだったらこの先大学に入ってから出来たツーリング仲間と合流するけど
今日はちがう。今日の目的はツーリングじゃない・・・。両親には仲間と1泊2日で伊豆を
一周すると言ってあるけど今日はひとり。
すべてはある噂を確かめるため夜の湾岸へ行かなければならないから・・・。
595 :
774RR:2006/09/03(日) 22:04:04 ID:cdfa8hIO
ageようよ。
596 :
774RR:2006/09/04(月) 12:15:50 ID:3UVpa1F9
いつのまにか
バイク小説専門誌にw
良い。
良いぞ。
597 :
774RR:2006/09/04(月) 12:34:32 ID:wN9OKtEn
サザエが乗り出すのも時間の問題だな・・・
598 :
774RR:2006/09/04(月) 12:46:40 ID:yWNpqsnL
迷惑ライダー サザエさん
「先輩!先輩なら余裕でブッチッスよ!」
山田はバイクにまたがりながら言った。
「小僧…“誰”に物言ってやがる…“俺”と“ゼッツー”ぁ“関東最速”だぁ…」
キョカカカカッ!
ズッ…ズコォ!
山田はセルボタンを押し込みエンジンを始動させ、半ヘルを被るとギアを一速に叩きこんだ。
遠くから数台のバイク、車を先導する様にこちらに迫る、バイクのヘッドライトが見えた。
「アレか…とっ捕まえて5秒で“挽肉”にしてやんよぅ?!」
山田は歩道からゆっくりバイクを車道に出すと、直菅サウンドを響かせながらフル加速をした。
「さぁ遊ぼうぜ“僕”ゥ?!」
600 :
774RR:2006/09/04(月) 14:15:03 ID:MF2v5SQm
つC
珍なのに律儀にヘルメットは被るんだな
601 :
774RR:2006/09/04(月) 15:39:11 ID:ejx+K9dY
>>600 そりゃぁお前、関東最速はマナーが違うからだろw
602 :
774RR:2006/09/04(月) 16:03:42 ID:5hMmtZc4
・・ッゾ!
あ!?
コラ・・・
603 :
774RR:2006/09/04(月) 17:57:47 ID:x64NwAjv
>>599 先生!元ネタの漫画が変わってませんか?w
604 :
774RR:2006/09/04(月) 18:23:44 ID:UM3nqMSC
ぶっこみの拓ですな
605 :
774RR:2006/09/04(月) 21:54:25 ID:eBxzMH1y
"B突¨に来い…小僧ォ…
606 :
774RR:2006/09/05(火) 01:03:47 ID:4Wvj5oau
夜が明け空が金色に染まっていく・・・
寒い、今日は雪でも降るのかもしれない
…身支度をすませ、いつものように彼女は彼の元へ向かう
「おはよう、今日も寒いねぇ・・・。」
呟きながら彼女は指先で彼の体をなぞっていく
まだ寝ているようだが、心なしか彼が嬉しそうなのは気のせいだろうか?
そんな彼の心境を察したのだろう
可愛らしい笑みをこぼすと彼女は彼のエンジンに火を入れる
キュルルル・・・・
吐息が白くなるような寒さも彼には関係ないらしい
嬉しそうな声が静かな住宅街に響く
-彼の名はGXS400Xインパルス
いや「東京タワー」とでも呼んでおこうか-
暖気を終え”東京タワー”に跨ると
家を後にし、静かに住宅街を抜けていく
こんな寒空の下、彼女はいったいどこへ行こうというのだろうか・・・
-そんな彼女の名前は愛佳
かつて委員長と呼ばれ、慕われていたその人である-
607 :
774RR:2006/09/05(火) 01:09:46 ID:uYnvXhvc
608 :
774RR:2006/09/05(火) 03:30:50 ID:YAn6osKb
甚六は文章が稚拙なんだよな。
俺は読まん
609 :
774RR:2006/09/05(火) 03:58:25 ID:LOEvv1eC
これってpart1〜8って
別の物語?
610 :
774RR:2006/09/05(火) 05:26:23 ID:np25rJG+
作者さんは別ですよ。単発で書いている人もいますし。
611 :
774RR:2006/09/05(火) 10:08:56 ID:xHA+XcOy
2次創作ってのは玉石混同なんだから、
稚拙でもなんでも、作者は多いほうがいいんだよ。
どうにも我慢できない人、文句言いたくなる人は
専ブラ使って読みたい作者の名前だけ検出すれば
他人のレスも見えなくなるからオススメ。
612 :
774RR:2006/09/05(火) 10:55:09 ID:YAn6osKb
>>611サンクス。
ちと酔ってたもんでつい書き込んでしまったが、
俺、携帯で見る事も多いんでスルーするのも大変なんだわ。
まあ意見の一つとして。スレ汚しスマソ
613 :
774RR:2006/09/05(火) 14:52:06 ID:GqrAMlfs
>>606 元ネタがわかりません
般ピーにもわかるように解説希望
614 :
774RR:2006/09/05(火) 16:04:04 ID:dhgMn9DM
615 :
774RR:2006/09/05(火) 19:47:57 ID:Jr9m2058
>>612 まとめサイトで待っててください
さようなら
616 :
774RR:2006/09/05(火) 21:53:56 ID:PFqLus2D
>>612 スレ汚しと思うなら、もう来ないでくれ
さようなら
617 :
774RR:2006/09/05(火) 22:06:26 ID:sloeu4by
言いたい事言われたー
618 :
774RR:2006/09/05(火) 22:17:17 ID:LOEvv1eC
まとめサイトを読んで
今後俺の人生においての日曜の6:30と言う時間が
少し変わった
619 :
774RR:2006/09/05(火) 22:27:47 ID:fBN3Sg5G
このスレスキなんだけど
日曜日の6時半が終わった7時前のあの時間って
あったかな家族に「日曜日は終わりだ。」といい放たれている気がして
少し見る気がうせるかな終わりいく日曜を恋焦がれている辺りが
まだ子供なんでしょうね・・・・
620 :
774RR:2006/09/05(火) 22:32:54 ID:IA3LxvMc
日曜日が終わり行く儚さ…。
俺は「笑点」を見たときにそれを感じる。
621 :
774RR:2006/09/05(火) 22:38:44 ID:HLwjcvo5
だれだ?
555 名前:774RR メェル:sage 投稿日:2006/09/05(火) 20:42:54 ID:uCAe7s1U
免許証を出しなさい。まず試乗せねば。
人はいずれ死ぬ。遅いか早いかだけだ。
おう、雅な名前だな。
そなたを見ていると、日曜18:30に伝わる磯野の民を思い出す。
第三京浜にNinjaにまたがり赤の革ジャンを纏う、勇壮なる魔棲男の一族ありとな。
622 :
774RR:2006/09/05(火) 23:08:04 ID:pP/nOx/l
>592
つ?C
おくればせながらGJ!
623 :
774RR:2006/09/05(火) 23:15:53 ID:3bKDC8vx
自殺しようと考えていた時、魔棲雄さん・サブさんの作品のおかげで救われました。
生きている今だから言える。ありがとう。
624 :
774RR:2006/09/05(火) 23:46:16 ID:zRqX4HYz
>>623がお噺かマジかは知らんが、
弱音スレとか、どうしてそう簡単(本人にとっては簡単じゃ無いのだろうが)に死が選択肢に入るのかなぁ・・・
2chだし、他人の境遇は知らないけど、2chやってこういうスレ見てるって事は
なんか死って物を現実感を持って捉えられていなくて、逃げ切れなかったら死ねばいいやって感じで
割とイージーに言い放っちゃってる感があるよ。
打たれ弱い世間知らずなお坊ちゃまなのか?
もう少し世間を勉強して、不幸には違いないであろう自分の境遇をもっと客観的な視点から見たらどうかね
625 :
774RR:2006/09/05(火) 23:50:51 ID:mnM5z4dj
626 :
774RR:2006/09/05(火) 23:58:22 ID:LOEvv1eC
>>625 俺が短くまとめてあげる
「623、命を大切にしない奴なんて大嫌いだ」
627 :
774RR:2006/09/06(水) 00:12:55 ID:nQMhskXH
628 :
774RR:2006/09/06(水) 00:41:40 ID:VdZg3W+2
魔棲雄さん・・・ワッフルワッフル!!
629 :
774RR:2006/09/06(水) 00:58:29 ID:p20q/AXE
ヵッォぉゃっょ。
630 :
774RR:2006/09/06(水) 01:01:22 ID:ZGTygMmB
おやつにケーキが出るなんてブルジョワだよな
631 :
774RR:2006/09/06(水) 07:48:40 ID:1Omk+GlI
肝臓を大切にしない奴なんて、大嫌いだ
ゲロ便器
632 :
774RR:2006/09/06(水) 07:56:44 ID:Xo//UuPF
こ〜ころおなに〜たとえよお〜
633 :
774RR:2006/09/06(水) 21:58:31 ID:IJGXTWv+
634 :
774RR:2006/09/06(水) 22:14:30 ID:WGBnT5VT
僕、実は末期の胃ガンで、余年が長くて1年数ヵ月、下手したらそれよりも無いんです。
宣告当時は自暴自棄になったりもしたけど、このスレの皆やツーリング仲間達の
助けもあって、現実を受け止める勇気を貰うと同時に、立ち直ることができました。
この身体で1300ccは流石に無理だからということで、250ccに乗り換えましたが、
その時も2chや病院・地元のショップにお世話になりました。
>>623氏には僕の分も生きてほしい。明日が来る限りは、良い事必ずありますから。死んでしまったらそれまでです。
願わくば、僕が見れなかった素晴らしい作品と、御自身の夢を追いかけてもらいたいです。
最後に、がんばれ!
>>623!
長文とクサイ文章を失礼しました。
635 :
774RR:2006/09/06(水) 22:21:21 ID:pbYOh44f
擦れ違い続いて申し訳ないが、、
>>634にはもしかしたら失礼かもしれないが
余命が1年か60年かは、実はそれほど大きな
違いはないんじゃないかと思う
たまたま余命1年だから意識しちゃうけど
じゃあそれが15年だったら無駄に過ごして良いのか?
1年の価値が15分の1になっちまうのか?
そう考えると、、
余命がどうあれ、今この瞬間を大事に生きることが
誰にとっても重要なのではなかろうか
なんつって。
そう考えると、、2chに書込みしているこの瞬間が無駄か?w
636 :
774RR:2006/09/06(水) 22:22:22 ID:GjFyT2iF
>>634 くそっ・・・臭すぎるぜ・・・・月並みなんだよっ!お前
なんで、そんなに明るく振舞えるんだ?
637 :
774RR:2006/09/06(水) 22:23:54 ID:ZGTygMmB
>>634貴様に任務を与える。
立ち止まるな。常に前進あるのみ
バイクには前に進む事しか出来ないのだ
638 :
774RR:2006/09/06(水) 22:34:20 ID:P2SCaBw+
>>633氏ねとか言うな。それじゃ悲しいだろ。
やるせないだろ?
639 :
774RR:2006/09/06(水) 22:55:28 ID:ZhwJ9Yfx
そういえば魔棲雄どこいったw
640 :
774RR:2006/09/07(木) 00:15:00 ID:gDsWV8G6
そういえば昔明石家さんまが
「発進のとき変なクラッチのつなぎ方をするとバックする」みたいな
こといってたんだけどマジなんですか?
体験談、若しくは似たような噂を聞いたことあるひといまいか?
641 :
774RR:2006/09/07(木) 00:19:49 ID:REAux9iZ
古い2stはバックで押し掛けすると後ろ向きに走ることができる
らしいっすよ。
>>640 (誤爆か?)
