【伝説】石毛公を心よりお慕いするスレ【神話】

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1代打名無し
さる4月23日、天地を揺るがす出来事がありました。
何と、石毛宏典公が軍団の指揮権を剥奪されたのです。
この恐るべき凶報は瞬く間に世界に伝わり、人々を驚かせ悲しみの
どん底に突き落としました。日本においては株価の下落、小泉政権支持
率の低下を招き、世界においてはIGRS(石毛消失症候群)による社会活
力の低下を招きました。我々信者も慟哭の想いでしたが、何時までも
落ち込んでいては、勇戦された石毛公に合せる顔がないというもの。
石毛公の残された足跡と偉業を綴るのが、このスレの目的で御座います

前スレですが、少し目を離した隙にお蔵入りとなってしまいました。
石毛公信者として有るまじき事に御座います。この様な大失態を二度と
繰り返す事なく、石毛公のお側を決して離れる事ないように心に誓う
次第で御座います。


2代打名無し:03/05/15 20:36 ID:HAz39y1r
凡さんキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
3ポレスレ住人:03/05/15 20:39 ID:MYEMNRy8
石毛公スレ、復活おめでとうございます。
彼の偉大な足跡と偉業を共に語り継いで参りましょう。
4代打名無し:03/05/15 20:40 ID:4n4ghjnE
関連スレで御座います。

PART3【ゴッド】グレート石毛を讃えるスレ【ブッダ】
http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/base/1045484287/l50
PART2「神」 石毛大明神を奉るスレ 「仏」
http://zch.s16.xrea.com/b/daimyojin.html
PART1【FA】G松井よ!!オリックスに行け!!【FA】
http://zch.s16.xrea.com/b/famatui.htm

一野球人・石毛宏典が熱い!Part13
http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/base/1052814730/l50

138氏による石毛元監督応援サイト 〜ISHIGE PORELUTION〜
 http://book-i.net/ishige87/



5代打名無し:03/05/15 20:40 ID:HAz39y1r
すまん。誤爆して、しかも2までとってしまった。
6代打名無し:03/05/15 21:33 ID:4n4ghjnE
ー「石毛公御言葉集」よりー

「気」は、ながーく
「心」は、まるく
「腹」は、たてず
「口」、つつしめば
「命」、ながかれ

レオン監督、行き詰った時は御言葉集を見られよ。
御言葉集には人生を幸せに、苦難を乗り越える事の出来る御言葉
でちりばめられて居りますぞ。
7代打名無し:03/05/15 22:26 ID:4n4ghjnE
>>5

どう致しまして、石毛公はそんな事でお怒りに成られる方では御座いません。
また、入らしてください。
8代打名無し:03/05/15 22:41 ID:u2/0dmWG
石毛公はくじ引きで打順を決められたというのは本当ですか?
ところでくじ引きのことを富山弁で「つま○こ」というらしい。
9代打名無し:03/05/15 23:09 ID:E2taJtlA
石毛公は自らの体験から得た、王道の帝王学を教えたいのだろう。
だが、理解者・受け手が不在で単なる強制・管理主義者(もしくは
熱すぎる指導者、ウザイ説教オヤジ)としか理解されなかったのだろう。
いったい石毛公の真意をくみとり、トレーニングする者・チームはいるのか?
石毛公をサポートする首脳陣はいるのか?
私は横浜の2軍あたりから鍛え上げていって欲しいのだが。
10代打名無し:03/05/15 23:13 ID:FiuA1LVh
10
11代打名無し:03/05/15 23:36 ID:3QSFiHTJ
>>1おつ
おみごとな復活ぶりでした
12某球団ファソ:03/05/15 23:39 ID:gpsnBzIY
正直うちの監督と代わってホスィ(´・ω・`)
13代打名無し:03/05/16 00:02 ID:QBLqXPyJ
>>12
横浜?
14代打名無し:03/05/16 01:08 ID:BJvx/Yp4
>>13
Σ(゚Д゚;
15代打名無し:03/05/16 13:25 ID:tmOo1Vaa
守補
16代打名無し:03/05/16 20:41 ID:EusUvcBr
このスレは、本スレで4本目に当たりますが、PART1の初めは
現・ヤンキースの松井の移籍を話題にしていました。冷静かつ客観的に
分析した結果、松井はFAでオリックスこと石毛軍団に移籍するだろうと
予想されました。事実、松井の親しい関係者に拠れば、石毛軍団入りを
9割9分決めていたそうです。では何故、急転直下ヤンキース入りになっ
たのか、今晩はその隠されたドラマをお届けします。

ー海を渡った石毛魂ー

松井が石毛公に憧れを抱き始めたのは定かではありませんが、
彼が高校生の時にチーム・メイトに石毛公の事を神の如く語って
いたそうです。ドラフトの時も、本当は石毛公のいる西武に入団した
かったそうですが、西武には指名されず悔し涙を流したといいます。
だから、今回のFA移籍には相当気合が入っていたそうです。しかし、
FA移籍には大きな障壁がありました。そう、あのGのWオーナーです。
17代打名無し:03/05/16 21:41 ID:EusUvcBr
日本シリーズが終わり、松井は球団から呼び出されました。大よそ残留
要請である事は予想されましたが、そこには何とWオーナーが直々に出
馬していたのです。

Wオーナー 「松井、FAするのか?」
松井     「は、はい、その積もりです。」
Wオーナー 「そうか・・・しかし、球団としては当然ながら残留を要請した
         い。松井よ、Gに残ってくれ。」
松井     「有り難いお話ですが、やはり・・・FAしたいと思います。」
Wオーナー 「FAだから縛り付ける訳にはいかないが、もし残留してくれ
         なら特別ボーナスを出そうじゃないか。」

と言うと、松井の目の前に山のような現ナマが積まれたといいます。
しかし、石毛公と共に野球が出来る千載一遇を此れしきの事で逃す
訳にはいきません。が、札束攻勢は続き、天井まで札束が積み上げ
られました。しかし、松井の決意は変わりません。流石のWオーナーも
根負けしたようで、

Wオーナー 「そうか、ダメか・・・仕方ないな・・・。」

このオーナーの言葉に、松井は石毛軍団入りがまた一歩近づいたと
内心で喜びを爆発させましたが、次の言葉は松井を奈落へ突き落とす
ものでした。
18代打名無し:03/05/16 22:35 ID:EusUvcBr
Wオーナー 「移籍するなら、メジャーだな。」

Wオーナーは1990年の日本シリーズでライオンズに4タテされた事が
忘れられません。ライオンズを始めとするMPL(大パシフィック・リーグ)
が憎くてなりません。当然ながら、その中心にいた石毛公もその対象に
なります。(余談ながら、G内にライオンズ戒厳令が敷かれているのは
余りに有名な話です。)しかし、それでも松井の意志は揺らぎません。
ところがです、Wオーナーがある物を指しだした瞬間、松井の表情は
一変します。

Wオーナー 「松井、残留かメジャー移籍ならこれをプレゼントしよう。」
松井     「こ、これは、ま、まさか・・・あれですか。」
Wオーナー 「そう。松井、君が長年捜し求めていたあれだよ。」

松井の前に差し出された物とは、十数本のビデオでした。松井はAVマニ
アである事は広く知られたことですが、特に痴漢電車ものが好きだといい
ます。あの痴漢師と女性の電車内での行き詰るやり取りと、痴漢師の巧
妙な手使いはバッティングの参考にも成るといいます。
さて、その松井の前に出されたビデオはT社から出された「アクション・タ
ッチ」シリーズというものです。このシリーズは50巻にも及ぶもので、
痴漢電車マニアの中でも秀作の誉れ高いものでした。しかし、松井が成
人してからは店頭から姿を消していました。中古ビデオ屋も八方手を尽く
しましたが、見つからず半分諦めていたのでした。そのビデオが今、目の
前にあるのです。動揺しない訳がありません。
19代打名無し:03/05/16 23:20 ID:EusUvcBr
さらにWオーナーは続けます。

Wオーナー 「残留したらこれの全巻、メジャーなら半分、それ以外なら
         なし。松井、よ〜く考えてくれ。」

老獪な策を用いますが、流石は大組織の頂点に立つ男です。人の心の
隙間を巧みに突いてきます。思い悩んだ松井は直接石毛公に相談する
事になりました。

松井  「監督、僕はどうしたらいいんでしょうか?夢と現実と快楽のいず
      れを選んだらよいのでしょうか?そもそも、こんな事を天秤に
      掛ける自体間違っているのでしょうか?」
石毛公 「松井君、結論から言おう。メジャーに行け。君が我が軍団に
      来てくれるのが、本当は良いんだよ。しかし、その動揺した心
      でMPLで活躍出来るだろうか?まずは、快楽で心を満たし、
      メジャーで修行してから後に、石毛軍団に加わって欲しい。」
松井   「か、監督、アドバイス有難う御座います。自惚れたいた自分
       が恥ずかしいです・・・監督の仰るようにメジャーで勝負して
       きます。」

こうして松井はメジャー入りを決意したのですが、アメリカに向けて出発
する前日のことです。石毛公からの宅急便が届きました。中には何と
「アクション・タッチ」シリーズの残りの半分と石毛イズムTシャツが入って
いたそうです。

松井はメジャーの世界に戸惑いながらも少しづつ実力を発揮しているよ
うですが、先頃満塁ホームランを放った時に感極まって、
「このホームランを石毛公に捧げます。」と叫んだのは余りにも有名な所
です。因みに、Hスポーツでは、
「このホームランは偉大なるWオーナー様が打たせ賜れたのです。」
と報道されました。
20代打名無し:03/05/17 00:55 ID:U6PosdS+

ミミ彡 '´ ̄ヽ  '´ ̄` ,|ミミ彡
ミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡  < 感動した!!
21代打名無し:03/05/17 12:40 ID:SzMfIit3
AGE
22代打名無し:03/05/17 15:32 ID:+fdUh4B5
なんだか、一冊の本にしたいくらいだ
23代打名無し:03/05/17 20:26 ID:DEnfQYlD
24代打名無し:03/05/17 21:55 ID:m91zK3sc
ー「石毛公御言葉集」序文よりー

  公の愛は、海よりも深く  
  公の志は、山よりも高し

  公の情熱は、溶岩よりも熱く
  公の知恵は、星の数よりも多し

皆さんは、フィリッピンのマバラッカという町をご存知ですか?
この町は、あの神風特攻隊が初めて飛び立ったところです。
戦争も押し詰まった昭和19年10月、関行雄大尉を指揮官として5機が
敵・機動部隊に体当たりするために出撃しました。祖国の勝利と未来を
信じて戦いに挑んだ彼らの物語は、涙なくしてお話する事はできません
そのマバラッカに、彼らの記念碑が建てられています。日本よりも先に
建立されたそうです。そして、その地にまた、日本に縁の深いものが建て
られるそうです。そうです、石毛公の記念碑です
25代打名無し:03/05/17 22:37 ID:m91zK3sc
神風特攻隊と石毛公、一見すると何も関係ないように思われますが、
関係者の話は次のようでした。

「東洋人である事を忘れ、有害な西洋文化に毒されているフィリッピン人
に特攻精神と石毛公を通して祖国や社会やチームに身命を捧げる事を
教えたい。」

石毛公の記念碑の上には、あのも抗議の銅像が置かれ、
記念碑には>>24の「石毛公御言葉集」の序文が引用される予定
だといいます。

また、マバラッカの町には現在
‘子供と石毛の好きな人に悪い人は居ない’
という言葉が定着しているといいます。
26代打名無し:03/05/18 10:38 ID:oRHtGLzV
石毛公、おはよう御座います。貴方が去られてほぼ一ヶ月が経とうとしてます。
人は居なくなってみて始めてその価値が解る、と申します。が、改めて公の存在
の大きさを思い知っておりまする。公の居ないMPLは、ヤン・ウェンリーが居
なくなった後の「銀河英雄伝説」を読むが如しで御座います。一日も早い球界復帰
を切に願うものでありまする。
27代打名無し:03/05/18 17:30 ID:B+pU9KUA
>>26
石毛公のようなマグマ溢れるお方をあんなやる気のないヤツと一緒にしてもらっては困ります。
28代打名無し:03/05/18 21:17 ID:9oUQyjYz
>>27

申し訳なき事で御座います。もし、石毛公が自由惑星同盟に存在した
ならば、必ずやローエングラム・フォン・ラインハルトを破り同盟軍に勝利
をもたらした事でしょう。また、帝国軍に居たならば、ラインハルトに成り
代わり全宇宙を支配していたかもしれません。「石毛公英雄伝説」は
いかなる時代でも存在するのです。
29代打名無し:03/05/19 08:17 ID:eM/n3zrR
ー「石毛公御言葉集」ー

花が咲く 花が咲く
クヨクヨしてても花が咲く
心が躍れば花開く

元・石毛軍団は健闘空しく敗れ、これで日曜は何と17連敗になってしま
いました。レオン監督や軍団の面々、信者にとっては辛い日になりました
しかし、このまま落ち込んでいても何も解決しません。上の御言葉集は
兎も角も、建設的に前向きに物事を捉え勝利を目指そうではないか、と
いう石毛公の広き御心を表しています。
30代打名無し:03/05/19 15:13 ID:4ZBAb5Ez
保守
31代打名無し:03/05/19 21:38 ID:OnUXryZR
本日はマンデー・MPLで御座います。元・石毛軍団は何と0−7の劣勢
から5回に、一挙7得点を奪い同点に持ち込みました。まるで、石毛公の
執念がグランドに舞い降りたようでした。昨晩、日曜日の17連敗を喫した
時に、選手達だけで集まり、あの4・23の解任劇のビデオを見て気持ち
を引き締め直し、‘あの悲劇を二度と繰り返すな’と誓いあったと言います
また、レオン監督は石毛公の御徳を授からんと、ユニフォームの下に
石毛イズムTシャツを着て、今日の試合に臨んだといいます。
32代打名無し:03/05/19 23:29 ID:OnUXryZR
石毛公、貴方の名誉は守られましたぞ。
33代打名無し:03/05/19 23:44 ID:5DP4e+sz
5回のビッグイニングは、まさに石毛イズム炸裂でしたな!!
34代打名無し:03/05/20 09:02 ID:+4jt1krr
>>33

まさに、勝利の女神が舞い降りた瞬間でした、あの5回の猛攻は。
勝利の女神はとても気まぐれですが、常に努力していて力強いマッチョな男を
贔屓にしています。あの猛攻に痺れた女神様が居ても立ってもいられず元・石毛軍団
の応援に駆けつけたに違いありません。
35代打名無し:03/05/20 13:50 ID:PS2DXuk4
36代打名無し:03/05/20 14:52 ID:4vnjQnsI
>>35

素晴らしい!貴方こそ、真の石毛公信者だ。
37代打名無し:03/05/20 20:52 ID:9EFNBlxm
上げ奉る。
38代打名無し:03/05/21 07:42 ID:AJJU9iBr
我々、石毛公信者の聖典・「石毛公御言葉集」は日本のみならず
広くアジア諸国に広まっています。石毛公の崇高なお人柄と人智を越え
た知恵がこの一冊に凝縮されているからです。お隣韓国は当然として
中国や北朝鮮の社会主義国家にも、この御言葉集が教材として使用さ
れる動きがあるといいます。また、昨今SARS騒動の発端となった台湾
医師は、実は日本に「石毛公御言葉集」と石毛イズムTシャツを手に入れ
るために来日したそうで、

「日本の皆様にはご迷惑をお掛けしました。しかし、石毛公への思いは
 絶ちがたく、この身が例え滅びようとも日本に来て、石毛公の偉業と
 足跡をこの目で確かめたかったのです。そして、念願の‘石毛公御言
 葉集’と石毛イズムTシャツを手にいれる事ができました・・・もう、何も
 思い残すことは御座いません。」

と、語ったといいます。

39代打名無し:03/05/21 07:51 ID:JjN7gq4E
>>1
何このスレ。はじめてみるけどカルト教団ですか?
40代打名無し:03/05/21 18:39 ID:KcW/eK+M
保守
41代打名無し:03/05/21 18:53 ID:Fve3ec7p
>>39
>>4の過去スレを読んでみる事をお勧めします。
そうすれば、ネタスレかどうかがおわかり頂けるかと。
42代打名無し:03/05/21 21:29 ID:jnGKAeAn
日本国内に於いて石毛公信者の著名人は数多くいますが、
実は角界の横綱・朝青龍も熱烈なる信者の一人です。モンゴル出身の
彼にとって日本は何もかも目新しいものでしたが、石毛公の存在は衝撃
的だったといいます。‘石毛公のような快男子が、この世に存在するとは
・・・、我が国のチンギス・ハーンに勝るとも劣らぬ傑物’と親しい記者に
語っていたといいます。朝青龍は石毛公と石毛軍団の戦い振りを励み
として、横綱の地位に駆け上った事は想像に難くありません。

さて、その朝青龍ですが、先日同じモンゴル出身の旭鷲山に敗れた際に
悪態をついてマスコミ等で非難されました。あのGのWオーナー(横綱審
議委員)も非難の声を上げた程の暴走振りでしたが、之には訳がありま
した。そう、あの解任劇です。
43代打名無し:03/05/21 22:00 ID:jnGKAeAn
あの4・23、朝青龍も何時ものように石毛公と石毛軍団の活躍をテレビ
で観ていたそうです。昨季の覇者・ライオンズに連勝し、気分を良くして
おりました。その試合の後、記者会見があるというので、彼は勝利監督
の特別インタビューでもあるのか、と軽く考えていたといいます。しかし、
突然の解任劇。朝青龍は余りのショックで凍りつき、そして誰はばかる
事無く号泣したといいます。

朝青龍は一晩泣き明かしたそうですが、流石は横綱。次の日には気持ち
を切り替えて、その悔しさを次の場所にぶつけようと決心したそうで、
‘この場所は、石毛公の弔い合戦です’と周囲に漏らしていたといいます
しかし、余りに気持ちが入りすぎた為に、今回の暴走に繋がったのです。

その晩、当然ながら高砂親方に呼び出され叱責を受けました。
44代打名無し:03/05/21 22:40 ID:jnGKAeAn
高砂親方 「バカモノ!あの態度はなんだ!」
朝青龍  「・・・・・・」
高砂親方 「横綱にあるまじき行為だ。お前は、横綱の地位を何と考えて
        いるのか!」
朝青龍  「・・・・・・」

親方の言う事は百も承知でしたが、勝負に負けた悔しさと石毛公への
申し訳なさが彼を頑なにしていました。ところが、次に高砂親方が発した
言葉は意外なものでした。

高砂親方 「石毛公が今日の相撲を観ておられたなら、何と仰られるだ
        ろうな?」
朝青龍  「え!お、親方も、もしやそうなんですか?」
高砂親方 「そうだ。お前が日本に来る前からのファンなんだよ。」

そう言って、「石毛公御言葉集」を取り出して横綱とは、王者とは、真の
強者とは何かと言い聞かせたといいます。

翌日、朝青龍は前日の敗戦を物ともせず、豪快な投げで出島を破りまし
た。石毛公魂は角界にも脈々と受け継がれているようです。
45代打名無し:03/05/21 22:41 ID:jnGKAeAn
上げで、御座います。
46代打名無し:03/05/22 07:46 ID:6T4O3geL
age
47bloom:03/05/22 07:47 ID:VBfgMJFW
48代打名無し:03/05/22 16:24 ID:jSdHsHy5
.
49代打名無し:03/05/22 20:49 ID:KH7sWs0m
>>44
真面目に読んでて、
高砂親方 「石毛公が今日の相撲を観ておられたなら〜」
まで来てズコーケ。
そういうオチかい。
でも劇藁
50代打名無し:03/05/22 21:32 ID:6T4O3geL
角界といえば、大関・千代大海も石毛公信者の一人です。千代大海が
中学時代に札付きのワルだった事は広く知られた事実ですが、更正し
角界に身を投じたのは誰あろう石毛公のお陰だったといいます。千代大
海が親しい記者に語った言葉。

「当時の俺は、何も怖いものは無かったですね。弱い者イジメこそしな
かったですが、毎日ケンカ三昧でした。兎に角、気に入らない奴をブッ飛
ばしていましたね。ある時でしたが、テレビをつけると野球をしていました
丁度、1991年の日本シリーズでした。ああ、また大嫌いなGが優勝する
のかな、と思ってました。下馬評ではG有利でしたからね。ところが、西武
の怒涛の4連勝。痺れました。そして、その中でひと際輝いていたのが
石毛公でした。」
51代打名無し:03/05/22 22:05 ID:6T4O3geL
千代大海の話は続きます。

「それで、俺も野球を始めようと思いましたが、体はデカイし始める時期
 が余りに遅い。野球エリートと言われる連中は小学生から野球をして
 ましたから。で、恩師である内藤先生の相談したら、‘相撲をやれ、その
 世界での石毛公になれ’と言われたんです。この恩師の言葉で角界入
 りを決めました。大関に成ったから石毛公に近づいたんじゃないか、と
 よく言われるんですが、まだまだです。横綱に成って、優勝を何度もし
 て‘千代大海時代’と謳われるように成って始めて、あの偉大な人と肩
 を並べる事が出来ると思います。」

そして、最後に

「例え、石毛公が球界から離れようと、自分のヒーローである事は何ら
 変わりはありません。親方の言葉と‘石毛公御言葉集’は現在の自分
 に取って絶対のものです。」
52代打名無し:03/05/23 07:43 ID:aanjkUHy
あげ。
53代打名無し:03/05/23 20:42 ID:/55y7aWP
保守しとこ。
54代打名無し:03/05/23 20:59 ID:aanjkUHy
我々、石毛公信者がごく当たり前のように読んでいる「石毛公御言葉集」
ですが、文学的・芸術的にも大変価値があるそうです。
国学院・二木謙一教授の話。

「正直いって驚いています。この日本にこのような書物が存在するとは
 思っていませんでした。聖書・仏典・コーランと同レベルの人類文学遺
 産というべきものです。後、百年もすればそれらと併せて4大聖典と呼
 ばれる事は間違いないと思います。しかし、野球界から石毛氏のような
 聖人が輩出するとは時代も変わりましたね。」
55代打名無し:03/05/24 03:01 ID:SmCk9v+K
イスラム教聖職者の間では
「石毛公はマホメット以来の新たなる預言者であり、そのお言葉を
アッラーの意志としてコーランに書き加えるべきである」
との声が高まっております。
このことについて石毛公は
「ビックリしてるし、すごく嬉しいニュース」
と語りつつも、続けて
「私は一人の野球人に過ぎません。神の言葉などではなく
心にマグマを持つものとして当然のことを口にしているだけです」
と、辞退を願い出ているとのことです。

その一方でローマカトリックでも、石毛公のお言葉を
『第3千年紀聖書』として出版するために、
ローマ法王自ら石毛公に面会を申し入れているとの
未確認情報が流れています。

それにしても、神よりも野球を愛する石毛公のお人柄がしのばれる
なんと美しいお言葉でしょう。
56代打名無し:03/05/24 06:35 ID:9f7hf570
あ。
57代打名無し:03/05/24 22:23 ID:9f7hf570
>>55
確かに、素晴らしく凄い事ではありますが、石毛公の
救世主的活躍と神・仏如き御人柄を併せてみれば、
当然といえば当然といえる事ではないでしょうか。
我々信者にも予想出来得る偉業と言えましょう。

自分は、仕事柄日本のあちらこちらに出掛けますが、
日本国内の思わぬ所で、石毛公の偉功に触れる事が
あります。今宵は、地方で知った石毛公の心温まる
お話を致しましょう。

ー茶碗に込められた石毛魂ー

先日の事ですが、私達は奈良のさる窯元を訪れました
その窯元は、江戸時代から続く伝統ある所でしたが、
素人の自分には、どれも同じように見えました。しかし、
何か気になる茶碗が一点ありました。その茶碗だけが
明らかに他のものに較べて違いました。こう何と言うの
か、気品が溢れるている感じがしました。余りに気にな
ったので、店主に聞いてみると驚くべき返事が返って
きました。

58代打名無し:03/05/24 23:34 ID:9f7hf570
店主の話。

 「これは、石毛公の作品ですよ。あれは、確か・・・1989年の12月頃
  だったと思います。ふらりと、ある男がここにやって来ました。風体を
  見ると、大変オシャレで男前でしたので、どこぞの俳優さんかと思い
  ました。しかし、『自分はプロ野球選手ですが、このような焼き物にも
  大変興味があります。』と言ってました。そう、それが石毛公でした。」

 「で、話を聞いてみると、大変焼き物の事にお詳しい。古代メソポタミア
  文明の土器から日本の赤膚焼きまで、諳んじて居られました。それ
  で話が弾みましてね、記念に何か製作しよう、という事になりました。
  それが、これです。」

改めて手にしてみましたが、独特のオーラを発しているようでした。

 「ああ、何でもこう仰ってました。『我々のチームは惜しい所で、近鉄に
  優勝をさらわれました。もう一度初心に立ち返りたい。』、と。我々は
  野球の事、余り良く知らないもので、その時は余りよく解らなかった
  んですが、翌1990年の日本シリーズであのGに4連勝。この地方
  にも確か号外が出ましたよ。」

最後に絶対無理だろうと、思いつつその茶碗の購入をお願いしましたが、

 「それは、ちょっと御勘弁を・・・。そもそも、これは国宝クラスのもので
  国立博物館に展示されるものなのです。このような場所に置いておく
  物ではありません。しかし、石毛公は『貴方に差し上げた物ですから』
  と仰ってましたので、丁重にお預かりいたしました。」

そんな、大切な物を人前に出しておいていいんですか?と聞くと

 「石毛公の御心を皆さんにもお分けしたい。閉まっておいては意味が
  ありませんから。」と、言っておりました。
59代打名無し:03/05/25 08:04 ID:WnfwyQY3
あやや。
60代打名無し:03/05/25 22:16 ID:WnfwyQY3
「石毛公御言葉集」は文学的・芸術的に価値があるだけでは有りません
辛い事があった時、夢破れた時、絶望に打ちひしがれた時、その傷つい
た心を癒してくれます。かく言うこの私も、このお言葉集に勇気付けられ
励まされたかしれません。

また、最近では‘心の病’に悩む人々を幸福へと導くためのテキストと
してカウンセリング等に用いられるといいます。
61代打名無し:03/05/25 22:43 ID:Q5acb6tk
檻もうだめぽ。。。
62代打名無し:03/05/26 07:49 ID:hLSSqmJU
いとかなし。
63代打名無し:03/05/26 21:29 ID:55Y9/WGr
落ちてゆくオリックス
64代打名無し:03/05/26 22:02 ID:7e1GmS4m
元・石毛軍団は今日も敗れてしまいました。ナインの表情は苦悩に満ち
ていました。そして、あの人が居ればなあ、という気持ちが画面を通して
痛いほど伝わって参りました。そして、その気持ちを表に出すまいと必死
に堪える様が不憫で成りませんでした。
65代打名無し:03/05/27 08:00 ID:jaWqkAHE
age
66代打名無し:03/05/27 18:36 ID:dM+K08OC
石毛公
いま貴方は泣いておられますか?
それとも笑っておられますか?
67代打名無し:03/05/27 22:26 ID:qTDnCfMh
>>66
石毛公は心の中で泣いて居られるに違いありません。手塩に掛けた選
手達の苦悩する様を見て、その胸に愛溢るる石毛公が悲しまない訳など
ありません。今は、きっと選手達が自分の力で這い上がるのを、母親の
如き愛で見守って下さろう事は想像に難くありません。

ところで、私事ですが、この日曜日から近所の人や親戚が逝去されると
言う事が続き、3日連続で斎場に行く事になりました。その中に若くして
亡くなられた男性が居られました。家族の方々は大変悲しまれて、自分
も涙を誘われましたが、未亡人になられた奥さんが瞬きもせず、じっと
遺影を見つめて居られる姿がとても印象的でした。その様は4・23の
解任劇の石毛公と重なり、あの悲しみを再び思い出してしまいました。

故人が出棺される時に、生前愛用した品々を共に置いておりましたが、
それを見ていたご老人は、
「私の時は、『石毛公御言葉集』も一緒に入れて欲しいねえ」
と呟いていました。お迎えの近い方々にも石毛公が崇拝されているん
だなあ、と再認識した3日間でした。


6866:03/05/27 22:34 ID:dM+K08OC
ありがとうございます
69代打名無し:03/05/28 07:53 ID:KVVJk/oS
元・石毛軍団スレがお蔵入りしたそうです。
訃報がつづきます。(合掌)
70代打名無し:03/05/28 21:04 ID:x51hc0d+
私は「石毛公御言葉集」を持っていると、よく人様から‘そのお言葉集を
何処で手に居られましたか?’と聞かれます。しかし、私はその返事に
困ってしまいます。お言葉集は市販されていないからです。自分の場合
は朝起きて新聞紙を取りに行った時に、ポストに一緒に入っておりました
何でも、町の何処かに石毛信者調査委員が居りまして、この人は石毛公
に対する信仰心が厚い、と認定されると「石毛公御言葉集」をプレゼント
して下さるそうです。自分などは、まだまだ信仰心が薄いと思っておりま
したが、人並みに認められて大変嬉しゅう存じます。

ちなみに、その石毛信者調査委員というのは、危険な人達ではありませ
ん。例えれば、サンタさんのようなもので、夢と希望を運んでいるのです
71代打名無し:03/05/28 22:32 ID:x51hc0d+
元・石毛軍団6連敗・・・試練の時ですぞ、レオン監督。
72代打名無し:03/05/29 07:46 ID:alSGsSFO
ほ。
73代打名無し:03/05/29 12:36 ID:wHy73+9S

前オリックス石毛氏マスターズ参戦へ
http://www.daily.co.jp/baseball/2003/05/29/083790.shtml
74代打名無し:03/05/29 17:05 ID:EVkkMQG9
このスレ面白すぎるな。
石毛公を心からお慕い申し上げます。
age
75代打名無し:03/05/29 20:43 ID:hoVt9Kat
先頃、今後の去就が注目される石毛宏典公が関西学生リーグの試合
を観戦に西京極球場に突如現れました。この世界的VIPの出現にスタジ
アムは興奮のルツボに陥りました。観客は勿論の事、プレーする選手達
も手を止めて、石毛公の御姿を拝謁したといいます。一方、各新聞社も
アマの試合と言う事で数人しか派遣しておらず、慌てて本社に援軍を
要請しました。集まった記者達は100人を越えたといいます。そして、
臨時の記者会見が行われました。無論、石毛公の今後に関してでした。
76代打名無し:03/05/29 21:28 ID:hoVt9Kat
記者A 「噂に拠れば、メジャーやMPL、他セの数チームが貴方に来期の
      監督を要請していると聞きましたが、本当なんでしょうか?」
石毛公 「具体的にチーム名は申し上げれませんが、監督要請のお話を
      頂いたのは本当です。」
記者B 「そこに、貴方の魂を揺さぶるようなチームはありましたか?」
石毛公 「う〜ん、皆さんそれぞれに魅力があるので、今の所決断には
      至りませんね。」
記者C 「私の聞き及んだ所では、米大統領の補佐役にホワイト・ハウス
      に招聘されているとか、北朝鮮・金正日総書記が副総書記の
      座を用意して待っているとか、ビン・ラディンが軍事顧問を要請
      しているとか、聞いております。韓国の国を挙げての‘石毛公
      誘致運動’も盛り上がってきておりますし、その辺もお聞かせ
      願いますか。」
77代打名無し:03/05/29 22:05 ID:hoVt9Kat
石毛公 「ええ、詳しい事は申し上げれませんが、野球以外でも幾つか
      誘われています。某国では来てくれたなら、原子力空母をプレ
      ゼントしよう、といわれました。また、某国は‘勝ち組’に入れて
      酒池肉林パーティーをしようと言ってました。某国は、万里の
      長城を下さるといい、某国はキムチ50年分とロッテ・ワールド
      をあげると仰って頂きました。また、ある組織には、世界の建物
      を爆破しまくって共に後世に名を残そうと、誘って頂きました。」
記者D 「大よそ予想された事ですが、改めてお聞きしますと凄いお話で
      すね。で、心惹かれるものはありましたか?」
石毛公 「皆、目新しいものばかりですよ。ただ、皆さん大変熱心に誘って
      下さるので、やはり性急には決めかねます。」
記者E 「もし、決断されるとするならば、どんな条件を満たした時でしょう
      か?」
石毛公 「この身が必要とされ、魂が根底から感動に打ちのめされた時
      で御座います。もし、そう成ったならば、この不肖・石毛宏典、
      例えアフリカだろうと、南極だろうと、宇宙だろうと馳せ参じる
      所存です。」

その場に居た記者は皆、感動の余り涙を流し、この記者会見の模様は
翌日の新聞の一面で報道されました。(が、Y新聞とHスポーツはWオー
ナーの厳命により、別記事に差し替えられたといいます。)
78代打名無し:03/05/30 08:14 ID:an0cuXZ7
石毛公の御心は、仏の心。
79代打名無し:03/05/30 18:15 ID:Qy6gzDv1
>>77
Wオーナーは大人気ないなぁ。
なんでもY新聞を華毛新聞に改名しようとしたら断られたのを逆恨みしたんだってね。

石下公の称号を一新聞のタイトルに使うなんて職権乱用もいいとこだわな。
80代打名無し:03/05/30 20:52 ID:f61PWtCx
前スレで石毛公が、全国の窓際族・サラリーマン達の圧倒的支持を集め
ている、と報告しました。その彼らが遂に立ち上がりました。東京の某所
に於いて「全日本窓際族連盟」を設立しました。この組織の設立の動機
と豊富を、代表の井草万太郎氏は次のように語りました。

井草代表 「我々窓際族は、会社に於いては上司からは叱責され、部下
        からは突き上げられ、家庭に於いては妻子に小バカにされ
        続けております。気に入らない上司を張り倒して辞表を叩き
        つけるような勇気など有る筈もなく、家族にオヤジの威厳を
        見せ付ける事も叶いません。文字通り、背中を丸めて暮らし
        て参りました。その我々にとって希望の光となったのは
        誰あろう石毛公でした。」
        
81代打名無し:03/05/30 21:39 ID:f61PWtCx
井草代表 「石毛公の魅力は一言で言い表せませんが、特筆すべきは
        弱体チームに自ら飛び込んで立て直そうとする熱意と男気
        です。諸葛孔明とも称される人物が、あのチームの監督を
        されるとは、我々の常識では考えられません。あの破天荒
        な言動と溢るる情熱が、行き場のない窓際族をどれだけ励
        ましたことか測りきれません。」

井草代表  「連盟結成のキッカケ?あの4・23の解任劇です・・・。あの
         事件は世界的規模だと後で知りましたが、我々にとっても
         衝撃的事件でした。あの夜は飲めもしない酒を煽りました
         しかし、どんなに落ち込んでみても、石毛公は帰って参り
         ません。そこで、我々は考えました。ならば、今度は自分
         達が立ち上がろうと、今度は石毛公をバック・アップしよう
         じゃないか、と。」
82代打名無し:03/05/30 22:14 ID:f61PWtCx
井草代表 「具体的な活動?世に全国の窓際族の底力と根性を見せ
        付ける事と石毛公の偉業を後世に正しく伝える事です。
        その為には、是非石毛公には名誉代表に就いて頂きたい 
        のですが、他にも随分お誘いがあるようですね・・・。」

井草代表 「石毛公に言いたい事?現人神である御人に我々のような者
        が、言うべき言葉などありません。ただ、我々は石毛公に
        何処までも付いて行くというこです。もし、石毛公の号令が
        下れば公の下に集結し、もし、公が死ねと言われれば喜ん
        で死ねる、という事はいえます。」

男が男に惚れるとは、正にこの事でしょう。そのお気持ち石毛信者として
痛いほど理解できるので御座います。
        
83代打名無し:03/05/31 07:54 ID:DugNMFcg
上に、上に。
84代打名無し:03/05/31 13:27 ID:rmb+ieWm
スレ違いとは承知すれど、ここでお尋ね申すのが適切かとおもうてな。
ちょいとスマヌ。

私は土井正三卿の信者なのだが、土井卿のスレはないのかね?

85代打名無し:03/05/31 16:42 ID:SGTXT5X1
>>84
土井自身がミスター信者なので
あなたも長嶋を信仰したほうがよろしいかと。
86代打名無し:03/06/01 00:59 ID:GRHLQnxA
明日は呪いの日曜日…
石毛公よ、オリックスをお導き下さい…!
87代打名無し:03/06/01 02:08 ID:n4rAVRsb
昨日の福井は、マグマが溢れ出てしまったのですか?
88代打名無し:03/06/01 02:32 ID:I81C+PZ2
>>84
よく、いらっしゃって下さいました。が、土井殿のスレは残念ながら、この
野球板ではお見かけした事は御座いません。しかし、土井殿も石毛公と
同じ軍団の指揮を執った間柄。これも何かの縁で御座います故、土井殿
の隠れたエピソードや石毛公との心温まる友情物語がありましたら、
遠慮なくカキコして下さい。

思えば、土井殿も随分と冷遇されて参りましたな。土井信者としては、
断腸の思いで御座いましょう。真実を知らしめる為に共に戦いましょうぞ。

89代打名無し:03/06/01 09:37 ID:I81C+PZ2
ほ。
90石下公:03/06/01 16:53 ID:0pIaXW8z
あえて石毛ではないぞ。
そういえば、阪神にも
同名のピッチャーが
おったなぁ。
ストライクが入らない事で
有名であったぞ!
91代打名無し:03/06/01 17:02 ID:OLN8adR+
http://www.meikyukai.co.jp/newqa/index.html
の「質問を見る」で、5162を参照汁。



5162 登録日:2003/05/31-06:51
どうして僕はクビになったんですか?

石毛監督さん 自分で考えな才
92代打名無し:03/06/01 17:02 ID:OYNL4t+q
ー「石毛公御言葉集」−

平常心、是道なり。

上の御言葉は石毛公が、かつて戦いに臨んで一番大切な事は何か、と問われた時に
言われたものです。用兵の天才である石毛公なので、もっと高尚な言葉が発せされ
るのではないかと思われる人も居られるでしょう。しかし、よく考えてみれば、
どんなに実力が有ろうと、心が乱れていてはその実力を発揮出来ぬというもの。
昨日のGの福井選手は、余りに熱く成りすぎて平常心を失っていたようです。

マグマ(=メジャー グレート マインド)は外に向けて発揮すべきものなのです
福井選手のように、己の身をそれで焼いては成りません。そして、
こんな大切な事を、僅か数行でサラリとまとめて終われる石毛公の聡明さと偉大さ
を再認識した昨晩で御座いました。

93代打名無し:03/06/01 20:15 ID:FkSH6EFj
ーオリックス本スレよりー

329 名前:代打名無し 投稿日:03/06/01 01:09 ID:ARWTs9jV
結局石毛でなんとか持ちこたえてたんだよな

385 名前:代打名無し 投稿日:03/06/01 17:08 ID:ulMMSOgG
石毛のままなら・・・
悔やんでも悔やみきれない

石毛公の存在の大きさと偉大さを、本スレ住人の方々も気づき始めているようで
御座います。
94代打名無し:03/06/01 20:20 ID:KoQO/5uo
てすてす
95石下公:03/06/01 20:30 ID:0pIaXW8z
石毛公は、すばらしい。
96ゆめさんか?:03/06/01 20:36 ID:Q9RneWHj
そもそも1年で優勝なんてむりでしょう。
最低4年くらいで選手が成長するのに・・・。
石毛さんはかわいそうや・・・
97代打名無し:03/06/01 22:30 ID:FkSH6EFj
上。
98代打名無し:03/06/02 07:56 ID:7nEJTpRg
ぽ。
99代打名無し:03/06/02 20:12 ID:Afo5YO57
石毛公をお慕い申す。
100代打名無し:03/06/02 20:16 ID:1Yn7oqb7
石毛公に捧げる100
101代打名無し:03/06/02 20:25 ID:7nEJTpRg
時代には、その時代の潮流というものがあります。21世紀を迎えプロ野
球界も新たなる時代に成ろうとしています。セ偏重の時代から、
メジャー=MPL(大パシフィック・リーグ)へと流れは確実に変わってきて
います。実際、松井、佐々木、野茂、石井などはMPLと同じ輩のメジャー
へと去って行きました。このような一連の流れを総称してプロ野球界では
‘プロ野球界ルネッサンス’と呼んでいるそうです。

しかし、どんな時代にも時代錯誤の人間がいるものです。今は虚名と成
りつつある‘ミスター’なる田舎オヤジを神輿として、球界の盟主たらんと
するあのGのWオーナーです。その形振りかまわぬ足掻きを観ると、
怒りを通り越して哀れみさえ感じてしまいます。

MPLの至宝でもう一人の諸葛孔明というべき野村克也氏は語ります。
102代打名無し:03/06/02 21:18 ID:7nEJTpRg
「ワシが諸葛孔明?ふふふ、孔明というより司馬仲達やろ。大ミスター氏
 に何度も弓を引いた人間やでな、ワシは。まあ、ワシの現役の頃は確
 かにGが球界の中心やった。しかし、時代は変わって行くモンや。実を
 いうとワシがヤクルトの監督を引き受けたのは、1990年の日本シリー
 ズを観て感銘を受けたからや。」

「まさに、パーフェクト・ゲームやったな、あの日本シリーズは。特に、
 石毛の活躍はメシア級の働きやったな。鳥肌もんやった。もう一度
 球界に復帰しようと考えたのは、石毛のお陰といっても過言やないな。」

「4・23の解任劇?ああ、テレビで観とったわ。人間の良心を疑うような
 事件やったな・・・あの石毛の毅然とした態度は立派やった・・・、現代
 のジャンヌ・ダルクやな、石毛は。」
103代打名無し:03/06/02 21:19 ID:oSSFuTBY
104代打名無し:03/06/02 21:46 ID:7nEJTpRg
仲達こと野村氏の話は続きます。

「しかし、本とに残念やな。ワシが阪神クビになって、ノン・プロ
(シダックス)の監督を引き受けたのも、アイツが頑張ってるからや。
去年、ワシがオリックスの監督をしたとしても100敗はしとったやろな。
たった、87敗に抑えるとは、全く頭が下がる思いや。」

「解任劇の球界への影響?実は、ワシもそれを心配しとるんや。時代の
 逆行も充分考えられるからな。まあ、何にせよ、特定の一球団だけが
 栄えることだけは、許したらあかん。皆が栄えなあかん。それには、
 やはりあの男、石毛の球界復帰しか考えられんな。」

名将と謳われた男の言葉には、千金の重みがあるもので御座います。
105代打名無し:03/06/02 22:05 ID:7nEJTpRg
元・石毛軍団、首位ダイエー相手に堂々の勝利。
石毛公も喜んで居られましょうぞ。
106代打名無し:03/06/03 03:23 ID:zjOOfgpZ
                      ――
 ./⌒  ヽ             / ̄ ̄     ̄ ̄ヽ
 (     ヽ          /             ヽ
  ヽ   ノ ヽ          l    ポレ       │
    ゞ、   丶   ―─ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄───___|
      ヽ ノ  \     ̄ ̄| ̄/\i ̄i/ヽ |  │
     |\_ ノ\     │-=・=- -=・=-|/⌒ヽ
   /⌒\        丶  /  _/ /__ ヽб/
  │  \  人  |/⌒ヽ\ \━  ━/ /─
  /    \    /    |/  _____    |  <ヘイ、居残り練習1丁!
 (  \   ヽ  /    /\  ヽ────/    |
 (       |  /   )   ──┬──┬───
  ヽ \  ヾ 丿(( ̄)/ r‐‐'"/`┬ - ―~./   ヽ_
   \  ヾ丿  ヽソ     /  i" i,  ..:  /  /  ヽ-、
107代打名無し:03/06/03 09:00 ID:Ul6Bhpdj
up
108代打名無し:03/06/03 21:06 ID:3ZbHcCtg
石毛公、お喜び下され。
今日も、軍団は鷹を圧倒しておりますぞ!
石毛イズムがようやくチームに浸透してきたようです。
いち信徒として之ほど、嬉しい事はありません。
109代打名無し:03/06/03 21:49 ID:3ZbHcCtg
元・石毛軍団に連敗したダイエー・王監督の話。

「正直、この連敗は予想しなかったね。オリックスには、もう偉大なあの男
 は居ないから、組み易しと思ったのは偽らず事実だね。しかし、決して
 気を抜いてはいけなかった・・・。オリックスには、今でも確実に石毛魂
 が宿っているよ。」
110代打名無し:03/06/04 01:51 ID:nCTkCzXg
>>102
野村は1990年からヤクルトの監督だぞ。
111代打名無し:03/06/04 08:06 ID:i3VwYblE
>>110

そうで御座いましたか、私の記憶違いで御座いました。石毛公並びに
皆様にご迷惑をお掛けしました。が、そう思わせるほど石毛公の威光が
下々に行き渡っているという事で御座いましょう。
112代打名無し:03/06/04 14:01 ID:rNiVcPyy
石毛公、何故そんなに男前なんですか?
113 :03/06/04 18:07 ID:rXgPPZM5
そういや石毛公って高校の時から”ベーブルースの再来”
って言われてたね
114代打名無し:03/06/04 21:07 ID:54qk8GGq
>>113
私の聞き及んだ所では、小学生で既に‘怪童’と呼ばれていたそうです。
リトル・リーグでは小3にして4番でエース。小6の頃には、100メートル
を越すホームランを打ち、140キロの剛球を投げていたといいます。
そして、その噂を聞きつけた有力私立高校が3年後の待ちきれずに、
勧誘に訪れたといいます。石毛公の偉大さは野球だけに留まりません。
学業も大変優秀で、私立中学に進学を勧められたいいます。また、この
頃から芸術的才能も発揮し、図工の時間ではプロも驚くような粘土細工
を創り上げたといいます。

小学校の6年生時の恩師の話。
115代打名無し:03/06/04 21:59 ID:54qk8GGq

「石毛君の事は、小学校入学時から知っていました。とても笑顔の可愛
 らしい子供でした。その笑顔は大人の我々も魅了し、教師仲間の間で
 はそれを、‘エンジェル・スマイル’と呼んでいました。高学年になると
 石毛君はリーダー・シップを発揮し始めました。常にクラスの中心で、
 彼のクラスには今日でいうイジメは絶対に起きませんでした。今から
 思えば彼は当時から‘帝王の器’でしたね。モノが違いました。」

116代打名無し:03/06/04 22:28 ID:54qk8GGq
そして、最後にこう付け加えました。

「石毛君は、正に神の申し子です・・・。」
117代打名無し:03/06/05 08:48 ID:5KOAdI3D
石毛公、お上げ申しますぞ。
118代打名無し:03/06/05 17:41 ID:+d+KRShm
119代打名無し:03/06/05 21:33 ID:DRbQLYOs
毛公本スレは、最近元気がないようです。信者に取りましては、あの
解任劇は余りに辛すぎる出来事で御座いましょう。その心中は察するに
あまりありますが、石毛公の復帰の日まで席を暖めておくのが、これ信
者の務めと申すもの。そこで、今宵は石毛公の心より奮い立つようなお
話をお伝え致しましょう。

ー石毛公武勇伝(高校編)−

このお話は今から30年前、石毛公が市立・銚子高校で甲子園を目指し
て猛練習を重ねていた頃のものです。その日も、勉学に野球にと青春
の情熱を傾けておりました。野球の練習を終え、家路について居た所
何処からか、「あれ〜」という女性の悲鳴が聞こえました。石毛公は、
それを聞くや否やその声の元に走りつけました。すると、卑劣な事に一人
の男が、暗闇でうら若き女性を手篭めにしようとしていました。その男は
石毛公の一回りデカイ大男でしたが、得意の徒手空拳で叩きのめして
乙女のピンチを救いました。そして、心身共に疲れているにも関わらず
その女性を労わりながら、家まで送り届けといいます。さて、その帰り道
石毛公に思わぬ事が降り掛かります。
120代打名無し:03/06/06 03:31 ID:7OY1JdYy
武勇伝の続きは?保守
121代打名無し:03/06/06 07:45 ID:+qZVSaqh
石毛公が帰途につきかけた頃、後ろから10人ほどの男達がついて来る
気配がしました。先程、叩きのめした男の知り合いである事はほぼ間違
いありません。が、石毛公は決して慌てません。どうやら、暴走族のよう
でした。公は歩を止めて、男達に向かってこういいました。

石毛公  「誰から、病院送りにされたいんだい?」

が、男達の反応は意外なものでした。

男達A  「ち、ちょっと待ってくれ。俺達はあんたに危害を加えるつもり
       はない。つーか、頼み事があんのよ。」
石毛公  「頼み事?」
男達B  「そう、頼み事。あんたが、さっきブチのめしたあの男、実は俺
       達の頭なんよ。コイツガさあ、また性格悪くて陰険で身勝手
       な奴で、俺らもいい加減愛想つかしていたんよ。」
男達C  「でもアイツは空手の有段者で、俺らも逆らえなかったわけよ。
       で、あんたに頼みたいってのは、俺達の頭に成って欲しい
       のよ、あんたに。」
石毛公  「え・・・、しかし、自分は自動二輪の免許なんて持っていない
       し、野球の練習なんかもあるし・・・。」

石毛公が返事を渋っていると、男達は何と土下座をはじめました。

男達全員 「た、頼む、あんたしか居ねえよ。今更ほかの族に入りたか
        ねえし、アイツの復帰も許したかねえ・・・頼む。」

こうなると、石毛公の男気がムクムクと頭を持ち上げて参ります。公は
条件付きながら、族の頭を引き受ける事に成ります。
122代打名無し:03/06/06 14:57 ID:H9ODw4RI
あ。
123代打名無し:03/06/06 20:13 ID:FJbWkGjU
石毛公が彼らに求めた条件とは、次のような事でした。

@ 人様に迷惑掛けないように、夜10時以降は走らない。
A バイクを運転する時は、ヘルメットを着用する。
B 週に一度は、社会のためになるような奉仕活動をする。
C ケンカは売らない、買わない。
D テストの平均点が70点以下の者は、バイク乗車禁止。
E お父さん、お母さんを大切にしよう。
F 異性との交際は清純に。
G チーム名は「ブラック・パンサー」から「黒豹愛好会」に変更する。

男達A  「頭、ちょっと待ってくれよ。何だよこれは。」
石毛公  「何って言われても困るけど・・・、これが引き受ける条件だよ。
       あ、それから僕の事は‘頭’って呼ばないでね。何か不良みた
       いだからね。石毛でいいよ。」
男達B  「い、石毛さん、アンタ解ってる?俺たちゃ、ヤンキーだよ、不良
       だよ。ケンカ、バイク、女、ってのは付いてるモンだよ。」
石毛公  「そうかなあ、それは偏見じゃない?僕は健全な暴走族がいて
       もいいじゃない。」
124代打名無し:03/06/06 21:55 ID:FJbWkGjU
男達C  「まあ、@Aはいいといして、Bて一体何すんのよ。」
石毛公 「町の溝さらい、落ち葉拾い、ゴミ集め、などだよ。」
男達D  「・・・で、Dは絶対無理。俺ら赤点の常連だよ。急に70点なん
      ていうのは絶対ムリ。」
石毛公  「う〜ん、そうだね。じゃあ、平均点50にして、皆で勉強会を
       しよう。」
男達E  「石毛さん、Gはヒドイじゃないか。何もチーム名まで変える
       必要ねえだろう。」
石毛公  「いや、名は体を現す、というからね。コレからは皆に愛される
       チームに成らなきゃ。」

男達はコソコソと相談を始めました。

男達A  「どうする?マジでこんな事に従うつもりか?」
男達B  「どうするって、いわれてもなあ。何か意表を突かれた感じで
       俺は何も言えん。」
男達C  「つーか、このままトンヅラするってのも有りじゃねえか?」
男達D  「バカヤロウ!俺達ブラック・パンサーは千葉でもちったあ知ら
       れたチームだぜ。たった一人の男で逃げられるかよ!」
男達E  「うむ、確かに。‘男なら、やってやれだ’。こうなれば、あの熱い
       男に賭けてみようじゃないか。」
男達全員  「よし!」

しかし、この後男達に過酷な運命が待ち構えていようとは、この時彼らは
知る由もありません。

このお話は、明後日に続きます。
125代打名無し:03/06/07 04:43 ID:Vst9MSv1
うわ、そこで引くかよ〜〜〜〜!!!
しかも続きは明後日なんて・・・。
126代打名無し:03/06/07 07:56 ID:DzqgtY1U
石毛公、上げまする。
127代打名無し:03/06/07 12:21 ID:NHMGzIGz
ほほ。
128代打名無し:03/06/07 19:13 ID:DzqgtY1U
>>125
訂正;明後日→明日。

と、言う事で今日もカキコしますが、石毛公の武勇伝が本日で終了するか
否かは定かではありません。
129代打名無し:03/06/07 20:01 ID:DzqgtY1U
さて、石毛公が「ブラック・パンサー」改め「黒豹愛好会」の代表に就任し
た翌日の事です。メンバー全員に石毛公から呼び出しがありました。
駅前に朝6時に集合の事、これが石毛公の指令でした。ヤンキー達は、
之ほど朝早く起きる事はありません。眠い目を擦りながら、駅前に集合
しました。

石毛公  「皆さん、お早う御座います。ん、あれ?皆眠そうだね。」
男達A  「ったりめだよ、石毛さん。まだ、寝てる奴もいるぜ。」
石毛公  「う〜ん、でも‘一日の計は朝にあり’‘早起きは三文の得’
       っていうじゃない。運動した後の朝ご飯は美味しいよ〜。」
男達B  「で、石毛さん、こんな朝っぱらから何すんの?」
石毛公  「ズバリ駅前のゴミ集め。」
男達全員 「・・・・・・。」
石毛公  「あ、心配いらないよ。ゴミ袋と軍手はちゃんと皆の分を用意し
       てきたから。」

ヤンキー達は、清掃などとまるで縁の無い自分達に、平然とそうしろと
言ってのける男に言葉もありません。さらに、目の前の男は恐るべき事
を言い放ちます。
130代打名無し:03/06/07 21:21 ID:DzqgtY1U
石毛公  「しばらく間、バイクに乗る事を禁止します。」

流石にヤンキー達も、声を荒げました。

男達C  「ざけんじゃねえよ!いったい、どうゆう事なんだ!」
石毛公  「あれ?この前いったじゃない。愛好会の会則に‘50点以下の
       者はバイク乗るべからず’って。」
男達D  「し、しかし、いきなりバイク禁止はねえだろうよ。」
男達E  「そうだぜ、ナンボ何でも之だけは譲れねえ。」

しかし、こんな事でへこたれる石毛公ではありません。

石毛公  「・・・皆のバイクに掛ける情熱ってそんなモノなのかい?僕達
       野球部は成績が悪いと、部活動が中止になるんだよ。そりゃ
       あ、大好きな野球ができなくなるのは辛いものだよ。でも、
       だからこそ、野球にも勉強にも身が入るっていうものだよ。」

静かに語りかける石毛公の迫力に押されて、さしものヤンキー達も沈黙
しました。が、一人が重い口を開きました。

男達G  「石毛さん、前にも言ったけど、其ればかりはムリ。俺らの学校
       のレベル、全然たいした事ねえけど、それでも落ちこぼれて
       んだぜ、俺達さあ。」
石毛公  「大丈夫。これから毎日、中間テストまで勉強会をします。で、
       皆の学力を正確に知りたいから、これを明日までにやってき  
       て下さい。」

そう言うと、石毛公は10枚にも及ぶプリントを配り始めました。ヤンキー
達は、呆然としてそれを受け取りました。そして、駅前のゴミを拾いながら
トンでもない男に関わった事を心から後悔しました。
131代打名無し:03/06/08 06:53 ID:4GRT6gCB
132代打名無し:03/06/08 17:27 ID:PFXHFUxr
ー今までのあらすじー

石毛公が、高校時代のお話。ある日、公は暴走族に襲われた女性を救いました。
その男は暴走族のリーダーでしたが、何を勘違いしたのかその暴走族の面々は
石毛公にチームの頭に成ることを依頼します。そして、意気に感じた石毛公は
リーダーに成ることを決意します。決意したからには、石毛公は半端な事はしま
せん。何処に出しても恥ずかしくない暴走族を目指して、石毛公は奮闘します。
手始めに行った学力テストでしたが、驚愕すべき結果となりました。
133代打名無し:03/06/08 20:51 ID:LkD3Y7tf
石毛公が、黒豹愛好会の面々に配ったプリントは中学生でも簡単に出来
るような問題でした。しかし、ほとんど全滅状態でした。例えば、

Q、「風林火山」は何と読む?また、日本では誰が旗頭としたか?
A、「かぜばやしひやま」  西郷輝彦

Q、北方四島を上げよ。
A、 淡路島、小豆島、佐渡島、種子島。

Q、1600年に我が国で行われた合戦は何?又、誰と誰が戦ったか?
A、日本海海戦  聖徳太子と力道山。

予想を上回るアホさ加減に石毛公は慄然としました。普通の教師なら
ぶち切れていた事でしょうが、公は決して絶望しません。そして、静かに
語りかけます。

石毛公  「あ〜、皆さん、学力診断を実施しましたが、現在大変厳しい
       状況に置かれています。」
男達A  「厳しいって、バイクは乗れないって、事?」
石毛公  「まあ、そうですが、ご心配なく。皆さんの個々にあったカリキ
       ュラムを用意してきました。」

そう言うと、ヤンキー達の前に山のようなプリント用紙を出しました。
134代打名無し:03/06/08 21:44 ID:LkD3Y7tf
男達B  「い、石毛さん、これを俺達がするのかい?」
石毛公 「うん、そう。明日の勉強会までにやってきてね。」
男達C  「ち、ちょっと、待てくれよ。俺達ゃ、本すらマトモに読んだことな
       いんだぜ。そんなのゼッテェ〜無理。」

‘バシッ’
石毛公は、そう言った男に平手打ちをしました。前頭を簡単に叩きのめし
た程の石毛公でしたが、今まで一度もメンバー達に暴力を振るった事な
どありません。しかも、目には涙を浮かべています。黒豹愛好会の面々
は思わず息を呑みました。

石毛公  「ぼ、僕は、腹が立ったから殴ったんじゃないよ。悲しかったか
        らだよ。どうして、トライする前から諦めるんだい?どうして
        這い上がろうとしないんだい?み、皆はこのままで、本当に
        悔しくないの?」
男達D   「い、石毛さん、お、俺悔しいよ・・・。ガキの頃から、不良など
        落ちこぼれなどと忌み嫌われてさあ、本当はさあ、皆の輪の
        中に入りたかったんだよ・・・」

さしものヤンキー達ももらい泣きを始めました。そして、石毛公に向かっ
て言いました。

男達全員  「石毛さん、俺達ゃ、どこまでも、アンタに付いてゆくよ!」

ヤンキー達が奇跡に向かって走り出した瞬間でした。
135代打名無し:03/06/08 21:50 ID:rSA4ypyI
ワーショイ ワーショイ
136代打名無し:03/06/08 22:17 ID:LkD3Y7tf
石毛公の武勇伝は、まだまだ続きます。
137代打名無し:03/06/09 05:51 ID:vplTn7yW

138代打名無し:03/06/09 08:45 ID:I+7ou756
up
139代打名無し:03/06/09 22:40 ID:2u8/G9Pg
こうして、ヤンキー達は俄然やる気を出して、勉学に邁進する事に成りま
すが、大きな問題が彼らの前に立ちはだかります。事の顛末はこうでし
た。勉強会は、大抵が石毛邸で夜行われました。毎夜、風体・人相の悪
い連中が石毛公の下に集まるので、石毛公の御両親は当然ながら心配
します。家の息子は暴走族に恐喝されているのではないか?脅されてい
るのではないか?、と考えるのは親として当たり前の事。御両親は悩ん
だ末に、学校の先生に相談する事になりました。そして、ある日石毛公は
生徒指導室に呼び出されました。

学年主任  「石毛君、最近君の家に素行の悪い連中が出入りしている
         と聞くが、それは本当の事かね?」
石毛公  「素行の悪い人?ああ、黒豹愛好会の人達の事ですね。確か
       に見てくれは悪いですけど、とってもいい人ばかりですよ。」
学年主任 「いい人?本当に?で、その人達と毎夜何をしているんだね?」
石毛公  「勉強会です。」

先生は、暴走族が真面目に勉強会を開くなどと信じる事ができません
でした。
140代打名無し:03/06/09 22:45 ID:CcNzQWmW
石毛公の武勇伝が楽しみで仕方ありません。
age
141代打名無し:03/06/09 23:09 ID:2u8/G9Pg
学年主任 「石毛君、怖がらなくてもいいんだよ。本当の事を言ってくれ
        ないか。もし、彼らに脅されているのなら、先生が力になろう
        君の御両親も大変心配しているんだよ。」
石毛公  「いえ、本当に何にもありませんよ。一口に暴走族といいます
       が、愛好会の人達は良いほうの暴走族ですよ。その証拠に
       週に一度は、町の掃除を皆でしているんですから。」
学年主任 「・・・石毛君、君は心優しい人間だね。私や御両親に心配か
        けまいとして、そんな嘘をつくなんて・・・。でも、君がその嘘
        をついて迷惑を掛けるのは私達だけではないよ。」
石毛公  「え、どういうことでしょか?」
学年主任 「君は野球をしているよね。もし、暴走族との付き合いがあると
        世間に知れたら、チームの対外試合禁止と言う事も充分考
        えられるよ。だから、今のうちにそんな連中と手を切りなさい。」

流石の石毛公もここまでは考えが及びませんでした。野球をとるか愛好
会を選ぶか、思わぬ窮地に追い詰められます。しかし、救いの手は以外
な所から差し伸べられます。
142代打名無し:03/06/09 23:16 ID:2u8/G9Pg
>>140

何時も、この拙い文章を読んで頂いて有難う。
今日一気にラストまで行こうと思いましたが、思わぬ仕事が舞い込み
またも、続きとなります。でも、必ずや武勇伝を完結しますのでよろしく
お付き合いお願いします。
143代打名無し:03/06/10 08:09 ID:/tyGlXct
上。
144代打名無し:03/06/10 13:20 ID:yvLEvn1k
日露戦争の日本海海戦知ってて関ヶ原知らないのはおかs(ゲフンゲフン
145140:03/06/10 16:30 ID:HqUq67qZ
>>142
あなたが石毛公武勇伝ノンフィクションライター
ですか。
かなり楽しみにしています。
頑張ってください。

私的なコメントなのでsage
146代打名無し:03/06/10 20:54 ID:/tyGlXct
石毛公は黒豹愛好会と野球部の二者選択を迫られましたが、その心境
は想像を絶するものでした。黒豹愛好会の面々とは別れ難く、さりとて
野球を捨てる訳にもいきません。あの4・23の解任劇と同等の苦しみを
味わったのは想像に難くありません。

石毛公が義理と人情の板挟みにあっている最中、公はまた生徒指導室
に呼び出されます。ファイナル・アンサーを求められるだろう事は容易に
想像できましたが、まだ決めかねておりました。イザとなれば、土下座で
も裸踊りでも、いえいえ、賄賂でも愛人でも贈りつけようと考えておりまし
た。公が、生徒指導室に入ると見知らぬ人が学年主任と一緒に座ってお
りました。どうやら他校の教師のようでした。

教師  「やあ、君が石毛君か、今日は。」
学年主任 「石毛君、この方をご存知か?」
石毛公 「いえ、お会いした事はありません。」


147代打名無し:03/06/10 21:33 ID:/tyGlXct
すると、その人は一枚の写真を石毛公に見せました。その写真を見て
石毛公は思わず‘あっ’と声を上げました。その写真の主は黒豹愛好会
のメンバーAでした。

教師  「石毛君、実は私はAの学校の教師なんだよ。このAというのは
      我が校でも札付きのワルでね。ケンカや恐喝で何度も警察の
      お世話に成ったことのある超問題児だったんだよ。その彼が
      最近変わり始めてきているんだよ。」
石毛公 「変わり始めている?Aさんがですか。」
教師  「そう、先日の事。そのAが突然職員室に現れたんだよ。超問題
      児がきたものだから、我々一同は殴り込みにやって来たんだろ
      うと、パニックに陥りました・・・、しかし、彼はこう言ったんですよ
      『先生、ちょっと解んねえとこがあんだけど、教えてくんねえか』
      と。」

教師  「ハッキリ言って驚きました。何度も繰りかしますが、Aは学業に
      身を入れた事などありません。朝は遅刻、授業中は居眠りか
      早弁、気に入らなければ平気で早退していました。で、そのA
      ですが、また翌日も、その翌日も職員室に質問に来る訳ですよ。」
      で、ある時私はAに尋ねたんですよ。『お前、どうして急に勉強
      する気になったんだ』、と。」
148代打名無し:03/06/10 22:40 ID:/tyGlXct
その先生は嬉しそうに続けます。

教師  「そうしたら、Aはこう言ったんですよ。『今度のテストでなんとして
      も平均50点を取らなきゃいけない。取らないとバイクに乗れな
      いし、石毛さんに申し訳ない』、と。で、その話を聞いて私は大変
      興味を持ったんですよ、その石毛さんとやらに。」

教師  「誰もが恐れる乱暴者をこれ程までに、手懐ける人物とは一体
      どんなお方なのだろうかと。また、Aの話では、自分にはバイク
      の仲間がいるが、皆その石毛さんを慕っている、との事でし
      た。本当かな、と思い他校にも出向いて話を聞いてみましたが
      実際にその通りでした。急に素行が改まり、授業中にノートを
      取り出したり、質問したりと教師陣をパニックに陥れていたよう   
      です。」

教師  「で、Aにその石毛さんの事を聞いてみて驚きました。どんな立派
      なお方と思っていれば、彼らと同じ高校生だというじゃありません
      か。その石毛さんが、こちらの生徒さんだとお聞きし、本日は
      お礼に出向いた次第です。石毛君、本当に有難う。これからも
      彼らの面倒をみてやってくなないだろうか。」

石毛公  「え、あのう・・・。」
さしもの、石毛公もこの展開には付いていけません。が、

学年主任  「石毛君、ここは男なら受けるべきではないのか?」
石毛公  「ええ、ではどちらかを選ばなくても良いんですか?」
学年主任  「ああ、勿論だとも。君の思うがままにやって見給え。」
石毛公  「先生、有難うございます。」

石毛公とヤンキー達は、また夢に向けて大きく前進したのでした。

149代打名無し:03/06/11 08:45 ID:wWWxNhNs
定期アゲ。
150代打名無し:03/06/11 14:56 ID:gQlk4IpB
 
151代打名無し:03/06/11 20:36 ID:D4oW56aM
石毛公とヤンキー達の関係が親密に成るにつれ、石毛公の御両親とも
親密な関係になりました。初めこそ御両親もヤンキー達も距離を置いて
いましたが、すっかり打ち解けて、彼らは御両親を「お父さん」「お母さん」
と呼ぶようになりました。また、勉強会が都合で中止になった日は、
「宏典、今日は勉強会はしないのか?彼らが来ないと何だか寂しいよ。」
と言う程でした。

さて、そんなある日の事。石毛公は野球の練習が長引き勉強会に遅れる
事になり、ヤンキー達は少し待たされる事になりました。

男達A 「しかし、石毛さん大変だよな。野球の練習もして俺達の勉強の
      面倒もみてるんだもんな。」
男達B 「ああ、しかも成績優秀で、野球部のキャプテンもしてるんだぜ。
      全く頭が下がるぜ。」
男達C 「で、話が上手いんだよな。知らず知らずの内にあの人のペース
      になってんだよな。ふふふ、で俺らはこうして絶対縁の無いは
      ずの勉強をしてる訳だが。・・・で、一つだけ疑問があるんだが。
男達D 「何だよ。改めて。」
男達C 「石毛さん、さあ、よく、‘コウメイ’とか‘リュウビ’とか口にするけ
      ど、そいつ等一体何者なんだ?」
152代打名無し:03/06/11 21:43 ID:D4oW56aM
男達E 「コウメイ?確か日本で初めて天下統一をしたんだよな。」
男達F 「いや、違う。ジンキス・ハーンの別名だったと思った。」
男達A 「俺の記憶では、フランス人でヒットラーと共にフランス革命をし
      たという事に成ってるぞ。」
男達B 「そうかあ?確かバルト三国を建国し、大英帝国を築いた筈だ。」
男達G 「待て待て、名前から察するに、アジア人だろう。俺はインド人か
      ベトナムの偉いさんではないか、と思ってるんだが。」
男達H 「いや、以外にアメリカ人かも知れんぞ。」
男達C 「う〜ん、歴史は奥が広いのう。正に、‘歴史は繰り返す’って奴
      だな。」
男達A 「お〜、お前、高尚な言葉しってるな。」
男達C 「当たり前だ。毎日勉強会やってんだぜ。で、コウメイって誰なん   
      だ?誰の説が当たってんだろうな。楽しみだぜ。」

と、その時声を掛ける者がいました。
「皆、今日は居残り勉強会だね。」、と。

ヤンキー達が振り向くと、何時の間にやら石毛公が立っておりました。
お後が宜しいようで。
153代打名無し:03/06/11 22:11 ID:D4oW56aM
「石毛公武勇伝」って何時終わるの?とお嘆きの貴兄へ。
自分でも、書いているうちにドンドンと構想が広がり、現在ゴールが
見えない状況に成っております。というか、自分も石毛公同様に
ヤンキー達に親近感を覚えて参りました。まさか、このスレの最後まで
続かないとは思いますが、暫く武勇伝は続く予定です。
あ、でも予定は未定ですので、何時終わってしまうかは定かではありません。
154代打名無し:03/06/12 00:23 ID:JRPxa0zP
>>153
ポレが球界復帰するまで続けてくらはい
155代打名無し:03/06/12 08:49 ID:12xzCway
いとをかし。
156代打名無し:03/06/12 20:31 ID:6ZjwqNqe
人には個性があり、人それぞれに好みがあります。故に、どんな好人物
でも全ての人に愛される訳ではありません。神の如き石毛公の場合でも
例外ではありません。今まさに、仏の道を歩まんとする石毛公と黒豹愛
好会の前に、黒い影が忍び寄ろうといしていました。

