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預金保険、史上初の赤字に…昨年11兆借入 【東亜日報】
http://news.donga.com/Economy/3/01/20120423/45742777/1 貯蓄銀行構造調整の直撃により預金者へ12兆支給
9年間の保険金が底をつく
営業停止処分が下された貯蓄銀行の整理業務を担っている預金保険公社が、昨年11兆ウォンを
借入れていたことが分かった。金融会社の保険料で造成された預金保険基金が、不良貯蓄銀行の
被害者へ大量に支払われた結果、史上初めて赤字に転落したためだ。総選挙後に先送りされていた
第三次貯蓄銀行構造調整が始まれば、再び基金からお金が支払われることになり、預金者保護の
ために造成された預金保険基金の不良化が憂慮されている。
23日金融委員会によれば、預金保険は昨年、基金の赤字を埋めるために11兆6199億ウォンを借
入れた。昨年の借入れ規模は、2003年から作られている新預金保険基金積立金12兆7800億ウォン
に迫る金額だ。
預金保険が大規模借入を行った理由は、昨年16行の貯蓄銀行が営業停止されたことで支払われた
事業費が、雪だるまのように増えたためだ。預金保険は昨年、貯蓄銀行預金者に1人5000万ウォンを
上限とする元利金を保障するために12兆5931億ウォンを使った。預金保険が金融会社から受け取る
年平均保険料は1兆3000億ウォン前後であるため、およそ9年以上積み立てていたお金を、一年で
全て使ってしまったことになる。営業停止した貯蓄銀行被害者がまだ請求していない預金が2兆5000
億から3兆ウォンあるため、基金はさらに減ると展望される。また、昨年の借入れ金11兆6199億ウォン
に対する年間利子5000億ウォンも相当な負担だ。
昨年の借入れ金のうち10兆4199億ウォンは、都市銀行から年利4.6%前後で借りたほか、1兆2000億
ウォンは年3.7%の債権(預金保険債)を発行して調達した。借入れ金は全て1年満期なので、今年中に
全て償還しなければならない。預金保険は一部を満期延長する計画だが、残りは債権を追加で発行
するか、他の金融会社から金を借りて償還する計画だ。金融当局関係者は“預金保険が金を借りて
借金を返さなければならない悪循環に入った”と話した。
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さらに大きな問題は、近く第三次貯蓄銀行構造調整が始まるという点だ。昨年に適正な時期までの
是正猶予措置を受けた貯蓄銀行4行のうち、どれほどが構造調整対象になるかは、まだ不透明な状況
だ。構造調整対象になるかも知れない4行はいずれも大型なため、1ないし2行だけが営業停止処分に
なるだけで、最少でも5兆ウォン以上の資金が必要になるものと見られる。
この結果、預金保険基金の赤字規模が現在のような傾向で増え続けることになれば、国民の税金で
補填しなければならなることも考えられる。預金保険のある関係者は“昨年借りたお金は、金融会社から
受け取る保険料で返していくことができるが、今後貯蓄銀行問題でさらにお金が必要になれば、それを
返済する有効な手段は現在としてはない”と話した。
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