【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part926
307 :
靖国参拝関連:
>>99-100>>101>>102-103>>104>>105-106 靖国訴訟高裁判決 「大事なところで逃げた」 朝日愛媛 10月06日
ttp://mytown.asahi.com/ehime/news01.asp?kiji=5461 「小泉首相の靖国神社参拝は違憲」 と訴えた四国の宗教者や戦没者の遺族、
元軍人らは5日、高松高裁が一審の松山地裁に続いて憲法判断をしなかったことに
「一番大事なところで逃げた」と、怒りと失望をあらわにした。戦後60年がたち
、戦争を知る世代は減るいっぽう。原告も高齢化がめだつ。だからこそ「戦争が美
化される危うさを分かってもらうためにも闘いを続ける」。
原告団は午後2時からの判決言い渡しの後、原告団長の釈氏(きくち) 政昭
さん(62) が住職を務める福善寺の隣のビルに移り、記者会見した。
釈氏さんは、「裁判所が憲法判断から逃げた。腹が立つ」。 9月30日の大
阪高裁の違憲判決を受けて期待を高めていた弁護団長の草薙順一弁護士は、「違憲
確認を求めているのに一番大事なところで逃げている。司法の職務を果たしていな
い」 と落胆の表情を浮かべた。「首相が参拝を続けると、また国内外で衝突が起
きる。だから政教分離が定められているのに。必ず上告します」
違憲判決を出した大阪高裁での訴訟の弁護も務めた加島宏弁護士は、首相の靖
国参拝で原告らの権利や利益が侵害されていないとした判決について、「原告が心
の平穏を乱されたと主張したが、裁判所はまったく聞く耳をもたない」 と憤った。
その後の報告集会では、四国内の原告のほか、東京や沖縄、大阪など各地の靖
国訴訟の原告ら約30人が集まり、訴訟にかける思いを語った。
原告団の事務局長を務める松山市の専念寺住職、安西賢二さん(59) は「
一国の首相が特定の宗教とかかわり続けることは非常に危険だ」 と不安を訴える。
308 :
靖国参拝関連:2005/10/11(火) 18:13:15 ID:h9chAaUa
>>307 つづき
原告団長として愛媛玉串料訴訟を起こした82年、戦死者を供養しようと松山
市内の遺族の檀家(だんか) を訪れたときのことが忘れられない。仏壇にあった
のは、先代住職だった父親が戦死をたたえる称号を書いた位牌(いはい) だった
。「浄土真宗は戦争のない世界を願っているのに、戦争中はまるで正反対のことを
してきたんだ」 と罪の意識を感じた。「参拝がこのまま続けば国家へ命をささげ
ることへの礼賛を助長することになる」
控訴審で意見を述べた男性(81) は44年、善通寺で旧陸軍に入隊し、爆
弾を背負って米軍の戦車に体当たりする特攻訓練を繰り返した。そんなことをして
戦争に勝てるのかと疑問を感じて上官に質問したら、木銃で左頬を殴打された。そ
の傷が今も残る。法廷では傷跡を示し、戦争の悲惨さを訴えた。「靖国神社を批判
をすることは、純心に死んでいった戦友のことを思えば気が引ける。しかし、自分
の子どもや孫に悲惨な経験をさせたくない」 と話す。
終戦直前に特攻機の操縦訓練を受けた高松市の滝恒夫さん(82) は、親し
い友を特攻で失っている。「靖国神社には、将来ある若者を特攻に追い込んだ戦争
責任者たちが祀られている。そういう神社に首相が参拝することの意味をみんなで
考えてほしい」 と話した。
309 :
靖国参拝関連:2005/10/11(火) 18:17:42 ID:h9chAaUa
>>307-308 靖国参拝訴訟:高松高裁・控訴審棄却 原告団、怒りあらわに /愛媛
毎日愛媛 10月06日
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051006-00000287-mailo-l38 ◇憲法判断には触れず 「役割果たしてない」「不信が残る」
これでは松山地裁判決と変わらない――。1審に続き憲法判断に踏み込まなかっ
た5日の小泉首相靖国参拝訴訟高松高裁控訴審判決。「首相が職務として特定宗教
である靖国神社を参拝することは違憲」との判断を下した先月30日の大阪高裁と
は対照的な結果となった。より踏み込んだ判決を期待した原告団のメンバーらは肩
を落とし「高裁は憲法判断を下すことから逃げたんじゃないか」と口々に怒りをあ
らわにした。
午後2時からの判決の前には81席分の傍聴券を求めて140人以上が集まった
。判決は「本件各請求をいずれも棄却する」の一言で終了。注目された憲法判断に
ついては一言も触れず、傍聴人などから「(判決の)内容は?」「(これで)終わ
り?」などの声が飛んだ。閉廷後の会見で、釈氏(きくち)政昭・原告団長は「憲
法判断をしないのでは、高松高裁は高裁としての役割を果たしていない。強く怒り
を覚える」と強く非難した。また原告の1人の吉田孝子さん(70)は「判決まで
長い道のりだったのに、判決の理由も述べないのでは、この先裁判所に対する強い
不信が残る」と話した。【津久井達】
310 :
靖国参拝関連:2005/10/11(火) 18:22:12 ID:h9chAaUa
311 :
靖国参拝関連:2005/10/11(火) 18:23:09 ID:h9chAaUa
>>310 つづき
問題の判決は先月三十日、大阪高裁の大谷正治裁判長が下した。原告側が求めた
損害賠償請求を退ける一方で、判決主文と直接関係はない「傍論」で首相の靖国参
拝を「公的行為」と認定。憲法二〇条が禁止する宗教的活動に当たるとした。
前日には、千葉靖国訴訟について東京高裁の浜野惺裁判長が、「首相の参拝は私
的で、違憲主張は前提を欠く。参拝は首相が自己の信条に基づき行った私的な宗教
上の行為か個人の立場での儀礼行為」と認定したばかりで、司法の判断は正反対に
大きく揺れた。
このため、細田長官は予算委で、「戦後、歴代首相は都合五十七回参拝をしてい
る。玉ぐし料は払っていないのだが、献花料を払っている人はかなりいる」と説明
。そのうえで「二礼二拍手一礼というような宗教的な参拝ではなく、一礼を深々と
されるなどの前例にならいながら、小泉首相は私的参拝をされた。東京高裁の判決
が妥当だ」と強調した。
国学院大の大原康男教授によると、同様に傍論で違憲判断を示すやり方は、過去
にも岩手靖国訴訟の仙台高裁判決、中曽根康弘首相(当時)の公式参拝をめぐる訴
訟や大阪即位礼・大嘗祭(だいじょうさい)訴訟に対する大阪高裁判決、福岡靖国
訴訟の地裁判決などのケースがある。
大原氏は、「勝訴した国側は正しい憲法判断を仰ぐために上告したくてもできな
い『ねじれ判決』だ。憲法判断の終審裁判所である最高裁の審理権を奪うことにな
り、三審制度をとる現行司法制度の根幹を揺るがす」と警鐘を鳴らす。
このような「ねじれ判決」「蛇足判決」に関しては、現役の司法関係者からも疑
問の声が上がっている。横浜地裁の井上薫判事は自著で「判決に蛇足を書くことは
越権で違法だ」と主張し、福岡地裁などの手法を厳しく批判。司法に詳しい別の政
府筋は「違憲判断は裁判官のつぶやきみたいなもので、極めて恣意(しい)的だ」
と批判している。