皆さんは、武勇伝の始まりで石毛公が、叩きのめした男を覚えているでし
ょうか?そうです、現・黒豹愛好会の前進、ブラック・パンサーの頭です。
その彼が、チームの頭の復帰を目指して蠢動を始めたのです。彼の言い
分はこうです。絶頂にあったこの俺を、あの石毛とかいう男が自分を追い
落とし、チームのボスに収まっている。とても許される事ではない。必ず
や、もう一度あの栄光の日々を取り戻してやる、と心に誓う前・頭であっ
た。
157代打名無し:03/06/12 21:55 ID:6ZjwqNqe
前・頭、仮にQとしますが、彼はチームの頭を張っていた男ですので、当
然ながら頭が切れます。石毛公に一対一のタイマンが通じないとみるや
策により石毛公を陥れようとします。それには、まず相手の弱点を握り、
そこを衝くのが良策というもの。前・頭、Qは早速石毛公の身辺調査を
始めます。Qが集めた石毛公の情報は次のようでした。

銚子校A  「石毛の評判?ああ、非の打ち所がないね。凄い男だ。」
銚子校B  「同じ時代に生まれて不幸だよ。だって、アイツばかりが女
        にモテモテなんだもの。せめて、一年早くもしくは、遅く生ま
        れたかったよ。」
銚子校C  「同性ながらアイツには惚れ惚れするよ。アイツになら抱か
        れてもいいね。断っておくが、俺はホモではないぞ。」
銚子校・  「私は石毛君の担任ですが、彼の担任に成った時は、思わ
教師D    ず万歳をしました。何故なら私が何もしなくても石毛君が
        クラスをまとめてくれるからです。同僚からも大変羨まし
        がられました。日頃の行いが良かったんでしょうね。」
銚子校・  「恥ずかしながら、石毛君にはいろんな相談事に乗ってもら
教師E    ってます。先日も教頭に、『生徒の指導がなってない!』と
        叱られて落ち込んでいたら、石毛君が、『先生、人間いろん
        な人がいるから、一概に何がベストかなんて決められない
        よ。だから、僕は先生が間違ってるなんて思ってないよ』っ
        て言ってくれたんですよ。何だか、心が軽くなりましたよ。
        ・・・どちらが、教師か生徒か解らないですよ。」

これほどQにとって嫌味になる男はいませんでした。仕方なくQは次なる
手を考える事にしました。
158代打名無し:03/06/12 22:22 ID:HoXj0+T7
読めば読むほど、石毛公に惚れなおし申す
159代打名無し:03/06/13 08:52 ID:L5aybD7t
石毛公、マンセー。
160 :03/06/13 17:28 ID:6+CF2rbS

ビルゲイツ、マードック、石毛公=世界の三巨頭
161代打名無し:03/06/13 19:56 ID:u4lkXqsc
>>160
キリスト、ブッダ、マホメット、石毛公=世界の四大聖人

あ、こんな当たり前の事を書いたら、石毛公信者に怒られちゃうね。
162代打名無し:03/06/13 20:36 ID:u4lkXqsc
石毛公が完全無欠な人間だと知ると、前・頭、Qは黒豹愛好会のメンバー
達に目標を変更します。メンバーを個々に撃破してゆけば、自ずと権力を
手中に収められると考えたのです。その恐ろしき毒牙は、今正にメンバー
達を噛み砕かんとしておりました。彼は、まずメンバーAにアタックします。

Q  「よお、Aじゃねえか。久し振りだなあ。」
A  「き、Qさん・・・何か俺に用ですか?」
Q  「用とは、冷てえじゃないか・・・なあ、Aよ、また昔みたいに面白可笑し
    くやろうじゃないか。」

Qはドスの効いた声で言い放ちました。彼のやり口は、全てこうでした。
脅しておいて、その恐怖心で相手を支配する。以前のAなら、こんな風に
脅せば間違いなく、自分の意のままに動くはずでした。が、しかし、

A  「Qさん、もう俺、あんたの言うとおりには成らないよ。俺、ようやく自分
    の居場所を見つけたんだ。だから、もう昔には帰れないよ。」
Q  「何だと〜、てめえ!」

と、言うや否や、QのパンチがAの顔面を捉えました。こうなれば、強情な
Aも怯えて自分の言い成りになる筈でした。しかし、臆した様子も無くAは
こう言いました。

163代打名無し:03/06/13 20:37 ID:o4UmIvzh
「2chからきました」ってコメントに書いたら値引きしちゃうよ(^_^)v
↓↓↓
 http://www.dvd-yuis.com/
164代打名無し:03/06/13 21:20 ID:/RSIc74+
石毛公の正式名称は
石毛檻蒼波院地獄落獅子牛肉食大栄工作員昼男髭鴎功羅波宏典
ですか?
165代打名無し:03/06/13 21:44 ID:u4lkXqsc
A  「Qさん、あんたチットモ変わらねえな・・・、あんた何時もそうだ。自分
    が気に入らないと、直ぐにそうやって暴力を振るう・・・、何故自分が
    頭の座を追われたか、よ〜く考えてみるといい。」
Q  「な、何を〜、あの石毛とかいう奴の事を言ってるのか?」
A  「そうだよ。石毛さんは、あんたと違って理由無く暴力は振るわない。
    あんた以上に強いのに、決して威張らない。威張らない所か、俺達
    みたいな、どうしようもない落ちこぼれの面倒までみてくれるんだぜ
    先公にも見離された俺達をだよ。」
Q  「そ、そんなに石毛が良いのかよ!」
A  「ああ、そうだ。石毛さんのお陰だ。俺は、いや、俺達は石毛さんに
    出会ったお陰で、やっと日の当たる場所に出る事が出来たんだよ。
    もう、石毛さん無しでは、俺達はやってゆく事はできないんだよ。」
Q  「くっ・・・・・」
A  「Qさん、これだけは言っとくよ。あんた、最近石毛さんの身辺をウロ
   ウロしてるみたいだけど、仮に石毛さん、もしくは御家族に、危害を
   加えようとしてるんなら、俺、あんたと刺し違えても、あんたを止める
   よ。たぶん、他のメンバーも同じ気持ちだと思うよ。」
Q  「あ、あの石毛がそんなに価値のある男かよ!」
A  「ああ、あるね。石毛さんの為なら、俺は喜んで死ねるね。」

Qは心底驚きました。そして、Aにここまで言わせる石毛という人物に改め
て、脅威を感じました。Qは黒豹愛好会の他のメンバーにも当たりました
が、やはりAと同じような反応が返ってきました。しかし、悪鬼と化したQは
、石毛公への復讐を諦める事はありませんでした。次なる策を用意します。
166代打名無し:03/06/14 00:13 ID:Ih1WjtUF
>>162,163
1行ずつスクロールさせて読んでたら、

> しかし、臆した様子も無くAは
> こう言いました。

>163 名前:代打名無し 投稿日:03/06/13 20:37 ID:o4UmIvzh
> 「2chからきました」

脳内変換でネタにして大爆笑してしまいますた。
石毛公、ゴメンナサイ。
こんなこと言うのも烏滸がましいのは解っていますが、
1mmでもアナタに近づけるよう、これからお更に精進します。
167代打名無し:03/06/14 08:47 ID:VSeOz4W3
>>164
>石毛檻蒼波院地獄落獅子牛肉食大栄工作員昼男髭鴎功羅波宏典

これなんて読むんでしょうか?そして、この名に込められた意味を教えて下さい。
168代打名無し:03/06/14 14:28 ID:KzdQqgQl
>>167
この意味がわからないとはまだまだ修行が足りません。
檻蒼波院>オリックスの偉大な監督を示し、
地獄獅子>地獄へ落ちろライオンズ
牛肉食>近鉄を食う
大栄工作員>ダイエーはスパイ軍団
昼男髭>ヒルマン髭生えとる
鴎功羅波>エカラー波が直撃
と、言う意味で(最後はどうでもいいが)、
パリーグの平和を取り戻す唯一のお方だと、
言う意味

読み方は
いしげおりあおなみいんじごくおちろししうしにくたべだいえいこうさくいん
ひるまんひげかもめえからはひろのり
と読みます
169代打名無し:03/06/14 17:32 ID:8bEqhSGm
昼男髭>ヒルマン髭生えとる

・・・ワロタ
170代打名無し:03/06/14 20:20 ID:3TqSnM5d
自分の策を石毛公に連破されたQが次に考えたのは、他の暴走族に援軍を
他の頼むことでした。彼が援軍を要請したのは、レッド・ベアーズというチーム
でした。このチームは、千葉県内でも5本の指に入るチームで、その暴走振り
と破壊力から、‘赤い悪魔’‘狂える雄熊’という異名を持ち、同じ暴走族から
も恐れられていました。Qとレッド・ベアーズの頭は、偶々顔見知りで援軍の
話はトントン拍子に進みました。

ベアーズ頭 「うむ、解った。お前の頼みなら嫌とはいえんよ。俺達に任せろ
         お前を追い落とした奴と寝返った舎弟は、このベアーズがシメテ
         やるよ。」
Q    「有り難え、流石はベアーズの頭だな。頼りにしてるぜ。やっとあの忌々
      しい石毛の野郎に一泡吹かせてやる事ができるぜ。」

と、Qが安堵の言葉を口にした時、ベアーズの頭から思いもかけないセリフ
が飛び出します。
171代打名無し:03/06/14 21:16 ID:3TqSnM5d
ベアーズ頭 「ち、ちょっと待て。お前、今なんて言った?」
Q       「石毛だ。俺を追い落とした男は、石毛宏典という名だ。」
ベアーズ頭 「で、もしかして今のチーム名は‘黒豹愛好会’って名か?」
Q       「そうだ。その石毛と愛好会がどうかしたのか?」

ベアーズの頭は、ため息混じりでこう話ました。

ベアーズ頭 「すまねえ、Qよ。この話は無かった事にしてくれ。」
Q       「え〜、今更なんでだよー。お前、何ビビッテるんだよ。」
ベアーズ頭 「ビビッテる?お前、石毛っていやあ、この近辺で知らない奴
         居ないぜ。で、その石毛だが、何て呼ばれているか知ってる
         か?」
Q       「いや、知らん。」
ベアーズ頭 「いいかよく聞け。あいつは、‘仏の石毛’って呼ばれているんだ。
         品行方正にして男前、成績優秀にしてスポーツ万能、性格は穏やか
         にして剛健、上に媚びず下には親切、およそ欠点というものがない
         正に仏のような男だ。」
Q       「ちっ、ベアーズの頭ともあろう男が、何それだけでビビッテ
         んだよ。」

が、ベアーズの頭は震えた声で驚愕の事実を話し始めます。
172代打名無し:03/06/14 21:47 ID:skbxCQIk
早く続きを読まして〜
173代打名無し:03/06/14 22:15 ID:3TqSnM5d
ベアーズ頭 「知ってるか?石毛は高校生にしてもう自分のファン・クラブを
         持ってるんだぞ。」
Q       「ファン・クラブ?」
ベアーズ頭 「そうだ。2年ほど前に、銚子校の女子学生数人により創設され
         たものだが、瞬く間に千葉の他校・女子学生にも指示されて
         今では、一般女子を含め1,000人を下らぬ大組織になって
         いるんだ。」
Q       「お前、やけに詳しいな。」
ベアーズ頭 「・・・実は、俺んちの妹とお袋、そして俺の女が石毛ファン・
         クラブに入っているんだ・・・。」
Q       「なっ・・・」
ベアーズ頭 「Qよ、俺が奴を避ける理由は其れだけはないぞ。黒豹愛好会
         の連中が、毎週町で慈善活動をしているのを、お前知ってるか?
         それが評判となり、県のお偉いさん達の耳に入って、知事からも
         表彰された、と聞くぞ・・・、スマンが、Qよ、俺は千葉の全女子高生
         と家族と千葉のお偉いさん達を、敵に回すだけの度胸はない。」

あの凶暴なベアーズの頭に之だけキッパリと言われれば、Qも返す言葉
もありません。そして、ベアーズの頭はこう付け加えました。

ベアーズ頭 「Qよ、もうこれ以上。あの石毛には関わらない方がいいぞ。
         アイツは、アイツだけは別格だ。俺達とはまるで次元の違う
         星の下に生まれついた人間だ。これ以上アイツ関わればお前
         が、お前で居られなくなるぞ。」

‘お前で居られなくなるぞ。’という言葉が、ヤケにQの心に突き刺さりました。
しかし、彼は石毛公に対する敵愾心を収める事は出来ませんでした。
追い詰められたQは、玉砕覚悟で石毛公に最後の決戦を挑む事になります。
174代打名無し:03/06/15 09:05 ID:p7W+b1aE
野球版にまたしても、アクセス規制が掛かってしまいました。プロ野球と
石毛公ファンにとりましては、辛く悲しいこととなりました。しかし、石毛公
への忠誠心はなんら変わる事はありません。石毛公、何処までも貴方様
に付いてゆきますぞ。
175代打名無し:03/06/15 21:27 ID:O9veGybi
前・頭Qがベアーズの頭に援軍要請をしていた頃、黒豹愛好会のメンバー
達もQの出現に危機感を募らしました。メンバー達が、顔を合わすと自然に
その話になりました。

A   「先日のことだが、あのQの野郎が現れやがった。で、俺にまた
     昔のように舎弟になれ、って脅しにきやがったよ。」
B   「え、お前の所にも来たのか?」
C   「実は、俺のところにも・・・。」
D   「俺もそうだよ。相変わらず、身勝手で乱暴な野郎だったが、少し
     感じが今までとは違ったてたな。」
A   「どんな風に?」
D   「何か非常に焦ってたというか、何か落ち着かない感じだったよ。」
B   「それは、きっと、石毛さんの存在に怯えを感じているんだろうな。」
C   「なるほど。アイツさあ、今まで自分が一番だと思っていたからさあ、
     きっと石毛さんの存在が許せないんだろうな。」
D   「あのQも自分より遙かに優れた人間がいる事を、思い知った事
     だろうな。いい気味だぜ。」
A   「確かにいい気味だが、俺は反対に危うさを感じるんだが・・・。」
176代打名無し:03/06/15 22:27 ID:O9veGybi
B  「それは、どういう事だ?」
A  「つまり、こういう事だ。あの石毛という男が、俺から全てを奪った。
    アイツさえ現れなければ、アイツさえ居なければ万事全て上手く行く、
    という事だ。」
C  「そ、それは・・・、まさか石毛さんを亡き者にするという事なのか?」
A  「皆まさか、と思っているだろうけど、十分考えられる。いや、仮に亡き者
    にしなくても、石毛さんがケガを追って入院しても効果はあるぜ。」
B  「入院?ケガ?」
A  「そうだ。もし、石毛さんが、何らかの理由で例え一月でも居ないとしたら
   我々はどうなる?」
C  「どうなるって・・・、勉強会はできなくなるな。となると、俺達はまた、
    落ちこぼれて行き、昔に逆戻り・・・・、ってまさか、あのQの野郎、
    これを狙っていやがったのか・・・。」
D  「マジかよ〜。もし、石毛さんに万一の事があったなら、俺達はお終い
    だぜ。もう、俺はあの荒んだ生活に戻るのはゴメンだぜ。」
A  「それは、皆同じ気持ちだ。何としてもそれだけは阻止しなくては
    ならない。で、提案なんだが、暫くの間、俺達だけで石毛さんの護衛
    をしようと思うのだが。どうだろう?」
B  「ボディガードか。今、俺達のできる精一杯のことだな。で、この事を
    石毛さん、本人にも話すのか?」
A  「そうだな。話しておいた方がいいだろう。急に護衛がついたら変に
    思うだろうしな。」

こうして、メンバーたちはQ襲来の事を、石毛公に話す事になりました。
177代打名無し:03/06/16 07:43 ID:4t8IlV91
補。
178代打名無し:03/06/16 16:13 ID:VpKD2ASw
武勇伝楽しく拝見させて頂いております。
179代打名無し:03/06/16 20:42 ID:4t8IlV91
黒豹愛好会のメンバー達が、石毛公に自身の身の危険を知らせ、護衛の話を
公に伝えました。が、石毛公は開口一番にこんな事をいいました。

石毛公  「護衛?なんで?僕何にも悪い事してないよ。」
A     「て、いうか、良し悪しの問題じゃなくて、石毛さん、あんた、Q奴の恨み
       を買っているんだよ。」
石毛公  「え〜、どうして、人様に恨まれるような事なんて、絶対にしてないよ。
       お父さん、お母さんが『人には親切にしなさい』って言ってるからね。」
B     「あ〜、石毛さん、恨みとか嫉妬なんてものはその人間の人格に関係なく
       生まれるものなんだが・・・もしや、石毛さん、あんた、人に対して羨んだり
       妬みとか持った事ないんじゃないか?」
石毛公  「うん、無いよ。だって、皆それぞれに良いとこ有るし、感心する事ばかりだよ。
       で、一つ聞いていい?そのQさんて誰?」

メンバー達はお互いに顔を見合わせ、しばしの間言葉を失いました。
  
180代打名無し:03/06/16 21:33 ID:4t8IlV91
C   「・・・石毛さん、俺達が初めて会った時の事、覚えてるだろう?その時に
     あんたが、叩きのめした男が居ただろう。そいつがQだ。」
石毛公 「あ、あの時の人がQさんなんだ。でも、女性にあんな乱暴な事をしちゃ
      いけないよね。お父さん、『女の子には、優しくしなさい』って言ってるし
      あんな事してたら良い大人になれないよね。」
D    「石毛さん、その道徳論はこちらに置いといて、そのQは石毛さんにチーム
      の頭を奪われた、と思い込んでいるんだよ。つまり、これが嫉妬、
      逆恨みなんだよ。」
石毛公 「そんなものなの?でも、その話、なんだか悲しいね。Qさん可愛そうだね。」

まさに、‘仏の石毛’の本領発揮だ、とメンバー達は思いましたが、彼らも自分達の
未来が掛かっています。これで、引き下がる訳にいきません。

A   「石毛さん、もし、もしだよ。もし、石毛さんの身に何かあったとしたら、俺達は
     どうなると思う?」
石毛公 「え、どうかなっちゃうの?」
B   「頼むよ〜、石毛さん、少しは俺達の事も、考えてくれよ。」
石毛公 「皆何言ってんの?僕なんて居なくてもそんなに変わらないよ。
      皆、僕の事買い被り過ぎだよ。勉強や野球出来る人いるし、性格や
      ルックスなんか大した事ないし、平均レベルだよ。」

メンバー達は、それぞれにこう思いました。じゃあ、石毛さん、あんたが平均
なら、俺達の存在は一体何なのか?と。人生の儚さと天賦の才の違いを
見せ付けられた瞬間でした。
181代打名無し:03/06/16 21:51 ID:gk4ZITOb
明後日午後六時から文化放送の放送中に石毛公降臨!!
182代打名無し:03/06/16 22:37 ID:4t8IlV91
そして、石毛公は恐るべき言葉を口にします。

石毛公 「で、僕、思うんだけど、そのQさんて、僕達の仲間に成りたいんじゃ
      ないかなあ?ほら、よくあるでしょう、好きな子にワザと意地悪をして
      しまうって、事。たぶん、それじゃないかなあ?」

こうなっては、成す術がありません。メンバー達は、作戦会議を開きます。
 
A    「何かヤバイ方向に進んでいるぞ。石毛さんに掛かれば、どんな悪人も
      善人にされてしまうぞ。どーする?」
B    「う〜む、困ったな。ならば、いっその事、Qが愛好会に入りたがってる事に
      するか?これは、危険過ぎるか?」
C    「いや、それだ!こうなれば、石毛さんの仏心を逆手に取ろう。石毛さんは
     幸い余りQの事を知らない。で、急に来られても解らないだろうから、俺達
     の誰かがお供をする、っていうのはどうか?」
D    「うむ、それでいこう。」

何とも、取ってつけたような理由でしたが、石毛公は

石毛公 「うん、解ったよ。何だか、僕も楽しみだなあ。Qさんもきっと改心
      して良い人に成っているんだろうな。」

この石毛公の仏心が、またしても波乱を呼ぶことになりますが、まだ誰も
知る由は有りませんでした。
183代打名無し:03/06/16 22:40 ID:4t8IlV91
>>178
有難う御座います。大変、励みになります。

>>181
真で御座いますか?何としても明日は、文化放送を聞かねばなりませんな。
184代打名無し:03/06/16 22:59 ID:WP6+A4/e
いつも乙でつ。
楽しみに読ませてもらってまつ。
ところでライターさん、もしかしてエンジェル伝説の読者ですたか?
185代打名無し:03/06/16 23:54 ID:7HrHq5nh
>>183
石毛様が文化放送にゲスト出演するのは、明日でなく明後日の18日水曜日18:00からです。

文化放送ライオンズナイターの放送内で発表された情報ですので確かです。
ライオンズナイター公式ページでは、「18日(水) ライオンズエキスプレス・デラックス 大物ゲスト生出演」と書かれています。
186代打名無し:03/06/17 07:45 ID:P0wzSmIF
ほ。
187代打名無し:03/06/17 21:23 ID:5DeKdBqO
なんとか石毛公の護衛に付く事になった黒豹愛好会の面々ですが、思わぬ所
からクレームがつきます。石毛公には、高校時代から既にファン・クラブがあった
事は前に言いましたが、その彼女達にしてみれば、何時も愛好会の面々が公の
周りに張り付いていては面白い訳はありません。そして、石毛公ファン・クラブの
発起人にして代表、公と同じ銚子校の女子高生・K子が愛好会に抗議を
してきました。

k子  「ちょっと、あなた達、一体何者なの?いっつも石毛君にまとわり付いて、
     石毛君がいい加減迷惑するじゃない!!」
A   「い、いや、俺達はそんなに怪しい者ではない。俺達は黒豹愛好会という
     バイクを乗る会の者で、石毛さんはその代表なんだ・・・。」
k子  「嘘つくのなら、もっとマシな嘘をつきなさいよ!。」
B   「う、嘘じゃないねえよ。」
K子  「嘘、ばっか〜り。だいたい、その愛好会って、暴走族なんでしょう。石毛君が
     そんな暴走族の仲間になるわけないでしょ。」
A   「つーか、俺達はバイクすら乗ってないんだが・・・。」
K子  「暴走族がバイク乗らない?もう、いい加減にしてよね!どうせあなた達
     人の良い石毛君を騙して利用しているんでしょう!」

さしもの愛好会の面々も、女子高生パワーにタジタジです。
188代打名無し:03/06/18 02:18 ID:SxdvhFZT
石毛公を守る会 vs 石毛公を想う会
抗争勃発!?
189代打名無し:03/06/18 07:44 ID:VP7mFyuw
保守。
190代打名無し:03/06/18 11:55 ID:AxsbTQDm
どちらも石毛公を想う気持ちは同じなのに争ってしまう・・
191代打名無し:03/06/18 16:58 ID:x9Pn2ltR
 ところでさぁ、Q(仮名)を応援してやろうって香具師はいないの?
普通の香具師なら石毛公のお姿を目にするだけですぐに石毛公の軍門に下ってしまうのに、
あくまで無駄な足掻きと知りつつも突っ張る、こいつは"漢”だと思う。

 だからQもそう簡単に改心はして欲しくないな。
 
192代打名無し:03/06/18 20:42 ID:NNKriH5g
さらに、K子の猛攻は続きます。

K子  「で、私達が一番許せないのは、あなた達が毎晩、勉強会と称して
     石毛君を独占している事よ!石毛君は、あなた達のだけのモノじゃ
     ないのよ。それで、本当に勉強なんてやってるの?信じられないわ。」
A   「だ・か・ら、ほっんとおーだって。そこまで、言い張るのなら、石毛さん
     に聞いてみろよ。」
K子  「そんなイヤラシイ事、石毛君に聞けるわけ無いでしょ。デリカシーの
     ない人達ね。」

こうなっては、何も聞く耳を持ちません。そこで、AはBに耳打ちしました。

A  「こうなったら、徹底的に下手に出て、ファン・クラブの協力を得た方が
    いいんじゃないか。」
B  「あまり気が進まんが、非常事態だしな、今は・・・。」

意を決した彼らは、K子の前で土下座を始めます。
193代打名無し:03/06/18 21:27 ID:NNKriH5g
A  「すまねえ、俺達が悪かった。皆の石毛さんを俺達だけで独占して、
    償いは何でもしよう。どうか、俺達を許してくれ。」
B  「本当に、すまない。俺達は心から反省している。君達の気の済むように
    煮るなり焼くなり、好きにしてくれ。」
K子 「まあ、解ればいいんだけど・・・。」

さしもの、K子も土下座には毒気を抜かれたようで、AとBはここぞとばかり
にかさにか掛かって攻めます。

A  「しかし、石毛さん家で勉強会をしているのは、本当なんだ。」
B  「そうなんだ。俺達は石毛さんのお陰で、勉学の楽しみに目覚めたんだ。」
A  「もし、嘘だと思うのなら、その勉強会の様子を見に来て欲しい。」
B  「と、いうか是非とも、君達も来て欲しい。お願いだ。」
K子 「え、私が石毛君の家に・・・、え〜いいのかなあ、私なんかが、彼の家に
    行っても。御両親も居られるのよね。何か緊張しちゃうな。だったら、こんな
    頭で石毛君の家に行けないわよね。美容院に行ってこようかな。」

女の情念は本当に恐ろしきもの。K子はファン・クラブの精鋭部隊である
「石毛公親衛隊」を率いてその夜、石毛邸に現れます。
194代打名無し:03/06/18 22:38 ID:NNKriH5g
「石毛公親衛隊」とは一体何者なのか?それらは、石毛公ファン・クラブの中
から選りすぐりの猛者たちです。勿論、女性ばかりですが、何かしらの武芸を極め、
石毛公の為なら命をも捨てる事を厭わない、云わば特攻部隊です。その彼女達が
黒豹愛好会達の前に姿を現しました。流石に特攻部隊と云われる事はあります。
それは、もう牛や熊のようなガタイをした女性ばかりで、面構えも仁王様のような
面々ばかりでした。

A  「すげえな、おい。思わず圧倒されるな。」
B  「一応、同じ日本人なんだよな。」
C  「何か、女にしておくのが勿体無いな。マジで。」
D  「おそらく、俺は史上最強の女性軍団を目の当たりにしているんだろう。」

と、その中にノーマルタイプのというか、結構いけてる女性が一人。そして、
顔見知りが一人居りました。

A  「げっ、お前、P子じゃねえか。なんで、お前がここにいるんだよ。」
P子 「別にあんたらに関係ないじゃん。て、いうかあ、あの噂は本当だったんね。」
B  「噂って、何だ?」
P子 「あれ?あんたら知らないの?じゃあ、教えてあげる。千葉でちったあ知られた
    ブラック・パンサーも一人の男に牛耳られて、今じゃ腑抜け。皆、あんた達の事
    ‘黒い猫’って呼んでるよ。」

愛好会の面々は、この屈辱にひたすら耐えます。このP子は、空手、柔道、合気道を
極めた女性で、女ながらこの一体を仕切る番長でした。ブラック・パンサーの前・頭、Q
とも壮絶な殴り合いを演じた事のある猛者でした。そして、そのP子が意味深な事を
口にします。
195代打名無し:03/06/18 22:53 ID:NNKriH5g
>>184
「エンジェル伝説」読んだ事ないです。小説ですか?漫画ですか?

>>185
今日に限って残業(泣)。石毛公のお話聞けませんでした。公はお元気
でしたか?どんな事話されてました?

>>188>>190>>192
何時も、有難う。実は、どんな展開に成ってゆくか自分でも解りません。
石毛公を中心に世界が広がって行きます。でも、Qは自分でも好きなキャラで
、この後思いっきり活躍?してもらう予定です。
196代打名無し:03/06/18 23:04 ID:xlbkuqkq
>>195
作者様の思うままに続けて下さい。
今後の展開も楽しみにしております。
197代打名無し:03/06/19 07:37 ID:1j4n8Wwp
上。
198代打名無し:03/06/19 20:42 ID:dGTkBL3v
P子  「今ここに、Qの奴が居ないねえ。と、なると、あの噂も本当だったんだね。」
A   「あの噂・・・って、まさか、Qが石毛さんを狙っている、と言う事か?」
P子  「ああ、そうだよ。だから、アタシはここに居るんだ。石毛君の親衛隊長として
     は当然のことだよ。」
B   「親衛隊?隊長?お前が?」

P子は、見かけはソコソコいけてる女でしたが、凶暴極まりない女でした。凡そ女らしさ
の欠片もなく、人様を呼ぶときは全て呼び捨て、人を立てるとか誰かの為に働くような
人間ではありません。さらに、驚くべき事にズボンしか穿い彼女が、今日はスカートを
穿いていました。

P子  「何、人の事見てんだよ!アタシがスカート穿いたら可笑しいか?」
A   「うん。だって、初めて見たもの。」
B   「うむ、何か珍獣を見る思いだぜ。」
C   「で、お前が誰かを呼ぶとき、‘君’づけで呼んだの初めて聞いた。」
D   「全く、同感。同じ人物から出た言葉とは思えん。」 
199代打名無し:03/06/19 21:24 ID:dGTkBL3v
P子  「てめえら、覚えてろよ・・・・・で、お前ら、ちゃんと石毛君に身の危険を
     知らせてあるんだろうな?」
A   「言ってはあるんだが・・・・・。」
B   「石毛さん本人さんに、その意識が無いような、有るような・・・。」
C   「て、いうか石毛さん、俺達の話聞いてくれないんだよ。」

その話を聞いていたK子は、

K子  「ちょっと、今の話は本当なの?石毛君に危険が迫っている、って。
     何故私達に言わないの?」
A   「何故、ってお前らも、全然俺達の話聞かなかったじゃないか。」
K子  「もう、言い訳ばっかり、あなた達それでも男なの?もし、石毛君に何か
     あったらどうする積もりなの。あなた達の代りは居ても、石毛君の代りは
     居ないのよ!」

と、彼女達のパワーの前に、ピンチに陥った愛好会の面々でしたが、
そこへ助け舟が現れました。石毛公でした。

200代打名無し:03/06/19 21:54 ID:dGTkBL3v
石毛公  「あれ?今日は随分大勢なんだね。何かあったの?」
K子&P子 「石毛くぅ〜ん。」

憧れの君の出現に、もうK子もP子もメロメロです。先程の殺伐とした
雰囲気は何処かに飛び去り、彼女達は淑女モードに切り替わります。

K子  「こんばんは、石毛君。こんな夜に御免なさいね。この黒豹愛好会
     の人達が、僕達の勉強振りを是非見に来て欲しい、っていうもの
     だから。ねえ、P子。」
P子  「え、ええ、実はそうなの。私は余り気が進まなかったんだけれど、
     この人達がどうしても、っていうから・・・。でね、石毛君、何かQとか
     いう人が、貴方に意地悪な事しようとしてる、って本当?」
石毛公 「ああ、Qさんの事。意地悪なんてちっともされてないよ。彼も前は
      悪い人だったけれど、改心して僕らのグループに入りたがってる
      って聞いてるよ。」

A子とP子は、鬼モードに切り替えて黒豹愛好会の面々にこの事を問い質します。

201代打名無し:03/06/19 23:36 ID:CfC/dtNv
石毛、早く成仏しろや
202代打名無し:03/06/20 07:59 ID:BmPrS5Bq
石毛公は生まれながらにして、既に生き仏で御座います。
203代打名無し:03/06/20 10:27 ID:Cp40uoff
>>201
むしろ化けて出てきて欲しいくらいなんだが
204代打名無し:03/06/20 21:12 ID:BmPrS5Bq
K子  「ち・ょ・っ・と、あんたら、石毛君に何て言ったの?」
A   「だ・か・ら・、ありのまんま。包み隠さず、誠心誠意、心を込めて、
     石毛さんに、申し上げた訳ですよ。」
B   「と言ったら、石毛さん、恨みを持つ人=可哀想な人=だから、たぶん善人
     =いえいえ、絶対に善人、て言うわけよ。」
C   「普通の人間の考えなら、俺達も解るが、仏様のお考えは解らん。」
D   「まさに、生き仏だな、石毛さんは。」
K子  「な〜んか、信じられないなあ。P子、あんたは、どう思う?」

黒豹愛好会のスガルような視線が集まる中、P子はアッサリとこう言います。

K子  「アタシは、コイツ等言う事、嘘だと思わない。信じられると思う。」
A   「お〜、P子、今日はお前が、菩薩のように見えるぜ!」
B   「ありがたや、ありがたや。」

しかし、P子は悪魔のような笑みを浮かべてこう言いました。
205代打名無し:03/06/20 21:51 ID:BmPrS5Bq
K子   「コイツ等、さあ、アホで馬鹿だけど、姑息な連中じゃないよ。て、いうか
      コイツ等の言語能力では、石毛君に正確に伝えられないだけなんだよ。
      まあ、石毛君の下僕、下男のくせにホント、使えない奴らね〜。」

愛好会の面々は、サメザメと涙を流し、己の運命を呪いました。しかし、彼らは
自分達の使命を忘れた訳ではありません。

A   「と、云う事なので、ファン・クラブの皆さんにも協力をお願いしたい。」
B   「頼む、き、君達のように美しい人達に、囲まれたならば、石毛さんも
     きっと満足されるに違いない。」
K子  「う〜ん、共闘か・・・。親衛隊・隊長のご意見は。」
P子  「そうだね・・・、まあ、良いんじゃないの。女の立ち入れない領分もあるし、
     イザとなれば、コイツ等を石毛君の弾除けに使えるしね。と、いう事で
     同盟成立だね。」

黒豹愛好会の血の滲むような努力が報われた瞬間でした。そして、彼らが守るべき
御本尊・石毛公はこう言いました。

石毛公  「皆、今日は凄く楽しそうだね。何かいい事あったの?だったら、
       僕にも教えてよ。」

まことに、愛すべき生き仏様で御座います。

206代打名無し:03/06/20 22:51 ID:HXEfOXJ4
ほ。
207代打名無し:03/06/21 01:54 ID:sdsG6C3c
執筆活動お疲れ様で御座います
208代打名無し:03/06/21 07:41 ID:B8eiuLuz
仏あげ。
209_:03/06/21 07:42 ID:+QyZCG3s
210代打名無し:03/06/21 20:36 ID:B8eiuLuz
ファン・クラブとの同盟が無事成立しましたが、問題はこれからです。如何にして
Qを撃退するか、と言う事です。その夜、石毛邸を辞してからの道すがら、愛好会
と石毛公親衛隊の面々は相談しました。

A  「・・・で、どうやって効率よく防衛するかだ。」
K子 「ん、な事簡単よ。ファン・クラブを総動員して、石毛君の周りを固めれば
    万事OKよ。」
B  「だが、奴は進出奇没だ。油断はできんぞ。」
P子 「そ〜だねえ、あんたらと違ってアイツ頭良いからね。素知らぬ顔して
    一服盛るぐらいはするね。」
C  「頭悪くてわるかったね。・・・で、P子、お前に何か考えがあるのか?」
P子 「‘攻撃は最大の防御’というからね。こちらから、仕掛けるという選択肢
    もあるわけだ。」
D  「し、仕掛けるって?」
P子 「Qの奴の面は割れてるんだからさあ、精鋭部隊を送り込んでさ、
    先にQの奴の首を上げる、とか。無言電話や不幸の手紙を大量に
    送って、精神的に破滅させる、とか。」
K子 「それとか、愛好会の誰かがQに成り済まして、悪事を働いて彼を
    社会的に葬り去る、っという策もあるね。」
A  「お前ら、それみんな犯罪じゃねえか。で、何で俺達が、奴の変わりに
    悪事を働かなきゃ成らない(泣き)」
P子 「あれ?お前ら、石毛君下僕の会、じゃなかったっけ?主の為には
    命の一つや二つ捨てなきゃ。」
B   「お、俺達の命って・・・(サメザメ)」

と、その時声を掛ける者が居りました。
 「石毛様、心よりお慕い申しております。」、と。
211代打名無し:03/06/22 09:17 ID:fccLdApz
うえ。
212代打名無し:03/06/22 09:41 ID:QzbWAhuL
石毛、再生してもいいがもう2度とオリックスへは来ないでくれ
西武かダイエーでやってくれ。

213代打名無し:03/06/22 13:52 ID:b57VKt0O
A 「おい、P子、今のあの娘は誰なんだ?あの娘も親衛隊なのか?他の親衛隊の
   筋肉ねえちゃん達とは明らかに違うぞ。」
P子 「ああ、T子の事だね。ふふふ、中々面白い娘だよ。お〜い、T子ちょっと
    こっちにお出でよ。」

すると、巫女さんのような衣装を着て、手に長刀を持った可愛らしい女性が現れました。

T子 「皆様、お初にお目に掛かります。わたくし、T子と申します。石毛様の事は
    心よりお慕い申しあげておりまする。この度は、その石毛様に危険が迫って
    居られると聞き及び、馳せ参じた次第です。もし、そのQとやらを討つので
    あれば、このわたしにお申し付け下さい。万難を排してQを切り捨て、本懐
    を遂げてみせまする。」

あまりの展開に黒豹愛好会の面々は、言葉も有りません。

P子 「はっはっはっはっ、どうだい、面白い娘だろ?で、T子は親衛隊の
    隊員だ。こう見えてもこの娘、剣法の達人でさあ、事剣術ではアタシも
    かなわないよ。」
P子 「で、T子は、良家のお嬢さんで、祖先はどこかのお公家さんだったらし 
    よ。名家の出だと言うことで、T子の家は今でも政財界の重鎮に顔が利く
    らしいよ。」
A 「で、その大切なお嬢様が、何でそんな危険な親衛隊をやっているんだ?」
K子 「ああ、それはね。彼女が広告塔も兼ねてるからだ。」
B  「広告塔?」
K子 「そう、広告塔。彼女が居るだけで、お金に成るのよ。何せ、こんな大組織
    でしょ、お金が必要なの。彼女目当てで、ファン・クラブに入る人もいる
    からね。一口500円だ、あんたらも入会する?」
C   「い、いや、遠慮しとく。」
K子  「で、さあ、この娘を全面に出しとくと、彼女のパパが喜んでくれて、軍資金
     をタンマリ出してくれるのよ。これが、また美味しいのよね。」
A 「お、お前ら鬼だな。」
214代打名無し:03/06/22 18:59 ID:XM8kkLZx
石毛様、揚げ。
215代打名無し:03/06/23 06:22 ID:3NlIJEh6
>>210 進出奇没→神出鬼没
>>213 全面→前面

野暮ですまん。
216代打名無し:03/06/23 07:44 ID:je0IwJkP
>>215

ナイス突っ込み。多謝。
21778歳・女性(江東区):03/06/23 07:54 ID:qYdEVHZS
長年リウマチに苦しみ、あちこちの病院で
診てもらい、リウマチに良いという民間療法も
随分試してきましたが、一向に良くなりませんでした。
このまま痛みに苦しみながら死ぬのかと絶望しましたが、
石毛公の御言葉を聞いてから、痛みが和らいでいます。
孫と一緒に遊んでやることも出来そうです。
有難うございました。
218代打名無し:03/06/23 19:50 ID:je0IwJkP
>>217
石毛公も涙を流して、喜んで居られます。
219代打名無し:03/06/23 21:17 ID:je0IwJkP
さて、問題のQですが、決して石毛公への復讐を諦めた訳ではありません。
しかし、彼に残された選択肢は、それ程残されていませんでした。力攻めは
ダメ、援軍も期待出来ない、策も通じないとなれば、残された選択肢は、
必殺仕事人のように、ひっそり近づいてブスリと刺す、という事でした。
Qは胸に短剣を潜めて、石毛公へと近づこうと試みましたが、あの圧倒的な
石毛公親衛隊が脇を固めています。迂闊に近づく事も出来ません。

無念の思いを抱きながら、悶々と日々を過ごすQの前にある人間が現れます。
その人間は、Qが石毛公の次に憎い相手でした。現・石毛公親衛隊・隊長の
P子でした。彼女はQの顔をみるや否や、思い入れタップリにこう言いました。


220代打名無し:03/06/23 22:14 ID:je0IwJkP
P子 「あら、元気そうじゃない。石毛君に敵わない、と思って寝込んでるのかと
    思ってたよ。その顔は、まだまだヤル気満々だね。」
Q  「て、てめえ、何しに来やがった。」
P子 「ふふ、ズバリ警告。あんた、さあ、もうこれ以上石毛君に近づかない
    方が身の為だよ。彼の周囲を固めるゴツイ奴が、いるだろ。あれが音に聞く
    親衛隊だよ。石毛君の為なら、何でもする連中だ。彼に危害を加えようもの
    なら、あんたもタダでは済まない。で、アタシは、それを束ねる隊長だ。」
Q  「へっ、そんな脅しに乗るもんかよ。石毛の軍門に下るぐらいなら、
    一戦交えて華々しく散った方がましだ。」
P子 「はっはっはっはっ。」
Q  「何が可笑しい?」
P子 「ふふふ、余りに予想通りに返答があったものだからね。じゃあ、今度
    相見えるまで、息災にしてろよ。」

Qの腸は煮り返りましたが、P子が挑発しているのはミエミエです。最後に残った
理性を総動員して、この屈辱に耐えて忍びます。が、その最後の理性をふっ飛ばす
ような出来事がQの身の上に起こります。
221代打名無し:03/06/24 07:44 ID:D0BGO1+F
ほ。
222代打名無し:03/06/24 13:15 ID:4Z/NW9o2
石毛って3回ぐらい離婚してるよね。
性格に問題あり
223代打名無し:03/06/24 20:14 ID:D0BGO1+F
>>222
確かに、女性にモテモテなのは‘問題あり’ですな。
しかし、あの男前振りは止めようがありません。
224代打名無し:03/06/24 21:05 ID:EY6oTHyT
これまで世に伝えられなかった真なる石毛公の武勇伝とその教えを、
2chという媒体を使い病みきった今の広範な世の中に一筋の光として
教示せんとする>>220さんのその美しくも犠牲的なお心に、
この場を持って感謝の意と敬意を表します。
225代打名無し:03/06/24 21:07 ID:D0BGO1+F
Qの理性をふっ飛ばしたのは、一本の電話でした。彼が仇と狙う石毛公・本人
からのものでした。何故、石毛公からなのか?これには、理由がありました。
ある勉強会の時でした。公は、こんな事を口にしました。

石毛公 「そう言えば、Qさん姿現さないね。どうしたのかなあ?」
A    「な、何言ってんの?石毛さん。」
石毛公 「え、だってQさん、愛好会に入りたがってるんでしょ。で、皆で迎える
      為に、大勢でいるんじゃないの?」
B    「え、あ、そ、そうだったね。き、Qの奴は、せ、性格的にちょっと引っ込み思案
      なとこがあって、その・・・なあ、Cよ、確かそうだったよな。」
C    「え、俺か・・・、そ、そうなんだ、石毛さん。Qの奴は好きな子に好きと
      言えないタイプなんだ。と、言う事で、Dよ、後頼む。」
D    「い、で・・・、それで、もしや、余りに悩むものでQの奴は病に臥せって
      いるのかもしれない・・・・。Aよ、後まとめてくれ。」
A    「つ、つまり、話を総括すると、愛好会入りを熱望してはいるが、何らかの
      理由があって我々と連絡が取れない、取る事ができない、という事
      だと思うよ、石毛さん。」
石毛公 「それは、大変だね。・・・・・・。」

この時、黒豹愛好会達の面々は、自分達の嘘が石毛公に信じてもらえた事に
安堵していました。彼らにもう少し、慎重な配慮があったならば、親衛隊のP子
がこの場にいたならば、この後の悲劇は避けられたかもしれません。
226代打名無し:03/06/24 22:49 ID:D0BGO1+F
さて、その電話のやり取りです。

石毛公 「あ、Qさん、こんばんは。僕、石毛宏典といいます。」
Q    「て、て、てめえ、な、何の用だ?」
石毛公 「ああ、僕の事憶えててくれてました?先日は、殴ったりしてゴメンね。
      痛かったでしょ?でも、女の子にあんな手荒な事しちゃ、ダメだよね。
      お父さんには何時も、『女の子には優しくしなさい』って言われているし
      やっぱり、お互い楽しくした方がお付き合いも長続きするしね。」
Q    「い、石毛、お前、俺に、何が言いたいんだ?」

八つ裂きにしても余りある石毛公でしたが、余りの怒りに為にQも言葉がでません。
そして、恐るべき言葉が石毛公の口から放たれます。

石毛公 「ああ、そうそう、でね、Qさん、何にも遠慮する事ないよ。僕らは
      何時までも待ってるからね。」
Q    「待つ?い、いったい何を、だ。」
石毛公 「もう、Qさんたら、本当に照れ屋さんなんだね。」
Q    「お、俺が照れ屋?」
石毛公 「そうだよ。だって、Qさん、僕らの仲間に、黒豹愛好会に入りたい
      んでしょ?皆から、そう聞いたよ。だから、何時でもいいから声
      を掛けてね。」

仇として付け狙う相手からの労いの言葉、Qは戸惑いを隠せません。積もり積もった
はずの恨みの言葉も一つも出す事ができません。それどころか、石毛公の仏パワー
に諭されそうになるもう一人の自分を発見しました。その自分を押さえるべく体中の
怨念を再燃させ、唐突に石毛公との電話を切りました。
恐るべし!石毛。外からではだけではなく、内からも攻め落とそうとするのか、
とQは考えました。そして、これ以上の猶予は危険だ、と考えたQは取って置きの
秘策を持って、石毛公を討とうと決心します。


227代打名無し:03/06/25 08:52 ID:7/cFk00i
>>220

有り難きこと。石毛公にも、お伝えいたしまする。
228代打名無し:03/06/25 20:46 ID:wuzVB9fE
さて、Qの秘策とは、何か?実は、この策はずっと前から考えていたものでした。
が、出来ればQ自信も使いたくない、と思っておりました。大変なリスクを伴うから
です。その危険極まる策とは、銚子校の生徒に成り済ましす事です。しかも、
男子ではなく、女子高生に化けてしまうのです。が、バレてしまえば、生き恥を
晒すことに成ります。故に、Qはその策を用いる事に躊躇いを感じていました。
しかし、土俵際に追い詰められたQに、選択の余地はありません。止む無く
禁断の技を使い、石毛公に迫る事になります。

まず、極秘ルートから、銚子校の女子高生の制服をゲットし、女子高生に成りきる
事から始めます。姉の化粧品を失敬しメイクを施し、露出する部分の毛は全て
剃リ落とす。Qは幸い色白で細身だったので、カツラを被ればもう殆ど女子高生
です。しかし、姿だけでは直ぐにバレます。言葉使いや身のこなしも気をつけな
ければなりません。その日からQの血の滲むような特訓が始まります。
229代打名無し:03/06/25 22:21 ID:wuzVB9fE
女子高生がいかり肩で、大股で歩いてはいけません。股にタオルを挟み込み
内股で歩くように心がけ、少し前かがみに成り柳肩をつくります。言葉使いも
決して乱暴ではいけません。メイクをしたままで鏡に語りかけます。

Q  「は、初めましてえ、わ、わたくし、Q子と申するの。よ、よろしくねえ。」

初めての女子高生体験です、中々上手くはいきません。しかし、鏡に映る
自分はちょっと良い女。少し、ウットリしてしまいます。危ない自分を発見し
つつも、Qはさらに精進を続けます。そして、かなり上達してきた時に、彼は
ある衝動に駆られます。俺の女装が何処まで通用するのか?と。Qは大胆
にも、己の力量を試しに夜の街に出て行きます。

230代打名無し:03/06/26 07:46 ID:I3TW7TxY
あ。
231代打名無し:03/06/26 08:39 ID:sevpSIAV
医師下校小説にうっとり
232代打名無し:03/06/26 20:34 ID:I3TW7TxY
女子高生となったQは、人目の多い駅前に向かいました。そして、自分を見つめる
人の反応を窺います。道行く男達は、Qが男である事に気がつかないようで、
通り過ぎた後に、必ずと言ってよいほど、この‘可愛らしい女子高生’を見つめ直し
ます。う〜ん、俺も満更じゃないな、と思っていましたが、ある男達が声を
掛けて来ました。どうやら、ナンパのようでした。

ナンパA 「へ〜い、彼女、可愛いねえ、一緒にお茶しない?」

正体を現して殴ってしまえば、簡単に事を済ます事ができましたが、此れしきの
事をクリア出来なければ、あの石毛公の目を誤魔化すことはできません。

Q   「え、え、でも私、門限があるし、お父さんが‘知らない男の人に付いていっちゃ
     いけない’、って言ってるし・・・。」
ナンパB 「まあ、いいじゃない。まだ、そんなに晩くないし、30分だけ、俺達と
       お茶してよ。お願い!」
Q   「で、でもぉ〜・・・。」

などと、Qはウブナ女子高生を演じますが、ナンパ野郎達は全くQが男である
事に気が付きません。この成功に気を良くしたQは、調子に乗って男達の誘いに
応じる事になります。

233代打名無し:03/06/26 21:29 ID:I3TW7TxY
場所は、とある喫茶店。
ナンパA 「君、本当に可愛らしいね。何ていう名前なの?」
Q     「き、Q子と言います。」
ナンパB 「へえ〜、Q子ちゃんて言うの、ホント可愛らしいねえ。やっぱ、銚子校
       はレベル高いなあ。」
Q     「え、レベル?何のことですぅ〜?」
ナンパA 「あれ?Q子ちゃん知らないの?県下では有名だよ。銚子校の女学生
       は可愛らしい子が多い、って。」
Q     「そ、そうですかぁ・・・、私、そんなに美人じゃないし・・・。」

こんなウブナ言動が、益々ナンパ野郎達の気持ちをそそります。

ナンパA 「そんな事ないよ。Q子ちゃん、とってもチャーミングだよ。自慢
       じゃないが、俺達の高校の女ってブサイク揃いでさ、妖怪変化
       のような奴ばっかりだよ。」
ナンパB 「そうなんだよなあ、俺達の高校の連中から女らしさを感じない
       もんな。牛、熊を毎日見てるよだよ。あ〜、Q子ちゃんみたいな
       可愛い子に出会えるんだったら、俺も銚子校に行けば良かった
       かなあ。」
ナンパA 「しかし、銚子校には、あの石毛が居るぜ。」
ナンパB 「そ、そうなんだよなあ。県下のカワイ子ちゃんの大半は石毛目当て
       で、銚子校に行くというぜ。何か聞く所に拠れば、アイツ自分の
       ファン・クラブも持ってるというぜ。」
ナンパA 「げ〜、マジかよ。カワイ子ちゃんの独り占めかよ〜。世の中不公平
       にできてるよなあ。しかし、さぞ、同年代の銚子校の男子は惨めな
       思いをしているんだろうなあ。同情するぜ。」

石毛公の名前が出た途端に、Qはキレそうになりましたが必死に堪えます。
ここで、馬脚を現しては元の木阿弥です。ナンパ野郎達の話はさらに続き
ます。

234代打名無し:03/06/26 21:46 ID:a+mQAEfK
執筆活動ご苦労様で御座います。
Qメインの話が続きますね。結構で御座います。
235代打名無し:03/06/26 22:05 ID:I3TW7TxY
ナンパA 「ところが、石毛の評判は男子の間でも良いらしい。クラス委員や野球部
       のキャプテンを務める男だ、人望が無くては出来まい。」
ナンパB 「そうか・・・。噂に聞く‘仏の石毛’ってのは、本当なんだな。」

そして、思い出したかのようにナンパ野郎達はQに話し掛けます。

ナンパA 「で、さあ、Q子ちゃんも、やっぱり、石毛ファンなの?」
Q     「えっ、えっ、そ、その、ある意味尊敬はしてますけど、恋愛対象
       にはならいって言うかぁ・・・」

Qは怒りの余りにこれ以上言葉にする事は出来ませんでした。しかし、ナンパ野郎
にしてみれば、これがまたナンパ魂を揺さぶる行為になりました。

ナンパA 「え、本当?で、Q子ちゃんて、彼氏とか、好きな男とか居るの?」
Q     「いえ、そんな人いませんよぉ〜。私あまり魅力ないから・・・。」
ナンパB 「何言ってんの、もっと自分に自信をもちなよ。君ならこれから幾らでも
       幸せになれるよ。」
Q     「ええ〜、ホントですかぁ。私、嬉しいなあ。」
ナンパA 「ホントだよ、Q子ちゃん。で、さあ、良かったら、また俺達と会って
       くれるかなあ?」
Q     「ええ、喜んで。」

こうして、ナンパ野郎達を手玉にに取り、Qは大きな自信を付けます。そして、
これに気を良くしたQは更に大胆な行動を取る事になります。
236代打名無し:03/06/26 23:02 ID:GGo47M9W
お昼のメロドラマを見てるようで次が待ち切れません。
237代打名無し:03/06/27 07:40 ID:wBYc5NXp
補。
238代打名無し:03/06/27 20:56 ID:wJ5Le/Z1
Qが次に取った行動とは、何と銚子校に出向き違和感なく溶け込む事でした。
銚子校の中にもファン・クラブの会員が多数居るはずです。と、なれば自分の
て手配書が出回っているはずです。その彼女達の監視網を掻い潜らなければ
石毛公に到達する事は出来ません。Qの心中はまさに、死中に活、虎穴に入ら
ずんば虎子を得ず、危急存亡の秋、女子高生ルンルン、などとさまざまな思い出
一杯でした。

授業途中から学校に登校しては不審に思われます。Qは朝から、堂々と正門から
勿論女子高生の姿で進入する事に成功しました。流石のQも初めはドキマギしまし
たが、誰も不審に思う者はいません。Qは慣れて余裕が出てくると、周囲を観察し
始めました。

Q  「(ふむ、流石に銚子校ね。あのナンパの人達のお話通り、皆さん綺麗な娘が
    多いわね。でも、私も負けないわ。目指す石毛君は、何処のクラスかしら?
    確か、2年生って聞いたわ。)」

もう、身も心も女子高生と化したQは、石毛公を求めて銚子校をさ迷い歩きます。
239代打名無し:03/06/27 21:37 ID:wJ5Le/Z1
>>234>>236
本当に有難う。自分自身も、目一杯楽しんで書いてます。
時間の許す限り頑張ります。

ー続きー
さて、石毛公を探して回るQでしたが、行く先々で銚子校・男子の視線が彼に
集中し、彼らは口々に呟きます。

銚子校A 「おい、見ろよ。可愛らしい娘だな。何組の娘だ?」
銚子校B 「やっぱ、ここのレベル高いよな〜。」
銚子校C 「すっげー、俺、彼女に乗換えてしまおうかなあ〜。」

などと、殿方の視線の熱い事。例え、男だろうともこれ程人気を集めれば、
悪い気はしないというもの。Qはちょっとした快感に浸って居りました。
Q  「(美しいって罪よね、ふっ。)」
目の前にその男が現れなかったら、Qはもう暫く夢心地だったかもしれません。
何と、目指す男・石毛公が前を歩いてきます。しかも、護衛もごく僅か。
Qにとって千載一遇のチャンスでした。時間にすれば、僅か十数秒、Qに
とっては何時間にも思える、そして緊張の一瞬でした。
240代打名無し:03/06/27 22:51 ID:wJ5Le/Z1

Q 「(落ち着いて、落ち着くのよ、Q子。父の仇はすぐそこに。)」
Qは高鳴る心臓を押さえながら、ゆっくりと石毛公の横を通り過ぎます。しかし、
何事も起こりません。石毛公も全く気が付かない様子でした。しかも、Qの美しさ
が目に止まったようで、
石毛公 「うわ〜、可愛いいね。」

と、言いました。供をしていた女子高生は、強力なライバル出現、とばかりに嫉妬の
視線をQに投げ掛けてきました。この瞬間にQは勝利を確信しました。遂にあの石毛公
とその仲間達を出し抜く事に成功したのです。これを勝利、ビクトリー、と言わずして
何というのか。余りの嬉しさに小躍りしたい気分でした。しかも、自分の美しさを絶賛
されていたので、最高の気分でした。Qに取って人生最良に日といえたかもしれません。
勝利の美酒に酔いしれたQは、何か大切な事を忘れたかな、と思いつつ
そのまま帰途につきます。そして、石毛公を討ち損ねた事を思い出したのは、
家に帰って普通の男に立ち返った時でした。まあ、明日もあるから良いか、とその時
考えたのですが、これが思わぬ出来事を招く事になります。

241代打名無し:03/06/28 09:17 ID:ybtuRszc
あげ。
242代打名無し:03/06/28 11:15 ID:9HJFEyk6
恩を仇で返す奴
243代打名無し:03/06/28 22:06 ID:jIYprL7o

Qが女子高生と化して銚子校に潜伏している頃、Qの動向を必死に探っている
人間が居りました。石毛公ファン・クラブの親衛隊・隊長P子でした。ここ2,3日
の動向がようとして掴めませんでした。何時も陽気なP子も顔色が冴えません。
気になった黒豹愛好会の面々は、彼女に尋ねます。

A  「どうした?P子。元気が取柄のお前が、そんなタメ息ついちゃって。」
P子 「う〜ん、Qの奴の行方が掴めないんだ。ファン・クラブ情報部によれば
    アイツ、自分の学校には行ってないんだよ。」
B  「じ、情報部?ファン・クラブにはそんなものも在るのかよ。」
P子 「ああ・・・、で、その情報部によれば、Qの奴、朝家を出るらしいんだが、
    その後何処とも無く、行方が解らなくなるらしい。お前ら、どんな些細な
    事でもいいから知っていたら、教えて欲しい。」
C  「う〜ん・・・、なあ、P子、Qの奴が石毛さんの襲撃を諦めた、とは考えられ
    ないか?これだけ、がっちりガードしてるんだ。まず、鉄壁といえるんじゃ
    ないか?」
P子 「出来る事なら、アタシもそう思いたい。先週の事だけど、Qの奴の所に
    それとなく探りに行った。けれど、アイツまだまだヤル気満々だった。」
D  「執念深いからな、Qの奴は。」
P子 「ところで、石毛君の方は何も変わりないか?脅迫電話とか不幸の手紙
    を送られてるとか。」
244代打名無し:03/06/28 22:10 ID:yK6/6JNd

>>1>>101
そんなことはいいからマック鈴木をヤクルトに戻してやれ!
あと1日だぞ
245代打名無し:03/06/29 09:25 ID:whuRkCG+

A  「いや、特に変わりは無いみたいだ。が、もし仮にそんなのが在ったり
    したら、あの慈悲深い石毛さんの事だ、逆に相手を心配するだろうな、きっと。」
B  「そう言えば、石毛さん、Qの事を気に掛けていたな。『どうして、現れないんだろう?』
    ってさあ。」
P子 「で、お前ら、石毛君に何て言ったんだい?」
C  「お前も知っての通り、石毛さんは仏のような人間だ。とても、Qが自分に危害を加える
    なんて話は信じてくれない。で、俺達は、Qが病気か何かで来られない理由があるん
    じゃないか、って言ったわけよ。」
P子 「うんうん、実に石毛君らしいね。ん・・・、待てよ、まさか・・・石毛君、その話を真に受けて
    アイツの所に電話をしたとか・・・・・。」
A  「ははは、まさか、石毛さんもそんな火に油を注ぐようなマネをする訳がないだろう。
    まあ、普通の人間だったらそんな事は、充分に・・・・、え、普通?」
B  「い、石毛さんは、普通だよな・・・、ごく普通の仏だよな。」
P子 「これは緊急を要するね。彼に会って真偽を確かめた方がいいね。」

そして、石毛公の答えは何時もと変わりなく、そして屈託の無いものでした。

石毛公 「ああ、Qさんの所に電話?うん、したよ。彼、なんだか元気なかったよ。
      やっぱり、皆の言うとおりだったよ。最後の方は何だか涙声で、感極まった
      のか、電話が切れちゃったんだよ。なんだか、本当にしんぱいだよ。」

P子と黒豹愛好会達がその場で、凍りついたのは言うまでもありません。
そして、遂に運命の日が訪れます。
246代打名無し:03/06/29 21:45 ID:2HraI1eA
その運命の日の前日の夜、Qは不思議な夢を見ました。それは、こんな夢は
でした。Qは、ふと気が付くとある道を歩いていました。その道は、荒れ果てた
道です。ふと傍らを見れば、今まで自分が葬り去ってきた男達や泣かせた女
達が横たわっていました。ああ、俺は修羅道を歩んできたんだ、と思いました。
ところが、突如道が明るくなりました。周囲一面は打って変わって、一面に花が
咲き乱れました。道の先を見ると、誰かが居るようでした。そして、自分に手招き
しています。近づいて見ると、中世ヨーロッパの王子様のようでした。王子様が
俺に何のようなのか?と、思っていましたが、何時の間にやら自分がお姫様の
衣装になって居りました。そして・・・・

はっ、としてここで夢から覚めました。妙な夢でした。しかし、それ程夢心地は悪く
ありません。Qはきっと、今日は良い事がある、今日こそはあの石毛を亡き者に
する事ができるんだ、と確信しました。この前は、余りに自分の美しさを絶賛されて
失敗しましたが、もう同じ事は繰り返しはしません。念入りにお化粧をして、髪を
セットして準備はOK。鏡に向かって、ポーズを決めます。
Q 「今日は、何人の男子を悩殺できるかしら?」

Qは、もう女子高生モードに突入です。そして、念のために手の平に
‘石毛命、頂戴’と書いて万全の状態で臨む事になります。
247代打名無し:03/06/30 07:41 ID:4wRxQHQu
上。
248代打名無し:03/06/30 20:26 ID:m5EuPUXp
今日で全てが終わる、全てが成就する、と思うとQの心も弾みました。すっかり
馴染んだ女子高生姿ともお別れになるのかと、思うと少し寂しい気もしました。
うふっ、今度生まれた時は女でもいいわね、と感慨もひとしおでした。

さて、いよいよ、目指す銚子校です。正門前には、ゴツイ体の親衛隊らしき女戦士
が居りました。いよいよ、風雲急を告げて来たな、とQは感じました。が、彼は難なく
正門を突破しました。後は、もう石毛公を背後に迫ってブスリとやればよいだけです。
はやる心を抑えつつ、歩を進めます。と、その時声を掛ける者が居りました。

 「Q子ちゃん!」、と。
249代打名無し:03/06/30 20:28 ID:sO2bkcBD
毎晩楽しみにして居ります。
250代打名無し:03/06/30 20:51 ID:AOSUxiJM
作者様いつもご苦労様で御座います。
251代打名無し:03/06/30 21:34 ID:m5EuPUXp
Qが振り向くと、先日自分をナンパした男が立って居りました。大事の前の小事
です。余り、事を荒立てる訳にはゆきません。手早く用件を済ませる事に
しました。

Q     「あら、あなたは、先日のナンパAさん。私に、何か御用?」
ナンパA 「Q子ちゃん、ごめんね。こんな学校まで押しかけて。どうしてもQ子ちゃんに
       伝えたい事があったから。ちょっと、こっちまで来てくれる。」
QとナンパAは、路地まで行きました。そして、ナンパAは手にしていた花束をQに渡し
ました。花を貰って喜ぶ姿は、どこから見ても完璧な女子高生でした。

Q     「うわっ、綺麗なお花、これを私に下さるの?」
ナンパA 「うん、Q子ちゃんの為に持って来たんだよ。君の笑顔が見れて
       本当に良かったよ。」
Q     「まあ、本当にお上手ね。それで、お話って何かしら?」
ナンパA 「え〜、じ、実は、お、俺、Q子ちゃんの事好きのなったみたいなんだ。
       あれから、帰ってから君の事が頭から離れないんだ。こんな事は
       俺初めてなんだ。俺、ホントいい加減な奴だけど、君を思う気持ちは
       本物なんだ。」
Q     「えっ?、あ、あの、何を?」
ナンパA 「イキナリなのは充分解ってるんだ。で、でもこの気持ちは止めようが
       ないんだ。きっと、君の事大切にする。もう、ナンパなんて辞める。
       だから、俺と付き合って欲しいんだ。」
Q     「お、お付き合い?わ、私・・・。」

生まれて初めて男に告白されて動揺してしまい、正体を現す事も忘れてしまい、
そして、次にQが何か発しようとした時に、ナンパAに抱きしめられてしまい、
さらに、あっという間に唇を奪われておりました。
252代打名無し:03/06/30 21:39 ID:Ot7XglWD
よ・・・予想外の展開だ。流石に予想の範囲を越えた。(藁
ライターさん、がんがってー!!
253代打名無し:03/06/30 22:33 ID:m5EuPUXp
しかし、ナンパを生業している男は違います。そのキスの巧みな事。
男と解っていても、身も心も溶かせるようなテクニックです。思わず、逝かされ
そうになりました。Qが渾身の力を出して、ナンパAの腕を引き離しました。

Q    「い、いやっ・・・」

ナンパAは驚きました。あの必殺のキス攻めにして、今まで落ちなかった女
など一人もいませんでした。俺のキスを拒むとは・・・。が、さらにこれが愛おしさ
を倍増させます。

ナンパA 「あっ、ゴメンよ、Q子ちゃん。初めてだったの?」
Q     「あ、あたし・・・。」

Qはそう言い残すと、走り出していました。目には涙です。Qは今まで、多くの乙女の
唇を奪い、押し倒してきました。因果応報と申しましょうか、天罰ともうしましょうか、
男に乙女の純情を奪われることに成りました。恥ずかしいやら、情けないやら、
ちょっと嬉しかったりして、頭はパンク寸前です。その勢いで路地を飛び出した所、
車が通りかかり、Qは跳ね飛ばされる事となりました。幸い、命に別状はありません
でしたが、右足と肋骨の骨を折ってしまいました。

Qが気が付いた時は、病院のベッドの上でした。そこで、Qが思ったのは
自分の復讐が失敗し、それが、もう如何でもいいや、という気持ちでした。
あの、石毛やP子の裏をかいたとい事と、何より女子高生を堪能出来た事が
ちょっぴり嬉しかったからでした。

しかし、Qの試練は続きます。

254代打名無し:03/06/30 22:39 ID:6Ah6Vky3
かなり続きが気になります・・・。

Qは恥を晒すことになるのか・・・。
255代打名無し:03/06/30 23:02 ID:DPtAptef
おのれ・・・小憎い演出を・・・w
256代打名無し:03/07/01 01:41 ID:kuwXpsRr
たまらん
257代打名無し:03/07/01 03:20 ID:3vBoZ8hC
漏れは西武にも石毛にも何の関心もなかった。むしろ気に食わなかった…今までは…

だがこのスレに出会って・・・

野球など超越した石毛公に惹かれ始めている・・・
ヤヴァイかな?
258代打名無し:03/07/01 03:33 ID:VKRBSnTY
>>257
いや、ヤヴァイはずが無い。
石毛公のことを知ればみんな虜になる。
259代打名無し:03/07/01 07:52 ID:441PV4F5
あげ。
260代打名無し:03/07/01 08:14 ID:uUFg7R1z
>>257
自分が変わり始めてることに気付くと不安になるよね。
特に今まで無下にしてきたことに目醒めたなら尚のことだけど、
信じてみていいと思うよ。
石毛公を想うことで、その焦燥感も取り除かれていくはず。
261257:03/07/01 18:13 ID:KMow2Agq
258,260
ありがトン
石毛公の現役のプレーって殆ど見てない漏れでつが(アキャーマ、893、クドーの方が目立ってたし・・
)ここにいてもいいでつか?
(年齢的には初代ファミスたをやったような年代なんだが・・石毛公は結構脚速かったな・・)
262代打名無し:03/07/01 20:08 ID:441PV4F5
時に栄枯盛衰と申しますが、全盛を極めた王様が一夜にして玉座を追われた話
は歴史に数多く登場します。病院のベッドに横たわるQが正にそうでした。殆ど
見舞いの人間も訪れず、只己の不運を嘆いて居りました。そして、腹の立つ事に
看護婦や医師が自分を、物笑いにする事です。彼が、病院に運び込まれた時は
女装のままでしたので、それが病院内で知れ渡る事となりました。例えば、こうです。

看護婦A 「Q子さん、あら、御免なさい、Qさんでしたね。検温の時間ですよ。」
看護婦B 「まあ、綺麗なお肌ね。彼氏も、もう夢中でしょ。」
医師C  「内にも、君と同じぐらいの娘が居るんだが、これがお転婆でね。
       君の爪の垢でも煎じて飲ませたいよ。」
医師D  「しかし、君、そんなに可愛らしいと、学校で大変だろ。」

確かに腹が立ちましたが、少し違和感を覚えました。以前の自分なら切れて
例え、足が折れていようと相手に噛み付いたものです。しかし、看護婦や医師の
冷やかしに怒りながらも、ちょっとした優越感を覚えていました。さて、これから
どうしようか、考えました。あの憎っくき石毛にリベンジするか、それとも、諦めるか
それとも、女子高生を極めてみるのも良いかもしれない。などと、思索に耽って
いるとP子が現れました。
263代打名無し:03/07/01 20:33 ID:Zkv9Qspt
こっちも緊張してきた。
いいですよ、作者様。この調子でよろしくお願い致します。
264代打名無し:03/07/01 21:41 ID:441PV4F5
P子 「あらっ、お久し振り、この度は災難だったね。」
Q  「ちっ、見たくも無い奴が現れやがったぜ。お前も笑い者にしにきたのか?」
P子 「失礼な物言いだね。せっかくお見舞いに来て上げたのに、Q・子・ちゃん。」
Q  「くっ・・・ああ、もう何とでも言いやがれ。」
P子 「Q、あんた、今日は何か雰囲気が違うね。ふふ、石毛君に少し感化されのか?」
Q  「んな事、有る訳ねーだろ・・・、けど、もう潮時かなっ、って思ってさ。」
P子 「そうだね、女子高生も極めるのも悪くないね。」
Q  「違う、つーの。でも、お前ぐらいだな・・・、見舞いに来てくれるのは。
    て、ゆーか、もしかして俺に惚れた?」
P子 「お生憎様、アタシは石毛君一筋よ。で、あんたの見舞いはアタシだけじゃないよ。
    今さっき、来てたよ、例の彼氏・ナンパA君。えらい申し訳無さそうだったよ。アタシ
    が中に入りなよ、と言ったら、彼、『Q子ちゃんにヒドイ事をしてしまった、僕には彼女
    に会う資格が無い。』だって。ああ、もうホント可愛いい。あんたには、勿体無い
    ぐらいの彼氏だね。で、これを渡してくれって。」

