代理出産 過去の事例
アメリカ
・麻薬依存歴のある女性が姉のために代理母を引き受けたが、
産まれてきた子どもHIV保持者だったため、依頼者代理母ともに引き取りを拒否。
・代理母が男児女児の双子を出産、依頼者は女児のみを引き取ったため、代理母が双子の親権を求めて裁判を起こした。
・依頼者の女性が実はが性転換者だったのを隠していたことが代理出産後判明、
代理母が養育権を求め裁判へ。 のちに代理母がホームレスになり、子は施設へ。
・心臓疾患を患っていた女性が代理母となり妊娠8ヶ月で死亡。事前の健康調査では見落とされていた。
・独身男性が代理母に出産させ子を引き取るが、6週間後に虐待死させる。
欧州
・妻の死後,保存されていた凍結受精卵を夫の妹がHM代理出産。倫理的でないと問題となる。(伊)
・代理母(ボランティア。休職の補償として金銭譲与あり)は
オランダからの依頼人夫妻に不信感を抱き中絶を伝えたが後に嘘と判明。
出産した男児の受け渡しを拒否した。(英)
日本で行われた代理出産の例
代理出産を試みた5ケースすべてが姉妹間によるもので、
出産までこぎつけた今回のケースを除くと、体外受精した受精卵が着床しなかったり、流産したりしたという。
今回のケースは、妊娠中の事故で子宮を失った姉夫婦のために30代の妹が代理母になっていた。
事前に1時間ほどの説明をしたという。根津院長のもとで移植して妊娠後、別の医療機関で出産したという。
根津院長は、代理母になった妹夫婦や姉夫婦と根津院長はその後、疎遠になっており、
家族関係もぎくしゃくしていることを明らかにしていた。
産んだ妹から1度、手紙を受け取った後、患者側の状態を把握できない状態が続いていたといい、
事実上、事後ケアができていなかった。
http://oak.zero.ad.jp/~zab22968/amove/ferti.html 「祖母が孫を産む」形の代理出産
がんで子宮を摘出した30代の女性の卵子と夫の精子による受精卵を、女性の実母
(50代後半)の子宮に入れて妊娠・出産させる代理出産を、2005年春に行ったことを、
長野県下諏訪町の諏訪マタニティークリニック・根津八紘(やひろ)院長が2006年10月15日、
都内で開いた記者会見で明らかにした。実母からみると、孫を代理出産したことになる。
ttp://www.asahi.com/life/update/1015/005.html
ヤフアンケート米(1/3)
詳しくは言えませんが代理出産の当事者知ってます。身内の圧力って本当に恐ろしい・・・
旦那の方に頼まれたら未だ断れるけど
自分の身内だと「○○が可哀相だと思わないの」って親から始まり親族総出で圧力掛け捲り。
○○の旦那側の身内に迄泣き落としされてそれでも断ったら 「縁を切る」
06/10/18(水) 午後 3:18 [ 当事者 ]
それでも断ると今度は医療関係者からの説得。とうとう知り合いは・・・
「離縁されたら自分の子供から祖父母を取り上げてしまうから」と言っていたけど
私は「それでも良いじゃん。断りなよ」としか言えなかった。
孫から祖父母を取り上げる自分は我侭で、○○の頼みを聞けない出産出来る体を持つ自分は自己中でと、
悩み過ぎて鬱になり判断能力も失いとうとう引き受けた。
知り合いの旦那さんも悩み過ぎて円形脱毛症と摂食障害になった。
06/10/18(水) 午後 3:22 [ 当事者 ]
そして数回目の体外受精で妊娠成立。
移植前後に受ける黄体ホルモンの投与で家事も育児も出来ない程体の調子を可笑しくして、
当然順調だった排卵と生理も無理矢理止めるから余計にホルモンバランス崩れもうボロボロ。
妊娠したらしたらで親戚総出で妊娠生活について口を挟む。
「あれダメこれダメ。変な子出て来たらお前の責任」と言われ、強制寝たきり。
自分の子はほっときっぱなし。旦那さんが仕事をバイトに変えて家事育児を担った。
06/10/18(水) 午後 3:27 [ 当事者 ]
ヤフアンケート米(2/3)
子供達は「ママのお腹の子は他所の子」と混乱し児童精神科医に掛かる状態。
それでも日に日に大きくなっていくお腹の赤ちゃんに愛情が生まれ
「元気に生まれておいで「ママ」は待ってるからね」と毎日話し掛ける日々。
毎日家に○○や母親達が押し掛けて来ていたけれど。
そんな中で出産。赤ちゃんは1度も知り合いに抱かれる事なく ○○の元へ。
飲んでくれない母乳を助産婦さんに絞って貰い3人目の出産だった為子宮収縮の痛みも酷く
