さよなら プレイボーイ権藤博スレッド

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646権藤
〜権氏物語・第九章・蛸の宮後編・権氏没落の始まり〜  作・野紫式部
人物紹介はここで見てくれ>>318-321 (修正版)
ある夜、権氏の部下であり、蛸の宮に思いを寄せる隆わ木こと斉藤隆がタコ御殿へ
おしかけ、蛸の宮の側近に詰め寄っていた。ちなみにその時権氏は来ていなかった。
隆:「一度でいいから蛸の宮さまに逢わせてください!!」
蛸の宮の側近:「なんてことを!蛸の宮さまは権氏さまと結婚されてるんですよ!」
隆:「お話するだけだから!」
と、隆は側近は突き飛ばし、タコ部屋へ向かった。
隆:「(ガラッ!←戸を開ける音)蛸の宮さま!!」
蛸:「だぁれ?!しらないひとがはいってきたよ。だれか、だれかたすけて!
   (←青ざめた顔)」
隆:「斉藤隆わ木です!貴方にずっと文(手紙)を送っていました。
   静かにしてください!もう呼んだって誰も来やしませんよ!」
蛸:「うぐっ!(←口を手でふさがれている)あのふみのひと・・・なんと
   やばんな!やめてください!ごんじさまにおこ・・・ら・・れる・・・」
647権藤 :2000/10/04(水) 23:08
続き・・・
隆:「ずっと貴方が好きだった。権氏さまと貴方がうまくいってないという事は
   噂でもう知っております!こんなに美しい蛸の宮さまを・・・権氏さまは
   酷い方だ!!フンッフンッハッハッ(←興奮している)」
蛸:「うう・・・っっっっ・・ぐぐっ・・ん・・・っっっっ(←嫌がっている)」
隆:「声をあげて・・・もっと貴方の声を聞かせてください!ハァッハァッ・・・」
蛸:「えぇーん!ど、どうしよう・・・。たいへんなことになってしまった。」
その翌日、権氏がタコ御殿を訪れた。
権:「御機嫌いかがかな?顔色が悪いですね。」
蛸:「・・・・。(どうしよう。ごんじさまにあわせるかおがない。)」
そしてあの一件があって以来、たびたび隆わ木は蛸の宮の元に通い、陵辱し続けた。
しかし蛸の宮は人に流されやすい性格のために、拒みきれないところもあったこと
は確かだった。
隆:「貴方は受け入れようともしないが、完全に拒んでるとも思えない・・・。
   不思議な人だ。余計に愛しくてたまらん。もう離さない!!」
蛸:「ぅぅ・・・(涙)」
しかし事態は急変する。蛸の宮が身篭ったのだ。しかし権氏の子供ではないことが
たこ部屋にほったらかしにしてあった隆わ木の文(手紙)を偶然読んでしまった
権氏に悟られてしまう。
権:「蛸の宮さま・・。貴方も酷い人だ。こんな屈辱ははじめてだよ。よりに
   よって隆わ木と・・・人に流されやすいあなたのことだから迫られても拒み
   きれなかったのでしょう。光権氏も落ちぶれたものよ・・・フッフッフ。」
648権藤 :2000/10/04(水) 23:10
続き・・・
蛸:「ごん・・・じさま(ばれてしまった!!どうしよう!)ふぇーん!(号泣)」
権:「いいですか。世間にはそのことはくれぐれも内密にするのですよ。そして
   権氏の子として立派に育てるのです。」
蛸:「はい(涙)(ああ、これでごんじさまはかんぜんに、もうわれのことを
   きらいになられてしまった)」
一方隆わ木も・・・・
隆:「な、なに・・・蛸の宮さまがご懐妊?!その子はもしかして・・・いや
   絶対そうだ!我の子・・・・(呆然)」
しかし権氏は隆わ木に対して、そのことについて一切問い詰めることはなかったが
権氏から出ている無言の気を感じ取り、権氏が蛸の宮との仲を悟っていることは
痛いぐらいひしひしと分かった。
そしてその権氏の態度を気に病んだ隆わ木は情緒不安定になり、病にかかって
最期は湘南の海を眺めながら、若い人生に幕を閉じた。
しかしなにも知らない世間ー蛸の宮、権氏、隆わ木以外の人間は皮肉にも
当然のごとく権氏(実際は隆わ木)と蛸の宮との子供の誕生を盛大に祝った。
権:「おお、こうしてみると何であれかわいい子よのぉ。(目元が少し、父親の
   隆わ木と似ているな・・・)」
権氏の気持ちは落ち着いてきたものの、蛸の宮の方は、いつまでたっても
苦しみから逃れることは出来なかった。
蛸:「く、くるしいんです・・・。しゅっけしたい・・・。」
権:「なんてことをいうんだ!蛸の宮さま!まだ若いじゃないか!どうして
   そんなことを・・・ま、まさか!!」
戸条の御息所:「ヒヒヒヒヒ・・・そのとおり。権氏に近づくものは許さない・・」
また、今は亡き戸条の御息所が、今度は蛸の宮を悪霊として呪っていたのだ。
そして蛸の宮は耐えきれず、ついに出家する。どうなることやら。

「野球板にハマりまくっている受験生及び学生の皆さんへ。
 権氏物語を読むと古典の試験で100点間違いなし!by野紫式部」