P子は一枚の手紙をQに手渡しました。その手紙はこう書いてありました。

 『Q子ちゃん、ごめんね。俺が、あんな事しなければ、君がこんな目に遭う事は
  無かったと思う。本当にゴメン。でも、余りに君が魅力的だったから・・・。君の
  傷が癒えて、笑顔を取り戻した時に、改めて自分の気持ちを君に伝えたい。
  大好きなQ子ちゃんへ。心をこめて。』

思わず顔が熱くなるような文面でした。さすがは、スケこまし。そして、手紙の向こう
からP子が話し掛けます。
P子 「で、さあ、その中の‘あの事’って何?」
Q  「て、てめえ、人の手紙勝手に読んだな!」
P子 「あ〜ら、良いじゃない。減るもんじゃなし。しっかし、他人事ながら
    熱い文面だね。ちょっと感動したよ。あんた、マジで女になる?」
Q  「もう、何とでも言ってくれ(さめざめ)。」


265代打名無し:03/07/02 07:34 ID:sW60iMaS
あげ。
266代打名無し:03/07/02 16:09 ID:imJSBpCY
補。
267代打名無し:03/07/02 16:50 ID:II0aaGuA
石毛本スレも14スレ目で御座います。
http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/base/1057127764/
>>257殿は是非本スレにもいらして下され。
268代打名無し:03/07/02 20:55 ID:aSscfkfE
Qの試練は、まだまだ続きます。P子に続いて、元・ブラック・パンサー、現・黒豹愛好会
のメンバー達が見舞いに現れました。

A  「よっ、Qさん、見舞いに来てやったぜ。」
Q  「けっ、何が見舞いだ。誰も頼んじゃいないぜ。この裏切り者どもめ。」
B  「まあ、そう言うなよ。ちょいと昔は一緒に暴れた仲じゃないか。」
Q  「はは、そのお前らも今じゃ、借りてきた猫同然じゃねえか。お前らは
    付いてゆく人間を間違えたんだよ。」
C  「石毛さんのことか?仏に付いていって間違いなんてあるはずないよ。
    ふふ、少なくとも女装を趣味にしてる人間よりは、遙かにましだぜ。」
Q  「ち、違うぞ、あれはだな・・・、あの石毛を討つ為の最終手段で、好き嫌い
    は別にして、その・・・・・・。」
A  「え、そうか?それにしては、この手紙を読むと、そう思えんぞ。」
Q  「ぴ、P−子!お前、その手紙を見せるのヤメレ。」
B  「何々、『大好きなQ子ちゃんへ、心をこめて』だって。彼氏の熱意がヒシヒシと
    伝わってくる様だよ。愛される、っていいよなあ〜。Q子ちゃん。」
C  「で、一つ聞いていいか?この中の『あんな事』ってなんだ。何か非常に
    気になるんだが。」
P子 「そうそう、アタシもそこが知りたいのよね。だ・か・ら。教えて。」
Q  「・・・・・・(放心状態)」
A  「ちょっと、待てよ。皆の前で愛し愛される二人の秘密を、話すというのも
    不粋というものじゃあないか。」
B  「なるほど、Aの言う事にも一理あるな。つまり、我々に想像しろ、察しろ
    という事だな。それは、俺が悪かった、Q子ちゃん。」

KO寸前のQでしたが、愛好会の攻勢は続きます。
269代打名無し:03/07/02 21:57 ID:aSscfkfE
C  「う〜ん、『あんな事』とは、何だろうか?やっぱ、九分九厘あれだろうな。」
A  「それしか、考えられないな。すばり、チューだな、きっと。」
P子 「キャー、マジで?朝っぱらから?制服のまんままで?ねえ、後学の為に
    教えてくれない。チューされる時の心構え、って奴をさあ。」

Qの脳裏にあの濃厚なシーンが蘇ります、あの温もりと甘い感触が。その思いが
Qの顔色を朱に染めます。

B  「ん〜、Q子ちゃん、純情だな。顔、まっかっか。」
P子 「なるほど、こんな所がナンパ野郎のハートを射止めたんだね。アタシも
    同じ女として見習わなければならないね。」
C  「いやいや、皆、祝福してあげようじゃないか。Q子ちゃんのファースト・キッス
    なんだからさあ。」
一同 「Q子ちゃん、本当におめでとう〜。」

もはやQの体からは、魂が抜け出ようとしていました。が、しかし、Qを現実に引き戻す
者がいました。そうです、石毛公でした。いよいよ、真打の登場です。
270257:03/07/03 03:53 ID:V/h34QYO
うわ、酔って帰って覗いたらこの展開!
それにここでスン止めなんて〜

大団円なのか・・・それとも…ワクワク・・・

>>267
ありがdです。素面なときに寄らせて貰うでス。
271代打名無し:03/07/03 07:40 ID:1u0oDoHC
上。
272代打名無し:03/07/03 20:30 ID:1u0oDoHC
Q  「い、石毛・・・。」

宿敵の出現に、Qは言葉もありません。自分を追い落とした憎っくき男です。
本当なら、パンチの一つでも繰り出したい所ですが、動く事が叶わない事と
ケンカの腕前、器量、男前度など、あらゆる点で目の前の男に敵わないとい
う事が、Qを無力にしていました。卑劣な手段をとった自分への罵声か、敗北
を喫した嘲りの言葉が、石毛公の口から飛び出ることは簡単に予想できました。
ところがです。石毛公が発した第一声は驚くべきものでした。

石毛公 「き、Qさん、ごめん。全て僕が悪かったんだ・・・。」
Q    「は、はあ〜?い、石毛、お前、いったい何を・・・?」
石毛公 「Qさん、解ってる、解ってるよ。君が何を言いたいか・・・、僕がもっと
      気を配っていればQさんは、こんな目に遭わなくても済んだんだ・・・。」
Q    「おい、ちょっと、待て・・・。」

Qは石毛公が何を言おう、としているのかサッパリ解りません。自分をからかって
いるようには見えません。しかも、石毛公は涙を浮かべています。そして、さらに
公は、Qの腕を握りながら熱く語りかけます。

石毛公 「Qさん、本当にごめん。どうか、今回ばかりは、僕を許して欲しい。君が
      僕らの仲間に成りたがっている、ってのは皆から聞いていたんだ。だから
      僕、君に電話もしたんだけど・・・、無理強いしてもいけないと思って様子
      見てたんだ・・・、それが、こんな悲劇を生むなんて・・・、ほんっとに、僕は
      無力だ、無能だ、今日ほど自分が嫌になった日はない・・・。」

そう言うと、石毛公は目から滝のような涙を流しました。Qは心底恐ろしくなりました。
何時ぞやの自分への電話は、混じりっけ無しの思いやりだったという事に対してです。
      
273代打名無し:03/07/03 21:28 ID:1u0oDoHC
さらに、石毛公は語ります。

石毛公 「そ、それからP子さんから聞いたよ。君の家庭のこと。お父さんは
       事業に失敗して多額の借金、お母さんも病弱で働けない。しかも
       お姉さんがギャンブル好きでサラ金に手を出す始末・・・、そんな
       家庭を支えようと、君は女子高生になって男達に体を売っていた
       んだね・・・。」

Qは、石毛公の後ろで笑いを噛み殺すP子に向けて言います。

Q  「ぴ、P−子!お前、コイツに何て言ったんだ!」
P子 「いやあ、だって、そのまんまま話したって、石毛君信じてくれないん
    だもの。そう言った方が通りがいいんだもん。」
A  「う〜む、石毛ワールド炸裂だな。」
B  「ああなると、誰も石毛さんを止める事はできんだろうな。」
C  「仏様の本領発揮だな。」
D  「誰もが一度は通る道だ。耐えて忍べ、Qよ。」

Q  「い、石毛、お前、少し、落ち着け。親父はサラリーマンだし、お袋は
    全くの元気、姉貴はバーゲン大好きの普通のネエちゃんなんだ。」
石毛公 「き、Qさん、この期に及んでもまだ、そんな嘘を・・・、そんなに僕
      の無能ぶりを責めたいのかい?ああ、其れも仕方ないよ。僕は
      本当に最低野郎だ。でも、何でもっと自分を大切にしないんだい。
      僕は、それが一番悲しいんだ・・・。」
274代打名無し:03/07/03 22:05 ID:1u0oDoHC
有り難い説法は続きます。

石毛公 「あの徳川家康やジンギス・ハーンでも皆の協力無しでは覇業はならな
      かったよ。まして、僕らのような取るに足らない人間が一人で何が出来る
      と思う?もう、僕達は友達なんだ。心を開いて話合おうよ。」
Q    「(ちょっと、待て、俺達が何時、ダチに成ったんだ?)」

このまま、反論を続ければ有りがたいお話が、明日まで続きそうです。愛好会のAが
Qの耳元で囁きます。

A   「旦那、旦那、この窮地を脱する方法がありますよ。教えて差し上げま
     しょうか?もう、絶対に石毛さんに手出しをしない、という条件付だけど。
     OKなら、頷いてくれ。」
溺れる者はワラをもすがる、の心境でした。Qは3度頷きました。
A   「商談成立だね。たった一言いえば良いんだよ、『許す』って。」

Q   「い、石毛、よ〜く話は解った。俺は、お前を許す。もう、恨みは全部
     水に流そう。」

石毛公の顔がみるみる間に、晴れ渡ってゆきました。そして、Qに止めの
言葉を発します。
石毛公  「いや〜、良かった。Qさんも、これで黒豹愛好会の一員だね。」

275代打名無し:03/07/03 22:43 ID:1u0oDoHC
Q  「なっ、ちょっと、待て・・・・・。」
A  「Qさん、あんた、もう観念した方がいいよ。いや、あんた運がいいよ
    在り難い仏の話が之から毎日聞けるように成るんだからね。」
B  「う〜ん、俺は少し、抵抗があるな。また、前のようにデカイ面される
    のもイヤだしな。」
P子 「それは、大丈夫だよ。Qは怖いけど、Q子ちゃんは可愛らしいからね。」
C  「うむ、確かに。それに、今の代表は石毛さんだしな。で、今度はQが新参者
    になる訳だよな。」
A  「そうそう。入るからには、愛好会の会則を守ってもらわんとな。」

AはQに黒豹愛好会の会則のプリントを手渡しました。

Q  「お前ら、マジでこんな事、守ってんのか?」
A  「当たり前だ。それから、石毛さんの事を呼ぶときは、『さん』付けだ。
    呼び捨てにする事は、例え、石毛さんが許しても俺達が許さん。
    さらに、石毛さんのご両親は『お父さん』『お母さん』と呼ぶように。」
B  「そして、そこには書いてないが、飲酒、タバコ、ケンカは御法度。
    野球部のキャプテンでもある石毛さんに、迷惑が掛かるからな。」

Qは打ちのめされたボクサーのように朦朧としました。その途切れがちの
意識の中で、あのレッド・ベアーズの頭の言葉を思い出しました。
 『もう、これ以上、あの石毛に関わるのはよせ。お前がお前で居られなく
  なるぞ』

俺はいったいどんな風に変わってしまうのだろうか?満面の笑みを浮かべる
石毛公をみながら、Qはふと考えました。そして、決して変わらぬ御仁・石毛公
は、こう言いました。
 
石毛公 「また新しい仲間が増えたね。今日は本当にお目出度いね」と。
276代打名無し:03/07/03 22:50 ID:/X2ipyNh
読み終わって思わず拍手。
乙ですた!!!

作者氏に87万マグマ差し上げまつ!!
277代打名無し:03/07/04 01:33 ID:tOd/S3Gk
Qの復讐編-完-
278代打名無し:03/07/04 07:42 ID:f+AjTs6j
あげ。
279代打名無し:03/07/04 15:45 ID:61JOyjAS
続編乞うご期待
280代打名無し:03/07/04 21:56 ID:Vmzw8hzb
ー武勇伝・こぼれ話ー

こんばんわ。「石毛公武勇伝」の作者です。Qが石毛公の軍門に下った
所で物語は、一区切りとなります。少し、構想を練り直したいと思った事と
ちょっと一息入れたいと思ったので、武勇伝は少しお休みします。来週中
には必ず再開しますので、よろしくお願いします。と、いう事で、このスレの
保存も兼ねて、武勇伝の舞台裏を数回に分けてお届けしたいと思います。

改めて、このスレの住人さん達と武勇伝の読者の方々に感謝を申し上げ
ます。怠け者の自分が、一月に渡って書き続ける事が出来たのも、皆さんが
読んでくれたお陰です。多謝。

大体お分かりの方も居られるでしょうが、私はここのスレ主です。後、
PART2「神」 石毛大明神を奉るスレ 「仏」 と、
PART3【ゴッド】グレート石毛を讃えるスレ【ブッダ】 を立てたのも自分です。
PART1【FA】G松井よ!!オリックスに行け!!【FA】 が、余りに面白かった
から立てました。このPART1には、最高のネタ職人が集まっていました。松井が何時の
間にやら、オリックスに入団する事となり、さらには、メジャーからボンズやロドリゲス
などの助っ人も入団するという抱腹絶倒の展開に成りました。やがて、松井が
ヤンキースに入団すると、話題は石毛監督に移り、彼の神格化が始まりました。
それが、ゴッド・スレの誕生のキッカケとなりました。

281代打名無し:03/07/04 22:26 ID:Vmzw8hzb
ところで、PART1で、このレスをした人は居られるか? 

136 :代打名無し :02/10/26 10:20 ID:/lVPjNBb
>松井のインタビューで語る言葉の端々にオリックスへの憧れが感じ取れるよね

この一文が、素晴らしき石毛公ワールドに自分を誘う事になりました。自分が思う
に、これ以降加速度的にPART1は面白くなっていったようです。今でも、PART1は
最高のネタスレで、本スレはまだまだ及ばないように思います。何とか、
石毛公のお力を借りて、あの面白さにちょっとでも迫ってみようと思う今日この頃です。






282代打名無し:03/07/04 23:13 ID:61JOyjAS
続編楽しみにしてます。
がんがってね。
283代打名無し:03/07/05 00:15 ID:1vhTlIA8
がんがれ!!!!
けど無理しないでね。
おまいのせいで、とても素晴らしいスレになりやがったぢゃねぇかコノヤロウ、
心の底から感謝致しております。

本当にあなたのお陰で石毛公をより深く知ることが出来ますた。
小3の頃、かっとばせキヨハラくんで石毛公を知り、
以降齢24を迎えた今もライオンズファンの漏れだけど、
今は、今は、石毛公を想うだけで涙が溢れてきて止まりません。
284代打名無し:03/07/05 07:43 ID:ABKS2MVY
うえ。
285代打名無し:03/07/05 17:54 ID:YumNXkxZ
>>283
同世代だぁ!コロコロ読んでまつた。
286代打名無し:03/07/06 01:10 ID:DOm392JJ
ー武勇伝・こぼれ話Aー

本編の主人公・石毛公はのモデルは、言わずと知れた石毛宏典氏です。
が、実は一部は全く違う人間をモデルにしています。それは、自分の
同僚・Kという男です。このKは、善意の塊のような人間です。邪心の欠片
も持ち合わせていません。本当に、仏のような男です。まず、人の悪口を
言いません。我々が、上司のかげ口を言っていると、彼必ずこう言います。
「でも、あの人もいい所あるんだよ。」、と。また、何時いかなる時でも、
人に対する気使いを忘れません。おまけに、自分と違って仕事熱心、常に
全力投球。さらに、ラーメンなんか食べに行く時は、必ず『自分が払います』
と言います。偶に私が、ワリカンにしよう、と言うとホント不機嫌になります。

ただ、このKが余りに良い人間なので、時々恐ろしく成る時があります。コイツ
なんで人が良いのか?何で善良でいられるのか?俺をもしや、陥れよう
としてるのではないか?と邪推したりする時があります。でも、彼は石毛公
の如く、全く変わる事なく善玉であり続けます。そして、この生き仏の仏パワー
を頂戴しながら、仕事に執筆に励んで居る訳です。
ありがたや、ありがたや。
287代打名無し:03/07/06 01:30 ID:mtH00PS7
>>286
リアル石下公だ。
なんか企んでるじゃないだろうかというくらいいい人って
たまにいるよね。
けっこう不気味だ。
288代打名無し:03/07/06 03:04 ID:TKeFmltP
>>286
K氏が怪しげな募金とかに引っかからないように注意してあげてください。
289代打名無し:03/07/06 08:45 ID:nsdeK4ze
ありがたや。
290代打名無し:03/07/06 20:42 ID:nsdeK4ze
ー武勇伝・こぼれ話Bー

本日は、石毛公こと、石毛宏典さんについてお話します。石毛さんの事は
ルーキーの時から憶えています。現・Gの原監督と同じ年の入団で、
セ・パのゴールデン・ルーキーとして、比較対照されたからです。注目度
は原選手に集まりましたが、当時の監督・広岡さんが『絶対に、石毛を
原以上にしてみせる』と公言していたのが、印象に残っています。

広岡監督に鍛え上げられた石毛さんは、以後常勝・ライオンズの中心
選手として活躍したのは球史に留める通りです。が、現役時代の石毛
選手ほど、憎たらしい人間は居りませんでした。実を申しますと、自分は
近鉄ファンでして、石毛さんの活躍を苦々しく思っておりました。とにかく、
石毛選手はココゾという時に快打を連発し、我々近鉄ファンの夢を打ち砕
いて参りました。日本シリーズのような大舞台にも強く、正に敵ながら天晴れ
、という存在でした。

石毛さんは、途中解任され監督として成功する事はできませんでした。
まだ、球界復帰の道も残されておりますが、以外に芸人とかタレントとか
自分の個性を生かした職業が向いているような気がします。石毛さんの
ユニークな性格を生かすには、野球界では狭いような気もします。

何はともあれ、石毛さんの元気な姿を一日も早く拝見したい、この気持ちは
皆さんと何ら変わることは有りません。
291代打名無し:03/07/06 21:06 ID:/7cKSoxk
>>290
近鉄ファンの方だったのですね。

石毛さんは藤井寺球場にまだ外野フェンスの金網がないころ
よくギリギリのホームランを打ってましたよね。
いつもココゾという場面で打っていた
勝負強いバッターという記憶があります。

おそらく西武、近鉄が争っていた1980年代後半〜1990年前半までが
一番、パリーグがメディアに取り上げられ注目を浴びていた時代のように思えます。
監督となった石毛さんの悩む姿は、華やかな現役時代を知るものにとって
とても辛かったです。
292代打名無し:03/07/07 07:42 ID:ZLDwdYdr
ほ。
293代打名無し:03/07/07 21:08 ID:ZLDwdYdr
ー武勇伝・こぼれ話Cー

これから武勇伝を再開するに当たって、過去のレスを読み直しましが、
何とも誤字脱字の多い事。変テコな文章も結構あったりしてお恥ずかしい
限りです。さて、今回は少し武勇伝の設定と変更等をお話したいと思います。

当初の設定では、石毛公が高校三年生時の話の予定でした。そして、更正
したヤンキー達が、石毛公の最後の地区予選を応援するシーンで終わる
つもりでした。しかし、前にも何処かで申しましたが、石毛公を中心に世界
が広がり、そして何より皆さんの後押しのお陰で、もう少し続けてみようという
気になりました。という事で、石毛公は現在、高校2年生。え、でもキャプテン
やってる、って?そりゃあ、そうです。石毛公の実力と人望があれば、2年生
でも充分務まります。

それと、黒豹愛好会のメンバーの人数ですが、当初は10人ぐらいと予定
していました。が、Q氏も含めて5人ぐらいとしたいと思います。何故かと言うと
これから、話が進むにつれ新キャラが登場する予定だからです。ただ、面倒
なだけ、という話もありますが、定かではありません。

正直もうしましたて、Q復讐編の最後はヘロヘロでした。柄にも無く、使命感に
燃えてしまいました。明日のジョーの如く燃え尽きました。が、2、3日もカキコ
しないでいると、書きて〜、という気持ちがくすぶって参りました。どうやら、
自分も石毛公に魅せられてしまったようです。

近日中に必ずお会いする事を約束して、今宵は之にて失礼します。
294代打名無し:03/07/07 22:23 ID:AeV8vhDC
近いうちにお会いできることを楽しみにしております。
295代打名無し:03/07/08 07:49 ID:lNVFvTof
POP。
296代打名無し:03/07/08 20:03 ID:IYgoqha8
さらにPOP。
297代打名無し:03/07/08 20:44 ID:IYgoqha8
ー武勇伝・今までのあらすじー

物語は、石毛公が高校2年生の時のお話。ひょんな事から、石毛公は暴走族の
リーダー(代表)に成りました。代表になった石毛公は、彼らを更生すべく
奮闘します。メンバー達の反発、教師達の疑いの目、前頭・Qの復讐など、
次々に降りかかる禍を石毛公とその仲間たちは乗り越えます。そして、物語は
新たなる局面を迎えます。

石毛公と黒豹愛好会達の悲願は目標は中間テストで、平均50点を獲得
する事でした。会則の掟に、50点未満はバイク乗るべからず、という項目
があるからです。そして、その大目標の向かって石毛公と愛好会の面々は
勉学に励みました。そして、遂に彼らの実力が試される時がやってきました。
そう、中間テストです。物語はここからスタートします。
298代打名無し:03/07/09 07:42 ID:mq650rPS
ほ。
299代打名無し:03/07/09 20:43 ID:cCHAgGAK
いよいよ、中間テストの期間がやって来ました。黒豹愛好会の面々にすれば、
初めての真剣勝負の場です。当然ながら、相当なプレッシャーが掛かります。
充分にテスト対策を立てたにも関わらず、心配になります。本番の前日に
愛好会の面々から石毛公に電話がありました。

A    「石毛さん、こんな夜更けに申し訳ない。」
石毛公 「あれ?Aさん、何か解らない所があるの?」
A    「いや、そうじゃないんだ、・・・恥ずかしながら、明日からの事を
      思うと緊張してしまって・・・、テストの前はこんなにプレッシャー
      が掛かるとは、思わなかったよ。で、その石毛さん、俺大丈夫
      なんだろうか?」
石毛公 「絶対に、大丈夫。皆あんなに一生懸命やったじゃないか。もう少し
      自分に自信を持ちなよ。」
A    「うん、確かにな。俺達、頑張ったもんな。石毛さんに、そう言って
      もらうと安心できるよ。何だか、落ち着いてきた。ありがとうな。」

その他のメンバー達も石毛公に同じように相談をして、そして励まされました。
勇気百倍のメンバー達は、快進撃を続け次々と50点のハードルを越える事に
なります。たった一人、Qを除いて・・・。
300代打名無し:03/07/10 00:00 ID:58m0L8wv
続編キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
301代打名無し:03/07/10 05:14 ID:7A08kheF
石毛公曰く「テスト対策は100点満点、いや600点の調整ができた」
302代打名無し:03/07/10 07:47 ID:h9Ate0tU
上げ。
303代打名無し:03/07/10 21:27 ID:uHA76vlQ
し、仕事、ざ、残業が憎い。
きょうは、阪神戦もあるしい、カキコ出来ないかもしれまそん。(作者)
304代打名無し:03/07/10 22:24 ID:uHA76vlQ
石毛公の的確な指導と黒豹愛好会の努力により、彼らは目標とする平均50点
を次々と突破する事に成功します。結果の出揃った日の勉強会は、さながら勝ち
戦の論功行賞の場の如く、各々の手柄自慢となりました。

A    「皆、ちょっと見てくれよ。俺、生まれて初めて70点なんて取ったよ。
      答案用紙をもらった時、我が目を疑ったよ・・・、もう、これは家宝と
       して大切に保管しとくよ。(涙)。」
B    「お〜、やるじゃあねえか。しかし、俺も負けてないぞ。HRでさあ、先公
      が、『Bは今度のテストで頑張った。良く、やった』て誉めてくれるんだぜ、
      皆の前でさあ。皆の前で誉められるのが、あんなにいい気分だとは
      思わなかったよ。」
C    「うんうん、解るぞ、その気持ち。俺なんか、テストの結果がでた直後に
      先公に呼び出されて、また説教か何かされるのかと、思ったら 『お前
      今回のテストで凄く頑張ったから、努力賞をやろう』って、この万年筆
      をくれたんだよ。何だか、ホントに嬉しいもんだな。」
D    「全く、その通りだな。先公達の俺達を見る目が、まるで違うよな。あれは、
      実に痛快だよな・・・、これも全部、石毛さん、あんたのお陰だ。改めて
      礼をゆうぜ。」
石毛公 「何言ってんの、僕がテスト受けた訳じゃないよ。皆が自分の力で勝ち取った
      ものだよ。もう少し、自分を誉めてあげなよ。」

このかくかくたる戦果を報告する中で、一人苦々しい思いをしている者がおりました。
Qでした。結果から言うと、彼は平均50点を突破する事は出来ませんでした。
御存知のとおり、Qは愛好会に入会する時期が遅れ、しかも骨折してしまい充分な
準備が出来ませんでした。致し方ない事ですが、Qが苦々しく思っていたのは、
テストの事だけではありませんでした。
305代打名無し:03/07/11 01:16 ID:iDDyysYe
書き込み乙です。
306代打名無し:03/07/11 07:42 ID:yTLv9EGJ
大POP。
307代打名無し:03/07/11 20:05 ID:ihYEbLma
今日も阪神勝ってるね。板が飛ばなきゃカキコ出来るかも。
308代打名無し:03/07/11 21:06 ID:56vexflu
>>307
今日も飛ぶに5000Q子。
309代打名無し:03/07/11 21:46 ID:ihYEbLma
現・黒豹愛好会のメンバー達は、ほんの数ヶ月前まではQの舎弟でした。
Qの知っている彼らは、ケンカ・女・バイクの事しか知らない、話さないような
人間でした。しかし、数ヶ月振りに再会した彼の変貌振りに、Qは目を見張り
ました。

A   「おい、Bよ。お前は何処の参考書を使ってるんだ?」
B   「ああ、俺はS堂の物を使ってる。」
C   「う〜む、俺はY社の方がお勧めだ。」
D   「しかし、O社の参考書も、かなり解り易いぞ。」

勉強に全く興味の無かったQには、まるで解らない話です。さらに、信じら
れない事に、愛好会の面々が文学書を愛読している事でした。これも
石毛公の薦めに因るものでした。公の持論は、国語を制するものは受験を
制する、というものです。正しい読解力があってこそ、正しい答えができるという
もの。彼らは、話します。

A   「正直言ってさあ、本なんて女が読むもの、って思ってたけど、面白いもん
     だなあ。特に太宰治の『人間失格』は、凄え。人間の内面をエグリ取られる
     感じだったぜ。」
B   「確かに、太宰も良いが、俺は今、川端康成にハマッテいる。あの『雪国』は
     良い。叙情豊かな古き良き日本を見事に描写している。」
C   「そうか、しかし、俺は今、三国志に挑戦中だ。何としても、孔明と劉備が何者か
     知りたいんだ。そうすれば、石毛さんの言う事がもっと理解出来る筈だからな。」
D   「そりゃあ、凄い。が、やはり、我が国の三英傑を知ることが先では
     ないか?俺は、『国盗り物語』を読破中だ。」

Qは話に全くついていけません。さらに、メンバーの面々に、次のような事を言われます。
     
310代打名無し:03/07/11 21:48 ID:56vexflu
板が飛ばない上に続きが読めてうれしい限りで御座います。
311代打名無し:03/07/12 08:35 ID:MKuOYLyC
うえ。
312代打名無し:03/07/12 11:53 ID:52WACvHm
しかし、黒豹のみんなも成長したねぇ〜(しみじみ)

こういう登場人物の成長が見られるシーンってなんか、好きだな。
石毛公の努力だけではなく、彼らの向学心が伺えて微笑ましい。

さすがは、「あの」オリックスを87敗しかしないチームに育て上げたお方だと思うよ。
313代打名無し:03/07/12 12:52 ID:r3zIfBKz
凡百な漏れが石毛公に叶わないとか思うのは烏滸がましいが、
黒豹の連中に負けないくらい励まねばと思う今日この頃。
314代打名無し:03/07/12 19:13 ID:MKuOYLyC
A    「Qさあ、仮にも前チームの代表だったんだから、ビシッと一発で決めて
      くれなきゃ。確かにハンデはあるだろうけど、男なら頑張らなきゃ。」
B    「そうだぜ、Qよ。愛好会の中で、テスト50点未満の人間がいるなんて
      人前で恥ずかしくて言えやしないよ。最早、お前一人の問題じゃあな
      いんだぞ。シッカリしてくれよな。」
C    「それに、テストの結果が良くないと、あのファン・クラブからクレーム
      が付くかも知れんぞ、『石毛君を独占したうえに、テストの結果が出
      ないなら、勉強会なんて辞めなさいよ』って。」
D    「うむ、確かにありえる話だ。そうなったら、俺達は路頭に迷う事になるぞ。
      肝に銘じておいてくれ。それと、お前さあ、漫画ばかりじゃなくて、活字も
      読めよな。愛好会は知性と教養が‘売り’なんだからな。もう、筋肉だけで
      は通用しないぞ。」

もう、言われ放題のQでしたが、反論の言葉も有りません。そして、悔しくてなりま
せん。石毛公は別格としても、他の連中に見下される事は屈辱以外の何物でも
ありません。そして、石毛公が口を開きました。
315代打名無し:03/07/12 20:26 ID:MKuOYLyC
石毛公 「でも、Qさん、よく頑張ったよ。確かに50点には届かなかったけれど、
      あんな短期間でよくココまで頑張ったよ。期末試験は期待、大だね。
      でね、これは皆にお願いなんだけど、愛好会の会則では50点未満は
       バイク乗れないんだけど、Qさんケガが完治してないから、今回の
       頑張りと併せてQさんにバイクを許したいと思うんだけど、どうだろう?」
A    「う〜ん、良くない前例を残すのは問題だが、石毛さんがそう言うなら
      今回だけは、いいと思うぜ。」
B    「まあ、そこそこQも頑張ったからな。」
C    「武士の情けだな。」
D    「期末は、それこそ命懸けで頑張ってくれよな。」

ここで石毛公の好意に甘えてしまっては、Qの立場がありません。Qにも意地が
あります。何としても、黒豹愛好会の面々を見返したい、そう心に誓ったQは
その日からバイクからチャリンコに換えて逆襲に転じる事になります。
  
316代打名無し:03/07/13 08:43 ID:9uEWlWEJ
POP。
317代打名無し:03/07/13 20:42 ID:0XirlIwn
Qの通う学校は、勉強のレベルでいうと‘中の下’というクラスでした。特に大きな問題
がある学校ではありませんでしたが、全体に活気がありませんでした。スポーツ、
例えば野球部は毎年2,3回戦で消えてゆくようなチームで、特筆するものはありませ
んでした。一方、生徒も並みなら教師陣もサリーマン化しており、ドラマに登場するよう
な熱血先生も皆無でした。こんな学校でしたので、Qの存在はほとんど無視されていました。

さてQですが、彼は遅れを取り戻すために学校内で勉強相手を探す事にします。携帯も無い
時代ですので、その場で聞くわけにもいきません。ところが、暴走族だった前のイメージが
余りに強いので、寄り付ける人間が居ません。

Q   「俺って、そんなに怖いか?女子高生にも成る程、お茶目な所もあるのだがなあ。
     う〜ん、困ったものだ。」

そんなQでしたが、ある男に注目します。
318代打名無し:03/07/13 21:25 ID:bLgT3hcX
>>317
お、さらなる展開期待。
319代打名無し:03/07/14 07:40 ID:ihMm4N8A
あげ。
320代打名無し:03/07/14 20:06 ID:Bc5g/5og
Qが注目した男とは、同窓生のMという男でした。彼は、Qと対照的な人間でした。
運動が苦手、口下手で内気。面構えは、羊のように優しく、性格もそれに
比例するが如く大変大人しい性格でした。また、Mは余り外に出歩かない
人間でしたので、顔色は何時も青白かったので‘モヤシ’という有難くない
ニックネームまで頂戴していました。当然ながら腕力も無く、腕相撲でも
女子に負けました。こんな男が、皆に尊敬される訳がありません。そう、彼は
典型的な‘いじめられっ子’でした。彼は、何時も一人でした。Qとは別な意味
で存在自体を無視され続けていました。Qは、そんなMに声を掛けます。

Q    「おい、Mよ、ちょっとツラ貸せや。」
M    「えっ、えっ、ぼ、僕、お金ならもう無いよ。此間、カツア、じゃなくて
      差し上げたばかりだよ。ほ、本当だよ。」
Q    「違うつーの。用事があるのは、お前の頭の方だ。」
M    「えっ、えっ、ぼ、僕の頭?僕そんなに頭良くないよ。爆弾作ったり
      毒薬なんて作れないよ。」
Q    「だから、違うつーの。俺に勉強を教えてほしいんだよ。」
M    「べ、勉強?何の?ぼ、僕、ケンカの勉強なんてしてないよ。」

Qは頭を抱えました。Mが気弱な事は知っていましたが、予想を遙かに上回
るチキンぶりでした。仕方ないので、Qはさらに優しい口調で話し掛けます。
321代打名無し:03/07/14 21:08 ID:Bc5g/5og
Q   「M君さあ、俺、君にちょっとお願いがあるんだよ。取り合えず俺の話を
     聞いてくれるかな?」
M   「な、な、な、何でしょうか?」
Q   「俺さあ、期末試験でね、どうしても平均で50点を取らないといけないの。
     だから、君にその手助けをして欲しいんだよ。」

しかし、Mのチキン振りは止まる事を知りません。Qのこの優しい口ぶりがさらに
Mの恐怖心を煽る事になります。そして、恐怖に支配された心はとんでもない
妄想を生み出す事に成ります。

M   「(手助け→カンニングに協力しろ→協力しなければ殴られる→しかし、
     協力したら犯罪→停学、悪ければ退学→でも、逆らうと怖い→でも、
     退学もいや、親に叱られる→でも、やっぱり怖い→どうしよう?→
     死んだ振りしよう→ばれたら、それこそ殺される→おお、神よ!)」
Q   「なっ、M君頼むよ!」
M   「(頼むよ→最後通牒だ→もし、俺の言う事を聞かなければ、どうなるか
     解ってんだろうな→痛い目に、遭いたくないだろう→素直に俺の言う事
     を聞けばいいんだよ→死にたくないだろう?)」
Q   「おい、M、話聞いてんのか?あっ、・・・。」

この緊張感は、Mに取って耐え難いものでした。そして、KOされたボクサーの如く
その場に倒れこむ事となりました。
322代打名無し:03/07/15 07:45 ID:nNcKWveT
ほ。
323代打名無し:03/07/15 18:31 ID:V2IidGap
本日は、オールスターで御座います。が、我々信者に取りましては、石毛公の
お姿を見ずにして何がオールースターというものでしょうか。
いち早い復帰が臨まれるところで御座います。
324代打名無し:03/07/15 18:40 ID:V2IidGap
石毛公、本スレは、大丈夫でしょうか?お見かけしませんが。
325代打名無し:03/07/15 21:36 ID:IBgBTb6T
卒倒したMは保健室に運び込まれ、教室内は騒然となりました。こうなると、必然的に
Qは悪者となります。担任が強面の体育系の教師を引き連れてやって来ました。

担任  「おい!Q、お前、Mの奴に何をしたんだ?」
Q    「先生、俺、何もしてないよ。」
担任  「嘘つけ!だったら何でMは倒れたんだ?」
Q    「知らねーよ。そんなの本人に聞いてくれよ。俺も何がどうなって
      るのかさっぱり解んないよ。」
担任  「よう〜し、よく解った。Mに直接聞いてみよう。が、もし、お前がMに
      危害を加えた事が本当なら、処分は覚悟しておけ!」
Q    「(何で、こう被害妄想の人間ばかりなんだよ)」

担任は、Qを保健室の外に残したまま、中に入って行きました。Mは既に
意識を取り戻していましたが、子羊の如く震えておりました。

M   「こ、怖いよ〜。お、お助け〜。」
担任 「Mよ、お前、Qの奴に何をされたんだ?先生にこっそり教えてくれないか?」
M   「そ、そんな恐ろしい事、僕言えません!!!」
担任 「・・・そ〜か、余程恐ろしい事をされたんだな。これは職員会議ものだな。」
M   「し、職員会議・・・、ひ、ひえ〜、ど、どうかそれだけはお許しを〜。」
担任 「お前は、何も心配する事はないんだよ。しかし、Qの奴、今度ばかりは停学
     程度では済まないだろうな・・・・・・。」
326代打名無し:03/07/16 07:41 ID:/rlldXIr
あげ。
327代打名無し:03/07/16 21:06 ID:YrQa/0JT
M   「えっ、えっ、ぼ、僕、退学になっちゃうんですか?僕、 
     何もしてないですよ〜(泣き)」
担任 「違う、お前じゃない。処分されるのは、Qの奴だ。」
M   「えっ、き、Q君ですか?そ、そ、それは、その〜・・・。」

少し落ち着きを取り戻してきたMは、真実を話そうとしますが、
将来の口下手と周りの勢いに押されて上手く話せません。
偶発的な事件とMの臆病さとQの今までの行いが、Q自身を
窮地に追い込む事に成ります。

担任 「おいQよ、もう言い逃れ出来ないぞ。」
Q   「え〜、何でだよ、ちゃんとMに聞いてくれたのかよ!」
担任 「何だ〜、その口の利き方は!!お前が、悪いに決まってる。」
Q   「ぐっ・・・。」

担任の余りの言い方に、Qはカッとなりました。拳を振り上げて、正に
殴りかからんとしました。が、Qの脳裏にある言葉が蘇りました。
     『期末試験は期待、大だね。』
328代打名無し:03/07/16 21:55 ID:YrQa/0JT
以前のQなら、間違いなく拳を振り下ろしていた事でしょう。しかし、このまま
殴ってしまえば全て水の泡。平均50点の大目標も夢と散ります。そして、
何より自分を信頼してくれている石毛公に、申し訳が立ちません。Qは、恐らく
生まれて初めてに成るだろう、とある行動に出ます。土下座です。

Q  「先生、俺、本当に何もしていない。確かに、乱暴な物言いだったかもしれ
    ない。でも、もう一度だけMに聞いてくれないだろうか。」
担任 「・・・・・・・」

あの乱暴者のQが、今自分の目の前で土下座をしています。担任の先生は驚き
を隠せません。暴走族のリーダーまで務めた男が、このような行動にでるとは
とても信じられません。何が、Qの身に起きたか?それとも、これは単なる演技
なのか?と、考えを巡らして居る所に、Mが千鳥足で現れました。そして、声を
振り絞るようにして、こう言いました。

M  「き、Q君は、な、何にも、ぼ、僕にしていません。悪いの、の、は、
    勝手に、た、倒れた、ぼ、僕なんで、です。」

Mは、そう言い終るとまたしても、その場に倒れこんでしまいました。
329代打名無し:03/07/17 07:40 ID:C8gdhAXJ
ほ。
330代打名無し:03/07/17 14:43 ID:Fxtt3j9s
ええ話や・・・
331代打名無し:03/07/17 21:37 ID:RTP/xSd/
Mが再び目を覚ました時、目の前に一人の男が立っていました。Qでした。Qは、
Mを覗き込むように話掛けました。

Q   「おい、Mよ、大丈夫か?驚かせてすまなかったな。」
M   「え、まあ、大丈夫みたい・・・。」
Q   「俺、さあ、本当にお前に、危害を加えようとか、金を巻き上げようとか
     したんじゃないぜ。それだけは、信じてくれよ。」

Mは、ふと思いました。だったら、勉強を教えて欲しい、という言葉は本当の
事で、さらに何故自分に声を掛けたのか?好奇心が臆病さを上回りました。
Mは、保健室を去ろうとするQに呼びかけました。

M   「Q君、ちょっと、待ってよ。聞きたいことがあるの。」
Q   「んん?何だ?」
M   「Q君、何で急に勉強なんてヤル気になったの?」
Q   「ああ、その事な・・・、話せばすっごく長くなるんだが、・・・つまり
     絶対に勉強で負けたくない連中がいる、また、世話になった人間
     恩を返したい、っていう所が主な理由だな。」
M   「ふ〜ん、暴走族の世界も今は大変なんだね・・・、でね、もう一つ
     聞きたいんだけど?いい?」
Q   「何だ?」
332代打名無し:03/07/17 22:21 ID:RTP/xSd/
M   「どうして、僕に声を掛けたの?他にも頭のいい子、一杯いるじゃない?」
Q   「ん〜、お前は少なくとも俺より、頭いいし、何つーか、お前も何時も一人
     だろう、俺も今は一人だし、独り者同士、分かり合えるかな、って思った
     からだ。」
M   「えっ、Q君て今一人なの?暴走族の頭じゃないの?」
Q   「いや、俺もう暴走族じゃないよ。もう、それ卒業だ。嘘じゃないぞ。
     その証拠に俺は、今、自転車通学だぞ。まあ、本当はバイク禁止
     なんだが・・・」
M   「自転車通学、バイク禁止・・・。」

確かにQがこの所、自転車通学をしているのは知っていました。しかし、
暴走族を辞めたなどとは、Mは、にわかに信じられません。が、一方で
ある感情が巻き起こってきました。もし、Qが本当に勉強をする気ならば、
自分を気遣う気持ちは、本物であるという事です。それが、どこまで真実
なのか、Mは少し確かめたい気持ちになりました。臆病さと、好奇心が
葛藤した後に、Mは思わずこんな言葉を口にしていました。

M   「Q君、解らない所ってどこ?僕の教えれる範囲で答えるよ。」と。
333代打名無し:03/07/18 07:35 ID:DwTZ8Mg/
上げ。
334代打名無し:03/07/18 21:37 ID:gr9iDcyX
一般的に人間は、多かれ少なかれ先入観を持っています。時に、それが誤解を生み
大きな悲劇を生む事があります。しかし、一度その固定観念を破る事ができたならば
自らの世界を大きく広げる事ができます。でも、だからと言って、それ程多くの勇気を
必要とする訳ではありません。ほんの一歩を踏み出す勇気とちょっとした冒険心、
ほんの些細な事で道は開けてゆくものです。Mの場合もそうです。彼は、劣等感と
臆病さで占められた人間でした。が、少しづつ自分の殻を破りつつあります。
さて、そのMですが、乱暴者のQとタッグを組むことになりました・・・。

Q   「この数学の問題だが、さっぱり解らん。どうしたら解けるんだ?」
M   「ああ、それはね、この定理を使うんだよ。でね、ここに当てはめるの。」
Q   「おお〜、成る程、スッゲ〜、数学ってのはちゃんと解けるようにできて
     んだな。今まで、知らなかったぜ。」
M   「そうだよ、やってみると結構面白いものでしょう。」
Q   「ああ、そうだな。ジグゾー・パズルみたいだな。」

と、まあこのようなやり取りが続きましたが、彼らは個人的にもすこしづつ
親密に成って行きます。

Q   「おい、Mよ、一緒に飯でも食べようぜ。」
M   「えっ、あ、僕と一緒に?本当にいいの?」
Q   「当たり前じゃないか、一人で食うのも味気ないものだからな。」
M   「そうだね・・・。」

Mは、学校では何時も一人でした。一緒に他人とご飯を食べるのは何年
ぶりでしょうか。彼は、少し嬉しい気分になりました。
335代打名無し:03/07/19 07:45 ID:1/jMpiLS
保守。
336代打名無し:03/07/19 21:34 ID:KiIYreXE
QとMのランチ・タイムは続きます。

M   「うわっ、Q君の弁当は、大きな梅干が入ってるんだね。」
Q   「おお、そうなんだ。これが、酸っぱくてさあ、しかも毎日入っているんだ。
     けど、体には良いんだぜ。でも、お前ん所の玉子焼きも、随分
     大きいな。」
M   「ああ、これ?大きいだけじゃあないよ。結構美味しいよ。一つ、
     食べてみる?」
Q   「うむ、・・・・ああ、本当だ、美味いじゃないか・・・・、が、お前さあ、
     弁当小さいな。昼から腹減らないか?」
M   「ううん、お腹へらないよ。僕、食が細いみたいだし・・・、あまり
     運動もしないし・・・・・・。」
Q   「・・・・・、ん〜、しかし、Mよ、頭だけじゃなくて、体も少し鍛えた
     方が良いんじゃないか?最後に物言うのは、体力と根性だぞ。」
M   「僕も、そう思うんだけど、最近、走るのも息切れしちゃって、それに
     皆の言うとおりチキンだし・・・・・。」
Q   「こらこら、勝手に落ち込むんじゃない。こんな時こそ、元気をだす
     んだよ。何ていったか、ほら、『元気でも空元気』って言うじゃ
     ないか。」
M   「・・・・・、Q君、それ反対だよ。はあ〜・・・・、でも、Q君は落ち込んだ
     時には、どうやって元気を出してるの?」
Q   「俺の場合?そうだな、俺の場合は、気に入らない奴がいたらブン
     殴って、ムシャクシャしたらバイクを乗りまくって、いい女がいたら
     有無を言わさず押し倒して・・・、って何だか無茶苦茶やってたなあ」
M   「申し訳ないけど、Q君、全然参考にならないよ。(涙)」
337代打名無し:03/07/19 22:36 ID:KiIYreXE
Mは、コイツどうしようもないチキン野郎だな、と思いつつも、ある事を思い浮かべ
ました。あの男が、ここに居たら何と言っただろうか?俺達があの男に出合って
かわったように、このMがどのように変わってゆくのか、我が目で確かめてみたく
なりました。そう、石毛公のことです。Qは、こう切り出しました。

Q   「なあ、Mよ、お前、一度俺達の勉強会に来てみないか?」
M   「えっ、Q君て、何処かの学習塾に通っているの。お金いるんでしょう
     それに、僕が突然行っていいものかなあ〜。」
Q   「いや、学習塾ないぞ。全くの有志の集まりだ。」
M   「ええ、そうなの?でも、Q君が、今さっき見せてくれたプリントの問題
     良くできているよ。何か、学校のテストにそのまま出そうな物だったよ。」
Q   「ふう〜ん、そうなのか?あれは、そんなに良いものなのか・・・、今更だが、
     石毛さんは凄いな・・・。」
M   「えっ、石毛って、あの銚子校の石毛君?仏の石毛君の事?」
Q   「そうだ・・・あれ?お前石毛さんの事、知ってんの?」

Mは、少し興奮気味に話を始めます。
338代打名無し:03/07/20 08:27 ID:dncRplUi
保。
339代打名無し:03/07/20 21:50 ID:T7idoHQ+
M  「この前、ウチの学校に銚子校の野球部が来ていたけど、それはもう
    凄い数だったよ、いわゆる‘石毛ガール’の数は。Q君は、憶えて
    ないかなあ?」
Q  「いや、知らんな。おそらく、その時は無断で早退してたと思う。で、その
    ‘石毛ガール’って何だ?」
M  「それはね、石毛君を応援する女子を総称して、そう呼んでるんだよ。」
Q  「ふ〜ん、そうか、しかし、アイツ噂通りにモテモテなんだな。」
M  「でも、Q君達って、どうやって石毛君と知り合ったの?学校も違うし
    暴走族と野球部なんて余り接点がないように思うけど・・・。」
Q  「ああ〜、それはだな・・・、つまり、何と言うか、神・仏のお導き、
    ってやつだ・・・、たぶん。」
M  「???」
Q  「でだな、Mよ、お前さあ、その石毛さんに直に会ってみる気ない?」
M  「ええ〜、僕が、そんな有名人に、会っていいの?石毛さん、って
    怖い人じゃないの。何だか、ドキドキしちゃうよ。」
Q  「お前、本当に怖がりだなあ、しかし、石毛さんは、そんなに怖い人
    じゃない。むしろ、物腰の低い、ソフトな人間だ。まあ、騙されたと
    思って来てみろよ。」
M  「何か良さげな人みたいだね、石毛さん。じゃあ、一度行ってみよう
    かな。」

かくして、MはQに導かれ、石毛公に対面する事になります。
340代打名無し:03/07/21 08:31 ID:EkReqnXf
ほ。
341代打名無し:03/07/21 20:38 ID:buL9Fn4g
Qの誘いに応じて、勉強会に参加する事になったMですが、持ち前の臆病さ
が頭をもたげて来て居りました。もしかして、石毛という人間は本当は怖い
人で、あんな事やこんな事された挙句に、台湾当たりに売り飛ばされるん
じゃないか、と妄想しておりました。その思いがMを金縛りにして、動きも
ロボットのように硬くなっていました。

Q   「おい、M。お前、大丈夫か?手と足が同時に出てるぞ。何か顔色
     も悪いみたいだぞ。」
M   「だ、だ、だ、大丈夫だよ。ちょっと吐き気がして、心臓がバクバクして
     目まいがするけど、多分石毛君の家までは行けると思うよ。」
Q   「・・・そうか、それは頼もしいな・・・。」

さて、どうにかこうにか石毛邸に辿り着いたQとMでしたが、その日の勉強会
には、いつもの面々の他にP子が来ておりました。

Q   「うぃ〜す、ワルイな遅くなっちまって。あれ?P子、何でお前が
     ここに居るんだ?」
P子  「いや、アタシも愛好会に入ったんだ。だから、別におかしくは無い。」
Q   「へ?何で?もしや、お前もテストの成績良くないのか?」
P子  「あんた等と一緒にしないで、アタシはあんた等みたいにパーじゃ
     ないのよ。アタシは親衛隊・隊長だからね、なるべく石毛君の側に
     居た方がいいし、また、誰かさんが女子高生姿で石毛君に迫る
     かもしれないしね。」
Q   「もう、やんねーよ。何言ってんだか・・・。」
P子  「はっはっはっ・・・・・・、んん?Q、あんたの後ろに居る男は誰
     なんだい?」

全員の視線が、Mに集中しました。
342代打名無し:03/07/21 20:47 ID:zN9yc2ZF
毎日楽しみにして居ります。
343代打名無し:03/07/22 07:38 ID:6M24balG
あげ。
344代打名無し:03/07/22 20:18 ID:gEiQQ0qn
>>342さん、他の皆さん、何時も本当にありがとう。皆さんの後押しのお陰で
この武勇伝は、思わぬロング・ランとなりました。まだ、暫く続きますので
これからも、応援よろしくお願いします。(作者)

345代打名無し:03/07/22 21:09 ID:9bk/9mOK
私も毎日ここへ来て、石毛公の武勇伝を楽しみにして居ります。
微笑ましくも心温まるその話は私の毎日の生きる糧となって居ります。
これからも勝手ながら期待させていただきます。
346代打名無し:03/07/22 21:11 ID:gEiQQ0qn
A  「何だ、そのヒョロリとした男は?Q、お前のダチか?」
B  「何だか、案山子みたいな男だな。」
C  「と、いうか大根が立っているみたいだ。」
D  「つーか、Qの背後霊みたいだぞ。」
P子 「う〜ん、なるほど、Q子ちゃんはこんな奴がタイプなんだね。」
Q  「えらい言われようだな・・・、コイツはMといって俺の同窓生だ。
    Mよ、ちょっと自己紹介しろや。」

Mはこの雰囲気に完全に飲まれてしまいました。胃液が逆流し、もう心臓
も口から飛び出そうでした。それでも、Qに促されてので、何とか声を絞り
出しました。

M   「み、み、み、みな、さんん、ぼ、ぼ僕は、き、きゅ〜、きゅ〜、君のぉ〜
     お、お、なあ〜じぃ〜、なぅあんで、でで、すぅ〜。」
A   「ぷー、はっはっはっ、何じゃコイツ?」
B   「はっはっはっ、こいつチキン丸出しでやんの。」
C   「しかも、声が完全に裏返ってやんの、はっはつはっ。」
D   「はっはっはっ、面しれ〜。」
P子 「成る程、ネタ要員を連れて来たんだね。(爆)。」

Qは、少し腹が立ちました。何だか、自分自身が馬鹿にされているようで
した。そして、お前らいい加減しろよ!と声を出そうと思ったところに、先に
声を掛ける者が居りました。石毛公でした。
347代打名無し:03/07/22 22:04 ID:vWw9l+P2
公  「君、M君っていうの?今日は、ここによく来てくれたね。ありがとう。
       Qさんの友達なんだって?Qさんって、見かけは怖いけれど、とっ
       ても良い人でしょ。君は、幸運だね、本当に良い人を友達にしたよ。」

Mに取っては初めての経験でした。単なる言葉なのに、とても温かく感じられま
した。そして、その声は不思議と体の震えを鎮めました。さらに、その人が発言
しただけで、その場の雰囲気がガラリと変わりました。

A   「あ〜、済まん、済まん、M。ちょっと、悪ふざけが過ぎたな。」
B   「いや〜、ホント済まない。良くも悪くも、これが俺達のやり方なん
     でね。」
C   「そうそう、根は、な〜んも悪くないんだ。」
D   「まあ、そういう事なんで気にしないでくれや。」
P子 「そもそも、Qが悪い。ちゃんと、紹介しないからだ。」
Q   「あのなあ、お前ら!調子良過ぎだよ。」

348代打名無し:03/07/22 22:56 ID:vWw9l+P2
ほ。
349代打名無し:03/07/23 07:47 ID:aTTH7aBH
POPです。
350代打名無し:03/07/23 20:42 ID:1O4eFhMF
石毛公 「M君、立ったままというのも、堅苦しいから腰掛けてよ。」

Mは、その声に促されて座りました。しかし、ふと思いました。ここに、居る人達
は、元・暴走族です。そんな人達が、何故ここで勉強会を開いているんだろうか?
Q君もそうだけど、何故そんなにテストに必死になるんだろうか?例えば、先の
中間テストだって、手っ取り早くカンニングでもしたらQ君も50点は、簡単にクリア
できたはずです。考えられる事は一つ。目の前の、石毛という人が全て変えてし
まった、いう事です。彼は、どんなマジックを使ったんだろうか?と、その石毛公
から、声が掛かりました。

石毛公 「M君、ちょっとこの問題やってみてくれる。」
M    「は、はい。」

石毛公から手渡された問題は、実に基本的な問題でした。普通の高校生なら
簡単に解ける問題で、Mは難なく解答しました。

石毛公 「さすがだね。いとも簡単に解いたね。」
A    「え〜、マジかよ。俺なんか、それに答えるのに一月掛かったぜ。」
B    「う〜、筋肉で勝っても頭では負けるな。」
C    「進学校は、さすがに違うな。脱帽だ。」
D    「う〜む、Qのダチとは思えんぞ。M恐るべし!」
P子  「馬鹿ばっかりだね。」
351代打名無し:03/07/23 21:46 ID:1O4eFhMF
さらに、石毛公はMに語りかけます。

石毛公 「M君って、何時もどんな本読んでるの?」
M    「う〜ん・・・、僕は海外文学、特にロシア文学が好きで、トルストイ
      の『戦争と平和』『アンナ・カレーニア』、ドストエフスキーの『悪霊』
      『罪と罰』なんかよく読むよ。」
石毛公 「ロシア文学、あれは良いよね〜。」

A   「ど・す・と・え・ふ・す・き・−、って聞いた事ある?Bよ。」
B   「いやあ〜、生まれてこの方一度も無いな。」
C   「俺は、どこかのスキー屋さんかと思ったぜ。」
D   「ドス、と初めに付くから俺はてっきり、ヤクザ物かと思ったよ。」
P子  「アタシャ、もう、愛好会を抜けたくなってきたよ。」

Qは、チラリとMを見ました。Mがすっかり落ち着きを取り戻してゆくのが
傍目からも充分解りました。
352代打名無し:03/07/24 07:38 ID:hgfk8K0O
あげ。
353代打名無し:03/07/24 21:41 ID:hgfk8K0O
Mの緊張がほぐれるに付けて、場も和やかな雰囲気に成りました。

M  「でも、皆、偉いね。運動もやって、ちゃんと勉強もしてるんだから。」
A  「つーか、俺達は、今まで運動しかしてなかったからな。」
B  「そーなんだよなあ、俺達的には‘大快挙’なんだが、他に幾らでも
    良い成績の奴が居るもんなあ。」
C  「そうそう、満点取ってさあ、さも当たり前って顔してる奴がいるからな。」
D  「あいつ等は、人間じゃないな。恐らく、神の一族なんだろうな。」
P子 「まあ、ホントに次元の高いお話だ事。」

M  「けれど、やっぱり運動は出来たほうがいいよ。皆は、どうやって体
    を鍛えているの?」
A  「て、いうかモノ心付いた時から、やんちゃ坊主で、外ばかりで遊ん
    でたなあ。」
B  「俺もイタズラ坊主で、近所のじいさんによく叱られたよ。」
C  「うんうん、その通り。で、学校に通い出したら、毎日ケンカ三昧。」
D  「思えば、俺達、筋肉だけを拠り所として、生きて来たよなあ(しみじみ)」
P子 「つまり、アホだという事だね。」
354代打名無し:03/07/25 07:43 ID:BbNM8HJ3
ほ。
355代打名無し:03/07/25 21:52 ID:0s0A3nId
すっかりこの場に馴染んだMは、さらに話を続けます。

M  「でね、この前Q君とも話していたんだけど、やっぱり僕も少し体を鍛えよ
    うかと思うんだよね。チキンな性格も直したいし。」
A  「そうだな、何と言っても体が資本だからな。」
B  「イケイケの性格は、マッチョな肉体に宿る、というからな。」
C  「うむ、チキンな性格では、その知識も生かせられないからな。」
D  「チキンな性格には、マッチョは宿らん、というからな。」
P子 「筋肉バカも考えものだね。」

M  「それでね、もし、も少し体を鍛える事が出来たなら、是非やって
    みたい事があるんだよね。」
A  「おお、それは何だ?聞かせてくれ。」
M  「笑わないで、聞いてね。まず、一番目にやってみたいのは、逆上がり。」
B  「・・・・・・、逆上がりって、あの鉄棒の逆上がりの事か?」
M  「うん、そうだよ。それと、二番目には、腕相撲で誰かに勝つ事。」
C  「・・・・・・、誰かって、言うと事は、生まれてこの方一度も勝った事
    ないのか?」
M  「自慢じゃないけれど、一度も無いよ。ちなみに、クラスの女子にも
    勝てたことないよ。それと、最後に、気迫だけで猫を追い返して
    みたいね。」
D  「・・・・・・、俺の聞き間違いだよな。確か猫って聞こえたが・・・、虎や
    熊の間違いだよな。」
M  「いや、猫だよ。猫って結構怖いもんだよ。ふーっ、て怖い顔して吹く
    事があるからね。いや〜、もう本当に、僕怖がりだから、はっはっはっ
    ・・・・・・、あれ?皆どうしたの?ここは、笑う所だよ。」
一同 「・・・・・・(シーン)」
356代打名無し:03/07/26 08:28 ID:Nf51gSQT
age
357代打名無し:03/07/26 22:20 ID:JIlf2/0F
Mは少し驚きました。こんな話をすると必ずバカにされるか、笑いものにされる
かのどちらかでした。しかし、目の前の男達は、そのどちらでもありませんでした。

A  「M、ここは決して笑うような場面ではないぞ。いや、男なら歯を食いしばる
    所だぞ。」
B  「そーだ。同じ男として、人間として笑ってはいけないんだ。」
C  「つーか、俺、何だか涙が出てきたよ・・・。」
D  「こんなに悲しいのは、『フランダースの犬』を見て以来だぜ。」
P子 「う〜ん、良かったねえ、男同士分かり合えて。」

そして、暫しの間、沈黙していた石毛公が口を開きました。

石毛公 「あ〜、M君、僕もその気持ちわかるなあ〜。どちらかというと、
      僕も臆病者だからね。」
A    「石毛さん、その言い方はヤメレ。」
B    「て、いうか石毛さんの何処がチキンなんだ?」
C    「うむ、本当にチキンなら、野球部のキャプテンとかクラス委員
      とか、暴走族のリーダーとか務まらないはずだ。」
D    「もし、石毛さんがチキンなら、俺達みんなチキン以下、って事
      だよな。(泣)」
P子   「そのチキン以下、っていう所は全面的に賛同するね。」

さらに、石毛公は話を続けます。
358代打名無し:03/07/26 22:29 ID:Sup3V7/X
P子が非常によい感じでございます。
359代打名無し:03/07/26 23:09 ID:JIlf2/0F
石毛公 「でも、皆誰でも、臆病な気持ち、って持ってるんじゃないかなあ。」
A    「・・・・・・。で、石毛さんの臆病な所、って何?」
石毛公 「あんまり人前で話すような事じゃなんだけれど・・・、あと何年か
      すれば僕らは一般社会に出るよね。その社会の中で、会社や国
      の為にちゃんと役割や責任を果たせるか、って考えるともう不安
      で不安で。」
B    「・・・・・・。まあ、不安といえば不安だけれど・・・。」
石毛公 「ね、そう、でしょ。そうそう、不安といえば、我が国、日本だよね。
      今は、アメリカの軍事力に守られているけれど、やはり有事と
      なれば、我が国固有の戦力が必要だよね。でも、今更軍事大国
      には戻れないし、その辺は考えものだよね。ほんとに。」
C    「・・・・・・。何だかさっぱり解らんが、考えなきゃならんな。」
石毛公 「それと、我が国は資源が少ないからね。技術革新と人材の育成
      は絶対に必要だよね。でも、現行の詰め込み教育にはかなり疑問が
      在るんだよね。果たして、あれで人間性豊かな、それでいて知性溢れる
      人間性が確立出来るのか、と考えると本当に不安に成るよ。」
D    「・・・・・・。ほ、ほんと、不安だ(汗)。」
P子   「やっぱ、下男とは人間の器が違うねえ(ウットリ)。」
360代打名無し:03/07/27 08:21 ID:4NRsD0MW
保守。
361代打名無し:03/07/27 21:18 ID:jmUKI7Ok
Mは、目からウロコが落ちる思いでした。あの完璧と思える石毛君ですら何らかの
悩み(全く自分とレベルが違うが/泣)があるんだ。なら、自分のような凡人以下の
人間に悩みがあるのは当然の事。そして、Mは思いました。だったら黒豹愛好会の
他の皆も不安に思う事があるはずです。彼は、興味が湧いてきました。

M  「質問があるんだけど、皆も、何か不安に思う事や怖いもの、ってあるの?」
A  「じ、実はあるんだ。M、お前が恥を忍んで話してくれたように、俺も勇気を
   振り絞って話をしよう。いいか、絶対に笑わないでくれよ。」
M  「うん、笑わない。約束するよ。」
A  「俺は、この前の中間テストで生まれて初めて、平均50点を突破した。
    嬉しかった。最高の気分だった。しかし、・・・期末試験で同じような
    成績が残せるという保障は何処にも無い。周りも当然、俺が期末で
    50点以上は取るだろう、と思うだろう。しかし、それが非常にプレッシャー
    になっているんだ。」
P子 「普通は、マグレって思うけどなあ。」
362代打名無し:03/07/27 22:19 ID:jmUKI7Ok
B  「Aよ、お前もなのか。俺もそうなんだよ。期末試験の事を考えるだけで、緊張
    しちまってよ。もし、期末で自分だけが平均50点以下だったら、と思うと
    もう不安で、不安で。」
C  「何だ、お前らもそうなのかよ。悩んでいたのは俺一人かと思ってたよ。(泣)。」
D  「そうなんだ。もう、俺達には後戻りは許されないんだ。このプレッシャーは、
    想像を絶するものだ。」
P子 「はいはい、ホントに大変ねえ。」

A  「それでな、Mよ。俺にはこの先、学力をつけて是非やってみたい事があるんだ。」
M  「どんな事?」
A  「途方も無い事で、絵空事と一笑にふされるかもしれないが、何時の日にか100 
    点、満点というものを取ってみたいんだ。」
B  「おいおい、Aよ、お前、そんな大それた事言ってもいいのかよ。嘘つきは泥棒の
    始まり、って言うぜ。」
C  「確かに、満点などと口に出すのは、恐れ多い事だ。しかし、俺達の悲願でも
    あるんだよな。(しみじみ)」
D  「満点、か。なんて芳しい言葉なんだろう・・・。」
P子 「夢があっていいね、皆。」
363代打名無し:03/07/28 07:40 ID:ozcCsQ5O
POP。
364代打名無し:03/07/28 21:40 ID:ozcCsQ5O
黒豹愛好会の面々は、そう言うとMに目を向けました。彼が、この話を聞いてどの
ような反応を示すか、確かめるためです。余りにレベルの低い話にMが嘲笑を
浮かべる事も充分考えられました。しかし・・・。

M  「・・・・・・、何か良いお話だね。僕、感動しちゃったよ。皆は、目の前の壁を
    見事に打ち破り、そして今も、自分の限界に挑戦し続けているんだね。
    そんなサクセス・ストーリーを直に聞いちゃうと、僕も何だか勇気が湧いて
    くるよ。」
A  「M、嬉しい事言ってくれるじゃあないか。お前こそ男だぜ。」
B  「そうだな、お前見かけに拠らず、熱い男だな。」
C  「うむ、Mは真の日本男児と見た。」
D  「本物は、本物を見抜くというからな。」
P子 「あ〜あ、何だか眠く成って来たよ。」
365代打名無し:03/07/29 07:35 ID:ywGREmMy
ほ。
366代打名無し:03/07/29 07:53 ID:RSoVXS5+
>>19
最初から「アクション・タッチ」シリーズを渡しておけば、松井来てくれたんじゃね?
367代打名無し:03/07/29 13:59 ID:PjQ6phzV
>366
しょうがないだろ。
去年のFAではバリーボンズとランディ・ジョンソンで枠が一杯だったんだから。

いかに、神聖石毛軍団といえど野球協約は適用されるんだから。
368代打名無し:03/07/29 20:06 ID:EmLFkTlU
>>366>>367

私が聞き及んだ所では、石毛公は松井が「アクション・タッチ」シリーズを探して
いる事は前から知っていたそうです。事前に渡しておけば、簡単にオリックスに
入団していた事でしょう。しかし、石毛公は、それをしなかった。何故か?
それをしては、松井の為にならないからです。公は、松井に一回りも二回りも
大きくなってもらう為に、自分の私心を押さえて、心を鬼にしてメジャーに送り
出したそうです。

しかし、あの4・23の解任劇。その報を聞いた松井は、涙を浮かべてこう
言ったといいます。

松井  「ぼ、僕の責任です。僕が、あんなビデオなんかに惑わされるから
      いけないんです。初心を貫徹すべきでした・・・・・。」

松井は、大そう落ち込んだそうです。こんな精神状態では良い成績が残せる
訳がありません。打率が240〜250だったのはこの頃です。そんな松井に
一本の国際電話がありました。石毛公からでした。
369代打名無し:03/07/29 20:31 ID:EmLFkTlU
石毛公 「松井君、どうしたんだい?最近、テレビを見ていると、何だか元気が
      ないようだけれど。」
松井  「か、監督、みんな僕の責任です。僕が軍団入りをすんなり決めてい
      れば、こんな事には成らなかったんだ・・・・・・。」
石毛公 「ありがとう、松井君。でも、君は大切な事を忘れているのでは
      ないかな。」
松井  「大切な事?」
石毛公 「そう、君はプロだ。プロならどのような事があろうと務めを果たさな
      ければいけないよ。」
松井  「プロの務め?」
石毛公 「プロとは、応援してくれるファンの声援に応える事だよ。君は未だ
      務めを果していない。泣き言を並べるのは、結果を出してからだよ。」
松井  「・・・・・・、監督の仰る通りです。また、明日から、バリバリ頑張ります。」

こうして、元気を取り戻した松井は、打棒を爆発させて打率3割と、オールスター
出場を獲得する事に成りました。ところで、オールスター出場という栄誉を手に
入れた松井でしたが、その感想をNHKに語った所、石毛公礼賛の言葉が一時間
も続いたそうです。が、その部分は、残念ながら時間枠の関係の為にカットされた
といいます。
370代打名無し:03/07/29 21:54 ID:EmLFkTlU
すんません。久々にショート・ネタを書いてみましたが、
そこで力尽きてしまいました。武勇伝は本日はお休みします。(作者)
371半珍ウゼーーーー:03/07/29 22:00 ID:lNBuqDfT
あーあ、阪神の選手にはいい人もいるのになあ。
「一部」の阪神ファンがイメージ落としてるんだよなあ。
まあ、「一部」のファンって言われても
横浜の対阪神戦見にいけば禁止のはずのジェット風船が乱れ飛んでいる有様。
試合進行を遅れさせている。
試合が終わればメガホンだけではなくゴミも投げ込んでいた。
ヤクルトファンはちゃんと傘応援禁止を守っているのにねえ。
多分、生え抜きの今岡あたりは「一部の」阪神ファンに嫌気が刺してるんじゃなかろうか?
はんしんってひどいよね〜ひどすぎ
372代打名無し:03/07/29 22:25 ID:zqswqfzD
いつもいつもお疲れ様です!
本当に、心の糧となります。感謝しております。
373代打名無し:03/07/30 07:41 ID:p7TeQHPV
あげ。
374代打名無し:03/07/30 21:52 ID:F0a9Q+fy
ー武勇伝つづきー

黒豹愛好会の意気投合し、そして、石毛公に勇気付けられたMはチキンな性格
と非力な体を直し、鍛えようと決意します。そして、帰り際にMは石毛公にこんな
言葉を掛けられました。

石毛公 「M君、今日は本当に楽しかったよ。また、気が向いたら、困った事が
      あったら何時でも来てね。」
M   「うん、石毛君ありがとう。僕、頑張るよ。」

さらに、石毛公はQにもこんな事を言いました。

石毛公 「Qさん、出来ればM君の力になってあげてね。」
Q    「ああ、解ってる。一緒の学校だもんな。」

そして、石毛公はQに一枚の紙を手渡しました。そこには、簡単なトレーニング
方法が記してありました。翌日からMの逆襲が始まる事に成ります。
375代打名無し:03/07/31 07:49 ID:nUcRDdSP
揚げ
376代打名無し:03/07/31 21:36 ID:B7z3yk3y
パソコンの調子が悪いです。武勇伝は休みます。すいません。作者
377代打名無し:03/08/01 01:27 ID:oNfAzRNk
>>376
人も機会も、不調の日には是非ともしっかりと休んで下さい!!
まぢでアナタの青春小説のトリコでキュンッ!って感じです、漏れ。(藁
なのでマイペースで、しっかりとご自愛を!
378代打名無し:03/08/01 07:38 ID:e3X9IeC4
POP。
379代打名無し:03/08/01 17:46 ID:6et2swbm
阪神の石毛が一軍昇格です。
380代打名無し:03/08/01 21:31 ID:e3X9IeC4
と、まあ決意を新たにしたMでした。そして、石毛公が計画したプログラム
に従って、Qと供に肉体改造に取り組む事になりました。先ずは、朝の
ランニングから始まります。が、・・・・・・。

