1 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:
このスレは妹萌え萌えな虹板文士さんと虹板読者さんが集うスレです。
虹板絵師さんも常時 щ(゚Д゚щ) カモーン!! で、降臨して頂けますと即時ネ申決定です。
「兄攻妹受」、「兄受妹攻」、どちらでも萌えればヽ(*´ 3`*)人(*´ε`*)ノ ベリギュー!。
さらに愛のある妹系SSなら何でもアリ!幼なじみ、従兄妹、御近所のお兄ちゃん欲しいっ子、
幼少時別離数十年ぶり再会娘、果てはドジ性格プログラムド妹メイドロボットまで何でもどんと恋!
基礎ルール
1:煽り&荒しは放置もしくはネタ化の方向でシクヨロ。
2:基本はsage進行で。メール欄にsage・孕age・不age等の記載をお願いシクヨロ。
3:SSの途中放棄は厳禁。最後まで責任をもって(;´Д`)ハァハァシクヨロ。
4:
>>980辺りで次スレ設立お願いしたい
SS書きにトライする際のコツなど。(文責:三文文土 ◆Gk3MoN/WMQ)
・誰でも初めは初心者です。上手く書こうとばかり考えているとなかなか先には進めません。
まずは自分の本能の赴くままに書いてみましょう。
・そして推敲しましょう。でもほどほどにしとかないといつまで経ってもポスト出来ません。
・本を読みましょう。他人の技術を真似するのはスキル向上のために重要です。
オリジナリティはそこから生まれます。と思います。
・ぶっつけ本番ポストも面白いですが、まずはテキストエディタ使用を推奨しておきます。
本スレでの公式ソフトはマイクロソフト謹製WinOS添付のメモ帳です(笑)
・というわけで書きたくなったら即トライです。
どんな話を書けばいいのかって? それは貴方だけが知り得ることです。
・あくまでどの作品もフィクションです。妄想は妄想の中だけにしといた方が吉です。
でもどうせ妄想なんですから思いっきり膨らませたほうが皆さんに愛されます。
ーーーテンプレここまで (多分、汗)ーーー
<過去スレ>のところミスったぜorz
「々」←多すぎで文字数引っかかるから中途半端に3分割になっちゃったし
今更気づいたけど
スレタイのサブタイトルが変わってなかった
勘弁orz
|_
l ヽ-、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|ノノ))) \ | ボクたちみんな…
l ー゚ノ人 < お兄ちゃんが…
⊂)] | 大好きなんだよ…♥
|」〉 \________
|'
兄「…も…もう……勘弁してくれ…」
妹「だ〜め、まだまだイかせてあげないんだも〜ん」
兄「た…頼む……も、もう……これで…十六回目だぞ…」
妹「うふふ…何回までいけるかなぁ?」
そんなこんなで16スレ目設立乙です
>>1 べ、べつに乙なんて言ってあげないんだからね!
妹「……また一人、逝っちゃったね」
兄「……」
妹「……泣いてる?」
兄「泣いてねぇよ」
妹「ガンダム好きだったんでしょ?こんな時ぐらい、泣いても良いと思うよ。
ほら、胸貸してあげるから(グイッ)」
兄「……ううぅ……ブライト艦長ー……鈴置さんー……」
辛気臭いの書いてすまん。もうあの人の声が新しく録られることが無いと思うと、すごく悲しいんだ。
確かに、強く記憶に残るキャラクターを演じてた方が亡くなられると
その方が演じてたその時代のそのキャラクターも一緒に亡くなったような寂しさがありますね
智子「展望台・・・?」
兄「うむ、あの丘はハイキングコースから少し外れると雑木林があってな、その奥に小屋もある」
お兄さんはそう言うと辺りを見渡し、「あれがいいな」と呟いてスタスタ歩いて行く
そして、信号待ちで停まっていたバイクに近づくと・・・
兄「緊急事態だ、貴様のバイクを徴発する」
通りすがりのライダー「は?」
いきなり運転手の奥襟を掴んで後ろに引きずり降ろし、そのままバイクに跨った
通りすがりのライダー「おわっ! ちょっ お前何すんねん!」
そしてアクセルを吹かし、発進しようとした所にバイクの持ち主がしがみ付く
智子&麻由美「あわわわ・・・」
兄「放せ、民間人! このままでは走り難いし危険だ」
通りすがりのライダー「バァーロォー! 放してたまるか! 俺のバイクーーー!」
兄「仕方あるまい、しっかり掴まっていろっ 工藤!」
通りすがりのライダー「誰が工藤じゃあああぁぁぁーーーー・・・・」
しがみ付くバイクの持ち主を後ろのシートに引っ張りあげると、タイヤを鳴らしながら急発進
展望台の丘に続く道をかっとんで行った
麻由美「・・・・・・・智子ちゃん」
智子「・・・・・・なに? マユちゃん」
麻由美「恵理子ちゃんのお兄さんって・・・・凄いね」
智子「・・・そ、そうね」
あたし達は呆然と、遠ざかるバイクを見送る・・・
しばらくして我に返り、急いで交番に駆け込んだ
恵理子「和哉君・・・」
和哉「さーて? じゃあ始めようか」
恵理子の呟きを無視して仲間の不良達にそう告げると
三脚に取り付けたビデオカメラを操作する
恵理子「な、なにする気・・・?」
和哉「決まってるだろ? 高坂、君を撮るんだよ」
学園で見慣れた優しい微笑みを向けながらそう囁く
しかしソレは酷く歪んだ笑みに変わる
和哉「君の身体の隅々まで・・・ くっくっく・・・それこそ穴の奥までな」
恵理子は「ひっ」と息を呑み、恐怖に表情を凍らせる
和哉はその様子をしっかりとビデオカメラに収めつつ、恵理子をどうやって堕とすか 恥辱のプランを練っていた
不良2「なぁなぁ、お、俺 口使っていいか?」
ズボンのベルトをカチャカチャ鳴らしながら和哉に伺いを立てる不良其の2
その行動にビクリと身体を震わせ、硬直する恵理子、ギリギリと恵理子を拘束するロープが軋みを立てる
学園で札付きの不良グループとされていた彼らは、今や和哉の支配下にあった
和哉「慌てんなって、今突っ込んだら噛み付かれるのがオチだぞ?」
カメラのファインダーを覗きこみ、角度の調節をしながらそうあしらうと
角度が決まったのか顔を上げ、ゆっくりと恵理子に歩み寄る
それを恐怖が張り付いた顔で見つめる恵理子
和哉「まずは、こいつの心を折ってからだ」
ニヤリと、歪んだ微笑をみせながらそう呟き
両壁の滑車を通したロープの先端が繋がるドラムのハンドルを回す
恵理子「あ・・・ や・・・、いややっ」
ドラムにロープが巻き取られていくのに従い、足首を縛るロープは左右の壁の滑車を通して引っぱられ
強制的に恵理子の足を開かせる、 必死でもがいて抵抗するも、機械の巻き取る力にはあがらえず
遂に不良達の眼前に大きく足を開いた姿を晒す
恵理子「う・・・うう」
恥ずかしさと悔しさで涙が溢れてくる
自分の恥部に、下着越しとはいえ視線が集中している事を感じ取り
恐怖と羞恥、嫌悪感等が渦巻き、叫び出したくなるのを必死に耐えていた
和哉「流石に高坂は気が強いよねー、 ヤリがいがあるよ」
もはや股間をパンパンに膨張させてテンパっている不良グループの面々とは違い
まるで緊張感を含まない口調で面白そうに言うと、恵理子の恥丘に指を這わせた
(*・∀・*)
恵理子「ひっ!」
大事な部分を撫でられ、貞操の危機への現実感が恐怖と共に増して行く
必死に身を捩って逃れようとするが、その都度ガチャガチャと滑車が揺れる音が響く
和哉「そんなに暴れると痣になるよ?」
恥部の周りを触れるか触れないかという感触で弄りながら
馴れた手付きで恵理子の制服のボタンを外していく
恵理子「いややぁ・・・ 和哉君・・・やめてぇよぉ」
和哉「う〜ん 名前は呼ばないで欲しいなぁ、後で編集するのが面倒なんだよねー」
制服の上着をはだけさせると、今度は太股を擦りながらシャツのボタンにとりかかる
シャツの上から腹部を擦るように、ゆっくりと指を這わせつつ、ひとつひとつ外して行く
そうして露になっていく肌を弄りながら襟のボタンとタイは残して白いシャツをはだけさせた
・・・カアアアアアアン グオオオオオォォォン キュルキュルキュル
通りすがりのライダー「ぎゃあああぁぁしいぃぬううううううぅぅ」
兄「ええい貴様もライダーならばこの程度のドリフトで喚くで無いわっ」
通りすがりのライダー「バイクでドリフトすんなぁあああああぁ」
とんでもない高等技術を駆使して爆走する兄と
巻き込まれた不幸な通りすがりのライダーの絶叫を響かせながら
二人を乗せたバイクは丘の展望台駐車場に滑り込んだ
通りすがりのライダー「ぎゃあああぁ・・・・あ? こ、ここは・・・」
兄「丘の展望台だ、ここからは歩きになる」
通りすがりのライダー「て、展望台! さっきの場所から5分と経ってないぞ!」
兄「急いでいたからな、 ではっ 協力感謝する!」
ビシィっと敬礼を決め、呆然としているライダーを残して駆け出した
・・・小屋の中は静かで凶暴な熱気に包まれていた
恵理子「ん・・・ くっ ぅう・・・はぁ・・・ んっ」
和哉の指の愛撫に只管耐える恵理子
ショーツの股間部分はしっとりと湿っており
ブラの片側だけめくり上げられて露出した小柄な乳房は
絶妙な力加減で揉みしだき、摘まみ、弾かれ、その刺激に乳首を硬く突き出していた
不良ズ「すげぇ・・・」「(はぁはぁはぁ)」「うう・・・ 俺めっちゃ興奮してきた」「・・・(じぃぃぃ)」
目の前に展開するアダルトビデオでしか見た事の無い光景に不良達は一様に興奮し
恵理子の身を捩る様を目をぎらつかせて見つめ、漏れる声に耳をそばだてる
不良1「な、なぁ 早く俺らにもヤらせてくれよ」
和哉「まぁ、まてまて 慌てんなって もう直ぐだからさ・・・」
恵理子『あかん・・・頭がぼーっとしてきた・・・ こんなん・・いやや・・・ 誰か助けて・・・ ・・・おにぃ』
縛り付けられて半裸を晒され、同年代の男子に視られながら自分の指以外の指に恥部や乳房を弄られる
精神的な嫌悪感とは裏腹に、その手馴れた愛撫によって性感帯は刺激され、上気して身体が火照り始める
恵理子「い・・・ いやや・・ んっ も、もう・・・ やめ・・て」
和哉「お、そろそろかな?」
恵理子の懇願に限界が近い事を感じ取った和哉は さらに愛撫の速度をあげ
乳首を強めに捻り、ショーツの上から恥部の溝を擦る指をぐっと押し込む
恵理子「! ひぃっ ・・い、いやっ!」
そのまま指を激しく上下させ、”くちゅっ”ぴちゃっ”という淫らな音を立てて強い刺激を与え続ける
和哉「お前らよーく見てろよ、こいつもう直ぐイクからさ 女がイク所見たこと無いだろ?」
和哉にそう告げられ、少し離れて取り巻いていた不良達はわらわらと恵理子の周囲に寄ってきた
獲物を前にした獣のようにぎらついた目をした不良達の顔が覗き込む
恵理子「ひ・・・っ う・・・っ や・・・ いやや・・・ぅ いやぁ・・・」
涙でくしゃくしゃにした顔を真っ赤にしながら羞恥と押し寄せる快楽に耐え続けていた
しかし股間を中心に痺れ始めた身体は徐々に快楽を求め始め、意識が霞掛かったように白くぼやける
恵理子「あ・・・っ う・・・ くっ ・・やぁっ ・・・あっ ・・んっ ・・あっ あぁっ」
和哉『・・・堕ちたな(ニヤリ)』
遂に昇り詰め、絶頂に達しようとしたその時
兄「「ええええええええええりいいいいいいいいいいいいこおおおおおおおおおぉぉ!!」」
雑木林を劈くように駆け抜けた絶叫が 白い霞の中から恵理子の意識を引き戻した
恵理子「お・・・おにぃ・・・」
荒い息と共に、上気した意識は正気を取り戻し、火照った身体が急速に醒めていく
和哉「・・・ちっ」
もう少しで堕とせたのにと、和哉は舌打しながら立ち上がると
突然の事態にオロオロする不良達に一喝する
和哉「うろたえんじゃねぇ! おい、お前外見て来い 何人来てるか確認するんだ」
和哉に言われた不良3は戸惑いながら頷くとバタバタと扉に向かう
不良2「ど、どうすんねん こ、こんなとこ見つかったらっ」
不良1「誰も来うへん言うたやないか」
和哉「だから、うろたえんなって お前らは武器持って待機してろよ」
兄「漏れも混ぜろぉぉぉぉぉ!!1!!1」
違うかw
今日はここまで
>20
まいど支援どもー^^
迂闊にも>26-27を素でそのまま繋げて読んでしまった俺ガイル。
危うく“この兄貴は…”って突っ込みレスを入れそうになった…○| ̄|_
>>28 王道GJ!
俺の考えてたのと違ってSSの雰囲気が明るいなぁw
>>29 あなたもGJw
>>25 ここ見てたら、ニルファの「エリカァァァァ!!」思い出して噴いちまった。
・・・外の様子を見に行った不良3が扉から半身だけ出して報告する
不良3「なんか若い奴が一人だけ走って来てるぞ?」
和哉「良く見ろよ? 後ろには誰も続いてねぇか?」
不良3「ああ・・・ いや、他には誰もいねぇ、一人みたいや」
和哉「そうか、ふーん・・・」
終始落ち着いた様子の和哉とは対照的に不良達はうろたえていた
不良1「お、おい、どうすんねん」
和哉「そいつは高坂の兄貴だよ、お前らこの中で待ち伏せして そいつボコっちまえ」
不良2「はぁ?! だってバレたんやろ? 早よ逃げな やべーって!」
和哉はヤレヤレといった顔で溜息をつくと諭すように語り始める
和哉「あのなぁ、今更逃げたって変わりゃしねーんだよ、それどころか後で確実に捕まっちまう」
和哉「一人で来たんなら好都合じゃねぇか、縛り上げてそいつの見てる前で妹を強姦(まわ)してやろうぜ」
さも面白そうに笑う和哉に、不良達は畏怖にも似た感情を持ち始めていた
自分達では想いも及ばなかった行動を当たり前のように実行する、まるで大人と子供のような発想の落差
『こいつにまかせておけば』そんな考えが免罪符となって罪悪感や倫理観を覆い隠し、思考を放棄させる
和哉「ビビるなよ? ・・・俺たちでもっと楽しい事しようぜ、どうせパクられたって対した事ねぇーんだしさ」
―悪魔の囁きにも似た和哉の語る言葉に、不良達の眼つきが変わってくる
和哉「女なんか強姦して脅しとけばヤリたい放題なんだからさ、こいつの次はこいつの友達をヤるんだよ」
―恵理子と何時も一緒にいる友人二人の姿を思い浮かべる
和哉「こいつに呼び出させてさ・・・、そうすりゃ絶対バレねぇし」
―その二人が今の恵理子のように縛られ、自分たちがレイプしているシーンを想像する
和哉「学園中の女とヤリまくってさ・・・ それを撮って売れば金も儲かるし、最高なんじゃね?」
<<バタンッ>>
勢い良く扉が開き、飛び込んでくる人影に小屋の中に居た全員が振り返る
俊介「恵理子の兄者、高坂俊介っ 只今参上ーーー!!」
某一粒300メートルの看板のようなポーズで高らかに参上を告げる恵理子の兄、高坂俊介
その姿に視線を向ける不良達の顔に先程までの動揺は見られず、寧ろ攻撃的な光を眼に宿していた
恵理子「おにぃ!」
俊介「おおぅっ 実に刺激的なポーズだが、その様子だと無事であったようだな」
言われて自分の格好を思い出し、真っ赤になる恵理子
恵理子「あ、あんまり見んといてぇよぉ!」
俊介「ふっ ・・・すぐに、助けてやるからな」
・・・スッと俊介の表情が険しくなり、口調も雰囲気も一変する
和哉「そろそろいいっすか? へたれのお兄さん」
しかしそんな俊介の様子には気もくれず、和哉はまるで緊張感の無い態度で挑発すると
自然な動作でズボンのポケットから折畳み式のナイフを取り出し、恵理子の傍らで刃を反す
恵理子「っ!」
ナイフの刃を恵理子の頬に宛がいながら、俊介に笑みを向けて言い放つ
和哉「動いたら可愛い妹さんの顔に傷が付くんで、じっとしてて下さいね」
恵理子「・・・和哉君・・・あんた・・・」
キッと睨みつける恵理子を一瞥し、それをせせら笑うように軽く息を吐くと
木刀や鉄パイプで武装して俊介を取り囲んでいる不良達に合図を送った
和哉「やれ」
不良達が一歩にじり寄ったその時、俊介は腕を顔の前で交差させ
拳を握って左右の腕を上下に伸ばし、右足を踵から爪先をたてて前方に伸ばし降ろし
左足を膝の辺りまで屈伸して腰を沈め、一言叫んだ
俊介「守護のポーーーズ!!」<<シャキーーーン>>
和哉「・・・」
不良ズ「・・・」
なんとも言えない微妙な空気が漂い、思わず時間が止まったかのように固まる和哉と不良達
恵理子『・・・あれって・・・あの時の・・・』
そんな中、恵理子は一人 遠い昔の記憶を呼び覚まされていた
一先ずここまで
※私は極度のハッピーエンド主義者ですんで、ダークな方向には行かないですw
>>37 乙です。そしてGJです。
>和哉「ビビるなよ? ・・・俺たちでもっと楽しい事しようぜ、どうせパクられたって対した事ねぇーんだしさ」
本当にその通り……こういう事件があった時、警察に身柄を渡したって大したことしてくれないんですよね(トオイメ)
だからこそ、兄ちゃんには、こいつらをボッコボコにしてほしい。
・・・あれは小学生の頃
おにぃと二人でよく雑木林に入り込んで遊んでた
俊介『えりこっ、ひみつ基地みつけたぞ!』
恵理子『ほんまー? どこー?』
おにぃの背中を追って辿り着いたプレハブ小屋
南京錠の止め具が錆び落ちてて、半開きになった扉から中にはいると
カビっぽい澱んだ空気に、窓から差し込む光で埃がチラチラ舞ってた
俊介『今日からここをひみつ基地にすんぞー』
恵理子『えー なんかひみつ基地って言うーより、わるもんのアジトみたいやわー』
俊介『え、そうか? う〜ん』
恵理子『ここは基地やのうて、あくのアジトにしよー』
そう言って、おにぃが見つけたこの小屋は”あくのアジト”に決定した
恵理子『ほんじゃあねー えりがさらわれたお姫さんな、お兄ちゃんはたすけに来なあかんねん』
俊介『おうっ じゃあむこうから助けに来るぞ』
恵理子『あ、ほんでなー たすけに来たときは たすけるポーズとるねん』
俊介『たすけるポーズ?』
あの頃、丁度 空手の型を習い始めた頃で、おにぃと一緒によくテレビのヒーローモノとか見てて
ヒーローが戦う時は必ずそのポーズ、型を決めなきゃいけないって自分の中にルールを作ってた
恵理子『えりをたすけるときはなー こうっ』<<シュタ>>
俊介『こうかっ』<<シュタ>>
そうや・・・あの時そう言って おにぃにやらせた”型”
恵理子『これはなー しゅごのポーズやねん』
俊介『よしわかった こうやなっ』<<シャキーーン>>
”守護のポーズ”
・・・おにぃ・・・あの時の事、ずっと・・・
和哉「ぷっ ははははっ なんだよそれっ やっぱこいつ頭おかしかったんだな」
和哉の声で再起動を果た不良達は、相手が知的障害者かも知れないという事に安堵し
未だ”守護のポーズ”の態勢で動かない俊介に各々の得物を振り上げた
恵理子「おにぃ!」
堪らず叫んで気付く、和哉のナイフの刃が逸れ、目の前にソレを握る手があった
和哉「うぎゃっ いててててててっ!」
恵理子に小指の付け根を噛み付かれた和哉が悲鳴をあげる
思わず取り落としたナイフが、露になっていた恵理子の乳房を傷つけ、軽い金属音を立てて床に跳ねた
和哉「くそっ 痛ってぇーなぁー このやろぉ!」<<パンッ>>
恵理子「あぅっ!」
和哉は恵理子の頬を思いっきり引っ叩き、噛まれた手を気にする
和哉「ったく・・・歯形付けやがって・・・ ・・・なんだよ?」
睨みつけてくる恵理子の表情に違和感を感じる和哉
微かに血の滲んだ恵理子の口端は 確かに笑っていた
恵理子『思い出した・・・多分、忘れたのは中学に入ってからやと思う』
和哉「なにニヤけてんだよ、ナイフ落としたくらいで助かると思ってんの?」
恵理子『あたしは、おにぃをしばく時、いつも手加減せぇへん・・・』
和哉「マジお前にボコられてる奴が あいつ等に勝てるわけないだろ?」
恵理子『だって おにぃは・・・』
和哉「すぐ終わるからさ、今度はちゃんとイカせてやるよ ・・・あの兄貴の前でな」
・・・噛まれた手を押さえながら、不良達に囲まれる俊介を顎で指し示す
恵理子『おにぃは・・・』
―― めっちゃ強いんやもん ――
薄ら笑いを浮かべる和哉の目の前で
二人の不良学生が身体を浮かせていた
真ん中から砕けた木刀が木片を撒き散らしながら宙に舞う
俊介「ボーーラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ」
<<ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ>>
俊介「ボラギノォーーーール!」<<ドッカン!>>
恵理子『・・・あほやけどね』
和哉「な・・・ なんだよ こいつ・・・」
あまりにも予想だにしていなかった事態に呆然として呟く
しかし直ぐにハッと正気を取り戻し、落としたナイフを拾って恵理子の首筋につき付けた
和哉「て、てめぇ! 動くなっつってんだろぉー! 刺すぞこらぁー!」
恵理子「!?痛っ」
恵理子の髪を乱暴に鷲掴みにすると、無理矢理首をそらせて喉元にナイフの切っ先を向ける
俊介「・・・」
それを見た俊介の動きがピタリと止まった・・・
背後で殴り倒された不良達が、最初の一撃で再起不能になった二人を残してふらふらと立ち上がる
和哉「へ・・・へへっ ・・・よーし、それでいいんだよ・・・ おい! お前ら今だっ!」
(*・∀・*)
俊介「「恵理子!」」
立ち上がった二人の不良少年が金属バットと鉄パイプを掴み直し
俊介の背後に迫ろうとした時、俊介はひときわ大きな声で恵理子の名前を叫ぶ
恵理子「!っ」
全員の動きが一瞬止まる そして一言、静かに告げた
俊介「すまん・・・いいか?」
その一言の謝罪と確認に、恵理子は覚悟を決めた
恵理子「かまへん・・・ おにぃ! かまへんからっ こいつらぶっとばして!」
和哉「・・・なっ?! て、てめぇなに言って・・・」<<ズドンッッ>>
和哉「・・カッ・・・ハァ・」
驚愕した和哉の台詞は最後まで紡がれる事無く、肺に残った空気と共に吐き出された
俊介は恵理子に殲滅命令を受けた瞬間、一気に距離を詰め、ナイフを持つ腕を掴み取ると
それを引きつつ鳩尾を突き上げるように掌底を打ち込み、さらに掴んだ腕を捩じる
和哉「ぎゃっ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
捩じ上げられた腕の痛みと肺から空気を押し出された苦しみに苦悶の声を漏らし
手から再びナイフが滑り落ちて乾いた金属音を立てる
<<ドドンッ!>>
そうして無防備となった上体に両掌が叩き込まれ、和哉は壁まで吹っ飛ばされた
俊介はナイフを拾い、恵理子の拘束を解く
恵理子「・・・おにぃ」
今日はここまで
>38
まだまだボコります^^
>45
支援どもです
>>48 とてもGJです。『こういう展開になってくれたら』ってのをそのまま書かれているようで、気持ちが良いです。
アホだけど強い兄と、その兄をド突いたりしながらも信頼している妹ってのは、ある意味最強の組み合わせ。
続きが楽しみです。
ボラーレ・・・ってギノールぅ!?
続きマダー?
(´・ω・`) ・・・
(`・ω・´) 久方ぶりの直打ち作品!!
↓
君を愛している。
それだけで僕は生きているのに。
二人が認められないのは僕の所為?
それとも、運命が定めた展開の一つ?
なんて愚かで滑稽な。
君を諦めるか、僕が壊れるか。
片方に崩れるまで終わらない積木の遊戯。
同じ味をした血が交わる快感。
生まれた場所へと共に還る共感。
他の誰にも犯せない、別次元のシンクロ。
僕以上に彼女を―――妹を愛せる者などいるものか。
僕が一番彼女を―――妹を愛しているんだ。
誰よりも何よりも自分よりも君だけを。
(それは、少女の胸の内)
これ以上は苦痛以外の何でもないわ。
吐気を催すほどの一方的な愛情の波が私を飲み込む。
血の匂いに染まった首輪の鎖。
逃げ出したくても逃げ出せない現実。
誰でもいいから助けて。
(そして、少女の叫び声)
嗚呼、私はアナタの人形じゃない!
そして、積木は崩れた。
男の精神は崩壊し、少女の肉体もまた崩壊した。
言葉では言い表せない終焉。
それは例えるなら、崩れた積木が積み直せないかのような。
とある兄妹の、典型的な破滅の絵図。
忘れるなかれ、取り戻せないものこそが求めるものだと。
そして、金色の魂が鴉の瞳を通して真理を知る…。
…以上です。めっきり腕が落ち込んでます。ダメすぎる(´・ω・`)
大雑把にイメージを描きつつ打ってたんですが、言葉がなかなか思い浮かばないのが一番きついです。
(;゚д゚)ァ...
