★ 核廃棄物の最終処分地

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247事情通
これまでの議論から考えられるいくつかのシナリオだ。否定するのならば、それなりの
論拠を示していただきたい。

【シナリオその1】
・堆積岩には最初U-238のみが高濃度に吸着して存在。
・壊変によりU-234、Th-230をそれぞれ生成する。
・地下水流動により大半のU-238は溶出するが、絶対数の少ないU-234、Th-230は
 上述(>>246)の理由によりU-238と同様の挙動を示す。
・地下水の酸化還元状態が変化したとしても、溶解度の小さいために溶出・析出に
 顕著な差が見られない。
・鉱物の表面状態によってはU-234やTh-230の優先的吸着が見られる。

【シナリオその2】
・地下に存在する基盤の花崗岩割れ目近傍でU-238、U-234およびTh-230が放射平衡状態で
 存在(これはhttp://www.jnc.go.jp/kaihatu/tisou/2matome/bunsatu1/pdf/03-06.pdfの
 図3.6-7にも示されている)。
・割れ目を浸透する地下水にU-238、U-234およびTh-230が岩石とほぼ同割合で溶解し、
 堆積岩に移行。
・堆積岩中では短時間で放射平衡状態となる。地下水流動や環境変化に対する挙動は
 シナリオその1と同様。