M  「Qくぅ〜ん、ちょっと待ってよ。は、走るの速いよ〜。」
Q  「何言ってんだ。俺、軽く走ってる程度だぜ。で、お前さあ、まだ1キロ
    も走っていないのに、何で息を切らしてるんだ。」
M  「だ、だって、仕方ないじゃない。僕、運動なんて余りしてないんだもん。」
Q  「まあ、それは良いとしても、お前何で、そんな内股で走るんだ?走りにく
    くないのか?こ、こら、座り込むんじゃない。」
M  「ああ、もうダメ。少し、休ませて、お願い。」
Q  「お前、休憩の方が長いよ(泣き)。」

Mの弱点は体力だけではありません。例えば、懸垂をさせれば、

M  「よっ、はっ、よいしょ。う〜ん、う〜ん。」
Q  「何唸ってんだよ。ちっとも上がっていかないじゃあないか。て、いうか
   一回も上に上がってないぞ。」

腹筋運動をさせれば、

M  「ふっ、ふっ、ふっ、よいしょ、よいしょ。」
Q  「お前、何寝込ろんでるんだ。はよ、上半身を起こして来いよ。」

ちなみに、100メートルのラップは、19秒。握力は、10キロ。垂直とびは
30センチ。Mは、まさに国宝クラスの虚弱体質でした。
381国民の総意 ◆Ajd.Vam4a2 :03/08/01 21:37 ID:C5hPFeC6
チョソ臣の石毛脂肪(ゲラゲラヘーチョ
382代打名無し:03/08/01 22:15 ID:e3X9IeC4
Mの泣き所は、肉体だけに留まりません。彼の、チキンぶりもまだまだ健在でした。

M  「Q君、Q君、あの猫見てよ。怖い顔してるよ。きっと、僕を襲おうと
    しているんだよ。」
Q  「どれどれ・・・・・、普通の猫じゃあねえか・・・・・。」
M  「その普通というのが、案外怖いもんだよ。素知らぬ顔してガブリと
    やるつもりなんだよ、きっと。」
Q  「俺は、どう見ても人食い猫には、見えんぞ。」
M  「えー、それは変だよ。僕には、虎に思えるよ。」
Q  「俺が、変なのか・・・・・・、それは悪かったな・・・・・。」

さらに、Qと仲良くなったお陰で、学校内ではイジメられる事は、無くなり
ましたが、外ではいとも簡単にカツアゲをされました。

不良 「おい、ニイちゃん。金出せや。」
M  「ぼ、ぼ、ぼ、僕、持ってないです〜。」
不良 「何やて?だったら、家から持ってこいや。」
M  「え、え、、い、家から・・・。」
不良 「はよ、持ってこいや!殴られたいんか?」
M  「ひ、ひぇ〜。」
Q  「こら、テメエ、俺のダチに何しやがる!」

と、Qが不良を追い払ってくれたお陰で、Mは難を逃れることができました。
が、自分のダメさ加減を再認識したMは、とうとう泣き伏してこう言いました。

M  「ぼ、僕は、ヤッパリだめな人間なんだ。このまま、ダメなまま死んで
    逝くんだ。(涙・涙・涙)」

Qは、Mに掛ける言葉を見つけれませんでした。彼は、武辺一辺倒の人間
でしたので、軟弱人間の気持ちが解りません。そして、Qは思いました。
Q  「(また、石毛さんの、仏の知恵を借りんといかんな。)」
この難局を乗り切るためにQとMは、再び石毛公を訪れる事に成ります。
383代打名無し:03/08/01 22:43 ID:e3X9IeC4
>>377
心遣い、本当にありがとう。楽しみつつ、頑張ります。

>>379
石毛公も、大変期待しております。
384代打名無し:03/08/02 07:41 ID:jSX397ws
ほ。
385代打名無し:03/08/02 07:51 ID:TS0+j4kK
嘆かわしき昨日の事件を石下公はどうお考えになるでしょうか…
386385:03/08/02 08:22 ID:TS0+j4kK
あぁ、石毛公でした…

吊ってきます…
387代打名無し:03/08/02 09:55 ID:jvYIsnrD
阪神の石毛公が活躍いたしました
388代打名無し:03/08/02 21:18 ID:JkX8yQ/9
>>386
伝え聞く所に拠れば、あの大敗を喫した夜にレオン監督は石毛公に
電話をしたそうです。

レオン 「石毛さん、もう私は気が変に成りそうだよ。大変なのは予想して
      いたが、想像を絶する重圧だよ。本当に、押しつぶされそうだよ。
      何か、良い打開策はないもだろうか?それとも、私は辞表を出す
      べきだろうか?」
石毛公 「レオン監督、先ずはおめでとう。」
レオン 「???」
石毛公 「悪いところが、もうこれ以上出ない、ってゆう程出たから、後は
      良くなるだけだよ。ああ、それから私が就任直後からチームの
      問題点を記していたノートを送るから参考にして下さい。」
レオン 「石毛さん、ありがとう・・・・・、今でもチームの事をこんなにも
      心配してくれているなんて・・・・・・。」

こうして、石毛公から送られたノートと公の暖かい励ましにより、元気を
取り戻したオリックス・ナインは、首位・ダイエーを相手に昨日の憂さを
晴らすかのように大勝(現7回裏・10−5で勝てる予定)したのでした。
389代打名無し:03/08/02 21:25 ID:JkX8yQ/9
>>387
ー阪神・石毛投手の話ー

「今日は、選手生命、いえ、命を懸けて投げました。もう、これ以上は
 この‘石毛’の名を汚す訳にはいきません。何としても、阪神優勝に
 貢献して、この名と本家・石毛公の名誉を守りたいと思います。」
390代打名無し:03/08/02 22:51 ID:JkX8yQ/9
所は石毛邸。
石毛公 「あれ?QさんとM君、今日は勉強会は無かったよね。何か、解らない
      所があったの?」
Q    「いや、そうじゃあないんだ。このMの事で相談があるんだ。」
M    「・・・・・・。」
石毛公 「・・・、そう、解ったよ。立ち話もなんだから、中に入って。」

Mは、うつむいたままで、一言も発しません。その落ち込みは傍目からも
充分に窺えました。Qは、Mを気遣いながら今までの経緯を石毛公に伝え
ました。
Q    「・・・・・・と、いう訳なんだよ、石毛さん。何か適切なアドバイスが
      あれば、Mにしてやってくれないか。」

石毛公は、ゆっくりとした口調でMに語りかけます。

石毛公 「M君、君は素晴らしい性格なんだよ。」
M     「えっ」

石毛公の意外な言葉にMは思わず顔を上げました。さらに、公は言葉
を続けます。
391代打名無し:03/08/03 08:16 ID:PWoMVzwp
あげ。
392代打名無し:03/08/03 22:16 ID:SkRyPBT4
石毛公 「M君、こんな話を知ってるかな?人間の長所と短所は表裏一体
       だ、という事を。」
M    「?」
石毛公 「つまり、大きな欠点を抱えている人は、同時に素晴らしい長所を
      持ってる、という事だよ。君は、自分で人よりも臆病者だと思ってる
      ようだけれど、また、それは偉大な才能も秘めているんだよ。」
M    「ぼ、僕に、素晴らしい才能が・・・・・・。」

Mは、驚きました。自分に、‘素晴らしい’なんて云う人間は今まで居ません
でした。ダメで臆病者、チキンでモヤシ、こんな風に人にバカにされて嘲笑
れてきました。しかし、目の前の男は違いました。Mは、石毛公の言葉を
一語一語確かめるように聞きました。

石毛公 「M君さあ、自分の事解ってる?」
M    「僕,自身の事?」
石毛公 「以外に、自分自身の事って解らないよね。壁にぶち当たってみ
      て初めて解るもの。君は、人より高い壁に突き当たっている。
      つまり、それだけ人よりも高く飛び上がれるって事だよ。この辛い
      事を経験した事が、必ず後に生きてくるよ。だから、チキンは、
      臆病である事は素晴らしい。」
M   「チキン、臆病、が素晴らしい・・・・・。」
393代打名無し:03/08/04 07:43 ID:xT+WQs3b
上げ。
394代打名無し:03/08/04 21:28 ID:moiJD5fs
さらに石毛公は驚くべき事を言いました。

石毛公 「それとね、M君、Qさんから色々お話聞いたけれど、君はまだ悩み
      足りないと思うよ。もっともっと、悩むべきだよ。」
M   「ぼ、僕は、まだ悩み足りない・・・・・。」
石毛公 「そう、まだ悩み足りないよ。」

Mは、瞬きもせず石毛公の顔を見つめました。そして、次に出てくる言葉を
待ちました。

石毛公 「君は、自分の臆病さを随分忌み嫌っているようだけど、そんなに
      嫌ったら‘臆病さん’が可哀想じゃない。それも自分の一部なんだから
      もっと大切にしなきゃ。」
M    「臆病さも自分の一部・・・・・。」
石毛公 「そう、その通り。だから、優しくしてあげるんだよ。優しくしてあげれば
      ‘臆病さん’も優しく迎えてくれるよ、君を。」
395代打名無し:03/08/05 08:08 ID:unqll9zh
保守。
396代打名無し:03/08/05 21:24 ID:unqll9zh
石毛公の言葉は、Mに取って全てが新鮮でした。そして、心に響きました。
Mは思いました。考えれば、自分は自分の事をダメだダメだ、といつも否定
してきました。そのくせ、何の努力もせず、そのダメさ加減に甘んじてきました。
こんな男に、友人が出来る訳がない。人が集まる訳がない。Mは心から恥
ました。と、石毛公から、今度は意外な言葉を口にしました。

石毛公 「Qさんから、これも聞いた話だけど、M君て、結構勇気があるん
      だね。」
M   「えっ?僕が勇気があるって?」
Mは、記憶の糸を巡らしました。しかし、全く覚えがありません。と、Qが、口を
開きました。

Q   「ほら、お前にさあ、勉強教えて欲しい、って言った時の事だよ。」

確か、あの時は突然の申し出に驚き卒倒しました。そして、保健室に運び
込まれました。決して誇らしげな事ではありません。いや、自分の弱さを
さらに知らしめた事は間違いありません。一体何処が、良かったというのか?
考えを巡らすMにQはいいました。
397代打名無し:03/08/05 21:55 ID:unqll9zh
Q   「ほら、あの後、お前を俺が殴ったという事になって、先公に問い詰め
     られて大変に成っただろう。その時、お前が来てくれて『何でも無かった』
     って、言ってくれた。その事だよ。もし、お前が来てくれなかったたら、
     俺、大事に成ってだぜ・・・。」
M   「ああ、あの時の事・・・でも・・・。」

確かに、あの時自分は、無我夢中でした。思い返すと、Q君に申し訳ないという
気持ちと後で怖いという気持ちが半々でした。決して、自分では勇気有る行動
とは、思っていませんでした。その気持ちを見透かしたように、石毛公はこう
言いました。

石毛公 「本当の勇気とは、そんなものじゃないかな。無我夢中で気づかぬうちに
      行動をおこしている、そんなものじゃない。だからこそ、Qさんが、君の事
      応援してくれるんだよ。昔から、『天は自ら助く者を、助く』て、云うよね」

人間といものは、急には変わりません。しかし、Mは思いました。この石毛君とQ君
に付いていったならば、自分の殻を破って新しい自分を発見できるかもしれない。
そう考えた末に、彼はこんな事を言いました。

M   「石毛君、僕も、勉強会に参加してもいいかな?」と。
398代打名無し:03/08/05 22:20 ID:+0/YAJV1
両極端のMとQを石毛公がいい方向に導いていらっしゃいますね。
さすがの一言に尽きます。
399代打名無し:03/08/06 07:45 ID:Qe8t3lx4
上。
400代打名無し:03/08/06 09:41 ID:RaiZHqMH
上司にしたい人No.1
401代打名無し:03/08/06 21:35 ID:8Xlcynkr
いやまあ3人でピシャッと締めてくれて嬉しかったよ、漏れは。
402代打名無し:03/08/06 22:35 ID:Qe8t3lx4
さて、石毛公との有意義な面談を行ったQとMでした。その帰り道、QがMを見ると
何やら考え込んで居るようでした。行きのように落ち込んでいるようには見えません
でしたが、少し気になりました。

Q   「M、何考えてるんだ?まだ、何か気になるような事や悩み事があるのか?」
M   「ううん、悩みだなんて・・・、石毛君の話を聞いていたら自分の悩みなんて
     ちっぽけだなあ、なんて感じて恥ずかしく成ったよ。本当に、石毛君の言う
     通りだと思うよ。ただ、・・・。」
Q   「んん?ただ、何だ?」
M   「僕、思ったんだけど、石毛君て、本当に高校生なの?」
Q   「正真正銘、俺達と同じ高校2年生だが、・・・それがどうした?」
M   「確かに、石毛君、見た目は高校生なんだけれど、中身はお爺さんみたい
     だね。僕の近所に90歳になる元気なお爺ちゃんがいるんだけれど、その
     人にそっくりだよ。」
Q   「爺ちゃん、か・・・、言われてみれば確かにそうだ。あの落ち着きと引き出し
     の多さは、一高校生の器量じゃあないな。」
M   「一度人生を終えた人が、また、高校生からやり直しているみたいだね。
     何だか、ズルイよね。」
Q   「ふふふ、本当だな。確かにズルイよな、自分だけずっと先に行っちゃって。
     ・・・、なあ、M、また明日からお互い頑張ろうぜ。」
M   「うん、頑張ろうね。もう絶対に弱音は吐かない、って事は言い切れないけれ
     ど、諦めたりはしないよ。」
Q   「そう、それでいいんだよ。弱音や弱みはガンガン見せ合うぜ。で、全て吐き出
     したら、また立ち上がろう。」
M   「うん、目指すは‘逆上がり’。」
Q   「よし!目指すは、テスト平均50点だ。」

その夜は、満天の星の中にま丸いお月様が、照っておりました。
403代打名無し:03/08/07 07:40 ID:hozIgeZm
POP。
404代打名無し:03/08/07 22:01 ID:Kx8zIEa2
人は良くも悪くも、突然変わる、変われるものではありません。自分では随分
変わったと思っていても、また最初に逆戻り。その試行錯誤の末に、本物に
成ってゆくものです。QとMの凸凹コンビも、その例外ではありませんでした。
さてさて・・・。

Q  「なんじゃ、この問題は・・・、これ、本当に解答出来んのか?」
M  「はっ、はっ、はっ、あ〜、シンドイなあ〜、でも・・・、まだ500mも
    走ってないよ(泣き)」
Q  「大化の改新って、何年だ?明治維新と何か関係あるのか?つーか
    何で年号て、こんなに一杯あるんだ?」
M  「逆上がり、どうしても出来ないなあ。皆どうして簡単にできるのかなあ
    僕には、その秘術が理解出来ないよ。」
Q  「日本人なのに何で英語なんてやるんだ?こりゃ、言葉というより記号
    だな。さっぱり、解らん。」
M  「猫、って相変わらず怖いよね。あんな獰猛な生き物を飼ってる人は
    相当な勇者なんだろうな。」

と、まあ彼らは、相変わらずのペースでした。しかし、確実に変わりつつある
事がありました。それは、QとMを見る周囲の目でした。

405代打名無し:03/08/08 07:44 ID:R3pq62L4
ほ。
406代打名無し:03/08/08 21:47 ID:iMOtaotf
>>400
>上司にしたい人No.1

この言葉を聞いて思い出したお話があります。先日の事ですが、行き付けの
飲み屋で飲んで居た所、ある二人の男達がこんな会話をしていました。

男1 「俺の上司は、ダメだ。もう、あんな奴には、付いて行けん。仕事もろくに
    出来ないくせに、妙に言う事が細かい。おまけに無神経だ。」
男2 「まあ、落ち着け。そんな時は、これを見ろ。」
男1 「おお、これは・・・。」

と、彼が見せた物は、何と「石毛公御言葉集」でした。彼も熱烈な石毛公信者
のようでした。それで、その開かれたページにはこんな言葉がありました。

  『無能な上司に仕えるな、無能な上司には巧く使われてみよ。』

その言葉を目の当たりにした男1は、感激して涙を流しておりました。そして
同時に一般庶民にも石毛公の威光が行き渡っていると感じ、一信者として
も大変誇りに思いました。
407代打名無し:03/08/08 22:57 ID:iMOtaotf
QとMを見る目が、どんな風に変わったのか?それは、次のようでした。彼等の
クラス・メイトは、QとMの関係を主人と奴隷の関係と見ていました。ああ、Mの奴
Qのパシリに使われているな、と傍目から眺めておりました。ところが、少し勝手が
違うようでした。

Q  「おう、M、昨日のドラマ見たか?あれ面白かったなあ〜。」
M  「残念ながら、見逃しちゃったよ。昨日は、もう、眠くて早く寝ちゃったよ。
    どんな展開になったの?」
Q  「えらい早く寝たんだな。小学生みたいだぞ、お前。・・・で、その後展開は
    だな、主人公が何とあんな行動を取るんだよ。」
M  「ええ〜、本当に。それは、ビックリだね。予想もつかなかったよ。もう、来週は
    絶対に見逃せないね。」

などと、笑い事を上げて楽しそうに話をしています。そして、クラス・メイト達は信じら
れない光景を目の当たりにします。

Q  「ところで、参考書って一杯あるんだな。俺のような人間はどれを選べばいいん
    だろうか?よければ、お前、推薦してくれないか。」
M  「う〜ん、そうだねえ・・・、Q君にオススメなのは・・・、T社の物が良いと思うけど
    ・・・、やっぱり一度自分で、手に取った方が良いよ。そうだ、よければ放課後に
    一緒に本屋に行って見てこようよ。」
Q  「そうだな。じゃあ、行ってみるか。と、その前に、これを受け取ってくれよ。」
M  「何?えっ、これ、お金、しかも1万円じゃあないか。こんな大金受け取れないよ。」
408代打名無し:03/08/09 09:04 ID:ZsUsWAsG
AGE。
409代打名無し:03/08/09 09:11 ID:Cafb4ESf
心温まるお話、毎日楽しみにして居ります。
410代打名無し:03/08/09 23:18 ID:1CYrNL7r
Q  「まあ、そう言わず受け取ってくれよ。お前からも随分、金を巻き上げたしな。」
M  「確かに、そうだけど、こんなにも取られなかったよ。せいぜい2000〜3000円
    ぐらいだよ。」
Q  「た、頼むよ、M。受け取って貰わないと、俺の気が治まらないんだよ。」
M  「う〜ん、困ったなあ・・・・・・、じゃあ、こうしようよ。このお金で、Q君の参考書を
    買いに行って、残りのお金で何か美味しい物を食べに行こうよ。」
Q  「うむ、ナイスな考えだ。そう、しようぜ。」

クラス・メイト達は、あの乱暴物のQが軟弱者のMにお金を手渡す、しかも頭を下げて
などとは、どうしても信じられません。そして、そのQはHRの時に恐るべき事を口に
しました。

Q  「あ〜、先生、ちょっと、悪いんだけれど、俺の席を一番前に
    替えてくれねえかな。」
担任 「・・・・・・、後ろだとマズイのか?」
Q  「いや、別にマズイって、訳じゃあないんだけれど、先生の中には声の小さい
    人もいるし、それに黒板の字が見やすいし、てことで、誰か替わって
    くんねえかな。」
クラス一同 「・・・・・(呆然)」

そして、さらにMの変化にもクラス・メイト達は注目しました。
    
411代打名無し:03/08/09 23:20 ID:1CYrNL7r
>>409
有難うございます。その声援が心の支えになってます。
412代打名無し:03/08/10 06:07 ID:hIHlX3JZ
>Q  「うむ、ナイスな考えだ。そう、しようぜ。」

ポレの最新名言「ナイス」を用いたのですよね?
びっくりしてるし嬉しいニュースですな
413代打名無し:03/08/10 09:25 ID:XLXMxOD2
ほ。
414代打名無し:03/08/10 09:26 ID:XLXMxOD2
しゅ。
415代打名無し:03/08/10 22:33 ID:y4R68aFg
クラス・メイトが知るMは、根暗で大人しく何処にいるか解らないような人間
でした。ところが、その彼が朝、クラス・メイトに会うと必ず‘おはよう’と言う
ようになりました。さらに、あまり喜怒哀楽の無かったMが大きな声で話したり、
笑ったりするように成りました。しかも、あのQと楽しそうにランチ・タイムを
送っているではありませんか。気になったMのクラス・メイトは、彼にその事を
こっそり聞きました。

クラス@   「おい、M、ちょっと聞きたい事があるんだが。」
M       「何?」
クラス@   「お前、最近変わったように思うんだけれど、何か有ったのか?」
M       「いや〜、特に変わった事ってないけれど・・・。」
クラス@   「んー、でもお前、あのQと親しくしてるじゃない。」
M       「あ〜、Q君の事。彼、初めは怖い人だと思ったけれど、とっても
         良い人だよ。僕、最近、体を鍛えるために、朝、走ってるんだけれど、
         Q君、一緒に走ってくれるんだよ。」
クラス@   「えっ、あのQが一緒に走ってるって?あの暴走族が、
         バイクも乗らずに?」
M       「うん。あっ、それとQ君は、今暴走族じゃあないよ。でね、テストの平均
         が50点に成るまでは、バイクにも乗らないらしいよ。」
クラス@   「信じられん・・・、しかし、その話通りだと、この前にHRにQが前の席に
         して欲しい、と訴えた事に合点がゆく。しかし、奴の最近の頑張りは
         鬼気迫るものがある・・・。」

QとMの快進撃はまだまだ続いてゆきます。
416代打名無し:03/08/10 23:36 ID:XB1n7kUD
QもMもがんばれ。石毛公もずっと見守っていますよ。
417代打名無し:03/08/11 00:26 ID:nOY6i6IT
ライターさん、いつも乙です。
けど、1つお願いが。
機種依存文字を使うのは何とか避けてもらえないでしょうか。
漏れマクなので、“クラス(日)”なんて見え方になっちまって。
418代打名無し:03/08/11 02:12 ID:H223pve6
石毛公は心の灯火です。
がんがってくらさい
419代打名無し:03/08/11 07:43 ID:42DC8g8U
うえ。
420代打名無し:03/08/11 09:41 ID:IQD5Ojxd
おもしろいです
最高のできですよ
421_:03/08/11 09:42 ID:3r75E8TT
422代打名無し:03/08/11 09:47 ID:i2SOeYzE
http://book-i.net/ishige87/
ISHIGE PORELUTIONがリニューアルです
423代打名無し:03/08/11 22:37 ID:42DC8g8U
さて、授業が終わりQとMは約束した通りに、Qの参考書を買うために本屋に
出かける事に成りました。滅多に本屋に行かないQでしたが・・・・・。

Q  「おい、M、本屋って売るほど本があるんだな。すげえなあ。」
M  「・・・・・・、Q君、本屋に来た事無いの?」
Q  「ああ、自慢じゃあないが、殆どない。来ても店頭の漫画しか読んだ
    事がないぞ。」
M  「ほんと、自慢にならないね。(泣)」

漫談をしながら、ようやく参考書コーナーに辿りついたQとMでした。が・・・

Q  「おお、これが噂に聞く、参考書コーナーか。まさか、自分が来るとは
    思わなかったぜ。感無量だぜ・・・。」
M  「Q君、まだ、感動するのは早いよ。まず、手に取って見てみてよ。」
Q  「そうだな、どれ・・・・・、う〜ん、一杯あってどれも良さげにみえるんだが、
    選ぶポイント、ってのは在るのか?」
M  「そうだね・・・、出来れば例題や図解が多く在ったほうが良いと思うよ。」
Q  「成る程な。じゃあ、これなんか良いよな。何か目移りしちまうな。」
M  「あっ、Q君、一教科にそんなに沢山買っちゃあダメだよ。」
Q  「そうなのか?一杯在った方が良いと思うのだが。」
M  「最初は、ある程度固定して、それで物足りなくなったら別に買えば
    いいんだよ。それだと、中途半端になっちゃうよ。」
Q  「おお、そうか。流石はMだな。お前の言葉には千金の重みがあるな
    で、お前は欲しい本はないのか?」
M  「実は、在るんだよ。」
Q  「どんな本だ?」
M  「‘逆上がりをマスター出来る本’と‘猫に打ち勝つ本’」
Q  「ほー、すげえな。本屋ってのは、そんな本も置いてあるのか。」
424代打名無し:03/08/11 22:46 ID:42DC8g8U
>>416
応援有難う御座います。QとMは益々頑張ります。

>>417
>機種依存文字を使うのは何とか避けてもらえないでしょうか。
委細、承知しました。

>>418
大変、嬉しいです。ありがとう。

>>420
何よりの誉め言葉です。多謝。


425代打名無し:03/08/11 23:46 ID:gGWJIdJf
もしかして石毛っていい監督だったんじゃねーのか
426代打名無し:03/08/12 02:30 ID:haEDbEWs
少なくともいい選手ではあった。
427代打名無し:03/08/12 07:44 ID:n8V1FxCm
あ。
428代打名無し:03/08/12 17:50 ID:9FHNXJzB
「今、石毛監督が熱い!(現・一野球人、石毛宏典が熱い!)」
通称ポレスレが本日で1周年を迎えました。

奇しくもこの日はあの大惨事、日航機ジャンボ墜落事故と同じなのです。
18年前の石毛公はこの事故に何を思ったのでしょうか。
429代打名無し:03/08/12 20:28 ID:bkpQM9wi
>>425
× もしかして石毛っていい監督だったんじゃねーのか
○ 間違いなく石毛公は、名監督でした。

>>426
× 少なくともいい選手ではあった。
○ 偉大な選手であった。=スーパースターであった。

石毛公信者としては、これは常識なことです。ゆめゆめお忘れなきように。
430代打名無し:03/08/12 21:09 ID:bkpQM9wi
>>428
そうですか、石毛公本スレの誕生とあの日航機の事故は、奇しくも同じ日で
したか。大変痛ましい事故でした。慈悲深い石毛公は哀悼の意を表し、
遺族の方々の胸中を思い遣ったそうです。本日、遺族の方々が事故現場
を訪れておりましたが、つくづく人間は強いものだと感じました。あの悲しみを
乗り越えた姿に胸を打たれました。そして、その姿に石毛公のあの悲劇と
球界復帰を見出しました。

431代打名無し:03/08/12 22:37 ID:bkpQM9wi
ー武勇伝続きー

こうして念願の参考書をゲットしたQでしたが、思い出したかのようにこんな事
を言いました。

Q  「そうだ、本屋に来たついでに、何か俺が読めるような本も欲しいな。
    M、なんか在るか?」
M  「そうだねえ・・・、Q君、どんなジャンルが好きなの?」
Q  「そうだな・・・、何かこう、勇ましいのがいいな。あっ、石毛さんの好きな
    三国志なんかどうだろう。」
M  「三国志、あれ凄く長いお話だよ。登場人物も多いし、初心者にはオススメ
    できないなあ。でも、どうしても、三国志読みたいなら、漫画から入ったら
    どうかなあ?」
Q  「漫画?んー、ダメだ。」
M  「何で?」
Q  「漫画読んでたら、愛好会の連中にバカにされる。あいつ等、何だか難しそう
    な本読んでるし、それにだなあ・・・。」
M  「それに?何?」
Q  「漫画なんぞ読んでいたら、女にモテないぞ。」
M  「Q君、動機が不純だよ。(泣)」
432代打名無し:03/08/13 07:43 ID:vmw+qmFM
あげ。
433代打名無し:03/08/13 22:12 ID:N4ViqUse
そんなQにMは言いました。

M  「ねえ、Q君、エッセイなんかどうだろう?」
Q  「え・っ・せ・い、何だそりゃ?何かの掛け声みたいだな。」
M  「エッセイって云うのはね、論評、随筆、の事だよ。これはいろんなジャンル
    が在ってね、人生論や恋愛論、政治やスポーツなどなど。これは、小説み
    たいに初めから読まなきゃ解らない、ってものじゃなくてね、途中から読ん
    でもある程度お話が解る様に成っているんだよ。」
Q  「おー、それは凄えな。え・っ・せ・い、てのはスグレモノなんだな。」
M  「そうだよ。でね、コレなんかどうだろう?」
Q  「どれどれ・・・、‘三国志の人間学’。なんか、カッコ良さそうなタイトルだな。」
M  「でしょ。それは、三国志のお話と登場人物をダイジェストに紹介してあるから
    本編を読む時の予備知識にも成るんだよ。」
Q  「なるほど、感心する事ばかりだな。衝撃の初体験だぜ。で、Mもう一つ
    聞いていいか?」
M  「何?」
Q  「こう何と言うか、カッコよく本を読んで女にモテル本、ってのはないのか?」
M  「Q君、直ぐそちらの方に向いてゆくんだね。(泣)。」
434代打名無し:03/08/14 05:01 ID:a+a9UCPv
Qは女にモテる本をMに聞くのが間違いだということに気づいていないようですね。
まあ自然体でモテモテの石毛公にモテる方法を聞いても無駄でしょうが。
435代打名無し:03/08/14 07:47 ID:jO3iGxHW
ほ。
436代打名無し:03/08/14 22:08 ID:wP22z7q3
目指す参考書と女性にモテそうな(?)本を獲得し、意気揚々と引揚げるQとM
でしたが、お金が余ったので当初の計画通りに食事に行く事になりました。

M  「Q君、何を食べに行く?何か食べたい物ある?」
Q  「そうだな。ラーメン、カレー、ピザ・・・、何か迷うな。」
M  「お金、結構余ったから、ウナギとか、安いステーキでも食べられるよ。」
Q  「そうなのか?しかし、そんな高級な物を学生の身分で食べて
    いいものか。」
M  「Q君て、結構貧乏性な所、あるんだね・・・。」
Q  「いや、まあ、俺んちさあ、あんまり裕福じゃあないものだから、
    普段ろくな物食べてないからな。と、云う事で俺は何でも美味しく
    頂けるんだ。はっはっはっ(哀)」
M  「う〜ん、何だか大変だねえ・・・・・・、そうだ、だったら、あのお店に
    行ってみようよ。」
Q  「あの店って?」
M  「うん、この前雑誌に載っていたんだけれど、この近辺に美味しい
    スパゲティ専門店があるらしいよ。そこに、行ってみようよ。」
Q  「おお、それは良い考えだ。スパゲティ、って響きが良いよな。
    いかにも庶民の食べ物、って感じだよな。」
M  「でも、それを食べて女の子にモテルか如何かは、解らないよ。」
Q  「M、先にそれを言うなよな。(さめざめ)。」

しかし、彼らはそこで思わぬ人物と出会う事に成ります。
437代打名無し:03/08/15 07:38 ID:S9el2Xkr
保守。
438山崎 渉:03/08/15 07:53 ID:EL5zJIaL
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
439代打名無し:03/08/15 18:36 ID:xSezxIwY
取り合えず上げ。
440代打名無し:03/08/15 21:11 ID:xSezxIwY
QとMは、目指すスパゲティ専門店へとやって来ました。

M  「あ〜、このお店だよ。雑誌に載って居たのと同じだよ。」
Q  「おー、ここか・・・、以外に、こぢんまりしてんだな。」
M  「まあ、そうだけれど、人間と同じで見かけよりも中身が大切だよ。」
Q  「うむ、そう言うことだな。中に入ってみようぜ。」
M  「うん。」

二人はお店に入りました。が、中はクラシックな造りで、落ち着いた感じが
しました。そして、何よりもスパゲテイの香ばしい匂いが鼻をつきました。

M  「うわー、何だか感じの良いお店だね。」
Q  「ああ、そうだな・・・、ていうか、良い匂いだぜ。何だか急に腹が減ってきぜ。」
M  「本当だね、早速注文しようよ・・・、ほら、Q君、メニューだよ。」
Q  「う〜ん、何だか一杯種類があるんだな・・・、この黒いスパゲティ
    は何だろう?」
M  「ああ、それはね、イカ墨のスパゲティだよ。ここの名物なんだよ。
    すごく美味しいらしいよ。」
Q  「ふ〜ん・・・、じゃあ、俺それ食べてみるわ。」
M  「じゃあ、僕もそれ注文するよ。」

そして、QとMは、出来上がったイカ墨のスパゲティを食べながら
Q  「おい、M,お前、歯が真っ黒。お歯黒みたいだぞ。」
M  「何言ってんの、Q君だって、真っ黒じゃない。こんなの女の子が見たら
    好かれなく成っちゃうよ。」

と、まあ和気あいあいと食事しておりました。が、その時、風体の悪そうな
連中が2〜3人店の中に入ってきました。どうやら、暴走族のようでした。
441代打名無し:03/08/15 22:04 ID:xSezxIwY
Mは視線を合わさないように目を伏せ、Qもなるべく関わらないように知らん振り
を決め込みました。が、その男達の一人から声がかかりました。「あれ?
お前、Qじゃあないか。」と。Qがその声の主の方に顔を向けると、知った
顔でした。あのベアーズの頭、Gでした。

G  「久し振りだな、Q。お前もここによく来るのか?ここ感じ良いしよぉ、
    飯美味いだろ、だから俺達も好く来んだよ。」
Q  「いや、俺達は、初めてだ。」
G  「そーか・・・、で、お前の前に居る、そのヒョロットした男は、お前の
    舎弟か。」
Q  「い、いや、舎弟じゃあない。ダチだ。」
G  「ダチ?ふ〜ん、お前趣味変わったな、こんなのが、ダチなのか。
    まあ、いい・・・、それより、お前、あの石毛と一戦交えたらしいな。」
Q  「はあ〜?」

このGの話が、Qに思わぬ波乱を呼び込むなります。
442代打名無し:03/08/16 09:08 ID:X6wMJ0qj
補だよ。
443代打名無し:03/08/16 23:35 ID:tjFo29d2
レッド・ベアーズの頭、Gは話を続けます。

G  「で、石毛と一戦交えて名誉の負傷。その激闘に感動した舎弟達が
    石毛の元を去り、再びお前の元に帰った。そうなんだよな。」
Q  「えっ?あ、いや・・・、その・・・。」
G  「何だよ、勿体付けんなよ。いや〜、Q、お前見直したぜ。誰もが恐れる
    あの石毛に立ち向かうなんてよー。この前、石毛に関わるな、何て
    言って悪かったな。で、どんな風にあの男と戦ったんだ。その武勇伝
    を聞かせてくれよ。」
Q  「あ〜、Gよ、お前、その話何処で聞いたんだ?確かにケガはしたけれ
    ど、石毛さんと戦った訳じゃあないぜ。それと、黒豹愛好会の連中は
    俺の舎弟じゃない、ダチみたいなもんだな・・・。」
G  「ちょっと、待て。石毛さん、愛好会、ダチ、て何だ?」
Q  「えっ、いや、黒豹愛好会の決め事でさあ、石毛さんには、『さん』付け
    で呼ぶように成ってるんだよ。」
G  「だ・か・ら、何でお前が、『さん』付けで呼んでいるのか、聞いているんだ。」
Q  「だって、俺も愛好会に入ったからだ。」
G  「なっ・・・。」

今度はGが驚く番でした。しかし、GはさらにQから恐るべき言葉を聞かされる事
に成ります。
444代打名無し:03/08/17 01:10 ID:2gSCn4Kq
ポレスレが未だ生き延びているとは
マグマパワー、恐るべし
445代打名無し:03/08/17 02:25 ID:1nyBe6mj
すげー。また展開が読めなくなってきた。
わくわくするぜ!
お盆でも乙です。
446代打名無し:03/08/17 09:30 ID:aIrEKdKz
>>444
石毛公が御健在で居られる限り、このスレは続いてゆきます。

>>445
有難うございます。石毛公の御心は、我々凡人には到底理解する事は
出来ません。故に、自分にもどのような展開に成ってゆくか、想像もでき
ません。
447代打名無し:03/08/17 22:59 ID:aIrEKdKz
Gは一語一語、確かめるように話しました。

G  「Q、お前、石毛の事を憎んでいたよな。」
Q  「まあ、確かにそう思ってたけれど・・・、石毛さん、付き合ってみると、
    以外に良い奴でさあ、もう敵対する必要もないかな、て思ってさあ。」
G  「・・・、つまり、お前は、あの石毛の軍門に下った、石毛に感化された
    、という事なんだな。」
Q  「何か大袈裟なもの言いだな。例えれば、食わず嫌いみたいもんだ。」
G  「Q,そいうのを、軍門に下った、というんだ・・・、Q、お前、顔つきが
    変わったぞ。前は、殺気立っていたが、今は、すっかり落ち着いて
    神々しいぞ。」
Q  「そ、そうかあ?それ程、悪い気分じぁあないぞ。そうだ、お前も一度
    勉強会にきてみないか?面白い話が聞けるぞ〜。」
G  「べ、勉強会だと。お前がか・・・。」
Q  「ああ、勉強なんてアホらしいと思ってたけれど、これまたやってみると
    結構面白くてさあ・・・。」
G  「ちょっと待った。」

Gは、強引にQの会話を中断させました。Qとこれ以上、話を続ける事は
危険だと判断したからでした。
448代打名無し:03/08/18 09:13 ID:yFMp8/g5
あげ。
449代打名無し:03/08/18 11:42 ID:yFMp8/g5
825 名前:代打名無し 投稿日:03/08/17 10:46 ID:6mzXK9AF
.... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
石毛公はなにをなされておるのじゃ
まだお屋敷にもどられるのか

ーオリックス本スレよりー

石毛公の存在が、日に日に大きくなってゆくようです。
450代打名無し:03/08/18 19:30 ID:yFMp8/g5
そして、GはQをじっと見据えて、こう言いました。

G  「いいか、よく聞け。俺は、俺でいたい。俺は、今の生活が気に入っている。
    しかし、石毛の存在がそれを脅かしつつある。」
Q  「いったい、どうゆう事なんだ?」
G  「前に、俺のお袋と妹と俺の女が、あの石毛のファンクラブに入っている事
    は言ったよな。」
Q  「ああ、確かに聞いた。」
G  「ところがだ。お袋や妹は、事あるごとに、俺と石毛を比べてこんな事をいう。
    ‘石毛君のような子が息子だったら’とか‘石毛さんが兄さんなら友達に自慢
    出来るのになあ’とか、俺の顔を見れば石毛の話ばかりだ。」

そして、Gは語気を強めて話を続けました。

G  「さらに、ムカつく事は、俺の女が石毛の写真を俺の写真と一緒に
    サイフに入れている事だ。そんな物捨てろ、て言ったら何て言い
    返したと思う?‘私の命の次に大切なもの’ってぬかしやがった!
    で、俺はキレて女と大ゲンカだ。ああ・・・、思い出しただけでも、
    ムカつくぜ!」
Q  「G、落ち着けよ。その気持ちよく解るぜ。俺も、全くそうだった。しかし、
    そんな憎悪だけでは、何も生まれんぜ。昔から言うだろう、人を呪わば
    穴二つ、って。」
G  「Q、お前、本当に変わった、ここ数ヶ月のうちに・・・。」

しみじみとGは言いました。
451代打名無し:03/08/18 19:31 ID:XrV6jFv+
どうでもいいが 早く監督石毛にもどせよ
452代打名無し:03/08/18 19:53 ID:yFMp8/g5
>>451
我々、石毛公信者の悲願でもあります。
453代打名無し:03/08/18 21:45 ID:yFMp8/g5
G  「昔のお前なら、そんな抹香臭い事は絶対言わなかった・・・、昔のお前なら
    その前の男(Mの事)はパシリとしてアゴで使っていた。ダチだなんて絶対に
    認めなかった・・・。」
Q  「そ、そうだったかな・・・、しかし、もう後戻り出来ないんだよ、俺。何としても
    今度の期末でテスト平均50点を取らないといけないしなあ。」
G  「テスト50点だと・・・、信じられん。それに、お前が手にしている本は何だ?」
Q  「あっ、これ。歴史の参考書。」

Gは目まいを覚えました。そして、このQを心底変えてしまった石毛公を
心から畏怖しました。

Q  「お、おいG、大丈夫か?気分でも悪いのか?」
G  「Q、俺に触るな・・・、石毛に魂を売り渡した男に用はない。」
Q  「お前、何言ってんだ。」
G  「いや、お前、あの石毛から送られた刺客だな・・・、俺を陥れようと
    してるんだな。」
Q  「ちょっと待てよ。俺の話をちゃんと聞けよ。」
G  「Q・・・、もうお前と話す事は何もない・・・。お前との仲もここまでだ。
    今日只今から、赤の他人だ。それと、石毛とグリーン・イーグルと
    、そしてお前の3人はブラック・リストに載せておくからな。だから、
    もう俺達には絶対に関わらないでくれ。」
そう言うと、引き止めるQを振り切って、Gは逃げるように店を出て行きました。

Q  「お、おい、G、待ってくれよ。俺の話を・・・、ちっ、いったい何なんだよ。アイツ
    一体何を怯えているんだか。」

そんなQにMは言いました。
M  「Q君、誰でも驚くよ・・・。」、と。
454代打名無し:03/08/19 07:37 ID:ycLQPEWX
うえ。
455代打名無し:03/08/19 09:00 ID:evyytW1E
課長:「オリックス球団内部で、悪性のウィルスが蔓延していると認定されました。」

すみれ:「投手陣も守備陣もダメねぇ。」

青島:「オリックスって、こんなチームだっけ?」

岡添球団社長:「オリックスなんて、どうだっていいでしょ!」

和久:「俺たち、オリックスファンはな、地べた這いずり回って応援しいるんだ!」

和久:「これ以上、ファンを悲しまさせないでくれ。」

(ダイエーに29点取られて)

柏木:「きゃあぁぁぁ!!!」

真下:「今での野球と違う。新しい形の野球なのかもしれない・・・。」

青島:「石毛さん、聞こえるか?どうして、オリックスが勝てないんだ!」

踊るオリックス オリックスを復活せよ!

石毛:「上のものには、何も言わせない。ポレが指揮を執る。」

青島:「お願いします。誰か、オリックスを助けてください・・・。」
456代打名無し:03/08/19 21:46 ID:gV77piZb
>>455
成るほど、青島刑事も石毛公の復帰を熱望している訳ですね。
本物は本物を知る、と申します。この声を石毛公の元に届けたい
もので御座います。
457代打名無し:03/08/19 22:11 ID:gV77piZb
Qは、Mにそんな事を言われて、ふと考えました。そういえば、俺を取り巻く周囲
の目が此処の所、何やら違ってきている。席を前にしてくれ、といった時は皆に
驚かれ、授業で質問したら先公も呆気にとられていた・・・、などと考えを巡らして
いると、Mが話しかけました。

M  「あ〜あ、友達失くしちゃったね、Q君。僕なんかと居て、呆れられたかも
    しれないね。何だか悪い事しちゃったかな。」
Q  「まあ、何と言うか、何と言うべきなのか・・・、今日は驚く事ばかりだ。が、
    さっきも言ったが、もう後戻りはできない。それと・・・。」
M  「それと・・・、何?」
Q  「誰が何と言おうと、M、お前は、俺のダチだと言うことだ。つーか、お前の
    お陰でダチを失くしたんだから、責任取ってくれよな、相棒。」
M  「うん。」

しかし、です。QとMの驚くべき一日はまだ終わっていませんでした。彼らの身に
信じられない出来事が起きる事に成ります。
458代打名無し:03/08/19 22:14 ID:x0XAVgI0

     γ⌒ヽ、 γ⌒ヽγ⌒ヽ、 γ⌒ヽγ⌒ヽ、 γ⌒ヽγ⌒ヽ、 γ⌒ヽ
         ,||_||、       ,||_||、       ,||_||、       ,||_||、
        ●   ●      ●   ●      ●   ●     ●   ●
        ⊂|   |⊃    ⊂|   |⊃    ⊂|   |⊃    ⊂|   |⊃
        ⊂|   |⊃    ⊂|   |⊃    ⊂|   |⊃    ⊂|   |⊃
      γ´∧_∧ヽ )) γ´∧__∧ヽ )) γ´∧_∧ヽ )) γ´∧__∧ヽ ))
       ( ( ´∀`).)  ( .(´∀` ))  (. ( ´∀`))   ( (´∀` ))
    (( `ゝしへJノ (( `ゝしへJノ (( `ゝしへJノ (( `ゝしへJノ
        (_ィヘ_)     (_ィヘ_)     (_ィヘ_)     (_ィヘ_)

                 //                      \\
               //   エ ビ マ ヨ 〜〜!!     \\


459代打名無し:03/08/19 22:36 ID:gV77piZb
石毛公、お喜び下さい。>>458に沢山のご馳走が届いて居りますぞ。
460代打名無し:03/08/20 07:37 ID:lBUoNy4b
POP。
461代打名無し:03/08/20 22:13 ID:lBUoNy4b
その異変は、彼らがスパゲティを食べ終えて、席を立とうとした時に起こりました。
二人のテーブルにコーヒーが届きました。

Q  「あれ?M、お前、コーヒー頼んだのか?」
M  「ううん、僕、注文していないよ・・・、あの〜、僕らは頼んでいませんけど。」

すると、コーヒーを持ってきたウエートレスは、

ウエートレス 「いえ、これは店主からの差し入れです。それと、今日の御代は結構
          です。」
M   「えっ、如何いう事なんですか?」
Q   「コーヒーも貰ったうえに、スパゲティも無料って・・・、一体・・・。」
ウエートレス 「その事に付きまして、店主の説明がありますので、コーヒーを召し上がり
          ましたら、此方に入らして下さい。」

彼らは、コーヒーを飲みながら話をしました。
M 「一体、何の話なんだろうね?もう来るな、って言われるのかな。」
Q 「ん〜、それは考えれない事もないが・・・、じゃあ、コーヒーとスパゲティ無料、って何だ?」
M 「そうだね。一体どうゆう事なんだろうね・・・。」
Q 「あっ、もしや、俺達の食いっぷりが余りにカッコ良かったので、
   誉めてもらえるんじゃあないか?」
M 「Q君、それは絶対に無いと思うよ。(キッパリ)」

彼らは、案内されて店主の部屋へと入って行きました。
462代打名無し:03/08/20 22:55 ID:vFdBaijh
石毛監督の復帰はまだですか?
463代打名無し:03/08/21 07:47 ID:NYOYbflU
POP。
464代打名無し:03/08/21 22:12 ID:NYOYbflU
QとMが案内された部屋には、一人の男性が居りました。この店の主でした。
彼は、二人の顔を見ると、にこやかな笑顔で話し掛けました。

店主  「まずは、お座り下さい。そして、これをお受け取り下さい。」

店主は、テーブルの上に封筒を差し出しました。Qは、その中身を見た所、中
からコーヒーチケット、スパゲティの半額券・優待券が出てきました。

Q  「あの〜、これは一体どうゆう事なんだろうか?ぜんぜん、話が見えて
    こないんだけど・・・。」
M  「そーなんですよね。僕達、スパゲティやコーヒーを御馳走に成るほど
    特別に良い事しませんよ。」
店主 「理由をお話する前に、大変不躾ですが、先程この店に来た暴走族達と
     の御関係を教えて頂けますでしょうか。」
Q  「ああ、Gの事ね。昔からの知り合い・顔見知り、って感じかな。」
M  「あっ、でも、このQ君はもう暴走族じゃあないですよ。本当ですよ。」

店主は頷きながら耳を傾けて、そして再び語り出しました。

店主 「実を申しますと、あの暴走族達は、ここ一月の間に店に出入り
     しておるんです。どのような方でもお客様ですから、差別する
     つもりはないのですが、彼らは甚だ態度が悪い。店の中で大声
     で話をしたり、ウエートレスにワルさをしたり、酷い時には水を飲
     むだけで何時間も店に居座ったり・・・、そのお陰で他のお客様
     の足が遠のいたりしまして、大変迷惑しておりました。警察にも
     相談したりしようか、と思っておった所です。」
Q   「・・・・・、つまり食事がタダに成ったのは、俺達がG達を追い払った
     お礼、という事?・・・。」
M   「敵の敵は味方、って事なのかな。」
店主 「単刀直入に申しまして、その通りでございます。」
465代打名無し:03/08/21 22:26 ID:NYOYbflU
>>462
しばしの間、待たれよ。石毛公は必ず帰って来られますぞ。
466代打名無し:03/08/22 07:42 ID:x+YmyRtu
ほ。
467代打名無し:03/08/22 09:02 ID:wSkdhDin
つーか、いま石毛って何処でなにしてるん???
誰か知ってる?
468代打名無し:03/08/22 09:14 ID:E5BgyMBs
>>467
http://www.osg-phoenix.com/top.html

>元オリックスブルーウェーブ監督の石毛宏典さん

>7月2日(水)にOSGフェニックス後援会の特別顧問の元オリックスブルーウェーブ監督の石毛宏典さんが
>フェニックスの練習を見学され、選手に激励の言葉を送りました。

ポレスレより。
469代打名無し:03/08/22 20:12 ID:x+YmyRtu
>>469

流石は、石毛公で御座いますな。感動致しました。
合衆国大統領の特別アドバイザーでもありながらも、
一般庶民にも同じように接さられる、その器のデカい事・・・。
あらためて、その偉大さを思い知らされた感じで御座います。
470代打名無し:03/08/22 22:43 ID:x+YmyRtu
Q  「んん〜、でも何だかダチを売ったみたいで気がひけるんだが・・・。」
M  「でも、Q君、僕たちがあの人達を追い出した訳じゃあないよ。」
Q  「んん〜、まあ確かに・・・、で、マスター、このコーヒー・チケットと優待券
    だけれど・・・、また、俺達に来て欲しい、あいつ等が近づかないように
    お守り代りに成れ、って事?」
店主 「仰る通りです。」
Q  「・・・しかしなあ・・・。」
M  「Q君、良いお話じゃあない・・・、あの〜、マスターさん、本当に僕達
    は、ここに来て食事すればいいだけなの?危険はないの?」
店主 「はい、毎日来て頂きたい、とは申しませんが、気が向いた時にきて頂く
     だけでいいんです。」

返事を渋るQに店主は、話を続けました。

店主 「ところで、先程彼らとのお話で‘石毛’という名前がでていましたが、
     その石毛さんとは銚子校の石毛典宏君の事ですか?」
Q  「ああ、その石毛さんだけど・・・。」
店主 「ええっ、ほ、本当ですか!いやー、これはラッキーだ。」
Q  「はあ〜?」
店主 「じ、実は、私、彼のファンなんですよ。」

と、言ってある物をQとMの前に出しました。

Q  「こ、これ、石毛ファン・クラブの会員証じゃあないの?」
M  「ほ、本物だ。これマスターさんの物なの?」

店主は、嬉しそうに語り出しました。
471代打名無し:03/08/23 09:08 ID:kWkvbh1D
>>470
>その石毛さんとは銚子校の石毛典宏君の事ですか

石毛典宏→石毛宏典

石毛公の信者としては、有るまじき事で御座います。(平伏し)
472代打名無し:03/08/23 21:54 ID:kWkvbh1D
店主 「はい、私のです。実は、娘が石毛君のファンでして、ある時彼の練習試合に
     一緒に見に行った所、一遍に彼のファンに成りましてね。恥かしながら、
     ファン・クラブに入会した次第です。」
M   「いや〜、そんな事ないですよ。石毛君、僕ら同姓から見ても、カッコイイと
     思いますからね。」
Q   「まあ、確かに知勇兼備にして男前、物腰柔らかくそれで居て剛健。女じゃあ
     なくても惚れ惚れするわな。」
店主 「そーです、正にそうなんです。・・・・・・、ところで、あなた方は石毛君とはどの
     ような御関係なのですか。まさか、あなた方もファン・クラブの会員ですか?」
M   「友達だよ。でも、僕らは、ファン・クラブじゃあなくて、黒豹愛好会のメンバー
     なんですよ。」
Q   「で、石毛さんは、その愛好会の代表もしてるんだ。」

店主はさらに驚いた表情で話しました。
 
店主  「おお!何と言うことだ・・・、まさか音に聞く黒豹愛好会の人に
      出会えるとは!しかも、石毛君がその代表だとは。」
Q    「マスター、愛好会の事も知ってんの?」
473代打名無し:03/08/24 05:55 ID:lWAO1b0C
ほ。
474代打名無し:03/08/24 20:33 ID:pHR+zWnH
店主 「ええ、黒豹愛好会は、確か町でごみ拾いなどの清掃活動をしてます
     ね。それが、評判になって表彰されたと聞きます。また、とっても運転
     マナーも良くて、千葉の‘好走族’と呼ばれているとも聞きました。」
M   「えー、そうなんですか!Q君たちスゴイんだね。」
Q   「まあ、褒められて悪い気はしないんだけれど・・・。」

店主は、さらに頭を低くして懇願しました。

店主 「と、言う事で、何とぞこの店に足を運んで頂きたい。出来れば、石毛さん
     や黒豹愛好会、ファン・クラブの方々もお誘い合せて来て頂きたい。」
M   「Q君、このお話受けようよ。皆が、幸せになれるじゃない。」
Q   「皆が幸せか・・・、まあそうだな。じゃあ、マスターちょくちょく通わせて
     もらうわ。」
店主 「有難うございます。では、これもお付けしましょう。」
と、店主はさらに封筒一杯のコーヒー・チケットと優待券を差し出しました。

M  「こんなに一杯頂いていいんですか?」
Q  「えらい大盤振る舞いだね。」
店主 「ええ、確かにそうですが、ファン・クラブの皆さんは、1,000人を
     下らぬ大勢とか。その皆さんが大挙来て頂ければ、お店も繁盛
     間違いはありませんから。」
M  「商魂たくましいですね、マスターさん。」
Q  「千葉商人恐るべし!」
475代打名無し:03/08/25 07:38 ID:AvPSw6z6
あげ。
476代打名無し:03/08/25 22:46 ID:f4mdoPep
かくして、QとMの一日は終わりを告げようとしていました・・・。

M  「今日は、色んな事があったね。」
Q  「ああ、何だか驚くような事ばかりだったな。」
M  「でも、あのスパゲティが、また食べられるなんて得しちゃったね。」
Q  「そうだな。参考書も無事ゲット出来たし、言う事なしだな。」
M  「うん。」
Q  「でも、何だな・・・、これも石毛さんのお陰かな?」
M  「う〜ん、確かに仏様の御利益、と言えるだろうけれど・・・。でも、努力して
    いるから良い事が授かるんだよ。僕達の御本尊様もそう言ってたよね。」
Q  「ああ、そうだな・・・、じゃあ、もう一丁頑張るか。」
M  「うん。頑張ろうね。」
Q  「ところで、M。お前、逆上がり出来る様になったのか?」
M  「何とか、体が地面を離れるようになったよ・・・もう大進歩だよ。(涙)」
Q  「そうか、それは良かった・・・、俺もアルファベットを完全に覚える事に
    成功したぜ(歓喜)。」
M  「やったね。」
Q  「おお、ありがとうよ。もう、向かう所敵なしだぜ。」

と、意気軒昂になる二人でしたが、思わぬ障害が彼らの前に立ち塞がる
事に成ります。
477代打名無し:03/08/26 07:42 ID:TYgv2tj+
上げ。
478代打名無し:03/08/26 21:35 ID:3cBOfvCM
様々な難題を乗り越えて快走するQとMでしたが、それ程世の中甘くはあり
ません。Mの身に困難が振りかかりつつありました。彼は、今、とある病に
侵されようとしていました。その病とはどんな名医でも治す事の出来ないもの
でした。そう、誰もが一度は患うあの病でした・・・。

最近、Mは何やら溜め息ばかりしています。Qが話をしても生返事か上の空、
Qは気になって仕方ありません。

Q  「・・・、で、さあ、この数学の問題はどう解くんだ?」
M  「はあ〜・・・、数学って、結局、答えが何処かに在るんだよね。」
Q  「じゃ、なくて、この問題は、どう解くか聞いてんだよ。」
M  「その答えが在るんだから、羨ましいよね・・・。」
Q  「はあ〜?ちょっとお前、何言ってんの?」
M  「考えれば考えるほど、解らなくなるんだよね・・・はあ〜。」
Q  「M、お前、大丈夫か?」
M  「大丈夫でいて大丈夫でないような、それでいて夢心地のような
    メルヘンチックな気分なんだよね。」
Q  「ダメだ、こりゃあ。」

Qは、思いを巡らしました。何時からMがこんな風に成ったのか、を。
思い当たる事が一つ。この前の席変えから、Mの様子がおかしく
なってきていました。そして、ある女の存在が思い浮かびました。
そう、Mは恋の病に罹っておりました。
479代打名無し:03/08/27 07:41 ID:Rz9/ceL2
補。
480代打名無し:03/08/27 22:32 ID:Rz9/ceL2
Mの隣には、クラスで1,2の、いえいえ、学校でも5本の指に入るような美人・C子
が居りました。彼女が隣に来てから、Mの様子は変わってきたようでした。Qは、
何気にMに問い質しました。

Q  「お前さあ、最近、何か隠している事ある?」
M  「なななな、な何を言ってんの?Q君。ぼぼぼ、僕、隠し事なんて・・・。」
Q  「お前、ホント、嘘がつけないな。・・・で、やっぱり隣の女か?」
M  「も〜、Q君たら、下品だなあ〜。小指を立てないでよね。そんな事
    しても彼女の事は言わないよ。」
Q  「そうか、やっぱりそうなんだ。」
M  「あっ・・・。」

Qの誘導尋問に引っ掛かったMは、全てを話す事に成ります。

M  「Q君、ヒドイなあ、あんなペテンに掛けるなんて。(怒)」
Q  「いや〜、スマンスマン。お前が、最近、考え込んでいるもんで、
    ちょっと心配になったんだよ。」
M  「もう、本当に調子がいいんだから・・・。」
Q  「はっはっはっ・・・・・・。で、本題に入るが、アイツは競争率高いぞ。」
M  「ええ〜、やっぱり?彼女、結構人気あるんだよね。」
Q  「人気つうか、学校のマドンナ的存在だからな・・・。色白で、美人で
    おしとやか、となれば男は放っておかないわな。」
M  「そうなんだよね、色黒で、カッコ良くて、元気で・・・。」
Q  「・・・・・・へっ?お前、誰の事言ってんの?C子じゃあないのか?」
M  「えっ、・・・・・・Q君、僕、一言もC子さんの事なんて言ってないよ。」
Q  「まあ、確かに・・・、じゃあ、一体誰なんだ?」

Mの応えに、Qは驚かされる事になります。
481代打名無し:03/08/28 07:44 ID:9h2Ub3HX
POP。
482代打名無し:03/08/28 15:54 ID:yX+1xg+Q
つまり、石毛公は野球以外では神の如きお方なのでございますね?
483代打名無し:03/08/28 16:00 ID:ZRUeUEFW
マスターズリーグに出るね
484代打名無し:03/08/28 20:11 ID:Q8h6R/M6
>>482
歴史は常に勝者により創られます。優勝監督と比べれば、石毛公の監督と
しての手腕は、疑問符がつくかもしれません。しかし、諸葛孔明や楠正成は
歴史的に敗者と成りましたが、彼らの業績は貶められているでしょうか?
いえ、心ある人々から賞賛されつづけています。石毛公も全く同じ事が
言えましょう。あの戦力を率いて、僅か87敗に押さえられたのです。他の監督
ならば、まずは100敗は免れなかった事でしょう。故に、石毛公は野球に於いても
神なのです。偉業は語り継がれます。

>>483
流石は、石毛公と申されましょう。公が入団されるアンビシャスは2年連続で最下位
とか。石毛公は、このチームを自分の手で優勝させよう、と勇躍参加されたに違い
ありません。公のお人柄と男気の賜物で御座いましょう。
485代打名無し:03/08/28 22:30 ID:Q8h6R/M6
Mは、顔を赤らめながら話を始めました。

M  「ぼ、僕がいいなあ、と思うのはC子さんじゃなくて、E子さんだよ。」
Q  「え〜〜〜、マ、マジなのかあ〜〜。」
M  「もう〜、Q君、そんな大きな声を出さないでよね。皆がこちらを見ている
    じゃないの。」
Q  「済まん、だが、しかし・・・。」

Qが驚いたそのE子とは?彼女は、C子と対照的な女の子でした。常に陽気で
活動的で、暇さえあれば男子に混ざって外で遊んでおりました。そのお蔭で
真っ黒に日焼けおりました。見た目には女性らしさを感じさせませんでしたが、
笑顔の似合う元気印の女の子でした・・・。

Q  「お前、あーゆうタイプが好みなのか?」
M  「いや〜、照れちゃうな。僕みたいな軟弱系は、彼女のようなタイプに
    惹かれるんだよね。」
Q  「まあ、確かに・・・。しかし、お前、C子には何も感じんのか?E子の方が
    そんなにいいのか?」
M  「そうだねえ・・・、C子さんも悪いとは思わないけれど、E子さんの較べると
    ・・・・・・、ともかくも、彼女の弾けるような笑顔は最高だよ。」
Q  「・・・そうか、最高なのか。人それぞれだな。勉強になるわ・・・。」
486代打名無し:03/08/29 07:47 ID:cHbSuJDf
あげ。
487代打名無し:03/08/29 15:53 ID:IulAmlmw
正直、武勇伝始まる前のスレの方が面白かった・・・
488代打名無し:03/08/29 17:47 ID:JRH7sgrT
>>487
作者は同じなんですけどね。
489代打名無し:03/08/29 19:42 ID:sjlrf8XC
>>487>>488
その作者です。確かに仰るように自分も、武勇伝以前のショート・ネタの方が
面白いと思います。ただ、武勇伝は長いスタンスで書いていますので、個々の
密度は薄く成ります。ぶっちゃけた話、作者が少々楽が出来きる事(?)と
今までのショート・ネタを一つの時間軸にまとめ様と考えました。でも、ショート・
ネタは自分も大好きです。機会と美味しいネタがあれば、武勇伝の合い間に
書こうかな、と思っております。(予定は、未定。)
490代打名無し:03/08/29 22:34 ID:sjlrf8XC
Mのご贔屓のE子は、彼の席の前に居りました。

M  「でね、E子さんが、前に来たものだから、僕、もう心臓がバクバクもの
    なんだよ。授業も耳に入らないし、悪い印象を与えちゃあいけないと思う
    と物音一つ立てられないよ。」
Q  「そんなに、しゃちほこ張る事無いだろう。好きなら、もっと積極的に話掛け
    ればいいだろう。席も近いんだし。」
M  「ええ〜、話掛けるって、僕が?どうやって?滅茶苦茶緊張しちゃうよ。」
Q  「こうなんか、面白い話とかスポーツの話とか、色々あるだろう。」
M  「ぼぼ、僕スポーツ音痴だし、僕自身が人に笑われるような存在だし・・・
    あー、もう、どうしたら、いいんだろう(泣)」
Q  「う〜む・・・、だったら、徹底的に笑い者になってだなあ、一緒に逆上がり
    しませんか、とか、猫を退治しましょう、とか誘ってみてはどうだろう?」
M  「・・・・・・Q君、その気持ちだけは、有り難く頂いておくね(涙)」

そして、次にMが発した言葉が新たに波乱を巻き起こす事になります。

>>487>>488(追記)
面白そうなネタが有りましたら、提供して下さい。今まで、皆さんのちょっと
した発言が数々のネタの元になりました。よろしこ。
491代打名無し:03/08/30 00:08 ID:bPa9En11
マスターズリーグ関連の小咄はありますかな?
492代打名無し:03/08/30 04:44 ID:0kd0V30s
ライターさん、今日も乙です。
おしなべて若そうな文体なのに、
やっぱり時々古風なと言うか、文学的な言い回しが出てくるんだよなぁ。(藁
いい味だよ!!
493代打名無し:03/08/30 07:43 ID:6QAOL3sz
補。
494代打名無し:03/08/30 20:35 ID:fXy+ToBd
ライター様、いつもお疲れ様です。
毎日、本当に楽しみに見ております。
495代打名無し:03/08/30 21:48 ID:6QAOL3sz
>>491
あります。本日は、石毛公が何故アンビシャス入りを決意したか、
その隠されたドラマをお伝え致しましょう。

ー北の大地より蘇る石毛魂ー

さる小学校のお話です。未だに悲しみが拭えない石毛公の解任劇ですが、
その悲しみは大人だけではなく、幼子の心も大きく傷つけました。多くの
小学生が解任劇の翌日、学校を休んだといいます。その中で余りにショック
が大きく引き篭もりになった小学生が居たそうです。当然、ご両親も心配
されて、担任の先生がその子・太郎(仮名)君の家を訪れました。

先生  「どうしたんだい?太郎君。みんな君の事、心配してるんだよ。」
太郎  「・・・・・・、先生、・・・・・・。」
先生  「うん?何だい?」
太郎  「先生、石毛監督は、何で辞めちゃたの?あんなにカッコよくて
      いい人なのに・・・・・・。」
先生は、プロ野球の監督がどのようなものか噛んで砕いて、解り易く説明
しました。しかし、子供に大人のシガラミなぞ理解出来る訳がありません。
太郎君は、迷子の子猫ちゃんのように泣きじゃくりました。その姿を見た先生
は思わずこんな事を言いました。
先生  「太郎君、実は先生は、石毛さんと知り合いなんだ。石毛さんに
      もう一度野球をするようにお願いしてみよう。」
太郎  「わ〜、本当、先生。先生が、お願いしてくれたら、絶対に石毛さんは
      戻ってくるんだね。」
思わず出てしまったウソでしたが、太郎君は翌日から学校に出て来るように
なりました。しかし、太郎君は機会有るごとに、何時戻ってくるんだろう、と先生
に尋ねました。そして、夏休みも迫ったある日、太郎君はこんな事をいいました。

太郎  「夏休みが、終わる頃には石毛さんは戻ってくるかなあ。僕がきっと
      良い子にしてれば、きっと戻ってくるよね、石毛さん。」
この言葉に胸を打たれた先生は、石毛公に手紙を書くことに成りました。
496代打名無し:03/08/30 22:13 ID:6QAOL3sz
その手紙

前略、石毛様。見知らぬ貴方様に、このような手紙を送る非礼をお許し下さい。
私は、ある小学校の教師をしております。その生徒の中に貴方の敬う子供が
います。が、あの解任劇で大きく傷ついています。私達、大人でもあの衝撃は
計り知れない程のものでした。まして、子供にとっては余りに過酷すぎるもの
です。その傷ついた子供の心を癒すのは、この世で貴方様の復帰だけで
御座います。大変不躾な申し出と、お怒りに成られる存じまするが、もし復帰
の機会があるならば、子供達を初め多くのファン、そして何よりも御自分の
為に、現場に復帰なさって下さい。余りに非礼な申し出、重ね重ねお詫び申し
上げます。   早々。

そして、その中には太郎君の手紙も同封されていました。

石毛さん、こんにちは、はじめまして。僕は、石毛さんが大好きです。カッコよくて
いっしょうけんめいガンバルからです。僕が大人になったら絶対に石毛さんの
ような大人になりたいです。でも、石毛さんが、監督を辞めちゃったから僕は
すごく悲しいです。このままでは、僕は良い大人になれないから、石毛さん
早く戻ってきてくださいね。  太郎。
497代打名無し:03/08/30 22:46 ID:6QAOL3sz
この手紙を読んで、石毛公が奮い立たない訳がありません。マスターズに
しかも、2年連続最下位のアンビシャスに入団を決めたのは、こんな経緯
がありました。そして、それを決意した日の夜、石毛邸に押し寄せた大記者
団にこんな感想を漏らしました。

記者A 「マスターズ、しかもアンビシャス入りを決めたのは本当ですか?」
石毛公 「ええ、本当です。」
記者B 「しかし、どうしてマスターズで、最下位のアンビシャスなのでし
      ょうか。他球団やメジャーから監督としてのオファーが数多く
      来ているとお聞きしましたが。」
石毛公 「ええ、確かに。まずは、自分が選手として働く事が出来る事を
      前提に選びました。」
記者C 「う〜ん、貴方ならば、セの某球団なら4番を打てるのでないですか?」
石毛公 「それはダメです。何故なら、今、一生懸命2軍で這い上がろうとして
      いる若者の芽を摘む事に成るからです。」
記者D 「な、なんと慈悲深いお方なのか・・・。しかし、2年連続の最下位
      アンビシャスを選ばれたのは、どうしてなんですか?」
石毛公 「自分の能力と己に喝を入れる為です。そして、私の頑張る姿を
      見せたい人がいるからです。」

と、言い太郎君から受け取った手紙を記者達に見せました。そして、記者達が
感動の涙を流した事は、いうまでもありません。
498代打名無し:03/08/30 22:54 ID:6QAOL3sz
ところで、太郎君の担任の先生が、ある時生徒の意識調査を行ったそうです。
好きな人物と嫌いな人物をアンケートしたそうですが、好きな人物は石毛公
がダントツで、少数派にヤンキースの松井とマリナーズのイチローの名が
挙がったそうです。反対に嫌いな人物は、GのWオーナーと某球団のO社長
の二人が郡を抜いていたそうです。

499代打名無し:03/08/30 23:00 ID:6QAOL3sz
ー武勇伝ファンの方々へー

すいません。今日は休ませてくだせい〜。ショート・ネタで本日は燃え尽きて
しまいました。

>>492>>494
本当に、有難うございます。その声援が何よりの力に成ります。
500代打名無し:03/08/31 08:36 ID:8XC7gR7p
あげ。
501代打名無し:03/08/31 13:18 ID:AgJhFU+S
>>498
嫌いな人物ですか・・・。

確かにあの二人はどうしようもないですが、
「人間愛」を説く石毛公のスレで話す話題ではありませんな。
502代打名無し:03/08/31 22:34 ID:8XC7gR7p
ー武勇伝の続きー

M  「あ〜、でも、このドキドキ感は、どーしたらいいのかなあ・・・・・・
    ところで、Q君は好きな人には、どんな風に接しているの?」
Q  「つーか、俺は押し倒し専門だったからな。て、いうか、お前さあ、女
    と付き合った事とか、デートした事ないのか?」
M  「そそ、そんな大それた事無いよ。話しかけるだけでも、僕、緊張し
    ちゃうのに・・・。そんな事は、神様のなさる事だよ。」
Q  「そーか神様なのか・・・、しかし、惚れた女と一緒に居るのは良い
    もんだぞ。大した話をしなくても、楽しいものだ。さらに、お互いを
    感じあって交わすキスは、最高だぞ。」
M  「き・っ・す、って接吻の事だよね。そ、そんな事考えた事もないよ。
    僕の、ふぁーすと・きっす、って何年後になるんのやら・・・(遠い目)」
Q  「まあ、そんなに深刻に考えるなよ。こういうのは、タイミングが大切
    だ。そう無理やりいってもだなあ・・・・・・。」

