【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part936

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http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/asia/1134030162/239-240
産経抄  12月19日
ttp://www.sankei.co.jp/news/051219/morning/column.htm
 韓国の生命工学の星、黄禹錫・ソウル大学教授をめぐるES細胞騒動は、日本で
はちょっと考えられないのでは。研究者による論文の捏造(ねつぞう)などはどこ
の国でもままあるが、そのことではなくメディアや世論の反応がである。
 ▼ES細胞とは、難病治療や再生医療の鍵となる万能細胞のこと。世界で初めて
ヒトのクローン胚(はい)からES細胞を作ったとする教授はノーベル賞に最短距
離といわれた存在だけに、捏造疑惑の衝撃はわかるが、騒ぎばかりで教授の研究姿
勢に切り込んだ議論や批判があまり聞こえてはこないのだ。
 ▼教授が記者会見で疑惑を否定すると、事実の確認より先に「黄教授を最後まで
信じよう」という擁護論が拡大している。黄教授については捏造疑惑の前に、研究
用のヒト受精卵の入手をめぐる倫理問題でも騒がれた。教え子からの卵子提供など
が不適切とされたが、このときも擁護論が強く、報道したテレビ局が「国益に反す
る」と大バッシングにあった。
 ▼日本にもないとはいえないノーベル賞コンプレックスのゆえなのか。科学研究
分野では発展途上の韓国では、世界が注目する生命工学分野で彗星(すいせい)の
ように現れた教授を神のようにあがめ、批判も議論もタブーのようだ。
 ▼教授がヘルシンキ宣言(ヒトを対象とした医学研究の倫理的原則)を最近まで
知らなかったとの報道もある。疑惑の真偽以前に、そういう姿勢で「神の領域」に
隣接する研究に携わっていること自体に疑問がわく。
 ▼科学がいかに進歩しようと、人は神になれない。それを忘れそうになる研究者
のおごりをいましめるのがメディアや世論の役割だ。国際的な検証を行うしかない
との声もあるが、韓国社会がこの問題にどう決着をつけるか、成熟度が問われてい
る。