"独創性不足・低収益性がサムスン株の障害物"< FT>
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2012/08/09/0200000000AKR20120809156000009.HTML (ソウル=聯合ニュース)売上額基準として業界1位であるサムスン電子の株価が競争企業より低評価された理由は独創性不足と低い利益率の
せいだと英国経済日刊紙ファイナンシャル タイムズ(FT)が分析した。
FTは9日(現地時間)サムスン電子分析記事でサムスン電子のスマートフォンがアップルのアイフォン販売量を追い越したという点を高く評価した。
今年に入るだけで研究開発(R&D)に120億ドルという天文学的な資金を投じるほど革新に専念したので競争者より一歩遅れて飛び込んだスマート
フォン市場で成功を収めることができたということだ。
オーナーであるイ・ゴンヒ会長のリーダーシップと長期的なビジョンもサムスン電子が当初ロールモデルとした日本の電子業者を跳び越えら
れるようにした原動力だとFTは分析した。
これと関連して,FTはイ会長が1990年代中盤品質向上のために5千万ドル相当の携帯電話を廃棄しろと指示したというエピソードを紹介することもした。
しかしFTはアップルの時価総額が帳簿価値の5倍を越える反面,三星電子の時価総額は帳簿価値の2倍に過ぎないという点に注目した。
理論的には現金性資産が全体資産の3分の2を越えるアップルよりは正常な企業活動のために保有する在庫資産・有形資産の比率が半分を越える
サムスン電子の資産内容が優れるが投資家は三星電子の株価を低く評価しているということだ。
サムスン電子株価の困難に陥る要因の中の一つは複雑な支配構造だというのがFTの分析だ。
持分の30%をオーナー一家とサムスン系列会社が所有する中でサムスン電子はサムスン重工業,サムスンカード,サムスン電気などの持分を所有
するなど支配構造が複雑で,株価が低評価されるほかはないということだ。
色々な分野で同時に事業を進める財閥が安定した収益をおさめることができるモデルだが,投資家の立場では自ら多様な業者に分散投資する方
が効率的だとの話だ。
(1/2)つづく
>>166 つづき
FTは三星電子の低い利益率も株価に否定的要因だと目星をつけた。
サムスン電子は資産1ドル当り収益が1ドル40セントでアップル(4ドル)のような米国企業の半分にも達し得ない。 その上自己資本利益率(ROE)
も他のアジア企業水準程度という説明だ。
FTは三星電子の未来がオーナー一家の経営能力にかかったという点に対しても注目した。
去る1987年から企業を導いたイ会長は重要な瞬間ごとに正しい経営的判断を下して,投資家に高い収益を抱かせたが,後継者であるイ・ジェヨン
サムスン電子社長もお父さんイ会長のように次世代の収益源を探すことができるのか気になるという話だ。
FTはサムスン電子が世界的に優れた企業だが,アップルやグーグルのように業界のリーダーではないと断言した。
FTは"サムスン電子は'ゲーム チェンジャー'になるリスクを抱え込むよりは今後有力だと思った業種を発掘して優秀な商品を生産してきたし,
オーナー一家はこのような事業モデルを変えると見られない"として"投資家もこのような事実をよく知っているのでサムスン電子の株価も
現在の水準に決定された"と指摘した。
(2/2)おわり
>>163 おつかれさまでした