と、Qはあるシーンを思い出しました。石毛公に迫ろうとして女子高生に変身
して、心ならずしてナンパ野郎に唇を奪われた時のことです。どうして今頃
思い出すのか?もしや、あれが俺のベスト・シーンなのか?俺って、実は
あちらに目覚めてしまったのか?Qは、思わず頭を抱えてしましました。

M  「あれ?Q君、どうしたの?気分でも悪いの?」
Q  「いや、何でもない。昔のイヤな思い出を思い出しちまってよ・・・。」
M  「?」
そして、このMの小さな悩みが大きな波紋を呼び込んでゆく事になります。
503代打名無し:03/09/01 07:43 ID:z/Zwbeqq
補。
504代打名無し:03/09/01 21:45 ID:z/Zwbeqq
そして、Mはこんな事を言いました。

M  「愛好会の皆や石毛君は、異性に関しては如何なんだろうね?」
Q  「愛好会の連中は、まあ俺と似たり寄ったりだろうな・・・・・・、しかし、石毛さん
    は石毛さんは、あちらは如何なんだろうな、ちょっと興味があるな。」
M  「今日の勉強会で、ちょっと聞いてみようか?」
Q  「あ〜、そうだな・・・、しかし、聞いてみたいような、みたくないような・・・。」
M  「何、それ?」

さて、この日の勉強会もほぼ無事に終わり、一息ついて頃にMは例の話を
切り出しました。

M  「皆に、ちょっと聞きたい事があるんだけど、いいかな?」
A  「お〜、何だ何だ、なんなりと聞いてくれ。」
M  「え〜、み、皆は、好きな女の子とか、お付き合いしている人、って居る?」
B  「ん〜、残念だな、もうちょっと前なら、付き合っていた女がいたんだがな。
    M,お前に、見せたかったぜ、めちゃ可愛いかったぜ。」
M  「え〜、本当に、見たかったなあ〜。」
C  「プッ、Bよそんなに見栄を張るなよ。お前、女に逃げれられてばかりじゃあ
    ないか。」
M  「なんだあ、そうなの。でも、僕なんかと違って、皆、女性経験は豊富でしょ?」
D  「まあな。泣かした女の数は、数え切れんな。」
P子 「へ〜、あんたらの頭の中では、そうなってるんだね。初めて聞いたよ。」
505代打名無し:03/09/02 07:40 ID:Nk2aMB63
あげ。
506代打名無し:03/09/02 21:58 ID:KImxeyrp
M  「で、皆は、好きな人が居たら、如何な風に接しているの?」
A  「やっぱ、押しの一手だろう。ガンガンいくな、俺は。」
M  「えー、すっごい、僕は、反対にガクガクしちゃうよ。」
B  「うむ、同意だ。突撃あるのみだな。M、当たって砕けろ。」
M  「えー、突撃して砕けちゃうの?僕、二度と再生出来ないよ。」
C  「M,男ならもう何も考えるな。ただ、押し倒せ。」
M  「え〜、そんなことしたら、反対に押さえこまれるるよ。」
D  「う〜む・・・、ならば後は、気合でいくしかないな。M、気合だ。」
M  「え〜、き・あ・い、って何の気合を見せればいいの?僕みたいな
    チキンにはさっぱり解らないよ(泣)」
P子 「M、つまりさあ、こいつ等の言う事と全く反対の事をやれば、
    巧くいく、って事だよ。」
M  「え〜、そうなの。P子さん、良いこと言うね。」
一同 「M、そんな所で感心するんじゃあない!」
507代打名無し:03/09/03 07:47 ID:d/90Iknv
うえ。
508代打名無し:03/09/03 11:07 ID:oSRlv1Ue
石毛公が異性に対してどうなのか早く知りとうございます。
509ボビー・バレンタイン:03/09/03 21:08 ID:q3MTd8GK
EPISODE:スランプから立ち直ったアリアス

ポレしくキボンヌ。

510代打名無し:03/09/03 22:02 ID:zR9UGm+P
と、ここで石毛公がこんな事を言いました。

石毛公 「M君、好きな人がいるの?好きな人がいると、毎日に張りがでるよねえ。」
M    「まあ、そうなんだけれど、僕、すごく緊張しちゃって・・・。石毛君は、好きな
      女の子の前では、どんな風に振舞っているの?」
石毛公 「やっぱり僕も緊張するよ。でも、それが普通じゃあないのかな。緊張して
      心のバランスが崩れるから、胸トキメクんじゃあないの。あのドキドキ感が
      良いんだよね。」
M   「ん〜、なるほど・・・、緊張するからこそ、胸トキメクか・・・。物は考えようだね。」
P子  「流石は、石毛君。お下品な誰かさん達とは、違うわよねえ〜。」

この何気ないP子の一言が、思わぬ方向に向かわせる事になります。

A  「ちっ、P子、お前、男を知らなさ過ぎ。男なんて、スケベの塊だぜ。」
B  「そうそう、石毛さんと云えども、例外じゃあないぜ。」
C  「て、いうか、石毛さんは、あちらの方面はどうなんだろうな?」
D  「以外に真面目そうだよな・・・、ちょっと聞いてみようか。」
Q  「お前ら、聞かない方がいいんじゃないのか?」

Qの言葉が、さらに彼らの闘争心に火をつけます。

A  「Q、お前、何時からそんな腑抜けになった。仮にも、前チームの
    代表じゃあなかったのか、お前。」
B  「うむ、Aの意見に全面的に賛同だ。俺達にも男の意地ってものが
    ある。」
C  「確かに・・・、なあ、Q、俺達は石毛さんを尊敬している。凄い男だと
    感心することばかりだ。しかし、何か一つぐらいは、勝る事が有っても
    いいはずだ。」
D  「100ある内の、いや、10000ある内のたった一個でいいんだ・・・
    Q、男ならお前解るよな、この気持ち。」

511代打名無し:03/09/03 22:26 ID:zR9UGm+P
Q  「まあ、お前らがそれだけ、言うのなら止めやせんが・・・。」
P子 「まあ、本当に下男はお下品世ねえ。石毛君が、そんなイヤラシイ人間
    である筈が無いじゃない。(怒)」
M  「何だか、お話がおかしな方向に進んでるよ。」

そして、彼らは石毛公に尋ねました。

A    「い、石毛さん、一つ聞きたいんだが・・・。」
石毛公 「え、何?」
B    「そのつまり、何だ。石毛さんは、あちらはどうなんだろうか?」
石毛公 「え〜、あちら、ってどの事言ってんの?」
C    「つまり、男として、いや、一人の人間として、真剣に聞きたいんだ。」
石毛公 「何だか、凄く重要な事みたいだね。緊張するね。」
D    「石毛さん、ズバリ言おう。そ、その女性経験の方はどうなんだろうか?」

そして、この後愛好会の面々に悲劇が訪れる事になります。

>>501
サンクス。人としての道を踏み外す所でした。
>>509
しばし、待たれよ。今、ネタ仕込み中。
512代打名無し:03/09/04 07:45 ID:FoYwOo1R
あげ。
513代打名無し:03/09/04 21:40 ID:Ex4LXKeT
石毛公 「女性経験?そんなに大した事ないよ。」
A  「(ニヤニヤ)えっ、そうなの、石毛さんも苦手の分野があるんだ。」
B  「まあ、天は二物を与えず、て云うところだな(得意満面)」
C  「て、いうか石毛さん、もしかしてキスも未だだったりして。(笑顔)」
D  「仕方ないよなあ。石毛さんは忙しい人だから、女なんぞと遊んでる暇
    なんてないよなあ。(鼻高々)。」
P子 「あんた等と石毛君とは違うのよ。石毛君のファースト・キッスは
    アタシが貰った!」
ところが・・・・・。
石毛公 「ああ、初めてのキスは、小学校の3年生の時だったよ。」
一同  「ええ〜〜〜〜〜。」
石毛公 「あれは、僕が3年生になったばかりの頃でさあ、6年生の女子が
      僕の所に来て、‘石毛君、3年生に成ったら、男子は皆女子にキス
      するんだよ’って言ったんだ。当時、僕、何にも知らないから、
      そうかなあ、って思っちゃってさあ・・・。」
A    「で、・・・、石毛さん、したの?」
石毛公 「うん、したよ。そうしたらさあ、6年生の女の子が、舌を入れて
      きてさあ、もうビックリしちゃったよ。」
B    「い、いきなり、それかよ〜。」
石毛公 「で、さあ翌日、その女の子の友達がさあ、‘私達にもしてよ’って
      いうものだから・・・。」
C   「で、その女の子達にも、したの?」
石毛公 「うん、一人だけってというのも不平等だからね・・・、確か30人
      ぐらい居たかなあ・・・。」
D   「な、何というハレンチな小学生なんだ・・・・・。」
P子  「ウソ・・・・・、石毛君、お願い、ウソだと言って。(涙)」
M   「ぼ、僕なんか、未だに女の子の手も握った事無いのに・・・(泣)」
     
514代打名無し:03/09/04 21:57 ID:JdI3zvrW
禿げしくワロタよ。
あんたホント凄ぇ。
515代打名無し:03/09/05 07:41 ID:wXdE6htG
POP
516代打名無し:03/09/05 18:15 ID:+rXjHK4f
石毛は女癖が悪いわけではないのか。
全ての女に平等に接する結果、度々の離婚を招いたわけだな。
517代打名無し:03/09/05 21:21 ID:mJUseHJ3
愛好会の面々は、震える声で話を続けました。

A   「ま、まあ、小学生の頃は、訳も解らずにそんな事有ったりするよな・・・。」
B   「そ、そうだよな・・・、大切な事は、次のステップだよな。」
Q   「お前らさあ、もう止めとけよ・・・。」
C   「い、いや、Q、これは男の意地と尊厳を賭けた戦いなのだ。もう、後には
     引けんよ。」
D   「う、うむ、俺達の最後の希望、砦なんだ。Q、お願いだ。俺達の望みを
     絶たないでくれ。」
P子  「い、石毛君、アタシ信じているから・・・。」
M   「・・・・・・・(最早、放心中)」
Q   「俺、知らないよ・・・・。」

そして、Qが代表して、その後を石毛公に尋ねました。

Q   「石毛さん、その〜、キスの後の‘ビー’とか‘シー’とかは経験
     してるのか?」
石毛公 「え〜、今、ここで話すの?何だか恥ずかしいなあ・・・。他の
      人に言っちゃあダメだよ。あれは、僕が、中学1年生になった
      頃のお話。その時の担任の先生が女の人だったんだけど、
      ある時に保健室に呼ばれたんだ。そして、行ったら先生が
      服を脱ぎ出して、あんな事やこんな事を、してくれてさあ、
      もう、僕、ビックリしちゃって・・・。」
一同   「・・・・・・(シーン)」
518代打名無し:03/09/05 22:04 ID:mJUseHJ3
その沈黙を破るようにQは話しました。

Q   「しかし、石毛さん、それはちょっと問題じゃあないか。仮にも教師と生徒
     だろう、やっぱ道義的にマズイんじゃあないのか。まあ、それにしても
     その先生はヒドイ奴だなあ、生徒にそんな事するなんて。きっとブサイク
     で、性質の悪い奴だったんだろうな。」
石毛公 「いや、とっても綺麗で優しい先生だったよ。で、先生、‘この気持ちを
      押さえる事は出来ないの、ごめんなさい’って言っていたから、そんなに
      悪い人だと思わなかったよ。あ、それで、その先生の写真だよ、見る?」
Q    「へ〜、どれどれ・・・。うわー、凄い、ベッピンさんだよ。」
石毛公 「で、やっぱり、今、Qさんが言ったように、こんな事してたら、いけない
      と思ったから、先生に‘もう、こんな事、止めましょう’って言ったの・・・。」
Q    「・・・それで、先生、何て言ったんだ?」
石毛公 「そしたら先生、‘私を弄んで、捨てる気’、なんて言って泣いちゃってさあ、
      もう大変だったよ・・・。」
Q    「ははは、先生泣いちゃったの、ははは、そりゃ大変だ・・・。」

そして、堰を切ったように泣き声が部屋に響き渡りました。

A   「お、俺達は・・・、何一つ誇る事も出来ないのか・・・(涙)。」
B   「こ、この世に神も仏もないのかあ・・・(涙)」
C   「し、しかし、石毛さん、そこまで俺達を貶める事は無いだろ・・・(涙)」
D   「い、石毛さん、どうせなら、もう俺達に死ね、と言ってくれ、死ねと。(涙)」
P子 「・・・(涙)(涙)、ただ、(涙)。」
M  「も、もう、ぼ、僕も涙で前がみないよ・・・。」
Q  「もう、だから、止めとけ、って言ったのに・・・。」
519代打名無し:03/09/05 22:09 ID:mJUseHJ3
>>514
作者は非常に単純な人間です。そんな事を言って頂くと、
煽てられた豚さんの如く、何処までも登ってゆきます。多謝。

>>516
そうです、石毛公は博愛主義者なのです。
貴方は、よく解っていらっしゃる。(感涙)
520代打名無し:03/09/06 07:53 ID:T7T7Fa6B
定期アゲ。
521代打名無し:03/09/06 08:11 ID:xAGIJ6/R
今では完全に石毛博史>>>>>>>>>>>>>>石毛宏典だよな
522代打名無し:03/09/06 20:27 ID:T7T7Fa6B
>>509さん、お待たせしました。アリアスがどの様にしてスランプを脱したか、
ようやく関係者からお話を聞く事ができました。今宵は、アリアスが如何にして
復活を成し遂げたのか、その隠されたドラマをお届けしましょう。

ーもう一つの石毛魂ー

ジョージ・アリアス選手が、来日したのは2000年(平成12年)の事です。
彼が来日を決めたのは、日本に出場機会を求めた事ともう一つ理由があり
ました。そう、石毛公に会う為でした。石毛公が1997年にメジャーに野球
留学し全米にセンセーションを巻き起こしたのは、以前報告しました。当時
エンゼルスに所属していたアリアス選手でしたが、彼もまた海の向こうから
来たナイス・ガイ、石毛公の魅力の虜に成ってしまいました。石毛公が噂で
このままメジャーに留まるのではないのか、という話がありましたが、結局は
日本に帰ってしまい、彼も非常に残念に思っておりました。

こうして、来日しアリアス選手はオリックスの一員として2年間頑張り続けま
した。そして何と、嬉しい事に2002年からは、彼が神と慕う石毛公がチーム
の指揮を執ることになりました。しかし、悲劇は訪れました・・・。
523代打名無し:03/09/06 21:07 ID:T7T7Fa6B
アリアス選手の意を、全て理解してくれていると思っていた彼の代理人が
事もあろうに有利な条件の阪神と契約してしてしまったのです。アリアス
選手は驚きましたが、とき既に遅しでした。代理人も後で真意を知り涙を
流して謝罪をしたといいます。しかし、紳士であるアリアス選手は一言も
責めず、日本シリーズで石毛公と会いまみえる事に目標を変えました。

しかし、4・23の解任劇。温厚な性格である彼は、決してその悲しみを
表に出しませんでしたが、その心のキズが彼の心身に重くのしかかり
スランプを招いた事は想像に難くありません。その模様は、ほとんど見かけ
からは想像出来ませんでしたが、チームでたった一人気付く者がおりました。
偉大なる男と同じ性を持つ、そう石毛博史投手でした。彼は、同じく石毛公信者
として、アリアス選手の気持ちが痛いほど理解出来ました。そんな彼を元気づける
為に、石毛投手はアリアス選手を食事に誘いました。

石毛   「ジョージ、最近元気が無いようだが・・・。」
アリアス 「・・・、イシゲ、君には解るのか、流石だな・・・。」

アリアス選手は、石毛投手に好意を持っていました。単にあの石毛公と
同じ名前を持つという事だけでなく、数球団を渡り歩いた苦労人らしく大変
思いやりのある人間だったからです。

アリアス 「イシゲ、いち投手として、私のフォームに何か欠点があるだろうか?」
石毛   「いや、問題があるのは、心のフォームだよ、ジョージ。」
アリアス 「・・・・・・、その通りだ・・・。」
524代打名無し:03/09/06 21:32 ID:T7T7Fa6B
石毛   「同じ信徒として、その気持ちは解る・・・、しかし、もう、あの偉大なる
       男は戻って来ないんだよ・・・。」
アリアス 「イシゲ・・・、頭では解っているんだ・・・、しかし、どうしても納得でき
       ないんだ。あの男が、もう居ないなんて・・・。」
そんな頑ななアリアス選手に、石毛投手はある物を見せました。

石毛   「ジョージ、之を見てくれ。」
アリアス 「・・・、おお、これは、まさか、あれなのか?」
石毛   「そうだ、『石毛公御言葉集』だ。」

そして、あるページを捲り、アリアス選手に見せました。そこには・・・、

   最後に物をいうのは、ど根性と体力である。
   男にとって最も大切な物は、闘争心である。   と有りました。

石毛   「確かに、あの方はもう居ない・・・、しかし、あの人の言葉は
       俺達の中に生きているんだ。だから、俺は、絶対に諦めない。」
アリアス 「・・・・・、流石は本家・イシゲの言葉だ、千金の重みがある。」
525代打名無し:03/09/06 22:08 ID:T7T7Fa6B
と、ここでアリアス選手は、常々疑問に思っていた事を口にしました。

アリアス 「イシゲ、君は、その名前にプレッシャーを感じた事はないのか?」
石毛   「ある、何時も、そして、今でも感じてるよ。余りに苦しいので、本気で
       婿養子に行こうかな、と考えた事もある。でも、しかし、本当に
       苦しかったのは・・・。」
アリアス 「イシゲ・・・、私は聞いてはいけないような事を、聞いてしまった
       ようだな。もう、話さなくていい・・・。」
石毛   「いや、聞いて欲しい。本当に、苦しかったのは、あの人の居た
       MPL(=大パシフィック・リーグ)から逃げ出したことだよ・・・。
       あの人が指揮を執った時、俺は2軍暮らしだった。惨めで苦し
       かった。そして、その苦しみに耐えられずに、MPLから逃げ出し
       たんだ。自分の運命からも、逃げ出したんだ・・・。今となっては、
       死ぬほど、後悔している・・・。今でも、夢を見るよ。」
アリアス 「・・・・・・。」
石毛   「だから、ジョージ、君には頑張って欲しいんだよ・・・、自分に負け
       ないで欲しい。」

そして、「石毛公御言葉集」をアリアス選手に、差し出しました。

石毛   「これを、君に。」
アリアス 「いや、こんな大切な物を受け取れないよ。」
石毛   「ジョージ、これは君のだよ。実は、町の石毛信者調査委員から
       君に渡すように頼まれたんだよ。つまり、君の信仰心が世間に
       認められたんだよ。」
アリアス 「おお!何と言うことなんだ、こんな嬉しい事はない・・・(感涙)」

この日を境にして、アリアス選手は元気を取り戻して、阪神優勝の原動力
となってゆくのでした。
526代打名無し:03/09/06 22:09 ID:T7T7Fa6B
武勇伝、休みます。(作者)
527代打名無し:03/09/07 00:38 ID:E34HlUhm
アリアスを蘇らせたのもやはり石毛公でしたか。
528代打名無し:03/09/07 07:47 ID:bN9fPiai
うえ。
529代打名無し:03/09/07 07:49 ID:bN9fPiai
あ。
530不肖平塚:03/09/07 19:29 ID:cSMN8Bro
拝啓、緑さざめく季節となりました。
語り部様に於かれましてはますますご健勝のことと御慶び申し上げます。
石毛公が大物外国人打者を休ませてまで手塩に掛けてお育てになった
元阪神タイガースの塩谷選手と石毛公のマグマあふれる暖かい御話を
もしご存知と在らば御執筆下さいませ。
お忙しい中とは思いますが是非とも宜しくお願い申します。

敬具
531代打名無し:03/09/07 22:20 ID:bN9fPiai
ー武勇伝続きー

Qは、皆の様子を伺い石毛公に言いました。

Q   「・・・石毛さん、その、こいつ等がアホな事を言うのが全部悪いんだが、
     何か救いのある様な事を、言ってやってくれないか・・・。」
石毛公 「救いだな、何て大袈裟だよ。皆、少し勘違いしているんじゃあ
      ないのかな?」
Q    「勘違い?」
石毛公 「そう。大切なのは経験が早いとか、多いとかじゃあなくて、如何に自分
      に見合った人を見つけるか、という事じゃあないのかな。」
Q    「うむ、確かにな。付き合いが多ければ、良いといものではないよな。」
石毛公 「で、しょ。それに、人はそれぞれ顔が違うように、性格も違うよね。
      だから、経験に個人差があるのは当然じゃあないの?遅い人もいれば、
      早い人も居る、これは当然の事だよ。」

この石毛公の一言で、泣き声はピタリと止まりました。

A   「そ、そうだよな。経験が多いとか、早いとかは関係ないよな。」
B   「た、確かに、流石は、石毛さんだ、地獄に仏だぜ。」
C   「うむ、そもそも、誰がこんなくだらない事を言い出したんだ?」
D   「全く、品性を疑ってしまうぜ。」
P子  「そ、そうよ。大切なのは、石毛君の過去じゃなくて、これからよ。
     よし、正妻の座はアタシが貰った!」
M   「何だか、僕にも希望の光が見えてきたよ。」
Q   「ったく、現金な連中だな・・・(タメ息)」
     
532代打名無し:03/09/07 22:26 ID:bN9fPiai
>>521
と、言う事で、
今でも石毛公>>>>>(越えられない壁)>>>>>石毛博史投手なのです。

>>530
近日中に、調査して御報告致しましょう。
533509:03/09/08 03:54 ID:UF+7i38h
アリアスを蘇らせたのは石毛公のお言葉集でしたか・・

うう・・なんと・・・ラザロは死せり、されど彼の精は死に至らず・・・

ありがとうございます!ありがとうございます・・・!
534代打名無し:03/09/08 07:51 ID:m2axDBSU
ほ。
535代打名無し:03/09/08 20:35 ID:SC+Hl8cU
そういえば、邪魔だ邪魔崎だといわれたあの山崎武司選手も
石毛公の指導で昨年に比べて打率は5分前後、HR数は10倍近く跳ね上がったと聞き及んでおります。

以前より星野前監督が
「あいつは外(石毛軍団)に出して環境を変えて(居残り練習)やらないとダメになってしまう」
と話していたのを今更ながらに思い出します。

このまま石毛公が残された教えを忠実に守っていけば、
いつの日にか2ちゃんねるの皆様に「必要崎」と称えてもらえる日が来る、と信じてよろしいのでしょうか?
536代打名無し:03/09/08 22:09 ID:vt15bra8
>>530
塩谷選手成績

            試合 安打  本塁打  打点  打率
            
1995年  阪神   8   0     0     0   000
1996年  阪神   9   2     1     4   250
1997年  阪神   5   0     0     0   000
1998年  阪神  14   2     0     1   105
1999年  阪神  44  33     3     7   282
2000年  阪神  48  27     2    12   252
2001年  阪神  29  17     1     4   210
2002年オリックス 99  63     5    20   230
2003年オリックス102 117     7    39   330 (119試合時点)

数字が全てを物語ます。阪神時代に、あの野村監督をもってしても塩谷
選手の才能を開花させる事は出来ませんでした。石毛公の育成能力が
如何に優れていたかを、データは示しています。

ところで、塩谷選手というと、石毛公の愛のムチ、居残り練習に反感をもち
石毛公と大喧嘩したという事で知られています。いかにも、マスコミやGの
Wオーナーが喜びそうなスキャンダラスな話ですが、事実とは大きくかけ
離れていました。
537代打名無し:03/09/08 22:33 ID:vt15bra8
塩谷という男は、大変熱き男だといいます。そんな男が、ナイス・ガイで男前
そして闘志の塊のような石毛公と会わないはずがありません。くすぶり続けた
阪神時代とはうって変わり、水を得た魚のようにその実力を発揮し始めました。
しかし、チームの調子は一向に上向いて来ません。諸葛孔明の如き用兵の
天才・石毛公の手腕をもってしても思うに任せませんでした。

そもそもペンナントを制する力は、戦う前に決しているものです。ここ数年補強
を疎かにしたために石毛軍団の体力は、かなり消耗していました。相当なハンデ
を強いられます。が、それでも勝ち上がろうと努力する行為、愛の居こり練習、は
見る物をスガスガしくさせました。しかし、毎日となるとマンネリ化を起こします。
いかに崇高な行為といえども、新鮮味がなくなります。それを、敏感に感じたのは
石毛公と塩谷選手でした。塩谷選手は、石毛公に進言しました。
538代打名無し:03/09/08 22:54 ID:vt15bra8
塩谷  「監督、最近の練習ですが、何だかやらされて居る感じがするんです。」
石毛公 「うん、私もそれは感じているよ。余りにも淡々とやり過ぎているね。」
塩谷  「やっぱり監督もそう感じていますか・・・。」
石毛公 「我々は、優勝を目指している。故に、ハードルは高くなる。それを皆に
      認識して欲しいのだが・・・、今一度、皆に緊張感を与える必要があるね。」
塩谷  「だったら、監督、俺を使って下さい。どんな汚れ役でも務めてみせます。」
石毛公 「・・・・・・ありがとう。」

こうして、塩谷選手はチームの為、石毛公の為に、己を捨てて悪役を演じる事に
なったのです。

塩谷  「監督、何ですか!この甘ちょろい練習は。PL学園の方が、良い練習を
      していますよ!」
石毛公 「塩谷、口を慎みたまえ!私が、このチームの監督だ。」
塩谷  「こんな事で、優勝出来ると思っているんですか!」
石毛公 「私の言う事が聞けないのなら、サーパスに行きたまえ。」

以上が、あの事件の顛末だったのです。石毛公も、まさに‘泣いてバショクを斬る’
思いだったのです。そして、塩谷選手も、あの4・23を迎えることになります。
539代打名無し:03/09/08 23:11 ID:vt15bra8
解任が発表された日の夜遅く、石毛公の元に一本の電話がありました。
塩谷選手からでした。

塩谷  「監督、解任なんてウソですよね?なんかの間違いですよね。」
石毛公 「いや・・・・・・、本当のことだよ・・・・・。」
塩谷  「う、ウソと言ってくださいよ、監督。どうして、今、解任なんですか?
      今日だって試合に勝ったじゃあないですか。まだ、充分に挽回
      できるじゃあないですか・・・・・・、何で・・・。」

塩谷選手は、半分泣き声に成っていたそうで、

塩谷   「監督がクビになるんだったら、俺も辞める!」
石毛公 「・・・・・・ありがとう、その気持ちだけで充分だ・・・。しかし、君は
      辞めてはいけない。」
塩谷  「だ、だって・・・。」
石毛公 「もし、私の為に、というのならチームに残って、チームに貢献して
      欲しい。それが私の願いで、それがプロというものだ。」
塩谷  「監督、解りました。・・・俺、石にかじりついても頑張ります。」

こうして、塩谷選手はその秘めた実力を発揮し始め、チームの為に大いに
貢献する事となりました。石毛魂は今だ死なず、塩谷選手の活躍を見るたびに
そう感じざるにはいられません。
540代打名無し:03/09/08 23:13 ID:vt15bra8
>>535
面白憂そうなネタ、サンクス。しばし、待たれよ。

武勇伝、お休み。(度々、申し訳なし。)
541代打名無し:03/09/09 00:15 ID:umKJRvL6
・・・なんと!涙ぐましき物語・・・聞くも涙の物語・・・

海よりも深い愛を公と塩谷選手に感じずにはいられません・・・
嗚呼、野球と言うものの奥深さ、愛に今再び感涙に咽びます・・・

ときに、塩谷選手といえば、バットマンレースにてしのぎを削る谷選手が
今年末に結婚式を挙げられるとうかがい知っております。

それに至る経緯、即ち

〜平成の世に於ける「呂布と貂蝉」 谷佳知とその路傍の華〜

美しき逸話が存在していることは想像に難くありません。
その一節でもご紹介頂ければ光栄でございます。

またお時間のおありの時でも是非宜しくお願いします。
542代打名無し:03/09/09 00:22 ID:69Nq6CG3
なるほど、私たちは軍団選手と同様に公と塩谷殿の作戦にだまされたのですね。
それにしても塩谷殿、今回の逸話を知って大いに見直し、感心しましたぞ!
543代打名無し:03/09/09 07:46 ID:sBAqK1Py
うえ。
544代打名無し:03/09/09 21:51 ID:sBAqK1Py
ー武勇伝続きー

愛好会の皆が、落ち着きを取り戻した頃に石毛公は言いました。

石毛公 「ところで、何のお話をしてたんだっけ?随分脱線しちゃったね。」
A    「そーいえば、そうだ。なんだっけ?」
B    「確か、P子に言い寄る男が現れた、って話だよな。」
C    「ええ〜、マジかあ、世の中には奇特な男も居るもんだな。」
D    「うむ、その勇気に心より敬意を表したい。」
Q    「そうかあ・・・、しかし、P子良かったなあ・・・。お前にも、嫁の貰い手
      がいたんだ(感涙)。」
P子  「お前ら〜、後で、ぜっていーに殺す。憶えてろ・・・。(怒り)」

そして、その騒ぎの中でMは、恐る恐る言いました。

M   「皆、ごめん。僕が悪いんだよ。ぼ、僕が変なこと言ったばかりに・・・。」
A   「・・・そうだったな、が、別にお前が悪い訳ではない。」
B   「て、いうか俺達が、身の程知らずなだけだ。」
C   「仏に勝ろうなんて、天にツバ吐く行為だな。」
D   「なんまんだぶ、なんまんだぶ・・・。」
P子  「アタシャ、あの世に逝きかけたよ・・・。」
Q   「つーか、お前ら、全く人の話を聞かんな。」

しかし、比較的冷静に物事に対処してきたQに、トンでもない災厄が
降りかかる事になります。
545代打名無し:03/09/09 22:00 ID:sBAqK1Py
>>541
読んで頂いて、有り難き事。しかし、この身、非才なれば思いのたけを
自在に操ることは叶ず。しばしの間、その話は待たれよ。

>>542
石毛公の愛と知恵は、決して絶えることは御座いません。この後もずっと
石毛公の活躍を見守って下され。お願い致しまする。
546代打名無し:03/09/10 07:41 ID:vgnjyWN9
あげ。
547代打名無し:03/09/10 12:13 ID:INf07MXM
毎日楽しみにしております。
548代打名無し:03/09/10 21:19 ID:bfcr9Clu
石毛公 「で、M君の好きな人って、どんな人なの?写真もってる。」
M    「いや〜、残念ながら、写真は持ってないんだ。タイプ的にいうとね・・・。」
Q    「M、ちょっと待った。写真なら、ここにあるぞ。」
A    「おおー、どれどれ・・・。」
B    「元気一杯の健康そうなネエチャンだな。」
C    「うむ、健康美人、って感じだな。」
D    「そうだな。誰かさん、とは随分違うな。」
P子  「何か、ムカツク言い方だなあ〜。ついてる物は、皆同じだ。」

M   「何だか、照れちゃうな。・・・でも、Q君、何でE子さんの写真
     持ってるの?」
Q   「そりゃあ、男なら、クラスの女の写真を持つのは常識だ。何処に
     恋の機会が有るかもしれんからな。」
M   「そんな常識、僕、聞いたこと無いよ(涙)」
549代打名無し:03/09/10 22:19 ID:bfcr9Clu
そして、石毛公は言いました。

石毛公 「本当に健康そうで、聡明そうな感じの女の子だね。」
M    「う、うん(照れ照れ)」
石毛公 「それで、M君は、その子と如何したいの?」
M    「えっ、・・・・・・、そんな事、具体的に考えた事なかったなあ・・・。
      ぼ、僕、緊張しちゃって、そんな余裕なかったから・・・。」
石毛公 「だったら、まず、自分の気持ちを伝えなきゃね。」
M    「僕の気持ちを伝える、か・・・。そうだね、そうしなきゃ、何も始まら
      ないね・・・。でも・・・。」
石毛公 「M君、こういうのは、ある程度馴れだよ。場数を踏む事で、緊張が
      溶けて、余裕が出てくるものだよ。」
M    「う〜ん、いちいち尤もお話だね・・・。」
石毛公 「・・・M君、こんな言葉知ってる?‘良い結果は悲観よりむしろ楽観
      より生まれる。夢見る事がなければ始まらない’。自分の気持ちを
      言ってみると楽に成れるものだよ。」
A    「くー、いい言葉だぜ・・・、身にしみるぜ。」
B    「同感だな。何だか、俺も勇気が湧いてくるぜ。」
C    「流石は、仏様。ありがたや、ありがたや。」
D    「うむ、さっそく俺もアクションを起こしてみようぞ!」
P子  「もう、逝っちゃいそ〜(感涙)」
Q   「そうだな・・・・・・、そうだ、M、お前、手紙なんか書いてみたらどうだ?
     いわゆる、ラブレター、ってやつだ。」
M   「ラブレター・・・。」

このQの一言が悲劇の幕開けに成ります。

550代打名無し:03/09/10 23:07 ID:INf07MXM
age
551代打名無し:03/09/11 00:08 ID:IHFi2ftO
あげ
552代打名無し:03/09/11 04:24 ID:ZSRdGyc4

‘良い結果は悲観よりむしろ楽観より生まれる。夢見る事がなければ始まらない’

・・・・し・・・滲みる。。。。
553代打名無し:03/09/11 07:46 ID:Pz+lSYj7
POP
554代打名無し:03/09/11 21:13 ID:Pz+lSYj7
M   「ラブレター、って僕、書いたこと無いんだよね。具体的にどんな事書い
     たらいいのかな?」
A   「う〜む、自分の素直な気持ちを其のまま書けばいいんじゃあないか。」
M   「素直な気持ち?」
B   「そうだ。チューさせて下さいとか、お尻触らせて下さい、とか・・・。」
M   「ええ〜、そんな事、書いちゃっていいの?」
C   「M、んな事マジとんなよ。そんな事したら、生徒指導室モンだぞ。」
M   「ああ、良かったあ、そうだよね。」
D   「マジで言うと、さり気なく、良いところを褒めるんだよ。良いお尻してま
     すねとか、素晴らしい胸してますねとか、顔はともかく貴方の心は
     美しいですねとか、その大根足は素晴らしい、その唇はタラコのようだ
     とか、言ってみるんだよ。女は褒め言葉に弱いからな。」
M   「・・・・・・。」
P子  「お前ら、絶対に女にモテないな。文才、0点。」

そして、P子が思い出したようにこんな事を言いました。
555代打名無し:03/09/11 21:34 ID:Pz+lSYj7
P子   「そうそう、M、ラブレターといえば、こんなのが在るんだ。見てごらんよ。」

『Q子ちゃん、ごめんね。俺が、あんな事しなければ、君がこんな目に遭う事は
  無かったと思う。本当にゴメン。でも、余りに君が魅力的だったから・・・。君の
  傷が癒えて、笑顔を取り戻した時に、改めて自分の気持ちを君に伝えたい。
  大好きなQ子ちゃんへ。心をこめて。』

そう、それはナンパAがQ子ちゃんに送った、あの手紙でした。

Q   「・・・・・・ちょっと待て、P子。お前が、何でこんな物を持っているんだ?」
P子  「ああ、これ。これ中々の名文だからね。乙女心にグッと来るのよね。」
A    「実を言うと、俺も持っている。ナンパ野郎の口説きテクニックは、
      本当に勉強になるからな。」
B    「何だ、お前もか。しかし、彼氏の熱き思いが伝わって来るようだぜ。」
C    「これは、ラブラブ史上に残るような物だよな。(しみじみ)」
D    「こんなの貰ったら、女はイチコロだろうなあ。」
M    「う〜ん、そうだね。彼の彼女に対する思いが直に心に響くようだね。
      んん?Q君、どうしたの?気分でも悪いの?頭抱えちゃって。」
Q    「・・・・・・(ボーゼン)」
556代打名無し:03/09/11 21:51 ID:Pz+lSYj7
M   「でも、これよく読むと、何かの謝罪文みたいだね。で、気になるのは、
     ‘あんな事’っていう部分。一体‘あんな事’って何だろうね?」
A   「さあなあ、俺も実際に‘あんな事’をしている所を見た訳じゃあないから
     な。しかし、二人に間で、あんな事、っていえば・・・。」
B   「もう、あれか、あれしかないよなあ。」
C   「そうそう、大よそ、察しはつかないか?M。」
D   「青春してるよなあ〜。このお二人さん。」
P子  「と、言う事で、Q、アンタが答えてやんなよ。Mのダチなんだし、
     アタシ等と違って恋愛に強そうだからねえ。」
Q   「お、お前ら、そ、そんなに俺が憎いのか(泣)」
557代打名無し:03/09/11 21:59 ID:ZSRdGyc4
Qがんがれ!
558代打名無し:03/09/12 07:37 ID:LQugZxIg
上げ。
559代打名無し:03/09/12 20:23 ID:LQugZxIg
P子  「で、さあ、M、これがQ子ちゃんの写真だ。」
M   「へ〜、どんな女の子のなの?・・・・・、うわ〜、可愛らしい女の子なんだね
     アイドルみたいだよ。ほら、Q君も、見てごらんよ。」
Q   「ああ、本当だな。か・わ・い・い・な。(棒読み)。」
A   「俺達にも見せてくれよ。実は、俺達もQ子ちゃん、知らないんだよ。
     うわっ、これが噂のQ子ちゃんか。可愛い〜。」
B   「どれどれ・・・、目茶苦茶可愛いじゃあねえか・・・。」
C   「ほ、本当だ・・・、こんな可愛い子なら、男がムラムラときても、全然
     可笑しくないな。」
D   「うむ、美しいって事は、罪だよなあ〜。」
Q   「あはははは、ふへへへへ・・・・・。」  

さらに、P子は別の写真を見せました。

A   「何じゃ、これは〜・・・・・・スクール水着じゃあねえか・・・。」
B   「え〜、マジかよ〜。脇毛なんか剃っちゃってよー、何処から見ても
     女子高生だよ〜。」
C   「下のモッコリ何も、完璧だよ〜。何で押さえてんだろうなあ。」
D   「俺なんだか、もよおしてきたよ。Q子ちゃんを抱きしめたくなってきたよ。」
M   「世の中には、こんな女の子がいるんだねえ・・・・・・、はい、Q君も見て。」
Q   「へへへへへ、ほほほほほ(最早、壊れ中)」

A   「でも、P子、何でお前が、Q子ちゃんの写真持ってるんだ?」
P子  「ああ、これね・・・、実はQ子ちゃんに、ファン・クラブのイメージ
     キャラクターに成って貰ってるんだよ。」
一同  「ええ〜〜〜〜〜〜〜。(Qを除く)」
560代打名無し:03/09/12 22:21 ID:jMuIwOzH
まさに生き地獄。がんばって下され・・
561代打名無し:03/09/13 08:48 ID:HAHgTRRP
あげ。
562代打名無し:03/09/13 22:14 ID:HAHgTRRP
P子   「Q子ちゃん、アタシ等女から見ても可愛いと思うから、ならばファン・クラブ
      の広告に使おう、って事に成ったわけよ。これはK子の発案だけどね。」
A    「う〜む、しかし、噂によればQ子ちゃんはとってもシャイだと聞いたぞ。」
P子   「まあ、何と言うか、結局、石毛君の力なのよね。Q子ちゃんに、石毛君と
      ファン・クラブの為に一肌脱いで、って頼んだら快く引き受けてくれたよ。
      まあ、モデル代も当然出したけれどね。」
B    「つまり、お金に釣られたと・・・。情けね〜。」
C    「何だか、俺、涙が出てきたよ・・・。」
D    「Q子ちゃんも、体を張っているんだなあ・・・(しみじみ)」
M    「そのQ子さんて、何か訳有りなんだね・・・、Q君、如何思う?」
Q    「ひっひっひっひっ、ふっふっふっふっふっ。」

P子   「でね、実は、あのナンパAからも依頼があってね。せめてQ子ちゃんの
       写真が欲しい、ってさあ。」
A     「ふ〜ん、で、そんなに一杯写真もってるわけ。」
B     「Q子ちゃん・写真集かあ、何だか俺も欲しくなってきたよ。」
C     「P子、それ俺達にも購入出来るのか?」
P子   「ああ、出来るよ。あんた等には、特別価格にしとくよ。一冊3,000円。」
D     「3,000円かあ、迷うところだなあ。」
M     「皆が、買うのなら、僕も買おうかな、Q君、君はどうする?」
Q     「かっかっかっかっかっ、こっこっこっこっこっ。」

そして、P子は恐るべき事を口にしました。
563代打名無し:03/09/14 07:28 ID:4YaPR+Tj
保守。
564代打名無し:03/09/14 08:31 ID:4YaPR+Tj
P子   「でさあ、M、あんた、このQ子ちゃんに会ってみる気ない?」
M    「えっ、ぼ、僕が?・・・、こんな可愛らしい子とデ、デートするって事?」
P子   「ああ、そうさ。女性経験を積むいい機会じゃないか。」
M    「・・・でも、Q子さん、僕なんかと会ってくれるかなあ。何だか
      今から、緊張してきてきたよ。」
P子   「大丈夫。Q子ちゃんは、優しい子だからね。誠意を込めて,かつモデル
      代を弾めばきっと応じてくれるよ。」
A    「おお、何だか羨ましい話だな。M、この話受けろよ。」
B    「そうだぜ、こんな美味しい話は、他にないぜ。」
C    「もし、乗り気でないなら、俺が代りに行こうか?」
D    「くー、なんて果報者なんだ、M。」
M    「んー、じゃあ、行ってみようかな。でも、僕、一人じゃあ不安だから
      Q君、付いてきてよ。お願い。」

打ちのめされたQに、是に立ち向かう気力は残っていませんでした。そして、
こんな事を言いました。

Q    「Mくん、ぼくさあ、一緒に行ってあげたいんだけれど、ちょっと
      物理的に無理なの。だからね、一人で頑張ってねえ、ふふふふ。」
M    「ええ〜、どうして?何か急用でもあるの?残念だなあ。」

そして、止めを刺す言葉が石毛公から、放たれました。

石毛公 「だったら、皆で行こうよ。M君の初デートだし、僕もQ子さんを
      生でみたいからね。」
P子   「よし、これで決定だね。」
Q    「はははは、皆で見に行くの・・・・・・、はははは、そりゃ、楽しく
      成りそうだね。」
565代打名無し:03/09/14 22:46 ID:QilSCdkh
石毛公、御免なさい。今宵は、武勇伝もしくはショート・ネタをお伝えする
予定でしたが、不覚にもバテてしまいました。続きは、必ず明日お伝え
致します。それでは、おやすみなさい。バタッ・・・・・・。(作者)
566代打名無し:03/09/15 09:05 ID:TU4yaUR/
あげ。
567代打名無し:03/09/15 19:21 ID:ZAu8eq0o

昔、現役の頃、かっとばせ清原君ってマンガで 「ハナゲ」 ってキャラででてませんでしたか?
568代打名無し:03/09/15 20:17 ID:k1hB46FR
MとQ子ちゃんのデートは、石毛公の野球の練習の無い時、皆が行ける時
と言う条件でしたので、日曜日が選ばれました。その前日の事でした・・・。

M   「ねえ、Q君、明日は本当に来てくれないの?その用事とかは、来週
     に回せないの?」
Q   「んんー、一緒に行ってやりたいんだが・・・、どうしても、どうやっても
     之ばかりは、如何にもならんのだ。しかし・・・M、・・・。」
M   「えっ、何?」
Q   「あ、明日は、お前にとって、恐らくメモラリアルなショッキングな一日
     になると思う。何が有ろうと、落ち着いて対処してくれ。」
M   「・・・・・・・。」

いつもと違うQの口ぶりに、Mは緊張を隠せませんでした。

M   「・・・・・・Q子さんて、もしかして・・・危ない人なの?それとか、実は
     男性経験が豊富で遊び人だったりして・・・。あんな可愛い人って
     結構そんなタイプが多いらしいね・・・、僕、弄ばれたどうしよう〜。」
Q   「だ、だ、だいじょ〜ぶ、だと思うよ。噂に聞くQ子ちゃんは、ちょっと
     そそっかしくて、お人よしで、軟弱者も面倒もみるという、好人物
     らしいよ。」
M   「ああ、そうなの。よかったあ〜。でも、Q君、何で横向いて話すの?
     顔も何だか赤いよ。」
Q   「いや、特に理由は無い。今日は、横向いて話がしたい気分なんだ。
     で、赤いのは、赤く成りたいからだ。」
M   「・・・Q君、何だか変だよ?」
Q   「・・・とにかく、M、明日が終わって、明後日になっても俺達はダチ
     だからな。」
M   「Q君?ほんと〜に、大丈夫?まあ、でも明日は頑張ってくるからね。」

そして、運命の日曜日を迎えます。
569代打名無し:03/09/15 20:38 ID:k1hB46FR
>>567
そういえば、そんな漫画ありましたねえ。大らかな時代でしたね。
570代打名無し:03/09/16 02:00 ID:lTkGODwo
age
571代打名無し:03/09/16 07:48 ID:XxXX8VNO
ほ。
572代打名無し:03/09/16 22:19 ID:XxXX8VNO
さてさて、いよいよデートの日がやってきました。主役たるMは、その前日の夜は
当然ながら、緊張の極みにあり、よく眠れませんでした。いろんな妄想が頭を駆け巡り
、気が付けば外は薄っすらと明るく成ってきました。こうして、ほとんど最悪のコンディション
でデートに臨む事になりました・・・。

落ち合う場所は、公園の噴水前と決められました。Mは、寝不足にも関わらず、約束の
1時間も前にその場所に来てしまいました。
M   「あ〜、もう、心臓バクバクものだよ・・・、オシッコちびっちゃいそうだよ。あ〜、こんな
     時にQ君が居てくれたらなあ・・・、え〜、愛好会の皆は、もう来てるのかなあ。」

と、暫くすると、石毛公と愛好会の面々が現れました。

A   「よー、M、えらい早いな。今の気分は如何だ?」
M   「もう、緊張しちゃって・・・、ジエット・コースターに乗りに行くような
     気分だよ。」
B   「まあまあ、そんなに入れ込むなよ。折角の初デートなんだからさあ。」
M   「頭では解っているんだけれど・・・、口の中がカラからだよ・・・。」
C   「まあ、最初はそんなものだよ。しかし、最初が肝心だ。これが人生を
     左右すると言っても過言ではない。」
M   「ええ〜、そーなの?ますます緊張しちゃうなあ。」
D   「しかし、最初に巧くゆくと、いきなりチューもあるかもしれんぞ。」
M   「う〜ん、旨みもある、って言うわけだね。」
P子  「て、いうか、こいつ等の言う事と反対の事しとけば、まず間違い
      ないよ。」
M   「非常に適切なアドバイスだね。」
一同  「そんな所で感心するんじゃあない。」

石毛公  「M君、目一杯、楽しんできてね。もう、初デートは今日が最後
       だからね。そして、感じたことを心に刻んでおいてね。」
M    「うん、ありがとう、石毛君。」
P子   「じゃあ、アタシ達は、あちらの木陰にいるからね。頑張りなよ。」
いよいよ、対面の時間が迫ってきました。
573代打名無し:03/09/17 07:44 ID:cTw9BIxc
POP。
574代打名無し:03/09/17 21:34 ID:cTw9BIxc
この日は、雲ひとつ無い快晴で、絶好のデート日和でした。Mが気分転換に
周囲を見回してみると、あちらこちらにカップルが待ち合わせしておりました。
ああ、今日は僕もその一人に成るんだ、と緊張も最高潮に達した頃に、
声を掛ける者が居りました。「失礼ですが・・・、Mさん?」と。Mが振り向くと
あの写真の女の子・Q子ちゃんでした。実物のQ子ちゃんは、写真よりも
遙かに可愛らしく思えました。そして、Mの頭の中は、真っ白になりました。

M    「は、はじ〜め、まま、しって、ぼぼぼ、僕、えええ、Mと言います。
      ききき、きゅ〜子すぁん、です〜ね。ええ〜、ほ、本日は、御日柄も
      好〜く、き、Q子さんに、おか〜れまっしては、益々、ご、御壮健で〜
      喜ばし〜い、限〜りで、御座いま〜す・・・。」
Q子   「ふふふふ・・・、まあ、面白いお方。Q子と言います、お久しぶりです
       色々とお話は、聞いてます。今日はよろしくね。」
M    「ふぁい、よろしっく、おながっい、し、しま〜すですっ。」
Q子   「それで、Mさん、今日は、私を何処に連れていって下さるの?」

Mは、愛好会の面々に教わったデート・コースを話し始めました。

M    「ま、先ずは、こ、公園内を散策した後に、え、映画などをみ、見てみ
      ようと、ぐ、愚策しておる次第な、なのです。」
Q子   「まあ、なんていいお話なんでしょう。お天気も良いし、私、実は
      見たい映画があるの。Mさん、随分、デート馴れしていらっしゃるのね。」
M    「そ、それ程、ないん、でっすよ。」
Q子   「それじゃあ、行きましょう。」
M    「あっ。」
Q子ちゃんは、何と腕を組み始めました。こんな可愛いらしい子と腕まで
組んじゃって、もうサイコー、とMは夢心地でした。思えば、Mにとってこの
瞬間が最良だったかもしれません・・・。
575代打名無し:03/09/18 02:54 ID:H9fIeaPF
Qくん、が・・・ん・・・が     ・・・・れ。。。
576代打名無し:03/09/18 07:44 ID:eREEVGpb
あげ。
577代打名無し:03/09/18 19:14 ID:eREEVGpb
一方、こちらは愛好会の面々。

A    「おお〜、あれが噂のQ子ちゃんか。」
B    「生Q子ちゃんだぜ。可愛い〜ぜ。」
C    「しかし、Q子ちゃん、ウキウキだな。あっ、しかも、腕なんか組んじゃって
      さあ・・・、Mの奴もエライ楽しそうだよ。」
D    「うむ、どこから見ても、完全なカップルだぜ・・・、何だか、本当に羨ましく
      なってきたぜ。・・・ところで、カメラを持ったその連中はだれなんだ?P子。」
P子  「ああ、あいつ等は、ファン・クラブの企画部だ。今日のデートの様子を
     ビデオとカメラに収めているんだよ。」
A    「如何いうことだ?」
P子   「今日のデートを基に、イメージ・ビデオを創るんだよ。」
B    「なるほど・・・、しかし、それなら石毛さんのような男前を持ってきた方が
      いいんじゃあねえのか?」
P子   「いや、ダメだね。石毛君のようなハンサムが可愛らしい子に好かれる
      のは当たり前。それでは、ファン・クラブの宣伝には成らないよ。」
C    「つまり、Mのような軟弱者でも、ファン・クラブに入れば、美味しい思い
      ができる、と云う事が狙いなのか?」
P子   「御名答。つまり、そういう事だ。」
D    「何だか、ヒデ〜話だな。お前ら、地獄に落ちるぞ。」
P子   「何言ってんの。お互い、いい思いしてるんだから、逆に感謝して
      欲しいぐらいだよ。」

石毛公 「やー、あれがQ子さんかあ・・・、あれっ?何処かでみたような・・・
       でも、あの二人凄く楽しそうだね。これがキッカケで関係が
       発展したりして。」
一同  「・・・・・・・。」
578代打名無し:03/09/18 20:00 ID:TBJ++pc0
age
579代打名無し:03/09/18 21:12 ID:eREEVGpb
Aは声を潜めてP子に言いました。

A    「おい、P子。石毛さん、本当の事知らんのか?」
P子   「うん、知らないよ。石毛君、もし、本当の事知ってたら、アイツの事
      止めていた、と思うからだよ。」
B    「どういう事だ?」
P子   「ほら、アイツが車に跳ねられて入院した時の事だ。アタシが石毛君に、
      アイツの女装は苦しい家計を支える為だ、って出任せ言った事を憶えて
      るだろう?それを、石毛君、未だに信じてるんだよ。」
C    「なるほど・・・、つまり、正体をバラスと仏様が慈悲の心を発動して、
      救い手を差し伸べる、という事か。」
P子   「そう、その通り。」
D    「しかし、あのプライドの高いアイツが、幾ら金の為とはいえ、よく
      こんな役を引き受けたな・・・。」

P子は、驚愕の事実を話し始めました。

P子   「これは、内緒の話だよ。アイツ曰く、‘俺は、金の為にひきうけるんじ
      ゃあない。ダチのMの成長と己の可能性の為だ’って言ってたよ。」
A    「何じゃあ、そりゃ。自分の可能性って。」
B    「単なる女装じゃあないか・・・。」
C    「俺、なんだか涙が出てきたよ。」
D    「そうだな・・・アイツも一応、前チームの代表だったんだよな。時の
      流って残酷だよなあ(しみじみ)」

P子は、さらなる事実を話し続けます。
580代打名無し:03/09/19 07:44 ID:ya8zIp7Q
保守。
581代打名無し:03/09/19 21:19 ID:ya8zIp7Q
P子   「で、さあ、アイツ、あの格好で夜の街に繰り出しているらしいよ。」
A    「えっ、マジかよ〜。ゲイは身を助く、ってか・・・、アイツ何考えて
      るんだよー。」
B    「やっぱ、石毛さんに負けたのが原因なのか?あのどうしようもない
      敗北感を埋めるために女子高生ルンルン、ってかあ。」
C    「そうなのか・・・、俺達、早いところ石毛さんの軍門に下って
      正解だったな。」
D    「ああ、あの嬉々とした姿を見ていると、一緒に暴れ回った日々が
      遠い昔のようだぜ。」

A    「しかし、このまま情勢が推移すれば、俺達の身にも危険が及ばないか?」
B    「如何いうことだ?」
A    「つまり、女子高生に成る事が快感、となればアイツ、きっと俺達にも
      女子高生を薦めてくるぜ。」
C    「一緒にルンルンしましょ、てかあ。が、あの姿で迫られたら・・・。」
D    「俺達の敗北は、必至だ・・・。明日は我が身か(遠い目)」
P子  「んん〜、女子高生軍団というのも、悪くないねえ。(笑)」
582代打名無し:03/09/19 22:01 ID:ya8zIp7Q
さて、この日の主役、MとQ子ちゃんは、公園を出て駅前の映画館に
向かいました。そこは、映画館が集中していて、幾つかの映画が封切られて
おりました。

M    「わ〜、いろいろな映画があるんだね。Q子さん、どの映画が良い?」
Q子   「そうですねえ・・・、私、あの映画が何かいいなあ・・・。」
M    「あれっ、て・・・ええ〜、あんなのがいいの〜?」
Q子   「ええ。」

Q子ちゃんが、指差したのは‘日本ヤクザ伝’という、タイトルからも解る
バリバリのヤクザ物でした。

M    「あ、あの〜、別に僕は、何でも構わないんだけれど・・・、あの
      お隣の‘愛と青春の日々’とかいうのが、好みかなあ、何て思った
      んだけれど・・・。」
Q子  「あら、それは偏見ですわ。女の子が必ずしも恋愛映画が好きとは
     限らないわ。ヤクザ物が好きな女の子も居るはずよ。」
M   「・・・・・・ま、まあ、そうだよね。ヤクザ物の好きな女の子が居ても
     いいよね。」
Q子  「いえ、私こそワガママ言って御免なさい。・・・でも、あの映画も
     面白そうだわ。Mさん、御覧になって。」
M   「えっ、ええ〜〜〜。」
Mは、その目を疑いました。
583代打名無し:03/09/20 07:43 ID:6jiuAlAH
あげ。
584代打名無し:03/09/20 20:17 ID:6jiuAlAH
Q子ちゃんが、示したそのタイトルとは?

    『地獄の金曜日・(副題)戦慄のチェーンソー』
    『悪霊のはらわた(副題)惨劇の館』

言わずと知れたホラー物でした。しかも、2本立て。チキンなMにとって、最も
苦手な分野でした。

M    「きき、Q〜子すぁん、あんなホラー映画が、こ、好みぬぁんですか?
      人の腕や首が切断なんかされて、血がドバッと出たりするんですよ。
      こ、怖〜くないんですか?」
Q子   「あらっ、そんな風に血飛沫が飛び散るところが、ホラー映画の
      醍醐味じゃありませんこと。私、そのシーンになると、背中がゾクゾク
      としてしまいますの。」
M    「ぞ、ゾクゾクするんですか・・・、ぼ、僕なんか、奥歯から震えが起こって
      止まらなく成るんですよ。」
Q子   「あらっ、Mさんは、怖いのですの?」
M    「い、いや〜、怖いなんてとんでもないですよ・・・、し、所詮造り物ですし、
      ちょっと薄目で耳を塞いでいれば・・・、おそらく、きっと、たぶん、頼むから
      耐えて偲ぶ事が出来ますですよ。」
Q子   「んん〜、でもこのお話、どちらも実際にあった事件を基に創れられた、
      といいますわ。」
M     「えっ、・・・・・・(顔面蒼白)」
呆然とするMに対し、Q子ちゃんは言いました。

Q子   「それとも、Mさんは、あちらの映画の方がお好みかしら?」
585代打名無し:03/09/21 06:39 ID:qFdsNJF4
あげ。
586代打名無し:03/09/21 21:06 ID:qFdsNJF4
その映画のタイトル。

    『人妻、歓喜の悶え(副題)誘惑の週末』
    『女子高生痴漢電車(副題)いけない車内遊戯』

M    「・・・・・(ぼーぜん)」
Q子   「何でも、若い男の子は、女の子の裸に興味があるんですってね。
      Mさんも、勿論、興味がおありでしょう?」
M    「ぼぼぼ、僕、は、裸、ぬぁんて、そそそそ、そんなに興味なんて
      ないんです、っよ。(汗)H本やエロ漫画なんて、見たことも聞いた
      事も、な、ないんです、っよ。(汗)」
Q子   「Mさん、無理なさらないで。ガマンは体に良くありませんわ。・・・
       それで、どの映画になさいます?」


Mは、迷いました。まさか、女の子とピンク映画を見に行くわけにもいかず、
ホラーは絶対に嫌。さりとて、ヤクザ物も沢山濡れ場がありそうだし・・・。
彼女の好みとエロ場面を考慮した結果、Mの最も苦手とするホラー映画
に決める事にしました。後年、Mはこの時の心境を語りました。

M   「まさに、清水の舞台から飛び降りる気分でした・・・。」と。
587代打名無し:03/09/22 07:32 ID:jXq+h8t7
POP
588代打名無し:03/09/22 21:13 ID:hIjY9JSJ
ありったけの勇気を動員し嫌いなホラー映画を選択したMでしたが、チケット
売り場でつまずく事に成ります・・・。

M    「あ、あの〜、こ、高校生、2枚お願い・・・ひぃ・・・。」
売り子 「ひっひっひっひっ、2まい、でぇ〜す〜ねぇ〜。」
中の売り子さんは、血まみれの鬼婆の格好をしていました。

売り子 「驚かしてしまいました〜か〜。今日は、特別にこんなコスチューム
      してるんで〜す〜よ〜。」
M    「そそそ、そ〜なんですか・・・、でも、く、口調まで、怖くなる必要
      が、あるんです、っかあ。」
売り子 「そ〜で〜す〜ねぇ、でも、これも、さ〜び〜す〜なんですよ〜。
      ひっひっひっ・・・、は〜い〜、チケット、2ま〜い〜。」

何とか、チケットをゲットし劇場前に、辿りついたMとQ子ちゃんでした。入り口
前は恐ろしいモンスターの人形やポスターで飾られて居りました。

Q子   「まあ、可愛らしいお人形。私、こんなお人形、枕元に置いて
       おきたいわ〜。Mさん、ご覧に成って。」
M    「ひっ・・・、ほほほ、ほんと〜に、可愛いい・・・ひっ・・・人形で、
      でっすすす、ねぇ〜・・・ひっ。」
そして、その扉を開きました。ギ〜〜〜。その音はMにとっては、地獄の
入り口に思えました。一方、Q子ちゃんは、申しました。

Q子   「まあ、何て心躍る音なんでしょう。」、と。
      
589代打名無し:03/09/22 22:18 ID:hIjY9JSJ
中に入ると丁度、映画と映画の幕間で、席も結構空いておりました。Mは、
出来るだけ後ろで、イザとなれば逃げ出せるように入り口近くを希望して
おりましたが・・・。

Q子   「Mさん、前の方が空いてますわ。」
M    「え、ええ〜、ま、前に、しかも最前列に座るんですか?」
Q子   「ええ、やはり、ホラー映画を堪能するには、大画面でしかも
       最前列に限りますわ。」
M    「・・・そそそ、そ〜ですよね〜。ホラー見るのに後ろじゃあ
      ももも、物足りないっすよ、ねぇ〜(泣)」

Mの動悸は激しくなるばかりです。冷や汗もタップリ。ふと、隣をみると
可愛らしい女の子は、楽しそうに映画の始まりを待っています。Mは思
いました。

M   「(人生至る所に青山あり。ぼ、僕の人生も、この映画と共に終わる
      かもしれない・・・。ヒー、怖い〜よ〜。お母さ〜ん)。」

そして、恐怖の映画、一本目が始まります・・・。
590代打名無し:03/09/23 09:42 ID:gQb9E5nT
age
591代打名無し:03/09/23 20:20 ID:gQb9E5nT
>>535さん、大変お待たせしました。山崎武司が、如何にし復活を遂げたか、
今宵はその隠されたドラマをお届け致します。

ー山崎武司・復活秘話ー

            試合  安打  本塁打  打点   打率     

1989年 中日    20    5     0     2   172
1990年 中日     5    3     0     0   429
1991年 中日    26   43     1     2   140
1992年 中日    40   25     4    10   236
1993年 中日    77   44     3    17   270
1994年 中日    38   11     3    13   262
1995年 中日    66   59    16    39   291
1996年 中日   127  146    39   107   322
1997年 中日   130  108    19    54   257
1998年 中日   131  112    27    86   255
1999年 中日   113   87    28    75   246
2000年 中日   118  133    18    68   311
2001年 中日   111   87    25    51   238
2002年 中日    26   15     2     5   192
2003年オリックス  98   72    20    61   232

>>535さんの仰る通りに、山崎選手の成績は前年に比べれば軒並みに
アップしています。これは、言うまでも無く石毛公の手腕によるものですが、
それを語る前に山崎選手について、お話しましょう。  
592代打名無し:03/09/23 21:30 ID:gQb9E5nT
山崎武司という男は、派手好きで目立ちやがり屋、典型的な‘お山の大将’
です。このようなタイプは、気分が乗ればとんでもない力を発揮しますが、
一度落ち込むと自ら立ち直る事が出来ません。故に、監督、コーチが常に
気を配っていないと調子を維持出来ませんでした。

しかし、2002年から山田監督
が就任すると、山崎選手の立場も一変する事になります。山田監督は、大変
厳しい人でした。例外を作らず、実力主義を打ち出しました。今まで、充分な
精神的なケアーを受けてきた山崎選手は、辛い立場に立たされました。調子が
が良い時は彼の言動は受けいられましたが、一旦調子が悪くなるとそれは集団
の中で浮き上がり、首脳陣にも問題児として取り扱われました。そして、調子の
上がらぬまま2軍落ち、最悪の成績で2002年のシーズンを終えました。その
オフに平井選手とトレードで石毛軍団に加わる事になりました。

山崎選手もこのままで終わる訳にはいきませんでした。中日ファンから
‘邪魔崎’と命名されて、このプライドの高い男が面白くないわけがありません。
もう一度、ファンに絶賛されるように、と心に期するモノがありました。しかし、
あの音に聞こえた石毛軍団と猛者の集うMPL(=大パシフィック・リーグ)で
果たして自分が何処までやれるのか?期待と不安を胸に、石毛軍団の一員
として、加わる事に成ります。(*2003年の山崎選手の成績は、127試合
消化、9・23時点のもの。)
593代打名無し:03/09/23 22:30 ID:gQb9E5nT
石毛公は、このような山崎選手の性格を一瞬で見抜きました。巧く調子に
乗せてやれば、きっと打棒も復活するだろう、と確信しました。そこで、石毛公は
徹底的に山崎選手を持ち上げる‘よいしょ’戦術を使いました。

石毛公  「山崎、お前の振りは素晴らしいな、流石は元・ホームラン王だ。」
山崎   「はあ・・・、しかし、最近、ボールにバットが当たらないんですよ。」
石毛公  「しかし、投手は例え三振でもフルスイングされると、イヤなものだぞ。
       お前のその振りは、近鉄・ローズ、西武・カブレラにも勝るとも劣らぬ
       もだぞ。」
山崎   「(俺の、振りはそんなに良いのか・・・。)」

そして、石毛公は、記者団にも山崎選手の事をアピールを忘れません。

記者A  「今日は、山崎だめでしたね。3の0でしたね。」
石毛公  「確かに、結果はダメだったが、明日に繋がるものだったよ。
       相手の投手は、山崎の振りにかなり動揺していたようだった
       からね。」
記者B  「しかし、山崎の守備は良くないですね。ベンチから見ていて
       不安ではありませんか?」
石毛公  「いや、彼の守備はアグレッシブだからね。例え、エラーしても
       チームに影響は全く無いね。」
記者C  「ところで、山崎選手は、かなりの問題児と聞き及びましたが、
       正直、扱いに困った事はありませんか?」
石毛公  「全くないね。山崎は、問題児どころか、常にベンチで声を出して
       チームを鼓舞してくれるよ。私に言わせれば、あんな頼りになる
       男は居ないよ。」

このように記者に語った事は、翌日に記事になって間接的に山崎選手に
伝わって行く事になります。

山崎  「(石毛監督は、俺の事をこんな風に思ってくれていたのか。
      よし、ならばこの人の為に頑張ってみよう。)」
594代打名無し:03/09/23 23:05 ID:gQb9E5nT
このように石毛公に乗せられた山崎選手は、少しづつ本来の力を取り戻しつつ
ありました。一説には、一子相伝ともいわれる幻の秘技・石毛打法を山崎選手
に伝授したとも云われます。このまま順調に行くかと思われましたが、山崎選手
にも、あの日が訪れます。そう、解任劇・・・。

石毛公が解任されて札幌を去ろうとした時に、金田投手が代表で見送りに来ま
したが、実はその時に山崎選手から預かった手紙を持っていたのです。

その手紙
『まさか、こんな形で監督とお別れしようとは、夢にも思いませんでした。
 本当に、残念で悔しいです。本当は、空港まで見送りに行きたかったの
 ですが、監督の顔を見ると泣きそうなので、手紙にしました。今まで、色んな
 事がありましたが、最後に監督に出会う事が出来て良かったです。もし、
 あのまま中日に留まっていれば、単なるお山の大将で終わっていたでしょう。
 でも、欲をいうならば、もう少し監督と一緒に居たかった・・・。教わった
 石毛打法を完成させたかった・・・。でも、俺、絶対に頑張ります。このチーム
 に必要、と言われるようになってみせます、必ず。それが、監督に対する
 恩返しと思いますから。』

そして、現在、山崎武司はオリックスに、欠かすことの出来ない選手に
なったのでした。
595代打名無し:03/09/24 04:22 ID:it/EBl/5
>>591-594
素晴らしい!
やはり人心を掌握するには部下の気性を理解してやることが大切なのですね!!

