1 :
あるケミストさん :
2008/12/16(火) 21:47:00
2 :
あるケミストさん :2008/12/17(水) 02:57:41
NaHのやつだけど反応性なんてどうでもいいでしょ。 例えば、アルコールをNaHのTHF溶液に滴下後、それにアリルブロマイド を加えるって反応を考えるときに、アルコール滴下後に十分撹拌すれば 結局完全に反応は行くんだし問題ないと思うけど。
3 :
あるケミストさん :2008/12/17(水) 04:08:55
還流冷却age
4 :
あるケミストさん :2008/12/17(水) 05:20:23
>>2 保護やアルコールの置換反応のような簡単な反応なら洗う必要ない
ただ、洗った方が反応時間が短い
6 :
あるケミストさん :2008/12/19(金) 09:59:28
各硝酸塩とアセチルアセトンを反応させてアセチルアセトンとセシウムとかストロンチウムは錯体を作れますか?
7 :
あるケミストさん :2008/12/19(金) 12:36:46
まず、日本語の勉強から始めような
8 :
あるケミストさん :2008/12/21(日) 01:10:58
文献検索環境が悪いところで合成をやっているものです。 実験化学講座くらいしか閲覧できず困っています。 例えば、テトラブチルアンモニウムブロミドと酢酸ナトリウムを水と有機溶媒中で塩交換して テトラブチルアンモニウムアセテートを抽出しようとしておりますが、水層に溶けてしまい 有機溶媒で抽出できません。 こういう有機塩を作る方法ってどんな方法がありますでしょうか? 1kgスケール以上で作れる方法が望ましいのですが…
9 :
あるケミストさん :2008/12/21(日) 03:37:37
工業スケールで合成するのに、文献検索なしでやるなんて考えらんない。 しかもその代替に2chって、アンタ・・・ ネットがつながるんだったらgoogle scholarだってあんだろうが。
10 :
8 :2008/12/21(日) 09:25:39
google scholarって初めて聞きました。まだ、やり方分かってませんが触ってみます。 有料の文献複写サービスとかは受けられるのですが、コピーが届くまで内容が確認できないため 効率が悪く、2chだったら有機塩の扱いに慣れてらっしゃる方もいるだろうと思い 質問させて頂きました。 また、工業スケールでやることを意図している訳ではありません。 ラボでフラスコ等を使って作る予定ですが、たくさん作りたかったので、 1kg以上で作れる方法が望ましいと表現させて頂きました。
11 :
あるケミストさん :2008/12/21(日) 14:17:11
たくさんってレベルじゃねーぞw
1kgを抽出するなら10Lじゃすまないと思う。
別に2、3キロぐらいラボでほいほい作るけど溶剤抽出はキツいな。 二相でなくてなんとか有機溶剤系でできればあとは再結で なんとでもなりそうだが・・・アルコール系でなんとかならんもんかね。
14 :
あるケミストさん :2008/12/22(月) 06:47:16
エバポで水ごと飛ばして固体だけにして、 有機溶媒で溶かし、溶けなかった無機塩を取り除く・・・ ってそんなに上手くいくわけないですよね・・・
15 :
あるケミストさん :2008/12/23(火) 01:24:53
トルエンで抽出したらえーやん? NaCl落ちるだろ。頭使え!!
質問者ではないが・・・
>>15 溶剤抽出がうまくいかんと言ってるのにその回答はいがかなものか。
あと副生成物はNaBrな。
で、Aldrichで売ってるぜ。ただ高いから1kgは買えないな。
リファレンスがあったから貼っとく。
Cited Reference 1. Chem. Lett. (Jpn) 35, 1002, (2006)
Beilstein Beil. 4,III,292
Fieser Fieser 3,277 / Fieser 9,442
reference FT-IR 2 (1), 860:A / FT-NMR 1 (1), 849:C / RegBook 1 (1), 613:C / Structure Index 1, 88:B:4
BeilはともかくFieserぐらい図書館か近くの研究室にあるんじゃね?
おれも固体をトルエン抽出でFAだと思うが。 水入れるからダメなんだろう。
18 :
あるケミストさん :2008/12/23(火) 15:44:03
>>17 強酸の塩だから、濃縮して固体化すればブロマイドが優先して出てくるだろう。
メタノールにブロマイドと酢酸ナトリウムを入れて、そいつをトルエンで希釈すれば、
もしかしたら臭化ナトリウムが落ちてきて溶液中にはアセテートが残るかも。
19 :
8 :2008/12/23(火) 17:23:00
皆さんありがとうございます。
>>11 ,12
kgスケールはラボで作らない方が多いようで驚きました。
数十グラム程度でしたら、イオン交換樹脂等を使う方法があると
考えているのですが、たくさん作る場合はできる自信が無かったもので…。
>>16 なるほど!アルドリッチのカタログにはレファレンスが載っているケースも
ありましたね。このへんの文献を当たってみます。ありがとうございます。
>>13 ,14,17,18
やっぱり水がネックになっているようです。
再沈殿法も考えておりましたが、目的物を沈殿させる方法ばかり考えてました。
無機塩を落とす方法も考えてみます。それとアルコール系でももうちょっと
つめてみます。
ちょっと合成板の議論とは離れてしまうかもしれませんが
2層系で塩交換した後に溶媒(水)除去した時の塩の状態(カチオンとアニオン
の組み合わせ)はどの状態が安定なんでしょうか?
まだ、検討しきれていないので実験が甘いだけかもしれませんが
嵩高いアニオンとカチオンの組み合わせのためか、テトラブチル
アンモニウムアセテートの形で結晶化されない感触はあります。
TBABr + NaOAc ⇔ TBAOAc + NaBr↓ 溶媒抽出で無機塩を系外に落としてやれば 平衡は右に進む。より溶解性の低いクロライド使ったほうがいいよ。 2層系だと無機塩も溶けるから、ハードソフトで考えると 左よりかな。。
配属したばっかの3年なんですが、 合成に関する論文を沢山読んで力をつけたいと思っています。 どういう論文を読めば勉強になるでしょうか?
実践あるのみ
>>21 天然物合成の文献を読めば定常的な方法がたくさん載っている。
新規な化合物を原料とする反応では
いちいち新しい反応を開発する必要が無い場合は
よく知られていてまず間違いなく進行する反応を利用する事が多い。
もちろん奇妙な試薬を使ったりしているところがあって、
そういうところは「ああ、普通には行かなかったんだな」と分かったりするには
相当文献を読みなれていないと気が付かない。
同じような反応を繰り返す研究室の論文は要注意
ノウハウが無いとうまく行かない反応があったりする。
論文の実験項でもさらりと書かれていたりする。
24 :
あるケミストさん :2008/12/23(火) 23:15:13
いまは英語を読むだけで精一杯だろう。 先生や先輩に論文を紹介してもらえ。あるいは自分の研究室の論文を読め。 それを来年の春までにやっておけばいい。焦るこたね。
>>23 どうもありがとうございます。
簡単な天然物合成の論文を読んでみようと思います。
>同じような反応を繰り返す研究室の論文は要注意
>ノウハウが無いとうまく行かない反応があったりする。
>論文の実験項でもさらりと書かれていたりする
研究室毎に好んで使われる反応が存在する事がある、という意味でしょうか?
>>24 ありがとうございます。来年4月頃まで全部に目を通しておこうと思います。
よく教授が、学生はペーパー読む量が少なすぎるので、学部生は実験よりも
むしろ勉強の方を一生懸命やってほしいと言っているのですが、皆さんはどう思われますか?
私も教授と同じ意見で、学部生の頃は実験は操作に慣れる程度にしておいて、
教科書やペーパーを沢山読んで自分の分野に関する知識を身につけることに力を入れたほうが
良いと思ったんですが・・・。
理想は、夜中まで実験してそれから朝までペーパー読みまくりだけどねw 院進学するかにもよるけど、卒研で実験に慣れる程度ってのは甘い希ガス。 あと論文に何回も出てくるような反応でも、実際に自分の手で仕込んでみると 理解の程度が全く違うよ。 Wittigとか「ちょwwwモノよりホスフィンのカスのほうが多いんですけどww」って なることがありますw
27 :
あるケミストさん :2008/12/24(水) 05:51:17
>>21 教科書レベルはもう大丈夫なのか?
それから論文読んだほうがいいと思うけど…
実験しながら勉強が理想
実験ったってTLCあげてるとき、エバポかけてるときとかのちょっと空いた時間にすこしづつやればいいと思う
俺は一日一論文読んでたけどね、もちろん分からないとこは文献ひいたりちゃんと理解してる
うちではとりあえず学部生くらいのうちは 死ぬ気で実験しろって言われたよ。
29 :
あるケミストさん :2008/12/24(水) 10:06:50
研究室配属を待っている3年生だったら、今の時期は論文なんか読まないで 今までの復習をしなさい。 どうしていいのかわかんなければ、人名反応をノートに書き写しながらメカニズムの 勉強をすることを勧める。 数年後、その勉強に感謝する日がやってくることは保証してもよい。院試の勉強も 楽になるぞ。
>>29 「人名反応に学ぶ有機合成戦略」なんて面白いかもな。あんまり目を通してないけど。
私も来年度有機合成の研究室に配属予定の3年生です。 有機化学を復習するのに良い教科書を探しているのですが、図書館などでさっと見たところ、 ウォーレン有機化学が軌道等詳しく説明してあっていいかなと思っております。 他に何かお薦めの参考書などがありましたら教えて頂けないでしょうか? どうかよろしくお願い致します。
大学院講義有機化学
化学便覧
表紙がないと探しにくいな
36 :
21 :2008/12/25(木) 00:05:22
皆さんありがとうございました。 賛否両論のようですが、学部レベルの復習と 同時進行で論文も読んで生きたいと思っています。
>>34 そういるルールだからです。
「ぬーやる」バーガーはしってますか?
有機合成の質問限定でお願いします。 沖縄のバーガーはすれ違いです。
39 :
あるケミストさん :2008/12/27(土) 22:57:18
Cbz保護基が水添で5時間やってとれず、 HBr滴下で4時間やっても脱保護できませんでした。 こんなにはずれにくいことってあるんですか?
基質出さなきゃわかんねーよ
41 :
あるケミストさん :2008/12/27(土) 23:11:32
反応が行かない時は、理由を考える。 水添なら、立体障害か、触媒毒か。 酸だったら、溶媒は何か。スカベンジャーは必要なのか。 そいつを考えてから、条件を振れ。
42 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 00:35:55
失礼しました。Cbz保護したL−バリンにCH3(CH2)11NHとアミド結合した基質です。 溶媒はクロロホルムです。触媒はPd/Cです。
つSciFineder
45 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 03:34:48
>>44 Tetrodotoxinの全合成ってたくさん報告されてますね・・・
もとの論文の名前、年号、ページを教えてほしいです・・・
>>45 岸先生のグループが初めて達成されたときの論文です。
"Total Synthesis of Tetrodotoxin"
Tetrahedron Lett., 1970,5127. Ibid.,1970,5129
J.Am.Chem.Soc.,94,9217(1972). Ibid.,94,9219(1972)
47 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 05:14:04
>>21 今は合成の勉強なんて実験やりながら学んでいくのでいいと思うが。
それより計算化学、熱力学、量子化学、無機化学のような物をしっかり
やって幅を広げておくべき。
思った以上に有機をやっていてもそうした分野の知識が必要になること
が多いけど、まったく理解できないししようともしない、そもそも
基礎知識が不足してるからどうしようもないやつが多すぎる。
有機だけやってたら合成ソルジャーにしかなれんぞ。
これからの時代いかに他分野に切り込んでいくかが決め手だからな。
俺はポスドクになってから一から量子化学の勉強はじめたけど
しんどかったわ。まとまった時間が必要だし。
48 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 05:16:08
>>44 原著に書いてあるだろ。
はじめに7員環ラクトンを開環して末端カルボキシレートと5員環アセタールができる。
そのカルボキシレートがエポキシにSN2を起こして6員環ラクトンができる。
これら一連の反応中に5員環アセタールは、環内側の酸素の電子の押し出しによってアセテートが抜けてオキソニウムカチオンができている。
そこへ、立体的に空いた側からアセテートアニオンが付加して立体化学を満足する生成物が得られる。
49 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 05:20:51
>>47 合成ソルジャーってダメなのか?
47に書いてるのってアカポス取るなら必要になってくると思うけど、
企業、特に合成ばっかりやってる製薬系じゃ要らなくね?
合成の知識だけでいいと思う
50 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 05:57:21
>>49 俺は製薬でメディシナルやってるんだが。
分野自体が発展途上なのもあるけど薬理、生化学とかの知識も
必須だし、構造活性相関とか使うから物理化学系の知識もいるぞ。
特に計算屋との話をするときに基礎知識がないと話にならない。
内のプロセス部門の奴らとかもっとすごい。
反応を最適化するのに統計学で何回どの溶媒でやればいいとか
常に考えてるし、その当たりは色々進んでるみたいだし。
合成だけなんてやつは修士のソルジャーで十分。
使えなくなったら(体力なくなったら)他部署に飛ばしてポイだな。
まあ最近は大学改革始めてるらしいし基礎知識の幅が広い奴らが
出てくるだろうからそれまで我慢だな。
51 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 06:15:46
>>50 薬理、生化学なんかが必要なのはわかる。
構造活性相関って物理化学なんか?
プロセスはプロセス化学ってのがあるらしいね。
修士レベルの合成力って低すぎね?
合成ドクターの役割って、修士合成ソルジャーの合成戦略におけるブレーンってイメージだったんだけど違うの?
52 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 06:38:30
>>51 安定性の問題とかだとエントロピーやらエンタルピー
やら出てくるからやっぱり一通りの知識があるのとないのでは
全然違うんだよね。
それに計算化学で使う手法の違いとかも知ってて欲しいし。
若い合成馬鹿でたまにそういった話が出てくると拒否反応を
起こす奴らが多いんだよ。
合成ドクターなんていらんよ。合成だけなら企業内に幾らでも
出来る奴がいるし、そもそも企業における合成ってのは使える試薬
なり限定されてるからずっと中でやってきた人で賄えてる。
ドクターに求めてるのはそんなもんじゃなくて知識の幅。
それと食わず嫌いせずに色んな分野を開拓する人。
53 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 08:40:54
>>42 それは溶媒が悪い。水添はアルコール系溶媒でヤレ。
但し、メタノールでやると混入しているホルムアルデヒドのせいでNメチル化される
可能性があるから、エタノールでやるか酸入れろ。
さては臭化水素酸も水溶液でやってたな。
54 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 08:48:49
さすが高齢化が問題とされている2ch、ここの住人には有機化学がわかっている人が多い。 有機化学だけでは、企業では暮らしていけない。野依ノーベル賞の余韻が残るアカデミックポジションでも 今はいいが、将来は他分野から取り残される。若手ばっかり集めている大学では、本当に有機化学が 世界で一番すごい学問だと教育しているから、将来が心配になる。 構造活性相関って、思いっきり物理化学だよ。あと統計数学も基礎知識は押さえておけ。
>>48 ありがとうございます。
各反応ごとにどのような工夫が凝らしてあるのか詳しく知りたいので
原書を読んでみようと思いました。
それにしてもすごい反応ですね。。
56 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 13:33:02
>>55 基質が複雑なだけで全然凄い反応じゃないと思うよ
福山先生の「演習で学ぶ有機反応機構」のC問題の方がよっぽど凄い反応
そこで修士ソルジャーの俺が通りますよ。珍しく猛者が現れてうれしい。 ほんと企業実験室で仕事してると知識の広さって響いてくる。 特にただ広いだけじゃなくて ラボ(有機合成)←→プロセス(化学工学) とか 生化学←→有機←→分子生物 とか、クロスオーバーした知識を シームレスに持ってる人はほんとすごい。 あと、広い意味でのコストが意識できないとダメなんだよな。 反応行ってNMRとれて構造決定しただけじゃメシは食えないからな・・・。
58 :
54 :2008/12/28(日) 15:21:04
別に猛者じゃないよ。 インターネットでちょっと調べればわかっちゃう時代に、知識の絶対量なんかそんな問題には ならない。だけど、概念とか哲学を理解しようとしている人は必ず伸びる。 今時の有機化学(に限らないが)はすごく専門化が進行しているから、若い頃に優秀なやつは むしろ頭が硬くてダメだ。そういう連中を抜擢するのは、一見、斬新な人事だが、将来が 不安になる。 修士ぐらいで就職してドクターに戻ってきて、自分より若いやつの間で揉まれながら、 這い上がっていく連中に根性が座ってて面白いやつ多し。個人的な感想だけどね。
>>55 福山先生の「演習で学ぶ有機反応機構」やってますよー!!
いろんな反応に触れることができて面白いですよね。
今B問題のあたりで四苦八苦してるんでC問題とか・・・どんだけ難しいんやら。。
やっぱり学部生のうちからC問題やっとくほうがいいでしょうか??
基礎がないとやっぱりキツイですよね。。
60 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 18:40:10
>>59 ここに居る優秀な方はどう言うか知らないけど、
俺は修士でBまでだった。
博士取った今でもCの正答率は50%くらい
学部レベルじゃ、Bやってたら十分すぎると思う
61 :
あるケミストさん :2008/12/28(日) 20:49:43
MだけどCなんかわからねーよ… 周りと比べるとダメな方じゃないんだけどな。
>>49 合成ソルジャーっていずれ派遣やロボットに取って代わられるぞ。
体力資本な部分もあるから若さには勝てないし。
俺は学卒だから就職後にいろいろ勉強して今はCMC部門にいる。
専門は有機合成だが無機、物化、計算化学、分析、化学工学、品質工学、
特許、GMP、液晶、OEL、食添、化粧品、特保など色々な分野を必要に迫られ経験した。
ソルジャーだと合成したものをどうやって品質評価して
どれくらいの値に収めれば、法律をクリアできるのか分からんだろ。
合成ルートを変えるにしてもコストや環境への影響、特許回避など考えていないと無駄足を踏む。
学卒で専門とかやめてくれw その品質評価するモノは誰が作ってくるんだ? 他の会社のパクリ専門ならいいだろうが、そうじゃなければ 誰かが0から作り出さないといけない。 品質もプロセスも特許も、化学はまずモノ在りきでしょ。 ソルジャー推奨するわけじゃないけど、本質はぼかさないのよ。
>専門は有機合成だが無機、物化、計算化学、分析、化学工学、品質工学、 >特許、GMP、液晶、OEL、食添、化粧品、特保など色々な分野を必要に迫られ経験した。 要するに合成じゃ使い物になんなくて色んな部署たらい回しってことじゃ?w うちの会社にもこういう人いるよ。お手伝いの便利屋みたいな。
必要に迫られ、だから自分の意志でもなさそうだしな
66 :
52 :2008/12/29(月) 04:29:22
>>63 俺も学卒で専門の何がわかるとは思うわ。
ただ合成だけなら幾らでも足りてるのよ。
合成なんて単なる技術だし、企業内で既に飽和気味。
それと合成でドクターなんて取る必要性は全くないよ。修士を取って
育てる方が効率が良い。なんでかっていうと企業内で使える試薬溶媒
とかは大学と全然違うし、サイファインダー使いまくってる最近の奴ら
は役に立たん。従量制なのに無駄打ちするし。
俺も今でもたまに天然物合成の論文読むけど、まったくもって必要ないね。
企業で作る物なんて構造が限定されてるからそういった知識が必要になること
なんてないよ。
だから何度も言うけど、合成馬鹿にならずもっと知識を広げておけよ。
最低限、物理化学や量子化学の基礎くらい身につけておいてくれ。
合成しか知らん奴はすぐに思考停止するから手におえん。
67 :
あるケミストさん :2008/12/29(月) 06:52:34
企業の話してる人は製薬なのかな? だとしたら製薬って、大した合成してないんだな… 合成の勉強するのばからしくなってきたな
68 :
あるケミストさん :2008/12/29(月) 09:19:22
>>67 俺は大手製薬。
当たり前だろ。
そんな手間暇掛けるような物は元がとれんよ。
実際の薬の構造見たことないか?
複雑なのは微生物から中間体取ってきて少しカスタマイズするくらいだぞ。
全合成なら80年後半くらいまでの知識で十分。
あとは有機金属反応とかちょこちょこ使えるのを勉強すればいいだけ。
今の全合成の論文なんてはっきりいってどうでもいいわ。
複雑になりすぎてて使い道ないし。
企業の合成で大事なのはコストと環境と安全性。
そんなこと考えて合成してるやつアカデミックにほとんどいないわ。
69 :
あるケミストさん :2008/12/29(月) 10:02:10
>>68 エーザイのハリコンドリン誘導体や、タキソールみたいな抗がん剤を夢見てたんだ…
抗がん剤は複雑だと思ってたんだけど…
タキソールは全合成してないことぐらいはわかってるからやいやい言うなよ
むしろ、アカデミックで全合成をテーマにしてる研究室の存在意義とは何でしょう?
71 :
あるケミストさん :2008/12/29(月) 10:40:54
>>69 ハリコンドリン誘導体のどういう部分に合成として関わりたいのか。
・構造決定のための合成(半合成含む)
・最初の全合成
・大量生産を見据えた合成ルートの構築
・パイロットスケールでの問題点抽出と改良
・製造要員
これらのうち、MやDでなければ出来ないものは?
72 :
あるケミストさん :2008/12/29(月) 11:35:38
>>71 いや、企業でE7389のような複雑な抗がん剤の開発
プロセス的合成に憧れてた。
ハリコンドリンに至ってはMやDには全合成できないだろ
>>70 その質問は無限ループにはまるからやめにしないかw
俺は企業人だが、合成をツールとしてしか見てない人間(例えば企業人)に対して、
合成そのものを突き詰めようとしている人間の論理は通用しないからな。
ただ、前者には合成をツールになるまで磨く力はないくせに、偉そうに合成を批判する輩が多い。
そのくせ、合成の新着論文もちゃっかりチェックするんだよなw
薗頭反応でいつも収率が極端に低いんですが・・・ 薗頭で収率が50%きるのはありえないと言われるんですが、 何で上手くいかないのか理由がわかりません>< 薗頭反応で高収率でモノが得られるコツって何かありますかね?
反応じゃなくて精製の問題じゃね。 原料か目的物が不安定で潰れてるとか
100回くらいはやった俺からアドバイス 反応にもよるけど ・アルキンの反応性 ・アミン ・生成物の安定性 あたりに問題があることが多い もしTLCが綺麗なら生成技術のせい
78 :
あるケミストさん :2008/12/31(水) 14:31:13
パラジウムが死んでるとかは? そのガシラは溶媒脱気しないもの?
>>75 収率50%って、原料は消失してるの?てかアルキン基準の収率?ハライド基準の収率?
ヒントは77が書いてるとおりだと思う。アミンはいじってみた?トリフェニルフォスフィンは入れてみた?
ハライドは何?不均一になってない?温度は?などかなぁ。反応性、安定性に問題あるならその基質の類似文献を
調べるべき。パラジウムはなんだろ…。テトラキス?ジクロライド系?
銅と酸素でアルキンのダイメリが起こってしまったりとかで、原料が消失もある。脱気さえきちんと
してれば、問題なければ大丈夫だが…。そうは言ってもあんまり厳密に俺は脱気をしないなぁ。
つか俺の気のせいだったかもしれないけど、ハライド同士がダイメリって、ウルマンカップリングだっけかな?
そんな感じになったのがあった。いや、眠すぎて勘違いしている記憶なのかも。忘れて。
つか薗頭で後輩が200mLナスを木っ端微塵にしたことがある。ニートでアルキンと触媒系をフラスコに
入れてしまっていて、それを脱気最中だった。なぜか目の前の俺とその子、他の人も無傷。誰も怪我しなくてよかった…。
薗頭と鈴木はもうひゃっは!って感じだけど、StillとHeckは苦手…。基質の問題もあるのかもしれないけど。
何というモラルの低さ
82 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 08:33:24
ちょっとお聞きしたいんですけど、溶媒を乾燥するためにP2O5から 蒸留しようと思ってるんですけど、残った物はどう処理すればよいんでしたっけ? Naと同じくアルコール当たりを低温で滴下した後に水を加えてから廃液に入れる 感じでしたか? リン酸ができるわけなんでゆっくりやれば危険はないと思うんですがどんなもんでしょう?
>>82 どうして可燃物を使うかな。
氷にゆっくりかけろ
84 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 10:02:56
>>82 83は否定してるけど、ラボスケールなら82の通りでいいと思う
85 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 10:24:08
>氷にゆっくりかけろ べたべたになったポリリン酸、そんなことできないぞ。 逆に水やアルコールを入れれば、下手すりゃ火が出る。 そうでなくとも、フラスコが急激な熱上昇で割れる可能性がある。めちゃくちゃ危険。 五酸化リンは、セライトと混ぜて使え。昔はグラスウールにまぶして使うことが推奨されたが、 セライトの方がさらに楽だ。含量は1/3ぐらい。後始末が圧倒的に楽になる。 で、その後処理だが、フラスコをそのまま数日フラスコに転がしておけ。 最後にセライトごとその溶媒を使って少量ずつ水に空けて、上澄みを中和して流して捨てればおしまい。
86 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 13:22:39
>フラスコをそのまま数日フラスコに転がしておけ
>上澄みを中和して流して捨てればおしまい リン廃液はきちんと廃液として出すべし。 今NやPを流しに流していいことになっているとこってあんの?
流しになんて書いてないだろ文盲
89 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 13:48:35
俺は87じゃないけど、
俺の感覚でも、「流して捨てれば…」
ってのは、流しに捨てるように思えるんだけど。
流しに捨てないなら、「中和して捨てる」って書くけどな
>>88 は、自分の文章で誤解を与えても誤解した方が悪いって思うタイプの人間なのかな?
ageる奴が何言っても説得力無いなw
91 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 13:52:50
小学生みたいな事言い出したw なんなの?w 言い返せなくなったの? 下げると説得力あるの? 下げた人の方がえらいの? この板は下げ推奨なの?w
IDがないとやりたい放題だなお前ら
釣られやすいヤツだ 頭悪そう
94 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 13:55:15
95 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 13:55:32
IDあっても一緒だと思うよ 自演が出来ないだけ
96 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 13:56:06
97 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 13:56:34
このスレIEとかからみてる奴多そうだな
ageてる奴はそうだろうね
100 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 14:00:54
>>99 少なくともあげてレスしてる俺はIEじゃないけどな
>>90 じゃないけどageる人とsageる人がいたら後者の方が信用できる
化学板だけじゃなくて2ちゃん全般に言えること
104 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 14:02:40
>>102 お前に言ってないけどw
馬鹿なの?