母乳を強制に止める薬を飲み子宮収縮の薬を飲みそれでも最低5日は入院しないとならず。
06/10/18(水) 午後 3:37 [ 当事者 ]
他のお母さんが我が子を抱いている姿をどうしても目にしてしまい
他所の赤ちゃんの泣き声もどうしても耳に入って来て・・・・
妊娠中鬱の薬を飲めなかったのも有ったらしく鬱が酷くなり自殺未遂。
幸い病院内だったから発見も処置も早く助かったけれど。そして知り合いの心は今も壊れたまま。
自分の身内とも結局疎遠になり唯一の救いは自分の旦那の身内。
大反対し一時疎遠になったけれど今彼女の傍で壊れた心のフォローをしています。
06/10/18(水) 午後 3:41 [ 当事者 ]
彼女は「してもしなくても結局自分の身内と疎遠になったのなら赤ちゃん渡さなければ良かった。
あの子は私の子。今も私の子。受精卵は自分と夫のではないけれど卵から人間に孵して自分の血肉を注ぎ込み大きくしたのは私。
あの子は私の声を聞き私の感情を感じ私の愛情を受けていた。
あの子の記憶の中の何処かに私の存在が絶対に有るはず」と言っている。
彼女の心が早く元に戻ってくれる様今はただただ願うばかりです。
06/10/18(水) 午後 3:47 [ 当事者 ]
ヤフアンケート米(3/3)
ちょっと興味深いのが悪阻でした。本当に酷かった。
重度の妊娠悪阻でケトン体が+4。2ヵ月入院しました。信じられない事に9キロの体重減。
助産師さんが
「仮定の話として。悪阻は一説では母体が胎児を異物と見做し発生すると言われている。
今回は自分の卵子で無かった事から考えて母体側が強く胎児を拒否したのかもしれない。
ただ悪阻のメカニズムでさえ研究者で説が分かれている程原因はまだ分かっていない物だからね」と。
06/10/18(水) 午後 4:02 [ 当事者 ]
助産師さんの話続き。
「悪阻でさえ未知の部分なのに他人の卵子を他人の子宮に入れる事はもっと未知の世界。
胎児が成長して行く時臍帯と羊水は欠かせない物だけれどこれは子宮の持ち主が提供する物。
卵子と子宮の不適合は発生しないのだろうか?
そして母体から幾つもの抗体が胎児に行く。受精卵だけで育つわけではない。
これで本当に実子と言えるのか。受精卵上は他人でも細胞レベルの話になれば母は子宮の持ち主になる。
代理出産は妊娠と出産のメカニズムが完全に解明されていない以上本当にして良い事なのだろうか」
06/10/18(水) 午後 4:11 [ 当事者 ]
神無月さん、言葉が見つからないさん、Noさん、どうも有難う御座います。
彼女は「生める体に生まれてしまった自分が1番悪い」という思いから未だ抜け出せずに居ます。
「生める体だったから上の子達に恵まれて、そして何時か3人目の子に会える日が来るよ」としか私は言えないで居ます。
彼女が何時もの元気な彼女になる様祈る事だけしか出来ないでいます。
彼女のお子さん達も未だに「ママのお腹に居た赤ちゃん何処行っちゃったの」と混乱状態は続いてます。
06/10/18(水) 午後 4:21 [ 当事者 ]
naokoさん>報道されているのと実際は違います。
本人特定をされない為に若干弄くりましたが肝心な事はきちんと書きました。
どう思われても良いですが「代理母」とそれ迄接点の無かった彼女がいきなり当事者にさせられてしまっただけの話です。
もし良かったらnaokoさん代理母して下さいますか?○○さんは2人目を望まれてて代理母を探しているそうですよ。
06/10/18(水) 午後 4:55 [ 当事者 ]
「卵子提供受けた高齢出産 大量出血など事例続出」
海外で他人から提供された卵子と夫の精子を使った体外受精によって妊娠した40〜50代の女性で、
帰国後の出産時に大量出血や子宮摘出など重大なトラブルが起きていることが分かった。
学会や専門誌で報告された。卵子提供は卵子が若く妊娠しやすいとされるが、
高齢の母体で子宮などが対応できていないことも考えられ、医師らは注意を呼びかけている。
日本産科婦人科学会は卵子提供を認めていない。
海外で受ける人が増えていると見られるが、実態は分かっていない。
慶応大の久慈直昭講師(産婦人科)らは、
米国での卵子提供で双子を妊娠した41歳の女性で、帝王切開後の異常出血が止まらず、
7リットルを超える大量輸血が必要になったと報告した。
慶応大病院では過去4人の妊婦から米国で卵子提供を受けたと申告があった。
3人が出産に至ったが、やはり双子を妊娠した50歳の女性も帝王切開手術の後で子宮からの出血が止まらず、