世間の管理職にある皆さん、わかりましたか?
596代打名無し:03/09/24 07:42 ID:SD7blde+
POP
597代打名無し:03/09/24 21:56 ID:SD7blde+
ー武勇伝続きー

最初の映画は、『地獄の金曜日・(副題)戦慄のチェーンソー』 というタイトルで、
仮面を着けた男がリゾート地に現れて、チェーンソーで無差別に殺戮を
繰り返すというストーリーでした・・・。

映画  『ひっひっひっひっ、お嬢さん、もう逃げ場はありませんよ〜・・・。』
M   「ひぇ〜、おお、お助け〜〜・・・。」
Q子  「キャキャキャキャ。」
映画  『オオ、ノー。ウィーン、ウィーン、ウィーン・・・、ぎ、ぎゃあ〜〜〜。』
M   「うぎゃあ〜〜〜〜〜。」
Q子  「キャキャキャキャ。」

映画のラストは、辛くも主人公がノコギリ男を撃退して終わりましたが、
ここにも若干一名、命を取り留めた男がいました。

Q子    「素晴らしい映画でしたわ・・・。まさに、ホラー映画の最高峰
        といえる傑作でしたわ。」
M     「ぞうでふね(=そうですね)。」
Q子    「この調子だと、第二、第三弾がすぐにでも製作されるみたい
        ですわ。Mさんは、どう思われます?」
M     「ぞうでふね(=そうですね)。すごふ、まじどうしひでふ(すごく、
       まちどおしいです。)」
Q子    「次の映画は、如何なのかしら?ワクワクしますわ。」
M     「ぞうでふね。(=そうですね。)」

そして、地獄の2幕目が幕を開ける事に成ります。
598代打名無し:03/09/25 06:36 ID:ZcTCg4iL
あげ。
599代打名無し:03/09/25 22:57 ID:ZcTCg4iL
2本目は、『悪霊のはらわた(副題)惨劇の館』 というタイトルで、悪霊の住む
古館に乗り込んだ除霊師達の物語。彼は奮闘にも関わらず、悪霊の絶大なる
力により、一人また一人と悲惨な最期をを迎えていきます・・・。

映画  『ほっほっほっほっ、最早、お前らは、生きてこの館を出ることは出来ぬ。
     オオ、マイ、ゴッド・・・。』
M    「べべ〜(=ええ〜)、やっばり、ぼぐも、ごごでじぬんづぁ〜(やっぱり
      僕も、ここで死ぬんだあ〜)。」
Q子   「キャキャキャキャ。」
映画  『諦めちゃいけない。神の御加護が有る筈だ。ふっふっふっふっ、それは
     どうかな?この暗き地に神とやらが、現れるからかな・・・。ドンドンドン、
      あ、危な〜い。ぎゃあ〜〜〜〜・・・。』
M    「ひべ〜、もぼ、だべだあ(=もう、だめだあ)。」
Q子   「キャキャキャキャ。」

物語は、絶体絶命の主人公が大どんでんがえしの末に、悪霊を祓う事に
成功することで幕となります。しかし、そのラスト・シーンは、その恐ろしい
悪霊のアップと大絶叫で締めくくられました。そして・・・。

Q子   「な、なんて感動的なお話なんでしょう・・・・。私、元気が湧いて
       来ましたわ。」
M    「・・・・・・(放心中)」
Q子   「腕がもがれ、首が飛ぼうとも、正義を信じて戦う姿は、本当に
       胸を打ちますわ。Mさんは、どう思われました?」
M    「・・・・・・(未だ、放心中)。」

そして、Q子ちゃんは言いました。
Q子   「Mさん・・・、貴方の気持ちはよく解りました。感動の余り、その
      思いを口に出来ないのですね・・・。では、もう一度、最初から
      見ましょうね。」、と。

600代打名無し:03/09/25 22:58 ID:SaPjjQFF
600
601代打名無し:03/09/26 07:38 ID:LyHGUq2g
保守。
602代打名無し:03/09/26 17:56 ID:b+WQBRLz
来期は伊原がオリの監督らしいw

これでポレが迷監督かどうかハッキリするぞ
603代打名無し:03/09/26 23:04 ID:LyHGUq2g
>>541さん、お待たせしました。今宵は、
「〜平成の世に於ける「呂布と貂蝉」 谷佳知とその路傍の華〜 」
をお届けします。

谷選手は、今オフに結婚しますが、お相手は言わずと知れたヤワラちゃんこと、
田村亮子さんです。実を申しますと、この亮子ちゃんも幼少から石毛公の
大ファンでした。もし、彼女が男なら迷う事無く野球を選んだでしょうが、
しかし、残念ながら女性に野球をする道は開かれておりません。それで、
柔道を選択したといいます。が、彼女には、如何しても譲れない望みが
ありました。それは、野球選手のお嫁さんに成る事でした。出来れば、石毛公
のような男前で優しく、逞しい男性が望みでした。

しかし、亮子ちゃんが大きく成るにつれ、悲しい現実を見てしまうことになります。
彼女が想像していた野球選手は、皆、石毛公のように爽やかで知性的で男気
溢るる人間ばかりだと思っていました。ところが、自己中心的で我がまま、
自分の事だけしか考えない輩の何と多い事。亮子ちゃんが、最も許せないと
思った事は、石毛公の存在とMPL(大パシフィック・リーグ)を軽んじている事
でした。

某アマ選手  「えっ、石毛?そういえば、パにそんな選手いるね。あのチーム
          は強いけれど、人気が無いからね。もし、俺がプロに行くなら
          Gか在京のセがいいね。女にモテそうだからね。」

亮子ちゃんは、この現実に失望してしまいました。そんな折に彼女は谷選手
と出会う事になります。


604代打名無し:03/09/26 23:39 ID:Y1DWlLn2
  ∧_∧ ♪
  (*゚ー゚)
  /つ⌒0
  l/ ´_ゝ`)すいません、ちょっと通りますよ・・・
  |    /
  | /| |
  // | |
 U  .U
605代打名無し:03/09/26 23:52 ID:LyHGUq2g
亮子ちゃんが、初めて谷選手を見たときの印象は次のようだったと云います。

田村  「うわっ、何この人?一体何者?野球やってるって、マジ?野球選手
      ていうより、農民みたいね。それに、すっげ〜地味。暗そう。きっと、
      ソープの常連でAV鑑賞が趣味なのよね。佳知って言うより、田吾作
      て名の方がいいんじゃないの?」
そして、1996年のアトランタ五輪。亮子ちゃんは、大会が終わりにもなる頃に
この谷選手と偶然に席が隣になり、会話をする事になりました。

田村  「(うわっ、田吾作が隣に来たよ、最悪。)」
谷   「あの〜、田村さん、ちょっとお話してもいいかな?」
田村  「(ええっ、その顔で、その声で、この私に話しかけるつもり?この
      国民的アイドル、ちよっと松嶋奈々子似の、この私に。もう、冗談
      止めてよね。)」
などどとは、亮子ちゃんは口にしません。こんな根暗そうな男は適当に話を
聞いて時を見計らって席を立つ事にしました。
田村  「えっと、谷さんでしたわね。私に何かようかしら?」
谷   「え〜、実は、君が石毛さんのファンと言うことを聞いたものだから
     ちょっと、話がしたかったんだよ。」
田村  「ええっ・・・」
亮子ちゃんは驚きました。この風体の上がらぬ地味な男が、まさか石毛公の
事を話すとは思ってもみませんでした。さらに、その男は、ある物を取り出しました。
田村   「こ、これは、ま、まさか・・・。」
谷    「うん、そうだよ。『石毛公御言葉集』だよ。」
亮子ちゃんは、信じられませんでした。この田吾作が石毛公信者でしかも『石毛公
御言葉集』を持っているとは・・・。亮子ちゃんは、思わず胸がトキメイテしまいました。

田村 「(まさか、この人が信者とは・・・ならば、性格もナイス・ガイだったりして。
     そういえば、ルックスも反町に、ちょっと似てるわねえ〜)。」
谷選手が、乙女心をグッと掴んだ瞬間でした。

606代打名無し:03/09/26 23:57 ID:LyHGUq2g
谷選手と亮子ちゃんのお話は、もう少し続きますが、今日はここまで・・・。
並びに武勇伝もお休みします。すんません。(作者)
607代打名無し:03/09/27 09:04 ID:fqQ3NR7E
>>602

なるほど、MPLきってのクールな知将も石毛軍団の戦い振りに心動かされた
わけですね。ところで、最後の行は少し違いますね。

× 迷監督かどうかハッキリするぞ
○ 名監督であることがハッキリと証明されます。
608代打名無し:03/09/27 22:42 ID:CyKBPxpu
田吾作こと谷選手が、石毛公信者知って驚く亮子ちゃんでしたが、ある疑念が
湧いてきました。

田村  「(これは、もしや新手のナンパなの?この藤原紀香似の、この私を
      石毛さんの名を使って口説くつもり?その顔で。)」

亮子ちゃんは、疑念を持ちつつ話を続けました。

田村  「それで、谷さんは、石毛さんの何処に魅力を感じて居られるの?」
谷   「まず、何といっても男前だよね。カッコイイしナイス・ガイだし、あの
     気風の良さには同性ながら、惚れ惚れするよ。」
田村  「(う〜ん、言ってる事に嘘や下心は無さそう。しかし・・・)そ、そうなの。
      で、谷さんはプロに進まれるのよね。どのチームが希望なのかしら?
      やっぱり、Gのいるセが好みなのかしら?」
谷   「いや、特にGには魅力は感じないなあ・・・やっぱり、石毛さんのいた
     MPLだよ。MPLは、メジャーに近い雰囲気があるんだ。過剰なマスコミ
     攻勢も無いし、野球に没頭出来そうだからね。心ある野球選手なら、皆
     そう思うんじゃあないかな。」
田村  「・・・・・・で、貴方の持っていた御言葉集だけれど、それ何処で手に入れ
      られました?」
谷   「ああ、これ。去年のクリスマスにポストに入っていたんだよ。実は小さい時
     から石毛さんのファンだったんで、それが認められたみたいだね。」
田村  「(まあ、何て素敵なんでしょ、この御方。田吾作なんて呼ぶのは誰?失礼な
      よく見ると、竹の内豊に似ているわ。)」

恋の訪れは、いつも突然に・・・。この日を境に、谷選手と亮子ちゃんは、
親密な関係になってゆきます。
609代打名無し:03/09/27 23:16 ID:CyKBPxpu
こうして谷選手と亮子ちゃんは、交際をスタートさせましたが、その後の様子は
順調そのもの。お互いがお互いを必要とするベスト・パートナーとなりました。

田村  「顔がイマイチだけれど、石毛さんの信者て言うところが良いわよね。
      性格も誠実で優しそう。体も丈夫そうだし、関節技の実験台にも
      なりそうだわね。」
谷   「やっぱ、女は顔よりパワーでしょう。あの小柄な体で、凄いスタミナ。
     何たって銀メダリストだもんなあ。これは夜が楽しみだ。うっしっしっし。」

さて、交際も深まると、当然意識するのが結婚。谷選手は、プロポーズの
タイミングを見計らっていましたが、中々機会がありませんでした。と、その頃
オリックスに、彼らが神と慕う石毛公が監督になるという事が決まりました。
谷選手は勿論喜びましたが、その時、彼の脳裏に閃く事がありました。

谷  「そうだ、このビッグ・ニュースのどさくさに紛れてプロポーズしてしまおう。」
彼は、一計を案じました。
610代打名無し:03/09/27 23:34 ID:CyKBPxpu
谷   「亮子、実は、今日はビッグ・ニュースがあるんだ。」
田村 「えっ、何?改まっちゃって。」
谷   「実はね・・・、あの石毛さんが、来期からウチのチームの監督に
     成る事が決まったんだよ。」
田村 「ええっ〜〜、本当に?マジで?」
谷   「本当だよ。嘘だったら間接技で絞めても構わないよ。」
田村 「ほ、本当なのね・・・、い・ゃ・っ・た・あ〜。ばんざ〜〜〜い。」
谷   「で、でね・・・、石毛さんも監督に成られる訳だし・・・、僕も、身を固
     めようかな、何て思うんだよ・・・。」
田村 「い・ゃ・っ・た・あ〜、来年から石毛監督だ〜〜。」
谷   「でね、これが、結婚指輪。受け取ってくれるかな?」
田村 「い・ゃ・っ・た・あ〜、目茶嬉しい・・・、もう、嬉しいから、指輪でも結婚で
     も何でも貰っちゃうし、しちゃうわ。」

かくして、谷選手と亮子ちゃんは、結ばれる事と相なりました。しかし、その二人
にも、あの運命の4・23が訪れました・・・。
611代打名無し:03/09/28 00:13 ID:fmyOXYfy
あの電撃解任の夜、亮子ちゃんから谷選手の元に電話ありました。その声は
当然ながら、怒気を含んでいました。

田村  「よし君、これは一体如何いう事なの?こんな時期に、しかもアウェイ
      で解任て、正気の沙汰じゃあないわ!」
谷   「もう、僕達も何が何やらサッパリ解らないんだよ。まあ、兎に角
     落ち着けよ。」
田村  「これが、落ち着いてなんかいられない。ともかく、石毛さんをクビにした
      Oさん、絶対に許せない!今から、殴りこみ隊を結成して其方に
      行くからね。」
谷   「ちょっと、待てよ。その殴りこみ隊って何だ?」
田村  「勿論、O社長を血祭りにあげにゆくのよ。」

何時も温厚な谷選手も、思わず大声で怒鳴りました。

谷  「バカ!そんな事をして何になる!」
田村 「だ、だって・・・、石毛さん、あんまりにも可哀想・・・。」
谷  「・・・・・・そんな事したって、石毛さんは戻ってこないし、その石毛さん
    が喜ぶと思っているのか?」
田村 「・・・・・・」
谷  「今、僕らに出来る事は、石毛さんが残したものを無駄にしない為に
    一本でも多くのヒットを打って、世間に石毛さんの正しさを訴える事だよ。」
田村 「よし君、御免・・・、確かにそうだね・・・私が悪かったわ。」

このどん底を耐えて偲んだ二人でした。そして、それをバネに谷選手は打率341、
本塁打18打点81(9・27、128試合時点)の好成績、方や、亮子ちゃんは
世界選手権6連覇の偉業を達成したのでした。
612代打名無し:03/09/28 08:11 ID:fmyOXYfy
あげ。
613代打名無し:03/09/28 08:15 ID:LLmeeKQb
伊東、石毛、辻、鹿取…etc ライオンズに戻ってきて再度、黄金時代を築いて下さいな!
614代打名無し:03/09/28 22:10 ID:fmyOXYfy
>>613
黄金時代ですか、石毛公に相応しいお言葉でですね。石毛公信者としましては、
ただただ、石毛公の復帰を望むところで御座います。

ところで、先日、Gの原監督が辞任しました。一般の報道では成績不振の責任
を取るという事でしたが、事実は他にありました。今宵は、その真実をお届けし
たいと思います。

ー原監督辞任秘話ー

前に何度かお話しましたが、Gには‘ライオンズ戒厳令’が敷かれています。過去の
日本シリーズで何度もライオンズに苦杯を喫しているからです。中でも1990年の
の日本シリーズは屈辱的な4連敗。この結果に激怒したWオーナーは、この暗黒
の歴史を抹殺すべく、チームにライオンズに関する事を話すことを禁じました。
歴代の監督は、この教えを忠実に守ってきました。しかし、原監督は違いました。

原監督は、石毛公と同じ年の入団(1981年)でした。両リーグのゴールデンルーキー
として注目を集めました。そして、日本シリーズでは何度か相見えました。一選手として
戦った原監督は、石毛公を擁するライオンズの強さと気品の良さに心から、敬服して
おりました。そんな彼にとって、このライオンズ戒厳令は、常々疑問に感じて居りました。
何故強い者に敬意を払ってはいけないのか?何故口にすら出来ないのか?そして、
原監督はチームの指揮を取ると、この垣根を取り払おうとしました。しかし、そこには
あのWオーナーが、立ち塞がっておりました。
615代打名無し:03/09/28 22:50 ID:fmyOXYfy
原監督は、ミーティングなどでライオンズの強さと石毛公の素晴らしさを公然と
話し始めました。昨年の日本シリーズでGが圧勝したのも、原監督が謙虚に
ライオンズの強さを認めたからでした。この一連の動きは、プロ野球関係者
から‘Gルネッサンス’と言われています。Wオーナーは、この動きを苦々しく
思っておりましたが、日本一の監督に文句はいえませんでした。が、今年、阪神
がペナントを独走すると、オーナーの圧力が掛かり始めました。そして、チームが
9連敗した後に、三山代表に呼び出されました。

三山  「今年は、タイガースが独走した。我がGも頑張ったが、怪我人が続出した。
      不運な面もあったな。」
原   「そうですね。私の力が及ばず、申し訳なく思っています。来年は是非、この
     借りを返したいですね。」
三山  「うむ。そういう事で、来年の指揮も要請したい。しかし、一つ条件がある。」
原    「何でしょう?」
三山  「これを、踏んでくれるだけでいいんだよ。」

そういって、一枚の写真を取り出しました。何と、それは、石毛公の写真
だったのです。Wオーナーは、原監督が石毛公を足蹴にする事で、その
忠誠心とGの名誉を守ろうと考えました。しかし・・・。

原  「こ、これは、如何いうことなんですか?」
三山 「それほど、難しい事ではないだろう。単に、この写真を踏みつければ
     いいだけだよ。」
原  「これは、あの戒厳令を守りぬけ、ということですか?」
三山 「原君、何はともあれ、オーナーの意向は絶対なんだよ。」
原   「解りました・・・、では、辞めさしてもらいます・・・。」

以上が、辞任劇の顛末でしたが、原監督の尊敬する石毛公と同じ年に
監督を引き受けて、同じ年に辞めるとは余りに皮肉なもので御座います。
616代打名無し:03/09/28 22:51 ID:2SfHZxOu
まさか石毛公と原が同じ年に辞めるとはな・・・
これも運命か
617代打名無し:03/09/29 07:45 ID:XrF8Fxx5
あげ。
618代打名無し:03/09/29 21:44 ID:6sWQaAHR
age
619代打名無し:03/09/29 22:11 ID:GFQXPRTP
ー武勇伝の続きー

生まれて初めてのデートに勇躍臨んだMでしたが、御相手のQ子ちゃんのペース
にはまり込み、彼が最も苦手とするホラー映画をみる羽目になりました。何とかなる
だろう、いや、頼むから無事に済んでくれ、と神頼みをしたMでしたが、現実は事の外
厳しく、彼を混乱のルツボに陥れました。そして、地獄の時間を終えた後に、Mは・・・。

Q子  「まあ、何度みても感動を覚えますわ。極限に置かれた人間の恐怖と勇気、
     その生と死。叙情すら漂って参りますわ。Mさんは、如何でした?」
M   「・・・・・・(最早、失神中)」
Q子  「あの、Mさん・・・?」
M   「・・・・・・(三途の川を放浪中)」
Q子  「まあ、退屈だったのかしら、Mさん、寝ていますわ。」

一方、黒豹愛好会
A   「あいつ等、遅いな〜。何やってんだあ?」
B   「えらい意気投合していたからな。映画の話で盛り上がってん
     じぁあねえか。」
C   「・・・しかし、奴ら、ホラー映画を見に行ったぜ。首が飛んだ、腕が
     千切れたで盛り上がってんのか。ほとんど病気だぜ、そりゃ。」
D   「うむ・・・が、一方でこんな事は、考えられんか。二人は、一目で惹かれあい
     お互いの情熱が燃え上がり、トイレでナニをしているとか・・・。」
P子  「もう、すっかりオホモダチ、ってか。かっかっかっかっ、何だか
      充分にありえるね。」
一同  「シャレにならん!」

と、そこに彼らが映画館から出て参りました。その光景は、愛好会の面々を
驚かせました。Q子ちゃんが、Mを背負っていたのでした。
620代打名無し:03/09/29 22:50 ID:GFQXPRTP
A   「おい、あれ見ろよ。Mの奴、Q子ちゃんに背負われているぜ。」
B   「一体全体、どうゆう事なんだ?」
C   「まさか、Mの奴、暗い事を良い事に、ドサクサに紛れてQ子ちゃんを
     襲うとして・・・。」
D   「そして、Q子ちゃんの反撃のパンチを貰いKO、失神。・・・何だか
     それも情けね〜話だな。」
P子  「それで、その復讐の為に、Q子ちゃんは、Mの奴をホテルに連れ込もう
      という訳だね。」
一同  「だから、その話はヤメレ。」

愛好会の面々は、Q子ちゃん達の後を追いました。Q子ちゃんは、Mを背負った
ままで、とあるお店に入りました。そして、Mはそこで、聞き覚えのある声により
意識を取り戻しました。

M   「・・・・・んん、ああ、ここは?」
主人  「M君、M君、大丈夫かい?ああ、良かったあ。」
M   「あれ?マスターさん、何でここに居るの?」
主人 「何言ってんの、M君。君、ここに運び込まれたんだよ。あの子に
     背負われて。」

そう、彼が運び込まれたのは、以前にQとMが入り、すっかりと常連になった
スパゲティ専門店『ナポリ』でした。
621代打名無し:03/09/30 07:48 ID:8x3Hlz0b
POP。
622代打名無し:03/09/30 16:22 ID:w3XTHC2U
ダイエー二軍監督時代に悪評があったけど
明るく熱くて 言うコトもなかなか 俺は好きです。
監督ばかりが目立ってるのが気になるけど、誰も目立たないよりマシ。
蒼波に新しい風を間違いなく運んでくれる監督であると信じて疑わない。
623代打名無し:03/09/30 16:40 ID:KvhgTbvi
オリの問題は監督よりフロント
624541:03/09/30 19:10 ID:l/sHjeiT
輝かしきお話に感動し・・・涙が零れ落ちそうです・・・
625代打名無し:03/09/30 22:12 ID:8x3Hlz0b
『ナポリ』のマスターは、Mに言いました。

主人  「ところで、M君、彼女は誰なの?君の彼女なのかい?」
M   「いいいい、いえ、そんなんじゃあ、無いですよ。」
主人  「ふ〜ん、そうなの(笑)、でも、凄いパワーの持ち主だね。君を背負って
      ここまで歩いて来たからね。」
M   「えっ、ぼ、僕、彼女に背負われてきたの・・・。で、彼女は?」
主人 「ああ、ほら、彼女なら、あそこでスパゲティを食べてるよ。しかも、
     大盛りの2杯目。」
M   「ええ〜、あんな物を見て、しかも、大盛りを食べているの・・・。何だか
     ゾンビみたいな女の子だよ。も、もしかして、本当に・・・。」
主人  「はははは、何を言ってんの、M君。中々、可愛らしい女の子じゃ
      あないか。でも、その女の子に背負われてる、って事は如何いう
      事なんだい?」

Mは、自分がホラー映画が苦手で、それを彼女と共に見にいった事を伝え
ました。

M   「・・・と、言う事なんですよ。初デートで、大失態をしてしまいましたよ。」
主人 「はっはっはっはっはっはっ。」
M  「マスターさん、そんなに笑わないで下さいよ・・・。」
主人 「はっはっはっ・・・ああ、ゴメンゴメン。M君、そんなに、落ち込まないでよ。
     実は、私も彼女と初めて見に行った映画が、怪奇映画だったよ。私もその
     手の映画が苦手てでね。確か、『四谷怪談』と『牡丹灯篭』だったな。」
M  「えー、マスターさんの彼女もホラー物が好きだったんですか。」
主人 「そうだったよ。以外に、女の子はホラー好きみたいだね。で、因みにその
     彼女によれば、恋愛物は退屈で見る価値がないんだそうだ。」
M  「・・・で、マスターさんは、その時どうしてたの?」
主人 「まあ、失神なしなかったけれど、ブルブルと震えながら見てたよ。当時は、
     残酷物語だったけれど、今では良い思い出だよ。」
M  「そ、そうなんですか・・・、しかし、ぼ、僕の場合は美しい思い出に
    なるには、ずっっっと先になりそうです(泣)」
626代打名無し:03/10/01 06:49 ID:tKU+Zzfc
マスターの彼女は新東宝好きなのかぁ
マニアだな。
627代打名無し:03/10/01 07:43 ID:S04oNzz2
あげ。
628代打名無し:03/10/01 21:45 ID:S04oNzz2
昨日、ダイエー・ホークスが優勝を決めました。ゲーム途中にライオンズが
敗れた為に、優勝が確定しましたが、6回に一挙7得点を入れて優勝に華を
添えました。しかし、その道程は決して楽なモノではありませんでした。8月に
混戦を抜け出して、そのままゴールを切るかと思われましたが、ライオンズの
追い上げに遭い、苦闘を繰り返しました。故に、このゴール・インは監督はじめ
ナインにとって格別なものだったでしょう。今宵は、そのホークス優勝に隠された
ドラマをお届けしたいと思います。

ーホークス優勝秘話ー

ホークスは、6月10日に首位に立って以来、一度もその座を明け渡す事無く栄光の
ゴール・インを決めました。順調そのものだったチーム力も怪我人や故障者が相次ぎ、
次第に調子を落としました。特に、9月に入ってからは、勝ったり負けたりが続きました。
特に、オリックスに連夜のサヨナラ負けは、まだまだ数字的に有利だったにも関わらず
チームの士気を急速に低下させました。チーム内には、もしかしたらライオンズに優勝
をさらわれるんじゃないか、という空気も流れ始めました。こうなると、王監督も安閑とし
て居る訳にはおられません。そこで、王監督は緊急ミーティングを開きました。

王監督は、ナインの前で開口一番にこう言いました。
王  「まず、皆にこれを見て欲しい。」

そして、ミーティング・ルームのスクリーンにあのシーン、そう石毛公の解任記者
会見の模様が映し出されたのでした。
629代打名無し:03/10/01 22:37 ID:S04oNzz2
石毛公とホークス・ナインは師弟関係というべき間柄です。故に、この会見を
見て悲しまない者はいませんでした。

城島  「うう・・・、何度みても悲しい・・・。胸を締め付けられる思いだ。」
井口  「そうだな・・・特に、‘明日から、もう何もする事がない’っていう
      セリフには涙を誘われるな。」
松中  「しかし、石毛さんの潔の良いこと・・・、俺なら、あそこで大暴れ
      しているだろう。」
柴原  「うん、僕なら、O社長にパンチを見舞っていますね。」
バルデス 「オオ、マイ、ゴッド!」

しかし、ホーク・ナインは、何故このモチベーションの下がった時期にこの
悲劇を見せるのか疑問に思いました。その疑問に答えるように王監督は、
口を開きました。

王   「この解任劇は、おそらく球史に残るものだろう。子々孫々に語り継がれ
     てゆくと思う。しかし、人生とは、監督とは、儚いものだ・・・。どんなに正
     しくとも賢くても、クビを宣告されたら、それでお終いだ・・・、石毛監督は
     どんなに無念だったろうな、悔しかったろうな。もう、オリックスでは汚名
     挽回のチャンスは無いのだからな・・・。」

王   「彼の無念の比べれば、我々の苦しみは苦しみの中に入らない・・・。
     この苦しみを最大の喜びとして、優勝を勝ち取ろう。」

この言葉を聞いて、ホークス・ナインは大いに奮い立ちました。優勝を決めた
試合では、選手の全員が石毛イズムTシャツを着込んで気を引き締めたと
いいます。胴上げの瞬間をみておりましたが、どの顔も‘石毛さん、俺達は
優勝したぜ!’という歓喜と感謝の表情をしていました。そして、来る日本シリーズ
にはMPL(=大パシフィック・リーグ)と石毛公の名誉を守るために、頑張って
頂きたいもので御座います。
630代打名無し:03/10/01 22:51 ID:S04oNzz2
>>622>>623
>ダイエー二軍監督時代に悪評があったけど

人の噂と金は当てにならない、と申します。石毛公の真の実力はこんな
ものでは御座いません。檻時代には、その実力の10%程度程しか発揮
しなかったといいます。

>>624
読んで下さって有難う。また、ネタ振りよろしく。
631代打名無し:03/10/02 05:56 ID:OzyB35eK
>>629
いつも楽しく読ませていただいてます。
多少の誤字は見なかったことにしていましたが、さすがに「汚名挽回」だけは勘弁してください。
石毛公にはぜひとも「名誉」の方を挽回していただきたいと思う次第です。
632代打名無し:03/10/02 08:02 ID:RdltYL2l
あげ。
633代打名無し:03/10/02 11:21 ID:Pjxegpkx
【汚名挽回】 
 
 1999年の流行語大賞に「リベンジ」なる言葉が選ばれたが(個人的にはあまり好きな言葉ではない。
リベンジとは「復讐」の意で、かなりドロドロした暗い意味合いの強い言葉である。「仕返し」
なんちゅう生易しいものでは本来無い。格言にあるように「復讐からは何も生まれない」からね)、
これと並んでTVのスポーツ中継などでよく使われるのがこの「汚名挽回」だ。
 だがしかし待てよ、だ。これはおかしいんじゃないの?「挽回」とは取り戻すことだから、
汚名を取り戻してどーすんの!!
 そう、これは言うまでもなくカンちがい言葉なのだ。もともとは「汚名」とくれば後には「返上」
とこなきゃなんない。そして、汚名を返上することによって名誉を挽回するのだ。つまり、「汚名返上」と
「名誉挽回」がごっちゃになって生まれたのが「汚名挽回」である。
 某キー局の**アナがスポーツ中継で度々これを使っているが、誰もこれを注意しないのだろうか?
もっとも、そのままの方が漢字オタクとしては楽しみ甲斐があるからいいけどね。

ーさるサイトよりのコピペー


石毛公、御免なさい。>>631さんの指摘がなければ、人として人間として、信者として過ちを犯す所
でした。今後は、石毛公の汚名を返上し、名誉を守るために頑張る所存です。
634代打名無し:03/10/02 11:50 ID:N1Jgt6yD
age
635代打名無し:03/10/02 12:04 ID:DoWFcD3K
>>633
石毛公もきつとお喜びの事と存知上候。
636代打名無し:03/10/02 22:23 ID:RdltYL2l
ー武勇伝続きー

マスターはMに微笑みながら話しました。

主人  「M君、そんなに気にする事は無いよ。人の心の有り様は、人それぞれ
      だよ。さっき、私もホラー映画が怖かった、と言ったけれど、相手の彼女
      はその時何て言った思う?」
M    「・・・やっぱり、情けないとか、怖がりだとか・・・。」
主人  「ふふふふふ・・・、彼女はこう言ったよ。‘こんな造りモノで本当に怖がる
      なんて面白い人’と。」
M   「ほ、本当に?」
主人  「で、すっかり打ち解けて、その後の交際もスムーズにいったよ。」
M   「本当に、実話なんですか?」
主人  「ああ、その彼女は、今、私の嫁さんだよ・・・。」
M   「・・・マスターさん、有難う。僕、がんばります。汚名挽回じゃあなくて、
     汚名返上出来る様にがんばりますよ。」

気を取り直したMは、モンスター・Q子ちゃんに挑む事になります。
637代打名無し:03/10/02 22:43 ID:N1Jgt6yD
ue
638代打名無し:03/10/03 07:46 ID:Ss3e33dr
補。
639代打名無し:03/10/03 20:10 ID:dQcCSHM4
ついに後任候補に石毛公の名前が挙がりましたね。
http://www.daily.co.jp/baseball/2003/10/03/099009.shtml

ロッテと石毛公の間ではどのようなやりとりが行われているのでしょう・・
640代打名無し:03/10/03 21:32 ID:scTUQkQ5
MがQ子ちゃんのテーブルに行くと、彼女は2皿目のスパゲティを平らげようと
していました。Q子ちゃんは、脇目もふらず食べておりました・・・。

M  「(この子、何でこんなに食欲があるの?僕なんか、コーヒー一杯も
    受け付けないよ。)」
Q子 「・・・あら、Mさん、もう大丈夫なんですの?」
M  「う、うん、なな、何とか2本の足で歩けるようには成ったよ・・・。」
Q子 「まあ、それは良かったですわ。・・・でも、御免なさい・・・私が、あんな
    ホラー映画を見ようと言ったばかりに・・・。」
M  「いえいえ、Q子さんの責任じゃあないですよ。ぼ、僕に意気地がないだけ
    ですよ。こ、今度は、何とか最後まで目を開けて見られるように頑張ります。」
Q子 「・・・・・・ありがとう、Mさん。貴方は、本当にお優しいのですね・・・。お礼と
    お詫びをスパゲティを御馳走いたしますわ。あの〜、すいません〜、スパゲティ
    大盛り2皿、お願いします〜。」
M  「(2皿て、まだ食べるつもりなの?この子の胃袋と頭は何で出来てるだろう?
    本当に、ゾンビ級の女の子だよ・泣)。」

641代打名無し:03/10/03 22:23 ID:scTUQkQ5
このゾンビ・Q子ちゃんの前に、再び戦意を失いそうになったMですが、気力を振り絞って
前の席に座りました。ここで逃げたら僕の負け、と己に言い聞かせて、攻勢に転ずる事に
しました・・・。

M   「き、Q子さんは、すごい食欲なんですね。そ、そのご両親はもしかして、異性人とか
     エイリアンな、なんでしょうかあ?」
Q子  「は、はあ?」
M   「ええ、ああ、ぼぼぼ、僕、いい、一体全体何を話してるんでょうね。え、あ、つまり、
     その、君の食べっぷりに感動なんかしちゃてさあ、あはははは(汗)」
Q子  「あら、まあ、やだ。何だか、お恥ずかしいですわ・・・。私、育ち盛りの為か、最近
     食欲旺盛ですの。」
M   「・・・どれくらい、食べるの?」
Q子  「朝は丼飯一杯、お昼はドカベン、夜は丼で3杯はいけますわ。」
M   「すすす、すごいですね。(ブラック・ホールのような胃袋だよ・恐。)」

このまま食べ物の話を続けると、またQ子ちゃんのペースになると感じたM
は、話題を変えました。


642代打名無し:03/10/03 22:26 ID:scTUQkQ5
>>642
なるほど、ロッテの監督に「も」、名前が挙がっているのですね。
信者としても楽しみが増えます。
早速、調査に入ります。(ワクワク)
643代打名無し:03/10/04 07:44 ID://vufBgp
あげ。
644代打名無し:03/10/04 20:20 ID:S2CyfYlB
pop
645代打名無し:03/10/04 22:59 ID://vufBgp
M  「きき、Q子さんの趣味は、一体全体何でしょうか?」
Q子 「趣味ですか・・・、もう、お解かりと思いますが、一つは御食事する事。
    二つ目はお昼寝する事。三つ目は乗り物に乗る事、もしくは運動する事。
    ・・・・・此れ位かなあ。」
M  「(そ、それって、趣味の内にはいるのかな?何か、生活そのまんまじゃあ
     ないの。やっぱエイリアンなのかなあ。)」

呆然とするMに今度はQ子ちゃんが、話しかけました。

Q子  「Mさんのご趣味は、何ですの?」
M   「ぼ、僕は、小さい時から本を読むのが好きなんです。」
Q子  「まあ、読書が趣味なんですね。素敵ですわ。それでは、その豊富な
      知識で世の女性を、口説いていらっしゃるんでしょうね。」
M   「いえいえ、全然そんな事ないですよ。僕、すごいアガリ症で満足に
     女の子と会話も出来ないんですよ。それに、あんまり運動も得意
     じゃあないし・・・、やっぱり、こんな男はダメですよね?」
Q子  「まあ、そうですの。でも、そんな風には見えませんわ。何故なら、
     本当に、弱虫なら自分の欠点を堂々と他人に見せたり、言ったり
     しませんわ。」
M   「そ、そうですか。そんな見方もあるんですね。」

Mは少し、目の前の女の子に感心しました。エイリアンには間違いないけど、
ちょっと菩薩系の異性人かもしれない、とMは思いました。

646代打名無し:03/10/05 09:13 ID:LGhwDYtj
あげ。
647代打名無し:03/10/05 22:32 ID:LGhwDYtj
M  「・・・でも、Q子さんの好きなタイプは、やっぱり格好良くて、ハンサムで運動
    の出来る人がいいのかな?。」
Q子 「確かに、女の子は男性の力強さに惹かれますけれど、誰もが同じタイプの
    人を好きになるとは、限りませんわ。」
M  「じゃあ、石毛君のような万能タイプはどう?」
Q子 「石毛さんですか・・・、確かに何でも出来るスーパーマンですけれど、あまりに
    完成され過ぎていて、恋愛の対象になりませんわ。私は、汗まみれに泥まみれ
    になって努力する人が好き。例え鉄棒の逆上がりが出来なくても、猫は怖くても
    必死になってそれを乗り越えようと努力する人に、たまらなく魅力を感じますわ。」
M  「ふ〜ん、そんなものなのかあ・・・本当に、人それぞれだね。」

と、まあ和やかな時間を過ごすMでしたが、この時にQ子ちゃんの正体に気付くべきでし
た。何時ものMだったならば、Q子ちゃんの言動からその正体を見破っていた事でしょう。
しかし、初デートの緊張感と寝不足がMの感覚を麻痺させて居りました。そして、それが
結果的に、Mの身にまたしても災厄を招く事に成ります。
648代打名無し:03/10/05 23:25 ID:/6pXbub8
Mくんも凄ぇな。
ついこないだまでQに話しかけられただけで失神してた人間と
同一人物とはとても思えない。
石毛公のお力は、人を介してでも、こうも強く伝わる物なのか。
漏れも負けてはおれんなぁ・・・・。がんがらねば。
649代打名無し:03/10/06 07:45 ID:NLGf5H/X
うえ。
650代打名無し:03/10/06 22:03 ID:+rni6/PE
一方、こちらは外で待つ愛好会と石毛公一行。

P子  「ちっ、Q子ちゃん、どこにMの奴を連れ込むのかと思ったら、単なる
      店だったね。しかも、常連の『ナポリ』だよ。激しく萎えるよ。」
A   「P子、その萎える、って何だよ。お前、何考えてんだよ〜。」
P子  「いや、特になんもないけれど、他人の不幸と火事は大きいほど
     面白い、っていうじゃあない・・・。」
B   「お・ま・え・な・あ〜、終いには地獄に落ちるぞ〜。」
P子  「地獄?う〜ん、そうかな?店を見てみると、極楽って感じだよ。」
C   「どれどれ・・・、えー、Q子ちゃん、スパゲティを貪り食ってるよ。また、
     あんな大口開けて食べてるよ。ありゃ、女子高生の食べっぷりじゃあ
     ないな・・・。」
P子  「う〜ん、花より団子だね。」
D   「しかし、Mの奴、Q子ちゃんの事、怪しいとか思わんのかな?何時もいる
     のに何も感じないのか?」
P子  「だからさあ、それが恋の魔力なんだよ。ほんと、お似合いのカップル
     だ事。うらやましいねえ。」

と、ここで石毛公が言いました。

石毛公  「本当だね、P子さん。あのお二人さん、凄く楽しそうだね。僕も、
       あんな風にデートしてみたいよ。」
一同   「・・・・・・(???)」
651代打名無し:03/10/06 22:28 ID:+rni6/PE
A    「えっ、石毛さん、デートした事無いの?」
石毛公 「全く無い事もないけれど、高校生に成ってからは忙しくて一度も
      ないなあ。」
B    「えー、以外・・・・。あんな事もこんな事も知ってるのに、一度もない
      なんてさあ・・・。」
石毛公 「うん、野球の練習とか学校の勉強とかクラス委員の行事なんかも
      あるし、愛好会の活動とかもあるしね・・・。」
C    「・・・な、何だか、俺、罪悪感を感じてきたよ。もしかして、俺達が
      石毛さんの学生生活を邪魔してるのか?」
石毛公 「え、何言ってんの。僕、邪魔なんて一度も思ったこと無いよ。デート
      なんて何時でも出来るけれど、皆とは今しか居れないからね。」
D    「うう・・・・・、なんて有難い御言葉なんだ。ありがたや、ありがたや。」
P子  「石毛君、サ・イ・ッ・コ〜〜。」

A   「でも、石毛さん、一つ疑問があるんだが・・・・・・そのあれだけ女の子に
     囲まれていたら、デートの一つや二つ話があるんじゃあないの?」
と、まあ何気にAが口にした言葉が、またもや波乱を呼びます。
652代打名無し:03/10/07 07:42 ID:NCbhPPN1
POP.
653代打名無し:03/10/07 21:49 ID:NCbhPPN1
石毛公 「うん、結構あるみたいだね。」
A    「・・・石毛さん、その‘結構あるみたいだね’ってどうゆう事?」
石毛公 「ああ、それね・・・実は、朝、学校に行くと下駄箱や机の中に手紙が入って
      いて、その手紙には‘会って下さい’とか、‘お付き合いして下さい’とか書
      いてあるんだ・・・。」
B    「・・・・・・石毛さん、それってどの位の数なの?」
石毛公 「数?さあ、どの位なのかなあ・・・、とにかく一杯あるからね。僕にも
      よく解らないんだよ。」
C    「・・・つまり、数知れぬ程、な〜んも努力せずに女から言い寄って
      くる、って事だよな・・・。」
石毛公 「まあ、本当に有難い事なんだけれどね、ある一定の人だけ特別扱い
      する訳にもいかないからね。」
D    「何とも勿体無い話・・・・・、おそらく、石毛さんに好意を持つ女はカワイ子
      ちゃんばかりなんだろうな・・・。」
石毛公 「ああ、そういえば、写真も結構同封されていたよ。見る?」

一同は、食い入るようにそれを見ました。

A   「・・・・・やっぱりな。ちょっとは期待したが、ブサイクな女は一人も
     居ないな・・・。」
B   「・・・・・何だか、世の中不公平に出来てるな。俺なんか、女に逃げられて
     ばかりだよ。方や、入れ食い状態のウハウハだもんな・・・。」
C   「・・・・・しかし、この娘、なんという写真なんだ。な〜んも着けていないぞ。
     で、その写真に‘私を食べて、お願い’なんて書いてあるよ〜。」
D   「・・・・・う、羨ましいすぎるぜ、石毛さん。この写真やメッセージを見て
     男として雄として何とも思わないのか。もし、思わないのなら、俺に
     2,3人回してくれよ。」
654代打名無し:03/10/07 22:50 ID:NCbhPPN1
石毛公 「・・・でも、こんな若い身空で、自分の体を売り物にしちゃあいけないよね。」
A    「石毛さん、何、親父みたいな事言ってんだよ。据え膳食わぬは男の恥、って
      昔から言うじゃあねえか。」
石毛公 「でも、そういう安易な快楽主義は、人を堕落させるんじゃあないかな。
      お爺ちゃんも言ってたけれど、戦後日本は度を越えた民主主義が教育
       の荒廃につながった、というからね。」
B    「御高説、もっとも・・・、しかし、石毛さんの話を聞いていると自分が段々
      汚らわしい人間に思えてくるよ・・・。」
C    「俺もだよ・・・・・、何だか涙が出てきたよ・・・。」
D    「結局、俺達は仏の前では無力だ、いう事だ。みんな、声を上げて泣こうぜ。」

しかし、石毛公は言いました。

石毛公 「みんな、ちょっと感違いしていないかな。どんなに多くの人に好かれ様と、
      選べるのは結局は一人だけだよ。その一人をこれからじっくりと探せば
      いいんじゃあないの。」
A     「そ、そうだよな。数じゃあないよな。」
B     「全くその通りだ。誰だよ、言い寄られるのが羨ましい、なんて
       言った奴は。」
C     「うむ、そんな事をいう奴は、これから愛好会では禁止事項に
       指定しようぜ。」
D     「うむ、たかだか女の事位で、男が廃るよな。」
P子    「下男とは、次元が違うわよねえ。さすがは、石毛君。」

と、まあ石毛公の一声で丸く収まりましたが、『ナポリ』から本日の主役
のMとQ子ちゃんが出てまいりました。場面は、クライマックスに向けて
流れて行きます。
655代打名無し:03/10/08 07:40 ID:sLD+Lw2T
あげ。
656代打名無し:03/10/08 22:04 ID:MkJnaoQE
本日の武勇伝はまだでございますか?
楽しみに待っている次第でございます。
657代打名無し:03/10/08 22:39 ID:sLD+Lw2T
何とか、食事を済ませて『ナポリ』を後にしたMとQ子ちゃんでしたが、一方は
酔っ払いの如く千鳥足で歩いておりました・・・。

M   「(うぇ〜、気持ち悪いよ〜。大盛りを無理やり食べちゃったからね。もう、
      お腹の中はスパゲティと水でタプンタプンだよ・・・・・でも、結局この娘
      3皿目も軽く平らげたんだよね。信じられないよ・・・。)」
Q子  「んん〜、美味しかったですわね、Mさん。」
M   「そ、そうだね。何だか、スパゲティの麦の味と水が喉を通る時は、
     こ、この世の出来事とは思えなかったね。」
Q子  「本当ですわね。で、この後、夕飯は如何致します?」
M   「は、はあ?(まだ、食べるつもりでいるよ。この娘は・・・)」
Q子  「・・・Mさん、貴方の仰られたい事は、解っております。幾ら何でも
     食べすぎだ、慎みなさい、と言われたいのですよね。しかし、大丈夫。
      私の腹は、まだ7分目ですの。まだ、取って置きの胃袋が有りますの。」
M   「(取って置きの胃袋、って何?モンスターの胃袋と人間のとでは比較に
      成らないよ・泣)。・・・・・あ、あの、きき、Q子さん、ぼ、僕、もうお腹一杯
      なんだよ・・・、だから、その御免・・・。」
Q子  「あら、そうですの。残念ですわ。ディナーを楽しみにして居りましたのに。
      でも、Mさんを食べっぷりには感動を覚えましたわ。何か、鬼気迫るもの
      を感じましたわ。」
M   「(む、無理矢理食べてただけだよ・・・、もう死ぬかと思った。)・・・ははっ、
     そ、そうですか、ぼ、僕、もう必死でしたから・・・。」
Q子  「では、この後はどうしましょうか?」
M   「そ、そうですね・・・朝の公園まで歩いて、そこでお開きとしましょう。」
Q子  「あら、もう終わりですの。今日は、一晩泊まる覚悟で来ましたのに・・・。」
M   「べべ〜〜〜(何、考えてんの?このゾンビ娘。)」
658代打名無し:03/10/09 07:49 ID:D3P3Ua//
ほしゅ。
659代打名無し:03/10/09 21:56 ID:DeO0tnLp
M   「ああ、あの、き、Q子すぁん、ぼ、僕らはまだ高校生で、す〜よ。」
Q子  「あらっ、年齢なんて関係ありませんわ。燃え上がった二人を何人たり
      とも止める事は出来ませんわ。」
M   「(ちょっと、待ってよ。誰と誰が燃え上がったって?)・・・・・。」
Q子  「あ、あの、Mさん、私の事、嫌いですか?」
M   「えっ、ききき嫌いだなんて、とんでもない。ちょっと、ホラー映画が好きで
     モンスターのように大食いだけれど、全然気になりませんよ。」
Q子  「まあ、嬉しい。貴方は、やっぱり私の見込んだ人だわ。では、二人を
      拒むものは何もありませんわね。今夜は、ベッドの上で語りあかし
      ましょう。」
M   「い、いやだからね・・・物には順番があって・・・、いきなりそんな事は
     やっぱり、いけないと思うんだよ。」
Q子  「・・・・・・そうですの。本当に残念だわ。」
M   「そそ、そうですよ。(やれやれ)。」

しかし、Q子ちゃんは言いました。

Q子  「では、最後に優しくキッスして、お別れしましょうね。」
M   「べぇ〜〜〜(だから、何でそんな方向にいくんだよ・泣)。」
660代打名無し:03/10/09 22:52 ID:DeO0tnLp
M   「キ、キスですか・・・。」
Q子  「そう。デートした後には、必ずキッスして別れるといのが、古代ローマ
      帝国以来の習わしですわ。」
M   「(そ、そんなの聞いた事ないよ・・・で、でも)。」

でも、Mの前の女の子は、とっても可愛らしい女の子でした。もし、このチャンス
を逃せば、永遠にこんな機会は訪れないかもしれません。別にチューだけ位なら
いいじゃん、という悪魔の囁きと、モラルは死守せよ、という天使の警告の間でM
は揺れ動きました。
M  「ぼぼ、僕は、一体どうすれ〜ば〜・・・。」
Q子 「Mさん、迷わないで・・・、さあ、濃厚なキッスを、お・ね・が・い。」

Q子ちゃんは、もう目を瞑ってチューの受け入れ態勢に入っておりました。
Mもそれに引き付けられるように、顔を近づけましたが・・・。

M   「き、Q子さん、御免。僕、やっぱり出来ないよ・・・。」
Q子  「・・・・・Mさん、如何してですの?」
M   「え、その・・・、ぼ、僕には、・・・その好きな人がいて、そ、その人を
     裏切る訳にはいかないよ・・・御免、本当に御免。」
Q子  「・・・・・やっぱり、そうでしたのね・・・。薄々感じて居りましたわ。しかし、
     Mさんは、一途な御方ですのね。」
M   「ええ、まあ。全くの片思いなんですけれどね。筋だけは、何か通して
     おきたいなあ、と思ってるんですよ・・・。」
Q子  「まあ、素敵・・・女の子は、そんな気持ちに弱いのですの。」
M   「そ、そうですか。僕の取り得は之ぐらいなんですよ。」
Q子  「まあ、謙遜なさって・・・。Mさん、解りました。今日のキッスは取り止める
     事に致しましょう。・・・で、本日の私の気持ちが、ここに書いてありますの。」

と、言って一通の手紙を差し出しました。しかし、です。この手紙がトンでもない
波乱を呼ぼうとは、MもQ子ちゃんも知る由はありませんでした。
661代打名無し:03/10/10 07:44 ID:ElgmEHDI
POP.
662代打名無し:03/10/10 22:11 ID:bXtT8p20
MとQ子ちゃんは、朝、落ち合った公園の噴水前に居りました。Q子ちゃんの
誘惑にも惑わされず、毅然とした態度を取ったMでしたが、別れ際に一枚の
手紙を託されることになりました。そして、Q子ちゃんは、言いました。
Q子   「Mさん、出来ればそのお手紙は、御家に帰って気分を落ち着けて
       から読んでくださいね。」、と。

M    「何だか、意味深な言葉だったね。今、読んじゃあダメなのかな?
      ・・・・・・て、言う事は・・・もしや、あの娘は、本当にゾンビだとか、
      異星人だとか、モンスターだったりするのかもしれない・・・。ひっ、
      て、事は、今度会うときは貴方を喰ってしまいたい、何て書いて
      あるのかもしれないよ。そ、そう、いえば、今、キスで僕を誘って
      いたけれど、本当は、僕を食べるつもりだったのかも・・・。」

などと、Mは妄想を逞しく居りましたが、ふと傍らを見れば帽子が落ちて
おりました。どうやら、Q子ちゃんの忘れ物のようでした。Mは、拾おうとし
たその瞬間に、一陣の風が吹き上げて、手にしていた手紙を飛ばしてし
まいました。その手紙は、ヒラヒラと舞い上がって噴水の中に落ちてしまい
ました。Mは、急いで拾い上げました。が、水に濡れてしまいました。家まで
もって帰ったら、手紙はもう読むことは出来ないかもしれません。それで、
仕方なくMは、そこで読むことにしました・・・。

M   「・・・・・(手紙、読み込み中)・・・・・、べぇ〜〜〜〜〜〜〜。」

Mは、一読してその場に座り込んでしまいました。
663代打名無し:03/10/10 22:53 ID:bXtT8p20
その手紙 

『M、済まない。まずは、お前に、詫びておく。今日、お前と一日過ごしたQ子ちゃん
なる女の子の正体は、実は俺ことQだ。何故、俺が女装したかという理由は、余りに
複雑極まるので、とてもこの手紙に収められるモノではない。故に、省略するが、一つ
言える事は、俺はゲイでもホモでもない、という事だ。その証拠にQ子ちゃんは、それ程
女らしくも可愛らしくも無いはずだ。どことなく、ぎこ地無さがあるはずだ・・・。』

M   「・・・・・・どっから見ても、普通の女の子だったよ。あの身のこなし、立ち振る舞い
     ・・・Q君、パーフェクトだったよ。オマケニとっても、可愛らしかったし・・・(泣)」

手紙の続き
『しかし、これだけは信じて欲しい。俺は、決してお前をからかったり、バカにしようとした
訳ではない。お前の女性経験を積むために、止む無く、嫌々で、仕方なく、皆の依頼に
応えたのだ。さらに、付け加えると、己の未知なる領域を、開拓しようとする壮大な試み
も兼ねている事も言っておこう。』

M   「止む無く・嫌々・仕方なく、って・・・・・、目一杯、楽しんでいたじゃあないか。壮大な
     試み、ってハッキリ言って女装の事なんだよね・・・(泣)。」
664代打名無し:03/10/11 09:25 ID:KM3NbXr7
あげ。
665代打名無し:03/10/11 21:59 ID:KM3NbXr7
さらに手紙の続き
『しかし、一度女子高生モードに切り替わると、俺自身にも予想出来ない展開
 に成るかもしれない。Q子は、俺の分身だ。俺であって、俺でない。だから、
 俺にすら予想出来ない事が、起こる事は充分に考えられる。もし、そうなったと
 したら、不運だったと諦めてくれ。最後に、もう一度だけ言おう。俺は、ゲイでも
 ホモでもない。そして、俺達は、ダチだ。明日も、明後日もだ。』

M   「・・・・・Q君、全然説得力ないよ。・・・で、予想外の事が起きたら諦めて
     くれ、って何?キスの事だよね・・・。もし、してたら、ファースト・キスは
     男になる所だったんだよね。(泣)Q君、友達辞めていいですか?(哀)」

と、ここでMの頭にある事が思い浮かびました。

M   「待てよ・・・、て、事は、皆はこの事を知っているんだよね。・・・・・も、もしか
     して、皆も、Q君みたいな趣味があるのかもしれない。で、この僕を、その
     危ない世界に引きずり込もうとしているのかもしれないよ。よくよく考えて
     みると僕のようなチキンにQ君のような武闘派が、友達になるのが可笑しい
     よね。あ、明日から、僕も女子高生にされてしまうかもしれないよ(泣)。」

と、Mは、一人考えを巡らしてが、再びQ子ちゃんが現れました。どうやら、忘れ物
の帽子を取りに来たようでした。
666代打名無し:03/10/11 22:46 ID:KM3NbXr7
Q子   「Mさん、御免なさい。私、帽子を忘れちゃったみたい・・・。」

Mは、渡された手紙をQ子ちゃんに見せました。

Q子   「あらっ、もう読んでしまわれたの?お家に帰ってから読んで、って
       お願いしましたのに・・・。」
M    「も〜、Q君、君、何言ってるの?恥ずかしいから、そんな格好
      辞めてよね。」
Q子   「Mさん、違いますわよ。今は、き・ゅ・う・こ、よ。うふ。」
M    「もう、何が‘うふ’、なの。自分では、何とも思わないの?(怒)」
Q子   「まあ、怖〜い。Mさん、怒っちゃ、ヤ。こんな可愛らしい女の子
      にそんな怖い顔をなさってはいけませんわ。」
M    「だからね、その格好に違和感は感じないの?」
Q子   「ちっとも感じませんわ。私が、恥ずかしいと思うのは、キッスを
       せがまれて迷った御方ですわ。ほんと〜は、しても良いなあ、と
       思われたんでしょ?」
M    「ななななな、そそそそ、そんな事ある分けない、ななないよ。(汗)
      え〜い、もうラチがあかない。そんな服脱ぎなよ。」
Q子  「きゃっ、Mさん、何なさるの?こんな昼間から、こんなハレンチな
     事が許されると思っておられるの?」
このQ子ちゃんの叫び声に、周囲の人の注目が集まりました。瞬間的に
Mは、こう言いました。

M   「ご、御免なさい・・・もう、二度としません、僕は、男として最低な
     人間です。」
Q子  「Mさん、初めからそう言って頂ければ、私も声を荒げる事はしま
      せんわ。それに、私の気持ちは一つですのよ。順番さえ守って
      いただければ、何時でもOKですわ・・・。」
M    「・・・・・・もう、僕の完敗です、降参です。無条件降伏です。だから
      、もう勘弁してくださいよ。(涙)」
しかし、本当のの試練はこの後に、やって来たのでした。
       
667代打名無し:03/10/12 08:54 ID:7qvwIv/G
POP。
668代打名無し:03/10/12 21:36 ID:1Cuqzepx
Q子  「・・・本当に、完敗で降参ですの?」
M   「うん、僕の負け・・・。」
Q子  「本当に、嘘偽りはありません?」
M   「もう、絶対服従。」
Q子  「では、やはり最後はキッスでお別れ、という事にしましょうね。」
M   「き、君は、何としても其処に、持って行きたいんだね。ぼ、僕は男だよ。
     ほんと〜に、気分の良いものなの?」
Q子  「男だろうと女だろうと関係ありませんわ。惚れてしまえば、もう何も目に
      入りませんわ。」
M   「いや、だからね、僕と君は何時も一緒にいるじゃない。だから、こんな事
     したら明日から、もう普通の関係で居られないよ(泣)。」
Q子  「まあ、そんな事心配していらっしゃるの?それは、其れ。これは、之。
     もう、私の溢るる思いは止められませんわ・・・。では、私から往きますわ」
M   「え、あ、ちょっと、Q君、冷静に成りなよ。あっ、ひぇ〜〜〜。」

Q子ちゃんは、大胆にもMを捕まえて唇を奪いにゆきました。非力なMに
Q子ちゃんの腕力に敵う筈がありません。Mのファースト・キスも奪われる
のも時間の問題でした。しかし、思わぬ所から助け船が入ります。
669代打名無し:03/10/12 22:12 ID:1Cuqzepx
その助け舟は、開口一番こんな事を言いました。
「Q子ちゃん!?Q子ちゃんだね。」、と。

ふと、二人が動きを止めてその声の主を見ました。Mは初対面だしたが、
Q子ちゃんは顔見知りのようでした・・・。
Q子   「あらっ、貴方はナンパAさん・・・。」
ナA   「本当に、Q子ちゃんなんだね。良かったあ〜〜、また会えて。
      俺、あれから君の事捜したんだよ。銚子校にも居ないし、病院も
      退院して居ないし、もう何処かに転校したのかと思ったよ・・・。あっ、
      それと、御免ね。此間は酷い事をして・・・、兎に角、君に謝りたかったん
      だよ。本当に、御免ね。」
Q子   「いえ、お気になさらずに・・・。私も気が動転しちゃって、取り乱してしまい
       ましたわ。本当に、お恥ずかしい限りですわ。」
ナA   「・・・・・・そう、でも君の元気な姿を見れて良かったよ。これも、神様の
      思し召しに違いないよ。ところで、今日は、何処へ行っていたの?」
Q子   「今日は、この方と映画を見に行きましたのよ。」

Mは今まで、完全な傍観者でしたが、このQ子ちゃんの一言で波乱のど真ん中に
投げ込まれる事に成ります。
670代打名無し:03/10/13 07:36 ID:1xNS2tem
うえ。
671代打名無し:03/10/13 21:06 ID:fNRCDaD+
Q子ちゃんにそう言われ、ナンパAはMを見ました。そして、Mは驚きました。
自分を見る彼の瞳に嫉妬の色が満ち満ちていたからです・・・。

M   「(この人が、あの手紙を書いた人なんだよね・・・・・つ、つまり、僕は
      完全に誤解されているんだよね・・・。)」
ナA  「き、Q子ちゃん、この人は誰?」
Q子  「私のお友達のMさんよ。」
ナA  「おともだちぃいい・・・で、Q子ちゃん、このMさんとエ・イ・ガあ、を
     見に行ったのですかあ?」
Q子  「ええ、そうよ。とっても楽しかったですわ。」
ナA  「と・っ・て・も・楽しくぁったあ・・・・・そ、それは良かったですねぇ。」

ナンパAは、Mをじっと観察しました。ルックス・体格など等、どれを取っても
このモヤシのような男に自分が劣っているとは思えませんでした。その男が
自分を差し置いて、憧れのQ子ちゃんとデートをする等とは、男としてナンパ
野郎として甘受できることではありませんでした。

ナA  「え、M君とやら、そ、その一口に友達と言っても、いろんな関係が
     あると思うけれど、その君とQ子さんの関係はどの程度なんだろうか?」
M   「えっ、・・・・・・まあ、ごくごく普通の・・・。」
Q子  「普通の大親友ですわ。お弁当なんかも一緒に食べたり、朝ランニング
     したりしますのよ。」
ナA  「ええ〜〜〜〜〜〜〜。」
M   「(言ってる事に全く嘘はないけれど・・・なんて間の悪い発言なんだよ〜〜
     こ、これは、火に油だよ〜〜(泣)。」
672代打名無し:03/10/13 22:50 ID:fNRCDaD+
こちらは、事の成り行きを静観する愛好会と石毛公。

P子   「ちっ、もうちょっとで、チューだったのに・・・ナンパAの奴、邪魔を
       したね。残念だね。」
A    「・・・チューて・・・、アイツ何考えてんだよ〜。(涙)」
B    「もう完全に女子高生だな。で、ああいうのを‘両刀使い’ってのか?」
C    「うむ、それに違いない・・・しかし、ある意味、あの女子高生姿は
      最凶の姿だな。誰にも、止められないのじゃあないか。」
D    「た、確かに、あれは石毛さんの仏モードに匹敵するぞ。Q子ちゃん
      恐るべし!」

A   「・・・・・で、あの男がナンパAなのか。確かにルックスは良いな。」
B   「うむ。流石は、スケこまし。ちょっとした男性誌の表紙を飾れそうだ。」
C   「で、3人が集まって、何話し込んでるんだろう?」
D   「そりゃあ、やっぱり、あれだろうな・・・。Q子ちゃんの取り合い。」
P子 「そうすると、今から血湧き肉踊るような修羅場が、拝めるんだね。
     楽しみだねえ〜。(ワクワク)」
一同  「・・・・・・・。」
673代打名無し:03/10/14 07:40 ID:r2HOa223
あげ。
674代打名無し:03/10/14 22:01 ID:yXHQSN0A
さて、こちらはその三人組。ナンパAの心はMへの嫉妬心で満ち溢れて
居りました・・・。

ナA   「そ、そのQ子ちゃん、君に前に‘彼氏が居る’って聞いたら、君は
      ‘居ないわ’って答えたよね。」
Q子   「ええ、確かに答えましたわ。しかし、恋は突然訪れるもの。私にも
       白馬に乗った王子様が、現れましたわ。」
M    「(い、いつの間にか、彼氏にされてるよ〜・泣)」
ナA   「そ、そ、そうなの・・・で、このM君の何処が好きになったのかな
      お、俺にはよく解らないんだけれど・・・Q子ちゃん、教えてくれる?」
Q子   「ナンパAさん、人は見かけだけで判断してはいけませんわ。このM
       さんは、見かけに依らず熱い方ですのよ。あの獰猛な虎のと同じ
       ネコ科の猫にも怯まず、立ち向かおうとしますのよ。この前なんか、
       それはもう人食い猫のような恐ろしい猫を、このMさんが追い払って
       下さったのですよ。」
ナA   「虎じゃなくて、猫・・・。」
Q子   「それに、このMさんは大変な努力家ですわ。あの体操のオリンピック選手
       もする逆上がりを懸命に練習しているのですよ。それは、もう見ている
       だけで感動のルツバに陥りますわ。」
ナA   「つ、つまり逆上がりも出来ない、と・・・。」
Q子   「それだけでは、ありませんわ。Mさん、とっても男気が有って優しい方
       ですのよ。本当は、怖くて嫌いなホラー映画も私の為に、その事を
       おくびにも出さずに付きあって下さって、堂々と失神されましたわ。
       もう、それは感涙ものですわ。」
ナA    「ホラー映画見て、怖くて失神した、と・・・。ほんと、涙が出るね。」



675代打名無し:03/10/15 07:45 ID:gySqME74
あげ。
676代打名無し:03/10/15 22:08 ID:C4Xjefom
ナンパAは、Mを睨み付けて、こう言いました。

ナA   「M君、君にはQ子ちゃんは似合わない。即刻、別れた方がいい。」
M    「あ、あの〜、何か勘違いしてるんじゃあないかな・・・、僕とこの人は
      そんな関係じゃあないんだ・・・。そもそも・・・。」
Q子   「・・・もう、普通の関係ではありませんのよ。そもそも、アダムとイブ
       が出会ったような衝撃的な出会いですわ。」
ナA   「ア・ダ・ムとイ・ブ・ゥ〜。」

ナンパAが心の平衡を失って行くのが、傍目からも充分窺い知れました。これ
以上の話し合いは危険を伴います。そう、感じたMは、Q子ちゃんに貰った
手紙を見せようと決心します。

M   「あ、あのナンパA君、この手紙を見てよ。ここに全ての真実が書かれて
     いるんだよ。だから、ほら。」
しかし、・・・。
Q子  「あらっ、Mさん、その手紙は他の人にお見せにならないで。そこには、
     貴方と私の愛の誓いが書いてありますから・・・。」

ナンパAは、その言葉にすっかり逆上してしまいました。そして、Mの手から手紙
を奪い取ると、ビリビリに破り捨ててしまいました。
ナA   「こ、こんな物、こうしてやる・・・。」
M    「ああ、ちょっと、君、そんな事すると後で絶対後悔するよ。」
ナA   「後悔だって?後悔するのは、君と付き合うQ子ちゃんだよ!」
Q子   「・・・お願い、ケンカは辞めて。私なんかの為に争わないで。」
M    「(一体、誰が原因をつくってるの?泣きたいのは、僕の方だよ・涙)」
677代打名無し:03/10/16 05:05 ID:6H5irgtH
うーん、どんどんこんがらがって楽しくなっていきますな。
オチが楽しみ。
678代打名無し:03/10/16 08:00 ID:joa+/u8b
POP。
679代打名無し:03/10/16 21:47 ID:wC84xu9j
激昂したナンパAは、Mの胸倉を掴んで言いました。

ナA   「M君、Q子ちゃんと別れられないのなら、俺と決闘したまえ。」
M    「えー、けけ、決闘なんてして、如何するつもり、なななの?」
ナA   「勿論、決闘に勝った方が、Q子ちゃんと付き合うんだよ。」
M    「ちちち、ちよっと、待ちなよ・・・、その何で決闘の勝った方が付き合うの?」
ナA   「決まってるだろ。男は、女を守らなければならない。そんな非力で、彼女
      を悪漢から守れると思っているのか?」
M    「え、いや〜、その人はそんなにか弱くないから、充分に一人で身の安全を
      守る事が出来ると思うよ。」
Q子   「Mさん、その言い方は酷いですわ。こんな普通の女の子に一人で身を守れ
       とは・・・、女の子は強い殿方に守って貰いものですのよ。」
ナA   「え、M、貴様という奴は・・・、何と言う暴言をQ子ちゃんに吐くんだ。男として、
      人間として許せん。!」
M    「あ〜〜〜〜、ち、ちょっと〜〜〜。暴力、は、反対〜〜。」

A    「おい、何だか雲行きが怪しいぞ。」
B    「ナンパAの奴、エライ興奮しているみたいだぞ。」
C    「まあ、ショックだろうな。Mのような男と憧れのQ子ちゃんが、
      デートしてるんだもんな。奴のナンパ人生の中で最大しして
      最凶の出来事だろうな・・・。」
D    「が、流石にちょっとヤバイな。Mの奴、タコ殴りにされそうだぞ。」
P子  「泥沼の愛憎劇だね。う〜ん、お昼のメロドラマみたいだよ。」
一同  「だから、Mの奴がヤバイってえの!」

ここで、沈黙して男・石毛公がいいました。

石毛公 「何にしても、暴力はよくないよね。僕、止めてくるね。」、と。
680代打名無し:03/10/16 22:26 ID:wC84xu9j
A    「い、石毛さん、行っちまったよ。」
B    「俺達、止めなくていいのか?」
C    「止めるって、どちらをだ?仏と最凶の女子高生を、俺達のような
      凡人が止められるか?」
D    「今更ながら、自分の非力さを痛感するな・・・(涙)」
P子   「う〜ん、ようやく真打ち登場だね。(ワクワク)。」

ナンパAの振り上げた拳が、Mの顔面に振り落とされようとした正にその瞬間
でした、神が降臨しました。

石毛公 「君、止めたまえ。いかなる理由があろうと、暴力はいけないよ。」
ナA   「んん〜、誰だ、お前?げっ、お、お前・・・石毛。」
M    「い、石毛君・・・。」
Q子   「まあ、良かった。石毛君、この人達を止めて、お願い。私の力
      では止められないわ。」
M    「(だから普段の半分の力を出せば、軽く解決出来るじゃあない・泣)」

場面は、いよいよクライマックスを迎えます。
681代打名無し:03/10/16 23:19 ID:rDPISIlj
石毛公カコイイ!
682代打名無し:03/10/17 07:53 ID:nxFnWovK
うえ。
683代打名無し:03/10/17 20:20 ID:LcKxpaS9
札幌アンビシャス・古葉竹識監督「石毛と広瀬の二遊間コンビが売り」

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/other/headlines/20031017-00000022-spnavi-spo.html
684代打名無し:03/10/17 22:26 ID:QOtJrYRI
>>683
いよいよ、石毛公の復活ですな。信者としましては、勇姿を見逃す訳には
まいりませんな。

ー武勇伝続きー

石毛公の出現により、燃え上がった嫉妬の炎は一気に沈められました。
そして、公はナンパAに言いました。

石毛公 「君は、如何してこのM君を殴ろうとしたのかな?」
ナA   「そ、そんなの決まってるだろう。コイツが、Q子ちゃんに非礼極まる
      事をいうからだよ。」
石毛公 「M君、Q子さん、本当にそうなの?」
M    「えっ、と、何と言うか、すっごく誤解を生むような発言はあったけれど、
      僕は、在りのままを言っただけだよ。」
Q子   「まあ、在りのまま、ですって・・・。では、私も言いますわ。このMさんは、
      ここで、このか弱いこの私に、無理やりキッスをしようとしましたのよ。
      余りの事に驚いて声を上げてしまいましたわ。」
ナA   「そ、それは、本当の事?き、貴様という奴は・・・・・・。」
M    「あっ、ちょ、だから、それが、誤解なんだってぇ〜〜。」

と、再びMに掴みかかろうとしたナンパAを引き離し、石毛公は言いました。

石毛公 「で、Q子さんに聞きたいんだけれど、M君にそんな事をされるのは
      嫌な気分だった?」
Q子   「い、いえ・・・・・、私の気持ちは一つですの。ただ、物事には順番が
      あるもでしょ。だから、それを守って頂ければ、何時でも私はOKですわ。」
M    「(そのセリフは、僕が言った言葉だよ・泣)」
685代打名無し:03/10/18 07:45 ID:yhsThr0i
あ。
686代打名無し:03/10/18 20:25 ID:yhsThr0i
先程とはうって変わり、ナンパAは沈んだ声で言いました。

ナA  「Q子ちゃん、そ、そんなにそのM君が好きなの?」
Q子  「ええ、もうこの気持ちは止めようが有りませんわ。」
ナA  「もし、君に好意を持つのが、俺じゃなくて、ここに居る石毛だとしても、
     その気持ちは変わらない?」
Q子  「ええ、変わりませんわ。例え、ベッカムにプロポーズされようと、
     私の気持ちは変わる事はありませんわ。」
M   「(普通の女の子に言われたら、どんなに嬉しい事か・涙)」

そして、ナンパAは、意を決したように口を開きました。

ナンパA 「その気持ちはよく解ったよ・・・、しかし、之だけは忘れないで
       欲しい。どんなに相手にされなくて、俺が君を思う気持ちは
       変わらない。そして、君の、ファースト・キスは、永遠に俺の
       モノだという事だ。」
M     「ええ〜〜〜〜〜〜。(あ、あの手紙の‘あんな事’ってキスの
       事だったのか・・・)。」
Q子    「あら、いやですわ。こんなダーリンの面前で・・・(ポッ)」
M     「(で、この人、本当に恥ずかしがってるよ・・・しかも、何時の間にか
        ダーリンて呼ばれてるし・・・。)」

ナンパAは、Mの反応とは全く逆の事を考えていました。少し、勝ち誇ったような
笑みを浮かべて、Mの口から次に出てくる言葉を待ちました。
687代打名無し:03/10/18 21:04 ID:yhsThr0i
M   「ナンパA君、君って凄く勇気が有るんだね。僕には、いや、世間の人
     でも、そんな行為を好んで行う人は、そんなに多くは居ないよ。」
ナA  「むむ・・・そ、それは俺に対する皮肉なのか?」
M   「いや、皮肉じゃあなくて、在りのまんまだよ。」
ナA  「ぬぁにを余裕をかまして居るんだい、M君。俺は、彼女のファースト・キス
     を奪ったんだよ。君は、何とも思わないのか?」
M   「えっ、と、もう、済んだことだし、僕が、何ともしようの無いことだし。
     まあ、人生いろいろあるこだし・・・。」
Q子  「まあ、何て心が広い御方なの・・・惚れ直しましたわ。」