642 :
774RR:2006/09/07(木) 00:52:05 ID:gDsWV8G6
>>641 いや、かるく皮肉ってみただけ
HDもバックギアがサードパーティーからでてるよね
【SCENE87】
僕は昨晩のガソリンスタンドでの、『ノリスケ』ことナミノ君との顛末の全てをアナゴ君に話したわけでは無かった。
第三京浜玉川ICに向かって僕の前を走るアナゴ君は、今晩がナミノ君にとってのラストランである事を知らなかった。
アナゴ君がその事実を知ったところでナミノ君に遠慮するという事などないであろう・・・。それでも、彼に対しては
このバトルを前にして少しでも心を揺さぶるような余計な情報を吹き込みたくは無かった・・・。
・・・僕は心配だったのだ・・・。数ヶ月前、僕は我を忘れて『ノリスケ』を追い回した挙句に、愛車をブローさせたアナゴ君を
知っている・・・。
僕の目前で飛び散ったカタナの血液のような赤黒いオイルの飛沫・・・。エンジンの断末魔・・・。200km/hをゆうに超える
速度域での致命的なトラブルからアナゴ君が無事に生還できたのは、不幸中の幸いだったのかもしれない・・・。
コミカルな唇マークを背負い、1100ccの新しい相棒に跨り僕の目前を走る親友が、もしかしたらあの夏の晩に死んで
いたのかも知れないと思うと、今でも背筋が冷たくなる・・・。
だから、一本気な部分が長所であり、また短所でもある我が親友には少しでも平穏な精神状態でリベンジバトルに
臨んでもらいかったのだ・・・。
そんな事を考えながら『ノリスケ』を待ち受ける為に、当然のように第三京浜玉川ICへと向かった僕はすっかり失念していた。
必ずしも彼が東京側の玉川ICから第三京浜に上がるとは限らない。いや、世田谷に住む彼が伊豆からの帰路に
第三京浜を使おうとした場合、どちらかといえば反対車線である神奈川方面からの上り線を使うほうが可能性は高いのだ。
しかし、その時の興奮した僕らに、そこまで思慮を巡らす余裕など無かった。いつものように通いなれた道を玉川ICへと
向かっていた。
だからその日、彼・・・『ノリスケ』と遭遇できたのは、奇跡のような巡りあわせだったのだ。
日に日に日没が早まる晩秋。西の空は僅かに明るさが残っていたが、ネオンやクルマのヘッドライトが目に眩しい都会の夜が
やって来ていた。
前を走るアナゴ君が、IC手前で『ノリスケ』を待つ為にバイクを停める場所を探そうと減速しようとした時だ。
対向車線を左ウィンカーを点滅させ、走ってくる車両の姿があった。
すっかり暮れた薄暗闇の中でも、その一灯の乗り物が二輪車である事は認識できた。四角いライトは対向車線側のICから
第三京浜に上がろうとしているようだった。
そのバイクがICに入る為、左に身を翻した瞬間、僕はそのライトの光による幻惑から開放される。そしてそこに見たものは、
街灯の光を受け鈍く光る銀色のバイクと、黒い革ジャンを纏ったライダーの姿だった。それは、昨晩会ったばかりの
ナミノ君の姿に他ならなかった・・・。
「ノリスケだ!」
誰に聞こえるはずも無いのに僕は一人叫んでいた。アナゴ君もそのバイクが気になっていたらしく、そちらの方を眺めていた。
クラクションを鳴らす。振り返るアナゴ君に大袈裟なジェスチャーで合図する。そうだ!あれがノリスケだ!
我が友は、そんな僕の滅茶苦茶な動作で全てを理解したようだった。前を向き直った彼は、玉川のICへと向かって猛然と
加速を開始した。
僕もまた加速体勢に。気だるい環八の流れの中で、瞬時に3つシフトを落とす。跳ね踊るタコメーターの針。アスファルトを
蹴飛ばすリアタイヤ。僕とアナゴ君は左に向かって弧を描く第三京浜玉川入り口に向かって矢のように突き進んで行く。
フルバンク・・・。まだ暖まりきっていないタイヤのショルダー部がやや心許ない。前を行くカタナのステップから散る火花を
綺麗だな、と思う・・・。さて、どんな位置関係で本線上でノリスケと合流するだろうか・・・。
僕は何故か落ち着いていた。この期に及んで、僕はこのバトルをどこか傍観者のような立ち位置で考えていたのかも
知れない・・・。
ノリスケと同じカタナに乗るアナゴ君・・・。地力に劣る750ccで果敢に挑み、破れ、そして愛車を失ったアナゴ君に比べると
どうしても僕にはこのバトルに全身全霊を傾ける理由が不足していたのかも知れなかった。その時、無意識のうちに
僕はこのバトルの見届け人になろうとしていた・・・。
程なくして本線へ。フルスロットルで加速する僕とアナゴ君。
右手に環八反対車線からの合流車両とを隔てるガードレール。そしてその向こうにノリスケのヘルメットがやはり滑る様に
猛然と加速している様が確認できた。
僕の前を行くアナゴ君。そして、ガードレールを挟んでその右側を走るノリスケ。まるで鏡に映しこんだように疾走する
二台の銀馬に僕は不思議な美しさを感じていた・・・。
そして環八上下線からの合流を隔てるガードレールは終わる。ノリスケがややアナゴ君の前で合流した。
数ヶ月の間、追い求めた『ノリスケ』の文字が縫い付けられた革ジャンの背中がそこにある!
胸躍るバトル。そしてアナゴ君にとってのリベンジマッチが始まった。
646 :
774RR:2006/09/07(木) 01:07:26 ID:D8ZvcWeu
久しぶり!!
つC
毎度おせわになっております。
無理せず、欲張らず少しずつうpすることにしました(´д`)(・∀・;)
執筆しつつROMに徹してみたのですが、“関東最速”山田と小池さんの寿司の行方が
気になります(・∀・)読者の立場もいいものですねw
ちょっと間を空けてしまいましたが、なるべくテンポ良く進めるつもりではいますので
稚拙ではありますが今後ともお付き合い下さいm(_ _)m
648 :
774RR:2006/09/07(木) 01:14:54 ID:f21edVqY
* * *
* *
* *
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
* *
* *
* * *
|
|
|
∧_∧ ∧_∧
キタ━━( _゚∀)━(∀゚ )━━ !!!!!
/|_(祭)_|ヽ /|_(祭)_|ヽ
゚ |_|_| ゚ ゚ |_|_
そういえば・・・
古い2stモトクロッサーで深い泥にはまりこみ、エンスト寸前でスロットルを煽ったら
なにかのはずみ?でエンジンが逆回転して猛烈な勢いでバックして転倒した・・・という話を
聞いた事があります・・・。
ネット上での話しなので話の真偽は解りませんがw
そんな事ってあり得るんでしょうか?
650 :
774RR:2006/09/07(木) 01:38:24 ID:9RNqWUco
ポイント式なら逆回転もあり得るのかな?
まるでパワー出ないとは思うが。
>>649 あり得ない話じゃない・・・かな?
点火の瞬間にちょうどクランクが止まればあるいは・・・?
それはともかく続き期待して待ってます!
651 :
774RR:2006/09/07(木) 01:38:34 ID:WLqeeuHP
つC
652 :
774RR:2006/09/07(木) 04:04:54 ID:tp2SLpfJ
つC
>>649>>650 かかった後はしらないけど、始動時なら逆回転もあり得ますよ。
聞いた話では、キック機構のつくりによるらしい。
俺は90年代初頭にトシニシヤマで試乗させてもらったKTMで実際に経験しました。
キックして、クラッチつないだ途端に逆回転w
653 :
774RR:2006/09/07(木) 07:31:31 ID:2lVrLUu6
ヤマハメイトとかもよく逆回転したよ。
654 :
774RR:2006/09/07(木) 12:16:54 ID:kxxfpbyN
逆回転の人気に嫉妬
655 :
sage:2006/09/07(木) 13:32:24 ID:1kIYO2em
急にバックでされたらビックリするだろうなぁ
魔棲男氏、鳥肌立ったよ
つC
656 :
774RR:2006/09/07(木) 13:36:00 ID:maaSDKTE
サブちゃん バカスク海苔に
657 :
774RR:2006/09/07(木) 20:34:17 ID:BBUDYth1
(´-`).。oO(そういえば魔棲男さんって大阪出身なのに関西弁を喋ってるところ見たことないなぁ…
658 :
774RR:2006/09/07(木) 21:18:48 ID:YODzVrAY
>>657 よ〜く読んで見るとちょろっとだけ関西弁が出てくるよ〜
あとこの魔棲男さんはどうか知らんが、原作のマスオさんの方は大阪が嫌いらしい
659 :
774RR:2006/09/07(木) 21:58:09 ID:qg/LrIGk
故郷は嫌いだった…
660 :
774RR:2006/09/07(木) 22:06:54 ID:Gqn/s79n
昔の2st軽自動車なんかは坂道発進に失敗してエンストしかけたはずみで
エンジン逆転→気づかずそのまま再発進してバック→逆オカマなんて事も
あったらしいよ。
・・・と言う話を聞いてVガンマでバック押しがけにトライしたけどうまく掛からなかったwwwww
どうやら逆回転対策してあるっぽい。
661 :
774RR:2006/09/07(木) 22:26:02 ID:DyK1xcGA
>>657 東京に来てから恥ずかしくなったのでは?
もっとも、大阪人はあまり訛りを治さないみたいだけど
訛りって言ったら、あいつら怒るんだろうな〜
ちなみに大阪の大学で標準語喋ると白い眼で見られるらしい
662 :
774RR:2006/09/07(木) 22:48:15 ID:AY0xXkIw
訛りは訛りでしょ
なんでテレビのニュースは日本全国標準語で伝えられてるか考えてみな
言葉にも標準ありきだよ
あ、訛ってんのが悪いってことじゃないよ
しかし、標準語を白い眼ってなぁ
663 :
774RR:2006/09/07(木) 22:57:03 ID:OLh8zT28
関西人はエセ関西弁しゃべるやつは嫌いだって聞いたが
664 :
774RR:2006/09/07(木) 23:00:28 ID:gDsWV8G6
>>663 関西人じゃないけどエセ関西弁は嫌い
無理して身の回りに無かったものを取り込もうとする
スタイルが嫌い。そんなしゃべり方をするおにゃのこも嫌い。
4stじゃ逆回転はまずムリだね
665 :
774RR:2006/09/07(木) 23:24:44 ID:/oa4ZANS
標準語という言い方がキライ。
なんか東京がえらいみたいな言い方だから共通語と言ってくれ。
666 :
774RR:2006/09/07(木) 23:29:14 ID:TjShSa5L
標準なんだからえらくはなかろう
667 :
774RR:2006/09/07(木) 23:38:47 ID:VekhQQTn
民主主義的に、一番人口が居る地域はどこか。
それが標準であり、「普通」基準なのであろう。
そー言えばそーすると、関西弁は第二基準ですね。
軽くググって見たが、実際に2stを逆回転させて見たヤツはいないなー
〜らしい、ばっかり。
ただ相当古い2stエンジンじゃなきゃだめっぽい、ってのは分かった。
668 :
774RR:2006/09/07(木) 23:39:28 ID:AY0xXkIw
>>665 標準と共通は少し違うよ
東京にコンプレックスでも?
669 :
774RR:2006/09/07(木) 23:41:40 ID:ChGlj9y9
その関西の人たち
今からビーバップハイヒールで日本を変えたマスオさんってのが出るらしいぞ
670 :
774RR:2006/09/07(木) 23:44:35 ID:DyK1xcGA
>>662 地元で大阪の大学に行っている友達と会ったら、「何で標準語喋ってるの?」って聞かれた事がある
大阪では、それぞれの方言を使うのが当たり前で
田舎もんが、あらためて標準語を使う方がカッコ悪いらしく
むしろ方言がひどくなってて驚いた。
>>665 標準語と共通語ではまるっきし意味が違う
671 :
774RR:2006/09/07(木) 23:52:08 ID:N864Jk2Y
>>669 このスレみたいにすげぇ話になってたな。
ちなみに俺を含め全員スレ違いだ。黙れ。
672 :
774RR:2006/09/08(金) 00:56:40 ID:0R67/7Be
>>671 一言いわせてもらうぞ。
もまえら関西弁って何だよ。何勘違いしてるんだ、フザけんなよ。
あれは「関西標準語」なんだよ!よく覚えとけ。
673 :
774RR:2006/09/08(金) 01:11:06 ID:W/Blovkg
日本が分断国家になってたら、西日本国の標準語は関西弁だったかもね。
それで東日本社会主義人民共和国崩壊後、統一日本の標準語が関西弁になる。
首相は吉本総理。って小説が昔あったな。
674 :
774RR:2006/09/08(金) 01:16:01 ID:yP6Wdyw4
大阪人の中央(東京)コンプレックスはガチ
あいつら維持でも認めないけどな
675 :
774RR:2006/09/08(金) 01:34:09 ID:lrPMhcIZ
>>674 いっそ独立してしまえばいいのにね。
そしたら大阪も中央になるし、役所も無駄遣い仕放題(今もだけどw)
破産しても大阪人以外誰にも迷惑かかんないw
676 :
774RR:2006/09/08(金) 01:39:24 ID:hvbxTRjw
いいから余所でやれ!駄レスすんな!
677 :
774RR:2006/09/08(金) 02:29:36 ID:RdTZy8Ms
スレ伸びてるから誰か作品投下したのかと思ったら、こんなくだらない議論か。
スレ違いどころの問題じゃなく板違いだ。お引取り願う。
678 :
774RR:2006/09/08(金) 04:06:05 ID:9bXOnasy
きっかけは魔棲雄をちゃんと最初から読まずに書き込んだ
657のせいだぞ!魔棲雄の“雄”の字も間違えてるしさ。
山田は極端に絞ったハンドルに体を預けるように伏せ、アクセルを目一杯捻った。
だが速度差の所為か、背後から近寄る甲高い2ストサウンドはあっという間に山田の背後に辿り着いた。
左→右のS字コーナーが眼前に迫ると、山田を照らしていた背後のヘッドライトが左に寄っていく。
「甘ぇんだよ!“僕ゥ”?!」
ギャババババ!