子宮を摘出せざるを得なくなった。出血が著しかった2人に妊娠高血圧症などの合併症はなく、
普通の妊娠・出産では考えられない出血だったという。
一方、日赤医療センター(東京都渋谷区)は、
閉経後に米国で卵子提供を受けた57歳の帝王切開で8リットルを超える出血を経験。
女性は集中治療室で1週間の治療を受けたのち退院したと報告した。
米生殖医学会は指針で卵子提供者は21〜34歳が望ましいとしており、
日本のあっせん業者もインターネットなどで「提供者は20代」と紹介する例が多い。
久慈さんは「子宮と卵子の年齢差が予想外の合併症を起こしているのかも知れない。
他人の卵子と精子による受精卵への免疫反応が原因との説もある。
卵子提供は、医師に隠さず伝えてほしい」と言う。
また日赤医療センターの杉本充弘・産科部長は
「一般的な出産の出血は0.5リットル。中小規模の病院では8リットルを超す輸血は間に合わない。
50代以降の妊娠は技術的には可能でも、生命にかかわる事態となり得ることをよく考えるべきだ」と言っている。
http://www.asahi.com/health/news/TKY200611040301.html
政府の動き
代理出産「政府全体で検討が必要」 柳沢厚労相
2006年10月17日10時52分
柳沢厚生労働相は17日の閣議後の記者会見で、代理出産について
「これを支持する世論も見られるようになった」との認識を示し、「政府として
世論の帰趨(きすう)を見極めながら、これからどうしていくか方針の検討は
必要になるだろう」と述べた。
代理出産をめぐっては、厚労省の生殖補助医療部会が03年に、代理出
産を禁じる報告書をまとめている。柳沢厚労相はこの報告書に固執すること
なく、代理出産を認めることも選択肢に含めて議論し直す考えを示した。
また、「親子関係など身分法上の問題もある」として、法務省を含め政府
全体で検討していく考えを明らかにした。
http://www.asahi.com/life/update/1017/005.html 「政府も検討進める」代理出産の法整備で官房長官
塩崎恭久官房長官は16日の記者会見で、代理出産の法整備について
「大変重要な問題だ。いま、政府として一つの方向性はないが、政府としても
検討を進めたい」と述べた。将来的な法整備を含めた基準づくりの検討を行う
考えを示したもの。
代理出産については、女性を出産の道具として利用すべきではないとの批判
や、家族関係が複雑になるといった指摘が強く、平成15年に厚生労働省の
生殖補助医療部会が罰則付きで禁じるべきだとの報告書をまとめたほか、日
本産科婦人科学会も代理出産を禁止する指針を定めたが、法制化には至っ
ていない。
ただ、医療技術の進展に伴って代理出産への関心は高まってきており、専門
家などから法整備を急ぐよう求める声が挙がっている。(10/16 22:51)
http://www.sankei.co.jp/news/061016/sha028.htm
【民主党が代理出産容認】
生殖補助医療(不妊治療)の在り方について検討している民主党作業チームは、
妻が病気で子宮を失った夫婦など医学的・身体的理由に限り、代理出産を認めるとの中間報告をまとめた。
中間報告では、家族関係が複雑になるとして親族が代理母になることや、
妻の高齢を理由とした代理出産を禁止した。安全性を確保するため、実施できる医療機関を限定。
違反した場合の罰則規定を設ける。第三者の倫理審査機関が実施の可否を審査するなど、
厳しい条件を課している。
作業チームの西村智奈美座長は「国内で代理出産を禁止しても、
希望者は海外で代理出産を行うため、限定的に容認することにした」と話している。
東京高裁が今年9月、タレントの向井亜紀さん夫婦が代理出産で
もうけた子どもの出生届の受理を東京都品川区に命じたのを受け、
同党作業チームが代理出産を中心に生殖補助医療の在り方を検討してきた。
来夏までに最終報告をまとめる。
(2006年12月22日 読売新聞)
ttp://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20061222ik07.htm
パート3より
33 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2006/10/17(火) 23:19:33 ID:VGEEIsDg
卵子と子宮の相性を心配されている方がいましたが…実際心配してしかるべきです。
