352 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:04/02/13 22:22 MxZCCaQM
>>348 それはルイス・フロイスかな。以下はフロイスの言葉。
われわれの間では顔に刀傷があることは醜いこととされている。
日本人はそのことを誇りとし、よく治療しないので一層醜くなる。
われわれの間ではよい服を上に着て、よくない衣服を下に着る。
日本人は良いのを下に、良くないものを上に着る。
われわれの間では、まったく人目を避けて、家で入浴する。
日本では男も女も坊主も公衆浴場で、また夜に門口で入浴する。
われわれの間では4歳の子どもでも自分の手を使って食べることを知らない。
日本の子どもは3歳で、箸を使って自分で食べる。
我われの間ではなべのそこに焦げ付いた飯は戸外に捨てるか、犬に食わせる。
日本ではそれは食後の果物である。または、それを終わりに飲む湯の中に投ずる。
われわれは食卓についているときに、談話はするけれども歌ったり踊ったりはしない。
日本人は食事が殆ど終わる頃まで話をしない。しかし、緩まってくると踊ったり歌ったりする。
われわれの間では普通鞭で打って息子を懲罰する。
日本ではそういうことはめったに行われない。ただ、言葉によって謹責するだけである。
ヨーロッパの子どもは青年になっても口上ひとつ伝えることができない。
日本の子どもは10歳でも、それを伝える判断と思慮において、50歳にも見られる。
われわれの子どもはその立ち居振る舞いに落ち着きがなく、優雅を重んじない。
日本の子どもはその点非常に完全で、まったく賞賛に値する。
われわれは怒りの感情を大いに表すし、また短慮をあまり抑制しない。
彼らは、得意の方法でそれを抑える。そしてきわめて中庸を得、思慮深い。