山田は無理矢理車体を抉り、リヤタイヤを鳴かせながら左にバンクし、体全体で族狩りの進路を塞いだ。
「なにぃ?!」
山田は驚愕した。
自分の後ろに居た筈の族狩りが、何時の間にか右から抜いていったのだ。
そのまま族狩りは白煙をテールランプで照らしながら素早く右へ切り返した。
山田もそれに続く。
だが山田は知らなかった。
族狩りのマシンは、初期型RGV−γをベースにアプリリアRS250エンジンにγ用SPキット等を入れた、ほぼレース仕様のスペシャルマシンだった事を。
そして、先輩に売ってもらった自分のフルチューン750RSが、実はほぼノーマルのZ650ZU仕様だった事を。
基本が出来ておらず、かなり荒削りだが山田は才能に溢れ、口だけではなく確かに珍の中では関東最速だった。
だがバイクの基本スペックの差、そしてマイナス方向に働くカスタムの所為で山田は一瞬で10メートル以上差をつけられてしまった。
680 :
774RR:2006/09/08(金) 14:18:56 ID:NthvgW4y
>>自分のフルチューン750RSが、実はほぼノーマルのZ650ZU仕様だった事を。
ワロヌ
681 :
774RR:2006/09/08(金) 19:26:13 ID:mHEI7NIB
なんてマニアックなカスタムなんだwwwwwwww
682 :
774RR:2006/09/08(金) 19:55:45 ID:0R67/7Be
683 :
774RR:2006/09/08(金) 20:06:44 ID:ngwc08LF
イオン無く絶好調じゃないからだろ
684 :
774RR:2006/09/08(金) 20:55:58 ID:x5XyTeK4
>>682 ゼファー750のZU仕様が手に入る値段だからじゃね?
685 :
774RR:2006/09/09(土) 01:22:09 ID:Nw328LHG
よく盆栽系の雑誌で見かけるけど「ザッパー」ってなんだ?
686 :
774RR:2006/09/09(土) 06:43:51 ID:P5ynKJBR
687 :
774RR:2006/09/09(土) 10:17:32 ID:0QMNnGDX
688 :
774RR:2006/09/09(土) 23:06:09 ID:KK3C1cpb
週末の書き込みが少ないのは、
みんな第三京浜に行っているからなのか?
689 :
774RR:2006/09/10(日) 00:53:17 ID:PeesSs4k
690 :
774RR:2006/09/10(日) 03:22:13 ID:alp6SlTl
712age
691 :
774RR:2006/09/10(日) 18:35:09 ID:PE28TheA
毎週、お待ちかねの時間がやってきますたよ(´∀` )
サザエさんage!!
692 :
774RR:2006/09/10(日) 19:01:39 ID:ru2EpgBZ
アナゴさん出てこなかった
693 :
774RR:2006/09/10(日) 19:41:02 ID:aDMhHXwj
694 :
774RR:2006/09/10(日) 20:14:28 ID:diwQW0Z1
♪くっちびるよ〜厚く君を語れ〜、なんて歌が昔流行ったが今思えばアナゴさんを
歌ってるみたいだな。年代的にも魔棲男物語にジャストフィットしているような?
695 :
774RR:2006/09/10(日) 22:07:23 ID:c+2ufvhB
今日R4を春日部辺りから北上したけど、終点まで行けなかった
もう へとへと
696 :
774RR:2006/09/10(日) 23:13:47 ID:Hl05abKr
>>693 アナゴさんとマスオさんの、⊂二二( ^ω^)二⊃ブーン 画像。 PC無害。
697 :
774RR:2006/09/10(日) 23:54:09 ID:0r2kLGVZ
顔から足がw
698 :
774RR:2006/09/11(月) 00:21:08 ID:6E4Z8joa
昔こんな感じのガンダムの漫画があったような
699 :
774RR:2006/09/11(月) 08:15:57 ID:Qjk2ANNF
保守
[7th bowl of ramen]
「あー。食ったねい。1ヶ月分は食った感じだねい。」
赤身を食いまくって最後に中トロ2カンで締める、これが小池さんのスタイルだ。
別のタネも食べるが、マグロを食うときはマグロオンリー。別にこだわっているわけではないらしい。
単に食べたいものを食べるとそうなるだけだと言っていた。
世間一般では、それをこだわりという。
帰りは足早に…マイペースで…いつもよりゆっくりと…コンクリートの分量が多い街へと向かう。
いつもよりゆっくりと、といっても小池さんのゆっくりなのであまり当てにはならないが。
家の隣にある貸しガレージに愛機を納め、家に帰る。
と、視界から走り去る一台のバイク。
「これからお出かけなのかな」
「はて、どこかで見たような気もしないこともない…」
小池さんはずいぶんおっとりさんなのだった。
[8th bowl of ramen]
仕事の都合で茨城まで出かけた小池さん。帰りはわざわざ八潮から首都高に上がります。
そこまで下道で来るなら、はじめから高速にするか、ずっと下道でいいじゃないかと思いますが、
本人いわく、
「安いし信号ないから」
と至ってあっけらかん。
小池さんが茨城方面から都心に来るときに向島線をわざわざ使うには理由がある。
自宅に帰るならC2を使った方が明らかに快適なのに。
駒形PA。
駒形入口跡を改修したそのPAはPAというには非常に狭い。普通車のスペースが2。障害者スペースが1。
大型車が1。あとバイク用。非常駐車帯に毛が生えた程度の広さしかない。
普通車のスペースに至っては、1つは料金所だ。それでもPA。タバコの自販機もあり、
自販機の質と量は他のPA並に揃っている。
小池さんはこぢんまりとした、あまり人気のないこのPAが好きだった。
ゴミ箱脇にある花壇の縁に立てば、鼻の先をかすめていく大型トラック。
まるで高速道路の車線上にいるようだ。
ベンチもフードコートもないが、どういうわけかここが好きだった。
ちなみに、自宅から一番近い南池袋は全く使わないそうだ。
理由は「二輪用の駐車スペースがないから」だそうである。
702 :
774RR:2006/09/11(月) 13:48:14 ID:Ri4ILJkP
水銀の摂りすぎに注意
703 :
774RR:2006/09/11(月) 17:08:42 ID:Fy3TSbKg
箱崎PAと駒形PAって影薄いよなぁ…。
704 :
774RR:2006/09/11(月) 18:32:03 ID:HPkUT1gh
小池タン、なにやら独自の主張がにじみ出ていて、続きに萌え。
705 :
774RR:2006/09/11(月) 19:49:40 ID:pw6AiMEC
小池さんのイイ旅夢気分。
706 :
774RR:2006/09/11(月) 23:00:24 ID:6E4Z8joa
全く関係ないけど、マグロ食うなら、今のうち
多少水銀も気になるけど、今のうちにたっぷり食べておくのも手
中国がマグロに本気で手を出したら終わるから。
707 :
774RR:2006/09/11(月) 23:16:27 ID:Kt2HCdDb
>>706 あそこが本気で物欲に目覚めたら三光だからな
イナゴ並み
708 :
774RR:2006/09/12(火) 01:38:03 ID:sjnTR7ib
>>707 あぁ…イナゴだ…
ふと三国志を思い出した
709 :
774RR:2006/09/12(火) 12:43:29 ID:OqV/w3YZ
三京史
710 :
774RR:2006/09/12(火) 14:09:39 ID:SPXBPYHz
世界三大珍味
イナゴ ザザムシ 蜂の子
711 :
774RR:2006/09/12(火) 14:38:46 ID:BUM1FQJG
全部信州名物ではないか!
712 :
774RR:2006/09/13(水) 07:58:25 ID:vN15XD27
停滞してまふね
来月には大型取れるからニンジャ物色してきまつノシ
713 :
774RR:2006/09/13(水) 20:40:57 ID:ND4WFhCb
ZZR1400はモグたんに似ている。
714 :
774RR:2006/09/13(水) 21:00:10 ID:2gEgafW+
た〜らこ〜♪
715 :
774RR:2006/09/14(木) 12:19:31 ID:MYZBOYkY
あげ
716 :
774RR:2006/09/14(木) 22:37:13 ID:odpJU82P
捕手
【SCENE88】
僕とアナゴ君より早く第三京浜の本線上に飛び出したナミノ君。だが、すぐにアナゴ君はそんなナミノ君の隣に並ぶ。
もともとナミノ君は自分を追う者の存在を知らない。戦闘速度で彼を追う僕とアナゴ君が追いつくのは訳が無かった。
左隣に突然現れた自分と同じカタナに乗るライダーに、ナミノ君はやや面食らったように見えた。
しかし、アナゴ君はそんな不意打ちのようなバトルの仕掛け方を由としない男だった。アナゴ君は右に並走する
『ノリスケ』に向かって速度を合せ、そして左の拳を突き出した。
宣戦布告・・・。そして、アナゴ君は再び深くカウルに潜り込んだライディングフォームを取る。
一瞬の後、甲高く響き渡った空冷1100ccの咆哮はひとつだけでは無かった・・・。アナゴ君のハンドサインの意味を
瞬間的に、そして正確に受け止めた『ノリスケ』もまた、戦闘態勢に・・・。二台の銀馬はお互いに一歩も退くことなく
僕の目の前で猛然と、美しく加速してゆく・・・。
二台のカタナがバトルに突入する一部始終を後方から見ていた僕は、あらためて『ノリスケ』はアナゴ君の獲物
であることを確信する・・・。
二人のやり取りがまるで映画の決闘劇のようで、それを僕は血湧き踊るような、それでいて作られた映画を
観ている様な、心の昂ぶりと希薄な現実感とが入り混じった複雑な感覚に支配されながら二台のカタナを追った・・・。
・・・そんな感覚に僕はデジャヴのようなものを感じていた・・・。
・・・僕は時に気がつき、そして思う事がある・・・。
僕の精神は、無意識の内に自身の周囲で起きる数多の事柄に対して、ある一定の距離を保とうとしていることを・・・。
この世界に両の足で立ち、数々の人々と「今」という時間を共有している事を自覚しながらも、どこかそれを客観的に、
他人事のように感じている自分が居ることを・・・。
僕のそんな精神的傾向は、特にバイクを知る前においては疑う余地も無いほどに非常に強いものであり、そんな傾向が
学校にも行かず、部屋に篭り、一切の外界との接触を持たずに居た自分自身を作り出した素地であったのだろう。
しかし、今にして思えば、その当時は自分自身を部屋に篭らせるものの正体について自覚は無かった・・・。
親友アナゴ君を始めとした多くの人間関係との媒介であり、物理的に長大な距離を自由に移動する事ができ、またそれに
伴って精神をも無限大に解き放つ力を持ったバイクという翼を手に入れ、以前より少しだけ広い視野を持つことが出来た
事で、そんな周囲と一定の距離を置きたがる自らの姿に僕は気がつく事が出来たのかも知れない。
僕自身が周囲を「拒絶」している訳ではない。言うなれば自らの周囲に対して感じる如何ともし難い距離感と、希薄な
現実感が僕を時に悩ませ、そして時に安心させるのだ・・・。
・・・例えば、僕は死んだ父の事をよく覚えていない。父の僕への愛情が小さくなかったであろう事は、父が撮りためた
たくさんの僕の写真が入ったアルバムと、その中に時折見ることの出来る僕と一緒に写る父の優しい笑顔で容易に想像が
付く。
・・・しかし、僕は父の事をよく覚えていない・・・。当然僕も出席していたであろう父の葬儀の事など何も覚えてはいない・・・。
父の死んだ年から計算すれば、僕は充分に物心のついた年頃だったはずだ・・・。しかし幾ら記憶の糸を辿ろうと努力しても
それらの父にまつわる記憶が思い起こされる事はほとんど無い。
父だけではない。木から落ちたり犬に追いかけられたりした子供心に刺激的だった数えるほどの思い出以外に、はっきりと
思い出せる幼少期の思い出が僕にはほとんど無い・・・。
・・・そこに明確な現実感が無いから、それらを覚えている事が無いのだろうか・・・。
全てを我が事と受け止められず、他人事のように感じていたから、心に深く刻み付けられる思い出とも言うべき記憶が
持てなかったのだろうか・・・。
僕はまるで自分の人生を他人事のように感じながら生きてきた・・・。いや、正確に言えば今もその傾向はある・・・。
妻は言う。僕は近所でも評判の良夫であると。ご近所の評価によれば、僕はいつもニコニコと優しそうに見えるのだそうだ。
あわてものの妻をあたたかく見守り、休日には子の面倒をよく見、義父や義母の相手も面倒がることなく、時には
義兄妹の我侭にも嫌な顔一つせず付き合う・・・理想的な夫像なのだそうだ・・・。
・・・違う。違うのだ・・・。僕は無意識のうちに周囲と距離を置く術として、そのような当たり障りの無い「良き夫」としての
行動を取ってきただけなのかもしれないのだ。内心を言葉や顔に出すという事は、少なからず相手との精神的な
接触を伴う。僕はそれを嫌って当たり障りの無い笑顔や相槌でその場を凌いできただけなのかもしれないのだ・・・。
幼少期からのそんな僕の精神的傾向が、自身にとってどのような意味を持つのかなど知る由も無い。
心が傷つく事への防御反応であるのか。それとも、単にものぐさに端を発した面倒くさがりの表れであるのか・・・それは
解らない。・・・唯ひとつ言えることは、僕はそんな現実感に乏しさを覚えた人間であるということだ・・・。
だからこそ、僕はバイクにのめり込んだ。全身を襲う加速Gの悦。「風」と表現するのもはばかるほど固く変化する空気。
スピードに呑まれ溶ける風景。・・・死を強烈に実感させて余りあるその速度感・・・。
希薄な現実感に生きている事が通常の状態である僕の人生において、その乗り物はそれまで知る事の無かった光景と
体験を僕に運んできた・・・。それはあまりに強烈な刺激であり、また快感であった。
721 :
774RR:2006/09/14(木) 23:39:15 ID:l3gfu4H2
な!魔棲雄の思い出だったのか!