サロゲートマザーの歴史は長くとも別人の卵子を戻して妊娠出産するホストマザーは
生まれた子どもが生殖年齢にすら達していませんので、ある意味まだ実験段階とも
いえるのです。子宮の持ち主のRNAやミトコンドリア、子宮内の血流等も胎児の成育
に深く関わっていることが研究されてきています。別人の子宮を使うことの問題性が
後になって見つかる可能性もあります。06/10/17(火) 午後 11:02 [ クリムト ]
ヤフのアンケート米から拾ってきたけど・・・
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
未知の異常の可能性とか、まだわかんないことがいっぱいあるって・・・
39 名前:名無しの心子知らず[sage] 投稿日:2006/10/18(水) 11:58:27 ID:WZ8KVQ8k
>>33 1983 [豪] 提供卵による世界初の体外受精児誕生(Silver, 1997=1997: )
1983 [日] 東北大,鈴木により国内初の体外受精児誕生。
1986 [豪] 凍結卵による世界初の体外受精児誕生。しかし卵の凍結は損傷が激しく,成功例は少ない。
他に87年に独で1例。凍結精子とICSI法の組み合わせで1997年に伊と米で誕生。
(出口, 1999: 41-2),(Andrews, 1999=2000: 254)
1986 [米] 代理出産[HM] HMによる初の商業的代理出産
1990 [日] 日本人夫婦4組がアメリカの代理母斡旋業者の元で子を得ていたことが発覚(山海谷, 1991c: 60)。
http://www.ritsumei.ac.jp/~gr018032/database/seishokukeifu.htm 最初の体外受精児が23歳と生殖年齢に入ってきたところだね。
HM(ホストマザー)型代理出産児が思春期ぐらい。
>>5-7 補足
当事者の話が真実だと言う証拠は?反対してる人が作るってことはないの?
あまりにも作りすぎてる感じがしたけど。可哀そうなんて思えない。
06/10/18(水) 午後 4:40 [ naoko ]
もし仮に嘘だったとしても、当事者さんがお書きになった状況は、実際に起こるであろうと
想像できますね。そして、仮にシチュエーションが嘘だったとしても、とても嘘とは思えない
のが、助産師さんの言葉。「異物」これはそうでしょうね。実際、免疫等の不適合などが
他人のDNAであった場合、胎児に起こりやすいという説もあるようですし。本来ならば、
その免疫等を赤ちゃんにあげる母親と、そのDNAは半分は一緒だから、起こりにくいが、
全くの他人の場合だと、起こりやすいとか…。人間はDNAだけで発生するわけでも、お腹
の中で成長するわけではない。そこが未知の領域である以上、例え代理母を依頼する側
と引き受ける側とが同意していても、諸手を挙げて賛成するわけには行きません。なぜなら、
それらの不都合を蒙るのは全て、生まれてくる子供なのですから。
06/10/18(水) 午後 4:53 [ 香 ]
naokoさん>報道されているのと実際は違います。本人特定をされない為に若干弄くりま
したが肝心な事はきちんと書きました。どう思われても良いですが「代理母」とそれ迄接点の
無かった彼女がいきなり当事者にさせられてしまっただけの話です。もし良かったらnaokoさん
代理母して下さいますか?○○さんは2人目を望まれてて代理母を探しているそうですよ。
06/10/18(水) 午後 4:55 [ 当事者 ]
568 名前:可愛い奥様[] 投稿日:2006/10/18(水) 23:32:07 ID:kTxnkDPQ
「当事者」の話、4、5年前の学会誌だったか論文紹介雑誌だかに出てたよ…
それをパクっただけなのか、あるいは本当に関係者なのかはわからんが。
そのレポートと前後して、実兄の精子を実妹に人工受精しての代理出産、という
のけぞるようなキモい話も出てた。
リポーターの名前は宮淑子。信頼できる仕事してるみたいだから
あながちいい加減なことをでっち上げたりするとも思えない。
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/ms/1161060360/568
>>4の
【「祖母が孫を産む」形の代理出産】補足
327 名前:名無しの心子知らず[] 投稿日:2006/10/26(木) 18:20:56 ID:v5UHxBbp
根津のとこで代理母して孫産んだ祖母も
