ステロイドは果たして良薬、それとも・・パート7

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25名無しさん@まいぺ〜す
こんなの見つけました。

Dermatology Times(皮膚医学タイムズ)2004年1月1日号
「慢性アトピー性皮膚炎の患者、それはステロイド依存かもしれない」
Patient history of chronic eczema? Think steroid addiction.

 ttp://www.dermatologytimes.com/dermatologytimes/article/articleDetail.jsp?id=82144


UCLAの皮膚科医教授マーヴィン J ラパポート医師のインタヴューを基にした記事。
記事では、彼は、以下のようなことを述べてます。

・慢性アトピー皮膚炎といわれる患者の多くが、ステロイド依存症であること
・ステロイドからの離脱は、減薬ではなく、すっぱりやめる方法がいいこと
・ステロイド離脱には、医師による患者への支援が重要なこと
・離脱時の発疹は、一酸化窒素が急増することが原因であること
・離脱時の発疹は何度も繰り返し現れ、頻度も、期間も、
程度ともに減少していって、通常の場合1年以内に治ること


「1年以内」ってアメリカでは重症ステロイド依存症は少ないんだろか?

26名無しさん@まいぺ〜す:04/09/24 21:53:49 ID:MPQ4W1jN
>>25
情報ありがとうございます。
27名無しさん@まいぺ〜す:04/09/24 21:57:49 ID:MPQ4W1jN
Marvin J Rapaport

で検索したら↓こんなのもありましたけど同じ?

http://www.findarticles.com/p/articles/mi_m0BJI/is_5_30/ai_61530822
28名無しさん@まいぺ〜す:04/09/24 22:01:52 ID:MPQ4W1jN
For patients who have been using weak steroids for less than a year, estimated clearing time is approximately 1-3 months, according to Dr. Rapaport.
Weak steroid use for more than a year and use of moderate or potent steroids for less than a year may require 2-6 months.
Use of moderate steroids for more than a year may require 6-12 months,
and use of potent steroids for more than a year may require 1-3 years for clearing.
29名無しさん@まいぺ〜す:04/09/24 22:08:55 ID:MPQ4W1jN
1年以上の強力なステロイドの使用は離脱に1〜3年かかるかもしれませんって書いてあるね。
30名無しさん@まいぺ〜す:04/09/24 22:13:21 ID:CC+eO0Ef
>>28
俺の場合、ステの使用に関して
> Weak steroid use for more than a year and use of moderate or potent steroids for less than a year may require 2-6 months.
↑と
> Use of moderate steroids for more than a year may require 6-12 months,
↑との中間あたりだったと思うけど、
離脱症状というべき症状(回復の兆しが見えない状態)は、ちょうど6ヶ月くらいで収まった。

俺のケースで考えると、妥当と言えそうなデータだと思った。
31名無しさん@まいぺ〜す:04/09/24 22:32:26 ID:MPQ4W1jN
>>24
質問と関係ないけど
昔テレビで見た記憶があるんだけど
あるプロレスラーがアメリカかどこかに修行に行って筋肉付けるためにステロイド使ってたら
後から副作用で皮膚が酷い事になったって話。
ステロイド離脱の話でよく聞くように、汁がだらだら出たみたいな事言ってた。
船木って人だったかな?
プロレス全然知らないもんで・・。
32名無しさん@まいぺ〜す:04/09/25 01:45:57 ID:TFQJH444
>>25
その博士だかの論文がおなじ雑誌に、掲載拒否されたとか書いた
レスをJKが貼っていたがその論文が無いんだよ。
千人くらいの脱ステのデータだった気がするが。
33名無しさん@まいぺ〜す:04/09/25 05:07:44 ID:bIjLiO+q
竹氏にとってここらへんはスルーだな。
34名無しさん@まいぺ〜す:04/09/25 08:45:05 ID:qFMYWtlI
絶対治す方法:
成人のアトピーが治るという話は、海外に行くというの以外あまり聞かない、
なぜならその場所場所に霊界があり、
それが影響して現実世界に影響を及ぼしているからである。
M理論(もしくは超弦、超ひも理論)というものがあるがこの世界は10次元でできていることが、
数学的に証明された。
http://laboratory.sub.jp/phy/76.html
つまりこの世界には平行世界が存在する。
住めば都というがアトピーの人はその場所の霊的磁場から嫌われている。
海外に行って体力をつけると、治る場合が多い。
http://life5.2ch.net/test/read.cgi/atopi/1035703616/l50
35名無しさん@まいぺ〜す:04/09/25 11:34:16 ID:JifUoxFc
>>32

25記事の終わりに

Dr. Rapaport has recently had an article accepted for publication
in Archives of Dermatology that confirms the role of nitric oxide
in dermatitis associated with steroid withdrawal.