聞き流せばいいじゃね?
>>101 何それw
頭ワリィw
お前も聞き流せばいいじゃねいいじゃねいいじゃね
106 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 14:04:17
>>103 釣られる人と釣る人の定義は?w
どうしても釣ってる側に回りたいようですけど?w
上げてる人は煽ってるのが一人と思ってるみたいだけど3人くらいいそうだな
109 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 14:05:59
>>105 俺はレスしたいからしてるんだけど?
聞いてないって言うレスはしなくてもいいだろ
>>109 お前に言ってないけどw
馬鹿なの?
聞き流せばいいじゃね?
なにこいつ・・・
114 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 14:08:38
化学の事しらないけど必死な奴がいると聞いて
116 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 14:09:52
化学以外の話なら書き込むんだなお前らw
117 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 14:13:46
一気に書き込みなくなったなw 88一人で頑張ってたのか?
>>117 必死こいてんじゃねーよ 煽ってるつもりか? 俺は書き込みたいから書き込んでるだけだけど
119 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 14:17:13
>>118 必死こいてんじゃねーよ 釣られてないつもりか? 俺は書き込みたいから書き込んでるだけだけど
なんて恥ずかしい奴
121 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 14:20:38
くやしいのぅw
始めに煽り始めた奴だけどまだやってたのかw
恥ずかしいage厨がいると聞いて(ry
もうやめてやれよw 泣きそうじゃないか
125 :
あるケミストさん :2009/01/03(土) 14:39:38
必死過ぎワロタw 居ないのに3連続レスとか恥ずかしくないの?w
>>85 ところどころ変なところもあるが、こういう実験上のテクニックというものが
伝承されることがすごく減ったね。
>>85 反論するわけではないが、フラスコを冷やした後に氷にかける方が楽だし、十分安全なのでは。
ベトベトになるほど水やアルコールが含まれている溶媒なんて、いきなりP2O5で蒸留するべきではないと思う。
>>126 歳月が流れるにつれて、要らなくなったテクニックもあるからなあ。
極端ではあるが、例えば塩化物の検出に銅と一緒に加熱する輩なんてもういないもんな。
>>127 錯体合成だとバイルシュタイン使うよ。
炎色反応もデフォ。
混晶作られたりするとX線でもわからないし、
意外と重宝します。
五二リン、空気中でちょっと出しときゃ、すぐべとべと。 残留水分でべとべとになる訳じゃない。 関東で出しているシカペント使えばいいが、普通にやってそんなにうまく行かない。
130 :
あるケミストさん :2009/01/08(木) 07:12:49
小さいスケールでNaHを使う場合、ヘキサンはモレキュラーシーブスで乾燥 させてから使いますか? 例えば、10mgとか20mgのスケールの場合です。
好みの問題。 どうせNaHは正確に計ることができないから、多少は過剰に使わざるを得ない。 ヘキサンに含まれている水分の量なんかタカがしれているから、自分だったらやらん。 だが、前の日にモレシを突っ込んどいておいても損はない。
>>130 その量なら細いカラムにモレシ詰めて溶媒流すと楽。
最初の1CVぐらいは捨ててそこからを必要なだけとる。
モレシの水分乾燥は遅い。高度活性化アルミナが吉。
134 :
あるケミストさん :2009/01/08(木) 18:30:45
俺も131と同意見 ヘキサンに含まれる水なんてたかが知れてるから、缶だしを使ってる
乾燥法は133に1票。 でもおれはそのスケールなら、オイル洗わないで使う。 オイルは、30 mgの40%で12 mgだろ。 むし無視w
136 :
sage :2009/01/09(金) 02:35:53
トシル基を外したいのですが、バーチ還元以外の方法は無いでしょうか? 分子内にケトンがあるのでバーチ還元をするとケトンまで還元されてしまいます。
138 :
あるケミストさん :2009/01/09(金) 04:39:28
ちょっと聞きたい。 基質にはprimary alkyl-OTBSとbenzyl-OHがあってbenzyl-ClかBrにしたいんだよ。 何かよい方法はないかな? PBr3とかBr2ではTBSが外れてしまうし、CBr3もしくはCCl4とPPh3の組み合わせでは 反応中にTBSが外れてしまうかスポットが大量にできてしまって行かなかった。 TBSをTBDPSに変えれば酸性への耐性が一気に上がることがわかってるんだけど それを変えると原料から作り直しになるから時間的に無理なんだ... アドバイス求む!
頑張って原料から作り直す
140 :
あるケミストさん :2009/01/09(金) 20:42:34
ハライドにして足がかりにするんだろ? 光延とか縮合剤使って直接目的物へ変換するのはダメかい?
ベンジルブロマイド、モノにもよるけど結構不安定だから、濃縮してほっておくと 微量の酸が出る。そいつが触媒的にシリル飛ばす。 反応が行かなくても、ただでは起きるな。 ここでごりごり条件を検討することが得策か、せっかくなんだから考えなさいな。
142 :
あるケミストさん :2009/01/10(土) 02:11:26
2−アルコキシフランを作りたいんだが、何かいい方法ないですかね? フラノン(α-β不飽和γ-ラクトン)からトリエチルアミンとヨードメタンでメトキシフランを作る論文はあったんだけど、 実際やってみると全くうまくいかない。フラノンも結構不安定だし。 誰か発想の転換ででもいいからうまく作る方法がないか教えてほしい。 最終的には、ベンジルオキシフランなんかを作れればいいと思ってます。
>>138 MsかTsをかけてCl-処理すれば置換できるんじゃなかったっけ?
つまりMsClを混ぜるだけ。
もちろん塩基存在下
145 :
あるケミストさん :2009/01/10(土) 14:08:06
アクリル酸のアリルエステルのエステル側のみをエポキシ化したいのですが、何かいい方法はないでしょうか。 アノマー効果でアリルエステルの二重結合は酸化され難いといわれていますが。
>>145 アノマー効果があるなら、なおさらアクリル酸側よりも電子リッチになっていて
求電子的なエポキシ化で行かないですか?
普通にmCPBAとか。
Na2WO4と過酸化水素と第4級アンモニウム塩とか。
アクリル酸エステルのエポキシ化ってかなり厳しいよね。 普通にやればアリルだけいくんじゃないか。
149 :
130 :2009/01/11(日) 01:43:41
131-135 どうもありがとうございます。
ってか、アクリル酸とエピクロロヒドリンを反応させればいいのに。
151 :
あるケミストさん :2009/01/12(月) 14:50:00
質問なんですが新聞紙用インクって水に溶けます? 溶けても溶けなくても洗濯物に付着した場合、人体に影響って出ますか??
>>151 ほとんど溶けない。
化学物質過敏症とかなら分からないけど、
そうでないなら特に影響は無い。じゃなきゃ新聞のインクなんかに使えない。
洗剤で洗い落とせば十分。
汚れとして気になるなら、クリーニングに出せば良いし、
繊維の知識と物があるなら自分で適切な溶媒で落とせば良い。
153 :
sage :2009/01/12(月) 20:33:09
3-ペンテン-2-オンから、3-メチル-4へキセン-3-オール、4-メチルへキサン-2オンを優先的に得るためには それぞれどのような有機金属反応剤を用いればいいんでしょうか?? 教えてください。
どんな教科書にでも絶対書いてあるだろ・・・ マルチスンナ
155 :
あるケミストさん :2009/01/13(火) 12:36:08
>>152 下着はクリーニングで取り扱ってないみたいで、かなり気になるんですよね。
新品を買うしかないのかなぁ。
156 :
あるケミストさん :2009/01/13(火) 22:53:10
女だったら新品に取り替えてくれる特異な性癖の持ち主がその辺にいるよ
むしろ元値以上で売れるな
158 :
136 :2009/01/14(水) 01:38:59
>137 ありがとう!
159 :
あるケミストさん :2009/01/14(水) 10:10:26
質問なんですけど、ルチンから酸加水分解によりケルセチンを得たんですが触媒として希硫酸を使用しました。 希硫酸ではなく、希塩酸を使用した場合どうなりますか?
>>156 そういう人とコンタクトするのが気持悪いんでその方向はなしで。
>>157 それって顔写真必要??必要じゃなければ売ってもいいかも。
顔有りだと高くなる 顔無しでもおk
>>161 ネットで探してみたけどよくわかんなかった。
出来れば優良店を教えてほしいです。
163 :
あるケミストさん :2009/01/15(木) 17:29:41
>>162 お前そろそろどっか行けよ
インクで汚れたパンツなんて需要ねぇよ
間に受けてんじゃねぇ
>>144 PMB-Clの試薬は安定剤にタンカリがはいってる。分解で塩酸がでるから。
PMB-Brだとシリカでもふ安定で蒸留するしかなかったような。
CBr4−PPh3で多スポットって事で生成物そのものが不安定ってきがする。
−20〜ー30℃でTf化から求核剤ワンポットとか
中性条件で出来る活性エステル法とか、かな?
166 :
あるケミストさん :2009/01/19(月) 09:31:21
>>165 サンクス。
結論を言うとBrは不安定すぎですぐ分解、ClをMsCl、lutidine、LiClで作って
常温でエバポで低温カラムで精製した。
ちなみにClでも40度でエバポってるとすぐに分解してポリメった。
とにかくアドバイスは色々役に立ったわ。
167 :
あるケミストさん :2009/01/19(月) 09:56:38
お疲れさま。 塩基にも弱かったのか
>>166 いえいえ。ここ過疎ってるから、レスがあるだけでも嬉しい。
>>142 レトロDーAでつくれなかったっけ?
169 :
あるケミストさん :2009/01/20(火) 23:52:36
ちょっとスレ違いかもしれませんが質問させてください。 実験が上手くなるために皆さんがやってることがあったら教えてください。 沢山実験をやるっていうのはもちろんだと思いますが、私は初歩的な事ですが自分がやった実験の失敗点をノートに書き出しておいたり、 研究室の人が失敗した点とかをメモしたりしています。
収率にこだわるか、早くモノを持ってくるかで指針が違う。
>>169 読んでないなら読んどけ。多分図書館にあるはず。ないなら入れてもらえ。
・研究室で役立つ有機実験のナビゲーター
・有機化学実験の事故・危険―事例に学ぶ身の守り方
・実験室の笑える?笑えない!事故実例集
・実験を安全に行うために
172 :
あるケミストさん :2009/01/21(水) 00:36:04
>>171 ありがとうございます。明日早速図書館に行ってきます。
>170
収率を犠牲にして早くモノを持ってくるって事ですよね?
どういう意味があるんでしょうか?
>>172 例えばA→B→Cのルートで合成したいとき、A→Bを最適化してもB→Cができなきゃ意味がない。
>>170 の言う指針ってのが俺にはわからんけど。
どういうのを「実験がうまい」って言うんだ?
時間がないと怠りがちだけど、バイプロをきっちり同定する。 なんで副生するか、どうやったら抑えられるかを常に考える。
謙虚になれってコトですね、わかります
176 :
あるケミストさん :2009/01/21(水) 03:16:24
実験がうまいって、そうさのことだろ? 常に考える シュミレートする 実験の中身を理解する
自分の力量を理解する、かな。 一日の作業の流れを誤差30分ぐらいで想像出来ればいい感じ。 文献の裏を読む。 まずいいデータしかのせないから、なんでこういうことしてないのか?を考える。 汎用性のない反応なんていっぱいあるよ。特に触媒反応系は。 後失敗は身体で覚える 本で爆発するって書いてあるからしない、じゃなく、少量で爆発させてみる。 ダメ元でもやってダメだと言うデータを出す 理論的にダメだと思ってもちょっとした違いでうまくいったり。常識にとらわれずにだめな事をどんどんしよう。 無駄な作業はできるだけ省く 精密秤量、窒素置換、無水反応、分液、カラム、単離などの精製、乾燥、温度管理・・・etc 省ける操作は多いです。 5分でチェックする癖を。作業を早くできる極限まで早く。 最後に新しい事に常にチャレンジする。 限界まであきらめない。 「1μmolとか人間の目に見えなくても、10^17個もそこには原子があるんですよ?」
>>171 >・実験室の笑える?笑えない!事故実例集
俺、この本嫌い。
最初から最後まで「失敗するのは当たり前ですねプ」っていう上から目線で書かれている。
実験は熟練した技術を持ってしても、それなりに危険なものだから、どんなときでも
ある確率で事故は起こりうる。そのリスクを小さくするにはどうすべきか、そいつを
考えるべきで、失敗を笑いものにしても事故は皆無にはならない。
読んでてすごく嫌な気持ちになる。
179 :
あるケミストさん :2009/01/21(水) 07:50:17
「実験がうまく行かなかったら、原因を考える」 実験がうまくなるコツは、これにつきる。 闇雲に条件を振っても、ただ繰り返しても、決してうまく行かない。 あるいは単純に無水化したり、低温に下げてみたり、溶媒を振っても、ほとんどが無駄。 さらに失敗すれば、疲れてくるし、他人を恨んだりする。こいつは楽しくない。 時には数日実験を止めても、文献を調べて、モデル実験をやったり、既知の基質で 試してみたりして、感覚をつかんで、理由を切り分けて原因を突き止めろ。 それで反応がうまく行ったら、実験が楽しくなる。そしてその経験が生きる。 気がついたら上手になってるぞ。
180 :
あるケミストさん :2009/01/21(水) 07:52:58
>>178 それって、実験が上手くなるって話じゃなくね?
研究の進め方が上手くなる話だと思う
181 :
あるケミストさん :2009/01/21(水) 08:28:21
工夫すること、便利な物を買うこと、これにつきる。
>>169 実験項をよく読んでみるのが良いかと。簡単な保護基でも、保護条件とか後処理法とかラボによってやり方が違うからね。俺はよさげな方法は自分で試してものにしてきたよ。
B4〜Mのうちはなんでもかんでも買わないで 自分で作るといい勉強になるよ。 貧乏研究室だと選択の余地なく作らされるがw
184 :
あるケミストさん :2009/01/22(木) 02:26:38
>>183 ウチの研究室は、買える物は買え!
時間の無駄って怒られる…
>>183 材料の合成が卒論・修論になる大学っていいよね
反応屋だと基質や触媒を作る事はあるかな。あと全合成の原料の大量合成とか。 結構危険な反応も多くて、観察力が鍛えられるし、 カラムとかのない時代だと色々工夫して精製してるのが勉強になったり。 NMR万能主義じゃなく、物性・定性反応から構造を決めていく様子とか。 少なくとも酸塩基の大体の強さ、脂溶性・水溶性・結晶性とかを構造みて推定できるぐらいの知識と腕は学生中に欲しいな。 大学ってお金払ってるんだから、学習させる義務があると思うぞ。
187 :
169 :2009/01/22(木) 08:42:31
皆さんいろんなアドバイスありがとうございます。
>>176 そうです特に操作の事を言いました。
よく、実験はセンスが必要だとか言いますけど、センスってつまり操作が
上手いって事ですよね?そういうセンスを養いたいと思ってるんです。
もちろん
>>179 さんの言うような実験の進め方も上手くなりたいと思っていますが。
188 :
あるケミストさん :2009/01/22(木) 08:45:20
>>186 それくらい教えなくても自分で学んで行ってもらわないと困る
189 :
あるケミストさん :2009/01/22(木) 08:48:29
>>187 まぁ一つ一つの操作こなせないヤツが研究進められないわな
実験のセンスってか、自分のやってる反応が理解できてるかが重要
反応のドライビングフォースはどこか?
反応のポイントはどこか?
どこは手を抜いていいのか?
それを理解しないとならん
自分が苦労した事を他人に強要してはいけないよ 負の連鎖という。 レベル(笑)と嘆く前に自分らの体制も見直せよ、老害が。 面倒はマジックワードで一掃し、結果を吸い上げるだけですね ナニをどうしたか、どう考えて処理したか そんなロジックを教示しないと下は育たない
191 :
あるケミストさん :2009/01/22(木) 10:56:03
192 :
あるケミストさん :2009/01/22(木) 11:06:09
>>190 は、188に言ってんのかな?
>ナニをどうしたか、どう考えて処理したか
>そんなロジックを教示しないと下は育たない
こんなことわざわざ先生が教えんだろ
基礎は学生実験でやってるし、実践的なもんは先輩が教えるもんだろ
193 :
あるケミストさん :2009/01/22(木) 15:48:45
質問です。 1-ブロモプロパンをアセトン中で(CH3)3COKを反応させてCH3CH=CH2を作るときの反応機構ってわかりますか?
>>195 ×アセトン
○(CH3)3COH
でした…
>>188 そう上の人は言うし、自分もそうしてきたがが、教えないと仕事が進まないのが今実情。
ほっといても自分から質問して、周りを見て育つような新人が欲しい。なんで回りとの違いに疑問を感じないのかなぁ。
中間職はつらいよ・・・
199 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 05:59:48
思うんだけど未だに古くさい設備とかしか使わないとこあるよね。 ちゃんと時代について行けばいいのにって思う。 カラムでもさ、円形のやつもあるし、使い捨てカートリッジの奴もあるんだから 小スケールの奴を一々古典的なカラムでやつのは馬鹿じゃないかと思う。 硝子器具も強力な洗剤の奴があるんだから自動洗浄機ぐらい買えよと。
200 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 06:17:19
201 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 06:30:40
>>200 いやいやカラムで一番掛かるのは溶媒とシリカだからそういったのを節約するための
物を買えばすぐに元が取れる。
多分あるのを知らないんだろうな。
202 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 07:36:13
>カラムでもさ、円形のやつもあるし、 ここの意味がよく分からないんだが。
203 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 07:54:04
>>202 円形のぐるぐる回る奴。
プレートの上にシリカかアルミナを乗せて置いて中心にサンプルロードする。
溶媒は中心から外側へ流れていく。
遠心力を使うからTLCで被ってる奴でも低極性で分離できる。
プレートは再利用できるし、一回のカラムに掛かる時間も通常よりずっと短い。
あとは一番の利点は溶媒がほとんどいらない。
これかなり昔からあるよ。
うちは1g以下のクルードはほぼこれしか使わない。
>>203 分取TLCのかわりだろ?
論文で使ってる例があるかな
研究室内だけの再現性だけじゃなく
他の研究室でも再現性が必要なので
あまり特殊な機材は使いたくない
遠心力使う方がTLCやるより十分再現性がとれると思う
206 :
202 :2009/01/23(金) 09:16:14
>>203 ああ、クロマトトロンのことか。遠心クロマトって言うんだよ、あれ。
あれなー、そんなに分離能よくねーぞ。
それにあれはトップが石英でできているから、溶媒やシリカの節約で
減価償却できるほど安くない。特許は切れたらしいが。
207 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 09:25:31
>>206 分離能高いって。
あれはな下から出した奴を再度上に繋いでおいて延々わかれるまで回しておくんだよ。
それに安いって。
中古品が出回ってるから潰れた会社のやつとかいくらでもあるぜ。
新品も特許切れたのなら今は安いのかもな。
再現性は普通にあるだろ。
アメリカとかヨーロッパ(ドイツ)ではよく見かけるぞ。
あって当たり前のもんだと思ってたわ。
208 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 09:26:49
何にしろ知らない物をすぐに否定するのは悪い癖だからとりあえず試してみるって 態度のがいいぞ。 便利なものなんていくらでもあるんだから金で解決できるならそうすべき。
209 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 09:41:05
>>207 アメポスドクだけど、うちの研究室でたまに使ってるヤツいるぞ
オレは使った事ないけど…
いまだに使うヤツがいるんだからやぱりそれなりのアドバンテージがあるんじゃないか?
いまいち使いどころがわからんが
小スケールだけでやるならいいんじゃないか? 後々ある程度のスケールでやらなきゃならない場合はダメだろうけど。
211 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 09:44:54
>>210 普通のカラムに比べてのメリットは?
どっちでも対して変わらんなら、普段どおりカラムするんだが
>>210 少量でいいなら楽なんじゃね。
まあ俺も普通にカラムorPTLCするけど。
興味がなくはない。
ちなみにどのくらいのスケールまでできるの?
213 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 09:59:31
そうだな。 一般的なサイズだと大体2.5gのクルードまでが多いな。 1gまでなら分解能もいいし楽。 一旦プレートを作ると汚れるまでずっと使えることだな。 俺は数ヶ月に一回作り直してた。 作るのに掛かる時間は待ち時間を除いて1時間以内で余裕。 シリカもアルミナも作れる。 メリットは短時間でできること。 まずカラムを立てなくていい。 1gのクルードがあるとするだろ? そしたら100-200mLの溶媒があればうまくいけば分けれる。 ってことは回収も楽って事になる。 PTLCよりはずっと楽だな。PTLCは削るの面どう。 俺のところは天然物やってたけどそれにかえてからPTLCの使う量が減った。
うちは山善のオートカラム使ってる。 ほっとけば10gスケールくらいまで対応で30分で分けてくれる。 コストはかかるけどな。
液液分配クロマトかと思った
うちの部署はメドケムやってるんで
自動化できるところは機械にやらせたいです
値段やメリット・デメリットを可能な範囲で教えていただけますでしょうか
>>213 一般化は難しいと思いますが
例えば「儚f=**なら分離できる可能性高い」などと経験談はありますか?
溶媒が少なくて済むのは魅力的なので、導入検討してみたいです
>>214 人件費以上の働きが期待できますか?
上司がオートカラムの購入を考えているので評価を知りたいです
それから、どこまで自動化出来るのでしょうか
(連続チャージ・UV検出・試験管交換・・・など)
>>203 そんなもん30年まえからあるぞw
>>214 あれは最強だよね。Rf値からクラジエント決めてくれるってのがすごい。
ただ最近、モノが溶けなくなってきて使えないorz
もっぱらリサイクル分取LCだお。
218 :
あるケミストさん :2009/01/23(金) 23:40:55
世の中にはDCC信者だって、ゲル濾過信者だっているぜよ。 遠心クロマトが特別な訳じゃない。
>>216 チャージは各社まちまち
プレカラムに染み込ませるタイプだとかなり楽
(バイオタージとかが出している)
UV検出はオプションが多い
でもUVで分かる物質なら付けるべき
カラムは基本自動。
UV検出器をつければUV吸収ある部分からサンプリング開始
1000万で買える
1年使えば元が取れる
3年以上は使えるだろ
220 :
あるケミストさん :2009/01/24(土) 00:04:23
遠心クロマトは初めて聞いた。GPCより分離いいのか?
221 :
あるケミストさん :2009/01/24(土) 05:42:26
アメリカ人の学生に聞かれたんですけど、日本の合成系研究室にアメリカ人のPDっています? その学生は日本でPDやりたいそうなんですけど難しいですか?
222 :
あるケミストさん :2009/01/24(土) 06:09:16
>>216 TLCで被ってる奴でも低極性(Rf=0.05-0.1)でがんがんまわせばなんとかなる。
使う溶媒が少なく回収も楽だから、俺がやってたのは、
AとBが被ってる。
A、AとB、Bって回収してAとBをエバポって再度流す。
これの繰り返しで完全に被ってないのはほぼ分けれる。
溶媒が少なくてエバポる時間がほとんど掛からないからできること。
俺のいたとこはPTLC、クロマトトロン、オートマティックカラム、通常のカラム
と全部使ってた。
PTLCは何度も何度もカラムしないと駄目なときに放っておけるのがメリット。
クロマトトロンは2gくらいまでの物にメインで、オートマティックは何度も同じ
カラムを掛けないと駄目なときに、通常のカラムは大きいスケールの時に。
要するに全部そろえておけば問題ない。
223 :
あるケミストさん :2009/01/24(土) 06:49:53
224 :
あるケミストさん :2009/01/24(土) 07:05:59
>>223 合成系の話だからココでもいいと思ったんだけど…
気に障ったならすいません
>>222 いろいろあっていいなあ。
うらやましい。
227 :
あるケミストさん :2009/01/24(土) 13:21:22
>>226 年末にUCLAで起きたヤツだな
22歳の女子学生らしい…可哀想に
まぁ失敗も実際に経験した方が合成は上手くなるけどな
229 :
あるケミストさん :2009/01/24(土) 15:02:23
>>228 おまえ、鬼畜のようなやつだな。
国や立場は違えど、同じ合成研究している仲間だぜ。
230 :
あるケミストさん :2009/01/25(日) 01:18:17
確かに他人事じゃないもんな。俺だっていつ死ぬか…
>>226 搬送後2週間って、生き地獄だっただろうな・・・
時期的に、アクリル系とかのセーターなんかを着て実験してたんじゃないだろうか。
232 :
あるケミストさん :2009/01/26(月) 02:47:05
233 :
あるケミストさん :2009/02/01(日) 06:12:32
シクロデキストリンの一点修飾やってる人いる? 2級水酸基のモノトシル化って、1982年のTetrahedron Lett.のいわゆる上野法から進化してないんですかね。 効率悪いし、一発でモノアミノ化まで持っていきたいんだが… 最新の論文ってないのかな。探してはいるが、コレってのがなくて。 アミノ体で購入するしかないかなぁ。
234 :
233 :2009/02/01(日) 17:17:58
ちょっと修正 一発で→ワンポットで
235 :
あるケミストさん :2009/02/02(月) 01:59:38 BE:918123438-2BP(0)
赤リンが欲しいんですけどどこでも手に入りません。 作るしかないに至ったんですが、どうやって作ればいいでしょう? あと赤リンあれば売ってくれませんか?お願いします。良ければレスください。
>>235 そんなの買うまでもないよ。あるでしょ身近に赤くて火を着けるものがw
あれをカッターで好きなだけ削ればいいよ。
赤燐は湿気やすいので、空調ガンガンにいれて部屋をドライにすること。
服装もフリースとか、化繊がいいよ。
237 :
あるケミストさん :2009/02/02(月) 02:20:14
238 :
あるケミストさん :2009/02/02(月) 02:21:18
>>235 質問スレッドでも質問してたな。
通報した方がいいのかな?