職場に仕事忘れたので取りにいってきます。皆さんおやすみなさい・゚・(ノД`)・゚・
俊介「やはりここは悪のアジトだったな、恵理子の言った通りだ」
恵理子「もう・・・あほぉ・・」
普段の口調に戻った俊介に支えられ、泣き笑い顔で答える恵理子
昔の事を思い出し、同時に忘れた理由も思い出してしまい
恵理子の心にかつての想いが沸き起こる ・・・中学生の頃の想い
和哉『・・畜生 ・・・畜生っ 畜生!』
壁に蹲っていた和哉は今まで感じた事の無い屈辱感に憎悪の念の募らせていた
そしてふいに、狂気にも似た笑みに顔を歪ませると、ズルズルと身体を起こし小屋の中を見渡す
恵理子&俊介「!?」
小屋の片隅に目的のモノを見つけると、ダメージの残る身体をバタつかせながら転がる様に走り出した
未だ立ち尽くす二人の不良少年の足元に転がるソレに飛びつき、ガチャガチャと操作する
恵理子「あ・・・」
思わず声をあげる恵理子、和哉が飛びついたソレは三脚の付いたビデオカメラだった
自分が拘束されてから録画をしていたとすれば、先程までの痴態も全て記録さている
和哉「お前らっ! 足止めしろ!」
戸惑う不良少年二人にそう叫んで命令する、 思考を放棄してからこのような状況に至ってしまい
司令塔である和哉が沈黙してからは高坂兄妹に襲い掛かる事もここから逃げ出す事も出来ず
ただ戸惑いながら呆然と立ち尽くしていた二人は、その狂気染みた表情に気圧しされ、思わず後ずさる
和哉「俺が逃げるまで時間を稼げつってんだよお!! 後でボーナス出してやるっ 5万だ! 分かったな」
和哉が不良グループを支配下に置いていたのはその凶暴な発想と実行力に加えて、金銭的な要素にもあった
和哉「くくくく・・・ 高坂ぁ! ・・・お前の恥辱シーン、世界中にばら撒いてやるよ」
・・・恵理子の顔から血の気が引く
先程、兄 俊介の声で意識を引き戻される寸前まで
縛られて愛撫され、絶頂に達しようとしていた ・・・それを他の人にも見られる
恵理子『そ・・そんなん・・・ いやや・・・』
ショックで呆然となる恵理子を見て歪んだ笑みを浮かべた和哉は、そのまま小屋を飛び出した
恵理子を庇うように立ちはだかった俊介は腰溜めに拳を握ると、それを追うように低い姿勢で突っ込んでいく
不良ズ「ま、まってくれ! 降参や もうついて行かれへんわっ」
足止めを”命令”された二人の不良少年はそれぞれ手にしていた武器を放り捨て、道を開ける
今更ながら自分たちの仕出かした事の重大さを認識したらしく、二人は顔面蒼白で足が震えていた
<<ゴンッ>>
和哉『『ぶぎゃっ』』
・・・その時、小屋の外で和哉の悲鳴が響いた
何事かと、小屋の中に不良達を残し、俊介は恵理子を伴って外に出る
そこにはうつ伏せに伸びた和哉と、その傍らに手頃な長さの木の棒を両手で握り締めた男が一人
通りすがりのライダー「おうっ! 大丈夫やったか? あ、こいつ殴ってもよかったんやんなぁ?」
それは展望台までの道すがら、俊介に巻き込まれた不幸な通りすがりのライダーだった
通りすがりのライダー「あ〜〜〜 びっくりした」
信号待ちをしている時、何気なく聞こえてきた俊介と女子高生二人の会話に少なからず興味を抱き
聞き耳を立てていた彼は、展望台で俊介が去った後こっそり後を付けていた
小屋の中の会話を聞いた彼は慌てて展望台の近くまで戻り、警察に通報してから戻ってきたのだ
俊介「・・・ふっ 協力、感謝する」<<ビシッ>>
リアルタイム遭遇を記念して支援
雑木林を出ると赤色灯を点したパトカーが三台程停まっており
駆けつけた警察官に混じって智子や麻由美の姿もあった
智子&麻由美「「恵理(子)ちゃん! お兄さん!」」
俊介に支えられながら歩いてくる恵理子を見つけ、駆け寄ってくる
恵理子「とも〜〜っ まゆ〜〜っ」
三人で抱き合う少女達
数人の警察官が、後ろから付いてくる不良ズとライダーに引き摺られて来る和哉の補導に掛かる
智子と麻由美が交番に駆け込み、事情を説明した時、やはりあまり真剣には取り合っては貰えなかった
付近の巡回をするだとか、今重要事件に関わっていて人手が足りない等といって調書も取られなかった
そんな折、無線により入った一報で事態は急変する『雑木林の放置小屋にて集団暴行事件との通報あり―』
のらりくらりと相手をしていた受付の警官は血相を変えて仕事に取り組み始めたのだった
一段落でここまで
>49
私が目指している物語創りはまさにソレですので、そう感じてもらえて嬉しいですね
>50
痔に効きそうな技なのです(超低空アッパーw)
>51
続きドゾー
>52
悲劇・・・(;;)
>62
支援ドモー^^
>57
またやっちゃったね…しかも両者共々崩壊ですか…
>64
ァ= っょぃゎぁ…
そして無責任な行動ながらGJな通りすがりのライダーがさり気なく
イイ味出してる。
>230様
いつもながらの展開w
いやはや、愛するが故の壊れっぷりがGJです
>弾の灯様
今回ばかりは、兄貴の強さもライダー(否Fate)のナイスガイっぷりの前に霞んでしまったようだw
続きwktk
昨日は熱かった。いろんな意味でw
○○○って、今冬も3日やるんだってね
・・・警察での事情聴取を終え、家に帰って来たのは夜10時を回っていた
ビデオカメラに記憶されていた情報は証拠品として警察が厳重に管理し
被疑者の供述調書等を一通り取り終えてからプライバシーに考慮して一部記録は消去される
恵理子にしてみれば捜査の為とはいえ、自分のあられもない姿を人に見られる事は精神的にも苦痛だったが
被害者の名誉、プライバシーには最大限考慮するという警察の意向に従わざる得なかった
恵理子「おにぃ、お風呂空いたよー」
俊介「うむ」
髪を拭きつつ、ぺたぺたと裸足の足音を鳴らしながら、リビングで寛いでいた俊介に声を掛ける恵理子
俊介は短く返事をすると、着替えを頭に乗せ、BGMが聞こえてきそうな髭ダンスな足取りで風呂場に向かった
恵理子「・・・クス♪」
今回もリアルタイム遭遇を祝して支援
普段なら、『あほな事しとらんと早よ入り』などと言いながら背中に蹴りの一つも入れていた所だが
『想い』を思い出してしまった今は、そんな兄の奇行も可愛く・・・いや、愛しくさえ感じてしまう
恵理子『そっか・・・あん時からやったんやな〜・・・ ・・・長い兄妹喧嘩やわ』
―‐中学時代、性に関する知識にも目覚め始めた時期、小さい頃から大好きだった兄に対する想いが
普通の家族愛とは違っていた事に気付いた ・・・そう、自分は俊介の事が好きだった、一人の異性として
兄としてではなく、男として。 妹としてではなく、女として。
恵理子『随分悩んだもんなぁ』
悩んで悩んで、切なさに苦しみもがいて、それでも好きだと想ったから、告白した
しかし、一大決心とともに投げかけた気持は、誤魔化されてしまった
はっきりと拒絶されたのなら、まだ気持の整理の付けようもあったのだが
その時の俊介は、今のような奇行を繰り返すばかりで真面目な返答をしなかった
恵理子『そや・・・あん時からや・・・』
それまでにも、多少ひょうきんな言動はあったものの
今程の『変態の域』に達した言動ではなかった
俊介が変わったのは、俊介との関係が変わったのは、あの『告白の夜』から
恵理子「・・・あたしの、せい・・・なんやろか・・・?」
髪を拭く手を止め、ポツリと呟く
風呂場から、ザァー‐という湯を流す音が響く
ふと視線を降ろし、自分の左の乳房を見ると、小さな切り傷が残っている
4〜5日もすれば跡形もなく消えるであろう傷跡
あの小屋での事を思い出し、眉を顰める
・・・初めて異性に触れられた乳房に付いた傷跡が、『お前は汚されたんだ』と主張しているように感じて頭をふる
恵理子『いやや・・・』
次第に身体が震え始め、両手で自分の肩を抱き締める
恥部を弄られた感触を思い出し、身体中に嫌悪感が走りぬける
霞掛かる視界に自分を覗き込む獣の眼、眼、眼、自分の口から漏れる嬌声
恵理子『いややぁ・・・』
眼をぎゅっと閉じ、ガタガタと震える肩を抱き締めながらその場にしゃがみ込んで耐える
― フラッシュバック ― 所謂、強い心的外傷を受けた際、後になってその場面を鮮明に思い出す再体験現象
俊介「ふぅ〜〜 良い湯であった・・・ ・・・・恵理子?」
タオルをインド人のターバンのように頭に巻き付けた俊介は、廊下にしゃがみ込む恵理子を見つけて駆け寄った
恵理子「おにぃ!」
俊介の声を聞き、振り返ってしがみ付くように飛び込んでくる恵理子
あまりの勢いに俊介は恵理子を受け止めたまま尻餅を付く
俊介「え、恵理子・・・」
恵理子「おにぃいい!」
俊介の首に齧り付くように抱きついて身体を寄せてくる
慌てて引き剥がそうともがくが恵理子はそれを許さない
恵理子の小振りな乳房が俊介の妙に鍛え上げられた胸板に押し付けられる
俊介『や、やばい!』
身体を覆うバスタオルはとっくにはだけ、吸い付くような柔らかい恵理子の地肌が俊介の全身に密着する
とりあえずここまで
**
『左の乳房』じゃなくて『右の乳房』だったorz
>65
ちょい役の筈だったのが結構活躍するパターンって割と好きなんですわ
>66
今後足として使えるかも→ライダー
>68
今回も支援ドモー^^
>>73 相変わらずGJですなー……兄と妹の間にあった出来事とかも描写され、兄の変態の域に達している
言動の理由まで明かされ……なんか、かなり本格的な展開になってません?
しかし、理由があって変態的な行動を取っている主人公と言うと、プレイしてすらいないCROSS CHANNELを
思い出してしまう俺。
脚本の書き方だなこりゃ
ただそれとしてはかなりこなれている
弾の灯さん演劇か何かの経験あります?
>74
どうも「理由付け」をやってると長くなってしまう癖がありまして・・・
「CROSS CHANNEL」ってKID作品??
>75
演劇の経験はありませんが漫画を描いていたので
油断するとプロット調になってしまいます
あと一回の書き込みで16行までしか書けないので、その行の中で纏めようとすると
省いて省いて、省いた分を短い表現で埋めてってやってると、こんな感じになりました^^;
俊介「え、恵理子 落ち着け!」
恵理子「ややぁ! いややぁっ!」
尚も身体を押し付けてくる恵理子の感触に、俊介の方も落ち着いていられない
風呂上りの肌に纏う湿気を帯びた空気、頬を擽る濡れた髪からほんのり漂うシャンプーの香り
押し戻そうにも露出している腰や脇腹になど 手を添える分けにもいかず
掴んだ両肩さえも、その柔らかい弾力と暖かい手触りに、力を込める事を躊躇ってしまう
恵理子「おにぃ・・・いややねん・・・ 怖いねん・・・ ・・・洗っても 感触が取れへん・・・・」
恵理子の弱々しく助けを求める声に、俊介は恵理子の身体が震えている事に気付いた
俊介「・・・」
少し躊躇しながらも、恵理子の肩を掴んでいた手をそっと背中に回し”ぽんぽん”と叩いてやる
俊介「もう大丈夫だ、大丈夫だから な」
背中を優しく叩きながら頭を撫でてやる 首にしがみ付いているので互いの耳と耳が触れ合い
胸に押し当てられている感触と下腹に感じる熱い感触、呼吸による互いの腹部への圧迫感が刺激になり
身体が火照って行くのが分かるが、そこは理性と愛情で押さえ込む
俊介「もう怖くないぞ、心配しなくてもいい」
ゆっくりと、恵理子は顔を起こして俊介の首から腕を解き、じっと顔を見つめる
潤んだ瞳、何処か不安気な表情に、何時もの明るく活発な面影は影を潜め、とても儚げな印象を感じさせた
恵理子「・・・おにぃ、・・・あの時の返事、まだ貰ってへん・・・」
その言葉に一瞬、ピクリと反応する俊介 ・・・頭を撫でていた手が不意に止まる
恵理子はそんな俊介の手を両手で包み込むように掴むと、自らの乳房にそっと誘導する
・・・恵理子の乳房に押し当てられる俊介の無骨な手
乳房の形が僅かに押しつぶされ、小さな傷跡が赤黒いアザのように強調される
俊介「・・・恵理・・・子」
俊介の手のひらに、硬くなっていく乳首の感触が伝わってくる
恵理子「・・・おにぃ・・・ 消して・・・? おにぃの感触で、あいつ等の・・・消して・・・?」
身体の芯から熱を帯びてくる感覚、溢れそうな感情に胸が張り詰め、心臓が高鳴る
ゆっくりと手を開き、掴みなおすようにそっと揉みあげる
恵理子「ん・・・ はぁ・・・」
吐息が漏れる 目を閉じ、身体を捩りながらその感触を受け入れる恵理子
俊介は身体を起こし、背中に回していた方の手で、もう片方の乳房を手の平で包み込む
・・・リビングの壁に掛けられた時計は夜10時32分を差し、秒針がゆっくりと時を刻んでいる
少し薄暗いフローリングの廊下、 生まれたままの姿で抱き合う二人
俊介に跨る格好で撓垂れ掛かる恵理子は、俊介に乳房を愛撫されながら、俊介の気持ちを感じ取ろうとしていた
恵理子「あ・・・ おにぃ・・・ もっと、強くして・・・ ん・・・」
両の乳首を摘まみ、きゅっと引っ張りあげる
恵理子「ん・・! ひゃあっ」
身体をビクンッと震わせながら艶っぽい悲鳴を上げる恵理子
徐々に汗ばんできた乳頭を指先で弄りながら、小さな傷跡に舌を這わせる
恵理子「はぁ・・・ん・・・ おにぃ・・・」
・・・ポタポタ と、透明の粘り気のある液体が滴り、フローリングの床に水粒を散らす
俊介「ちょっと・・・場所移すぞ」
腰に手を回し、しっかりと身体を抱き寄せると、座った体勢からすっくと立ち上がる
恵理子は俊介の身体に脚を絡め、再び首に腕を回して抱きついた
そのままリビングのソファーに移動し、恵理子の身体をゆっくりと横たえながら舌で乳房を愛撫する
恵理子「あ・・・ん ・・・はぁ・・・ おにぃ・・・ し、下の方も・・・」
少し俯きながら、恥ずかしそうに ゆっくりと足を開き、求める
赤み掛かった秘部からは先程までフローリングの床を濡らしていた透明の液体が
トロトロとした粘着質な滴りを混じらせながらソファーの窪みに水溜りを作って行く
俊介はその滴りの源泉にそっと指を近づけて行き、触れる
恵理子「!・・んふぅ・・・っ ・・・ん」
ピクンと反応し、指を噛んで声を出すのを我慢する恵理子
俊介の指に触れられた秘部から沸きあがる熱い塊は、あまりに刺激が強く
そのままでは叫ぶような喘ぎ声を上げてしまいそうになる、それが恥ずかしくて堪えているのだ
俊介「恵理子・・・ 我慢しなくていいぞ」
ヌルリとした感触の秘部の中心、割れ目の部分から滴る愛液を 塗り広めるように指でなぞると
くちゅっ と音を立てて、閉じた大陰唇から僅かに覗くピンク色の小陰唇がヒクヒクと震える
恵理子「んっ・・・ んん! んはぁ・・・ ハァハァ・・・ おにぃ・・・・」
トロンとした瞳でキスを求めてくる恵理子に、俊介は少し逡巡しつつもソレに応じた
熱を帯びた柔らかい唇が、俊介を求めて吸い付いて来る
恵理子「ん・・・ンン・・・・ ん・・ はぁ・・・ ・・・えっへへ♪ よかった、最初におにぃとキス出来て」
蕩けた表情を綻ばせてファーストキスを捧げられた事を喜ぶ恵理子
無垢な微笑、その湧き上がって来る愛しさに、俊介はたまらず今度は自分から恵理子の唇を奪った
恵理子「んん・・・ んく・・ んく・・ んくぅ・・・ んはぁ・・ はぁ・・・」
互いに糸を引きながら離れる唇、突き出された舌の先が名残惜しそうに絡みあう
俊介の唾液を飲み干し、完全に上気した恵理子は、俊介の胸元に当てていた手を這わせるように降ろして行き
股間で脈打つペニスへと手を伸ばすと、そっと掴んでゆっくりと扱き始める
恵理子「おにぃ・・・ しても、ええよ・・・」
そう告げてさらに足を開いて行く ・・・しかし俊介は首を振って優しくキスをすると告げる
俊介「それは・・・だめだ」
今日はここまで
なんか異様に眠たいです・・・・
寝たら死ぬぞ!
むしろ寝ないと死ぬw
>>84 兄貴踏みとどまっております
ココが兄貴の剣が峰ぇ!!!w
>>84 GJです。おにぃ、最期の一線を踏みとどまれるかw
ちなみに、CROSS CHANNELはKID作品じゃないです。いわゆるエロゲーです。
感想の全てがネタバレになりかねない作品なので、詳細はレビューページなどで確認してみてください。
他に、理由があって素の性格を隠している作品だと……電撃文庫の「悪魔のミカタ」とか。再読率が高い作品なのでお勧め。
>85
なんだかとっても・・・眠いんだ・・・
>86
まさに「生殺し」を実践しようかと^^
>87
調べてみたら例によってKIDがコンシューマー向けに移植やってましたわ
ループモノなんですねー、ループモノ好きなんだけどKIDが取り扱うのは痛いのが多いから・・・
>>88 むしろKIDさんの場合は、自社オリジナル作品だと良いのを結構出してるんだけど、移植となると、要らないことを
やって(原作知っている人からは)悪い評価を頂くというイメージが。
そもそもCROSS CHANNELは、下ネタが多いのですが。どうやって移植したんですかKIDさんw
妹「兄さん、デジカメという物を買いました」
兄「へぇ、何かカッコいいなデジタルっぽくて」
妹「ぽいんじゃなくてデジタルです。それはそうと兄さん……
私とハ『メ録りなんかしないからな』
妹「……………」
兄「……………」
妹「……兄さん」
兄「何かな?」
妹「…クーリングオフって7日以内でしたよね?」
兄「お〜ま〜え〜は〜ア〜ホ〜か〜」
妹「兄さん…そのノコギリはどこから?」
兄「突っ込むトコそこかよ!」
妹「いえ、突っ込むところは私のおmふがふがふが」
兄「(人として)恥ずかしいセリフ禁止ー!」
妹「兄さんって照れ屋さんですね」
兄「もういろんな意味で勘弁して…」
>89
結構無茶して移植してますよw>KIDの今までのエロゲ移植
>90
ビップスターかと思った^^
恵理子「なんで・・・? あたしとするの、いやなん・・・?」
懇願するような表情で見詰めながら、俊介のペニスを扱く手は止めない
『こんなになってるのに』という意思表示
恵理子「・・・それとも・・・ それが、返事なん・・・?」
淋しげに眼を伏せる ・・・3年前の告白
女として、一人の男として好きになってしまった兄への想い
俊介「・・・いや、違う」
俊介の眼は迷っていた 今、言うべきか やはり黙っておくべきか
今のこの状況に対する『フェアではない』という想いが決断を鈍らせていた
恵理子「おにぃ、今 迷ってるやろ・・・? ・・・あたし、簡単に流されたりせぇへんで?」
・・・潤んだ眼で、しかし しっかりと意志を孕んだ眼で見詰めながら向けられた言葉に、俊介は決心する
俊介「・・・お前の事が、ずっと好きだった」
恵理子「!・・・・」
身体の奥から打ち震えるように息を呑み、眼を見開く
俊介「だけど、今はだめだ 俺にはまだ、お前を養って行く力が足りない」
その眼を真っ直ぐに見詰めて、そう語る
恵理子「おにぃ・・・」
潤んだ瞳をさらに潤ませながら顔を綻ばせる恵理子
俊介「・・・正直いうとな・・・、怖かったんだ あの時」
・・・3年前の告白
俊介は恵理子の気持ちが嬉しかった、自分と同じ想いだった事が嬉しかった
しかし、同時に怖かった 性的な事への興味が強い思春期の入り口
『好き』という気持ちが直ちに『SEX』に繋がってしまう思考
何時も何時も、恵理子の事を想い、恵理子の裸を想像してしまい、恵理子との絡み合いを妄想してしまう
『きっと歯止めが効かない』 恵理子の事は大好きだ、Hもしたい ・・・しかし
俊介「身体ばかり求めて、性欲が満たされたら それで終わってしまうんじゃないかって想ったら怖かったんだ」
性に目覚め、マスターベーションを覚えた頃の、所謂 抜いた後に来る虚無感
互いの気持ちを確かめ合えば、必ず互いの身体を求め合うようになる、その時に
求め合って行為が済んだとたん、恵理子に対する気持ちが、あの虚無に飲み込まれてしまうのではないか
恵理子「そう・・・ やったんや・・・ おにぃ、そんな風に考えてくれてたんや・・・?」
・・・自分の気持ちを誤魔化す為、馬鹿な言動を取り続けた
それなりにスキンシップもあったので、淋しくは無かった
少しづつ、『SEX』についての知識も深め、歯止めの効かない事への気持ちは整理も出来た
学校を卒業し、社会に出てからは 恵理子を自分の力だけで養っていける経済力を身につけようとした
恵理子があの日、あの時の怒ったままの関係で居てくれたから、何時か答えを出すつもりでいた・・・
恵理子「・・・おにぃ、ごめんな・・ あたし、忘れてた・・・あの時の事 ・・・ずっと忘れててん」
俊介「そうさせたのは俺のせいだ、・・・それに思い出してくれたんだろ?」
また、キスを交わす ・・・お互いの気落ちを交換するように、啄むような短いキスを何度も交わす
恵理子「もう忘れとうない・・・ おにぃ、おねがい・・・」
恵理子はソファーの背もたれに片足を乗せ、自分の指で秘部を押し広げながら
掴んでいた俊介のペニスをソコにあてがった ・・・恵理子に扱かれて粘液に包まれた亀頭が秘部の表面を擦る
恵理子「・・・おにぃ・・・ はよぉ・・・ はよぉ、してよぉ・・・」
熱い吐息も荒く、切なげな声で俊介を求める恵理子 ・・・秘部にあてがわれた俊介のペニスは痛い程に猛っている
カウパー液の滴る亀頭の先は、ヒクヒクと涎を垂らしながら侵入を心待ちにする小陰部の表面と粘液を交換し
お互いの鼓動を脈打つリズムによって僅かに揺れて、糸を引き合いながら擦れあう ・・・しかし俊介は動かない
恵理子「ハァ・・ハァ・・ おにいぃ〜・・・ もう・・我慢でけへん・・・ おねがい、してよぉ〜」
泣きそうな嬌声を上げて懇願する恵理子に、俊介は このまま突き上げたい衝動を無理矢理抑えると
恵理子身体を抱え上げるようにして乳房に吸い付き、乳首を軽く噛んだ ビクンと跳ねる恵理子の肢体
そのまま乳房にキス、ちゅっ・・ちゅっ・・ちゅっ・・ 腹部からヘソの周り、下腹部へとキスをしながら降りて行く
恵理子「んっ・・・ はぁん・・ はぁう・・・ おにぃ・・・ どうして・・・?」
俊介「・・・学園の卒業、それまではダメだ ・・・その代わり、ちゃんと俺を刻み付けておいてやる」
遂にキスの進行は秘部の花弁にまで到達し、愛液の溢れる出る割れ目を何度も何度も攻め立てた
・・・ちゅっ・・ ちゅっ・・ ちゅくっ・・ ちゅぷっ・・ ちゅうっ ・・・ちゅっ
恵理子「ひっ・・・! ひんっ・・ んっ! んふぅっ・・・ ひぁっ!」
秘部へのキス攻勢に身を捩りながら 頭の奥でチラチラとし始めた白い火花を感じ取る恵理子
自然に腰が動き、身体が波打つようなリズムで俊介の唇の刺激を求めて恥丘を突き出す
恵理子「あっ あっ・・ やぁ・・ とまらへん・・・」
股間を突き出して俊介の唇の刺激を貪ろうと腰を振る自らの行為に羞恥を覚え真っ赤になる
しかし恥ずかしさとは裏腹に、恵理子の身体はまるで別の生き物のように求めて揺れ続け
そんな恵理子の様子に、俊介は愛しさを込めて 愛液の溢れ続ける割れ目に舌を挿し入れた
恵理子「んひぃ! あぁっ ・・・おにぃっ ・・ふぁっ ・・あぁ それ・・・それ キモチイイ・・・ あっ ・・あっ」
身体中を突き抜ける快楽に背中を反らせて打ち震え、歓喜の声をあげて鳴く
恵理子「ひぁっ・・・おにいぃ・・きもちいぃ ・・きもちいぃっ ・・あんっ! ・・おかしくなりそう・・ ひぁんっ」
ソファーをギシギシと鳴らしながら悶える恵理子は、跳びそうな意識を抑えて俊介の顔を両手で挟み起こす
恵理子「ハァ・・・ハァ・・・ おにぃ・・・ おにぃのも・・させて?」
息も絶え絶えになりつつ、そう訴えかける恵理子の申し出に、俊介は少し迷いつつも応じる事にした
仰向けになる恵理子に覆いかぶさるようにしてペニスを顔の近くへ持っていく
恵理子「ハァ・・・はぁ・・・ おにぃのって・・こんなおっきいんや・・・」
恵理子の吐く火照った吐息が掛かり、猛り疲れしていたペニスはまた硬度を取り戻す
両手で包み込むように掴むと、亀頭の部分に舌を這わせた・・・垂れっぱなしだったカウパー液の味が舌に広がる
俊介「っ・・く ・・う」
・・・これ以上無いほど猛っていたペニスの先を、恵理子に舌で刺激されて思わず声が漏れる
恵理子『おにぃ・・・きもちええんや?』
恵理子は俊介の呻きが嬉しくて亀頭の周りを舌でくるくると舐めあげたあと、ゆっくりと口に含んだ
そして皮の繋ぎ目の部分を刺激しながら 歯を立てないようにする為、もう少し深く咥え込む
俊介「うぁ・・ え、恵理子・・・」
今までに感じた事のない口による愛撫の感触に身体を震わせつつも、恵理子への愛撫を再開する
恵理子「んっ ・・んふぅ ・・んんっ ・・んむっ」
しょっぱい味『おにぃの味』を亀頭を包む舌に感じながら 『おにぃの喜ぶ所』を舐め探っていく
秘部を舌で責められながら、俊介のペニスを自分の口に含んでいる事にSEXの一体感のような繋がりを感じ
包み込むような気持ちに満たされてくるのを感じていた 濁流のように押し寄せる歓喜にも似た激情
恵理子「んんんっ ・・んっ んっ んっ ・・んんっ 」
俊介「う・・く・・・ え、恵理子・・・出そうだ・・・」
自然に動き出しそうな腰を必死に抑えて堪えてきた俊介に限界が来た
恵理子「んっ んはぁ・・ ええよ・・ くちに出して? ・・・ん・・・んぷっ」
そういってさらに奥まで咥え込むと、頭を上下に振って口でペニスを扱きはじめる
俊介は頭が真っ白になって行くのを感じながら夢中で恵理子の秘部を責め上げた
恵理子「んっ ・・んんっ ・・んぷっ ・・んっ ・・んぐっ ・・んふっ! んぐっ! ぐぇっ!」
俊介「あ・・・ぐ・・・ も、もう・・・」
遂に抑えが効かなくなった俊介の腰が、快楽を求めて激しく揺れ始める
喉の奥を突かれて嗚咽を漏らしながらも、恵理子は天にも昇るような興奮に包まれ始めていた
恵理子「ん゛っ! ・・・う゛ぇっ! ・・ぐふぅっ! ・・・んぐぅっ!」
俊介「え、恵理子 すまん・・・腰がとまらん」
恵理子『おにぃが・・・ おにぃがあたしの口、犯してる・・・ きもちよくて 犯してるんや・・・』
恵理子を気遣いながらも止まらなくなった腰は、ひたすら恵理子の温もりを求めて口内で暴れるペニスを
容赦なく喉の奥まで突き立てた 恵理子はそれを全て受け止めながら自らも絶頂に達しようとしていた
やがてそれらは限界を超える
俊介「・・・出る!」
<<ビュッ・・・ビュルゥッ・・ドクッ・・・ドクッ・・ドクッ>>
恵理子「んぐっ!! んぶぶううううっ ・・ごぶっ ・・んぐっ ・・んぐぶっ」
大量の精液が口内に吐き出され、喉の粘膜を叩いた
同時に恵理子も絶頂に達し、全てを愛しく感じる覚醒したような光に包まれた意識の中
愛しい俊介の全てを愛し、全てを感じ、全てを受け入れ、全てを飲み干した
・・・霞掛かった意識がゆっくりと晴れていく
ザァーーっという水音に気だるい意識が鮮明になってくる
ここは風呂場、恵理子は俊介に抱えられながらシャワーを浴びていた
俊介「お、眼が覚めたか」
恵理子「・・おにぃ ・・・あたし、どうしたん?」
俊介「すまん、俺だけイったら悪いと思って、出したあとお前のアソコずっと責めてたら・・・失神させてしもた」
射精と同時に恵理子も絶頂に達していたのだが、そんな事とは知らない俊介は全力で恵理子の秘部を責め立てた
恵理子「あ・・・そうなんや・・・ あー・・・そういえば・・・めっちゃ気持ちよかったわ♪」
俊介「そ、そうか」
にへへぇ〜と顔を赤らめながら綻ばせる恵理子に、俊介はドギマギしながら恵理子の身体を洗ってやった
・・・二度目のシャワーから上がると、時刻は1:23分を指していた
恵理子「うわー 早よ寝なあかんなー・・・ おにぃ、お腹空いてる?」
冷蔵庫の中を物色しながらそう尋ねるが
俊介「減ってるけど、明日は俺も仕事だからこのまま寝るよ」
恵理子「そっかー あたしも寝る前に食べたら太るから止めとこ」
結局、昼の間に作っておいた麦茶だけ飲んで冷蔵庫は閉じられた
恵理子「おにぃ、・・・一緒に寝る?」
俊介「やめとく」
恵理子「うわっ なにその即答!」
あまりに素っ気無い返答に頬を膨らませる恵理子
俊介「夜中に我慢出来なくなるのが怖いんだよ、お前拒まないだろ?」
恵理子「え・・・うん、まあ・・・ えっへへ♪」
実にストレートな俊介の答えに満足し、今更ながら照れる恵理子だった
恵理子「おにぃって、意外と怖がりやねんなぁー♪」
俊介「お前を傷つけそうな事に対してはな、お前を守る為だったら何も怖くないぞ?」
真顔で言う俊介、そして
恵理子「・・・おにぃ・・・」
素で受け止め、感動する恵理子 ・・・恋する乙女心全開中であった
―‐この日、想いを受け止めあった二人は、別々の部屋で床に付くのだった‐―
とりあえずここまでで終了
次はまた学校編になるのですが・・・
>>106 GJです。
個人的には、おにぃには妹の処女を奪って欲しくないと思っている俺ガイル。
ちゃんとした貞操観念を持ってるんなら、ペッティングとかその辺で止めておくのも、妹に対する愛情だと思うんだ。
妹からすれば、「一番大事なのはおにぃだから、おにぃにあげたい」って気持ちなんだろうけど。
>106
純愛路線まっしぐら、一線を越えないように頑張る兄って(・∀・)イイ!!