そして、石毛公がナンパAに言いました。

石毛公 「君は、確かにハンサムで、優しくて細かい心遣いも出来て、
      頭も切れそうだ。しかし、その万ある中でたった一つだけ、M君に
      劣ることがある。」
M    「(ぼ、僕って、一万の中で、一つしか優れた所が無いのか?泣)」
ナA   「そ、それは何だ?」
石毛公 「こんな言葉を知ってるかい?‘人の心と水は掴む事は出来ない。
      汲み取るものである’。君は、Q子さんの心を掴もうとした。しかし、
      M君は、汲み取ろうとした。これが、君とM君の決定的な違いだよ。」
ナA   「なっ・・・。」
Q子   「まあ、素晴らしいお言葉ですわ。まさに、その通りですわ。」
M    「(ぼ、僕って、本当は、結構凄い男だったりするかも・・・。)」

そして、ナンパAは、崩れ落ちるようにゆっくりと膝をつきました。そして、
呟きました。

ナA  「お、俺の負けだ・・・。」、と。
688代打名無し:03/10/19 06:43 ID:3q3RV7nh
ほ。
689代打名無し:03/10/19 21:19 ID:IXmzfNQA
Mは少し驚きました。彼は、物心ついた頃から常に劣等感に苛まされてきました。
しかし、今、彼は他人から羨望される立場にありました。しかも、その相手は、
自分よりも男前で、女の子にモテて、賢そうな人間でした。

M   「(正直、迷惑な話なんだけれど、こんな僕でも人に羨ましがられる事が
      あるんだ・・・。変な感じだ。あのナンパA君のように、落胆しているのは
      何時も僕だったのに・・・。けれど、素直に喜ばないのは、何故?)」

そして、知らずうちにナンパAに近寄り、その肩に手を置いておりました。

M   「あ、あのナンパA君・・・そ、その・・・。」
ナA  「俺に、触るな!いや・・・頼むから、放って置いてくれ・・・。負けた
     相手に同情されるなんて、こんな惨めな事は無い。」
M   「僕、勝ったなんて思っていないよ。今回は、たまたまこのQく、いや
     Q子さんが気に入ってくれただけだよ。明日になれば、どうなるか
     全く解らないよ。」
Q子  「私たちの愛は、不滅よ。」
ナA  「・・・なるほど、そういうところが、彼女に気に入られたんだね・・・。
     M君、君には、本当に負けたよ・・・。」
690代打名無し:03/10/20 07:39 ID:8dmb+gAe
あげ。
691代打名無し:03/10/20 22:18 ID:NUX5ys8U
そして、ナンパAはユラリと立ち上がり上がりました。その表情は、悲痛で
歪んでいましたが、先程の邪な表情は消えていました・・・。

ナA  「Q子ちゃん、君の気持ちはよく解った。でも、一つだけお願いが
     あるんだ。」
Q子  「何かしら?」
ナA  「もう、俺の事を好きになってくれとは言わない。でも、俺が君の事を
     思い続けることは、構わないだろう?」
Q子  「ありがとう・・・ナンパAさん。こんな私に好意を寄せてくれるなんて・・・
M   「(・・・凄く、よいお話なんだけれど・・・、ここは、本当の話をした方が
      いいのではないだろいうか・・・。でも、言い出せる雰囲気じゃあ
      ないよね。言ったら‘空気読め’て言われそう・・。(哀)」

そして、石毛公がいいました。

石毛公  「ナンパA君、それが人を女性を愛する、という事だよ。」
ナA    「そうか・・・これが愛たらゆうものか・・・。思えば、俺は、人に
       乞う事ばかりだったよ。これからは、思い遣りも忘れぬように
       心がけるよ。そして、もう一回り大きな男になって、Q子ちゃん
       の気に留めてもらえるようにするよ。」
Q子    「・・・・・(ジーン)」
M     「(何だか、無性に本当の事を、話したくなってきたよ。)」
ナA    「・・・・・・それまで、M君、Q子ちゃんの事を頼んだよ。」
M    「えっ、あ、まあ、解りました・・・(て、僕、一体何答えてるの・涙)」
692代打名無し:03/10/21 07:46 ID:akKRrRL1
POP。
693代打名無し:03/10/21 21:42 ID:akKRrRL1
A    「お、おい、見ろよ。ナンパAの奴、引き上げて行くぜ・・・。」
B    「何だか、凄く寂しそうだな。・・・とても、他人事とは思えない。」
C    「うむ。明日は、我が身だな。・・・しかし、Mの奴、生まれて初めての
      勝利ではないか?」
D    「そうだな。歴史的快挙ってやつだな。偶然が重なったとはいえ、
      まさか、あんな男前に勝るとは、思わなかっただろうな・・・Mよ、
      今日は存分に勝利の美酒に酔いしれてくれ。」
P子   「でも、その美酒は、悪酔いしそうだね・・・。」

さて、こちらは、その勝者となったM。彼は、ふと、ある疑問が湧きました。
石毛公が、もしかしてQ子ちゃんの正体を知らないかもしれない、と云う事
でした。

M    「あ、あの石毛君。一つ質問してもいいかな?」
石毛公 「えっ、何?」
M    「石毛君、もしかして、Q子さんの事、本当の事知らないの?」
石毛公 「本当の事・・・・・・そうか、薄々感じていたけれど、やっぱり
      そうだったんだね・・・。M君、君はQ子さんと恋に落ちたんだね。」
M    「えっ!」
Q子  「流石は、石毛君。解りますか?」
石毛公 「うん。僕も、あんまり恋愛には強くないけれど、雰囲気で解るよ。
      二人がお互いに好意を持っている事は。」
M    「いや、そうじゃあなくて・・・、その・・・。」
Q子   「その二人の思いが、勝利に結びついた、という訳ですわ。」
石毛公 「そう、良かったねえ。」
と、ここで石毛公がMの耳元で囁きました。

石毛公 「ねえ、M君。君、このQ子さんとE子さんのどちらを選ぶの?
      君も中々隅に置けないね。」、と。
Mは、言うべき言葉を失いました。かくして、Mの記念すべき初デートは
終わりを告げようとしました。しかし・・・・・・。
694代打名無し:03/10/22 07:36 ID:IbMQ4RWH
保守。
695代打名無し:03/10/22 10:28 ID:lmUAOTCE
ブッシュ来日したけど、石毛公と何話したんだろ。
696代打名無し:03/10/22 21:52 ID:IbMQ4RWH
プロ野球の世界において、監督の交代劇は珍しい事ではありません。
しかし、12球団中実に6球団の監督が代る異常事態に見舞われました。
セ・リーグでは、Aクラスの監督が全員代わり、さらにMPLでは、世界の
イシゲが解任されるという歴史的事件が起こりました。

ともあれ、各球団は来期に向けて体制を着々と固めているようです。しかし、
1球団だけ、まだ監督が決まっていない所があります。千葉ロッテです。
バレンタインの招聘ですんなり決まるかと思われましたが、未だに正式な決定
はありません。何故か?それは、ロッテ内部で監督候補が分かれている
からです。そう、その候補とは石毛公の事です。

石毛公を推すのは重光オーナーを中心とするグループで、バレンタインを
推すのは重光jrを中心とするグループでした。各々の言い分は次のようでした。

石毛派  「人格、才能、男前度、どれを取っても一級品。我がグループに
       ピッタリの人材である。世界に誇るイシゲを招聘するのは、今を
       置いてない。」
バレン派 「確かに、石毛氏は優秀である。しかし、彼は解任のショックで大きく
       傷ついている。その彼を登用するのは得策ではない。それよりも
       実績のあるバレンタインを起用するべきである。」
石毛派  「いや、石毛氏はそんなに柔な男ではない。彼は、存分に力を発揮
       してくれるはずだ。」
バレン派 「と、言っても彼も人間。弱みもあれば、泣きたいときもある。」
石毛派  「何を言ってるんだ。石毛氏は、現人神だ。弱みなんてあるはずない。」
バレン派 「つーか、アンタもしつこいな。この世に神が居るはずないって。」
石毛派  「解らんのは、お前さんの方だ。何処に目玉をつけて居るんだ?」
バレン派 「失敬な物言いだな。アンタ、俺にケンカを売ってる訳?」
石毛派  「おお、上等だ。外に出やがれ。白黒ハッキリさせようじゃあないか。」

・・・・・などと、激しいやり取りが行われているそうで、ロッテの監督はもう
少し先に決定されるようで御座います。
697代打名無し:03/10/23 07:44 ID:i17Bog4n
あげ。
698代打名無し:03/10/23 22:39 ID:qCT4RQvb
>>695
ここだけのお話ですが、ブッシュ大統領の来日目的は、マスターズ・リーグ
を観戦する為です。石毛公が米歴代大統領の特別顧問をしている事は、
このスレで何度もお知らせしましたが、特にブッシュ大統領とは親交が厚く
、公私ともに良きアドバイザーとなって居りました。故に、あの解任劇の時は
ブッシュ大統領は大いに悲しんで、テロのあった9・11と解任劇のあった4・23
は合衆国民が喪に服す日と定めたといいます。

しかし、その石毛公がマスターズ・リーグで復活します。石毛公信者である
ブッシュ大統領が心穏やかな筈がありません。日に日に日本への思いが
募ってきました。そして、ある日、遂にこの思いを側近に話しました。

ブッシュ 「俺は、日本へ行く。しばらく、留守にするから後宜しく。」
側近A  「大統領、政務が山のように残っておりますぞ。」
ブッシュ 「仕事も大事だが、今の俺にとって日本に行くことは何より大切だ。」
側近B  「政務を放り出すほど、そんなに大切な事が日本にあるのですか?」
ブッシュ 「そうだ。人として人間として男として、如何しても俺は行かねばならん。」
側近C  「それは、何ですか?是非、お聞かせ願いたい。」
ブッシュ 「・・・いいか良く聞け。あのイシゲが、またグランドに帰ってくるんだ。
       その勇姿を観ずにして、何が大統領か何が世界のリーダーか。
       君達も合衆国民なら、感じる事があるだろう。」
側近D  「は、はあ。しかし、大統領が長期に渡ってホワイト・ハウスを留守に
       されると、どうしても政務に支障が出ますぞ。」
ブッシュ 「うむ、確かに・・・しかし、俺に考えがある。」

ブッシュ大統領は、来日と同時に自分のそっくりの影武者を連れて来て、
その影武者を一足先に返して、自分はマスターズ・リーグの開幕まで
日本に留まり、日本に各地にある石毛公伝説を訪ねる予定だといいます。
マスターズ・リーグの開幕戦でSPを引き連れた外人を見かけたら、
それはブッシュ大統領に違いありません。
699代打名無し:03/10/24 07:37 ID:4iNM7sU6
POP。
700代打名無し:03/10/24 19:17 ID:WkHlHpZd
700GET。
701代打名無し:03/10/24 23:29 ID:4iNM7sU6
ー武勇伝続きー

Mにとって長い長い一日が終わりました。余りの出来事に彼は、呆然自失の
状態でした。Mの言葉を借りれば、次のようでした。

M    「もう、何も信じられないよ・・・。この僕、自身でさえ。明日から、どんな
      顔をしてQ君や愛好会の皆に接すればいいんだろうか?僕、軟弱者
      だけれど、女子高生には成りたくないよ(泣)」

と、まあ如何にも彼らしく勝手に悶々として居りました。が、しかし、この一方で
人知れず悩んでいる男が居りました。それは、Qでした。何時ものことですが、
Q子からQに立ち戻った時に、彼は少し憂鬱な気分に成ります。そして、Q子の
時のルンルン度が大きい時は、それに比例して大きく落ち込みました。しかも、
本日は、親友のMに正体を晒した上に、大暴走してしまいました。彼の落ち込みは
一通りでは在りませんでした・・・。

Q    「う〜む、ちょっと、不味かったよなあ・・・。あそこで、いきなりチューはない
      よなあ・・・。Mの奴、真面目な所があるからな。‘Q君て、おちゃめな所が
      有るんだね’なんて言って許してくれんだろうか・・・絶対に無理だろうな。
      て、いうか‘Q君、見損なったよ。君とは、もう絶好だよ’何て言われそう。」

Q    「しかし、言い訳の一つも言っておこうか。俺は、Q子に成ると如何しても
      歯止めが利かなくなるんだ、とか、女子高生に成ると体の調子が良いんだ
      、とか・・・ていうか、全然言い訳に成ってないな(泣)あ〜あ、明日から、
      また一人で学校生活を送るのか・・・。」

このように悩むQの元に一本の電話が有りました。Mからでした。
702代打名無し:03/10/25 08:24 ID:FU3QvKMG
上げ。
703代打名無し:03/10/25 22:11 ID:eBvnKima
あのエロズリーが石毛公を襲撃するも、石毛公の威光に圧倒され、
逆に石毛公直々の居残り練習を受けて石毛イズムを注入された
というエピソードを聞いたのですが詳しく教えていただけませんか?
704代打名無し:03/10/25 22:13 ID:crln4cUB
いよいよ来るべき時が来た、とQは思いました。十中八九、Mからの絶好宣言
であろうことは予想できました。普段は大人しく温和なMですが、今日はその
彼の怒髪天を衝く有様を見ることが出来かもしれません。そう思うと、数々の
修羅場を潜り抜けたMにも、緊張が走りました。受話器を持つ手が、少し震え
ました。そして、QはMの話を待ちました。

Q    「あ〜、もしもし・・・。」
M    「あの、き、Q君・・・ゴメンネ。ぼ、僕、君のこと誤解してたみたいだ。
      今日は、酷いこと言ったみたい・・・本当にゴメン。」
Q    「は、はあ〜?」

どうも勝手が違うようです。てっきり怒りの抗議かと思いましたが、Mは謝罪を
しました。しかも、少し涙ぐんでいるようでした。

M    「Q君、僕、ちっとも知らなかったよ・・・それなのに、僕、すごい感情的
      になっちゃて・・・本当に、ゴメン。」
Q    「あ、あの、M、何の事言ってんの?」
M    「・・・・・Q君、僕達は友達じゃあないか・・・。隠さなくてもいいよ。」
Q    「(どっかで聞いたようなセリフだな・・・)」

Mは、話を始めました。
705代打名無し:03/10/25 22:51 ID:crln4cUB
M   「話は聞いたよ・・・。お父さんは事業に失敗にして多額の借金。お母さんは
     病弱で病院通い。お姉さんはギャンブル好きでサラ金に手を出す始末。
     そんな家庭を支えようと、君は女子高生になって男達に体を売っていたん
     だね・・・。あの完璧な女子高生の姿は、演技ではなくて生活してゆく為の
     生きてゆく為の手段だったんだね。そ、それなのに・・・僕は・・・。」
Q   「・・・・・M、お前、その話、誰から聞いた?」
M   「え、ああ、それは、P子さんからだよ・・・。」
Q   「(ま、またあの女か・・・。考えるとあのアマが、災厄の元区だな・怒)」
M   「・・・でも、Q君、少し水臭いじゃあないの?僕なんか、チキンで頼りに
     ならないけれど、話ぐらいは聞けるよ・・・。だから、そんなに自暴自棄
     にならないでよ・・・。」
Q   「(相談、っていってもなあ・・・何て、答えればいいんだろ・泣)」

Qは返答に窮しました。

>>703 ネタ振りサンクス。しばし、待たれよ。
706代打名無し:03/10/25 23:07 ID:uPyjK0eF
石毛?ただのバカだろ(w
707代打名無し:03/10/26 05:56 ID:cURjMj4W
>>706
これは、何の略で御座いますか?

石毛氏ね→石毛氏、絶賛ね のような正しい文があると思うのですが。
708代打名無し:03/10/26 07:46 ID:UCyUhvM2
>>707
神君石毛公には男とて、TDN(ただの)ならずとも惚れてしまうであろうなあ。
駿馬のように力強いスライディング、鹿のようにしなやかな体躯だろ、と言う意味にござりまする。
709代打名無し:03/10/26 09:32 ID:TR8RGsTp
ほ。
710代打名無し:03/10/26 11:59 ID:PpTUmU/5
鼻毛のスレ、まだあったのかw
だいたい、こんなスレあること自体おかしい。
バカもいるもんだw
711代打名無し:03/10/26 13:55 ID:p2rDxbRj
石毛公のスレ、まだご健在でしたか(喜)
だいたい、このようなスレが無いこと自体おかしいですよね。
聡明な方もいらっしゃるんですね(喜)
712代打名無し:03/10/26 19:44 ID:G5F+9znO
>>706
ー「石毛?ただのバカだろ(w 」の解説ー

この文は、まず「?」と「(w」の位置が反対に成ります。即ち、

石毛公(wonderful)、ただの野球バカかな?いえ、知勇兼備の英雄です。

と、成ります。一見石毛公を貶めようとしていますが、その言葉からは
石毛公に対する熱い信仰心と敬慕の念が、伺い知る事が出来ます。
713代打名無し:03/10/26 21:28 ID:RQiCMWeU
鼻毛の信者がyahooの掲示板にもおるんや。
そいつ、そこのヌシみたいな奴で偉そうにしとる。
自分ではそんな自覚ないやろけど、ウザイ奴なんや。
まだ、ここのバカの方がましやな。
まあ、またアッチの方ものぞいたってやw
714代打名無し:03/10/26 22:49 ID:G5F+9znO
石毛公、お喜び下され。本日は、7スレもカキコが有りましたぞ。
しかも、貴方を絶賛するものばかりでした。
一信者としましては、何も申す事は御座いません。
故に、今宵はこれにて失礼致しまする。お休みなさい。
武勇伝休みます。
715代打名無し:03/10/26 23:06 ID:RQiCMWeU
鼻毛公て死んだのか?
716代打名無し:03/10/27 07:42 ID:yNv6LNfI
あげ。
717代打名無し:03/10/27 21:28 ID:euH04Gnd
2003年度の日本シリーズは、10年振りに第7戦までもつれ込む大熱戦
と成りました。そして、ダイエー・ホークスが阪神タイガースを下して、
日本一に輝きました。1999年に同じくホークスが、日本一になって以来
4年ぶりにMPLにチャンピョン・フラッグをもたらしました。今宵は、ホークス
の日本一に隠されたドラマをお届けします。

ーホークス日本一秘話ー

ホークスはタイガースに1,2戦と連勝しました。その戦い振りから、この
シリーズは一方的に成るかと思われました。しかし、第3戦をサヨナラで
負けると勢いを失い、思いもかけぬ3連敗を喫し土俵際に追い詰められ
ました。第5戦を落とした後に、緊急ミーティングが行われましたが、
その場はお通夜のようだったといいます。

城島   「・・・何か、ヤバイ展開だよなあ・・・。楽勝だと思ったんだけれどなあ。」
井口   「・・・そうだな・・・。マジでヤバイな・・・。」
松中   「また2連勝4連敗かなあ・・・あ、悪夢じゃ・・・。」
柴原   「このまま負けたら、もう博多の町を歩けないですよ・・・。」
バルデス 「オオ、マイ・ゴッド!」

この雰囲気の中で、一人平然としている者が居りました。王監督でした。
崖っぷちに追い詰められて苦しいのは、誰でも同じ筈です。ホークス・ナイン
は訝りました。王監督は、その気配を感じ取った後に、ゆっくりと口を
開きました。
718代打名無し:03/10/27 21:57 ID:euH04Gnd
王   「まあ、結果的に3連敗したが、勝負はこれからだ。何たって、我らの
     ホーム・グラウンドに帰る事が出来る。王手、って言ったて二つ勝てば
     いいんだよ。簡単な話だ・・・。」

王   「・・・・・・ああ、それとこれは、聞いた話なんだが、日本シリーズのMVP
     には、あの合衆国大統領も観戦するという、全世界に衛星放送
     されるという、マスターズ・リーグの観戦チケットが副賞に付いて
     いるらしい。しかも、3塁側の内野席。あと、石毛イズムTシャツ2003年
     バージョンと「石毛公御言葉集」の最新版も貰えるらしい。」

この言葉を聞いたホークス・ナインは顔を上げました。そして、目を輝かして
それぞれに言いました。

城島   「ええ〜、本当ですか?これは、落ち込んでいる暇は無い。」
井口   「うむ、あのプラチナ・チケットがゲット出来るんだからな。」
松中   「勝てば、あの人の勇姿が生で見られるんだもなあ。それに、石毛
       イズムTシャツの最新版なんて、涎ものだよ〜。」
柴原   「僕、密かに狙っちゃいますよ、MVP。」
バルデス 「イッツ、グレート。」

こうしてホークス・ナインは奮い立ち、福岡ドームで連勝し日本一に輝き
ました。ところで、MVPは杉内投手に選ばれましたが、その決め手に
成ったのは、彼が石毛公に対する崇拝心がホークス・ナインに中で
最も厚かったからだそうです。
719代打名無し:03/10/28 07:42 ID:PWxArcZV
ほ。
720代打名無し:03/10/28 21:00 ID:mTFu9HKL
320 名前:代打名無し 投稿日:03/10/27 22:18 ID:tz2OoVa3
石毛王、監督に変わってマスターズリーグ開幕戦の始球式やるって。

ー本スレよりコピペー

す、素晴らしい。石毛公が全ての監督を押しのけて、始球式を務められる
とは・・・・・信者として、これに勝る喜びは御座いません。(感涙)
ところで、「石毛公」は何時から、「石毛王」と称されたのでしょうか?
その器量からして、王と冠されるのは不思議でもなんでもありませんが、
私の全く与り知らぬ所で御座いました。お恥ずかしい限りで御座います。
石毛公を現す称号として今まで、「公」「大明神」「グレート」がありましたが、
これにより、「王」もしくは「キング」が加わる事に成ります。
721代打名無し:03/10/28 21:38 ID:QMteDyQk
1=ばか
722代打名無し:03/10/28 22:09 ID:mTFu9HKL
石毛公、ごめんなさい。もう、一日だけ武勇伝休ませて下さい。
おながい・・・。
723代打名無し:03/10/29 00:34 ID:A2jJq5Xn
>>720
俺のカキコじゃねえかよ・・・
しかも「、」なんて入れてないし(w
724代打名無し:03/10/29 07:59 ID:1UBr/3oM
あげ。
725代打名無し:03/10/29 12:31 ID:L2OFTHq5
>>723
ワラタ。さすがだな、作者さん。
726代打名無し:03/10/29 22:38 ID:1UBr/3oM
325 名前:代打名無し 投稿日:03/10/29 21:17 ID:Xq+KG95i
石毛公の勇姿を見たいが、我が家にスカパー!は無い。

ー本スレよりー

では、その模様をお届けしましょう。石毛公は、4番ショートで先発出場しました。
残念ながらノーヒットに終わりましたが、流石にモノが違います。さながら、高校生
の中にメジャーが混じっているようでした。そして、何より石毛公が楽しそうプレー
をしているのが、大変印象的で御座いました。あの解任劇から半年。石毛公の
勇姿を再び拝見できて、一信者としてこれに勝る喜びは御座いません。

ところで、この石毛公の御前試合の解説には大沢親分こと、大沢啓二氏とプロ野球
ニュースで知られる佐々木信也氏が招かれて居りました。彼はこんな事を言って
おりました。

アナ    「いよいよマスターズ・リーグが開幕しましたが、注目選手は
        誰になりましょう?」
大沢親分 「そりゃ、なんたって石毛だろ。あのバットスイングと華麗な守備力
        間違いなくトップの実力者だな。」
佐々木  「そうですね。というか、彼、現役でも通用するんじゃないですか?」
大沢親分 「そうだな。しかし、あの解任劇から、よく立ち直ったよ。感涙ものだな。」
佐々木  「並みのものなら、こんな短期間で復活しませんよ。それと、男前も
       上がったんじゃあないですか・・・。」
アナ    「・・・あ、あのもうすぐ試合が始まりますので、こちらの方も解説を
        よろしくお願いします。」
大沢親分 「なに不粋なこと言ってんの。今日は、特別なメモリアルな日なんだよ。
        そんなのは適当でいいの。」
佐々木  「そうですよねえ。あのブッシュ大統領も観戦に駆けつけたといいますか
       らね。アナウンサーなら空気読んで欲しいですよね。」
アナ   「・・・・・・(ボーゼン)」

727代打名無し:03/10/29 22:54 ID:1UBr/3oM
佐々木 「ところで、大沢さん、石毛氏のバットは普通の選手の2倍の重さ、だと
      言う事を知ってましたか?」
大沢親分 「いや、知らねえな。何でだ?」
佐々木  「普通のバットだと、余りに打ちすぎるからですよ。」
大沢親分 「うう・・・・・・、なんというナイス・ガイなんだ、石毛。」
佐々木  「もう、惚れ惚れしますね。」
大沢親分 「そうだな・・・見ているだけでも、感動を覚えるな。石毛はもはや
        生きる芸術品だな。」
佐々木  「まさにそうです。もう、これは解説はいりませんね。」
大沢親分 「ああ、もう黙って見守ろう。」
アナ    「・・・・・・(ボーゼン)」

この後、大沢親分と佐々木氏の話は石毛公談義に花がさき、試合の
解説は石毛公の打席のみ解説をしました。因みにアナウンサーの問い掛け
には、「うん」「あっそう」「そうですね」の三つの言葉しか答えませんでした。
      
728代打名無し:03/10/29 23:07 ID:Uqdpbi/x
鼻毛
729代打名無し:03/10/29 23:08 ID:Uqdpbi/x
ウザイ
730代打名無し:03/10/29 23:11 ID:Uqdpbi/x
氏ね
731代打名無し:03/10/30 07:41 ID:thm7sPA6
上。」
732代打名無し:03/10/30 18:26 ID:iOrQMUct
鼻毛=華気    
ウザイ=うん(運)ざい(財)
氏ね=石毛氏、絶賛ね。

ー解説ー

すなわち、石毛公の持つ気品あふるる華やかな気が、より良い運気と財をもたらして
くれる事を表しています。そして、その大幸運を授けて下さる石毛公に、心よりの
感謝の意を捧げていることが解ります。
733代打名無し:03/10/30 21:11 ID:K5NUQmHu
>>732
なるほど。一見荒らしに見える>>728-730氏も
れっきとした石毛公信者なのですね。
734代打名無し:03/10/30 22:55 ID:bKXRHkT+
ー武勇伝つづきー

ひょんな事から、MとデートすることになったQ子ちゃんでしたが、本能の赴く
ままに行動し、ウブなMを混乱のルツボに陥れます。Q子からQへと立ち戻った
彼は、Mの記念すべき初デートを目茶苦茶にしたことを心底後悔します。
そして、そのQの元にMから電話が有りました。てっきりMの絶好宣言だと思い
戦慄したQでしたが、その電話はQに対する同情と哀れむものでした・・・。

Q    「い、いや、そのだから・・・、M。話せば長くなるんだが・・・そもそも・・・。」
M    「そ、そんなに長く辛いお話なの・・・。ゴメン、僕、何だか聞いてはいけない
      事を聞いてしまったようだね。本当に、ゴメン・・・。」
Q    「・・・・・・M、お前さあ、何か勘違いしてねえ(泣)」
M    「うん、僕、勘違いしてた。あの女装はQ君の趣味だとか楽しみで
      しているのかと思ってた。・・・そんなに生易しいものじゃあなかったんだね
      どうか僕を許して欲しい・・・。」
Q    「いや、許すもなにも・・・迷惑かけたのは俺のほうだし・・・。」
M    「Q君、もう無理しないで・・・。僕、何も出来ないけれど、明日も明後日も
      ずっと友達だからね。例え、セーラー服を着てても、女子高生の姿でも
      僕だけは友達だからね・・・。」
Q    「(嬉しいような、悲しいような・・・。)ああ・・・。」

Qは、初めから事の顛末を話そうと思いましたが、今日一日のエネルギーを
Q子ちゃんに持っていかれ疲労困憊していた事と、Mの思いやりとこの和やかな
雰囲気を壊す事もない、と考えて止めました。そして、Mの電話の後、P子からも
電話がありました。
735代打名無し:03/10/31 07:39 ID:akIPLZ0w
補。
736代打名無し:03/10/31 23:06 ID:QldJybq0
P子   「もしもし、Q子ちゃん、こんばんわ。」
Q    「ぴ・−・こ、お前なあ・・・、Mの奴に何て言ったんだあ?」
P子   「おー怖わ〜、女の子がそんな大声だしちゃあダメ。」
Q    「あのなあ〜、それより俺に何か言う事あるだろう?」
P子   「言う事?ああ、今日は残念だったね。もう少しでチューだった
      のにねえ。まあ、幾らでもチャンスはあるから、そう気を落とす
      んじゃあないよ。」
Q    「・・・そうじゃあなくて、まずゴメンなさい、だろ?」
P子   「何で?アタシは悪いことなんて、一つもしてないよ。」
Q    「じゃあ何で、Mにあんなデタラメ言ったんだ?」
P子  「もし、アタシがああ言わなかったら、アンタまた独りぼっちだよ・・・。」
Q   「いや、しかし・・・。」
P子  「いや、違わない。あの生真面目なMの奴が、本当の事を知ったと
     したら、明日からアンタ生き地獄だよ。ああいうタイプは切れると怖いよ。
     例えば、アンタの女装をばらした上に、一生強請続けるよ〜。」
Q   「・・・・・(じ、充分ありうる・汗)。」
P子  「と、いうことで、アタシに感謝しなさい。Q子ちゃん。」
Q   「・・・・・(一応、理屈は通っているが、納得出来ないのは何故?)」
P子  「今更、暴走族には戻れないしねえ・・・ああ、でもセーラー服の暴走族
     ってのも良いかもね。チーム名は‘ルンルン’ってどうかな。」
Q   「わかったよ、もう俺をイジメんでくれ(涙)・・・P子さん、私が悪う
     ございました。許してください(泣)」

かくして、本当にMとQの長い長い一日は、終わってゆきました。
737代打名無し:03/11/01 07:47 ID:pOgIjQbg
POP。
738代打名無し:03/11/01 23:27 ID:pOgIjQbg
初デートを終えた日の夜の事、Mは不思議な夢を見ました。こんな夢でした。
・・・・・Mが、朝学校に行くとクラスには誰も居ませんでした。あれ?今日は
日曜だったのか、と思っていたら、一人誰かが入ってきました。何と、Mの
憧れのE子でした。そして、彼女は言いました。‘M君、話って何?’と。
Mは、E子を呼び出した憶えはありませんでした。しかし、これは、自分の気持ち
を伝えるいい機会だと思いました。焦りとか緊張感もありませんでした。そして、
気が付けば、こんな事を言っていました。

M    「E子さん、実は前から君の事が好きだったんだ。もし、よかったら、
      この僕と交際して貰えないだろうか?」
E子   「・・・ええ、本当・・・私でいいの?・・・すごく嬉しい・・・。」
M    「何を言ってるんだい。君しか居ないよ。」
E子   「まあ、今日は良い日なのかしら。誰もが憧れるMさんに、告白
      されるなんて・・・。もう、言葉もないわ・・・。」

そして、二人の思いと瞳が重なり、自然とチューの体制に入りました。が、
そこにまた、一人現れました。何と、Q子ちゃんでした。彼女は言いました。

739代打名無し:03/11/01 23:38 ID:pOgIjQbg
Q子   「まあ、Mさんたら、私の目を盗んで何していらっしゃるの?」
M    「なっ、な、何で君がここに居るの?」
Q子   「ひ、ヒド〜イ・・・。今日は私とデートの約束したでしょ。」
M    「そ、そんな約束してないよ。」
Q子   「あら、もう忘れてしまわれたの。あんなに約束したのにぃ・・・。」
E子   「M君、この人誰?」
M    「えっ、いや・・・この人は・・・単なる・・・」
Q子   「単なる許婚ですわ。」
E子   「い・い・な・づ・けぇ〜。どうゆう事?M君。」
M    「え、え、僕、知らないよ・・・。」
Q子   「そ、それはあんまりにも、ヒドイですわ・・・Mさん。私にあんな事や
      こんな事をしておきながら・・・今更、知らないとは・・・(涙)」
E子   「え・む・く・ん・・・あんたって、人は・・・何て男なの!」
M    「ち、違うよ・・・これは、何かの誤解だよ・・・。」
Q子   「・・・あ、あんまりですわ・・・(涙)(涙)。」
M    「だからね・・・、これは、何かの間違いだよ。そもそも、この人は・・・。」
E子  「もう、いい・・・見損なったよ、M君。あんたは、やっぱりダメでチキンな
     人間だ。男のクズだね。」

そして、Mがさらに何か言い掛けようとした所で、夢から覚めました。ああ、夢で
良かった、と思いましたが、全身に汗をびっしょりかいて居りました。
740代打名無し:03/11/02 08:46 ID:8sMKVooy
ほ。
741代打名無し:03/11/02 23:23 ID:2mHsrGha
Mがその夢を見た日の朝、彼はいつもより早く目を覚ましました。昨日の出来事が
余りに生々しく、そして夢見が悪かったからです。何となく胸騒ぎがあり、
Mは何時もより1時間も早く学校に出かけました。学校には早朝練習に励む部活
の部員が居りましたが、一般の生徒は居ませんでした。誰も居るわけないよね
と、思いつつMは教室に入りました。が、しかし、そこには、一人誰かがおりました。
夢でみたようにE子が居りました・・・。

M    「お、おはよう、E子さん。」
E子   「おはよう、M君。あれ?M君、あんた、何か部活やっていたっけ?随分
      来るの早くない。」
M    「え、いや、その今日は特別目が覚めちゃって、何もすること無いから
      学校に来たんだよ。・・・で、E子さんこそ、部活じゃあないの?」
E子   「いやぁ〜、実は、朝練が今日は無かった事忘れててさあ・・・私も
      とんだ間抜けだよ。」
M    「ふ〜ん、そうなの・・・。」

と、ここでMは思いました。全くの偶然とはいえ、夢でみたように二人きりの
場面となりました。Mの胸は高鳴りました。これは、神様が与え賜うたチャ〜ンス。
E子さんと仲良くなるいい機会。・・・が、しかし、印象を悪くすると、一気に地獄です。
持ち前のチキンが頭をもたげてきて、その身を硬くしました。

M    「(せ、せっかくの機会なのに、何を話したらいいんだろ?もー、僕って
       ここ一番に弱い男だよ・・・(泣)」

と、ここでE子が話を切り出しました。
742代打名無し:03/11/03 09:04 ID:uPJBhDQ8
あ。
743代打名無し:03/11/03 11:48 ID:70yzY2Hj
石毛公もビックリ、小久保Gへ移籍。
744代打名無し:03/11/03 11:51 ID:bS9XzXPL
金がないなら京セラに身売りしろよ
745代打名無し:03/11/03 22:46 ID:l/XCkVsn
E子   「あ、そうそう、M君、あんたに聞きたいことがあるの。」
M    「僕に聞きたいこと、何?」
E子   「あんた、最近、ちょっと変わったよね。」
M    「そ、そうかな・・・自分では、あまり自覚はないけれど・・・。」
E子   「いや、傍目からはそれがよく解るよ。」
M    「・・・ちなみに、どんな風に映ってるのかな?」
E子   「こうなんて言うか、以前は全く日陰者っていうか、目立たない存在
      だったけれど、明るくなったというか、最近存在感を感じるよ。」
M    「ああ、それは、いつもQ君といるからじゃあないかな?」
E子   「・・・・・実は、その事についても驚いてるの。」
M    「えっ、どうして?」
E子   「Qといえば、暴走族でしょう。その乱暴者とM君が舎弟関係じゃなくて
      仲良くしてるでしょ。みんなビックリしてるよ。」
M    「・・・そんなに驚くような事でもないと思うけれど・・・でも、Q君は
      今、暴走族じゃあないよ。そりゃ、初めは怖い人だなあ、思ったけれど、
      とっても良い人だよ。面倒身もいいし、面白いし・・・。」
E子   「へ〜、以外・・・アイツもそんな所もあるんだ・・・そういえば、Qも何だか
      変わってきてるね。」
M    「そう、Q君、随分変わってきてるよ。セーラー服も着ちゃって・・・。」
E子   「えっ、セーラー服??」
M    「あ、いや、セーラー服が似合うほど、男前に成って来たという事で・・・(汗)」
E子   「???」
746代打名無し:03/11/04 07:42 ID:kAHMmIQa
うえ。
747代打名無し:03/11/04 23:07 ID:shOGuPVJ
こばんは、作者です。本日は、武勇伝もネタもお休みして、
小久保選手の移籍問題に関してお話しようと思います。小久保選手は
ダイエーの看板選手というだけでなく、パ・リーグの至宝という存在でした。
前に申しましたように、自分は他パ・リーグのファンです。まだ、一度も日本一
になった事の無いあのチームを応援しています。そのチームにとって、
ホークスは強大な存在でした。大量点を叩き出す強力打線、
快速揃いの先発陣。敵ながら惚れ惚れとしました。来期は、その中に小久保選手
が加わった最強打線に、ウチの若手投手陣が何処まで通用するか、怖さ半分
期待半分でした。だから、残念です・・・、その機会が失われて。

チームの4番を無償で放出するダイエーさんへ。
もう、球団を手放したらどうですか?これでは、一生懸命頑張る選手が
可哀想です。年棒が払えないなら、他の企業に託せばいかがですか?
応援するファンと選手達を失望させておいて、何が球団経営か。
今年は、石毛さん始め、不可解な解任劇がありましたが、これはプロ野球
ファンに対する冒涜ではないか。我らのチームでも、10年ほど前にエース
と4番を放出して、チームを崩壊させました。その再現をみるようです。
ホークス・ファンの心中察して余りあります。


748代打名無し:03/11/04 23:46 ID:shOGuPVJ
その小久保選手を受け入れるGへ。
正直、羨ましいです。皮肉ではありません。毎年、有力選手をかき集めては
優勝を狙う位置にいるからです。たった一度も日本一に成ったことの無い
我々のとって本当に羨ましい限りです。でも、あなた方の進んでいる道は
アメリカと同じ覇道です。その凄まじい上昇志向には敬意を払いますが、
決して好意を持つことはできません。そして、つくづくGファンでなくて良かった
と思います。もし、そうなら、あの江夏の21球や10・19、奇跡の4連発、
日本シリーズ3連勝4連敗、逆転サヨナラ満塁優勝ホームランなど、
身も震えるような感動を味わうことは出来なかったからです。人は腹八分目
でこそ正気が保てるものですよ。

今更ながら思うことは、プロ球界の体質の古さです。確かに、あの球団と
あの人は許し難いです。しかし、ならば、その存在に対抗する者が現れない
のか?自分は、その存在を許す体質に問題があると思います。繁栄の条件
は共存共栄にあります。このままの状態が続けば、プロ野球界の未来は
限りなく暗いものとなるでしょうね。
749屑max:03/11/05 00:05 ID:bBd29Tw7
まだあったのね、糞スレw
750代打名無し:03/11/05 07:35 ID:jO9U2mWq
あげ。
751代打名無し:03/11/05 23:06 ID:jO9U2mWq
と、ここでE子が思わぬことを言いました。

E子   「ところで、M君て付き合っている女の子が居るの?」
M    「いや、そんなの全然居ないよ。どうしてそんな事思うの。」
E子   「え、でも、昨日、駅前の映画館に居たよね、女の子と一緒に。
      私、用事があって駅前に行ったんだけど、その時に見かけたよ。
      すごく可愛らしい女の子だったよね。」
M    「あ、あの人は、そんな人じゃあないんだ。(汗)」
E子   「え〜、そう?(笑)すごく親密でアツアツに見えたけれどなあ〜。」
M    「・・・・・(ボーゼン)」
E子   「M君、あんたもなかなか隅に置けないね。」

以前のMなら、このシチュエーションになるとヘナヘナと成るのが常でした。
が、この時ある言葉が彼の脳裏に蘇りました。

  「良い結果は、悲観よりも楽観により生まれる。
   夢見る事がなけれが始まらない。」

Mは、ちょっとした冒険心が湧いてきました。そして、自然にこんな事を
言っていました。
M    「僕、結構モテるみたいだね・・・彼女がどうしても、ってゆうから・・・・。」
752屑max:03/11/05 23:41 ID:bBd29Tw7
鼻毛肛は今なにしてんだよ
753代打名無し:03/11/06 07:45 ID:Qor9Qjim
あ。
754代打名無し:03/11/06 22:26 ID:JG+YfA3V
すんまへ〜ん、所用のため武勇伝休みます。
755代打名無し:03/11/07 07:39 ID:RGvgJ3be
うえ。
756代打名無し:03/11/07 22:31 ID:IN0MFnXg
‘案ずるよりも産むが易し’と言いますが、今のMが正にそうでした。彼はアガリ症で
満足に女の子と話す事も出来ませんでした。しかし、彼は昨日のデートを境として
新しい自分を発見したようでした。Mの踏み出した領域は全くの未知の世界でした。

E子   「はっはっはっはっはっ、M君て面白い人なんだね。知らなかったよ。」
M    「ん〜、ほらっ、‘朱に交われば赤くなる’って云うでしょう。僕は、Q君、
      彼に影響されてるだけだよ。」
E子   「そう?アイツは単なるバカだよ。あんなバカの真似しちゃダメだよ。」
M    「あっ、ひっど〜い、その言い方。彼に悪いよ。」

場の雰囲気に馴れるにつれ、MとE子の会話は弾みました。趣味や普段は知らない
性格を知ることが出来ました。そして、Mはある衝動に駆られました。自分の気持ちを
E子に伝えたいと思いました。ドギマギしながら、おずおずとこう言いました。

M    「・・・あ、あの一つ聞きたいんだけど・・・そ、そのE子さんは、好きな人とか、
      お付き合いしてる人とか、いるのかな?」
     
757代打名無し:03/11/08 08:15 ID:kXUA62p/
POP。
758代打名無し:03/11/08 09:36 ID:XupuY3/F
ポレポレ詐欺
759代打名無し:03/11/08 22:39 ID:YdEaAjOI
>>758
>ポレポレ詐欺

最近、石毛公の名前を騙り、詐欺を働く人間が増えているそうです。
中でも、お年寄りをターゲットにするらしく、神の如く崇拝する石毛公
の名前を出されると、いとも簡単に騙されるといいます。こんな具合です。

詐欺師  「もしもし、私、石毛宏典と申します。」
お年寄りA 「えっ、あ、貴方様は、い、石毛様・・・本当ですか・・・。」
詐欺師  「はい、本人です。実は、お電話差し上げたのは、この世の恵まれない
       子供達の為に、募金活動をしているのです。つきましては、ご協力を
       お願いします。一口、10万円です。」
お年寄りA 「はあ、もうそれは喜んで、協力させて貰います。」
 
また、このようなケースも在るそうです。

詐欺師   「もしもし、私、石毛公球界復帰後援会のものです。現在、石毛公
        の球界復帰が進行しております。しかしながら、資金が不足して
        おりますので、是非ご協力して頂けませんでしょうか。」
お年寄りB 「ええ、もうそれは喜んで。」
詐欺師   「有難う御座います。一口5万円です。」
お年寄りB 「もう年金ごと、持っていって下さい。」

世のお年寄りの方々。石毛公は、貴方から金をむしり取るような卑劣な
男ではありません。金の話がでたら、それはほぼ詐欺だと思ってください。
徳を与え続ける石毛公が、そんな事をなさる筈がないからです。
760代打名無し:03/11/09 02:01 ID:c9BecmLP
石毛公の像だそうです。
ttp://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e32571240
761代打名無し:03/11/09 08:41 ID:tKUvG0XS
す、すごい、時価700万円もするのですか。
私のような一般庶民が、手を出せるような物では御座いませんな。
まさに、神の如し。
762代打名無し:03/11/09 16:14 ID:n9cAhkbZ
>>759
ワラタ
763代打名無し:03/11/09 17:43 ID:59yMbAJG
ドカベンのショート石毛と関係ありなの?
764代打名無し:03/11/09 22:49 ID:qOO+HQ+3
>>763

大いに関係あります。実を申しますと、あの水島御大も石毛公信者なのです。
石毛公の若き頃から心酔していた水島御大は、ドカベンの主人公を変更して
「石毛」に変更し、さらにタイトルも「イシゲ」に変える予定だったといいます。

しかし、この事を打診された石毛公が固辞した為に、この設定は無くなりました。
が、どうしても「石毛」の名を残しておきたかった水島御大は、ほんのチョイ役で
しかも、3枚目にする事で、石毛公の了承をようやく得たそうです。ちなみに、
当初の予定では、ケガをした山田太郎の代りに石毛公が登場し、明訓高校を
勝たせまくるという設定だったそうです。(もちろん、女にもモテモテです。)
765代打名無し:03/11/10 07:43 ID:k+Bx/Ai5
ほ。
766代打名無し:03/11/10 20:36 ID:ng7hGw/m
>>764
マジすか!!
じゃあそろそろプロ野球編にも出てくる可能性有りますね!!
767代打名無し:03/11/10 21:30 ID:1h8KRuRp
ーこのスレの住人様へー

こんばんわ、作者です。本日は、我がチームのタフィ・ローズの退団発表
があって、朝から大変落ち込んで居りました。しかし、チーム・メートの中村
が直接電話した所、ローズ本人は全くその事を知らなかったそうです。
代理人の暴走かローズの演技か、はたまたどんでん返しの残留があるのか、
ともかくも自分の気持ちはちぢに乱れております。と、言う事で本日は武勇伝も
ネタもお休みします。しかし、近鉄ファンは、オフまでハラハラさせられます。(涙)

ここで一句。

「近鉄ファン」と書いて何と読む?「近鉄不安」と読むのよ〜。
768代打名無し:03/11/10 21:55 ID:ng7hGw/m
>>767
じゃあドカベンの仲根は元近鉄のジャンボ仲根から?
769代打名無し:03/11/10 22:08 ID:GLtiPQg9
>>767
石毛公に狼主の近鉄残留を説得してもらえませんか?
770代打名無し:03/11/11 07:43 ID:aYFYAXBu
あげ。
771代打名無し:03/11/11 15:33 ID:k0yIyQ9G
>>769
なるほど・・・ローズといえば、離婚の為に莫大な慰謝料をふんだくられる為、
複数年契約を希望したとされていますな。

となれば、石毛公の出番なのは至極当然!!
772代打名無し:03/11/11 22:09 ID:Za2hFm9T
【神様、仏様、石毛様】

人がピンチに陥った時に、人間を超越した存在を口に出す事で
目の前の危機を乗り越えようとする。

(凡例)

神様、仏様、石毛様、どうかタフィ・ローズをバファローズに残留
させてくだいまし。
773代打名無し:03/11/12 07:42 ID:QWd7A5Zx
POP。
774代打名無し:03/11/12 07:53 ID:SSM+TFo1
Mr.ストーンヘア
775代打名無し:03/11/12 23:06 ID:E+OCzzM9
>>774
>Mr.ストーンヘア

実を申しますと、石毛公はイギリス王室からナイトの称号を賜るという話
があるそうです。何でも、エリザベス女王は、石毛公の事をてっきり皇族
関係の人間だと思っていたそうです。あの気品溢るるは、絶対に帝王の
血筋を引いているものだと確信したそうです。

しかし、一般人だと聞かされて驚き、そして、その男前度と偉業にすっかり
魅せられてしまったそうです。今回のナイトを賜るお話は、石毛公が
マスターズ・リーグで復活した事に対してだといいます。

ところで、一般的にイギリス人は頑固者だといいます。第二次世界大戦中
でも、頑として複葉機を使い続けたお国柄です。ですので、単に「イシゲ公」
と称するのは、彼らのプライドが許しません。そこで考えられたのは、
「ストーン・ヘア公」という名称だったのです。ともあれ、また石毛公に
勲章が一つ加わることになるので御座います。
776代打名無し:03/11/13 07:43 ID:c8Uk1fzQ
うえ。
777代打名無し:03/11/13 10:15 ID:N4EaRft0
今回の総選挙でも石毛公は影ながら活躍されたそうですね。
778代打名無し:03/11/13 19:51 ID:08rZhUjL
>>777
それはない。
石毛公は日本人の自立と自覚を促す為に今回の総選挙にはあえてノータッチ。
779代打名無し:03/11/13 22:18 ID:t44pzKqc
>>777
今回の選挙は民主党の大勝となりましたが、実は石毛公が大いに関係して
いました。選挙の前日の事、我々は民主党・M候補の演説会に行きました。
それほど期待はしてませんでしたが、お約束の退屈なものでした。が、しかし、
配られた小冊子を見て驚きました。そこには、マニフェストの一つとして
石毛公の復権が掲げられていたからでした。M候補の話。

M    「・・・・・・石毛公は、日本の良心というべき存在です。四英傑の一人
      世界の三大偉人の一人を在野に置いておく事は、日本の損失と
      いっても過言ではありません。石毛公復帰を公言していた自民党
      も掛け声倒れで、一向に進んでおりません。しかし、この民主党が
      政権をとったあかつきには、必ず石毛公の復帰をお約束します。」

演説会に来ていた人の中にも石毛公信者がいたのでしょうか、M候補は
万雷の拍手と石毛コールを送られました。そして、当初自民を推していた
私も民主党に鞍替えした事はいうまでもありません。
      
780代打名無し:03/11/14 07:40 ID:ARbB/TXY
ほ。
781代打名無し:03/11/14 08:16 ID:OMHEW/VJ
>>775
ということは「Mr.」を使うと侮辱罪になってしまうわけですな。
782代打名無し:03/11/14 22:19 ID:ZYwVthal
  
   生きる力とは健康であることではなくて、
   病むことを生きる力に代えてゆくことである。

ー石毛公御言葉集よりー

石毛公、病む心なら一杯あるんですけど、もうお腹一杯なんですよ。(涙)


武勇伝ファンの方々へ。すいません、しばらく更新が止まっておりますが、
決して放棄した訳ではありません。必ず再開させます。もう少し、お待ちを。
783代打名無し:03/11/15 07:43 ID:h10YJWIv
age
784代打名無し:03/11/15 21:59 ID:h10YJWIv
>>703さん、お待たせしました。エロズリーが石毛公を襲った事件の全容が
ようやく解明されました。今宵は、その事件に隠されたドラマをお届けします。

ーエロズリー秘話ー

思えばエロズリーは可哀想な奴でした。新しき命を受けた時から、疎まれる
存在でした。可愛くない、グロテスク、醜いなどと言われ、果ては前のマスコット
ファイティー君が良かったと陰口を叩かれる始末。こんな事を言われては誰でも
面白くないはずがありません。エロズリーはイジケてしまいました。このような者の
持つ共有の心理は人気者への妬みの気持ちでした。
小泉首相、支持率高い、気に入らない。田村亮子、金メダリスト、しかも谷選手と
ラブラブ気に入らない。長島シゲヲ、無能なのに全日本の監督、しかもあっさり
アテネ行き、気に入らない。GのWオーナー、暴君・嫌われ者、俺と一緒、気にいった。
このようにエロズリーの心は末期症状を呈していました。そして、彼の最大の憎悪が
向けられたのは言わずと知れた石毛公でした。男前にして有能、しかも誰からも好かれる
人柄。今思えば、エロズリーが憎むのも当然だったかもしれません。

そして、エロズリーは石毛公は亡き者にしようと襲撃を企てました。しかし、石毛公は拳法の達人。
いとも簡単に取り押さえられました。当然ながら、彼は警察で厳しい取調べを受ける事になります。
785代打名無し:03/11/15 22:39 ID:h10YJWIv
警官A   「エロズリー、お前、大変な事をしでかしたな。」
エロズリー 「え、何?俺、何かしたっけ。」
警官A   「お前、まだ、自分が何をしたのかよく解ってないようだな・・・
        では教えてやろう。石毛宏典公は、我が国の宝というべき存在だ。
        その御方をお前は、亡き者にしようとした。これは国家反逆罪に
        相当する罪だ!」
エロズリー 「ちっ、それがどうした。死刑なんて怖かねえ。俺なんてどうせ生きて
        いてもいなくても同じような存在だ・・・さっさと、死刑でもなんでも好きな
        ようにしてくれや。」
警官A   「き、貴様、この期に及んで、まだ、そんな事を・・・よし、そんなに死にた
        ければ、この俺が介錯してやろう。さあ、覚悟しろ!」

と、緊張感も最高潮になった頃に、もう一人の警官Bがいいました。

警官B   「まあまあ、落ち着けよ、エロズリー。そんなに死に急ぐことも
        なかろうて。一本、タバコでも吸えよ。」
エロズリー 「・・・・・・。」
警官B   「・・・お前、本当は、石毛さんの事が好きなんだよな。」
エロズリー 「違う、俺は奴が憎くてしかたがない・・・。」
警官B   「いや、違わない。そう思うのは、いつも石毛さんの事を気に掛けて
        いる証拠だ。本当は好きなのに、ちっとも気に掛けてもらえない。
        その反動が今回の事件につながった・・・違うか?」
エロズリー「・・・・・・。」

エロズリーは、その言葉を聞いて今まで心に仕舞い込んでいた感情が一気に
溢れてきました。
786代打名無し:03/11/15 23:09 ID:h10YJWIv
エロズリー  「うう・・・、お、俺は、アイツが羨ましかった・・・。アイツのように
         皆から好かれたかった・・・。ただ、それだけだったんだ。」
警官B    「そうか・・・エロズリー、よく話してくれた。」
エロズリー  「刑事さん、俺、やっぱり国家反逆罪なのか?まあ、仕方のない
          ところだけれど、石毛さんに一言謝りたい。」
警官B    「大丈夫だ。石毛さんにケガはないし、訴えもないみたいだし、
         取り調べて程度で終わりだろう。」
エロズリー 「そうか・・・有り難い・・・。」

その言葉通り、エロズリーは一晩の取調べと厳重注意で釈放される事に
なりました。しかし、その後に驚くべきことがありました。身元引受人には
球団職員が来る予定でしたが、石毛公自らやって来たのでした。

石毛公    「エロズリー、ケガは無かったかい?さあ、一緒に帰ろう。」
エロズリー  「い、石毛、お前・・・なんでお前はそんなにナイス・ガイなんだ。
          こんな俺の事まで、気に掛けてくれるなんて・・・(涙)」
石毛公    「何を言ってるんだ。この世に、必要の無い者なんて、一人も
         いやしないよ。」
エロズリー  「あ、ありがとう、石毛、いや、石毛さん・・・。」

こうして、この後エロズリーは更正し、今や石毛公信者の一員となったの
でした。
787703:03/11/16 00:52 ID:ykBEbdmB
>>786
以前、エロズリーの事についてお尋ねした者です。

いやあ、あのエロズリーにこんな感動的なエピソードがあったとは。
思わず目頭にマグマを感じました。素晴らしかったです。

個人的にはこの後の居残り特訓についても
お伺いしたかったのですがまたの機会という所ですね。
武勇伝のご執筆等でお忙しい中答えてくださり有難うございました。
お礼と言ってはなんですが石毛公の記事を貼っておきます。
ttp://www.yomiuri.co.jp/hochi/baseball/others/2003/masters/rensai/1021.htm
788代打名無し:03/11/16 09:36 ID:j4IugABw
うえ。
789代打名無し:03/11/16 12:07 ID:Ivhj53Ib
ほしゅ
790代打名無し:03/11/16 22:33 ID:gBg8Hlya
ー武勇伝の続き(>>756より)ー

朝早く起きたMは、学校で憧れのE子と偶然出会います。始めはぎこちなかった
Mでしたが、慣れるにつれ次第に自分のペースを掴みます。そして、Mは遂に
自分の気持ちを彼女に伝えようと決心します。

E子  「・・・お付き合い?いや、特にいないよ。」
M   「で、でも好きな人とか、憧れの人とかとは・・・どうなのかな?」
E子  「好きな人?いっぱい居るよ。でも、私、個人的にお付き合いとか
     は考えていないよ。」
M   「・・・どうして?」
E子  「部活して忙しいのが理由のまず一つ。二つ目は、私あんまり束縛
     されたくないの。そりゃ、身も焦がすような恋もしてみたいけれど、
     今はいろんな男性と話して楽しみたいから。」
M   「・・・そう。」

ある程度予測はしていましたが、E子の返答にMは落胆しました。もう少し
踏み込んだアクションもとろうと思いましたが、彼は胸の奥に封印しようと
考えました。しかし、ここでE子は思いもかけぬ事をいいました。

E子   「M君、もしかして、間違ってたらゴメンだけれど、その私の事を
      想ってくれているのかな・・・。」 、と。
791代打名無し:03/11/16 22:54 ID:SB84JG+G
石毛の鼻毛氏ね
792代打名無し:03/11/17 07:56 ID:wT59aDWA
POP。
793代打名無し:03/11/17 22:55 ID:7Yj5KI92
Mは、そんなの違うよ、と答えるつもりでしたが、口から出た言葉は全く別の
ものでした。

M   「あ、そ、そう、なんだよ・・・僕は、君の事・・・ずっと前から、その
     ・・・好きだったんだよ・・・。」
ほんの少しの沈黙をおいてE子が答えました。

E子  「・・・M君、正直言って、以外・・・。」
M   「えっ?」
E子  「私、M君は告白する時は、手紙か人づてにするかと、思ってたよ。」
M   「そ、そう?」
E子  「うん。私、とにかく手紙とか人づてに告白する人は嫌い。だって、
     自分の気持ち位、自分自身で言えなきゃあ頼りないよ。」
M   「・・・・・・(やっぱり、そう思うよね・・・でも、
     何だかはぐらかされてるよーな。)」
E子  「でね、M君・・・その気持ち、すごく嬉しいんだけれど・・・今話した
     ようにお付き合いとか考えてないの。」
M   「ぼ、僕みたいな男・・・頼りないよね・・・。」

しかし、E子の返事はMの考えとは違っていました。
794代打名無し:03/11/18 07:44 ID:nbmA3F4g
ほ。
795代打名無し:03/11/18 20:10 ID:wq8n17ju
>>791
華気あふれる石毛氏、偉大ね。
796代打名無し:03/11/18 22:31 ID:NdPN8j1H
E子   「う〜ん・・・そうかなあ、優しい感じはするけれど、頼りない感じは
      しないなあ。本当に意気地の無い人なら、面と向かって告白しない
      だろうしね。それに、私、あんまり女らしくないから、M君のような
      文科系は嫌いじゃあないよ。」
M    「・・・そ、そう。(何処かで聞いたセリフだな・・・。)」
E子   「で、一つ聞いて良い?」
M    「何?」
E子   「もう、逆上がりは出来るようになったの?」
M    「えっ、何でそんな事知ってるの。」
E子   「ふふふ・・・そりゃ、昼休みとか休み時間にあれだけ鉄棒を
      やっていれば嫌でも目に付くよ。」
M    「何だか恥ずかしいよ・・・。」
E子   「そんな事無いよ。確かに、幼稚園児でも出来る逆上がりを
      未だ出来ないのは決して名誉な事じゃあない。しかし、それを
      恥も外聞も無く必死になって克服しようとする事は、勇気の居る
      事だよ。」
M    「・・・(ほ、褒められているのか、貶されているのか・・・。)」
E子   「私、そんな姿を見ていると、熱い血潮がたぎってくるのよね。
      いかにも青春してる、って感じでさあ。」
M    「つまり、人それぞれ、って事だね。」
E子   「そう、10人いれば10人分の生き方があるって事。」
M    「本当に、そうだね。」

MとE子は、顔を合せて笑い声を上げました。そして、Mに今までに無い
感情が湧いてきました。それは、ああ、これが人と女性と気持ちを合せる事
なんだ、というものでした。

そして、その良い雰囲気の中に入って来る者が居ました。それはQでした。
797代打名無し:03/11/19 07:47 ID:IiO/bTCx
あげ。
798代打名無し:03/11/19 23:08 ID:IiO/bTCx
Q   「オッス、M。今朝、お前ん家にいったら、もう学校に行った、という
     から・・・あれ、E子?お前ら、何してんの?」
E子  「はて、見て解んない?こっそり、デートしてんのよ。ねっ、M君。」
M   「えっ、まあ、・・・早朝デートも良いかなあ、何てね・・・。」
Q   「う〜ん、マジかあ・・・。M、お前、何時の間にそんなに手が早くなった
     んだ?もしかして、チューの一つでもしたのか?」
E子  「Q、あんたとM君を一緒にしないでね。」
M   「Q君・・・君は、それしか頭にないんだね(涙)。」
Q   「そうか・・・E子、お前、男なんて皆、同じようなものだぞ。あんまり
     幻想を持つと後で後悔するぞ。」
E子  「ほ〜、まさか、あんたから、そんな事が聞けるとは思わなかったよ。
     世の中変わるものだね。ねえ、M君。」
M   「うん、Q君は、燃え上がると見境無くなるからね。もう、昨日なんか・・・。」
Q   「バ、バカ、いや、昨日の話は頼むから止めてくれ(願)」
E子  「???」
799代打名無し:03/11/19 23:13 ID:IiO/bTCx
>>795
貴方は、よく解っていらしゃいますね。
おそらく、貴方も「石毛公御言葉集」も持っておられますね。
なるほど、相当な石毛公信者のようですね。
800代打名無し:03/11/20 07:44 ID:qDHEd1zh
800.
801代打名無し:03/11/20 07:45 ID:qDHEd1zh
げっと。
802代打名無し:03/11/20 22:08 ID:blMyJkDc
そして、E子は言いました。

E子  「せっかくいい所だったのに、お邪魔虫が現れたね、M君。じゃあ
     またこの続きは、後でね。」
M   「えっ・・・うん。」
Q   「お邪魔虫って俺の事か・・・何だか楽しそうだな。俺も仲間に入れて
     くれよ。」
E子  「べー、だ。あんたみたいなデリカシーの無い男は仲間外れだよ。」
Q   「あんだと〜。(怒)」
E子  「おお、怖〜。Qと話していると、此方までバカが移りそうだよ。M君
     あんたもQばかりと居るとバカが移るよ。程ほどにしときなよ。」

そう言うとE子は、教室を足早に出て行きました。そして、Mは呟きました。

M   「やっぱりE子さんは、素敵だよねえ。」
Q   「なあ、M。」
M   「何?」
Q   「お前、本当に。チューはしとらんのか?」
M   「・・・Q君、僕、本当に怒るよ。」
Q   「そうか、Q子の魅力には勝てなかった、という訳だな。」
M   「どうして、そんな結論に成ってゆくの(涙)。」
803代打名無し:03/11/20 22:09 ID:blMyJkDc
あげ。
804代打名無し:03/11/21 06:45 ID:7JQD3U9C
ほ。
805代打名無し:03/11/21 08:38 ID:Nu0wJZLl
66 :代打名無し :03/11/20 16:57 ID:lx3DYVDf
【伝説】石毛公を心よりお慕いするスレ【神話】
http://sports5.2ch.net/test/read.cgi/base/1052998545/l50

これが最強ですよね。石毛公が当然の如く神様扱いになっているので、
信者が集まりスレの息が長いですよね。


ー【輝け】2003年良スレ大賞【プロ野球板】よりコピペー
http://sports5.2ch.net/test/read.cgi/base/1068569351/l50

石毛公、お喜び下さい。また、貴方に偉大な勲章が一つ加わりましたぞ。
806代打名無し:03/11/21 23:34 ID:k0VlmJSh
Qは、少し真剣な口調で聞きました。

Q   「・・・しかし、マジな話、お前ら、すごく良い感じだったぞ。何か特別
     な事があったのか?」
M   「特にはないけれど・・・。」
MはE子に自分の気持ちを打ち明けた事を、話ました。

Q   「・・・お前、えらい大胆だな・・・。」
M   「そ、そう?」
Q   「普通、面と向かってそんな話はせんぞ。」
M   「そうかな。Q君でもそうなの?」
Q   「ああ、そうだ。面と向かって口説くのは、押し倒す事より10倍は
     難しい。M、お前、もしや、ナンパの素質があるんじゃあないのか?」
M   「僕が、ナンパの素質ある、って?う〜ん、それは無いと思うけれど、
     彼女とお話していて、すごく楽しかったよ。」
Q   「・・・それで、E子は何て言ってたんだ?よければ聞かせてくれよ。」

Mは、E子が誰とも付き合いするつもりが無い事、けれどもM自身には悪い
印象を持って無い事を、Qに告げました。


807代打名無し:03/11/21 23:48 ID:k0VlmJSh
Q   「・・・いやあ、それは何とも何と言うべきか・・・。」
M   「Q君、そんなに気を使わなくてもいいよ。まあ、早い話が僕は
     フラレたということだよ。」
Q   「に、しては妙に明るいな・・・。」
M   「まあ、ある程度予測はしていたし、でも何より自分で自分の言葉で
     E子さんに僕の気持ちが伝えられた事が、すごく嬉しいんだよ。」
Q   「なるほど・・・まあ、このまま友達みたいな感じでいけば、親密な
     関係になる事も可能だわな。」
M   「そうだね。それもあるけど、‘好き’という気持ちを大切にしたいね。」
Q   「おお、何だか坊さんみたいに悟りを開いたみたいだな。・・・やっぱ
     昨日のデートが大きな要因になってんだろうな。」
M   「・・・Q君、それは絶対に違うと思うよ。(キッパリ)」
808代打名無し:03/11/22 09:24 ID:A1VsiEc1
あげ。
809代打名無し:03/11/22 21:43 ID:A1VsiEc1

   『 小さな大人に成るよりも、大きな子供に成れ』

ー石毛公御言葉よりー

先日の事でしたが、仕事である男性と知り合いになりました。65ぐらいかなと
思っていましたが、何と今年80になられるというので驚きました。その男性は
小学校こそ出ていませんでしたが、戦中戦後の動乱を生き抜いた傑物でした。
学歴も上品な言葉もありませんでしたが、その熱い語り口に引き入れられて
しまいました。神の如き石毛公とは較べるべきはありませんが、
その熱き姿を公にダブらせてしまいました。熱き情熱は世代を超えて
時代を超えて伝わる物で御座います。

武勇伝、本日休みます。武勇伝・M飛翔編もいよいよ大詰めに入ります。
もうしばらくの間、お付き合い下さい。
810代打名無し:03/11/23 09:12 ID:/GqVpXYq
POP。
811代打名無し:03/11/23 23:02 ID:/GqVpXYq
その日、朝から空一面に厚い雲が垂れ込めておりました。今にも雨が降り
だしそうな空は、何かしらの不吉な事が起こる予兆のようでした。
QとMの一日は、朝のランニングから始まります。が、この日、朝からMの
様子が何時もと違いました。

Q   「・・・M、どうした?何か変だぞ。」
M   「・・・えっ・・・そ、そう?そういえば、体がちょっとダルイかな。」
Q   「なんか顔色も悪いみたいだし、今日はランニング止めとくか?」
M   「いや、大丈夫だよ。こういう事は毎日続けてこそ意味が有るもの
     だし、一日でも休むと明日から嫌になっちゃうよ。」
Q   「お前、以外に頑固だな・・・、まあ、あんまり無理すんなよ。」

その時、例えようも無いQは胸騒ぎを覚えました。しかし、無事ランニングを
終えた事と、Mが何時と変わりなく学校に来た事で、放課後にはその事を
忘れ去っておりました。しかし、その日の愛好会の勉強会には、Mは出て
来ませんでした・・・。
812代打名無し:03/11/23 23:30 ID:/GqVpXYq
石毛公  「あれ?今日はM君は居ないの?Qさん。」
Q     「俺、何も聞いてないよ・・・。」
A     「無断で欠席するような奴じゃないし、一体何があったんだ?」
B     「もしや、途中で綺麗なお姉ちゃんをみつけてナンパしてるとか
       してるんじゃあないか。」
C     「うむ、あのデートは衝撃的だったからな。その後の人生観が
       変わったとしても、何ら不思議ではない。」
D     「いや以外に、誰かさんのように女装に目覚めて、夜の町を
       徘徊してるのかもしれんぞ。」
P子    「う〜ん、ルンルン組への第一歩だね。」
Q     「ぜ〜んぶ違う。アイツはそんな男じゃない。」

A     「さすがはQ子ちゃん、説得力があるな。」
B     「うむ、惚れた相手の事は何でも知ってる、、って感じだな。」
C     「何たって、チューするような関係だもんな。」
D     「全くだよな。熱いぜお二人さん。」
P子   「いいよねえ〜。アタシも彼氏つくろうかなあ。」
Q    「お前ら、その話はヤメレ。(涙)」
石毛公 「・・・でも、ちょっと心配だね。何も無いと思うけれど、一本電話
      を入れておいた方がいいね、Qさん。」
Q    「ああ、そうするわ。」

大丈夫だよ、と言いつつ朝感じた胸騒ぎを、Qは再び感じていました。

813代打名無し:03/11/24 09:28 ID:Lj+q6ofO
うえ。
814代打名無し:03/11/24 22:00 ID:UuDPHMiB
その日の勉強会も終わり、愛好会の面々も家路につくことになりました。
メンバーの全員は帰って、石毛公が後片付けをしていると、ある男がまた
石毛邸を訪れました。それは、Qでした。

石毛公  「あれ?どうしたの、Qさん。何か忘れ物?」
Q     「いや、そうじゃないんだ。石毛さん、悪いが電話を貸してくれないか。」
石毛公  「うん、いいよ。でも、何処にかけるの?」
Q     「Mの所・・・実は、アイツ、朝から様子が少し変だったんだ。学校に来た
       から大丈夫だと思ってたんだけれど・・・。家に帰ってからだと遅くなるし
       ちょっと心配だから・・・。」
石毛公  「そうだね・・・・僕も彼の元気な声を聴きたいしね。」

Qは、早速Mの家に電話をしました。しかし、誰も出ません。何時もならMの母親が
直ぐに出て取り次いでくれました。おかしいなあ、と思いつつ電話の受話器を置こうと
した時に、電話がつながりました。相手は、そのMの母親でした。

Q    「ああ、おばさん、こんばんわ、俺、Qです。M、居ますか?」
M母  「・・・Q君、実は・・・M、学校から帰ったら倒れて、今、病院なの・・・」
Q    「ええ〜〜〜〜。え、あっ、で、そそ、その、ど、何処の病院に・・・。」
M母  「A病院なの・・・で、Q君、悪いけれど、今から私、また病院に戻らなくちゃ
      いけないの。詳しい事は、また後でね・・・。」
そう手短に話すと、電話は切られました。Qは彫像のように固まっていました。
そして、搾り出すように言いました。

Q   「・・・だから、無理するな、と言ったのに・・・」

外は夕方から降りしきる雨が地面を叩いていました。
815代打名無し:03/11/25 07:44 ID:YWNl4R5R
ほ。
816代打名無し:03/11/25 23:01 ID:P2XJl1ua
呆然と立ち尽くしたQは、何かに取り付かれたように言いました。

