【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part925

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133日出づる処の名無し
>>127-129
識者、「ねじれ」批判 原告側、判決を評価 靖国参拝 高裁違憲判断  産経夕刊 9月30日
ttp://www.sankei.co.jp/news/050930/evening/01nat003.htm
 小泉首相の靖国神社参拝を「違憲」と判断した三十日の大阪高裁判決。会見した
台湾先住民の原告側からは「画期的な判決」と評価する声が上がった。しかし、重
要な問題を扱っている訴訟にもかかわらず、訴訟の形式的な対象である損害賠償で
は原告側が敗訴しているため、国側は上告できず、識者からは「『ねじれ判決』だ
」と批判的な意見も聞かれた。
 「法治国家なら首相は再び参拝すべきでない。それでも参拝すれば、日本国民は
憲法を守らなくてもいいということだ」
 民族衣装で会見に臨んだ台湾立法院議員で原告の高金素梅(こうきんそばい)さ
ん(40)は厳しい表情でこう力を込めた。
 昨年五月、原告側の請求をほぼ全面的に退けた一審・大阪地裁判決後の会見では
目に涙を浮かべ、憤りを語った。それから一年四カ月あまり。控訴審はわずか三回
の口頭弁論を開いただけで結審したが、判決は参拝の職務行為性や宗教的活動にあ
たることを認めた。
 原告側代理人は「画期的な判決」と評価しながらも、「ある程度期待はしていた
が、ここまでの判決が出るとは思っていなかった」と驚きの声を漏らした。
 今年七月に同じ大阪高裁で、靖国参拝をめぐり全面的な敗訴判決を受けた訴訟の
原告だった菅原龍憲さん(65)は「高裁で違憲判断が出たのは大きいが、高裁レ
ベルでも判断が分かれたのは、納得しがたい」と話した。
 一方、判決が原告側の損害賠償請求を「利益侵害がなく、請求の理由がない」と
退けながら、憲法判断に踏み込んだことに、専門家からは疑問も上がった。
 百地章・日大教授(憲法学)は「原告の控訴を棄却しながら、首相の靖国参拝を
憲法違反と認めた『ねじれ判決』。原告側の政治的パフォーマンスに乗った形だ」
と批判。
134日出づる処の名無し:2005/09/30(金) 17:58:24 ID:18zhU1qR
>>133 つづき
 原告の損害賠償請求そのものは棄却されているため、国や靖国神社側が判決に不
満でも上告できないことを「上告封じ」と指摘した上で、「『傍論』の中で違憲判
断を行うのは、最高裁を終審裁判所とした憲法に違反すると考えられる」と話した。
≪官房長官「遺憾」≫
 小泉首相の靖国参拝を「違憲」とした大阪高裁判決について、細田博之官房長官
は「小泉首相は従来から『私的参拝である』と言っている。今日の判決は大変、遺
憾だ」と述べた。その上で、「まさに個人の、私人としての参拝なので、これ(判
決)によって影響されるのか、されないのかも含めて分からない」と述べた。
 一方、靖国神社は「原告の控訴が棄却されたことは妥当であるが、首相参拝が違
憲と判断されたことは極めて遺憾である。ただ、靖国神社の祭祀(さいし)厳修は
、今後も何ら変わることはない」とのコメントを出した。
 日本遺族会の板垣正顧問も「戦没者を慰霊するのは国家存立の基本。それが憲法
違反とはおかしな判断だ。堂々と公式参拝である、何ら宗教行為ではないといえば
いい」と、国の姿勢も批判した。
 これに対し、民主党の前原誠司代表は「高裁判決が明確に出たのは初めてで極め
て重い。しっかり(判決を)とらえ的確な判断をしてほしい。(参拝に)行くべき
ではない」と強調、首相に対し靖国参拝中止を求めた。
 ≪小泉首相の靖国神社参拝をめぐる司法判断≫
 判決日  裁判所  参拝の公私 憲法判断
 16・2 大阪地裁 公的参拝  判断せず
    3 松山地裁 判断せず  判断せず
    4 福岡地裁 公的参拝  違憲
    5 大阪地裁 私的参拝  判断せず (台湾訴訟)
   11 千葉地裁 公的参拝  判断せず
 17・1 那覇地裁 判断せず  判断せず
    4 東京地裁 判断せず  判断せず
    7 大阪高裁 判断せず  判断せず
    9 東京高裁 私的参拝  判断せず
    9 大阪高裁 公的参拝  違憲    (台湾訴訟)