>>288 ウリ党にとっては、盧政権の人気低迷に加え、二十日にハンナラ党の朴槿恵(パククンヘ)
代表(党首)が遊説中に暴漢に襲われ負傷したことが逆風となった。この事件でハンナラ党に
同情が集まり、ウリ党の支持率低下につながったからだ。ウリ党の鄭東泳(チョンドンヨン)議
長(党首)は二十五日、「民主化勢力が瓦解しないよう助けてほしい」と国民に異例のメッセー
ジを出した。
統一地方選でハンナラ党が大勝すれば、来年末の大統領選の候補として朴代表が一歩リー
ドする形になり、有力候補だった鄭議長は引責辞任を免れず、大きく後退する。
一方、こうした政党の明暗をよそに、国民の関心は薄い。サッカーのワールドカップ(W杯)ド
イツ大会の直前とあって、投票率は四年前の48・9%を下回り、40%前半になると予想されて
いる。