722 :
774RR:2006/09/14(木) 23:45:28 ID:5IabbO0Y
>>721 つか、そのスタンスで書かれたストーリーだからw
723 :
774RR:2006/09/14(木) 23:54:27 ID:SlyMDmuC
つC
724 :
774RR:2006/09/15(金) 00:11:21 ID:NQnBTcL2
今夜のバトルは伝説になるっ!
725 :
774RR:2006/09/15(金) 00:49:29 ID:rjvGUF2F
ひさすぶりね
つC
726 :
774RR:2006/09/15(金) 01:59:56 ID:ERUrefuv
つC
727 :
774RR:2006/09/15(金) 10:47:40 ID:WUHVjyzR
つC
728 :
774RR:2006/09/15(金) 12:26:48 ID:CTcsOaHE
遅ればせながら
つC
729 :
774RR:2006/09/15(金) 12:31:19 ID:a2gwEAbC
きっぱり面白いですな
つC
730 :
774RR:2006/09/15(金) 16:46:12 ID:5niDDOYR
C
731 :
774RR:2006/09/15(金) 19:01:56 ID:a6Cc0kSG
つC
732 :
774RR:2006/09/15(金) 20:16:44 ID:Wr2r7IRA
つC
733 :
774RR:2006/09/15(金) 20:37:31 ID:WK/FyFAL
734 :
774RR:2006/09/15(金) 21:56:47 ID:27zuEkrv
最終回!?
735 :
774RR:2006/09/15(金) 23:26:23 ID:orElnQ3Z
昔俺の心の底にはドロドロとして悪臭を放つ悪意が何時もあって、
また他人も同じものを抱えていると思っていた。
俺がバイクを通じて多くの仲間達や、本物の大人達と知り合えなかったら
今世間を騒がす気味の悪い少年犯罪の犯し、
底なしの悪意を自分以外の全てに抱いていたと思う。
昔俺の心の底にあったドロドロとして悪臭を放つ悪意は
今では風化して触れたら崩れるほどになっているが、
忘れないために、それ常に心に置いておき、
昔自分が出会えた本物の大人達のように
昔の俺のような子達の指標になりたいと思っている。
ギリギリのやせ我慢をしながらねw
魔棲雄の作者殿
これからもバイク乗りの魂を描いてくれ。
つC
736 :
774RR:2006/09/16(土) 19:28:42 ID:ydVPShrB
hoshu
737 :
774RR:2006/09/17(日) 21:39:03 ID:mHXiNg6m
保守
738 :
774RR:2006/09/18(月) 12:41:31 ID:0QAc2qr0
保
739 :
774RR:2006/09/18(月) 12:57:15 ID:YyfdDIb6
守
740 :
774RR:2006/09/19(火) 00:25:25 ID:yvueao39
741 :
774RR:2006/09/19(火) 00:36:50 ID:Kkr2rJo5
アンカレイジパークのとこやろ
オレも気になってた
ナイスうp
742 :
774RR:2006/09/19(火) 00:42:57 ID:T/FB6SUP
>>740 大丈夫なのかこれ・・??
長谷川町子はかなり著作権にうるさかった人だからなぁ
743 :
774RR:2006/09/19(火) 00:52:12 ID:yvueao39
>>741 知ってたのかww
カタナ海苔のオレはアナゴさんにビンカン!!
焼アナゴ丼ウマー
744 :
774RR:2006/09/19(火) 21:42:41 ID:eQFFXTiN
著作権に関してはどうかしらんが、マスオさんも登場させてるのがナイス
745 :
774RR:2006/09/19(火) 22:54:25 ID:8FCAeF5n
【SCENE89】
幼少期より感じていた現実感の希薄さと隔世感・・・。
生まれてこの方、僕を正体不明の不安感に陥れ、また掴み所の無い安心感で包んでいたそれらの感情とは異なる、
高揚感や世界との繋がりを僕にもたらしたバイクとの出会い。
僕はその二つの車輪で駆け行く乗り物の持つ魅力とパワーが、僕をまるでそれまでと正反対の気質へと変えて
ゆくのだと、当時は感じていた。
確かに僕の生活は変わった。最長では10日ほども外に出ることなく篭っていた6畳一間に、曜日を問わず昼間に
居る事がほとんど無くなった。
僕は学校へ通うようになり、時間が空けばバイクと共に過ごし、そのバイクを金銭的に維持するためにアルバイトに
まで精を出した。
バイクと出会う以前の僕を知るものであれば、僕が変化したという事に異論を唱えるものは居ないだろう。
僕自身もバイクを知ることなく青春時代を過ごしていたらどうなっていたのかと考えると、ゾッとする事がある。おそらく
特に前向きな意思の無いままに大学を中退し、他人とのコミュニケーション能力が著しく不足したまま大都会に
放り出されていたか、若しくは恥も外聞もなく女手一つの大阪の母のもとへ戻り、現在で言うところのパラサイト
シングルと化していたであろう・・・。
だから、そんな面から自らの人生を振り返った時、「バイクは僕を変えた」という事実は決して僕自身、否定は
しない。いや、むしろ実にその通りである。
・・・しかし、人間の変化とは、決して一元的に語れるものではない・・・。
バイクとの出会いのよって、確かに人生を陽の当たる方向へ転舵した僕だったが、僕という人格を形成する
核となる部分までもが容易く変わるものではないという事を、この『ノリスケ』とのバトルで実感する事となった・・・。
・・・そしてそれはバイク経験の浅い僕がこの先、ここ第三京浜で誰よりも速い存在へと昇華してゆくことと、決して
無関係ではなかった・・・。
748 :
774RR:2006/09/20(水) 00:19:01 ID:5OPpmhU2
つC
749 :
774RR:2006/09/20(水) 00:20:18 ID:S5/+hecX
C
アナゴ君の宣戦布告で始まった二台のカタナのバトル。闇を切り裂く二つの空冷1100ccの咆哮。その魂の如く
迷い無き矢の如く加速してゆく二人の戦士・・・。
もちろん置いていかれるわけには行かない。僕もまたスロットルをワイドオープン。
少しの間も置かず酸素と燃料を膨大な運動エネルギーに変換するNinjaの心臓。高鳴る吸気音に比例して、
天井知らずに上乗せされる加速G・・・。一度味わってしまったら、決して忘れる事も逃れる事も出来ない快感。
・・・そう、それは麻薬のよう・・・。そんな瞬間の為に僕は生きていた・・・。
時速200km・・・。死と紙一重の速度の中で、僕は確かに笑っていた・・・。
751 :
774RR:2006/09/20(水) 00:32:46 ID:FMWHNt8S
つCCCCCCCCCCC
752 :
774RR:2006/09/20(水) 00:40:25 ID:qoaQa7K9
つC
753 :
774RR:2006/09/20(水) 00:49:54 ID:SQFyWpW7
C
754 :
774RR:2006/09/20(水) 00:58:22 ID:whRdZjBR
ktkr!
つC
755 :
774RR:2006/09/20(水) 08:24:16 ID:qlAa+FsY
最近魔棲雄さんがマジで神の領域クラスに面白いんだが・・
作者さんがんばってください!
756 :
774RR:2006/09/20(水) 10:27:36 ID:HOdwzIQ1
つC
757 :
774RR:2006/09/20(水) 21:32:59 ID:qCJ7UrOV
wktk!!1
つC
758 :
774RR:2006/09/20(水) 21:49:38 ID:qzDTjBcN
魔棲雄さん以外の雑魚小説は要らないから
759 :
774RR:2006/09/20(水) 21:57:24 ID:8U+CQxPp
ま〜た始まった
760 :
774RR:2006/09/20(水) 22:57:50 ID:R/vU59wR
つC
魔棲雄さんのNinjaってどんなチューンしてるんでしょうか…?
作中には無かったのですが、フルノーマルが入手できそうなんで気になっています。
761 :
774RR:2006/09/20(水) 23:07:08 ID:SLi2IJZ7
ツインターボ・ニトロ・1100ccにボアアップ
762 :
774RR:2006/09/20(水) 23:25:03 ID:OKwxcykC
マグネットコーティング
763 :
774RR:2006/09/20(水) 23:36:02 ID:0PZ5DB96
>>760 フルエキ、FCR、前後サス・ホイール・ブレーキ交換です。
764 :
774RR:2006/09/20(水) 23:50:04 ID:aMQEwsup
魔棲雄さんのNinjaの盆栽カスタム談義してどうするww
>>760 デビルフルエキ、FCR39、GSX-R1100倒立、ZZ-R1100リア周りあとあと(ry
765 :
774RR:2006/09/21(木) 00:11:05 ID:M7ugAxoB
ローン背負ってるはずだし、ノーマルじゃないかと予想。
|ω・`) イマノトコロフルノーマル…
|彡サッ!
767 :
774RR:2006/09/21(木) 00:37:04 ID:RuK0wnuq
768 :
甚六物語:2006/09/21(木) 14:46:52 ID:sM0Y/spy
つC
やっぱり面白いなぁ…
同人誌で書籍化希望w
769 :
774RR:2006/09/21(木) 17:03:11 ID:qc1o+GiJ
昔、なんかの週刊誌のセーラームーンの同人誌版の宣伝?を見た姉貴が落ち込んでた。
770 :
774RR:2006/09/22(金) 11:42:16 ID:a8sp+d1G
魔棲雄さんのバイクは中古だから、本人はノーマルのつもりでも
実はイロイロいじってあったりするかもしれない。
店のオヤジもマニアックそうだし。
771 :
774RR:2006/09/22(金) 14:47:03 ID:EXcTooi+
中古つっても、雑誌社からの払い下げだしなぁ。
772 :
774RR:2006/09/22(金) 15:23:45 ID:ky2lsRMK
おまけにイナダモータースにNinjaが入ったのも
魔棲雄が見るわずか三日前だしね。
つか、作者さんがフルノーマルって言ってるし。w
773 :
774RR:2006/09/22(金) 17:30:25 ID:smC933io
アナゴさんのカタナは、シートのあんこ抜きだけ。
774 :
774RR:2006/09/22(金) 23:20:13 ID:qStdFhtL
ななしっ!
775 :
774RR:2006/09/23(土) 11:07:09 ID:YMX5VldE
776 :
774RR:2006/09/23(土) 11:16:06 ID:sWAhbBrC
>>775 そう急かすな。甚六さんは次回作の構想を練っていらっしゃるんだよ。
…と、珍走版やおい書きの漏れが言ってみる試験。
777 :
774RR:2006/09/23(土) 19:37:38 ID:9N+k5Ykx
777をゲトしたヤツは魔に棲む男の速さを受け継ぐってシチリアのばあさんガ。。
778 :
774RR:2006/09/23(土) 21:14:03 ID:JLsU8Ko5
779 :
774RR:2006/09/24(日) 10:45:53 ID:Yxwyh59l
なんとなく保守
780 :
774RR:2006/09/24(日) 12:47:25 ID:c/TtIB60
つC
781 :
774RR:2006/09/24(日) 22:01:54 ID:ZW5RsXWF
つC
今夜あたり降臨しそうな予感・・・
782 :
おいなりさん:2006/09/24(日) 22:44:19 ID:Dxmw3ZSp
│ _、_
│ ヽ( ,_ノ`)ノ
│ へノ /
└→ ω ノ
私も陰ながら応援しているよ
783 :
774RR:2006/09/24(日) 23:36:37 ID:1yAz06jC
おいなりさん
ずれてるよ
鮫島は温い海風を浴びながら、白いバンによりかかり煙草の煙を揺らしていた。
甲高い排気音が聞こえたのでそちらに目をやると、
エンジンを切ったガンマが惰性でスルスルと鮫島の前に滑り込んできた。
ガンマのライダー…甚六はヘルメットを脱ぐと、深呼吸を一つした。
汗まみれの顔には疲労の色が濃く浮き出ていた。
「どうだった?」
「すみません…ギアチェンジ失敗して、二回7000回転割りました…」
肩を落としながら甚六はガンマのタコメーターを未練がましく見つめた。
鮫島の言い付けで7000回転以下を使わない様に言われていたので、
甚六はタコメーターの7000回転以下は目印としてビニールテープで目隠しをしていた。
「ほれさっさと降りろ。最初に比べりゃ上達したもんだ。気にすんな。」
「すみません…」
甚六が降りると鮫島は手早くガンマをバンに積みつつ甚六に目をやった。
(すっかり自信無くしちまって…)
オヤジ軍団とのバトル、その後の特訓により己の未熟さを悟った甚六は、すっかり元の自信を持てない気弱な青年に逆戻りしていた。
先程山田を華麗にパスしたライダーと同一人物などと、誰も信じないいだろう。
「オラ帰るぞ」
「はい…」
二人を乗せたバンは薄汚れた体を揺すりながら、黒煙を吐きつつ走り出した。
自室に戻った甚六は、ライディングジャケットを脱ぎ捨てるとPCの電源を入れた。
ウインドウズの青い起動画面が、甚六の疲労した目を刺激する。
いつもの様に某巨大掲示板バイク板を開くと、適当にいくつかのスレッドに目を通す。
バカスクを叩くスレがある。
国産アメリカン乗りとハーレー乗りが罵り合っているスレがある。
珍走を叩くスレがある。
その掲示板には騙し、罵り合い、気に入らなければ荒らす不毛な時が流れていた。
(僕は一体何をしているのだろう…?)