とあるんで、検索してみたら見っけた。

http://archderm.ama-assn.org/cgi/search?fulltext=Rapaport&submit.x=7&submit.y=8
36名無しさん@まいぺ〜す:04/09/25 12:08:03 ID:XhAYTDqh
>>25
アメリカでは日本ほど安くステロイドが手に入らないから
日本のように何年も連用するのは無理なんだろ。
37名無しさん@まいぺ〜す:04/09/25 12:57:18 ID:5KC88zAJ
>33
彼はおそらく確信犯。巷の皮膚科医は無知による治療。
でも結果は同じw
38JK ◆gGeOuoKNWk :04/09/25 17:09:00 ID:A8d7rY3c
>>25

凄い凄い。この人の見たかったんだよ。ありがとう。
一酸化窒素???また難しいのが・・
39JK ◆gGeOuoKNWk :04/09/25 18:10:51 ID:A8d7rY3c
名前: JK ◆gGeOuoKNWk [sage] 投稿日: 04/05/13 15:41 ID:EonU0KQR
818 名前:名無しさん@まいぺ〜す :03/12/30 16:29 ID:taU1yib5
>>816
1999年くらいのDermatologyだったかな? 20年くらいAD患者を
追跡調査してステロイドリバウンドの頻度なんかを統計とったpaper
見た覚えがある。もう疲れたし、だれか検索してみてくれろ。

------------------------------------

この論文かどうかわかにけど、ステが悪いと思ってんだスレのどこかで、
こういう論文をなんとか言う博士が書いたけど、潰されたとか書いてたレスがあったよ。

854 名前: JK ◆gGeOuoKNWk [sage] 投稿日: 04/05/13 16:13 ID:EonU0KQR
ステが悪い5のスレだあった。

236 名前: 名無しさん@まいぺ〜す 投稿日: 02/07/15 23:28 ID:???

>214 >216
 米 UCLA大 マービン ラパポート教授は300人を超えるステロイド
 依存と離脱の発表を米皮膚科雑誌(JAAD)に提出したところ、当初受理
 されたものが却下されたという。
  世界的マーケットとなっているステロイド剤のメーカー側からの圧力が
 あったのではないかとーーー。

--------------------------------------------------------
>>35さん、私が貼ったというのはこれですよね。


40名無しさん@まいぺ〜す:04/09/25 21:09:37 ID:JifUoxFc
35の一酸化窒素論文、
アブストラクトだけ読めるんで訳してみる。

==============
アトピー皮膚炎が悪化し、広範囲に紅斑と燃えるような感覚を伴う発疹が出たとき、
通常の治療は、強力なステロイドの外用か、全身に作用する内服か、
外用と内用の免疫抑制物質を両方とも使うかである。
こうした症状の患者を追跡調査した結果、私たちは、それらの症状はアトピーの悪化を
表してるのではなく、赤みやほてりは、しばしば細胞間かつ細胞外液の浮腫を伴う
継続性の血管拡張によるものであると考えている。
一酸化窒素は、血管拡張物質として脈管構造と機能の内皮細胞によって
合成されるため、ステロイド依存患者の血管拡張と紅斑を説明できる可能性がある。
=================

25記事で、ステロイド離脱時には、一酸化窒素の増大が見られるけど、
普通のアトピー患者や離脱後の患者にはそれはないって書いてあったから、
そのことについての論文だと思う。


41名無しさん@まいぺ〜す:04/09/25 23:50:28 ID:/UYVZCht
42JK ◆gGeOuoKNWk :04/09/26 21:06:18 ID:GAeu8jUM
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=Shift_JIS&q=%22Marvin+J+Rapaport%22%81@%22steroid+withdrawal%22&lr=