閉経してたから妊娠できる体にするためにばんばんホルモン注射して着床、
出産後ガクッとホルモンバランス崩れて更年期障害が強くでて
治療に1年かかっただよね。
触れてはいないけど
産前産後がそんななら妊娠中も
そうとう具合が悪かったろうね。
健康な出産適齢期の代理母だって
同じようにホルモン注射毎日して着床するようにもっていく。
そんなところからスタートして妊娠・出産だから
当然自然妊娠のときとは妊娠中の体調だって比較にならないと思う。
そういうことをマスコミは報道しなさすぎ。
さらに補足
2006年10月21日付け朝日新聞「私の視点」より抜粋
法規制のない現状では、母娘間の代理出産が最適と考える。
私が手掛けた5例のうち4例は、姉妹や義理の姉妹だった。
最終的には喜んでくれていると思うが、
代理母側の生活が妊娠で制限されることなどによる「マイナートラブル」は、どの例でもあった。
母なら娘の為に100%投入できる。
50代の妊娠出産は確かに前例がなく未知の領域だが、
年令に寄るリスクを伴うという意味では高齢者のスポーツや登山と同じ。
人間ドックを受けてもらうなど、必要な健康チェックはしたつもりだ。
そもそも医療とは、言い方は悪いが人体実験のようなものを、
あらゆるリスクを想定しながら積み重ねていって治療法を確立していくものだ。
一万人に一人くらい亡くなる妊娠出産のリスクが、
年齢によって千分の一くらいに高まるかも知れないぐらいのことは説明した。
母親本人は当初から「命がけでも」と訴えており、説明後も気持ちは変わらなかった。
タレントの向井亜紀さん(42)夫妻が、米国の女性に代理出産してもらった双子の男児(3)について、東京都
品川区が出生届を受理しなかったことの是非が問われた裁判で、最高裁第2小法廷(古田佑紀裁判長)は
23日、同区に出生届の受理を命じた東京高裁決定を破棄し、受理は認められないとする決定をした。
向井さん夫妻側の敗訴が確定した。
代理出産を巡っては、学会などが禁止方針を打ち出す一方で、国内の医師が妻の母親や妹に代理出産
させたケースを公表するなど、法制度上のルールが定まっておらず、最高裁の判断が注目されていた。
決定などによると、向井さんは2000年11月、子宮の摘出手術を受けた。その後、米国人女性と有償で
代理出産の契約を結び、向井さん夫妻の受精卵を移植。米国人女性は03年11月に双子を出産し、ネバ
ダ州地裁は双子を夫妻の子と認定し、出生証明書が発行された。
向井さん夫妻は、出生証明書を添付して品川区に出生届を提出、同区が不受理としたため、受理を求めて
家事審判を申し立てた。東京家裁は申し立てを退けたが、東京高裁が昨年9月、「公序良俗に反しておらず、
子の福祉にもかなっている」として、出生届を受理するよう命じたため、同区側が最高裁に許可抗告していた。
ソース
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070323it12.htm?from=top
191 名前:名無しさん@七周年[sage] 投稿日:2007/03/25(日) 22:38:57 ID:ScJTMXnM0
ちょっと各国の代理出産における法律上の母の規定について調べてみた。
正確性については保証しない。
●代理出産を認める国(州)
アメリカ統一指針・・・契約による。要件を満たさない場合は子を出産した女性(人工生殖児の法的地位に関する統一法)
アメリカ(アーカンソー、フロリダ、イリノイ、テキサス、ユタ等)・・・親となる意思を有する者※契約による
●営利目的の代理出産を禁止している国(州)
アメリカ(ネバダ、ニューハンプシャー、ワシントン等)・・・親となる意思を有する者
イギリス・・・依頼者(代理母の斡旋に関する法律30条)※裁判所の決定による
スウェーデン・・・子を出産した女性(親子法典1章7条)※代理出産は遺伝的繋がりの有無に関わらず養子縁組が必要
●代理出産を禁止している国(州)
アメリカ(アリゾナ、ミシガン、ネブラスカ、インディアナ、ケンタッキー、ルイジアナ、ミシガン、ニューヨーク等)
・・・子を出産した女性
フランス・・・子を出産した女性(民法16条の8)
ドイツ・・・子を出産した女性(民法1591条)
やっぱり日本の法の不備は明らか。
いつまでも態度決められませんじゃ通らないでしょ。
もっとも遺伝子によって母を決定しないからといって「古い、時代遅れ」とかいう批判も的外れだが。
この点、人の尊厳・子の福祉を重視するフランス・ドイツを参考にすべきだと思う。