>>236 ハンズで買えるアルコールランプで乾燥させなきゃいけないしね
240 :
あるケミストさん :2009/02/02(月) 04:55:16 BE:1606714867-2BP(0)
マッチから削ったら何箱使うことになるのか・・ 赤リンってほんのわずかですよね?250gくらい欲しいんですが・・ 1万箱で利くのかなあ・・欲しいなあ
誰もまともに相手にしてないことに気づけよ
空気読めない構ってちゃんだから、爆弾作ったりするんだよ
再結晶で結晶化せずにオイル状になったらみなさんどうしますか?
244 :
あるケミストさん :2009/02/03(火) 16:45:11
結晶化しなかったら、再じゃねーだろ、というツッコミはおいといて・・・ 近頃じゃ、結晶化で精製しようとする奴の方が少なくなったよ。 多段階合成(天然物)でも最初の段階で不斉誘起したeeが、最終段階まで引っ張られている 例をよく見かける。途中で結晶化できる段階なんかいくらでもあるのに、収率が減ることを いやがって結晶化で精製しない。というか、そもそも再結晶で光学純度を上げられることを 知らねー奴が出始めた。 従って、気にする必要なし。次の段階で精製すればよし。
245 :
あるケミストさん :2009/02/03(火) 16:53:38
>再結晶で光学純度を上げられることを知らねー奴が出始めた これはないんじゃね? 多段階合成(天然物)ならもちろんカラムで分けれるもんはカラムで分ける 数十ミリグラムでやってんのに再結晶なんて出来るかよw 最初の方のグラムスケールならなんとか再結晶するけど
246 :
244 :2009/02/03(火) 17:00:47
>数十ミリグラムでやってんのに再結晶なんて出来るかよw 数十ミリあれば結晶化で精製しろよ。5ミリ切ったらそのままでも許すけど。 って、おいらは古いケミストなんかなあ・・・
>>246 古い云々ではなく、後のステップ数・最終物の目的によるだろ
248 :
あるケミストさん :2009/02/03(火) 17:35:28
>>246 結晶化と再結晶は違うぞ
ミリ単位で、しかも再結のコンディション、反応生成物が全て分かってるならまだしも
一から条件決めるなんて時間の無駄
普通は確実に分けれてロスの少ないカラムをする
古いとかじゃなくて多段階の合成をしたことないんじゃないか?
249 :
244 :2009/02/03(火) 17:42:54
>古い云々ではなく、後のステップ数・最終物の目的によるだろ >結晶化と再結晶は違うぞ そんなのわかった上で言ってんのに決まってんだろ。
250 :
あるケミストさん :2009/02/03(火) 17:50:04
ぜひ結晶化でなく再結晶で10ミリの化合物を分けてくれw
天然物合成の後半ならどう考えてもカラムのほうがいいだろ。 不斉なんてほとんどが合成の序盤でいれるんだから、 最初のほうの大スケールでやる部分で再結晶して eeあげて、後半はカラムだろ。
終盤に再結晶を行うメリットが分からない アッセイに出すか、X線で構造を確認する化合物くらいだな 1g以下は基本カラム
253 :
243 :2009/02/03(火) 20:42:11
モノはグラムスケールでありますが、 結論としては無理に結晶化させる必要もないということですね。 ありがとうございました。
254 :
あるケミストさん :2009/02/03(火) 22:00:12
>>250 >ぜひ結晶化でなく再結晶で10ミリの化合物を分けてくれw
本当にこいつ、結晶出したことねーんだな・・・
>>253 目的が分からんが、既知化合物なら結晶での物性を求められることがあることを頭に入れておいたほうがいいぞ。
99%purityを99.9%にして元素分析当てるとかならmgスケールで十分いけるけど クルードから持ってこれるかは場合によるでしょ
不斉点が新しく増える前なら光学純度を上げた方がいいだろうが とりあえずそのまま持っていけば? もっと先で結晶性の良い誘導体になる可能性もあるし ジアステレオマー(塩か官能化)で分けるほうが回収率は高いだろうし 分析用サンプルが必要なときだけ一部を精製すればいい。
258 :
あるケミストさん :2009/02/04(水) 02:20:46
10mgを再結晶で精製するおっさんフルぼっこw
259 :
あるケミストさん :2009/02/14(土) 16:52:01
KHMDS/THFって本来何色? 研究室にある奴がオレンジ色なんだけど大丈夫だろうか?
260 :
あるケミストさん :2009/02/14(土) 17:13:37
おk
262 :
あるケミストさん :2009/02/19(木) 00:55:57
2,3-ジメチル-2,3-ブタンジオール(ピナコール)のHがFになったパーフルオロピナコールのジアクリル化をしたいのですが、全く反応しません。 酸クロ、強酸での脱水、DCCなど試しましたがだめでした。何かいい方法はないでしょうか。
>>258 多分結晶多形とか言う言葉も知らないんだろうな・・・
X線用のタンパク結晶化HTSとかもやったことないんだろうな・・・
>>222 遠心クロマトはデモだけやって結局採用しなかったな。スケールアップ可能なら使う事あったかもしれんが。
自動でやってくれる中圧自動クロマトかマスクロ付きの分取HPLCを終夜でやれば100gぐらいまでなら対応してたしな
条件設定はデータを蓄積して精度を上げていくプログラムを作ってたからほとんど自動な状態だった。
不斉合成とかまずしないしなぁ。キラルカラムで分ける方がよっぽど早い
オープンカラムはシリカにまぶして減圧でろか程度でしかしないな。これなら数キロスケールでやった事がある。
あと最近は貴金属の固層担体をかなり使い出してきたな。
マニアックな配位子でしかいかなかったカップリングとかも、添加剤とか溶媒とか工夫すればほとんどの反応が出来るようになってきたからな。
後処理はろ過して溶媒留去か中和晶析だけだし
このへんはホント、ウチの反応屋さんに頭が上がらないわ。
少なくともこの10年間で合成スピードは2倍以上は上がったと思う
いまだに精製と分析の違いもわかってないらしい。
265 :
あるケミストさん :2009/02/19(木) 08:08:09
>>262 フルオロアルキルを普通のアルキルと一緒だと思ってはいけない。
そもそもそのアルコールの酸性は異常に高い。pH見てみろ。
つまりアルコキシドが異常に安定ということで、求核性はとても弱い。
しかも立体障害がとても大きい。
多分、そのアシル化は行かない。
>262 MOPAC(PM6, 真空中)で簡単にOHの酸性度を見積もってみた ------------------------ ぴなこーる: pKa: 13.8, 15.6 パーフルオロ体: pKa: 4.0, 4.5 ------------------------ 普通のアルコールではないな Tf2O使って混合酸無水物にして脱離能を上げるなりする必要あると思われ CF3のある化合物は異常に反応性が低かったり 逆にHF離脱による異常反応が起こったりする
267 :
あるケミストさん :2009/02/19(木) 22:15:19
>>265 、266
ありがとうございます。
やはり一筋縄ではいかないようですね。pHは1.4でした。
フッ素入るだけでこんなに変わるものなんですね。
色々と試してみましたが、一個は入りましたがもう一つが入りません。
おまけにすぐに分解してるみたいだし。MSで見る限りどうやら真ん中のC-Cが切れてるようです。
安定性も悪いみたいです。
第二級のハライドをアミノ化するために とりあえず25%のアンモニア水を入れてみたんだが 有機化学の常識(1,2,3.4)からいってありえないよな? 1.アンモニアがプロトン化されて反応性が落ちる 2.ヒドロキシル基が置換する可能性がある 3.Sn2には水のプロトン性極性溶媒は不向き。 4.多置換体が生成する この実験方法を肯定する論文やら実験結果ってある?
アンモニア水よく使うよ。酸クロ→アミドとか。 だから1,2は間違いというか、問題にはならない。 4も、アンモニア水溶媒にハライドを滴下すればOKでは? でも普通に1級アミン作りたいなら、ガブリエルかNaN3が 結果的には早いとおもうけど。
270 :
あるケミストさん :2009/02/26(木) 07:49:35
>>269 アンモニアでアミノ化、やってやれないことはないが、立体障害に敏感なくせに
多置換する。
条件検討の時間がもったいない。自分でもアジドで処理する。
スケールによるけどアジド還元でFA
272 :
あるケミストさん :2009/02/27(金) 03:52:42
普通はアジドからもってくよな
273 :
あるケミストさん :2009/03/07(土) 12:46:23
光延反応でできる副生成物(Ph3P=Oとか)ってカラムで分けられますか? あと反応終了後に溶媒(THF)を除去した後にカラムだと思うんですが、 溶媒を除去してもDIADの爆発や引火などの危険はないんでしょうか? ちなみにDIAD 1.3eq、Ph3P 1.5eqでやってます。
ない
275 :
あるケミストさん :2009/03/07(土) 15:49:30
あんた、何のためにDEADよりPPh3を過剰に使ってんだよ。 考えて物言え。
>>273 は理系に向いてないね
やめた方がいいよ?
277 :
あるケミストさん :2009/03/07(土) 16:23:34
そんなにFらん学部生をいじめてやるなよw
>>273 Ph3P=Oを溶かしやすくする試薬があるから買え
Ph2P=Oは曲者だよなw TLCみてモノデキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! と思ってカラムで分けたらPh2P=O。
確かにそんな物質は曲者だな
Ph3P=Oダタヨ。。。
282 :
あるケミストさん :2009/03/10(火) 23:16:42
ここには研究職の方はいらっしゃるのかな? 国立大で合成やってる修士で 現在、就活中なんだけど、世の中にはちっちゃい合成の会社もあるけど、 そういうところって腕一つで中途採用してくれたりするのかな? 可能なら大きい所に就職したいけど、 就職後に研究から離れるような異動とか出向とかがあったら さくっとやめて小さい合成なりプロセスなりやってる企業に転職したかったり。 考え甘いかな?
283 :
あるケミストさん :2009/03/11(水) 03:19:59
>>282 なんで中途採用?
最初っから辞める気なのか?
すべてはコネ次第
コネさえあればたとえ募集してなくても入社できる
国立って書いたことは宮廷じゃないんだろ?
そこの修士卒が腕一つって…
それを認めてもらうには、実際旧帝薬の奴らより実力があって、
運よくその実力を発揮できる機会がなければ無理 まぁ無理
>> 283 282じゃないけど、質問にまったく答えられてないな。 読解力ないのか? >なんで中途採用? >最初っから辞める気なのか? (もしも)研究から離れるような異動があったらって書いてあるじゃないか。 >すべてはコネ次第 >コネさえあればたとえ募集してなくても入社できる それはコネがなければ実力があっても入社できないのか、 あるいはコネがなくても実力があれば入社できるのか、どっちなんだ? 282の質問はそういうことだろ? >運よくその実力を発揮できる機会がなければ無理 その機会が具体的にはどういうことなのかが知りたいんじゃないのか? 282には明文化はされてないが。 実力で転職したいって言ってるんだから実力には自信があるのだろうし 相当の実力が必要であることも282は理解してるだろ常考 ネット上で勝手に相手の実力推し量ってしかも論点ずれてるとか、発言がナンセンスすぎる。
285 :
あるケミストさん :2009/03/11(水) 14:01:09
282も283も頭が悪いということだけは、よくわかった。
286 :
あるケミストさん :2009/03/11(水) 15:23:06
>>284 今修士で就活中で、入社して違う部門に飛ばされて辞めてからの中途採用の事聞いてんの?
普通に新卒で就職する前に?
「コネさえあればたとえ募集してなくても入社できる」この文章から
「コネがなくても実力があれば入社できる」って理解するのは無理だろ
>その機会が具体的にはどういうことなのかが知りたいんじゃないのか?
オレにはそんな機会ないと思うから、「運良く〜なければ」と仮定的に書いて、最後に無理って書いたんだが?
断定的に具体的に書く事は簡単だけど、全ての企業を知ってる訳じゃないのにそんな事は書けない。
修士卒の上に、旧邸じゃないくせに実力に自信があるとか笑わせんなw
そんなにオレの文章通じないとは思わなかったわw
287 :
あるケミストさん :2009/03/11(水) 16:40:05
288 :
282 :2009/03/11(水) 17:13:22
>>283-286 レスありがとうございます。
変に所属をぼかしたことで混乱を与えたみたいだけど宮廷の薬の所属です。
とりあえず、そうそうあることでは無いのは解りました。。
今修士で就活中で、入社して違う部門に飛ばされて辞めてからの中途採用の事を考えるのは
それほどおかしいかな?
確かに、向こう見ずのフリーターや派遣が増えている昨今の日本においては先の先まで考えることは得意なのかもしれないけど。
(考えてれば元々なんであれ正社員職を見つけるだろうし)
今、内定をもらったちっちゃい会社にとてもよくしてもらっているので、
なるべく失礼のないように断って暖めておくしかないかな。。
>>288 目的がはっきりしていない。
大手の何がいいの?
デメリットは分かっているようだね、そう、あなたの希望は叶えられない。
中小も大変だけどね。
開発が出来なくなることもあるし
金に換わらない研究をする余力も無い。
合成をやりたいのかプロセスをやりたいのかも決まっていない。
企業からすると困るよ。
あなたを合成屋として雇って配置も変えないでいると
ある日突然「実はプロセスがやりたかったんです」と退職。
290 :
282 :2009/03/11(水) 23:34:23
>>289 いやいや、ここに目的まで書けと?
なにもあんたの採用試験を受けるわけじゃないし
わざわざ目的までかかねーってのw
言ってることはまともだが、別に2chにそこまで求めるなっての。
じゃあ質問するなよ
>>282 研究専門のハケンもあるよ。ハイ○ックとか。
合成屋で登録すれば、昇進も配置換えも絶対無いよw
293 :
あるケミストさん :2009/03/12(木) 02:42:02
中途なんか考えずに、ずっと研究できる会社を新卒で選べばいいのに 普通転職は、上から下はいけるけど、下から上は難しいわな それに歳が行けば行くほど転職は難しい 283にちらっと書いてるけど、今年なんかは中途の募集ないよ 募集がなくてもコネがあれば入社試験を受けることは可能
うちの会社で中途で合成に入ってくる人は(めったにいないけど)、
会社の研究顧問になっている教授の紹介というか押し込みというかだねぇ。
>>282 が合成でありさえすればなんでもいいっていうのならまあいいけど、
糖関係の合成をずっとやっていた人が糖と全然関係ない仕事をやることに
なっていたりして微妙にくすぶっていたりするような気がしないでもない。
打算的なことは、夢と信念を見つけてから考えるもんだ。
296 :
あるケミストさん :2009/03/28(土) 01:09:45
>288 途中で部署を変わることはよくあることですよ。 合成研究者から開発担当者へ。 特許関連部署へ。 外注担当へ。 製造部門へ。 それぞれ会社に必要な部署だし、合成の知識・バックボーンがないと 務まらない部門でもある。 「合成しかやりたくありません!」 ってのは、企業からすればもっとも困った人。 派遣や契約なら、合成だけやっていることもできるかも。
crudeをPTLCを市販のTLCやHPTLCプレート(Merck, 20×20cm)で分離する際、lodingできる試料の量はどれくらいまで(と教わってる)? 自分達で作る場合はシリカが厚いので100mg位までのせているが、 市販の場合シリカが薄く、意見はバラバラでそれに関する情報がないので わかりません。 教えてください。
298 :
あるケミストさん :2009/03/28(土) 07:09:57
自作TLCだったら、300mgとか平気でのせるけどな。のせる時の溶媒を飛ばしきらないのがコツ。 で、これに関しては決定的な意見はない。分離によるし、溶媒への溶解性にもよる。 自分で覚えるしかない。 そもそも、人の意見はまったくアテにならない。自分の実験だし。
合成スキルとは、受け継がれない物なのですね
質問ですが自己組織化する物質で今特に注目されている物質はなんでしょうか? 文献などあれば是非教えてください。 また、ステップ数が少なく低コストな原料で作れるという条件で スタッキング相互作用をする有機化合物があれば是非紹介していただけませんか??
301 :
あるケミストさん :2009/03/28(土) 22:13:49
オカダ酸とシクロアワオドリンのハイブリッド材料
302 :
あるケミストさん :2009/03/28(土) 22:23:56
>>299 最近、合成試薬や保護基や分離手段や測定技術が進歩しちゃって、
スキルがすごく必要なくなっちゃったという事実はあるな。
一分子のグリセリンの三つのヒドロキシル基に、硝酸(3NO3)でニトロ基を導入すると、 ニトログリセリン一分子と水3分子が生成する。と、有機の教科書には書かれています。 硝酸を導入するってありますけど、単にグリセリンの液体に混ぜ込むだけで自発的に反応が進みますか? 爆発力に相当する、分子の不安定要因になる何かしらのエネルギーを与えなければならないようにも思えます。 もしでも、混ぜるだけだとしたら、すぐにニトログリセリンが生じるわけで危険ですね。
304 :
あるケミストさん :2009/03/30(月) 16:02:03
広告の裏に書けよ、ボケが。
305 :
あるケミストさん :2009/03/30(月) 17:37:51
ガスコンロでガンガン加熱するといいぞ。
すぐニトロ化したがる奴って何なの?死ぬの?
FieserやFieserFieserやOrganic Synthesis Collectionってどのように利用すると役に立つ書物ですか?それぞれについて教えて下さい。 SciFinderがある時代にも必要なのですか。
>>304-306 ぜんぜん、わかりません!何がひっかかっているのか・・・
私が変なこと言っているようなのですが自覚がまったくないので、教えてください。
>>307 SciFinder使い放題なのは大学だけ。
会社で構造検索すると1クリックで3〜5万飛びますw
>>309 うちの会社でそれ知らずに数百万円分使って懲戒くらった人いるよ
>>310 うちは新人が70万飛ばしたことあるw
SciFinderは最大限活用すればいいと思うけど、実験化学講座引けないとか
SFないとIUPAC名つけられないとかは問題あると思う。
SciFinderってナンですか??
313 :
あるケミストさん :2009/03/31(火) 07:41:54
OS collective volumeはともかくとして、いろいろな参考書をぱらぱらめくって反応を 覚えた人と、SciFinderでその場で必要な反応を検索した人では問題解決能力に大差がつく。 Fieserはともかく、Marchぐらいをしょっちゅう引くことを習慣にしておくといいぞ。
314 :
あるケミストさん :2009/03/31(火) 12:00:38
どおりで昔OBが学校にサイファインダー使いに着てたわけだ… そんなに高いとは知らなかったわ
307です 回答ありがとうございます。 会社によっては使用の度に有料なんですね、SF。 反応例や、既知化合物が類似の基質があるか調べるたびにSFを使うので、それをお聞きすると、やたらに頻用する習慣はつけないようにしたいと思いました。 では化合物情報や反応例を調べるのに何で調べておられるのですか。
お前は日本語読めないのか
317 :
あるケミストさん :2009/04/01(水) 22:29:14
面不斉がよくわかりません。理解できる本を教えてください。説明でもかまいません。
319 :
あるケミストさん :2009/04/04(土) 16:08:56
./─。 |dll^[ |_t_3 |]]3]! |ヨx] ,,_ |]][0! .;gg。 ノ。^ヽ。. .lヒヨ:ll. ..l:.:.][ ^ヽ。._^ー,,゛゜]! ^):.:.]l. ^ヽ。.^ヽ!。 ^):.:.][ | ^ヽ。.^ヽ]:.:.][ |.ヽ| ^ヽ:.:.;,;,-、,, ./ \ ;,;,:.:.-、_^ヽ。.r^^^^^ヽ、 ./ t :.:.;,;, ^;;./ ヽ.;,,、 [ l...l:.:.][ []| .l!]][ )、 ./ ]:.:.][ ]] ヽ_ ./]][ ゝ、____./ ;,;,:.:. []! ^ー─'" ^)]! ..l:.:.][ [;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,][ .;gggggg:.:.;,;,(gggggggg。. ];,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,! ________■_______■ ■■■■■_■■■■■__■_■_ __■_____■____■_■_ __■___■_■_■__■__■ __■___■_■_■_■___■ ■■■■■___■___■___■
フリーデルクラフツのアルミの処理でいいやり方教えてください 今、塩酸ー氷で落ちるアルミ塩をろ過してたら詰まって帰れなくなった
セライトでやれば
325 :
あるケミストさん :2009/04/09(木) 07:37:55
フリクラ、どうせ強酸性なんだから、濃塩酸でアルミ塩を溶かしてしまえ。
溶かしたいならアンモニア水を掛けろ
ロッシェル塩もおぬぬめ
328 :
あるケミストさん :2009/04/10(金) 18:05:02
スケールにもよるが小スケールならセライトに一票。
329 :
323 :2009/04/10(金) 21:39:40
>>324-328 ありがとうございます。
結局回収して超音波かけて帰って抽出しましたが
今度から上のアドバイス使わせてもらいますm(_ _)m
論文にはろ過するだけでおkみたいに書いてたのにやってみると大変ですね。
OSで関連反応の項目読んどけ。 大スケール条件で細かい操作書いてるから参考になる。
331 :
あるケミストさん :2009/04/11(土) 12:05:36
学生実験でカラムをしようと思うのですが、 色がついていてTLCにも焼けるような試薬ってあるでしょうか? 色でカラム内を移動している様子がわかるようなものがいいです。
蛍光物質なんか判りやすいけどなぁ
>>331 黒インクと一般的な有機物(フェノール系)とかが分かりやすいんじゃないか?
黒インクは基本多成分だし
334 :
あるケミストさん :2009/04/11(土) 15:01:21
凝った学生実験にするなら、シクロペンタノンとシクロヘキサノンの混合物を用意し、 2,4-ジニトロフェニルヒドラゾンを作らせて、それをカラムで分離するというのはいかがでしょうか。 真っ黄色の色素で、すかっと分かれます。分離後結晶化してそれぞれの融点を計らせれば、3年生だったら それだけで1週間潰れます。
初カラムを色つきでやるのはどうかな? 他大の4年でポルフィリンやってたヤツが院編入してきたんだけど、 原料に脂肪族アルデヒド作ったはいいが、「これ、無色ですけどどうやってカラムするんすか?」 っていってたw
検出が多少変わるだけだろ 原理が分かればそれでいいじゃない
質問です。TLCでの検出でヨウ素を使うことが多いんですがこの原理ってなんですか?
338 :
あるケミストさん :2009/04/15(水) 07:39:11
シリカゲルが有機物で濡れている所にはヨウ素が蒸着しやすい性質を利用している。 ヨウ素そのものは紫色だが、有機物の不対電子などを利用してCT錯体を作りやすい性質がある。 これが褐色を示す。
339 :
あるケミストさん :2009/04/15(水) 21:39:42
>>335 確かにポルフィリンは見た目は分かりやすい。
分けるのは微妙なRfの差で分けなきゃ行けなかったりして難しいこともあるが。
>>338 ヨウ素で発色させた場合、時間経つと色が消えていくね。
不対電子で錯体ということはアルカンとかには有効でないのかな、やったこと無いけど。
希硫酸→ヒートガンであぶる方が分かりやすい。
>>337 「原理」とは若干離れるけど、ヨウ素検出は準非破壊だから、
UVで確認 → ヨウ素蒸着で確認 → 発色試薬で確認
みたいに3手順踏むことで各スポットのおおよその性質を一気に把握できるって利点もある。
341 :
あるケミストさん :2009/04/16(木) 23:02:24
「パラジウム/炭素」の炭素はどういう意図で入っているのでしょうか?
BuLi/TMEDA,TBSClでシリル化した後の分液操作でCuSO4aqで抽出と書いてあるんですけどこれは何のためですか?
>>341 ただの担体だよ。
パラジウムを上手く分散させて、担持させるのに都合が良いのが炭素。
接触水素化だから、少しでも表面積を稼いで接触回数を増やしたいわけ
346 :
あるケミストさん :2009/04/17(金) 07:47:25
パラジウムは担体によって活性や選択性が違うことは覚えておけ。 炭素が使われるのは、パラジウムの量を制限して安定した高活性が得られるからだ。 そういう意味では単なる担体ではない。
347 :
あるケミストさん :2009/04/17(金) 12:27:01
SEMで見ると、多孔性活性炭の孔にゼロ価パラジウムが挟まっている状態。 このような状態を作り出すにはノウハウが要る。同じメーカのものでも ロットによって微妙に活性が違ったりする。
パラジウムは金属同士でくっつくと活性がほとんど無くなる。 だから基本的に何かに担持させる 接触還元(表面反応)だけでなく、様々な有機金属反応でも パラ炭はパラジウムソースとして使える 溶液中で反応し、反応が終われば炭素表面に吸着する
ほう。 Pd(0)原子が吸着しているとおっしゃる?
350 :
あるケミストさん :2009/04/19(日) 01:30:43
フリーデル・クラフツ反応のハロゲン化アルキルって アルコールとハロゲン酸から作るのでしょうか?
351 :
あるケミストさん :2009/04/19(日) 23:59:50
ハァ〜ロォ〜ゲェ〜ン
352 :
あるケミストさん :2009/04/21(火) 19:56:35
実験でトリブチルクロロスズを調整することになったのですが、どうやればいいでしょうか? 実験化学講座ではビス(トリブチルスズ)オキシドに塩酸を滴下して、攪拌後、分液漏斗にて分液する。となっています。 分液するといわれると、水溶液にとけている化合物を有機溶媒にとかして回収するというイメージなのですが…。 ここでの分液というのは、反応溶媒を分液漏斗にいれてふるだけでいいのでしょうか?
