1 :
資産家:
ただのヒガミなんだろ?
素直に言ってみろ。
2 :
774RR:02/08/04 03:33 ID:A650jWNQ
次々とたつ駄スレの山
3 :
774RR:02/08/04 03:33 ID:bI8gJCZ6
面白く無い
4 :
ムシュカ:02/08/04 03:34 ID:SILgBstq
スレがゴミのようだ。
5 :
774RR:02/08/04 03:40 ID:qJfTiVbu
煽り方0点
出直して来い
6 :
774RR:02/08/04 03:45 ID:A650jWNQ
>>1 では、素直に言おう
やあい盆栽
文句があるならサーキットで走れ
7 :
774RR:02/08/04 04:06 ID:/9ml4C4N
またこの繰り返しかヨ・・・。
8 :
774RR:02/08/04 04:06 ID:nfSaRKGY
やっぱ、盆栽はサツキが1番ですな〜。
かなり病気にも強いしね。
きれいな花が咲く方が、育ててて楽しい。
新☆感覚DOKIDOKI恋愛白書 「彼女はカリスマ眼鏡っ娘?」
「やっぱり降ってきたか」
フルフェイスヘルメットのシールドに雨粒が踊り始めた。アパートを出てくる時から、
低い雲が空を覆い始めていた。
大学まで通学スペシャルマシン「アドレスV100」で約15分。
(持ってくれよ・・・)
そう祈りつつ、アドレスで走り出した後、僅か数分後の出来事だった。
まあ雨が降リ出したところで「学校行くのやーめた」という訳にもいかない。なにしろ
これから受ける授業は必修科目の一般教養。去年、一年生の時にサボりすぎて「不可」
というまったくもって不名誉な評価を頂戴したフランス語の授業である。
毎回授業開始直後に出席を取り、遅刻は一切認められない。代返を使おうにも先生は
ご丁寧に教室の学生人数を確認した上、専用出席カードに氏名を記入させる。
思えば去年、フランス語の授業は月曜日の一時限目。さらに履修の関係で月曜日の
スケジュールは、一時限と午後の四時限目だけ。その間、時間にして「空白の4時間」が
存在する。バイトをするには短すぎる。遊びに行こうにも金は無し。
(やってられませんよねぇ)
ただでさえ朝は弱い性質の俺。当然、月曜朝一時限目は仏恥義理。フランス語を「仏語」
と言うが、欠席ばかりしている学生にも単位を無料進呈する「仏様」のような先生もいる
はずも無く、結果、ありがたくもない「再履修」と相成ったのである。
二年生の今年、このフランス語を落とす訳にはいかない。選択必修を一、二年生のうちに
すべて単位取得しなければ、自動的に落第が決定してしまうのだ。
周囲の受験戦争をよそ目にバイトに明け暮れた高校時代、その甲斐有って今の大学以外には
「ご縁が無かったことで」と、にべも無くあしらわれた。
この名も無き三流私大、いわゆる私立文系というヤツだが、俺自身も入試直前までこんな
大学の名前など見たことも聞いたこともなかった。その三流私大で落第となった日には
世間のいい笑い者になってしまうことだろう。そればかりはさすがにゴメン被りたい。
フランス語授業ラストチャンスである今年はきちんと月曜朝一時限目に出席をし、先生の
言葉ひとつひとつを、それこそ仏様のお教えであるかの如く、真剣に受け止めている
のであった。
やがて大学の駐輪場へと到着する。雨はさほど強くはならず、俺の着ていた長袖のシャツと
ジーンズをほんの少ししっとりと濡らす程度にとどまっていた。どうやらアパートを
出てくるときに通学カバンの中にねじ込んできたタオルの世話にならずには済んだようだ。
アドレスのエンジンを止め、センタースタンドを立ててからヘルメットを脱ぐ。それをメット
インスペースの中に放り込んでシートを閉める。時間は9時5分。あと5分で一時限目が始まる。
ゆっくりとタバコをふかす余裕も無く、講義棟へと向かう。
誰だって月曜の朝早くからすすんで授業など受けたくないものだ。辺りを見渡してもキャンパス
に人影は無い。ただフランス語授業のおこなわれる教室から漏れるにぎやかな声がだけが
閑散としたキャンパスに響きわたっている。
都心から電車で1時間程離れた場所だけあって、キャンパスの中も外も緑に恵まれている・・・
早い話、田舎ということだ。
湿気を帯びた空気は、辺りの木々のもたらす緑と、雨を吸い込んで濡れた地面の香りが混じって
いる。常日頃思うことだが、雨の日こそ、自然を感じ取れる気がする。バイクにとって大敵でも
俺は雨の日が好きだ。
ふと足を止めて、空を見上げる。
灰色の雲が南風に追われて流れていくのがわかる。
あの雲が晴れると、もう夏がやってくるのだろうか・・・?
6月の雨は、人を詩人に変える・・・なんてガラにもなく、感傷に浸っていてはいけない。
今は文学の時間ではなく、フランス語の授業前だ。気を取り直していざ、フランス語講座。
後ろ髪引く紫陽花たちを振り切って教室へと走る。走る走る走る。
日頃の不摂生とタバコのヤニに汚染された体に鞭をくれる。あの廊下の角を曲がれば、最後
直線20メートルだ、走行ラインをアウト側に振ってからクリッピングポイントめがけて鋭く
コーナリング!・・・、と直後胸に強烈な衝撃が走った。
ドンッ!バサバサッ、カラカラカラ・・・
ハイサイドをくらった時のように、俺は廊下をド派手に3回半転げまわった。ぐるぐる
廻っていた視界が回復すると、廊下にはカウルやウインカーの破片ではなく、ノートや
シャープペン、辞書、それとメガネが散らばっていた。
うん?メガネ?俺はメガネをかけていないぞ。誰の落し物だ?横山やすしか?いや、やすし
ならメガネは頭に引っかかっているはずだ。第一、もうこの世を去っている。こんなゆかりも
無い場所に、やすしの霊が降臨するわけ無い。
「いったぁ・・・」
背中越しに人の声。それも女だ。横山やすしの正体は女だったのか!?
俺は廊下に座り込んだまま、横山やすしの方へと振り返る。そこで俺が目にしたのは
眩しきシルクの輝きを放ったパンチラ。お約束である。
「いたたた・・・ごめんなさぁい・・・」
横山やすし改めパンチラは、頭をさすりながら申し訳なさそうに言った。そこでようやく
事態を飲み込んだ。
どうやら俺は廊下の角を曲がった際に、このパンチラと激突してしまったようだ。
「こっちこそゴメン。ちょっと急いでたんで。怪我は無い?」
口でそう言っても、やはり俺も元気な男の子。視線はパンチラの方へ自然と向く。しかし
あくまでもさりげなくだ。これ、パンチラ見物の極意ナリ。
「だいじょうぶですけどぉ・・・荷物が・・・」
パンチラは散乱したノートやペンなどを見渡すが、すぐには拾いださない。何かを探して
いるようだ。無論、姿勢もそのまま、パンチラアングルは確保されている。
ミニスカートからすっと生え出した2本のなまめかしい白さの太ももは、細すぎず太すぎず、
その付け根にあるメインディッシュたるパンツにはややたるみを伴ったシワが確認できた。
ぴんと張ったパンチラよりも、俺的にはこういうルーズなパンチラの方が好みである。
「あれぇ?」
パンチラが周りをキョロキョロと見渡す度に、そのシワも表情を変える。
「えーと」
好みってヤツは人それぞれだと思うが、この絶妙のパンチラアングルに文句を言う男など
そうざらにはいないだろうな。
「うーん」
ここまでナイスなパンチラも年に何度拝めるか・・・。
「・・・」
今日のパンチラは俺の脳内動画日記にしっかりと刻まれて、繰り返し繰り返し夜の独り
フィーバータイムのおかずとして再生されることだろう。
「あのぉ、人のパンツ見て楽しいですか?」
楽しいっていうのとはちょっと違うけど、まあ楽しみではあるがな・・・って、バレた!
「ごっ、ごめん!」
しまった!ここで謝ってしまっては「はい、パンツ見てました」と白状したのと同じ
じゃないか!
誤魔化すこともままならなくなってしまった状況に、俺は激しく赤面した。だがこの
パンチラは、少しも動じることなく平然とパンチラアングルを維持している。
なぜだ!?こっちよりもそっちの方が恥ずかしい状態じゃないか!
俺はますます恥ずかしくなって、ぶんっと風音が鳴るくらいの速さで顔をそむけた。
お約束である。
「メガネ」
「えっ?」
「わたしの眼鏡知りませんか?」
先刻からパンチラが探していたのは、あの眼鏡だったらしい。俺はそそくさと立ち上がって
近くにあった眼鏡をひょいと拾い上げる。
「これかな・・・?」
パンチラは「えっと」と確認するが、やや離れてしまったのでよく見えないらしく、目を
細めながら立ち上がった。これにてパンチラは終了。「元パンチラ」に形態変化だ。
元パンチラはゆっくりと俺に近づいて来た。1歩・2歩・3歩・・・。
(おいおい、どこまで近づくんだよ?)
2メートル以上あった間合いが20センチまで詰まったところで足が止まる。
(さっきのパンチラ見物のお礼にビンタでも飛んでくるかな・・・)
覚悟を決めて、目を閉じ奥歯を噛み締める。
(さあ、やるならさっさとやってくれ!)
重く、長い静寂。1秒・2秒・3秒・・・。
「あっこれこれ!」
5秒数えたところで元パンチラの声によって、静寂は終わりを遂げた。
(なんだ、目が悪くて近寄らないと見えなかっただけか)
ホッと胸をなでおろした気分で、目を開けた、が、またもや俺は驚愕する羽目になる。
元パンチラは眼鏡っ娘に進化していた。コロコロ形態変化して、まったくデビルガ○ダム
みたいなヤツだ。
「あーこれが無いと全然見えなくて」
眼鏡っ娘はゆったりとした口調でそう言うと、にっこりと微笑んだ。
眼鏡っ娘との距離に変化は無い。そう、目下には、眼鏡っ娘の笑顔がある。
清潔感溢れる明るいブルーのサマーセーターの肩までかかったストレートの茶色い髪、
そこからなだらかなラインを描いて続く、いかにも柔らかそうな胸の膨らみ、セーター
越しでもはっきりとわかるくびれたウエストライン。目線を上に戻すと、整った形の眉、
細いフレームの眼鏡の中には長いまつ毛と大きく見開いた二重瞼の目、右頬には小さな
笑窪、軽く開いた唇からこぼれる小悪魔っぽい八重歯・・・。
パンチラにばかり気を取られていて気付かなかったが、かなりカワイイ、それも特上の
部類に入る眼鏡っ娘だったとは!しかもなんかほんのり女の子っぽいイイ香りするし!
もう笑ってくれてるってことは、パンチラの罪はもう許してくれたのかも。
「どうかしました?」
眼鏡っ娘は小首をかしげて俺の顔を覗き込む。
「ごくりっ」
思わず生唾を飲み込む俺。
(やべ、俺って下品だな)
今の音は眼鏡っ娘にも気付かれてしまっただろう、バツ悪く感じて眼鏡っ娘の顔を見ると
ああ、やっぱり彼女の目線は俺のノドのあたりを突き刺していた。痛いほどに・・・ああ
そんなに見ないでくれよ、痛いいたいイタイ・・・って、本当に痛みが走った。
眼鏡っ娘は眉を寄せて怪訝そうな表情をしたまま、俺のノドを指でつまんでいるではないか!
「イテテッ!」
俺の悲鳴にビックリして、眼鏡っ娘は指を離した。
「なにすんだよぉ、いきなりつねるなんて。そりゃ俺が悪いんだけどさ、でもいきなりそれは
ないんじゃないの・・・?」
俺は涙目をこらえてノドをさすりながら言った。
「あわわわっ、ごめんなさぁいっ。つい・・・」
「つい?」
「い、いえ・・・なんでもないです。ごめんなさい」
眼鏡っ娘はうつむいて、何か誤魔化すように口ごもっていた。
「べ、べつにですね、あの、その、それが、そのぉ、なんというかぁ、何でもないんですけど、
っていうかぁ、いやぁ、まぁ、ええ・・・」
もういい、こんなことをしている場合じゃないんだ。眼鏡っ娘のうろたえる姿は、それは
それでカワイイけど、授業が始まってしまう。
俺は散らばった荷物を手早く拾い上げて、はい、と眼鏡っ娘に押し付けた。
「もういいから。俺、この後フランス語の授業あるからさ。ぶつかったことは謝るよ、この
とおり。じゃ、急ぐんで俺はこれで」
片手を挙げてから、俺は再び教室へと向かいだそうとした、その時
「あっ!ちょっと待って!」
眼鏡っ娘が呼び止める。
「何?」
パシーンッ・・・
廊下に響き渡ったその音の正体は、振り向きざまの俺の頬を襲った彼女の平手打ちであった。
「これ、さっき私のスカートの中覗いた分ね。バイバイ」
眼鏡っ娘はそう言うと、くるりと方向転換して廊下の角を曲がって去っていった。
俺が呆気に取られて頬を押さえて呆然と立ちすくんでいるうちに、やがて授業開始のチャイムが
鳴り響き、同時に「遅刻=欠席」であるフランス語の教室から、がちゃりと施錠される音がした。
「やっぱり怒ってたんだね、眼鏡っ娘・・・」
「おやおや?君、この時間はフランス語の授業の時間ではなかったかね?」
授業に間に合わず、当てもなくフラフラと流れ流れてたどり着いたのは学食。
そこで待ち受けていたのは、俺と同じ2年の相良吉生のキツイ一言だった。
「遅刻イコール欠席のフランス語講義、欠席2回で『不可』決定・・・て
ヤツだったよなぁ。これで落第決定ってことか?」
ニタニタ笑いながらそう話す吉生の目の前のテーブルに、肩掛けカバンを放り
向かいの席にどっかと腰を下ろしてから反論をした。
「まだ落第じゃねぇよ、今年のフランス語は皆勤賞だったんだよ」
「じゃあ『リーチ』ってこったな。後一回で落第か。パチンコなら確変決定の
プレミア全回転、パチスロならボーナス告知ランプ点灯、川口オートの一般
開催なら雨走路で釜本憲司の複勝車券・・・」
「全部鉄板じゃねーか!」
「鉄板だろ?まだ前期だぞ。おめえが残りの前期後期を寝坊もせずに、月曜
朝一の授業、出席できるかつーの」
「・・・」
そうはっきり言われてしまうと、出席し続ける自信がなくなってきた。
「ま、可能性はゼロじゃねぇよ。プレミア全回転でもリーチ中に停電する
かもしれねーし、釜本だって落車することくらいあるだろ」
「そ、そうだな」
そうだ、落第決定というわけではない。
「ほぼゼロに近いがな」
「・・・」
コイツはいつもこうだ。人を小馬鹿にするのが生きがいみたいな生き物だ。
「去年、サボりまくったツケが回ってきたのだよ、なあ愚か者クン」
去年は俺よりも学校に来てい無かったくせに、要領良く必修科目の単位を
取得したのである。ただしほとんど「可」だったが。
「ほとんど『可』だったくせによ・・・。大体お前、こんな朝早くから
なんで学校来てんだよ?『月曜日は出席取る授業無い』って言ってたじゃん」
「出席を取らなくとも、授業はあるんだよ、チミ。授業に出るために学校に
来てはいかんのか?あん?」
そう言って吉生はタバコの煙を俺に噴きつけやがった。
「ああ、鬱陶しいなっ。まったく、今日は厄日だ。月曜の朝一から吉生には
遭うし、眼鏡っ娘にはビンタくらうし・・・」
俺の何気ない一言に、吉生は敏感に反応した。
「何?・・・今、お前、なんと言った?」
「鬱陶しい」
「違う」
「今日は厄日」
「もっと後だ!」
「タバコ1本くれ」
「そんなこと言ってねぇだろ!」
「ちょうどタバコ切らしちまった。1本くれ」
なんだかんだで今朝はまだ1本もタバコを吸っていなかった俺は、吉生から
1本頂戴した。
「ほれ」
「ん、サンキュ」
俺も吉生もタバコはキャスターマイルドだった。ボックスじゃない、普通の
ソフトパックのヤツだ。
「ボックスじゃあダメなんだよなぁ。葉っぱの刻みが細かすぎて。洗練され
ちゃってるんだよね、味が」
俺がキャスターマイルドに火をつけ、甘いバニラフレーバー堪能しながら言うと
「だよなぁ。軽い味なのは一緒だけど、こっちのほうが雑な刻みの分、ノドに
心地いい刺激があるんだよ。やっぱキャスターマイルドはノーマルが一番だな」
吉生もウンウン頷きながら同意する。
「そうそう。普通のキャスターマイルドが一番だ。じゃあ、俺、タバコ買いに
いってくるわ」
上手く誤魔化せたな、と俺はカバンを手に取り、席を離れようとしたが、
「でもその前に眼鏡っ娘のこと教えろよ」
吉生のヤツは俺のカバンのヒモを引っ張って、脱走を阻止しやがった。
「眼鏡っ娘がどうしたって?」
吉生はエロったらしいニヤケ顔で聞いてきた。
「(゚Д゚)ハァ? なんのことですか、吉生さん」
「とぼけようったって、そうはいかないぜブラザー。『眼鏡っ娘にはビンタ
くらうし』って、聞こえたぞ」
「ご冗談を。あなたの空耳でしょう」
「空耳にしちゃ、はっきり聞こえたがな・・・どれどれ・・・ははぁ、左頬だな、
ビンタくらったってのは」
しまった!、そう思い、左頬を押さえたが時既に遅し。
「ネタはあがってんだ!すなおにゲロしちまいな。隠すとお前のためにならんぞ!」
ベテランの敏腕刑事の取調べよろしく、吉生は凄んだ。
「わかったよ!白状するよ!実はな、・・・」
これ以上隠したってしょうがない。俺はパンチラのこと、眼鏡のこと、そしてなぜか
ノドをつねられた後、パンチラウォッチ代としてビンタをくらったことを素直に
話した。
「・・・ということだ。なかなかカワイイ女の子だったんだけどな、何考えてるのか
さっぱりわかんなくてさぁ、ぼーっと立ち尽くしてたら、フランス語の授業が始まっ
ちゃって。おかげで欠席扱いになっちまったよ」
「名前」
「へ?」
「名前は聞いたのかよ」
吉生の顔がずいと迫る。
「しらん。聞いてない」
それほど俺はナンパじゃない。
「何年生だ?」
「さあ・・・見たこと無い顔だったな」
そうだ。あの顔に見覚えは無い。
「じゃあ1年か」
「そうかも・・・」
「携帯番号かメールアドレスは?」
「聞くわけねーだろボケ!お前の星じゃ名前も聞いてない女の子に、いきなり連絡先
聞き出すのかよ!・・・あ、『惑星・相良』じゃ普通なのか・・・」
「誰が異星人だ!俺の実家は静岡だ!水道の蛇口をひねればお茶は出るし、お茶で
風呂入るし、お茶で顔を洗うし、お茶でうがいするし」
「お前・・・他の静岡県人が聞いたら怒られるぞ」
「そうだな。みかん果汁が出る地域もあるからな」
・・・なんでこんな馬鹿が進級できて、俺みたいな善良な学生が落第を怯えなくては
いけないのだろう。
「今朝、やじうまワイドの『教えて☆お星さま』じゃあ運勢バッチリだったのに。
まったくついてねぇや」
俺は眼鏡っ娘に打たれた頬をなでながら、あらためてそう思った。
「マーク矢崎にでもクレーム入れるか?」
「いや、やめとくよ・・・」
「だがなぁ、お前、フランス語は残念だったが、実はラッキーじゃねぇか」
「パンチラ見れたから、かぁ?」
吸い終えたキャスターマイルドを灰皿でもみ消しながら、脳裏に焼きついたパンチラを
再生してみる。たしかに絶妙のパンチラであった。だが隣に座っている馬鹿にそのことを
悟られるのもしゃくなので
「たいしたパンチラじゃねぇよ。もう憶えてないし」
とうそぶいておいた。
「おいおい、パンチラはパンチラだぜ?天はパンチラの上にパンチラを作らず、パンチラの
下にパンチラを作らず、ってクラーク博士の有名な言葉を知らんのか?パンチラは全て
平等に覗きましょうっていうありがたいお言葉を」
コイツが本当に俺と同じ大学に在籍しているのがちょっと信じられなくなった。つっこみ
どころ満載な言葉であったが、つっこみをいれてもこの馬鹿を喜ばすだけだということは
去年からの付き合いでよく知っている。よってここは無視を決め込んでやることにする。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・つっこめよ」
「断る」
吉生は「ちぇっ」と舌打ちして椅子の背もたれに身を沈めた。
「あーあ、俺の前にもパンチラ拝ませてくれるカワイイ眼鏡っ娘、現れないかなぁ」
「無理」
「0.1秒で即答かよ!」
「あのなぁ、あのパンチラは事故だったんだよ。狙って見えたもんじゃないし」
「事故でもいいからパンチラが見たいんだよぉ。いいなぁ、お前。眼鏡っ娘+パンチラ
なんて激レアな組み合わせを拝めて」
「WinMXあたりで探してくりゃいいだろが」
俺の一言に吉生は掌をポンと叩いて
「あ、そっか!『眼鏡』『パンチラ』で検索すれば一発かな?じゃあ早速・・・」
といいながらどこかへ行こうとした。
「おい、どこへ行く気だ?」
「社会学の戸田先生の部屋。あそこの部屋のパソコンにMXインストールしておいたんだ。
こんなこともあろうかと思って。先生には内緒な。そういやこの前、ログアウトするの
忘れたんだよな。危うくバレそうになったぜ」
「吉生・・・お前、おっかねぇことすんなよ」
「だってよぉ、自宅のパソコンISDNどころか、未だに一般回線なんだぜ?ダウンロード
途中で相手先から切断されちゃうんだよ。大学のパソコンなら光ケーブルだ。頼む、見逃せ」
このとおり、と拝むポーズで逃げようとする吉生の腕を掴んで、この馬鹿の暴挙を阻止する。
「えーい、離してくれ!後生だ!頼む!」
「そんな犯罪まがいなことを目の前で聞かされて、ほっとけるかっつーの」
じたばたと往生際の悪い吉生を元の席に引き戻す。
「まったく・・・お前って本当に頭の中エロばっかりな。吉生君、君に何故彼女がいないか
よーくわかるよ・・・」
「ううっ・・・そんな目付きで俺を見るな」
俺は憐れみと蔑みの目付きで、吉生の顔を見つめていたのだ。
「じゃあ言わせてもらうがよ、お前だって彼女いないじゃねぇか。お前だって一緒だろ?」
吉生の反撃の一言にはグサリとくるものがあったが、
「冗談だろ?彼女がいないの一緒だが、貴様のように『自己手淫』『自己射精』『自己満足』
の『オナニー3大理論』を備えた『怪人スペルマン』とは違うぞ」
とこちらも反撃をする。
「ちくしょう!俺が童貞だからって馬鹿にしやがって!」
この反撃は吉生にとって、クリティカルヒットだったようだ。
そう、俺は童貞じゃない。でもセックスをしたのは、高校時代のたった一度だけだけど。
「くっそ〜っ、俺も夏までには童貞捨ててやるからな!憶えとけよ!」
「まあがんばれや。でもその前にマジで彼女作れんのか?」
「ったりめーだろが!彼女いない歴20年に終止符を打つぜ、俺は!」
吉生は学食のテーブルを周囲の目も気にせずバンバン叩きながらわめき散らす。
「もう独りティッシュを濡らす夜には飽きたんだ!俺だってヤリてーよ!彼女欲しいよぉ!
女っけ無しのまんまで生きていける吉村先輩とは、俺は違うんだよ!彼女いない歴24年、
筋トレヲタクで、周囲から変人扱いされて、女の子からは『キモイ』とか言われちゃったり
してる吉村先輩みたいなりたくないんだよ!」
一通り吐き出して、はぁはぁ息する吉生の背後に黒い影が迫った。
「なあ、お前もそう思うだろ?吉村先輩と同レベルになりたくないだろ?」
「いやぁ・・・そんなことはちっとも思ってないけど・・・」
吉生、後ろ・・・と俺は口をパクパクさせて吉生の身に危険が迫っていることを知らせた。
「あ、なんだ?吉村先輩でも後にいるってか?あのゴリラならこの時間は学校の周りを
ジョギングしてるはずだろうが・・・」
これから起こるだろう惨劇が容易に想像出来たのだろう、後ろを振り返った吉生の腕には
鳥肌が立っていた。
「俺もお前みたいに陰口を叩くような男と一緒にされんのはゴメンだな・・・」
地の底から鳴り響く、地鳴りのような吉村先輩の声。
「あはは・・・ですよねぇ・・・」
震える声で答えた吉生の顔に大量の冷や汗が噴出したのが、俺の目にはしっかりと映った。
お約束である。
「おうおう、貴様ら珍しいじゃねぇかこんな朝っぱらから雁首そろえやがって」
吉生の右腕を曲がってはいけない方向にひねりあげながら、吉村先輩は言った。
「ギブアップ!ギブアップ!まいりました!」
吉生は涙を流しながら許しを乞う。
「ふん、軟弱者め。鍛え方が足らんぞ。貴様、それでも我がワンダーフォーゲル部員か?」
俺と吉生は、この吉村先輩が部長を務めるワンダーフォーゲル部に所属していた。
ワンダーフォーゲルといえば、野山を歩き回ったりするのが目的だが、俺たちの場合は
ちょっと違っていた。
山に行くにはアシが必要だ。電車でも車でも構わないが、俺たちはバイクで行く。
山に行ってもハイキングなどしない。せいぜい峠の茶屋で、景色を楽しみながらお茶を
するくらい。
「バイクで山に行き、そこでバイクから降りて、自然を楽しむ」
表向きはワンダーフォーゲルらしいが、実際の目的は、曲がりくねった山道をバイクで
走ることであった。
バイク同好会ならば他にもある。が、しかしそれはあくまでも「同好会」。我々は
「ワンダーフォーゲル部」、れっきとした部活動だ。
部活動と同好会の差は大きい。同好会の活動費用は基本的に会員の自腹によって賄われるが
部活動なら大学から部費が貰える。部室だって貸与されるのだ。
「ワンダーフォーゲル部」は隠れ蓑で、活動内容は「バイク部」なのである。
吉生など「ワンダーっつうくらいだから活動内容が謎で、結局何やってもいいってことだろ」
と部費を使って、他の女子大との合コン費用に当てていやがった。その後、学生課から監査が
入って誤魔化すのにエライ苦労をしたものだ。(本当は『ワンダーフォーゲル』とは
ドイツ語の「Wandervogel」であり、英語の「Wonder」とは違う)
やっと解放された腕をグルグル振り回して吉生はこう言った。
「ウチの部の場合、体力はそんなに必要ないでしょ。バイクだし」
「馬鹿者!バイクに乗るのに必要なのは体力と根性だ!気合で
コーナーに進入して暴れるマシンを体力で押さえつけるのだ」
不気味に目を光らせて吉村先輩はそう答えた。
「今どき気合だ、根性だ、体力だ、って考えは古いですよ、吉村先輩」
「なんだと?」
横槍を入れたのは、3年生の豊川先輩である。
「あっ、おはようございます豊川先輩!」
吉生は挨拶を済ませて、長身の豊川先輩の後ろにさっと身を隠した。
「豊川センパーイ、もっと言ってやってくださいよぉ。バイクに乗るのに必要なのは
そんなもんじゃないですよねぇ」
「そうだな。バイク乗りに必要なのは、的確な状況判断とそれに適した正確な操作だ。
それを迅速に反応し、それさえ誤らなければ、安全かつ速く走れるんだ」
豊川先輩は顔に掛かった長髪を手でかきあげながら、吉村先輩をあざ笑った。
「ふん、得意のライテクってやつか?そのライテクで、この俺に峠で負け越してるのは
一体どこのどいつだ?ええ、豊川よ?」
「吉村先輩・・・お忘れですか?僕らの対戦成績は今日現在で89戦43勝43敗
3引き分けのイーブンだったはずではありませんか?僕は決して負け越してはいない
ですよ。フフフ・・・」
端整な顔立ちの豊川先輩は、ゴリラのような吉村先輩の顔を見ながら冷静にそう言った。
「なにぃっ?その3引き分けってのはなんだ!46勝43敗で俺の勝ち越しだろうが!」
「文句があるなら今日にでも決着をつけましょうよ、吉村先輩。ま、僕の勝ちは
目に見えてますけどね・・・」
豊川先輩はキザったらしい性格であるが、それがイヤミには見えない。すらっとした
長身に茶髪のロン毛。服装もバイク乗りらしくなく、おしゃれである。女の子からの
評判もよろしく、しょっちゅう彼女も替えていた。
吉生はそんな豊川先輩のかっこよさに憧れて、コバンザメのように先輩にひっついて
いた(実際は先輩の『おこぼれ』を頂戴するためだということはミエミエだが)。
それにひきかえ吉村先輩だが、身長2メートル、短く刈り込まれた角刈り頭、なにを
するにも豪快で男らしい性格。服装は特注サイズの小汚いジーンズにタンクトップ、
冬場と筋トレ時は特注サイズの上下ジャージ。女の子たちからは恐れ気持ち悪がられ
ていた。先日など夜道を歩いていたら、たまたま前を歩いていた女の子に勘違いされ
「たすけてください!」と道沿いの交番に駆け込まれてしまったこともあったそうだ。
「この野郎、どうやらその減らず口を塞がれたいらしいな」
吉村先輩が豊川先輩に迫り寄る。豊川先輩も身長185cmあるのに、吉村先輩と
並ぶと小さく見える。
「どうです?やるんですか?」
豊川先輩には動揺など見られない。自信たっぷりの表情でゴリラの顔を見上げている。
異様な雰囲気に包まれた学食内に緊張が走る。
だがその緊張を解きほぐしたのは吉村先輩のほうだった。
「残念だが、今日は勝負できねぇよ。今日はバイクじゃなくて自転車で通学だ」
巨大な吉村先輩の顔がにやりと崩れた。しかし笑顔のはずなのに、普段の顔よりも
不気味である。近くに子供がいたら絶対に泣き出すだろうし、心臓の弱い人なら
最悪の事態にもなり兼ねない。この人には、人間以外のDNAが混じっているんじゃ
ないだろうか。
「まさか『また』ですか?」
いつの間にか豊川先輩の後ろから離れて、柱の影に半身を隠していた吉生であった。
「グヘヘヘ・・・そうだ。『また』だ」
吉村先輩は腕組みをしながら満足そうに言った。ちなみに俺は生まれてこの方、吉村
先輩以外に『グヘヘ』と自然に笑う人間には出合ったことが無い。
「『また』ですかぁ?吉村先輩、あの『隼』をあれ以上、何を改造しようって言う
んですか?」
やれやれ、と豊川先輩が呆れ顔で言った。
吉村先輩のバイクはスズキのGSX1300R『隼』、ノーマルのままでも最高速度
300km/hに到達するという化け物だ。それをさらにマフラー、コンピューター、カム、
スプロケット、マグネシウムホイール、前後オーリンズの足回りにブレンボのブレーキ、
フレームとスイングアーム補強はもちろん、エンジン内部から外装までおよそ考え付く
限りの改造を施している。
車両代や改造費を捻出するために、学校を休んでバイトに明け暮れ、マグロ漁船にも
乗船して、働いて稼ぎまくったおかげで2回も留年していた。
「グヘヘヘ・・・それはまだ内緒だ。来週にはバイクも帰ってくる。そしたらまた
相手してやるぜ。だが豊川、貴様のR1000ごときで、あの隼について来れるかな?
グヘヘヘ・・・」
豊川先輩のバイクはGSX−R1000である。改造はマフラーとブレーキパッドと
ブレーキホース交換程度だが、ノーマルでも高いポテンシャルを誇るバイクである。
軽量な車体と超強力なエンジンは、市販バイク最強といわれる資格充分のマシンだ。
「豊川、貴様はバイク乗りに体力と根性は要らないと言ったな?」
「ライテクにはそんなもんは必要ありませんよ」
「貴様のような非力なバイクならば、そうかも知れん」
R1000は最高出力160馬力の怪物である。吉村先輩のフルチューン隼はなんと
200馬力を軽く超えていた。motoGPのワークスマシンも真っ青だ。
「俺がなぜ、あの化け物みたいなバイクに乗るかわかるか?それは最強だからだ。
アクセルを開け続ける気合、根性で遅らせるブレーキタイミング、リフトするフロント
タイヤとスライドするリヤタイヤ、悲鳴をあげる車体を押さえ込む体力さえあればいい。
それさえあれば、細かいことなんて必要ないのだ」
「峠は直線だけじゃない。いくらパワーがあっても、曲がれて、止まれなければ意味ない
ですよ。そう、つまり俺のライテクであのR1000のパフォーマンスを引き出せば・・・
吉村先輩の化け物バイクだって・・・俺のR1000のバックミラーの中に収めてみせますよ」
「今のうちに好きなだけほざいていろ。来週には結果が出るんだからな。グヘヘヘ・・・」
吉村先輩はそう言い残して学食を後にした。
「・・・豊川先輩、本当に勝てるんですか?」
柱の影から今頃のこのこと吉生が近寄ってきた。
「大丈夫さ。あの様子じゃまたとんでもない改造をして来るんだろうけどな」
豊川先輩は遠くなった吉村先輩の背中をにらみつける。
「どんなにパワーがあっても、使いこなせなければ」
「豚にアナルパールですね!?」
「・・・よくワカランが、まあ200馬力あろうが300馬力あろうが、いつもの峠じゃ
使いきれるはず無いさ」
豊川先輩は困惑しながらも、吉生の顔を見て右手の親指を立てた。勝利宣言だ。
「でも、吉村先輩、あの隼をあれ以上、どこをどう改造したんだろう?まさか羽根をつけて
空でも飛ぶつもりじゃあ無いでしょうね?」
俺が何気なく言った一言に、豊川先輩と吉生は腕組みして
「有りえるかも・・・」
と声を揃えてうなった。
「ところで・・・豊川先輩、今日は女の子連れてないんスか?」
豊川先輩といえば、いつも女の子を横に連れて歩いているのが普通。1人で歩いている
姿はほとんど見ない。
「ん、ああ。めずらしくお前がこんな朝早くから学校に来てる事だってあるくらいだ。
俺が女の子連れじゃないときがあっても、別に不思議じゃないだろ?」
豊川先輩はフフン、と吉生に余裕の笑みを送った。
「『めずらしく』だなんて、先輩冗談キツイっスよぉ」
「ま、ちょっとワケアリでな。しばらく女はヤメだ」
意味深な言葉を言った豊川先輩の表情は、どこか切なげに見えた。ワケを聞いてみたい
気もするが、やっぱり聞かずにおいたほうが良さそうだと思った。
「えぇ〜っ!?そんなぁ・・・先輩、それじゃあ俺の『夏全開!脱☆童貞計画』が・・・」
「吉生・・・俺が女をヤメるのとお前の童貞に、どんな関係が有るんだよ・・・」
俺と豊川先輩は哀憐の目で、地団駄を踏んで残念がる吉生を見た。
「大アリですよ!あわよくば、先輩のおこぼれを授かろうとしていたのに・・・」
そう言いかけて、吉生はハッと口を塞ぐ。
「本音が出たな。女くらい自分で見つけろよ」
わかってはいたことだが「それみたことか」と吉生を指差してやった。
「お前モナー。お前も彼女いないだろが。偉そうな事言うなよヴォケ」
どこに用意しておいたのか、吉生は鏡を取り出して俺に向ける。
「それともアレか?彼女いるってのか?お前の彼女ってもしかしてアクラか?」
「ばっ・・・馬鹿言うんじゃねぇよこのドキュン。よりによってなんでアクラなんだよ・・・」
「( ´_ゝ`)フーン。やっぱりそうだったのか」
「豊川先輩まで!なにが『やっぱり』ですかっ?この五歳児の言うことなんて、信用
しないでくださいよっ」
俺は吉生にフロントヘッドロックを決めながら否定した。
「違うのか?」
「違うに決まってるじゃないですか。一体何を根拠にそんなことを・・・」
シメあげる腕の力をさらに強める。
「だって、お前とアクラって仲良いじゃん。ハタから見てると、お前の彼女にしか
見えないけどね」
「だーかーら違いますって!タダの腐れ縁ですよ!たまたま同じ高校出身で、同じ
大学に入っただけ!それ以上もそれ以下もありませんっ」
背中を反らしてやると、吉生の足が中に浮き出した。
「( ´_ゝ`)フーン。なんか力一杯否定するのが余計怪しい気もするけど。なあ、
それよりも」
「何ですか?」
「そろそろオチただろ」
「へ?」
さっきまでもがいていた吉生は、俺の腕の中でぐったりと息絶えていた。さようなら。
吉生、君みたいな楽しい馬鹿がいた事を、俺は一生忘れない。
「じゃあ結局、お前とアクラは何でもないってことでいいのか?」
「えっ?は、はぁ。別に何もないですけど。それが何か・・・」
そうか、と納得して豊川先輩は椅子から立ち上がると
「いや、聞いただけさ。じゃあな。俺、これからゼミの先生んとこ行く用事あるから」
そう言いながら研究棟の方へ消えていった。
さて、1人この場に残った俺に課せられた『ビジネス』といえば、この五歳児の屍を
どう処理すべきか、である。
「このまま放置しておいても構わないけど・・・どうしたもんか」
うーん、と腕組みして悩んでいると、遥か学食の出入り口付近に見慣れた女の子の
姿があった。向こうも俺の存在に気付いたようで、大きく手を振りながらこちらへ
駆け寄ってきた。
「おはよう・・・って、どうしたのコレ?」
安倉涼子は吉生の亡骸を指差した。
「ああ・・・ちょっとばかり馬鹿ではあったけど、イイヤツだったのにな・・・残念だが
俺が気付いた時にはもう手遅れで・・・」
俺は吉生の両手を取り、胸の上に重ねてやった。
「そうなんだ・・・本当、ちょっとスケベで女の子にモテ無くて頭も悪かったけど、残念
なことになってしまったのね・・・」
安倉も枕元にしゃがみこんで、ジーンズのポケットから取り出したハンカチを吉生の
顔にそっとかぶせた。
「それよりもアクラ、こいつの処理はどうしよう。燃えないゴミの日は明日だし」
「あら、燃えるゴミなら今日でしょ?ならば大丈夫じゃない?」
「コレを燃やすのか?ダイオキシンとか発生しないかなぁ」
「それはまずいわね。ゴミって言うより、廃棄物だもんね」
「いっそのこと、利根川あたりに投棄してみるか?ちょっと遠いけど」
「それこそ環境に良くないわよ。自治体とかも最近うるさいし」
「埋めちゃうとか」
「嫌だわ、発芽したりして」
「花なんか咲いちゃったり」
「実がなったりして」
「で、その実を鳥が食べたり。種だけ残して」
「鳥の体内に蓄積されて、食物連鎖で人間にまで影響が出たりして。鳥に運ばれた
種はまた発芽して、被害を拡大したりして」
「まったく、生きてる時も迷惑だったが、氏んでも人様に迷惑をかけるとは」
「ホント、困った人ね・・・」
はあ、と俺たちが大きくため息をついた時
「勝手に殺すなよっ」
吉生はむっくりと起き上がって蘇生した。
「なんだ。生きてたのか」
「あイテテテッ・・・くそぉ。あれ・・・?ところでなんで俺、気絶してたんだっけ?」
首と顎あたりを手でさすりながら、吉生は記憶の糸を辿り始めた。
「そ、それは・・・そうだ、お前転んだんだよ!ド派手に転んだんだ!」
「ううっ・・・憶えていない。・・・しっかし妙だなぁ。まるで強烈なフロントヘッドロック
をくらったような痛みだ・・・」
「違うっ、断じて違うぞ!吉生、お前は今、記憶を失っているんだ。じきに転んだ時の
事も思い出すよ、きっと。なっ、アクラ?」
話を振られて驚くアクラに目配せをして同意を促す。
「あっ、ああ、そうそう。そうみたいよ、あはは・・・」
「そうなのか・・・?なーんか、わざとらしいけど」
吉生はまだ俺たちのことを疑っている。ここは話題を変えてしまったほうが良さそうである。
「な、なあアクラ。今日は早いね」
「え?今日は社会学のレポート。図書室でやろうと思って。そっちこそ早いんじゃない?
あれぇ、そういえばこの時間って、フランス語の時間じゃなかった?」
横で吉生がけたけたと下品な笑い方をする。
「聞いてくれよアクラ。こいつったらよ、眼鏡っ娘のパンチラに気を取られてよぉ。授業が
始まったのにも気付かなかったんだってよ!」
「パンチラぁ?なにそれー!?」
どうやら話題を変えたのは失敗だったようだ。こんなことになるんだったら、しっかりと奴の
息の根が止まるまで技を掛けておけばよかった、と俺は激しく後悔した。
「いや、それがですねアクラさん。この変態眼鏡フェチ野郎はですよ、それはそれはカワイイ
眼鏡っ娘を押し倒してパンチラを強要して、挙句の果てには眼鏡っ娘に平手打ちまでいただいて
しまったらしいんですよぉ」
「何ィッ?吉生、それは話が違いすぎるぞ!」
「おやおや。アクラさんも眼鏡っ娘でしたねぇ。こーんな変態と高校時代から一緒で、今まで
何もアヤマチを犯さずに済みましたかぁ?ヒヒヒ」
『アヤマチ』・・・その言葉を聞いて俺の心音はひときわ大きくドキンと鳴った。
「バーカ言わないの。そんなこと有る訳ないじゃない」
アクラは「無い無い」と笑いながら手を振って否定していたが、俺とアクラは
「そっかぁ?いや、怪しいぞ。何か隠し事とかあるんじゃねぇの?」
吉生や他の友達に隠していることがある。
「残念ながら無いわねぇ。でも一つくらいあったほうが面白いかもしれないわね」
そうだ、高校時代に
「それ(・∀・)イイ!!たった一度のアヤマチってかぁ?ハハハ」
たった一度だけ、俺はアクラを抱いた。
つくづく女とは不思議な生き物だ、と俺は思う。
高校時代の「たった一度のアヤマチ」、俺もアクラも初めてのセックスだった。それだけに
その「アヤマチ」は、今でも鮮明に俺の心には焼き付いている。
少なくとも俺は、その「アヤマチ」のことを他人に喋ったことはない。大学に入って、酒の
席もちょくちょくあるが、正体不明になるほど酔っ払っても、口を滑らしたことは無い筈だ。
出来ればこのまま一生、誰に知られること無く、墓場まで持っていきたいくらいだ。
あのとき、俺はアクラに恋愛感情を抱いていたわけではない。でも、アクラは違った。俺に
対して明らかに恋愛感情を持っていたのを、俺は知っている。
アクラは友達だけど、客観的に見てやっぱりカワイイと思う。事実、アクラのことを狙っている
男どももいた。
そんなアクラは、俺のことを好きだといってくれた。でもその時、俺には好きな先輩がいて
アクラのことを恋愛対象として見ることはなかった。
明らかに自分に対して恋愛感情を持っているアクラを、俺は恋愛感情を持たないまま、抱いた。
何てヒドイことをしてしまったんだろう、と俺は何度も後悔した。
俺はアクラに申し訳ない気持ちで一杯で、以来、そのときの事をアクラの前で話題にしたことは
ない。
前述のように、他人にも語ったことも無い。アクラの為を思って、俺が抱いてしまったことは
内緒にしておきたい・・・それと、自分の犯したアヤマチを知られて、他人に非難されるのが怖い
と理由もある。俺は、自分のことしか考えていない卑怯者だ。
アクラは、悲しくは無いのだろうか?
自分の気持ちを利用して抱いた、この卑怯者の俺を、アクラは一度も責めたことは無い。高校
時代、あのアヤマチの翌日でさえ、それまでと変わらない態度で接してくれた。アクラは俺の
気持ちを知った上で抱かれたのだとしか考えられなかった。
そう思うと、ますますアクラに対して申し訳なく思い、軽軽しくあのアヤマチについて語る
ことなどますます無くなっていた。
だけどアクラの奴はどうだ?そんな俺の気持ちなど知ってか知らずか、吉生と冗談で「アヤマチ」
などと言い合っている。この場に俺が居なければ、それは本当に冗談で済むが、張本人同士が
いるのだ。冗談でもそんなことは言って欲しくはなかった(別に吉生にアヤマチのことをバラし
たわけではないが)。自分勝手なハナシだとは自覚しているけれど。
それとも、アクラは本当にあのアヤマチを忘れてしまったのだろうか?
アクラにとって、俺とセックスしたという事実は、たいした事ではないのかもしれない。
俺にとっては、今も忘れられない思い出だというのに。
本当に女ってやつは不思議な生き物だ、と俺は思った。
「なんだ?何固まってんだお前?」
吉生の言葉で、俺は現実世界へ引き戻された。
「あ・・・何でもない。別に何でも・・・」
「そう?そのわりに長いトリップだったわね。とりあえず、おかえりなさい」
「うむ、今帰ったぞ」
俺はふんぞり返ってカバンをアクラに突き出した。
「何をそんなに妄想してたんだか・・・そうそう、でな、アクラ聞いてくれよ。こいつったらよ、
フランス語の授業前に、通りすがりの眼鏡っ娘を・・・」
またか!?、と俺は吉生の口をあわてて手で塞ぎに掛かった。
「わっ、違う違う!俺は断じて押し倒してなんかいないぞ!」
「ちょっとぉ、何の話?パンチラがどうとかって・・・」
「パンチラを見たのは事実だよなぁヒヒヒ」
吉生は俺の手をどかしてまたもや下品に笑う。
「だーっ!それは事故だって!ホント、チラッとだけ見えただけだって」
「そうなんだ。( ´_ゝ`)ふーん」
アクラはツーポイントの眼鏡のツルを指で持ち上げて、疑いの目を光らせた。
「でよぉ、アクラ。こいつな、その眼鏡っ娘があまりに可愛かったもんだからさ、ラブ?しちゃった
らしいんだよ」
「で、デタラメだっ」
「( ´_ゝ`)ふーん・・・」
アクラの表情がどんどん冷たくなっていくのがわかる。
「だけど残念ながら、その眼鏡っ娘にもコイツが如何にスケベなのか、一瞬で見破られちゃった
んだろうな。速攻でビンタ喰らって、ハイそれまで」
「なんだ、振られちゃったんだぁ?」
アクラはそう言うと、いつもの笑顔に戻っていった。
「・・・なんだなんだ、お前ら。なんでそんなにあっさり納得するんだよ。俺はそんなにスケベか?」
『ウン』
2人は声を揃えて頷いた。
「まったく、君たちは僕の事を誤解してるよ。自分でいうのもなんだが、僕ほど真面目なヤツも
そうは居ないぞ。痴漢をするわけでなく、ノゾキをするわけでもなく・・・」
とうとうと俺は誇らしげに語り始めた。
「痴漢もノゾキも普通はしないだろ。犯罪だし」
「それを真面目だなんて、よくも言えたものね」
「・・・」
悔しいが、そのとおりだ、と思った。だがこのまま引き下がっては、俺の名誉に関わる。なんとか
濡れ衣を晴らしたい、そう考えていたときのことだった。
「あらっ、さっきのスケベさん?」
俺たち三人は、一斉に声の方向へ顔を向けた。
「その様子なら、叩いた頬も痛くないようですね。良かった、ちょっと強く叩き過ぎちゃったかな
って、心配してたところなんです。でもしょうがないですよね。だって、あんなにしつこく私の
パンツ見てたんだもの。パンツに楽しいことが書いてあるわけじゃないんだしぃ。あんまり
スケベな事ばっかりしてると、いつか捕まりますよぉ?スケベさん」
声の主は横山やすし改めパンチラ改め元パンチラ改め眼鏡っ娘だった。
じゃあ、と眼鏡っ娘は軽く会釈をして立ち去ろうとしたので、
「ちょっと待った!」
俺はダッシュで追いかけて、肩を掴んで引き止めた。
「おい、人聞きの悪い事言わないでくれ。あれは事故だったんだから・・・」
「・・・」
「なあ、君?」
眼鏡っ娘は、何故かまた俺のノドの辺りを見つめていた。
「名前」
「はぁ?」
「名前、教えてください。私は西村萌。あなたの名前は?」
「鈴木・・・」
「鈴木さんですか。下の名前は?」
眼鏡っ娘は俺の顔を見ようとはせず、視線をノドに固定したまま訊ねた。
「・・・ムネオ」
「はい?よく聞こえなかったんですけどぉ」
「ムネオ。鈴木ムネオだよ・・・」
「鈴木ムネオさんですね。どこかで聞いたような名前ですねぇ・・・はて、どこだったか・・・?