そして学校編に期待。
>73
>ちょい役の筈
わかりますよ…俺も作品数が増えてくるとつい過去キャラや登場予定
キャラを絡めてしまうし。
>90
ゑ炉馬鹿な妹乙
一度三国氏の本格的妹攻めSSが読みたいなぁ〜…と書いてみたりする。
そして誰もいないこの隙に新作を少し投下。
「やぁ…」
「よぉ…」
何年も変わらない俺達の挨拶。
隣に住む少し歳の離れた日向と俺の挨拶だ。
それが今、俺の部屋の中で行われた。理由は簡単、今や家族同然
に扱われているこいつが家に来ても余計な挨拶など無く素通り出来る。
だから仮に俺がティッシュを横付けにして男ならではごく普通な
行為をしている時に出現してもおかしくはない。実にスリル満点の
生活なのだ。
「それじゃあ…おやすみ。」
「コラコラ…また寝るんかい!もう朝だぜ…ほら起きろ!!」
「ぐぉおぉ…止め…うぅ…くそ…卑怯な…」
「だったら目ぇ覚ませ!」
朦朧とする意識の中で抗うのはほぼ不可能だ。貴重なアイテム
の枕をを強奪され俺は起床を余儀なくされた。
「なぁ、俺が朝弱いのは…」
「知ってる。だから早めに起こしに来たんだろ?」
「遊ぶんなら午後からにして…あぁ返せ!」
「んぐぐ…今日送ってくれる約束だろ…ぬぅ…あぁ往生際が悪い!
さっさと…起きろ…お…わぁあぁ!!!」
毛布の奪い合いを諦めたまでは良かったが力を緩めるタイミング
を謝り日向はそのまま弾みを喰らい転倒した。
「やべぇ…あぁ…すまん…い…今のはあくまでも…ふ…不可抗力
と言う奴で…あ…あの…」
「ぬ…ぐぐ…い…痛ってぇ…」
「さて…準備するか…あ…わぁあぁ!」
「逃げんなコラぁ!!!」
逃亡劇は瞬く間に終了した。
幼い頃から俺と入り混じって遊んでいたせいなのか、日向の言葉
遣いは立派な男だ。
そしてこの乱暴さも…
(*・∀・*)
「痛てて…止めんか…あぁ…こ…コラ…」
「兄ちゃんに乱暴されたぁあぁ!!」
「紛らわしい発言…わ!あ…」
頭をしこたま殴られたうえに気が付くと母が俺達の目の前に立ち
開(はだ)かる。
「あなた…歳の離れた女の子に対して何を…」
「あ…あの…お…御母様…それは誤解…」
「判ってるわよね?日向ちゃんに何か有ったら…」
「うわ、ウチの母ちゃんといい勝負…」
「んん?何か言った??」
「わぁあぁ!な…何でもない…。おぉ…やっぱ凄ぇな…」
俺だけに睨みを効かせている筈なのにいつの間にか日向までが
その迫力に圧倒されて沈黙しつつある。
何はともあれ…今日はさんざんな一日の始まりであるのは確かな
ようだ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今日の送り迎えは母が勝手に快諾した事。今までにもこんな風に
俺の意思と予定の確認、そして通知が忘れられている事は珍しく
ない。いやむしろそっちの方が断然多いかもしれない。
「何で俺に丸投げするかなぁ…。」
「いちいち愚痴るなよ。それとも…俺の送り迎えは…い…嫌…」
不安げな口調で日向が逆に愚痴ろうとする。
「そんな事は無い。せめて一言事前通知が欲しかっただけだ。」
「む…うぅ…そ…それだけ?」
眉を顰め未だ何か伺おうとしている。
「あぁ…しかし…判っていたならさっさと昨夜は…ふぁ…あぁ〜」
「あ〜あ、だらしねぇなぁ…。」
「さぁて、この車に揺さぶられれば俺も安眠…」
「それじゃ永遠の眠りになっちまうだろ!頼むぜ…ちゃんと俺の
試合を観てくれよ!!」
バンバンと激しく背中を叩かれる。結構痛いのだが、眠気覚ましに
うってつけなので抵抗はせず全部受け止める。
「あぁもちろんだ。大将に選ばれたんだったっけ?」
「あ…あはは…ははは…」
「何だ…気持ち悪いな…」
「いやいや…兄ちゃんがちゃんと覚えていたとは…えへへ…」
感情の起伏が激しい日向だがその笑顔を見ていると俺は何故か
少し嬉しくなった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「邪魔くせぇな…しかも何だあの下手糞な停め方は…」
「同感だ。普通の車で来なくてよかった。」
「なぁ兄ちゃん、この軽四以外に普通車なんて…」
「そこは突っ込まんでいい。」
行く手を遮る大きめの独逸車。運転手と思しき人物は素知らぬ顔
で立ち話を続けている。
「やっぱり、あいつの母ちゃんか。全く…どうせ車自慢だろ。」
「知り合いなのか?」
「本日の中堅。」
「ほぉ…それはそれは…」
相手の身元判明と同時に渋い顔をする日向。あまり仲が良くない
のは想像に難くない。
「あの一緒に並んでいる子か…ほほぉ…まぁ見た目は可愛い…い…
痛てて…」
「あぁもぉ兄ちゃんまで!そうやって初対面は騙されるんだよ!!」
あからさまに気分を害した日向が俺の胸ぐらを掴み激しく訴える。
「分かったから…とりあえず近くに停めるぞ。」
「どうするんだ?」
「こういう時こそ、この車の利点を活かすんだよ!」
歩行者に注意しながら俺は近くの芝生目掛けて車を寄せそのまま
乗り上げる。
「これぞ浜松名物ラダーフレームボディで御座い。」
「うわぁ…そう来たか。さてと…」
勢いよく飛び出し日向が車体後部に回り込む。
「ん、結構傾いてるな。おい、慌てて開け…」
「うわぁ!言うのが…遅いって…とと…わぁあぁ!!!」
「あ〜あ…」
急激に開いた横開きのリア・ゲートと飛び出した防具のせいで今度
は違う意味で騒がしくなる。
今晩はココまでにします。
幼馴染シリーズ第三作目と言った所でしょうか…今回は気をつけないと
ショタっぽく読まれるかもしれない諸刃の件、結構手強いかも…。
そして毎度ながら勢い良く食いついてくるJCT氏の支援、感謝します。
感想・リクエストお待ちしています。
・・・翌日
恵理子「おにぃ、今日仕事終わんの何時なん?」
俊介「今日は5時、残業なし、・・・の予定」
恵理子は登校の、俊介は出勤の準備を其々済ませながら今日の予定を話し合う
恵理子「ふーん、ほな商店街で買い物して帰ろうーや」
俊介「ああ、いいぞ」
俊介に手作り弁当を渡しながら、恵理子は微妙な表情をしてみせる
恵理子「・・・」
俊介「ん? どうした?」
弁当を受け取って鞄にしまいながら問う
恵理子「な、なんか おにぃが普通やと調子狂うわ」
俊介「変態のがいいのか? この淫乱変態妹め!」
恵理子「うわっ そーいうコトゆーか! このロリコン変態兄貴め!」
俊介「まて、ロリコンは違うだろ」
そんな今までの高坂家の朝の光景とは、少し違った光景を展開しながら
二人はバタバタと玄関に移動する
恵理子「いってきまーす」
俊介「いってくるぞー」
バス停から商店街までは同じ道程、そこから俊介は会社まで歩いて出勤
恵理子はこのまま学園前まで乗車する バスの窓から会社に向かう俊介に手を振った
恵理子「ほな、夕方な〜」
・・・学園、朝のホームルーム前の休み時間
恵理子は一時間目の教科書等を用意しつつ、周囲の視線を訝しんだ
登校中は普段と変わり無かったのだが、門をくぐって学園内に入ってから
どうにも奇妙な周囲の視線を感じる
元々学園で女子に人気のあった和哉との恋仲を囁かれていた頃から
妬みや嫉妬の視線は日常茶飯事、掃いて捨てる程受けていたし
一年の頃に絡んできた三年の不良グループを叩きのめした事から好奇の視線も受けてきた
それでなくとも俊介がああだったのだから、人々の視線には敏感かつ慣れっこだったので問題なかった
しかし、今日の学園内で感じる視線は、好奇の類ではあるが、何処か嫌な雰囲気を纏ったモノだった
恵理子『う〜ん、なんやろ? 昨日の事が広まってるわけ無いしなぁ』
そんな事を思いながら首を傾げている所に、智子と麻由美が青い顔をして教室に走りこんできた
智子「恵理ちゃん!」
恵理子「あれ、二人ともどうしたん? 朝の時間に来るんなんか珍しいなぁ?」
智子と麻由美の二人は顔を見合わせ、『やっぱり』といった表情で頷くと
智子「恵理ちゃん、ちょっと来て・・・」
真剣な表情で手招きしながら教室のドアと所まで歩いていく、麻由美も心配そうな表情でそれに続く
恵理子「いったい どないしたんよ・・・」
とりあえず、二人の後に付いて行くと 教室の隣、誰も居ない会議室に入った
鍵は学級委員である智子が学園内に居る間は持ち歩いている為、
重要なモノが置かれていない準備室や会議室には自由に出入り出来る
智子「・・・恵理ちゃん、落ち着いて見てな?」
出勤前に支援
・・・そういって智子は制服のポケットから くしゃくしゃに丸めた紙を取り出し
ゆっくり広げていく、そこには・・・
恵理子「・・・なにこれ」
両手を頭上で縛られ、両足を開いた態勢で足首をロープで固定され
乱れた制服から乳房を露出した半裸の姿で、薄汚れた何処かの部屋に拘束されている
恵理子の写真をA4サイズの紙にプリントしたモノだった
麻由美「恵理子ちゃん・・・」
麻由美が心配そうに恵理子の顔色を窺う
智子「今日の朝登校してきたら、学校中の掲示板に貼り付けてあったんよ・・・直ぐに全部剥がしたけど」
智子が登校して来た時には、既に掲示板前に人だかりが出来ていたらしい
智子「先生に相談したら・・学校側は昨日の事こと公表せえへんみたいやし・・・」
麻由美「それに・・・、さっき見てきたら・・ 和哉くん、・・・来てるみたい」
なんと言って良いのか分からず、心苦しげに現状を伝える二人を他所に
写真のプリントをじ〜っと見ていた恵理子は一言、呟いた
恵理子「コラやん」
智子&麻由美「「・・・へ??」」
恵理子「これ、あたしの顔だけくっ付けた出来の悪い合成写真やで、あたしの胸こんなでか無いし、ホクロ無いし
こんな色のパンツ持ってないし、身長合ってへんやん、ソックスも色違うし、しかもこれ制服ちゃうやん
こっちからライト当ててたのになんでコッチに影が出来てるんよ、首から上は影が逆やし、下っ手糞やなぁ」
一気に捲くし立てて写真の矛盾点を指摘しまくる
恵理子「和哉来てるって?」
麻由美「え、・・・う、うん 教室にいてたけど・・・」
平然としている恵理子の様子に智子&麻由美の方が固まっている
恵理子「そ〜か・・・あいつの仕業やなぁ? あのアホがっ」
そう、吐き捨てるように呟くと プリントを持ったまま会議室を飛び出して行く
慌てて後を追う智子&麻由美、何処か余裕のある恵理子の様子に、智子は何かを悟るのだった
-----------------------------------------------------------------------
・・・窓際の席、数人の取り巻きが黄色い声を上げる何時もの光景
頭に包帯を巻き、やはり包帯で腕を釣っている和哉が
取り巻きの女子生徒と談笑をしている
もうちょっと時間が有ったので再び支援
取り巻き1「和哉君、大丈夫? 痛くない?」
和哉「うん、見た目ほど大したことないんだ」
取り巻き2「どうしてそんな大怪我したのー?」
和哉「いやぁ 昨日、高坂とデートだったんだけどさぁ」
ピクリ、と、取り巻き達の眼が反応する
和哉「高坂って元気な所があって、時々無茶しちゃうもんだから 喧嘩に巻き込まれちゃって・・あはは」
取り巻き3「え〜〜〜ひっどーい、それで和哉君に怪我させたのー?」
取り巻き2「ふつーデート中に喧嘩なんかするー?」
口々に恵理子の事を批難する取り巻きの女の子達
和哉「いや、高坂は悪くないよ・・・ 僕が情けないのがいけなかったんだ・・・
お陰でなんだか、振られちゃったみたいでね・・・ あはは、格好悪いなぁ 僕って」
取り巻きーズ「えー和哉君は悪くないよ」「和哉君、可哀想」「元気だして和哉君」
和哉「うん・・・ ありがとう」
・・・けっ テメーラみてぇな取り巻き 興味ねーんだよ、だが役には立って貰おうか
<<ガラッ ・・・バンッ>>
けたたましい音を立てて教室の扉が開き、その音に教室内の雑談等によるざわめきが一瞬消えて
教室に居た生徒達の視線がドアの所に立つ女子生徒に集中した
へぇーやっぱりこっちに来たか・・・、だがそれも想定内だ
こいつらや他の女供はほぼ全員俺の味方、しかも朝の掲示板騒ぎで男供もひいてるだろーしな
自分から『レイプされかけました』、なんて言える女はいねぇ・・・ たっぷり恥かかせてやる!
恵理子は男子からの好奇の視線や、女子からの敵意の視線を無視して和哉を見つけると、一目散に走って来る
和哉「あ、高坂・・・ 昨日は大丈夫だった?」
くっくっく・・・さあて、どんな反応するかな?
<<ドバキャッ>>
和哉「ぶぎゃっ」
走り込んで来た恵理子はその勢いを殺さずそのまま和哉の顔面に跳び蹴りを食らわせた
椅子からもんどり打って転げ落ちる和哉、・・・凍りついたように静まり返る教室―
恵理子「あんたやろっ! こんなしょーもないもん作って張り廻ったんわ!」
そう言って持ってきた合成写真プリントを投げつける
取り巻き「ちょ、ちょっと高坂さん なんて事すんのよ!」
恵理子「・・・あんな? 取り巻きは黙ってひっこんどれ・・・ な?」
・・・恵理子に食って掛かる取り巻きは、その底冷えするような”ガン”に震え上がって沈黙する
和哉「てて・・ 酷いなぁ高坂」
くそったれ・・・っ なんだこいつ! 行動が想定外過ぎるだろーが!
表面の仮面は崩さないまま、和哉はあまりも予想の斜め上をいく恵理子の行動に悪態をつきながらも
この局面をどう切り抜けるか思案していた ・・しかし、恵理子の行動はさらに想いも寄らな過ぎた
恵理子「あんたなぁ、5人がかりであたしの事レイプしようとして失敗したからって、嫌がらせがコレか?」
教室が一瞬ざわつく ・・・和哉は信じられないモノを見るような目で恵理子を見上げた
恵理子「ナイフで脅すわ、金で釣った手下に見捨てられるわ、うちのおにぃにシバかれるわで、あげくにこれ?」
恵理子はスゥーっと目を細めると、見下すように醒めた目で言った
恵理子「小さい男・・・ 情けなぁ」
フッと口の端に笑みさえ浮かべて向けられた侮蔑の視線に、自尊心を刺激された和哉は思わず激昂する
和哉「て、てめぇ・・・」
恵理子「あぁん? なにそれ? 凄んでんの? 小学生でもビビらへんと思うで?」
和哉を足蹴にしながら挑発を続ける恵理子と、雰囲気が明らかに違う和哉の様子に、取り巻きはもちろん
周囲の生徒達は誰も動く事が出来ず、教室の外には何時の間にか他のクラスの生徒達が人垣を作っていた
恵理子「女相手に一人じゃな〜んも出来ん癖に・・・ 粋がんなっ、この根性なし!」
和哉「んだとこらぁっ! てめぇこそヨガって泣き喚いてた癖に調子乗ってんじゃねぇー!」
恵理子「泣かされたけど喚いてへんし、ヨガってへんわっ 下手糞ー」
和哉「なっ て、てめ・・・ 」
言いかけてハッとなる和哉 ・・・恵理子はさっきとは少し雰囲気の違う不適な笑みを浮かべている
和哉『・・・俺 今、何を言った・・・???』
慌てて周囲を見渡す ・・・教室内に漂う重苦しい空気と、訝しむ視線、視線、視線・・・
自分が思わず口走った内容を思い出し、自爆をやらかした事を悟る
和哉「・・・ちっ!」
煩わしそうに舌打をしながら鞄を掴むと、教室のドアに向かう
恵理子「なんや、逃げるんか?」
和哉「うるせぇ!」
そのままドアの周りに居た生徒を乱暴に押しのけながら、和哉は教室を出て行った
静まり返った教室、和哉の取り巻き達も立ち尽くしたまま所在なさげに顔を見合わせている
・・・一部のコアな取り巻きは『黒い和哉君もかっこいいーv』とか呟いていたが
和哉が出て行ったのを見送った教室の中の生徒達の関心は、その当事者である恵理子に向けられる
・・・恵理子は和哉が見えなくなったのを確認すると、その場にへなへなと座り込んだ
智子「え、恵理ちゃん!」
麻由美「恵理子ちゃん!」
慌てて駆け寄る親友の二人に、力無く笑顔を向ける恵理子
智子「恵理ちゃん、大丈夫?」
恵理子「あはは・・・大丈夫、だけど・・・ ちょっと保険室で休ませて貰おうかな・・・?」
緊張が解けて力が抜けた恵理子を、智子と麻由美が両側から支えて教室を後にする
一連のやりとりを見ていた周囲の生徒達は、それまでに恵理子に好奇の視線を向けていた事への
バツの悪さからか、微妙に気拙そうな表情で視線を外していた
結局、学園側は和哉と不良グループの所業に関する公表は控えた
しかし、この日を境に和哉に対する周囲の認識は、明らかに違うモノとなった
しーえーんー
>106
学校編ドゾー
実はこの学校編から新章に入ってます、主人公変わります
>108
兄妹の関係を貫いて愛し合うか、男女として愛し合うか・・・ですな
>109
学校編の支援ドモー
格闘幼馴染ボーイッシュ少女でお兄ちゃんモノですか^^
>138
しえんドモー
うーむ、今日の午後の分が出来てるんだけど
どうしようかな
・・・閑静な高級住宅街の一角 如月家
和哉『ちくしょう ちくしょう ちくしょう!』
学園のホームルームが始まる前に帰宅した和哉は、部屋で独り、憤りにもがいていた
昼過ぎまでは不貞寝して過していたが、寝る事に飽きると平日の昼間では何もする事が無い
そうしていると、また学園での事を思い出し、イライラが募ってくる
和哉「あのやろう!」
『野郎とちゃうわっ』そんな恵理子の反しが聞こえた気がした
和哉「ちっ・・・ ムカつく兄妹だぜ・・・」
ごろりとベットに転がり、時計を見る
時刻は夕方の4時を回った所だ、そろそろ”沙耶”が帰って来る頃かもしれない・・・
・・・カチャンと玄関の鍵を開ける音がして扉が開き、この家の住人の一人が帰宅を告げる
沙耶「ただいま― 帰りました」
玄関で靴を脱ぐ時、和哉の靴があるのをみて首を傾げる
和哉の学園ではまだ放課後の筈なのだが・・・と
和哉「「沙耶っ!」」
部屋から呼ぶ声が聞こえる、声の感じからして随分と機嫌が悪そう・・・等と想いながら
沙耶は返事を返して和哉の部屋に向かう
沙耶「和哉さん・・・ 今日は、どうしたんで・・・きゃあっ!」
ドアをノックして部屋に入るなり、いきなり髪を掴まれて 床の上に引き倒された
沙耶「い、痛いですっ 和哉さん・・・」
和哉「うるせぇ!」
和哉は沙耶の髪を掴んだまま、床に倒れた沙耶の顔を無理矢理上げさせると
その口元に自分の勃起したペニスを押し当てた ・・・ズボンは既に部屋の隅に脱ぎ捨ててある
和哉「さっさと咥えろよ!」
沙耶「は、はい・・・ あ・・む」
沙耶は裏筋から竿を絡めとるように舌を動かしながらソレを咥え込み
顎を上下に、頭を前後に動かして扱き上げていく
沙耶「んっ・・・ んっ ・・んっ ・・んっ ・・・んっ」
かなり卓越したその舌捌きに和哉は直ぐに昇り詰め、そのまま沙耶の口の中に射精する
そして沙耶もそれを当然のように受け止め、飲み干し、最後の一滴まで吸い上げる
和哉「・・・、・・・もういいぞ、行け」
沙耶「ん・・・、はい・・・ 失礼します」
沙耶は口元を押さえながら和哉の部屋を後にし、自分の部屋に行く前に洗面所に向かった
和哉「・・・」
溜息を付きながらベットに腰掛け、沙耶の愛撫の余韻に浸りながら新しいパンツを出して履く
沙耶は、義理の妹だ 自分が小学生の頃、この家に来た 今では自分の肉奴隷、淫乱な雌豚だ
和哉「・・・ち」
アイツは俺の肉奴隷、肉便器、誰のちんぽでも咥え込む淫乱な雌豚なんだ・・・
自分にそう言い聞かせるように、沙耶の痴態を思い浮かべ
その先の記憶に触れないようにしながら気持ちを切り替える 意識を・・・抑え込む
・・・如月家 洗面所
沙耶「(クチュクチュクチュ・・・ぺっ)・・・はぁ」
一通り口臭予防なうがいを済ませて一息ついた所に、聞き慣れた声が掛かった
和美「なぁに? また和哉のちんぽ舐めてたの?」
沙耶「あ、お姉さん」
和哉の実の姉である”和美”は、気だるそうに斑な金髪に染めた髪をぽりぽり掻きながら
階段を降りてきた、 ・・歩くたびに腕やら首やら耳朶やらにぶら下った大量の装飾品が
ラメの様な光を反射しながらガシャガシャと音を立て、キツめの化粧と香水の匂いが周囲を侵食する
和美「あんたも大概よくやるわねー、嫌なら嫌って言わないと、アイツ何処までも付け上がるよー?」
沙耶「いえ、和哉さんにされるのは イヤじゃないですから・・・ それに・・・」
・・・『それに』の後を続けようとして、和美に手で制される
和美「はいはい、”和哉さんがあんな風になったのは自分のせいですから”・・でしょ?」
沙耶「・・はい」
聞き飽きたわよ、と言うようなゼスチャーで肩を竦ませる和美に、短く肯定の返事をする沙耶
和美「それにしたってねぇ〜 あんたその内身篭るよー?」
沙耶「それは・・別に」
和美は俯き加減で赤くなる沙耶に溜息を付きつつ
和美「あーたが良くてもアイツが了承しないっしょーが、どうせ堕ろす事になるんだし、気いつけなきゃ」
沙耶「はい、ありがとう お姉さん」
見た目はチャラチャラしていて口調も乱暴な人だが、本気で自分を心配してくれている事を沙耶は知っている
・・・ようやく自分の部屋に戻った沙耶は、鞄から今日の宿題を出して机の上に並べ
壁のハンガーを取って制服の上着を掛けようとし、襟の所に付いた白い染みを見つける
沙耶『あ・・・和哉さんの、付いちゃった こぼしちゃったのかな?』
ウェットティッシュで丁寧にふき取り、スカートも一緒に引っ掛けると
普段着に着替えて宿題に取り掛かる ・・・ここ1年程続くほぼいつも通りの生活サイクル
沙耶『和哉さん、今日イライラしてたみたいだけど、何かあったのかな・・・ 昨日は怪我をして帰って来たし』
考え事をしつつも宿題の手は休めず、訳の問題などを解いて行く
沙耶『昨日の夜・・・あの小屋で撮った写真、どうするのかな・・・? また和哉さんのお友達に見せるのかな・・?』
警察から事情聴取を終えて帰って来た和哉は、沙耶を雑木林の小屋に連れ出し、そこで縛り付けて写真を撮り
そのまま沙耶を犯して深夜に帰宅、その後も遅くまで部屋の明かりは灯っていた ・・・沙耶は腕のアザを眺める
沙耶『そういえば・・・ 昨夜は珍しく長く前戯をしてくれたような・・・ 腕が痛かったけど、嬉しかったな・・・』
宿題の三分の一を済ませた所で、夕食の準備をしに部屋を出る
沙耶『いつかまた・・・ 昔みたいに・・・、和哉お兄ちゃんって呼べるようになると・・・いいな』
如月家の家事全般は家政婦さんと沙耶が交代で受け持っていて、今日は沙耶が当番だ
拾い立派なダイニングテーブルはもっぱら家政婦さんが食事を摂るのに使うくらいで
普段は其々自分の部屋に持って行って食事を済ませる、もっとも和哉の食事は何時も沙耶が運んでいる
沙耶「和哉さん、お夕飯ですよ?」
声を掛けてから部屋に入ると、和哉はベットに転がったままじっとしていた
部屋に置いてあるガラステーブルに夕飯を並べ終え、和哉の様子を窺ってみると、・・・眠っているようだ
沙耶は起こそうか寝かせておくか迷ったが、食事が冷めてしまうので起こす事にした
今日はここまで
新章・和哉編
>>149 妹っょぃゎぁ色んな意味で
そしてその強さを引き出した兄GJ
和哉がいかにして腐ったか…続き楽しみにしてます
>>149 本当に妹、強いですな。なんというか、格好いいですわw
んで、和哉の義妹の沙耶……こういう立ち位置のキャラには、弱かったりする。
無理にハッピーエンドにならなくても良い。ただ、こういう娘が幸せにならなきゃ嘘だ、とは思う。
(つか、「自分のせい」って思い続けている娘が苦手なだけ。横っ面ひっぱたいて、前を向かせたくなる)
>150
ちょっと暗い雰囲気が続くかもしれません>和哉の原因
>151
ハッピーエンド至上主義者の信念全開でどうにかしようと思ってます^^
・・・白いワンピースに腰まで伸びた黒髪が映える
飾り気のない、しかし彼女の持つ涼しげな雰囲気
春の陽射しとそよ風に揺れる木々の木漏れ日のような印象を抱かせる佇まい
沙耶『さやです・・・』
父ちゃん『今日から家族になる沙耶ちゃんだ、仲良くするんだぞ?』
可愛いと思った、妹が出来て嬉しかった
沙耶『和哉・・お兄ちゃん・・』
初めて”お兄ちゃん”と呼ばれた時は、なんだか嬉しくて恥ずかしかった
歳が三つ以上離れた姉ちゃんとは余り一緒に遊べなかったけど
沙耶とは一つ違い、学校でも、家でも、外でも、何時も一緒に遊びまわった
・・・小学校の砂場で、泣いてる沙耶を慰めた
和哉『沙耶をいじめるな!』
沙耶が作った砂山を踏み潰した上級生数人に殴りかかって返り討ちにあった
沙耶『ぐす・・・お兄ちゃん・・・ お兄ちゃん・・・』
姉ちゃんが跳んで来てそいつ等を蹴散らした、・・・沙耶はボクが守りたかったのに
でも、姉ちゃんは『よくやった』って褒めてくれた
沙耶『お兄ちゃん・・・ ありがとう・・』
誕生日には貯めたおこづかいで でっかいウサギのヌイグルミをプレゼントした
父ちゃんの買って来たクマより大きいやつだったから 持って帰る時大変だった
・・・ボクは中学校に上がった、沙耶と一年間は学校で会えない
沙耶『来年は・・ 一緒の中学だね』
沙耶は待ち遠しそうに言った、ボクも待ち遠しかった
沙耶『明日は、卒業式だよ・・』
沙耶は白いブラウスにチェックのワンピース、紺のベレー帽姿で”おめかし”して言った
『綺麗だ』って見惚れてたら、沙耶は赤くなって俯いた、可愛いと思った
― 和哉さん・・・―
翌日は雨だった・・・ 雷が鳴っていて 辺りは夕方のように暗かった
中学校は半日下校になったから、雨の中びしょ濡れになりながら走って帰って来た
『沙耶を迎えに行かなきゃ』って思ったんだ
― 和哉さん・・・―
玄関に入ると、父ちゃんの靴があった ・・・家の電気は消えてたけど、奥から声が聞こえた
― 和哉さん、お夕飯ですよ?」
和哉「・・・ん」
沙耶「和哉さん、起きて下さい・・・ 和哉さん」
軽く肩を揺すられる感覚に意識が浮上してくる
和哉『・・・夢 か』
沙耶「和哉さん・・お夕は・・<<パンッ>> きゃっ」
裏手で頬を叩かれ、小さく悲鳴を上げる沙耶
和哉は不機嫌そうな顔でのっそりと身体を起こした
和哉「勝手に俺の身体に触るな」
沙耶「・・ごめんなさい・・・」
和哉は食事の並ぶガラステーブルの前に座ると、適当なオカズをよそり
一つだけ空のまま並ぶ皿に乗せて床に置く ・・・何時もの”儀式”のようなモノ
沙耶は四つん這いになってそれを食べると、皿に付いたオカズの汁なども舐め摂る
和哉「済んだら呼ぶ」
沙耶「はい・・ 失礼します」
その皿を持って、沙耶は和哉の部屋を後にした
・・・カチャカチャと箸が食器を叩く音、偶に漬物等を咀嚼する音だけが静かに部屋に響く
和哉『沙耶は俺の肉奴隷だ・・・ 沙耶は俺の肉奴隷だ・・・ 沙耶は俺の・・』
・・・自分の部屋に戻って早めに食事を済ませた沙耶は、キッチンで食器を洗っていた
和哉「「沙耶」」
沙耶「・・あ、はーい!」
冷蔵庫に用意しておいた冷茶をトレイに乗せて 和哉の部屋に向かう
沙耶「もうすぐ、お風呂が沸きますから」
ガラステーブルの食器をトレイに纏めながら告げる
和哉「・・・沙耶、お前は俺の肉奴隷だ」
沙耶「・・はい」
確かめるように投げ掛けられる何時もの言葉に、淀みなく肯定の返事を返す沙耶
和哉が沙耶をベットに押し倒して組み敷くと、沙耶は身体の力を抜いて身を任せる
今日はここまで
ごめん、弾の灯さん
このシリーズが終わるまであぼーんさせて貰うわ
正直耐え切れん
ついでに登場人物の名前も
>>159 全てを受け入れる、っつーよりは『ぬるま湯に浸かってる』感じですね
言い回し(言葉の使い方)はアレだけど、察してくださいw
>>151 >こういう娘が幸せにならなきゃ嘘だ、とは思う。
まったくもって同意
>160
確かにこのスレでは鬼畜ネタ自体が希少だし四つん這いという
シチュまで来たら次を読むのがキツいかも。
とりあえず>152のコメント(ハッピーエンド至上主義者)を信じて
みましょう。
>>163 四つんばいの前に、
>>147での一文の
沙耶『昨日の夜・・・あの小屋で撮った写真、どうするのかな・・・? また和哉さんのお友達に見せるのかな・・?』
これも相当きついですけどね。和哉をぶん殴りたいと思った。
もっとも、読み手にそう思わせることができるってことは、鬼畜物として成り立っているし、キャラも生きているってこと
だと思いますから、純粋に「作品」として見たら、書くことを否定できるものでも無いと思います。
この後に安易にソフトな展開に移ったりしたら、この評価は一気に変わりそうですがね。
しかし……やっぱり読み続けるのは辛いよママン
いくらハッピーエンドでもそれまでが暗い鬼畜(レイプ監禁等描写あり)ならラストだけ読んであとは捨てる。
正直ソレ専門スレに書いてリンクだけして欲しい気持ちだわ本当。
つか例えで悪いが
「誘拐されました」「監禁されました」「輪姦されました」「局部に回復不能の傷を負わされました」
「でも兄貴と結ばれたから」ハッピーエンドです、ってな言い訳も出来るんじゃないの?
どこがハッピーよ。
女向けのエロ漫画じゃあるまいし。
ああ、「そこまで鬼畜な展開にはしませんから大丈夫ですw」って言い訳もやめろな>弾の灯
途中経過で不愉快にさせる点では一緒だからな。
死にネタならまだしも、性犯罪ネタはマジにやめてくれ。
だったらお前らが読まなきゃ良いだけ。
さも『俺は不快ですよー』と誇示せんが為にレス入れる必要も無いだろ。
つかまずテンプレ読めよ。
道中からラストまでハッピーな展開オンリー、なんてレギュレーションがどこに書いてある?
どっちもやめなよ。
この展開はまるでボク妊スレが荒れてああなる前の状況に似てるから……
>>166さん、
>>167さんが言ってることにも一理あるよ?
自分がそう思ったからと言って、全員そうとは限らない訳なんだから……
どっちもある意味スルーしようよ? ねっ?
(かく言う自分が一番スルー出来てない気もするけど、ちょっと嫌な前兆だったんであえて書きました)
>>167 揚げ足を取るようだけど、スレタイと
>>1の3、4行目からすれば、このスレで鬼畜系を書く方が異端だと思える。
だからと言って、
>>165-166が正しいとは思わないけど。文句言うだけなら、読まなければ良いと言うのは同意。
この話にはレスが幾つか付いているんだから、今後どうするかは作者次第だと思う。中途半端な形で「書く」ということ
自体を止めなければ、個人的にはおkだと思う。
……orz
>>168さん、ごめん。本当にごめんorz
最近、「愛がある」鬼畜エロゲ、なんていうのが増えてきてるからね。
そういうものをやり込むのはいいけど、だからって和み系の場所に
愛があるから多少鬼畜でもゆるしてね(はあと と、無差別に投下するのもどうかと…
いや、聞き流して。好みは本当に人それぞれだからね。
地平線まで広がるエメラルドグリーンの海に真っ黒な原油を流す輩がいようと、タンカーを建造するような国によって現代の文明は成り立っているわけだから、我慢しなきゃいけないんだよね。
174 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/08/19(土) 03:24:21 ID:1t7vHerk
兄妹同士の斬った張った、不治の病で死ぬ死なないってのは普通にあったが、
妹が兄(ここの住民もふくめて・・・ってそれはボク妊だったか)以外の男にいろいろされそうになる展開はいままでなかった気がする
175 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/08/19(土) 03:29:30 ID:1t7vHerk
ロダにうpされたのもふくめて
>>171 当方
>>167だが、個人的感情を述べるなら鬼畜系はマンセーどころかかなり苦手だぞ。
ただ、このスレにいる以上ある程度幅広いジャンルの文に目を通す可能性を私は考えているし、
それゆえに、それを忘れてロダだの別スレだのとのたまう香具師に疑問を持ったまでで。
まぁその考えも
>>169の先頭行で論破され気味なわけだが。
>>168 キモイ奴にあえてレスしてみよう
>>165-166の意見が全員の意見とは限らないが
裏を返せば全員が弾の灯のSSに諸手を挙げて
全面的に受け入れるわけじゃない
そこを理解しろ馴れ合い腐女子
スルー止めて俺も個人的感情を述べさせてもらうわ。
うpろだでも嫌気が差す、他スレ行って二度と帰って来るな
ここに鬼畜はいらん
…大人しく絵だけ描いてればよかったのにな。
「鬼畜が苦手」くらいの感想ならわかるけど
作者に出て行けと言うのはやりすぎだと思う、それも作品がまだ終わってもいないのに
少なくとも新しい作品をスレに書き込んでくれた弾の灯さんには感謝するべきだと思う
このスレ、新しい作家さんが来ない来ないっていつも悩んでるのに、
いざ来てみたら「いやそれは違うからあってでやってくれ」って、
そんなんじゃ新しい人なんか来るわけがない
弾の灯さんにはできればこのまま書き続けて作品を完成させてもらいたいです
応援しています
訂正です、5行目
×「いやそれは違うからあってでやってくれ」
○「いやそれは違うからあっちでやってくれ」
あらら、荒れる元になって申し訳ないです
でも最後までちゃんと書きます
それと一応言っておかなくてはならない事として
レス内容に影響されての、書く予定だった内容の変更は有りません
肯定レスと弾の灯の書き込み時刻があまりにも近すぎる件。
で、性懲りもなく直に投下し続け、嫌がっている読者側にわざわざ手間をかけさせるわけだ。
随分偉い作家様ですね。
もうどうでもいい、ここは妹ネタならなんでもありなんだし、
強姦だろうと監禁だろうと四肢切断だろうと脳髄直食いだろうとどうぞ勝手にやって下さい。
読者には止める術も新天地も最早ない、甘んじてグロ描写を受け入れるしかございませんし。
>>181 荒れる元になっているというのなら、もう少し対応を考えてほしかったです。あなたがここに直に投下すると決めたなら、
それに対して文句言うつもりはありませんけど。
>>182 読者にかける手間ってのは、どんなのですか?読みたくない作品のレスを飛ばして読むこと?
専ブラを導入して、読みたくないレスのIDかコテでもNG登録すれば済む程度のことだと思いますけど。
専ブラ導入すること自体が手間だと思うなら、そもそも半虹なんかに来るな、って話になりそうですけど。
作家が偉いとは思いませんが、あなたの言い方だと、単に個人を叩いているだけに聞こえますよ。少なくとも、俺には。
>>183 荒らし書き込みをするような奴は専ブラも導入しないDQNだって言いたいんですね。
DQNでどうもすみませんねえ。
専ブラぐらい入れてますよ、ただわざわざNGワードに登録するのが手間ではないとおっしゃりますか。
鬼畜小説もその痕跡も嫌でねえ、いかに感想レスの中から鬼畜小説に対する物を選り分けるか、
それがどれだけ手間のかかる作業か、あなたには理解する気もないようで。
個人叩きともおっしゃってますが、現状鬼畜グロ小説を書いているのは特定個人しかいませんし、仕方がないんじゃありませんか?
>>184 専ブラ入れてるなら、NG登録で事済むでしょう。レスの痕跡を残したくないのなら、今の章が始まる前に注意することは
できたはず。このスレを見たのが今の章が始まってからなら、既に話は書き始められてると割り切るしか無いのでは?
そこまで自分の嫌いなレスを選り分ける手間は、理解する気が無いんじゃなくて、理解できないんです。
そこまで潔癖になって、どうするのかと。弾の灯氏にも叩かれる要素は十分にあるので、理に適った叩きなら、
好きなだけどうぞ。あなたの言い方からは「作家は読者の要望に応えるべきで、作家は読者の都合に合わせるべき」と
言っているように聞こえるのが引っかかります。
これ以上俺が何か言っても荒れるだけだと思うので、書き込まないことにします。あなたからすれば、ただの逃げでしょうけど。
>>185 鬼畜グロ小説が始まるのを阻止するために、毎日毎日寝る間も惜しんで2ちゃんねるを閲覧しろとでも?
なんというか、いかにもお暇な方の考え方ですね。まことに羨ましいことで。
ところで、私から逃げと糾弾するつもりは全くありませんよ。その言葉を出したあなたがわざわざご自身を責めていらっしゃるのでは?
・・・深夜 如月家
軒先を叩く水滴の音に雨の到来を感じながら、沙耶はそっとベットを抜け出した
ようやく果てて寝息を立てる和哉にシーツを掛け、エアコンの温度を控えめに設定すると
乱れた衣服を直しながらトレイに乗った食器を片付けにキッチンに向かう
和美「おつかれさん」
沙耶「あ・・、お姉さん」
リビングで煙草を吸っていた和美は徐に立ち上がると、沙耶からトレイを引っ掴む
和美「わたしがやっとくから、早くシャワー行ってきな」
沙耶「すみません、お姉さん・・」
手をひらひらさせながら『早く行っといで』のジェスチャーをする和美に軽く頭を下げて
沙耶はシャワーを浴びにバスルームに向かう
<<ザアアァ――‐>>
乳房や首筋に刻み付けられた痣を愛しそうに撫でながら
汗と唾液と精液に塗れた身体を洗い流してゆく
沙耶『今日も前戯が長かったな・・・』
和哉の鳩尾の所が赤く腫れ上がっていた事が気になったが
普段より念入りに愛撫された事で自然と微笑みがこぼれる
バスルームの小窓から見える空は厚い雨雲に覆われ
街頭の明かりに反射する軌跡に、雨が本降りになって来た事を知る
沙耶『和哉さん・・・ また荒れるかも・・』
”あの日”以来、雨の日の和哉はすこぶる機嫌が悪くなる事に、沙耶は沈痛な想いを抱く
・・・翌日
沙耶「行ってきます」
和美「あい、いってらっさい」
雨は上がっているものの、どんよりとした曇り空
沙耶は小さい折畳み傘を鞄入れて、通学路のバス停に向かう
沙耶『和哉さん・・ 部屋に篭ったまま出てこなかったな・・・』
何時も通り朝食を持って和哉の部屋に向かったが、鍵が掛けられていて呼び掛けても返事はなく
部屋に入れてもらえなかった ・・・雨の日は時々そういう事がある 逆に部屋に入るなり乱暴にされる事もある
バス停に着くと、何時もより並んでいる利用客が多かった
天候が不安定な為、普段ならバイクや自転車を使っている人達がバスに乗り換えたのだろう
・・・バスの中はやはり普段よりも混んでいて、さながら満員電車一歩手前!のような状態だった
人の波に押されながらどうにか吊革にしがみ付いて一息ついた沙耶は、お尻に当たる手の感触を訝しむ
<<サワサワ・・>>
沙耶「・・・?」
<<サワサワサワ・・・>>
その手は沙耶のお尻を撫で回しながら、少しづつスカートをたくし上げようと持ち上げて行く
耳元では押し殺したような息遣いで沙耶の長い黒髪の匂いを嗅ぐ鼻息が、付かず離れずして聞こえていた
肩越しに振り返ると、40〜50代のサラリーマン風の男が厭らしい視線を向けている
沙耶『この時間に痴漢に合うなんて・・・珍しい、やっぱり混んでる時は気をつけないと・・』
沙耶はそんな事を思いながら軽く溜息を付き、早く行為を終わらせようと 男の股間に手を伸ばしたその時
痴漢「いてててててっ!」
恵理子「なんしとんやっ おっさん!」
沙耶「・・!」
恵理子「運転手さん痴漢やー、ちょっとそこの交番の前で止まってー」
痴漢「な、なにゆうとんねんっ わし知らんがな!」
沙耶『あ・・、和哉さんの学園の制服・・』
突然痴漢の手を捻り上げ、人ごみを押し分けて来る小柄な女の子に驚き
その女の子が和哉の通う学園の制服を着ている事に関心を持つ沙耶
恵理子「なあ、あんた大丈夫? こいつに尻触られとったやろ?」
沙耶「あ・・ はい、大丈夫です ありがとうございました」
道路沿いの交番前で一時停車するバスから、往生際悪く『わし知らんて』と騒ぐ痴漢の男と
その男の手首をがっちり極めた恵理子が降車し、沙耶もその後に続く
沙耶「あの、私は別に構いませんけど・・・」
恵理子「あかんあかんっ こういうのは現行犯やないと捕まえられへんのやから、ちゃんと警察に突き出さな」
沙耶「でも・・・、貴方にご迷惑が・・・」
・・・通学中の恵理子に迷惑が掛かるからと、被害届けを出す付き添いに遠慮をみせる沙耶に
恵理子「ちっちっち、こういう奴を野放しにする方がよっぽど迷惑や
今ここで捕まらんかったら、後でまた他にも被害者がでるねんで?」
恵理子の説教に『なるほど』と頷き、納得した沙耶は
痴漢の被害届けを出す為、痴漢を引っ立てる恵理子に連れられ、交番に入った
暫らく騒いでいた痴漢は、泣き落としや逆切れ、賄賂作戦を一通り見せたあと、大人しく捕まった
どうやら常習者だったらしく、普段は別ルートのバスやラッシュ時の電車内で犯行を繰り返していたようだ
警官「えーと? じゃあ貴方のお名前は?」
沙耶「如月 沙耶です」
その名前を聞いた途端、警官と恵理子は同じ意味で、しかし詳細は違う意味で怪訝な表情をみせた
とりあえず、ここまで
*ちょっとレスは控えときます
194 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/08/19(土) 18:04:54 ID:kxe9+3pp
結局弾の灯さんは
建設的なレスすら一緒くたで脳内あぼーんという結論に至ったわけだw
批判する人間の意見を全て無視しアンチにまで育て上げた伝説のSS書き・☆を思い出すよ。
逃避先が潰れたことでまた2chに戻ってきたのかな?
195 :
171:2006/08/19(土) 19:01:53 ID:AaQiAAQ2
正直失望しました。
もうワケWAKALAKA。
夏だねぇ…
どうせ読んでなかった俺はある意味勝ち組。
書き手がいなくなったからスレ内ルールと違う内容でも歓迎するって
売れなくなったアイドルくずれが陰毛写真集出すようなもんだよね?
全然ちがうだろ、この場合
これくらいの話なら今までにも何個かあった
だいたい話し作るのに、ただでさえ「妹」って言う縛りがあって大変なのに
さらに、これはダメあれは気に入らないなんて言ってたら、マジで書く話がなくなるぞ
このスレは妹話が好きなやつが集まってるんじゃないのか
妹に関する話が好きだからこそ、いろんな話を読んでみたいとは思わないのか
もし話が気に入らなのなら、作者を非難するんじゃなくって
自分で話しつくって書き込んでみろってことだな
そうすりゃ、スレはにぎわうし
作者の大変さが少しはわかるってもんだ
・・・二人の反応に思い当たる節があるように、沙耶は少し困ったような表情で言った
沙耶「和哉さんの、妹です」
恵理子は驚いた表情を見せ、警官は渋い顔になる
恵理子『あいつに妹がおったんや〜!?』
全然似てへんな〜等と思いながら、それは口に出さず沙耶を観察する
警官「・・・、んで? どうすんの?」
沙耶「・・え?」
キョトンとする沙耶と、あからさまに投げやりにな態度になった警官を訝しむ恵理子
そんな空気の中、手続きを済ませて交番を出る、・・・結局 沙耶は示談する事を選んだ
もっとも、常習者である痴漢男は余罪を追求され、起訴される事になるが・・・
恵理子「なんやあのオマワリ感じ悪いなぁっ 痴漢された子に向ける態度ちゃうで!」
沙耶「仕方ないです・・、和哉さんの事で色々と御迷惑をかけてしまってますから・・」
沙耶に対する警官の態度に憤りを顕にする恵理子を宥める沙耶
二人は歩いて登校するには学校までの距離があり過ぎたので、近くのバス停に並んでバスを待っている
恵理子「ん〜 ほんまに和哉の妹さんやねんなぁ?」
沙耶「はい・・、義理になりますけど」
恵理子「ああっ それで似てへんのや ・・・て、ごめん」
沙耶「・・いえ」
失言を詫びる恵理子に、沙耶はなんでも無さそうに微笑みを返す
恵理子「・・・なぁ、和哉って普段家ではどうなん?」
沙耶「和哉さんの普段、ですか?」
恵理子「ん〜 なんていうか・・・、家におる時と外におる時で全然性格違う人とかおるやん?」
沙耶「ああ・・、そうですね 和哉さんは家ではあまり変わりませんよ?」
恵理子「どっちに? 怖い方? それとも爽やか君?」
沙耶は唇に指を当てながら少し逡巡すると、ポツリと言った
沙耶「追い詰められている方・・・だと思います」
やがてバスがやって来たので乗り込む、出勤や通学客が居ない時間帯なので車内は空いていた
なんとなく、二人並んで一番後ろの座席に座る ・・・恵理子は沙耶の言葉に考え込んでいる
バスが走り出して数分、意を決したように沙耶が話しかけてきた
沙耶「・・あの、和哉さんは 学校ではどうですか?」
恵理子「ん、ん〜〜〜・・・ まぁ〜 なんというか・・・」
・・・恵理子は悩んだ末、ここ最近の変化を微妙に詳細を省きながら説明した
沙耶「・・・・そうですか・・、また 学校を変わられる事になるかもしれませんね・・」
恵理子「そんなに何べんも転校してんのん?」
沙耶「・・はい、色々と問題を起こしてしまって・・その度に」
恵理子「ふーん・・あんたも難儀な兄ちゃん持って大変やなー」
和哉の本性を見ている恵理子は、この大人しそうな沙耶に同情した
沙耶「いえ・・、私は和哉さんと居られるなら別に・・」
そういって頬を染める姿に、思わず固まる恵理子
恵理子「な、なぁ・・・ もしかして、アイツってあんたにはめっちゃ優しいお兄ちゃんしてるとか?」
沙耶「・・・優し・・かったですね・・・ 今は、余裕がないみたいで・・」
・・・バスが恵理子の降りる停留所に到着した
恵理子「うーん、余裕が無い ねぇ・・・ あ、着いたわ ほなまた・・・あ!」
降りようとして思い出したように振り返り、沙耶の手をとって握手しながら
恵理子「あたし恵理子、高坂 恵理子 ほな、またねー沙耶ちゃん」
沙耶「!・・はい、ありがとうございました」
手を振ってバスの階段を飛び降りる恵理子に、沙耶は笑顔で応えた
次の停留所を目指して走り出すバス
学園の通学路を猛ダッシュして行く恵理子の後姿を見送りながら
沙耶は恵理子に握られた手をそっと胸元で包み込む
沙耶『恵理子さんか・・・』
とりあえずここまで
***
207 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/08/20(日) 12:18:36 ID:IaRDMOwf
>>200 出たよ定番、「文句言うなら自分で書け」。
ところで、上と同じく弾の灯と長文擁護の書き込み時刻が異様に近いのは
もはや仕様と見なしてよろしいのかとwww
208 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/08/20(日) 12:20:39 ID:IaRDMOwf
ビルゲイツに文句言うならてめえがOS作れとか
栃木県警のレベルに文句言うならおまえが警官になれとか
汚職がいやなら政治家になって日本を治せとか
本当にせちがらい世の中ですことwww
209 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/08/20(日) 12:24:17 ID:IaRDMOwf
それと
>だいたい話し作るのに、ただでさえ「妹」って言う縛りがあって大変なのに
>さらに、これはダメあれは気に入らないなんて言ってたら、マジで書く話がなくなるぞ
>このスレは妹話が好きなやつが集まってるんじゃないのか
>妹に関する話が好きだからこそ、いろんな話を読んでみたいとは思わないのか
このあたりはすでに
>>169で論破され気味なわけでwww
|・ω・`) ・・・
|´;ω;`) 残業まみれでようやく上がったらスレ荒れてる・・・
|`・ω・´) 今度はそれなりだと思う!タブンネ!
↓
いつだって君だけを見ている。
この狭い世界で咲き誇る君を。
世界の中心で咲き誇る君を。
その美しい花弁を風に乗せて運び。
全ての人々に幸せと感動を与える。
自分の周りにも気を遣い。
全てが調和するように己を削り。
数多くの人々に愛され。
いかに美しいと褒め称えられても。
決して驕らず、気高く咲き続ける。
その茨の棘を盾にすることもなく。
全てを平穏のままに完結させてしまう。
君は僕の一番の誇りで。
君がいるからこそ僕があるんだ。
完璧すぎる世界樹の花。
その花はいつから咲いていたのだろうか。
―――それは、僕の妹が地中深くで養分になった時から―――
.
君よ、咲き誇れ。
さあ、もっともっと咲き誇れ。
この狭い世界に君を広めるために。
世界全てを君のモノにするために。
そうでした、大切なこと言うの忘れてました!
【21歳未満&夏厨】↓ここから↓【必読ですYO】
「バッドエンド(´゚д゚`)ヤダ」「短編とか('A`)ミジカスギ」な方には私の作品はオススメシマセン。
長い作品を書けない人なんで、作品に印象づける為にグロ展開とか(個人的に)よくある話なんです(・ω・`)
私らはあくまで趣味人であってプロじゃないので、書きたいものを書いてるだけなんです。
(私だけじゃなくて)このコテの作品は嫌だなーとか思ったら手間でもあぼーん。これ大人の2chの鉄則。
それが出来ない人は残念ですが大人じゃないので、河川敷でBBQでもして夏堪能しといてください⊂⌒つ。A。)つ
【21歳未満&夏厨】↑ここまで↑【必読ですYO】
これ書くのに30分も掛かっちゃったじゃないかパパン!お腹空いたよ! [台所]...λ
こんな雰囲気じゃSSなんてとても…
ゴメン、雰囲気とか関係ないです。書けてませんorz
まぁあれですよ、どうせ叩くなら兄妹ネタで書くとかどうっすか?
妹「兄さん…兄さんは私に愛の言葉をささやいてるだけでいいんです。他の言葉は必要有りません」
兄「何だよそれ。俺がどんな言葉を口にしようが勝手だろ!」
妹「兄さんはわかってませんね…私が聞きたくないんです。理由はそれで十分です」
兄「うるさい!聞く耳持たん!」
友「ねぇ、言い争いの原因って何?」
妹「昨日兄さんと2人でカラオケに行ったんだけど、兄さんがラブソング以外の歌を歌うもんだから…」
友「……は?」
兄「だから、そんなの俺の好きに歌わせろよ!」
妹「ダメです。私は兄さんが愛を歌うところを聞きたいんです」
友「…ゴメン、仲裁するの止めるわ…」
ここ最近猛暑続きですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
「お兄ちゃ〜ん‥‥暑くて寝られないよ〜」
「‥‥だったら俺のベッドに入ってこなきゃいいだろ?」
特にオチはないです、すいません‥‥
・・・恵理子の通う学園 昼休み
どんよりと雲っていた空は遂に泣き出し、ノイズのような雨音を校舎内に響かせる
智子「ふ〜ん、和哉君に妹さんねぇ」
麻由美「沙耶ちゃんかぁ」
何時も通り、三人は近くの机を合わせて弁当を突付いていた
恵理子「うん・・、で あの子の言ってた普段の和哉が『追い詰められてる』ってのが気になってなー」
智子「まあ、確かに今の和哉君の状況なら分かるんだけどね」
麻由美「でも、恵理子ちゃんが和哉君の事気にするんなんて・・・」
智子「恵理ちゃん・・・もしかして、まだ和哉君のこと・・・?」
恵理子「まひゃかっ ないない、それは絶対ない」
(・∀・)
・・・コロッケを口に運びながら箸を振り振り否定する恵理子をちらりと一瞥すると、智子はごく自然に一言
智子「まあ、恵理ちゃんはお兄さんと結ばれたもんね」
恵理子「うん・・・(もぐもぐもぐ)・・・・ ハッ!」
はたと気が付き、恐る恐る二人の顔を見上げる恵理子
智子「(にや〜〜り)ほーう♪」
麻由美「(にや〜り)へーえv」
恵理子「あ・・あう」
智子「じゃあ、詳しく聴かせて貰いましょうかぁ♪」
麻由美「しょうかぁv」
妖しげな笑みを湛えてにじり寄って来る二人から逃げる術が、恵理子にはなかったのだった
・・・雨音が響く薄暗い部屋の中で、和哉は独り ベットの中でうたた寝をしていた
沙耶の匂いの残るシーツに包まれ、雨音を子守唄替わりにして浅い眠りに付く
やがて、うなされ 目が覚める そしてまた眠りに付き うなされて伸ばした手が宙を掻く
あの日の悪夢に うなされ続ける 目覚める度に足掻き続ける
和哉「・・沙耶ぁ・・・」
---------------------------------------------------------------
―夕刻
雨の中、沙耶は帰路を急いでいた
沙耶『和哉さん・・ ちゃんとご飯、食べたかな・・」
・・・パシャパシャと水溜りを避けながら走り、ようやく家に辿り着く
沙耶「ただいま 帰りました」
玄関で靴を脱ぎながら耳を澄ませてみるが、和哉が呼び出す気配は無い
沙耶『眠っているのかな・・?』
玄関に並べられた和哉の靴は、朝出掛ける時そのままの状態だった
水を吸って湿ったソックスも脱いでバスルームに向かい洗濯籠に入れる ・・・シャワーを使った形跡がある
キッチンに移動し冷蔵庫の中を確かめると、ラップされた和哉の朝食と昼食がそのまま残されていた
沙耶はラップされている昼食をレンジに入れ、温めている間に部屋で着替えを済ませ
それをトレイに乗せて和哉の部屋に向かった ・・・一応、空の皿も添えて置く
沙耶『今日は・・ 必要ないかもしれないけど・・』
深夜早朝分ここまで
**
>221
まいど支援ドモー(・∀・)
・・・和哉の部屋―‐ ノックにも呼び掛けにも返事は無かったが、鍵は開いていた
沙耶「和哉さん? 入りますよ?」
そう言って部屋に入ると、部屋の中はほぼ昨夜部屋を後にした時のままだった
ガラステーブルにトレイを置き、脱ぎ散らかされた服を畳んで纏めると
ベットでシーツに包まっている和哉に声を掛けようとして気付く
沙耶『・・お酒の臭い?』
膝立ちでベットに乗り、そっとシーツを捲って覗き込むと
ウィスキーのボトルを抱えて泥酔している和哉が、鼾とも呻きとも付かない声で唸っていた
沙耶『ああ・・ またお姉さんのお酒を持ち出してる・・』
まだ半分程残っているボトルをとりあえず没収して、水を汲みにキッチンに向かう
和哉「・・・ぅ〜〜・・・」
冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出し、コップを持って部屋に戻ると
頭をボサボサにした和哉が寝惚け眼で半身を起こし、ゆらゆらしながらボーーとしている
沙耶「和哉さん、お水」
和哉「んん・・・」
沙耶からコップを受け取り、注がれた水を飲み干す
沙耶「さ、お腹空いてるでしょう? ちゃんとお食事してください」
和哉「んー・・・」
沙耶に手を引かれてノロノロと起き上がり、テーブルに付く
沙耶「はい、あ〜ん?」
和哉「ぁー・・・ あ?」
差し出されたスプーンに口を開きかけた所で、目に焦点が戻った
和哉「・・・」
黙って沙耶からスプーンを引っ手繰ると、黙々と食べ始める
沙耶は少し残念そうにしていたが、空になったコップにミネラルウォーターを注ぐ
和哉は空の皿をしばらく見ていたが、そのまま昼食のチャーハンに視線を戻して言った
和哉「・・・、・・・・済んだら呼ぶ・・」
沙耶「はい・・」
スプーンの腹が皿の表面を叩く音と時折コップを置く音だけが雨音の混じった静かな部屋に響く
沙耶は使われなかった空の皿と洗濯する衣服を持って和哉の部屋を後にした
支援してみる
和哉『・・・くそ・・・ 雨の日はいつもあの夢を見やがる・・・ あの夢を見たら、俺は正気で居られなくなる・・
・・・いや、正気に戻るのか? ・・・どっちでもいい・・・ 俺は、支配者でなければならないんだ!』
チャーハンの乗ったスプーンを差し出す沙耶の姿を思い浮かべる ‐―『はい、あ〜ん?』―‐
和哉『・・・一口くらい、・・食っとけばよかったか・・・』
夢の中の沙耶の姿が頭を過る・・ 雨音に包まれた・・ 暗い部屋の中で・・ ”おめかし”した服は乱れ・・
和哉『いや駄目だっ! 沙耶は俺が支配していないと駄目なんだ! 隙を見せたらアイツは・・・!』
虚空を睨みながら心の中で喚き散らす、黙々と口にするチャーハンの味も分からない
和哉『アイツは・・・! 直ぐに誰かに抱かれちまうんだ・・・・ そんな事はさせない! アイツを・・・!
沙耶を抱いていいのは・・・俺だけなんだっ! ・・・他の誰にも渡さない・・・ だから支配してなきゃ駄目なんだ』
とりあえずここまで
**
>229
支援どもーっす
>>231 腐った理由が徐々に明かされていきますね
いつ歪んだのやら…
・・・翌日 高坂家
恵理子&俊介「いってきまーす」「いってくるぞー」
昨日と変わらず揃って家を出ると、バス停に向かって並んで歩く
恵理子「せや、おにぃ 今日買出し行くから、何時ものとこで待っとってな?」
俊介「ん、もうそんな日か・・ 分かった、遅れそうなら電話する」
やがてバス停に到着、5分と経たずにやってきたバスに乗り込む
恵理子「あ、沙耶ちゃんや おはよー」
沙耶「恵理子さん・・ おはようございます」
俊介「友達か?」
女子高の制服に身を包んだ長い黒髪の大人しそうな見慣れない少女を見て、俊介は首を傾げる
恵理子「うん、如月 沙耶ちゃん ・・・って ”アレ”の妹さん」
そう言って親指で後方を指す その先には
和哉「・・ふん」
憮然とした和哉が吊革を掴んで立っていた
俊介「おお、ライトよ 元気か」
和哉「誰だよっ! ライトって・・」
沙耶「恵理子さん・・・ ”アレ”呼ばわりは酷いです・・・」
恵理子「あっ あ、ごめんな〜」
俊介は恵理子を座らせ、隣に沙耶も座らせて座席の傍に立つ
(・∀・)
・・・バスに揺られながら、微妙に周囲とは違った空気を纏いながら言葉を交わす4人
恵理子「にしても・・・ あんた、よう出てくる気になったなぁ?」
和哉「・・・」
俊介「どっちかっつーとエルかなぁ・・・」
沙耶「あ、デス○ートですか?」
恵理子「なんかアンタのファンクラブの連中が解散して”黒い和哉君ファンクラブ”とかいうのが出来てるで?」
和哉「・・ふん」
俊介「お、漫画とか読むのかな?」
沙耶「学校の班の子が、よく持ってくるんですよー」
恵理子「なんやのさっきから中途半端なシカトして、拗ねてんのか!」
和哉「うっせぇーなぁ!」
俊介「まぁまぁ、落ち着け恵理子」
沙耶「和哉さん・・」
・・・商店街の停留所で俊介はバスを降りる、恵理子、沙耶、和哉達の降りる停留所はまだ先だ
会社に向かう俊介に手を振る恵理子、隣で沙耶も控えめに手を振り、それに両手を身体ごと振って応える俊介
恵理子「あー! もうっ 普通に振り返しゃいいのに(///)」
沙耶「ふふ・・ 面白い人ですね、恵理子さんのお兄さんって」
そんな様子を一人、黙って見ていた和哉が不意に口を開く
和哉「・・・・・・お前んとこ、二人暮しなんだよな・・」
恵理子「ん? そやで? おにぃの収入結構いいから、親の仕送りも手ぇつけてへんし」
沙耶「・・・和哉さん?」
和哉はそれっきり黙りこむと、俊介の去った方向をじっと眺めていた
やがて学園前停留所に到着、沙耶を残して恵理子と和哉はバスを降りた
二人に手を振る沙耶は、さらにバスの向かう先にある女子高前まで乗って行く
恵理子「まあ、気ぃつけや?」
驚く和哉の視線を他所に、恵理子はそう言って何時も通りバス停から学園の門まで猛ダッシュ
和哉はこれまでのように爽やかな笑顔を振りまく事も無く、憮然とした表情のまま登校する
驚愕の視線、訝しむ視線、嫌悪の視線、好奇の視線、敵意の視線
あらゆる種類の感情を纏った視線が和哉に向けられていた ・・・中には熱い視線もあったようだが
和哉『ふん・・ あいつ等(不良グループ)は停学中だったな・・』
ちなみに和哉には別段何の処置も無い、学園の運営資金と学園長辺りの懐が暖まったりしたのだろう
和哉が問題を起こす度に父親の財布が振られる事になる ・・・もっとも、如月財閥の会長である父親の財布だ
和哉『大したダメージにもならないか・・・ だが・・・ あまり親父に金を出させると
そこから沙耶に干渉されるかもしれない・・ ・・・暫らくは大人しくしておくか・・』
深夜早朝分、ここまで
**
>232
ちょっとづつ所々に原因の描写を入れてますが
この時点ではまだ分かり難いかも
>235
今日も絶妙な支援ドモー(´∇`)
弾の灯のガキさ加減は無視…と。
教室に向かう途中、すれ違う生徒達は皆一様に和哉の姿を見ると脇に避けた
和哉はそれを満更でも無く思っていた ・・・支配者で無くてはならない自分にとって、良い傾向だと思ったのだ
女生徒「あ、あの・・ 和哉君」
そんな中、数人の女子生徒グループの一人が声を掛けて来た
訝しげに眉を顰めて顔を向ける和哉に、彼女等は何故か『キャー』とかいう黄色い悲鳴をあげている
和哉「・・・? なんだよ、お前等・・・ まだ俺に興味があんのか?」
凄んでみたつもりだが、女性徒達は返ってそれを喜んでいる ・・・流石に少し引きが入る和哉
最初に声を掛けてきた女生徒の両側に、さらに二人並ぶと『せーのっ』とタイミングを合わせる掛け声と共に
DKK1「私達、ダークな和哉君を応援するファンクラブを結成しました!」
DKK2「名付けてD(ダーク)K(キング)K(カズヤ)ですv」
DKK3「応援してますから、これからも学園に来て下さいねっ♪」
そう宣言して、『キャー』とか言いながら走り去ってゆくD・K・Kを和哉はポカンとした顔で見送るのだった
------------------------------------------------------------------------------
・・・沙耶の通う女子高 更衣室
体育の授業の為、更衣室で体育着に着替える女子高の乙女達の花園は
女生徒「きゃああぁ〜〜〜〜〜〜〜〜! ち、ちょっと明美ちゃんっ そこダメェ!」
明美「う〜ん 中々いい感じに成長してまんなぁ〜♪ 彼氏に毎日揉んで貰ってんのかなぁ〜?」
中々混沌としていた
明美「さ〜やちゃんっ♪」
<<もみもみっ>>
クラスメイトの友人が何時もの如く、体育の授業の着替えに託けて
セクハラ紛いのスキンシップを仕掛けてくる
沙耶「明美ちゃん・・ またスキンシップ巡りしてるんですか?」
明美「んもぉ〜 相変わらず沙耶ちゃんはリアクション薄いなぁ〜 ・・でも相変わらずエロイ乳してまんなぁ〜♪」
<<も〜み も〜み>>
沙耶にとってこの女子高で最初に出来た友人が、このセクハラ女子高生 ”山野 明美”だった
彼女は中堅会社の社長令嬢だが、そんな素振りを感じさせない かなりの庶民派で
実はユリではないかと噂される程の女体好きを発露、隙在らばだれかの胸やお尻を触っている
体育や水泳の授業ともなると、他所のクラスにまで出掛けて行く程で ”セクハラ女王”とまで呼ばれている
沙耶「うふふ・・ 私、エッチですから」
明美「うきゃ〜〜♪ そういう事いいますかこの子はーーーーっv」
自分も含めて所謂『令嬢』と呼ばれる立場にいる者の多いこの学校では、この手のスキンシップに免疫がない
今時珍しい箱入り娘なる存在が多々在校しており、相手を間違えれば本気で泣かせてしまう事もある為
ターゲットに関する事前情報の収集に余念がない明美だが、沙耶に関する情報だけは何故か収集芳しくなかった
沙耶「明美ちゃんは 着替えないんですか?」
大手財閥、如月グループの令嬢、見た目も雰囲気もおっとりしていて大人しそうな沙耶だけに
細心の注意を払いながら手探りでのスキンシップを敢行し、何処までならOKなのかを割り出そうとした
明美「あ〜 あたし今日は見学」
その結果、天然なのか肝が据わっているのか、明美の脇腹タッチやお尻タッチにも全く動じる気配は無く
何時かの水泳の授業の日、同年代の子にしては在り得ない程成熟したそこはかとなくエロチズムを感じさせる
沙耶の豊満な胸に思わずダイブしてしまった折、そのまま抱き締められて撫で撫でされてしまうという
明美のセクハラ人生で初の敗北(何故?)を喫するという出来事があり、それ以来の親友として付き合っている
明美「あれ? 沙耶ちゃんこれアザ?」
沙耶「ああ・・ 珍しく残ってたんですね、普段なら直ぐに消えちゃうのに」
沙耶の胸と鎖骨の間に赤いアザが薄っすらと残っていた
明美「なんのアザ?」
沙耶「う〜ん、なんでしょう?」
クスリと笑ってはぐらかす沙耶に、明美は何時ものオヤジ振りを発揮してセクハラな追求を試みる
明美「うう〜〜む、 ズバリっ 彼氏のキスマーク! んもぉ〜沙耶ちゃんたら見かけによらずアダルトォ〜」
そんな明美のオヤジ発言に、クラスメイト達は何時もの苦笑や羞恥の表情を浮かべながら
沙耶が何と言って切り返すか耳を欹てる ・・・そんな彼女等を、沙耶はたった一言で凍り付かせた
沙耶「昨夜は・・・ 特に激しかったですから(ぽっ)」
沙耶「冗談ですよ? ふふ♪」
周囲の驚愕と固まりっぷりにも動揺すら見せず、物静かな雰囲気を保つ様は余裕すら感じさせる
明美「び、びっくりした・・・ もう〜沙耶ちゃんの天然っぷりには勝てんわぁ」
凍り付いていた更衣室の空気が和やかなモノに変わるのを感じつつ
沙耶は一人、ほっとしながらも自戒の念を抱くのだった
沙耶『痕跡には気を付けないと・・・』
結局アザの正体を有耶無耶にした事に気付かせず、何食わぬ顔で体育の授業に向かう沙耶なのであった
****
今日はここまで
さややん意外に強いw
―夕刻 沙耶の通う女子高
明美「じゃあね〜沙耶ちゃんっ」
沙耶「はい・・ また明日」
校門の所で別れて明美は寮のある坂上の方へ、沙耶はバス停に向かって坂を下り始めた
沙耶『今日のお夕飯は何にしようかな・・』
今日は沙耶が食事を担当する日なので、商店街に立ち寄って買い物をする予定だ
夕日に差し掛かる少し前位の薄く茜掛かった空を眺めながら、献立の材料を思い浮かべていた
--------------------------------------------------------------------------
恵理子「さーーて、今日は買出しやーー ほなあたし急ぐから帰るわなー」
智子「あ、恵理ちゃん ちょっと待ってっ」
・・・商店街
恵理子「・・・なぁ〜 ほんまに付いて来るん〜?」
智子「もう来ちゃってるし♪」
麻由美「楽しみやなぁv」
何処と無く落ち着きの無い、気が進まなさそうな恵理子と
なんだか機嫌の良い智子&麻由美の三人が、制服姿で商店街を歩く
俊介「あれ? 智子と麻由美も一緒か」
恵理子「あはは・・・ まあ、ちょっと」
智子「こんにちは〜 お兄さん」
麻由美「俊介さん、こんにちは〜」
待ち合わせ場所で荷物持ち担当の俊介と合流し、買出しの店巡りを始める
智子「所でお兄さん」
俊介「なにかね智子君」
恵理子「・・・(ちらっ)」
早速と言った感じで行動を開始する智子と、顔を赤らめて気まずそうにする恵理子
智子「恵理ちゃんと・・・ 何処まで行ったんですか♪」
俊介「・・・し、市民プールより向こうには最近行ってないかな」
麻由美「わぁ〜どもった〜♪ しかも誤魔化せてへん〜♪」
恵理子「・・・(かぁ〜///)」
俊介「・・・恵理子」
恵理子「あはは・・・ やっぱおにぃでも誤魔化されへんかったか・・」
智子「ふむふむ♪ 二人してそこまで狼狽を見せるという事はっ」
麻由美「言う事はっ♪」
俊介「く・・・ 駅前のショートケーキ2個で手を打とうじゃないか」
智子「ロイヤルストロベリーなら可」
麻由美「あ、あたしミルクチョコチップなら可〜」
恵理子「・・・ロイヤルチーズ」
俊介「なんでお前までっ!」
そんなやりとりをしつつ、買い置き用の食材やらその他、生活用品の買出しをして行く若い男と3人の女子高生達
傍目には生徒を引率する若い教師に見えなくもなかったが、援助交際しているようにも見える怪しい集団だった
俊介「激しくダメージを受ける俺の財布・・・」
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・・・商店街 裏通りの路地
男子校生徒1「和哉の奴、今日も来うへんみたいやな もう連む気無いんちゃうか」
男子校生徒2「ちぇっ ええ金蔓やったのにな・・」
男子校生徒3「ん? おい、アレ・・・」
路地に溜まっている男子校の不良グループの一人が、通りを歩く一人の少女を指差す
坂上の名門女子高校の制服、長い黒髪を軽く靡かせながら鞄と買い物袋を両手に提げて歩いていく
男子校生徒4「あれ、和哉んとこの妹やな」
男子校生徒1「へ〜 カワイイやん」
男子校生徒3「なぁなぁ、あの子ちゃうか? 和哉が持ってきたエロ写真の子」
男子校生徒2「えぇ〜? 妹やぞ?」
懐から手帳に入れてある写真を取り出して見比べる
男子校生徒4「ちょっ おま、生徒手帳に入れとんのかいっ」
男子校生徒3「いやほら、なんか似てへんか?」
男子校生徒1「言われてもなぁ・・・ こんだけ顔消されとったら分からへんて」
男子校生徒3「ちょー確かめてみぃひん?」
夕飯の材料と妊娠検査薬、それに二日酔いの薬と避妊薬を買い込み
そろそろ帰宅の途に就こうとして時間を確認していた沙耶に、男子校の制服を着崩した4人組が近づく
男子校生徒2「さーやちゃんっ」
男子校生徒1「買い物してんの?」
沙耶「・・・あの?」
見知らぬ学生達に声を掛けられ、戸惑う沙耶
男子校生徒4「おれら和哉の知り合いやねんけど」
沙耶「和哉さんの・・ お知り合いですか」
結構身長のある体格のがっしりした、しかしどうみてもチンピラ風の4人組に囲まれる制服姿の沙耶の様子に
通り掛る人々は一様に怪訝な視線を向けるものの、皆それだけで通り過ぎて行く
沙耶「あの・・ 私に何か・・?」
男子校生徒3「あんなぁ、ちょっと胸見せてくれへん?」
男子校生徒4「ちょ、おまっ ストレート過ぎw」
男子校生徒1「ぎゃははっ」
4人組は周囲を意識して自分達を誇示するかのように、おどけて見せながら沙耶をからかう
沙耶「急いでいるので、失礼します・・」
男子校生徒2「ちょちょちょっ 待ちぃーなって」
男子校生徒3「ちらっとでええねん、ちらっと」
男子校生徒4「ぷっ まだ言うw」
身をかわそうとする沙耶の行く手を阻むように、通せん坊しながら取り囲む
男子校生徒3「なぁこれ、沙耶ちゃんやろ?」
男子校生徒4「うはっ 見せるかw」
沙耶『あの写真は・・ この前の・・・?』
朝の分、ここまで
***
>247
実は或る意味一番濃いキャラだったりします
>248
色々な強さがありますからね〜
男子校生徒3「このホクロがポイントや思うねんなー」
男子校生徒2「あ〜 ほんまや、髪とか肩とかそれっぽいかも」
目を細めて写真と沙耶を見比べる男子生徒と、何がそんなに面白いのか 彼が何か言う度に笑うその仲間達
沙耶は彼等が仲間に顔を向けて何かを言った一瞬の隙をついて、スルリと包囲網から抜け出した ・・かに見えたが
沙耶「痛っ」
男子校生徒3「ちょー待てや言うとるやろが、逃げんなや」
写真を持った男子生徒の一人が沙耶の髪を強く引っ張った ・・・再び囲まれる沙耶
男子校生徒4「おほ この子結構素早いw」
男子校生徒1「まーまーまーまーまー」
沙耶「放して下さい!」
掴まれた髪を押さえて手を強引に振り払い、気丈に睨みつける
彼らの雰囲気が一変した
男子校生徒3「なんやワレ ・・調子のんなよコラ」
男子校生徒4「怒った 怒ったw」
男子校生徒2「おーっと 睨んでおりますw」
男子校生徒1「ぎゃはははは」
沙耶は諦めたように溜息を付くと、写真の人物のモデルが自分である事を認めた
沙耶「確かに、それは和哉さんが私を撮ったモノです ・・・胸を見せる気はありませんがホクロもあります」
『おおー』と湧き立つ男子生徒達
沙耶「それでは、失礼します」
今度こそ立ち去ろうとする沙耶の腕を掴み、正面に回りこんで三度取り囲む
沙耶「いい加減にしてくださいっ 怒りますよ?」
男子校生徒3「あぁ? 怒ったらどないやねん 怒ってみぃーや」
男子校生徒4「まあ、そない怒らんとw」
男子校生徒1「やっぱり直に見せて貰わんとなぁw?」
ある者は茶化し、ある者は恫喝し、ある者はそれらに便乗し、自らの行為を演じる事に自己陶酔する
連帯感という集団心理効果と一人の突出した行動が、彼らの行為をエスカレートさせて行く
男子校生徒2「んじゃ、トイレ行こか〜w」
男子校生徒3「おぉ・・ そこの公園のトイレ連れて行こか」
男子校生徒4「うはっ マジでw?」
抵抗する沙耶の両脇から肩を抱くようにして無理矢理連れて行こうとする
男子校生徒1「ちょっと見せて貰うだけやって、直ぐ済むから」
荷物を両手に大量に下げた俊介の前を、三人娘が並んで歩く ・・・手には其々ソフトクリームが握られている
俊介「恵理子〜 俺にもソフトプリ〜ズ」
恵理子「おにぃはがぶっと持ってくからいやや」
智子「口移しであげれば?」
恵理子「!?・・・んなっ」
そんな楽しい時間を満喫する会話が交わされる中、麻由美が前方の様子の異変に気付いた
麻由美「あれ、何してるんやろ?」
智子「うん?」
麻由美が指し示す先に視線を向ける恵理子&俊介&智子 ・・・そこには
男子校の制服を着崩した四人組に囲まれて強引に引っ張られている女子高の制服の少女の姿
恵理子「あれって・・・ ! 沙耶ちゃん!?」
恵理子は咄嗟にソフトクリームを麻由美に渡すと、俊介に声を掛けて走り出した
恵理子「おにぃっ 行くで!」
俊介「了解(ラジャ) 智子、荷物頼むな」
俊介は荷物を地面に置くと、クラウチングスタートの要領で恵理子を追走する
疎らな人込みを駆け抜け、相手の輪郭がより鮮明になり、その表情や皮膚の動きが認識出来る距離まで迫り
最初のターゲットに一撃くれてやろうと脚に力を込めた所で思わず立ち止まる
恵理子「な・・・」
一瞬、恵理子は何が起きたのか理解出来なかった
沙耶をとり囲んでいた四人組のうち、手前の二人がいきなり蹲るように膝から崩れ落ちた
沙耶の肩に手を回していた残りの二人も、突然膝を突いた仲間にキョトンとした顔をしている
その二人の腕を振り払ってゆっくり振り返った沙耶は、狼狽する二人の股間を 掴みあげた
今日はここまで
***
おやすみなさい・・・
支援
ouch
>263-264
あははっタイミングずれましたね^^ でも支援ドモー
まじで寝ますzZ
>215
仕様ですかそうですか…(・ω・`)
>219
御久し振りです。ヒッソリ続き待ってます。
>262
いよいよ馬鹿兄貴と合流ですか。鬼畜ネタで過敏に反応している人
もいますけど実際には安心して読める内容ですな(´∇`)
そしてヒッソリと続きを投下します。
(*・∀・*)
「まぁなんて行儀の悪い事。あんな子とうちの大切な娘を一緒に
試合させるなんて…」
「心配いりませんわ御母様、あの子とは今回は対決しません。まぁ、
仮に戦ったとしても、あんなの私が本気になれば…」
「聞こえたぞコラァ!」
「だから…止せって!」
「くそぉ!こうなりゃ今直ぐ決着…あぁ…離せぇ!!」
「だから…いちいち暴力で解決しようとするなぁ!!」
暴れる日向を俺は必死に抑える。
そんな俺達を尻目に後続の車から降りてきた男が騒ぎの元凶に
対し毅然とした態度で言い放つ。
「おぉい、後が閊えてんだ。悪いけどその下手糞な停め方してる
車をさっさとずらしてくれないか?」
向こうもようやく過ちに気付いたのか、単に圧倒されたのか、
ようやく斜めに停めた車を移動し始めた。よく見れば後続の車は6m
近いサイズのリムジン。無闇に自分の持ち物を自慢する小金持ち
でも安易に購入出来ない車だ。
「お…おい兄ちゃん、何だよあれ…」
「凄ぇな。」
そして降りてきた白人の女の子は後部座席から出した竹刀や防具
入れを乱雑にトランク蓋目掛けて乗せている。
「お…おい、傷付いたら…」
「え〜お父さんもいつもこうしているよ。それに、車なんて道具
だよ。骨董品じゃないんだから擦り傷くらい気にしない。」
「あ…ああいうのが本当の大金持ちかな?」
「そ…そうかも…」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
合同稽古を経ての交流試合。
さすがに大将戦待ちなので日向の出番を待つ間が長い。しかし稽古
開始前から恐ろしく賑やかな遣り取りも多く、いざ試合が始まっても
中堅戦の判定を巡っての乱闘騒ぎも有り、幸いにも(?)退屈する事は
なかった。
そして肝心の試合も見ている方には楽しげな展開だった。
「場外!」
勢い良く日向に弾かれた相手が観戦中の仲間目掛けて飛び込む。
怪我の心配をしてなのか、すかさず周囲がそれを躱しながらも素早く
取り囲む。
「へへ…楽勝だな。お〜い、早く戻れよ。」
だが試合再開と同時に事態は急変する。
「始め!」
動きが急変。先程までのスタミナ切れは何処へやら。猛烈なラッシュ
が日向を襲う。
「んぉ…な…何だぁ!?」
形勢逆転。さすがの日向も唐突な復活劇に翻弄される。
「く…この!な・・・何で急に…わぁ!!」
「一本!」
「しまった!!」
離れ間際に打たれた篭手が決まり日向は惜しくも敗れた。
「あ〜あ、さすがに敵わんのか。」
このカラクリに未だ気付いていないのは審判と日向だけかも。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「いや…思い出しただけで…くく…」
「笑うなぁ!!!」
「まぁまぁ…それより、帰って飯でも食うぞ。」
飛び掛る両手を組み伏せながら俺は帰宅の準備を進める。そして
ようやく宥め終わった所に問題の対戦相手が偶然にも通り掛る。
「あ、いた!」
「あれ、さっきの…」「…大将だった人?」
「て…てめぇ等!途中で入れ替わったなぁ!!」
「いやぁ〜何の事だか…」「…さっぱり分かりませんなぁ〜♪」
「ふ…ふざけやがって…。」
気付くのが遅い…と言いたい所を俺は抑える。そして怒りが再燃
した日向が問題の双子に向かい食って掛かるが向こうは冷静に対処
する。
「じゃあ今度…」「…そっちに寄ってもいい?」
「えぇ?」
「また…」「・・・勝負したいんでしょ?」
「あ…あぁ…今度は一対一だぞ!」
どうなるかと思ったが、巧く丸め込んでくれて一安心。
「さぁ…帰るぞ。」
「おぉ、じゃあな。」
「ばいば〜い…」「…また今度ね〜♪」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
現在、日向が我が家のソファーで熟睡中。
隣の鍵を失くしたまではよかったが肝心の本人が全く慌てずに
親の帰宅を待つ事にして居間で寛いている間に眠ってしまった。
「やれやれ、少しは慌てろよな。」
仕方が無いので俺は毛布を用意する。
「風邪ひくな…がぁ!!!」
防具入れに蹴躓き俺はその場で転等する。
「あぁクソ…不覚…げぇ!」
絶妙なタイミングで日向も落下。一瞬瞼が開くが目は覚めない。
「うぅ…うるせぇなぁ…ん…」
「あ…この…」
抱き枕宜しく俺にしがみ付き熟睡再開。起こしたいがもしそう
すればぶん殴られるのは明らか。
昔かは日向は自力で起きる時はともかく、中途半端なタイミング
で起こせば親でも平気で殴る。そしてこの寝相の悪さは昔から全然
変わらない。実は今もそのまま大人しく眠ってくれたのは運がいい
方だ。
「畜生…俺にどうしろと…ん?ほほぅ…」
立ち上がる前に一旦俺は寝顔を眺める。普段の荒っぽさは何処
へやら。無邪気で満足げな笑顔が俺の視界に映る。
「じっとしてると…結構可愛いんだよなぁ…さて…」
そのうち適当に寝返りを打って離れるのを待つ事にしよう。
今晩はココまでにします。
今回もえちぃシーン開始までが遠いかも…
JCT氏、支援感謝します。
感想・リクエストお待ちしています。
男子校生徒「うぇっ あ・・ちょっ ・・うあ!」
沙耶の指がまるで高速でピアノを弾いているかの如く蠢き
股間を掴みあげられた男子生徒は奇妙な声を漏らしながらブルッと身体を震わせ
やがて前屈みに膝から崩れ落ちた ・・・その様は中心に立つ沙耶に四人の男が跪いているようにも見える
沙耶は彼等を一瞥すると、ポケットからウェットティッシュを取り出して手を拭き
丸めて公園入り口のゴミ籠にぽいっと投げ捨て、地面に降ろした鞄と買い物袋を拾って歩き去ろうとした
恵理子「さ、沙耶ちゃん?」
恵理子の声にピクッとして振り向き、恵理子と俊介の姿を確認すると
顔を赤らめながら恥ずかしそうに会釈して、そそくさと立ち去った
俊介「ふ〜む ゴットフィンガー?」
蹲っている四人組に歩み寄り、話を聞こうとする恵理子
恵理子「あんたら、沙耶ちゃんに何しとったんや!」
男子校生徒3「な、なんや お前・・」
まだ朦朧とした表情で恵理子を見上げる、その拍子に制服の胸ポケットから出ていた写真が落ちる
恵理子「あ・・ これ」
拾い上げた写真はこの前学園に張り出されたプリントと顔の部分が消してある以外はほぼ同じモノだった
と、恵理子の背後からいきなり殺気が溢れ出る ・・何事かと振り返ると、鬼のような形相の俊介がいた
俊介「・・・おい」
低い声でそう呟きながら、写真を所持していた男子校生徒の胸倉を片手で掴み上げると
そのまま身体ごと持ち上げて締め上げた ・・恵理子は学園での一件を俊介に話していなかった事を思い出す
恵理子「お、おにぃ よう見てっ これあたしちゃうから」
慌てて止めに入る恵理子は俊介の顔のまえに『ほらほら』と写真を突き出す
俊介「・・・んんん? 確かに・・・」
恵理子「ふぅ・・」
掴んでいた手を離すと、そのまま落下して尻餅をつく男子生徒 ・・その顔は完全に怯えている
俊介「恵理子の乳は こんなにでかくないもんなぁ・・」
・・・公園で四人から事情聴取を行う ・・パンツの中が大変な事になっていたらしいので一度トイレに行かせた
恵理子「なるほどな・・・ この写真、沙耶ちゃんやったんか・・・ ほんまに何考えとんや和哉の奴・・・」
腕組をしてごちる恵理子の隣で、自爆をやらかした俊介が頬に紅葉をつけていた
・・・その後『二度と沙耶ちゃんに近づきなや?』と釘を刺した上で四人を解放し、帰宅の途に就く高坂兄妹
智子&麻由美「またねー 恵理ちゃん、お兄さん」「ケーキご馳走様ー」
智子と麻由美も其々家に向かい、俊介と二人きりになったバスの中で、恵理子は沙耶の事を考えていた
恵理子「なぁ、おにぃ・・ 沙耶ちゃんの事やねんけどな?」
俊介「ん?」
先日の通学中の痴漢騒ぎと、その時話した沙耶の和哉に対する反応等からの推測を話す
恵理子「あの子、もしかしたら和哉の事好きなんかもしれん ・・・あたしが、おにぃの事想ってるみたいに」
後半は赤くなってモゴモゴ言っていたが、俊介はしっかり聞き取った
恵理子「明日は土曜日で授業半チャンやから、ちょっと沙耶ちゃんと話してみよう思うねん」
今日はここまで
次から沙耶の過去パートに入りますが
長いのと内容が重いのとでスレに直接投稿するかは微妙です
***
>266
人は想像する生き物ですからねぇ
しかもネガティブな方には転がりやすい
私がネガティブな表現を使うときはポジティブな展開に持っていくための『溜め』ですんで
不意打ちで心をザックリなんて事はしないので安心して読んでください
―翌日 通学中のバス内
恵理子「あ、いたいた 沙耶ちゃん」
沙耶「あ・・ 恵理子さん、おはようございます」
和哉と並んで立っている沙耶を見つけて乗客を掻き分けて行く ・・・ちなみに俊介は休みなので家で寝ている
恵理子「おはよー、あんなぁ? 今日ちょっと話聞きたい事があんねんけど、いい?」
沙耶「? はい・・ 答えられる範囲でなら」
沙耶はチラッと和哉の方を見てそう答える
恵理子「オッケー、ほな学校終わったら昨日の公園とこで待ち合わせな?」
和哉「・・・昨日? ・・・沙耶、昨日こいつと会ってたのか?」
和哉が怪訝な表情を向けてくる
恵理子「こいつ言うな!」<<ゲシッ>>
和哉「!っ てーだろーがっ この暴力女!」
恵理子「うっさいわっ 紛い也にも付き合っとった女の子をこいつ呼ばわりすんな! デリカシーないやっちゃな」
沙耶「・・・・あの、付き合ってたと言うのは・・?」
口喧嘩を始めた恵理子と和哉の間に、控えめだがよく通る声で沙耶が割り込む
その声と表情には僅かに嫉妬を含んでいる事を感じさせる
恵理子「んーまぁ、その辺も含めて話しようって事で、な?」
沙耶「・・分かりました」
さり気無く、和哉と恵理子の間に入り 和哉に身を寄せるように立ち位置を変える沙耶
恵理子『うーん、これはやっぱり・・ そうなんかもしれへんな・・』
そんな沙耶の行動に、恵理子は己が推測の確信を深め、和哉は 微かに戸惑いの表情を浮かべていた・・・
―学園前停留所 ・・沙耶を残して恵理子と和哉はバスを降りる
恵理子「ほな 後でなー」
普段ならここから学園まで猛ダッシュする恵理子だが、今日は普通に歩いて行く
必然的に和哉と並んで歩く事になるのだが、そんな二人の様子をバスの窓から沙耶がじっと見詰めていた
恵理子「そういやあんた、前はもっと早よう来てたなぁ ・・なんで今は沙耶ちゃんと一緒に通ってんの?」
和哉は自分に話しかけてくる恵理子の意図を掴みきれず、困惑していた
恵理子が未だ自分に未練があるという線はまず無いと考えられるが、それならば何故?と
和哉「・・・別に、かんけーねーだろ」
恵理子「ふ〜ん・・・ もしかしてこの前の痴漢が原因?」
和哉「・・・う、うっせーなぁ だからなんだってんだよ」
恵理子「なんや、図星やったんか・・ 」
苦虫を噛み潰したような渋い顔をしてそっぽを向く和哉は、思い出したように尋ねる
和哉「昨日、沙耶と会って何してた」
恵理子「ん〜? べぇっつにぃ〜」
あからさまに惚けた態度をしてみせる恵理子
和哉「・・・沙耶に妙な事を吹き込むなよ、まあ・・アイツは俺の言う事しか聞かないだろうがな」
恵理子「なにそれ、脅すんか惚気るんかどっちかにしぃーよ」
和哉「ち・・・ 沙耶に何を吹き込んでも無駄だつってんだよっ アイツは・・・」
恵理子「まぁ、それはええけどさぁ」
和哉の言葉を遮って、鞄から取り出した写真を突きつける
恵理子「これ、持ってた奴が沙耶ちゃんがモデルって気付いて、昨日沙耶ちゃんに裸見せろって絡んでた」
和哉「! ・・な・・・に・・?」
驚愕と憤慨と戸惑いの入り混じった表情で固まる和哉を珍しそうに見ながら、恵理子は続ける
恵理子「偶々あたしとおにぃが通り掛って助けに行こうとしてんけど、沙耶ちゃんが自力で追い払ってたよ」
和哉「・・・・・・」
和哉の目は虚空を見ている 忙しくなく動く眼球が動揺を窺わせる
恵理子「あんたなぁ、沙耶ちゃんの事どう思ってんの?」
和哉「・・・お前には ・・関係ない!」
そう吐き捨てるように言うと、足早に校舎の中へ立ち去った
恵理子『う〜ん・・ 一応、沙耶ちゃんのことは大事に思ってるっぽいけど・・・」
沙耶に質問する項目が増えた分をどう纏めるかと考えながら、恵理子は教室に向かった
周囲の生徒達が和哉と共に登校して来た事に対する驚きと疑問の視線を向けていたが・・・
―バスの中、沙耶は胸の奥から湧き上がる不安に苛まれていた
沙耶『恵理子さん・・・和哉さんとどういう関係なんだろう・・? 名前も呼び捨てだし・・凄く親しそうだし・・
和哉さんの学校での事情にも詳しかった・・ 今の和哉さんとあんな風に普通に話せる人も今までは・・・』
沙耶の不安の元はそれだけではなかった、すっかり生活に定着していた朝と夕方の口での奉仕も
先日の雨の日以来求められていないし、身体を重ねたのはその前の機嫌が悪かった日以来無い
昨夜も何時になく念入りな愛撫に心を躍らせたのも束の間、そのまま部屋に戻されてしまった
男を喜ばせる為に身に付いた、後に和哉を喜ばせる為に身につけたテクニックで自分を慰めるのは哀しかった
この前もロープで束縛しての行為があったので、そういうプレイに目覚めたのかとも思ったが
縛ったのは一回きりだったし、自分の知識ではそういうプレイに目覚めたのならもっとこう・・・
沙耶『ハッ いけない、降りなきゃ』
色々な考え事に没頭している間に、何時もの降りるバス停に到着していた
とりあえずここまで
***
>284
ッョィ妹ですから^^
―‐放課後 恵理子は商店街の公園に急いでいた
恵理子『うーん・・・ 和哉と並んで登校したのは拙かったなぁ〜 』
疑問の視線は無視して済ませられたが、和哉FCのD・K・Kからの追求がしつこく、思い出してはうんざりしていた
やがて公園の入り口が見えてくると、女子高の制服に身を包んだ沙耶が佇んでいるのを確認する
恵理子『よしっ』
手を振りながら声を掛けると、沙耶も小さく振り返す ・・ただその表情には多少の緊張が見て取れた
恵理子「おまたせー ごめんな、待ったやろ?」
沙耶「いえ、そんなには・・」
恵理子は途中で買っておいた缶ジュースを渡して、奥のベンチに誘った
一言礼を返して頷き、それに従う沙耶
恵理子「さて、まず聞きたいねんけど ・・沙耶ちゃんって和哉の事、好きなんちゃう?」
沙耶「はい」
実にあっさりシンプルな肯定の返事を返す沙耶
恵理子「それは兄妹としてだけじゃなく、男女の関係として?」
沙耶「そうです」
恵理子「あんな写真撮って人に渡してても?」
沙耶「あれは・・・和哉さんの病気のようなモノですから・・・その原因が私にある以上、受け止めます」
恵理子は沙耶の口ぶりから、ああいった写真を撮られたのは今回だけでは無いと判断した
沙耶「・・あの、恵理子さんは・・・ 和哉さんとはどういう・・?」
恵理子「やっぱそこは気になるんや?」
沙耶は不安半分な表情で頷く
恵理子「心配せんでもあたしは和哉と付き合ってるわけやないし、他に好きな人もおるよ?」
沙耶「・・そう、ですか」
心底安堵したように表情を崩す沙耶
恵理子「なぁ? 和哉の行動が確かにちょっと病気っぽいのは分かるけど、沙耶ちゃんが原因ってどういう事?」
沙耶「それは・・・」
言い淀む沙耶、何処まで話して良い相手なのか測りあぐねていた
自分と和哉との関係を話せば、和哉とは距離を置くようになるかもしれない
しかし、場合によっては現状芳しくない和哉の立場を、さらに悪化させてしまうかもしれない
沙耶「プライベートな事なので・・お話できません」
結局、秘密にして措く事を選ぶ ・・自分と和哉との関係が一般的にみて異常なのは自覚している
兄妹としても、男女の関係でみても、兄に奴隷として扱われる妹など 凡そまともと言えるモノでは無い
恵理子「う〜ん そっかぁ・・・」
恵理子は考える・・ 沙耶の表情から随分と深そうな訳がある事は推測できた
しかし、ここ数日の彼女のイメージからして 和哉を凶行に走らせるような要因を思いつかない
沙耶は和哉の事が好きだと態度でも言葉でもはっきり示している、和哉にも沙耶に対する思い入れの強さを見た
恵理子「せやな、相手のプライベートに首突っ込むんやから、こっちも相応のもん出さなな」
沙耶「?」
恵理子「沙耶ちゃんゴメン、ちょっと卑怯な事言うで?」
沙耶「は、はい?」
姿勢を正して向き直る恵理子に、戸惑いながらも頷く沙耶
恵理子「あたしな、和哉にレイプされかけてん」
一瞬息を呑む、そんな筈は無いと心の中で叫ぶが、恵理子の顔は真剣だ
以前にも女性とのトラブルは何度かあったが、レイプのような真似をする事ははなかった
沙耶「そ、それは・・・ 申し訳ありませんでした」
恵理子「まぁまぁ、そこは沙耶ちゃんが謝る事やないから」
恵理子は軽い口調で頭を下げる沙耶を宥める ・・沙耶を責めている分けではないのだからと
沙耶「いえ・・ 多分、それも私のせいです ・・そんな事にまでなるなんて」
恵理子「いや、ちょっと待ちぃな、 なんぼなんでもそれはちゃうやろっ」
沙耶「いいえっ 和哉さんが・・・ 和哉さんの行動は ・・あれは、ただの真似事なんです」
恵理子「? どういう事?」
恵理子の疑問の声を他所に、沙耶は多分に悔恨を滲ませた悲痛な表情で俯き、呟いた
沙耶「・・・きっと、慣れ過ぎて 感覚が麻痺してしまってたんだわ・・・」
沙耶が落ち着くのを待ちながら、帰りが遅くなる事を携帯メールで送る
辺りには夕闇が差し迫り、公園の水銀灯がベンチを照らし始めた
恵理子「落ち着いた?」
沙耶「・・はい、すみませんでした 取り乱してしまって」
恵理子「ええって、こっちも相手の弱みに付け込むような事言ったんやから ・・・話してくれるん?」
沙耶「はい、・・何処からお話しましょうか・・・ 和哉さんがああなってしまったのは中学の時なんですが」
恵理子「ふむふむ」
沙耶「中学の時のある事件が切っ掛けで・・、でもそうなる原因はもっと前で・・・」
何処から話すべきか、逡巡していた沙耶は軽く溜息を付くと
沙耶「やはり、初めからお話したほうがいいようですね」
そうして、沙耶の長い話が始まった
―-それは沙耶の歩んできた人生と、和哉の心を歪めた皮肉な運命
今日はここまで
***
次から過去編本編
>弾の灯氏
悪い事は言わん。もうそろそろzipかなんかで固めて丸上げでもしておけ。
このスレの住人ほとんどがアンタのオナニーSSをスルーし始めてる。
すまんが話自体もさっぱり面白くないんだ。そのことにまず気付け。
スレの最重要要素である妹萌ネタ的にも希薄すぎるしな。
それでもアンタが投下を続けるってんなら、長く続いてきたこのスレは多分終わる。
アンタはアンタなりに一生懸命書いてるんだろうが、このスレには独特のふいんき(なぜかry)があるんだ。
どんなものを書けば住人から受け入れられるのかをまずは真剣に勉強した方が良いと進言しておく。
そのコテ・トリを今後も名乗りたいのであれば尚更。余計なお世話だろうが。
この書き込みに関して御意見、批判などあればなんなりとどうぞ。sageか孕age進行で。
オナニー批判乙
今度から「ほとんど」に関して統計学的な根拠を示してから書き込みボタン押してね
じゃあほとんどに一票
漏れも一票
何の問題もなく読み進めていたオレガイル
漏れもしっかり読ませてもらってる
この程度の荒れなんかたいたこと無いって
外野の意見なんか気にせずに続けてください
鬼畜が嫌なら黙ってNG登録すりゃいい
段々雪解けの時が…?
>>弾の灯さん
ちょっと私好みの内容じゃないかな‥‥と少々引きつつも、しっかり読ませてもらいました。
なんか話がどう転がるか気になるんですよね。
>310
次で雪解け、その次で芽吹きな(終章)展開です
>311
あと二回で終了ですが、読者の腑に落ちる展開であればいいかな〜と思ってます
>284
>罠
そう思いますか?すっかり妹攻めに毒されてますな( ̄ー ̄)
(人の事言えるかと言う突っ込みはあえて却下)
>313
最後の六行…和むなぁ…( ´∀`) さて最後はどう持っていくのか。
これは朝まで起きてた私に与えられた恵沢に違いない。
うん、アレだ。眠くて良い形容詞が思い浮かびませぬ。
>>弾の灯さん
GJ。最後まで読ませてもらいました。
叩かれていたけど、めげずにがんばってください。
次回作も期待しています。
>>315 和哉の毒が抜け、俊介の変態病が鳴りを潜めた今日この頃w
いやいや、幸せそうで何よりです
とりあえず和哉の親父はビンスのケツにキスしてこいw
ども、次のお話も今構築中です
早ければ明日くらいにでも
異常な状況下で近づいていく兄妹心
兄「おいよせ、止めろ!」
妹「いいえ、止めませんよ・・・」
兄「待てって!早まるな!いいからそのナイフをしまえ!」
妹「…兄さんが悪いんですよ
私の気持ちを分かってるくせに、まるであてつけたかのように恋人なんて作って……」
兄「あてつけって……だからそれしまえっての!」
妹「もはや問答無用ですね……兄さん、ご覚悟を……」
兄「や、止めろ――――っ!!!」
母「何やってんの?あんたたち」
妹「兄さんがいつまで経っても私と契ろうとしないので
とりあえず婚姻届を出して既成事実を作ってしまおうかと」
母「昨日市役所行ってたのはそのためなのね……で、何でそんな物騒なもの持ってんの?」
妹「兄さんの印鑑が見つからなかったので指紋を取ろうかと」
兄「血判状でも作る気か!?」
母「そんな危ない事しなくても、朱肉があるでしょうが」
妹「………おぉ!」
兄「『おぉ!』じゃねぇよ!」
(´д`)ノ はいコンバンワ三文です。お久しぶりで…
(´д`)ノ …
_, ._
(;゚д゚) スレがなんでこんな流れに?
ちょいとここ一ヶ月ばかし忙しくてですね、全然来られなかったんですけども。
月末進行終わってとりあえず一服ついたんでイヒヒそろそろポストすんべとかニヤニヤしつつ今スレ最初っから読んだら…。
ムムムな感じですな。いやもういいですけど。
とりあえず(←失礼な)弾の灯さん、モツカレですー。まだ全部読んでないので、のちほどゆっくりと拝読させて頂きます。
あと
>>324-325さん、ちと笑わせてもらいました。
そんでワタクシが血判押した場合、これがホントの 三 文 判 とw
誰が上手いことを(ry
さて前スレ825から続きです。もはや誰も憶えていらっしゃらないかもですが。
しかしなんですか、ワタクシも今のSSポストし続けて「陵辱モノ去ねぃ」とか言われてしまうんでしょうかアハハ。
まあ別にいいやw
後片づけをするあいだ、素子はじっとオレを見つめていた。
薄く瞼を開けて。
薄い胸を、ゆっくりと上下させて。
その視線にオレは気付いていたけれど、目の前の作業に集中するフリをしていた。
なんとなく、罪悪感を感じていたから…かもしれない。
いつだってそうだった。
素子に何かと言い訳をつけてくだらない実験だの科学だの、つまりはイタズラを繰り返す。
でも素子は、一度も拒んだことはない。
オレを信用してくれてるからか、それとも…。
(*・∀・*)
妹「お兄ちゃあん…」
素子が口を開いて、オレは我に返る。
兄「ん…?」
ゴミ箱はすでにティッシュで一杯になっていた。
拭き取れる水分などほとんどカーペットには残っていなかったけれど、オレはその作業から逃れられなかった。
妹「もう、終わった…?」
兄「あ、ああ…もう全然汚れてないぞ。全部きれいに拭き取ったから…」
オレはそう答えた。
すると。
妹「じっけん、は…?」
実験。
そうだった。
素子のおもらしのことばかりで、『発電貞操帯』のことなど、すっかりと忘れてしまっていた。
傍らには宿主を失って、表示窓に「NO CHARGE」の文字を薄っぺらく点滅させているだけのその機械が、
今となっては無機質に、ごろんと転がっているだけだった。
乾きかけて光沢を失った、素子の局部に押し込まれていた二本の電極に、今はなんとなく腹が立った。
なぜそんなふうに思うんだろう。
さっきまでは我ながら嬉々として、それを素子に施してやってたというのに。
オレが腹を立てているとすれば、それは自分に…。
兄「素子、その…」
素子は表情を変えずに、オレをただ見つめていた。
兄「悪かったな。ひどいことして…」
紫煙もとい支援
自分で書いといて煙草を吸う妹を妄想した
オレは素子が好きなんだ。
だからいつも、素子が拒まないことをいいことに、ひどいことをしてしまう。
どうしてだろう。
自分でもわからない。
まったく、調子にのりやがって。いつもいつも、オレは。
そんなどうしようもない憤りの感情が込み上げてきて、それ以上、先の言葉を告げる事ができないでいた。
すると素子は、
妹「どうして、あやまるの…?」
そんなことを呟いた。
兄「それは…素子に…その…悪いことをしたから…」
もごもごとオレは話す。
妹「わたし…お兄ちゃんに…『わるいこと』されたなんて…おもってない…」
素子が言った。
兄「け、けど…」
妹「わたし…お兄ちゃん…だいすきだから…」
きちんとした気持ちなど、これまで聞いたこともなかった。
オレももちろん、素子に言ったこともない。
それだけに、罪悪感が増した。
兄「オ、オレを好きだなんて…。ひどい兄貴だと…思うぞ」
妹「どうして…そんなこというの?」
兄「だって…」
そう呟きかけてオレが素子に向き直ると…。
素子は、オレを真っ直ぐに見つめていた。
笑みを浮かべて。
瞳の端に、涙を浮かべて。
素子は…オレを受け入れてくれてるんだ。
いつだって。
何をしても、どんなひどいことをされたとしても。
兄「な、なんでだよ…」
妹「なんでって…?」
兄「…」
またも言葉に詰まるオレ。
素子の、澄んだ水面のような目で見つめられて、オレはまた戸惑う。
兄「どうして…いつもひどいことばっかりされてるのに、おまえはオレを…」
妹「…」
兄「…許してしまうんだ、いつも…いつも」
心の奥底が、キリキリと痛む。
妹「わたし…お兄ちゃんを『ゆるす』だなんて…」
素子はそう言って、少し悲しそうに表情を歪ませた。
妹「そんなこと…おもったこともないよ…」
兄「…」
妹「だから…そんなに悲しそうな顔…しないで…」
そう言って、素子がオレの頬に…触れた。
それで気付く。
悲しい顔をしているのは…いつも…。
オレだって事に。
ふざけて、いかにも兄として、「チカラ」があるように見せていても、それはたぶん、ただの、
虚栄心。
悲しいからこそ、優しさが誰よりも欲しい。
求めているからこそ、
妹に…素子に、それを願ってしまう。
素子なら…いつだってオレを…温かい心で…包んでくれるから。
そのことを自覚していない、今までのオレがいたんだ。
兄「ごめんな」
妹「ううん、もうあやまらないで…お兄ちゃん…」
その言葉に誘われるように、オレは素子に顔を寄せ…
唇を重ねた。
つ【四円】
はじめは、ついばむようにキス。
そして次第に、強くなる。
兄「ん…」
妹「んん…ん…」
次にオレから、素子の上唇を挟みこんで。
兄「んんん…」
妹「ん…ん…んふっ…」
すると今度は、素子がオレの唇を、くにくにと甘噛み返してきた。
(んんっ、コイツぅ…)
そしてまたオレも、その行為をし返してやる。
こんなことでも、ついまた意地の張り合い。ささやかな。
兄「ふふっ…」
妹「んっ…くふふう…」
クスクスと軽く笑みを漏らしつつ、互いの唇を吸い合う。
兄「んちゅ…ふむっ…んむ…」
妹「ふううむっ…はむっ…んちゅうう…」
唇越しに素子の歯の固さすら感じ取れるほどに、オレも強く押しつける。
妹「んはう…」
すると素子は、オレの唇の圧力に抗うかのように、
オレの口の中に、自分から舌を差し入れてきた。
兄「ん、んんっ…」
オレの口内で、素子の舌がまるで軟体動物のように跳ね回る。
妹「ふむっ…うっ…」
俺の歯に触れ、オレの舌に触れる。
触れると言うより、舐る。
オレの口が、まるで素子から犯されているようだ。
で、いつも支援と称して文中に割り込んではいるものの実言ふとよく分かってないんで
この際訊きたいんだが、これって所謂連投規制対策って事で良いんだよな?
しかし黙ってされるがままでは、兄の威厳も廃る(?)というものだ。
オレは迷わず反撃を開始する。
あちこち動き回る素子の舌をねじ伏せようと、オレも舌を酷使する。
しかし、するりするりと逃げられてしまう。
(ちくしょ…)
妹「きゅふ…んふふ…」
なんてこった。素子のヤツ、オレの舌攻撃をかい潜りながら、笑ってるのか?
(このっ…おとなしく…)
ほどなくオレの舌が、素子のそれをからめ取った。
もう素子は抗うこともせず、ただオレの舌の動きに任せて、されるがままに。
兄「んんっ…ん…ん…」
妹「んあっ…んちゅ…くはあ…」
舌と舌で、優雅なダンスを繰り返す。
そして意識さえもぐるぐるに、からまり合うオレたち。
素子の舌はとても甘く、そして温かく、ただ心地良かった。
妹「ふあ…」
唇が離れると、ねっとりした唾液の糸が一本、すうっ…と引かれた。
そしてぷちん…と切れ、冷めた体温の粘液が、互いの唇にまとわりつく。
素子の口の端から溢れた液が、滴状に形作っているのがわかる。
それを拭おうともせず、素子は朱に頬を染めて目を閉じ、そして微かに…震えていた。
余韻に浸っているのだろうか、それとも…。
妹「お兄…ちゃん…」
そして、口を開いた。
妹「だめ…もう…」
兄「…ダメって?」
明らかに感極まりつつある素子を間近に見つめ下ろしたまま、オレは言葉を待った。
心のどこかで聞きたいと願っている、素子の言葉だ。
妹「さ…さっきからあ…じんじんして…とっても…とっても…」
兄「じ…じんじんしてるって…なにが?」
“どこが?”
そう問うべきだったかもしれない。
妹「お…お兄ちゃんがえっちなチュウなんか…するからあ…」
言葉を発するたびに、ふるふると小刻みに震える素子。
ただ、可愛らしかった。それだけがもはや、オレの心を支配していた。
妹「ずっと…ずっと…あそこが…じんじんして…」
兄「あそこ…って…?」
妹「うう…そのお…さっきまで…“キカイ”が…入ってたとこが…」
これ以上無いぐらいの、素子のあからさまな、羞恥。
はずかしい…はずかしい…はずかしい…。
そんな素子の心が聞こえてきそうなぐらい、声も表情も高揚している。
妹「あ、あんなキカイで…感じちゃったの…と、とってもほんとうは…いやなんだからあ…」
素子の潤みきった瞳が、オレを見上げていた。
嘘のない言葉、いや、素子の本当の気持ち…だ。
兄「じゃあ…どうしてあげれば…いい?」
オレは努めて優しく、そう聞いてあげた。
素子の望みに、ただ応えてあげたかった。
素子も答えた。
妹「お…おねがいだからあ…」
ぐすっ。
妹「…お兄ちゃんので…きもちよく…して…ほしい…」
さてさてこのへんで 糸冬 でございます。
おおっと気がつけばポスト始めて1時間半、長々とすんませんですホントにもう。
支援くださりました
>>329殿
>>332殿>>FXD殿(リアルニアミスお久しぶりです)、
それから
>>341殿、感謝でござます。そうですよ連投規制のための互助会ってとこですw
そしてポスト終了後にうっかり支援しちゃったりすると、通称“支援芸”としてみなさんに笑われるという名誉の負傷なんですねw
支援はどなたも大歓迎のはずですからタイミング見計らってドーンとやっちゃいましょう。
そしてまだ続くんですねえこれがw
不思議なのはたしか一旦書き上げたときには16KBしかなかったはずのこのSSなんですが、今現在なぜか42KBまで増えてるというw
真夏のミステリィでありますw
今回、スレの振興を仰ぐつもりでネットリ感増量(当社比)心がけてる次第でありますハイ。
あと、とんでもないオチがつく予定だったりしますアハハ。
ではまたです。ヾ(´д`)
三文さん乙
お久しぶりっす
やっぱ少しずつでも書かにゃいかんですね
気が付けば長いの放ったらかして小ネタ書いてるし
>>327 笑っていただけて何よりw
>>349 今のところバネは縮んだままですね
いずれ大反発(大反撃?)が来るのを期待
なんか絶体絶命都市みたくなってきたなぁ
もっと妹汁を
>346
久し振りの続編 乙です。おヴァカなバイブ攻めだけで終わらないん
ですね。続きの純愛編(?)に期待。
>355
今度はサヴァイバルですか。てっきりセクハラ同級生編とかピッキング
妹(智子)編とかに突入すると思っていたのですが…。
件の三作目は和みキャラ登場で果たしてどう展開してゆくのか期待。
実は以前から隔離空間での生き残り(または脱出)というタイプの映画に
釣られ易い俺…。
そしてひっそり続きを投下
俺の期待は何処へやら。何故か寝相の悪さも収まり結局動けず
仕舞い。短時間とはいえ変な姿勢を強要され足の痺れとの戦いの
なか、ようやく変化があった。
「ん…う…う…」
微かな唸り声。そして待望の目覚め。
「う?うわぁあぁあぁ!!!」
「どわぁあぁあぁ!!!」
日向は現状に、そして俺はその大声に驚き交互に飛び退く。
「がぁ!く・・・あ…足が…」
向こうは転がりつつも綺麗に停止。だが俺は着地がままならない。
転倒の痛みと足の痺れに殺虫剤で悶絶する害虫宜しく俺は虚しく床
で足掻く。
「う…うぅ…あ…あ…」
紅潮した顔で手で全身を覆いながら縮まる日向。動揺している
のか何か言いたげに口を辿辿しく動かし発音が儘ならぬ様子。
「に…兄ちゃん・・・まさか…俺の…身体…」
「わぁあぁ!馬鹿!!不用意な発言するなぁあぁ!!!」
「聞き捨てならないわねぇ〜。」
「ぎゃあぁあぁ!!!」
最悪なタイミングでの母の帰宅。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「あぁ…未だ頭が痛ぇ…」
「ほらさっさと食べなさい。」
「大体殴ってから事情聴取ってのは普通逆じゃ…」
「あら、今日は夕食抜きでいいの?」
「コラコラ!幾ら親だからってそんな卑怯な発言をするか?」
「まぁまぁ兄ちゃん、もうイイだろ?あ、おばちゃん御換わり♪」
「はいはい、沢山食べてね。」
「あ〜あ、俺より日向の方が優遇されてるのぉ〜。」
「何か今日の兄ちゃん、僻みっぽいなぁ。」
「もうこの子は家族みたいなもんでしょ?」
「へいへい…。日向は俺の大切な弟…ぎゃあ!」
「さり気なく男扱いしやがったな!」
「日向ちゃんもいちいち手を出さない!」
「痛てっ!」
親の帰りが遅い時は何れかの家で揃っての食事は昔から珍しく
ない。そして今日も台所が騒がしい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「じゃあ、また明日。」
「おぉ…じゃあな。」
頃合を見ての帰宅。ちなみに鍵は双方の親同士で所有しているので
何れかが帰宅すれば開錠は可能だ。
再び台所に戻り俺はようやく寛ぐ事が出来たような気がする。
「あ〜今日は一日あいつに振り回されっぱなしだったかも。」
「何言ってるの。頼られてるって事はそれだけ貴方があの子に大切
にされてる証拠でしょ?」
「はぁ?どう見ても都合のいい使い走りじゃねぇか。」
「よく考えて見なさい。あれだけの年頃の女の子があんなにあなた
にベタベタするって…」
「ちょっと待て!あいつは元々兄弟みたいなもんだろ?それと今の
発言は俺が全然もてないって遠まわしに聞こえるのは気のせいか??」
「あら、そこまでキッパリと否定出来るの?」
「痛たたたたた…。」
残念ながら否定出来ない。語るに墜ちるとはまさにこの事か?
そんな最中に電話が鳴る。
「あらら、もしかして応援要請かな?」
「はいはい、ちょっと待ってね。」
母が洗い物を中断、慌しく両手をエプロンで拭いながら受話器を
手に取る。ディスプレイの表示で直ぐに電話の相手が日向の母で
ある事が分かる。ちなみに勤務時間は違えど二人の勤め先は同じだ。
「そう、じゃあ…うちの子に任せるわ。」
「ん?何か嫌な予感が…」
「隣の留守番をお願い。在庫の数が合わないらしくて未だ帰れない
らしいの。あたしも応援で今から行かなくちゃ。」
「待て待て…何で俺が…」
「年頃の女の子を一人っきりにして何か有ったらどうするの?」
あぁ…俺の束の間の安息の時間は終わった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「おぉい、入るぞぉ〜。」
日向の返事が無いので俺はとりあえず中に入る。
「えぇと…風呂場じゃないか…もう寝てるのか?」
軽く辺りを見回すが見当たらない。滅多な事は無いと思うが
やはり姿が見当たらないと少し不安に駆られる。
「待て待て…未だあいつの部屋を見てない。」
自分にそう言い聞かせながら二階へ向かう。
「何だ…いるんじゃねぇか。」
廊下が暗いので扉の隙間から漏れる照明が良く見える。すかさず
開けようとしたが…
「…ん…はぁ…あぅ…んん…」
「わ…な…何だぁ?」
怪しげな呻き声。どう聞いてもこれは日向の声だ。咄嗟に俺は
声を押し殺す。
「あぁ…ま…まさか…あいつ…」
ヤバい…もしかして、開けてはいけない状況?
ドアノブに伸ばす手が嫌でも震える。
今晩はココまでにします。
と言う事で残念ながら>284の読みは外れです。
感想・リクエストお待ちしています。
>>356 上手く寸止めで生殺ししてますな^^;
智子シリーズも考えてたんですけどね
あとライダーと麻由美くっつけてライダーの妹が和美でーとか
ほす
>>375 こういうのも兄妹の関係としてはありえますよね
くっつくもよし。くっつかないもまたよし
そこに愛があればいいのさ!w
>>377 って二股かよ!w
いつか選ぶ日が来るのかな?
完結乙
>>377 完結乙、だけどあえて悪いところをあげてみる。まず前振りの被災シーンが長杉で秋田。
そしていきなり伏線なく最後で二股はどんなもん?どうしてそうなったか心境の変化とかを書いてみよう。
あと台詞の前にいちいち名前イラネ。シナリオじゃねーんだからさ。そのあたり直せばもっといいのに仕上がるとオモタ。
>377
完結乙。そして3Pマダ〜?…と書いてみたりする。
>>381 ども
描いてはいるんですが、何故かこのスレ用の絵は失敗率高いので
描けたらUpします
>>383 ktkr!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エロスエロスエ(ry
ぬおぉおぉ!
本当にキタァァァァァァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)ァァ( ゚)ァァ( )ァァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
GJ&サンクス!
短編つか1レスでいいので
ツンデレ妹をリクエストしてみたり
>>387 妹「へ〜、お兄ちゃんまた振られたんだ〜。よく懲りないね」
兄「うっさいな…ったく、何か知らんけど
いつもいつも、上手く行きそうだな〜って感じになった途端に手応えが怪しくなるんだよなぁ」
妹「お兄ちゃんのショボさ加減に気付くのがその辺なんじゃない?」
兄「絶対誰かが邪魔してるんだ……そうに違いない…」
妹「ま、一応慰めの意味も込めてお菓子でも作ってあげるわよ
ホントは作る義理なんかないんだけど、あまりにも惨めだから仕方なく作ってあげるんだからね!
こんな出来た妹を持った事に感謝しなさいよね!わかった?」
兄「お前って、キツイ事言うけど根は優しいよな
もしお前が妹じゃなかったら惚れてたかもな」
妹「な、何バカな事言ってんの?お兄ちゃんに惚れられたって嬉しくないわよ!(/////)」
兄「はっはっは…冗談だよ、冗談」
妹「分かってるわよバカ!
バカ(/////)」
何とか一レスで収まったよお兄ちゃん
何故この兄はいつも彼女が出来そうで出来ないのか
原因はもろちんもといもちろんいm
妹「余計なこと喋ったらコロス」
スミマセンスミマセンスm(ry
ここ住人少ないね
>>392 ツンデレ妹ktkr!!!!!!!!!!!!
しかもツインテールときたもんだ!!!!!
GJ&採用サンクス
メルパルクホールから開演前保守
(*・∀・*)
「……とにかく、俺はそういう奴なんや…せやから、俺を好きな気持ちなんてさっさと捨てて別の‥!?」
全てを終わらせようと自虐気味に話すお兄ちゃんを、私はギュッと抱きしめる
「お、おい…友美」
「それでも!」
想いをぶつける
「それでも、私はお兄ちゃんが好き。
私の大好きなお兄ちゃんが、私のことを好きって言ってくれた。私のことをずっと想ってくれてた。
せやから、お兄ちゃんのこと好きでいるの止めへん…お兄ちゃんを好きな気持ちは絶対に捨てへんもん!」
そして、驚いた顔のお兄ちゃんの唇に自分の唇をそっと触れさせる
「ん………………」
我ながら訳分からんことしてるとは思うけど…
でも、これが私の精一杯の思いやから…
「お前…」
「私、本気やで?」
そう…私の本気の気持ちやから…
「本気…か……そっか…」
「そうやで?私は本気なんやから」
『本気の想いは、きっと伝わる』ってどっかの誰かが言うてたなぁ…なんて思ったりして
「せやけどな…」
確かに想いは伝わった……でも
「せやけど…本気やからって、俺とお前が恋人同士として一緒にいるっちゅーのは、それはまた別問題や」
その言葉に、私は黙り込んでしまった
「お前の気持ちは……まぁ、俺なりには分かってるつもりや
それに、本気っていう意味やったら俺も間違いなく本気やしな」
「二人とも本気で両想いやのに……間違いなくお互い好きあってるのに、それでもあかんのん?兄妹やから?」
「………それもあるな」
「それ『も』?『も』ってどういうこと?」
「……ぶっちゃけた話するとな、お前はともかく俺は兄妹がタブーやから付き合ったらあかん、とかあんま考えてへんのや」
「そ、そんなん私も考えてへんもん!」
「そうか……まぁとにかく、それはたぶんそんなに問題やない」
「じゃあ何なん?」
お互い愛し合ってるのに、何が問題やっちゅーねんな
「お父んとお母んが許すと思うか?」
「ぁ………」
そう言われれば、そのことを全く考えてへんかった…
「仮にお父んとお母んが許すにしたって、世間体っちゅーのもあるんや…
もし駆け落ちなんかしてみぃ、お父んもお母んも一生後ろ指さされながら生きていかなあかんねんで?」
「うん……」
兄と妹が愛し合ってる……そんな兄妹を育ててしまったっていうレッテルを貼られたら…
「せやから、俺らは他の人たち以上に慎重にいかなあかんのや」
「うん……わかった………けど…」
「けど…何や?」
久しぶりに生投下に総合
シエーン
今から自分が言おうとしてる事を頭の中で反芻してみる……
自分で言うのもアレやけど、結構恥ずかしい事言おうとしてる
「何や、言うてみぃ」
そのお兄ちゃんの優しい笑顔が、次の瞬間には引きつってしまうのを私は知っている
「お兄ちゃん………」
でも、言うもん……言いたいもん……
「お兄ちゃん……抱いて…」
「お兄ちゃん……抱っこして頂戴…」
406 :
403:2006/09/18(月) 22:35:01 ID:uoTDXXvI
総合→遭遇
世間では吉野家の牛丼復活祭とか言ってるけど…
ぶっちゃけ牛丼やってる時に吉野家入った事無いから、感慨なんてまるでないな
明治時代の牛鍋が文明開化の味なら、今回の吉野家の牛丼は国際問題の味がしたりするんでしょうか?w
そんな事よりおにいちゃん、ちょっと聞いてよ。スレとあんま関係ないけど。
こないだ、近所の吉野家行ったんらね。吉野家。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れなかったの!
>>409 兄は今日も引きこもりやってたぞお
3連休なのに一歩も家からでてない
どうだ、すごいだろぉ
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
>>411 寝坊して、牛丼食い損ねたくせに・・・(ボソッ
>392
お、今回は黒髪に赤眼ですか。そういえば以前にもそんな攻め妹
キャラを描いてもらったのを思い出した。
>395
そこで行き詰ってる俺が来ましたよ…orz 一応前スレで紹介した
所までは書いたんですけどね。
>404
をぉ久し振りの関西弁兄妹キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
しかし 告白 → えちぃシーンって難しいよなぁ…俺もそこで結構悩んで
いるんだが…
そして牛丼ネタが出てるので便乗小ネタ投下
こういうのは直ぐ思いつくんだが…
「はぁい、お兄ちゃん。」
「おぉ?コレの為にわざわざ並んだのか…大変だったな。」
「いいえ、こうして牛列に加わる事で大人数と接するなんてむしろ嬉しい
ですわ。ましてや目的がお兄様の為なら尚更…」
「さぁ、早く食べないと冷めちゃうよ。」
「そ…そうですわね。さぁお兄様。」
「あぁ…それじゃあ…」
「あれ…どれも…同じ…」
「ん?どうしたんだ??」
「どうしましたか?」
「頼んでおいた…つゆだくが…無い!」
「え?もしかして、店員が間違えたのか??」
「あうぅ〜そうかも…」
「それじゃあ戻って交換…」
「今からじゃ間に合わないだろ。まぁ次の機会まで我慢して…」
(*・∀・*)
妹汁だくw
「うぅ…そんなぁ〜…」
「残念ですわ。もし私の手元に有れば譲る事も出来るのに。」
「手元に有ればって…お、あい はぶ わん あいでぃあ♪」
「黙って食え。どうせお前の事だ、久し振りにロクでもない事を思い
ついたんだろ?」
「んふふぅ〜どうかなぁ〜♪」
「あの…何でこんな目に…頼むから解いて…」
「お兄ちゃん、逃がさないよ。」
「お兄様、逃がしませんわ。」
「あ…あの…これって…」
「ボク達の“つゆだく”だよ。」
「素晴らしいアイデアですわ。」
「その“つゆ”は違う、絶対違う…う…うわぁあぁあぁあぁ!!!」
「虹乃さん、今日は一段と激しいですわね。」
「んふふぅ〜三人揃うのも久し振りだからね。はぁい、次はレイちゃんね。」
「はい。それではお兄様、次は私のを召し上がり下さい。」
「誰か…助けて…」
別スレで使った過去キャラ使用…って覚えてる人いる?
>416
支援サンクスって…ネタがバレバレですな…orz
あと誤字を発見したが気にしない。
>>419 アフォだwwww
ところで、誤字って『牛列』?
ならばあながち間違ってないので大丈夫ですw
え、アレ誤字だったのか?
普通に読んであー成程牛列かぁとか思ってたんだがw
わざとだとオモタ >牛列
423 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/09/20(水) 16:36:29 ID:ny2RBjbm
このスレは弾の灯専用スレとなりました
>>423 んなこたぁない
いや、書かない俺が悪いのか
お兄ちゃん!
ご飯にする?
お風呂にする?
それとも……
保守?
(;´Д`)l \ァ l \ァ
妹を保守
(;´Д`)l \ァ l \ァ
お兄ちゃんを保守
兄「何バカな事書いてんだお前は」
妹「持ちつ持たれつw」
兄「意味が違うw」
妹「……てへw」
兄「てへwじゃねぇよ」
女「ほら、おじちゃんにご挨拶しなさい」
娘「おじちゃん、こんにちわ!」
兄「はい、こんにちわ。飴をあげようね」
娘「わーい!おじちゃんありがとー!」
女「この子って、どことなく兄さんに似てますね」
夫「はっはっは、君はお義兄さんに似てるからね
この子は君に似てるから、それでお義兄さんにも似てるんだろうね」
女「うふふ、そうかもね」
兄(ドキドキドキドキドキドキドキドキ)
@@@
( ´д`) 小ネタばかり書いてるんじゃないわヨ
⊂彡☆))Д`)・∵. ゲフッ
こんばんは三文ママです。小ネタ保守ネタばかり書いてる文士さんにはおみまいしますよw
ウソです三国さんごめんなさいw
浪速兄妹(?)の行く末はどーなってしまうのか続きとっとと書きやがれゴルアいえ書いてください。
>ピシドリンカ殿
相変わらず日常的な会話のセンスが上手い感じでナイスですね。そして超期待なお約束生殺しシークエンスだッw
ところで前から気になってましたけど、ひょっとして携帯か何かでポストしてます?
>弾の灯殿
オイラだとエロ成分そっちのけでこのカタストロフ的大惨事状況を一大スペクタクルディザスターSSとかにしてしまいそうですね。
そして兄か妹とかモブとかどかどか頃してしまったりしてスレ違いだゴルアで大顰蹙の嵐とw
さてまたお久しぶりにこんな時間からポスト参ります。
>>345の続きからです。
おおっ今回は一ヶ月経たないうちに来られましたw
言うまでもないが、オレの下腹部はどうしようもなく、固くなっていた。
素子に対して、こんなふうになったのは久しぶりだ。
初めて…素子を抱いた時、それ以来だろうか…。
兄「もちろん…いいよ。オレので…」
オレはそう言ってもう一度、素子にキスをした。
素子も目を閉じて、オレに応えてくれた。
まずオレがシャツを脱ぐ。
それから、汗ばんで張り付いていた素子の服をゆっくりと脱がし、生まれたままの姿にしてあげる。
成長途中の乳房の頂きには、まだまだ色素の定まっていない、小さな小さな果実が二つ。
兄「んむっ…ちゅっ…」
その一つに唇をあてがい、舌の腹で転がすように舐める。
妹「ひゃっ…!ああ…だめえ…そんなの…」
兄「ん…ここ…全然やわらかいなあ…」
妹「んんん…そ、そんなあ…」
兄「ふふふ…大人になるとここが…こりこりって固くなるんだぞ…」
妹「う、うそお…」
兄「素子はまだまだ…コドモってことかな…」
妹「そんなこと…言わないでえ…」
(*・∀・*)
アイシテール アイセナーイ コトバヲカーエナーガーーラー♪
4yen
わざと意地悪な言葉をかけつつ、素子の乳首を舌先でこね回し続ける。
けど、本当にやわらかくて、良い舌触りだった。
妹「お…お兄ちゃんの舌…すごく…えっちで…ざらざらしてるう…」
はっ、はっ、はっ、と、素子の息が小刻みに変わりつつある。
本気で感じている証拠、なのだろう。
その心地良さに名残を惜しみつつ、オレはゆっくりと身体をずらしていった。
舌で軌跡を描いて、素子の胸からおなか、腰から太股へと、じり、じりと。
妹「ひっ…くっ…くすぐっ…」
もはや全身が性感帯と化しているのだろうか。
素子は耐えるような快感に溺れるような、微妙な変化を見せつつ、全身をよじらせ続けた。
いつの間にか、オレの頭を手で押さえつけている。
オレを拒むようも思えるし、オレにさらなる愛撫を…求めているようにも。
そして。
とうとう…素子の秘所に、再びたどり着く。
素子はそれに気付き、自分からゆっくりと…足を開いていった。
むわん…。
生々しい香りが再び立ちのぼり、オレの鼻腔を刺激する。
兄「なんだよ素子…ここはもう…準備バッチグーな感じだぞ…」
素子のクレバスを指でつんつんとつつき、俺はなおも意地悪く言ってみる。
妹「言わ、言わ…ないでえ…」
オレの頭を押さえていた手を離し、自分の顔を覆う。
兄「またちょっとだけ…味見させてくれよな…」
素子が返事を返す前に、オレは自分の口をその秘所に押しつけた。
愛液と黄金水の湿度のせいで、すっかりと肉感を増している…素子のクレバス。
(*・∀・*)
カケヒキダケノアイハー ミエナク ナッテユーク♪
ちゅぴ…ぴちゃ…ちゅぷ…。
オレの唾液で湿らせる手間も必要無いほどに。
妹「や、やあ…なめ、なめないで…」
素子が無理な姿勢で首を起こし、オレを見る。
兄「ん…」
口を離す前に、れろん…と、舌の腹で慈しむように、ゆっくりと舐めあげた。
妹「あ、あふっ…ふああ…」
一瞬、素子の全身がぶるると震えた。
そして再び、オレは素子のクレバスを視界に捉える。
『発電貞操帯』のせいもあって、その中央、ピンク色の内部をちらちらと覗かせる少し拡がった膣穴も、
今のオレにはたまらなく扇情的だった。
肉欲的と言ってもいい。
そうだ、妹の…こんな身体の奥深くの彩りに、興奮するなんて…。
そして両手の人差し指を使って、さらにその穴を拡げてやる。
ハニーピンクの、素子の体内へと繋がる場所が、ますます露わになる。
妹「やっ…そんなのだめえ…ひろげ…ないで…」
兄「フフフ、恥ずかしいのか?素子…」
妹「は、はずかしくないわけ…ないんだからあ…」
それでも足に力を込めたり、秘所を隠すために身体をよじる、なんて様子もない。
兄「ホントは…見て欲しいんだろ…?ああん」
妹「ば、ばかあ…お兄ちゃんのばかあ…」
つ@@@@
手の平を上向きにし、中指だけを…素子の膣内(なか)に入れてやる。
にゅ…にゅにゅにゅにゅ…。
妹「ひっ…」
根本まで挿入してから、指を軽く折り曲げる。
妹「ひあっ…あああっ…」
オレの指の腹に、ぬめりつつも、少しざらついた触感を受ける。
兄「フフフ素子…ここはどうだ…?」
こり…こり…こり…。
(*・∀・*)
ワカスギータ ソレダケーガ スベテノ コーターエーーダート♪
すると素子が突然声高になり、
妹「だ…だめえそこだめえ…!ああっ…あっ…!」
仰け反って背中が浮く。
兄「おやおや…思わずブリッジしちゃうほど気持ち…いいのかな?」
妹「ふああん…いじわるしないでえ…お兄ちゃあん…」
兄「ごめんな…意地悪してるつもりじゃないんだが…でもな、ほらっ」
こりこりこりこりこりこりり。
妹「ふあああん!ふあああああああん!なかっ、なかでっ!くすぐられてるう…っ!」
指先に感じる、膣壁の張りの良さ。
それは素子のクレバスの、合わさった二枚の肉皮の、もっちりした触感なんかとは…まったく違う心地良さだ。
爪で傷つけたりしないよう、気遣いながら刺激を与え続ける。
妹「いやあ…あああ…なかで…お兄ちゃんのゆびがうごいてるう…」
素子は自分の親指の爪をキリッと噛み、ひたすらに快楽に耐えていた。
おのずと膣口も、断続的に、きゅう…きゅう…と締まる。
そこですかさず、オレはわざと激しく、指を出し入れしてやる。
にちゅっ、にちゅっ、にちゅっ!
妹「やああだめえええ!それだめだめえっ!ふああっ!」
オレの指をぎゅうぎゅうとくわえ込む、素子の下の唇。
紫煙
兄「素子…すごい締めつけだぞ…」
にちゅっ、にちゅっ、にちゅっ、にちゅっ、にちゅっ、にちゅっ!
妹「だめえ…おねがい…おねがいお兄ちゃん…そんなのもう…」
兄「やめていいのか…?気持ちいいんだろ…?」
きゅぷっ、きゅぷっ、きゅぷっ、きゅぷっ!
妹「うんっ!うんっ!うんっ!きもち、いい、けど、だめなのお、それだと…ああっ!」
兄「それだと…なんだよ…?」
妹「あああ…また…いっちゃうかも…しれないからあ…あ…」
(*・∀・*)
ナミダヲ コラエタママー ツマサキダチノーコーイーー♪
ララララーラー ララララーラー...
にちにちにちにちにちにちにちにちにちにちっ…!
粘りを増した素子の分泌液が、俺の理性を掻き乱すメロディを奏でる。
妹「もう…お兄ちゃんのバカあ…はあ…はあ…はああ…」
オレの指の動きにシンクロして、自分から身体を小刻みに揺すり続ける素子。
目を閉じて息もすっかり荒くなり、苦痛にも似た表情で呟き続ける。
妹「はあ…わたし…お…お兄ちゃんので…」
兄「オレので…?」
妹「やはっ…あっ…んく…お兄ちゃ…ああっ…お兄ちゃんので…き…きもちよくして…ほしい…のにい…」
兄「そ、そうか…そうだったな…」
オレは埋没させていた中指をわざと折り曲げ、膣内(なか)に溜まっていた濃い愛液を掻き出しつつ、
指の腹で最後の刺激を加えながら、ゆっくりと引き抜いた。
∧∧
(,,゚Д゚)
/ つつ @@@@
〜(__)
ず、ず、ず…。
にちゅぶっ、くちゅり…。
妹「んんっ、んくうっ…!」
とろ…どろり…。
爪先と素子の膣口の間に、ひときわ粘液質の少し白く濁った糸が、つつ…と伸びて、切れた。
オレはその指先を…口に運んでみた。
素子の…味がした。
微かな塩味と、エッセンスの酸味が入り交じった…。
それすらも、強く愛おしかった。
妹「ん…はあ…はあ…」
素子は少し脱力気味に、また荒い息を繰り返していた。
もうほんのちょっとだけ、イジワルをしてあげよう。
そう思い立ったオレは、いきり立ち狂う自らの分身をなだめながら、素子にこんな言葉をかけた。
兄「も、素子、入れて…いいか?」
妹「う、うん…」
兄「…なら、オレのを…その、“素子の”で…入れやすくしてくれないか…?」
妹「え、え…?」
兄「だ、だからさ、素子の…いっぱい出たエッチなオツユで…オレのを…」
妹「…」
素子は、オレのモノを潤んだ目で、眩しそうに見つめていた。
妹「お、お兄ちゃんのを…?」
兄「そ、そうだ。オレのを素子が自分で…自分のオツユで…入れやすくして欲しいんだ…」
妹「…」
兄「オレが言ってること…わかるよな?」
妹「う、うん…」
おずおずと、素子の手が…オレの固くしこったモノに伸びる。
腫れ物にでも触るように、どこに触れていいのか迷うように、素子の細い指が…。
その微かな刺激に思わず、ピクンと蠢動させてしまう。
妹「あっ…」
手を引っ込める素子。でもすぐに、またしずしずと触れる。
にぎ…にぎ…にぎ…。
素子の五本の指が、オレのモノを包んだ。
カリの部分を避けるようにして。
その掌と指の体温も、とても心地良かった。
妹「どうすれば…いいのかなあ…」
素子がちょっと困ったような表情で呟いた。
兄「うん…素子の大事なところに…こすりつけるようにして…」
妹「こ…こう?」
素子は自分の手でオレの強張りきったモノを導き、そして自分のクレバスに…なすりつけた。
にちゃ…にちゃ…にちゃ…。
ジャムの瓶の中をスプーンで掻き回すような、粘る音が響いた。
兄「くっ…」
それはそれで、それだけでも、たまらない刺激だった。
妹「んっ…」
素子も不安そうな表情を浮かべている。
∧∧
(,,゚Д゚)
⊂ つ@@@@
〜 |
し`J
“今から素子の中に挿れる…”
そう考えるだけで、オレのモノはますます固さを増した。
妹「あっ、すご…。お兄ちゃんのこれ…もっとかたく…なったよ…」
兄「そ、そりゃあこんなこと…されてんだから…」
思わず照れ顔になってしまうオレ。
妹「お兄ちゃんが…そうしろって言ったんじゃない…」
ほど近いところにある素子の顔を見つめ直してみると、素子もまた、照れ顔になっていることに気付く。
兄「そ、そうだな…」
妹「う、うん…。う、ふふ…」
素子が少しだけ微笑む。
妹「なんか…初めて“した”とき…みたいだね…」
兄「む、うん、そ、そうだな…はは」
改行が多いだの120秒規制だのまったくウザスですが、このへんで 糸冬 でござます。
ポストしててうわなんかスッゲー支援多いですよこのしわあせモンがあーてな感じでみなさんアリガトスでした。
とくにorz殿はアナタBGM係というかサントラ担当ですかといった感じです。ところでなんて曲デスカ?