普通に買った方が楽なんじゃないの? たいして高くもないんだし。
Bu3SnClは有機溶媒によく溶けるから >有機溶媒にとかして回収するというイメージ で合ってる。ただ分液の定義は間違ってる。
だれか電子レンジを改造してマイクロ波反応装置にしてる人いませんか? 貧乏研究室なので、市販の装置は買ってもらえそうにありません(;ω;) とりあえず天板に穴あけてジムローが突っ込めるようにすればいいかなと 考えているのですが、経験者の方でアドバイスがあればお教えください。
>>355 市販の装置でも100Wくらいに出力抑えないと過熱になるのに。
電子レンジだと1000Wとかいかない?
>>356 そうなんです。レンジは「弱」でも200Wくらいあるみたいなので
出力制御をどうしようかと。
今は電源とレンジの間に温調をかませて、ざっぱにON/OFFで
コントロールできないかなと思ってます。
でもレンジ内に差し込む熱伝対は普通のやつだと火花でますよね。
テフロンとか巻けばOKなんでしょうか?
358 :
あるケミストさん :2009/04/22(水) 16:34:32 BE:1938720487-2BP(1013)
有機合成を専攻したいと考えているのですが、理学部化学科と工学部応用化学科では研究室の差というか、 研究内容に違いってありますか?? 大学院では理学系が主なようですが・・・ いま後者のB3です
359 :
あるケミストさん :2009/04/22(水) 19:13:43
>>353 ,354
ありがとうございます。
結局、買うことにしました。
>>358 大学・研究室によってピンキリだから、
自分の大学にある研究室の研究内容を調べるしかない。
ベンゼンとジメチルプロペンとリン酸を反応させるとfriedel-crafts反応で カルボカチオンをつくって、tert-ブチルベンゼンが出来るみたいなんですけど 反応機構が分からないので教えてください。
362 :
あるケミストさん :2009/04/22(水) 22:56:58
>>362 間違えました
(CH3)2C=CH2 です
反応名分かってるなら調べろ
366 :
あるケミストさん :2009/04/23(木) 07:40:37
>>365 教科書に載っていないという理由でわかんないんだったら、あんたこの道向いてないよ。
そもそも教科書に載っていないわけがない
>>365 どの教科書使ってるか知らないけど、上巻に書いてある。
教科書に載ってない→2chで聞く もうね・・・
ゆとり乙
調べもしないで質問とか最近のガキは
ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙 ゆとり乙
質問するゆとり消えろ 質問するゆとり消えろ 質問するゆとり消えろ 質問するゆとり消えろ 質問するゆとり消えろ 質問するゆとり消えろ 質問するゆとり消えろ 質問するゆとり消えろ 質問するゆとり消えろ 質問するゆとり消えろ
>>361 Friedel-Crafts反応だけでなく芳香族求電子置換反応の項を熟読してみ。あとMarkovnikov則も。
正直、372,373辺りはキモいが、「教科書にのってませんでした」と(おそらく)大学生が書込むのは釣りと思われても仕方がないと自覚すべき。 勉強してください。
376 :
あるケミストさん :2009/04/29(水) 18:04:57
デスマーチンができないです。 OrgSynthのやりかたにTsOHを加えるJOCの方法ですが、全然とれないっす。 やっぱ、濾過がポイントかな? つくったことある人いる?
工学部・理学部の有機合成研究室から薬学系院の有機合成研究室に進んだ方いますか?
>>376 IBXの合成で失敗するのはあまり見たことが無いので、アセチル化の方が
駄目だったと考えて…
アセチル化で長くまわしすぎたり温度が高すぎると失敗しているような気がする。
濾過はエーテルで洗いすぎると多少目減りはするけど、まったく取れないってことは
ないのでそんなにキーファクターではないような。
379 :
あるケミストさん :2009/04/30(木) 01:15:25
>>378 レスサンクスです。
IBXはNMR、mpからきれいにできてました。
アセチル化は内温90度くらいで2時間。
できてきた白い固体のNMRや融点が文献と違ってました。
(重クロにあんま溶けない)
モノアセチル??
温度高すぎですかね?
380 :
あるケミストさん :2009/04/30(木) 22:28:25
グルコースから二酸化炭素と水ができるまでの、化学反応式を教えてください。 その反応が何段階あるか教えてください。
>>379 高すぎるような。JOCの実験項はバス温80℃なので内温は75℃くらいでいいと思う。
モノアセチル体のNMRはJOCに載っているから比較すれば分かると思う。
384 :
あるケミストさん :2009/05/02(土) 22:23:43
Conrad-Limpachキノリン合成を試しているのですが… Schiff baseを単離した後、Ar雰囲気下、ジフェニルエーテル中で 2時間還流して環化させるものの、副生成物が多すぎて精製に 非常に苦労してしまいます。収率も非常低いものです。 元文献は、結晶化のみで50%以上の収率で目的物を得ているのですが… ジフェニルエーテルを用いた高温反応には、コツなどがあるのでしょうか? Schiff baseはきれいな結晶で得られるため、原料の不純物が 影響しているとは考えにくく、加熱反応に問題があるのだろうと 予想しています。
385 :
あるケミストさん :2009/05/02(土) 22:38:18
Schiff baseの融点見れ
386 :
あるケミストさん :2009/05/04(月) 19:52:46
>>383 ありがとうございます。
温度低めでやってみます。
387 :
あるケミストさん :2009/05/05(火) 10:11:07
テレフタル酸が他の異生体よりも イオンになりやすいのはなぜですか?教えてください
マルチすんなカス
389 :
あるケミストさん :2009/05/05(火) 12:18:36
アセチルサリチル酸の溶けた水溶液に濃塩酸を加えたらどうなりますか? 強酸による弱酸の追い出しということだと思うのですが生成物が分かりません…。
390 :
385 :2009/05/05(火) 12:46:36
>>384 こういう反応では微量の水分や酸がすごく影響する。
そのせいでエステル/ケテンアセタール・エナミン/イミンの溶液中の比率が変わる。
どうせ古い文献だろうから、融点をきちんとチェックしな。
で、あとは少し沸点の低い溶媒で様子見てみなさい。
391 :
あるケミストさん :2009/05/06(水) 13:52:25
Nを含む求電子剤(イミン、アジリジン)をシアノ化する利点は何?
392 :
あるケミストさん :2009/05/06(水) 15:06:51
393 :
384 :2009/05/06(水) 19:17:46
>>385 >>390 どうもです。
参考にした文献には、2000年以降の結構新しいものも数報含まれ
確度の高い方法であるとは思うのですが…(もちろん基質は同一)
Schiff baseについても、crudeのまま用いていたり、精製したりと
純度に対する許容性も大きいようではあります。
もう一度、各試薬の純度も含めてチェックしてみます。
逆に、再結晶しない方法も試してみます。
394 :
あるケミストさん :2009/05/07(木) 06:27:42
>>392 どういう目的で変えるのですか、いろんなスレに常駐してるゆとりさん?
質問者が煽るとはなw答えはいらないのかw
396 :
あるケミストさん :2009/05/08(金) 22:05:35
しかし、質問スレに
>>392 みたいなレスは正直不要。
わからないなら黙っていればいい。
つまんない揚げ足取りが、GW中は特に多かったような。
>>394 N上に電子吸引性のシアノ基を入れることで、N=Cの分極を大きくして
Cの求電子性を上げる。
397 :
392 :2009/05/08(金) 22:08:57
すまん。誤変換だ。 どっちが出直すべきかは他の質問者達に決めてもらおうよ。
399 :
392 :2009/05/08(金) 22:22:43
極性を変えてクロマトで分離しやすくするせいかも、保護基として使うせいかも、 酸化から守るためかもしれないだろ。 もちろん、求電子剤であるとは書いてあるが、活性化する方法はいくらでもあるし、 シアノ化を選ぶにはそれなりに理由があるはず。 それがわからないのに理由もへったくれもあるか。 さあ、ジャッジしてくれ。
400 :
392 :2009/05/08(金) 22:29:15
理由がわからなければ理由がわからないじゃ、答えになってないな。 理由(目的)がわからなければ、利点はわからんだ。 後は頼む。
こいつ、めんどくせーなwww
402 :
392 :2009/05/08(金) 22:41:56
おう、めんどくせーよ。 今時の学生は、反応性もわかんねーのに適当に条件を決める奴が多すぎるんだよ。 検索手段が進歩しすぎたせいで、反応機構や配向性を考えなくなっちゃったんだな。 どういう目的で何をやろうとしてるのか、そいつを考えてから条件捜せよ。
403 :
396 :2009/05/08(金) 22:52:49
>>399 お、早速出直したんですね。
いいと思うよ。
つーか、ただのツンデレだぞおまえ。
404 :
392 :2009/05/08(金) 23:00:12
405 :
あるケミストさん :2009/05/09(土) 00:24:27
ずっと見てたがおれも392に同意だな 391からはいろんな言え過ぎて目的によるとしか言えないな ただ、392は必至すぎてウザい
406 :
あるケミストさん :2009/05/09(土) 00:27:42
化学板の質問スレ全部に言えるけど調べてないのと情報が少ないのが多いね 前者は論外だけど後者はレポートとかで特定を防ぐ為とかだろうか 結局まともな解答されないだけだし意味ないと思う
酢酸エチルの合成で、酢酸、エタノール、硫酸を混合した後還流を行うのは加熱の為でよいですか?
408 :
あるケミストさん :2009/05/10(日) 13:39:19
は?
>>407 還流でなくて蒸留で生成物を留出するんだと思うのだが。
「Fischer合成」「酸触媒によるエステルの合成」あたりに書いてある。
ヒントというかキーワードは「化学平衡」、「可逆反応」だな。
学生実験だと思うけど、レポートがんばれよ。
410 :
あるケミストさん :2009/05/11(月) 02:13:24
有機合成の操作技術を高めたいと思っているのですが なにかオススメの本はありますか? ちなみにウォーレン有機化学や演習で学ぶ有機反応機構で 合成の知識はなんとか補ってはいるのですが 所属しているのが有機合成メインの研究室ではなく 少人数なので先輩に聞くことも出来ない状況です。
411 :
あるケミストさん :2009/05/11(月) 11:24:44
普通は実験の数をこなすんだがな… 合成系でないなら無理か 本は勧めないがあえて挙げるなら実験科学講座、精密有機合成、OSくらいでいいんじゃないかな
412 :
あるケミストさん :2009/05/12(火) 04:10:18
ベンゼンをBirch還元した1,4-シクロヘキサジエンは溶液を加熱したり 適当なプロトンを引き抜く塩基と反応させればベンゼンに戻ったりしますか? よろしくお願いします。
413 :
あるケミストさん :2009/05/12(火) 07:27:03
できるよー
414 :
あるケミストさん :2009/05/12(火) 09:27:56
415 :
あるケミストさん :2009/05/12(火) 15:23:20
>>414 ありがとうございます。
DDQは使った事がありませんが
反応条件などを検討して使用してみようと思います。
416 :
あるケミストさん :2009/05/13(水) 02:41:16
417 :
412 :2009/05/13(水) 04:12:43
>>416 物性系の研究室出身・所属なので合成はあまりしていないのです。
共同研究先からサンプルをもらっていたのですが、
担当してくれていた助教・学生が忙しくなってしまったので
サンプルを待ち切れず自分で作ることにしたのです。
で、どうせなら面白いものを作ろうと思った時に
1,4-シクロヘキサジエンの芳香化の必要が生じたのです。
>>414 DDQはなかなか面白い酸化剤ですね。
授業で習ったかもしれませんが覚えていません…。
自分自身も芳香化しつつ1,4-シクロヘキサジエンも芳香化するのは
面白い反応だと思いました。
JOCのThummelの論文を見つけたのでそれを参考にしたいと思います。
ありがとうございました。
418 :
414 :2009/05/13(水) 22:46:50
>>417 CHDの芳香族化は基本的にいき易い反応だから
いろいろやってみるといいよ。
DDQよりマイルドなクロラニールとか、MnO2もお手軽。
419 :
あるケミストさん :2009/05/14(木) 07:31:42
下手すりゃ、シリカゲル上で空気酸化も可能なくらいだからな。
420 :
あるケミストさん :2009/05/15(金) 16:26:53
ビタミンAやビタミンCなどの頭文字は、何か基準があって決められているのでしょうか?また、なぜビタミンBは、B1やB2、B6などのように複数あるのですか?ビタミンAやDはそんなの無いですよね?
421 :
412 :2009/05/15(金) 16:27:55
オロナミンCみたいなもの
423 :
あるケミストさん :2009/05/15(金) 16:33:44
>>422 早速調べてみます。ありがとうございました。
C5H8の異性体を数えてみたんですが、全部で30種で合っていますか?
425 :
あるケミストさん :2009/05/15(金) 21:27:31
32種
426 :
424 :2009/05/15(金) 21:39:39
数え直してみたら C / \ C ―C― C \ / C みたいなのと C / \ C―――C \ / C―C みたいなのの片方 を数え忘れていたようです ありがとうございました
OH基が3つついたアルコールのメチルエーテル化の反応が上手く進みません・・・ 室温条件化で、MeIとNaHを4当量ずつ使って溶媒はDMFを使っています。 アルコールも直鎖で全く複雑な構造ではないのですが。。。 何か上の条件でまずいものって何かありますかね? あとみなさんエーテル化の反応の後処理ってどうしてます??
>>428 MeIだしDMFだからあまりかけられないが、
思い切って当量増やして熱かけてみれば。
それとOH3つじゃ、NaHでアルコキシ作ったときDMFに溶けてないでしょ。
本当は封管か攪拌オートクレーブでやれば楽勝なんだけど・・・。
>>428 分子内でキレート作るようだとアルキル化はかなり遅いよ
Me2SO4かMeOTsで熱かけてみたら?
あー、おれもジオールで苦労したことある。
>>430 に1票だな。
アルコキシド出すのは向かないことがある。
432 :
428 :2009/05/19(火) 02:05:25
>>429-
>>431 即レスありがとうございます!
研究室が物理化学系なので合成に詳しい人が周りにいないもので・・・
とりあえず
>>430 さんのアドバイスのように溶媒変えて熱かけてもう一度やってみます。
もう一つ質問ですが、試薬をアルコール→DMF→MeI→NaHの順に一気に加えたんですけど、
NaHを加えた時にかなり発熱し白煙&異臭が発生しました。
そして429さんの言う通りNaHはDMFに全然溶けず、そのまま反応を続けてました・・・
本当に無知で申し訳ないのですが、これって試薬加える順番も変えたほうがいいんですかね!?
433 :
あるケミストさん :2009/05/19(火) 04:46:39
水素が発生するので白煙はあたりまえ。 試薬を少しずつ入れてみるという手はある。 ただ、ジメチル硫酸使いな。毒性強いんで気をつけて。
434 :
あるケミストさん :2009/05/19(火) 07:12:25
トリオール/DMF or THF→NaH→MeI or ジメチル硫酸滴下 後処理は普通に抽出
435 :
あるケミストさん :2009/05/19(火) 07:43:22
普通じゃダメ。 ジメ硫は、反応終わったらアンモニアで潰せ。
ジメ硫は発がん性だお。
あと、「トリオール/DMF or THF→NaH→MeI or ジメチル硫酸滴下」これは氷浴ね。 その後室温1h、とどめで温める。
438 :
あるケミストさん :2009/05/21(木) 03:37:13
ジメチル硫酸のビンをみたら注意書きが一通りそろってるよなw 未だあれ以上に注意書きがそろってるのを見たことがない
素人にジメ硫使わせたくないが仕方ないか。 428は目的物が出来たら生存報告しておくれ。
まず430じゃまいか・・・
MeOTsが先だよな・・・。ジメ硫こわいし。MeIの反応で噴いてるようじゃ危険。
MeI/NaHの手順、ちゃんと書いとくと
・OHをDMFに溶かし、氷冷する。
・攪拌しながらNaHを少量ずつ加える。大抵固まるので攪拌はしっかり。
H2発生を確認しながら暴走や停滞が起こらないように。
・全量のNaHを加え終わり、H2発生が完全に終わったところでMeI滴下開始。
滴下中に温度上昇があるようなら反応してる証拠。
・滴下後、室温へ。必要に応じ加熱。
・反応終了後はメタノールかIPAなどでNaHをつぶしてから精製に入るべし。
>>432 の結果みると、NaHの反応熱とH2発生でMeI吹っ飛んでるんじゃね・・・?
MeIは催奇形性と生殖毒性があるから気をつけろよ・・・。
(428はもう見てないのかね・・・。)
素人ならNaHにアルコール滴下したほうがやりやすいかもね。 おれは大丈夫だけど、MeIは腫れる人いる。 後輩の手がグローブみたいになったことあるw
443 :
あるケミストさん :2009/05/24(日) 16:59:25
有機合成系の研究室に所属している者ですが、リチオ化について質問があります。 現在読んでいる論文に、6-Methyl-3-isopropylveratrolに対してnBuLiを用いて リチオ化している反応があるのですが、このときMe基の水素が引き抜かれて リチオ化されるのはどうしてなのかが分からなくて困っています。 ・イソプロピル基の水素は引き抜かれないのか?(そちらの水素も反応しているが記載がないだけなのか) ・基質が3-Methylveratrolの場合は、オルトリチオ化が進行するのかもしくはMe基の水素が 引き抜かれるのか reviewもよんでみたのですがわかりません。。 酸性度の影響なのでしょうか?
444 :
あるケミストさん :2009/05/24(日) 17:25:08
445 :
あるケミストさん :2009/05/24(日) 17:34:47
446 :
あるケミストさん :2009/05/24(日) 17:36:16
あとベンジル位
447 :
あるケミストさん :2009/05/24(日) 18:17:53
443です。
>>445 >>446 ありがとうございます。
イソプロピル基の水素よりもメチル基が優先的に引き抜かれるのは
後者のほうがkinetic productだからですかね?
448 :
あるケミストさん :2009/05/24(日) 19:17:49
まあその、キネティクスという点では隣接基効果が効く。 だけどそいつはベンジル位で安定化されているということもあるので、 文献ではきちんと言及されていない自明のことなんだな。
449 :
あるケミストさん :2009/05/24(日) 20:23:50
>>448 なるほど。理解しました^^
勉強足りないなぁ…
努力しまつ。ありがとうございました。
450 :
428 :2009/05/25(月) 00:33:33
返信遅くなってすいません・・・参加予定の学会が中止になったりインフルエンザになったり(新型じゃないですw) ここに書き込んでるのが先輩にばれたりして、しばらくこのスレ見てませんでした>< というわけでしばらく実験から離れていたため、今週から再開する予定です。 みなさん詳しくレスしていただき本当に感謝しています。 また何かわからないことがあったらどうぞよろしくお願いします。
451 :
あるケミストさん :2009/05/25(月) 10:48:08
HPC(ヒドロキシプロピルセルロース)を塩化プロピオニルで エステル化する実験をしようと思うのですが、 何か注意する点はありますか?
452 :
あるケミストさん :2009/05/25(月) 11:52:26
>>451 水溶液でやるつもり?
それも不可能じゃないが、どうやって単離するか、類似文献をよく読んで考えることを勧める。
下手すりゃ塩化物の加水分解が熱暴走する。
453 :
451 :2009/05/25(月) 12:30:24
>>452 www.hst.titech.ac.jp/~meb/2004/LiquidCry04.pdf
こちらを参考に実験しようと思うのですが、三つ口フラスコの真ん中に付いている
玉付き冷却管はなんのために付いているのですか?
その名のとおり冷却するためですよね。。。
素人なので;;;
454 :
452 :2009/05/25(月) 12:40:41
沸騰した溶媒を反応液に戻す(還流)ためにあるが、悪いこたいわね、2chでなんか 聞かないで、ちゃんと有機合成をやったことのある人の指導を仰げ。危険だ。
>>453 なんでそんなもの合成しようとしてるのか知らんが、
台所のガスコンロで加熱したりして火事になりそうなレベルだなw
大けがしたり住居が燃えてからでは遅いからやめとけ。
456 :
451 :2009/05/25(月) 17:57:34
>>454 やはり素人がいきなり有機合成の実験をするのは危険ですかね。。。
>>455 実験器具は用意できるんですが、知識がないものですから。
ほんとは常温で液晶状態を示すものを合成したいのですが、
私には荷が重過ぎるので、手元にあるHPCに架橋をして、
それに近いものができたらと考えていたんですが、
やはり危険ですか。
457 :
452 :2009/05/25(月) 18:06:22
実験してみたい気持ちをオジサンとしては大事にしてあげたいが、あなたが思っている以上に 合成実験は危険です。ちゃんと設備の整ったところで、経験者の指導を受けてやって下さい。
素直に有機合成する研究室に出向いてやり方を教わるのがいいと思うよ
>>456 おれはむしろ一度やってみたらと思うよ。
自分も、自分の専門ばっかりやってても中々広がらないと思って
ちょいちょい異分野に手を出してみてはちょいちょい失敗しているw
ただ安全だけは気をつけたほうがいいしね。
>>453 の反応なら酸無水物を使う@のほうがマイルドだよ。
あとスケールを1/10で練習するとか。
460 :
あるケミストさん :2009/05/26(火) 03:36:32
有機合成の有名ラボですら、死傷者出したりラボを全焼させたりしてると言うのに…
461 :
451 :2009/05/26(火) 08:26:18
>>457 やはり経験者の指導がいりますよね。
経験者の方たちは新しい物を合成する際には反応式などから安全や危険をある程度予想できるのでしょうか?
>>458 分かりました、有機合成を行っている研究室を探してみます。
>>459 私も挑戦はしてみたいのですが、みなさんの話を伺うと危険だという声のほうが多いですね…(:_;)
>>460 やはり有機合成は危険が満載ですね。
みなさんのいろいろなご意見を聞かせていただくととても助かります、ありとぅーす。
今北。
>>461 >経験者の方たちは新しい物を合成する際には反応式などから安全や危険をある程度予想できるのでしょうか?
それはだいたいあっているが正解ではない。
新規に限らず既知であっても、類似した過去の事例や知識、経験から危険を予測し、
充分に危険性をコントロール条件で、危険があっても事故にならない設備で行う。
大事なのはそれでもヒヤリや事故は起こるということ。
463 :
あるケミストさん :2009/05/26(火) 19:32:37
日本語変だが…
>>462 自分も合成屋だが、そこまでいくといい過ぎじゃねーか?
類似した過去の事例や知識、経験もなく、危険の予測なんか
まったくできない4年坊のときでも、アシル化くらい普通にできたぞ。
つか、混ぜるだけじゃねーかあんなもん。
交通事故が怖いから車乗らないって人をどうこう言うつもりはないが、
おれは乗る。どう考えてもベネフィット>>リスクだもんね。
465 :
あるケミストさん :2009/05/26(火) 23:32:44
1-ペンタノールの逆合成を考えているんですが、わかりません。 条件は炭素数3以下のものから作りたいです。 よければヒントなどいただけたらうれしいです。
エチレンオキシド+ PrMgBr CH2=CH-CH2-OH + Et-I →(ラジカル付加)→ Et-CH2-CH(I)-CH2-OH→脱ハロゲン とか。。。いくらでもありそう
と思ったらマルチかw 死ね
468 :
あるケミストさん :2009/05/27(水) 02:28:44
>>464 TAとかしてると素人って俺らが予想もしないことし出さね?
この場合、交通事故が怖いから車乗らないってより、免許ない人がいきなり公道にでるようなもん
せめて私道(ラボ)なら
469 :
あるケミストさん :2009/05/27(水) 07:12:01
470 :
451 :2009/05/27(水) 08:10:13
>>462 やはりある程度危険かどうかは予想できるんですね。
>>453 の実験は学生実験のレベルだと(素人ながら(*_*))思うのですが、
ぱっと見てどこが危険だと予想できるようになるにはかなりの経験が必要になってくるのでしょうか?
468は至極正しい。自分達が教習所に行ったこと、教わったことを忘れたらいけないと思う。初心者なめんな。
472 :
あるケミストさん :2009/05/27(水) 17:10:06
ラボで起こる事故の半分はガラスによる切り傷、刺し傷およびその傷への薬品の混入 パスツールが体に刺さって手術した奴を知っている 後は加熱による反応の暴走、クロライドを皮膚に付けない、目に入れない まだ熱があるのにエーテルで抽出しようとして分液破裂 横で火の気があって引火 細かい注意点は言いきれないほどある
473 :
あるケミストさん :2009/05/27(水) 17:13:45
質問よろしくお願いいたします。 現在、鈴木カップリングのためのArB(OH)の合成を 行っているのですが全くボロン酸化が上手くいかずに行き詰まってしまいました。 まず、n-BuLiとArBrを-78℃で撹拌し次にB(OMe)3を加えてクエンチしたのですが NMRではどうも上手くいっていません。これだけの情報では少ないとは思いますが もし良い方法があるのならば教えて頂きたいです。 よろしくお願いします。
ボロン酸はオリゴマー化するからNMRではよく分からないよ とりあえずそのまま仕込むかピナコールボレートにしてみたら?
475 :
あるケミストさん :2009/05/27(水) 19:05:38
>>473 反応がうまく行かないときの鉄則は、問題点の切り分けです。
最近の学生は、これが本当に下手になりました。
まず、原料はなくなっているのですか?話を聞く限りではなくなっているようですな。
次は、リチオ化の後を重水トラップしてみましょう。
そこまでやって生成物を見てから、またお越し下さい。
>>473 官能基のコンパチは?
まさかと思うがArBrにカルボニルとか活性プロトンないよね?
まあ
>>475 氏の言うとおり、D-quenchが一番とおもうが。
あとAr-LiのときはB(OiPr)3、Ar-MgXのときはB(OMe)3がいいけど、
あれなんでだろう? 最近は(pin)B-B(pin)/Pdばっかでボロン酸エステルは
あまり使わないが。
477 :
あるケミストさん :2009/05/28(木) 02:07:22
沢山のレスありがとうございます。
>>474 B(OMe)3の代わりにピナコールボランを用いるということでしょうか?
試してみます!