ここの所ずっとあった胸のモヤモヤが、突然虚無感となり甚六を襲った。
甚六の体にさらに疲労がのしかかる。
皆が協力してくれるのはありがたい。
けど周りが甚六を黒いライダーに勝たせる為にどんどん加速し、
甚六はただ置いていかれまいと必死になってついていっただけだ。
結果甚六は本人が思っているより速くなった。
だが…
「僕は何でこんなに必死になってるんだろう…?」
甚六は走る目的を失っていた。
ただ自由になりたかった。
それが何時の間にか首都高最速とのバトルにまで発展してしまった。
映画の主人公の乗るハーレーは、まさに自由の象徴だった。
だが実際心惹かれたのは黒いライダーだった。
甚六はいくら考えてもその理由が分からなかった…
787 :
774RR:2006/09/25(月) 20:29:31 ID:niPtJ3Vn
ハズレかよ
788 :
774RR:2006/09/25(月) 21:11:10 ID:/2l7xcOh
久々の甚六、これからどんな展開になるのかワクテカ。
C
789 :
774RR:2006/09/25(月) 21:11:18 ID:zKas8aeJ
甚六さんキタキタ――――(゚∀゚=゚∀゚)――――!!
790 :
774RR:2006/09/25(月) 21:21:32 ID:MgnPXqIR
C
791 :
774RR:2006/09/25(月) 23:54:03 ID:5uSq1t0M
言式 シ寅
792 :
774RR:2006/09/26(火) 23:56:24 ID:IFCwb8Pi
hoshu
793 :
774RR:2006/09/27(水) 18:28:27 ID:WjBhu5hT
保守
794 :
774RR:2006/09/27(水) 23:49:35 ID:qtakVZ2e
ワッフルワッフル
タイコさんともえもえジャンケン
795 :
774RR:2006/09/28(木) 02:18:01 ID:TIpNPtvY
サブちゃんにはGS400で直官。泊まる時にはンヴァーーと吸い込み良く泊まるのが基本。
サザエさん:あらサブちゃん来たわ
サブ:三河屋でーす
浜はある自動車修理工場の前に立っていた。
隣にはキン…キン…と音を立てているV-MAXが、まだ勢いのある太陽の光を静かに跳ね返している。
看板を外されたドアを開け、埃っぽい薄暗い室内の壁をまさぐり蛍光灯のスイッチを入れる。
ジジ…と音を立て蛍光灯が二、三度瞬くと、室内にあった四つの大きな物体を照らした。
手前三つがナンバーズの車。
一番奥にブルーシートを掛けられた車があった。
浜はその車の前に立ち、勢い良くブルーシートを剥ぎ取った。
純白のR32…だった物。
フロントが完全に潰れライトやバンパーは無く、右前輪が千切れ、素人目にめ全体が歪み、長さは通常の四分の三程度に圧縮されていた。
窓の無いドアを開けると、砕けたフロントウィンドウの飛び散った車内が目に飛び込んでくる。
ペダル付近の血溜りの後を見ると、浜の足に強烈な痛みが走り、浜はその場に膝を着いた。
「SABU…待っていろ…もうすぐだ…」
797 :
774RR:2006/09/28(木) 17:58:48 ID:32FchLm4
798 :
774RR:2006/09/28(木) 18:11:33 ID:PNnQp4b0
リアルイラストの穴子さん&刀は見たことあるけど、
魔棲男さん&忍者のヤツはあるのかな(・ω・`)?
799 :
774RR:2006/09/28(木) 21:47:46 ID:M+FEgagC
>>797 ゴーストライダーか
DVD売ってたはず
【SCENE90】
遥か彼方に赤く光るクルマのテールランプが止まって見えるのは錯覚だ。
次の瞬間、その赤い光は息をもつかせる間もなく目前に近づく!
そのクルマはこちらに向かって後退してくるわけではない。我々と同じ方向に100km/h近い速度で走っているのだ。
にも関わらず、そのクルマのテールランプは僕に向かって猛烈な勢いで突っ込んでくる。
序章の十数ページで読む事を諦めた特殊相対性理論の解説書を思い出す。が、非常に曖昧で中途半端な僕の知識から行きつく
思考の先は、アルバート・アインシュタイン博士が舌を出した、かの有名な写真の表情・・・。
そんなお茶らけた博士の顔を思い浮かべながら、僕はそのクルマに追突まで数分の一秒という「余裕」を持って
数十センチ脇をヒラリとかわし追い抜いてゆく。
僕は呆れるほどに落ち着いていた。僕の周囲で、僕と同じ方向と速度を持った存在は前方を行く2台のカタナのみ。
一般車両も、遮音壁も、中央分離帯もアスファルトも・・・Ninjaのスピードに置き去りにされ、猛烈な速度で後方へと
流れ去る・・・。
それはまさにスピードが産み出した死の相対性。僕とNinjaの周囲のほとんどを、僕自身を死に追いやって余りある
エネルギーが包み込んでいた・・・。
そんな状況下で、何故僕はいつも落ち着いていられるのだろうか・・・。僕はふとあの日のことを思い出していた・・・。
バイクで初めて公道を走った日。・・・ヨンフォアを駆り、西湘バイパスでフェアレディZを追ったあの日・・・。
僕はその暴力的な速度感や、身を斬るような空気の流れ。そして車体から伝わる不気味な振動といった、自らを
包み込む非日常的な状況の一つ一つを、それぞれバラバラに受け止めていた。
我が身を襲う未知なるそれらの事象は、僕の魂を鼓舞させ、甘美なスピードの世界へ引き込む魔力をもってはいた。
しかしながらそれ以前に、それらの自身に降りかかる危険な事象を統合して得られる「恐怖」という感情が終ぞ
芽生える事は無かった・・・。
逆説的に言えば、当時初心者であった僕にその「恐怖」という感情が人並みでも存在すれば、公道デビュー初日から
あのような高速バトルをする事など無かったはずなのだ・・・。
数十メートル前方には、220km/hという速度でも近づいてくることの無い2台のカタナ。『ノリスケ』が先行して
右コーナーに進入し、そのすぐ後ろをアナゴ君が追従してゆく。
僕もまた、右車線でそのコーナーにアプローチを開始する。ブラインドになった高速右コーナーの先、僕のライン上を
邪魔するように一台の商用カローラが走っているのを発見する。
僕は落ち着いてNinjaの手綱を緩める。入力を弱められたNinjaは、右旋回しながらも左車線へと大きく膨らむ弧を
描き何事も無くカローラを左からパスする。
するとすぐに目の前に、一刻の猶予も無くアルトのテールが迫る。今度はNinjaのハンドルをやや強く右にこじると
先ほどパスしたカローラの直前に滑り込む。・・・緩急自在。Ninjaと踊るアスファルト上のダンス・・・。
バックミラーに一瞬大写しになったカローラのヘッドライトの光は、次にバックミラーを見た時には小さな光の点と
化していた・・・。
時速220kmのステップで、僕はその後も次々とクルマの間をスラロームした。恐怖など微塵も無く、むしろその
リズミカルなライディングが心地よかった。
まるで僕は、スピードに対する感情の一部を失調しているかのようだった・・・。
180km/h付近の速度と、200km/h超の速度とは、数値的な大小以上の感覚的に大きな隔たりがある・・・。
思えばNinjaを手にしてここ第三京浜を初めて走った夜。僕はそのあまりの速度感に一度だけ「恐怖」のような感覚を
覚えた。
「恐怖」を感じる事の少ない僕にとって、その感覚が「恐怖」と呼んでよいものかは解かりかねるが、しかし、あの体を
硬直させるような嫌な感覚をそう表現して差し支えないだろう。・・・だがバイクに乗っていてスピードに「恐怖」を感じたのは
その一度限りだ。
そう・・・。それ以降、僕はいとも簡単に「魔の速度域」に慣熟してしまったのだ・・・。
果たしてそれは僕が、女神と死神が同居するような魔のスピードの世界の住人だからなのだろうか・・・。
230km/h・・・。先行する二台のカタナがゆっくりと近づいてきた・・・。
昂ぶる精神に反して、恐怖など微塵も無かった・・・。
803 :
774RR:2006/09/29(金) 00:22:08 ID:ntZNpRMy
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
はじめてリアルで見れたよ
つC
804 :
774RR:2006/09/29(金) 00:24:18 ID:vYhNXWGX
つC
アンタは天才やぁ(泣)
805 :
774RR:2006/09/29(金) 00:24:32 ID:Mpa3ULDT
つC
来週あたりにでもやっと初公道デビューです。危ないことはしないけどw
806 :
774RR:2006/09/29(金) 00:28:04 ID:Rs85BaLc
夜勤中に直撃!
つC
パソから携帯から
毎日毎朝毎晩ここチェックしてまつ
807 :
774RR:2006/09/29(金) 01:21:01 ID:pMygCoBW
【SCENE90】凄いね!
文章を読んでいるだけで、空気の壁を切り裂く感覚が襲ってくる。
808 :
774RR:2006/09/29(金) 02:40:19 ID:jvlkMBKD
魔棲雄さんに甚6さん
どっちもキテター---!!!!!
CC
809 :
774RR:2006/09/29(金) 08:23:00 ID:3bInHqXA
文章は上手いけど、走りは駄目っぽいね(´・ω・`)
810 :
774RR:2006/09/29(金) 09:02:29 ID:ROhylFvN
纏めスレ見つからんorz
誰か助けて…
811 :
774RR:2006/09/29(金) 10:51:01 ID:JksDDCvP
魔棲雄覚醒!?
BGMをつけるとしたら. . .
812 :
774RR:2006/09/29(金) 11:04:57 ID:I1NLOeUP
オフスプリングのワンファインデイ
813 :
774RR:2006/09/29(金) 12:15:01 ID:vRK1x0ax
MILLION MILES AWAYの方がいいな
814 :
774RR:2006/09/29(金) 12:48:02 ID:5iZz0ZH0
'84年を考慮しようや
815 :
774RR:2006/09/29(金) 12:52:49 ID:I1NLOeUP
じゃあエリッククラプトンのコカイン
816 :
774RR:2006/09/29(金) 13:23:16 ID:oONDi9Ct
817 :
774RR:2006/09/29(金) 14:32:04 ID:YOQoonkq
818 :
774RR:2006/09/29(金) 14:33:41 ID:YOQoonkq
スリラーとかちょっとメジャーすぎるか
819 :
774RR:2006/09/29(金) 15:31:19 ID:oONDi9Ct
つC
魔棲雄→ディープパープルのハイウェイスター
甚六→王様の高速道路の星W
820 :
774RR:2006/09/29(金) 17:11:05 ID:t+6BnxaR
王様なつかしいな
821 :
774RR:2006/09/29(金) 17:31:14 ID:/GKcJt+l
走りは上手いけど、書き込みの方は駄目っぽいね。
>>809の場合。
822 :
774RR:2006/09/29(金) 21:05:24 ID:KACxfcyC
823 :
774RR:2006/09/29(金) 21:16:30 ID:0PjaF6at
824 :
774RR:2006/09/29(金) 21:23:13 ID:NF+Dnmyv
825 :
774RR:2006/09/29(金) 23:05:48 ID:V3EQXKMG
書込みがダメっぽい
>>809は、ハンドルを右にコジって右へ入るあたりに引っかかったんだと思うが。
それは確かに引っかかる。
826 :
774RR:2006/09/29(金) 23:19:55 ID:NF+Dnmyv
安全運転大会じゃねーんだからさ。正しい乗り方じゃないと理解しつつも状況によってはやるだろ?
つか、「こじる」なんていかにもあえて使ったような表現だろw
誤解が生じたようなので、弁解させてください・゚・(つД`)・゚・
私自身のライディングスタンスは【SCENE48】や同55で書いてある通りです。
ただ・・・ハタチそこそこの公道かっ飛ばしで、そこまでセオリー通りにゃ乗りませんよね?
・・・乗りませんよね(゚Д゚;≡;゚д゚)
状況によってたまには小手先や腕っぷしで操るライディングに、若さと愚かさを感じて
もらえればありがたいですm(_ _;)m ただそれだけの表現です。
ところで・・・。最近、更新が遅くなっており申し訳ありません。
マスオの精神世界を少々絡めようとしておりますが、なかなかに難しくて・・・。
見放さずにお付き合い下さいませ。
828 :
774RR:2006/09/29(金) 23:52:48 ID:Mpa3ULDT
>>827 俺のJaneにこのスレのタブが消えた事は一度もないぜ!!