ムネオさん、また遭えるのを楽しみにしてますよ」
最後に一度だけ、西村さんは俺の顔を見てにっこりと微笑んでから、その場を後にした。
俺はというと、その圧倒的に可愛すぎる微笑でその場に釘付けにされてしまっていた。
「なぁ、ムネオ。あれがお前の言っていた眼鏡っ娘か?」
後から吉生が話し掛ける。俺は消え行く眼鏡っ娘の後姿を眺めながら
「うん」
と力無く返事をした。
「お前、あの娘のこと、知らないのか?」
「何?じゃあ吉生、お前はあの娘のこと知ってたのか?」
俺が詰め寄るように問うと、吉生はちょっと困ったよう顔で答えた。
「お前もよりによって、あの西村さんを・・・。知らなかったのなら無理も無いけど」
「なんだ?あの娘がどうかしたのか」
「ムネオ、あいつだけはヤメとけ。『西村萌』と聞いてなにか思い出さないか?」
俺は空洞の多い脳味噌をフル回転させて記憶を探してみた。すると、一つだけ当てはまる
事柄があった。
「吉生・・・まさかそれって・・・?」
「そうだよ。『世界救世心教』。いわゆるカルトだよ。あいつの父親、西村博之が教祖で
息子の西村充と西村萌は幹部。ワイドショーでお馴染みのお騒がせご一家の一員だよ」
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体等とは一切関係ございません。
大学キャンパス内にはグラウンドがある。グラウンドといってもサッカー場が一面と
それに重なって野球場があるだけで、田舎の大学の割には広いものではない。
いつもならサッカー部と野球部が場所の奪い合いをして争っているのだが今日の
雨空の下では、その光景も見られない。久しぶりの静かな午後。
ぬかるみを避けるようにつま先歩きでグラウンドをショートカットして、部室棟へ
向かう。
部室の前に着くと、メンテナンススタンドに乗ったバイクが目に飛び込んできた。
RGV-γ。吉生のバイクだ。
レンチや剥ぎ取られたカウルに囲まれて、カギも付けっぱなしで放置してある。
部室の引き戸は開け放たれていたが、γが邪魔で入りにくいことこの上ない。
「おーい、吉生!邪魔だーっ!バイクどかせーっ!」
γのフロントタイヤを軽く足で小突きながら怒鳴ってみた。が、吉生の気配は無い。
「まったく無用心なヤツだな」
仕方ないので、身体を横にしてγをよけながら部屋へ入る。チャンバーの出口に
べったりとこびり付いた2ストロークオイルに気をつけたつもりだったのに、
知らないうちに黒い汚れがジーンズに付着していた。
「あーっ!ちくしょう、これ洗ってもなかなか落ちねーんだよなぁ」
気休めにその辺に置いてあったティッシュでゴシゴシ拭いてみても、黒く粘性の高い
汚れが広がるだけだった。「くそっ!」とティッシュを丸めて、部屋の片隅であふれ
かえったゴミ箱に向かって放った。
何もゴミがあふれているのはゴミ箱だけではない。床には油にまみれたウェスや
ネジ類、オイルの缶やポテトチップスのカス、テーブルの上には飲み残しのペット
ボトルや、分解されたシリンダーやピストンなど、ワンダーフォーゲルとはまるで
関係の無い物だらけで部室の中は散らかっていた。
定期的にアクラが片付けてくれてはいるが、それ以上に散らかすペースの方が速い。
『いたちごっこ』とは、追う側の方が必ず速い。この部室がそれを証明していた。
この部室の中にある物すべてを把握している部員は誰一人としていない。部長の
吉村先輩ですら知らない物が度々発掘されることもしばしばある。
去年の年末、アクラの大号令によってワンダーフォーゲル部創立以来初めての大掃除
が敢行された。その時も持ち主不明の集合管やカビだらけの皮ツナギ、何故こんな
ところにあるのか理解に苦しむ看護婦用白衣や巫女さんの服等がゴミの山の中から
発見された。
それでも部員一同、何の疑問も持たずに淡々と掃除をしていたのだが、ロッカー裏から
正体不明の生物の骨が見つかった時は、さすがに皆驚いた。これはゴミと一緒には捨てず
裏に流れる川の土手に埋めて、手厚く葬った。
こんな部室であるからして、当然の如く、クサイ。オイルや腐敗した食べ物とタバコの
ヤニを足して数年寝かしておくとこんな臭いができるのだろうか。
冬場はまだいいが、これからの暑い季節は入室をためらうほどの異臭になる。よって
夏場は誰も近寄ることもなくなり、しばらくのあいだは「開かずの間」として封印され
てしまう。
今は6月。この部屋を利用できるのもあと僅か。誰も居ない部室を見渡してそんなことを
考えると、この臭いもそれほど悪いもんじゃないな、と思えた。
傍らにある折りたたみ椅子を引き寄せ、背もたれに何重も掛かった汚れたタオルやシャツ
を無造作にロッカーの上へ放り投げてから腰を下ろす。
風通しが悪いこの部屋は、空気が対流することなく悪臭と蒸暑さを閉じ込めている。座って
いるだけで、中に着ていたTシャツの首元に粘っこい汗が噴出してくる。湿気が多くとも
ノドが渇く。カバンの中からミネラルウォーターのペットボトルを取り出した。コンビニで
買ったばかりのときはキンキンに冷えていた水も、口に含むと生温く、ぬるぬるとノドを
通過していった。それでも半分位残っていた中身を目を閉じて一気に飲み干す。
「くっ、気持ちわりぃ」
手から離れた空のペットボトルは、緩やかな放物線を描きつつ落下した後2、3度バウンド
を繰り返し、壁で行き止まりになるまで床を転がり続けた。
こんなとき、アクラが居れば行儀が悪いだのゴミは分別して捨てろだのうるさいだろうし、
吉生が居たらそのペットボトルをボール代わりにしてサッカーまがいの遊びを始めることだろう。
しかし、今日は1人。テレビも無ければパソコンも無い。午後の授業は出欠も取らないので、
受ける気力も無い。ヒマだ。
ヒマつぶし代わりに部室の窓から、降り続ける雨をぼんやりと見つめてみる。雨の日は
嫌いじゃない。でも面白くも何とも無い。面白くも何とも無いのでポケットからタバコを
取り出して一服付けてみる。湿気の多い日は、如何にマイルドなキャスターマイルドとはいえ
マイルド感が失われがちになる。やっぱり、いつもの美味さは無い。むしろまずい。
まずいといえば、本日2回の出遭いを果たした西村萌。
最初は衝撃的なパンチラから始まり、続いて眼鏡の奥から『きゃるぅぅぅん』な上目遣いに
文字通り「萌え」、それからノド攻撃から強烈なビンタへ続く二連コンボ。
そこまではいい。正直、まだきっかけさえあれば、お近付きになりたい。そんな野心を
俺は抱いていた。
高校3年の時以来、恋というものから遠ざかっていた俺の心の中に、小さくうごめく「萌え」
が生まれたような気がしたのである。俺も年頃の男の子なので、これまでのあいだまったく
「萌え」がなかった訳でもないが、それにしてもこんなことは本当にご無沙汰だった。
なのに、彼女はあの有名なカルトの幹部だという。
俺は宗教には、一切興味はない。神社に初詣は行くし、クリスマスにはパーティーに参加
するし、結婚式は神前でも教会でもどっちでも構わないし、でも死ぬときくらいはお経を
あげてもらうだろう。典型的日本人だ。他人が宗教にはまろうが、知ったことではない。
とはいえ、典型的過ぎる程の日本人なら「興味がない」=「カルトだろうが気にしない」
よりは「カルト」=「見てみない振り」もしくは「嫌悪感」なのは、これまた一般的だ。
宗教差別と言われようが、マスコミや御上や住民達の反応がそれを裏付けている。
俺はといえばやはり嫌悪感を抱く性質で、西村萌があの『世界救世心教』の幹部である
ことを知った時、小さく膨らみかけた俺の「萌え」は一瞬で収束してしまった。
「カルト・・・ねぇ」
くわえタバコのままひとりごちた。よりかかった椅子の背もたれのきしむ音が、静かな
部室に小さく響いた。
・
「なに独りで黄昏コイてんだよ」
入り口のγの向こう側で吉生が冷やかした。
「なんだ、居たのか。どこ行ってたんだよ、バイクほったらかして」
邪魔だぞその粗大ゴミ、さっさとどかせ、とテーブルにあったポップコーンのカスを
γに投げつけてやった。
「粗大ゴミだと?失敬なヤツだなぁ。今や希少な2ストだぜ?こんなに大事に乗ってる
のによぉ・・・」
「はんっ。大事に乗ってるだと?そのわりには、カギもつけっぱなし、部品も散らかし
放題じゃねぇか。だいたい、そのチャンバーの出口はなんだ?オイルで真っ黒だ。
整備が行き届いていない証拠だろが。見ろよこのジーンズを。お前がそんなところに
バイクを放置していたせいで・・・」
づかづかと歩み寄り始めると吉生は「まあまあ」と両手のひらを前に突き出して後ずさった。
「待て、待てよ、ムネオ。なにそんなにイライラしてんだよ?」
「俺が・・・?」
俺は足を止めた。
「そうだ、ここで俺がバイクをいじるのはいつものことだろが。普段はそんなこと
気にしてないだろ」
そうだったか?うーん、と小さくうなりながら考え込んでみる。
「・・・わかる、お前の大親友、この吉生君にはよーくわかるぞ。お前が何故イラついて
いるのかがな」
吉生は俺を指差して、うんうん、と頷く。
俺は何故イラついているのか、自分でも気付いていなかった。いや、それに気付いて
認めてしまうのを拒否していたのかもしれない。
「お前のイラつきの原因は・・・」
吉生は鋭い眼光で俺の目を見る。自信に満ち溢れた迫力に負けて、俺は自分から
告白し始めた。
「ああ、その通りだよ。西村萌のことをずっと考えてたよ。・・・だってよ、何も偏見も
先入観もなければ、カワイイ眼鏡っ娘じゃないか。そりゃ、ちょっと変わってるかな?
とか気付いてたけどさ、それは天然だろうって感じたんだ。いいじゃん、天然ってさ。
俺はな、高校卒業以来女の子を本気で好きになったことがないんだ。勘違いするな、
ホモじゃないぞ。俺は女の子が大好きだ。特に眼鏡っ娘がな。これは事実だ、信じろ。
眼鏡っ娘が好きなのには理由がある。話せば長くなるから省略するがな。結論を言うと、
トラウマってやつ?初恋の時から、今まで好きになった女はみんな眼鏡っ娘だ。悪いか
この野郎。タダでさえレアな存在の眼鏡っ娘だ。みーんなコンタクトにしやがってよ。
どうせ男に『眼鏡をはずした方がかわいいよ・・・』とか、テキトウなこと言われて
信じ込んで眼鏡をやめちゃうんだよな。おかしな話だぜ、まったく。絶対、眼鏡を
掛けてる方がかわいいじゃん、なあ。眼鏡をやめるなんて、配牌で中アンコ、しかも
ドラ表示牌が発、なのに一巡目から中切りするようなもんだ。1ハンさがるとかの
レベルじゃねぇよ。配牌で七対子テンパッてるってんなら別だがよ。みすみす満貫
確定を崩すなんて、俺には信じられないぜ。親満確定眼鏡っ娘、いやメンホン一通
中ドラ3で親倍確定、リーチ掛けて一発ツモ、裏ドラまであれば数え役満まである
かもしれないくらいの眼鏡っ娘だよ、俺にはそんな直感まで働いていたんだよ。
これはきっちりアガリたい。なのに、だ。あの娘が『世界救世心教』の幹部だと?
あの悪名高いカルトだと?こっちの気持ちは完全にテンパッってたんだ。もうリーチ
しかない、よし、リーチだ!そしたら中張牌ばっか強気にツモ切りしてたミエミエな
下家が『失礼。国士です。32000』いくらなんでもそりゃねぇよ。いや、恋にちょっと
くらいハードルがあるのは仕方ないけどな、あれじゃハードルどころじゃない、無許可で
板門店を正面突破しろって言われたのと同じだ。無理だ、そいつは通してくれないよ。
ひでぇ。あわよくばこっちも役満だったのに、逆にマイナス32000点だぞ、なあ?
吉生は俺の気持ち、やっぱりわかってくれてたか?」
「・・・いや、俺はてっきりイラついてたのは腹が減ってるからだろうくらいに思って
たんだけどな・・・」
一瞬、部室内を氷点下の風が駆け抜けたような気がした。
「そっか、お前西村のこと、そこまで考えてたんだ。初対面なのに」
よいしょ、と吉生はγに向かってしゃがみこんだ。
「久しぶりに好きになれそうな女が、そんなんだったんじゃな。まあ、女は西村
萌だけじゃねーよ。そりゃぁ、ショックだったかもしんねーけどなぁ・・・」
「・・・」
「お前は過去にとらわれすぎだよ」
確かに、先刻一気にまくしたてたことに偽りはなかった。吉生はまたそのネタで俺を
小馬鹿にするんだろう、と思っていたが違った。γの陰になって顔は見えないが
極めて落ち着いた様子でゆっくりとしゃべりだした。
「お前の高校時代の恋愛話ってさぁ、くわしくは知らないけどよ、たしか一年上の
女の先輩だったか。マジに惚れてたんだってな。マジな分だけ振られたときのダメージも
デカかったんだろうな」
吉生は顔も見せず、もくもくとγをいじっていた。俺はといえば、下唇を噛み締めて
苦い思い出を思い出していた。あの頃のことを思い出すといつもこうだ。恥ずかし
ながら涙が出そうになってしまうのである。そんな姿を吉生には見られたくなかったが
もしかしたら吉生はそれに気付いて、俺の顔を見ないように気を使ってくれているのかも
しれない。
「でもよぉ、そのときからもう二年経つんだろ?二年っていやぁ、365日掛ける2で
えーと・・・700日以上か。700だぞ、700。700回寝て起きてんだよ。なぁ、お前、一週間
前に何食ったか憶えてるかぁ?」
「ん・・・いや」
「たった7日前のことだって忘れてんだよ、普通は。それの百倍だぞ。人間の記憶なんて
あてになんねーじゃないか。お前が思い出の中で勝手に、より辛いものに変えてるだけ
かもしれないぞ」
「・・・」
「強烈な体験は忘れられないけどなぁ、でもそれって時間とともに正確な内容は忘れ
ちまうよな。そのかわり後からくっついた思い込みとかで、妄想を膨らましたりしてな。
そういうもんじゃないか」
ガソリンタンクを取り外して「な?」と吉生は顔を出した。
「それともお前、700日前に何食ったか憶えてんのか?」
ふるふる、と首を振ってみせる。
「だろ?お前はもう忘れてるんだよ。それを『忘れられない』と思い込んでるだけなんだ」
「そうかな・・・?」
ためらいがちに俺がつぶやくと
「そうだよ。もうお前はとっくに忘れてるんだよ。だからお前が今引きずっているのは
勝手な妄想だ。そんなもんに足を引っ張られてんのは、ハッキリ言って勿体無いぜ。
もっと気楽にいこうや」
と言ってオイルの付いた顔を緩ませた。
「気楽っていっても、吉生みたいに気楽過ぎるのもどうかと思うけどな」
本当はすごく嬉しかったのだけど、照れくさかったのでわざと悪態をついてみた。
「そうだな、俺みたいに気楽過ぎるってのも・・・って、オイ!ケンカ売ってんのか
ヽ(*`Д´)ノ ゴルァ!」
口では怒ってみせても吉生の顔はちっとも怒っていなかった。
「ははっ、冗談だよ。そうだな、もう少し気楽に考えられるようにするよ。昔のことは
忘れて、他の女の子を好きになるように、な」
「まったくよぉ・・・。まっ、いいけどな。とにかくそうしたほうがいいぞ。失恋する度に
イジイジとつまづいてちゃあ、次に乗り換えできねーしな。それに西村萌なんて、
ややこしい女にハマらなくてよかったじゃんか」
「なにしろカルトの幹部だもんな。さすがにそいつぁ俺もゴメンだ」
「だよなぁ」
俺たちは顔を見合わせて、はははと笑ってみた。吉生は屈託無く笑っていた、しかし
俺は心からは笑えなかった。西村萌の『きゃるぅぅぅん』な表情が脳裏をよぎって
何故か悲しい気持ちすら沸いていた。
「さ、俺はこれからこいつをやっつけるかぁ!」
吉生は腕まくりをして工具を握り締めた。
「おっと、んじゃ俺も手伝ってやるとするぜ」
「おお、すまんねムネオ君。バイト代はでないけどな」
「貧乏人から金取る程、俺も鬼じゃないぜ。本日は無料サービスだ」
「そいつは気前のイイ事で」
再び俺たちは笑いあった。
「ははは・・・」
吉生の笑いが止む。吉生の視線は雨のグラウンドを向いていた。
「おい、ムネオ」
「うん?」
吉生にうながされて同じ方向を見る。小雨の中、カバンを傘代わりに頭の上に乗せて
小走りで駆けて来る女の子の姿があった。向こうもこっちに気付くと、足を速めて
こちらへ向かって大きく手を振り出した。アクラだった。
「健気だねぇ・・・あんなに嬉しそうに走ってきて・・・」
幼い子供を見るような目つきで吉生は眺めていた。
「そういや学食で『あとで買い物つきあって』って頼まれてたんだっけ」
すっかり忘れてた、と俺は頭を掻いた。
「吉生も一緒に行くだろ?、買い物」
「んにゃ・・・俺、今日はダメだな」
吉生は視線をγのキャブに戻す。
「こいつをもう少しいじらないとな。帰りの足も無いし」
「そうか・・・じゃあどうするかな」
俺が迷っていると、
「行ってやれよ。罪ほろぼしだ」
吉生はγに向かったまま言った。
「罪ほろぼし・・・?」
「西村萌のことで傷ついたのは、お前だけじゃないってこと。お前がよそ見なんかすれば
アクラだって傷つくだろ。アクラを傷つけた、だから罪ほろぼしさ」
「別に俺とアクラは・・・」
「お前が傷つこうがどうでもいいけど、アクラはあれでも女の子だぞ。女の子を悲しませる
のは俺が許さん」
「だって吉生、だから俺は別に・・・」
と言いかけた言葉は「じれてぇな、お前アクラの気持ちが解らないほど鈍感じゃないだろ!
さぁ、とっとと行け!」という吉生の叱責に掻き消された。
「す、すまん、吉生。γの手伝いはまた今度な」
「ばーか。そんなの1人でやるからいいよ」
俺は、じゃあな、と部室にあった傘を持って駆け出すと「おーい!」とアクラが呼び掛けた。
「お前、本当は幸せ者じゃん・・・」
吉生の小さなつぶやきを背中に感じながら、俺はアクラに大きく手を振って応えてみせた。
「ごめんごめん。遅くなっちゃったね」
アクラは乱れた前髪をつまんで直しながら、ぺろっと舌を出した。
「こっちこそ悪かった。お前を見かけるまでキレイに忘れてたよ、買い物行く約束」
ほれ、と手に持ったもう一本の傘を差し出す。
「ひっどーい!ムネオにとって、アタシとの約束なんてその程度なの?」
アクラは受け取った傘で、軽く俺の頭を小突いた。
「そう。その程度。いや、それ以下かも」
「ふーんだっ」
破裂しそうなくらい頬を膨らませるアクラ。艶のある茶色く短い髪、さりげなく耳を
飾ったピアス、イヤミにならない程度の薄化粧、そして曇り一つないツーポイントの
眼鏡レンズの奥でも映える長いまつ毛、冷静で尖った眼。高校生の時よりずっと
大人っぽく、整った顔には知性すら感じさせる彼女だが、こうして一緒にじゃれあって
いると「昔とちっとも変わっていないな」と俺は安心するのだった。
知的に見える、だけでなく、実際アクラの高校時代の成績は俺とは比較にならない程
優れていた。それなのに、何故か俺と同じこんな三流私大である明雲国際大学へ入学した。
「なあ、アクラ。お前ならもっと良い大学へ入れただろうが。あんなウンコクサイ名前の
大学なんかでいいのかよ?」
以前、聞いてみた事がある。
「アタシ、大学で社会学を勉強したいの。あそこの社会学部の教授の書いた本を読んだ
ことがあるの。それですっごくその教授の授業を受けてみたい気持ちになったのよ。
大学のレベルがどうとかじゃなくて、何を学ぶかが大事じゃない?」
俺にはそれが真意なのかわからなかったが、確かにアクラはその教授を慕って授業以外の
時間も熱心に教授室へと通っていた。
俺もその教授の授業を去年受けていたが社会学に興味も無いので、よぼよぼ爺さん教授の
聞き取りにくい声を子守唄代わりにして、日々のバイトの疲れを癒す睡眠時間にしていたのも
今となっては懐かしい思い出だ。
「悪かった悪かった。じゃあコーヒーでもご馳走するよ」
元通りになったばかりのアクラの前髪をぐしゃぐしゃと崩してやる。「やだぁ、何すんのよっ」
とアクラは逃げる。
「コーヒー?それじゃ安すぎよ」
「マックスコーヒーだぞ。世界中探しても、利根コカコーラしか扱ってない、貴重な代物だ」
「うぇ〜っ。あれアタシ嫌いなのよ〜。甘ったるくて」
「まったくだ。俺も嫌い。栃木・茨城・千葉県民の舌は腐ってるんだろうな。だがあえて
お前にご馳走してやる」
「なんで自分の嫌いなものを人に勧めるのよっ?」
アクラは鏡を取り出して、再び髪型を直している。
「金が無いんだ。学校を出たところの自販機なら110円で買えるからな。余った10円で
チロルチョコもご馳走してやろう。消費税は、確か30円以下は掛からなかったと思うし」
「ま、まずしいわねぇ・・・」
「経済的と言え」
俺は堂々と胸を張って見せた。
「・・・もういいわ。そんなに貧乏な人におごってもらったらバチが当たる」
肩に掛けていたバッグの中に鏡をしまいこんでから、はあっ、とアクラはため息をつく。
「でもね、」
沈み込んだ頭が持ち上がる。
「ちょっと嬉しかった」
アクラの表情は明るく晴れ上がっていた。尖った眼も、目尻が下がって柔らかく見える。
「何が?」
「変わらないね、ムネオって。高校の頃と一緒だよ」
くるりと踵を返してアクラは傘の中に隠れた。
「そっかぁ?俺だって少しは成長してるんだぞ」
「うん、そうだね。大人になった、そう思うよ。ちょっと背も伸びてるよね。でもそれだけ
じゃなくって、・・・なんていうのかな?・・・カッコよくなったっていうか・・・」
「アクラさーん、よく聞こえませーん。もっと大きな声で発言してくださーい」
俺は照れていた。
「う・・・もうっ!だからっ!・・・なんかね、最近、ムネオがどんどん大人になっちゃっていくのを
見て、少し寂しい気持ちだったの!でもさ、こうやって一緒に話してると、実は昔と変わって
いなくって。・・・ちょっと安心したの」
人間、長い間同じ時間を共有していると考え方も似てくるのだろう。さっきまで俺がアクラに
感じていたことを、彼女も考えていたらしい。
「俺もさっきまで同じ事思ってたよ。最近アクラって、妙に女っぽいなぁって」
「そぉかしらぁ?」
傘から顔だけ出して「いやーん」とおどけて腰をくねらす。
「目に見えないところも成長したのかな?どれどれ、それじゃ今日はどれだけ成長したか
身体測定でも行うか。さっ、脱いでみて」
「前言撤回。ムネオ、アンタ全然成長してないわ・・・」
「メソメソしちゃってさぁ・・・こういう言い方嫌いだけど、男らしくないよムネオ」
アクラは彼女なりに俺を慰めてくれていた。
「悔しいのはわかる。悲しいのも良くわかる。ムネオがそんなんだと・・・アタシも悲しいよ」
唇を噛み締めてうつむく表情から、一滴、二滴と大粒の涙が床へ落ちていく。
「もういいよ・・・頼むから・・・俺のことはほっといてくれよ・・・」
積み上げられたマットの上で膝を抱えていた。高校三年生、6月のことだった。
他の生徒達が皆すっかり下校した後、耳が痛くなりそうな程しんと静まり返った体育館。
俺とアクラは、体育館の中にある体育用具室に居た。
「なぁ、アクラ。もうこんな時間だぜ。早く帰れよ」
涙混じりの鼻水を、すん、とすすり上げるとホコリの匂いがした。
「ほっとける訳無いじゃん。こんなところ、見せられてさぁ・・・」
外はまだ雨。日は長くとも、天井近くに備え付けられた小さな窓からは薄暗い光が洩れて
くるに過ぎなかった。
逆光の中にいるアクラは片手でごしごしと目をこすっている。
「ねぇ、今日は一緒に帰ろうよ。ここにずっと居たって何の解決にもならないの、ムネオ
だってわかってるでしょ」
俺だってそんなことは十分理解していた。でもまだ子供だった。
「うるせぇっ!」
自分でもビックリするくらいの大声。アクラの肩がびくんっとすくむのがわかった。
「お前に何がわかる?お前に俺の何がわかるってんだ!・・・理解者ヅラしやがって。笑えよ。
笑えってば!みっともないって、俺の事思ってるくせに!」
近くにあったバレーボールをアクラの足元に投げつける。ボールはピンボールゲームのように
あちこち跳ね返ってから、入り口の扉へと転がっていった。
狭い部屋の中は、よく晴れた日中の熱がまだ残っている。加えてこの雨が湿気をもたらして
じっと座り込んでいるだけで、Tシャツとジャージが不快に肌へべたつく。
「みっともない・・・」
逆光に照らされた影がしゃがみこむ。
「男なんでしょっ!?女に振られたくらいで泣いて、当り散らして・・・そんなの、ムネオらしく
ないよ・・・」
丸まった背中を通って、床に届きそうな長い髪が上下に揺れている。俺の好きな―いや、俺が
好きだった先輩も髪の長い女の人だった。
「悪いかよ。俺は本気だったのに、騙されて、挙句に振られて・・・神様だってこんなときは
泣くだろうよ」
「それでも、」とアクラは背を向けて立ち上がった。
「それでも、やっぱりムネオは違うって思ってたのに・・・。どんな壁にぶち当たっても笑って
立ち上がれる・・・ちょっとドジで、でもとっても強くて、そしてすっごく優しくって・・・」
「買い被り過ぎてたな。俺は普通の男だよ」
フッ、と自虐的な笑い声が洩らして、俺は壁に向き合った。
「悪かったな、ご期待に添えなくて。俺は期待を裏切る男―」
がたん、と物音の後、俺の肩から首に掛けて何かが巻きついてきた。
「そんな事言わないで!お願い!」
「アクラ・・・?」
俺は、アクラに背中から強く抱きしめられていた。
>逆光の中にいるアクラは片手でごしごしと目をこすっている。
↑は、「逆光の中で眼鏡を外したアクラは、片手でごしごしと目をこすっている」
にしてください。
「おい・・・?」
蒸暑い体育用具室。背中に感じたアクラの体温で、俺の額にはどっと汗が噴き出した。
「ムネオは・・・そんなんじゃないよ」
陸上部の俺は学校指定ジャージにTシャツ、アクラはバレーボール部のユニフォーム姿。
「なんでお前が泣くのさ・・・?」
俺は高まる鼓動をごまかすように、大きく息をついた。
「泣いてないもん」
首に絡み付いた白く華奢な腕の力がぎゅっと増すと、左耳から首筋に掛けて熱く柔らかな
感触が伝わった。多分、そこにはアクラの頬が押し付けられているのだろう。
「汗臭いだろ、俺。離れた方がいいぞ」
「ばか・・・こんなときに何気をつかってんのよ・・・」
陸上部の俺は室内で筋トレをした後だった。さんざん汗をかいて、Tシャツの背中には
塩が浮かんでいるかもしれない。
「ごめん、それともアタシの方が汗臭い?」
甘い香りが鼻をくすぐる。シャンプーやコロンの香りはしても、汗の臭いなどちっとも
嗅ぎ取れない。
「いや・・・そんなことない。イイ香りがする」
「どんな?」
「女の子の香り・・・かな。すごくイイ香り」
すれ違いざま微かにしか嗅いだことがなかったアクラの甘い香り。俺はその香りの中に
すっぽりと包まれ、安堵と恍惚の入り混じった心地良さに浸っていた。
「変なの・・・」
アクラはそう言うと首をすこし傾けた。眼鏡のフレームが当たる。一瞬だけ冷たい金属の
感触が首筋に伝わり、俺の性的興奮を増大させた。
「ムネオ・・・ムネオのこと、アタシが守ってあげるから」
アクラの言葉は俺の胸を苦しめた。その言葉は、俺の口から大好きだった先輩に言って
あげたかったのに。こんな形で他人の口から聞かされるなんて・・・再び悔しさがこみあがって
くる。
「だから心配しないで・・・」
優しい声を聞きながら先輩の姿を思い浮かべる。いくら追いかけても遠く追いつけない影。
たった一年先に生まれていただけだったのに、その差を縮めることは出来ない。
「アタシならムネオの傍に居てあげられるから・・・」
アクラが優しい言葉を投げかける度、腹立たしい感情がふつふつと湧きあがってくる。
そしてその怒りは、サディスティックに性欲へと変わっていった。
「アタシ、ムネオのことが・・・」
感情が頂点に達し、最早歯止めが利かなくなった。
気が付くと俺は、アクラを体育マットの上に押し倒して激しく唇を重ねていった。
アクラは俺の肩を両手で押し戻して振りほどこうとする。
「うぅっ!」
抗う声も俺の唇の上で掻き消された。もし声を出したところで、傍に誰かが居るわけでもない。
体育館は完全な無人空間。外を通る者が居ても、防音性の高い壁に吸収されてしまうだろう。
俺は抵抗するか細い腕を片手でまとめ上げて、体育マットの上に押し付けて固定する。
身動きが取れなくなったのを確認しようやく唇を離すと、アクラは荒々しく呼吸を取り戻した。
「はっ、はっ、はっ・・・」
息遣いに合わせてアクラのバストが上下に揺れる。俺は手を伸ばしてその揺れに触れようとした。
「イヤッ!やめてっ!」
それは恐怖と悲痛に満ちた声だった。ずり落ちた眼鏡の奥にあるのは懇願の瞳だ。
だが悲しいことに、それは俺のサディズムをより強く刺激してしまった。
理性などとうに消し飛んでいた。もう後戻りは出来ない。
ためらうことなく、俺はアクラの膨らみに手をかけた。
「だめっ・・・や、やめて!」
バレーボール部のユニフォームにローマ字で書かれた学校名が大きくゆがむ。が、手に伝わるのは
ごわごわとしたブラジャーの感触ばかりで、もどかしい。
直にこの膨らみへ触れてしまいたい、とユニフォームの裾に手をかけて、捲り上げてようとした。
(また抵抗されてしまうだろうが力ずくで・・・)
そう思っていたのに、俺に押さえつけられたアクラの腕は逆に、すっと力が抜けていった。
拍子抜けしてアクラの表情を確認する。彼女の瞳から涙が流れ落ちているのには変化はない。
しかしさっきまでの悲しみの表情はない。暴力に対する怒りでもない。諦めでもない。
その時のアクラの表情、それは優しさに満ちた微笑みにほかならなかった。
気が付くと外に降る雨音は、激しさを増していた。
「なに笑ってんだよ・・・」
こんな状況で快楽を感じている筈もない。蔑みの情から生まれた憐憫の笑顔でも無さそうだ。
今の彼女に笑う理由など、どこにもないのだ。
「泣けよ!叫べよ!抵抗して、俺を憎めばいいじゃねぇか!」
用具室の小窓に閃光が走る。数秒の沈黙の後、地を揺るがすような雷鳴が轟く。
轟音にも動じることなく、アクラはゆっくりと口を開いた。
「・・・いいよ」
アクラが何を言ったのか、俺には理解できなかった。
これは明らかな強姦だ。彼女の人格を蹂躙し、悶え苦しむ様子を性の暴力で踏みにじることに
よって成立するものだ。
「ムネオがそうしたいのなら、してもいいんだよ」
その一言は、俺のしている行為、つまり強姦の定義を破壊するに十分であり、目的と概念を
見失ってしまった肉体と脳を膠着させることとなった。
「それでムネオの気が済むのなら、アタシはこんなこと悲しいなんて思わない。同情だと思う
ならそれでもいいわ。でもアタシ自身は同情なんかで抱かれるんじゃないの。ムネオはアタシの
大切な人だから。ムネオは気付いてないかもしれないけど、ムネオはいつもアタシに元気を
くれるているんだよ。いっつも貰ってばっかりだもん。たまにはお返ししないとね」
アクラの手が伸びて、俺の掌をぎゅっと握り締める。
「いきなりだったから、ちょっとびっくりしたけど・・・ムネオは今、アタシに甘えてくれて
いるんだよね?・・・それがすごく嬉しいの。ムネオがアタシを必要としてくれている、それが
すっごく嬉しいの。ムネオは他人に頼ったりしない、強い人だよね。それでいて他人には
優しくって、与えてばかりで・・・いつも1人で突っ走って、いつかそのままどこかへ消えちゃうん
じゃないかって、心配なんだから・・・」
俺はアクラの上から身体をどかした。
「ねぇ、お願い。一度だけでいいから。ムネオに思いっきり甘えて欲しい・・・」
アクラの目に偽りはない。再び部屋の中に閃光が刺し、さっきよりも短い間隔で雷鳴が響いた。
「・・・もういいよ。俺が悪かった。俺、そんな気分じゃなくなったから・・・」
握られた手を解いてアクラに背を向けて座る。事実、さっきまで股間を激しく脈打っていた
ザンザスは、すっかり大人しく静まっていた。
「見返りなんて期待しないよ。ムネオの気持ちを晴らせてあげたいの・・・たとえそれが一時だけで
あっても・・・。ねぇ、アタシはムネオに何も与えられないの?それともアタシなんかじゃ、魅力を
感じないかもしれないけど・・・」
「・・・ばーか。魅力を感じなかったら、あんなことするかよ・・・」
自分のしていた行為を恥じた。一時の感情に任せて犯罪行為に走ってしまうところだった。
アクラはこんなにも俺のことを考えてくれているというのに。
「なあ、キス・・・」
「うん?」
「その、ごめんな。キスしちゃって・・・」
キスという言葉に謝罪と照れを感じて、口ごもりながら言った。
「そうよ。アタシのファーストキスだったんだからね」
「ごめん!」
いまだかつて誰も触れたことのないアクラの唇を汚してしまったことを、強く詫びた。
同時に、何故か俺の心の奥底からは罪悪感以上に、満たされた達成感のようなものが湧き
上がっていた。
幼い頃に友達が親に買ってもらったばかりのオモチャを見せびらかすのを見て、反射的にそれを
奪って地面にたたきつけて壊してしまったことを思い出した。
友達は新しいオモチャを俺に見せて「すげぇ!いいなぁ!」と一緒に喜んでくれるだろうと期待を
していたのだと思う。だが俺はそれを裏切った。
粉々に飛び散った真新しく輝いたオモチャの破片と泣き喚く友達の姿を、俺は指差して笑った。
とても痛快だった。罪悪感など全くなかった。それがきっかけでその友達とは二度と遊ぶことは
なくなってしまった。形ある物を破壊すること以上に、他人の気持ちを壊してしまったことのほうが
快感だった。
(なんなんだ!俺は!なんて最低な男なんだ!)
無理矢理キスをされた彼女のショックは大きかったはずである。それなのにアクラは「大丈夫。
気にしないから」などと気丈に振舞っている。俺の汚い欲望など気付くことなく、むしろ信頼すら
されているようで、とても惨めな気分だった。
そして惨めな気分とは裏腹に、ザンザスはまた、鎌首をもたげ始めていた。
こんなとき、ジャージは不便だ。股間に目をやると、ジャージを突き破らんばかりにザンザスが
硬直している。俺は、アクラに悟られまいと、膝を抱えて股間の異変を隠した。
「こんな夕立じゃあ、すぐには帰れないね・・・」
「ああ。すぐに止むだろうけどな」
「じゃあ、ちょっとここで雨宿りだね」
アクラは俺の隣へ遠慮がちに腰を下ろして、俺と同じように膝を抱えて背を丸めた。
また外は稲光。大地を割り裂かんばかりの重低音が、バレーボールのスコアボードやバスケット
ボール入れをビリビリ震えさせる。雷はかなり近くまで迫っているようだ。
「なあ、アクラってカミナリとか恐くないわけ?」
ふと訊ねてみた。
「恐いよ」
アクラは抱えた膝の上に顎をちょこんと乗せ、正面の壁に向かってつぶやいた。
間近で見るアクラの横顔。長い髪は耳にかかっており、白い頬が悩ましく俺の目に飛び込む。
鼻筋も顎のラインもシンプルな造形。複雑なラインはなく、すっきりとしている。コイツの
横顔をスケッチするのは簡単そうだな、そんなことを思いつつも、その美しさに俺は焦点も
定まらないまま、ぼーっと見とれていた。
「恐いけど、平気」
肉薄な唇だけが微かに動く。あの柔らかそうな唇が俺の唇と・・・、さっきは無我夢中だったので
感触が残っていないのが悔やしい。
「だって、ムネオがいるから・・・」
そう言うと、アクラは静かに目を閉じた。眼鏡の隙間からのぞく長いまつ毛に光る涙は、少女の
あどけなさを打ち消して、大人の色気を感じさせる。
こんなにも、アクラが異性であるとの意識を持った事は今までに無かった。同時に自分が男
であることを強く自覚したことも無い。そそり立ったザンザスの先端から溢れ出した汁が、
戸惑う背中を「さあ、行けよ」と押し出すようで、俺はオスの本能と人間としての理性の
板挟みに、激しい葛藤を覚えていた。
ここで肩に手を回して、キスをしてしまったらどうだろうか?アクラはきっと拒まないだろう。
こういった経験をしたことはないが、今は多分、キスをしてもかまわない雰囲気なのだと思う。
しかし俺は、アクラに恋心を抱いているわけではない。まだ先輩のことが好きでたまらなく、
他の女の子と付き合うなど微塵も考えられない。
でも俺がオナニーをするときに想像するのは他でもない、アクラだった。
俺は今まで数え切れないほど、妄想の中でアクラを陵辱していたのだ。
先輩のほうがもちろん好きである。先輩とセックスもしてみたい欲望もある。だが俺がセックスを
してみたいとより強く思うのは、アクラなのだ。
先輩の肉体に魅力を感じられないとか、アクラのほうが性欲を掻き立てる体つきをしているとかの
比較ではない。服の上からしか確認したことは無いが、肉体的に見ればどちらも甲乙付け難い
美しさを持っていた。ならば先輩を想像してオナニーにふけるべきなのだろう。
「先輩を汚してしまいたくなかった」
先輩は俺にとって、尊すぎる存在なのだ。大切に思うあまり、オナニーのおかずにしてしまうのが
申し訳なく、つい先輩を想像してオナニーをしてしまった後など、ひどい嫌悪感に見舞われてしまう。
想像するにしても、それは少女マンガに登場するような抽象的なセックスであり、ましてや先輩が
淫らに喘ぐようなことなど、俺は一切妄想できないのであった。
では、アクラならどうか?
クラスも同じで、日常顔を合わす機会でいえば、圧倒的に先輩を上回る。お互いに信頼をし合い、
異性同士であっても、俺たちは親友と認め合うことが出来る程の間柄だ。違った環境の中で出会って
いたならば、俺たちは恋人同士になれたかも知れない。それでも俺たちは、友達同士になる方を
選んだ。
夜、独り部屋に篭り、俺の妄想の中で登場するアクラは違っていた。友達なんかじゃない。
愛液にまみれた身体をよがらせ、俺のザンザスを求めて喘ぐ、メスの淫獣だ。
嫌がるアクラの口に無理矢理ザンザスを押し付け、抵抗しようものなら暴力をふるうことも辞さない。
観念した彼女はおそるおそる、凶暴化したザンザスを丁寧にしゃぶる。眼鏡の下からは涙が流れ落ちて
いる。そこで俺は間髪入れずに腰を前後に振って、喉を突き破らんばかりにザンザスを激しく出し入れ
し、時折口からはみ出した先端が眼鏡のレンズに当たっては、アクラの唾液と俺の淫蜜が交じり合った
粘液が糸を引いて卑猥な軌跡を描いたりもする。
俺は絶頂近くになると、今度はアクラに自分でザンザスを迎え入れることを強要する。
濡れきっていない淫裂をメリメリと切り裂かれるたび、アクラは苦痛の表情を浮かべて泣き叫ぶ。
俺は、痛みに躊躇して動きを止めるアクラの腰を引き寄せては持ち上げ、自分だけの快楽を追及する。
するとそのうちにアクラも恍惚の表情に変わり、悲痛の叫びは歓喜のものへと変わっていく。もう
アクラの淫裂からは、蜜液が腿にかけてまで流れ落ちている頃だ。今度は体勢を換えて俺が上になる。
最初はゆっくりと陰門の付近で前後にザンザスを抜き差ししているが、アクラは涙を流して深く挿入
することを懇願する。徐々に速度を速めると同時に、ストロークを大きく取り、やがて子宮の入り口を
突くまでに達すると、アクラもそれに合わせるかのように背を反らして途切れのない悦びの声を
上げる。その淫らな姿に俺も興奮して、豊かな二つの膨らみを揉みしだきつつ、腰の速度をますます
速めていく。
「中で出すぞ!」
「あぁっ!ダメぇっ!」
絶頂に達する時は、逃れようとするアクラの腰を押さえつけて、一滴すら残らないように膣内に
ぶちまけるのだ。
これが俺のいつもの妄想パターンだ。
アクラを妄想で汚すことには、不思議と罪悪感を感じない。大きな達成感を得ることがあっても、だ。
現実にこんなことをしてしまえば、もうアクラとの友情も消えてしまうのは明白であり、それは俺も
望むべき姿ではない。
それでも俺はアクラを汚してしまいたい衝動を常日頃抱いていた。幼い頃に友達が自慢していた
オモチャを粉々に壊してしまった破滅的快感は、大きくなった今も俺の心の中に存在している。
そしていま―
手を伸ばせば、俺のすぐ隣にはアクラがいる。
震える手でアクラの肩を抱くと、それが自然であるかのように、彼女は目を閉じた。
キス。
今度は優しく唇を重ねあう。脳の芯まで柔らかな感触が伝達される。
一瞬の閃光と炸裂音が同時に起こると、外から洩れる電気の明かりが消え、体育用具室は深い暗闇に
包まれた。
こうして俺たちは、決して消すことの出来ないたった一度のアヤマチに向かって走り出した。
,
お互いの唇を離す。唇が触れ合っていたのはわずか2.3秒程度のことだった。
安倉涼子の肩に回した手がじっとりと汗ばんでいる。そしてもう片方の手で、安倉涼子の長い髪を
かきあげて彼女の表情を確認する。暗闇の中にあって、はっきりとした様子は見えない。
手を髪から顔になぞらせてみると、呼吸に合わせて小さく動く唇や熱を帯びた頬がうかがい知れた。
そのまま指の腹を耳元へすべらせ、首筋に沿って這わせてみると、安倉涼子の口から小さく「あっ・・・」
と吐息が洩れる。それが快楽から発せられたものだとは思わずに、どこか痛くしてしまったのかと
勘違いをして手を引っ込めた。
「痛かったか?」
「ううん、そうじゃなくて・・・いいよ、気にしないで」
いつもの快活な声ではなく、甘く力のない声だった。
闇に慣れ始め、目視で安倉涼子の輪郭を確認し、もう一度唇を交わすと、俺の腰の辺りに
くすぐったい感覚が走る。安倉涼子俺の腰に震える手を回してしがみついていた。
「はぁっ・・・」
唇が離れると安倉涼子は艶やかな溜息をついた後、体重を俺に預けるようによろめいた。
俺は安倉涼子の身体を支えるように抱きとめ、彼女の長い髪の海の中に顔を埋めて甘い香りを
鼻腔の奥でたっぷりと味わった。
全てが柔らかい―
初めて触れる女の子の身体は、どこに触れても柔らかいと感じた。
頭蓋骨で覆われている頭部でさえ、手や唇でふれるだけで「ふよ」と凹んでしまいそうな錯覚に
陥りそうだった。卵黄を壊さずにつかむように、指先へ神経を集中させてまた髪をかきあげる。
そこに現れた真っ赤に充血した安倉涼子の耳に、そっと唇を押し当ててみた。
びくん、と安倉涼子の肩がすくむ。また俺は驚き、口からわずかに息が洩れる。
「あっ!」
安倉涼子は身体を硬直させ、背を反らす。
―安倉涼子は感じているんだ―
確信した俺は、耳たぶを唇で挟み、愛撫を始めた。
耳元で、はぁっ、はぁっ、と息を荒立てる度、安倉涼子もそれに合わせて身体を震わせる。
(こんなときはどうしたらいい?)