>>475 >>476 重水を入れてみたら単純還元体のプロトンが一個分減っていました。
あと、ブチリチで反応するような官能基はなかったですよ。
B(OMe)3だとグリニヤールがいいんですか、、、知らなかったです。。。
>>477 おぉ〜、じゃあリチオ化は成功してるね。
反応終了後、ボロン酸エステルの加水分解はちゃんとやってるのかな?
とりあえずリチウムだからB(OiPr)3とかiPrOB(pin)がお勧めだ。
ジボラン高いけど、てこずるようなら(pin)B-B(pin)/Pdも考えてみたほうがいいよ!
別のスレでも書きましたが… 有機合成で水素化アルミニウムリチウムを使ってるんですが、保管しといたら白濁してきました。空気と反応したのでしょうか?それ以前にもともとどのような見た目だったか覚えてません。 保管はきちんとしたからもし化学変化が起こってるなら採取したときに空気がビンに混入したと思います。 新しく買うべき買うべきかどうか… どなたか意見お願いします。
480 :
あるケミストさん :2009/05/28(木) 23:54:51
ラクタムに対してMeerwein saltを用いてメチルラクチムエーテルを得ようとしているのですが、 全くうまくいきません。 反応条件は、アルゴン雰囲気下でCH2Cl2中Meerwein saltとHunig baseの溶液に対して ラクタムを0度で加え、あとは室温で数時間撹拌しています。クエンチは重曹水+エーテル に0度でぶち込んでいます。 つーか、既知反応なのにうまくいかない…反応途中でNMRとってもスケール小さすぎるから よくわからないし…最終的にはほとんど原料回収で終わってしまっています。 個人的には、Meerwein saltが試薬瓶の中で一部つぶれて酸が発生しているためだと考えているのですが。。 Hunig baseを多めに入れれば反応がいくのかな、などと考えたりしています。 ちなみにメチルトリフルオロメタンスルホネートを使ったときは原料回収もなく モノもとれませんでした。 Meerwein試薬はクセがあるとよく聞きますが、どうしたらうまくいくでしょうか。 どなたかアドバイスお願いします><
481 :
あるケミストさん :2009/05/29(金) 00:18:04
480です。 ちなみに基質はPumiliotoxin CのG.Mehtaらの合成中間体です。 JOC, 1995, 60, 279-280.に記載されているものと同一の条件でやっています。
これからの季節、Meerwein試薬はきびしいなw ジアゾメタンだめか?
>>479 LAHの市販品は灰色。真つ白なら水分の混入などで死に掛けてる。
エーテル溶液が濁っているならそれも死にかけてる。
貴重な反応でなくて、モノが取れればいいだけならそれでやってみて、行かなきゃ足せばおk。
失敗できない反応なら迷わず買いなおすべし。
さあ、他スレに謝る作業にもどるんだ。
>>483 回答ありがとうございます。
ただ、LAHは固体ではなくTHF溶液です。
ってエーテル溶液について書いてありましたね… 失礼しました。
486 :
あるケミストさん :2009/05/29(金) 07:51:25
>>479 LAHは開封すればどうしても少しずつ潰れる。
白濁は見た目ほどには試薬は死んでない。LAHはヒドリドが4個もあるからそもそも
当量を厳密に計算する反応じゃないはず。ちょっと過剰に使えばOK。
487 :
あるケミストさん :2009/05/29(金) 08:02:18
>>480 ケテンアセタールは酸に不安定だからモノができてても壊れている可能性あり。
TLCはどうだった?
Me3OBF4だとすれば、塩メチじゃなくってクロロホルムじゃないのかな。
Etだと塩メチなんだけどね。試薬は溶液?それとも結晶?そもそもべちゃべちゃした
結晶で、多少の酸の混入は避けられないからね。
Meerweinは水溶液中で反応している例もあるくらいで、水に対しては結構安定。
後処理で試薬を潰そうとか考えずに、冷水で分配するのがいい。
488 :
あるケミストさん :2009/05/29(金) 11:48:25
>>480 やっぱりそうですか…梅雨って嫌い><
とりあえず、ジアゾメタン+中性シリカで試してみます。
アドバイスありがとうございます!
>>487 TLCはアルミナとかが無いので打ったとたんに原料にもどります;;
溶媒はどの文献でもメチクロ使ってるんで問題はないかと…
試薬は結晶です。瓶開けたときからペトってる感じで嫌な予感はしたんですが。。
Meerwein saltの水溶液中での反応は初耳です。調べてみたいとおもいます。
アドバイスありがとうございます!!
489 :
487 :2009/05/29(金) 14:10:59
酸に不安定なものをシリカのTLCで見たかったら、トリエチルアミンでTLCを前処理すればいい。 展開溶媒に1%のトリエチルアミンを加えたものを、展開に使うサンプル瓶一杯に用意しておく。 そこに使用前のTLCをどぶっと漬けて、十分乾燥させる。展開溶媒は、その液を少し取って使う。 コツは、漬けるときに一定の速度で一気に沈めること。 溶媒の選択はMeerweinの溶解性で決まる。トリメチルを塩メチに入れると、油滴状になったと 思う。濃度が低けりゃ大丈夫だろうが。 結晶が多少ベトってても、基本的には問題ない。 ただ、アルキル化剤なので手袋は忘れずに。ただの水ではそんなに簡単に分解しないことを お忘れなく。
490 :
451 :2009/05/29(金) 15:19:07
何度も書き込み申し訳ないですが、 www.hst.titech.ac.jp/~meb/2004/LiquidCry04.pdf この実験における、アセトンを溶媒にする意味、 精製水に投入後、再びアセトンに溶解する理由はなぜでしょうか。 プロピオン酸エステルを分離するためですか?
有機合成の経験のないものですが、窒素置換時に風船をつけない(添加時は窒素を流す)ことはやはりいけないことなのでしょうか?…言い換えれば風船の役割は 1.発生した気体でフラスコを膨張→破裂させないため。 2.系内に漏れがあっても空気の侵入を防ぐため のどちら(もしくは両方)でしょうか? 基本的なことですが、よろしくお願いします。
492 :
あるケミストさん :2009/06/01(月) 19:15:51
違う。 風船の役割は「お手軽に窒素(またはアルゴン)置換するため」。 窒素フローの方が、ずっと精度は高い。 ゴム膜は、所詮は半透膜。ゴム表面から、どんどん酸素や水分が侵入してくる。 厳密な反応では、2時間が限度と見る。
>>492 早速ありがとうございます。
では、置換後放置する場合はガラス栓(+グリス)やコックで十分なのでしょうか?
494 :
491 :2009/06/01(月) 19:50:15
連カキ失礼しますm(_ _)m訂正です 栓をして窒素を流しておけばいいのでしょうか?(もちろん膨張しないように) それとも密栓のみすればいいのでしょうか?
495 :
あるケミストさん :2009/06/01(月) 21:20:22
少量・短時間で気体の発生がなく、発熱反応でない場合は、実は密栓が一番いい。 そうでなければ、窒素をフローさせ、出口はシリコンオイルのバブラーで受けるのがいい。
>>490 お、やる気になったのかい?
>アセトンを溶媒にする意味
1.HPCがとける。
2.水と均一に混ざる
3.アシル化には極性溶媒
>精製水に投入後、再びアセトンに溶解する理由
よくわからん。というか、再溶解させると様子はどうなるんだろ?
放置している間にモノが沈殿してくるとか。それによる。
497 :
490 :2009/06/02(火) 12:40:05
>>496 レスありがとうございます。
まだまだ勉強不足で、しっかり知識を頭に入れてからですが
朝鮮してみることにしました!
今日までにいろいろ調べ、自分なりに考えたのが、
無水物を扱うためにアセトンを溶媒にすることと、得られた生成物を
ろ過→アセトンに再溶解→大量の精製水に入れ析出→ろ過・・・
と何度か繰り返して精製するのではないかと考えたのですが、
いががなものでしょうか。
>アシル化には極性溶媒
日本語に聞こえるようになるように勉強してまいります。
有機合成の初心者です 今、グリニャール反応をやっています 金属Mgに乾燥エーテルを加えて、ブロモベンゼンを加える作業で 滴下がはやかっり、熱を与えてしまうとビフェニルが生成すると教わりました しかし、文献をみても何故ビフェニルが生成するのかは見つけられませんでした。 どなたか教えてください、お願いします。
PhMgBr+PhBr→Ph2+MgBr2
>>499 ありがとうございます。
この反応式でまた調べてみます
501 :
あるケミストさん :2009/06/02(火) 15:08:56
>>495 シリコンオイルのバブラーってなんなんですか?
何の役割でつか?
装置をよく見てみろ
503 :
あるケミストさん :2009/06/02(火) 19:04:56
反応出発物質 (S-1)サリチル酸メチル (S-2)ジベンジルアミン (S-3)アセトフェノン (S-4)シンナミルアルコール 試薬.反応条件 (R-1)水酸化ホウ素ナトリウム.ジクロロメタン.常温 (R-2)無水酢酸.トリエチルアミン.ジクロロメタン.氷冷→室温 (R-3)m-クロロ過安息香酸.ジクロロメタン.氷冷→室温 (R-4)塩酸ヒドロキシルアミン.水酸化ナトリウム.メタノール.室温 SとRそれぞれどれと反応するか教えてください! 調べましたが全くわかりません。 明日までの課題です。 できれば理由もお願いします(´・ω・`)
504 :
あるケミストさん :2009/06/02(火) 19:34:40
>>503 問題が悪いからこんなの解けない、って言ってやれ。
505 :
あるケミストさん :2009/06/02(火) 20:00:19
>>504 反応しそうな組み合わせを4つ予想して実験しなければいけないんです。
だから絶対選ばなきゃいけなくて…
でもわからないんですorz
何かわかりませんか?
506 :
504 :2009/06/02(火) 22:08:57
(S-1)サリチル酸メチル R2アセチルサリチル酸メチルができる R4水酸化ナトリウムによって加水分解され、サリチル酸ができる (S-2)ジベンジルアミン R2アセチルジベンジルアミンができる R3ジベンジルアミンN-オキシドができる (S-3)アセトフェノン R2条件次第では、アセトフェノンのエノールアセテートができる R3 Bayer-Villiger酸化でアセチルフェノールができる R4アセトフェノンオキシム(synとantiの2種)ができる (S-4)シンナミルアルコール R2アセチルシンナメートになる R3エポキシドができる なお、水素化ホウ素ナトリウムはジクロロメタンにほとんど溶けないので、 何を入れても何も起こらない。 問題が悪い。
>>497 俺496じゃないけど、「再沈殿」でぐぐるんだ。ポリマーの精製ではわりとありふれた作業。
合成未経験なら、「アシル化」という反応には極性溶媒を使うといい、というぐらいに
思ってればおk。
508 :
あるケミストさん :2009/06/02(火) 23:03:52
>「アシル化」という反応には極性溶媒を使うといい、 それって、どうよ? アルキル化だったら極性溶媒の方がいい(反応種であるアニオンが溶媒和によって 安定に存在し反応速度が向上する)けど、アシル化剤って普通は反応性の高いアシル化剤の LUMOへの電子供与(つまり、クーロン力じゃなくって軌道相互作用)で進行するから、 むしろ低極性の溶媒の方が副反応が少ない気がするけど。 少なくともペプチド合成は、溶解性が許す限り低極性の溶媒の方が副反応は少ないよ。
高分子修飾に関しては有機合成か? 正直なところを皆に問いたい。 反応は有機合成だが、ワークアップは一般の合成化学者が経験しないものが多い。反応スケールもバケツでメカスタがメインだし。 アセトンに再溶解も正直僕はわからん。結晶水を取り除くわけでもないし、セルフアッセンブリーのためか?ていう程度。DSも分からんのでそもそもアセトンに溶けるかも検討つかぬ。 まぁ何が言いたいかというと、1-2行目。 関係ないが、少し前に信越のHPC工場爆発したよな。。。
>アルキル化だったら極性溶媒の方がいい(反応種であるアニオンが溶媒和によって 安定に存在し反応速度が向上する) これは必ずしも正しくなくない? 溶媒和で安定化すると求核性が下がることがある
511 :
あるケミストさん :2009/06/03(水) 08:51:44
512 :
490 :2009/06/03(水) 09:01:51
>>507 再沈殿、極性溶媒について調べてみます、ありがとうございます。
>>509 今さらですが、HPCのエステル化。
もしかして、スレ違いでしょうか・・・
とりあえず、信越の工場の二の舞にならないように注意します。
>>アシル化、アルキル化、極性溶媒等々で議論されているみなさん
おそらく私にもとてもためになるお話をなさっているはずですので、
もう少し勉強してからレスを見直してみようかと思っております。
513 :
あるケミストさん :2009/06/03(水) 18:14:42
大学で実験をしていて疑問に思ったのですが なぜ同じ物質を反応を進めたのに 条件を変えるだけでジアステレオマーが生成されるのですか?
すみません、訂正します 「同じ物質を使って」 です
515 :
あるケミストさん :2009/06/03(水) 21:48:39
反応条件を変えると副生物が増えたり減ったりするだろ。 それと同じだ。
516 :
あるケミストさん :2009/06/04(木) 02:27:01
現在高3で有機化学を自分なりに勉強しているのですが・・・ 薬の全合成など、複雑な有機反応を機械にやらせる試みは無いのでしょうか? (そういった分野にとても惹かれています)
ああいう複雑な化合物は、機械より精密な人間が作ってます。 っていうのは半分冗談だけど。 DNA,ペプチドなんかはすでに機械がやってるよ。
>>518 ありがとうございます
複雑な化合物の合成になると反応の制御が難しく採算が採れないのでしょうか
DNAは塩基も機械が合成できるんですね!
僕がやりたいことに近いと感じました
ペプチドは繋いでるだけなような(もちろん正しい順番に結合させる技術は凄いと思いますが・・・アミノ酸もグルタミン酸やアスパラギン酸から機械が作ってしまえば良いのに)
よく分かりませんがこういうのは大学では有機化学や化学工学に当たるんですかね・・・
520 :
あるケミストさん :2009/06/05(金) 18:17:39
ボタンピの成分を抽出し濾過,濃縮,クロマトグラフィーを行いペオノールを単離しました。これをヘキサンに溶かし再結晶を行うのですが…条件はあるのでしょうか? また一般的に再結晶を行う際に条件はありますか?
金曜の夜にマルチかめでてーな。
>>519 自動合成でググってみ。
糖鎖なんかは難易度高いけどそのうち役に立つかもね。立たないかもだけど。
523 :
あるケミストさん :2009/06/06(土) 08:18:43
>>520 まだまだ麻薬合成への道は長いぞ。頑張れ。
>>519 自動合成なんか、そんなに面白くないぞ。ちなみに塩基そのものは自動合成できない。
>>522 糖鎖、需要があるかどうか疑問だもんな。
>>522-523 ググってみました
酵素を使うんですね
確かに現状だけみたら微妙だなぁ・・・
もう少し複雑な合成をまとめて自動化できたら面白いのだけれど
塩基は勘違いしてました
訂正ありがとうございました
525 :
あるケミストさん :2009/06/06(土) 13:44:46
現在、δ‐Valerolactoneを基質として合成を行おうとしている者です。 この化合物は融点−13℃の液体のはずなのですが、研究室にあった瓶の中を見ると 白色固体でした。 有機溶媒への溶解性も悪く、メチクロには比較的よく溶けるのですが、アセトンやTHFには ほとんど溶けず、メタノールには若干溶ける程度です。 NMRを測定してみたところ、割とsingletに近いシグナルではありますがシフト値は 文献値とほとんど同じで、きれいなスペクトルが得られました。 これってもしかして、保存している間に開環重合などが起きているのでしょうか? どなたか、δ‐Valerolactoneの物性などをご存知の方がいらっしゃいましたら 情報をいただけないでしょうか。 因みに、保存方法は日の当たらない棚で室温保存しています。
526 :
あるケミストさん :2009/06/06(土) 17:22:25
開いてるんだろ
527 :
あるケミストさん :2009/06/06(土) 18:23:10
物性は自分で調べなさい。 その前に、TLCを見てそのてめえの足らない頭で考えて、自分で判断しろ。
TLC見えるかね GPCでも打ってみればいいと思うんだが
529 :
あるケミストさん :2009/06/06(土) 19:52:40
>>525 調べれば分かるけど普通は冷蔵あるいは冷凍保存だよ。
THFに溶けない時点でもう物じゃない何かになってる。
それに、NMRもシングレットじゃないぞ?
そんな怪しい試薬色々検証するくらいなら対して高いもんでもないし、新しいの買った方がいい。
>>525 TCIにNMRチャートがあるようだが、それと比べて本当に一致してるか?
絶対それ違うよ。事故の元になるから新しいの買え。
25g 2,800円なら高くはないだろ。
なんで(小さめの)ラクトンは開きやすいんだっけ? 鎖状のエステルと違って、 O−アルキル部分がC=Oと反対に向いてるのが関係してたような。
きみ、大丈夫か?w
>>531 wiki Englishより
Like straight-chained esters, the hydrolysis-condensation reaction of lactones is a reversible reaction, with an equilibrium.
However, the equilibrium constant of the hydrolysis reaction of the lactone is higher than that of the straight-chained ester
i.e. the products (hydroxyacids) are favoured in the case of the lactones.
This is because although the enthalpies of the hydrolysis of esters and lactones are about the same,
the entropy of the hydrolysis of lactones is less than the entropy of straight-chained esters.
>>531 それ確か、lone pairの双極子反発の分だけラクトンの方が不安定ってことだったと思う。
535 :
あるケミストさん :2009/06/06(土) 22:43:57
皆さんありがとうございます。
皆さんのコメ拝見してると、ツブれている可能性が濃厚ですね…
調べてる途中で怪しい要素はいっぱいあったんですけど、これだ!っていう確証が
なかなか得られなくて困ってました;;
>>530 TCIにチャートあるんですか!調べてみます。
>>533 Wikiに載ってたとは知りませんでした 汗
とりあえず、新しいの買うことにします。
…誰だ室温保存にしといたのー!!
アホか。 wikiに載ってるのを知らなかったことじゃなく、wikiすら調べてなかった事に反省しろタコ
537 :
あるケミストさん :2009/06/07(日) 05:11:02
wikiぐらい調べることはやった方がいいけど、アレを信じるのはもっとバカ。 そもそも分子量にg/molとかいう単位をつけるのには、神経を疑う。
538 :
あるケミストさん :2009/06/07(日) 06:20:56
SDBS知らんのか?
>>537 分子量の単位g/molのどこがおかしいんだ?
molは物質量のSI基本単位.
質量のSI基本単位はkgだが,数値の大きさから
接頭語の代わりにgを使うことに何の問題もない。
540 :
537 :2009/06/07(日) 07:42:17
541 :
539 :2009/06/07(日) 08:35:42
542 :
537 :2009/06/07(日) 08:43:23
あのな、分子量ってのは無名数なの。単位なし。 だから書くこと自体が間違い。よく調べてみろ。 恥をかいたのはお前だってことが、1秒でわかる。やーいやーい。
本質的じゃないなぁ
545 :
あるケミストさん :2009/06/07(日) 10:34:29
>>544 では聞くが、あなたにとって本質的なこととは何か。
正しい単位を使って議論する以上に本質的なこととは、どんなことか。
頭を使うこと 考えること
今の高校生は分子量ではなくモル質量で習ってるみたいだけど。 ウィキもモル質量で統一されつつある。
548 :
あるケミストさん :2009/06/07(日) 10:59:18
>>546 そう、そのために共通のルールがあることが大事なんだよ。
>>547 ああ、なるほどね。要するに日本語版wikiの「分子量」って訳が変なんだな。
英語版ではmol. massって書いてあるもんな。
>>548 分子量とモル質量の単位の違いが「考えること」に影響を与えた事例を俺は知らない。
例を教えてくれないか。
物理量を相対的に定義するとmやkgのように 基準の取り違いのせいで後年誤差が出たりする。 分子量を撤廃するのはいい動きだと思う。
その誤差を有機合成のスレで議論するのか? 変わってるなぁ
単位をつけるつけないは、定義の仕方だろ? 誤差の話じゃない。
繰り返しになるが、その定義の違いが「考えること」に影響を与えた事例があるのかい?
554 :
あるケミストさん :2009/06/07(日) 11:50:11
くどい
ばーかばーか 追求 ↓ くどい ←今ここ
スレ違いって理解できるか?
558 :
あるケミストさん :2009/06/08(月) 00:28:52
しょーもない屁理屈並べてる時間あったら、一人名反応でも覚えたらどうだ?
↑ 合成ソルジャーの鏡
チチバビン
561 :
あるケミストさん :2009/06/09(火) 00:43:06
よく合成ソルジャーって言うけど、学生の間はソルジャーになるしかないよな ソルジャーになって実績作らないと先がない
562 :
あるケミストさん :2009/06/09(火) 00:54:23
触媒的不斉合成の概要を説明してください。
断る
564 :
あるケミストさん :2009/06/09(火) 01:07:27
>>562 eeはわかるな? そう、鏡像体過剰率だ。
ではdrは? OK,ジアステレオマー比だ。
じゃあggrksは? なんでこんな基本がわからないんだお前は?
エナンチ・・・おまwww
>>562 警察に触媒を渡して不斉に合成するんだよ
567 :
あるケミストさん :2009/06/09(火) 07:37:12
>>564 お前な、「触媒的不斉合成」とかいう用語をググレって・・・
そういうことは教科書読んで勉強しなさい。日本語でいい総説も出ているぞ。
そういうので覚えないと、力になんないぞ。
教科書厨(笑)
教科書は厨房のためにある。
>>562 は概要っつてんだからwikiで十分じゃん。
教科書読むのはムリっぽいしw
571 :
あるケミストさん :2009/06/10(水) 01:23:20
もしかして、触媒的不斉合成反応ってめちゃくちゃ広義ですか?
ベンゼン環の六角形の略記(単結合と2重結合が交互に)ありますよね。 サリチル酸やフタル酸など書くときに、 ・「2重結合辺の2つの頂点」を選んで-OH,-COOHを付加すれば良いのでしょうか? ・それとも、場所は決まって無くて、隣り合う頂点ならどこでもいいのでしょうか? よろしくお願いします。
573 :
572 :2009/06/10(水) 02:40:26
「2重結合辺の2つの頂点」->「2重結合の辺の2つの頂点」に訂正お願いします。
575 :
572 :2009/06/10(水) 04:08:56
>>574 すみませんでした。他スレ探します。
えっと、自分高校生で検索してここにたどり着きました。
化学の教科書に(二重線の辺が一つおきの)6角形のベンゼン環が
書いてあるじゃないですか。
その六角形にオルトの位置で2つ-OH,-COOHとかが付加されるとき、
どこでもいいかと思いまして。「二重線の辺の2つの頂点」か
「単線の辺の2つの頂点か」か書き方決まってるのかなと。
それでは、失礼します。
笑った
>>572 お前は将来有機合成界を背負う大物になる
>>572 「書き方に決まりがあるのか?」と高校生で思えることがエラい。
高校の先生はシクロヘキサトリエンの話からしなんだか。
有機還元剤についての質問ですが、 TDAE:tetra kis(dimethyl amino)ethyleneのような1電子または2電子の電荷移動が起こるような 有機化合物は他に存在するのでしょうか? よろしくお願いします。
580 :
あるケミストさん :2009/06/12(金) 03:03:17
野依良治さんらが開発sしたBINAPやそれを利用した反応について 詳しく解説されている書籍や文献など知ってる方いれば教えてください
Chem. Rev.あたりを「BINAP」で検索すればいいんじゃない?
582 :
あるケミストさん :2009/06/12(金) 05:02:37
∩_ 〈〈〈 ヽ 〈⊃ } ∩___∩ | | | ノ ヽ ! ! / ● ● | / | ( _●_) ミ/ こいつ最高にアホ 彡、 |∪| / / __ ヽノ / (___) /
∩_ 〈〈〈 ヽ 〈⊃ } ∩___∩ | | | ノ ヽ ! ! / ● ● | / | ( _●_) ミ/ こいつ最高にアホ 彡、 |∪| / / __ ヽノ / (___) /
>>580 レポートなのか勉強なのかにもよるけど、野依教授はわりと書いてるから
大学か、あるいは大きな図書館の著者検索で調べれば出てくるとおもうぜ。
ただ、あんまり調べすぎると、「ノーベル賞、カガンが取るべきじゃね?」ってなるから 注意。。。あれ?だれかな、こんな時間に。。。
NCAかポリペプチドの研究してる人いる??
589 :
あるケミストさん :2009/06/19(金) 17:04:42
熱源に電子レンジを使った有機化合物の合成って聞いたことありますか? あるとしたらどんな化合物の合成ですか?
RNA→DNAの合成
591 :
あるケミストさん :2009/06/19(金) 18:29:20
どんな反応でもマイクロウエーブ使えるし
592 :
あるケミストさん :2009/06/19(金) 18:49:53
マイクロウエーブ加熱による有機合成反応なんて沢山ある(最近流行ってる)が、 専用の機器はそれなりに高価なので電子レンジを使う人がたまにいる。 ただし、反応容器(テフロン製の密閉容器の場合多し)をちゃんとしないと 爆発する恐れがある。温度管理できないし。
トリメチルシリルジアゾメタン(TMSCHN2)を使用してメチル化を行ってるのですがなかなか一部しか反応せず成功しません。 TMSCHN2は光で分解してしまいますか? ジアゾメタンの場合にはアルコールや水と一緒に入れると光で分解してしまうらしいです。 TMSCHN2の保存方法も冷暗所保管なのでもしかして、光分解してしまうのかと思ってますがどうなのでしょうか?
594 :
あるケミストさん :2009/06/19(金) 19:01:52
TMSジアゾメタンは、プロトン性の溶媒中でジアゾメタンに分解してメチル化が 進行するという説と、TMSメチル化してから分解するという説の両者がある。 最初の文献ではメタノール・ベンゼン=1:1が推奨されてたが、ベンゼンは毒性が 問題で使いにくい。いずれにせよ、アルコール性の溶媒じゃないと反応は行かない。 試薬が保存中に何らかの理由で分解した場合は、色がなくなるのですぐわかる。 黄色が残っていれば、反応性はちゃんとある。
>>594 ありがとうございます。
諸事情で詳しい内容は言えないのが申し訳ないです。
596 :
あるケミストさん :2009/06/19(金) 19:21:10
まさか1当量しか使ってないわけじゃないだろうな?