頑張って下さい。影ながら支援してます。
829 :
774RR:2006/09/30(土) 00:01:11 ID:2XigjNur
コジるでも違和感はないよ。ただ200kmオーバーの世界でのハンドル捌きの描写としてはどう
なのかなあとも思ったけど。読んでいるときはね。
それも作者氏の
>状況によってたまには小手先や腕っぷしで操るライディングに、若さと愚かさを感じて
>もらえればありがたいですm(_ _;)m ただそれだけの表現です。
という解説でなるほどなあと思わせるあたりがニクイ!
というわけで作者氏GJ!
830 :
774RR:2006/09/30(土) 00:56:25 ID:CyBs3BVb
>>828 あれ?
俺書き込みしたっけなぁ・・・?w
なにはともかく魔棲男GJ
831 :
774RR:2006/09/30(土) 00:56:45 ID:oIb7hQF8
>>811 ニルヴァーナのBREED。80年代じゃないけど。
Smells Like Teen Spiritでもいいよ。どっちにしろベタだけど。
832 :
774RR:2006/09/30(土) 01:02:10 ID:Ovysi7dg
結局、ハンドルをコジった事すら無いのが露見したなw
バンク中アクセルオンで、切り足す事ならありだがw
ターンインで、コジるってのなら逆操舵なんだよ。
知らないなら知らないで訂正すりゃ良いのに
言い訳がましくて一気に冷めた。
作者にゲンナリしたんで消えるから、信者の叩きレスはいりませんwww
あと、突っ込み所は他にもあるぞw
833 :
774RR:2006/09/30(土) 01:09:59 ID:zjxCLhIu
さようなら、もう来ないでねノシ
834 :
774RR:2006/09/30(土) 01:10:44 ID:vOL0h1a3
殺人が起こる小説書くために殺人経験が必要か
835 :
774RR:2006/09/30(土) 01:12:58 ID:F6Pg1Cwf
SF小説書くために宇宙で戦争しなきゃだな。
836 :
774RR:2006/09/30(土) 01:15:36 ID:xZ0qL5sA
何だか儲と違和感組で明らかに食い違いが生まれてそうなんだが。
要は「行きたい方向に入力しちゃうと車体起きちゃうよ。右に行くなら左に入力汁」って事でおk?
漏れも違和感組だけど、言い方一つで変わるんだから、どっちもモチツケ。
837 :
774RR:2006/09/30(土) 01:18:02 ID:as7ygLIQ
エロゲの脚本書くなら(ry
838 :
774RR:2006/09/30(土) 01:19:05 ID:hzM+npXV
叩きレスいらないってんなら黙って消えりゃいいのに。
あと、突っ込み所ってw
一度でも実話です、とか言ってたけ?
サザエさん家のマスオさんの話だぜ?
さんざタダ見した挙句、糞みたいな知識ひけらかしてこれだもの。やっとれんわな。
漏れ的には、消えずに一切の破綻の無い超絶パーフェクトストーリーを
>>832にご馳走してもらいたいw
839 :
774RR:2006/09/30(土) 01:26:16 ID:3tflaKPZ
そもそもターンインの状況なのかこれ?
840 :
774RR:2006/09/30(土) 01:36:02 ID:MWm36fre
ハンドルを右に切ると車体は一瞬右に向かい、その後左側にバンクしていく
高速域ならその一瞬で進路変更も出来るんじゃね?
んで、右にバンクしてたんだから車体が垂直になったあたりでハンドルから力を抜けば左に行くこともないだろ
理論上は可能だと思うけれど俺はやったこと無いからわかんね
841 :
774RR:2006/09/30(土) 01:42:18 ID:ft7fsYbr
小説の世界に必死に現実を持ち込む
>>832のお陰で、
折角の作品投下の喜びを興醒めさせられたのは確かだな。
それ言い出したらマスオや甚六がバイクでバトルするのも、サザエさんキャラの頭の大きさや足の小ささも違和感だらけだっつーのWWW
842 :
774RR:2006/09/30(土) 01:43:53 ID:OFzX240E
チン ☆ チン ☆
チン マチクタビレタ〜 チン ♪
♪
♪ ☆チン .☆ ジャーン! マチクタビレタ〜!
☆ チン 〃 ∧_∧ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(・∀・ #) /\_/ <
>>832の超絶パーフェクトストーリーまだ〜?
チン \_/⊂ つ ‖ \__________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/| ‖ マチクタビレタ〜!
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :| /|\
| |/
843 :
774RR:2006/09/30(土) 01:56:23 ID:PxM3nhzB
844 :
774RR:2006/09/30(土) 02:01:00 ID:Is0+yoBz
金払って買ったバイク雑誌の、プロのバイクジャーナリストが、ライテクの記事で
誤った記述をしてるんであれば
>>832のように「ゲンナリ」とか言うのも理解できるが、
そもそも
>>832は魔棲雄氏に何らかの対価を与えているのだろうか?
ちょっとした作中表現でいきなり見切りつけて、捨て台詞吐いてサヨナラって・・・。
精神的に不安定さんか?オマイはw
それならまだ、ボロ糞に言われてたカツオと中島ストーリーをうpしてた子の方が
正々堂々と陽の当たる道を歩いているよな。
845 :
774RR:2006/09/30(土) 02:14:38 ID:fOVurbAW
まあ、もう見ないってんだからいいじゃん。
俺らだけで魔棲雄ストーリーを楽しもうぜ。
846 :
832:2006/09/30(土) 02:19:12 ID:nI24bAX9
タクサンツレタ。
847 :
774RR:2006/09/30(土) 02:19:50 ID:hzM+npXV
848 :
774RR:2006/09/30(土) 02:22:43 ID:ZwdW5aFM
ざっと読んだけど
三河屋サブちゃんストロングすぎね?
もっとよわよわしいイメージだったもんでつい。
言いたくなった。キニシナイでくれ。
849 :
774RR:2006/09/30(土) 08:39:07 ID:hzM+npXV
つか
>>832は、なんでいきなり腹を立てたりあら探しをしたり、
挙句にはもう来ないとか言ってるのかな?
まぁ、どうせまた見に来るだろうけど、その時は少しだけ冷静に
なった頭で恥ずかしい自分を振り返ってくれ
850 :
774RR:2006/09/30(土) 08:50:50 ID:86z55L7v
>>832 おまいにゲンナリした。
該当部分をおまいさんなりに訂正した文章に出来るという確証があっての発言だよな?
ぜひ披露してくれ。魔棲雄の世界観を崩すことなく完璧な訂正文章が書けるんだよな?
他にも突っ込みどころがあると言い残しているおまいさんのことだ、やってくれるよな?
早くやってきれよ、俺以外の人も待ってるようだしwww
たぶん832みたいなのはモトGP見てて、バレンティーノ・ロッシあたりのトップライダーにも批評を
するようなタイプなんだろうな。「あの90度コーナーのライン取りが悪い!」とかw
誰も聞いてないちゅーの。
851 :
774RR:2006/09/30(土) 09:17:02 ID:5VzpLVJ0
「ハンドルを右にこじって」って文だけど、俺は、
「右に行くためにハンドルを(左に)こじって」だと自然に読み替えていたぞ。
リーンするためにカウンターをあてるなんて、半分本能的にやってることだろうに、
右だの左だの考えて曲がっている初心者ほど、文章にケチつけるんだな。
852 :
774RR:2006/09/30(土) 09:21:45 ID:ZIuURvD+
俺なんか、前の車を左から追い抜いた
程度にしか考えてなかったよw
853 :
774RR:2006/09/30(土) 10:19:47 ID:WA3MW1V6
854 :
(^д^):2006/09/30(土) 10:45:39 ID:ZfnGg5EH
殺伐とすんな、おまいら
暇ならツーリングでも行こうぜ
855 :
774RR:2006/09/30(土) 11:15:56 ID:hpbiYXrr
じゃあ、今夜第三京浜集合だ!
殺伐
856 :
774RR:2006/09/30(土) 12:23:51 ID:xbD3OV+B
>>848 │ _、_
│ヽ( ,_ノ`)ノ
│へノ /
└→ ω ノ
サブ君は、私や本田君のように、バイクに跨がると性格が変わるのだよ。
857 :
774RR:2006/09/30(土) 16:48:01 ID:r3M9RCRk
マターリ逝こうぜ・・・
858 :
774RR:2006/09/30(土) 17:23:22 ID:ZWomrUne
>>856 本田って、こち亀のあいつか。まさか、おいなりさんも人が変わるとは…
859 :
774RR:2006/09/30(土) 20:31:58 ID:O66h+hXP
よし!漏れも今から岩手山PAで待ってるぜ!
860 :
774RR:2006/09/30(土) 21:06:10 ID:zZHGzVDe
何か色々と誤解があるようなので、おせっかいに整理してみると、
ハンドルをコジって右へ入りたいなら、切る方向は左。
セオリーじゃなくて物理。
極低速の取り回しならともかく、200キロオーバーじゃありえないでしょう。
マスオさんはそこを勘違いしているんじゃないかと。
>>832は大人気ないと思うけど、言ってる事は理解できる。
バイクを知っている人が書いている事に、リアリティと共感を感じるわけであって、
その前提が崩れた気がしたんでしょう。
アイドルのタバコ写真にガッカリするのと同じですよ(本当か?)
861 :
774RR:2006/09/30(土) 21:20:07 ID:KRAsECIK
>バイクを知っている人が書いている事に、リアリティと共感を感じるわけであって
リアリティーとか共感とか感じてたの?www
俺は単に面白いから読んでただけで、ありえない行動・表現があっても個人的には問題ないと思う
が、人によって萎えることもあるだろうし、萎えた人はサヨウナラ・・・としか言えんw
862 :
774RR:2006/09/30(土) 21:34:08 ID:5VzpLVJ0
>セオリーじゃなくて物理
セオリーってどういう意味か知らないでしょ。プ
863 :
774RR:2006/09/30(土) 21:35:13 ID:jiZK0aKS
さぁ、どうでもよくなって参りました
864 :
774RR:2006/09/30(土) 21:38:40 ID:uUTsqVvI
じゃあ、まとめサイトの方で「右にこじると」の部分を「左にこじると」か
「右にあてると」とか書き換えておけばいいんじゃないすか?作者氏了解の下で。
過去にもちょっとした校正騒ぎはあったけど、ライヂング(理論?)に関する事となると
脳内補完も効かないワケで・・・
まあ、それでも多分作者氏は少なくとも俺より速いと思うけど。
865 :
774RR:2006/09/30(土) 22:17:48 ID:zjxCLhIu
とりあえずわかったことは
お ま い ら 全 員
荒 ら し と 同 じ だ
消えろ。
866 :
774RR:2006/09/30(土) 22:24:15 ID:Pa1FUXPS
お前の脊髄っぷりもなかなか
867 :
774RR:2006/09/30(土) 22:30:35 ID:zZHGzVDe
ああ、「キモヲタ信者」とか書きたくなる気持ちも理解できましたよw
マスオ物語は好きなので、これからも楽しみにしてます。
とりあえずセオリーの意味は勉強になったよ。
「定石」って訳に騙されていたらしい。
868 :
774RR:2006/09/30(土) 22:59:45 ID:q+UTTeRO
-----------仕切直し---------------
869 :
774RR:2006/09/30(土) 23:12:10 ID:MgBd3HbB
ここの読み手は魔棲雄氏以外の作者いらねえよとか、そんな他作品のストーリーいらねえとか
やたら攻撃的だからな、自分らで荒らしを呼び込んでるところはある
魔棲雄氏は悪くないんだが、他の作者をボコボコに叩いてるくせにこんなとき信者は批評一つですぐ
スイッチ入るからまあ迷惑な話だなw
870 :
774RR:2006/09/30(土) 23:20:16 ID:fQJGudYp
そしてみんなにスルーされても淡々と2chネタを混ぜながら書き続ける甚六さんが僕は大好きです
負けるな甚六頑張れ甚六、甚六かわいいよ甚六
っC
871 :
波平旅行記:2006/09/30(土) 23:35:27 ID:ZWomrUne
テラカキヅラス(´・ω・`)…
872 :
774RR:2006/09/30(土) 23:45:09 ID:3tflaKPZ
小池さんの続きが来るならなんでもいいよ
873 :
774RR:2006/10/01(日) 00:09:27 ID:msNkfgAs
マスオ以外要らないから
チラシの裏にでも書いててください
874 :
774RR:2006/10/01(日) 00:33:15 ID:2GU8bUO9
はぁ。。。
おまいら
>>832が萎える云々以前に、魔氏が萎えること気にしたほうがよくね?
ま、俺が長期に渡り小説を無償提供してきた人間なら、黙って消える流れだなこりゃw
875 :
774RR:2006/10/01(日) 00:38:07 ID:a4TVSIR6
狂信者がバカだから仕方がない。
876 :
832:2006/10/01(日) 00:44:27 ID:94LGq7k5
人が大人しく黙って消えようかと思ってたら、
俺がいないうちにエライ盛り上がってんのな。
今「これが手本だ」ってのを執筆中だから少々待てチンコロ共が!!
877 :
774RR:2006/10/01(日) 00:44:38 ID:oYzADSPP
ここで空気読まずに、無免携帯婦女子の私が来ましたよ
ええ、普通免許とそれに伴う原付免許しかありませんよ
ですが何を隠そうここで最初に“つC”したのも私ですw
…だから何?って?