マービン先生のなんか出てきたけど、
こぴぺ出来ないからぐぐる結果だけ置いておくね。
脱ステに関してのが一個ある。
43名無しさん@まいぺ〜す:04/09/26 21:22:20 ID:+AoXpcD0
塩酸ジフェンヒドラミンってステですか?
44JK ◆gGeOuoKNWk :04/09/26 21:23:25 ID:GAeu8jUM
LEARNING OBJECTIVESFollowing this focus session,
the attendee will be able to
:1. Evaluate chronic eczema patients who become addicted to
corticosteroids.
2. Discuss the "Red Syndromes" and see the steroid withdrawal patterns.
3. Understand the management and care that can be up to 18 months
butultimately leads to cure.DESCRIPTIONNumerous chronic eczematous
patients have become addicted tocorticosteroids,
both topically and systemically administered.
A description of the addictive phase will be discussed.
Patterns of rash occurring afterwithdrawal will be demonstrated
step-by-step. The description andmanagement of the "Red Syndromes"
(post laser/peel erythema, red spectrumsyndrome, velvodynia,
chronic actinic dermatitis) seen in over 600 patientswill be
discussed in depth. Mechanisms of erythema due to nitric oxide
willalso be discussed as a new insight.Lecture/discussion format.
1.5 hours category 1 CME credit.FOC 604Drug Eruption UpdateRoom
143BDIRECTORMark H. Lowitt, MDLEARNING OBJECTIVESFollowing this focus
-------------------------------------------------------------
コピペでけた。
45名無しさん@まいぺ〜す:04/09/26 21:56:12 ID:67xNCJ/N
JKさん、ありがとう。
学会のスケジュールみたいですねぇ。

アメリカ皮膚科学会?
開催は、2004年6月。
46JK ◆gGeOuoKNWk :04/09/26 22:37:45 ID:GAeu8jUM
あと、過去ログからマービン教授の論文を訳してもらった奴です。
928 名前: 新有志 投稿日: 02/08/04 20:17 ID:???

http://www.ncbi.nlm.nih.gov:80/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=10459119&dopt=Abstract
 この論文は顔面の皮膚炎に対する論文です。アトピーという言葉は使われて
いませんが、アメリカではあまり、区別されていないのかもしれません。日本でも
顔面にステロイドを使ってはいけないというのは、知れわたっていますよね。
addiction to the use of topical or systemic corticosteroids.
時々、もしくは、毎日のステロイド使用の中毒(私の意訳)という言葉がはっきりと
使用されています。
the use of increasing amounts of corticosteroids for
longer periods of time.
長いこと使うと量が増えますよ
Soon the skin became addicted
すぐに中毒になりますよ。(中毒というのは、私の意訳)

We stress the absolute necessity of total cessation of corticosteroid use
as the only treatment for corticosteroid addiction.
私たちは、ステロイド中毒のただひとつの治療法としてのステロイド使用が絶対必要だ
というのには反対する。

という論文でした。
UCLAの病院(有名)からです。私のコメントはなし。

> 私たちは、ステロイド中毒のただひとつの治療法としての
> ステロイド使用が絶対必要だというのには反対する。

と訳されてますがここの"stress"は「反対する」ではなく
「強調する、強く主張する」の意味でしょう。


47名無しさん@まいぺ〜す:04/09/26 23:45:57 ID:HYAjI4uO
私達は、corticosteroid中毒への唯一の治療としてcorticosteroid使用の全体の休止の絶対の必要を強調します。
48名無しさん@まいぺ〜す:04/09/27 10:01:39 ID:hgyZ1SoW
学会で彼を中心とする部会が開かれたり、
25のような医師向け啓蒙記事がでてるところをみると、
まじめに取り上げられてるよね。

顔の皮膚炎とわざわざ書いてるのは、
ステロイド依存は、アトピーではないという意味では?
25記事では、みんな慢性アトピーって思ってるけど、
ちがうよ〜という感じだった。

49名無しさん@まいぺ〜す:04/09/27 11:28:11 ID:hlWr65QV
>48
アトピー自体がステ依存だ罠な
50名無しさん@まいぺ〜す:04/09/27 12:00:18 ID:hgyZ1SoW
ほい、46アブストラクト(論文の「要旨」部分)の意訳。
大意は、新有志さんと変わんないけども。

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18年間にわたるまぶたの皮膚炎患者を再検討した結果、
継続する症状の原因として、患者の多くに外用および内用
corticosteroids使用への依存があることが明らかになった。
この100人の患者の多くが、複数の医者の診察にかかっていた。
執拗なまぶたや顔の皮膚炎は、長期間にわたって、corticosteroidsの
使用量が増えた結果であることが多い。
その場合、皮膚はすぐに依存症になる。検査によって他の原因を
除外したとすれば、こうした症状への治療は、
ステロイド治療をすべて中止することである。
この論文は、こうした症状の典型的な履歴(注)、
患者の検討、corticosteroidsが中止された時に
起こる発疹の特徴的なパターンについて、説明する。
私たちは、corticosteroids依存症の唯一の治療として、
corticosteroidsの全面的な中止が絶対に必要であることを強く主張する。
また、いったん外用ステロイドの乱用が中止された後に
症状の緩和が得られれば、それ以上の治療や診療は必要ないことを示す。

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注「この問題の典型的な歴史」かもしれんが、文脈ではわからん。

いや〜、ここ数日で皮膚医学の専門用語覚えたよ。