いや、TMSCHN2とROHは10当量です。 過剰量で反応させてます。
598 :
あるケミストさん :2009/06/19(金) 19:26:09
ああ、アルコールをメチル化してんのか てっきりカルボンさんをメチルエステルにしてんのかとオモタ
すみません。 カルボン酸をです。 カルボン酸に対してTMSCHN2とROHを10当量ということです。
だからアルコールは溶媒にすればいいんだよ
>>592 このスレの
>>355 ですが、電子レンジで上手く自作できたよ。
温度コントロールもできます。電磁波漏洩防止の器具とか本体とかも
含めて部品代は8,9万かな。
四国計測の一番安いマイクロ波反応装置が100万くらいだから
けっこういい線いったと思う。
>>601 結局温度コントロールはどういう方法でいけたんでしょうか?
光ファイバー温度計ですか?
603 :
あるケミストさん :2009/06/19(金) 22:49:17
鈴木カップリング反応についてです。 モノにもよるとは思いますが、パラジウム触媒は1mol%でいいらしいのです。 が、それだと僕の実験が全然収率がとれません。 モノにもよるのでなんとも言えないでしょうけど、 みなさんはどんな具合にパラジウムをいれますか?
>>603 パラジウム触媒は空気に弱いから
しっかりアルゴン(or窒素)雰囲気下で反応させるといいよ
あと出来ればフロー状態で、無理ならスリの部分から
空気が入らないようにすることくらいかな
605 :
あるケミストさん :2009/06/20(土) 02:57:08
溶媒脱気、触媒を買わずに自作もしくはin situで作る、もちろん移す時はきゃぬらー パラジウム(0)を使う人の基本
作りたてのPd(PPh3)4は活性が一味違う気がする
今ってPd(0)ソースならdba錯体が一般的じゃないの?
>>604-607 おっ有機合成スレってレス速いですね!ありがとうございます!
まだヒヨッコ(4年生)なので正直みなさんがおっしゃる意味が理解できてはいませんが…。
みなさんの意見を元に調べなおしてみますね。
いまわかるのは空気に気をつけることくらいですね。
アルゴン置換や溶媒の脱気は念入りにやってみようかな。
>>606 なんつーかできたての緑がかった黄色が
やる気を感じさせる
>>608 >>アルゴン置換
贅沢…
610 :
あるケミストさん :2009/06/20(土) 13:58:43
Pd(PPh3)4は上手に再結晶させると、サッカーボールみたいなごろんとした透明感のある結晶ができる。 それを使うと、1mgの結晶で1g反応させることも可能。
611 :
あるケミストさん :2009/06/20(土) 22:26:30
>>609 チッソもアルゴンも対して変わらんだろ?
うちも凍結脱気する時くらいは窒素で基本はAr使うな。 Arは置換が確実だし金属と反応しないし便利。
N2はLiと反応するのが痛い。 あと軽いしな。
614 :
あるケミストさん :2009/06/21(日) 04:28:54
脱気ってどうやってやってる? 凍結?バブリング?
超音波かけながらアルゴンでブクブクしてる。
グローブボック・・・いや、なんでもない
鈴木だったらシュレンクに粉モノ(ハライド、ホウ酸、塩基、Pd,配位子)を全部いれて Ar置換。それから溶媒いれて密閉系でリフラックスでおk。
618 :
あるケミストさん :2009/06/21(日) 17:38:10
>>616 脱気しないのか?
>>617 俺昔それやって教授にニートで反応したらどうするんだってブチギレられた
>>618 ハライドがオイルとかでない限り、ニートじゃ反応しないよね。
下手くそが途中でふた開けて空気入れるほうがリスク高いとおもう。
そんな一般論で安全を確保できるのなら世話ないよ
なぜか
>>620 は気分を害されたようです
みんな早く謝ってw
623 :
620 :2009/06/21(日) 22:54:44
俺なんで謝られてるの?
624 :
あるケミストさん :2009/06/21(日) 23:23:21
うーん。どうも先輩がたよりないのもあり教えてもらうだけじゃ不安だ。 そこで実験の基礎的なことが書いてある本があれば教えて欲しいっす (`・ω・´) アルゴン置換のやり方、カラムの手順、蒸留装置の組み方など、本当に基礎的なことが書いてある本です。なんかオススメありませんか? 実際に教えてもらうのが一番いいとは思いますが…
実験化学講座とか「手引き」とか。 でも基礎は教官に教わったほうがいいぞ。 怪我してからじゃ遅いし。
>>624 ・研究室で役立つ有機実験のナビゲーター 実験ノートのとり方からクロマトグラフィーまで
・続 実験を安全に行うために
・フィーザー / ウィリアムソン有機化学実験
おまけ
・有機化学実験の事故・危険―事例に学ぶ身の守り方
・実験化学講座
とりあえず一番上は読んどけ。余裕があれば事故系の本も。
教授に研究成果と彼女取られた死にたい・・・
スレ違い。 あと妄想成果と妄想彼女なんてどうでもいい話は誰も聞きたくない。
しょーがないだろ 教授の取ってきた金で買った試薬と器具で出した成果なんだろ?
631 :
あるケミストさん :2009/06/22(月) 02:37:11
632 :
あるケミストさん :2009/06/22(月) 02:42:27
全てにおいて劣る
>>628 に勝ち目は無いな。
駅弁・MARCHの学歴には魅力が全く無いからな。
633 :
あるケミストさん :2009/06/22(月) 09:54:59
本を読んで実験操作を勉強することは悪いことではないが、教員や先輩から教わった やり方と違っていても、教わった方を優先させること。 使っている実験器具は研究室によってまちまちだし、湿度の低い欧米のやり方は そのまま実施できないことが多い。 成書にはけっこう嘘も書いてあるし、日本人の方が繊細だし。
欧米のやつらは17時帰り10時出でオーバーナイトとか言うからな。 日本のONとは倍くらい違う。
635 :
あるケミストさん :2009/06/22(月) 12:44:22
17時帰り10時出の欧米に負けてるんだから、あんまり時間の話はしない方が・・・
636 :
あるケミストさん :2009/06/22(月) 14:29:08
>>635 教授が文献のオーバーナイトは16時間とか言ってたけどそういうことか
637 :
あるケミストさん :2009/06/22(月) 14:38:41
アメリカに居るけど、一部のふまじめな奴らが10時ー17時くらい 大半の奴は、朝8時-19時くらい
>>635 少なくともヨーロッパには負けてないだろ。
639 :
あるケミストさん :2009/06/23(火) 07:58:05
>>638 負けてないのはごく一部の有名研究室のみ
640 :
あるケミストさん :2009/06/23(火) 16:16:51
ポリアクリル酸メチルは加水分解するとあるのですが、酸性条件でも加水分解するのでしょうか?
今3回生なんですが有機化学を学ぶ上で優先的に学んでおいた方がいい物理化学の分野って何がありますか?
分子軌道論あたりかなあ あとは広く浅くやっておいて、いろんな取っ掛かりを脳に作っておくことが大事かも
エントロピーとかは反応性や選択性にきいてくるから、 概念的に触っておくといいかも
反応速度論も。 ちなみに俺は合成屋だが固体物理にはまっている。
645 :
あるケミストさん :2009/06/25(木) 07:56:33
物理化学ってのは、学問として系統立っているとこがいいんだよ。 特に熱力学。熱力学は、どこの大学でも同じ順序で同じ内容を教える。 もちろん、初歩の量子化学も同様。 だから、選り好みしないでちゃんとやっておきましょう。忘れても構わないからね。 自分のために一度勉強したことは、細部はともかく概念は忘れないから。
皆さん、丁寧に答えていただいてありがとうございました。 アドバイスを元に頑張ります。
647 :
あるケミストさん :2009/06/29(月) 23:35:16
>>639 人数で割り付けると決して負けてないと思うが。
>>644 そういう在り方には敬服します。
触媒屋なので物理化学は必須ですが、
逆に有機化学を勉強しようと思ってもなかなかできず。
>>603 -
ぐらいに鈴木カップリングについて聞いた者です。
どうやらモノはできたようです!
質問に答えてくれた人ありがとうございます!
ただ収率があまりとれない。カラムのせいかなぁ。
649 :
あるケミストさん :2009/06/30(火) 23:12:42
クルードNMRオヌヌメ ものがどれだけ出来てるか目安になるお
650 :
あるケミストさん :2009/06/30(火) 23:34:53
米 BE:207720623-2BP(2774)
有機合成を目指す学生がホットな情報を得られる雑誌かその他ありますか?
鈴木はパラメーター多いからなぁ。 Pd前駆体、配位子、塩基、溶媒、均一/2層、層間移動触媒。。。 ピーク出そうとするとけっこう大変。
相間移動触媒って、TBABぐらいしかつこたことないけど 使い分けとかあるんかね・・・。
654 :
あるケミストさん :2009/07/01(水) 00:38:27
米 BE:2215680588-2BP(2774)
>>652 3年です
早めに触れておきたいなあと思いました
>>654 どうせ1年経ったら英語読むんだから、英語の勉強はやっとけ。
日本語雑誌
・化学
・現代化学
・有機合成化学協会誌(やや難)
ネット(読み物)
・有機化学美術館
・気ままに有機化学
・Chem-station
ネット(英語論文)
・Nature
・Science
・Angewandte Chemie International Edition
・Journal of American Chemical Society
656 :
あるケミストさん :2009/07/01(水) 01:27:10
米 BE:1661760386-2BP(2774)
>>655 ありがとうございます!
どんな感じか覗いてきます
つ化学と工業(政治的な意味で)
658 :
あるケミストさん :2009/07/04(土) 09:07:28
HPC(ヒドロキシプロピルセルロース)から液晶エラストマーを 合成してみたいのですが、どういった方法があるのでしょうか。
659 :
あるケミストさん :2009/07/04(土) 10:09:17
ggrks
化学工業日報もおすすめ
MMAをラジカル重合するときにより分子量を増加させるためにはどういった操作が必要でしょうか
662 :
あるケミストさん :2009/07/08(水) 22:11:10
皆様のお知恵をお借りします アノマー位以外はベンジル保護されていて アノマー位はアセテートになっている保護されたグルコースにHF/Pyを反応させて アノマー位のみをフッ素に置き換えてフルオリドを合成する反応なのですが この反応では副生成物として酢酸が発生します この酢酸を反応途中で選択的に吸着などをして除去する方法はないでしょうか? (OBn)4Glc-OAc --------→(OBn)4Glc-F + CH3COOH HF/Py dry CH2Cl2
HPy+AcO-になってるけどそれじゃダメなの? 水/メチクロの2層系にするとか。
664 :
あるケミストさん :2009/07/08(水) 22:51:39
水があれば、反応速度が下がる。 何で酢酸を除去したいの?普通はHF過剰でやるから、酢酸の行方なんか気にしないが。
665 :
662 :2009/07/08(水) 22:56:56
>>664 HF過剰でやるのは文献にあるのですが
HF/Pyは高価な試薬なので10グラムスケールの反応をチョクチョク行うと結構なコストになるのです
そのため教授から出来るだけHFは使うなと言われてるので
いかにHF/Pyを使わずに反応を進行させられるかということを考えているのです
同じようなこと考えたことあるけど無理そうだったから諦めた 少なくとも既知の方法はなさそう
>>662 門外漢なので論外だったらご容赦ください。
A. F-にイオン交換したアニオン交換樹脂を反応系中に入れてAcO-と交換
B. 二段法
1. 2の廃液の、AcOHの入っているHF-PyでF置換
2. その生成物を新品のHF-Pyで処理。廃液を1にまわす
C. 先に塩素に置換しておいてAgF+酸触媒などで置換
>>661 MMAに限った話じゃないけど、反応温度を下げるのが定法。
工業的には多官能性モノマーを混ぜたりとかもあるけど。
今年から研究室に配属されたB4で、大学院に進学します。 実験、特にTLCが下手で困っています。 具体的にはスポットの打ち方が下手なんです。 いつも同じように打ってるはずなのに、開始3時間後には減っていた原料が さらに3時間後には増えたように見える・・・なんてことがよくあります。 また、3時間後にはあった生成物のスポットがさらに3時間後にはなくなってしまったりもします。 自分の技術が悪いんだと思い、同じ実験をもう一回やり直すんですが、効率悪いですよね? 何とかしたいんですが・・・ あと、普通に考えれば当たり前のことを、教授や大学院生に言われるまで気づかなかったりします。 先日も展開溶媒を何種類か変えてTLCを打ったのですが、1種類しか ノートに書かず、教授に「全部記録しなきゃ意味がない」と注意されました。 後から考えれば、教授の言うことが正しいのですが、実験中はそんなことすっかり頭から抜けてしまって・・・ その他、TLCに新しいスポットが出たといって、極性も考えずに目的生成物だと思い込んでしまったり(実際には違いました)。 教授にはいつも「もっと自分でよく考えて実験しなさい」と注意されます。 毎週同じことを言われるのですが、それでもどこか抜けてしまう自分が嫌です。 同期の子はみんなちゃんと実験できてるのに・・・ 最近はゼミの時も自分だけが怒られてるような気になってしまい、憂鬱です。 (周りの人からしたらそんな風には見えてないと思うのですが) 実験するのが苦痛で、研究室に行きたくないとまで思ってしまいます。 こんな私に何かアドバイスをお願いします。
670 :
あるケミストさん :2009/07/13(月) 02:50:16
わかっててできないなら辞めたら?
671 :
あるケミストさん :2009/07/13(月) 06:45:45
>>679 大学院に進学しない方がいい。
周りに迷惑をかけるどころか、事故を起こして新聞沙汰になる。
672 :
あるケミストさん :2009/07/13(月) 06:46:42
673 :
あるケミストさん :2009/07/13(月) 07:05:25
今度外部の研究室を見学しようと思い、 メールで日程を調整していただきました。 当日にむけ、何かやるべきことはありますか? 質問したいこと、自分の今までの研究内容を 考えるとか・・・
674 :
あるケミストさん :2009/07/13(月) 07:25:05
ロンダは糞だと言われてもめげない心を作る
675 :
669 :2009/07/13(月) 08:10:38
>>670 >>671 厳しいご意見ありがとうございます。
確かに、大学院を選ばなきゃよかったと思うことはあります。
でも今からでも遅くないなら、努力して実験うまくなって、大学院でやっていきたいです。
どっちにしろ、あと半年は今の生活を続けなきゃいけないわけですし…。
今私にできることはなんでしょうか?
無事に卒論を書いて学部で卒業する 大学院行ったら必ず失敗する。 実験がうまいへたの問題ではない。 基礎知識が全く出来てない。
677 :
あるケミストさん :2009/07/13(月) 09:20:24
>>669 本当にダメなやつは、自分のことをできる奴だと思っている。
それに比べりゃ、ナンボもマシだろう。
それから、実験はゆっくりやって構わない。焦って実験数を稼いだり、急いで雑な処理を
しがちだが、そいつは逆効果。同様に夜遅くまで残るのもよくない。本当に必要な時だけ
朝まで実験しなさい。
そのうちに何が必要で何が必要じゃないかがわかってくる。そうすれば実験するのが
また楽しくなってくる。
TLCのコツは、キャピラリーの先端を平滑に切っておくことだ。アンプルカッターで
傷をつけて折っておく。それだけで再現性は格段によくなる。
678 :
あるケミストさん :2009/07/13(月) 09:25:32
正論を言ってる自分に酔いたかったんです。 本当にごめんなさい。
最初からうまくいくわけないに決まってるだろ うまくないから大学で学ぶんじゃねーのか
TLC展開槽の底と内壁にろ紙をつけておくのも忘れないように
>>669
多少頭が悪くても、化学系の修士くらいなら何とかなる。 数学・物理は賢くないとどうにもならんイメージあるけど。 失敗したら即仕込み直せばいい。 ただし夜中の2時になろうが3時になろうが、その日の失敗は その日のうちに取り戻すこと。 才能ないヤツは根性でカバーすればいいし、またそれが可能なのが化学。
ないないw 失敗したら帰って寝るに限る 夜中遅くまでやるなんてアホにも程がある それでも結果なんて十分揃うし就職も難なく出来た
実験下手な4年生に徹夜なんてされたら事故るからやめて欲しい。 とりあえず怪我も火事も漏水も出さずに卒業してくれ。
>>683 不景気なのにちゃんと就職できてすごいね。
優秀なんだね。
>>684 実験上手で頭のいい学生がきちんと卒業していくのは当たりまえ。
やる気さえあれば、不器用な馬鹿でも育てられてこそプロ。
金貰って教えてるんだからね。
686 :
あるケミストさん :2009/07/14(火) 02:27:54
こういうこと言う奴多いけど、実際のとこ大学教員って研究に対する給与をもらってるんであって 教育に対する給与じゃない気がする Fらんは教育に対する給与だろうけど 669はわかってるのに、言われたのにできないのが問題で化学どうこうの話じゃないな 言われたことは気をつけろとしか言いようがない
687 :
あるケミストさん :2009/07/14(火) 04:40:59
知識(無いかも知れんが)を現場(実験)に活かせれない奴はこれからも伸びないと思う。 2年か3年の学生実験でTLCとかもやるわけだし、その経験さえ覚えてないようでは いずれ他人を巻き込んだ大きな事故を起こす。 ゆとり教育の影響もあって適当に実験を起こしてドーンといっちゃうだろうね。 就職した方が本人にも他人の為にもなる。
688 :
あるケミストさん :2009/07/14(火) 07:40:07
実験がうまく行かないのを腕のせいにするな。 うまく行かないのには何か原因がある。そいつを分析して繰り返さないように すれば、優れた実験化学者になれる。 科学は昭和のスポーツじゃないんだから、根性なんか要らない。
689 :
あるケミストさん :2009/07/14(火) 08:16:36
根性って居ると思うぜ どんだけ失敗しても、学位取得が遅れても病まない精神力は必要 スムーズに研究が進んでる奴はわからないんだろうけどな 699の場合はそれ以前の問題だがな
690 :
あるケミストさん :2009/07/14(火) 11:33:14
試薬についての質問はここでいいんでしょうか?違ったらすみません。 トリメリト酸無水物のように環状で無水部分? 〜C-O-C〜 ‖ ‖ O O の部分が1箇所のみで、他にカルボン酸がついてるものを探しています。 できればカルボン酸は大量についているほうがいいです。 このようなものっていうのは試薬ではないのでしょうか?
691 :
あるケミストさん :2009/07/14(火) 13:33:48
自分で作れ
うまくいってないときに叩かれても ペースを崩さずモチベーションを落とさない精神力があれば大抵大丈夫。 ここで根性出して頑張りすぎる方が鬱になって辞めていくケースが多い。
3回やって行かなかったら、論文がガセだと思え。
694 :
あるケミストさん :2009/07/15(水) 01:09:15
>>693 先輩ドクターの跡継ぎを4年とかがやったら悲惨
長い天然物合成だと最先端まで持ち上げるのに2年かかったりする
腕って大事だぜ
695 :
あるケミストさん :2009/07/15(水) 07:26:06
>>694 それは4年が悲惨なんじゃなくて、研究室が悲惨なんだろ。
楽しくなさそー。それは脱出するか、大学院進学時にテーマ変えてもらうべき。
そもそも引き継ぎが必要な状態で、ドクターを出す教授が悪い。
696 :
あるケミストさん :2009/07/15(水) 10:22:30
論文一報出すだけで終わりじゃないぜ 天然物合成ならSAR研究は付きもの
697 :
あるケミストさん :2009/07/15(水) 11:53:04
>天然物合成ならSAR研究は付きもの そらまた、芸がない
698 :
あるケミストさん :2009/07/15(水) 16:12:47
なんだ、またアンチ天然物合成厨が湧いてんのか
699 :
あるケミストさん :2009/07/15(水) 17:16:43
>>697 全合成達成してプロジェクト終わりって方が芸があるの?w
面白い脳してますねwww
700 :
679 :2009/07/15(水) 17:26:22
違うよ、全合成の先にあるのがSARだっていう発展のさせ方に芸がないって 言ってんだよ。
701 :
あるケミストさん :2009/07/15(水) 17:54:48
>>700 お前前後の話の流れまったく無視なんだな
みんなお前のように芸達者じゃないから、芸のないSARばっかりやってるよな
ダニシエフスキーとかヒドイな
SARしない全合成に意味はないと思うんだけど、どういうのが芸があるといえる全合成から派生した研究だと思うの?
教えてください
702 :
679 :2009/07/15(水) 18:25:59
そんなもん、教えるわけないだろ。
703 :
あるケミストさん :2009/07/15(水) 18:33:22
wwwwwww
NMRの時溶媒のピークをエバポだけで邪魔にならない程度に抑える方法はありますか?
揮発性の高い溶媒なら10torrくらいで10分も引けばほぼ無視できるくらいになるよ 水より飛びにくいものは諦めてるなあ。1.5にでっかいのが残ってるのもしばしば。 今のテーマに関係する物質だとそのへんに重要なのが無いのも一因だが。
最近のAldかなんかの重溶媒キャンペーンカタログでは 重溶媒と共沸させるといいみたいに書いてあったけどw
なんともったいない・・・
そんな勿体ないことできるかw
>>705 -ありがとう!
でも10Torrも引けたかなあウチのアスピレーター。たぶんウチのはもっとクソ雑魚です…
でも10分とか意外に少ない時間でいけるもんなんですね。
参考になりました!
アスピレーターってお前・・・
アスピで引いたら水だらけになるだろ・・・
ん?アスピレーターとか何かおかしなこと言ったようならすみません。実はまだよくわかってないと思われます。装置の名前とか。 エバポの時引いてる装置の名前がウチは『ポータブルアスピレーター』だったと思うんですが…。。。うろ覚えです。 もしかして研究室内の常識がヨソでは異常というパターンなのでしょうか。。。
水道につないで水を流した勢いで減圧するのがアスピレータ。30Torrくらいまでしか引けない。 2Lペットボトルよりひと回り〜ふた回り大きいくらいの機械がロータリーポンプかダイアフラムポンプ。 中でベルトが回ってるのがロータリー、弁がべこべこしてるのがダイアフラム。 これは10Torr〜0.1Torrくらいまで引ける。いいやつはもっと引けるらしいけどよく知らない。 有機をやる研究室ならダイアフラムの1つや2つくらいはあるもんだと思ってたんだが……?
>>713 の通り、水流アスピレーターは常に水蒸気と接することになるから
>>711 のように有機溶媒ピークはなくなっても水ピークが増加するよ
>>704 エバポで溶媒が飛びきる直前に
エーテルを少々加えると共沸して
溶媒のピークが小さくなる事がある
また目的物が固体なのになのに
溶媒含んでオイル状になるときも
エーテル加えてエバポすると
溶媒が共沸して固体が得られることもある
>>713 -うっ…詳しいご説明ありがとうございます…。
水蒸気と接するということはさすがにないのでアスピレーターではないですね。でもウチのアレでは30Torrとかは引けてないです。アレは一体なんという名前の機械なのだ。。。
まあ、出直して来ます…。
>>715 エーテルですか!ありがとうございます!
ついでにもう一つ質問します。
うちの研究室では常識なんですが、エバポで多少ブクブクしても誰も全く気にしてないようなんです。絶対おかしいですよね?モノ飛びますよね?
は?
>>716 それは古いダイヤフラムじゃないか?
劣化した弁やパッキンを変えれば引くようになるかも。
しかしダイヤフラムのメンテはいつも苦労する。俺だけ?
メンテなんてしたこともない
30まで引けないと苦労するだろうなあ 古いロータリーポンプだと一斗缶くらいの大きさのがあった気がする
p-methylbenzoic acidの合成法は一体どうすればいいのでしょうか。 しばらく考えているのですが分からない orz
買う Grignard→CO2
>>716 新品ならともかく毎日使ってるようなダイアフラムは数十Torrってとこ。
油回転(ロータリー)ポンプで定期的にオイル交換してれば0.1Torrぐらいは行く。
研究室によっては油回転ポンプを「真空ポンプ」と称してると思う。
一台や二台はあると思うけどなあ。
ポータプルアスピレータという名前で一番売れてるのは多分ULVACのダイアフラムだと思うけど、
奴は有機溶剤を飛ばしまくってるとすぐ減圧度が悪くなる。
あのポンプでエバポで溶剤を飛ばしきるのはきついので、あらかた濃縮したところで
真空ポンプにつなぎ変えてさらにエバポ回せばトルエンぐらいまではわりと飛ぶよ。
>>717 ブクブクはよくないがモノが飛ぶかどうかはそのモノによるんじゃないかな
液面のふちでブクブクしてるくらいならウチも気にしないな。 液面全体で沸騰しているようなら少し落とす。 モノのハネ返りは気になるから、トラップとジョイントは小まめに洗ってる。
727 :
あるケミストさん :2009/07/16(木) 09:25:56
ダイアフラムポンプの減圧度が落ちる最大の原因は、排気口に凝結した溶媒だ。 こいつがチューブを溶かしたガム状物が、逆止弁の機能を落とす。 溶媒を飛ばしたら、空運転をした方がいいのだが、だれもやらない。 ダイアフラムポンプの直後に小さなガラストラップをつけておくと、状況は劇的に 改善される。使わなくなったシリコンバブラーや枝付きフラスコでいい。
>>706 が、FAだな。速いし確実。
金がない研究室だと誰かに怒られるけど。
真空乾燥は良い手だし、それで溶媒が飛ぶならそれが一番良いけど、
ものによっては溶媒が結晶等に閉じ込められて、
いくら引いてもピークが消えないなんて事が起こり得る。
あと、残留分が水、ってんならエーテルで共沸はオススメしない。
沸点に差がありすぎて水が飛ぶ前にエーテルがなくなる。
個人的にはピリジンかトルエンあたりで共沸がオススメ。
ピリジンは湿気りやすいので、必ず脱水溶媒を使用のこと。
729 :
あるケミストさん :2009/07/16(木) 19:56:01
エポキシ基を水中で開環したいんだが、適当な試薬って何かな?
