【wktk】韓国経済ワクテカスレ 462won【空路も鉄路も安全神話雲散霧消】
現代車ストライキが機会だ 【朝鮮日報】
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2013/08/30/2013083001114.html 重慶・山東・陝西各省が工場誘致合戦
ソル・ヨンフン副会長に接触、チョン・モング9月訪中説も
8月20日から始まった現代自動車労組の部分ストが2週目に入り、生産支障が現実化されている。8月28日までの
生産支障台数は2万3800台、金額は4900億ウォンに達する。平均年俸9400万ウォンに達する現代車労組の例年スト
ライキにより、現代車が工場を海外へ移転するだろうという憂慮も現実化されている。
特に中国は現代車ストライキを契機に露骨にラブコールを送っている。現代車が部分ストに突入した8月20日、ソル・
ヨンフン現代車グループ副会長は中国重慶を訪問して、孫政才重慶市書記と面会していたことが確認された。華僑
3世出身であるソル副会長は、現代車グループの中国事業を総括する人物だ。孫政才書記は人口3000万人の世界
最大都市重慶市の首長だ。
http://image.chosun.com/sitedata/image/201308/30/2013083000999_0.jpg 孫政才(左)ソル・ヨンフン
西部大開発の中心である重慶は、現代車第4工場設立が最も有力視されている。現代車の中国合作パートナーで
ある北京自動車の徐和誼会長など高位関係者は、最近重慶市政府と緊密に接触してきた。重慶市政府によれば、
孫政才書記はソル・ヨンフン副会長に会った席で、“双方が疎通と交流をより一層強化することを希望し、合作を推進
して今後発展して行きたい”として、“私たちは発展環境をずっと最適化していくだけでなく、より一層優秀なサービスを
提供していく”という立場を明らかにした。
両者の会談に神経を尖らせる理由は、孫政才とソル・ヨンフン副会長の特殊な縁のためだ。孫政才とソル・ヨンフン
副会長は、原籍が山東(サントン)省栄成で同郷の人だ。孫政才は2002年の現代車中国市場進出時に、北京現代車
工場のある順義区書記(区庁長)を務めていた。孫政才は1997年から2002年まで順義区書記を務め、2006年までは
北京市の重要な職務である北京市秘書長を務めている。当時はソル副会長が現代車中国担当顧問という肩書で
中国事業の成否を左右する‘関係’を作るために東奔西走していた時だ。
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>>16 つづきです
重慶市は孫政才書記だけでなく黄奇帆重慶市長といったナンバーワン、ツーがそろって、年産40万台規模の現代車
工場誘致に乗り出している状態だ。重慶市両江新区という具体的な工場予定地まで議論されている。“最年少で農業
部長(長官)を務め、李克強の後に続く後任次期総理とまで議論される孫政才の体面を見ても、現代車が重慶の要請を
拒否しにくいだろう”という話が出るほどだ。
問題は重慶だけでなく中国の他の地方政府まで、ソル・ヨンフン副会長との人脈作りを急いでいるという点だ。ソル
副会長は8月21日に山東省の省都済南に飛び、郭樹清山東省長と会った。孫政才重慶市書記と会った翌日のことだ。
証券監督管理委員会主席を務めた郭樹清は、次期中国人民銀行長(中央銀行長)に議論される有力要人だ。
http://image.chosun.com/sitedata/image/201308/30/2013083000999_1.jpg 婁勤儉(左)郭樹清
山東省政府によれば、郭樹清省長はソル・ヨンフン副会長に“現代車グループが投資力と企業規模を継続的に拡大
することを希望する。山東は将来の営業環境改善にさらに努力して、企業の実際の問題解決を助けて相互利益と
ウィンウィンを実現するようにしていく”と力説した。
ソル副会長と郭樹清省長は8月5月にも、山東省日照で会っていたことが確認された。日照には現代ウィアをはじめ
現代ダイモスと現代ケピコといった、現代車グループの部品系列会社が布陣している。現代ウィアはここで生産した
小型車エンジンと金型を、江蘇省塩城にある起亜車工場に納品してきた。原籍が山東省であるソル・ヨンフン副会長の
決定により、完成車生産ラインが彼の故郷に建設される可能性も排除することはできない状況だ。
さらに婁勤倹陝西省長は6月、ソウル瑞草区(ソチョグ)良才洞(ヤンジェドン)にある現代車グループ本社を訪ねて、
ソル副会長に会っている。婁勤倹省長一行はソル・ヨンフン副会長と会った次の日には、ユン・サンジク産業通商資源
部長官と面会した。これら一行はユン長官と会って、現代車中国工場の陝西省誘致意志を表明したと伝えられている。
陝西省政府によれば、当時ソル・ヨンフン副会長は“西部地域の市場潜在力は非常に高く、陝西省の発展は注目する
に値する”として、“近い内に訪問団を組織して陝西省へ行くだろう”と答えた。婁勤倹省長は6月、朴槿恵大統領の陝西
省西安訪問時に、趙正永書記とともに朴大統領に面会している。
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>>16-17 つづきです
現代車側は中国地方政府のあふれるラブコールに、様々な条件を検討中だとされている。重慶市政府によれば、
ソル副会長は孫政才書記のラブコールに、“現代車は重慶との合作をより一層強化することを願って、共同発展を
実現するために努力する”という立場を明らかにしたという。ソル副会長は山東省でもこれと似た立場を出した。
現代車中国工場の生産性は、国内工場に比べて優秀だ。現代車によると、現代車国内工場で車両1台を生産する
のにかかる時間(HPV)は30.5時間に達する。中国工場の場合HPVは18.8時間に過ぎない(2012年基準)。編成効率も
現代車国内工場の場合、53.5%に終わる。これは53.5人が仕事をすれば十分なラインに100人が投入されているという
意味で、適正人員より2倍近い人員がラインについているわけだ。現代車中国工場の場合、編成効率が90%に達する
(2011年基準)。新規工場設立を検討中である中国西部地域の人件費は、既存工場に比べても飛び切り安い。
中国市場需要に対応するためにも、中国工場増設は避けられないものと見られる。ソル・ヨンフン副会長は“来る
2015〜2016年に、中国自動車市場は2000万台規模まで大きくなると見られるが、中国市場シェア10%達成のためには
第4工場建設が必要だ”という立場を表明している。中国市場は中国進出当時の2002年には世界9〜10位圏に留まっ
ていた現代車を、世界5位自動車企業に引き上げた死活的市場だ。
現代車の中国合作パートナーである北京車の徐会長も、2010年当時70万台に留まった北京現代車の生産能力を
‘12・5計画(12次5ヶ年計画)’によって、2015年までに140万台規模へ倍増するという‘倍増計画’を公開している。現在
現代車の中国生産能力は100万台で、計画どおり2015年までに40万台規模の生産工場をたてなければならず、中国
での生産能力拡大は時間の問題という評価が支配的だ。これを受けてチョン・モング会長の9月訪中説まで出てきて
いる。現代車グループのある関係者は“ソル・ヨンフン副会長は中国総括副会長であり、中国と絶えず行き来している”
として、“中国工場設立に確定したことはなく検討中であり、チョン・モング会長の日程もまだ明らかになっていない”と
話した。
(3/3) 以上です