http://www.ft.com/cms/s/0/29f095c8-ad27-11de-9caf-00144feabdc0.html CMA CGM set to demand concessions from lenders
CMA CGM、債権者に譲歩要求準備へ
By Robert Wright
掲載:2009年9月29日22:39 | 最終更新日:2009年9月29日22:39
世界第三位のコンテナ輸送業者は負債整理のために銀行委員会を結成したと発表した事を受け、大幅な
譲歩を韓国輸出入銀行を含む債権者に求める見込みだ。
輸送量と積載率の双方の急落による、業界史上最悪の景気下降に直面したフランス最大のコンテナ海運
業者・CMA CGM社は緊急リストラ策を開始したと発表している。
マルセイユに拠点を置く同社は、1年間の返済猶予を含む提案を提出すると予想されている。また、主に
韓国の造船業者に発注されている、新造船の大型注文をキャンセルするとも見込まれている。
シリア出身のJacques Saadeと彼の家族によって所有されているCMA CGM社は、フランスから韓国に亘る
欧州とアジアの銀行を含む委員会を結成したと述べている。
「委員会は 資本構成強化と進行中の事業の確実化を目的とした、グループの短中期的資金調達条件に
取り組むため、適切な手段を提案するだろう」と同社は述べた。
同社は関与している銀行名も、抱えている負債の水準についても明らかにしてはいない。
しかし、CMA CGM社が韓国での新造船購入資金に追加資産を提示するようにとの銀行からの要求を受け、
韓国輸出入銀行は同社との公的論争に関与している。この資金は注文時から現在までに下落した船価を補填
する物である。
(続きます)
>>41の続き
CMA CGM社は支払いを拒否している。
経営陣がいくつかの大型コンテナ船を注文する際、フランスのBNP Paribas社が資金調達に協力した。同
社は支払い拒否物件に、それが含まれているどうかについてはコメントを控えている。
CMA CGM社は長い間、巨額の新造船代価支払い義務のため、運送量と利益高の不振に脆弱であると見做さ
れている。
パリに拠点を置くAXS-Alphaliner社によると、CMA CGM社の持つ既存船団の49.6%にのぼる注文が同社に
よって為されているとされる。
同社は資金を保護するため、再交渉や、場合によっては船舶の発注キャンセルを含む、今年開始した改善
策を続けると述べている。
Saade氏はMedef(フランスの傭船者連合)における最近のスピーチで、同社が資金を失っている事を認めた。
CMA CGM社は11月中旬までに、完全な合意に達する事を望んでいると述べている。
以上です