いえね、バイクの事なんか一切わからんのに、それでもガ板に紹介された初代から読んでるんですよ
それだけ単純に“読み物”としてすごく楽しんでるんです
皆そうあれ、という訳じゃないです
この板でバイクの話が出来ない私は恥ずかしい存在だというのもわかってます
でもでも
私みたいな風変わりなファンもいるってことを今もう一度作者陣の方にお伝えしたくて
ただただ・・つC
バイク海苔の彼氏はまだ見つかりません…
878 :
774RR:2006/10/01(日) 00:45:43 ID:U3FXlnKe
879 :
774RR:2006/10/01(日) 00:49:01 ID:ZvBYf1tb
掲示板だせ。無償提供って、当たり前だろ。
作者が萎えようが、書き続け様が、期待出来ない事だけはハッキリしてる。
880 :
774RR:2006/10/01(日) 00:53:04 ID:2GU8bUO9
主語が二つ入ってる時点でダメポぽいが。
881 :
774RR:2006/10/01(日) 01:01:26 ID:aWszYEWj
>>876 おう、待ってるぜ。
ただし、面白くなかったり、推敲がなされていなかったり、と校正できる事があった場合は
容赦なく叩き切られちゃいますけど、そのつもりで。
とか言ってたら
>>880かよ。
879の「〜ようが〜ようが、」と言うのは日本語の文法として間違ってないぞ。
主語は「作者」だ。
その程度の日本語力でよく 「これが手本だ」ってのを執筆中 なんて言えるもんだな。
学生時代、国語の点数は良くなかっただろ?w
882 :
774RR:2006/10/01(日) 01:02:38 ID:xBftedUX
満寿夫は見せたがりの露出狂
883 :
774RR:2006/10/01(日) 01:03:53 ID:iEcTxBus
俺の場合、ハンドルを右に切ると同時に体も右側にずらしてバイクを押さえ込んでるよ
つまりは
>>860 荷重移動をすれば物理的に可能
884 :
774RR:2006/10/01(日) 01:09:48 ID:xBftedUX
>>883 お前が、へっぽこで嘘つきなのが分かった。
885 :
774RR:2006/10/01(日) 01:11:54 ID:2GU8bUO9
>>881 いや、おいらは876の人が〜俺が〜にツッコンだのだが(^_^;)
ID換えてコソコソやりだしたヤツも現れた事だし。
完璧超人
>>832の登場を待つまでもなく、ここも終わりかねぇ。。。
886 :
774RR:2006/10/01(日) 01:15:43 ID:aYXCvltY
>>876は他スレで必死に釣りをしても相手されない厨です。
スルーの方向で。
887 :
774RR:2006/10/01(日) 01:25:32 ID:4kLXKbzo
カツオが暴走族に入ったのは、もう2年前の話だ。
トコトン煮詰められたXJR1300は重さを相殺するハイパワーを誇り
スピード勝負では右に出る者はいなかった。
無論、喧嘩も強い。DQNチーマーとの争いになればカツオはいつも釘バットで
向かってくる相手を打ちのめしていた。カツオ1人 対 武装した10数人、
でもカツオの方が強かった。柄にもなく、痴漢中年男から女子高生を守り、
敵である警察から表彰されたこともある…。勧善懲悪・一般人には穏健・
ツッパリよりもレーシングをモットーとするカツオならではの善行だ。
抗争も競走も強いカツオは上からも下からも愛され、信頼された。
いつしかカツオは特攻隊長から三代目総長となっていた。
888 :
774RR:2006/10/01(日) 01:26:09 ID:oZNgqhQK
889 :
774RR:2006/10/01(日) 01:26:18 ID:0Q57mqZD
サブスレが出来た頃は皆で楽しくwktkしていた気がするが・・・
いつの間にこんな殺伐とするようになったんだ??
890 :
774RR:2006/10/01(日) 01:29:17 ID:4kLXKbzo
「すまん。道が混んでて、少し遅れちまった。」
「三代目、今日はどうします?」
「今日は何もしない。いつもの道をぐるっとツーリングとしよう。」
ツーリングといっても、暴走行為をする訳では無い。
カツオの言うツーリングとは、言い換えればパトロールだ。
この街では夜になれば、いろいろな若者が小競り合いを起こす。
また、彼らが一般の人に対して絡むことも少なくない。
カツオの率いる暴走族は、犯罪撲滅の為の自警団へと姿を変えようとしていた。
891 :
774RR:2006/10/01(日) 01:33:57 ID:4kLXKbzo
カツオは、暴走族というものがどれだけ危険な集団であるかは
その身と心で、十分熟知している。単に仲間と一緒に集まって、
道を走るのが全てでは無い。常に争い事と隣り合わせの世界だ。
その争い事で、毎晩大勢の無駄な血が流れることを
カツオは一番嫌った。
892 :
774RR:2006/10/01(日) 01:35:04 ID:aWszYEWj
>>885 スマン、876と880がなぜか同じ人のレスだと思い込んでしまったorz
>>887 ワロタ。続きを期待&私怨。
でも、名前欄にタイトルば記入してもらえるとうれしかとです。
893 :
774RR:2006/10/01(日) 01:40:39 ID:4kLXKbzo
カツオが爽快な気分になる瞬間がある。それは仲間と一緒にゆっくり走ることだ。
軽く吹け上がるトルクフルな空冷1300ccが頼もしい。仲間とXJR1300ほど力強いものは無いはずだ。
空を見上げたが、雲は無い。あるのは星と満月だけだ。カツオは仲間達と最高の気分を堪能していた。
快調に大通りを走り、埠頭へと向かった。
この埠頭は不良達のメッカで、二輪・四輪が入り乱れている。
カツオは仲間とよくここへ訪れる。が、毎回のように乱闘騒ぎだ。
何も無しでは済まされないのが悲しき実情である。
決まって一度は喧嘩が始まるが、カツオ達ほどの腕なら、
その辺のチャチな野郎共は一捻りだ。
勿論、自ら喧嘩を売ることはしない。素直に向こうが引き下がれば、何もしない。
引き下がらなくても何とか話し合いに持ち込む。
今日も何か嫌な事が起こりそうな予感がする。それも、いつもの喧嘩程度ではない、
何か凄まじい事が起きそうな予感…。カツオの動物的本能がそう感じ取った。
そのことを裏付けるかのように、中島が何かに気づいた。
「なぁ、埠頭の様子が変だと思わないか?」
眼鏡をかけている中島には見えるのだろうが、カツオにはわからない。
「変か?俺にはさっぱり…。」
だが埠頭に近づくにつれ、どんな状況なのか分かるようになってきた。
いつもよりかなり多い、異常な程の人数の人だかりができているのだ。
「おかしい…。今日は何もないはずだろ……。」
首を傾げながら、さらに埠頭へとXJR1300を近づける。
すると、黒の集団が集まっているのがわかった。
「あれは…!磯野!やめるんだ!」
中島が埠頭へと急ぐカツオを止めようとする。
「いや俺は行くぞ!この街を、平和な街を取り戻すんだ!」
暴走族…。そのネーミングが毎年新たな構成員を生む原因の一つだという。
「俺は昔、暴走族をやっていた。」
この一言で他人は畏怖する。自分は「俺って格好良い!」と悦に浸る。
彼らにとっては一石二鳥だが、周囲の人間から見れば単なるマスターベーションだ。
特攻服を羽織った人間が商店街を闊歩する。すれ違う人々は伏し目がちに避ける。
気の毒なことに、その本人は俺は強いと思い込む。本人だけが。
898 :
774RR:2006/10/01(日) 04:53:56 ID:6kzK7Ro7
899 :
774RR:2006/10/01(日) 05:03:45 ID:IrWXDnRo
本当に単なるマスターベーションですよね
900 :
774RR:2006/10/01(日) 08:14:03 ID:daY9j1QW
GPZ900R
901 :
774RR:2006/10/01(日) 13:54:25 ID:TOK4cM78
902 :
774RR:2006/10/01(日) 14:03:18 ID:LlLZeNVJ
./;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;;;;;'''''''''''''''V''''''''';
|;;;;;;;;」 !
|;;;;;;| ━'ソ:i:i:'━ i ∧__T _ ,,,r -r-T‐-、
i.、.'|| <・> < ・> | ─ 。r *o:*::f:::r:::..l
__,-,,-、 ___ '; ' |] ' i,. / ::::::::*o;;;ro ot_f_ヽ丿
__/| | l |ヾ-"~ , ーi :::::: ._`ー'゙ ..! -v--v- '''''''"V"~~ ┴
l⌒ 二 -l ..uUU""l---- / ゙t::::::::、'、v三ツ::;'
└ l ( /., - イ ヽ,.:::::゙::::::::::::/
.ト | ., - ' | ':.:、::;;;;;;;:/ ヽ 自警団も楽じゃねぇぜ
ヽ、i / .∠ / | ヽ_ _/ ヽ 、
/ y'_/ / | "〜- ""~ ヽ、
.ゝ-+-::i⌒ヽ / | ヽ
.__/::| | i
>>899 / | i
/ /:| | i / | | │
i ::| | ) │ | l K A T S U O i |
/i ::し// | / | ノ |
::| (( l _ノ | 5 /=======|
903 :
774RR:2006/10/01(日) 15:39:47 ID:nB5Mf7i1
904 :
774RR:2006/10/01(日) 18:45:49 ID:l/YIENcN
TV版マスオよ!三輪車ぐらい直せ!
905 :
774RR:2006/10/01(日) 18:48:58 ID:i8DTCaIh
マスオさんはメカ音痴?w
906 :
774RR:2006/10/01(日) 18:49:47 ID:2GU8bUO9
実は学生時代、タイコさんの自転車を直したことがあってねぇ〜
907 :
774RR:2006/10/01(日) 19:01:16 ID:KGzl7oJQ
タラヲ氏ね
908 :
774RR:2006/10/01(日) 19:51:50 ID:aYXCvltY
俺は波平プレスライダーを待ち続ける!
909 :
774RR:2006/10/01(日) 20:11:14 ID:OWJ8Xt1G
大分前にあった、ちびまるこちゃんのヒロシネタ好きだったんだけどなぁ。
マスオ以上に普段とのだらしなさとのギャップが凄まじすぎてw
また復活してくれんかなぁ。
910 :
774RR:2006/10/02(月) 01:51:25 ID:cWyOdkIt
落葉が怖い季節が近づいてきた。
とは言ったもののまだ警戒するほどでもなく
僕は土曜日の半日授業のあとの持て余した時間を
消費すべく峠へ来ていた。
アルバイトで貯めた財をすべてつぎ込んで購入した
RG400Γにスガヤチャンバーを組み込んでからの
初峠走りになる。
近所迷惑とは知りつつも庭でセッティングを済ましてあった
愛機は実に軽快でそして暴力的な加速で僕を心酔させていた。
「中島ぁ〜こいつはおもしれーぜ〜背中蹴飛ばされる加速だよ〜」
頂上のパーキングで僕は怪しげに独り言をぶつぶつと呟いていた。
傍から見ればツナギを着た若者が顔を弛緩させ切ってぶつぶつと独り言呟いて板と思えば
突然ニタニタしたり真剣な顔つきになったりしていたりしていたであろう。
にやけマジメ面(表現するとこうなるかな)で縁石に腰を下ろし
愛機を眺めていると一台のオートバイのエクゾーストノートが
耳に入ってきた。
そちらのほうに視線をやる。
CBR400RRだった。
CBRのライダーも僕と同様ツナギのフルフェだ。
本気仕様といったところか。
CBRのライダーとメット越しに視線がぶつかる。
此処で引いたらダメだ。逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。
お互い一歩も視線をそらさない。
CBRのライダーは思い出したようにフルフェイスを脱ぎ自販機へと
向かっていった。
911 :
774RR:2006/10/02(月) 15:04:02 ID:g8+vKIQy
サヨナラマスオ(^0^)/
第三章 〜商売道具〜
「ああ、そういえば自己紹介まだだったな。俺は浜崎だ。」
「磯野です。よろしくお願いします。」
「ははっ。堅い挨拶は抜きで行こうやボウヤ。この商売は腕が全てだからな。」
狭い階段を下りて薄暗い半地下の車庫に入る。歩きながら聞き返した。
「あの、腕って・・・速く走るって事ですか?」
「いや、それだけじゃ駄目だ。俺たちの仕事は原稿を確実に届ける事、しかも1秒でも早くだ。
一か八かの出たとこ勝負やのんびり無事故運転じゃ商売にならない。分かるか?」
そう言いながら壁のスイッチに手を伸ばす。
えっ・・・!なんだこれ・・・
そこに並んでいたのは、ノートン・トライアンフ・AJS・アリエル・・・
雑誌でしか見たことがない新型の高級外車ばかりだった・・・
「おい、どうしたボウヤ。」
「あの、これはお客さんか社長さんの持ち物か何か・・・」
「何寝ぼけてるんだよ!これが俺たちの商売道具だよ。しっかりしろよおい。」
・・・陸王が骨董品な訳だ。
「さてと・・・陸王と、俺は72でも乗って行くか。」
「乗って行く?もう走るんですか?」
「おう。試験代わりにちょっと横浜でも行こうか。飯おごってやるよ。」
「遠くないですか?横浜?」
「何言ってんだよ。20分かからないだろあんな近所。」
その時後ろから声が聞こえた。
「おいおい浜ちゃん無茶すんなよ。まだ新人だろ?」
「おうエビちゃん。仕事か?」
「いや今日は日曜だからな。いつもの仕入れだ。」
「そうか今日は日曜か・・・よしボウヤ、横須賀に行き先変更だ。」
「君が磯野君だね?俺は海老沢だ、よろしくな。」
「はい!よろしくお願いします!」
やっとマトモそうな人がいた・・・とりあえず安心だな。
車庫からバイクを引っ張り出す。
俺が陸王、エビさんがトライアンフインターナショナル、浜さんは・・・あれ?72じゃないのか?