経験の無い俺は、雑誌やアダルトビデオで見た内容を必死で思い出し、安倉涼子の耳元を
舌技で遠慮がちに愛撫した。
「ああっ!・・・ムネオ・・・」
安倉涼子は俺の背中に痛みが走るほど力を込めてしがみついた。
ちろちろ・・・
舌の先端を耳から首筋へそって移動させると、それを追ってほのかに塩分を含んだ皮膚が
こわばっていくのがわかった。舌を喉元で止めて、唇を吸い付かせて小さく「ちゅっ」と
音を立ててやると、またそこで安倉涼子は小刻みに身体を震わせる。
俺は自分でも驚いたくらい、極めて冷静だった。
自慰行為のときの妄想では、荒々しく安倉涼子を陵辱していたのに、やはり現実を目の当たりに
しては、相手への遠慮も働いてしまうのだろう。それはむしろ好都合だった。安倉涼子に余計な
不安を与えることもない。
もしも妄想どおりに始めていたら―
(安倉涼子には激しく抵抗され、こんなにもスムーズにコトも運ばないだろうし、もし無理矢理に
でもコトを進めてしまっては、終わった後に訴えられたり、学校を退学になったり・・・)
こんな時でも俺は、安倉涼子を心配するよりも自分の保身についてしか考えていない事に気付き、
激しい嫌悪感に見舞われそうになった。だが今はそれどころじゃない。念願憧れのセックスの
入り口へ立っているのだ。
愛撫の手を止め、安倉涼子の顔を眺めた。レンズの奥の潤んだ瞳は、真っ直ぐに俺を見つめて
「きゃるぅぅぅん」と語っていた。
,
バレーボール部のユニフォーム越しに見る二つの隆起へそろそろ手を伸ばすと、安倉涼子は
覚悟を決めたように目を閉じ唇を噛み締めて身構える。彼女も我慢に必死なのだと思うが、
その様子を見てしまっては、俺も手荒なことは出来ない。
伸ばした手の軌道を修正して小さな肩の上に乗せ、できるだけ優しく口づけをし、彼女の名前を
耳元で囁いた。
「アクラ・・・」
彼女の力が抜けて、女性らしい丸みを帯びた肩に戻る。そしてもう一度最初からやり直し、彼女の
耳、首筋、喉の順で唇を這わせ、そのまま胸の谷間へと顔を埋め、最後は両脇からさするように
胸のふくらみへ手をかけた。
そこで手に伝わるのは、やはりブラジャーのカップやワイヤーの硬い感触でゴワゴワしていたが、
豊かに発育したふくらみの形状が形成されていることがわかり俺は、それを生で見てみたい、と
素直な感想を抱く。スパッツの中にしまわれたシャツの裾に手をかけて、上へめくりあげようと
したときのこと、
「待って・・・」
安倉涼子の口から制止の声が掛かった。
「眼鏡・・・」
「うん?・・・ああ」
俺は両手で彼女のかけていた眼鏡をそっと外した。何かの本で読んだことがある、服を脱がす時に
こそ、眼鏡っ娘ならではの醍醐味がある、との一節を思い出した。
普通の女の子なら、服を脱がしてあげるという行為しかないが、眼鏡っ娘には「眼鏡を外す」という
通常よりも一工程多い手順を踏まなければならない。つまり、服を脱がす時の楽しみが通常よりも
多いという理論。
なるほど・・・、と俺は安倉涼子の眼鏡を外しながら理論の正確性に感心していた。外した眼鏡は
跳び箱の上へ置きかけると
「そっちじゃなくて、ここへ置いて」
安倉涼子は自分の手元を指差した。疑問に思って「何で?」と訊き返すが、彼女は首を横に振る
だけだ。
腑に落ちないまま再びユニフォームの裾に手をかけると、またもや安倉涼子から「ちょっと待って」
と制止される。今度は何だ?とイラつきそうになりながら彼女の顔を見ると、激しく紅潮していた。
「あの・・・教えて欲しいの。ムネオは・・・その・・・したこと・・・あるの?」
その言葉の意味がわからず「えっ?」と訊き返した。
「何を?」
「えっとね、・・・そのぉ・・・こういうこと」
「こういうことって?」
「もう・・・知っててトボケてるんじゃないよね?」
「だから何を?わかんないよ」
「その・・・ね、だから、なんていうか・・・他の女の子とセックスしたことってあるの・・・?」
真面目な安倉涼子の口から『セックス』という意外な言葉を聞いて、俺は興奮した。
「ないよ」
「じゃあ、アタシが初めてになるの?」
「うん。ならば聞くけど、アクラはどうなの?」
「ばかっ!・・・キスだって初めてだって言ったじゃない・・・」
「そっか・・・そうだったな。いいのか?俺なんかが初めての相手でさ」
返事は無かった。安倉涼子はうつむいたまま押し黙っていた。が、その沈黙は否定の沈黙では
無い。安倉涼子は黙って口付けしてきて、明確な肯定の意志を俺に伝えたのである。
その意志に応えるべく、彼女の唇を割って舌を滑り込ませると、合わさっていた上下の歯の間から
おずおずと舌が現れ、お互いに先端同士を触れ合わせた。激しくは無いがチロチロと求め合う
それぞれの舌は、肉体と別の意志をもった単独の生物のようである。
今までよりも濃密なキスを終えると、糸を引くように唾液の線がキラリと光った。
「はぁっ」
安倉涼子は生温かな吐息を漏らした後、焦点の定まらない潤んだ瞳で「あとひとつだけ」と
大きく頷きながら俺に質問してきた。
「あとひとつだけ教えて欲しい・・・。ムネオは・・・ムネオは今、アタシとしたいんだよね・・・?」
「うん。俺が今、セックスをしたいのは・・・アクラだ」
ウソではない。夜毎オナニーで妄想セックスの対象としているのは、安倉涼子である。先輩の
ことが好きでも、世界中の誰よりもセックスしてみたい相手は、安倉涼子の他をおいていなかった。
「・・・ねぇ、お願い。セックスの最中は、先輩のことを忘れて。今これからムネオがセックスするのは
先輩じゃなくてアタシなんだから。・・・先輩の代わりじゃイヤなの・・・」
「泣くなって・・・」
安倉涼子を力強く抱き寄せる。
「大丈夫だよ。俺がこれから抱くのはアクラだよ。・・・今はアクラだけが欲しい。先輩じゃなくて
アクラとしたいんだ」
「信じてもいいの・・・?」
「信じろよ」
「本当に?」
「本当さ」
「神様に誓って?」
「仏様にも誓ってやる。足りなきゃ西村博之にも誓ってやる」
「ふふ・・・誰それ・・・?」
「カルトの教祖だよ。『世界救世心教』とかっていう・・・」
「やだ、ムネオってばそんな宗教の信者だったの?」
「冗談さ・・・」
安倉涼子の鼻を悪戯っぽくつまんでやった後、軽く口づけする。
「ムネオ・・・服・・・」
「ああ」
俺はいそいそとTシャツを脱ぎ去って見せた。
「じゃあアクラの番だ」
安倉涼子のユニフォームに手をかけたが、彼女は小さく首を横に振る。
「いい・・・自分で脱ぐよ」
俺は反射的に安倉涼子から目をそらした。
体育館の屋根や壁や窓を叩く雨粒の音に混じって、微かにしゅるしゅるという衣擦れの音が
聞こえる。ただ布が擦れる音に、これほど期待と興奮を味わったことは無かった。思わず
唾をごくりと飲み込む。
「もういいよ」
声に誘われて視線を戻すと、そこにはバレーボール部のユニフォームであるTシャツと
スパッツを脱ぎ、下着姿になった安倉涼子のシルエットがあった。
「恥ずかしいから・・・」
安倉涼子はそう言いながら、手で胸と下半身を隠す。それからしゃがみこんで、傍らに置いて
あった眼鏡を手にする。
「眼鏡かけるのか・・・?」
「うん。ただでさえ暗いのに、これが無いと全然見えなくなっちゃうから」
「何を見るの・・・?」
「あっ・・・!」
えっと、違うの、そうじゃなくって、別に見るとか見ないとか・・・と安倉涼子はしどろもどろに
なりながら必死に言葉を捜した。
「顔・・・そう、顔よ!」
ポン、と思いついたように手を叩く。
「ムネオの顔も見えなくなっちゃうよ・・・これでもちょっと不安なんだからね」
俺は立ち上がって、膨れた安倉涼子の頬に手を当て「俺も不安だよ。初めてだし」と言った。
「でも・・・俺が見たいのは、お前の裸だ」
「恥ずかしいよぉ・・・」
「お前も見たいから、眼鏡かけたんだろ。俺の・・・」
「ばぁか」
俺の言葉をさえぎるように言いながら、安倉涼子は俺の口を自らの唇で塞いだ。
お互いの身体をきつく抱きしめあう。もう俺の耳には轟く雷鳴も激しい雨音も聞こえない。
聞こえるのは、相手の漏らす声と息遣い。身体を伝わるのは、体温と柔らかな触感、そして
高まる鼓動。
呼吸をするのももどかしい程、唇を奪い合うが、慣れていないせいで何度かカチリと歯を
ぶつけてあってしまうこともあり、その度にバツの悪そうな表情でクスリと笑いあう。
「やっぱり」
「あん?」
「やっぱりムネオも初めてなんだね」
ホッとしたように安倉涼子は俺に体重を預けた。
「そういっただろ」
俺は、彼女の身体を抱き上げて、何枚も重なった体育マットの上にそっと下ろす。
あらためて見る、安倉涼子の姿。少女のあどけなさを残しつつ成熟しかけた肢体は完成した
女性の肉体とはいえないが、彼女の好奇とも恐怖ともとれない眼鏡の奥の微妙な眼差しと
相まって、罪悪感と劣情をそそらせる。
「けっこう着やせするタイプなんだな、アクラって」
白いブラジャーの上から、立派に発達した胸を軽くもむ。
「も、こんなときに・・・なに・・・言って・・・」
安倉涼子の言葉は小さく消えていった代わりに、息遣いが大きくなり始めた。
「はぁ・・・ん」
上から下へ、身体の中心から外へ、それから円を描くように、と揉みしだく両手の動きに
変化をつける毎に、安倉涼子のバストは複雑な表情を見せる。ブラジャー越しに隆起の
頂(いただき)を指でつまんでやると、周囲とは違ったコリコリとした果実の感触があった。
「う・・・ん」
きゅっ、きゅっと軽く力を入れると、それに合わせて声にならない悦びの吐息が安倉涼子の
口から洩れる。
「・・・感度良いねアクラ」
「ば・・・かなコト・・・言わないで」
胸が苦しそうに波を打っているのを見て、俺は彼女の背中に手を回してブラジャーの止金を
外してやる。
「はぁっ」
安倉涼子の溜息と同時に張りつめたふくらみが逃げ場を求めるように、ブラジャーからこぼれる。
期待を込めてブラジャーを取り去ると、そこにあったのは真っ白な雪山を連想させる二つの隆起で
あった。頂には指で確認していた小ぶりでピンク色に染まった果実が、健気に自己主張をしている。
外から照らされる閃光によって陰影が浮き上がり、立体的造形に拍車を掛けた。
18歳の俺が初めて見る、肉親以外の女性の裸体は、想像以上に芸術的であり、また官能的であった。
いやそれは― 俺が今見ている女性が安倉涼子だからこそ、なおさらそう感じるのだろう。
―「おはよう!」
朝の登校途中で元気な挨拶をしながら微笑む、制服姿の安倉涼子。
「また宿題忘れたの〜?しょうがないなぁ」
今度だけだからね、といいながら毎回宿題を写させてくれる、眼鏡を掛けた安倉涼子。
「こらっ!ムネオ!だめだぞ、掃除サボっちゃあ」
もうっ、と腰に両手を当てて俺を叱る、お姉さんぶった安倉涼子。
「がんばれーっ!ムネオーっ」
校庭で陸上部の俺が走っている姿を見て、長い髪を風に揺らして懸命に応援してくれる安倉涼子―
俺が知っている安倉涼子と、今目の前で美しい裸体を晒して横たわっている安倉涼子は、まったくの
別人のようであり、紛れも無く同一人物なのだ。
安倉涼子に対するさまざまなイメージが脳内で交錯するにつれ、俺は妄想の中で彼女をを犯し
まくっていたことに、今頃になって激しい罪悪の念を抱いた。
だが、いつもとは違った他の多分誰も知らない安倉涼子の秘密の一面を、世界で唯一この俺だけが
知ることとなるのだと思うと、また俺は強い劣情をもよおすのだった。
.
安倉涼子の裸体を見つめながら、俺はそんなふうなことに思いを張り巡らせ、脳内小旅行に
出かけていた。
「ねぇ、ムネオ。恥ずかしいよぉ・・・」
安倉涼子のか弱い声によって、はっ、と現実世界へ引き戻される。
「あんまり見ないで・・・自信ないから」
彼女はそう言いながら、両手で胸を覆い隠す。ややずり落ちた眼鏡のレンズの上から不安げな
眼差しで俺を見つめる。
「悪い、見とれてた」
「そんなこと・・・」
視線をそらした安倉涼子であったが、まんざら気分も悪く無さそうだった。我ながら上手い言い訳を
したものだと思った。
「アクラ、もっと見せてよ」
覆い隠した手をどかして再び胸があらわになると安倉涼子は、あっ、と小さく驚きの声を漏らす。
そして俺は、二つ並んだふくらみの谷間へと顔を埋めた。甘く柔らかな香りが鼻腔内を満たしていく。
至極の瞬間であった。
「柔らかいな・・・アクラって」
無防備にさらけ出されたバストを、今度は直に揉み始める。
「あっ・・・いやっ・・・はぁっ・・・」
ふよふよとした、何物にも例え難い柔らかな感触を両手で味わう。強く揉むと指の隙間から白い肌が
はみ出るが、また力を抜くとなにごともなかったように元の形へと戻る、不思議な柔らかさだ。
さらに手を持ち替えて、人差し指と親指で突起の部分をつまみながら揉んでみる。
「ああっ!」
ひときわ安倉涼子の声が大きくなった。コリコリとした果実とふよふよとしたふくらみ。俺は緩急を
つけて攻め続ける。
コリコリ・・・
ふにふに・・・
コリコリ・・・
ふにふに・・・
「アクラ・・・気持ちいい?」
安倉涼子の耳元に口を近づけてささやいた。
「う・・・ん・・・」
彼女は蚊の鳴くような声で小さく返事をした後、恥ずかしそうに顔を手で隠した。
バストはがら空きになっている。顔を近づけて、ピンクに熟した果実をそっと口に含んでみた。
「えっ!?・・・いやっ・・・だめだってばぁ・・・ああっ!」
身をよがらして安倉涼子は抵抗したが、それは最初だけだった。舌先でちろちろと果実を転がして
いるうちに、彼女の身体から力がゆるゆると抜け、俺にすべてを委ねるようになった。
唇で挟む。
「はぁっ」
軽く歯を立ててみる。
「あうっ」
舌を転がす。
「ああん・・・」
彼女は喘ぎ声と変化する表情で、俺の愛撫に応えてみせていた。
しかし俺には、ずっと気になっている事があった。
―アクラのアソコは、今、どんなふうになっているんだろう?―
安倉涼子の下半身へ視線を落とすと、そこは白いシルクの輝きだった。閉じられた両股の線の
延長に、ゆったりとした隆起のラインが浅い縦穴の臍窩へと伸びている。
果実を口に含んで2,3度転がした舌を腹部、臍窩、それから恥骨に向かってなぞらせると
「待って!そっ、そこはっ!」安倉涼子は身体を起こし、恥隆部分を手で隠しつつ
「だめぇっ!そんな汚いトコ・・・」
そこは勘弁して、と下にいる俺を見て言った。しかし俺が「アクラッ!」と叱りつけて睨むと、
彼女は悲しげに目を閉じ、恥隆から手を離した。
もう一度、臍窩から恥骨部分へ舌を這わす。白い布越しにザラザラとした若草の萌えに、少女から
大人への脱皮を遂げた証に押さえが利かず、激しくむしゃぶりついた。むせ返るような性器の臭いが
鼻を刺激するが、これが安倉涼子の臭いだと思うと不快には感じなかった。
「むはっ・・・はぁうっ・・・」
熱い息が安倉涼子の恥骨部分へ押し付けられ、彼女は身を強張らせ、膝をぴったりと閉ざしたまま
小刻みに震えている。このままでは次の段階、つまり彼女の淫破瑠巣へ到達することは出来ない、
そう思い、とじられた股を強引に手で押し広げた。
「やぁん・・・」
安倉涼子は両股の間から困った表情で俺を見つめる。
広げられた間にある白い薄布に顔を近づけて、また舌を這わせる。若草の茂みの縦スジに沿って
下降すると、ついに一点の突起を探し出したのである。
「あっ・・・!」
びゅくん、と安倉涼子の腰が浮く。
(ここはもしかして・・・?)
それはクリッピングポイントだった。宝の埋蔵場所を探し当てたかのように、俺は布越しに
クリッピングを攻めまくった。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」
安倉涼子はスタッカートとブレスを繰り返す。舌先に塩分と酸味を帯びた味覚を感じて、白い布切れを
目視で確認すると、クリッピングポイントの下部が赤っぽく濡れ透けていた。
「アクラ・・・気持ちいいか?」
「・・・」
無言の肯定だった。
「じゃあ、脱がすぞ・・・」
シルクの両側に指を掛ける。焦りはやる気持ちが、汗で張り付いている下着をますます脱がし辛くする。
安倉涼子も協力して腰を浮かしてくれたのが妙に嬉しかった。
こうして安倉涼子はすべての着衣を取り払われた。唯一身に付けている白いソックスと、俺のイメージ
するところの「彼女の象徴的存在」であるメガネが、健康的な卑猥さを醸し出していた。
「ダメ・・・見ないで」
彼女は横になりながら身体を丸めて裸身を隠した。
「・・・わかった。俺も裸になるよ」
すっくと立ち上がると、股間にジャージの張りを感じて目を落とすと「いつでも全開OK」なザンザスが
雄たけびを上げていた。
「やだッ!」
その様子に気付いて安倉涼子は顔をそむけた。
(いよいよなんだな・・・)
期待にはちきれんばかりのザンザスをなだめるように、俺はジャージとトランクスを脱ぎ去った。
闇の中にそそり立つザンザス。彼本来の使用目的を遂げるべく期待に脈打つ様子を頼もしく思えて
いたのは、少々親バカ心もあったかもしれないが、ひいき目を差し引いても俺の「男★ザンザス」は
自慰行為の時よりもたくましく膨張していた。
「アクラ、こっち向けよ」
おそるおそる安倉涼子は身体を向ける。
「うゎぁ・・・」
一瞬の驚愕から好奇への変化。
「無理だよぉ・・・そんな・・・おっきいの」
安倉涼子の視線はザンザス一点に集中している。
「おっきいって・・・誰かの見たことあんのか?」
「ううん、あるわけないじゃない」
「俺も他人と比較したこと無いけど、多分・・・普通サイズだと思う」
「それで普通なの!?無理無理無理、絶対無理だってば!」
「無理かどうかは、試してみないとわかんないよ。それとも、もうやめとくか?」
もしここで本当に「やめとく」と答えられてはどうしよう?と、返事を恐れていたが、暫くの沈黙の
後、安倉涼子は小さく「・・・いいよ、続けて」と囁いた。
「わかった。それじゃ遠慮なく」
安倉涼子の閉じられた両足を腕ずくで押し広げる。「いやっ・・・!」とすぐに閉じようとするが
「・・・続けるんだろ?」
俺が耳元で囁くと、自らゆっくりと股を開いていった。シルクに包まれていた恥隆に生える若草たちは
密度も範囲も薄く、地面に走る浅いクレバスがくっきりと確認された。
左手を彼女の首の下に回して腕枕をして、落ち着かせるように短いキスを繰り返しつつ、右手は
くびれたウェストラインからヒップに向かって撫で下ろす。やがて右手は、後から横へまわって
若草の茂みにたどり着き、中指の先をクレバスに沿って這わせていくと、短い茂みの区間を突き抜けて
滑走抵抗の大きい感触に行き着いた。肌よりも湿気を帯びたその部分は、皮膚というよりも「肉」と
いったほうが適切だ。
「んっ!・・・あっ、ダメっ!あああ〜っ」
クリッピングポイントを中指の先で、前後に動かして刺激を繰り返す。安倉涼子はメガネがズレるのも
気にせずに俺の首筋に顔を押し付けた。
「あっ、あっ、・・・ああんっ!いやっ、ダメッ・・・そんな激しいのはっ・・・」
安倉涼子の腿がぎゅっと閉じられて、俺の右手をきつく締め上げる。だが不自由な状況になっても
俺の中指は円を描くように、クリッピングポイントへの攻めを続けた。
「ああっ、わかんないっ!なんかヘンになっちゃうよぉっ!・・・ムネオっ、助けてぇっ!」
今日一番大きな雷鳴と閃光が同時に起こり、俺の手を締め上げる腿の力が一際強まったかと思うと
「クッ・・・アッ・・・ゥッ・・・・」
と安倉涼子は声にならない叫びを上げ、背を大きく反らした。
攻撃の手を止めて様子を観察すると、彼女は短い間隔で息をしながら苦しげな表情をしていたが、
次第に大きくゆっくりとした呼吸に変わって安堵の表情に戻っていった。
「・・・アクラ・・・もしかして」
「・・・」
とろんとした目で俺を見つめる。
「イッちゃったのか・・・」
安倉涼子は、はっ!と我に返った後、頬を赤らめて俺の胸に顔を埋めた。
「気持ちよかった・・・?」
長い髪を包み込むように左手で抱き寄せると、彼女は胸の中で小さくこくりと頷いた。
「感じやすいんだな、アクラ・・・」
「・・・違うよ」
「え?」
「ムネオが・・・上手だから。ムネオが悪いんだよ・・・」
「それにしてもずいぶん早くイッちゃったな」
「うん・・・こんなに早くイッちゃうなんて。普段はもっと・・・」
「普段って?」
「・・・あっ」
安倉涼子は一度俺の顔を見上げてから、「やだっ!」と言いながらまた顔を埋めた。
「ふーん。真面目なアクラさんでも、自分でしちゃうことってあるんだ?へーっ」
わざとイジワルを言ってみる。
「ねぇねぇ、昨日もしたんでしょオナニー?」
「もうっ、ばかぁっ」
彼女は俺のわき腹をきゅっとつねる。でも、加減をしているようで痛くも無かった。
「なあ、アクラ」
「なによぉ・・・」
「アクラって、何を想像してするの?」
「またそんなこと言って・・・」
「いや、真面目に聞いてるんだけど」
「ほんとに・・・?」
もぞもぞと彼女は顔を上げる。
「マジで」
俺は彼女のメガネの奥にある目を真剣に見つめて言った。
「マジで教えてよ」
安倉涼子はためらいながら「ムネオ」とだけ言った。
「俺がどうかした?」
「だから・・・その・・・ムネオのことを」
彼女の瞳は潤んでいた。
「ムネオのことを思って・・・する」
暫く彼女の言葉を理解できずにいたが、俺のことを想像して自慰行為をしているのだとわかると
恥ずかしいような嬉しさがこみ上げてきて、彼女の頭を強く自分の胸に押し付けた。
「ね、じゃあ、ムネオは・・・するときは・・・やっぱり先輩だよね。・・・ゴメン、変なこと言って」
「そうでもないよ」
「えっ?」
「申し訳ないけど、アクラでしちゃってるよ」
「どうしてアタシなの・・・?」
「どうしてって・・・わかんないけど、アクラがいいんだ。・・・セックスしたい相手は、アクラなんだ。
だからアクラでいつもしてる。・・・悪いと思ってるけどさ」
気付くと安倉涼子は顔を上げて俺の顔を見つめていた。
「ちょっとだけ、うれしいかな・・・」
安倉涼子はそう言ってから、また顔を埋めた。
「ねぇ、ムネオ・・・その、ね・・・さっきからおなかの辺りに・・・当たってて」
視線を下半身に落とすと、ザンザスがぐいぐいと安倉涼子の腹部を押していた。慌てて腰を引いて
ザンザスを離す。
「なんかおなかが冷たぁい・・・」
ザンザスが当たっていたところには、先端から滲み出た第一次リキッドが付着している。
俺に釣られて安倉涼子も俺の下半身に目を落とした。
「すごい・・・」
「想像してたのより、も?」
「うん」
「そうか、アクラさんは俺のザンザスを想像してオナニーしてるんだな」
またイジワルを言ったつもりだったが、彼女はザンザスを見つめながら「うん」とだけ返事を
した。俺は悪乗りして「もっと近くで見てもいいんだぞ」とニヤケ顔で言うと
「うん・・・」
安倉涼子は身体を起こして、俺のいきり立ったザンザスに顔を近づけていった。
「なんか動いてる・・・」
鼓動に合わせて小刻みに、呼吸に合わせては大きくゆっくりと、ザンザスは鎌首を揺らせている。
その様子を安倉涼子は目をそらすことなく、好奇心旺盛に見つめている。
「触ってみるか?」
「えっ?・・・うん、じゃあ・・・」
安倉涼子は親指と人差し指で、ザンザスヘッドとボディーの間のくびれをつまんだ。
「うぅっ」
腰から頚椎に向かってINAZUMAが走るような感覚に声を上げてしまった。
「ご、ごめんっ。痛かった・・・?」
心配そうに安倉涼子は俺を窺った。
「いや・・・気持ちいいんだ。・・・続けて」
「うん・・・」
再びINAZUMAが走る。他人に触れられることが、こんなにも気持ちのいい事だとは、知らなかった。
ただ触れられているだけなのに、絶頂に近づいてしまいそうだった。
「ねぇ、ムネオ。どうやったら気持ちいい?」
「そ、そうだな・・・じゃ、握ってみて」
「こう?」
安倉涼子の白い手が、黒々としたザンザスを握り締める。視覚と触覚、二つの刺激によって気が
遠くなりそうになった。
「熱い・・・それに、こんなに硬くなるなんて・・・すごい」
安倉涼子は驚嘆してそう言った。
「お前がそうさせるんだよ、アクラ。お前が・・・」
彼女の乳房に手を伸ばして、軽く掴んだ。
「お前が、こんなにえっちな身体してるから・・・コイツはお前の中に入りたいって・・・さっきから
いうことをきかないんだ」
「はぁっ・・・アタシ・・・えっちじゃないもん。・・・それにどうせ・・・アタシなんてかわいくもないし・・・」
彼女の身体が小さく痙攣している。
「かわいいよ・・・アクラは」
「う・・・そ・・・言わないで」
ザンザスが力強く握り締められた。
「ホントだよ・・・胸も大きいし、スタイルも良いし・・・それに顔も」
「こんな近眼乱視メガネしてるのに・・・?」
「よく似合ってるよ。アクラのかわいさを引き立ててると思う・・・ああ」
普段思っているけど言えない事が、こんな時に限ってスラスラと口から流れる。衣服だけでなく
心も裸同士になっているようだ。
「このメガネって・・・アタシのコンプレックスだったけど・・・」
安倉涼子はにっこりと微笑みながら、言い直す。
「コンプレックスだったけど、今初めて、メガネを掛けてて良かった、って思えたよ」
その微笑を見て、不覚にも安倉涼子をたまらなく愛しく思ってしまった。
(俺が好きなのは先輩なんだけどな・・・)
先輩と安倉涼子と似ているわけではない。メガネも、安倉涼子は黒の細い金属フルリムの
ウェリントンタイプなのに、対して先輩は銀のナイロールフレームで、どちらかというと
安倉涼子のメガネの方が野暮ったい感じがあった。
性格も、先輩は、大人っぽく落ち着きがあり都会的に精錬された魅力に溢れていたが、安倉涼子は
おてんばで活発で子供っぽいと思えることもある。ボーイッシュなかわいさであるのだが、彼女に
してみればやはり先輩のように大人っぽい女性に思われたいので、髪を長くのばしているのだ
という。
そんな健気な少女が、今俺の股間に生える硬くそそり立ったザンザスを握っている。
「ちょっと手を動かしてくれないか・・・?」
「えっ?・・・こんな感じ?」
ゼルビスを握り締めた少女の小さな手が、しゅっしゅっと往復運動を始める。
「そっ、そう、それ、それがいいっ」
俺は体育マットの縁を掴んで、快楽に耐えた。
「これでいい?」
暗い部屋の中で、しゅっしゅっしゅっという皮膚同士が擦れる猥褻な音が響く。
「だっ、だめだっ、アクラっ!とっ、止めてくれ!・・・ああっ!」
握られたままのザンザスは大きく脈動しながら、先端から白く濁ったリキッドを勢い良く噴出した。
びくん、どくん、どくん・・・
安倉涼子が手を止める直前に、俺は達してしまったのだ。リキッドは安倉涼子の髪や胸の辺りに
付着してしまっている。何が起こったのかわからずに、ただ呆然と彼女はザンザスを握り締めていた。
>>94 >ゼルビスを握り締めた少女の小さな手が ×
↓
ザンザスを握り締めた少女の小さな手が ○
すまん、前は「ゼルビス」って表現してたから・・・
逝って来ます(欝
「わ、悪かった・・・」
快楽の頂点から羞恥のどん底へまっ逆さまに落ちた。
(こんなに早くイってしまうとは・・・)
無性に情け無い気分であった。今の射精で奇しくも我を取り戻した俺は、自分のザンザスが
快感に耐えることも出来ずに、さっさとお漏らしをしてしまったことを恥ずかしく思った。
「いきなりなんだもん・・・ちょっとびっくりしちゃったぞ」
お姉さんぶった安倉涼子は、俺を責めることなく微笑んでいた。
「汚しちゃったな」
「いいよ、そんなの・・・だってムネオのだから、汚くなんて無いよ」
「お・・・おいっ!?なにすんだよっ」
大胆にも彼女は俺の股間に顔を埋めた。射精直後で敏感になったザンザスにまとわりつく
粘膜の感触。
「じっとしてて」と安倉涼子の顔が語っていた。
絶頂リキッドで濡れそぼった先端を舌先で拭った後、彼女はザンザスを口の中に含んで唇を閉じて
微かに吸引しつつ、またゆっくりと口内から引き抜いていく。非常にゆっくりとした往復運動は
まるで生玉子の黄身を壊さないよう口に含むようで、直接的刺激としては微々たる物であったが
それでも、あの安倉涼子が俺のザンザスをFしてくれているのだ、という事実を直視すると高揚感と
征服感が瞬間的に湧き上がり、俺は夢心地になっていった。
アダルトビデオの女優のような技巧はないものの、長い髪の毛を邪魔にならぬように耳にかけ、
額に汗を浮かべて、申し訳無さそうに舌技を繰り出す様子には懸命さを感じずにはいられない。
俺は心の中で「アクラ、がんばれ!」とエールを送っていた。
「なんかヘンな味だね」
安倉涼子はザンザスの先端の割れ目に舌先を突付き入れる。わずかな痛みを伴うが、それ以上に
電気的な刺激が俺を襲う。
「くっ・・・、ずるいぞアクラ。お前だけ一方的になんて・・・」
「さっきのお返しだよ」
小悪魔のような八重歯を口元からこぼしながら、彼女はザンザスに接吻を繰り返す。
「・・・よし、それじゃあ」
「えっ?えっ?えっ?ちょっと何・・・」
以上、旧スレコピペ。
以下、続きの始まりです。
身体を入れ替えて、安倉涼子の下腹部の上に俺は顔を寄せた。
「お返ししないと、な」
「え・・・ウソでしょ・・・」
まずは臍窩に半開きの唇を押し付けて、小さく「ちゅっ」と音を立てて吸い上げる。安倉涼子の
反応を確認しようと顔に視線を向けると「信じられない」といった様子でこちらを窺っている。
無駄な脂肪の無い引き締まったウェストが、俺の唇の接触に合わせて更に引き締まる。
それにしても安倉涼子の肌は柔らかかった。俺の唇だって、俺の身体の中では多分一番柔らかい
部分であると思うが、その柔らかな唇を押し戻すことなく、瑞々しい彼女の肌が吸い付くように
受け止める。あくまでも脂肪が浮いているわけではなく、柔らかな皮膚なのである。
臍窩から若草の海へ舌を泳がせていくと「あんっ・・・」と安倉涼子は小さく声を漏らす。
自らの意思を持ったかのような舌が、産毛のように柔らかく薄い逆三角形の下を走るクレバスを
狙って這いずり回りだすと、彼女の頑固なまでに閉じられた太股はじわじわと開き始めていった。
俺はその瞬間を見逃さず、彼女の細く長い脚を両手で一気に開かせてしまった。
「いやぁっ!だ、ダメェっ!」
安倉涼子は自分の淫波瑠巣を必死で隠すように手で覆った。
指の僅かな隙間から肉色の断片が覗いており、力ずくでもその手を振り払いたい衝動に駆られ
そうになったが、どこからともなく冷たく湿った空気が2人きりの体育用具室へ流れ込んできて、
汗ばんだ背中や肩を冷やすと、俺の興奮高ぶった神経に冷静さを取り戻させた。
こんなとき強引にコトを進めてはいけない。途中で安倉涼子の機嫌を損ねて逃げられてしまっては
後悔しか残らない。今の俺の最大目標は「先輩と付き合う」ではなく、目の前で裸を晒している
「安倉涼子とセックスすること」なのだから。その目標達成の為なら手段はいとわない。
俺は彼女を言葉で追い詰めていくことにした。
「アクラ・・・俺とするの、イヤか?」
少し寂しげな表情を作って、俺は安倉涼子をじっと見つめた。
「ううん、そんなことない・・・。ムネオとだったら、してもいいよ・・・」
「アクラにとっては『してもいい』なの?俺は『アクラだからしたい』んだぜ」
「・・・ムネオだから・・・したい」
切なげに安倉涼子は応えた。俺は「よく言ってくれた」と目を細めて彼女の頭をくしゃくしゃと
撫でて軽く唇にキスをした。
「それじゃ、この手をどかしてごらん」
「えーっ・・・」
俺達は安倉涼子の股間に視線を合わせた。
「でも、ここは・・・」
「俺としたいんだろ?アクラは」
「うん、そうだけど、やっぱりここは・・・」
「アクラは俺にしてくれたよな」
「うん」
「イヤイヤしてくれたのか」
「ううん、ムネオのだから・・・したよ」
「俺もアクラのだから、見たい」
「でも恥ずかしいし・・・」
「俺もさっきすっげー恥ずかしかったんだぞ。他人なら許さないね、絶対に。アクラだから
抵抗しなかったんだよ」
「・・・マジメな話?」
「マジ、で」
「う〜っ・・・」
「どうせこんなに暗くちゃ見えやしないよ。俺、実は鳥目なんだ。ビタミンAとかカロチンとか
摂取不足で。ニンジン嫌いだし」
「好き嫌いはいけないよぉ」
「そうだな、アクラも好き嫌いはいけないぞ。さ、だから手をどかして」
「なんか納得いかないなぁ」
「世の中は納得いかないことばかりなんだよ。それでも俺達は生きていかなければならない、
つらいけど生きる為には仕方ないことなんだ。さ、手をどかそうか」
「騙されているような・・・」
「たとえ騙されていても本人が信じてさえいれば、それは真実なんだよ。サンタクロースを
信じている子供のことを『騙されていてかわいそう』なんて思う人間はいないだろ。それと
同じ事さ。さ、手をどかそうね」
「そうなのかなぁ」
「そうそう。そうなんだよ。じゃ、手をどかすからね」
「あっ・・・」
夕立は、いまだに弱まる様子も無い。風も強まって雨粒が壁や小窓を激しく叩いていた。
安倉涼子の淫波瑠巣が眼前で完全にあらわになった。初めて見る安倉涼子の淫波瑠巣は想像して
いたよりも色素が薄く、幾層もの複雑な立体的曲線によって構成されていた。もちろん俺は
鳥目でなかった。視力も2.0である。暗くともここまで接近すれば毛穴の1つ1つすら見落とす
こともなかった。
俺は安倉涼子の薄い若草のさざ波に口を押し付けた。舌を徐々に下方へ滑らせていくと肉質の
変化と高い塩分濃度を感じ取った。点のような突起に到達したのであった。
ここがクリッピングポイントだ。
集中的に舌先を押し付けてみた。
「あっあっあっ・・・ダメェっ!」
安倉涼子は身をよじらせ、はばかることなく声を高めた。だがここは誰もいない放課後の体育
用具室。声が響いても、誰も聞く者などいない。
友人から借りた裏ビデオで見て学んだように、吸い上げたり舌の面や先で舐めたりと緩急をつけつつ、
乏しい知識を総動員してクリッピングポイントを攻めまくる。
「す・・・すごいよっ、ああっ、ムネオっ!」
苦しげに紅潮した顔を歪めて、安倉涼子は快感に耐えていた。俺の中に潜むサディズムが「もっと
攻めろ!」と猛烈にプッシュする。
ずずっ
ぢゅっ
ちゅっ
・・・
湿った音が立つと俺も激しく興奮した。
「もう、ダメ・・・そこは・・・許して・・・はうっ」
クリッピングポイントから離れると、安倉涼子は息も絶え絶えに言った。
クリッピングポイントばかりを狙うのも芸が無いだろうし、そろそろ淫波瑠巣に行ってもいいだろう、
と俺は判断した。
太股の内側に右手をヒタッと当て、さわさわと付け根に向かって走らせていく。汗ばんだ分岐点まで
来たところでクリッピングポイントに中指を合わせ、中心線に沿ってすべり下ろした。
にゅるっ、と熱い粘り気がそこにはあった。
どきり、として中指を眺めると、腹の部分に輝くものがまとわりついている。親指でそれを拭うと
さらり、と滑りやすくもあり、適度に粘性もあった。
「アクラ・・・ココすごく濡れてる」
俺の言葉に安倉涼子からの返事は無かった。メガネの奥できつく目を閉じているだけだ。
もう一度、同じ場所に中指をあてがう。
ちゃぷっ・・・
波紋が広がるように安倉涼子の身体が波を打った。
淫波瑠巣の裂け目の上で指を往復させてやると、奥から次々と恥液が湧き出しては流れ落ちた。
アクラの身体も、俺を迎えてくれてるんだな、と生命の小さな神秘に感動を覚える。
何度目かの往復の際に、指先が安倉涼子の体内に自然と吸い込まれてしまった。
「あ・・・」
安倉涼子は不安そうに俺の顔を仰いだ。中指が猛烈に熱かった。
俺は安倉涼子を見つめたまま、恥液の溢れ返った膣内で中指を往復させた。内部には蛇腹状の
襞が細かく刻まれており、恥液で潤滑性を保たれているにもかかわらず締め付けるような圧迫感が
ある。
「気分はどう?痛くないか?」
「痛くは無いけど・・・あっ・・・変な感じ・・・」
違和感を唱える安倉涼子は、クリッピングポイントを攻められていた時とは違った困惑の表情を
していた。
まとわり付く粘膜が時々指を締め付ける事があり、その時には安倉涼子の眉が歪むので何往復か
繰り返しているうちにそのポイントを詳しく探り出すことが出来た。確信を持ってその箇所で
細かく指を振動させる。
「えっ・・・あっ・・・あっあっ」
困惑の表情が溶け出して恍惚へと変わった。
「な・・・なに・・・こ・・・こんな感じ・・・」
狭い膣内を広げてしまうと安倉涼子は痛がる様子を見せたので、なるべく小さな動きで素早く
振動させていた。
ちゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅぷっ・・・
中指を淫波瑠巣から抜き出すと、とてつもなくいやらしい音が響き渡った。俺の右手は大量の
恥液にまみれてぐっしょりと濡れてしまっていた。
「気持ちよかった?アクラ」
「う・・・気持ちいいっていうか、気持ち悪いっていうか・・・やっぱり変な感じとしか・・・。さっき
のほうがどっちかっていうと気持ちよかったかも」
「さっきって、クリトリスのほうか」
「・・・もう、恥ずかしいじゃない!」
安倉涼子は顔を手で隠してしまった。
「それじゃリクエストにお応えしてもう一度」
「ええ〜っ」
また俺は安倉涼子の股間へ顔を埋めた。淫波瑠巣から溢れた恥液の香りが生温かく鼻腔についたが
これが安倉涼子が俺を迎え入れる準備をしてくれている証拠なのだと思うと不快ではなかった。
俺は思い切って恥液の泉の源へしゃぶりついた。
ぢゅるっ
恥液は酸味を帯びていた。淫波瑠巣の周囲についた恥液を拭うように舐め取り、ひとしきり作業が
完了した後、淫裂に舌を押し込んだ。
「ずっ・・・ずるいってば、ムネオだけ・・・もう」
ザンザスを熱い刺激が襲った。
「うわっ!」
俺は思わず声を出してしまった。自分の下半身を見ると、安倉涼子が口いっぱいにザンザスを
頬張っていたのだ。
ずずっ、ずずっ
ザンザスに吸い付く音。愛しそうに両手を添えながら懸命に安倉涼子はザンザスを愛撫している。
「くっ・・・アクラっ!」
達してしまいそうな快感に抵抗して、俺も安倉涼子の淫波瑠巣やクリッピングポイントを攻め返す。
ぢゅっ、ちゅく、ぢゅぢゅっ
「はぁっ・・・ムネオっ・・・気持ちいいよぉ」
ずずっ、ずずっ
「ううっ・・・アクラ・・・すごいよ、すごすぎる」
ぢゅっ、ちゅく、ぢゅぢゅっ
ずずっ、ずずっ
ぢゅっ、ちゅく、ぢゅぢゅっ
ずずっ、ずずっ
淫靡な擬音が重なり合う。お互いに競い合うように、俺達は性器を愛撫し合った。だが競争は
長続きはしなかった。
「だ・・・だめだよ、アクラっ。これ以上は・・・」
「アタシも・・・もうっ、ムネオ・・・気持ち良すぎて・・・」
押し寄せる快感に耐えかねて、同時に愛撫を止めた。俺は肩で息をする安倉涼子の元へ這い
つくばってたどり着き、力強くお互いの身体を抱き合った。
「アクラ・・・もうそろそろ」
「・・・うん」
それ以上の言葉は不要だった。俺が何を「もうそろそろ」なのか、安倉涼子も理解していた。
安倉涼子をまたぐように俺は上になった。彼女の両足を持ち上げ広げて、その間に腰を割り込ませる。
ザンザスに片手を添えにじり寄って間合いを詰める。もう片方の手で淫波瑠巣をロックオンして
ついに準備が整った。
,
恥液の溢れた淫波瑠巣の裂け目にザンザスの先端をあてがった。安倉涼子の身体がびくんと反応する。
「・・・いいか?」
安倉涼子は黙ってこくりと頷いた。
先端に柔らかな肉の感触を感じつつ、腰を前方に押し出すがすぐに行き止まりに突き当たってしまった。
「痛っ」
安倉涼子が苦痛に眉をひそめても、俺の高まった衝動は押さえつけることは出来ない。構わず腰を押し
出すと再び「痛っ!」と今度はより強く彼女は苦痛を唱えた。
「おかしいな・・・あれっ?」
俺が挿入を試みようとしていると
「ムネオ・・・場所ズレてるよ」
たまらず安倉涼子は指摘してきた。
「このへん?」
「ううん、もうちょっと下・・・」
「ここかな」
「もうちょっと左に・・・」
「それじゃここかな」
「左過ぎだよ・・・」
あれっ、あれっ?と繰り返す度、焦りが増す。自分の経験の無さが恨めしい、とその時、
「ここだよ・・・」
不意にザンザスに手が伸びて導かれた。
安倉涼子が見かねて自ら位置を教えてくれたのだった。
「ここだな?」
「うん、そこ・・・」
確かに導かれた場所は、周囲よりもわずかにザンザスがめり込みやすいようであった。
「じゃあいくぞ・・・」
ぐいっ、と腰を押し出すが、ザンザスはそれ以上進めなかった。
「痛いっ!」
「大丈夫か?また違ったのか?」
「ううん、場所は合ってる。平気だから続けて・・・」
・・・続く。
もう引越ししませんよ。
>>1には悪いがここで最後までイカせていただきます。
108 :
774RR:02/08/04 21:33 ID:wWFcJ2Fp
>>ブチャー ◆FOsxTZRM
おいおいおい、もうネタ切れかよ!
109 :
774RR:02/08/04 21:46 ID:t/lQVdD4
110 :
XV:02/08/04 22:06 ID:1O8kEb5I
長ぇよブッチャー・・・
>>108 >>106の最後の一行を見たまへ。
「・・・続く。」とあるだろう。
これからまだ続くのさ。
>>110 俺は遅漏なんだよ。
多分俺は、風俗嬢にも嫌われてるよ。
「こいつ長えよ」ってね。
また後で続きは書くよ。
以後、sageでおながいします。
112 :
774RR:02/08/05 17:12 ID:2zF0Kxry
age
>ブチャー
知郎で越谷の木板屋のネーチャン困らせるなよ
しかし 越谷に木板があるなんてな・・・・・・
越谷出身の漏れは微妙だな
115 :
774RR:02/08/06 18:27 ID:fQ8sCXME
age
明日の夜に続きます。
多分。
もう誰もこのスレ見ていないんだな。
・・・やめちまうか。・゚・(ノД`)・゚・。
今週はBSマンガ夜話観てっからよ〜、
2ch覗いとる時間があんま無いんだわ(゚A゚;)
保存
見てんだけど・・・
∫
∧,,∧ ∬ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚ノ,っ━~ < さて、そろそろ続きを読ませてもらおうか。
_と~,,, ~,,,ノ_. ∀ \_________
.ミ,,,/~), .| ┷┳━
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|... ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┻
そうだね。そういや最近全然書いてなかった。
でも今夜から秋田へ出発・・・
13日には帰ってきてると思うけど、
その頃には、
ど う せ d a t 落 ち し て る し 。
帰って来ても、このスレが生き残っていたなら続き書くよ。
落とさんぞ
ブチャータソガンガレ
test
続編キノーン
tes
129 :
774RR:02/08/12 08:55 ID:KEVJlaXM
盛り上がってきた所で終了だと、某漫画家みたいになるぞ(w
130 :
774RR:02/08/12 10:03 ID:HPpFxrIi
13日まであと一日・・・(ヤマト風
ども、皆さん。帰ったら必ず書くよ。
ブチャタソ キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!
わくわく♪
>ブチャータン
早く(・∀・)カエレ!!
まだ帰れてなかったりして・・・
秋田から埼玉は遠いよ ウワワァァァァァン!!
>ブチャータン
今晩あたり登場?
期待sage
そろそろか?
保守
漏れのキャブレターもオーバーフローしそうです。
むゎだくぁ〜
ハァハァハァハァ ハァハァハァハァ ハァハァハァハァ
おまんたせすますた。
今夜は寝ないで書く
ような気がする。
いつまで寝てるんだよ(w
御無沙汰すますた。再開です。
>>106の続き。
「平気なのか?本当は痛いんだろ」
「痛いよ。でも平気。ムネオとこうなるのが夢だったんだから・・・中途半端で終わらせたくないの。
お願い、アタシか痛がろうが泣こうが構わずに最後まで続けて」
安倉涼子の決意の固さに押されて
「うん・・・」
と俺は頷いた。
「じゃあもう一度いくよ」
淫波瑠巣の入り口で脈動するザンザスに手を添えて、再度腰を押し出した。安倉涼子の顔は悲痛な
様子になるが、彼女はぐっと唇を噛み締めて決して声を出さなかった。腰を戻してザンザスの先端を
見ると、真っ赤な鮮血に染まっていた。
「血が出てるよ、アクラ。ヤバイんじゃないか?」
彼女の身を案じて訊いてみると
「えへへ・・・ムネオが初めての人の証だよ」
と恥ずかしそうに微笑んだ。俺はそんな安倉涼子の気丈さと健気さに感動して、不覚にも涙がこぼれ
そうになってしまった。強く目を閉じて押し寄せる涙が引っ込むのを待ってから、ザンザスを
淫波瑠巣に宛がった。また淫裂のところで抵抗感を感じたが、ひとおもいに腰の力を強めた途端、
ぬるっとした不思議な感覚とともに、ザンザスは吸い込まれていった。
「ぐぅっ!」
たまらず安倉涼子は声を上げた。
「あ・・・アクラ・・・痛いよな。我慢できるか?止めようか?」
「ちょっと痛いけど・・・止めないで。ムネオは痛くない・・・?」
「うん、俺は・・・」
脳内は冴え渡っていた。
初めての挿入感。
右手で握り締められる感触とは違った適度な包まれ感や湿り気、安倉涼子の体内の温度と息遣い、
暗闇に浮かび上がる芸術的なほど卑猥な裸体、そしてかすかに漂ってくる恥液の香り。
味覚以外のすべての感覚が安倉涼子で占められていた。
―挿入するということは、ザンザスが淫波瑠巣の中に入るだけなのではない。自分そのものが
女性の中に入り込んでしまうことなのだろうか―
もっと怒涛のような快感に溺れると思っていたのに、俺は冷静に受け止めていた。まるで意識が
体内から離脱して、第三者的視点で自分自身を観察しているようだった。
「アクラの中、すごく熱いよ」
「ムネオのも、すごく熱い・・・」
「締め付けられてるよ」
「ムネオのが、おっきいから・・・」
「アクラ・・・キレイだ。かわいいよ、すごく」
「ムネオ・・・好き。大好き。ムネオと・・・こんな風になるなんて・・・信じられないよ」
「そうだな・・・俺もアクラと現実でこんなことになるとは思ってもいなかったな」
毎夜の自慰行為で妄想するくらいに焦がれていた安倉涼子とのセックスであるのに、心がときめく
ことはなかった。ただ肉体が、あるいは本能が性行為を中断させてはならないと繋ぎ止めているに
すぎない。安倉涼子に掛けた言葉も単なるお世辞であり、愛や恋のささやきとは違っていたように
思える。その証拠に、単なるお世辞であっても「好きだ」の一言を言うことはなかった。
「ね、ムネオ・・・キスして」
「ん・・・」
彼女のリクエストに応えて、何度も口づけをした。安倉涼子は俺の背中に手を回して力強く抱きつき、
唇が離れる毎に「ムネオ、ムネオ」と俺の名前を連呼していた。
俺は、それを切なく思った。
安倉涼子の気持ちは痛いほど俺に伝わる。本当に痛かった。
(本当は、お前の気持ちには応えてやれないんだよ・・・ゴメン)
―もし安倉涼子じゃなくて、相手が先輩だったら?―
ふと、俺の頭の中に不穏な考えがよぎる。
先輩のことは、まだ好きだ。セックスもしたい。だが、多分俺は先輩とセックスすることは一生無い
だろう。でももしこれが、先輩とのセックスであったのならば(先輩の気持ちはともかくとしても)
自分は極めて純粋に、先輩へザンザスの快感とともに気持ちごと溺れてしまうことが出来たのでは
無かろうか。
「ムネオ、好き・・・もっとキスして・・・」
「ああ・・・」
俺は、安倉涼子の唇を奪う度、自分自身の心と身体が汚れていくような気がした。
・・・続く。多分、今夜中にまた書く。
あーっ!
「本文が長すぎます」とか「改行が多すぎです」とかウゼェ。
鯖が変わってから制限が増えてるぞチクショー!!
そんなわけで、短く区切らないと投稿できなくなってしまいました。
さ、これだけ長いこと放置しておいたから誰もこのスレ見なくなっただろう。
>>125や
>>127なんてトリップテストしてやがる。終わったスレだとでも思いやがったな(w
ところがどっこい生きてるぜ。しかもコッソリとな。
シメシメ、これで思う存分ヒトリヨガリだ・・・。
(・∀・)ミタ!
ダケド ヒトリヨガリ(・A・)イクナイ!
More! More!
明日までおあづけ?
そろそろ?
今晩はどうなんよ?
小生の歌麿も先走りの露で濡れぼそっております
ハァハァ(;´Д`)ハァハァ ガマンデキナイポ
ここを覗くのが日課になっている漏れ
(゚Д゚)
(゚Д゚)
(゚Д゚)
(゚Д゚)
(゚Д゚)
(;Д;)
(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)
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(゚Д゚)
( ̄ー ̄)
(゚∀゚)
(・∀・)
(・A・)
(゚Д゚)
(´_ゝ`)ふーん
(゚Д゚)
(゚Д゚)
(゚Д゚)
(゚Д゚)
(´ー`)y=~~~
(゚Д゚)
178 :
通行人A:02/08/21 23:48 ID:P61vpcEq
続きはまだなのか・・・
ブチャタンガソバレ♪
( ´∀`)゚Д゚)・∀・)*゚ー゚)`ー´)`ハ´) ̄ー ̄)´・ω・`) ̄ェ ̄)´_ゝ`)`Д´)´ー`)-_-)
早く汁!
181 :
774RR:02/08/22 18:55 ID:xUp0HlY5
age
(゚Д゚)(゚Д゚)(゚Д゚)mada-?
焦らされてるよ。
Mのカ・イ・カ・ン
>183
その焦りが(;´Д`)イイ作品を生むと
ブッチャーは現在エロゲーやりながら夢中でシコシコやってる模様。
ブッチャ♪ ブッチャ♪ ブッチャ♪
はよ書かんかい(♯゚Д゚)ゴルァ!!!
で、ブチャタソは生きてるの?
ムァダカ〜
189 :
774RR:02/08/24 22:26 ID:GxR0uBN+
agesage♪
さげ
保全
もういい。ぶちゃ氏ね。
と言ってみたいテスト
ブチャーてめー売れっ子小説家気取りか?
調子乗るなよハゲ。
なんだよそのメール欄はよ。
みんな待ってて、ゴメン!ってかぁ?
ゴメンをカタカナにするあたり
ヲ タ 臭 さ が に じ み で て い る な (藁
なんだてまえ、このスレ見るなって逝ってんだろがヴォケが!
てまえ、俺のファンなんだろう?(wwwwwwwww
メール欄じゃ、応援メッセージ書いてるくせによ。いちいち煽るフリすんなよな。
それにしても ^^ なんて
顔 文 字 キ シ ョ イ (オエ
サア鯉! サア!
保守
>>147の続き。
安倉涼子の小さな顔に手を当て、長い髪をかき上げる。あらわになった首筋に唇を這わせると
安倉涼子の身体は吐息と共にびくん、びくんと小さく痙攣する。
「はぁっ、はぁっ・・・」
安倉涼子の両腕が俺の背へまわされて、力強く締め付ける。
「アクラ・・・ちょっと動くぞ」
「うん」
俺は深々と淫波瑠巣に突き刺さったザンザスをそろそろと抜き差しし始めた。
「どうだ。痛くないか?」
「ちょっとだけ・・・でも平気だよ」
淫波瑠巣の中は熱く火照っていた。内壁の襞がザンザスに擦り付ける度に、焼け尽くされそうな
感覚が走る。
「ムネオっ・・・」
安倉涼子が俺の背中に爪を立てると、背中の肉をこそぎ落とされそうな激痛に見舞われるが、
彼女も苦痛に耐えているのだ、とこちらも歯を食いしばって必死に耐えた。
いや激痛など、どうでも良かった。それより押し寄せる快感の波の方が大きくなり始めていた。
挿入直後の冷静さは消え去り、今は快感を求めて止まない「オスの本能」に支配され始めていたのだ。
腰の前後移動距離と速度は、知らず知らずのうちに高まっている。
「痛いっ!痛いよっ、ムネオっ!」
安倉涼子の言葉などもう俺の耳には届かない。一刻も早く絶頂に到達したい一心で激しく腰を振る。
―安倉涼子の淫波瑠巣の奥深くにある子宮を、俺のドロドロしたリキッドで満たしてやりたい!―
妊娠・堕胎や出産・金銭・安倉涼子の両親・俺の両親・退学・責任、一瞬にしてさまざまな想像が
駆け巡る。
―俺は・・・どうなってもかまわない。どうせ先輩とはオサラバだ。この先、生きていたって何が
楽しいものか。俺は不幸だ。神様も仏様もいやしない!俺1人不幸なんて、不公平だ―
安倉涼子・・・おそらく今は幸福であろう彼女を、殺してしまいたい様な感情が沸き起こる。
俺は彼女の腰を両手でがっちりと押さえつけ、逃げ出せないような体制をとった。
「アクラっ!お前の中に出すぞっ!!」
メガネの中の彼女の両目が、驚きで大きく見開かれた。
「ちょっ・・・ちょっと待って!!・・・ダ・・・ダメェッ!!!」
安倉涼子は覆い被さった俺の身体を引き離そうと必死に抵抗するが、手遅れだった。
「はぁ・・・はぁっ・・・ああーーーっっっ!!!」
俺はこれ以上無い程奥深くにザンザスを突き刺し、一滴残らずの精液を子宮へ向かってぶちまけた。
どくん、どくん、どくん・・・
安倉涼子も膣内射精されてしまったことが理解できたのだろう。放心状態になり、抵抗していた
手を体育マットの上へ、パタリと落とした。
突き刺さったザンザスを淫波瑠巣から抜き去ると、ザンザスは大量の血に染まっていた。それは
まるで、鋭利な刃物によって安倉涼子の体内をえぐったかのようでもあった。
そして、淫裂から赤く流れる血液に混じってこぼれ落ちる白い大量のリキッド。
俺は絶頂を迎えた快感の余韻に酔いしれていた。そして同時に、子供の頃、友達が大切にしていた
オモチャを壊してしまったときと同じ爽快感に満たされていた。
200ゲット。
・・・続く。
第一次エロ終了。
エロが嫌いな方、次回からはご安心してお読みください。
エロが好きな方、第二次エロまでお待ちください。
つーかお前ら、
こ の ス レ 見 る な っ て 逝 っ て る だ ろ
回想編終了
ageちゃうぞ〜
うそ(はぁと
モニター汚してしまいますた
206 :
774RR:02/08/27 21:05 ID:AbpUDfUv
207 :
sage:02/08/27 21:06 ID:ulgBrSig
このスレ見てるヤシなんていないと思うが、
今日は書かないよ、とだけ独り言カキコ。
明日、だな。続きを書くのは多分。
目覚ましが無駄になったか
sage
211 :
774RR:02/08/28 21:35 ID:tAkx3XkR
煮詰まった。
今は「ネタまとめ」中。
たったこの程度の雑文であっても、ネタをまとめてからでないとロクに書けない。
まとめたところで、たいしたもんが書けている訳でもないがな。
まあいいや。
ど う せ 誰 も 見 て な い し 。
今日もこの時間に目覚ましをかけたわけだが・・・・
今日のうpぢゃなかったのかぁ〜?
214 :
774RR:02/08/29 03:14 ID:FpFB2MM8
(゚Д゚)
アクラ〜♥
>>213 俺は「期待を裏切る男」ですから。
期待せずに寝て、翌日ふとこのスレを見る。
続きが載ってたら( ´_ゝ`)ふーん
載ってなかったら( ´_ゝ`)あっそ
元々この雑文ごときに、大事な睡眠時間を削って確認するまでの価値は無いです。
毎日チェックするだけムダです。
続きが書かれている日のほうが「珍しい」と思うことです。
1年前の「新・キリン」スレのときと一緒です。
肉屋を信じて保守
肉屋は期待を裏切るに1000アクラ
219 :
774RR:02/08/31 20:16 ID:s35GNX4q
>>200の続き。
終わった後、俺たちの間には会話は無かった。互いに背を向けて着衣を身に付けた。
こんなときはどんな言葉をかければいいのだろう?、いくつかの言葉が脳裏に浮かぶが、
どれもわざとらしいように思えて、それを口に出すことは無かった。
振り返って安倉涼子の姿を見た。彼女はうつむいて床を睨みつけながら、じっと押し黙っていた。
しばらくして、ようやく俺が見つめている様子に気付き顔を上げた。その表情からは何の
感情も嗅ぎ取る事が出来ない。涙は出ていないが泣いているようであるし、何かを待ちぼうけている
ようでもあった。俺は一刻も早く、この重苦しい空気を吹き飛ばしたいと思い、言葉を探した。
「あの・・・」
先に口を開いたのは安倉涼子のほうだった。
「その・・・なんていうか」
「・・・うん?」
「・・・ムネオ、ありがとう」
「えっ?」
ありがとう、と言った後、凍りついた安倉涼子の表情が徐々に溶け出した。
(なぜ、アクラは「ありがとう」と言ったのだろう?)俺には「ありがとう」の言葉の真意が
理解できなかった。
(ありがとうと言うべきなのは、自分の方ではなかろうか?)
彼女は俺を慰める為に身体を張ったのである。多少なりとも彼女の中に俺への好意があったとしても
このセックスは彼女の為のセックスではなかった。すべては、俺の為のセックスであったのだ。
彼女を性の対象として見ることは有っても、恋愛の対象としては見ることは今までなかった。そして
行為を終えた今も、それは変わっていない。俺にとって、この初めてのセックスには愛などはなく、
終始「安倉涼子という肉体への興味」に尽きていた。
その挙句、嫌がる彼女の体内に射精をした。これを俺の身勝手といわずして、何といえるものか。
彼女は眼鏡越しに優しい眼差しで俺を見つめていた。途端に俺の中で猛烈な罪悪感がこみ上げてきた。
「・・・ごめん、アクラ」
自然に出た言葉だった。自然であるだけに、迂闊な言葉でもあった。
安倉涼子の表情がまた曇りだした。
気付くと外は雨も上がって、体育用具室の小窓からは月明かりが差し込んでいた。
今夜はあともう一回だけ書くよ。
期待しないように。
ごめん、アクラキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
223 :
774RR:02/09/01 00:18 ID:9ksJ3+jR
ブチャ〜♥
ageてゴメン
吊ってきます
||
∧||∧
( / ⌒ヽ
| | |
∪ / ノ
| ||
∪∪
;
-━━-
その夜、俺は自室のベッドの上で眠れずに何度も寝返りを打っていた。
雨上がりの夜、半分だけ開け放たれた窓からは湿気を帯びた涼しげな風と、近所の田んぼで無邪気に
騒いでいるカエルたちの大合唱が部屋に入り込んでいた。
「やっちゃったんだな・・・」
風で揺れる窓のカーテンをぼうっと眺めながら呟いてみた。
セックスすると世界観が変わるとか、大人になるとか、セックスする前はさまざまな流言蜚語に
踊らされていたものの、いざしてしまったからといって何かが変わった様子も無い。
俺は童貞を捨てたぜ!という達成感も無く、非常に後味の悪さだけで占められていた。
後味が悪いといえば帰り道のことだった。
「・・・ごめん、アクラ」の言葉の後、一切の会話もしないまま俺たちは並んで家路に向かった。
手をつなぐこともないし、寄り添うわけでもなく、俺が足早に歩いてやや後からアクラがついて
くる感じだった。だから彼女がどんな様子で後ろを歩いていたのかも知らない。
俺が帰り道から今に至るまで考え続けていること、それはアクラが放った「ありがとう」について
他ならなかった。それについてはアクラと「じゃあな」と素っ気無く別れた後、現在に至るまで
何も回答めいたものは浮かばずにいた。
―なんで「ありがとう」なんだろうな・・・―
俺がつい口に出した「ごめん、アクラ」。この何気ない一言に、アクラは相当傷ついたようであった。
アクラとの間には、俺が到底理解できない意識のズレが存在しているのだということだけは解る。
それは俺が男であり、先輩の事が好きで、アクラは女であり、俺の事が好きで・・・すれ違いが続いて
いる。なのにお互いに肉体を求め合ってしまった。
考えれば考えるほど憂鬱な気分になった。
「明日、学校休んじまうかな・・・」
アクラとこれからどうやって接していいのかもわからなくなってしまい、いっそ逃げ出したい
くらいであった。
そんな憂鬱な気分なのに、ザンザスだけは今日の余韻を楽しむようにいきり立っていた。
「こいつ・・・親の心子知らずか?」
えい、とザンザスをしかりつけるように握り締めると、脳裏にアクラの体内の肉感がまたぞろ甦る。
俺はズボンとパンツをまとめてずり下ろして、ザンザスをしごき始めた。
「・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
隣の部屋で寝ている両親や妹に気付かれないように、息を殺して快楽をむさぼった。
「・・・あっ・・・アクラッ・・・!」
普段よりもネタが充実している分、今日3度目の射精に到達するのにはさして時間も必要なかった。
どろどろしたリキッドをティッシュで拭っていると、ひととき忘れていた憂鬱感がぶり返す。
「・・・くそっ!」
こんなときだというのに、俺はまたアクラを想像して自慰をしてしまった。
何故これほどにまで妄想を掻き立てるのだ・・・ある意味アクラを呪わしく思えてしまう。
しかし彼女を恨むことはできない。
―俺は、アクラのことが好きなのだろうか?―
否、それは認めることは出来ない。俺が好きなのは―俺が好きだったのは、やっぱり先輩だ。
やはり寂しさを紛らわす為になんて、アクラと付き合うことは出来ない。ならば明日からは
どうする?誰かに相談する訳にもいくまい。そんなことをしても「お前が悪い」と言われるのが
オチだ。それにアクラと関係してしまったことが他人にバレてしまう。それでは彼女を余計に
傷つけてしまうだろう。
様々な考えが交錯していた。誰にも頼ることなく、自分で解決しなければならないのだ、
そう思うとようやく「大人」を実感させられたような気がした。
・・・続く。
明日はオフ会なんでもう寝る。
それにオフ会の後は、
ち ょ っ と 用 事 が あ る ん で
O市へ逝かなくては。
明日は某スレで「淫プレ」書かなくちゃいけないから、こっちは書かないよ。
今夜は悶々としてるけど、明日に備えて「我慢」しておかなくっちゃ♥
えっ、何を我慢するかって?
野暮なことは聞くんじゃないよ、糞野郎どもめ♥
ムネオ
ハヤクガッコウイケ
あ、
ウッ
ふぅ
保守
233 :
浮き輪:02/09/04 02:14 ID:92Xp8jfj
彷徨ってたらだいぶ進んでた・・・
某スレの韻プレ待ちsage
一週間に一回ペースだな、最近は・・。
忙しくて2ちゃんねるどころじゃない。
暇になればもっと速いペースで書けるのに。
先週は木番屋にもいきませんでした。
よって淫プレもかけません。
すべては寝坊が原因だ。
ムネオはおねむ
237 :
774RR:02/09/06 22:23 ID:AYBZY5JB
アクラのフルエキ
( ゚д゚)ホスィ
,,. --──-- 、,,_
,r'" ,, ∧ `ヽ、
./ _/_/⊥/ ヽ⊥、__, ヽ
// /.|/ l/ ヽ|.,,ヽ|ヽ ヽ
/ i /|/;l'"~`'li, ,il'"~`''liヽ |ヽ!,
/|/ ! ii, ,i! il、 ,|! i``i ヽ
/ !. | `゙=='" __ `''=='" | ,ノ 'i (・∀・)スパスパスパプー♪
./ `i i" `i !. 'i (・∀・)スパスパスパプー♪
i ,,/'ヽ,, i i _,,. -'`、 'i
!,, - '' `>┴,---,-'''"、 ` 、,, i
/ヽ,,,,_ヽ_/ _,,/ヽ  ̄
,_/,,. \∨/ ヽ、,
'r、,, `! i^i i-''" ,>
/ ./'! | | レ<"ヽ.
.// i,,,_ ! .! _,! ヽ ヽ
i/ / i i ̄^i ̄'i ヽ ヽ,!
/ i i i i. ヽ
ブチャ〜早くぅ〜♥
hosyu
241 :
774RR:02/09/08 22:07 ID:Ds4Hyi1Y
age
ブチャ〜イクぅ〜♥
どうぞ逝ってよし。
ようやく今週からはヒマになるぞ。
木番特攻用マシンも購入したことだし、木番も思う存分(ゼニの限界まで)
堪能可能だ。購入したブツの詳細は誰も見ていないスレにコソーリ書いておいたぞ。
明日はあずまんが大王でも見ながら書くよ。絶対に。
久喜-越谷はアレじゃ辛いと思うのは漏れだけか?
今日は書くんだろ?ブチャー
はい・・・。
>>226の続き。
憂鬱な朝だった。こんな朝でもサボることなくクソ真面目に登校してしまう自分が
情けなかった。
太陽から噴出す強烈な熱光線が露出した皮膚部分をじりじりと焼き照らす。寝不足のだるい
身体が、憂鬱加減に拍車をかけてますます学校への足取りを重くする。
天気予報では夕方から雨と言っていたが、今朝は昨日の夕立が夢であったかのような快晴。
いっそのこと、昨日の出来事が夢であったらどんなに良かったことか・・・とため息を繰り返し
トボトボと歩いているうちに毎朝アクラと出会う公園前にたどり着いてしまった。
待ち合わせをしているわけではないのだが、アクラは毎朝必ずこの公園の中を通り、俺が
丁度公園出入口に差し掛かる頃、決まってそこから出てくる。そして
「おはよう!」
とこんな感じに明るく朗らかな声で挨拶されるのだが、昨日の今日に限っては、多分
「おはよう!」
と出てくることは無いだろう。もしバッタリ出遭ったとしても
「おはようってば!」
などといつものような挨拶をしてくるとは思えない。昨日、途中まではお互い悪くない感じ
であったのに、最後がアレでは
「おーい?もしもーし?起きてますか〜?おはよう〜・・・」
と彼女の方から声をかけてくることなど無いに決まっている。もしも出遭ってしまったら、
なんと挨拶をしたら良いものか・・・うーん、と考えていると
「起きろッヽ(*`Д´)ノ ゴルァッ!!!」
耳元で思いっきり怒鳴られた。
「あれ・・・?アクラ・・・?おはよう」
「あれ?・・・じゃないわよ、さっきから何度も『おはよう』って言ってるじゃない。朝っぱらから
寝ぼけてるんじゃないわよ、ヴォケが!フラフラ歩いてるとクルマに轢かれるわよ!」
夢ではなかった。そこに立っていたのはまごうこと無き、メガネに制服姿の安倉涼子だった。
拍子抜けであった。彼女の振る舞いにはよそよそしさなど無い、いつもどおりのアクラそのものだ。
「ん???どうかした?まだムネオってば、寝ぼけてる?ならば、眠気覚ましのキツーイ一発を
お見舞いして・・・」
アクラが握りこぶしを固めて、はあっ、と息を吐きつけていたのを見て
「い、い、いや、結構でございますです、もう起きました、絶対に寝てません!松方の
パイプカットに誓って、完全起床しました!」
俺は後退りしながら最敬礼をした。
「よろしい。そこまで言うならキツーイ一発は中止するわ。せっかく気持ちのいい朝なんだから
寝ぼけてちゃ勿体無いって」
アクラはそう言うと、ね?、と小首をかしげて俺に向かって微笑んだ。俺はそんなアクラの
可愛らしい姿に、胸が締め付けられるような切なさを覚えた。
「・・・やっぱりまだ起きてないでしょ?元気ないぞ、ムネオ。よーしここは『続・キツーイ一発』を
お見舞いするしか無さそうね・・・」
またアクラが握りこぶしに、はあっ、とやりだしたので「元気です!鈴木ムネオ、今日も朝から
しっかり起床しました!」とガッツポーズを作って見せてやった。
「本当に〜・・・?」
じっとりとした疑いの目をかけるアクラ。
「目黒の弟にも誓います」
「本当〜?」
「明子の息子にも誓います」
「絶対?」
「ハワイのカジキにも誓いますって」
「そう?ならばよろしい。さ、学校始まっちゃうよ。行こう行こう」
いつもと同じく大きな歩幅でアクラはスタスタと歩き始める。
―なんで?昨日のこと、忘れちまったのかな・・・―
あまりに自然な様子のアクラを見て、そう思わずにいられなかった。まるでキツネにでも
つままれたような気分で立ち尽くし、先に歩く彼女を呆然と見つめていた。
「こらっ、ムネオ!早くしなさいよっ」
10メートルほど先でアクラが怒鳴った。
後で思えばこのときの俺は、一晩中悩み続けて疲労困憊した脳や、朝から無神経に熱を降り注ぐ
太陽や、アクラの到底理解できない行動や、弘樹のキツーイ一発やらの、複雑な要素が絡み合って
頭がどうかしていたのだろう。
「おーいっ、アクラ〜っ!お前、昨日のこと、怒ってないのかーーーっ!!!???」
アクラと離れたままの位置で、俺は大声を張り上げて彼女に訊いた。
・・・明日に続く。
昨日は早めに帰宅したが、ちょっと一眠りのつもりでベッドに入って
次に目を覚ましたら、もう朝だった。
あずまんがも見れなかったし、続きも書けなかった。スマソ。
明日!
明日は休みだから。しかも悲しいくらい明日の夜はヒマだ。
書ける!明日は書ける!
あれ・・・ヒトリヨガリなのに、なんで俺はこんなに力入っているんだか・・・(苦w
ブチャーラブ
明日暇なのか。
走りに行けよ。一日中。
朝は6時には出発。帰宅は深夜1時。最高?みたいな。ごぅごごーぅブチャー
>>244 高速で浦和か岩槻まで逝って越谷を目指すならともかく、下道だからな。
16号使うにしても4号使うにしても、小一時間って距離だ。
ハンドルが低い分、SVの方が疲れるかモナー。
それに「なぜマジェが越谷に適しているか?」は、風俗スレに書いたので
それを参照のこと。
>>251服部
その件につきましては謹んでお断り申し上げます。
>>252半蔵
明日の予定
8時起床→9時郵便局→10時保険屋→11時バイク屋→13時免許センター
→16時某世界最大規模タコヤキ屋併設のバイク用品売り場→18時木番屋
→20時前帰宅
なんだ、一日中バイクで走ることになるじゃん、俺。
安倉涼子たん萌え〜
俺は米倉涼子タン萌え
小倉優子タン(;´Д`)ハァハァ
G県O市の木番屋「T」のMタン(;´Д`)ハァハァ
>>249の続き。
周囲には誰もいない、静かな公園沿いの通りに俺の声が響き渡る。
「俺、夕べ一晩考えたんだよ!でもっ、アクラがなんで『ありがとう』って言ってくれたのかっ、
俺っ、馬鹿だからーっ、よくわかんなくてーっ!」
アクラが目を瞬いているのが遠くからでもよくわかった。
「昨日はごめんっ!『ごめん』って言ったのっ、ごめんなーっ!『ごめん』じゃなくって、
本当は俺のほうこそっ、ありがとうーっ!!本当にっ、どうもありがとうーっ!!」
アクラは恥ずかしそうに耳まで真っ赤にして、黙ってこちらを眺めていた。
「あーっ!自分でも何言ってるかよくわかんないけどっ・・・アクラ―っ、俺っ、まだ先輩の
ことが忘れらんないんだよっ!・・・でもさっ、いつかきっと忘れられると思うからっ!だからっ
・・・だからいつかっ、先輩のことっ、完全に忘れられたらっ・・・いつになるかわかんないけどさ、
それまでさっ、昨日の返事はっ、待ってくれよーーーっ!!!」
ひとしきり叫び終えると、俺の額やら背中には玉の様な汗が噴出していた。こんな大声を
出したのもここ数年記憶にない。おかげですっかり喉もガラガラになってしまった。
肩で息をしながらアクラを見る。彼女は一度周囲を見渡してから口を開いた。
「・・・」
「・・・えっ、なんだって・・・?」
アクラは声を出さずに口の動きだけで何かを伝えようとしている。人差し指を立てた
ジェスチャーで「もう一度言ってくれ」と頼むと、彼女は大きくゆっくりと口を動かし
始めたので、俺はアクラの口元に視線を集中させた。
「・・・」
ところどころ解らない動きもあったが、一音一音をつなげてみたら彼女が一体何を言ったのか
理解できた。
―む・ね・お・あ・り・が・と・う・ず・つ・と・ま・つ・て・る・よ―
ようやく胸のつかえが取れたような気がした。
昨日の夜からの憂鬱も、朝からクソ暑いふざけた陽気も、だるく重い足取りも、アクラの
優しさにつつまれて、もくもくと空に浮かんでいる入道雲に向かって吸い込まれていった。
「ボヤボヤしてると遅刻するぜ!」
ダッシュでアクラを追い越すと「ちょっと待ちなさいよ、ムネオっ。『新・キツイ一発』を
お見舞いするわよっ!」と、いつものアクラの元気な声が後で聞こえた。
それから今、現在まで、あのときのアヤマチについて俺たちは触れることは無かった。
大学に入学してすぐ、アクラは大切にしていた長い髪をバッサリと切った。本人は
「気分転換よ」とごまかしていたが、そうではないのは明白であった。
彼女が髪を伸ばしていたとき「なんでそんなに髪を伸ばすのさ?」と訊いたところ
「女らしく見られたいから」という答えが返ったきた。
そして現在は耳が隠れる程度のショートヘア。なのに、むしろ長髪だった頃よりも
女っぽく、そしてなにより彼女によく似合っていたし「大人っぽい可愛さ」を醸し
だしていた。
内面的な部分が大人に成長しており、長髪だろうと短髪だろうと外見にとらわれる
ことなく彼女は「大人の女性」に成長しつつあった。ちょうどそんな時に髪を短く
したものだから、周囲の人間にしてみれば「髪を切ったら大人っぽく見えた」ように
錯覚してしまったのだろう。
彼女にしてみれば、髪を短くしたのはある意味「自分への挑戦」だったのだ、と
俺は思う。ボーイッシュな格好をしていても「女らしく見られる」ようになりたい
のではなかろうか。
化粧も覚えたし、風で髪が流れてもすぐに手やブラシで直す細かいしぐさはいかにも
女性らしいと思う。
そしてもう一つ考えられる事がある。
かつて俺が大好きだった先輩も髪が長かった。アクラも俺が先輩のことを
好きだと知っていたから、彼女は意識して先輩の真似をしていたフシがあった。
その一つが長い髪だった。
もう俺は以前ほど先輩のことを引きずってはいない。ゼロではないが、失恋直後に
くらべれば、何かのきっかけでもないかぎりは思い出して落ち込むこともない。
高校のとき、アクラに「先輩のことを忘れるまで返事は待ってくれ」と言った手前、
そろそろ結論を出すべきなのかもしれない。
なのに彼女は過去と決別するかのごとく、髪を切った。
正直、一時は、アクラと付き合ってもいい、と考えたことも有ったが、彼女の髪の
変化が俺への好意からの決別なのではないか?とも思えてしまったおかげで、返事を
しそびれ、現在に至っている。
雨の中、嬉しそうに開いた傘をクルクル回転させて大きな歩幅で歩く彼女を見て
いると、吉生が言うようにまだ俺に好意を抱いているかのようにも見えるが、誰に
でも優しくフレンドリーなアクラだし、この大学じゃ俺がいちばん付き合いも長いし、
正式に交際をしていない状況下では間違いなくお互いに親友として認め合っている
仲なので、俺だけに特別な好意を抱いているのか、それとも親友だから一緒に行動を
しているだけなのか・・・高校時代とはすっかり変わって大人びてしまったアクラを
見てしまうと、自分の事なんか子供っぽくて恋愛対象外に格下げされたのではないか
と思えるのだ。
―ムネオ、ありがとう。ずっと待ってるよ―
「あの言葉は今でもまだ有効なのか?」
一足先を歩くアクラの背中に向かって、俺は小さく呟いてみた。
・・・続く。
ようやく回想終了でした。
がんばるな・・・
ものすごい妄想力だ。
続け!
よかったよ。
けど、これ今年中に終わるのか?
安倉みたいな女に出会いてー。
>ブチャータン
読書の秋、おれは待ってるぜ。
今夜の俺は「睡眠の秋」。
zzz
俺は食欲の秋で。
ガツガツ
漏れは性欲の秋。
シコシコ
どうなのよ?
ムネオ、羨ましいなぁ・・・
また今夜。
夜が待ち遠しい。
確か、二人で買い物に出かけたんだよな?
夜がきた。ブチャータンは来るのか?
サラデナイッ!
漏れも今からカこう・・・
シコシコ
お前ら期待しててもエロは当分無いですよ。
>>261の続き。
「・・・」
「あら、ムネオ、なにむくれてるの?」
「なげぇよ」
「なにが?」
「買い物にかかる時間が長いっつってんだよ!しかも何も買いもしなかったクセに・・・」
雨上がりの駅前商店街通りを俺とアクラは並んで歩いていた。駅ビルの中のデパートで
アクラは洋服やインテリアや雑貨類をあれこれ眺めたが、結局は何も買わずに退店した。
その所要時間たるや、なんと2時間半。俺も最初の30分はCDや本などを1人で見て回った
ものの、その後の2時間はアクラが「もう出よう」というまで店内の隅々までひたすら
引きずりまわされたのである。
「アクラ、確か学食で『あとで買い物つきあって』って言ったよな。あれは俺の聞き
間違いか?」
傘の柄で彼女の背中をコンコン叩きながら言った。
「じゃあ、『買い物に行ったけど、買いたい物がなかった』ってことにしておいて」
たーっ、と掛け声と共にアクラは、チャンバラよろしく自分の傘で俺の傘を切り払った。
子供っぽいしぐさをしながらも、夕映えはアクラの美しさを際立たせる。
そこにいるのは、アクラ以外の別人ではないのか?と一瞬の一目惚れをしそうになって
しまう。
「買いたい物は最初から決めておくもんだ」
こちらも傘で「なんの、負けるか」と応戦する。
「それってつまんないわよ。用事が済んだらすぐに帰りたくなるわ。買いたい物を
探すのが楽しいし、その日のうちに買わないでおけば、次にまた行くのが楽しみに
なるのよ。ワクワクするわ」
ええい、おのれ〜ちょこざいな!とアクラは間合いを取って傘を上段に構えた。
「次に行った時に売り切れてるかもしんね―ぜ」
ならばこちらはノーガード戦法だ、と両肩を落として挑発する。
「そうしたら他のお店で探す楽しみが出来る・・・えいっ」
ガンッ、という鈍い衝撃が俺の脳天を直撃した。
「いってぇ〜っ!・・・まったく口の減らない奴だ・・・」
「アタシの勝ち〜っ」
「やるな・・・俺のノーガード戦法を破ったのは、アクラ、お前が初めてだ」
「そのノーガード戦法って、今までに何回使ったの」
「今日初めて」
「勝てると思った?」
「楽勝で」
「無理に決まってるでしょ、マンガの見すぎよ」
「腹減った」
「ハア?」
「動いたら腹減りだした。ひもじい。なんでもいいから食わせろ」
「『最後のキツイ一発』ならすぐにでも喰らわせられるけど」
「それはもう今喰らった。できればラーメンがいい。あっさり醤油味にどっさり
チャーシューのっかってるやつ」
ちゃ・あ・しゅー、ちゃ・あ・しゅー、と某プロレス団体で聞こえそうなコールを
アクラに浴びせる。
「アタシは掟破りの油そばがいいなー。短冊に刻んだチャーシューがのってるの」
アクラも俺に合わせてちゃ・あ・しゅーコールを連呼し始めた。
「決まりだな。吉村先輩にご馳走になろう」
「いらっしゃいませ〜」
現代に生き残った最後の恐竜のような声。
「こんばんは!可愛い後輩が先輩を慕ってタカリに来ました!」
「只今閉店になりました。またのご来店をお待ちしています。ごきげんよう」
「あ〜っ、先輩!逃げる気ですか!?男らしくなーい!涼子、ゲンメツしちゃうな〜」
「に、逃げるだとぉ?男たるもの、誰が背を向けるような真似を・・・」
狭いカウンターの中で、これまた低い天井を避けて身体を折り曲げているのは
霊長類としては並外れた体格の持ち主、吉村先輩だ。
「ええい、貴様らに食わすものはココにない!とっとと失せろ!」
手にもったネギを俺たちに突きつけて吉村先輩は凄んだ。
「・・・ふーん。せんぱーい・・・そういう事言うわけ?それじゃあ仕方ないな、アクラ」
「そうね・・・。せっかく先輩の頼みだから内緒にしておいてあげたのにねぇ」
( ´_ゝ`)ふーん( ´_ゝ`)ふーんと俺たちは斜に構えつつ腕組みして
冷たい眼差しで先輩を見つめた。
「まあ先輩が帰れっていうんだから仕方ないよ。せっかく美味しいお店だから
食べに行こうって喜びながら来たのになあ・・・大学の連中も知らない穴場なんだよな、
って、話してたんだけどね」
「そうねぇ。もうアタシ達はここのお店には来れないのね。残念ねぇ・・・ねぇムネオ、
どうせアタシ達がもう来れないなら、ここのお店の場所、他の人に教えちゃっても
いいよね?」
「そうだな。めちゃめちゃ美味いラーメン屋さんがあるんだ、あの吉村先輩がバイト
してる店だぜ、ってね。お邪魔してすみませんでした。さ、帰ろうかアクラ・・・」
「ちょっ、ちょっと待てぇい!」
不意に身体を起こした拍子に吉村先輩は天井にヘッドバッドを喰らわせた。頭上から
パラパラとコンクリート片がこぼれ落ちる。先輩が同じ場所で何度も天井に頭突きを
しているので、そこの部分だけえぐれている。
「・・・貴様ら、俺がこの『おしべとめしべ』でバイトをしていることを皆に言う気か?」
『おしべとめしべ』とはこのラーメン屋さんの名前である。変な名前だが、ここの
マスターは昔、男2人で『おしべとめしべ』というフォークデュオを組んで歌手を
やっていたらしい。マスターが言うには「すごい人気だった」とのことだが、俺達の
世代の人間はその存在すら知らない。引退後しばらくしてここでラーメン屋さんを
始めたそうだ。
「いやあ、それは副産物的なものです。メインは美味しいラーメン屋さんがあるって
ことを大学のみんなに触れ回ることです。『大学の歩く掲示板』こと、吉生に教えて
やれば、きっと48時間以内には全学生に伝わるかと・・・ついでに『吉村先輩がバイト
している』ということも同時に」
「まっ、待ってくれ!それだけは勘弁してくれ!」
ゴンッ、と吉村先輩はまた天井に頭をぶつけた。さっきよりもコンクリートの落ちる
量が多い。しかし先輩は痛そうには見えない。この人の頭蓋骨は何で出来ているのか
ちょっと気になるところだ。
「あら、何故です?地域の美味しいお店情報はみんなで共有するものじゃないですか。
アタシ、友達から教えてもらってばかりで肩身が狭いわ。円満な友人関係を保つ為には
たまにはアタシのほうから情報提供しないといけないし」
「やめろっ、いややめてくださいっ!なっ、頼む、このとおりだ!」
ゴスンッ、と先輩はカウンターにぶつけるほど激しく頭を下げた。このカウンターの
部分もしょっちゅう先輩が頭突きをくらわせているので、亀裂の入った木の天板の上に
分厚い鉄板を打ち付けて補強してある。それでも繰り返し頭突きをしている部分は
明らかに他の部分よりもへこんでいる。
「いやだっ、やめてくれぃっ!いくら生活の為とはいえ、男子たるものが女子供の
仕事場である厨房の中で料理なんぞをしている姿を知人に見られるくらいなら、俺は
この場で切腹したほうがマシだっ!」
吉村先輩は、まな板に置いてあった青龍刀のような包丁をむんずと掴んで、己の
腹部に刃を突きつけた。
「今どき男の人が料理するなんて別に珍しくもないのに」
はあ、とアクラは呆れ顔で言った。
「吉村先輩、このことを僕ら2人の胸のうちにしまっておいてもいいですよ」
俺の一言に、吉村先輩は目をまん丸に開いた。
「ほ・・・本当か?」
「本当です。いやだな先輩、後輩が先輩の嫌がることなんてする筈ないじゃないですか」
「そうですよ、先輩。アタシ達、先輩がここでバイトしていること、内緒にしておきます」
俺とアクラは顔を見合わせて、ねっ、とお互いに頷いた。
「お・・・俺は・・・俺はぁ・・・俺は幸せ者じゃあーーーーーっっっ!!!」
俺たちがいるのも気にせず吉村先輩は号泣しだした。人並み外れた体格なので流す涙の
量もハンパじゃない。コップの水をぶちまけたようにカウンターの上があっという間に
水浸しになる。
「うおおおおおっっっ!貴様らのような後輩に恵まれて、俺は幸せだあああっっっ!!
もう今日は何でも好きな物を注文しろぉっ!今日は全部俺のおごりだあああっっっ!!」
「そうですか。それはご馳走様です。じゃ、俺はチャーシュー麺大盛りで。それと
ライス。アクラ、餃子も付けるか?」
「うん、ここの餃子も美味しいよね。アタシは油そばくださいな」
「おうっ、まかせとけっ!とびきり美味いのこさえてやるっ!」
吉村先輩は首にぶら下げていた手ぬぐいで涙を拭きながら店の奥に入っていった。
噛み締めるように「俺は幸せだ、俺は幸せだ・・・」と何度も呟きながら。
「・・・驚いたぁ。まさかこんな手に何度も引っ掛かるなんて・・・」
アクラは背伸びして俺の耳元で囁いた。
「・・・だから言ったろ。あの人には学習能力って物は存在しないんだ。また次も
この作戦で行くぞ」
俺もアクラに耳打ちした。
「でも悪くない?いつもご馳走になっちゃって・・・」
「いいんだよ。先輩ってのはな、後輩に甘えられると嬉しいもんなんだよ」
そうして俺たちがヒソヒソとやっているうちに、入り口の引き戸がカラカラと軽い音を
立てて開いた。
「おや?ようこそ『激愛の食事処・おしべとめしべ』へいらっしゃいませ」
そこに立っていたサングラスをかけたやけに背の低い男性こそ、『おしべとめしべ』のマスター
であった。
・・・続く。
285 :
服部半蔵:02/09/15 04:47 ID:sWTsAayo
いや、ブチャー氏の書く文章ではなく、このスレの雰囲気になんとなく笑ってしまった。
こんな時間に何やってんだw
286 :
服部半蔵:02/09/15 04:48 ID:sWTsAayo
アクラの穴にぶちこんで排気を抑えるとエンジンがあんあん言うってほんとですか?
おしべとめしべのマスターベーシヨ
どうなるんだ???
ほしゅ
めんてなんす
肉板に逝く勇気がありません。ブチャー様
2,3日ブチャーさん急病の為休載します。
そういや今週は「キリン」スレに肉屋が現れるらしいな(ボソ
>ブチャータン
上2つの画像しか見れませんでした・・・( ´・ω・`)ショボーン
>>293 ま・・・まさかあんたが撮ったのか?
人生破滅する前にやめとけよ。(マジ
俺がそんなもん撮るか!(w
拾い物だっつーの!
ちゃ・あ・しゅー、ちゃ・あ・しゅー
404だった・・鬱屍
300ゲットワイルド
300は20代後半〜30代前半
302 :
774RR:02/09/18 03:39 ID:TnRguRIu
age
アクラはねぇ〜、ムネオが好きなんだよ。
肉さん、イイ人。
( ´,_ゝ`)プッ
304は肉屋に惚れてしまっためがねっ娘
そろそろ2,3日の期限じゃないの。ねぇ、ブチャータン
マチクタビレタ
☆ チン マチクタビレター
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< ねぇ、ブチャーまだー?
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
| ○ みかん ○ |/
また明日な。
キリンスレで一年ぶりに復活した「肉屋」は消えたが
「ブチャー」は明日に復活するぞ。
夜まで待てない。
∧ ∧ マチクタビレタ〜 マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜 ./ ヽ ./ ヽ マチクタビレタ〜
/ ヽ―――/ ヽ マチクタビレタ〜 マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜 / l___l \ マチクタビレタ〜
| ● | | ● | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
へ | へ ヽ ./ | < ねぇ、ブチャーはー?
\\ \ \\ ヽ/ / \____________
チン \\ .> \\ ヽ
チン \\/ \\ _ | マチクタビレタ〜
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / ̄ ヽ / _
\回回回回回/ ̄ ̄ヽ / ̄ ̄ /| マチクタビレタ〜
\___/ ヽ____/ / .| マチクタビレタ〜
/ | マチクタビレタ〜
__________________/ .|
| | マチクタビレタ
313 :
774RR:02/09/21 22:00 ID:C9bNP3rs
きつつき♥
∧ ∧ イライライライライラライライライライライラ
/ ヽ / ヽ イライライライライライライライラ
/ ヽ___/ ヽ イライライライライライライライライラ
/ ノ( \
| ⌒ ● /\ ● | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
へ | / \ | < ヒトリヨガリのブチャーはまだかよ!?
/ \\ \ / ̄ ̄ ̄\ / \____________
/ /\\ .> ヽ
チンチンチン// \\/ i i _ |
チンチンチン i | ‖| / ̄ ヽ / _
チンチンチン Σ [ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ / ̄ ̄ /|
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/  ̄ ̄ヽ____/ / |
\回回回回回/ / |
\___/ / |
小説書くやつぁ肉屋だ。
小説書かないやつぁさぼり気味の肉屋だ。
どいつもこいつも肉屋だぜーーっ!!!
うははははははははははははははっ!!!!へひっ
ブチャーの時間の感覚はラテン系だな。
ちょっとシエスタが長引いてしまったようですわオホホ
318 :
774RR:02/09/23 05:20 ID:rSEAX4zt
上つき♥
腰つき♥
320 :
774RR:02/09/23 21:02 ID:+cwR/w39
下つき♥
321 :
774RR:02/09/23 23:55 ID:NWD3OidU
書くんだろ?書いてくれよ!!ブチャー♥
折れは安倉に萌えてるんだよ!
321も期待してageてるんだよ!
ちなみにアクラは上つき?下つき?
323 :
浮き輪:02/09/24 09:17 ID:Fv7xJ53+
324 :
774RR:02/09/24 15:30 ID:DaOxQzjd
∧ ∧ マチクタビレタ〜 マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜 ./ ヽ ./ ヽ マチクタビレタ〜
/ ヽ―――/ ヽ マチクタビレタ〜 マチクタビレタ〜
マチクタビレタ〜 / l___l \ マチクタビレタ〜
| ● | | ● | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
へ | へ ヽ ./ | < ねぇ、ブチャーはー?
\\ \ \\ ヽ/ / \____________
チン \\ .> \\ ヽ
チン \\/ \\ _ | マチクタビレタ〜
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / ̄ ヽ / _
\回回回回回/ ̄ ̄ヽ / ̄ ̄ /| マチクタビレタ〜
\___/ ヽ____/ / .| マチクタビレタ〜
/ | マチクタビレタ〜
__________________/ .|
| | マチクタビレタ
325 :
774RR:02/09/24 19:52 ID:X1y9DTKn
さいぼん・あいぼん
>>283の続き。
「おやおやどなたかと思いましたら、鈴木様と安倉様ですね。これはこれは
毎度ご来店くださいまして誠にありがとうございます。今日はもうお食事は
お済になられたのですか」
仕込みの材料が入っていると思われる段ボール箱をカウンターの片隅に「よいしょ」
と置きながらマスターは話した。
「いえ、丁度今来たところです。これからいただくところです」
マスターの丁寧な言葉づかいに釣られて俺も丁寧に答えた。
「そうでしたか。それはよかった。吉村も最近腕を上げましたがね、『おしべとめしべ』
のシェフとして認めるにはまだまだですからね、わたくしの不在時にはやむを得ず
お店を任せてはおりますが、こんな程度の味で『おしべとめしべ』を評価されては
わたくしも納得がいきません。お2人にはわたくしが調理した真の『おしべとめしべ』の
味を味わっていただきましょう。吉村、さっさとキッチンから出なさい」
「押忍!」
吉村先輩は姿勢を正して威勢良く返事をし、大きな身体を丸めながら厨房から客席の方へ
やってきた。入れ替わるようにマスターが厨房に入り、ピンク色のエプロンを腰に
まとう。言い忘れていたが、店内の壁紙は鮮やかなレモンイエロー、テーブルの天板は
スカイブルー、椅子はライムグリーン、床はパープルとピンクのタイルが敷き詰められて
おり、目に対しての配慮のカケラも感じられない。以前に来た時マスターに「すごい
色使いですね」と好奇心から言った事があるが、マスターは「グッドセンスでしょう?」
と自信満々に答えたのだった。味は最高レベルなのだが、色彩センスは最低レベルだ。
天はニ物を与えずとは、昔の人はうまいことを言ったものだとつくづく思った。
マスターは調理の準備を整えると顔を上げて客席を見渡した。
「・・・おい、吉村。いつまで客人を立たせてやがるんだ!客人がお見えになられたら
すぐにテーブルへご案内しろって何べん同じ事を言わせやがるんだこの野郎!てめえは
この店の評判を落として潰す気か!?この店が潰れちまったら俺はオマンマの食い上げだ!
そうなったらてめえをぶち殺して食っちまうぞ!?」
「ひぃっ!オ、オ、押忍!」
ここのマスターは客に対しては慇懃な態度で接するが、バイトの吉村先輩に対しては
とても厳しい。最初に来た時にはそのギャップに俺もアクラも面食らったものだが、
慣れた今では、吉村先輩の普段は到底見ることのできない怯える様子を楽しむ余裕
さえある。
「・・・お客様、こちらのお席へどうぞ」
吉村先輩はマスターに一喝され怯えきり、無骨な彫刻像のような顔面に大量の
冷や汗を噴出したまま愛想笑いを浮かべていた。
「オラッ、次はお冷とご注文だろが!なにボヤボヤしてやがんだこんにゃろうめ!
てめえはここで働いて何ヶ月になるんだ!?まーだそんなことも覚えてねぇのか!
この給料ドロボウ!窃盗犯!俺を殺人犯人にしたくなかったら、さっさとその
でけえ図体を動かしやがれ!」
厨房でマスターが青龍刀のような包丁をブンブン振り回しながら吼えると、吉村
先輩は天井やら壁やらに身体をぶつけながら慌しく走り回った。
「お冷でございますっ。お客様、ご注文は先ほどのとおりでよろしいでしょうかっ」
「はい、俺はチャーシュー麺とライス、それと餃子をお願いします」
「アタシは油そばをお願いします」
「大変失礼ながら申し上げます!先ほど鈴木様は『チャーシュー麺大盛り』と
おっしゃいませんでしたでしょうか!?それに安倉様は餃子はよろしいのでしょうか!?」
「いえ・・・並盛りで構いません」
「あ、アタシも餃子はムネオと半分こしますから・・・油そばも、ウンと小盛りに
してください」
吉村先輩が作るのであればチャーシュー麺は大盛りにしてもらうところだが
マスターが作るのであれば話は別だ。マスターは気前がいいのか、それとも俺たちを
気に入ってくれているのかどうか知らないが、普通に注文しても「大サービス」と
言って、とんでもないくらい大盛りにしてくれるのだ。2度目にここへ来た時など
うっかり大盛りを注文してしまったら、タライほどある大きさのドンブリに
「これでもか!」というくらい麺が入って出てきてしまった。しかもその上は
大ぶりのチャーシューが満遍なく敷き詰められており、スープにたどり着くまでに
何枚ものチャーシューをめくらねばならなかったのである。3度目は並盛りで
注文したら他のお店で言うところの大盛りが出てきた。以来、マスターが作る時は
俺は並盛りで注文するようになった。アクラは並盛りでも多いくらいなので小盛り
にしてもらっている。
「2人ともお若いのですから、しっかりと食べなくてはいけませんよ。サービス
しますから大盛りにしてはどうでしょう。ねぇ、吉村、そう思いますよね?」
「はい。・・・貴様ら、社長がああおっしゃっているんだ。遠慮せずに大盛りを
しろ・・・な?」
吉村先輩はマスターに聞こえないように耳打ちしたが「あんなに食べられませんよ」
と俺たちは首を横に振って断った。
「ちっ・・・せっかくの好意をムダにしやがって・・・社長っ、ご注文です!チャーシュー
麺並盛り一丁、餃子一枚、油そばウンと小盛りで一丁っ!」
「かしこまりましたお客様っ!吉村、チャーシュー並一丁、ライス一丁、餃子一枚、
油うんこ盛り一丁で間違いありませんか!?」
「えっ?」
アクラは耳を疑って厨房へと振り返った。
「はい、間違いございませんっ社長!チャーシュー並、ライス、餃子、油うんこで
ありますっ」
「吉村、再確認しますよ!チャーシュー並、ライス、餃子、油うんこですね!?」
「鈴木様チャーシュー並、ライス、餃子をご注文、安倉様は油うんこでありますっ!」
マスターと吉村先輩の威勢の良いやり取りの中で飛び交う「油うんこ」の言葉に
反応して、アクラは何か言いたげにしていた。そんなことは露知らず、マスターと
吉村先輩はもくもくと調理しながら「チャーシュー、ライス、餃子、油うんこ・・・」
と呟きを繰り返していた。
やがてスープの温かな香りやごま油の香ばしいにおいが店内に立ち込めだす。
小柄な身体のマスターの姿はカウンター越しに顔だけが見える。何故か調理中も
サングラスを外すこともない。オシャレのつもりなのかもしれないが、店内の
色彩と、横で手伝う巨大な吉村先輩の様子と相まって異様な雰囲気をかもし出す。
しかし2人からは真剣さがひしひしと伝わってくる。熱気で溢れているだろう
厨房なのに、そこだけ青白い冷たい空気が漂っているようだ。
「吉村、大至急ライスの準備だ。それが終わったら餃子を盛り付けろ」
「承知しましたっ」
マスターの手の動きはカウンターに阻まれて見えないが、頭が左右へ忙しく動いて
いる様子からして、相当手際が良さそうだ。右端で大きな火が上がったかと思えば
左端で炒め物が空中で踊っている事がある。マスターの短い手では絶対届く筈の無い
距離である。どうやって調理しているのか、まったくもって不思議である。
もっと不思議なのは、そこで見えた炒めた物が、出来上がった料理の中に入って
いない事があるということだ。先日はチャーハンを注文していた他の客がいたが、
カウンター越しに舞い上がっていた炒め物は米粒ではなかった。あれはどう見ても
丸のままのイカだったと思う。しかし完成したチャーハンの中にはイカは入って
いないようだったし、調理なかばで漂っていたイカの焼ける香りも完成が近づくに
つれてにおいがしなくなっていた。今日は魚の切り身の様な物が舞い上がっていたが
ここのチャーシュー麺、餃子、油そばに魚は入っていない筈だ。アクラもそのことに
気付いたらしく、不安げに厨房の様子をうかがっている。
「よーし、完成だ。さあ、これを一刻も早く客人にお出ししろ」
「はいっ、チャーシュー、ライス、餃子、油うんこ、この吉村、責任を持ってお運び
いたします!!」
大きな盆に料理を載せて吉村先輩が客席の方へやってきた。
「大変お待たせをいたしました。チャーシュー麺並盛り、ライスと餃子です。それと
こちらが油そばウンと小盛りです」
・・・続く。
(・∀・)ウンコー!!
#(;´Д`).oO(昔、金太の大冒険って歌があったのを思い出した)
>>331 極め付き!お万の方モナー。
こんな時間まで起きてると明日寝坊すんゾヽ(*`Д´)ノ ゴルァ!!
そして
( ´,_ゝ`)プッ
お、新作ハケーン
( ´,_ゝ`)プッ
アクラのおかずはムネオのウインナー♥
まあお前らアクラでハァハァしてるがいいさ。
今のうちはな・・・。
今後の展開がどうなるかも知らずに・・・
まったくお前らって・・・( ´,_ゝ`)プッ
(* ̄m ̄)プ
今後の展開はブチャーも知らないんだろ(´ー`)y-~~
豊川先輩sage
今日はオヤスミ♥
不審者でオヤスミ♥は無いだろ。
さては、ブチャータンだな!(w
なにいってるですか?あんた!
なにを証拠にそんなこと言うですか!?
ぼくはご覧のとおりただの不審者ですよ!
マチクタビレタ
☆ チン マチクタビレター
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< ねぇ、ブチャーまだー?
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
| ○ みかん ○ |/
345 :
774RR:02/09/27 00:12 ID:OPdx7v0k
( ´_ゝ`)あっそ
今書いてんだけどさ、
いつも以上に筆が進むのが遅いんだよね。
表現方法が難しいのなんのって。
こんなに苦労して書いてるのに、お前らはすぐ読み終わってしまうのでしょうね。
まだもう少し書くけど、今日は区切りのいいところまで進まないと思うよ。
明日まで待ってな。
明日読んでもらった後、「なんだ、ブチャーはこんなこと書くくらいで四苦八苦
してやがったのか、ケッ」と馬鹿にされるかもしれないが。
エロよりも表現が難しいな、○○のシーンは。
それからこのスレはage禁止な。
クソスレなんだからよ。
ブチャータンガンガレ
age
アクラのライバルと言えばテルミだね。
351 :
晒し:02/09/27 21:13 ID:uhLtIT0f
Dr.スランプブチャータン
うんこ!
353 :
透視家:02/09/28 22:35 ID:35vZVa7n
>ブチャータン
木番屋にイッてる場合じゃねーよ。
>>330の続き。
「・・・さっきの言葉を聞いてから食欲なくなっちゃったのに、こうして出来上がった
油そばを見ちゃうと食欲が湧いてきちゃうのよねぇ」
アクラは目の前に置かれた油そばを嬉しそうに見ながら言った。
そして俺の前にもチャーシューで覆い尽くされたどんぶりと茶碗から溢れかえった
白飯が並べられ、向かい合ったアクラとの中間地点に山盛りの餃子が置かれる。
並でいいと言ったのにこのボリューム、毎度のことながら呆れてしまう。
「すごい量だよね。食べきれるかしら?」
「どうだろうね。食べ始めてみないことには・・・」
「そうね。さあ、伸びちゃう前に食べようよ」
「うん」
アクラは割り箸を持ちながら手を合わせて小さく「いただきます」とそばに向かって
一礼してから食べ始めたので、よーし俺も、とチャーシュー麺を手元にたぐり寄せた。
どんぶりに指が触れると火傷しそうなくらい熱いのに、湯気は上がっていない。麺の
上に重なり合ったチャーシューをどかしていくと、封じ込められていた湯気が一気に
立ちのぼり、トリガラとトンコツをじっくり煮込んだスープの香りが鼻をくすぐる。
醤油味の透き通ったスープの上で艶やかな油が宝石の海の如く輝きを放ち、やや黄色
がかった透明感のあるちぢれ麺が規則正しく同じ向きで浮かんでいる姿を見ると、
これから味わえる至福のひとときを予感させた。
まずはレンゲで一口分だけ宝石の海をすくいとって、口の中に注ぎ込む。
良質の大豆から長い時を経て生まれ変わった醤油がまろやかに舌を包み込み、日本
に生まれ育ったことに感謝の念を抱きつつゴクリとノドを鳴らして飲み込むと
今度は時間差でトリガラ、トンコツ、香味野菜が複雑に絡み合ったダシが口いっぱいに
広がった。思わずニンマリと頬が緩む。アクラもメガネの中の目を横一本線にして
微笑んでいる。
もう一口、とレンゲですくったスープを口に含む。一度複雑なダシの味にコーティング
された舌に適度な塩加減の刺激が訪れ、余韻に浸っていた味覚がリセットされる。
またノドを鳴らしてゴクリと飲み込むと、再び淡白なのに濃厚な旨みを味わえた。
何度飲んでも常に「初めて味わった時の感動」。いくら飲んでも飽きない。しかし
薄味でもない。むしろ濃厚だ。このスープだけ一品料理としてメニューに載せても
十分成り立つだろう。
もっともっとスープを飲みたい気持ちを押さえつつ、今度は麺を箸でつまむ。
中細で平べったいちぢれ麺は、自家製の手打ちである。宝石の海から上げられた
それは、やはり宝石をちりばめたようにスープによく絡んでいる。
「このスープをまとった透明感ある麺を口に入れたらどうなるだろう?」と
期待感に胸をわくわくときめかせながら、ずずっとすすり込む。唇から舌にかけて
心地良い流動感が走る。麺のちぢれ具合、滑らかさ、その心地良さは脳内に鳥肌が
立つほど官能的である。
ゾクゾクしながら麺を歯で噛み砕く。歯に触れた瞬間は抵抗感も無いが、噛み切る瞬間
にだけねっとりとしたコシが感じられるのだが、これがとても楽しい気分にさせられる。
続いてあのスープの味がまた舌に甦る。スープ単体のときよりも更に旨みが増している。
麺なんてたかが水を加えて小麦粉と玉子を練ったものでしかないのに、マスターの手に
かかると原料を忘れさせられてしまう。触感、スープと絡み合った味、ノドごし、と
唇、口内、食道から胃袋へ流れ込むまですべてに感動がある。
もう我慢できないっ!、とチャーシューを箸で掴む。脂身がぷるんっ、と震え、肉は
ゆっくりと重力に引かれてしなだれる。コイツは一口で一気に頬張ってみる。
「ああっ、これだよ、これ!」
この店に来ると決めた時から思い恋焦がれていたあの味が、今、俺の口に入ったのだ。
脂身はぷるぷると舌の上で震えたかと思うと、じゅっ、ととろけだす。肉はたっぷりと
煮汁を吸い込んでおり、噛むほどに味が増す。味の二重奏。シンプルなのに重厚な
フレーズが身も心も揺らし始める。
「はぁっ・・・」
俺とアクラは打ち合わせたわけでもなく、互いに恍惚のため息をついた。
ふと、テーブルに目をやると、山盛りの餃子が目に止まった。ココに来てコイツを
食べなくては、仏を作って魂を入れ忘れたのと同じだ。小皿に入った醤油、酢、ラー油、
ネギ、にんにく、ショウガの入った特製ダレに付けてから、コイツを食す。
焦げた皮がパリっと音を立てる。香ばしくカリカリした感触と、焦げていない部分の
モチモチした感触、同じ食材で作られたものであるのに、火の通り具合一つでこれほど
違う食感になっているのが面白い。
具はひき肉のねっとりとした濃い旨みを、白菜のアッサリ感とにんにく・ニラ・ショウガの
香味が受け止めてバランスを整えている。それにピリッと辛い特製ダレの染みた皮の2つの
食感が加わる。
こんな味覚の連打連打のラッシュに追い込まれては無条件降伏するしかない。いつしか
俺たちは目の前に並べられた料理すべてをたいらげては、満腹感と幸福感に満たされて
「まいりました」と白旗を上げていた。
・・・続く。
今日は半端な気がするが、ここまで。
疲れた。明日も早いんで寝る。
。。。凄い脱線っぷりだ(;´Д`)ハァハァ
脱線も伏線のうち♥
(;´Д`).oO(。。。寝たんじゃなかったのか?)
餃子は味噌ダレのほうが好きだ。
狂の昼メシはラーメンにケテーイ
>>361 寝たけど起きたんだよ。
「早いんで」と書いてあるでしょ?( ´,_ゝ`)プッ
>>362 お前、餃子なんて貧しい食べ物好きなのか( ´,_ゝ`)プッ
>>363 ラーメンなんて貧しい食べ物を好む連中を皮肉って書いたつもりなのに
まんまと引っ掛かっちゃって( ´,_ゝ`)プッ
アクラって本田に山羽、鈴木に川崎、さらにはイタリア人まで惑わす悪女なんだぜ
でも、鈴木には振られたんだっけ?
そろそろageたいポジションだな。
まだだ
ブチャータンにageて欲しいところ。
不審者は不可(w
不審者だけど、悪い?
あなたがた、sageのままでも書き込みがあるうちは
倉庫逝きにはなりませんよ。
安心してsageでよろしこ。
age。
今日は寝る。
次回は脱線しないぞ。
age。
不審者って何者?
∧_∧
∧_∧ (´く_` ) 肉屋だよ兄さん
( ´_ゝ`) / ⌒l
/ \/ l |
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__〈 _つ/ FMV / | |____
\/ / ( m)
ageてみた
そろそろブチャータンの活動開始か?
376 :
774RR:02/09/30 23:55 ID:TqgfX5th
age
無条件降伏した後、アクラはマスターの奴隷になりましたとさ。
何処いったんだよ?ブチャータン!!
本日書無。
次回明後日書有。
明日仕事、山形出張逝。
鬱。
_____
/
/ ブチャータンは山形の木番屋にいるぞ!
∠
∧_∧ \_____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`) ,-っ | そうか!よし!殺す!
/⌒ヽ/ / _) \
/ \\//  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ /.\/ ‐=≡ ∧ ∧
/ ∧_二つ ‐=≡ ( ´Д`) ハァハァ 待ってろよ〜
/ / ‐=≡_____/ /_
/ \ ‐=≡ / .__ ゛ \ .∩
/ /~\ \ ‐=≡ / / / /\ \//
/ / > ) ‐=≡ ⊂_/ / / .\_/
/ ノ / / ‐=≡ / /
/ / . / ./ ‐=≡ | _|__
/ ./ ( ヽ、 ‐=≡ \__ \
( _) \__つ ‐=≡ / / /
. ̄ ``) ‐=≡ // /
`)⌒`) ‐=≡ / | /
;;;⌒`) ‐=≡ / /レ
;;⌒`)⌒`)‐=≡ (  ̄)
このスレも定位置に戻ってきたな(w
このまま最後尾でsage進行も悪くねーな。
保守
山形には木番屋はねぇべ
デリヘルだべ
>383
じゃあブチャータンは木番はしなかったのか?
,.-'''´`、
__,,,,,‐‐--‐,,_ /_,.‐‐...,,,} ) v,
{ _,.‐-''''`´~ `''-‐‐ノ ノ,)
__{ / =´-‐、
、-'''´ { / / , 、 、 , ・ i
ヽ {| | | } } ! ヽ ヽ \`i
ヽ /{{ { } } } } } } } )
ヽ/ { { | _}..,_/ノ ノ| }_ } } ノ
/ { ヽ }./ノ...ノ::/_ノ ノ_.ノ'ノ__ソ ノノノ
// |ヽヽノ‐ = ~ ~`´-´-''´
// | /⌒ -=・=- -=・=- { { __________
// | |i ( ヽ } {{ /
/./ | | `・‐'、 ``` --‐' `` / {{ { おいブチャー、
/./ | | | \ '、/ /| {{ < 抜くのもいいが、かくのもいいぞ
/ / | | | | ヽ、 / | { {
/ / | | .| | `'i'´ | | { \
/ / | |___|,..‐-'''\ {'''-‐‐...,,,,|___ {  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
./ / / ̄ヽヽヽ \ ~ヽ /// \{
/ / / ヽヽヽ \ ヽ /// }{
偽者注意
test
saga
お仕事ダイスキ!!
遊んでなんかいられないよ!
>ブチャー氏
木番屋代を稼いでると思って頑張れ!
テスト トリップが10桁になったらしいな
もっかいテスト
前のトリップは変わらず、上にアルファベットが二つ付くのか。
完全に変わってしまうとしたら、偽物が大量に出たんだろうな。
当分忙しくて来られないからしっかり書いといてな(w>ブチャー
また会おう。
半蔵さまー♥
?・
ぼん
ぶ・ちゃ・あー!ぶ・ちゃ・あー!
ageたいなぁ
age
>>357の続き。
「うぉー、食った食った」
「ホント。もうおなか一杯」
俺とアクラは椅子の背もたれに身を預けて、余韻に浸っていた。
「食後のお茶ですよ」
ピンクのエプロンを身にまとったマスターが、お茶を持ってきてくれた。
「御満足いただけたようで光栄の極みです」
「大満足でした。もうおいしくって、最後まで箸が止まりませんでしたよ」
「これは恐縮です。若い人の食べっぷりっていうのはですね、やはり見ているほうも
気持ちいいものなんですよ。年寄りではどんなにおいしいと思っていても、モソモソと
食べるもんです。作った側からすればおいしいのかまずいのか見ていてもわかりません。
心配でいてもたってもいられなくなってしまいますよ、ねぇ吉村」
「押忍」
吉村先輩は姿勢を正して返事をする。小さなマスターの横に並ぶと、いっそう吉村先輩の
身体の大きさが強調される。
「やだ・・・アタシ達って、そんなにガツガツ食べてたかしら?」
アクラはやや染まった頬にに手を当てて言った。
「ははは。安倉様、とても上品にお食べなられていましたよ。鈴木様は実に気持ちの
いい食べぶりでしたが。ねぇ吉村、そうでしたよね?」
「押忍」
「今日はお出かけだったのですか?」
「はい。コイツのせいで散々でした」
そう言うとアクラは俺を睨み返す。
「なによそれ?アタシはただ買い物に付き合ってもらっただけじゃ・・・」
「結局なんにも買わなかったじゃないか。あれが買い物っていうのか?」
「だーかーら、次の買い物のときの為に品定めをしてたって、さっきも言ったじゃない」
「・・・確か前回もそんなことを聞いたような気が」
「え・・・?そうだったかしら・・・」
口笛を吹く振りをしながらアクラはトボケて見せた。
「またついてってやるから次こそちゃんと買い物しろよ」
「は〜い・・・」
4人の笑い声が響いてささやかな幸福感に満ちた空気に包まれた。悪趣味な店内装の
中であったが、俺たちは話の花を咲かせていた。
しかし、花はいつか散るものだ。
「まあまあ、いつもながらお2人とも仲がよろしいですねぇ。今日のデートもさぞかし
楽しかったことでしょう」
「そっ・・・そんな、デートだなんて・・・ちっ、違うよね、ムネオ」
モジモジと恥ずかしそうにアクラがうつむく。
「あ、ああ。本当にただ買い物に付き添っただけで・・・」
アクラがあまり照れていたので俺もつられて照れてしまった。体温が急に上昇して
やけにノドが渇く。やや冷めた残りのお茶をぐいっと口に含んだ。
「隠さなくってもいいじゃないですか。お2人の仲の良さを拝見していれば、デート
だということはちゃんとわかります。・・・ところで食事はお済みになられましたが
今日はこれからエス・イー・エックスですよね?」
マスターのとんでもない言葉に、俺はお茶を口から噴きだしてしまった。
・・・続く。
今日は木番で疲れてるんでここまで。
ブチャーはなに書いてもエロいな。
405 :
774RR:02/10/06 04:08 ID:qiELfMhG
おまえらなにかあるごとに盆栽ぼんさいって
1000さげは1あげにみたず
ごくろうさんよ。
今回は、折れの純な♥にズバッときたぜ。
>「またついてってやるから次こそちゃんと買い物しろよ」
>「は〜い・・・」
ここと
>「そっ・・・そんな、デートだなんて・・・ちっ、違うよね、ムネオ」
>モジモジと恥ずかしそうにアクラがうつむく。
>「あ、ああ。本当にただ買い物に付き添っただけで・・・」
ここな。
ブチャーは何処いった?
ガンガレ、ブチャー
409 :
透視家:02/10/07 21:58 ID:XU3itUYq
テルミはいつ登場するんだよ、ブチャー?
やっぱドカな業界関係で登場か?
ムネオのバイト先とかで・・・
折れはアクラ好き♥
今書いてるよ。
週2・3回は載せるようにしたいと思っているのだが・・・。
今日はキリのいいところまで進んだらうpするつもり。
めんどくせえ。書いたところまで載せとくわ。
>>402の続き。
「なっ・・・なんてことを言うんですか、マスター!」
お茶が気管に入ってげほげほとむせてしまった。
「しないんですか?エス・イー・エックス。食欲が満たされればお次は性欲を、と
なるのは愛し合う男女の間柄では当然の行為ではありませんか?ねえ、吉村」
「押忍・・・」
吉村先輩の鼻から赤い血が滴り落ちていた。
「やだっ、鼻血が」
「押忍・・・」
吉村先輩はエプロンでごしごしと大量の鼻血を拭き取った。人を刺して返り血を
浴びた犯罪者のようでかなり怖い。
「純な吉村にはちょっと刺激の強すぎるお話でしたね。いつまでもくだらねぇ童貞
なんぞを守りとおしてやがるから、これくらいで鼻血なんてたらすんだ」
「お言葉でございますが社長、自分は童貞を棄てたであります!」
ええっ!こんな怪物とセックスする女がいるのか?、と俺たちは驚きつつ顔を
見合わせた。
「おおっ、ついにてめえも愛の契りを交わしやがったか!?そいつはめでてぇことだ。
で、てめえみてぇなバケモノを相手してくれた酔狂な女ってのは、いったいどこの
どいつだ?」
アクラも興味津々と吉村先輩を見つめている。
「押忍、謹んでご報告申し上げます。越谷『愛♥愛』のカナさんであります」
マスターは鼻からずり落ちたサングラスを指で押し上げる。一瞬見えた目からは鋭い
光を放っていたようにも見えた。
「・・・おい、吉村。『愛♥愛』ってのは木番屋のことか?」
「押忍、そうであります」
「カナタンってのは、スレンダーなボディで、ちょっとタレ気味のオパーイにしぼみ気味の
乳輪の持ち主で、最初のチンパクはゴムを付けずにしてくれる女か?」
「押忍、付けまつ毛をしていて、プロフィールには23歳と書いてあっても実年齢は
25歳を超えた経産婦で、好きな食べ物はプリン、嫌いな食べ物はきゅうりという
カナさんでありますが・・・まさか社長・・・」
マスターの肩がわなわなと震えている。
「
ttp://www.junmap.com/staffdetail.php3?c_id=261←このカナタンのことかっ!?
てめえよりによって、ボクちゃんお気に入りのカナタンを指名しやがったな!てめえの
デカチンなんぞをぶちこまれちまったら、もうカナタンの淫波瑠巣は使い物にならなく
なっちまうじゃねぇか!ふざけやがってこの野郎、もう勘弁ならねぇ、今すぐここで
ぶち殺してやるっ!!」
怒り狂ったマスターが踊りかかろうとすると、吉村先輩は退きながら床へひれ伏した。
「ははっ、どうかご無礼をお許しください社長!・・・自分も男であります。いい歳をした
男であります。人並み外れたこの身体、性欲も人並みを外れているのであります!
運動で身をいじめ抜いてもいじめ抜いても、それは解消しきれないのであります。
自慰によって我慢をし続けていましたが、それも最早限界、そんなときに『愛♥愛』
の前を通りがかりまして、つい・・・」
「『つい』って・・・あの界隈に行く時点で既に確信犯だろうが」
「ははっ、申し訳ございません。性欲の臨界点に達してしまい、すれ違う女性に飛び掛り
そうなくらいであったのです。・・・学校では特に、そこにいる安倉様のいいケツっぷりに
猛烈に欲情してしまいました」
吉村先輩は、顔をそむけながら震える手でアクラを指差した。
「ひぃっ!」
衝撃の告白に恐れおののいたアクラは、悲鳴を上げて俺の後ろへ身を隠した。
「このままでは性犯罪に走ってしまう、・・・自分の底なしの性欲に恐怖を感じました。
自分にも身内はいます。犯罪者として逮捕されてしまっては、一族に多大な迷惑をかけて
しまいます。そんなふうに思い悩んでいるうちに、気がつくと越谷へたどり着いて・・・」
「だからって、なんで『愛♥愛』のカナタンなんだ!」
「・・・社長がカナさんと楽しそうに電話している様子を見て・・・」
マスターは俺たちに背を向けてから
「鈴木様、安倉様、大変申し訳ございませんが、本日の『おしべとめしべ』はこれで
閉店とさせていただきます。お代はこの吉村君の給料より差し引いておきますので
そのままお帰りくださって結構です。浮いた食事代はホテル代にでもまわしてください」
と静かに語った。
「えっ・・・ごちそうさまでした。でも、俺たちホテルだなんて・・・」
「『おしべとめしべ』特製ラブラブ餃子を食べておいて、性交無しでお帰りになれる
はずがございませんよ。・・・さあ、ここで起こる惨劇をご覧になって性欲が失せてしまう
前に速やかにお帰りください・・・」
斜め45度の角度で睨みつけるマスターの迫力に押されて
「はい・・・」
と俺たちは逃げるように店を飛び出した。その数秒後、店内から悲鳴やら罵声やら
茶碗の割れる音やらがけたたましく聞こえてきたが、やがて急に静まり返った。
最後に銃声のようなパンッパンッという発砲音がしたような気がするが、あれは
空耳だったに違いない、と自分に言い聞かせた。
・・・続く。
カナタン・・・もう指名しないよ。
あのオパーイには萎えた・・・。
ババアってわけではないが、あれはきっと経産婦・・・。
(・∀・)ミタ!
カナタン顔出しOKだけど、中(以下略)
>>413の続き( ´,_ゝ`)プッ
「なんかすごいことになっちゃったね・・・」
アクラは黄色いフィルムが貼られたガラス戸をのぞきこんでいた。
この『おしべとめしべ』は、内装だけでなく外装も変わっていた。ガラス戸2枚は
黄色いフィルムで覆われ、上下に分割されたガラスの下段にはピンク地の大きな
ハートマークに黒文字で「秘」と書かれたフィルムが貼ってある。ちなみに店の
外にはラーメン屋や中華料理といった看板は一切出ていない。店の外から見て
『おしべとめしべ』がまさか飲食店であるとは、常人では思いも寄らないだろう。
常人の正常な判断力では「大人のおもちゃ屋」だと思うのが普通だ。
俺たちもこの店が大人のおもちゃ屋でないと判ったのも、店内からノコノコ出て
きた吉村先輩と偶然出くわしたからであって、しかもその時アクラなんて「フケツ
です吉村先輩!こんなエッチなお店に出入りしているなんて・・・」と完全に大人の
おもちゃ屋から出てきたものだと決め付けていたようだ。
その時に吉村先輩からここが『おしべとめしべ』という名前であること、中華料理
店であること、ここで彼がバイトをしていること、そして今日はごちそうするから
このことは大学の連中には内緒にしてほしいとのことを聞かされたのである。
「吉村先輩、大丈夫かなぁ・・・」
アクラは相変わらず見えもしない店内を懸命にのぞきこんでいる。
ふと何気なく目線を隣の店との間にある隙間へ移すと、何かが置いてあるのが見えた。
「おや・・・なんだろう?」
俺は幅1メートルほどの路地へ身体を滑り込ませて、その物体に近寄った。
「うわっ!なんだこりゃ?」
俺の驚いた声に引き寄せられてアクラも「なになに?」と路地に滑り込んできた。
狭い路地なのでやむを得ないことなのだが、アクラは無防備にも俺の身体へ寄り添う。
シャンプーなのかリンスなのか石鹸なのか、さてはコロンなのか、何が発している
のかは皆目わからないが、とにかく甘く優しいアクラの香りが俺の鼻をくすぐる。
その香りを嗅いでいるだけで俺のザンザスは半分まで膨張してしまった。「こんな
ときに、この愚息は何考えてやがる?」、どうか収まってくれ、とアクラにバレや
しないかハラハラしていると
「・・・これ隠してるつもりなの?」
アクラが俺の心を見抜くようなことを言った。
「いや・・・恥ずかしいから、な・・・」
俺は照れてごまかす他なかった。
「そんなに恥ずかしいかしら?見られるのって」
「そりゃ、ちょっとあるかも・・・」
「凄く太い・・・強そうね」
「そ、そうでもないよ」
「乗ってみたいなぁ」
「アクラ?・・・お前って、大胆なことを・・・」
「そっか。ちょっとそれは大胆すぎるかもね。それにこれじゃあアタシには大きすぎて
無理かも・・・」
「そんなことないんじゃないかなぁ。前も大丈夫だったろ?」
「うん。アタシにはちょっとキツかったけど。でも頑張ったら大丈夫だったよね」
「うんうん、そうそう。・・・なあアクラ、お前がその気ならばここでも・・・」
アクラの誘惑に、ザンザスはついに完全体にまで成長した。身体全体もカッカと熱を
持ち始めてしまった。そっちがその気ならばもう遠慮なしにブチューッといってやろう、
そう思って肩に手を回そうとしたときのことだった。
「えーっ?だって他人のバイクじゃない!勝手に乗れるわけないでしょ、ムネオのバカ」
「ば、バカ?」
伸ばした手を慌てて引っ込めた。「ここまで誘っておいてそんな〜」・・・と、俺の顔は
さぞ情けないものだったことだろう。
「このTL1000R、マスターのものじゃないかしら?ほらっ、カウルに店の戸と同じ
ハートマークに『秘』って書いてあるし」
「ええっ、TL?」
「目の前に停まってるでしょうが」
路地に置かれていた物体とは、ワールドスーパーバイク選手権制覇を目指して開発された
というスズキのバイク「TL1000R」であった。
「あっ、TL‐Rだ」
「あのね、今頃『あっ、TL−Rだ』じゃないでしょ。今まで何の話をしてたのよ?」
なんということだ。アクラは俺を誘惑をしていたわけではなかったのだ。
「いや、その〜・・・あっ、そうそう!いやあ、てっきり俺はGSX−Rかと思って・・・ははは」
うまくごまかす事が出来たか不安を抱きつつ、アクラの方を横目でちらりと見た。
「・・・アンタ位バイク好きでも車種間違えることあるのね」
アクラはじっとりとした冷たい視線を俺に投げかけていた。
・・・続く( ´,_ゝ`)プッ
>「そんなことないんじゃないかなぁ。前も大丈夫だったろ?」
>「うん。アタシにはちょっとキツかったけど。でも頑張ったら大丈夫だったよね」
アクラはTLに乗った事あるのか?
まあ、あせるなよ。
次回、詳しく書くつもりだよ。
>422
てまえは何者ですか?
次回っていつですか?
誰だよお前
↑95からナ。
またさんだる氏だったりして(w
>>426 こっちはヒトリヨガリでやってんの。
あっちは他人の目を気にしまくってるぞ。
俺のライバルはババアだけだ(鬱
ブチャータンは口ではヒトリヨガリなんて言ってるけどホントはかまってちゃん。
ダサッ(ピュア
ライバル(木番のねーちゃん?)よりもJyaJyaに惹かれるブチャーであった。
暴れん坊将軍より。
>430
ラヴさん!?
>>431 >ラヴさん!?
違うよ。タダの半蔵だよ。
ブチャー、今日は早いな。
新作、出来てんだろ?
TL-RよりTL-Sの方がかっこいい。
今度のR1000はかっこいいな。
今度のSVは(゚Д゚)ハァ?
そう思いました。
ついに最後尾
438 :
774RR:02/10/11 09:20 ID:9TaPN1bd
_
'´ ヽ
| イ从从|
| ||゚ ヮ゚ノ| <プ
レノ⊂i>i]つ
く/_|j
し'ノ
盆栽でも何でもいいが、クソスレがよくここまで続くな。
放置しる!
おまえこそ放置しとけ
バーカ。
急降下中!
保
443 :
浮き輪:02/10/12 23:58 ID:WDjdd6x9
木番屋しか知らないのか?
貴方の地元?にもっといい店あるだろうに・・・
喫茶店?で写真じゃなくて、生で女の子を選べる所が
キハンの事はあまり書かない方がイイと思います。
ブチャーの地元って楽しそうだな。
>>443 >喫茶店?で写真じゃなくて、生で女の子を選べる所が
ごめん、それは知らない・・・。
>キハンの事はあまり書かない方がイイと思います。
了解しますた。
>>444 そうでもないよ。
444に素で答える445=ブチャーっていい奴?
いい奴ですが、なにか?
続きはまた明日に書きましょう。
みなさんごきげんよう。
いつ書くんだよ?
アクラが欲情してるか気になるんだよ!
>>420の続き。
「しっかし、すげえセンス・・・」
レモンイエローのカウルの横にはピンクのハートマークに黒文字で『秘』の一文字。
シートは暗闇でもはっきりと分かるピンク色、低く構えたスクリーンはミラーコーティング
されているようだ。極めつけはタンデムシート上に取り付けられたオカモチ用アブソーバー。
「マジかよ!これで配達してんのか!?」
これならまだ藤原豆腐店の配達車のほうが気が利いている。バイク便ならいざしらず、
中華料理店の出前用にTL−Rを使っているのは、日本全国探したって他に無いだろう。
「ずいぶん大切にしてるみたい・・・まるで新車みたいよ」
アクラはそういいながら、バイクのあちこちを眺めて回った。
言われてみれば、オイルや泥の汚れも一切無く、こまめに手入れをされているようだった。
「ねぇ、渡辺先輩もTL−Rに乗ってたよね」
渡辺先輩とは、今年の春に大学を卒業していった先輩のことだ。留年している吉村先輩
よりも後に入学したので、4年生でありながら3年生の吉村先輩のことを「先輩」と
呼んでいた。吉村先輩が留年していることを知るまでは「なんで4年生が3年生に
先輩って呼ぶんだ?」と不思議に思ったものだ。
「TL−R・・・アタシが大型自動二輪免許取って、最初に乗ったバイクね」
アクラは大学入学と同時に普通自動二輪免許を取得した。俺は高校時代に普通自動二輪を
取っていた。アクラが普通自動二輪取得直後に続けて「大型自動二輪免許も取りたい!」
と言い出したので、彼女と一緒に俺も教習所に通って大型自動二輪免許を取得した。
「そうだな。アクラは渡辺先輩のTL−Rを借りて乗った事が有ったな」
「うん、でもエンストしまくっちゃったけどね」
アクラはペロッっと舌を出してはにかんだ。
「さらに続けてフロントブレーキ握りこんで立ちゴケもしたよな。あんときはカウル・ミラー
クラッチレバー・ウインカー・ステップ、えーとそれから何を壊したっけ?」
その時の渡辺先輩の真っ青な表情は今でも鮮明に憶えている。
「すみません、逝ってきます・・・」
アクラは舌を引っ込め、肩をすぼめて小さくなった。
「だって教習車と違って、すごく乗りにくかったんだもん・・・」
「まあね、確かにそれは言えるな。レースに参戦する為に開発されたバイクだもんな。
素人にはオススメできない。それに、街乗りじゃ辛いって渡辺先輩も言ってたしな」
渡辺先輩も乗りなれるまでは相当苦労していたようだった。
「これにマスターが乗って、出前してるのかしら」
「まさか・・・出前は吉村先輩がやってるんだろう」
言っちゃ悪いが、マスターの身長と足の長さじゃこのバイクに跨れる筈が無い。
「そっか・・・ところでさ、ムネオ・・・」
アクラの視線が俺の股間に突き刺さっていた。
「その・・・それって・・・」
「えーと、こ、これは・・・」
破り裂かんばかりにズボンの前が膨らんでいた。
―やばい。こんなとき、どんな言い訳をすればいい?
1.ハチに刺された
2.急病になった
3.優しく笑みを浮かべながら黙ってズボンとパンツを下ろす
答えは小一時間後。
・・・続く。
続き書いてたけど、載せるのはやっぱり明日にしようっと。
・・・続く。
答え
4.小倉優子タン(;´Д`)ハァハァ
答え
5.アクラの方も洪水だったのを確かめ「おあいこだね♥」と言って笑う。
「痛ててっ!急に痛みがっ!」
「どうしたのっ?」
俺が選んだのは2番だった。
「くっ、原因不明の急病だ!痛いっ痛いっ」
俺はその場にしゃがみこんで股間を押さえる。アクラも隣にしゃがみこんで心配げに
俺の股間を覗き込んだ。
「大丈夫?救急車呼ぼうか?」
ただのボッキで救急車を呼ばれてしまってはたまらない。
ってな感じでな、ずっと書いてるんだけどよ、いや既にこの先の話も書いてあるんだよ、
だがよ、こんな夜遅くに1人でしょっちゅうシコシコとクダラナイ雑文を書いている
姿というのは情けないもんだよな、想像してみろよ、30になる独身男がだよ、PC
の前に座ってニヤニヤしながらキーボードを叩いている姿を、悲しいよなまったく、女性器を
「淫波瑠巣」とか男根を「ザンザス」とかリキッドがどうしただの、こんなことを考える
のに貴重な睡眠時間を削り巻くってな、さっさとやめちまうかテキトウなところで
切り上げて終わりにしちまえばいいのによ、大体これを書き始めたのって6月だぞ、
今は10月だ、4ヶ月もこんなアフォなことを延々やってんだよな、話は進まないし、
いや、それよりも俺がさっさと書かないのが悪いんだろう、そんなことは分かってる、
よーく分かってるよ、しかしそんなこといったって俺も忙しいし、やっぱり他のスッドレ
とかも見たいし、気が付けばいつの間にかMXは使えなくなってるし、俺の知らない間に
一体何があった?、ってのは関係ないわけだが、明日は京都へ出張だよ、島津の田中さん
と遭えるかな?なんて期待もしていないが、とりあえず宇都宮線始発に乗って新幹線で
京都だ、やんなっちゃうねぇ、夜はヒマだな、じゃあ続きを書くか、結構集中して書ける
んじゃないかな?つーことで引っ張りつつ、今日は寝るとしよう。
アヒャ
ムネオの病気、アクラが咥えたら治るぜ。
ブチャーって30歳かよ。
微妙なお年頃だね(w
京都でインスパイアされたか?ブチャー
反映される事を期待してるぞ♥
スキーリ?
ガンガレ ブチャー
460 :
774RR:02/10/18 23:18 ID:faBu4bIJ
続きあげ
>京都でインスパイアされたか?
京美人に骨抜きにされてしまいました。
京美人に抜いて貰ったか?
羨ましいな。
アクラの肌、とっても綺麗♥
>>463 アクラタンのくびれ。。。(;´Д`)ハァハァ
※アクラはパイプも自社生産らすぃ。(゚д゚)ゴイスー
ブチャー、本当に2番が答えなのか?よく考えろ。
小倉優子タンがヌレヌレって事はないのか?
>>450の続き。
「痛ててっ!急に痛みがっ!」
「どうしたのっ?」
俺が選んだのは2番だった。
「くっ、原因不明の急病だ!痛いっ痛いっ」
俺はその場にしゃがみこんで股間を押さえる。アクラも隣にしゃがみこんで心配げに
俺の股間を覗き込んだ。
「大丈夫?救急車呼ぼうか?」
ただのボッキで救急車を呼ばれてしまってはたまらない。病院へ担ぎ込まれて家族でも
呼ばれてしまいでもしたら、産んでくれた両親に合わす顔がない。多分「こんな人間に
なる為に育てたんじゃないのに!」とか「氏ね!」とか「先生、この馬鹿のチンポを
切断してやってください」といった罵詈雑言を両親から浴びせられてしまう。
「いや・・・すぐに治るから」
膝を抱えて体育座りの格好になってボッキを隠した。
「心配は無用だ。5分で縮ま・・・いや、5分で痛みも止まるよ」
「そんなこと、お医者さんじゃないのにわかりっこないじゃない!」
「自分の体のことは自分が良くわかってるんだよ。だからちょっと離れててくれるか?」
甘いアクラの香りが蔓延しているうちはとても縮みそうもない。
「病人をほっとける訳ないでしょ!ほらっ、どこが痛いの?ここ?」
「はうっ!?」
アクラは、無理矢理膝をこじ開けてパンパンに張った俺の下腹部をさすった。
「ココが痛いの?」
アクラの細く白い手がズボンの前をさわさわと往復した。
「ううっ!」
「ゴメンっ、痛かった?」
「いや・・・気持ちいい・・・ハァハァ」
甦る高校時代のアヤマチ。ああ、そういや俺はこの眼鏡っ娘とセックスしたことがあったのだ。
その時のしこりも残ってはいるが、なんだかんだいっても結局は気持ちよかったわけで
あわよくばもう一発キボンヌな思いは今も抱いている。
「息が荒いよムネオ。苦しいの我慢できる?」
「ハァハァ・・・我慢できないかも」
撫でられているだけなのにそれがアクラの手だと思うと猛烈に興奮した。膨張率も
いつもの「ホームワーク」をしているときよりもお得な3割増量中。異常だ。異常な
くらい俺はボッキしている。思考回路が働かない。脳内を占めているのはめくるめく
快感のみ。すごいぜ、アクラの手ってやつはなんてエロチックなんだ!エロエロだ!
エロ最高!
「アクラっ!」
「えっ!?」
思い余ってアクラに抱きついた。
「ちょっ・・・何!?」
アクラの首筋に顔を埋める。高校時代に一度だけ味わった柔らかなぬくもりに懐かしさ
を感じた。
・・続く。
いいぞ!ムネオ!!
>>469 いいのかよ?オイ。
明日用とか言いながら、2〜3日空くんじゃねーの?
>明日用とか言いながら、2〜3日空くんじゃねーの?
いい読みかもねー。
まっ、結果は今夜出るわな。
>>468の続き。
身体が熱くてたまらない。出来ることなら服を脱ぎ去ってしまいたい程だ。ノドの奥が
チリチリと焼け焦げるような感覚は、本当に苦しいものだった。
この苦しさから逃れる方法は二つある。
一つ。アクラが俺の身体から離れること。
触れていればアクラの肉体のぬくもりが、触れていなくとも傍に居るだけで優しく
甘い香りが、俺の熱く燃え盛る若さ滾ったザンザスの膨張を促進させる。悪いのは俺じゃ
ない。アクラのカワイイ顔が、身体が、香りが、眼鏡が悪い。腹をすかせた馬の前に
ニンジンがぶら下がっているのだ。自慢じゃないが俺はそれを我慢できるほど
人間は出来ていない。ヤリたくてヤリたくて毎晩毎晩自慰にふけってもふけっても
目が覚めればきっちり朝立ちしている。それなのにこの状況下で湧き上がる性欲を
押さえろというのは、まったくもってナンセンス。自然に身を任せて何が悪い?
悪いのはアクラの方だ。こっちがボッキしてハァハァ言いながら抱きついてるってのに
まだ「大丈夫?」なんてポコチンをさすってやがる。処女でもないんだからさっさと
悟ってもらいたいもんだ。せっかく俺がかつて「女」にしてやったというのに。
そして二つめの方法。このままアクラに1本抜いてもらうこと。
いや、もうこの方法以外俺が救われる道はない。今決めた。俺がそう決めた。ていうか
抜いてもらいたい。
「ああっ!ムネオってばいくら苦しいからって、アタシの首に吸い付かないで・・・」
「ダメだ!さっきよりも苦しくなってきたっ。もっと強くさすってくれっハァハァ」
「こ、こう?」
「あーっ、ダメダメ!だんだん効かなくなってきた!よし・・・もうこうなったら・・・」
「・・・」
「直でさすってもらう他無いっ」
「ええっ!?」
ベルトを緩めてチャックを素早く下ろし、さあおじさんザンザス出しちゃうよ、と
ワクワクしながらズボンに手かけようかという時
「ちょっと待ってよムネオ!」
アクラが俺を制止した。
「ねぇ・・・本当にアンタ、苦しいんでしょうね?」
どき。
「なんかアンタ、やけに楽しそうじゃない?」
どきどき。
「もしかして、アタシにエッチな事させようって企んでの行動じゃないの?」
おめでとう。大正解です。優勝賞金100万円はアナタのもの。でも100万円も僕は持って
いません。残念でした。
いくらなんでもあからさま過ぎたようだ。俺の目論見は儚くも敗れ去ったかのように
思えた。だが、げに恐ろしきはエロパワー。
「そんな馬鹿なことがあるもんか!ううっ・・・苦しいっ・・・もう俺は助からないかも
しれないっ・・・ううう」
エロの為ならウソ泣きだってたやすいもの。俺はたった今からエロの悪魔に魂を売った
最強のエロ戦士、エロデビルマンになったのだ。
「アクラ・・・俺を助けてくれ・・・俺はまだ死にたくない・・・ああ、意識が遠のいていく。
天国のおじいちゃん、もうすぐ俺もそっちに・・・」
アカデミー賞主演男優賞モノの超絶演技で死にかけた振りをする。こんなに必死に
演技をしたのは、幼稚園の頃に「シンデレラ」の劇でかぼちゃの馬車を引く馬を
演じた時以来のことだ。
その類まれな演技力が功を奏したらしく、アクラも
「死んじゃダメぇっ!」
涙をボロボロ流しながら必死でザンザスをさすり始めた。もうここまで騙されていれば
シメたもの。あとはどう料理をしてやるか・・・と思いつく限りのプレイを思い浮かべ
ていた。どうせこんな暗い路地だ。傍にある出前用TL―Rに乗るはずの吉村先輩は
マスターに処刑されている。ということは、ここに入ってくる人間は皆無。ちょっと
奥に入ってしまえば外に人が通っても見られることも無い。思いがけず訪れたビッグ
チャンスを逃してなるものか。
「ああ・・・苦しいよ・・・アクラ・・・これでアクラとお別れだなんて、俺・・・悲しくて」
俺は身体を地面に落とした。
「そんな悲しいこと言わないでよぉっ!!」
アクラのぐしゃぐしゃになった泣き顔が真上に浮かんでいた。眼鏡のレンズは涙の雫で
ところどころ濡れている。
「アタシが絶対にムネオのこと助けてあげる!!」
アクラがトランクスの上からチタンパイプのように硬くそそり立ったザンザスを
むんずと掴んだ。
「おおっ、極楽♥」
「極楽なんて行かせやしないわ。アタシが助けるんだから!」
目にも止まらぬ速さでアクラの手首が上下往復する。それは俺が毎夜励んでいる自慰
行為と同様の動きで、実に快感のツボを心得ているかのようでもあった。
「うおおおおっ!!!もう我慢できねぇっ!イクイクっ!」
「絶対にあの世なんて逝っちゃダメよっ!」
「なんて残酷な仕打ちだっ!死んでしまうぞ!」
こみ上げる射精感を必死にこらえる。
「が、我慢はな、身体に毒なんだぞっ」
「毒でもなんでもいいからあの世に逝くのだけは我慢なさいっ!」
我慢のし過ぎか、今まで経験したことの無いくらいザンザスは大きくなっていた。
(あれ、俺のって、こんなにデカかったか?なんか得したような気がするかも♥)
と喜んでいたのもつかの間、瞬く間にザンザスが巨大化していった。20センチ、25センチ、
30センチ・・・って、いったいどこまでデカくなるんだ!?
「痛ててててててててっっっ!!!」
ザンザスに破れ裂かれんばかりの激痛が走った。
「きゃーっ!!!」
なおもザンザスの膨張は止まらない。驚いたアクラは慌ててザンザスから手を離した。
「うあああああっっっ!!!マジで痛いっ!なっ、なんだこりゃあっ!」
・・・続く。
明日は忙しいので書けないよ。
明後日の朝も早いなー。
じゃあまた明々後日。
夢オチでなければ、割れましたな。。。
ビール瓶程に膨れ上がると聞いたが。。。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
つ〜か、エロデビルマン ハラニキタ(w
パンツおろしたらデビルサイレンサーが現れたんだろ?
デビルだけにデカイ声を出してそうだ。
マフラーじゃなくて、マラだった。
ザンザスだけに2本出しになってた、に1000デビル
最強のエロ戦士、エロデビルマン
↑今度使ってもよかですか?
>>482 ぜひあなたのハンドルネームにしてください。
一日早いけど
>>475の続き。
昔、ミミズにションベンをかけた後だってこんなにザンザスが腫れあがった事はない。
これはアクラを騙した報いか?いや祟りかもしれない。
顔中の穴という穴から汗やら汁やら粘性の高い液体がビデオの早送り再生のような
勢いで噴出し始めた。
「しっかりして!すぐにさすってあげるっ!」
「いい、もういいっ!!もういじらなくていい!!」
アクラがまたザンザスをさすりだそうとしていた。俺のザンザスが非常事態だというのに
状況把握もできず能天気にザンザスを触ろうだなんて、この女は馬鹿か?・・・いや、元は
といえば俺のことを心配して触ってくれていたんだっけ。それでもっと大変な事態に
発展したから、また触ろうとしてくれたのだ。その気持ちはありがたいが、今俺に
必要なのは手淫ではなく、むしろ手術かも知れない。
「やっぱり救急車呼ぼうか・・・?」
「はい・・・おながいします」
生き恥晒そうが、やっぱり俺はまだ死にたくない。それにまだオナニーだってしたいし、
セクースだって一回しかしていない。ザンザスをぶら下げてこの世に生れ落ちてきたのに、
本来の目的にほとんど使用することなく死んでいくのは忍びない。ザンザスは小便を
出す為だけに付いているのではない。ここは素直にアクラの提案を受け入れた。
アクラはカバンの中から携帯電話を取り出して119番通報をした。
「もしもし・・・急病人なんです。はい・・・場所は・・・」
朦朧とした意識のせいで、アクラの声が途切れ途切れにしか耳に入ってこない。
「ええ・・・症状ですか?それがその・・・急に痛がり出して・・・さすっていたら大事な
部分が・・・えっ?だからその、大事な部分なんです・・・えーとですね・・・」
アクラは消防署員に必死に説明していた。
「だから・・・おちんちんですっ」
なんかいいことを聞いたような気がする。でも激しい痛みのせいで思考力が落ちて
よく理解できない。
「もしもし?聞こえますか?」
建物に挟まれた路地は携帯電話の電波状況が悪い。
「ええっ、もう一度?・・・おちんちんですっ。あ、アタシは別にヘンな女じゃ
ありません!だから友達の男の子のおちんちんが大きく腫れ上がって・・・」
どうも署員に何か誤解をされているようだった。
「それでさすってあげたら一時的に気持ち良くなったみたいなんですけど・・・急に
抱きついてきて・・・天国に行くとかどうとか言い出して・・・」
話の内容がわからなくても、アクラと署員の言葉のキャッチボールが成立していない
様子がわかった。俺は痛みに打ち拉げられた身体に鞭をくれてアクラの電話を
強奪し、
「遊びで電話してんじゃねぇんだよ・・・マジで死にそうなんだよ。俺が死んだら・・・
てめえのこと呪って毎晩枕元に立ってやるぞ・・・つべこべ言わずにさっさと救急車
一台もってこいっ!!」
そう言い放った後、意識を失って地面に崩れ落ちた。
次に意識を取り戻した時、俺は野次馬の取り囲む中、担架の上の人になっていた。
会社帰りのサラリーマンやOL、塾帰りの子供達の声が聞こえた。
「馬並だよ・・・すげぇ」
「あんなの入れられたら・・・」
「うえーん、おにいちゃんのおちんちん、こわいよう」
こんな恥ずかしい思いをするのなら、やっぱり死んでしまった方が良かったかも
しれない、と後悔していると
「おお、ビッグ!グレイトサイズコック!なんて大きいのでしょう!わたくし、
こんなに大きなイチモツは拝見したことはございませんよ。まさにゴージャス、
あなたの外人さんも裸足で逃げ出すサイズです。あなたは日本代表、いや、ワールド
ワイドに言うなら英語ですね、ジャパン代表です!」
どこかで聞いた様な話し声がした。こんな喋り方をするのは他でもない、おしべと
めしべのマスターだ。
「鈴木様、いやぁスバラシイ。ちょっとクスリが効き過ぎましたかねぇ」
「クスリって・・・マスター・・・?」
アクラも近くに居るようだ。
「いえね、これから鈴木様と安倉様がエス・イー・エックスだと思ったものだから
ですね。『おしべとめしべ』特製ラブラブ餃子と言いましたでしょう?ほんの少しだけ
餃子の中に『元気が出る漢方薬』を混ぜてあげたんですよ」
『元気の出る漢方薬』?
「中国4000年の秘術によって調合された物でしてね、植物・動物・キノコなど
それはそれはたくさんの漢方を組み合わせた物なのですが。ほんの少しだけ混ぜた
つもりでしたがね、よっぽど鈴木様の身体には合ったんでしょうね。わたくしも
こんなに効き目があるとは思いも寄りませんでしたよ。あ、ここだけの話、この
漢方薬はとても高価で入手も難しいのですが、鈴木様と安倉様にはいつもごひいきに
していただいているお礼です、わたくしどもからのサービスですから。どうかお気に
せずにしていただいて結構ですから。はっはっはっ」
マスターは無邪気にサングラスを上下に揺らしながら笑った。アクラは「えっ?
えっ?」とわけもわからずにマスターと俺の顔を交互に見ていた。
(このボッキはマスターの仕業だったのか・・・サービスしすぎだぜ、マスター・・・)
俺は夜空に浮かぶ月を見ながら、自虐的に微笑んだ。目尻から涙がこぼれそうになった。
救急隊員は俺をストレッチャーに載せ、人ごみを掻き分けつつ、大きくリヤハッチを
開けて待つ救急車に向かう。
と、その時
「鈴木さんっ?」
アクラとは違う、女性の声がした。
また知り合いにこんな恥ずかしい姿を見られてしまったか・・・病院に着いて元気になったら
病室でタオルを使って首を吊ろう・・・いや、できればこのまま楽に死ねたらもっといいな・・・。
どれ、死ぬ前に、俺の恥ずかしい姿を見た女の顔でも拝んでおくか・・・と声の主に目を向けた。
「鈴木さんでしょ!?」
カワイイ眼鏡っ娘だった。ああ、やっぱり眼鏡っ娘はいいね、死ぬ前にこんなカワイイ
眼鏡っ娘を見れたんだからな、最後くらいは良い事があるもんだ・・・。
それにしてもどこかで見たような眼鏡っ娘だ。それもつい最近に。あれは確か―
「鈴木さん!」
西村萌だ!
突然の再会に心臓が止まった。でも今どきの救急隊員はそう簡単に心臓を止めさせてくれない。
すぐに心臓マッサージで蘇生させる。
(西村萌にまでこんな恥ずかしい姿を見せてしまった・・・このまま死なせてくれていたら
どんなに良かったことか・・・やっぱり死のう。今じゃなくて後で絶対死のう)
アクラとマスター、それに野次馬の中に混じった西村萌に見送られながら、俺の身体は
救急車の中に飲み込まれていった。
・・・続く。
おお、続きが気になる。
ドーピング落ちかよ!
女医キボンヌ...(;´Д`)ハァハァ
西村萌の事を忘れてました。
491 :
西村りか:02/10/24 17:42 ID:nc/l83Sv
ニッポンノスクベナオニータン
ワタシヲワスレチャ ダーメヨ
ほう。
494 :
774RR:02/10/25 19:18 ID:RtE0SqDN
盆栽age
>>483 ハンドルネームは・・・遠慮させてもらいます。
298先生並みのエロスを纏う事が出来たときに
そのHN(変態ネーム)を ・・・・やっぱり恥いです。
496 :
774RR:02/10/26 00:45 ID:U1eg6Iew
なんでdsキツネTZRミディアムなんだ?
ブチャーという人はひょっとしてTZRに乗っているのか?
やっぱカウルにヲタ臭全開のペイントなんかしてるんか?
秋葉原とかよく行く?
>>496 TZには乗ってないみたい。
あと
sage進行でお願いできますか
498 :
774RR:02/10/26 18:22 ID:+1xbvuuK
肉屋ってまだいたんだな。
肉屋じゃねーよ!
不審者タンと言え!!!
>>496 >ブチャーという人はひょっとしてTZRに乗っているのか?
乗ってません。
>やっぱカウルにヲタ臭全開のペイントなんかしてるんか?
小さい「2ちゃんねるステッカー」が2枚貼ってあります。
>秋葉原とかよく行く?
仕事でなら。
病院編?では看護婦さんがしゃぶってくれるわけだな?
>>487の続き。
見慣れない天井。吊り下げられた点滴液。独特の臭い。目を覚ましてすぐにここが病院だと
把握できた。だがなぜこんなところへいるのかは、少々記憶の糸を辿る必要があった。
―そうだ!ザンザスは!?
ガバッ、と掛け布団を引っぺがして股間を確認した。が、パジャマのズボンの上からでは
特に変わった様子も無い。激しすぎた膨張は、すっかりなりをひそめていた。
病室の中を見渡す。贅沢なことに個室だ。ベッド横の戸棚の上には花瓶に花が生けてある。
俺が眠っている間に誰かが見舞いに来てくれたのだろうか。病室のドアの向こう側からも
人気は感じられない。病室は俺1人。
誰もいないことを確認し、起き上がってズボンとパンツを脱いでみた。
「あれっ?」
不思議な光景だった。そこにあるべきものが、無い。俺は自分の目を疑った。
深呼吸する。目を閉じる。今、この時間が夢の中でないかどうか冷静に判断する。眠りの
世界ではない。確実に俺は起きている。
目を開けてもう一度。股間を見た。黒くごわごわした茂みがあり、その下にあるザンザスは―
無い!
生命の危機から脱出させる為に切断されてしまったか!?
それともあのまま膨張し続けて、ビッグバンでも起こしてしまったのか!?
爆発したって何にも創生されネーヨ!!ヽ(*`Д´)ノ ウワワワァァァン
深い深い絶望の淵へ突き落とされた気分だった。
20年間付き合ってきたセガレと突然の決別。決して出来の良い息子ではなかったが、出来の
悪い息子ほど可愛いとは良く言った物で、大切に毎晩可愛がっていた。かけがえの無い
1人息子を失ってしまった今、残された俺はどうしたらいいというのだ?
あまりの悲しさに涙も出ない。呆然と茂みを眺める他無かった。
「俺を置いて逝きやがって・・・親不孝物め」
がっくりと肩を落として深く長いため息をついた。
その時、呼吸に合わせて茂みの中で小さな、まるで妖精の様なものがひょっこりと顔を出した。
「お父さん、お父さん。ぼくだよ。ぼくはここにいるよ」
いた!
魔王に連れ去られてしまったとばかり思っていた息子は、恥ずかしそうに俺の目の前へ
姿を現した。
「おお、息子よ!」
感動の再会。今度は嬉しさのあまり涙が溢れた。心の中では女神様と天使たちが
「おめでとう!」
とお祝いのファンファーレを鳴らし、さらには懐かしの小金治が
「良かったねぇ、良かったねぇ」
と貰いウソ泣きをしながら祝福してくれていた。
「こんな哀れな姿になって・・・かわいそうに」
対面したザンザスは変わり果てた姿だった。仮性人だった筈の彼は、真性人へ逆成長。チン長も
僅か1.5センチ足らずへ縮んでいた。これではザンザスではなく、まるでクリッピングポイントだ。
見失ってしまったのも無理はない。
病室の外は明るく晴れ上がっている。窓から突き刺す西日に熱を感じるし、エアコンが
効いているとはいえ、室温も低くない。ということは、寒さで縮み上がっているわけでは
ないといえる。
震える指で先っぽをつまんでみると、余った皮が2センチぐらい伸びた。
「な・・・なにを照れているんだい?恥ずかしそうにしていないで、さあ顔を見せてごらん」
皮を剥こうとしたが、激痛が走る。・・・剥けない!
「そ、そうか。小さい姿のまんまじゃあな。おっきくなればきっと剥けるんだよね・・・?」
握り締めようにも小さすぎるので、指先でつまんでくにゅくにゅと刺激を与える。しかし
変化は無い。
「・・・オカズがなくっちゃ食欲もでないか?よーし、それじゃ、お父さん頑張るぞー」
脳内で思いつく限りの、ありとあらゆる猥褻な妄想を張り巡らす。
「ここは病院だ。看護婦!」
変化なし。
「だめか?じゃ、保母さん!」
無反応。
「メイド!『ご主人さまぁ!』」
服従せず。
「レースクイーン!食い込みのオマケ付き!」
予選落ち。
「人妻!しかも後家!」
喪中につき自粛。
「美人秘書!机の下にもぐってF!」
社長不在。
「エレベーターガール!上へ参りまーす」
落下。
「巫女さん!罰当たりファック!」
大凶。
「えーい、眼鏡っ娘!レンズにぶっかけ!」
眼鏡曇っちゃった。
「これだけは試したくはなかったが・・・筋肉質の男!」
・・・想像してて死にたくなった。
「こらっ、なんでたたねぇんだよ・・・くそっ・・・くそっ」
ヤケクソ気味にザンザスをしごいているときのことだった。病室のドアが開いているのに
気付いたのは。
「・・・なにやってんですか?」
・・・続く。
次回のアクラさんは
ムネオ、オナーニを見られる。
ムネオ、遂カッとなって・・・。
の2本でお送りします。
また見てくださいね〜♥
今夜は早い時間から書くらしいよ。
やったぜベイベー
結局、いつも通りの時間な予感(w
そうらしいよ。
>>506の続き。
そこに現れたのは若い看護婦さんであった。
「・・・」
必死に動かしていた俺の右手が停止し、しばしの沈黙。
「・・・」
「・・・」
「あの・・・いつからそこにいましたか?」
「『ご主人さまぁ!』から・・・」
「そっ・・・そうでしたか」
「はい・・・そうでした」
「恥ずかしいところを見せてしまいましたね・・・」
「恥ずかしいところを見てしまいました・・・」
「・・・」
「・・・」
看護婦さんは、きっと俺がオナニーをしていたのだと思ったに違いない。こっちは何と言い訳
してよいやら困り果てていたが、あっちもどう接してよいやら戸惑っているらしく、部屋の
入り口から一歩も動けずにいた。
「あのですね、これには深いわけがありまして・・・」
「・・・」
「にゅ、入院した理由がですね、その・・・男性性器が異常膨張による激痛を引き起こしまして、
生死の淵を彷徨いながら救急車で運ばれたところまでは憶えていたんですが・・・何故このような
事態になったのか話すと長くなるのでやめようと思いますが、やっぱり話さないと分かって
もらえそうにもないので簡潔に述べようと思ったりもしますが、それはそれは複雑な背景が
あって一筋縄ではいかないのですが、一言で言うと毒を盛られてこのような事態に陥った訳で
ありまして・・・とにかく自然現象では無い化学的陰謀の元に・・・いや、漢方薬なので東洋医学の
神秘の策略にはまってしまったんですが・・・」
自分で何を言っているのか分からなくなっていたが、とにかく看護婦さんに説明をしていた。
「・・・膨れ上がりすぎて痛くなった、と?」
「そ、そうです!大きくなりすぎまして、痛いイタイ痛いとなったんです。いつもなら小さい
はずの・・・いや、小さいっていうか・・・」
「人並み?」
「そう、そう!人並み!人並みなんです!それがあんなに大きくなって」
「知ってます・・・見ました」
「見ましたか?それなら話は早い!あのまま爆発したんじゃないかって、心配になって、
目覚めた今、確かめたんです!そしたら、ありました!よかった!嬉しい!やったぜ!
じゃあちゃんと元通りになったかな?と、確認をしていた最中だったんですよ!・・・だから
今おこなっていた動作は決して疚しいものではなく・・・」
「確認作業?」
「はいっ!確認作業だったんです!」
いやあ、分かってもらえてヨカッタヨカッタ、と俺は頭を掻いた。
「・・・それは理解しましたけど、そろそろパンツはいた方がいいですよ」
「・・・はい」
・・・続く。
なんだ、しゃぶって貰えなかったのか
>514
続けて♥
優子タン キタ━━━━━━(;´Д`)━━━━━━ ハァハァ。。。ウッ!!!!!
やっぱり真っ先に食いついたのは書斎派タン、っと・・・_〆(。。)メモメモ…
さて、これで安心したので寝ることにしよう(w
寝る前に大事なことを言い忘れてたよ。
「優 子 タ ン の 肩 甲 骨 (;´Д`)ハァハァ・・・」
腰からケツのラインが(・∀・)イイ!!
ブチャーどこだ!
522 :
豆屋:02/11/01 11:58 ID:/1vQxdR/
>>513の続き
まいったな・・・それにしてもこんな時間に何でここに看護婦さんが来たんだよ。
俺はあまりにも理不尽な今の情況に少しむかついてきたのでパンツははかないでおく
ことにした。
「早くパンツはかないと風邪ひきますよ?」
「・・・」
「どうしたんですか?私の顔になにかついてます?」
「こんな時間になんですか?俺には俺のプライバシーってもんがあるんですよ。
ノックくらいしてくださいよ。」
「何いってるの?」
少しキツめの口調で言い放ちつつ、田中麗奈似の若い看護婦さんはつかつかと
足早にこちらに近づくと、パンツを強引にはかせようとした。
しかし、そこで素直にいいなりになる俺じゃあない。
目前にいるかわいい看護婦さんとシチュエーション次第じゃあ、何でもやってのける
恥知らず。
「待てよ!」
俺はか細い彼女の手首をつかみ言い放つ。
「何ですか?」
さげすむような目でこちらをにらむ彼女。
「ずるいー!ずるいー!何で看護婦さんだからって、俺のゼルビスを好き勝手に見たり
隠したりとかできんの?おかしくね?俺も看護婦さんの(以下略」
そうして、俺の必殺話術によって情況は一変し、気がつけばなぜか俺は精神病棟に
入れられていた。
半蔵タン、長文ごくろーさん(w
age
525 :
よ:02/11/01 23:32 ID:ZmRVPxsu
あげるなよぅ、おれが狙ってたのにぃ(嘘
そろそろ本家の出番だろ?なぁブチャー
ageないでね。
で、続きなんだが、明日・明後日はお出かけなんで
明後日の晩か明々後日の夜から再開。
どれどれ、クリック!!クリック!!
。。。ガイシュツじゃね〜か!(゚Д゚)ゴルァ!!
がいしゅつだったっけ?
すまん・・・
ブチャーがいしゅつ中
社員旅行いってるらしいね。
でも諸事情により帰宅したという噂もあるよ。
メシを食わせてもらえなかったので拗ねたのか?ブチャーは
ブチャーよ、せめてムネオのパンツは穿かせてやれよ。風邪ひくぜ
>>535 これってブチャーの撮り下ろし?(;´Д`)ハァハァ
>>536 >ブチャーの撮り下ろし
・・・だったらよかったのですが。
単なる拾い物だす。
>>537 ソースキボンヌ。
>>513の続き。
「あの〜、よそ向いててもらえません?」
縮んでいるザンザスを見られるとは、なんと恥ずかしいことか。大きくなったザンザスなら
女性に見られても構わない。というよりもむしろ見せたいくらいだが。
「ダメです。患者さんの様子を見るのも看護婦の仕事ですから」
看護婦さんは入り口で仁王立ちだ。
「じゃあせめてドアを閉めてもらえますか」
入り口は全開だ。幸い人通りがないのが救いだった。そうはいってもいつ誰が通りがかるか
わからない。このままではいずれ誰かの目に止まってしまう。
「規則ですから。私達看護婦が部屋に入るときは、ドアを開けておくんです。規則は
守らなければなりません」
実にお固い看護婦さんだった。俺は黙ってさっさとパンツを履き、またベッドへ寝転んだ。
「はい、履きましたね。では血圧と体温を測ります」
看護婦さんはつかつかとベッドに近寄り、手にしていた血圧計を枕元へ置いた。
「はい、では血圧を測ります」
俺のパジャマの袖をめくって腕帯を巻く。ポンプのシュコシュコとした音とともに上腕が
圧迫されていき、はかりの水銀が登っていく様子をぼんやりとながめた。痛みがあるわけでも
ないが、この圧迫感は何度味わってもいい気分のするものではない。
「ん?」
看護婦さんのポンプを握る手が止まった。
「んん?」
彼女は血圧計の目盛りを覗き込んだ・・・というよりも血圧計に張り付かんばかりに顔を接近
させていた。すなわち、俺の寝ている枕元ギリギリまで顔を近づけたのだ。眉間にシワを
寄せて目を細めている表情は真剣そのものである。
(・・・よく見るとこの看護婦さんって、結構カワイイなぁ)
「ザンザス大露出大会」で動転していてわからなかったが、よく見るとかなりの上玉だ。若い
看護婦さんらしく、やや茶色い髪をキレイに後で束ねている姿は清潔感が漂い、彼女の
可愛らしさを引き立てている。化粧はしていないようで、きめ細かく白く透き通った肌が
今どきでは珍しい、濃い目の眉を強調していた。
「えーと・・・」
看護婦さんは血圧計の数字を読み取り、手にしたカルテに書き込んだ。ペンを持つ様子から
してどうやら彼女は左利きらしい。
「次はお熱を測ります。脇に挟んでください」
手渡されたデジタル式体温計を脇に挟む。
「・・・」
「・・・あの〜、看護婦さん?」
「はい」
「俺のこと、睨んでませんか?」
体温を測りだしてから、彼女はただ黙って俺を見つめていた。それもかなりシリアスな
表情でだ。
「いや、なんていうか、普通こういうときって問診とかするもんじゃないですか?」
何もせずただじっと枕元に立たれているのは気持ち悪かった。
「こういうときは問診した方が良いんですか?」
逆に質問されてしまった。
「するでしょ。普通」
「普通ですか・・・」
看護婦さんは窓を眺め、差し込む西日に目を細めていた。
・・・続く。
盆栽とほざくヤツはビンボーニン!!
>>543 うん、そうだね。でもね・・・
残念ながら盆栽の話は
>>8で終わってるんだよね。
いまさらそんな前のネタを蒸し返すなんて
てまえは盆栽をひがむリアルビンボーニンですか?( ´,_ゝ`)プッ
545 :
774RR:02/11/04 16:01 ID:x5VeeEpY
ブチャーの
良スレの予感age!! でも,アゲナイ
ブチャーって物書き?
看護婦もいいが女医という響きもいいと思わんか?
でんでんおもわん
>>541の続き。
「鈴木さん、お目覚めになりましたね」
「はあ、死ぬかと思いましたが・・・どうにか生きているようで」
「もう痛みはありませんか?」
若い看護婦さんに「こういうとき、患者が目を覚ましたら先生を呼んでくるもんじゃないですか?」
と言ったら「そうなんですか?」と腑に落ちない様子を見せつつも医者を連れてきてくれた。
俺の担当は女医さんだった。歳は30歳くらいに見える。お約束の眼鏡も掛けている。典型的な
イメージの女医さんである。健康が取り得の俺は、病院や医者とは日ごろ縁が無い。女医さんを
見るのも初めてだ。
ミニスカートからスラリと伸びた脚線美、釣りあがった眼鏡、足元はハイヒール。手に持つのは
カルテよりもムチやロウソクのほうが似合うかもしれない。かなりの美人だ。
Hな本やAVに出てくる女医さんなんて脚色されたものだとばかり思っていたが、いやいや、
こんなヤラシイ医者も実在するもんだな、と感心していた。
「痛みは無いです。ですが、ちょっと気になる事があるんですよ」
「何ですか?」
女医さんは事務的にカルテへ何か書き込みながら訊いた。
「単刀直入に言いますけど、随分ちっちゃくなってしまったみたいなのです」
走らせていたボールペンを止め、女医さんは険しい表情になった。
「おちんちんが、ですか?」
ペンを持ったまま、中指で眼鏡を押し上げながら彼女は訊ねた。
こんな美人の口からサラリと『おちんちん』という言葉が流れるシチュエーションというのも
そうそう滅多にあることではない。この5文字の音声は俺の脳内マイドキュメントにしっかりと
保存された。
保存はされたが、今は余韻に浸っている状況ではない。俺のオスとしての尊厳がかかっている。
事態は極めて深刻だ。
「ちょっと見せてもらえますか?」
「えっ、見せるの?」
「見なきゃ診察できませんよ。ちょっとあなた、カーテンを閉めてあげて」
女医さんはちょっとイラついた口調で隣に並んだ看護婦さんに指示した。
ベッドの周りがカーテンで仕切られる。この狭い空間に美人の女医さんとカワイイ看護婦さん、
そして俺。こんな非日常的状況下で俺はザンザスを露出しなければならないのか、と思うと
屈辱にも似た恥ずかしさを憶えた。
「自分で脱げますか」
看護婦さんがズボンに手を掛けようとしたので「いいです、自分でやります」と俺はヤケクソ
気味にズボンとパンツを一気にずり下ろした、さあ、好きなだけ見やがれコンチクショウ!、
と開き直って大の字に寝転ぶと、彼女達はザンザスに顔を近づけ、食い入るように覗き込んだ。
・・・続く。
女医 キタ━━━━━━(*´Д`)━━━━━━ !!!!
>>551 やっぱり真っ先に食いついたのは書斎派タン、と・・・_〆(。。)メモメモ…
予想通りで安心すますた(w
これで今夜もよく眠れます。
554 :
547:02/11/05 02:29 ID:f4KXwViK
女医をエンジョイsage
>>550の続き。
「先生、どうでしょう?」
顔から火が出るほど恥ずかしいが、今はそんなことを気にしている場合ではない。何しろ
一大事だ。よく診察してもらわない事には、「ひとつ上の男」に成り上がれない。
「・・・ていうか、どこにあるの?」
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
女医の一言で男のプライドはガラガラと音を立てて崩れ去った。
「先生、ここです。このちっちゃいのがそうらしいです」
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!
さらに看護婦さんが追い討ちをかける。
「これが?ペニスじゃないでしょ。これはクリトリスじゃなくて?」
「でも患者さんは男性ですから」
「ほんとね。膣口が無いわ」
女医と看護婦が一言話す度に泣きたくなっていった。
「変ねぇ。昨日の診察の時はもう少しだけ大きかったと思うけど」
「そうですね。今日は微妙に小さいですね」
「救急車で運ばれてきた時はあんなに立派だったのに・・・これじゃまるで」
女医は腰に手を当てて、大きくため息をつきながら言った。
「これじゃあまるで、ドングリね」
ド、ドングリ!
サイズといい、先端の尖った様といい、まさに今の俺のザンザスはドングリのようだった。
あの激痛が走り出すまでは、せめて発育不良のマツタケくらいはあったのに。同じ秋の
名物でもドングリとマツタケじゃエライ違いだ。
「一応聞いておくけど、これって前からそうだったの?」
ぞんざいにザンザスを指差しながら女医が言った。
「違いますっ!前はもっと大きかったです!」
俺は声を荒げて反論する。
「こんなドングリみたいなちんちんを付けた大人がいますか!?前はもっと大きいというか」
「人並み」
看護婦さんが呟いたのを横目で睨みつけつつ話を続ける。
「・・・そうです。そりゃあ、巨根ってわけじゃないですけどね、せめて人並みくらいの
サイズはあったんですよ」
「人並みって・・・みんな男の人は自分でそう言うのよ。別にあなたの今のサイズだって、
世の中の成人男子でも、そういうのあるわよ。まあ、極まれなケースだけどね。だから
見栄を張る必要はないのよ。・・・それともこの入院をいい機会にして、長茎手術でも・・・」
「だーかーら、違いますって言ってるでしょう!本当にホントなんですってば!もっと
大きかったんですって!それが今、目を覚ましたらこんなにリトルサイズになってしまって」
「先ほどまで大きくなるかどうか、ご自分で弄って確認してました」
またもや看護婦さんが横槍を入れる。
「あらあら。だめですよ。まだ入院中なんですから。若さを持て余してしまうのはわかるけど、
病み上がりのうちから無理しないでくださいね。治れば好きなだけ弄ってかまいませんから」
「あれはオナニーじゃないっつーの!本当に小さくなっちゃったから、勃起すれば元の
サイズに戻るんじゃないかって確かめてたんですよ!信じてくださいよ。・゚・(ノД`)・゚・。 」
俺は下半身剥き出しのまま、声を上げて泣いた。
「先生、もしかして本当に小さくなってしまったのかもしれませんよ」
「そうねぇ・・・でも元のサイズの証拠が無いしね・・・」
困ったわ、と女医は呆れ顔をしていた。
・・・続く。
小出し小出し。
(・∀・)ミタ!
予想通りの時間だ。夜更かし性交!
560 :
774RR:02/11/06 02:04 ID:+ruN3L3o
下衆晒
ageんなよう。探しにくいんだから。
ブチャーよ、もう在庫切れか?
と、言うわけで、今日も夜更かししたわけだが・・・
>>557の続き。
「おちんちんのサイズのことはもう忘れなさい。命が助かっただけでも儲け物なのよ」
「命って・・・やっぱりそんなにヤバイ状況だったんですか、俺・・・?」
ズボンとパンツを履き直した。他人に見られていると何故か脱ぐ時以上に恥ずかしい。
「ええ。あなたがここへ運ばれてきたのが5日前。今日までずーっと眠りっぱなしだったのよ」
「5日間も・・・」
「まあ幸い脈拍も血圧も脳波も安定していたし、肝機能も平常だったから、あとは目を覚ます
のを待つだけだったの。救急車で運ばれてきた時は、おちんちんの異常膨張が見られたけど
それも翌日にはすぐに治っていたわ。ねえ、ところでなんでこんなことになったの?一緒に
居た女の子は餃子がどうのこうの言ってたみたいなんだけど。詳しくお話してくれる?」
一緒に居た女の子とはアクラのことだろう。俺は5日前の夜の記憶を辿っていった。
「ええと確か・・・、先生が今おっしゃった『一緒に居た女の子』と中華料理店で夕食を食べ
たんです」
「何を食べたの?」
そう言いながら女医はまたカルテの上でペンを走らせていく。
「チャーシュー麺とライスと餃子です」
「ご飯を食べてからどうしたの?」
「えーと、その店を出て、横に有った路地の中に停めてあったバイクを見てたんです」
「バイクの車種は?」
「先生、それは異常膨張と関係ないと思いますけど」
横でツッコミを入れる看護婦さんを、黒いセルロイドのフレーム越しに女医が睨みつける。
ただならぬ殺気を感じて俺はつい「TL1000Rでした!」と説明した。
「TL1000Rねぇ・・・。SじゃなくてRってのがまたマニアックな・・・」
妙に的を得た言葉に、この女医はバイクに乗るのだろうか?と興味を持った俺は
「先生もバイクに乗ってるんですか?」
つい好奇心で訊いてみたが
「それは異常膨張とは関係ないでしょう。そんなことよりもほら、バイクを見てから
どうしたのかさっさと教えなさいっ」
と一蹴されてしまった。理不尽な感覚に見舞われるが、この女王様・・・もとい、女医に
逆らうと恐そうなので話を進めた。
「バイクを眺めてたら、気付くと勃起していたんです」
「バイクを見て勃起?あなたってもしかして変態さんなの?」
まあっ!と女医の目が驚きのものに変わった。
「いえ、そうではなくて・・・」
「それともヘルメットやカウルにアニメっ娘の裸の絵でも描いてあったのかしら。もしかして
あなたって秋葉系エロゲーヲタ・・・」
「それは絶対に違いますっっ!!!」
全力で完全否定する。
「さっき言った女の子が隣にいたんですよ。で、彼女の身体があんまりくっ付いてくるもんだから
ついムラムラと・・・」
「なーんだ。そうだったの」
何故か女医は大変残念そうだった。
「それであんまり女性に免疫力の無い俺は勃起してしまって・・・。彼女もひどいんですよ。
天然なのか誘ってるのかわからないんですけど、妙に男心をくすぐる奴なんです」
「男心をくすぐる?」
黙って訊いていた看護婦さんが、ふんふん、と身を乗り出す。
「いや、肌を露出した服を着てるとかミニスカートを履いてるとかいうわけではないんです。
むしろボーイッシュというか、中性的な服装が多いんですけど、それがやけに似合ってて。
ジーンズを履いた後姿から見る引き締まったお尻とか、ショートヘアであらわになった白い
うなじのラインとか、大人っぽい体つきをしていながら時折見せる純真無垢な少女のような
しぐさとか・・・あと、これはとても重要ですが、彼女は眼鏡っ娘なんです」
「眼鏡っ娘、と・・・」
女医は細かくカルテに書き込んでいるようだ。
「オタクっぽくてちょっと嫌な表現かもしれませんが・・・『萌え』のオーラを全身にまとった
困ったお嬢さんなんですよ。だから俺が勃起してしまうのも、無理は無かったと思っています」
「萌え、と・・・」
女医はまた呟きながらカルテに書き込んだ。
「あの、萌えってなんですか?」
看護婦さんは不思議そうな顔で訊いてきた。
「萌え、ですか・・・ひとことで言うのは難しいですが」
俺はしばし腕組みして考えてから答えた。
「フェチズムを刺激する要素ですかね?広い意味では『かわいいな〜』とかいう感情も含まれ
ますけど。女性の全体像に『かわいい』と感動するのではなく、もっと的を絞った一点の箇所に
『(・∀・)イイ!!』と特に強く感動することを『萌え』と言うんじゃないですかねぇ」
「そうね。それでいいんじゃなくて?」
カルテに向けられた視線を持ち上げて女医も同意した。
・・・続く。
本日は予想を裏切るために時間差攻撃してみたわけだが・・・
これで在庫も無くなった。次回は週末かな。
(・∀・)ミタ!
甘いなブチャタソ
>>568 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| おまえも |
∩_∩ | |
(´ー`) < 暇な奴 |
( ) | |
| | | | だなぁ |
(___)__) \_____/
秋葉系ワロタ(w
ブチャーよ、週末は遊びに行って疲れたとか言うんだろ?
そんなワタシは秋葉系ならぬ日本橋系。同じだよ!!
☆土曜日
「あー、今日は国道17号スレ住民とツーリング逝って疲れた。寝るわ。
また明日」
☆日曜日
「明日は早起きなんで今日はもう寝る。また週末書くわ」
☆次の土曜日
「あー、今日は(以下略」
・・・以下永遠に続く。
(=゚ω゚)ノ
新作、出来てんだろ?
>>569 モマエモナー
_______
|. | ̄ ̄ ̄|
|. | |
|. | |
|__∧ キリキリキリ .|
|∀`) __| .|
|.. つ-'.。|_____|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\. ツヅキカケ / |\
ツヅキカケ | .|\
ウ・・・ウン・ ∧_∧. | .| \
____∩__∩.∀`∩) .| .| |
| __ (;´д`) ̄|ヽ) .| .| |
|\⌒⌒⌒⌒⌒⌒\ \| |
\ \ ブチャ \ \ .|
\ \ \.. \|
\ \|⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\ |_______|
>>566の続き。
「・・・それで一緒に居た女の子を騙しておちんちんを触らせたのね。この大悪党!」
「鈴木さん、はっきり言ってフケツだと思います」
2人の眼から侮蔑の冷たい視線が降り注がれた。
「こんなひどい男だとわかっていたら助けなかったのに」
「鈴木さん、はっきり言ってバチが当たったんだと思います」
「ひどい・・・医者と看護婦の言うセリフじゃない・・・」
『ひどいのはアンタでしょ!』
2人の声が重なって見事なハーモニーを奏でた。言葉は汚かったが。
「で、でもですね、あの異常膨張はそれが理由じゃないみたいなんですっ」
あきれ果てて部屋を出て行こうとする女医と看護婦さんを引き止めるように言った。
「僕も女の子に触ってもらったのが原因だと思ってたんです。ですが、救急車に載せられる
前に意識朦朧とした中でしたが、はっきりと聞こえたんです」
2人は足を止めてくるりと180°反転した。
「あの中華料理屋のマスターがその現場で言っていたんです。餃子の中に『元気が出る漢方薬』
を混ぜたって・・・」
「漢方薬・・・?」
女医の眼鏡の縁が鈍い輝きを放った。
「中国4000年の秘術とかどうとか・・・どんな意図があったのかは知りませんが、あの
異常膨張はその『元気が出る漢方薬』が原因らしいのです」
「尿検査では毒物は検出されなかったけど、なるほど漢方ね・・・ならばその可能性は
否定できないわ。中国のスポーツ選手は、ドーピング検査にも引っ掛からない漢方薬で
肉体を強化しているという噂もあるくらいだし・・・」
異常膨張の謎の核心に迫った俺達のまわりに重い空気が張り詰める。一同沈黙。さっきまで
聞こえなかった空調からの無機質な吹き出し音がやけに耳についた。
「はっきり言うわ。アナタがここへ運ばれてきた直後のこと」
女医は窓際に立ってブラインドを下げて差し込む西日を遮った。
「繰り返し訪れた心停止、体温の異常低下と血圧の異常上昇がみられ・・・」
「えっ・・・?だって先生、さっきは安定してたって・・・」
「それは翌朝からのことよ。ここへ搬送されて2時間後、もう手の施しようがなくって、
医者としてできることといったら、いかに苦しまず楽に死なせてあげられるか・・・それだけを
考えていたわ」
カツカツ、と女医の足元のハイヒールの床を鳴らす音が甲高く響く。
「何故、彼はこんな危篤状態にあるのか、理由はわかっていたの。それはとっても単純なことよ」
息を飲んで女医の話に集中する。
「ペニスの海綿体への血液の一極集中・・・それも異常な程の。つまり、心臓は脳や身体へ血液を
運ぶ為に動いていたのではなく、そこへ集中する為に鼓動した。全身の血管は収縮し、生命を
維持するのも困難なほど赤血球が不足した。そのかわり、海綿体は張り巡る末端の毛細血管全てに
至るまで膨張を続け・・・血液は必然的に海綿体へ集中したのよ。その様子は誰が見てもわかるくらい
肉体の一部に表れていたわ」
ザンザスの異常膨張だ。
「でもね、症状がわかっても、何故こうなってしまったのか、原因はわからなかったわ。外傷は
無い、だとすると薬物中毒・・・ならばどんな薬物を摂取したのか。血液検査や尿検査、念のため
レントゲン、CTスキャンやMRI、内視鏡まで見たのに、痕跡すら見つからなかった・・・これじゃあ
いくらどんなに優秀な医者だって対処のしようも無い・・・」
「それでも先生は一生懸命、力を尽くしてくださいました」
看護婦さんはうつむきながら呟いた。
「先生・・・そこまでしてくださって・・・ありがとうございました」
俺は感謝の気持ちでいっぱいだった。でも今は言葉でお礼をいう他に手段はなく、いたたまれない
気持ちが募った。
「いやー、でもさー、はっきり言って『これってもうダメじゃん?処置なーし』ってサジぶん投げ
たのよねー。そしたら翌日になったらすっかり安定してやがんの。何これ?マジ信じらんなーい、
チンコのボッキも収まってるしー、あとは目を覚ますだけじゃん?、なんだ心配して損したー・・・」
女医のあっけらかんとした様子に俺は目と耳を疑った。
「・・・ゴホン、・・・とにかく翌日はもう大丈夫だったというわけよ。では、あの異常膨張は一体、
何が原因だったのか、医者としては今後の処置と後学の為にもアナタが目を覚まして語って
くれるのをずっと待っていたのよ」
また元の女医に戻った。あなたの方こそ何か薬物を摂取していないか?と不安に思えた。
・・・続く。
「明日は書く」と言って書かなかったり
「今週末に書く」と言って書いてみたり。
でも明日はマジで書かないぞ。連夜の夜更かしはお肌に悪いからな。
では土曜か日曜日の晩までさようなら。
>>578 >「今週末に書く」と言って書いてみたり。 ×
「今週末に書く」と言って翌日に書いてみたり。 ○
俺もどうやら疲れてるらしい。寝るわ。
(・∀・)ミタ!
エライゾ ブチャタソ
おつかれー
ブチャーよ、もう寝たか?
ブチャーさんは大変お疲れのご様子なので
今日は書かないそうです。
でもナニはかくかも知れません。
ブチャーは明日は塩なんとかに行くのか?
>塩なんとか
逝くよ。悶絶えろっぴは脳内デイトだっけ?忙しいそうだな。
ホテルまで逝けるといいね。
みなさん、たまには早寝しましょうね。
今日は書かないからね〜。
夜更かししてる悪い子は、明日朝おねしょしちゃうゾ♥
∧_∧! / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__( ;´Д`)__< ゆ、夢か!
| 〃( つ つ | \_____
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
| |\ \
\| |⌒⌒⌒|⌒⌒⌒⌒|
. (\ |___|____|
. ) __)
( ノ´
 ̄ ̄ ̄ ジョー
hozem
588 :
774RR:02/11/09 22:30 ID:fPGY8/F7
保守
>>588 age禁止だっつーのに。
「あー、今日は国道17号スレ住民とツーリング逝って疲れた。寝るわ。
また明日」
>585
584が俺だとよくわかったな。
>588
まさか、sageでホシュれる事を知らないのか?
ムネオは何に乗ってるのよ?
GSF750あたりか?
>ムネオバイク
ブチャーさんが公募してたのに1人しか答えてくれなかったぞ。
だからまだ決まってね―んじゃないの?
ムネオが乗ったのはアクラだろ。
>>595 お前は脳内彼女と脳内デイトで(;´Д`)ハァハァしてろ。
不審者タンは595が誰かわかってるのか?
早く続きを書いて下さい・・・
内緒にしてたけど、
俺本当はスーパーハッカーなんだ。
見えるぞ・・・
お前らのPCに保存されているエロ画像が・・・
お前らのPCにインストールされているエロゲータイトルが・・・
ブチャーさんは今週分の書き貯めをしている模様。
「今ムリをしておけば、後で楽になる!」と眠い目をコスリコスリしてるみたいです。
えらいぞ!ブチャタソ
おいらはそれを読み、ティムポをコスリコスリ
そんなブチャタソに萌え
(;´Д`)ハァハァ
貯めると体に毒だぞ。
今晩あたりに一気に放出しる
寝る前なんで、そろそろうpしてみようかな?
>>599 誉めても何にも出ないよ。
>>600 されどage禁止。
>>601 されど俺で(;´Д`)ハァハァ禁止。
>>602 昨日、別件を放出してきたから今日は(・∀・)スキーリしてます。
>>577の続き。
「それじゃ、あなたの意志ではなく、薬物・・・漢方薬を食事の中に盛られたということね。
医者としては警察に報告する必要があるんだけど・・・それでいいわね?」
女医はカルテを閉じて看護婦さんに手渡した。
「ハイ・・・いい店だと思っていたのですが、過失とはいえ、僕の股間がこうなってしまったのは
納得がいきませんし」
ウェストのゴムを引っ張ってザンザスの様子を覗き込む。相変わらず茂みに隠れて実体が見えなかった。
「そう。わかったわ。じゃあまず院長にも報告しないとね。ねえ、星野さん、今日は院長は
いらしたわよね?」
「はい。でもお客様がお見えになられているようです。さっき院長室の前を通ったら、声が
聞こえました」
看護婦さんの名札を見ると「星野」と書いてある。女医は「西ノ園」という名札を付けている。
「それじゃ鈴木さん、あとで院長を連れてきますから、薬物を盛られたこと、その時に
もう一度説明してくださいね」
「はい」
「それじゃお大事にね」
マスターには悪いがこういうことはきっちりしておかねば、彼のためにもならない。第二の
被害者を出さない為でもある。本音を言えば、ザンザスの受けた仕打ちへの復讐でもある。
「先生、ひとつ聞いておきたい事があるのですが」
部屋を出て行こうとする西ノ園先生は「何か?」と振り返った。
「僕のおちんちん・・・治りますでしょうか?」
「そうね・・・これから治療方法をゆっくり考えないとね。薬物が特定できないうちは、養生して
貰う他無いわ。再発の可能性もゼロではないし」
「そうですか・・・」
先行きの見えない不安。先生の言葉と表情から自信めいたものを感じとれなかったのを見て、
絶望感に近い虚しさを憶えた。
「そんなに心配しないで。アタシも出来る限りの手は尽くすから。もしそれでもダメな時は」
「ダメな時は?」
「切」
せつ?
先生は言いかけたがごにょごにょと口ごもった。
「・・・先生、今、切断って言いかけませんでしたか?」
「え?言ってないわよそんなこと。ま、まあ、今はそんなこと考えないで、ゆっくり休みなさい。
・・・あ、ちょうど院長が来たみたいね。廊下で声がしたわ。それじゃ・・・」
「あ、ちょっとまって・・・」
俺の呼びかけなど聞こえていないフリをして、先生は部屋から出て行ってしまった。
後を追うように、看護婦さんも出口でペコリと一礼して出て行った。
独り取り残された部屋にまた静寂が戻る。
『切』
先生の言いかけた一言が耳から離れず、より一層、俺の不安を掻き立てる。
「切られるくらいなら、いっそのこと死んだ方がマシだ・・・」
ぽつりと口に出した時、俺はふと思い出した。救急車に乗せられる前のことを。
『鈴木さん!』
薄れた意識の中で聞いた西村萌の呼ぶ声。あれは幻じゃなかった。
・・・続く。
ムネオ、今から脳内デイトか?
ま た 悶 絶 か !
IDがgsxだから今回は許してやるよ。
>>605の続き。
飾り気の無い眼鏡と『きゃるぅぅぅん♥』な表情が忘れられない。夢でもない。妄想でもない。
人ごみの中、あそこにいたのは間違いなく西村萌だったはずだ。
なぜあんなところにいたのか?そんなことはどうでもいい。彼女だって俺と同じ大学に通って
いるのだ。行動範囲が重なるのは別に不思議ではない。
『鈴木さん!』
彼女の心配げな声がリフレインする。
他人に心配されるのは「心配かけて申し訳ない」と思う。だが同時にとても気持ちがいいことだ。
心配されている時間だけではあるが、その間は「俺のこと」だけを思ってもらえているのだ。
他の者を介在する余地すら与えず、「俺のこと」だけを思ってもらえる・・・つまり少なくとも
あの時だけでも、彼女の心は「俺のこと」だけで埋め尽くされていたのである。悪くない。
とてもいい気分だった。
彼女は今頃何をしているだろうか。平日の午後だからまだ学校にいるかもしれない。今日も
あのシンプルな黒の細い金属フレームの眼鏡をかけて、授業に出ているに違いない。
俺のノド仏のあたりをつねったのは、何の意味が有ったのだろう?パンチラの仕返しか?
いや、それはその後のビンタで清算されている。ならば、あれは何の意味が有って・・・?
考え込んではみたものの、答えは一向に導かれることは無かった。
なにしろ彼女はあの悪名高い『世界救世神教』の幹部である。修行と称した奇行の数々は
マスコミのネタとして格好の対象とされている。ここのところ、テレビのワイドショーで
『世界救世神教』の名前を聞かない日は、まず無い。
そんな常人では計り知れない世界に身を置く彼女の胸の内を、凡人の俺が理解しようなど
おこがましいとしか言いようが無い。
だけど気になる眼鏡っ娘。やっぱり俺は眼鏡っ娘が大好きだ。眼鏡っ娘には貴賎は無い。
それがカルトの幹部であっても、だ。
現実的にみて、普通の男子大学生の俺がどうにかできる相手では無い事など百も承知。
テキは新興宗教とはいえ、信者数万人とも言われるあの『世界救世神教』の幹部。
父親が教祖で兄が教団運営の実権を握っている、カリスマ一家の一員だ。
信者から寄付を強要したり、宗教活動拠点の地域住民との諍い、布教活動をめぐっての
トラブルなど、世間からろくな評判が伝わってこないお騒がせ教団であっても、あれだけの
数の信者の心を掴み取っているのは認めざるを得ない事実。たいしたカリスマ性である。
それに引き換え俺はというと、1人の彼女を作ることも出来ないダサい男だ。俺1人が
死んでも、日本には何の影響も無い。
だが彼女らは違う。数万人からなる在家・出家信者が集まれば、多少なりとも日本に影響を
もたらす事が出来るかもしれない。市町村レベルであれば、自治を掌握することだって可能だ。
たとえいくら悪名高いカルトとはいえ、彼女は信者総勢数万人の上に立つ人間なのだ。
教祖の父から受け継いだカリスマDNAを持つ彼女と、サラリーマンの父とパートの主婦の
DNAを受け継いだ俺とでは違いが大きすぎる。
諦めるしかない、そう思うのに、やっぱりあの『きゃるぅぅぅん♥』が忘れられない。
「・・・なんだ、俺のほうが西村萌のことばかり考えているじゃないか」
彼女に心配をさせたのを「してやったり!」と得意気に思っていたのに、気が付くと俺の
方が「彼女のこと」ばかりを考えていたのだった。敗北感のような虚しさに、小さな苛立ち
を感じた。
彼女は気を持たせるかのように
『鈴木さん!』
なんて心配までしてくれていたが・・・はっきりいってタチが悪い。これじゃいつまでたっても
気になって仕方ないじゃないか!俺のあの苦しんでいる様子を見て心配なんかしやがって・・・、
と考えていたときに思い出した。
「・・・そうだ、あの異常膨張を見られてしまったんだ!」
異常に膨れ上がったザンザスは、かぶせられた毛布を突き破らんばかりに天に向かって伸びていた。
彼女と裸同士一対一で対峙していたのならイザ知らず、野次馬の好奇の視線に晒されている
状態での出来事である。俺を知らない人間ならば、その場限りの恥で済んだものの、同じ大学の、
しかもよりによって今俺が一番気になっている女の子に、周囲から嫌な注目を浴びているいる姿を
見られてしまったのだ。
死んでしまっていれば恥も何も無かったのに、困ったことにザンザス以外はどうやらピンピンして
いる。これではまた元の生活に戻らなければならないではないか。あれだけの騒ぎなら大学の
連中にも、あの惨事はもう伝わっているかもしれない。一体どのツラで学校に行けばイイと
言うんだ!?
「やっぱり死んでおけばよかった・・・」
今からでも遅くは無い。周囲を見渡して手ごろなヒモが無いか探してみたが、都合良くは
見つからない。何か長い布切れのようなものは無いだろうか・・・と考えているうちに、パジャマの
ズボンが目に入った。
「おっ、こいつはおあつらえ向きだ。足の部分をワッカにすればイイ感じかも・・・」
どうせ一度は死んだものと諦めた人生だ。オスの象徴を事実上失ったも同然の俺に、最早
生きがいもあったものではない。遺書も必要ない。遺書なんて無い方が、周りの人間は俺の
自殺の原因について想像を巡らされて貰える。その方が多くの人間を心配させる事が出来るので
好都合だ。さあ、ズボンを脱いでとっとと終了するか、と三たびズボンを脱ごうとした時、廊下から
「院長、そんなこと納得できませんよ!!」
と西ノ園先生の怒鳴り声が響いてきた。
・・・続く。
きゃるぅぅぅん♥(・∀・)ミタ!
夜更かしすんなよ
何で267まで上がってるの?
ブチャーはどこいった?
残念。俺だたーよ。
>614はブチャー
>>616 何を根拠にそんなことを?
根も葉もないこと言わないでくれるかな?
おにいちゃんをあんまり困らせないでおくれよ。
>617
おにいちゃんの”はじめて”はかわいくない
アクラの”はじめて”は萌えた。
EDとEBを見間違えた。
さすが視力0.1な俺!白血球だってやけに多いぜ!
その上、肝機能だってヤバイんだぜ!
俺最高!
マチクタビレタ
☆ チン マチクタビレター
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< ねぇ、ブチャーまだー?
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
| ○ みかん ○ |/
>>610の続き。
「これは明らかに犯罪行為ですよ!医師として、警察に報告する義務があるはずです!
なのに何故、黙認しなくてはいけないんですか!」
俺は点滴をぶら下げたスタンドを引きずりながら、わずかに開けたドアの隙間から
廊下の様子を覗いて見た。
「に、西ノ園先生、まあ落ち着いてくれ」
「アタシは冷静ですっ!院長の方こそ、気がおかしくなっているんじゃなくって?」
そこにいる身長が低くて小太りの剥げ頭の医師がここの院長らしい。西ノ園先生は
今にもかみつかんばかりに院長に何かを抗議しているようだった。
「わ、わたしだって医者だ。もちろん、こんなことが毎回まかりとおってしまうのは
絶対に許されないことだとは分かっているつもりだよ。だがしかし・・・」
院長は周囲を気にしながらヒソヒソ声で語りだした。
「しかし、今回だけは・・・今回の鈴木さんの一件だけは、西ノ園先生の胸の中で
どうか留めておいていただきたいのだよ。君だってここでまだ働いてもらいたいし・・・」
「なんですって?院長はアタシをクビになさるおつもりですかっ。そうですかっ、それなら
それでアタシは構いませんよ!アタシは医師としてのプライドを捨てるつもりはありませんから!
プライドを捨てるくらいならば、アタシは喜んでクビになります!」
西ノ園先生がクビだって?
ただならぬ様子に気付いた他の入院患者や職員も俺と同じように、部屋のドアの隙間から
おそるおそる覗いているのが分かった。だが廊下の2人はそんなことに気を回す余裕も無く、
言い争いを続けていた。いや、正確には西ノ園先生だけがエキサイトしていて、それを
どうか穏便に事を収めようと院長がなだめているようだ。
「君だけではないよ・・・私だって危ないんだ。この一件が警察に漏れるようなことでも
あればこの病院を存続していく事だって・・・」
「なっ・・・どういうことなんですかっ、院長!納得いくように説明をしてください!」
「わかったわかった・・・、西ノ園先生、ちょっと耳を貸してくれ・・・」
西ノ園先生は表情を曇らせながらも中腰になって、院長先生に耳を貸した。それでも
院長先生は足がつりそうな位に背伸びをしている。
「・・・」
「・・・」
さすがに病室からでは何を話しているのかは聞こえなかった。
が、院長の話が進んでいくごとに、西ノ園先生の顔色がみるみるうちに青ざめていくのが
はっきりとわかった。
「…いいかね、西ノ園先生。だからこのことはどうか穏便に済ませてくれ…」
「そっ…そんなことって…」
院長が内緒話を終えると、西ノ園先生は廊下へへたり込んでしまった。
「信じられませんよ…院長先生。そんなことが現実になるなんて…」
「私だって信じたくは無い。夢であってもらいたいよ。信じたくは無いが、これは現実だ。
さっき、首相官邸からも電話あったのだよ…」
「ば、馬鹿な!あの子はいったい何者なんですか!?」
「あの患者さんは関係ない…それよりも…」
あの患者とは俺のことだとは思うが、俺みたいな平凡な一般市民が首相官邸などと関係が
あるはずもなく、断片的に聞こえてくる話だけでは、西ノ園先生達の驚いている理由を
理解することはできなかった。
そして頭の中でクエスチョンマークが増殖を続けている最中のこと、
「やあやあ、院長先生!」
とどこかで聞いたことのある底抜けに明るいオッサンの声が廊下に響いた。
・・・続く。
キ…(-_-)キ(_- )キ!(- )キッ!( )キタ(. ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!( ゚∀゚ )キタ━━━
来たのはカナタン指名男?
ほー。
( ´_ゝ`)ふーん
最近、萌え(・∀・)萌え要素が・・・
ヲイラの息子が飢えてまつ
>>627 このスレは手淫禁止。ちゃんとルールは守れよ。
ハァハァ・・・
・・・ウッ!
おまいら、オナーニ汁
ん?
とにかく汁
シ†
汁でモニターが歪んで見えない・・・
月曜日にお会いしましょう。
ごきげんよう。
おいブチャー、月曜になったぞゴルァ!
∧_∧! / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__( ;´Д`)__< えっ!
| 〃( つ つ | \_____
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒\
| |\ \
\| |⌒⌒⌒|⌒⌒⌒⌒|
. (\ |___|____|
. ) __)
( ノ´
 ̄ ̄ ̄ ジョー
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 今週はエロゲー・・・エンター、送信、ぽちっとな |
\ /
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
彡))))))) _____ _____
彡 、 _} | |\__\_|◎_|
(c ´ ゞ ) | | | |:IBM:l | ::|
へ_,勺 ∫ | | |_|__l | 日|
/ \|\..fミ━・ | |/__/_|__|
漏れのブチャタソ想像図w
ただいまスレ608/613
なんかageられてるぞ!
おいブチャー、火曜になったぞゴルァ!
>>623の続き。
それは他の誰でもない、『おしべとめしべ』のマスターであることはすぐに分かった。
今日のマスターのファッションは、真っ黒な皮と鈍い光を放った金属…。
(あれはバトルスーツ?)
ライコランド上尾店の盆栽広場でも着ている奴は滅多にお目にかかれない、痛さがプンプンと
鼻につくくらいに臭いバトルスーツを全身に纏っていた。そしてお約束のように、胸のポケット
にはピンクのハートマークワッペンに黒で『秘』と刺繍が入っている。あれはマスターの
トレードマークなのだろうか。
「急にムリを言って申し訳ございませんでしたねぇ。いやぁ、院長先生がお話の良く分かって
くださる方で私、本当に助かりましたよ」
マスターはニタニタと歯並びの悪い前歯を見せながら院長達のそばへ近寄っていった。院長は
腰を低くして揉み手で迎える。
「おおっ、これはこれは先生!今からお帰りですか?何もお構いできませんうちに・・・」
「いやいや、先生はおよしください院長先生。私が約束も取り付けず勝手にお邪魔したのです。
おもてなしなど、不肖わたくしめごときには不要でございます。皆様方の仕事のお邪魔にならない
うちに帰らせていただきますので・・・」
なんの冗談かは知らないが、『おしべとめしべ』でエプロン姿で俺に「鈴木様」と様付けで呼ぶ
あのマスターが、院長から『先生』と呼ばれているのは滑稽だった。
西ノ園先生もマスターの身なりをおかしいと思ったのだろう。ふきだしそうになるのをこらえて
いるのがここからでもわかった。
「院長、この人はどちら様で・・・?」
「こらっ、西ノ園先生!『この人』なんて気安く呼ぶんじゃないっ!ここに居られる方こそが
今お話した・・・」
「・・・ええっっ!!??」
血の気を取り戻したばかりの西ノ園先生の表情が、元の真っ青な色へ変わった。
「いえいえ、私は大そうな人間ではございません。ただのラーメン屋のオヤジでございますから。
・・・確か西ノ園先生でしたか?鈴木様の担当のお医者様の・・・」
「ははは、はいぃぃっ!」
西ノ園先生は廊下に尻餅を付いてしまった。ミニスカートを履いているのも忘れてしまったのか、
白く細長い脚も露わにヴィクトリーゾーンをマスターへ向けてご開帳だ。
「西ノ園先生・・・鈴木様のこと、頼みましたよ・・・」
「ははは、はいぃぃっ!なんでもしますからどうかお助けを〜・・・ひぃ〜っ」
「フフフ・・・」
マスターのサングラスが、邪悪な黒い光を放った。
「それにしても良い眺めですねぇまったく。私ときたらここのところ、女性とは縁も無くて
西ノ園先生のようなお美しくセクシーな女性を見たら、クラクラしちゃいました。そして
そのパンチラ!いや、パンモロですね。猥褻、猥褻です、猥褻すぎます!白衣、大人の
女性の魅力の肉体、眼鏡。その細いハイヒールの底で、私のアナルを徹底的に突いて、突いて、
突きまくって欲しいっ!ああっ、神はなんとスケベなんでしょう!この地上に、こんな卑猥な
天使を降臨させるのですから。今、西ノ園先生の前で勃起しないでいるのは、スケベの神への
ボウトクといえましょう!」
マスターの皮パンツの前はクッキリとザンザスの形に膨らんでいた。俺の異常膨張には劣るものの
小さい身体に似合わずかなりビッグであることは明らかだった。
「ああっ、このセクシーさマンマンのパンモロをお持ち帰りしたいっ!死ぬまでに一度でも
いいから、お医者さんごっこしてみたいっ!同じ男性ならばそう思いませんか、ねえ院長先生?」
院長先生が床にひれ伏して
「ははあっ、先生の仰せのとおりに・・・なっ、なっ、西ノ園先生?」
と西ノ園先生に半泣き顔で同意を求めると
「わっ・・・私ごとき薄汚い女でよろしければ、どうかご自由になさってくださいませっ!」
命だけはお助けをとばかりにマスターの足元へすがりついたのだった。
「そうですか?いやいやこれは嬉しいことですねぇ。ご本人の承諾を得てしまいました。ならば
遠慮なくテイクアウトさせていただきますか。さ、西ノ園先生、一緒に行きましょう。そして
一緒にイキましょう!」
「はいっ!ご一緒いたします!」
マスターが腕を差し出すと、西ノ園先生は自分の腕を巻きつけた。身長差が有るので、マスターが
捕まった宇宙人のようにも見える。
「ああっ、お待ちくださいっ!」
「何か?」
院長先生の呼びかけにマスターたちは振り返った。
「先生・・・鈴木さんの件は承知いたしました。必ず先生のご意向どおりに事を進めますから・・・
ですから、どうか」
「おおっ、もちろんですとも。粗末ではございますが、股間にぶら下げたイチモツは伊達では
ありません。男と男のお約束です。必ずや、約束はお守りいたしましょう」
マスターがニッと汚い前歯を見せて笑うと、院長先生は「ありがとうございます!」ともう一度
マスターに向かって土下座した。
頭を下げたままの院長先生を気にすることもなく、マスターは西ノ園先生にぶら下りながら廊下を
歩き出す。
(ヤバイっ。いや、なにがヤバイのか分からないけど、とにかくこっちへ来るぞ!)
今見ていた光景は一体何だったのか?まったくわけもわからないままだが、覗き見ていた後めたさが
身を隠せと己に命じている。俺はまた点滴を引きずりながらベッドの中へもぐりこんだ。
閉め忘れたままのドアから2人の足音が聞こえてくる。
(まさか、この部屋へ入ってくるのか?)
足音が部屋の前で止まった。
「鈴木様・・・申し訳ございませんが、わたくしも生活の為にはあの店を失うわけにいかないのです。
鈴木様はご納得いただけないこともあるかと思われますが、ひとつ穏便にお願いしますよ。退院
されたらまた『おしべとめしべ』にお越しください。サービスしますからね・・・フフフ」
マスターは静かに、ゆっくりと語っていた。俺は得体の知れない恐怖を感じて、布団の中で全身に
鳥肌を立たせていた。
「間違っても・・・恥ずかしい思いをしたからといって自殺などお考えなさらないよう・・・その方が
あなたの為でも有り、そして家族や友人の為ですから」
ぞぞぞっと背筋に寒気が走る。
(なんだ?マスターは一体何を言っているんだ?)
「大学のお友達の皆さんには、鈴木様の入院理由が知られることもありません。ちゃんとわたくしが
手を回しておきました。ご家族の方々にも内緒にしてあります。・・・そうそう、フランス語の授業は
もう出なくてもちゃんと単位も取れるようにしておきましたのでね、ご安心ください・・・」
マスターの声が止むと、ドアがパタリと小さく音を立てて閉まった。そして病室が甘い香りのする
白い霧につつまれ、俺は「何事だ?」と戸惑う暇もなく、深い眠りの底へ落ちていった。
・・・続く。
644 :
ブチャー ◆dSFOsxTZRM :02/11/19 02:58 ID:++4m0wnM
↑ageて欲しいのかw
画像処理したが確かにイイ線いってそうだな。うpしなおす?
それにしても、集合写真は皆で写るものぞ。一人だけ携帯メールは感じ(・∀・)ワルイ!
次はマスターと西ノ園先生のガチンコチンコですな。
>>645 何を言いたいのかマジでワケワカラン。
特に
>一人だけ携帯メールは感じ(・∀・)ワルイ!
は、激しく意味不明。
おっとおにいちゃん、大人気なくマジレスしちゃったな。ごめんごめん。
>>646 ムネオの視点から書かれているので、彼がノゾキでもしない限り有り得ない話だ。
またマジレスしちゃったね。おにいちゃんのカッコ悪いを見せちゃったね。
はっはっはっ。
今夜はオヤスミ。
また明後日。
はじめてのおなにいちゃん
明日は某スレでブチャーさんが(以下略
そんときゃ全部ageで書くそうですよ。
時間は0時ごろの予定だそうですが
ここんとこchoco鯖がdj時間帯に重なりそうなので
私もちょっと心配です。
アクラ再登場キボーン
( ´,_ゝ`)プッ
653 :
sage:02/11/22 01:09 ID:024Gsd+K
ブチャタン降臨キボーン
あがってるよぅ。
今から他のスレでハッスルします。
ハッスル拳法つよしって知ってる?
こんばんあたりに降臨の予感。
イイ読みしてるかも。
ムネオが眠りについた訳だが、夢オチなんかにするなよ!
他スレでハッスル中。
帰ってこいよ、ブチャー。待ってんだから。
尿酸値でも高かったのか?
ガンマGDPか?
ブチャータンは再検査が気になって続きが書けないんだろ?( ´,_ゝ`)プッ
俺は中性脂肪が多い・・・
多分、尿にタンパクが混じってたんだろ。
タンパクだけ出したとみた
赤球が出たんだろうと勝手に予測
>>662 >尿酸値
通風のケは無し。
>ガンマGDPか?
( ´,_ゝ`)プッ
γ G T P なら異常値でしたが
そ れ が 何 か ?
>>663 >中性脂肪
セーフだったよ。
>>664 >尿にタンパク
子供の頃、腎臓を患ったせいで、今でも疲労が溜まると
蛋白や血液が混じることは良くありますよ。
まあ原因が解っているので、異常じゃありません。
>>665 >タンパクだけ
てまえ、ばーかなの!
>>666 >赤球が出たんだろうと
なんの、まだまだ現役。
再検査って逝ってもたいしたことじゃないよ。
ちょっとHBs抗原の血球凝集法検査で俺の検体だけ
いつまでも凝集しなかっただけさ。
そういや白血球も多かったなー。
肝炎かよ
木番でもらったな
hozem
670の投票はいつまでOKなんだ?
と言うか、結果が出るまで書かないのか?
673 :
774RR:02/11/27 02:12 ID:/6O4k+UN
674 :
774RR:02/11/27 02:21 ID:ePCi/4c4
675 :
sage:02/11/27 20:45 ID:InjDglxo
だからぁ、XN85でいいじゃん。
ブチャ降臨キボ~ン
676 :
sage:02/11/27 20:47 ID:InjDglxo
sageですね…
スマソ 鬱氏
677 :
sage:02/11/27 20:51 ID:InjDglxo
sageだってば、おながい。さがってちょ
結局ムネオは何に乗ってるんだ?
ブチャー=スランプ?
今日は帰りが遅れた。もう寝る。
文句はJR東日本に逝ってくれ。
>>679 スーパースランプ3代目ボーカリスト
東畑耕作のサインを持っているなんて
今では恥ずかしくて、とても言えない事実。
>>680 晒してるやん( ´,_ゝ`)プッ!!
カーナF3の組織票にワラタ
俺も昔乗ってたーよ。
久々に
>>643の続きから。
俺がようやく病院を退院したのはそれから3日後のことだった。さすがに1週間以上もベッドに
横たわっていたせいで身体が相当なまってしまった。俺の住むアパートのわずか13段の鉄階段を
上り下りするのもしんどい。
晴れて今日から大学に復帰。なまった身体を鍛え直す為にも今日はバスと電車を乗り継いで
更には駅から学校までを徒歩で向かう。もっとも、通学用マシンのアドレスV100は大学に
置いたままになっていたので今日の帰りのアシを考えると、それ以外の手段は選べなかったのだが。
天気の良い午前中、通勤ラッシュを過ぎて空いた電車に揺られること3駅分。ガタゴトと規則
正しいリズムが道中何度も欠伸を誘う。ロングシートに腰掛けて、右から左に流れていく景色を
ぼんやりと眺めるのは久しぶりのことだ。心地良いながらも違和感を憶える。
違和感といえば、9日ぶりの大学・・・たったの9日ではあるとはいえ、休んでしまったのだ。
小中高これまでの学校生活でも風邪をひいて2日ばかり休んだ後の登校は、それだけでも
まわりの友達の様子が変わっていないか、授業の進み具合に遅れてしまっていないか等の
不安を感じたものだ。
まして今回は土日を挟んで実質7日。置きっ放しのアドレス、友人達の様子、欠席した授業・・・
その間の授業の中にはフランス語も含まれているし、他にも出席を取る授業もあった。
病院から入院していたことを証明する紙を貰ってきてはいるものの、果たしてそれを学生課へ
提出したところで素直に「はい、そういう理由であればいいですよ」と認めてもらえるだろうか。
向かいの窓を流れる景色のように次から次へと不安が押し寄せていた。
しまいには「あーあ、どうせなら今日も休んじまえば良かったかな」と現実逃避をしなかった
中途半端に真面目な自分の性格を恨んだりもしていた。
そんな物思いにふけっているうちに、電車は勝手に大学の最寄り駅へ俺を送り届ける。
人もまばらなホームへ降り立ち、電車が過ぎ去っていった後の風が余計に不安を煽った気がした。
・・・続く。
>>682 カーナF3ヲタの仕業かと。
オーナーズクラブでもあるのか?
上司の目を盗んで
>>683の続き。
駅の自動改札を抜け、申し訳程度の店が軒を並べる商店街の中をだらだらと足を進める。
梅雨の晴れ間は五月晴れどころか熱帯雨林気候の晴れだった。前日降った雨水が空へ
帰ろうと、熱を帯びた湿気となって空気中を飛び回っている。そして台風の後のような
雲ひとつ無い青空で、太陽の光と熱が途中経由無しの産地直送状態である。多分、今日は
今年になって一番の暑さを記録するのだろう。6月の今の時期からこんなに暑いのでは
7月8月になったら一体どうなるんだ?俺のアパートにはエアコンが無いというのに。
前方のアスファルトからゆらゆらと立ち上る陽炎が「今年も暑いぞ!」と俺をあざ笑っていた。
昼夜問わず適温に保たれていた病院生活が恋しくなりそうだ。
病院生活といえば入院中に遭遇した出来事である。俺が入院する原因を作ったのはもちろん
『おしべとめしべ』のマスターだ。だから彼が俺を見舞いに病院へやって来るのはわかる。
ところが俺の病室にきたのは結局、俺が目覚めた5日目だけ。しかもあの理解不能なシチュ
エーション。
院長先生から「先生」と呼ばれ、西ノ園先生はマスターに怯えながらも「お持ち帰り」されて
しまったあの出来事。西ノ園先生は、その翌日から病院で見かけなくなった。代わりには院長
先生が俺の担当を務めた。西ノ園先生のような美人で気高い性格の女医…おまけに眼鏡まで
掛けている…俺では背伸びしても一生手が届かないであろう美人をお持ち帰りして、マスターは
一体どんなプレイを楽しんだのだろうか。こっちは背の低い禿げたおっさんの院長先生に
気持ち悪いぐらいのオモテナシを受けていたというのに。30分毎に回診にやってくる上、
その都度ご丁寧にザンザスを触診するのだ。自分以外で、俺のザンザスを触った時間の長い
人物ランキングナンバーワンは「禿げたおっさん」であるという不名誉な記録が果敢なくも
樹立されてしまった。どうせなら触診は、いつも同席する看護婦の星野さんにしてもらい
たかった…と何度病室のベッドの枕を濡らした事か。
そんな気持ち悪い病院生活の中での唯一の楽しみは、毎日見舞いに来てくれるアクラだった。
来る度に花や本、果物など必ずお土産を持ってきてくれたのも嬉しかった。他には何故か
誰も見舞いに来ることも無かったので、彼女が大学の授業を終えてからやってくる午後が
毎日心待ちにしていた。
吉生のバカがめんどくさがって見舞いに来ないのは判る。
吉村先輩もマスターにもし射殺されていたら俺のところへ来ることもない。俺を道連れに
する為に枕元に立たれるのも迷惑だ。生きている状態でさえ、枕元に立たれると不気味
なのだから。
しかし豊川先輩や他の部員、それに俺の家族すら誰も見舞いに来ないとは、どういうことだ?
俺の口から他の人間に入院していることを伝えたわけではないが、それにしたって病院から
実家へは連絡くらいしてくれていると思う。アクラに大学の連中の事を聞いたが「うーん、
みんな忙しいんじゃないのかなぁ?」と、そっぽを向いて指で髪を悪戯しながら、そう答える
だけだった。ちなみにアクラはウソをつくとき、目線をそらして自分の髪を指でいじる癖が
あるのを俺は知っている。
それにしてもマスターと西ノ園先生のことといい、院長先生の触診のことといい、変な病院
だった。いや、変なのはマスターが現れてからのことだ。あのオヤジは一体何者なのだろうか。
『おしべとめしべ』での発砲(?)事件、毒物混入、病院への不気味な圧力…どれをとっても
カタギの人間のする行動とは思えない。病室を去る間際にもフランス語の授業がどうのとか
親しい友人以外は知らないことまで口走っていたし、脅迫めいた言葉も聞いたのを憶えている。
最後には催眠ガスのようなものまで散布していったような気も…。
彼は敵なのか?それとも味方なのか?いずれにせよ、もうマスターには近づかないほうが
良さそうだ。あの超抜群に美味い料理とサヨナラするのは惜しいが、自分の身が大切だ。
自分の中で一つの決断を下した頃、大学へ到着した。
…続く。
つーづーきーがーきーにーなーるーぞー
なんでこんなに早いのかな?
へー
Z1000は膨張したザンザス
ブチャー、ボーナス貰っても病気は貰うなよ。
いらぬ詮索などするなヴォケ、氏ね♥
心配してくれてありがとうございます。
ゴムは病気を防ぐものではねーよな。ありゃ避妊具ですよ。
だがな、やっぱり生がシャイコーなんだよ!
って思いませんか?
>受信者=不審者?
変なデムパでも受信してるのか?
>>686の続き。
いつものように学食へ直行。ここに来れば何時であろうと必ず知り合いもいる。
エアコンの効いた涼しい中、誰かいるかな?と見渡すと、やっぱりいた。奴はこの時間、
授業があった筈だがいつものとおりサボっているのだろう。
「あれ?」
奴もこっちの存在に気がついた模様。すすりかけたカップラーメンをだらしなく口から
垂らしながらこちらをポカンと眺めている。
「おう、御無沙汰だったな」
復学後最初に会ったのが吉生というのはツイていないような気もするが、見慣れた顔の
分だけ安心する。とりあえず久々の再会ということで、笑顔で挨拶をしながら吉生に
近づいていくと
「・・・誰だっけ?」
このバカときたら、表情も変えずにほざきやがった。
「お前はたった9日会わなかっただけで友人の顔を忘れるのか?ええっ、おい?」
吉生の両こめかみを拳でグリグリ圧縮してやる。
「痛ててっ!なにすんだコノヤロウっ」
「思い出したか?お前と同じワンダーフォーゲル部の鈴木ムネオ君だ。これからも
よ・ろ・し・く・なっ」
「思い出した思い出したっ、そうだそうだ、ムネオだっ、鈴木ムネオ君だっ」
こいつの頭は30年前のテレビと同じだ。外部から衝撃を与えてやれば調子を取り戻す。
吉生の目には涙がにじんでいた。
「・・・思い出してもらえて嬉しいよ。お前も嬉しかったのか?」
「痛てて・・・ああ、そうだよ。涙が出るほどにな・・・」
また今日からこのバカとダラダラした無気力な日々を送るのも悪くない。自分よりも
劣っている人間が身近にいると安心するものだ。こういう奴も『癒し系』といえるかも
しれない。
「ずいぶん長いこと会わなかったような気がするなぁ、どれくらい会ってなかったっけ?」
「9日だよ・・・って、お前、俺がなんで休んでたのか知らないのか?」
外があまりに暑かったので、自販機で買ったばかりのカップ入りジュースもすぐに空に
なった。小さい氷を噛み砕きながら吉生の顔を見た。
「そういやムネオの奴、見ねーなぁとは思ってたけどよぉ。別に気にはしなかったな。
お前が女のコだったら話は別だがよ、野郎のことなんて気にしてられるほど、俺には
余裕なんてないんでなぁ、へっ」
チョロチョロと生えた不精ヒゲを手でさすりながら吉生は言った。本人は中田英寿の
つもりかもしれないが、俺には貧乏神くらいにしか見えない。
「で、なんで9日間も休んでたんだ?包茎手術でも失敗して入院してたのか?」
ヘラヘラとバカ笑いを浮かべユラユラ身体を揺らしながら「どうよ、正解だろ?」と
吉生が言う。その様子にもムカついたが『包茎手術』というニアピン賞キーワードには
ドキリとさせられた。バカのくせに妙にカンの鋭いところがある奴だ。
「ち、違うぞ。・・・入院してたのは本当だけどな。入院してたことはアクラから聞いて
なかったのか・・・?」
俺のザンザスは退院した今もチビッコのままだ。院長先生いわく、日常生活には影響が
無いので「様子を見ましょう」とのことだった。
ともあれ俺が入院していた理由を知られていないのは幸いだ。このおしゃべりにバレて
いたら、尾ひれ背びれに、胸びれとウロコとヒゲと手足と髪の毛までつけて『ザンザス
異常膨張事件ならびにザンザスドングリ化現象』を面白おかしく語られ言いふらされ、
残りの大学生活、いや残りの俺の人生が台無しになっていたところだ。
ともかくコイツにだけはバレてはならない。入院理由は適当に誤魔化しておかなければ、
と努めて自然なフリでキャスターマイルドに火をつける。
「んーっ?アクラぁ?そういやアイツも最近授業が終わるとさっさと消えちまうなぁ。
男とデートでもしてるのかねぇ」
デートではないが、男と会っていたのは事実だ。
「なんだかなぁ、吉村先輩も見かけねーんだよな。皆揃って何やってんだか。俺みたいに
真面目に学校来てるのがバカらしくなるよなぁ」
するとやっぱり吉村先輩は・・・あのタフガイ吉村先輩も銃弾には勝てなかったか。
「試験も近いってのに・・・あっ、ムネオ、お前とうとうフランス語休んじまったな。
これで留年決定、来年からは俺のことを先輩って呼べよな」
「・・・」
俺の手から火の付いたキャスターマイルドがポロリと落っこちた。
・・・続く。
なんだ、ムネオ留年か。
かわいそうに・・・( ´,_ゝ`)プッ
え・・・よく、おじいさんが好む、あれのこと?
>>698 ここは女子供やネカマの来るところじゃねぇぞ。
(・∀・)カエレ!!
700 :
774RR:02/12/02 20:09 ID:Tcxz9cC0
保守
>>696の続き。
「ですから、ちゃんとわけがあって入院していたんです!ほら、ここに証明書もありますし」
「でも休んで授業が受けられなかったわけですからねぇ・・・」
俺はカウンターから身を乗り出し、学生課のおばちゃんに噛み付いていた。なんとしてでも
『不可抗力で授業を受けられなかった』ことを認めてもらい、留年を回避する為だ。
「僕だって授業を受けたかったんですってば!だけど一種の『食中毒』で入院させられて」
「あらアナタ、授業を受けるのが好きなら、なんで今までこんなに休んでしまったのかしら?」
「う・・・それは・・・」
「今までちゃーんと出席していれば、今頃あせることなんてなかったんじゃないの」
おばちゃんの言うことはもっともだった。だが引き下がるわけにはいかない。
「それはそうですが・・・でも僕が今説明しているのは、今回の休みに限っての話ですからっ。
昔のことを蒸し返されても、それは論点が違います。僕はですね、最近になってフランス語の
素晴らしさに目覚めたんですっ。だから今まで休んでしまったことは後悔しています。
心を入れ替えて真面目に授業を受けようと思っていた矢先の出来事なんですっ。ここの大学は、
真面目に授業を受けようと思っている、まるで学生の鏡のような僕の意見を聞き入れて
くれないのですかっ。『たかが一度だけ』授業を受けられなかったというつまらない理由で、
真面目な学生の熱く燃え盛る向学心の火を消してしまおうというのですかっ?」
大げさだと自分でも思ったが、形振りなど構っちゃいられない。留年しなくて済むのなら、
他の学生や職員達がいるここで土下座することも厭わないくらいの覚悟がある。
「まあねぇ」
やれやれという様子でおばちゃんは老眼鏡を外してハンカチでレンズを拭った。
「単位を取れるかどうか決めるのは先生の仕事だからねぇ。アタシなんかに頼まないで、
先生に直接頼んでみたらどうかしら?」
「・・・そういうことはさっさと言えよババア」
口に出すつもりはなかったが、その言葉は俺の口からつい漏れてしまっていた。
「・・・今なんか言ったかしら?」
おばちゃんは老眼鏡を掛けなおすと鋭い視線で俺をにらみつけた。
「いえいえ?僕は何も言ってませんよぉ。じゃあ先生のところへいってきまーす」
床に置いたバッグを素早く肩に掛け、俺は脱兎の如くその場を逃げ出した。
・・・続く。
ババアも大切にしる!
言っとくが俺は二十代の娘が好き。
>703
パンツ見えてるじゃん。
>>704 >ンツ見えてるじ
アンスコですよって書いてあるだろが!
よく見てくださいってば、ばーか♪
でもどう見てもこれはパンツですよねー(^∀^)FUCK YOU!
>言っとくが俺は十代以下の娘が好き。
てまえって炉利魂だったんですね♥
このエロスマン!氏ね!
お前が好きだ!
>>705 よく見てくださいってば、ばーか♪
馬鹿な自分が好きだ!
今日も待ちぼうけな予感・・・
まぁのんびり待つさ
にんげん
あきらめが
かんじん。
710 :
774RR:02/12/06 09:40 ID:4D9B5OXd
>>709 フシィソシャタンは人間あきらめたんでつか?
>ブチャータン
コラッ!あんまり待たせると、お婆ちゃんになっちゃうゾ♥
フランス語は
ジュテームを知ってたら合格だろ?
まだ?
>>702の続き。
フランス語の先生の部屋は学生課と同じ棟内の6階にある。エレベーターの▲ボタンを
連打し、降りてきた他の学生を押しのけるように飛び乗る。中はエアコンの効きが悪く
次から次へと汗が噴きだしてきた。数秒の上昇感の後、わずかな下降感を残しながら
エレベーターの扉が開いた。
廊下の突き当りの部屋まで小走りで突き進み、ドアの前で一度深呼吸。目の前にたたずむ
運命の扉を緊張しながら二度ノックをする。
「失礼します」
とドアノブに手を掛け左へ回して押し出したが、がたん、という音とともに部屋は俺の
進入を拒む。カギがかかっていたのだ。
おかしい。先生がいないときだってこの部屋にカギがかかっていたことはなかったのに、
なぜ今日に限ってカギが・・・?、・・・不意を衝かれ、恨めしくドアの曇りガラスを睨みつけた。
だが中の電気は点灯しており、人の気配もある。曇りガラス越しに黒いものが動いている
のも見える。もしやドロボウでも?、と思い、ドアに耳を当ててみると男の声が聞こえた。
1人はフランス語の先生、そして先生とは別の声質も聞こえてくる。
「なにをするんだっ!キミっ、そんなことをして許されると思っているのか!?人を
呼ぶぞっ!」
「先生・・・今の立場を冷静に考えてください。こんなお姿を見られて困るのは先生、アナタの
ほうでしょう。わたくしなら他人に見られたって気にもしません。むしろそのほうが燃える
のです。さあ、先生、観念してこの貝殻の笛を咥えるのです」
「ああっ、やめろっ!私にはそんな趣味はないんだっ・・・」
もう1人の男の声には聞き覚えがある。姿は見えなくとも誰だか見当はつく。しかし彼が
大学にいるのは不自然だ。なぜ大学に、そしてフランス語の先生の部屋へいるのだ?
いや、有り得る。病院の時の一件を考えれば、ここに来ていてもおかしくはない。
「おやおや先生、口では嫌がっていてもこちらは悦んでいらっしゃいませんか?」
「ばっ、バカなっ!そんなことがある筈は・・・おおっ!」
「さすがフランス語の教授だ。コックの形にも知性を感じさせます。わたくし、このような
アカデミックなコックを拝見したのは初めてでございますよ!」
「やめてくれっ、キミの要求は飲もう!だからこんなことはもう・・・はぅっ」
「そうですか、ではわたくしのお願いは了承していただけたのですね。・・・ではお礼を
施さねばなりません」
「やっ、やめてくれっ・・・ああっ」
「先生、本当にやめたほうがいいですか?フフフ・・・」
「・・・やめないでくれ」
「よく聞こえませんよ」
「や・・・やめないでください(;´Д`)ハァハァ・・・」
「素直なイイ子ですね。ではこの笛を咥えなさい」
「はい・・・」
マスターは先生に何をしているんだ?・・・尋常ではない会話に、男同士のイヤな構図の想像を
せざるを得ない。だがあの胡散くさいマスターならそれもやりかねない。
「あっあっ、あーーーーーっ!!」
ドアから耳を離してイヤな想像を張り巡らせていると先生の雄叫びが響くと、続いて、ぷぁ〜
ぷぁ〜ぷぁ〜と、ナサケナイ笛の音が3回聞こえた。
・・・続く。
即寝。
笛ワロタ(w
時代を感じるな〜。・゚・(*´Д`*)・゚・。
眠い時に書いた上、ろくに読み直しもしなかったら
支離滅裂になっとる(-_-)ウツ
>ドアから耳を離してイヤな想像を張り巡らせていると先生の雄叫びが響くと、
へんな日本語。
トオル ムラニシ まんせー
>>716の続き。
中で行われている男同士の爛れた関係を想像する。いや想像したくも無いが次から次へと
汚物まみれのイメージが泉のように湧きあがってくる。一刻も早くココから逃げ出したい。
逃げ出したいけど単位は欲しい。中に飛び込んで「単位ください!」と先生に直訴したいが、
並の上の容姿(と自分では思っている)でピチピチした若い男が入り込んだが最後、泥沼の
関係の中に無理矢理引きずり込まれてしまうのは明白。今のちびっこザンザス状態なら
マスターに「カワイイコックさんですねぇ」などと悦んで頬張られてしまうだろう。それに
今の俺のザンザスは、小さいだけでなく勃起機能も無い。すると必然的にオカマを掘られる
「ネコ役」に徹することとなる。冗談じゃない。掘る側ならまだしも、掘られる側なんて
まっぴらごめんだ・・・いや、どっちもイヤだ。
帰りたいけど帰れない、中に入りたいけど入れない、脳内を駆け巡るジレンマに苛立ちを
感じて部屋の前をうろうろ歩きまわっていると、やがて静かにドアが開いた。
「先生、バージンご馳走様でした。それから例の件、よろしく頼みますよ・・・」
皮パンツのベルトをカチャカチャ音を立てて締め直しながら出てきたのは、やっぱりマスター
だった。
「おやおや。鈴木様ではありませんか。何故こんなところに?」
「何故って・・・ここは僕の通う大学ですよ。それよりもマスター、何故ここにいるんですか!
しかも中で一体何を」
何を、と言ったところで、マスターがチチチと舌打ちしながら顔の前で人差し指を振った。
「アナタの為です。アナタの為に、わたくしが一肌脱いでいたところですよ。まっ、脱いだ
ついでにイイコトもしてしまいましたが・・・ねえ、先生?」
「・・・」
部屋の中を見ると先生は7:3に分けられた髪を乱してソファーに横たわっていた。しかも
裸に背広を掛けられた状態であった。
「大分お疲れの様子ですね先生。年甲斐も無くはりきり過ぎるからですよ、はっはっはっ」
サングラスを上下に揺らしながらマスターは高らかに笑い、ドアを閉じた。
「ちょっとマスター!先生に何をしたんですかっ」
皮ジャンの胸座を掴んで詰め寄ると、マスターは小さい身体からは信じられない程の怪力で
俺の腕をつかみ、そのまま身体ごと宙に持ち上げた。
「なっ・・・なんですか、マスター。何をしようってんですか・・・?」
「鈴木様・・・アナタは何も心配することはありません。フランス語の単位も、留年も、すべて
解決済みなのです。だからアナタは、コックを元通りに治すことに専念してください。・・・
でないと安倉様とエス・イー・エックスに興じることも出来なくなりますよ?」
マスターはそう言うと、片手で俺を持ち上げたまま、もう片方の手で俺の股間をむんずと
掴んだ。
「まだまだ小さいままですねぇ・・・かわいそうに。いつかきっと治る日が来るといいのですが・・・
ダメならやっぱり西ノ園先生の言うように切」
「せつ?」
「・・・いえ、何でもありません。失礼しました」
不意に両足へ重力が戻った。勢い余って床に尻餅をついてしまった。
「マスター・・・アンタ一体何者なんですか?俺のことをどこまで知っているんですか!」
得もいえぬ恐怖を感じて俺は震えていた。
「わたくしはタダの中華料理店『おしべとめしべ』の店主ですよ・・・。それとも、それ以上、
何かを知りたいですか?」
マスターはサングラスのレンズを不気味に輝かせて一歩詰め寄った。かつて味わったことの無い
恐怖・・・これは殺気だ。逆らったら確実に殺される、と首をすくめて目を閉じた。
「さあ、教室へお戻りください。そろそろ午後の授業の時間でございます。教授はそっとして
おいて差し上げなさい。今頃、独りで余韻に浸っているのです。邪魔をしてはなりません。
教室に行けば、安倉様がお待ちですよ。安倉様はアナタにお会いできるのを楽しみにして
いるはずです」
頭の上に人間の手の感触があった。あの怪力で頭蓋骨を砕くつもりかもしれない。瞑った瞼に
力が入る。
「安倉様はアナタのことをずっとお待ちなのですよ・・・たまには優しく、キッスでもして
あげなさい・・・フフフ」
絶対に殺される!、と思っていたが、マスターは何もしないで手を離した。笑い声が消えた頃、
恐る恐る目を開けると、もうマスターはそこから消えていた。
(@@;ドキドキ
ムネオのイメージはこんな感じ?
*
♂
教室で久々に出会った友人達は優しかった。
「今まで何やってたんだよ。心配してたぞ」
俺に会う毎に皆声を掛けてくれた。休んでいた理由を正直に言うとやっぱり恥ずかしいので、
とりあえず「食中毒で入院していた」と偽っておいた。
「拾い食いでもしたんだろ」
とネタにされてしまうことも多かったが、こっちも「そうなんだよー。実は空腹のあまり、
道路に落ちていたフライドチキンを・・・って、なわけねぇだろ!」とノリツッコミで返すと
皆の笑いを誘った。
そんな中、隣の席に腰掛けたアクラは微笑んで俺の顔を見つめていた。
「オカエリ」
彼女は小さく呟いた。
「ただいま」
俺も素直に微笑みながら小さく囁いた。ちょっとだけ、幸せを感じた。
「何が『ただいま』だ。ばーか。ケッ」
真後ろに座った吉生が、俺の肩甲骨を拳で突付きながらほざいた。幸せに泥水を掛けられた
ような気分になった。
「てめえはいつも俺の邪魔ばっかしやがって、このこのこのっ!」
振り向きざまに拳をひねり上げてアームブリーカーで反撃してやると、奴は無抵抗になった。
「痛てぇなぁ・・・なにすんだよぉ。俺だって本当は心配してたんだぜ」
目尻に涙を貯めて吉生は腕を押さえた。
「心配だと?お前、俺の存在すら忘れてたくせに何言ってやがる」
「あれはほんのジョークで・・・」
「お前のジョークはつまらん。他人をムカつかせるだけだ。他人に迷惑を掛ける奴は社会の
ゴミだ。ゴミ焼却炉の中に身投げしてこい」
「そこまで言うかよ・・・俺だって、ムネオがまさか入院していたとは知らなかったんだ・・・」
そうだ。コイツも俺が入院していたことを知らなかったのだ。アクラは本当に誰にも
伝えていなかったのだろうか。
「なあ、アクラ。本当は誰にも入院のこと言って無かったんだな?」
アクラに耳打ちすると申し訳無さそうに小さく頷いた。
「やっぱり・・・どうりで誰も見舞いにこないと思った」
「ごめんねムネオ・・・実はマスターから入院していることは口止めされてて・・・」
「まさか、アクラまでマスターの毒牙にっ!?」
・・・続く。
ブチャー、昨日は頑張ったもんね。
今日はどうなんだろうね。
マスターの毒牙にかかるのはトキコさん。
マスターと西ノ園先生のプレイを書けよ!!
>>726の続き。
不用意に大声を出してしまい、周囲から熱い視線を浴びてしまった。気分はプチ・スター。
ざわついた教室に一瞬の静寂が訪れた後、
「おいおい、毒牙って・・・?」
「アクラが?誰の毒牙に?」
野郎どもの好奇の囁きがあちこちで沸き起こる。同時に熱い視線がアクラの方へ進路を
変更していた。
「何ナニナニ?アクラ、誰かにヤられちゃったわけ?マジマジ?俺にも詳細キボンヌ。つか
俺も是非一戦お手合わせキボンヌ」
一番ハァハァ言ってるバカが1人いたが、説明するまでもなく俺の後ろに座っているオナキング
であった。周囲はともかくこのオナチャンプにだけは、正拳をお見舞いしておかねばなるまい。
俺の右拳が鼻筋と眉間の間へキレイに決まると、オナデビルはゆるゆると机の上に崩れ落ちた。
「てまえら、タダの冗談にハァハァ反応してんじゃねぇよ( ´,_ゝ`)プッ」
苦し紛れではあるが「冗談だって」と周囲に説明すると
「なーんだ、そりゃそうだよな」
「キツイ冗談だなぁ。でさぁ、さっきの話の続きなんだけど・・・」
と教室は、また元のざわつきを取り戻した。
「ゴメン・・・アクラ」
アクラは膝の上で両拳を握り締めたままうつむいていた。ショートカットから覗く耳が真っ赤に
染まっている。
「本当にゴメン・・・」
「・・・ううん、アタシの方こそごめんね。みんなに入院のこと黙ってて」
アクラは赤らめた顔をほんの少しだけ俺の方へ向けた。
「そのことなんだけど・・・マスターに口止めされてたって、どういうこと?」
「うん・・・」
彼女は席から身をずらして俺の方に向き直した。
「アタシもう子供じゃないよ」
「えっ?」
・・・続く。
>>727 >今日はどうなんだろうね。
少しでもなるべく毎日書くようにしないと
話が先に進まないからな。
ちょこっとだけだが書いてみた。
>>728 >プレイを書けよ!!
あえて書かないことによる、各自の妄想を掻き立てる作戦。
sin yubi
早く続きを書いてくれ。
733 :
774RR:02/12/10 23:55 ID:UUWGx0J7
早く早くぅ。
sage進行なんだってばぁ
>>729の続き。
「ムネオの入院の原因、マスターから聞いて知ったよ。・・・その・・・アソコが・・・いつもよりも
おっきくなり過ぎちゃったんだよね・・・。男の人がそういう風になるのって、えっちなコト
考えるからでしょ?」
「うん・・・まあ、そうかな」
アクラも相当恥ずかしい思いをしながら話しているのだろうが、聞いている俺もこっぱずかしい。
「アタシだって子供じゃないんだからそういうコトくらい知ってるよ。でね、やっぱりあんなコトが
原因で入院するっていうのは、ムネオにとっても恥ずかしいことだと思ったの」
確かに。吉生などに知られずに済んだのは救われた気がしていた。
「マスターもね、やりすぎた、申し訳ないって、謝ってたのよ。知らない人じゃないし、些細な
悪戯心でやっちゃったことに目クジラ立ててもしょうがないじゃない。マスターの店でクスリを
盛られたなんてことが他の人にバレると、『おしべとめしべ』にお客さん来なくなっちゃうよ。
マスターに『このことはどうか内密に。あの店にはわたくしの生活がかかっているのです』って
お願いされちゃったらなんだかかわいそうになって、他の人には言えなくなっちゃったのよ・・・。
ね、ムネオ。もしムネオだって『生活が』なんてお願いされたらそう思わないかなぁ?」
そう思わないかなぁ?と小首をかしげて眼鏡越しの上目遣いをされてしまった。これが狙って
やった動作なら小賢しい行為になるが、彼女にとっては「素」の動作なのだ。例のごとく猛烈な
「萌え」が俺を悩ませる。
「だからね、他人には内緒にしておいた方がいいかなって。ムネオにとってもマスターにとっても」
「なるほどな。アクラなりに気を使ってくれたんだな。でもな、『些細な悪戯心』にしては
高い代償だったぞ」
そうだ。俺のザンザスは後遺症を引きずったままだ。俺にとっては些細な問題などでは、断じてない。
「知ってるんだろ?俺が今どういう事態なのか」
「えっ?」
「だから俺のナニがだな、つまりアレなわけを」
「もしかして治ってないの・・・?」
アクラは視線を落として俺のズボンを見つめた。
「・・・もうおっきくなってないよね」
「いや、そんなにまじまじと見つめられると恥ずかしいんだけど・・・」
「あっ」と思い出したようにアクラは目線を逸らした。
「治ってるじゃない・・・」
それが治っていないんだよ、と言おうかとした時、ふと考えた。
(今度はリバウンドで小さくなり過ぎた、と言ったら彼女はどう思うか?)
俺にだって男としてのプライドがある。オスの機能を失ってしまった事は、他人には知られ
たくはない。ましてや相手はちょっと気になる女のコ。
アクラに俺と寝たい気持ちがあるのかはわからない。だがイザそうなっても今の俺は、彼女に
応えてやる事は出来ない。
別にアクラが俺と寝たいと思っていない場合でも、彼女にオスの機能を失っていることを
知られてしまったら・・・?
今後の俺とアクラの仲の発展のマイナス要因になることはあってもプラス材料になることは・・・
無い!
「まあね。でも治るまでには、ずいぶん時間がかかったんだぜ」
俺の口を勝手に動いた。それは「男のプライド」というより、単に「男の見得」であった。
・・・続く。
>>736 なんだよ「俺の口を勝手に動いた。」って(w
「俺の口が」だろが( ´,_ゝ`)プッ
寝不足は思考力を低下させますね( ´,_ゝ`)プッ
今日は休みか?
プライドポテトがガンの素ってほんとなの?
ブチャーって今日は一日中”たってる”らしいよ。
貧血で倒れてないといいね。
>>736の続き。
授業が終わり、深い眠りから目を覚ました。
「もうっ、やっと大学に来れたと思ったらずっとお昼寝なのね、ムネオって」
立ち上がって伸びをしている背中にアクラの肘が飛んできた。
「あ、そこそこ。ツボだわ。もっと押してくれ」
長い授業の間、背中を丸めて机に突っ伏していた。アクラの強すぎず弱すぎもしない肘打ちが
ツボを刺激して気持ちいい。
「・・・こっちのツボの方がよくなくって?」
俺のコメカミにアクラの右フックがクリーンヒット。目の前に星が飛び散った。
「痛てぇっ・・・そこのツボは身体に毒だぞ、痛てて・・・」
「少しくらいの毒はクスリになるわよ」
頭を押さえてよろめいていると、授業開始前の正拳突きをくらったままの格好で寝ている
吉生が目に入った。命中した部分はアザになっていたが、幸せそうに眠っている。
「おい、お前も起きろ。ほれ、授業終わったぞ。さっさと外でタバコでも吸おうぜ」
「う〜ん、むにゃむにゃ・・・おっちゃんのな、言うこと聞いてくれたらな、なんでも
好きなもの買ってあげるからな、お嬢ちゃん・・・さあ舌を使って・・・そうそう、歯は立てずに」
・・・コイツはどんな夢を見ているんだろうか?
「お母さんには内緒にするんだよ・・・ほら恐くないよ・・・わあ、まだツルツルなんだねぇ。
おっちゃんはな、お嬢ちゃんみたいなちっちゃい子が大好きなんだよ(;´Д`)ハァハァ・・・」
吉生の股間は猛烈に隆起していた。夢の中とはいえ、児童虐待の現場を見逃すことは
俺の正義感が許さない。耳元で「相良吉生、児童福祉法違反でタイーホ」と囁いてやると
「ごめんなさいごめんなさい、もうしません!もうしませんからタイーホだけは許してぇ」
と涙を流し始めたが、起きる様子は全く無い。
これならどうだろう?、と俺はもう一度吉生の耳元でボソッと囁いた。
「あっ、裸のょぅι゙ょだ」
「えっ!?ウソッ、どこどこっ?」
身近に真性炉利マニヤがいたことに気付いてしまい、俺は少し悲しかった。
・・・続く。
次は週明けの予感
743 :
774RR:02/12/14 12:55 ID:OF8PoI5J
今夜の帰りの時間次第
なんだ帰ってこなかったのか?
それとも寝てるのか?
そんな俺は今飲み屋から帰ってきたところ(藁
アクラって可愛いな。
どもありがと♥
>>741の続き。
「授業が終わってから吸うタバコは格別だよなぁ、吉生」
「さすがだよな俺達。今日は真面目に授業出席したもんな、ムネオ」
俺と吉生は外のベンチへ座って喫煙していた。
「あんた達、ずっと寝てたくせに」
アクラは漂う煙を鬱陶しそうに手で追い払った。
「今日は病み上がり一発目の登校だもの。明日からは真面目にやるさ」
「でもお前、留年決定だろ?今更真面目にやったって、それは変わらないだろうに」
「あっ、ムネオって、フランス語の単位落としちゃったんだ?じゃあ留年なの?」
「・・・」
タバコの灰が重力に負けて落下した。心地良い睡眠の後で忘れかけていた、辛い事実を
思い起こさせられた。
「ムネオ・・・今までちゃんと授業に出てれば、こんなことにはならなかったのよ。一年の
ときから、アタシずーっとムネオには言ってたよね。『ちゃんと授業に出なさい』って。
風邪ひいて休むこともあるし、怪我することもあるんだから、どうしても休んじゃう日が
あるのは仕方ないよ。普段から授業に出席していれば、一度や二度の欠席だって見逃して
くれるでしょう?」
「ムネオの今までの欠席理由は『サボリ』だからなー。救いようがねぇな」
「そうよそうよ。今度のことで懲りたら、ちゃーんと毎日授業に出るのよ?そして来年は
進級できるように・・・」
「うるせぇっ!」
俺がタバコを地面に激しく叩きつけると、アクラはびくんっと首をすくめた。
「わかったよっ、わかってるんだよそんなこと!でも今更こうなっちまったことを
グダグダ言ってもしょうがねぇだろ!おまえら何か有る毎に留年・留年って!ただの
イヤミなんだろ?素直に言ってみろ!」
俺だって留年なんかイヤだ。そんな事実は認めたくも無い。『留年』という言葉を
聞くたび、来年からの屈辱的な学生生活を想像させられて胸の奥がざわつく。心の
整理がつくまでは、留年のことに触れて欲しくは無かった。
「イヤミなんかじゃないわよ。ムネオのこと、心配してるんじゃない。だからこれからは
真面目に出席して、来年こそは進級を・・・」
「今から真面目に出席したって、どうせ留年じゃねぇか!そんな恥ずかしい思いをするなら、
いっそのこと大学なんかやめちまいてぇや」
「えっ!?」
アクラの顔が「ウソッ?」という驚きの表情へ変化した。
「いいぞいいぞぉ!やめちまえ、やめちまえー。ムネオ退学祭りだー!」
「ちょっと、吉生君ってば!煽らないでよ!」
アクラの制止も聞かずに吉生は、祭りだ祭りだ、と囃し立てる。売り言葉に買い言葉、
俺も「お望みどおりやめてやらあっ」とカバンを芝生に叩きつけたときのことだった。
「鈴木君・・・やめる必要は無いぞ」
・・・続く。
微妙にスレタイ登場(w
今更ながら気づいたんです。よね
スレタイって微、妙に間違っているような 。
☆おまえら何か有る 「事」 に盆栽・盆栽て☆
「毎」だとおもうんだ、がどうよ¥てまへら
最近、資産家を見かけないね。
資産を食いつぶしたと思われ。
今日もナシか・・・
755 :
774RR:02/12/17 20:00 ID:HzCYjpd/
751がイイ事言った!
>755
あなた、ageちゃダメよ。
で、751はイイ事言うよりもイケナイ事をするほうが好きらしいよ。
折れてきには
「イイ事」
なのだがな。
続きまだ〜?
今日
いつ?
と、いうわけで、久々に肩透かしをモロに食らったわけだが・・・
762 :
774RR:02/12/20 17:47 ID:ydliAF5h
倉庫行き阻止
だからsageだってばぁ……
>>749の続き。
「先生!?」
そこに現れたのはフランス語の今井教授だった。いつもキレイに7:3に分けられている
髪は、ワイルドに乱れ、トレードマークの蝶ネクタイもせずに、ワイシャツの襟元は
大きく開けられていた。
「鈴木君、キミは進級できるぞ。私が保証しよう・・・痛てて」
先生がお尻を手で押さえてよろけそうになるのを見て、すかさずアクラが駆け寄り、
肩を貸した。
「先生!どうしたんですかっ!ほら、つかまってください」
「安倉君か・・・すまない。だが私は大丈夫だ。心配しなくてもいい・・・」
「大丈夫なもんかよ先生!よろけてるじゃないですか!」
吉生も、もう片方の肩を支えた。
「先生、背広の肩の部分が破れてるよ。それに眼鏡も割れてるじゃないっすか!ひでぇなぁ、
一体どんな目にあったんですか!」
俺は犯人を知っている。今ここでその名前を挙げてもいいが、先生の目が「何も言うな」と
語っていた。
「いや・・・ちょっと転んだだけだ。ありがとう、キミ達。もう大丈夫だ」
そう言うと、先生は二人の肩から腕をどけた。
「いいか、鈴木君。キミは進級できるのだ。フランス語の単位のことは保証する。他の
授業も私がなんとかする。・・・あの男にも、そう伝えてくれ」
「ねえムネオ、『あの男』って誰のことなの?」
ぽかんとした様子でアクラが訊ねた。
「えっ・・・えーとそれは」と俺が言いかけたが
「やめろっ!もう彼の名は聞きたくないっ!」
先生は取り乱しながら、俺の言葉を遮った。
「もうやめてくれ、もうやめてくれ・・・ううう」
「先生、泣いてるんですか?・・・おい、ムネオ、お前、先生に何をしたんだよ?」
吉生とアクラは厳しく俺を睨んでいる。
「俺は・・・俺は何もしてないんだけど」
「鈴木君、私はキミやあの男を恨んだりはしない。もう私に構わないでくれ。お願いだ、
もうフランス語の授業に出席しなくてもいい。試験も免除だ。今後一切、関わり合いを
持ちたくない・・・キミと、そしてあの男とは・・・痛てて」
そう言い放つと、先生はまたお尻を押さえながらよろよろと去っていった。
「どういうことなの?」
アクラが詰め寄る。
「しっ・・・しらねぇってば!」
ずり下がり気味の眼鏡で上目遣いで、ちょっとキツ目な『きゃるぅぅぅん♥』に、
こんな時不覚にも萌えてしまう俺は逝って良しだろうか。
「さてはてめえ、何か仕掛けやがったな?」
「仕掛けるって、何をだよ」
「例えばだなぁ」
吉生はスカスカのスポンジ脳をフル回転させているのだろう。腕組みをしてウンウンうなり
ながら考え込んでいた。
「えーと、例えばだな・・・」
当分、言葉の検索が続きそうだ。検索終了したって、どうせロクな答えが出る訳もないのも
いつものことだ。
「アクラ、学食でも行こうぜ」
「吉生君はどうするの?」
「いいよ、ほっとけ。俺もアイツに今後一切、関わり合いを持ちたくないし。さ、行くぞ」
「ちょっと、待ってってば!」
俺が先に歩き出すと、アクラは離れゆく吉生を気にしつつも、小走りで俺の後を追った。
・・・続く。
ずり下がり眼鏡に上目遣いか・・・
参考となる画像キボーン
アクビちゃんに出てくる女教師みたいなカンジか?!
769 :
774RR:02/12/22 15:28 ID:RtDMsr//
h
770 :
774RR:02/12/22 15:29 ID:+KjYpWpH
盆栽てなんですか
眼鏡っ娘まだかよ?
まじでアクラっていいな。
1000までにムネオバイク東城キボンヌ
今夜
>>766の続き。
「で、今井先生の話のことなんだけど」
学食のテーブルについてもアクラの追及の手は止まなかった。
「『あの男』って、もしかしてマスターのことじゃなくって?」
アクラの勘は鈍いとばかり思っていても、やはり女。女の勘は鋭い。
「なんでマスターなのさ?大学とは関係ないだろ」
「マスターが、さっき校門から出て行くのを見たわよ」
「・・・見間違いじゃないのか」
「ううん。だって『おや、安倉様こんにちは』って挨拶されたし」
「・・・」
「『大学へ何しに来たんですか?』って訊いたら『ちょっと鈴木様の単位のことで』って
言われたしね」
ここまで証拠があれば勘の鈍いアクラでも、今井先生の言う『あの男』イコール『マスター』と
結びついてしまう。
「マスターは、今井先生に何をしたのかしら・・・」
「・・・アクラは知らないほうがイイと思うよ」
「どういうこと?」
いや、だから、それは、とやっぱり俺もスポンジ脳をフル回転させるが、適当な言い訳が
見当たらない。真正面から俺を一直線に見つめるアクラ。有りもしない柱時計の時を刻む
音がコチコチと胸に響く。
「俺は知らないよ」
所詮スポンジ脳の考えることだった。何を言われても『知らぬ。存ぜぬ』作戦。これで
やれるところまで突っ張ってやるしかない・・・どこまで通用するか不安だが。
「そう。知らないんじゃしょうがないね」
意外にも、あっさりと通用してしまった。
・・・続く。
今日の俺は風邪引きさんなのでこれで勘弁。
ようやく痒いのが治ったと思ったのに、今度は熱発ダヨ.....λ.......トボトボ
お大事にネ
風邪ひいてる時はバイクはやめておけ。
で、ムネオバイクは今週には判明しそうだな。
風邪か・・・
日本列島が揺れるこの夜に一人病魔と乳くりあうはめになろうとは悲惨だな(w
ブチャーからのプレゼントはまだかよ?
>780
ブチャーにしては珍しく服着てるね。
で、続きはいつよ?今夜と書いて明日と読むのか?
なんかスレが変わってきてるな。
誰かいいかげん
>>770に答えてやれよ。
>>782 誤爆したことにすら気付いていないという罠。
>>773の続き。
「先生の言う事が本当なら、ムネオは進級できるのね。なんかズルイ気がするけど」
「これからは真面目に出席するようにするさ。それで帳消しってことで」
「進級できる事はお祝いしてあげたいけど、でも納得行かないわ。先生もこう、厳しく
してくれればいいのに」
「病み上がりの人間には優しくするもんだ」
「あら、入院中は優しくしてあげてたじゃない」
入院中、アクラは毎日お見舞いに来てくれていた。本を持ってきてくれたり、リンゴを
むいてくれたり、そのリンゴを「はい、あーんして」と頼みもしないのに口元まで
もってきてくれて「いいってば、それくらい自分で出来るって」などと俺は照れて
突き放すと「なによぉ。照れなくったっていいじゃない」と頬を膨らませたりするので
「おっ、顔が太ったね」とツッコミを入れてやれば「うそっ?・・・ねえ、アタシって
太ってるかしら?(´・ω・`)ショボーン」と勝手に落ち込んでしまうので「そんなこと
ないよ」とフォローを入れて安心させたところで「ちょっとだけな」とオチを付け加え
てやると「もう、ムネオって、ホントいじわるなんだからっ。バカバカ」とマクラで
バシバシ俺を叩きまくったりしたりなんかしちゃったりしてと、広川太一郎も微笑む
ようなささやかな幸せを感じて「ああ、こんな入院生活も悪くないね」と思ったものだ。
「その節はお世話様でした。イロイロと」
「いえいえ、どういたしまして。進級のことは納得いかないけどね」
「忘れろ。前向きに生きろ。過去を振り返るな」
「忘れない。前向きに生きるわ。でも思い出も大切にするわ」
アクラは頑固である。その意固地なところがカワイイと思える時も有るが、今は鬱陶しい。
「思い出といえば…思い出すなぁ」
俺は遠い目で語るが、アクラは「話を逸らそうとしてるでしょ」と呆れ顔をした。
「病室にさ、飾ってもらった花。アレもアクラが持ってきてくれたんだろ?」
「違うよ。アレは…確かムネオが入院して2日目だったかしら。アタシがお見舞いに
行ったら、もう花瓶に生けてあったよ。…って、そんなことじゃ話を誤魔化せないからね!
正直に言いなさいっ、今井先生はマスターに何をされたの!?なんでアンタみたいなサボリ魔が
苦も無く進級できるのよっ!」
刑事ドラマの取調べさながらの迫力でテーブルを叩き、詰め寄るアクラ。両手が伸びて
胸グラを捕まれそうになったので、俺はアメリカザリガニよりも素速く後方へ退き、
その場から逃げ出した。
・・・続く。
age
ほんのりと西村萌キター
正直、花を置いていく程度では萌えん!
アクラのバカバカッ!の方が凄まじく萌える。
>>785の続き。
逃れ逃れてたどり着いたのは、やっぱり部室である。俺の行動範囲の狭さには定評がある。
「ここに居たか、ムネオ」
いつものように椅子に腰掛けて緑豊かな風景を眺めていると、そこにやってきたのは
豊川先輩だった。
「ずいぶん余裕なんだなお前。俺はてっきり単位ギリギリ綱渡りだと思ってたのにな、
ムネオは。しばらく学校に来てなかったろ?」
派手なドラゴンの絵が描かれたフルフェイスヘルメットが、テーブルの上に置かれる。
このヘルメットをかぶるのは、あの時だけだ。
「ええ、まあ。いろいろありまして・・・しばらくお休みをいただいてました。それよりも
先輩、そのヘルメットを持ってきてるって事は、今日はもしかして」
ふふん、と豊川先輩はクールに笑う。キザったらしいしぐさだが、これが女子の間では
好評なのだという。吉生いわく、「あの微笑にナオンどもはイチコロ」とか。
「お前はずっと休んでたからな、知らねぇのも無理ないだろうが。でも今日じゃないぜ。
明日だ。明日の朝6時、いつものところに集合だ」
「明日って・・・吉村先輩と、ですよね?あの人は生きてるんですかっ?」
死んだはずだよ吉村先輩!銃弾に倒れたはずではなかったのか?
「生きてるのかって、そりゃ生きてるよ。死ぬわけ無いだろ、あの不死身の北京原人が。
一週間前に『転んだ』とか言って頭に包帯巻いてたみたいだが、2日足らずで包帯外して
たな」
頭部に弾丸を受けて、無事とは・・・あの人並み外れた、いやあの怪物男なら十分有り得る
ハナシだ。
「まあ俺としちゃ、転んで怪我した吉村先輩のアタマより、アタマがぶつかった物の
方が壊れちゃいないか心配だがな、フフフ」
豊川先輩はまた笑いながら、長髪をかき上げた。
「吉生は『最近、吉村先輩を見ない』って言ってましたよ」
「午前中は大学でよく見かけるぜ。吉生は、午前中の早い時間は、大学に来てないからな」
「なるほど」
ヤツは自分勝手な妄想癖がある。目で確認できないものは、自分で想像し、想像が膨らみ
過ぎると現実と区別が付けられなくなるのだ。本当のバカなんだと思う。
「吉村先輩は、ここんところ午後はずっと峠を走ってるらしいが・・・今日はちょっと様子見に
行って来ようと思ってるんだ。どうだ、ムネオ。お前もこれから行かないか?」
豊川先輩は、ピカピカに磨かれたヘルメットを大事そうに抱えて立ち上がった。
「いや、今日はアドレスで来てるんで・・・」
入院前からずっと駐輪場に置きっぱなしにしているアドレスV100が、ホコリまみれになって
いるのを想像した。
「そうか・・・じゃあ、明日は来いよ。俺のR1000が90戦44勝43敗3引き分けで、吉村先輩の
ハヤブサに勝ち越すところをじっくりと拝ませてやるからな」
「もちろん見に行きますって!」
じゃあな、と手を振る後姿もカッコよく、豊川先輩は去っていった。歩いていく道はホコリ
っぽい地面が剥き出しなのに、豊川先輩の周りだけバラが咲いているように見える。大学一の
色男だからこそなせる、LOVEのマジックなのだろうか。
それに比べて、俺の居る場所の汚いこと。ただでさえ小汚い部室が、産廃処理場のように思えて
すぐに飛び出したくなった。
ココを出ては、もう他に行く場所も無い。学食に戻ればアクラが待ち構えてるし、もう授業に
出るのも面倒くさい。今日のところは今井先生の言葉を信じて、「進級できるんなら、授業に
出なくってもイイや」と、残りの授業をぶん投げて帰宅することにした。
「さて、帰ろうっと」
部室の戸締りをして、駐輪場に向かった。
想像していたとおり、俺の黒いアドレスは風雨にさらされて真っ白になっている。パーソナル
スペースから取り出したヘルメットをかぶると、カビの臭いが鼻を付いて気持ち悪かった。
気持ち悪くてもこれはかぶらないわけにはいかぬ、と覚悟を決めて顎紐を締め、いざエンジン
スタート。
友人達とは違い、駐輪場で久々に出会った愛機は冷たかった。
「バッテリーあがってやがる・・・」
仕方ない、とキックペダルを踏み下ろそうとした時のこと、
「あっ、いた!」
通りがかったアクラに見つかってしまった。
「しまった!罠だ!」
早く掛かれ、早く早く!・・・キックペダルを連続で踏み下ろし、焦れば焦るほど、アドレスは
機嫌を損ねて「トトンッ」と、虚しい音を発してまた眠りにつこうと抵抗する。
「逃がさないわよ!」
捕まる!、とアクラの手が俺の肩に近づいた時、ようやく「ストトトト」と切れのいいエンジン音。
「お先っ!」
土埃のかぶったままのシートに跨り、アクセルをワイドオープン。
寸でのところでアクラの強襲を振り切り、白い煙を撒き散らしながら、脱出に成功した。
・・・続く。
盆栽もまあバイクの楽しみ方の一つだわな。
しかし、バイク乗りじゃねーよなあ(w
age
スクーターで逃げられたらアクラもあくらめるだろう。
ブチャーさんスズキズキ!
台湾ヤマハも割と好きです。
では明日。
肉屋やっとハケーンwww(遅すぎww
もう寝なきゃ。
age
ネカまシスターズ
・普通のネカマ(yuka)
・Hなネカマ(れいみ)〜12/28更新
・関西弁なネカマ(ソノカ)
・お金持ちなネカマ(わかこ)
・若いネカマ(サヤカ)
・もっとHなネカマ(れいな)
・超若年齢のネカマ(セリ)
・人妻のネカマ(サユリ)
・国際的なネカマ(Catherine)
不審者さんはどれに引っ掛ったのでツカ?
>>791の続き。
6月も終わり差し掛かった朝。無機質な目覚ましの電子音にムカつきながらも、ベッドから
動きの悪いイグアナのように這い出す。カーテンを開ければ、外はもう明るい朝の5時。
支度しなくちゃ、支度しなくちゃ、と分かっちゃいるけど寝起きの身体は言うことを聞かない。
雑誌や空のコンビニ弁当箱などに埋め尽くされたテーブルを無造作に漁って、タバコを見つける。
子供の頃、マンガやテレビドラマで男子大学生の1人暮らしの部屋を見て「キタネェなー。
自分ならこんな汚いところになんか住めないよ」と感想を抱いていたにもかかわらず、自分が
いざ大学生になって1人暮らしを始めると、結果として同じような部屋になってしまった。
最初は真面目に掃除もしていた。しかし最初だけだった。
「今日は先輩たちのバトルかぁ」
嫌々見に行くのではない。あの2人の争いには興味がある。走りのスタイルは違えど、良い
ライバル同士。どちらかがぶっちぎりの勝ちになることは無く、毎回常に僅差の勝負になって
いる。見る側にしてみれば大変面白い勝負。さて、今日はどっちが勝つだろうか?
脳内で2人のバトルをシミュレートしているうちにタバコも短くなったので、吸殻特盛りの
灰皿にねじ込む。目覚めの一服と適度に脳を使ったので、傍らにあるベッドに後ろ髪引かれる
ことなく、夜までしばしの別れを告げられた。
まずはトイレへ入る。ザンザスは寝起きの朝でもドングリのままであった。
「早く治んねーかなコレ」
先週までは、小便の向きを整えるのも苦労するくらい毎朝ムダにボッキしていたというのに、
例の一件からはそんな苦労も無く朝の用足しが可能となった。狙いが定めやすくなって、
便器や周辺が汚れなくて済むのはイイコトではあるが。
続いて洗面所で歯磨き、洗顔、整髪を手早く済ます。もう温水の世話にならなくとも良い季節だ。
冷たすぎない水は、脳も身体も正常な状態を取り戻すのに役立つ。
あとは着替えるだけ、と洗面所を出ると部屋が白い。テーブルを見ると灰皿から大量の煙と
たった今芽生えたばかりの小さな炎が。
「ヤバイッ!」
カーペットの上に転がっている飲み残しのペットボトルを拾い上げ、緊急消火活動。小さな
炎はジウッといういう断末魔を発して天に召された。フィルターまで燃えていたようで
部屋全体が目に染みるような異臭に包まれていた。
「危ないところだった・・・」
何気なく手元のペットボトルの中身を見ると、それは黄色く変色しかかったスポーツドリンク。
白いワタのような浮遊物も入っていた。
「・・・今日は帰ったら部屋の掃除をしよう」
着替えを済ませ、小さな決意を固めた後、新鮮な空気に満ちた外へ出た。
・・・続く。
>>797 遅すぎ( ´,_ゝ`)プッ
>>798 age禁止ヽ(*`Д´)ノ ゴルァ!!
>>799 なんだ?荒らしか?
てまえこそ不審者だろう。
スッドレストーカーめ!(・∀・)カエレ!!
文句があるならメールでも横瀬!
今日はおわり?
ムネオバイク、今夜登場?
盆栽って何?
>>801の続き。
外は俺と朝餉を求めて飛び交う小鳥達だけ。空いている道路には時折走る車が通るくらいで
昼間のような騒音も無い。耳を澄ますと遠くの線路を走る列車の音が反響しているのだろうか、
わずかにゴウゴウとした音が聞こえてくる。天気は晴れ。今日も暑い一日を予感させるような青空。
アパート駐輪場に停めてあるアドレスの隣に立つ。銀色のバイクカバーはややホコリがかっている。
無理も無い。ヤツは2週間以上もこのまま放置されていたのである。
タンデムシートのあたりをカバーの上から軽く撫で、久々の対面に向けて期待に胸踊らす。
風によるバタツキを押さえる為に外周を取り囲んだ紐をほどき、下側のマジックテープを剥がした
後、カバーを後から前へめくりあげる。
―GSX−R750―
リアカウルに貼られたステッカーは、生産後12年という歳月を物語るように色褪せていた。
どんなに磨いても消えない傷がカウルのいたるところに刻まれており、お世辞にもキレイな
バイクではない。タンクもへこみがある。塗装がはがれてサビも見える。
俺は、この90年式のGSX−Rを好きになれないでいた。
低く遠いハンドル、後退したステップ、すぐに尻が痛くなるシート。長距離ツーリングに
憧れつつも、この厳しいポジションのせいで未だ実行できずにいる。
空冷でも水冷でもない、油冷なんていう変なエンジン。油なんかでエンジンが冷えるものか。
油で天ぷら揚げるときは180℃だっていうじゃないか。水を沸騰させたって俺の大好きな
カニクリームコロッケも揚げられないぞ。
なんといってもカッコ悪いのがダブルクレードルとかいうフレームだ。細いアルミがシートの
下でグニャリと曲がって真下に伸びている。当時、他のメーカーのバイクじゃ、こんな頼りない
フレーム形式なんて使っていない。ハヤブサもR1000も、あの吉生のVガンマですら
ハンドル下から真っ直ぐに伸びた図太いアルミフレームなのに。
「スズキは、なんでこんなにカッコ悪いバイクを作ったんだろう・・・」
叔父からタダで譲ってもらったので乗ってはいるが、自腹だったら絶対に買うのを避けていた
だろう。叔父にそのことを言ったら「半人前のくせに文句だけは一人前だな」と舌打ちされた。
「ムネオ、こいつはナナハンなんだぜ!」
誇らしげに言う叔父の顔が思い浮かんだ。
「いまどきナナハンなんて流行んないよ」
叔父や親父の世代は限定解除免許を持っているだけで他人から尊敬されたそうだ。750cc
なんて中途半端な排気量、ちっともありがたみも無い。
「レースのレギュレーションに合わせた排気量なんだぞ。TT−F1って知ってるか?」
「クルマのF1なら」
「じゃあ8耐なら知ってるだろ。今でもGSX−R750は走ってるよな」
「スーパーバイクのこと?8耐はホンダのVTR1000SPWが勝ちっぱなし。ワールド
スーパーバイク選手権もホンダとドゥカティの1000cc二気筒しか勝てないよ」
「それは今の話だろう。こいつの出た当時は4気筒ナナハン同士で戦っていたんだ、メーカー
同士が意地をかけてな。今じゃあ信じられないだろうが、レーサーレプリカは毎年のように
モデルチェンジを繰り返してなぁ」
「景気良かったんだな」
「そうだ、バブルってやつだ。メーカーもレースで培われたテクノロジーを惜しみなくニュー
モデルのレーサーレプリカに投入してなぁ。GSX−Rは、メーカーと名門チューナーの
ヨシムラが心血を注いで育て上げた名車なんだぞ。独創的な油冷エンジン、軽量なアルミ
フレーム・・・他のメーカーを常にリードしつづけてきたんだ」
レーシングモデルは古くなってしまえば価値も無い。最新のモデルこそ、最強最速。どんなに
叔父がこのGSX−Rを褒め称えても、全ては10年以上前の話。その年月の間、何台の
新型が登場して、最強最速の王座交代が繰り返されたと思っているんだ。
「何が軽量だよ・・・クソ」
今どきのリッタークラスのネイキッドに比べて小さいくせに、乾燥重量は約200sもある
GSX−Rを表通りまでボヤきながら押し続ける。豊川先輩のR1000なんて170kg
を切っているというのに。
「このマフラーは特注の集合管だ。レース用に作ってもらった」
叔父自慢の超爆音マフラーは、俺のアパートのある住宅地内では近所迷惑も甚だしい。
早朝からご近所の皆さんの安眠を妨害しないため、数百メートルも離れたところまで押して
歩かねばならない。
「ああ、もう疲れるよなぁ」
表通りに到着する頃には、乗車前の準備運動どころか耐久レースを走りきった後のような
疲れがどっと押し寄せた。
・・・続く。
フォローしておくが
俺はGSX−R750は好きだぞ。
>>802 プッって言われた〜!!!
ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!!
( ´_ゝ`)
90年式というと倒立フォークになった時のやつだね。
ブチャーの事だから主役機は鱸だと確信していたが(w
90 GSX-Rって何か曰く付きの車両だっけ?
記念すべき倒立サス採用開始モデルでもありますし、脂で冷やす最終モデルでもある。
正確には最終は91だが、90-91はマイナーチェンジなので。
91は車重が重くなってますから、90の方が「走り」のイメージが強いです。
先日試乗した88RKもいいなと思いましたが、あれはシングルシート仕様。
タンデムできるバイクじゃないと後々進行上困るんで。
750という中途半端な排気量と、中途半端な年式が
「叔父からタダで貰った」とかの設定が現実的になるかなー、と。
もし間違ってても所詮不審者の戯言なんで
軽く流してください。
油冷の最終ってライトの前に斜めの透明カバーが着いたやつだったと思う。
それは1100だけ?
90→91でヘッドライトはスラントしたカバーが付いてエンジンも微変更した模様。
でも俺は2眼独立ライトの方が好き。いかにもエンデュランサーって幹事で。
くれぐれも不審者の戯言は軽く流してください。
age
あけおめですー。
明日再開。
おめれとうれす
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
Λ_Λ | 君さぁ こんなスレッド立てるから |
( ´∀`)< 厨房って言われちゃうんだよ |
( ΛΛ つ >―――――――――――――――――――‐<
( ゚Д゚) < おまえのことを必要としてる奴なんて |
/つつ | いないんだからさっさと回線切って首吊れ |
\____________________/
(-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ…
(∩∩) (∩∩) (∩∩)
(-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ…
(∩∩) (∩∩) (∩∩)
(-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ… (-_-) ハヤクシンデネ…
(∩∩) (∩∩) (∩∩)
おにいちゃん酔っ払い中。。。
今年はいつからよ?
827 :
774RR:03/01/04 04:33 ID:kgkm83Li
雪で乗れねぇよ。
明日まで待ってくれる?
どうも最近バイクに乗ってなくて
イメージがつかめず・・・。
生意気ですか?
申し訳ございません。
やっぱり9日まで休載です。。。
最速女アクラ登場に期待
831 :
774RR:03/01/06 01:44 ID:A861/NHp
0
832 :
:03/01/06 01:54 ID:sOE7Kpkr
88GSX750好機なら凄く好きなの2
何故90なんだよ(w
834 :
9日まで:03/01/07 02:55 ID:i3pJynip
hosyu
明後日か・・・
明日か・・・
9日になったよ。
あと一週間か・・・
ラジャ
すみません。
ホントに明日です。
ホントに今晩ですか?
あかん眠い・・・おやすみ
>842
まさか、ブチャーじゃないだろうな!
少しくらい書いてちょ。
ブチャーはラテン系か?
age
すみませんすみませんごめんなさいごめんなさい。
今夜着手。
>>844 >ラテン系
いいえ。僕は西川口流です。
おぉ、ブチャー降臨だ。
西川口流は気持ちいいですか?
今夜着手の明日発表とか言うなよ(w
楽しみに待ってる!誤らなくてイイ!
ブチャがんがれ
ブチャー寝ちゃったか?
>>809の続き。
カギをONに回す。山が擦り切れているカギを回すのにもコツがいる。普通にキーシリンダーに
差し込んで右に回転させてもカギは回らない。強く奥まで押しすぎず、引っ掛かりを指先に感じ
取りながら手前に引きつつ回す。するとキーシリンダーは心地良く「カチャリ」とONの
ポジションへ到達する。ニュートラルのグリーン、オイル警告のレッドのランプが点灯して
素っ気無いメーター周りが少し賑やかになった。
「こいつはチョークが無くなってるから始動の時は気をつけろよな」
叔父に教わった通り、アクセルスロットルを3回ひねる。スロットルワイヤーに繋がった
4基の口径41ΦFCRキャブレターに付いた加速ポンプで濃いガソリンをエンジンに送り
込む為だという。
「チョークさえありゃあ、こんなメンドクサイこともしなくてもいいのになぁ」
わざわざ金をかけて乗りにくくする叔父の気持ちを俺は理解できない。
この儀式を行ってもまだ油断は出来ない。こんな儀式はおまじないみたいなものだ。セルを
回せば一瞬、エンジンに火は入るが、気を抜くとすぐにストールするのは明白。慌てて
アクセルをガバッと開けてプラグをカブらせてしまっては・・・ああ想像するだけでも厄介。
アクセルグリップは回さずに軽く手を添える。来るべきエンジン始動のチャンスに備えて
構えておく。
右手と耳に神経を集中させてセルのボタンを ― 押した!
キュッキュッキュッ・・・
(まだか、まだなのかっ?)
実際は2秒くらいの間であるが、毎度この一瞬は長い長い、そして重い時間に思える。
キュッキュッ…キュボッキュボッ・・・
エンジンが微かに咳き込みだした瞬間を聞き取った時
(今だっ!)
セルボタンから指を離して、ほんの僅かアクセルを開ける。
ボッボッボッ・・・ボボボボッ
今にも止まりそうな頼りなさ気な状態を維持する為、アクセルを握る手にも力が入る。でも
ここで焦ってアクセルを開けるわけにいかない。急激にFCRのスライドバルブが開いて
しまえば、大量に送り込まれた空気にガソリン供給が追いつかずエンジンストール→最初から
やり直しとなってしまう。
「焦らずに、アクセルは一定開度を保てよ」
叔父が脳裏で囁く。
叔父の自慢だった油冷GSX−Rは、不機嫌そうにくすぶり続けている。カウルやスクリーンは
振動とマフラーが発する野太い音で小刻みに震える。スライドバルブベアリングが揺れるFCR
特有のカチャカチャ音。エンジンはカムチェーンやバルブの金属音を不規則に打ち鳴らす。
GSX−Rの奏でる賑やかな音が、静まり返った朝の風景に反射する。
「アクセルは、そーっと開けるんだ」
叔父がまた囁いた気がした。
一秒間に1ミリ以内ずつアクセルを回していく。エンジン音はくすぶっていてもFCRのカチャ
カチャという音は間隔を詰めて高まっていった。タコメーターの針が3000rpmを指した頃、アクセルを
戻す。そしてこの動作を数回繰り返す頃には、本来の俊敏なアクセルレスポンス(これが鋭すぎて
扱いにくいので俺は大キライなのだが)を徐々に取り戻す。
「アイドリングするようになったからって、そのままにしとくなよ」
(まだオヤスミのご近所の皆さん、ゴメンナサイっ!)
罪悪感を抱いてアクセルレーシングを繰り返した。純正エアクリーナーボックスも付いていない、
排気側は特注のレース用集合管。寝た子も起こす大騒音を撒き散らしていると、
「ほらやっぱり!」
通り向かいのマンションの窓のカーテンが一斉に開いた。
「暖機は念入りにな」
「ええい、アホかっ!ご近所の冷たい視線に耐えられるかっつーの!」
思い浮かべた叔父のヒゲ面を蹴っ飛ばし、暖機もそこそこにバイクに跨って、ユルユルと表通りを
走り出した。
・・・続く。
853 :
774RR:03/01/11 18:07 ID:LG6DKqzy
お、このスレ始めてみた。限界まで下がってるよー
854 :
悶:03/01/12 01:43 ID:+FCUvk/k
18時に上がって現在300番台。
そろそろニューマシンゲトのブチャーが続きを書いてくれる頃か?
ニュー小マジェって何よ?
>853
あまりageないでね。それと、頭から読んでね。
イイ感じに下がりましたんで、また今夜書くようですね。
856 :
服部半蔵:03/01/12 22:28 ID:YGmN7IUM
やあ。久しぶりの晒しage
半蔵タンお久しぶりですね。お元気でしたか?
たまには顔出してくださいよ。
それからageんなヴォケ。
858 :
服部半蔵:03/01/13 00:21 ID:dOqSZEx4
肉屋様におかれましてもおかわりなきご様子、頼もしき限りにござりまする。
拙者もお陰様にて至極達者に致しておるしだいにござりまする。
追伸
お言葉でござるがいちいちagesage細かいことをぬかすな禿!
市中引き回しの上打ち首獄門!晒しageの刑に処す。
にんにん。
859 :
774RR:03/01/13 17:24 ID:J4wbcjs4
u
>>852の続き。
「おっ、あそこだな」
集合時間15分前に今日の戦地に到着。広々とした峠の展望台の駐車場は既に豊川先輩の
R1000とアクラのDR−Z400Sがあった。しかし彼らの姿は見えない。
「どこにいるんだろう」
まあいい。どうせこのGSX−Rの大爆音ならば山のどこにいても聞こえている筈なのだから。
バイクを止めて待っていればひょっこり現れるに違いない、と思いつつ2台の横にバイクを
並べた。
ゴウゴウと鼓動するエンジンを止めてヘルメットを脱ぐと、静かな山の景色に小鳥のさえずりが
響いていた。あらためてコイツの騒音が汚らしいと感じる一時。
「もっと静かなバイクが欲しいもんだ」
買い替えようにも金もない。出るのはため息ばかりナリ。それと尿くらいなもんだ。
バイクから降りると高く上った太陽が今日も暑い一日を予感させたが、やはり早朝、山の気温は
低い。ましてやバイク、冷たい風を切って走ってきたので、膀胱から尿道口にシグナルが走り
だすのは自然の摂理。幸いなことに誰もいない。展望台に併設された薄汚い便所でコトを済ます
より、大自然の中で開放的な気分で放尿するほうが気持ちイイに決まっているではないか。ならば
ここは林の中へ移動して立ちションするの一手。今のうちに、とガードレールを乗り越えて
ずんずんと草を掻き分けて奥へと進む。
ココまで来たらば、駐車場側からは見えないだろう。ズボンのチャックを下ろし、心静かに
手を添えて、枝ぶりの良い立派な木の根元めがけて放物線を描きながら放尿する。ちびっこに
なってしまったザンザスは尿のキレも良い。「あっ、ヤバ!」と太股に生温かい残り水が垂れる
こともなく、キレイにパンツの中に収まってくれた。それでも指先には数滴分のオシッコが
着いてしまった。丹念にズボンの膝の辺りになすりつけて拭き取る。そのまま自然乾燥させず、
「自然乾燥させないでキチンと拭き取る俺って、キレイ好きだよなあ」
などと自分を誉めながら駐車場へ戻っていく途中、駐車場に人影を見つけた。皮ツナギ姿の
豊川先輩と、ライディングジャケットと皮パンツのアクラである。
「おーい・・・」
と声を掛けようとした時、思いもよらない光景が目に飛び込んできたので、慌てて手で口を
塞いだ。
(なんであいつら抱き合ってんだよ・・・?)
ほのかに尿の香りがする手を口から離すのも忘れて、俺はその場で硬直していた。
・・・続く。
>>半蔵タン
たまには肉板に来てくださいよ。さみしいです(;;)
PS
てめえもagesageうっせんだよチンカス!
久しぶりに顔見世しに来たならオミヤゲにエロ画像の一つや二つ
貼っておくのが礼儀ってもんだろが!
まっ、てまえの大好きな炉利画像とかはイラネーけどな( ´,_ゝ`)プッ
マターリとage
865 :
山崎渉:03/01/15 09:00 ID:og69s/dX
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
sage
sage
868 :
774RR:03/01/15 17:58 ID:AN/AT51d
残尿アゲ
869 :
774RR:03/01/15 20:11 ID:MZ3C9bAd
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1h4n/japanese/
明日朝は早いんで
今日は梨。
872 :
悶絶:
>870
だから邪魔崎は檻に入れられたんでないの?
檻を抜けて虎になったやつは役立たずばっかり・・・
とくに○沖!1軍登板なしって・・・
激しく板違い。。で、sage