>>728 共沸の意味わかってる?
水飛ばすのにピリジンは湿気りやすいので、必ず脱水溶媒を使用ってなに??
共沸で飛んでく水なんて極わずかだから、脱水溶媒を使ったほうが効率はいいだろ。 ディーンスタークでぐるぐる再利用するならグレードなんて何でもいいが。
NMRの質問てスレ地か?
734 :
あるケミストさん :2009/07/17(金) 11:41:02
なんか馬鹿ばっかりでびっくりした
キユーピーのマヨボトルは ポリエチレンと『酸素バリア層』、『酸素吸収層』からできているそうです この酸素バリア層と酸素吸収層には何の物質が使われている可能性が考えられますかね? ボトルは軟質性であることを考慮して、皆様のご見解をお聞かせください 他スレでの質問申し訳ございません それだけ考えうる可能性を教えていただきたいためこの旨をご理解ください。
737 :
あるケミストさん :2009/07/18(土) 00:28:43
高分子の収率の求め方についてなのですが。反応物の物質量がわかっているときに、 ナイロン66の収率を求めるとき、単純に226(ナイロンのn=1の物質量)*(反応物の限定物質の物質量) として理論値を出したのですがこれは正しいですか?
>>736 バリア層:おれはエポキシ樹脂使ってる
吸収層:>水添スチレン−ブタジエン−スチレントリブロック共重合体が好ましい。だそうだ。酸化トリガーに鉄かCo
練りこんどくんじゃない
739 :
あるケミストさん :2009/07/19(日) 13:55:21
カルシウムのアルコキサイド(Ca(OCH3)2等)を 極性の非プロトン性溶媒に溶解させたいのですが、 溶解する溶媒がわかりません。 (とりあえずTHFはダメでした。) プロトン性溶媒にしか溶解しないでしょうか?
>>739 アルキル鎖長をもっと伸ばしてTHFとかアセニトとか試してみたら?
>>739 濃度によるけどな。
DMFでダメだったらあきらめ。
740氏のいうようにアルキル鎖伸ばす。
742 :
739 :2009/07/19(日) 21:07:37
>>740 >>741 ありがとうございます。
DMFでだめだったので諦めてアルキル鎖のばしてみます。
743 :
あるケミストさん :2009/07/21(火) 00:39:45
6-メチル-5-ヘプテン-2-オンを4-オキソペンタン酸メチルから合成する方法を教えてください。
こばしゅうに頼む
745 :
あるケミストさん :2009/07/21(火) 00:59:05
ケトンの求核付加反応の単元なのですが・・・
746 :
あるケミストさん :2009/07/21(火) 05:34:17
俺なら福住教授に託す
手堅く柴崎
748 :
あるケミストさん :2009/07/21(火) 07:48:13
超大物の名前を出さす大物の名前を出す謙虚さがいいな
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750 :
あるケミストさん :2009/07/22(水) 07:00:19
このコピペ貼り付けたら合成うまくいったw
751 :
あるケミストさん :2009/07/22(水) 20:38:21
p-toluic acid の合成方法なんですが トルエンから出発して、Gatterman-Koch反応でアルデヒドを パラ位に導入した後、CrO3の酸化によって合成できるでしょうか?
752 :
あるケミストさん :2009/07/22(水) 21:42:20
>CrO3の酸化によって合成できるでしょうか? 強すぎ。
>>752 無駄に強いのは同意だが、反応自体は進行するんじゃないのか。
別に副反応もないだろうし。
754 :
あるケミストさん :2009/07/23(木) 07:20:05
CrO3なんかで酸化すれば、メチルが酸化される。
>>751 ていうか、パラキシレンの自動酸化で作れば良いじゃん。
仮に収率が多少低くてもよほど経済的だよ。
758 :
あるケミストさん :2009/07/29(水) 00:51:21
カルボニル基にアミンを付加させイミンを得る反応で 酸触媒に使うのは何がいいのでしょうか、硫酸なら水を系外に除くこと も同時できる気がするのですが、不揮発ですし精製が大変な気もします 他にディーン・スターク・トラップを使うなどの文献もありましたが 他の方法があるでしょうか、また、触媒に相応しい酸は何でしょうか よろしくお願いします
759 :
あるケミストさん :2009/07/29(水) 01:10:34
イミンにしてどうすんだよ? それによって反応条件異なる イミンを単離したいならモレシでもいれとけ
760 :
あるケミストさん :2009/07/29(水) 07:57:22
硫酸みたいな酸だったらアミンに食われて当量以上必要になる。 むしろ弱酸の方がいいと思うが、イミンにしたあとどうしたいかによる。 結晶化以外での精製は難しいと思うぞ。
>>758 俺が昔やらされてた反応はアミンが酸性水溶液に可溶だったから
酢酸酸性の水の中にアミン溶かしておいて、アルデヒドを
ドバーっと入れると固体がワンサカ沸くから、ろ過して終了だった。
超単純な基質だったからファインケミカルに応用できるかは謎だが。
(つーかあの反応って可逆だったっけ・・・)
763 :
あるケミストさん :2009/07/29(水) 20:06:09
>>758 ディーンスターク結構楽だよ。
その時は酸はプロピオン酸使ったな。
764 :
あるケミストさん :2009/07/29(水) 21:01:10
>>759-763 今回は特に何かを合成したいわけではないです
本に反応が載っていたのですが、実際に行う詳細な方法、
条件が載っていなかったので・・・
イミンを単離するのは厳しそうですね、反応中間体であることが多いようです
酸触媒としては低級カルボン酸、トシル酸(wikiによれば優れた酸触媒のようで)
なんかがよさそうですね
ディーンスタークについてももう少し調べてみたいと思います
ありがとうございましたー
試験勉強でわからないことがあったので質問します。 環状アルカンにおける不斉炭素の扱いについて教えてください。 具体的に困ってるのが「C5H10において三員環を持つ異性体のうち、不斉炭素が存在するものを挙げよ」という問題なのでこれを例に挙げながら教えてもらえると嬉しいです。
有機合成と関係あるの?
有機合成スレで聞くことではないよ…
>>764 活性化したモレシーと酸性イオン交換樹脂入れるのおすすめ
あと処理もろ過でおk。
イミンの単離なんて 上でもいくつかでてるけどモレシー入れて加熱して ろ過して過剰の基質飛ばしたら終了だろ
770 :
あるケミストさん :2009/07/30(木) 04:05:00
>>769 759だがそのつもりで書いたけど伝わってなかったようだ
一番マイルドなのは、活性化したモレシ(溶媒によってサイズ代える)を入れてreflux
原料消えたら、セライトろ過でおk
後は濃縮して終わり
771 :
あるケミストさん :2009/07/30(木) 09:47:00
普通のモレシはそもそも塩基性のゼオライトだから、酸触媒存在下では効きが悪くなる。 耐酸性のモレシAW400を使え。 研究室の先輩はそういうこと教えてやれよ。
772 :
あるケミストさん :2009/07/30(木) 14:55:40
イミン作るのに必ずしも酸触媒を入れる必要はないけどな ってか俺は入れたことない
イミン作るのに酸なんかいらん
774 :
あるケミストさん :2009/07/30(木) 22:18:05
>>768-771 モレキュラーシーブスって乾燥剤の一種なんですね、初めて聞きました
単離する場合は活性化したモレシで溶媒を吸着してろ過して濃縮って
方法があるんですね、あとはイオン交換したり、耐酸性モレシを使う
覚えておきたいと思います、みなさんありがとうございました
>>772-773 酸触媒がなくても反応するんですか?
>>774 反応の定義がいまいちだな
アミンの付加は起こるし脱水も起こる
モレシーがあれば平衡はイミン生成に偏る
776 :
あるケミストさん :2009/07/30(木) 23:52:45
>>775 窒素上に非共有電子対があるので付加が起こるのも、モシレーの脱水で平衡が偏っていくのもわかるのですが
反応機構だとヒドロキシキ基をプロトン付加で活性化、オキソニウム基にして脱離
となっているのですが、そのままOHで脱離、あるいは酸なしでプロトンが配位するのでしょうか
CRR`OH-NH2R`` → CRR`(O+)H2-NH2R`` → CRR`=(N+)H2R``
(本にあった付加以後のカルボニウム基と一級アミンの反応式です)
R―COOHをR―NHCH2CH3にするにはどうすればいいですか? 炭素鎖を短くする方法が思いつきません
ベックマン転位ジャマイカ?
>>779 カルボン酸→塩化アシル(SOCl2)→ケトン(Me2CuLi)
→オキシム(NH2OH)→アミド(ベックマン)→還元(LiAH4)でできますか?
>778 教科書的な話をしよう もっとスマートな方法があるかもしれない カルボン酸→減炭一級アミン ・クルチウス転移: 1)DPPA(ジフェニルリン酸アジド)/toluene 加熱. 2)H3O+ 減炭アミンが得られたら ・1)塩化アセチルでアミド化 2)LiAlH4還元(LAH過剰)
有機合成の研究者って、偉そうな奴と腰が低い奴の差が激しいのは何故だぜ
783 :
あるケミストさん :2009/08/01(土) 09:56:02
有機合成なんて単なる土方作業だから、他の分野との協力が大事だとちゃんとわかっている やつの腰は低い。一方、土方作業の劣等感から抜け出せなくて、他の分野の人と話すだけの 勉強もしていないやつは威張るしかない。 基本的にはできる人ほど腰は低い。
腰が低い:政治家タイプ 偉そう:合成ソルジャー 博士課程あたりでわかれてくるな。
785 :
あるケミストさん :2009/08/01(土) 10:42:21
みんな根にもってるもんは同じ 俺すげぇってみんな思ってる ただ、それを出すか出さないかだと思う 自尊心がなければこの分野でやってけないと思う 合成ソルジャーのほうが物腰低い気がするけどな 自分で馬鹿だってわかってるからw 逆にそうでない奴は、できない奴を合成ソルジャーって馬鹿にする→偉そう
化学は評価できてなんぼですよね 作っただけじゃどうしようもない
787 :
あるケミストさん :2009/08/01(土) 11:25:33
評価できても作れなきゃ意味ないけどな
788 :
あるケミストさん :2009/08/01(土) 11:41:07
>>784 博士課程ぐらいで、ものすげー勘違いするやつが出てくるよな。
東大にも多いが、有機化学の場合、名古屋に多し。
学会で話したりすると「こいつ、何者?」って思うなー
789 :
あるケミストさん :2009/08/01(土) 15:59:23
実力、業績、共に余裕で負けてるお前に言われてもなぁ…
有機合成におけるタンデム反応ってどういった反応なのでしょうか??
791 :
臆病者 :2009/08/01(土) 17:18:13
エタノールと濃硫酸でジエチルエーテルを作る実験を したのですが何度やっても生成物が白濁してしまいます。 明らかにエタノールのにおいではないのですが 水を入れても分離しません。 一体何が出来ているのでしょうか。
792 :
あるケミストさん :2009/08/01(土) 22:42:25
ジエチルエーテルじゃね?
>>791 ジエチルエーテルは結構水に溶けるから
飽和食塩水じゃないと分離は困難だよ。
それと今の季節はエーテルは凄まじい勢いで飛んでってしまうよ。
知り合いは倉庫でエーテルが沸騰してたって言ってたな
なにそれ怖い
やっぱりエーテルって怖いね
でも飲むと魔法使えるよ
ちょっと質問。ちょっと長めのエーテル鎖がついてるやつを合成したんだけど、NMRとると5、6個水がついてるっぽい。 できれば除きたいんだけど方法何かあります? モレキュラーシーブとか?
799 :
臆病者 :2009/08/02(日) 11:10:44
>>793 回答ありがとうございます。とても参考になりました。
>>794 化学室のエーテルの瓶って夏に破裂したりしないのかな。
俺はエーテル作ってる時、突沸か急激に反応したのかわからないけど
ガラス管付ゴム栓がflyawayしました。
濃硫酸飛び散らなくてマジでよかった...
800 :
あるケミストさん :2009/08/02(日) 14:22:54
>>799 どういう目的でその合成をやってるか知らないが、ちゃんとした指導者に見てもらえ。
非合法の合成をやろうとしているんだったら、今すぐここから出ていけ。
>>797 ゲップでフレアとか、自分にコンフュかけられるとか?
>>798 水がついてる、ってのが
水和してるの意なのか、単に含水してるだけなのかわからん。
水和してるなら、加熱しないと飛ばないかもしれない。
単に湿気てるなら、真空乾燥とかが定法。
モレシで脱水できる(液状化合物である)ならモレシでいいんじゃないの。
あぁすんません。水和してます。 加熱で飛ぶのでしょうか。参考にします。ありがとう。
804 :
あるケミストさん :2009/08/03(月) 07:02:00
水和なら、加熱して真空ポンプで引いて飛ぶものもあるレベル むずかしいぞ
805 :
あるケミストさん :2009/08/03(月) 22:47:54
化学や各種資格試験向けのサイトが揃っています。見て損はないと思われ。
勉強法の研究サイト・語学試験や理系大学生向け参考書ショップ・頭のいい☆京大生のホームページなどもありますよ。
有機化学の参考書選びや中古の値段の参考に、ここのいろいろなサイトを参考にしました。
要領の悪い自分は色々参考にさせていただきました。研究法とか色々オヌヌメ
http://saturi.alink7.uic.to/
>>777 遅くなってしまって申し訳ありません
前者の考え方は協奏的な反応、六中心のプロトン移動というのが
いまいちわからないのですが、ゆっくり考えたいと思います
後者の考え方は単純でよくわかりました
細かいところまでありがとうございました
アセトフェノンと臭素の反応で 塩化アルミニウムを 触媒量用いると メチル基の水素が臭素に 過剰量用いると ベンゼンのm位の水素が臭素に 置換されるとあったのですが、なんで違うんでしょうか?
808 :
あるケミストさん :2009/08/06(木) 23:09:51
イミンをアルキルハライドで四級化するとすぐハロゲンの攻撃受けますかね? 次に塩基作用させたいんですけど,単離できないなら不安定なの考慮してワンポッドとかですぐ反応させるとかも無理でしょうか?
ペンタセン類縁体の合成方法ってどんなものがあるのでしょうか? そもそもペンタセンっていまは注目を浴びているのでしょうか?どなたかご存知でしたらご教授ください
ACSとかで検索した方が早いよ
立体異性体について質問です 立体異性体の説明に構造式は同じであるが立体構造が違うというものがあったのですが 自分が思うに構造式も異なったいると思うのです 具体的にいいますとシストランス異性体のシス2ブテン、トランス2ブテンにおいて 炭化水素基を直線状に並べるとするとHが直線の片側だけにある場合と、Hが直線の両側にある場合があると思うのですが それによって構造式が異なっているとは言えないのでしょうか? 構造式についても調べてみたのですが結合の仕方を示したものなどという説明があるので 上の例の場合、結合の仕方が異なっているので異なる構造式だと思うのです 長文、乱文で読みづらいかとは思いますがどなたか教えていただければ幸いです
有機合成と何の関係があるの?
813 :
あるケミストさん :2009/08/12(水) 03:39:10
>>812 申し訳ないです
有機というワードに飛びついてしまいました、質問スレッドの方にいかせていただきます
>>813 立体が違ったら構造式も変わるだろ。
世の構造式が、単に不斉を省略して描かれているだけで。
「構造式は同じであるが立体構造が違う」と説明されているのは、
不斉中心があってr, s, +, -表記が無いってだけじゃない?
普通はラセミと解釈するけど
815 :
あるケミストさん :2009/08/17(月) 09:39:39
>>811 >具体的にいいますとシストランス異性体のシス2ブテン、トランス2ブテンにおいて
>炭化水素基を直線状に並べるとするとHが直線の片側だけにある場合と、Hが直線の両側にある場合がある
これの意味がさっぱりわからん。
>>814 >「構造式は同じであるが立体構造が違う」と説明されているのは、
>不斉中心があってr, s, +, -表記が無いってだけじゃない?
これも意味のわからん説明だ。特に+,-表記で立体構造を示すってどーゆーこった?
>普通はラセミと解釈するけど
しない。
817 :
あるケミストさん :2009/08/17(月) 16:22:03
818 :
:2009/08/21(金) 18:12:32
わしゃしゃしゃ
>>809 有機ELかな。注目は浴びてない。不安定だから。
合成法は自分で考えろ・・・いくらでもある
820 :
あるケミストさん :2009/08/29(土) 20:01:42
アミド骨格を有する一級アミンのジアルキル化をしたいんですけど,たとえばジメチル化をしようとしてホルムアルデヒドとPd-C/H2で還元的アミノ化をしたけど収率が悪いOTZ なんかいい方法ありますか?
823 :
あるケミストさん :2009/08/29(土) 21:40:03
日教組の実態
http://www.fides.dti.ne.jp/~shinwa/column/shuukannkoramu/75.htm 元教師が語る日教組の実態
彼女の話によると神奈川県の日教組では在日北朝鮮系教師たちの勢力が拡大しているという。
彼らは金日成のバッヂを持ち歩き、誇らしげに見せつけていた。
彼らは教師に相応しからぬ汚い言葉で相手をののしり、
ある時は優しく振る舞いながら教師や思春期の子供たちをマインドコントロールしている。
こうした手口で簡単にハマるケースが多々見受けられるという。
学内では梅毒・エイズ・淋病などの性病、薬物、暴力は日常のことだ。
さらに横浜114校の先生方に原因不明の死亡が相次いでいるといい、
こうした環境を誰かが作ろうとしているのは明白だと言う。
神奈川県教師のうち、日教組の組合員は90%(全国平均は30%)を占める。
N女史によると神奈川県では北朝鮮系在日教師が日教組を事実上支配し、
在日の北系教師が年々増えているのは確かだという。
朴甲東氏(金日成時代の元幹部)によると、
毎年北系の若い在日が万景峰号で北朝鮮に送り込まれ、徹底した反日教育を受けているという。
洗脳された若い在日が北系のコネで年々教師に採用され、
日本の一部勢力は将来巨大な反日勢力になると指摘した。
824 :
あるケミストさん :2009/08/29(土) 23:52:26
アルキルハライドでアミンのアルキル化って三級で止められるん? 反応制御がむずい気がす
ふと思ったんだが、皆は反応条件とかのスクリーニングって 基質何molぐらい使ってる? 試験管とかで何個もしかけるとこあるとか聞いたんだが
828 :
あるケミストさん :2009/08/30(日) 01:15:57
>>826 反応が行くかどうか、温度条件くらいはピペットの先に付着した分で。
モル比検討はもっと多い
>825 四級塩になるかならないか… ベンジルクロライド/ブロマイド+二級アミンの反応やってたけど 等量程度で室温なら、ほぼ三級で止まると考えて良いようだ 溶媒はクロロホルム使ってた 電子供与基がついた反応活性が高いハライドでも同様だった ハライドが過剰にあったり、温度かけたり トリフラート等、異常に活性が高いと4の割合は増えるだろう
830 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2009/08/30(日) 10:03:42
アミンのアルキル化ってものすごく立体障害に敏感で、ハライドの反応性よりアミンとハライドの 大きさに支配される。だから、メチル化では原料次第で四級化することも多し。 ホルムアルデヒドで還元的アルキル化するんだったら、酢酸酸性でシアノボロ使うのがいいぞ。
831 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2009/08/30(日) 12:57:08
つまり最初はハライド1当量分加えて反応時間置いて二級にし
また1当量分で三級化させるような感じですかね?
二級から三級のメチル化では同条件で7、8割いったんですけどねOTZ
ジアルキル化が難しい印象を受けます
>>830 HCHOはやはり20当量でしょうか?
アルキル化について還元剤も色々あるしハライドの方法もあるし取捨選択がよくわからないです
基本的には目的部位以外が壊れなかったり、攻撃されないような反応条件や試薬を選ぶっていう
考え方でいいのでしょうか?
一番反応性いいのってハライドか硫酸ジメチルとかなのかな
832 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2009/08/30(日) 14:19:25
アリルベンゼンのα位をブロモ化したいんだけど 何か良い方法をご存じの方は教えていただけないでしょうか? NBSを使うと3-bromoprop-1-en-1-yl benzeneになってしまうようです。
>>833 へえ。メチル化だとそうなの?知らなかった
じゃあもう還元的アミノ化しかだめじゃね?3級で止めるのは
>832 いい条件はわからないけど、作って単離したらすごく眼が痛くなりそうw
>>835 ベンジルブロミドは催涙性ありますからね
分子量も大きくないから揮発性があるだろうし
泣きながら実験します。
837 :
あるケミストさん :2009/09/01(火) 17:53:16
>>837 もちろん四塩化炭素です。
それ以外の溶媒を使用した論文は見たことありません。
恐らく発生したラジカルと反応しないためでしょうか?
強い光を当てながらrefluxすると出来るという
論文を見つけたので現在反応中です。
>>838 複生成物のコハク酸イミドが溶けないので、ろ過で取り除ける。反応自体は他の溶媒でも進行する。
>>838 会社とかだとNBS/酢エチをよく使う。
841 :
あるケミストさん :2009/09/01(火) 22:05:09
>>839 NBSも四塩化炭素にはそれほど溶けない。最初は沈んでる結晶が反応が行くとともに
浮いてくるんだな、これが。
NBSが分解すると臭素ができるんだが、これが微量混じっていると選択性が悪くなる。
(着色してるのは純度が悪い)
再現性が悪いようだったら、再結晶してから使いましょう。再結晶溶媒は水だったと思う。
>832 副生成物の方が優先するかもな 昔、生臭素/私怨炭で反応やったことあるけど フツーの電球でラジカル反応した 環の臭素化が優先する場合、器具洗いが悪い 水道水中の微量金属(鉄?)が残存すると環に入る 蒸留水等で最後よくリンスする。場合によりEDTA洗いも検討のこと
全然関係ないんだけどこないだ四回生に(EDTA-2Naという意味で)EDTA発注しといてと言ったら 届いた品物がただのエチレンジアミン四酢酸だった。 いや、俺が悪いんだけどさ。NaOHで中和して使ったよまったく・・・。 すまん、スレチの上に愚痴ってしまった。
いや、EDTAといったらエチレンジアミン四酢酸だろ一般的に考えて
うぃきぺでぃあによると >通常、とくに断らない場合の EDTA はジナトリウム塩であり >日本薬局方ではエデト酸ナトリウムである。 らしいが、H4Yを買われても…まぁ…お察し下さいだなぁ > 四回生
4年にとってはそうだろ それくらいも分からなかったお前の責任
848 :
あるケミストさん :2009/09/02(水) 07:46:05
末端二重結合への臭化水素の付加はanti-Markovnikovで起こることが、化学法則の例外と して知られているんだが、これは実は微量に含まれる臭素と光によってラジカル反応が 進行するためと後年わかった。 こういう単純な反応こそ、難しい。
849 :
あるケミストさん :2009/09/02(水) 08:52:16
>>838 難しそうですね。仮に目的物が得られたとしても、次に求核剤と反応させるつもりなら、Sn2'で
進む可能性が大きいのでは? やっぱ、フェニル基との共役系が延びる方が安定だから。
最終目標が分からないけど、フェニルかビニルを後で入れることを考えた方が楽かも。
850 :
あるケミストさん :2009/09/02(水) 17:55:53
合成初心者です。 既出でしたらすいません。 カルボキシル基にヒドラジンを反応させてヒドラジドを合成したいのですが、どんな試薬を使用すればよいでしょうか? カルボキシル基を持つ化合物の溶解性によって、ほう水ヒドラジンや炭酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジンと使い分けるのでしょうか? 化合物は保護基の有無によって水溶性にもアセトン可溶性にもなります。 お勧めの反応試薬がありましたら、教えていただけないでしょうか?
既出
852 :
あるケミストさん :2009/09/03(木) 00:02:46
モレシー入れたら粉で濁っちゃったんだけど、これはどうしたらいいの?
セライトろ過
>>852 まず、細孔径あってるよな?直鎖に4Aは使わないほうがいいぜ。
そのうえで、蒸留の前乾燥だとしたらそのまま使ってしまって問題ない。
反応に使うのであれば、新品使うときは乾燥する溶媒で数回共洗いする。
これで問題にならない程度の混入量になるはず。
どうしても粉を入れられないのであれば最初からモレシー使わない。
一回使って再生したやつは粉噴きにくいけどね。
偉そうに
以下偉そうな質問禁止
遠心分離かけるなり適当に処理すればいいよ、そんなもん。
858 :
あるケミストさん :2009/09/08(火) 16:22:14
アルコール→アルデヒド変換で、おススメの反応ありますか? 出来たら室温で反応が進むとベストです。
DMSO+SO3・py
AZADO
863 :
あるケミストさん :2009/09/09(水) 00:46:58
デスマーチン
室温ではないけどTEMPO酸化とか
二酸化セレン
>>859-866 二酸化セレン以外はありそう。
SeO2でアルコール酸化できるんだっけ??
そういえば最近メルマガ有機化学の配信が無いな アレの今週の反応・試薬のコーナーが楽しみだったんだが。
飽きたんじゃね
870 :
あるケミストさん :2009/09/10(木) 13:56:08
DMSOにDCCやEDC入れる酸化は室温でおk? それと還流が必要?