Q    「お、俺、行かなきゃ・・・行かなきゃ。」
石毛公 「行くって、何処に?」
Q    「Mの所に行かなきゃ・・・。」
石毛公 「Qさん、気持ちは解るけれど、もう面会時間は過ぎてるよ。」
Q    「でも、行かなきゃ、行かなきゃ・・・。」

Qは、見えぬ手に引かれるように外へ出て行こうとしました。しかし、その行方を
石毛公が防ぎました。

石毛公 「Qさん、ちょっと待ちなよ。少し落ち着いて・・・。」
Q    「石毛さん、そこを退いてくれ。」
石毛公 「いや、ダメだ。今の君は普通じゃない。」
Q    「退け、って言ったら、ど・けー!」

Qが動くよりもさらに早く、石毛公の平手打ちがQの頬を捕らえました。
Qはその場に膝をつきました。

石毛公 「Qさん、ゴメン・・・。でも、M君、大丈夫だよ。お医者様が居るんだし
      御両親もついておられるんだし・・・。」
Q    「石毛さん・・・そんな事は、俺も解ってるんだ・・・。でも、万が一
      Mの奴に身に何か遭ったとしたら、俺・・・。」
石毛公 「Qさん・・・。」
Q    「M、アイツはね・・・俺が、学校で初めて出来たダチなんだ。誰もが
      恐れる暴走族のこの俺を、Mの奴は心から接してくれたんだよ。
      その大切なダチが倒れるまで気が付か無いなんて・・・、今、アイツの
      為に何も出来ないなんて・・・、俺、何て無力なんだ・・・。」

Qは、幼子のように泣きました。
      
817代打名無し:03/11/26 07:54 ID:Nj+x/BRX
あげ。
818代打名無し:03/11/26 22:49 ID:0TSC5hBt
しばらく沈黙が続いた後に、石毛公は言いました。

石毛公 「・・・Qさん、やっぱり病院に行ってみようか。」
Q    「えっ、だって今・・・。」
石毛公 「うん、確かにM君には会えないと思うけれど、お母さんに会って
      彼の容態は聞けるよね。それに、M君が倒れた原因は、僕が彼
      にランニングを薦めた事がその一つだろうと思うし、だから僕にも
      責任があると思うんだ。」
Q    「ああ、そうだな。アイツに会えなくても、側にはいけるよな・・・。」

石毛公とQはタクシーでA病院に向かいました。もう面会時間はとうに過ぎて
いましたが、親類と称してMの病室まで辿りつきました。しかし、その入り口
には‘面会謝絶’の札が下がっておりました。

Q    「石毛さん、どうしよう?流石に、こんなの見ると・・・。」
石毛公 「う〜ん、そうだねえ・・・こんな所で待つ訳にはいかないし、お医者様
      に事情を話して、M君の様子を聞いて帰ろう。」
Q    「残念だけれど・・・仕方ないな・・・。」

と、彼らが歩を返えそうとした時に、病室からMの母親が出てきました。
819代打名無し:03/11/27 07:44 ID:DqyqYsWQ
ほい。
820代打名無し:03/11/27 22:45 ID:ONHsd7R7
M母   「あれ?Q君、こんな時間に来てくれたの・・・。」
Q     「あ、あの、おばさん・・・Mの具合は・・・。」
M母   「心配してくれて有難うね。お医者様の診たてでは過労だそうよ。
       でも念の為と静養を兼ねて5日程入院して、その間に精密検査
       もするそうよ。」
Q     「ああ、そうなの・・・良かったあ〜」
石毛公  「本当に、大した事になくて良かったですね。」

Qは肩に乗った荷が下りる思いがしました。その報告に安堵した彼らは
礼を言ってその場を辞そうとした時に、Mの母親は言いました。

M母   「あの・・・そちらの方は、もしや石毛さん・・・。」
石毛公 「えっ、そうですが・・・何故、僕の事を?」
M母   「ええ、いつも息子から話は聞いていますから。で、少しあなたに
       話があるから、病室に入ってくれる。Q君もね。」

石毛公とQは、Mの病室に入って行きました。
821代打名無し:03/11/28 07:46 ID:95590CTE
age
822代打名無し:03/11/28 23:02 ID:pUeKbuXx
中に入るとMはベッドで眠っていました。石毛公とQは彼を横目に見ながら
椅子に腰掛けました。彼らは、申し訳ない気持ちで一杯でした。

石毛公 「あ、あの、すいませんでした。M君、僕達と知り合ったばかりに
      こんな事に成っちゃって・・・。僕が、ランニングなんか薦めなければ・・・」
Q    「いや、石毛さん、あんたは悪くない・・・。いつもMと居ながら、体調の異変
      に気が付かないなんて・・・俺の方が責任あるよ・・・。」

彼らは、同じく頭を下げました。しかし・・・。

M母  「石毛君、Q君、頭を上げて。私は、あなた達を責めるつもりは
      全然ないのよ。むしろ、いえ、心からお礼を言いたいのよ。」
石毛公 「?」
Q    「えっ」
Mの母親は静かに語り始めました。
823代打名無し:03/11/29 07:40 ID:nVyTohO7
POP
824代打名無し:03/11/29 23:07 ID:F54toGNV
M母   「M、この子は、生まれた時から体が弱く、引き篭もりがちだったわ。
       それ故に学校に通い出しても友達が出来ず、何時も一人ぼっち。
       性格的にも根気が無く、暗い子で何をするにも長続きしなくてね。
       そんな子が、最近急に明るくなって、本当に楽しそうに学校の
       事を話始めたの。だから、この子を変えてくれたあなた達に
       感謝したい。本当に有難うまた。この子の力に成ってあげてね。」
Q     「うん、解ってるよ、おばさん。俺が、出来る事があれば、何でも
       言ってくれよ。」
石毛公  「はい、解りました。僕も、Qさんと同じ気持ちです。でも、M君は
       僕達が変えたんじゃなくて、自分の努力で自ら変わったんですよ。」
Mの母親は、微笑みながら言いました。
M母    「石毛君、あなたは噂通りの人ね。」
石毛公  「えっ?」
M母    「M、この子がこう言うの。『僕と同じ年で石毛っていう人が居るん
        だけれど、中身は僕と違って大人で一杯才能が有るんだ。でも、
        ちっとも偉そうな所がなくて、僕なんかともちゃんと話をしてくれる
        んだよ』、ってね。」
石毛公  「いえ、そんな買い被りですよ。僕なんて・・・。」
Q     「石毛さん、そんなに謙遜するなよ。全部、本当の事だろ。俺なんか
       も、この石毛さんと出会わなかったとしたら、未だに暴走族やってる
       だろうね。」
Mの母親は、深々と頭を下げて言いました。
M母   「この子が元気になったら、またこの子と仲良くしてあげてね、
       Q君、石毛君。」、と。
       
825代打名無し:03/11/30 09:29 ID:AsSshu61
ほ。
826代打名無し:03/11/30 16:48 ID:g31hfVxv
本年度のメジャーではFAの有資格者が210人くらいいるわけだけど、
その連中がみんな札幌アンビシャス入りを希望してるんです。

確かに彼らの気持ちは理解できるが、そのために
メジャーの空洞化を招いてしまうのはいかがなものでしょうか?
827代打名無し:03/11/30 22:34 ID:nV1wDMVw
>>826
そうですか。しかし、当然といえば当然。お日様が東から登るが如く、
一野球人が抱く自然の感情といえますね。一度ユニフォームを着たから
には、石毛公の薫陶を受けてみたいと思うのは真理といえましょう。
タフィ・ローズの近鉄退団は、石毛公の解任が大きな理由になっている
そうで、親しい関係者に‘もう、パ・リーグに居る理由が無くなった’と
漏らしたそうです。

しかし、PART1のあのお祭り状態を思い出しますね。ボンズやソーサが
石毛軍団入りを熱望していた事を。残念ながら、石毛公の退団で全て白紙
になりましたが、また今回も同じような事が起こりつつあるわけですね。

いくらFAとはいえ、彼らが大挙して来日すればメジャーの空洞化は避けら
れません。そこで、セレクションが行われるそうです。如何に石毛公への
信仰心があるかで決められるそうで、面接と筆記試験が行われるそうです。


ー武勇伝休みます、ごめんなさい。ー
828代打名無し:03/12/01 07:42 ID:PWX3MMpx
あげ。
829代打名無し:03/12/01 22:55 ID:MFvleNy3
ー武勇伝続きー

石毛公とQがMの病院を訪れた日の翌日、朝・学校でMが倒れて入院した
事が伝えられました。事情を知っているQでしたが、M自身に会うことは
出来なかったので、再度見舞いをする事を決意しました。

Q   「まあ、大丈夫だと思うけれど、やっぱアイツの元気な顔を見届けたい
     しなあ・・・。で、見舞いとなると何かお土産が必要だよなあ。何がいい
     ものか・・・果物・お菓子は芸が無いし、現金なんてリアルだし・・・そうだ
     アイツ、本が好きだったな。何か元気の出そうな本を買って行こう。
     男が元気の出る本といえば、H本しかない!ここは、俺のコレクション
     の中から取って置きのやつのを、アイツにプレゼントしよう。」

と、一人満足感に浸っているQに、E子が話しかけました。
830代打名無し:03/12/01 23:19 ID:dEK7ZUfV
真剣に石毛ハムかと思った
831代打名無し:03/12/02 00:13 ID:bhIv0o7p
>>830の書き込みで思い出したけど、日本ハムはアンビシャス入団が
決定する前、石毛公を獲得しようとしていたんですよね、確か。
832代打名無し:03/12/02 07:40 ID:muXxZdaJ
ほ。
833代打名無し:03/12/02 22:37 ID:x44EabpV
E子  「Q、どうしてM君は入院したの?」
Q   「M?・・・ああ、何でも過労が原因らしい。」
E子  「過労って、あんた、まさかM君をパシリとしてこき使ったんじゃあ
     ないだろうね。」
Q   「何言ってんだあ・・・俺、そんな事してねえよ。俺と奴はダチだ。
     ダチにそんな事する訳ないだろ。」
E子  「如何だかねえ・・・あんたがバカばっかするから、M君、心労で
     倒れたんじゃあないの?」
Q   「バカなこと?・・・(ま、まさかあのデートが原因なのか・汗)」
E子  「で、M君の具合はどうなの。」
Q   「い、いや、実は一度病院に行ったんだけれど、アイツ、眠っていて
     会うことは出来なかったんだ。だから、もう一度見舞いに行くんだ。
     ・・・そうだ、E子、お前もMの見舞いに行ってくれないか?」
E子  「えっ、私が?」
Q   「ああ、お前が行ってくれれば、アイツ、一発で元気になる。」
E子  「う〜ん、私、部活があるしなあ・・・。」
Q   「部活、一日ぐらいサボレよ。彼氏と部活のどっちが大切なんだ?」
E子  「彼氏じゃあない、って。」
Q   「・・・お前、本当に冷たい女だな・・・お父さん、そんな娘に育てた
     覚えはないぞ・・・父さん悲しい。」
E子  「父さんじゃない、って。」
834代打名無し:03/12/02 22:58 ID:x44EabpV
>>830
そうです、その通りです。日本ハムが札幌に移転する目玉として、石毛公
の獲得を目指していました。ヒルマン監督もイシゲが監督になるなら、と
快くその席を譲るつもりだったといいます。しかし、石毛公はこう言って固辞
したといいます。

石毛公 「現在のチームはヒルマン監督とそのスタッフが心血を注いで造り
      上げたものです。その成果を私が盗むようなマネだけはしたくない。」

この事を人づてに聞いたヒルマン監督は感激し、石毛公信者に成ったと
いいます。
835代打名無し:03/12/03 07:44 ID:Jk1fNrzA
ほ。
836代打名無し:03/12/03 23:13 ID:bzT/6GvC
QはE子に懇願しました。
Q   「E子、いや、E子さん、お願いだからMの見舞いに行ってやって
     くれないだろうか。」
E子  「う〜ん・・・。」

E子は迷いました。そして、驚きました。Qが他人にこのように頼み事を
する姿を初めて見たからです。彼女は、それが何故なのか確かめたく
なりました。

E子  「今日はダメだけれど、明日なら私、放課後に急用が出来て部活
     を休むなる事になるよ。」
Q   「おお!そうか。明日なら、いいんだな。・・・で、モノは相談だが、
     お見舞いの品は何が良いと思う?」
E子  「別に何でも良いんじゃあないの、M君が喜ぶ様な物で。」
Q    「アイツが喜ぶようなもの・・・やっぱH本か・・・。」
E子  「アホ!アンタじゃあないんだ。まあ、デリカシーの無い男だこと。」
Q   「じゃあだな・・・そ、そうだ、お前が、Mにチューする、ってのはどうだ?
     もしくは、お前のオールヌードの写真を送る、ってのもいいな。」
E子  「・・・もう、いい・・・アンタと話してるとバカになりそうだよ(涙)」
837代打名無し:03/12/04 07:42 ID:zzTniiYM
POP
838代打名無し:03/12/04 18:00 ID:S42dT+CQ
POP=PRIDE OF PACIFICLEAGUE
839代打名無し:03/12/04 23:03 ID:g5gBHD8h
Qの誠意溢るる?説得により、E子はMのお見舞いに行く事になりましたが、
Qは愛好会と石毛公も同行する事を告げました。

E子   「黒豹愛好会?何それ。」
Q    「えっ、まあ、一言でいうと・・・バイクを乗る集まりだ。」
E子   「バイクを乗る会って、暴走族じゃあないの。」
Q    「違う。元・暴走族だ。今じゃ、誰もが知ってる‘千葉の好走族’だ。」
E子   「全然、説得力ないね。アンタ、まさか・・・この可愛いこの私を
      騙して、イケナイ事をするつもりじゃ・・・。」
Q    「あ・の・な・あ、俺はともかくも・・・世の中には、いっぱ〜い女の子
      が居るんだよ、E子ちゃん。解ってる?」
E子  「・・・何か、ムカツク言い方だなあ。」
Q   「で、石毛さんが、その代表なんだ。お前も知ってるだろ?」
E子  「石毛って、あの銚子校の‘仏’の石毛君の事?」
Q   「うむ、その石毛さんだ。」
E子  「ふ〜ん、あの石毛君が代表なの、その愛好会たらの・・・でも、
     石毛君て野球の選手なんでしょ、何でアンタ等と接点があるの?」

Qは、石毛公との出会った日の事を思い出しました。そして、返答に窮し
ました。
840代打名無し:03/12/05 07:43 ID:+vGdkAil
>>838
す、素晴らしい。まさに、石毛公を象徴するような言葉ですね。
841代打名無し:03/12/05 23:16 ID:esiy1eLX
Q   「つ、つまり、そ、その・・・俺達が、石毛さんと出合ったのは、満天の
     空に星が瞬く夜だった。俺達は、夜の町でうら若き女性を誠心誠意
     を持って、お誘いをかけていた・・・。」
E子  「つまり、夜の街で無理やり女の子をモノにしようと・・・」
Q   「・・・と、和やかな雰囲気で俺達が居る時に、偶然に石毛さんが
     通りかかって、‘何だか、楽しそうだね。僕も仲間に入れてよ’
     って事になり、現在に至ってる訳だ。」
E子  「・・・つまり、石毛君がその場に、通りかかりあんた等を叩きのめし
     て、その女の子を助けたと・・・。で、いつの間にやら、石毛君に
     感化された、というわけだね。」
Q   「お前、何でそんな事が判るんだ?もしかして、超能力者か?」
E子  「いやいや、とんでもない。アンタがバカなだけだよ。(しみじみ)」
Q   「で、E子さん、M君のお見舞いに同行していただけるのでしょうか?」
E子  「まあ、約束は約束だからね。でも、石毛君が一緒に行かなかったら
     キャンセルだよ。」
Q   「俺って、全然信用ないのね。」
E子  「当然だ。」

かくして、E子はMのお見舞いに行くことになりました。
842代打名無し:03/12/06 07:47 ID:bt/qW6eG
あげ。
843代打名無し:03/12/06 22:45 ID:bt/qW6eG
Mの入院している病院はA病院ですが、そこには駅前からシャトル・バス
が出ていました。QとE子は、そこで石毛公と愛好会の連中と落ち合い、
バスに乗ることになりました。

Q   「お〜、E子、ありがとう、来てくれたか。いよいよ、Mに嫁ぐ決心が
     出来たんだな。父さん、嬉しい・・・。」
E子  「違う、嫁ぐんじゃなくて、お見舞いにいくんだろ。」
Q   「あははは、そうでした。で、お前、それ何持ってんだ?」
E子  「ああ、これバット。」
Q   「そんな物持っていって、どうすんだ?」
E子  「ずばり護身用。このか弱い私が、ケダモノのような連中
     に襲われた時に、これが役に立つのよ。2,3人は確実に病院
     送りに出来るよ。」
Q   「E子・・・、普通、か弱い女の子がバットなんぞ振り回さんぞ・・・。で、
     いい加減に信用してくれよ(涙)」
E子  「意外と冗談が通じないね。あんた等、しばき倒しても一文の得に
     もならないよ。M君、体が訛ってるだろうから、これでも振って元気
     を出して貰いたい、ってことだ。兄貴のお古だけどね。で・・・アンタ
     こそ何持ってるの?」
Q   「ああ、これか・・・実は、俺の秘蔵のH本だ。俺のお気に入りなんだが、
     Mの奴に譲ろうかと思ってるんだ。あっ、お前も見る?」
E子  「ん、なもん見たくない・・・て、こら、こんな所で、そんな物開けるな・・・。
Q   「そうか・・・しかし、これは俺が、毎晩お世話になっているもので、
     人手に渡るのは、大変口惜しい逸品なんだ・・・。」
E子  「そう、何て友達思いなんでしょ。きっと、その思いがM君を早く治す
     ことでしょう。」
Q    「おお、そうか・・・E子、お前も、男の熱い思いを判ってくれたか・・・
      さすがは・・・Mの嫁さんだ。」
E子   「・・・・・・(バカ丸出しだね。)」

と、石毛公と愛好会の面々がやって来ました。
844代打名無し:03/12/07 09:56 ID:YnLPU8dm
POP
845代打名無し:03/12/07 23:09 ID:AImIIIvo
Q    「石毛さ〜ん、みんな、お〜い、こっちだあ〜。」
A    「おお、待たせた、Q。ところで今日は、ノーマルなんだな。」
B    「何だ、残念だな・・・ちょっと期待してたのにな。」
C    「と、いうか、あちらの方が、Mの奴、喜ぶんじゃないか。」
D    「うむ、この前、意気投合してたしな。」
P子   「今度は、病院でどんな騒動を巻き起こすか楽しみだった
       のにねえ。」
Q    「・・・お、お前ら、その話はヤメレ・・・で、E子、お前、そんな
      目で俺を見ないでくれ。お、俺は、決して女子高生で、ルンルン
      なんてしていないぞ。(涙)」
E子   「つまり、そんな趣味があると・・・。いやあ、人は見かけで判断
      しちゃあいけないねえ(しみじみ)。」

と、涙に暮れるQに向かって、石毛公が言いました。

石毛公 「Qさん、そのお連れの女性は誰なの?何処かでみたような・・・。」
Q    「ああ、コイツはMがホノ字のE子だ。ほら、この前、写真見せた
      だろ。そいつがそうだ。このE子は、健気にMの為に体を投げうって
      慰めてくれるんだ。」
E子   「誰が、投げうるって?単なる、お見舞いだ。」
846代打名無し:03/12/08 07:41 ID:NSjOvdCK
あげ。
847代打名無し:03/12/08 16:54 ID:32H2VOAl
PORE=Pride Of urawa REds
やっぱり所沢市民だけでなく、浦和市民にも石毛公信者が多いんですね。
浦和といえばロッテ二軍。
となるといずれはロッテの二軍監督として若き才能を徹底的に鍛えるのですね。
ちなみに駒場スタジアムのアウェイ側にMAGMAという弾幕を張る人もいるそうで。
サッカーなのにここまで石毛公を愛していらっしゃるのですね。
さすが野球ファンだけでなくサッカーファンにも愛される石毛公ですよね。
848代打名無し:03/12/08 17:02 ID:32H2VOAl
PORE=Pride Of urawa REds
やっぱり所沢だけでなく浦和でも愛される石毛公ですよね。
ちなみREDSの弾幕にMAGMAというのがあるそうで。
そこまで石毛公を敬愛してるのですね。
さすが野球ファンだけでなくサッカーファンにも愛される石毛公ですよね。
849848:03/12/08 17:03 ID:32H2VOAl
847のとこでないと思ったらやっぱでてた。スマソ
850代打名無し:03/12/08 20:24 ID:Q3JQu4Q3
最古スレ?
851代打名無し:03/12/08 23:08 ID:vdayY/Y/
A    「しかし、えらい威勢のいい姉ちゃんだな。」
B    「ああ、まさに元気印だな。」
C    「なるほど、Mの奴は、この気風の良さに惚れたんだな。」
D    「人は自分に無いモノを他人に欲する、というからな。」
A    「おお、お前、高尚な言葉知ってるな。確かに、Mはちと軟弱な
      所があるからな。」
B    「つーことは、奴は、顔より元気な肉を選んだ訳だ。」
C    「顔より肉か・・・それは名言だな。メモしておこう。」
D    「て、いうことで、E子とやら、その元気な肉で、Mの奴を慰めて
      やってくれ。」

E子は、Qに耳元で囁きました。

E子   「流石は、アンタのツレだね。バカばっかりだね。」
Q    「それを、言ってくれるな・・・(涙)」
852代打名無し:03/12/08 23:13 ID:vdayY/Y/
>>847
素晴らしい石毛公伝説ですね。公の偉業にまた新たなページが加わりますね。

>>850
このスレを立てたのが5月ですから、もう半年以上になりますね。
これも、ひとえに石毛公の恩徳で御座いましょう。
853代打名無し:03/12/09 07:47 ID:h+i8MlPR
ほ。
854代打名無し:03/12/09 23:03 ID:g7rQinI/
E子は、ふと石毛公を見ました。男前のうえに気品が溢れ、明らかにお下品な
ヤンキー達とは違いました。何でこんな人が、こんな連中と居るのか?
不思議で成りませんでした。と、石毛公が微笑みながら語りかけてきました。

石毛公 「こんにちは、僕、石毛宏典といいます。いつも、Qさんにはお世話
      になっています。僕、世間知らずだから、Qさんや愛好会の皆さん
      には、いろんな事を教えていただいています。この度は、M君の
      お見舞いに来てくれて有難う。僕らも、彼が倒れたって聞いた時は
      本当にビックリしたけれど、君が来てくれたならば、M君きっと元気
      になると思うよ。」
E子   「い、いえ、こちらこそ・・・これは、ご丁寧意に。(はあ、他のアホ連中
      とは、人間の出来が違うわ・・・。)」

A    「おお、石毛さん、良い事言うぜ。」
B    「人間は一人では生きて行けないからな。」
C    「なんだかんだ言っても、結局俺達が頼りなんだよな。」
D    「うむ、やっぱ人徳ってやつなんだろうな。」
P子   「まあ、身の程知らずな連中だよ。」

E子は、またQに呟きました。
E子   「類は友を呼ぶ、ってヤツかねえ。」
Q    「だから、もうそれは言うなって(涙)」

石毛公一行は、A病院へと向かいました。
855代打名無し:03/12/10 07:45 ID:t+ah627t
ぽぷ。
856代打名無し:03/12/10 23:12 ID:FsAGQ5DA
石毛公、ゴメンなさい。本日は、残業の嵐で只今帰宅しました。
と、言う事で申し訳ありませんが、貴方の偉業をお伝えする事は
お休みします。すんまへ〜ん。
857代打名無し:03/12/11 07:44 ID:NEaFBOfQ
ほしゅ。
858代打名無し:03/12/11 23:12 ID:ds7lG9ko
さて、石毛公一行は、バスでA病院に向かましたが、その道中の事・・・。

A    「・・・石毛さん、Mの奴はどうなんだ?」
石毛公 「いや〜、実は、一昨日行ったときは、M君、眠っていて会えなかった
      んだけれど、単なる過労だそうだよ。」
B    「そうか・・・それはよかった。しかし、問題がある・・・。」
石毛公 「何、問題って?」
C    「Bよ、皆まで言うな。例の事だろ。」
石毛公 「例のこと?」
D    「うむ、人として男として避けて通れない問題だ。」
P子  「大体、予想はつくけれど・・・。」
石毛公 「えっ、えっ、何?」

A    「石毛さん、聞いて驚いてくれ。実は、A病院の看護婦は美人・
      可愛い子ちゃんが多い事で知られてるんだ。」
石毛公 「美人が多いと問題なの?」
B    「大いに問題があるぞ、石毛さん。」
石毛公 「何で?」
C    「美人が多いと病院から離れ難くなり、病も治り難いという訳だ。」
石毛公 「へ〜、そうなの。初めて知ったよ。」
D    「論より証拠。この前、Qの奴がB病院の看護婦はブサイク揃い
      だったろう。だから、早く退院出来たんだよ。」
P子  「凄い結論だね。これは、ノーベル賞ものだね。」
859代打名無し:03/12/12 07:45 ID:1aDa+Wr0
あげ。
860代打名無し:03/12/12 23:39 ID:mqf+NIxL
E子   「Q、アンタのお仲間が、また何か言ってるよ。」
Q    「な、何の事かな?ぼ、僕、あの人達、知らないよ〜。」
E子   「あら、無理しちゃって、本当は、あの人等とバカ騒ぎしたいん
      じゃあないの?」
Q    「な、な、な、何を言ってるんだい、E子さん。ぼくと、彼等と一緒に
      しないで欲しいなあ。」
E子   「ったく、何言ってんだか・・・でも、マジな話、今日のアンタ、
      すごく嬉しそうだね。」
Q    「そ、そうか?」
E子   「そう。何か、恋人に会いに行くみたいだよ。」
Q    「・・・・・・。」

A    「・・・ところで、Qはどこ行った?おい、そんな隅っこに居ないで
      こっちへ来いよ。」
石毛公 「本当にQさん、何か今日は変だね。」
B    「いやいや、石毛さん、奴もA病院の美人看護婦さんに思いを
      馳せているんだよ。」
石毛公 「ああ、そうなの。Qさんも美人に弱いからね。」
C    「まあ、アイツはスケベの塊だからな。・・・で、石毛さん、これは
      極秘情報なんだが、A病院の近くのC病院は巨乳ぞろいの看護婦
      ばかりなんだそうだ。」
石毛公 「へ〜、それは知らなかったなあ。」
D     「・・・で、そのC病院の看護婦は、患者を励ますために肉体的な
       サービスもしてくれるという。」
石毛公 「ほ〜、C病院ていうのは、凄い所なんだね。メモしておこう。」
Q    「お、お前ら、石毛さんに何言ってんだよ。そんなピンサロみたいな
      病院なんてある訳無いだろ。で、石毛さんも、真に受けないで
      くれよ〜(涙)」
P子   「あらあら、Qがまともな事いってるよ。雨が振らなきゃいいけどね。」
861代打名無し:03/12/13 09:29 ID:9nP4fKhU
POP
862代打名無し:03/12/13 23:33 ID:9nP4fKhU
Mが目を覚ましたのは、倒れたの日の翌日のでした。Mの母親が、その日に
石毛公とQが駆けつけた事を告げると、彼は今までに無い大きな声でこんな
事を言いました。

M    「お母さん、どうしてその時、僕を起こしてくれなかったの!!」
M母  「・・・どうして、って・・・。」
M    「あっ・・・、お母さん、ゴメン・・・。そんな事出来るわけ無いよね。
      ・・・Q君も石毛君も、僕の大切な友達だから・・・。ああ、でも
      彼らに人目でも会いたかったなあ・・・。」
M母  「だったら電話でもしてみれば。」
M    「そ、そうだね・・・もう放課後だよね。Q君、帰宅してるよね。」

Mがベッドを起きて、部屋の外に出ようとした時に、部屋の扉が向うから
開かれました。石毛公一行の到着でした。
863代打名無し:03/12/14 09:25 ID:muxn409W
ほ。
864代打名無し:03/12/14 23:13 ID:muxn409W
M    「あ、あ、あ・・・Q君、石毛君、みんな・・・来てくれたの・・・。」
A    「よー、M、見舞いに来たぜ。」
B    「お前が倒れた、って聞いた時は、驚いたぜ。」
C    「そうだぜ。あんまり無理するなよな。」
D    「何たって体が資本だからな。」
P子   「筋肉だけでも困りもんだけどね。」

Q    「M・・・あ〜、思ったより元気そうだな・・・本当に良かった・・・
      で、今日はもう一人、見舞いが居るんだ。」
M    「えっ、誰?」
E子   「M君、こんにちは。具合はどうなの?」
M    「い、E子さん・・・わざわざ来てくれたの・・・有難う。」
E子   「うん・・・まあ、クラス・メイトだし、ちょっと心配だったから・・・。」
Q    「照れ隠しはよせ、E子。お前、‘M君にもしもの事があったら、
      私、生きていられない’って言ってたじゃないか。」
E子   「言ってない!(怒)」
Q    「で、よければE子に、一晩泊まってもらっても良いんだぞ。E子
      も喜んでその身を捧げてくれるそうだ。健気な奴だ・・・。」
E子   「コラ!誰が泊まるって。(怒)」
865代打名無し:03/12/15 07:46 ID:bfTmG2kU
あげ。
866代打名無し:03/12/15 22:58 ID:csv06DYJ
M    「も、もうQ君たら、下品なんだから・・・。」
Q    「そう赤くなるなよ。なんなら、P子も付けるぞ。」
P子   「アホ!」
M    「いや、そうじゃなくて・・・。」
Q    「そうじゃない、って・・・まさか、お前、Q子が良いのか?M、実は
      Q子を呼ぶ準備はして来たんだ。いつでもスタンバイOKだ。」
M    「き、Q子さん、て・・・。(ボーゼン)」

A    「Q、お前、もしかして、いつもそんな物、持って歩いてのか?」
Q    「当然だ。備えあれが憂い無し、っていうだろう。」
B    「ほ〜、そりゃあ凄い。男の鑑だな、全く。」
Q    「うむ、最近、なんつーか、男としての自覚が出てきたようだ。」
C    「さすがは、前代表。改めて見直したぜ。」
Q    「そ、そうか・・・照れるぜ。」
D    「その意気、天晴れ。まさに日本男子。」
Q    「あんまり煽てるなよ。俺は、人として男として、当然の事を
      しているに過ぎないんだ。」
P子  「・・・バカは煽てると、何処までも舞い上がってゆくものだね。」
867代打名無し:03/12/16 07:26 ID:3/cbX5bx
おととい日テレで谷夫妻のケコーン式特集がございました。

なんでも石毛公現役時代の背番号にちなんで、TAWARAちゃんは7メートルのヴェールを用意したとか。
こうなると20日の披露宴では87メートルのヴェールを用意せねばならないでしょうな。
868代打名無し:03/12/16 07:45 ID:gkRlOyfG
うえ。
869代打名無し:03/12/16 23:20 ID:0nmpVlem
と、ここでE子が言いました。

E子   「M君、これ兄貴のお古なんだけれど、良ければ貰ってくれない。」
M    「えっ、何?・・・バット!?」
E子   「そう。私、M君の好み解らないし、体が訛ってるかもしれないと
      思ったから、取りあえず持って来たんだけれど・・・ダメだったかな?」
M    「な、何言ってんの・・・気持ちは凄く嬉しいよ。」
E子   「・・・ありがとう・・・。」

A     「E子、お見舞いの品は、的を射た物じゃないとな。」
P子   「何、その的を射た物、って?」
B     「まず、Mの好み。奴は、本が好きだ、という事だ。」
P子   「・・・で・・・。」
C     「つまり、この世の男が喜び、元気になる本といえば・・・。」
P子   「はいはい、あれね。」
D     「そう、H本だ。幻の逸品と云われた『いけない告白集』の全4巻と
       エロ漫画の大家・権田原玄の『あぶない女子高生』シリーズ全5巻、
       男なら、知らない者は居ないぞ。なあ、M、お前も知ってるだろ?」
M    「えっ、あっ、い、いや、僕は、その・・・見たことあるような、知らない
      ような・・・、で、E子さん、そんな目で見ないでぇ・・・(涙)」

870代打名無し:03/12/16 23:22 ID:0nmpVlem
>>867
良いですねえ。永久保存版ですな。
871代打名無し:03/12/17 07:43 ID:Axgm+wNx
POP
872代打名無し:03/12/17 22:41 ID:Axgm+wNx
Q    「ふっふっふっふっ、お前ら、まだまだ甘いな。」
A    「Q、何だあ〜、その余裕の笑いは・・・。」
Q    「まあ、これを見ろよ。」
B    「おお!これは・・・ま、まさか・・・。」
Q    「そうだ。絶対に入手不能と云われた『痴漢快速電車』だ。」
C    「な、なんと・・・そいつは、本物の痴漢師が電車に乗って、ヤラセ
      なしに痴漢シーンを激写したという物だ。余りの過激さに発禁処分
      に成ったはずだ・・・。」
Q    「うむ、その通りだ。さらに、続編の『痴漢通勤電車』だ。」
D    「マ、マジかよ〜・・・伝説の写真集が、今ここに・・・。Q、お前、そんな
      物をよく手放す気になったもんだな・・・。」
Q    「ああ・・・実は迷いに迷った。しかし、ダチの為だ。断腸の思いで
      決断した。」
A    「くく・・・泣かせる話だ・・・。」
B    「ああ、正直、見直したぜ、Q.]
C    「お前こそ、男の中の男だぜ。」
D    「全くだ・・・、M、お前は本当に良い友を持ったな・・・。もし、もしだ。
      お前が、それを見飽きたなら次は俺に譲ってくれ。」
M    「いや、だからね・・・そんな、誤解を生むような発言をすると・・・
      ひぇ〜〜、E子さん・・・だから、そんな目でみないで〜。」
873代打名無し:03/12/18 07:45 ID:FNVMJQ/7
あげ。
874代打名無し:03/12/18 14:11 ID:cKSchs4U
石毛公万歳
875代打名無し:03/12/18 22:46 ID:VQUXezQ/
H本談義で盛り上がる(?)中、石毛公が言いました。

石毛公 「ああ、そうなの・・・M君は、そんなのが好きだったの・・・。僕も、
      お見舞いの品として本を持って来たのだけれど、M君の好みじゃ
      ないかもね・・・。」
M    「い、石毛君まで、何言ってんの。ぼ、僕はそんな人間じゃあない(涙)」
Q    「へ〜、石毛さんも本なのか・・・で、どんな本。」
石毛公 「それはね、ヘミングウェイの『老人と海』『誰がために鐘がなる』
      中国古典の『西遊記』『聊斎志異』、だよ。」
M    「ええ〜〜、本当に〜。ヘミングェイは一度読んでみたいと思っていたし、
      特に『聊斎志異』は、欲しかったんだよ〜。ありがとう。(感涙)」

A    「へ・み・ん・ぐ・う・え・い、って誰だ?」
B    「名前から察するに、外人さんだな。」
C    「つーことは、外人さんが書いたエロ小説な訳だ。」
D    「そうか、それはさぞかしエグイ物なんだろうな。」
A    「そりゃ、タイトルからして凄そうだ。」
B    「つまり『誰がために鐘がなる』の鐘は、結婚を象徴していて、結婚
      までに何人の女とヤレるかと云う、プレイ・ボーイの物語だろう。
      間単に予想がつく。」
C    「すると、『老人と海』というのは、どうなるんだ?」
D    「それはタイトル通りだろう。お年寄りが海でナンパをしまくる、と云う
      物語に違いない。」
P子   「へ〜、アタシゃあ、初めて聞いたよ。アンタら物知りだねえ。」
876代打名無し:03/12/18 23:04 ID:VQUXezQ/
>>874
復興の途にあるイラクでも、最近石毛公がブームに成りつつあるといいます。
ご存知の通り、イラクでは先頃までフセインが「神」でしたが、その精神的支柱
を戦争で失いました。代わりに市民に受け入れられたのが石毛公でした。
前・大統領とは違い、愛と思い遣りに溢れる男前の石毛公が信仰されるのは、
当然といえば、当然かもしれません。さらに石毛公の顔写真を家に飾り、
「石毛公万歳」と唱え、平和の訪れを祈って居るといいます。
877代打名無し:03/12/19 07:47 ID:lGDMUdoJ
ほしゅ。
878代打名無し:03/12/19 22:42 ID:TUiMXDv+
愛好会の面々による面白漫談は続きます。

Q    「おお、俺もヘミングウェイの名前は聞いたことはないが、そんなにすげえ
      エロ作家だったのか。で、その『西遊記』と『聊斎志異』は、どんな話なんだ?」
A    「Q、頭を働かせろよ。名は体を現す、ていうだろう。」
B    「『西遊記』、つまり西で遊ぶ、日本で言えば、大阪や博多の飲み屋街で、
      どんちゃん騒ぎをする、という物語だ。」
C    「うむ、芸者やキレイ所を呼んで、連日の豪遊。」
D    「酒池肉林、まさに男のロマン。」
Q    「んん〜、流石は、5000年の歴史をもつ中国だ。で、もう一つは?」
A    「『聊斎志異』、つまり聊斎というプレイボーイが、異=異性、女を
      ナンパしまくる、という物語だ。」
B    「うむ、初めてのHから、爺さんになっても尚盛んという、一代叙事詩
      ともいうべき大作だ。」
C    「これは、凄いぞ。もう赤裸々に体験談を綴った力作だ。」
D    「本の表紙には、‘今夜は貴方を眠らせない’とあるぞ〜。」
P子   「世界の名作もあんた等に掛かると、形無しだねえ〜。」

石毛公 「ふ〜ん、そんな読み方もあるのか・・・奥が深い・・・。」
M    「い、石毛君まで、何言ってるの・・・勘弁してよ(涙)」
879代打名無し:03/12/20 07:49 ID:yDW99woY
うえ。
880代打名無し:03/12/20 09:01 ID:oYKHqvNn
>>876
確かに、イスラム世界では石毛公はアッラーの御使いとも言われているのは事実です。

しかしイスラムの教えでは偶像礼拝は禁止されていて、預言者マホメットも自らの顔が偶像として
後の時代に礼拝の対象となることを恐れ(イスラムにおいて崇拝されるべきなのはアッラーのみなのです)、
絵画などに描かれる際も顔にはヴェールをつけていたそうです。

ですから、石毛公も中東に赴く際にはヴェールをつけ、その麗しいご尊顔を隠して、
外交問題の解決や貧しい人々の救済にお力を尽くしておられるわけで、その話は少々真実とちがうのでは?
(重婚が認められるイスラム世界で石毛公がその素顔をさらしてしまうと、アラビア中の女性全員が
 石毛公のハーレムに入ってしまいアラビアに全くコウノトリがやってこない事態を恐れたというのも
 理由のひとつですが・・・・・)

881代打名無し:03/12/20 10:07 ID:726cFNNR
10大ニュースに「石毛公解任劇」が入らなかった裏舞台キボンヌ
882代打名無し:03/12/20 20:50 ID:yDW99woY
>>880
そうでしたか、私の勉強不足でした。しかし、最近、聞いた話ではイスラム教
の中に新しい流れが生まれつつ有るといいます。イスラム教は、スンニ派と
シーア派の二つの流がありますが、この中に石毛公の教えをミックスした
イスラム教石毛派だそうです。この新しい流派は、イスラム世界で爆発的に
広まりつつあるそうです。私の目撃した光景は、その石毛派の人々だった
かもしれません。

ところで、ビン・ラディン氏の他、あのリビアのカダフィ大佐も石毛公の心酔し
ていて、石毛派に乗り換えたといいます。大佐は、大量破壊兵器の放棄を
宣言しましたが、石毛公が説く愛の教えが彼の魂を揺さぶったのは想像
に難くありません。

883代打名無し:03/12/20 21:27 ID:yDW99woY
>>881

こんな事を聞いた事がありますか?人は余りに悲しい出来事に遭遇すると
思考を停止し、その出来事を無かった事にしてしまうそうです。つまり、その
事を重大ニュースとしてしまうと、またあの甚大なる悲しみを多くの人々に
もたらしてしまうからです。全世界で「石毛公解任劇」は今年のトップ・ニュース
に入りますが、多くが語られていないのは、その恐るべき影響を各国の首脳
が配慮しているからです。

ところで、あの4・23の解任劇が発表されたときに、ローマ法王 ヨハネ・パウロ2世は
その軽率な報道に激怒したといいます。世界のVIP、メシア級の人物に礼も
尽くさず、しかも遠征先で解任。この時ばかりは、仏の法王も鬼のような
形相で「何、さらすんじゃ!」と叫んだといいます。また、法王が語るには、
あの解任劇の衝撃はファーチマの第三の予言を告白する事に相当するそうです。
884代打名無し:03/12/21 09:33 ID:SxIN5aT8
あげ。
885881:03/12/21 10:55 ID:O6Hm0dcF
>>883
ありがとうございます
886代打名無し:03/12/21 22:14 ID:05Z8b3Cj
A    「で、つまり結論付けると、如何いうことになるんだ?」
B    「すなわち、Mはスケベだという事だろう。」
C    「う〜む、そうなのか・・・マジメな顔してスケベなのか・・・。
      いわゆる’むっつりスケベ’という奴だな。」
D    「そのタイプは、かなりストレスが溜まるらしいぞ。何故なら、本来
      スケベでありながら、マジメである事を演技しなければならない
      からだ。」
A    「なるほど、今回の入院はそのガマンが一因なのか・・・。」
B    「M、そんなに無理はしないでくれよ。」
C    「そうだぜ。人間、ありのままが一番だぞ。」
D    「スケベはスケベらしくしようぜ。」

Q    「そうか、そうだったのか・・・M、これからは俺に遠慮しないで
      言ってくれ。エロ本の一冊、二冊は譲るぞ。」
E子  「・・・・・(じ〜)」
M    「もう〜、みんな何、勝手に結論だしてるの。僕、怒るよ!で、
      E子さん、お願いだからそんな怖い顔しないで〜。(涙)」

窮地に追い詰められたMでしたが、ここで石毛公が言いました。

石毛公 「でもM君、そんな怒れる元気が有るのなら、大丈夫だね。正直、
      君に会うまで心配してたんだけれど、もう、安心だね。良かったね。」
887代打名無し:03/12/22 07:57 ID:C94kRQOl
POP
888代打名無し:03/12/22 20:52 ID:F9dS1bJf
M    「あっ・・・・・。」

石毛公のこの一言で、この場の空気は一変しました。公は、さらに続けました。

石毛公 「でもねM君、皆、こんな風にふざけてるけれど、君の事を気に
      掛けていたんだよ。特に、Qさんは、君が入院した事を聞いた時は
      大変な慌てようだったよ。まるで、自分の親兄弟が倒れたみたいな
      騒ぎで、最後にはQさん泣きだしたんだよ。」
Q    「い、石毛さん、その話は・・・。」
A    「へ〜、Q、お前でも泣く事があるのか。」
B    「鬼の目にも涙、か。」
C    「いやいや、Q子ちゃんの方が涙を流したのかもしれんぞ。」
D    「‘Mさん、死んじゃ、いや〜’ってか。」
P子   「愛の力が奇跡を呼んだ訳だね。」
M    「石毛君、Q君、そして皆、ありがとう。僕のような人間
      なんかを心配してくれて。本当に、ありがとう。」

と、ここで石毛公は、Mに思いも掛けない事を言いました。
889代打名無し:03/12/22 21:53 ID:F9dS1bJf
石毛公 「M君、それは違うよ。」
M    「えっ?・・・。」
石毛公 「皆は、君に同情したからお見舞いに来たんじゃなくて、君の事が
      必要だから、掛け替えの無い人だと思うから来たんだよ。」
M    「ぼ、僕が、皆に必要とされてる・・・・・。」
A    「ああ、石毛さんの言う通りだぜ、M。」
B    「うむ、やっぱ、M、お前が居ないとな・・・。」
C    「お前が居ないと、いつ何時、Q子ちゃんが暴れるか解らんしな。」
D    「だから、早く良くなって、また俺達にいろんな事、教えてくれよ。」
P子   「そうだね。アタシも筋肉バカばかりだと疲れるからね。早く復帰
      しておくれよ。」
E子   「私も待ってるからね。」
Q    「つーことだから、M、もう良くなるしかないな。」

Mの心の中に、ふと昔の事が蘇りました。彼は、何時も一人でした。常に
他人の嘲りを受け、バカにされ続けてきました。彼の心模様は常に冬でした。
雪が心の中に舞い続けていました。永遠に凍える思いが続くかと思われ
ました。しかし、石毛公やQ、皆と出会う事で温もりを取り戻す事が出来たように
思いました。そして、何より嬉しかったのは、自分を必要と言ってくれた事でした。
その言葉は、Mに取って世界のどんな物よりも、貴いものだと思われました。
890代打名無し:03/12/22 21:59 ID:F9dS1bJf
こんばんは、作者です。武勇伝・M編はもう少しでゴールですが、明日
所用で家を留守にしますので、武勇伝がお休みします。で、明後日には
帰りますので、奇特な方居られましたら保守お願いします。(平伏)
891代打名無し:03/12/23 06:44 ID:O9AOMSKK
ほしゅ。
892代打名無し:03/12/24 13:32 ID:6I+aJ6SK
(´Θ`)「捕手。」
893代打名無し:03/12/24 15:39 ID:BIBxTWZJ
作者殿は彼女と旅行ですか?
894代打名無し:03/12/24 22:39 ID:Seq/Ks9I
>>892>>893
只今、帰宅しました。保守、サンクスです。
ところで、>>893さん、私には彼女などという気の利いた者は居りません。(涙)
会社の慰安旅行で、伊豆に行って参りました。上司の有難〜い講釈と
酒をたらふく頂いてきました。結構楽しんで来ました。

伊豆に行く途中、富士山が綺麗に見えました。ガイドに依れば、こんなに
綺麗に見えるのは、年間通しても珍しい事だったそうです。その美しい
富士山を目の当たりにしながら、ガイドは大変興味深い話をしてくれました。
富士山=日本一、日本一となれば、誰でも石毛公を連想します。何でも
富士山の別名を‘石毛山’と称しようと国会で極秘で討議されたそうです。
満場一致で、承認されたそうです。これを石毛公に打診した所、公は
丁重にお断りしたそうです。石毛公の御人柄を示すエピソードですが、
公は代りに富士山のゴミの多さを嘆かれて、そのゴミを一掃することを
お願いしたそうです。流石に、国宝クラスの御仁は申される事は違います。
石毛公、改めてお慕い申上げまする。

895代打名無し:03/12/25 07:46 ID:dqvrdPzi
ほしゅ。
896代打名無し:03/12/25 10:38 ID:lSUIBcYF
このスレが野球板最古のスレか…
897代打名無し:03/12/25 23:06 ID:dqvrdPzi
ー武勇伝続きー

石毛公 「じゃあ、M君、僕達はそろそろ帰るね。余り長居しても悪いし。
      でも、決して無理しないでね。充分に休養してね。」
M    「うん、石毛君、そして皆、ありがとう・・・。」
A    「いや、礼には及ばないぞ。」
B    「うむ、俺達はダチだからな。」
C    「また、H本が欲しくなったら、いつでも言ってくれ。」
D    「極上品を用意しておくぞ。」
Q    「つーか、やっぱE子にチューの一つでもしてもらうか?」
E子   「バカ。」
M    「・・・・・(真っ赤)」

楽しい時は瞬く間に過ぎるもの。石毛公一行は、小一時間程してMの
病室を後にしました。残ったMの母親が言いました。

M母  「まあ、本当に賑やかな人達ね。でも、とっても楽しい人達ね。」
M    「うん、で、僕の大切な仲間だよ。」

Mの母親は、そう言ったMの顔を見て驚きました。彼の身に劇的な変化
が起こって居たからでした。
898代打名無し:03/12/26 07:43 ID:GamlTQvH
あげ。
899代打名無し:03/12/26 23:18 ID:GamlTQvH
M母   「M、あんた、その顔・・・。」
M    「えっ、何?僕の顔がどうかしたの?」

Mは自分の顔を手で触ってみました。すると、何やら顔が濡れていました。
あれ?何、これ?・・・これは、涙・・・。彼は、無意識の内に涙を流していました。

M母  「・・・・・どうしたの?何か心配事でもあるの?」
M    「いや、心配なんて何も無いよ・・・。」

Mは、そう言いつつ、自分自身に問いかけました。そして、彼が胸の奥で
見つけた言葉は、お前が必要だ、という台詞でした。ああ、これだ。これが
涙の原因に成っているんだ、とMは確信ました。溢れでる涙を拭いながら
Mはしみじみ思いました。

M   「・・・・・(ああ、涙は悲しい時だけではなくて、嬉しい時にも流れる
     ものなんだな)。」、と。

季節は春を過ぎて、もう初夏の訪れを予感させて居りました。

ー武勇伝・M飛翔編、完ー

900代打名無し:03/12/27 02:38 ID:4wBYNHST
石毛公だか何だか知りませんがをそんなに崇拝したけりゃ正月に東京ドームにでも
行って見られてはどうでしょうか?
詳しくはマスターズリーグ公式ホームページのトップページをご参考に…。
901代打名無し:03/12/27 07:50 ID:tHIgDY3f
ぽp。
902代打名無し:03/12/27 09:04 ID:lOD5V/9n
>>900
な、何と、あなたは石毛公を御存知ないのか?あなたも、新聞やマスコミで報道
さている情報を鵜呑みにして居られるのですね。石毛公の真の御姿は、残念ながら
世間に知られて居られません。このスレに足を踏み入れたのも何かの縁。
さあ、我々と共に石毛公を奉りましょう!
903代打名無し:03/12/27 11:31 ID:CJUkEMic
公は札幌アンビシャスです。もう、関東での試合は終わりますた。
もう47なのに、相変わらずショートでデカイ声出してます!
904代打名無し:03/12/27 11:32 ID:VaNPS5j3
>902
>900さんはこのことを伝えたかったのでは?
http://www.89master.com/ より・・・・・
>10月29日に開幕いたしましたプロ野球マスターズリーグもいよいよ後半に入ります。
>今シーズンのテーマ「凄い野球」に恥じる事無いプレーが続出、前半戦は非常に熱く、
>面白い野球を展開いたしました。リーグ初となる47歳・西本(名古屋)の135球完投勝利、
>54歳・村田(東京)の140km達成、47歳・石毛のホームラン、セレクション通過選手の奮闘、
>66歳・若生投手の120km熱投など、年齢を超えて挑戦する姿はまさに「凄い野球」です。
>そんなマスターズリーグの元気とチャレンジ精神を祭った神社「凄い神社」を1月2日と5日
>の東京ドームの試合に、22番ゲートに設置します。村田兆治選手の140km記念黄金の
>サイン入りボール、西本聖選手の完投勝利ボール、石毛選手のホームランバットが納められます。
                                  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
おそらく>900さんは石毛公がFA権を取得した際に選手5年&監督5年計500億円の条件で
オファーを出しながらものの見事に振られた某メジャー球団の職員なのでは?

米国版Wオーナーとして知られるメジャー某球団のSオーナーはこのことで石毛公を逆恨みして、
石毛公の名前を出した球団職員や選手はすぐにどこかに飛ばしたり解雇したりすることで有名ですからね。
こうやって回りくどい言い方をせざるを得ないのでしょう。
905代打名無し:03/12/27 11:41 ID:VaNPS5j3
そうそう、要らぬお世話かとは思いますが、そろそろスレの容量が480KBを越えそうになります。
プロ野球板では1つのスレの容量制限が500KBのはずなので、残念ながら1000まで行くのは難しいかと。

連載もキリの良いところですし、そろそろ新スレを立てる時期かと存じます。
906代打名無し:03/12/27 15:35 ID:4wBYNHST
知ってるも何も私はこのスレで勝手にカキコを捏造されて大激怒した>>723ですが?
907代打名無し:03/12/27 21:27 ID:15+OI/Hq
こんばんは、作者です。武勇伝・M編もようやく終える事が出来ました。
ほんの軽い気持ちで武勇伝を書き、10スレ位で終えるつもりでしたが、
思わぬ好評を受けた事と作者自身が気に入ってしまい、ロング・ランと
成りました。さて、ここで皆さんに報告したい事があります。実は、本スレ
で、このゴッド・スレを終了しようかと思っています。正直、毎日書き続ける
のは大変です。仕事の方も少し忙しくなってきております。武勇伝もキリ
がついたので、ここらが潮時かなあと思いました。そういう事で、長らく
有難う御座いました。また、どこかでお会いしましょう。さようなら・・・。

ぬぁ〜んて、全く心に無い事を言ってしまいました。え?如何いうこと?
まだまだ、続けます。ごめんなさい・・・・ちょっと驚きましたか?それとも
まだ続けんの、とウンザリされましたか?先程私は、毎日続けるのは大変、
と申しましたが、それは本当の気持ちです。が、同時に喜びもありました。
と、いうかネタを考えることが、毎日の日課と成りました。こんな面白くて
楽しい事を、たかだか仕事が忙しい位で辞められる筈はありません。
実は、もう次スレのタイトルも考えてあったりするんですよ〜。武勇伝も
新キャラを加え3部、4部、5部と連載する予定ですので、こちらもヨロシク
お願いします。尚、本スレは長めの雑感とショート・ネタを一本掲載する
予定です。以上、確信犯的後書きでした。(平伏)
908岡添 裕:03/12/28 04:15 ID:xeCdjZzd
906氏が激怒した責任は感じるが、責任問題となると話は別。
ゴッドスレ的に文章が解釈されることはあるかもしれないが、それは実際とは関係ない。
捏造記事とは次元が違う。それは一般世間の話。ここはネタスレだから。
909906:03/12/28 04:29 ID:HNxSgk8i
>>908
何か変なのが来たぞ、変なのが!!!!!
910代打名無し:03/12/28 07:53 ID:GLtEmim2
>>907
ローズや小久保がパリーグから居なくなり
私自身、野球熱が冷めようとしています・・・が
このスレだけは毎日読んでました。

石毛公の活躍をこれからも期待しています。
911代打名無し:03/12/28 11:06 ID:czp4UkVw
アゲ。
912代打名無し:03/12/28 11:27 ID:B6LPRwla
これからも楽しみにしています!
913代打名無し:03/12/28 23:04 ID:74APwRD/
ー雑感・その1−

こんばんは、作者です。このスレも900を越えて、間もなくリミット一杯に
達しようとしています。そこで、まとめを兼ねながら思う所をお話したいと
思います。まずは、お礼から。本当に、皆さん、有難う御座いました。
正直、こんなにも長く続くとは、思っていませんでした。PART2がわずかで
dat落ちして、その後PART3を立てたものの余りレスは付かず・・・。
100レスいけば御の字と思って居りました。石毛さんが解任された時も
辛かったですが、一番しんどく感じのはこの時でした。閑古鳥が泣き続け
、例えアラシでも煽りでもいいから来て欲しい、という心境でした。その為に
現在もアラシにもレスをつけ、作者自らage進行にしている次第です。

914代打名無し:03/12/28 23:10 ID:LO++nhuH
ぶっちゃけこの方は何してんですか、今
915138 ◆PORE3VBFV2 :03/12/28 23:37 ID:W4pxqcXc
年内に一段落しましたね。以降も期待しています。
916代打名無し:03/12/28 23:56 ID:0orlxFjI
ほとぼりが冷めた頃、いつの間にか西武のコーチやってそうww
917代打名無し:03/12/29 07:51 ID:bkEDJCFb
ほ。
918代打名無し:03/12/29 22:59 ID:znfxLVxY
ー雑感・その2−

このスレは通称、ゴッド・スレといいますが、実はこの呼び方は私がつけた
ものではありません。石毛本スレ住人の方がつけて下さったものです。

636 名前:代打名無し :03/03/20 23:15 ID:lWBJycEt
>>632
まあ、行き着く所まで逝ってしまったのがゴッドスレなわけだが(w

644 名前:代打名無し :03/03/21 02:16 ID:xTfkBu4P
>>636
ハゲワラ
俺はちょっとあのノリにはついていけんなぁ(w   (本スレPART8より)
-----------------------------------------------------------
ゴッド・スレのPART3の副題から取ったものか、石毛さんを神格化した為にか
定かではありませんが、自分のスレが結構皆さんの目に止まってるんだ、と
感じました。さらに、138さんのサイトにもここが紹介されて、ようやく認められ
たかな、と感じられました。ただ、何度も申しますように途中で何度も止めようと
思いました。ああ、もうこれきりにしようと思うと、毎日楽しみにしてます、などと
レスがありました。これが、どれだけ自分の励みになったか知れません。
本当に有難う御座います。


919代打名無し:03/12/29 23:35 ID:znfxLVxY
ところで、私は元々石毛本スレの住人でした。今でも、たまにお邪魔する
ことがありますが、ご覧のように私のレスは浮き上がる事が多々あります。
例えば、かつて本スレで石毛さんの胴上げネタがありましたが、そのネタ
振りをしたのは私です。また、調子に乗りすぎて、オリックス・ファンから
‘冒涜している’と言われたのも私です。また、とあるサイトから2度と来るな、
とも言われたこともあります。が、このようなはみ出し者にピッタリな場所
がありました。それが、PART1、【FA】G松井よ!!オリックスに行け!!【FA】
でした。このスレは、自分の妄想を思う存分書き込む事が出来ました。
PART1の1さん、貴方が居なければ、ゴッド・スレは存在する事は
なかったでしょう。サンクスです。

では、最後に改めて、このスレ住人の皆さん、本当に有難う。同じ志を持つ
本スレ住人の皆さん、共に頑張りましょう。138さん、ゴッド・スレを名付けて
下さった人、有難う。奇特にも、このスレのミラーを作って頂いた人、感謝です。
(また、これもお願いします。おねだり)。そして、アラシの人にも感謝。ネタの
無い時には、結構有り難かったですよ。ここに訪れて下さった全ての方に
お礼の言葉を送りたいと思います。(作者)


920代打名無し:03/12/30 22:19 ID:GYO6kUdF
私は、職業柄いろんな人と出会い、さまざまな話を聞きます。その中で或る
代議士の秘書から、大変興味のある話を聞きました。今宵は、年末スペシャル
として、その取って置きのお話をお届けしましょう。

ー六カ国協議秘話ー

今年の8月、中国・北京で北朝鮮の核問題を巡って、日本・中国・韓国・
ロシア・アメリカ・北朝鮮の6ヶ国が会議をしました。私は、当初、どうして
極東のしかも小国の核ぐらいで、6ヶ国も集まるのか不思議でなりません
でした。が、その秘書さんの話で全ての疑問を氷解させる事が出来ました。
実は、フリーの立場にあった石毛公を、どの国が獲得するか話し合いが
行われたといいます。彼は、これは新聞等では一切報道されてないよ、
と前置きしつつ、その全貌を語ってくれました。
921代打名無し:03/12/30 23:23 ID:GYO6kUdF
北朝鮮が核を持っている事は、最早公然たる事実であって、衝撃的でも
恐るべき事実でも無かったそうです。故に、ほぼシナリオ通りの展開に会議
は進められました。(日本=藪中代表、中国=王代表、韓国=李代表、
ロシア=ロシュコフ代表、アメリカ=ケリー代表、北朝鮮=金代表)

金代表   「・・・と、云う事で我が国は核兵器を保有しております。」
ケリー代表 「あっ、そうなの・・・まあ、核なんてどこでも在りますからなあ。」
ロシュ代表 「そうそう、珍しい事でも何でもありませんなあ。」
王代表   「ウチなんか、もう売るほど在りますよ。」
李代表   「それは羨ましい限りだ。しかし、核でお腹は膨れませんよ。」

と、まあノンビリした雰囲気で会議は進みましたが、例の事、そう石毛公の
話題になると会議の雰囲気は一変しました。

王代表    「さて、問題は彼、イシゲの帰属問題だが・・・。」
ケリー代表 「ああ、それならもう解決済みですよ。我が合衆国のモノですよ。
         何たって野球の総本山たるMLBが在るし、大統領とも懇意
         だし、ほぼ決定でしょう。」
李代表    「ちょっと待った。それは、おかしいですよ。聞く所に依れば
         イシゲは、ドジャースの誘いを断った事があるらしいですね。
         これは、彼がMLBに興味が無いという証ですよ。」
ケリー代表 「ほう〜、何かね、そうするとMLBより韓国リーグの方が良いと
         言うのかね。」
922代打名無し:03/12/30 23:38 ID:GYO6kUdF
李代表   「誰もそんな事は言ってませんよ。が、イシゲは弱小のチーム
        に自ら飛び込んで行く男です。そちらを選ばずに、こちらを選んで
        も不思議ではない。」
ケリー代表 「それなら心配いらないぞ。MLBにも弱小チームなら幾らでも
         あるからね。選り取りミドリだぞ。」
李代表   「だから、イシゲはウチに来るんだって。あんたも解らん人だな。」
ケリー代表 「ぬぁに言ってんだよ〜。誰がキムチまみれの国行くってのよ。」
李代表   「うっせーなー。関係ないだろ。こちとら、国挙げてイシゲを招いて
        んだよ。あんたらは如何なんだ?」
ケリー代表 「ウチか?聞いて驚け。ウチはな、イシゲに原子力空母をプレゼント
         するんだよ。」
李代表   「く、空母なんか貰って嬉しい奴、って居る?マジで。まあ、軍事オタク
        国家は考える事が違いますねえ〜。」
ケリー代表 「つーか、君、言葉を選びたまえよ。空母の一隻もあれば、朝鮮半島
         なんぞ火の海に変えられるんだぞ。それに、キムチなんぞより
         100倍マシだぞ。」
李代表    「ほ〜、それは宣戦布告と捉えていいんですね。」
ケリー代表  「そう取って貰ってかまわないよ。(ニヤリ)」

会議はさらに緊迫の度を深めてゆきます。
923代打名無し:03/12/31 14:07 ID:XZuCxZUk
石毛公age
924代打名無し:03/12/31 23:03 ID:nm2bbjBB
王代表   「あ〜、ケリー代表、イシゲを招聘しているのは、お宅らだけでは
        ありませんぞ。ウチは、彼に万里の長城を送る予定ですぞ。
        何たって世界遺産ですからな。イシゲも喜んでくれるでしょう。」
ケリー代表 「ダメダメ、んなもん貰ってあのイシゲが喜ぶ、ってホントに
         思ってんの?とんだ成金主義ですな。」
ロシュ代表 「我が国は、北方4島と樺太をイシゲに寄贈しますぞ。これで
         日本との領土問題も解決し、まさに一石二鳥。」
ケリー代表 「却下。そんな寒い所では、野球できんでしょ。イシゲは天才
         だけど、野球をしてこそ華。それなら、まだキムチ国の方が
         ましだよ。解んないかな〜。」
金代表   「ならば、やはり将軍様が率いられる我が国ですな。イシゲには
        副将軍のポストと美女軍団を1ダースを進呈しますぞ。」
ケリー代表 「んん〜、何かインパクトに欠けるな〜。ベッピンさんならウチ
         にも一杯いるからねえ、黒や金髪が。ああ、それとイシゲは
         大統領の特別顧問もやってんだよ。今更、弱小国の副将軍に
         してやる、っていってもなあ・・・。で、やっぱ冷静にみると、
         野球も出来て、綺麗どころもいて、空母も貰える、っていうのは
         ウチだけだから、イシゲは合衆国のモノだなあ。」
李代表   「ケッ、何、一人で納得してんの。いい大人が妄想を炸裂させて
        どうする積もりなの?もうちょい、現実をみなよ。」
ケリー代表 「ほお、君は私にどうしてもケンカを売りたいんだね。私も若い頃は
         鳴らしたモンだよ。さっさと、外に出な。」
李代表   「流石は、ヤンキーだな。よし、そのケンカ買った。」

と、一気にヒート・アップしバトル・ロワイヤル状態になる、かと思われました。
が、ここで声を掛ける者が居りました。日本の藪中代表でした。
925代打名無し:03/12/31 23:51 ID:nm2bbjBB
藪中代表  「まあまあ、皆さん、少し落ち着いて下さい。そんなに、興奮
         されては良き話し合いは到底出来ませんよ。」
ケリー代表 「・・・藪中代表、そう言えば、君はまだ何も発言していないな。
         日本はイシゲの保有を放棄したのか。それとも、何か企んで
         いるにかね。あの小泉は、中々したたかだからな。」
藪中代表  「いえ、企んでるなんてトンでもない。ただ、小泉首相から皆さん
         に、これをお渡しするように申し付けられました。」

藪中代表は、一冊の本と数本のビデオを取り出しました。

藪中代表  「この本は御存知のように‘石毛公御言葉集’です。恐らく皆さんも
         持って居られると思いますが、これは最新版です。石毛氏が
         オリックスの監督に成られた以降のパートが加えられた物で、
         皆さんのには無い筈です。で、こちらのビデオは、石毛氏の現役
         時代の名シーンのダイジェストとあの1990年の日本シリーズの
         全プレーを収録した完全版。さらに、石毛公調査委員公認のイシゲ
         イズムTシャツ最新版です。これらは、まず入手不可能なものばかり
          ですよ。」
一同     「ええ〜〜〜。」
926代打名無し:04/01/01 00:12 ID:RnuT3pFT
ケリー代表 「や、藪中代表、も、もしや、そんな物で我々を篭絡するつもり
         なのか?我々は子供ではないぞ。」
藪中     「いえ、トンでもない。ああ、でも確かに言われて見れば、子供
         騙しかもしれませんね。持って帰ります。」
李代表   「ま、まあ、折角持ってきた物を、持って帰る必要もないだろう。」
藪中代表 「は、はあ・・・。」
王代表   「そ、そうだ。運賃もバカにならんし、置いていったらどうかね。」
藪中代表 「しかし、ねえ・・・どうしましょうか。」
ロシュ代表 「藪中代表、そんなに焦らさないでくれ。お願いだ。ほらケリー代表、
         皆さんも、彼にお願いして。」
一同    「お願いしますだ・・・藪中代表様。」
藪中代表 「ああ、皆さん、どうか頭を上げて下さいよ。これは、皆さんの物ですよ。
        が、代わりに石毛氏のことは、今まで通りフリーな立場でお願いし
        ますよ。」
一同    「勿論だとも!!」

この後、6カ国の代表は、夕食会で1990年の日本シリーズのビデオを見て歓声
を送り親睦を計りました。かくして、石毛公の立場と日本の主権は、石毛公の威光
により守られたのでした。
927代打名無し:04/01/01 00:22 ID:RnuT3pFT
皆さん、明けましておめでとう御座います。また、今年も宜しくお願いします。
尚、この続きは新スレに移行しますので、ここでの書き込みは、これにて終了
します。その新スレは、1月の4〜6日位に立てる予定です。ちょっくら休みませて
くだせー。
では、また新スレ【人間国宝】石毛公の素晴らしさを語らうスレ【世界遺産】でお会い
しましょう。(このスレがdat落ちした時は、石毛本スレで新スレの告知します・作者。)
928代打名無し:04/01/01 20:26 ID:9BU4/DCB
(´Θ`)「捕手だ。」
929代打名無し:04/01/01 23:18 ID:RnuT3pFT
ぽp。
930代打名無し:04/01/03 22:48 ID:Dgs6gKNk
あら、まだ書けるのね。
石毛公、明けましておめでとう御座います。
931代打名無し:04/01/04 21:58 ID:emQxFp27
あげ。
932代打名無し:04/01/05 22:40 ID:Ri8Rfhjb
もうちょい、待っててね。(作者)
933代打名無し:04/01/05 22:51 ID:wOtag6Yb
ただのオナニーじゃん
興味なし
934代打名無し:04/01/06 22:07 ID:siTbmvtK
このスレは、世界の三大巨頭(ビルゲイツ、マードック、石毛公)
        世界の四大聖人(キリスト、ブッダ、マホメット、石毛公)
        日本の四英傑(信長公、秀吉公、家康公、石毛公)

と、称される石毛宏典公の活躍と栄光を物語るスレです。あの気品溢るる
御人柄は、多くの者を魅了し引き付けて止みません。しかし、一方で新聞
やマスコミの報道を未だに信じ、石毛公の素晴らしさを理解出来ない者の
何と多い事か。本スレは、そのような方々に救いの手を、石毛公信者には
さらなる信仰を、与え求めるものです。因みに、ここにはアラシというのは
存在しません。例えば、

石毛死ね→石毛氏ね→石毛氏、絶賛ね。
鼻毛、ウザイ、死ね→華の有る気が、運財をもたらす、石毛氏、絶賛ね。

鼻毛のスレ、まだあったのかw    石毛公のスレ、まだご健在でしたか(喜)
だいたい、こんなスレあること  →だいたい、このようなスレが無い自体
自体おかしい。             おかしいですよね。
バカもいるもんだw           聡明な方もいらっしゃるんですね(喜)

という事を表し、いずれも石毛公を絶賛する言葉に成ります。また、このスレに
足を踏み入れた人は、どんなお下品な言葉を使おうと、興味の無い振りをしよう
と、それは石毛公の魅力に引き付けられた証であり、石毛公のお導きに
相違ありません。

935代打名無し:04/01/06 22:15 ID:siTbmvtK
作者です。新規スレッドを立てようとしましたが、規制に引っ掛かって
立てる事ができませんでした。奇特方が居られましたら、私に成り代わり
立てて頂けないでしょうか。スレタイは
【国宝】石毛公の素晴らしさを語らうスレ【勲章】(927は長すぎました。)
で、>>1>>934をそのままコピーしてやって下さい。お願ひします〜。
936代打名無し:04/01/07 07:59 ID:7PdPSwyT
上。
937代打名無し:04/01/07 14:57 ID:v3HcuFsR
うーん、新スレに挑戦したが自分も無理でした
938代打名無し:04/01/07 20:51 ID:kTSY7VcA
【国宝】石毛公の素晴らしさを語らうスレ【勲章】
http://sports5.2ch.net/test/read.cgi/base/1073476081/

新スレ立ちました。
939代打名無し:04/01/07 20:57 ID:KBNNYJBT
500KB制限でこのスレ終了
最古スレッドの皆さんお疲れ様でした
940代打名無し
                ──
            / ̄ ̄     ̄ ̄ヽ
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             ご 苦 労 さ ん !