さよなら プレイボーイ権藤博スレッド

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623権藤
ファンの皆さんお待たせしました。
〜権氏物語・第九章・蛸の宮〜  作・野紫式部
人物紹介はここで見てくれ>>318-321
ある日権氏は例の腹違いの兄に呼び出された。
兄:「頼みがあるのだが・・・。」
権:「な、なんでしょう?(まさかまだ細月夜とのことを根に持ってるのか?)」
兄:「実はだな、私が一番可愛がっている子供で蛸の宮というのがいるのだが、
   ぜひおまえの正妻にしてくれないか?可愛い子供だからちゃんと後ろ盾のある
   人の元へ嫁がせたいんだ。おまえがピッタリだと思ってな。」
権:「・・・。(うーん。川紫の上には内緒にしていたが、俺との禁断の関係に
   疲れた阿波壺の宮が出家して出家してから、川紫の上には「周りも落ちついた
   ことだし、これからはおまえだけを見ているぞ(←ウソ)」と調子のいい
   ことをいったばかりなのだが・・。でも待てよ、もしかしたらその蛸の宮は
   阿波壺の宮に似ているかもしれんな・・・うむ。)」
兄:「どうだ?」
権:「ぜひ!!大切にします。我にお任せ下さい。(はっ!しまった。阿波壺の宮
   のことを考えてつい・・うかつだった。川紫の上にどう説明しようか。)」
権氏と蛸の宮の結婚の噂を聞いた川紫の上は・・・
川:「そんな、冗談でしょ?(ワラ ついこの前権氏さまは愛を誓ったばかり・・・
   えっマジ?!そんなぁー権氏さまのうそつき!酷い!嗚呼、これからも
   耐え続ける人生・・・いっそのこと出家したい(T_T)」
一方権氏ははじめて蛸の宮の住む、タコ御殿へ出向いた。

  
624権藤 :2000/10/03(火) 21:15
続き・・・
蛸:「はじめまして。たこのみやでござります(←無表情)」
権:「うっ。(なんだなんだ、ものすごく子供っぽい雰囲気だな。この子と同じ年
   ぐらいのときの川紫の上は、もっと気品があり、十分大人だったのに・・・。
   ああ、蛸の宮に阿波壺の宮を期待していたのがバカだった。川紫の上よ
   スマソ。)・・・・これからは夫婦として共に歩んでいきましょう(汗)」
蛸:「ごんしさまにおまかせします。あれっもうかえるのですか?(←無表情)」
権:「あ、ああ用事があるので。では。(とっとと川紫の上のところへ帰ろう。
   しかし、兄貴の大切な子供だから大切にしないと。どっちみちこのままでは
   ヤバイな。はぁ〜あ。)」
蛸の側近:「権氏さまは冷たいんですね。蛸の宮さまが正妻なのに、一緒に
      お休みにもならないで、川紫の上さまの元へ帰られてしまった(怒)」
蛸:「なぁぜ?いいじゃないですか。なにもふまんはないですよ。(←無表情)」
側:「なんとけなげな(涙)あ、そうそう蛸の宮さまにまた文(手紙)が来てます。
   斉藤隆様からです。」
蛸:「ああ、しつこいな。またですか。もしかしたらわれのすがたをぬすみ
   みられたのでは?(←ちょっと困った顔)」
(文の内容):「蛸の宮さま。貴方は美しい。この前強い風が吹いた時に、貴方の
       姿がちらりと見えました。それ以来恋焦がれて夜も眠れません。
       ぜひ一度逢ってください。by斉藤隆」
側:「困った方ですね。蛸の宮さまはもはや権氏さまの正妻ということは世間に
   知れ渡ってるのに。」
蛸:「・・・われのすがたをぬすみみられてしまったみたい。どうしよう。
   ごんしさまにおこられる。こわいよー。(←青ざめた顔)」
※当時、夫婦関係にない他の男に簡単に姿を見られてはいけないという風習が
あった。by「たこでもわかるこごじてん」&「権氏物語 なんでも辞典」
この手紙の男で、権氏の部下である斉藤隆がその後、大変なことをやらかすことに
なるのだ。どうなることやら。