リノレン酸・DHA・EPA・シソ

このエントリーをはてなブックマークに追加
382名無しさん@まいぺ〜す
知っている人は知っているが知らない人は知らないようなので、
ワンポイント程度にアドバイス。
まず、なぜ油が大事かということについて以下で考察したので読んでみてくれ。
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/atopi/1027771500/627-632
次に、そうしたプロスタグランジンに関る油について整理してみよう。
まず脂質にはオメガ3,6,9があるが、このうちオメガ9はオレイン酸と
呼ばれる脂質が有名で、これはオリーブ油やキャノーラ油に多く含まれている。
この脂肪は酸化し難く、過酸化脂質になりにくいという長所のみならず
総脂肪摂取量が同じ場合、オレイン酸の摂取量を増やすとLDL中の脂質の
オレイン酸の比率が高くなり、LDLが酸化し難くなる、つまりLDLの悪影響が減るという
効果がある。そのため、これをリノール酸に置き換えていくことも有効だが、
ここでの主題ではないのでこの程度で終えておこう。
オメガ6系にはリノール酸があり、これは現在我々が最も摂取しやすい豊富にある脂質だ。
オメガ6には他にγリノレン酸がある。これの働きについては上記リンク参照。
オメガ3系は魚などに多い油で、EPA,DHA,αリノレン酸などがある。このうち、
EPA,DHAは魚介類及び魚介類を主食とする動物に多く含まれ、αリノレン酸は紫蘇油、亜麻仁油に
多く含まれる。ちなみに紫蘇油は紫蘇の実から、亜麻仁油は亜麻の種から作られるもので、別物だ。
紫蘇油の方が若干αリノレン酸が多く、日本では安く入手できるのでオススメだが、
ちなみに亜麻仁油はミイラ作りにも使われる。
αリノレン酸はEPA,DHAの前駆体であるが、その効力はEPA,DHAの8分の1以下とも言われる。
オメガ3系はどれも酸化し易い油なので注意しよう。
383名無しさん@まいぺ〜す:04/12/26 15:35:48 ID:WbEdUL6i
>>382のリンクで書いたプロスタグランジン2への変換過程は、アラキドン酸や
インスリンが多いと促進されるので、白米やパンなどGIの高いものや炭水化物の総量自体を
控え、蛋白質・脂質をしっかりと摂取しよう。サプリもその一助となるだろう。
ちなみに砂糖は実はGI値は低い。インスリン刺激性は低いが蔗糖であることによる
別の害があるので、神経質になることはないが控えめに。
脂質にたいする一方の雄、抗酸化について述べよう。
大まかに言って酸化とはその原子の電子が一つ奪われ不安定になり、他の物質との
反応性が高まった状態のことで、連鎖的に他の物質まで変質させる。
これを防ぐのが抗酸化物質だが、抗酸化物質とは電子が一つ余分にあるものが多い。
この余分な電子を与えることで、酸化された物質を還元するわけだが、抗酸化物質には
それぞれ反応できる相手が決まっており、しかも中和の過程で別の酸化物質を生み出してしまう
ことが多い。だから特定の抗酸化物質だけではなく、上手く組み合わせる必要がある。
一般に薦められるスタックとしては、ビタミンCを500〜1000mgを数回の食事に分けて取り、
他にビタミンE200〜400IU、ビタミンB6を10mg、脂溶性ビタミンCを200mgぐらい摂ると良いだろう。
他にも色々あるが、まずはビタミンCとEだけでも試すことをオススメする。
ビタミンCは100g1000円程度で原末(ビンに白い粉が入ってる状態)が薬局で売っているし
ビタミンEも薬局で入手しやすいので敷居が低いだろう。
油なら紫蘇油がスーパーで安く買えるので、これまた敷居が低い。
さらに抗酸化物質や、EPA,DHA,γリノレン酸などを試したい場合は、健康食品系ではなく、
ボディビル系の個人輸入代理店サイトを見ることをオススメする。ビルダーは
こういった知識も豊富で、摂取量も多めで、しかも金が無いので、ビルダー向けサイトは
非常に安くて良質な品が揃っているからだ。いくつか下にリンクしておくが、
他にも検索して探してみると良いだろう。
http://mimie.net/
http://www.reallife.co.jp/index.html
http://www.ccchain.net/
ちなみにボディビルダー向けのサイトなので、「別のステ」を使ってそうな
マッチョな方が表紙でポーズを取っていたりするが、気にしないように。