ちょっと
>>457に関して長文レスします
長文uzeeeeeeeeeeeの人は、無視してください。
半分のふるさと イ サンクム
〜中略〜
「キマちゃん、ようく聞きんさい。うちらが朝鮮人ということは、キマちゃんも知っとるでしょう。
日本人はええ日に"もんつき"を着る。それが一番立派な服だから。
朝鮮人の一番りっぱな服は、このチマチョゴリよ。今日はキマちゃんが賞状をもらうから、
お母さんがいちばんきれいなチマチョゴリ着たんよ。朝鮮人が朝鮮人の服を着るのは当たり前のことじゃけ、泣きなさんな。」
「知らん。知らん。いやや。朝鮮服は朝鮮で着ればいい。なんしに日本に来て着るんや。そんな服、
ええ服じゃない。みっともない。恥ずかしい。」
私はまた声を出して泣いた。
母は、なかなか泣きやまない私を、ひざの上に抱き上げた。
「キマちゃん。お母さんは日本に来たくて来たんじゃない。そのまま、朝鮮で朝鮮服を着ていたかったんだ。」
母の声は少し潤んでいた。
「昔、朝鮮は立派な国だった。日本の人に、学問をおしえてあげるほどりっぱな国だったんよ。
そのうち、日本はあんまり力が強くなって欲を出し始めた。支那は、もと清国というたが、日本は
清国と戦争をして勝ったんよ。その次、ロシアと戦争して、また勝った。朝鮮は、ちょうど真ん中
に挟まれて、この戦争でずいぶんと迷惑したんよ。日本は、その勢いで、とうとう朝鮮を自分の国
にしてしもうた。朝鮮人は、もちろん反対した。日本の警察や兵隊が、文句言う朝鮮人は、みんな
捕まえた。たくさんの人が、牢屋に入れられたり、財産とられたり、拷問にかけられてけがしたり、
死んだりした。」