「横須賀行きならデカイのじゃないと稼げないからなぁ。あははは。」
アリエルスクエア4に跨ってニヤニヤしている。稼ぐ?何しに行くんだこの人たちは・・・
914 :
774RR:2006/10/02(月) 18:05:23 ID:5hP1YOta
ワクテカ
915 :
774RR:2006/10/02(月) 19:16:49 ID:h+AMsVzY
東京プレスおもしるぇ(0゜・∀・)
俺はヨコスカ行き、ちょっとだけ解ったぜ( ̄ー ̄)ニヤリッ
916 :
774RR:2006/10/02(月) 19:27:07 ID:cWyOdkIt
ヨコスカ行き・・・分ったような分らないような・・・・
暇を持て余した軍人たちと・・・かな?かな?
第四章 〜儀式と洗礼〜
「さあボウヤ、小手調べと行くか。まず先に走ってみろ。」
そう言うと浜さんは1000ccスクエア4に火を入れる。
俺も点火時期を合わせて上死点を探り、全体重を掛けてキックペダルを踏み降ろす。
足の裏にゴツンとした抵抗を感じながらも、あっけなくエンジンは回り始めた。
「ほう、一発か。やるじゃねぇか。」
「おや?磯野君慣れてるねぇ。じゃ出発しようか。」
軽く暖気を済ませて、昼下がりの路上に滑り出す。はっきり言って郷里の田舎道に比べたら全然楽だ。
周囲の車の流れに乗って最初の赤信号で車列の最後尾に陸王を付ける。
「おいボウヤ!なに止まってだよ!先に出ろよ!」
「え?このハンドル幅じゃつかえて無理ですよ!」
「しょうがねぇなぁ。交代だ交代!」
「おいおい今度は新人にアリエルかい?浜ちゃん強気だねぇ。」
陸王に乗り換えた浜さんはこれでもかとばかりにアクセルを開ける。
ハンドル幅スレスレのすり抜け、後ろから見ていてもヒヤヒヤする。
だがエビさんは平然と陸王のテールにビタ付け、これがこの人達の普通の運転なのだろうか?
時速120キロ、今なら普通の速度なのだろうが周りの車はスバル360や3輪ミゼット、
50キロ平均で走る4輪がひしめく都内の幹線道路では危険以外の何物でも無い・・・
やがて赤信号に引っ掛かる。エビさんのトラが減速しながら車線変更。
少しでも広い隙間に車体を滑り込ませ、すり抜けで前に出る。
一方浜さんは・・・危ない!どう見てもすり抜け不可能なトラックの間に突っ込んで・・・!
次の瞬間、陸王のフロントタイヤが高々と上がり幅広のハンドルを斜めにしながら
トラックの間をすり抜けて・・・
なんて人だこの人は・・・
「ボウヤ、バイクってのはこうやって転がすんだよ。若いんだから勉強しろよ。わははっ。」
「やると思ったよ・・・。磯野君、こいつの言う事は話半分に聞いとかないとね、
命がいくつあっても足りないよ。真面目に聞いちゃ駄目だよ。」
休憩に寄った米屋でプラッシーを飲みながら話を聞く。
「あんな運転して捕まらないんですか?」
「捕まる?誰に?警察にかい?あんなもん気にしてたらプレスは勤まんねぇさ。」
「そうそう。いつもキャップが謝りに行くんだよな、浜ちゃん。」
横須賀まであと10キロほどの距離だったが、その10キロが果てしなく遠く思えた・・・
919 :
774RR:2006/10/02(月) 21:13:41 ID:vTFAFk6C
若い世代にはプラッシーと米屋の関係がわかるかなあ・・・・・
920 :
774RR:2006/10/02(月) 21:15:02 ID:vTFAFk6C
でも 面白いよ!! 好きだよこういうの
921 :
774RR:2006/10/02(月) 21:21:28 ID:u1QvoilX
神風タクシーのルノーとかが走ってた時代かな?
この時代の話はおもしろそうだなぁ。
922 :
774RR:2006/10/02(月) 21:32:14 ID:5hP1YOta
>>919 関係が分かる世代ですが、質問
・その前に、プラッシーって、普通の店で売ってた?
・今でもプラッシーてありますか?
・中学生のころ社会の世界史で、プラッシーの戦いというのがでて、クラスがどよめいた。
923 :
774RR:2006/10/02(月) 22:14:14 ID:+fLbJh4q
近年まれに見るワクテカワッフル!
924 :
919:2006/10/02(月) 22:19:45 ID:vTFAFk6C
プラッシーはお米屋さんだけの販売でし・・
販売経路の弱かった武田食品がお米屋さんに絞って流通させてたようです
一度生産中止になって1998年からコンビニやスーパーでも再販されているとのこと
第四章 〜大人の国際交流〜
「ちょっと早かったかな。少し待とうか。」
「待ち合わせですか?でも誰と?」
「今に分かるさ。まあ慌てないで煙草でも吸いなよ。ああ磯野君はまだ未成年か。」
そう言うとエビさんはポケットから見慣れないタバコを取り出した。白地に赤い丸、ラッキーストライク。
実物を見るのは初めてだ。アメリカの戦争映画か何かで見たことがある・・・
米軍キャンプの金網のそばの歩道で座り込む3人・・・
「ハイ!プレスサン!キョウハタクサンバイクアルネ!ボクウレシイネ!」
え?外人?
いつの間にか後ろに4〜5人のアメリカ兵が立っていた。そのうち2人は大きな紙袋を抱えている。
「ハイ!コレイツモノプレゼント!キョウハオマケタクサンヨ!」
「おおいつも悪いなぁ。軍曹息子は元気かい?」
「コレアサッテキタヨ!カワイイベイビー!ベイビーモ、トウライボクトオナジエアフォースダヨ!」
「おいおい、あさってじゃなくておとといだろ。あと到来じゃなくて将来な。」
そう言いながらアメリカ兵の差し出した写真を受け取るエビさん。
「ほう、また大きくなったねぇ。いい軍人になるよきっと。」
浜さんはと言えば、受け取った紙袋をガサガサしながら別のアメリカ兵に文句を言っている。
「なんだよこれ。ペントハウスばっかりじゃないかよ。プレイボーイ持って来いって言っただろ!」
「タバコは箱の奴だって言ったのに全部ソフトパックじゃねえか!」
これはいったい・・・しかしすぐ謎は解けた。
「じゃ、事故だけ気を付けて。」
「ハイ!エンジョイタイムネ!」
俺たちが乗ってきたバイクに跨り、嬉しそうに走り去るアメリカ兵。
エビさんの話によると、将校以下の軍人はキャンプに私物のバイクを持ち込めないそうだ。
半年前に横須賀キャンプの米軍野球大会を取材に来た時、先の軍曹と意気投合して
それ以来日曜日にこうしてここで彼らにバイクを貸すのだと言う。
「でも、会社にバレたらマズイんじゃないですか?」
「六本木に『スター&ストライプ』って新聞社があるんだよ、米軍関係者向けの新聞。
そこに顔つなぎも兼ねてるから会社では黙認状態だな。まぁ大人の世界って奴だ。」
大人の世界か・・・路上でペントハウスを読みふける浜さんを横目に見ながら
本当にこれでいいのかと思う午後だった・・・
東京プレスさんの直後であまりいいタイミングで無い事は承知の上ですが、残レス数も
少ない為、一刻も早くメッセージを残したいと存じ、書き込みいたします。
この度は、当方の稚拙な表現によってスレが荒れる原因を作ってしまい申し訳ありません。
>>832氏には、当方の
>>827のレスによって不快な思いをさせてしまい大変申し訳ありませんでした。
問題とされている表現が『逆操舵』にあった事に気がつかず、当方が
>>827の弁明をした事が、混乱を
招く最大の原因であり(
>>825氏にそれを指摘するレスをして頂いているにも関わらず)、今さらながら
自らの注意力の無さに恥じる次第です。
もちろん『逆操舵』を知ってはおりましたが、個人的には普段全く意識しない操作であったことで、
右への操作を単純に「右にこじる」と書いてしまいました。
当初、
>>809の指摘に関してはマスオが無理矢理な入力をしている事に関しての物だとばかり思って
おりました・・・(
>>827で「若さと愚かさ〜」という的外れな弁明をしている事でお察し下さい)
しかしながら、当然「右に行く」為のハンドル入力は「左」となります。これは曲げようの無い事実です。
そこで、
>>801を以下のように訂正いたします。
× Ninjaのハンドルをやや強く右にこじると
○ Ninjaのハンドルをやや強くこじると
もはやこのスレより去ってしまった
>>832氏への謝罪・訂正は空しさを禁じえませんが、このスレを愛している
皆様や作家さま共々、混乱を招いた事を謝罪させてください。
また、当方が崩したスレの雰囲気をまるでフォローしてくださるかのようなタイミングで投稿してくださった
Runaway氏・
>>910氏・東京プレス氏には心よりお礼申し上げますm(_ _)m
928 :
774RR:2006/10/02(月) 23:33:54 ID:j9rvQTDG
謙虚な対応だねC
929 :
774RR:2006/10/02(月) 23:35:02 ID:J6hyuLQH
これからもガンガレ!
930 :
774RR:2006/10/02(月) 23:37:26 ID:RJnGkgj5
>>832よ。魔氏の謝罪でお前の勝ちだ。
だからお前も公言通り静かに消えろ。
お前の書き込みは解りやすい。これ以上書いても逆に醜態を晒すだけだ。。。
931 :
774RR:2006/10/02(月) 23:45:33 ID:blBH1/dz
>>927 そこまで謙虚にならんでもいいのにと思うのは俺だけだろうか?
確かに右にこじるためには左ハンドル入力だけど、普段はそんなことを考えずに右へ左へと
バイクを動かしている人が大半だと思う。そういう人にとっては「右にこじる」で普通に読める
ことですから。校正することに時間を取られ、本来の物語の良さが失われることになりは
しないか、そっちの方が心配です。というわけで、謝罪は不要。これからも楽しみにしてる(はぁと)
>東京プレスさん
無条件に面白い! 続きが気になるー。
932 :
774RR:2006/10/02(月) 23:55:25 ID:DpOcjfMM
>>927 確かに最初はコジるんだよなぁ。分からなくて。
その内、コジって曲がりながら継ぎ目で跳ねるとヤバい挙動になるのに気が付いてケツで乗るようになるんだろうけど
マスオさんの達したであろうレベルで考えると、ちょっとね。
933 :
774RR:2006/10/02(月) 23:55:56 ID:l+qG501f
934 :
774RR:2006/10/03(火) 00:01:29 ID:IJzcIztB
いやいや、甘いぞ
>>931w
俺には大事(スレの安定とマスオの存続)の前の小事(荒らしへの対応)には
こだわらないと言う、大人の狡猾さとしたたかさと強さを感じたぞw
935 :
774RR:2006/10/03(火) 00:01:55 ID:nyd5RKyI
大人気!おとなげ!
つC
936 :
774RR:2006/10/03(火) 00:11:17 ID:hXvp3yVZ
魔巣雄氏ヽ(´ー`)ノマンセー
937 :
774RR:2006/10/03(火) 01:10:29 ID:8kUb1q7p
今日一気に読ませて頂きますた。最高です。Easy Goで頑張って下さい
938 :
774RR:2006/10/03(火) 01:34:25 ID:n0+qo60y
俺個人では魔巣雄って物語は
バイク乗りの魂を描いている作品だから
ちっちぇライテクとかの小手先なことでもいいよ、
正直(作者スマソw)。
939 :
774RR:2006/10/03(火) 01:35:53 ID:E6HkpIkW
みんな紳士な奴らだな。
大好きだぜお前ら
940 :
774RR:2006/10/03(火) 02:57:23 ID:lwvLyg0e
プロの作家が書いた小説だって?な描写が有ったりする
くらいだから良いジャマイカ。
そこら辺は読み手が脳内変換すればいいということで。
941 :
774RR:2006/10/03(火) 05:36:29 ID:h0Izjj5z
文句があるなら自分の能力を証明しなきゃ話にならん
文句つけるだけなら誰にでもできる
評論家なんて最低の職業だぜ
942 :
774RR:2006/10/03(火) 08:11:37 ID:bWeGwRbR
>>926東京プレス氏待ってました!C
>>927魔棲雄氏の丁寧な説明に益々ファンになりました!C
943 :
774RR: