夜なのにスレがないんだよ。せっかく書いたのに。

済みません、ちょっと話を聞かせてもらえませんか？
と何度もアタックするが断わられてばかり。無言でそっぽ向く
だけじゃなくて、敵意まるだしににらみつける人もいる。
とけこめないんだよね、彼らを排斥してる常民のカッコしてい
るからか。いや、今にして思えばおれが居丈高だったのか。
とりあえず目線が高かったよ。座っている若しくは芝生に
ねっころがってる人に対してかがみ込んで「ちょっといいですか」
だからね。

で、疲れて芝生地帯の縁石に腰を下ろして一服。よこには立派な
ひげを蓄えたおじさんがいる。あ、どうですか一本と煙草を勧めると
ニヤニヤしながら受けとって、おれがライターを差し出すより先に
胸ポケットにしまい込んだ。
「兄ちゃんありがと。でもおれ吸わないんだよ、仲間に吸うのがいる
からそいつにあげたら喜ぶもんでね」
じゃあもう少しどうぞ、一本だけ渡すってのもなんでしょうし。
別にここでは取りいろうって気はなかったんだけどね、自然と打ち解け
まして。

もっと汚いカッコして、今度の土曜日に来なさい、土曜日は山谷争議団の
炊き出しがあるから。それで兄ちゃんがもういいやって思うまでいればいい。
おっと、こういうとこは人間関係がいろいろあんだよ、興味本意で上野に
寝止まりするってのを面白く思わないのは多いだろうから、おじさんの
仲間に合ったらな、兄ちゃんは、おじさんが昔働いてた土建屋の社長の息子
でおやと喧嘩して家出して偶然上野でおじさんと遭ってここに泊ってるって
いうことにしよう。いいか。

周り見ても若いのっていないんだよね、ホームレスには。だから、おれが寝
泊り始めたら注意ひくかもしれないけど、そんな間抜けな理屈付けするの？
とは言えなかったよ。ひげのおじさんが善意で考えてくれたストーリーだから。
「ばれたらバツが悪いでしょうに、見知らぬ若僧のために済みません」とお礼を
言うと、「兄ちゃんあれだろ。ホームレスってのがどんなんだか調べたいんだろ。
物書きになるのか？　いいんだよ、別に今そんなこと思ってなくても。でもな、
いずれ物書きになれよ。それで、おじさんたちのことを書いてくれよ。それで
兄ちゃんの本が売れてここにいるみんながどういう人か分かってもらえたら、
おじさんも人のために、辛いだけの人生だったけど最後にみんなのためになれた
ってあの世で胸をはれると思うんだよ」

それからどうした？

そういや、この前会った奴が、「たまに『肉棒』って
かいてリフレッシュしたくなりません？」って言ってた。
肉棒って１人じゃないのかもな。２に肉棒が入らなかった
ことにまつわる連鎖思考。

Ｓさんですね。

|　| ∧
|　|Дﾟ)　 つ、続きキボン
|　|⊂）
|　|∧|
￣￣￣￣￣

　　　 ∧∧
　　　（ ﾟДﾟ ） ＜ｸｿｽﾚﾊｹｰﾝ
　　⊂　　　⊃
　　　｜　｜
　　 　∪ ∪　　　

ゼルビスもそうだよな。

おぉ、５さんこんばんは。嬉しいよきいてくれて。

それからね、ボクちゃんは土曜の夕方に上野へ行くわけさ。
昔買った、小さ目の服を着て。途中地面を転がってわざと
泥をつけて汚して見たりして。で、上野公園でひげさんに会ってね。
よう、来たな兄ちゃん。炊き出しにはまだ少し時間があるから、
ここでちょっとのんびりしてようや。
と、縁石に並んで腰掛けてね。さっそく打ちのめされた。会社
帰りにしてはちょっと早いと思うんだけど、サラリーマンがわんさか
通るんだ、公園の中を。あと女のこも多かったな。恥ずかしくてね。
みんな横に知事困ってるホームレスなんか見やしないんだけど、それ
でも見られてるような気がしてね、なんというか、これまでの流れから
ぱっと浮いてしまった疎外感が強くてね。

＞7　正解。篠田です。どーして分かるんだろ。
＞8　可愛いAA好き。
＞9　おうおう、お前も可愛いぜ。
＞10　とりあえず２とか３が空いてると肉棒とかゼルビスなのかね。
　　　しかしそれがリフレッシュとは・・・。２ちゃんで遊んでる
　　　おれの言えた義理じゃあないだろうけど、寂しいもんだな。ふ。

スレタイトルが秀逸ですね。
楽しみにしていましたよ。

いよお！待ってましたっ！！

ひょっとして、１さんは
お暇な夜は耳を傾けてくれ
の１さん？

文体似てる。
思い出したよ。

>15　はぁ？　まあ喋る調子に近い文体ってのはどこにでもあるからいーけどね。

暗くなってから駅の地下道の一角へと移動するとね、ホームレスが一杯並んでる
んだ。奥に会議なんかで使う安っぽいテーブル。その上に鍋が２つ３つ。露天商
がかき氷いれる発泡スチロールのカップに雑炊を注いでる。つまりあれだよ、
量はほんのちょっぴり。とてもじゃないが満腹にはなれなそう。

いや、その前にね、まず驚いたのは地下道のその一隅の臭さ。饐えたアンモニア
の匂い。甘ったるく小便が気化したような感じ。４０年代の大御所で、差別の
理由として匂いを持ち出すやり方について非常にご立腹だった人がいたのを
思い出したよ。
誰だって積極的に差別なんかしたくないだろうけど、生理的なものを持ち出される
と弱い。いや、別に匂いなんてその時の状態を表すだけのことで、では腕がないとか
足がないとかの一生不変の状態なら差別してもいーのかっつったら違うだろうけど、
いいや、こんな話しは。とにかく臭いんだ、ひどくやりきれない気分に落ち込んだ。

で、しばし並んで雑炊を受け取る。よそってくれたボランティアの人は４０代くらい。
５，６人居てね、どこかのリサイクルで集めてきたんだろうボロい服なんかも雑炊の
横で希望者に配ってた。心なしかおれを見る眼が厳しかったようでもある。この若造
が元気そうなのになにやってんだ、って。
お味の方はね、これがまったく味がしないんだ。何の味も。何の味もしない料理、
そんなの狙ってできるものでもないだろうなぁ。材料費なんかの苦労が伺われるよ。
米の他にも何らかの物体の小さなかけらが入ってるようだったけど、これまた味が
しないし、何かの灰やら焦げやら、不潔そうなものも一杯はいってる。

いやね、人様の善意を批判する気はまったくないよ。こんなものでも（って言ったら
悪いけど）用意して皆に振舞うってのはとても大変なんだろう。おれにとってショック
だったのは、この雑炊をみんな美味そうに食ってるってことだった。涙流さんばかりに
感激してるような人もいたよ。あとで分かったんだけど、暖かいものを食う機会がない
んだねぇ。こんなときしか湯気の立つものを口にできないんだ。あと、ひげさんは塩を
持ってて、それを少し掛けて食ってたらしい。塩とマッチ（これは昔ね）は不定住者の
必需品なんだってさ。地の塩ってやつだね。

ロビーに打って出ては？

ううむ・・・。バイクの話じゃないしね。

おいらろびー、ろびー、ラウンジとたらい回しになって、
ラウンジではスレ立て過ぎエラーだった。
亡命するのも難しい。

というわけで、今はエロゲースレで語ってます。
探さないで下さい。

>>21
バイクの話じゃないけど、なんかツーリング先でのバイク親父との語らいを思い出す。
良い話じゃあないか・・・

誰か、「強敵！白バイから逃げ切れ！」って言うスレッド書いて
待ってます

＞篠田
ｲｲじゃないか。
なんとか上手くやってくれ。