871 :
あるケミストさん :2009/09/10(木) 20:50:41
864と同意見でTEMPO酸化。 0℃から少しずつ室温まで温度上げてクエンチするパターンが結構楽だった。
TEMPO酸化は確かにおすすめだな。含水系で操作も割と簡単だし Dess-MartinとかSO3ピリジンは高いんだよね
873 :
あるケミストさん :2009/09/12(土) 01:49:54
私は薬学卒薬学院修士修了の者です(生命科学)。 仕事の関係上、有機合成を再度勉強しようと思うのですが、 日本の頭脳である合成屋さんは何をどのように勉強なさっていますか? 目的は・・・医薬の特許明細書を書くことです。 全く畑違いかもしれませんが宜しくお願い致します。
874 :
あるケミストさん :2009/09/12(土) 02:11:35
むちゃくちゃしたれぇ。
875 :
あるケミストさん :2009/09/12(土) 07:54:51
>>873 定評ある有機化学の教科書を巻末問題を解きながら半年かけて読め。
それができてから(できる前にやらない)、有機合成の論文をノートにまとめながら
毎週1報ずつ半年読め。
そうすりゃ1年で「何がよくて何が悪いか」ぐらいはわかるようになる。
めんどくせぇんですけど
877 :
あるケミストさん :2009/09/12(土) 10:03:27
>めんどくせぇんですけど 甘ったれんじゃねえよ
鳩山総理の妻、鳩山幸さんはサイエントロジーというカルトと関係があるという噂があります。
http://a ☆ntikimchi.see☆saa.net/artic☆le/1☆2757☆8850.html←日本アンチキムチ団
━━━鳩山幸さんの旧姓と出自が不明だそうですよ。━━━
764 名前:可愛い奥様[] 投稿日:2009/09/06(日) 01:04:07 ID:/WrcABwtO
幸夫人のごお父様は中国人ではなく、キム・ジョンウォン(漢字不明)という朝鮮北部出身の貿易商だったようです。
戦後は日本に渡り、幸さんが渡米するまでは神戸の商社に勤めていたようです。 キムさんは幸さんが渡米した直後、
北海道室蘭に引っ越し、貿易商を営みながら総連支部の設立に尽力されたと話しておりました。
【ファーストレディー】鳩山幸をウォッチするスレ 2
http://hi ☆deyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/12☆52279762/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「 韓国で行方不明になった日本人女性 6 5 0 0 人 」 被害者家族が訴え
http://b ☆log.liv☆edoor.jp/ne☆ws2chplus/archives/506☆632☆24.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
李鵬が言ってた、20年後に日本なんてなくなるって、こういう事か。
1000 :名無しさん@十周年:2009/09/10(木) 21:55:04
鳩山:「譲歩を引き出しました。ソースコード開示しなくてもいいそうです。やったー!」
でもEAL3並みの要求を飲まされる。日本の適合性評価機関は承認されない。
結局技術はばっちり漏洩する。終わり
↓↓↓
↓↓↓
【国際】 中国 「IT製品、ソースコード開示せよ。情報漏洩はないから」…日本側が撤回求めるも、予定通り実施へ★6
http://s02.megalodon.jp/2009-0912-0150-53/pc11.2ch.net/test/read.cgi/os/99 ☆1481942/89-90
>>873 「薬品のプロセス化学」
「プロセスケミストリーの展開」
あたりをまず読む。
医薬品の合成として何が新しいことなのかを把握する。
プログラム学習シリーズで勉強する。
「有機合成化学」で逆合成に必要な合理的な反応を勉強する。(ウォーレン有機化学の逆合成解析よりも詳しい)
「有機合成反応」でカルボニル基を利用する反応を中心に勉強する。
「有機合成問題の解き方」で基本的な反応、覚えておきたい反応、特異的で有用な反応を勉強する。
最新の化学雑誌をパラパラ読むのもいいよ。
angew. 、JACS、TLなど。
それらの雑誌のreviewは過去の論文を網羅しているから特にお勧め。
880 :
あるケミストさん :2009/09/12(土) 17:14:55
>>875さん、>>879さん 873です。どうもありがとうございます。 是非参考にさせていただきます。
プログラム学習シリーズ(特に最初の2つ)は名著だよなあ。 なれなれしい日本語訳がまたいい味を出している。
生物系の院生です。 これからn-ブチルリチウムを使った合成をやろうとしています。 しかし、発火性がヤバいというのを目にしました。 ヘリウム置換した系の分液漏斗の中に数十ミリ入れたいのですが、 普通はどうやって入れるのでしょうか? ちょっとなら空気に触れても大丈夫じゃない?、 とピペットで入れようとしていた私に教えてください。 よろしくお願いします。
>>882 何がしたいんだお前は・・・近くに有機屋はいないのか?
>>883 糖のメチル化をしようとしてて、
カルバニオンが必要なんです。
さっき有機系を探しに行ったのですが、
休みで誰もいなかったからここで聞いてみました。
やはり合成素人がやるのは危ないですか?
>>804 糖だからかは知らんが、分液漏斗をヘリウム置換してn-BuLiを入れるなんて話は聞いた事がないぞ。
とりあえず知ってる人がいる時に相談しながらやってくれ。一人でやるなよ。
886 :
885 :2009/09/20(日) 20:56:40
糖のメチル化? O-メチル化 o rアノマー炭素ゴニョゴニョ? O-メチル化ならカルバニオン不要だ罠 NaHで充分。鉱油の除去に拘らなければ空気に晒す程度では(通常)発火しない BuLiはファイヤーするYO ハンドリングはラバーセプタム+シリンジじゃないのかね 漏れはフタ開けてピペット突っ込む度胸無い
うちではよく使うけど 不活性ガスで置換した二口ナスやシュレンク管にセプタムで蓋をして、 窒素の入った風船を繋いで-78まで冷やす。溶媒と基質は脱水のものを予め入れておく。 そこに注射器でブチルリチウム溶液を入れる。 その後は反応次第。常温まで戻したり、-78のまま相手を入れたり。 少なくとも安全眼鏡、白衣、手袋は完全装備。 使用後の注射器はイソプロパノールで軽く洗ってから水洗、アセトン置換。 危険だから絶対に単独では使わせない。 専門にしてる人間でこれだから、絶対に門外漢が扱うものじゃない。 少なくともM以上の有機屋に相談すること。
>>885 まさに一人でやろうとしていたところでした。
ほんとうに命が助かりました。
ありがとうございました。
>>887 O-メチル化です。
最近の論文だとBuLiを使ったほうがよさそうな感じだったので、
これでやろうとしてました。
シリンジ使うものなんですか!
確かに空気に触れないですね。
ニュースにならないでよかったです。
NaHを使う方向で検討したいと思います。
ありがとうございました。
>>888 そこまで厳重なものだとは思いませんでした。
むやみに合成の世界に入るのは危険ですね。
有機屋が来次第相談します。
ありがとうございました。
>889 怖がってても経験にならないわけで、伝聞だけでは特性が良くわからない 特に放置系研究室だと闇実験の積み重ねで経験を得るしかない しかし、BuLiは発火する事で有名なのでハンドリング自体ヤヴァイ 少量でお試し…ともいかんので、有機の知り合いにデモしてもらえよ NaHは鉱油にまみれている限り、乾いたスパチュラ突っ込んでも無問題 薬包紙wで荒く計量し基質/THFに攪拌下、ゆっくり突っ込む シュワー♪と水素を発生しながら溶ける。結構発熱するので注意 TLCで追って必要に応じて追加したらよい 計量に用いた薬包紙・小型容器・スパチュラは水を加えてクエンチしておく パイロットスケールなら不活性ふいんきw は特に必要ない 発泡&発熱があるので、反応容器には余裕をみること。 必要に応じて水浴。また反応初期は密閉しないこと 後処理は水か希酸でクエンチ。発熱・液性・容積増加に注意 鉱油が系に残るので目的物は沈殿かヘキサン洗いすること 最後に。市販品は60%分散なので予想以上に量がいる 安定とはいえ一部分解してる恐れもある。小過剰条件で使用 がんばってエーテル作って下さい。
>>888 いや、使う話は色々聞くんだけど、
分液漏斗に入れるなんてのは経験がなかったもんで。
893 :
あるケミストさん :2009/09/20(日) 22:38:10
去年UCLAの学生が焼死したよな…tBuLiだけど nBuLiはそこまで危険じゃない、俺は良くボトルの栓あけてロートで滴下ろうとに入れて反応させてたわ secからは危険
恥ずかしながらNaHまでなんで ハンドリング関係を聞かせてもらえると大変助かる >893 手早くなんだろうけど、n-BuLiは空気中で栓開けると白煙がでる程度なの? ファイヤーしそうで怖いんだが… 使った後、窒素充填しろと聞いたことあるんだが実用上どうしてた? 放置研なので聞かせてくれると勉強になる
>>891 風船使った空気置換ができてはしゃいでいたところでした。
論文とかに書いていない情報ありがとうございます。
頑張ってやってみます!
>>892 漏斗に入れてDMSOと反応させていくそうです。
ここで気がつきました。
うちの研究室で発掘したのは分液漏斗だったんですけど、
普通は滴下漏斗なんですね。
失礼しました。
>>895 滴下漏斗では怖く出来ないわ、調整がむずいから。
よっぽどの大スケールじゃなかったら
シリンジを使う方をオススメするよ。
BuLiを大スケールで使うのはイヤだけど。
897 :
888 :2009/09/20(日) 23:52:39
>>892 有機合成の知識のない人間が触るものじゃない、くらいの意味で言ったんで
わかりにくくてスマン>門外漢
>>893 直で開封は怖くてできんな、俺は
>>894 ラバーキャップに窒素のゴム風船に針をつけたものを射して、
シリンジを射して吸い取ってる。シリンジで吸った分だけ
風船から窒素が補充されるしくみ。
>>895 目的からして違うわい>分液と滴下
898 :
あるケミストさん :2009/09/21(月) 05:02:26
とある有名全合成ラボでは、バケツでnBuLi反応させてるらしいぜ nBuLiなんて大したことない 自分で調整できるし だが、tBuLi、おめーはダメだ
バケツわろた まあでもnBuLiは火でたことないなあ。 ちょっと空気中に出しても煙もほとんどでないし。 tBuLiとかアルキル亜鉛はダメだ。
nブリなら手についたことありますよ 怖かったー。 熱かっただけだけどね。。。
有機合成がなんなのかよくわからんのでどこで質問したらいいかわからんです。 化学Tって有機合成スレでいいの?
902 :
あるケミストさん :2009/09/21(月) 16:30:05
ちがう
昔うちの研究室のOBがnBuLi吸ったシリンジの針折れて火花散ったことがあるって聞いたな
800Lの釜に滴下するときは分液ロートへ一度引き込んで 添加スピードをコックで調整してたっけ スリやらチューブやらに少し白粉が出来てたけど火は出なかった
nBuLiは針をよく詰まらせるよね。先週もそれで1本ダメにした。
BuLiくらいならシリンジに水入れて根気よく押してやれば復活する 亜鉛試薬あたりはちょっときつい
ちくしょー 重水素化物を扱っていると、予想外の工程で軽水素に置換されちまうよ NMRでのドキドキ感が異常すぎるw
DIBALもよく詰まるわ
詰まるといったらTiCl4
910 :
あるケミストさん :2009/09/23(水) 11:33:50
サンプル瓶に希塩酸を入れておいて、セプタムを逆さまにかぶせておく。 そこに注射針やキャヌラを刺して、ジュビジュビっと針の内部を洗浄しておきましょう。
911 :
あるケミストさん :2009/09/23(水) 13:10:17
漏れの時は100mgスケールとかなんでnBuLiシリンジで数100μl吸うだけで済むけど 後輩が全合成のテーマなんで10mlのシリンジで半分ほどnBuLiとったり、 挙げ句の果てには滴下漏斗に一瓶ぶっこんで滴下してたわ・・・ シリンジでnBuLi吸ったあと針がすっぽ抜けて手に付きまくって熱かった・・・ でも時間との勝負だから気にせずもう一度吸い直して滴下したけどww あと滴下漏斗でやってるのみてたけど滴下漏斗に入れた瞬間真っ白になってて これはあかんやろ・・・と心の中で思ってた・・・案の定収率落ちてるし。
nBuLi一回で150ml滴下ロートで使うが 真っ白になることはないが・・・ ぬれてたんじゃねーの
>>910 それやると錆びちゃうから
HCl→NaHCO3→水→アセトン
を手早く。
>>911 滴下漏斗は普通に使うよ。白くなるのは乾燥が甘いだけ。
滴下漏斗をあらかじめあぶっといて アルゴン吹いて、手早くやれば結構大丈夫なもんだけどね。
915 :
あるケミストさん :2009/09/23(水) 13:48:32
>>912-914 う〜ん、一応真空ポンプで引きながらアルコールランプで炙って
冷えたら窒素置換して、素早く装置組んでたからある程度大丈夫な気はしますけど・・
どうしても少し濁っちゃうんですよねぇ・・・。磨りガラスだと固まっちゃうからテフロンコック
のやつ使ってたんだけどやっぱりあれが密閉性低いせいなのかな?
はじめからBuLiが死んでたんじゃね
>>915 窒素置換は冷える前にしないと
ってかアルコールランプ??
ヒートガン使ったら楽だよ
それヒーティングガンな
920 :
あるケミストさん :2009/09/23(水) 17:41:06
知ったかぶりってこういう奴の事を言うんだろうなw
ぶっちゃけ、一瓶使うぐらいのスケールなら真空置換しなくても しばらくN2フローしとくぐらいで充分なきがするが。 厳密に1 e.q.入れなきゃいけないなら別だけど。
922 :
あるケミストさん :2009/09/23(水) 19:54:54
>>921 確かにそうですね・・・
自分はマイクロスケールの反応ばかりしてたので違和感を覚えましたw
つかnBuLiって1 eq. ぴったしじゃなくて1.3 eq.ぐらい入れてたし結構アバウトかも・・・
反応によっては2置換体得る反応で2eq.で十分なはずなのに5eq.入れてるのも
文献で見たことあるし、ものによりけりって感じなんですかねw
1.3くらいでアバウトねぇ・・・
nブリって結局どのくらい危険なのかわかんねーや。。。 まあ用心はしっかりしとくつもりだけどさ。
BuLiとかオーバーリアクションの心配がない系だったら 過剰量放り込むのが普通じゃね。 ぎりぎりでいくならそれに越したことはないが。
DIBALは漏れるとファイヤーするようだが nBuLiはそれほどでもない…らしい
みんな、知ってることだとよく喋るなあ。
928 :
あるケミストさん :2009/09/24(木) 09:34:55
童貞だからです。
知らないことを適当にしゃべられても困るし
930 :
あるケミストさん :2009/09/24(木) 15:21:51
がちゃがちゃ しゃべらんで フラスコふらんかい #
考えずに反応仕込んでも、時間と労力と試薬代の無駄
932 :
あるケミストさん :2009/09/25(金) 00:22:44
ノルブチはそんなに危なくない。 なんだかんだで空気中にさらしても火でないし シリンジも・・・
933 :
あるケミストさん :2009/09/25(金) 01:46:12
934 :
あるケミストさん :2009/09/25(金) 15:10:18
誰かコデインのメチルエーテル部分を水酸化する方法を 教えてください。 生体では、肝臓の酵素が、コデインからモルヒネを作ってるらしいので、 試薬でも可能ですよね。
935 :
あるケミストさん :2009/09/25(金) 23:15:03
酵素がやってることを試薬ができるはずないだろ。 自動車をハサミで作れるか?
936 :
あるケミストさん :2009/09/26(土) 03:10:11
N-アルキル化について質問です。 ジアニリンとハロゲン化アルキルを用いたN-アルキル化をしたいのですが、 有機化学は素人なため、溶媒や温度などの条件などがわかりません。 また、物性化学の研究室なため、カラムなどの精製装置が無いので 再結晶などで精製できるような条件がいいです。 よろしくお願いします。
937 :
あるケミストさん :2009/09/26(土) 07:44:53
>酵素がやってることを試薬ができるはずないだろ。 そういう答え方はよくない。 今の技術で出来るか出来ないかだけを答えるだけでいい。 できないけど。
ジフェニルアミンであれば話は比較的簡単で アミンに対しハライドを1.1eq、スカベンジャーとしてNaHCO3を数等量 溶媒はクロロホルム、メタノール、THF、DMSOなど試す TLCで追跡し最初は室温で様子見、原料の消失が遅いようなら 昇温〜ハライド追加〜様子見〜溶媒系変更と試す なお、ジフェニルアミンではN:の非局在化の影響が大きいと思われるので 反応性が低いものと予想される ヨウ化物、ベンジル、アリル系の活性ハライドじゃないとすんなり反応しないかも。 原料消失確認後、塩酸酸性にして過剰ハライドを抽出除去(TLC確認) 塩基性にしアミン遊離、溶媒留去して生成物を得る。お好みで再結晶 生成物は固体と思われるので 反応終了後、水に投入し沈殿させヘキサンで数度洗えば充分かもしれない お好みで再結晶
939 :
あるケミストさん :2009/09/26(土) 08:02:30
>>934 方法はいくつかあるよ。
その前に通報しとくか?
他の官能基に影響出る可能性が高いけど BBr3なら-OMe→-OHの変換に限っていえば可能 扱いにくい試薬だし収率よく逝くかどうかは不明
941 :
937 :2009/09/26(土) 08:11:37
他人をバカ扱いする奴こそ真のバカ
藻前のような香具師がファビョるのを見たいからさ。
944 :
あるケミストさん :2009/09/26(土) 08:23:35
>>938 解答ありがとうございます。
ジアニリンじゃなくフェニレンジアミンです。
普通の溶媒が使えそうでよかったです。NaHC03もあるので反応はできそうです。
使いたいハロゲン化アルキルがカルボキシル基を持っていますが、
フェニル基のおかげで水への溶解度は低いと思うので水も使えると思います。
(イオン化していなければ)
その時にフェニレンジアミンもハロゲン化アルキル(カルボン酸)も除去できる事を期待します。
ありがとうございました。
フェニレンジアミンでしたか 多置換体の問題がありますが反応自体はいくでしょう 分子内にカルボキシル基があるとこのですから 反応終了後、塩基性にして生成物を水層に移して分離できる可能性が出る ロス承知でNaHCO3の代わりにアミンの等量を増やす反応設計も可能 試薬コストと分離の手間を天秤に掛けて下さい o-体だと場合により環状アミド化してしまう恐れがある 5-6員環になる構造ではないか、温度をかけてないか sp2性があること、プロトンスポンジ程ではないが特殊な立体障害があることにも注意 うまく使えば逆手に取れるかもしれない
追記ありがとうございます。 フェニレンジアミンを大目に使うのもありですね。 2gほど目的物が出来れば十分で、 試薬は25gの瓶を購入したので試薬については問題ありません。 むしろ目的物が新たに求核反応をするのが嫌なので アミンを多く使うのはいいと思っています。 過剰に使ったアミンの除去方法が問題になりますが、 再結晶を数回行えば取り除けると思います。 ありがとうございました。
947 :
あるケミストさん :2009/09/28(月) 21:21:09
質問です。 ニトロベンゼンのニトロ基は、ブチルリチウムに耐えうることが できますか? 今、ニトロ基のついた芳香環にブチリチ処理をやっているんですが なかなかうまくいかなくてこまっています。 どなたかよろしくお願いします。
949 :
あるケミストさん :2009/09/28(月) 21:47:31
Meisenheimer型錯体経由の反応は極低温にすれば押さえられるような気がする。 ただBuLi使って何したいの? ベースとしてプロトンぶっこ抜きたいんだったらLDAとかNaHMDSとかの方がいいだろう。
950 :
あるケミストさん :2009/09/28(月) 22:22:39
>>949 そうです。LDAを用いてプロトンを抜こうとしているんですが・・・
THF-78→n-BuLi→IPA→m-bromonitrobenzene(THF-sol)
でやってるんですが、ニトロベンゼン入れた瞬間、系が真っ黒に、、、
やっぱり温度制御がなってないんですかね(汗
952 :
あるケミストさん :2009/09/28(月) 22:35:28
>>950 それ、何がしたいの?
臭素のハロメタ交換はその条件じゃ行かんぞ。
BuLi直接でやってArLiにしたとして 場合によってはNO2にささってフェノールになるかもしらん。
954 :
あるケミストさん :2009/09/29(火) 15:38:56
ニトロ基による酸化が起こっているだけ
塩基過剰系に基質ぶちこんじゃだめじゃないかな
956 :
あるケミストさん :2009/09/30(水) 07:34:23
>>950 それずっと-78Cでやってんの?
ジイソプロピルアミン(IPAと略すのは初めて見たが)のプロトン引き抜きは
0Cでやることも多いくらいで、最初から冷やすのは意味わからん。
>>955 それはそうとは限らないけど、この反応、何がしたいんだかわかんね。
957 :
あるケミストさん :2009/09/30(水) 10:03:50
ああ、IPAを間違えて入れてんのかと思ったよ。
958 :
あるケミストさん :2009/10/02(金) 02:04:41
Tf2Oなどのようなトリフラート試薬を使うときに、 DTBMPなどの嵩高い塩基を用いるのはなぜですか??
959 :
あるケミストさん :2009/10/02(金) 07:44:18
ピリジンだとトリフラートが反応しちゃうから
960 :
あるケミストさん :2009/10/03(土) 00:12:38
961 :
936 :2009/10/03(土) 05:53:13
>>936 で質問させていただいたものです。
いただいたアドバイス+似たような試料の論文+有機の本をミックスして
カルボン酸付ハロゲン化物
フェニレンジアミン
NaHCO3
DMF
60℃位に加熱
という条件で反応させました。
水に溶けてメタノールに溶けないと言うアミノ酸っぽい目的物は出来ましたが
同時に黒っぽい赤のアモルファス&油状の物質も出来ました。
pHや溶媒で色が変わるので染料っぽい気がしますが、こういう物質が出来るのは仕様なのでしょうか?
仕様なら仕方ないですが、違う物が出来るせいで収率が落ちていたらと思うと気になります。
よろしくお願いします。
962 :
あるケミストさん :2009/10/03(土) 08:04:19
条件が強すぎる。 加熱は要らないと思う。 それにアルカリ条件下でフェニレンジアミンは空気酸化に弱くなる。着色した 副生物は重合物だろう。 それと重曹はDMFに対する溶解性がよろしくない。 塩基としてジイソプロピルエチルアミンを使用し、0℃から開始して様子を見ながら 昇温していくといいだろう。
>>961 酸アミドできてるの?
アニリンの4位で反応してない?
それともポリアニリンみたいなのか。
965 :
あるケミストさん :2009/10/03(土) 11:23:22
962です。カルボン酸付ハロゲン化物てのが何だかわからなかったんで、ハライドによる アルキル化のアドバイスをしているんだけど、生のカルボン酸だったらちょっと 有機化学の研究室に行って相談してきた方がいいと思う。
966 :
936 :2009/10/03(土) 16:03:42
皆様、アドバイスありがとうございます。 やはりフェニレンジアミン由来の色でしたか。 先日行った合成では素人の技術では再結晶が難しい量しか取れなかったので もう一度穏やかな条件でやってみたいと思います。 カルボン酸は生のカルボン酸です。あと、丁度いい塩基がトリエチルアミンしかないので カルボン酸付ハロゲン化物 フェニレンジアミン トリエチルアミン DMF (orメタノール+重曹) 0℃〜室温 アルゴン雰囲気下 で行おうと思います。 ありがとうございました。
967 :
あるケミストさん :2009/10/05(月) 19:47:34
Wolff-Kishner反応って アルデヒドとヒドラジン(と溶媒)をrefluxして、 その後冷ましてからKOH加えて再びrefluxでおk? それともヒドラジンとKOHを一緒にrefluxさせるの?
969 :
あるケミストさん :2009/10/05(月) 19:56:48
970 :
あるケミストさん :2009/10/05(月) 21:40:04
Wolff-Kishner、あんまりうまく行くのを見たことがない反応だな。
俺もbiproが沢山できた記憶しかない 温度が高すぎるからだろうけど
シクロヘキサノン環はきれいに還元できたが、アルデヒドはきつそうだな。
973 :
967 :2009/10/05(月) 22:16:59
Clemmensen還元の方が良かったかな? 亜鉛アマルガムが無かったのでWolff-Kishnerで 反応仕込んだのですが・・・ 皆さんならどの反応を使いますか?
974 :
あるケミストさん :2009/10/05(月) 23:15:23
Clemmensenもこれがうまく行かない反応なんだよなぁ。
質問者は、反応がうまくいったか報告しておくれ。
976 :
あるケミストさん :2009/10/06(火) 08:33:49
なぜに?自分で試せばいいのに。
977 :
あるケミストさん :2009/10/06(火) 09:43:37
有機化学の反応で、うまく行った時の条件を共有することの、何が悪いんだか。
978 :
あるケミストさん :2009/10/06(火) 12:38:08
そうだそうだ 会社で関係ない反応試せるかってんだ
979 :
あるケミストさん :2009/10/06(火) 16:17:06
なら諦めるんだな。世の中そんなに甘くない。
報告していただくと助かるよね
世の中ギブ&テイクよ
ここで得られる情報は思いつきのものが大半だからな。 実際ここで得られる条件で実践してる奴はほぼいない。 だから答える事が出来ない。
983 :
あるケミストさん :2009/10/08(木) 03:28:06
2スレくらい前でアドバイス通りにやって全然目的物が出来なかった人が通りますよ
まぁ2ちゃんねるには嘘しか書いてないからな
985 :
あるケミストさん :2009/10/09(金) 08:38:53
メチルアミンとクロロプロパンを反応させてメチルプロピルアミンを合成しようとしているのですが どうしてもメチルジプロピルアミンが出来てしまいます。 これが出来ないようにする方法はありますでしょうか?
還元的アミノ化orNs基でなんとかする
987 :
あるケミストさん :2009/10/10(土) 09:22:32
天然討終了。 私物化している老人は早く消えて下さい。
988 :
あるケミストさん :2009/10/10(土) 09:26:06
誤爆か
989 :
あるケミストさん :2009/10/10(土) 09:59:09
チラ裏は日記にでも書いてろ
ブーメランですね
992 :
くすし :2009/10/10(土) 10:11:44
かね
993 :
あるケミストさん :2009/10/10(土) 10:56:24
994 :
あるケミストさん :2009/10/10(土) 11:23:38
研究室選びは大事だNE
一派に入れない教授の所で有機化学をやるのは大変だな
997 :
あるケミストさん :2009/10/10(土) 16:07:57
大饗茂
今日も
セミプロが
知ったかぶり
1001 :
1001 :
Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。