ちなみに最近のお気に入りサウンドはシザー・シスターズとNe-Yoです。聞いてるジャンルがバラバラですがw
あとギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」聞いて鬱に浸ったりとかw
どうでもいい話ですけどもフフフ。
まだ続くんですねえとっとと終わらせろよゴルアといった具合です。
進まない理由は一旦書き上げてるのにどんどん追加部分増えてゆく(悪癖)のと、
別のSSに浮気しまくりんこ(それも悪癖w)だからですねフヘヘ。
ではまたみなさんおやすみなさい。 ヾ(´д`)
>>456 | ところでなんて曲デスカ?
「ふらつく踊り子」でググるといいですよ。
どうも↑の歌詞が多感なお年頃の兄と妹との関係を妄想させて仕方がない
休日にもかかわらず出張中の今日この頃ですorz
うーん支援祭りに参加するにはちょっと遅かったかorz
どろり濃厚妹味(違)でゑ炉ヰですねぇ…三文氏の本領発揮ですな。
>429
>日常的な
お褒め頂光栄です。舞台背景・キャラの性格・兄妹愛等を伝える為
にもコレは大切な場所ですから結構力を入れていたりします。
>458
やぁ俺 orz
そして三文氏の続編に皆が気を取られている隙に続きを投下。
音を殺すように気を配りながらドアノブをゆっくりと回す。
「んぁう!ん…あぁ…手が…停まらない…」
「やばっ!」
咄嗟に身体を反らし廊下に戻ったので視界に映ったのは大きく
膨れ上がり蠢く毛布だけ。だがコレで何をやっていたのかは確認
出来た。
「くそぉ…人の気も知らず…」
そしてココで俺は選択肢を用意されたワケだ。
1:思いっきり扉を開けて開口一番「この前は馬鹿にしやがったが、
お前もやってるじゃねぇか!」
2:日向だって人間だ。ここは大人しく下へ降りて終わるのを待つ。
3:カメラ付き携帯電話で撮影。後でゆっくり料理してやる。
4:二人で仲良く(以下略)
ざっとこんな感じで思いついたが…
「いかん、2:以外は人としてどうかと思われるのばっかりだ。」
ロクでもない答えしか思いつかない自分に幻滅しながら俺は足音
を殺しながらゆっくり階段を踏みしめる。
「んん…兄ちゃん…」
「え?」
一瞬呼ばれたような気がしたが…見つかっていれば悠長に俺を
呼ぶワケがない。もしそうなら今頃俺はこの階段から転げ落ちて
いる筈。
「まさか…気のせいだよな?」
俺は振り向かず再び階段を踏みしめる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
気まずい場面に遭遇した事より先ず日向の無事に安堵するべき。
自分にそう言い聞かせながら俺は二本目の煙草を揉み消した。
次に俺は手近に有った週刊誌を読む。幼い頃は意味も分からない
癖に膝元に潜り込み二人で一緒に読まされた事を思い出す。それも
成長と同時に無くなったが、ちょっと前までこんな時には必ずあいつ
は姿を見せ、そしてブツブツいいながらも読み終わるのを我慢強く
待ってくれた。
「いかん…駄目だ…」
いちいち日向の事が頭を過(よ)ぎり集中出来ない。
そして階段の軋む音。これで余計な事は考えないですむだろうと
俺は一安心する。
「ふぃ〜…えっ?に…兄ちゃん?」
「よぉ…終わったか?」
「ぎゃあ!み…見たのか?」
「え?あっ…しまった!!!」
何気ない挨拶のつもりが…語るに落ちるとはまさにこの事。
驚きの表情が一変、徐々に紅潮し怒りの眼差しが俺に突き刺さる。
「ふ…ふざけんな…い…いくら兄ちゃんだからって…」
「み…見てない…見てないって…聞こえた時点で邪魔しないよう
ココへ…」
「一緒じゃねぇかぁあぁ!!!」
慌てて取り繕うがどうしようもない。どうやら気が済むまで一頻り
暴れてもらうしか術はないようだ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ようやく落ち着いたらしく肩で呼吸しながらも日向の猛攻が治まる。
「い…痛てぇ…あぁ…」
「ふん…少しは懲りたか。」
「くそぉ…見てないのに…聞こえただけなのに…」
「未だ足りない…」
「わぁ!止せ…あ痛てて…くそぉ…何でこんな目に…」
俺は全身の痛みを堪えながら後退りする。
幼い頃から喧嘩慣れしている上、小柄で素早い日向の打撃を全て
避け切るのは不可能だ。例に漏れず手痛いのを数発喰らった為未だ
俺はまともに起き上がれない。
しえn
「お前…こんな調子じゃ…一生貰い手が無いぞ。」
「あぁ…そうかもな…。」
「え…えぇ?」
予想外の返事。いつもの強気な口答えと先程までの元気さは何処へ
やら。視線を逸らし見せたその背中は寂しげだ。
「お…おい…どうしたんだ…」
「な…何だよ…さっき聞いてたんだろ…だったら…わ…分かるだろ?
俺…兄ちゃんがいれば…男なんて…い…いらねぇよ。」
先程の呼びかける声は空耳ではなかったか。
「もう隠す必要無いよな?お…俺、兄ちゃんが、好きだ。」
「お…おい…ほ…本気なのか?」
「当たり前だ!こんな馬鹿で捻りの無い嘘なんて吐かねぇよ!」
兄妹同然の日向からの突然の告白。俺はまともに受け止められずただ
戸惑うのみ。そんな俺に業を煮やし再び食って掛かる日向。
「なぁ…俺じゃあ…駄目なのか?」
「お…おい…何を言い出す…」
「誤魔化すなよ!ちゃんと答えてくれよ!!」
潤んだ瞳が俺を抑止させるには充分。昔からこいつは嘘泣きなんか
で人を騙すタイプじゃない。
「兄ちゃんが…兄ちゃんがそうしろって言うんなら…俺…言葉遣い
も直すよ。この髪も伸ばすよ。スカートだって履く。だから…お願い
だから…」
「もう止せ、俺が悪かった!」
俺が飛びつき抱きしめると同時に大きな泣き声が部屋に響いた。
「うぅ…お…俺だって…女の子なんだぞ…」
「もう言うな!」
我慢できない。俺は日向を抱きしめる力を強める。
「兄ちゃんの…馬鹿…馬鹿…うぅ…」
「悪かった…お前は、そのままでいいんだ。無理しなくていい。」
大きな泣き声は直ぐ治まったが胸元での嗚咽は未だ止まない。暫し
俺達は何も考えずそのままの姿勢を維持する。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「兄ちゃん…御免な…。」
「今更何を…それより、落ち着いたか?」
「あぁ。あ、でもな…お…俺…俺…」
「何だ?言ってみろ。」
「さっきの…本気だからな。」
視線を逸らしながらたどたどしく日向が言う。身体を背ける直前
に映った顔は紅潮していた。
「じゃあ逆に聞くが、何で俺なんだ?」
「う…そ…そんなの…分かんねぇよ。こんなのに…理屈なんて有る
のか?俺はただ兄ちゃんが…はぅ!」
言いかけて再び背けた顔は先程以上に赤い。
「うぅ…こ…これ以上言わせるな!」
先程の勇気ある告白は何処へやら。やはりこういう所は日向も普通
の女の子だ。もう一度“好き”という言葉を使うのにはかなり躊躇
している。
だがこれは冷静さを取り戻した証。俺はかえって安心する。そして
俺は日向の期待に答えるべく近づいていた。
今晩はココまでにします。
あと>429の件の回答・携帯でのポストはしてません。あの変換方法
で長文は打てない俺…orz
そして>467氏、支援感謝します。
感想・リクエストお待ちしています。
>>456 ………エロッ!
空気までねっとりしてそうですw
>473
想いを伝えた妹ちゃん
さ、今度は兄の番
>>429 >オイラだとエロ成分そっちのけで
同じ事考えてますねw
所で素子の髪型って決まってましたっけ?
476 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/09/25(月) 14:16:38 ID:ERhmcaH1
さっきNHKでピザ番組を見てたときの出来事
妹「フランス料理よりもイタリア料理の方がいいよね。気が楽だし」
俺「そだね、ウチら庶民派だから近親感沸くよね」
妹「・・・」
妹「親近感じゃね?」
俺「そう、それそれ」
何となく気まずス
>>477 そんな時間に妹と一緒に居れるなんて
(;´Д`)ウラヤマシス
>>479 中指の爪は!
深爪になるまで!
切るべし!切るべし!
時間があればエコ装置なども書いてくれれば良く笑えると思いますw
>>480 切るだけじゃなくてちゃんとヤスリもかけないとだめだよ、お兄ちゃん
そこはデリケートな場所なんだから優しくね。爪で傷つけちゃ駄目だよ。
と言う事で>479-481のお兄ちゃん達なら、大事な妹の為にちゃんとコレ
を使ってくれるよね?
( ´∀`)っ[ペンチ]
>482
そういや昔ペンチで爪切ってた事がある・・・
>480
例の貞操帯ですか?w 何故かイメージが沸かないんですよね
道具類苦手なのかな、私
ペ、ペンチで爪……?
ハサミならあるけどなぁ…
妹「お兄ちゃん、長くなった爪と余った皮は早めに切った方がいいよ!」
兄「 orz 」
orz
妹「補修だよお兄ちゃん!」
兄「いいから早く問題解きなさい」
妹「あぅぅ……」
補修→補習
小ネタで誤字ると泣けるよね……orz
金槌で何かトンカンしながらだぶだぶの作業服着て「補修だよ」つってる妹の姿が浮んだ
>>487 >金槌で何かトンカン
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
玩具修理人?
兄「……何してるんだ?」
妹「おもちゃの修理。これくらいの故障なら直せそうだから
………よし、完了っと。じゃあさっそく動作確認〜
ポチっとな」
ウイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
妹「あ……んあっ………あぁ〜〜〜〜っ!」
兄「俺の目の前で使うバカが何処にいるっていうか使うな!」
こうですか?わかりませんw
>490
489のは「ようぐそうと ほうとふ」さんじゃなかろか。
「だからね、あれ以来私のク○はローターなの。スイッチ入れればほら(ぶい〜ん) あん♥」
「お、お前は一体何者なんだ!!」
「お兄ちゃんこそ(アレがパール入りでぐねぐねするなんて)何者なの? 」
妹「お兄ちゃん、見て見て〜がばりんちょw」
兄「ちょwwwwwM字開脚wwwwwっていうか着ろwwwww」
妹「ほら、私のココに真珠のような何かが!」
兄「うはwwwwwふ〜じこちゃ〜〜〜ん」 ピョイ〜ン(ルパンダイブ)
妹「タイーホw」(ガシッとな)
兄「さ、三角締め!?
っていうか目の前全部鮑wwwww」(カミカミペロペロ)
妹「あぁ〜〜ん♥」
何でこんなの書いたんだ俺w
保守〜
(n‘∀‘)ηえろいワァ
>>495 毎度です
こうやって音や絵が付くと、やっぱいいですねぇ
イイネイイネー
>495
イイ。けれど…泣けるのぉ…
>499
それはつまりこのシチュで姉妹を逆転させたエピソードを書けということですか?
妹「お兄ちゃんおはよー!」
兄「おはよ……朝から元気だなぁお前は……」
妹「そ…そういうお兄ちゃんも……元気…だね(///)」
兄「?………あ(///)」
妹「は、恥ずかしいよお兄ちゃん…(/////)」
兄「す、すまん…(///)」
妹「しょうがないから、私がヌいてあげる…(////)」
兄「お前ホントは恥ずかしがってねぇだろ」
皆さんオハヨウございます
思わずワロタw
「ぶうう、またそんな顔してお兄ちゃんは赤ちゃん欲しくないの?」
えっちな事が苦手だった人が何イッテンデスカ! という俺の青少年の主張は聞いてもらえず。
音姫は一人、男の子が何人だの、女の子は〜とか夢の家族構成に夢を馳せていた。
その様子がとても微笑ましくて少し悪戯心が沸き起こる。
俺は指折り数える音姫の後ろに回り、その胸を軽く撫で上げる。
「ひゃっ!? いきなり何するんですか、お兄ちゃん!」
「未来の赤ちゃんに取られてしまう前に堪能しておこうかと」
「えっ! ええっ!?」
予想以上の反応に笑みを噛み殺しながら標準というは寂しい胸を更に弄る。
「お兄ちゃん、さっきしたばかりなのに……」
そんな台詞を聞きながらも身体のラインに沿って手を這わせる。
指先を移動させると胸の頂点は既に固く興奮してるのが分かった。
「身体の方はもっとしたいみたいだけど?」
「そ、それはっ……んっ」
最後まで言わせず唇を奪う。突然の行為に驚いたのか一度離れる音姫。
プハッと大きく息を吸い込む口を再び塞いで今度は舌を滑り込ませる。
お互いの舌と舌を絡め合わせ、くちゅくちゅと唾液が混ざる音が微かに響く。
長いキスを終え顔を引くと名残惜しげに唇の間に透明な橋。
「お兄ちゃんのエッチ……」
「まだいけそう?」
返事の代わりに三度目のキス。
(中略)
それから音姫と一緒に朝風呂入って、汗と液を流した後。朝食。そして今日も由夢のヤツに。
「……お二人がお盛んな事に関しては立ち入りません。けど兄さん。お姉ちゃんに毎朝、
裸エプロンを強要しないでもらえます……(怒)」
と睨まれるのでありましたとさ。
「いいじゃない。新婚さんみたいなもんだしね♪ お兄ちゃん」
「兄さんッッ!」
嗚呼すばらしきかな女系家族……兄さんの立場無いよ。俺。
>499
こうですか!? わかりません!
音姫が妹になってるぅ ( ゚д゚)ポカーン
まぁ、もえたからええけど
妹「うはwwwwカラオケ!!!!1!個室キタコレ!1!!!!」
兄「…無駄にテンション高いなヲィ(´・ω・`)」
妹「♪愛して〜見えなくなる〜よりは離れていた方がいい〜」
兄「…随分と微妙なのをセレクトするなヲィ(´・ω・`)」
妹「♪近くて〜遠すぎる〜あなた〜の影を〜抱いて〜」
妹「♪もう少し〜あと少し〜愛されたい〜いけない恋と知っても〜」
兄「…ちょwwwwおまwwwwわざとだろこの選曲wwww」
妹「♪もう少し〜あなたのこと〜困らせたい〜この愛止められない〜」
妹「♪こんなにそ〜ばに居るのに〜黙らないでlovin' you! (・∀・)9cm」
兄「…誰かこの妹止めてくだちいorz」
妹「お兄ちゃん、新しいパンツ買ったの!見てホラ♥」
兄「穿いてるのを見せるなバカ!」
妹「いいじゃん、減るもんじゃなし」
兄「それはお前が言うセリフじゃない!っていうか俺の神経がすり減るわ!」
妹「ホラホラ!中身も…」
兄「止めんか―――!!!」
と言いつつ一文書いてみたり
古語は難しい…
|´・ω・`) ・・・
|;゚溢゚) 1日11時間労働+自主残業が2週間とか何様
↓
たった二人だけの夢の世界は。
愚かな先人によって壊された。
少女は泣き叫びながら連れ去られて行き。
少年は蹴られ殴られながらも少女を追おうと足掻く。
何故、二人は結ばれてはいけないのか。
嗚呼、それは彼らの血が繋がっていたから。
愛情を紡げば、欲望が生まれる。
身体を重ねれば、堕落が訪れる。
ル・メルーの歯車のように幾重にも重なってゆく。
現実を見れば、世界が崩壊する。
夢が醒めれば、彼等は裁かれる。
幾度となく繰り返される、其の過ちの歴史の果てに―――、
《少年》はやがて《少女》を愛するでしょう。
それが古より繰り返される過ちの歴史だと知っても。
それでも夢から醒める気は無いのでしょう……。
《少女》と《少年》は惹かれ合うのでしょう。
最も繋がってはいけないのに、最も近いその存在に。
それがどういう意味なのかを悟っていても……。
《兄》は《妹》の全てを求めるのだろう。
愛情と欲望の誘うがままに欲し続けてゆく。
その終焉はたった一つしか無いというのに……。
《妹》は《兄》と共に堕ちていくだろう。
その胎内の奥底で静かに眠る生命を道連れに。
繰り返される歴史は決して改竄を赦さない……。
幾重にも重なる愛情と背徳の物語。
幾度も繰り返す絶望と悲劇の物語。
―――禁じられているからこそ。
―――甘美でなくてはならない。
嗚呼、過ちの歴史の果てに、物語は繰り返される……。
…以上です。書きながら矛盾が10個以上見つかって修正しながらちまちまと(´・ω・`)
仕事→休み時間にネタを書き溜める→仕事→残業→帰宅のローテーションも落ち着いてきて
今日は久々の休みです。とか言いつつ午前中は職場に呼ばれたりとかもうね('A`)
休み半日潰れて明日からまた仕事じゃんYO ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン
それでもネタは溜まってきてるので、隙を見てぼちぼち投下していく予定ではあります。
>>495でまたもFLASH化してもらいました。大・感・激ヾ(*゚∀゚)ノ゙
これで何作目だろう…5作目くらい?でも多くて困ることは全くないので嬉しい限りです。
今日はこれくらいで。レスもまともに返せてないですが感想等あれば是非(・ω・`)
>>519 マジでお疲れ様です
澱んでるけど、ある意味キレイな愛ですね
GJ! 深いねぃ
てか、ちんこ勃った俺って一体・・・
>521
断言しよう。君なら古事記でも抜ける。
# 兄妹で子作りまくりんぐだなんてハァハァ
>>519 お疲れ様です。あなたなら解りそうなものを置いておきますね。
つ【緋色の風車】
>>519 お疲れ様です。
喜んでもらえてこちらも嬉しいですよ〜
230さんさえ良ければまた作りますです。
>519
よく読むと三人目が…
それにしても感慨深いモノがありますな。
>仕事
がんがれ。俺も昨夜から仕事を覚える為短期間の交代勤務に…って
言うか今年も異動・応援が激しい俺…orz
>>519、
>>525 がんがれ。私なんか一日の内で気温差が40度越えた事があるぞ?最高気温で…Orz。
応援仕事に行った先からまた別の場所に応援に行っただけなんだがな。
私なんか二つの職場掛け持ちですよw
みなさん大変ですね…
兄「………(涙)」
妹「何泣いてんのよ……」
兄「カズミ…………(涙)」
妹「………お兄ちゃんのバカー!!!」
兄「な、何だよ……これが泣かずにいられるかよ……(涙)」
妹「お兄ちゃんの……浮気者……(涙)」
泣いたのはマジ話w
何か最近「いもぉとよ〜〜」をよく聞くなぁ
それって木琴?
妹「お兄様、お休みなさいませ……
お兄様さえよろしければ、私はいつでも夜這いされる準備は出来てますので…
兄「俺の全理性を総動員してお断りします」
はい久し振りに便乗小ネタを投下。
全国の悩める妹の為に今夜も素晴らしい商品の数々をご紹介します。
先ずは超強力な媚薬。無味無臭でジュースに混ぜても気付かれない
優れモノ。お兄ちゃんはこれで貴方のモノになったも同然。男性の方は
時々手足が痺れる事も有りますが、こんな時は貴方がリードする番です。
それでも抵抗されるのではと心配される方の為に用意したのが次なる商品。
それがこの牽引ロープ。この度はなんと許容加重が転がしで7t、引っ張り
でも4tに耐えられる最上位グレードを用意しました。今回なら特別に専用
のシャックルをセットでお付けします。
まだまだ心配ですか?逃げられては元も子もないと思っていませんか?
そんな用心深い方の為には次の商品を…それが…この…ぬおぉ…商…品!
どうですか?この粘着力。コレが三つめの商品、鼠捕り用シート。もちろん
非常事態に備え剥離用のオリーブ油もセットで。そのままローションプレイ
なんてのも洒落てますよ。
電話番号はこちら。お掛け間違えの無いようご注意願います。
それでは、皆様の多数の注文お待ちしております。
「おぉ来た来た。本日の一番乗り…はい、お電話有難う御座います。」
「き…今日の商品全部ぅうぅ!!!」
「お客様…お…落ち着いて下さい。」
次の日
「はいは〜い、ちょっと本人に確認取ってきます。」
「もう届きましたの?素晴らしいですわ!」
「一応心当たりは有るんだな?で、着払いなんだが…おい…何だその目は
まさか…俺が?」
「さすがお兄様、察しが宜しいようで。」
「全く…ちゃっかりしてるぜ。さすがに今は厳しいから…前借と言う事で我慢
しろ。」
「はい、じゃあ支払いは月末に。」
「とっとと判子を持って来い。その位はするよな?」
「はい、喜んで♪」
その日の晩にこの支払いを立て替えた事を後悔するとは未だ知る由も無かった。
さり気なく過去作品で使用された拘束用の道具の数々を駆使してみました。
続きは誰か宜しく。
何処のケーブルTVだwwwww
家庭訪問
先生「……保護者の方は?」
兄「両親が仕事の都合でアメリカへ行ってるので…」
先「分かりました……早速ですがお兄さんに聞きたいことがあるのですが」
兄「はい、何でしょう?」
先「先日、妹さんが『尊敬する人物は兄です』と…」
兄「照れますね…(///)」
先「………理由が『いつも私のことを気持ち良くしてくれるからです♥』と…」
兄「それいつもやってる足裏マッサージのことです、っていうか妹が帰ったら説教しときます」
先「よろしくお願いします…」
イイヨイイヨ
兄「妹よ、カクカクシカジカで今日の家庭訪問で兄はかかなくていい恥をかいたぞ」
妹「そうでしたか……それは申し訳ないことをしました……
それはともかく、今日は太ももの付け根の辺りがダルイのですが是非マッサージを」
兄「反省しとらんなお前」
足の指と指の間のマッサージというのもよいですなw
(突っ込まれる前に元ネタ浮浪雲ですハイorz)
兄命令だ、今日から常に「絶対領域」で居ることw
妹「ということで、ご要望にお答えして……」
兄「……よく持ってたなそんな短いスカート………外で着てないだろうな」
妹「これは兄さんの前だけでしか着ません、っていうか兄さんに見せるために」
兄「あーはいはいそういう微妙に嬉し恥ずかしなことを言わないように
それはともかく……なるほど、これを世間では『絶対領域』と言うのか」
妹「言ってるのはごく一部な気もしますけど……で、どうですか?」
兄「いや、どうって言われても…(///)」
妹「その顔から察するに、直球ど真ん中のようですね」
兄「ぅ……ま、まぁ確かによく似合ってるし可愛いよ(////)」
妹「ふふふ……兄さんに可愛いと言われると、田中将大を引き当てた野村監督くらい嬉しいです」
兄「何その微妙に分かりにくい例え」
妹「あんまり嬉しいので、この嬉しさを行動で表したいと思います」
(・∀・)
兄「え?行動って何だ?」
妹「よく見ててくださいね兄さん……ではいきます、せーの」
くるくるくる〜
兄「わぁ!こ、こら!回るな!(/////)」
妹「うふふふふ、こうやってフィギュアのように回転したいくらい嬉しいんですよ」
兄「いや、嬉しいのは分かったから回るの止めなさい!(/////)」
妹「兄さん、どうしたんですか?」
兄「いや、その………スカートが短い上にそうやってくるくる回ってると………パンツ見えるから…(/////)」
妹「大丈夫です。さっき、昨日買ったばかりの新品に穿き替えてきましたから」
兄「わざとかよ」
はっはっは
ようつべ見てたら2つ目投下するの忘れてたwwwww
『とうか』で変換したらトウカが出てきたw
兄「お前も
>>545の妹さん見習ってたまには兄のリクエストに答えろ」
妹「ほな、言ってみぃ、お兄ぃ」
兄「兄命令だ、今日から常に「ぱんつはいてない」で居ることw 」
妹「お兄ぃ、・・・・
コロス・・・
家の中だけなら(///)」
兄「キタァァァ(゚∀゚)ァ( ゚∀)ァ( ゚)ァ( )ァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ」
妹「へぇ……『ぱんつはいてない状態』か…」
兄「言っとくが、もしそんなことしたら等分の間食卓に茄子の漬物がてんこ盛りだぞ」
妹「わかってます。そんな行為は愚の骨頂です。兄さんのためにもちゃんと穿きます」
兄「いや、そこまで力説せんでも……っていうか何で俺のためなんだよ?」
妹「だって、兄さんは『着エロ』好きですもんね?」
兄「ウェ!?な、何を言ってるのかね我が妹よ」
妹「兄さんの部屋の押入れの天井から『コスプレ物AV』評価リストが出てきました」
兄「いや、あの……それはだな…」
妹「『コスプレとか言っておいてヤル時に脱がす奴は氏ね』『パンツはずらして挿入すべし』は名言ですね」
兄「Σ(゚д゚lll)」
妹「そういうわけなので、私は服もちゃんと着るし下着もちゃんと着けます。理解していただけましたか?」
兄「……はい…」
妹「それにしても……さすが兄さん、好きなスポーツ選手が にしこり なのは伊達じゃないですね」
兄「もう勘弁してください orz 」
誤字発見
『等分』の間→『当分』の間
ちゃんと見直そうね、俺…
コレだから直打ちはwww
ちなみにコスプレ物AVに関してのコメントは私の私見でありますw
だが私も同じ所感を示していただろうなw
妹「兄さん!どういうことですか!」
兄「何だいきなり……」
妹「兄さんが階段下の物置の隅に隠してあるコレクションの中に『妹物』がないじゃないですか!」
兄「そんなところまで……orz」
妹「兄さんは、妹が嫌いなのですか?妹……私も妹……兄さんは、私のことが……」
兄「何でそうなるんだよ」
妹「じゃあ理由を説明してください!」
兄「………妹は、お前一人で十分だ(///)」
妹「え……?」
兄「お前がいるのに、他の…しかも別に妹でも何でもない女を妹と称するものを見たってしょうがないだろ?(///)」
妹「兄さん……嬉しいです……嬉しすぎて下着が濡れてしまいました…」
兄「いちいち言わなくていいから。まぁそういう理由だよ」
妹「そうですか、納得しました
では、妹物が無い変わりに姉物がやたら多いことについて説明してください」
兄「………ノ……ノーコメントで…(滝汗)」
オヤスミ、兄様達…
妹「雨ですね、兄さん」
兄「さすがにこの時期、雨が降ると冷えるな」
妹「そうですね……でしたら」
兄「添い寝とかしないから」
妹「………今日隣のおば様にちょっと高級な紅茶を頂いたのですが、飲みますか?」
兄「微妙な間が気になるが……まぁいいや、じゃあ貰おうかな」
妹「はい、では少し待っててくださいね」
妹「はい兄さん……ついでに、これも頂き物のクッキーを持ってきました」
兄「いいね、何かそれっぽくて」
妹「では、頂きます」
兄「頂きます」
妹「……………」
兄「……………」
妹「些細なことですけど、こういうのもいいですね」
兄「そうだな……これはこれで幸せだなぁ」
1レスで収まったよ
いやホント寒いっすね
お互い風邪とか引かないようにしましょうね
生存&夜勤明け報告に小ネタを投下
「えぇ?毛が無いのがイイっての??信じられない…。」
「それがねぇ…いざ抱くと癖になるそうよ。」
「うわ、変態趣味。」
「じゃあ大人びて毛がいっぱいなのは?」
「却下。」
「あぅ…即答ですか。それにしても、それぞれの味が有って一概に
コレって決めるのも難しいよね。」
「う〜ん、そうかも。とりあえず直接なでなで・もみもみ・ぷにぷに
つんつんと…」
「そうそう、直接触れて自分のお気に入りを選ぶのも…」
「お前等…何て会話を…」
「へ?お兄ちゃん。あたし達何か変な事言った?」
「毛がどうとかこうとか…」
「あ、後でお兄ちゃんも見る?」
「な…何で兄妹揃ってそんな…」
「何で?お兄ちゃんはこういうのは嫌い??」
「嫌いも何も…って…あれ?」
妹が手に持っていた本のタイトルは“世界の猫図鑑”だった。
えちぃネタじゃなくてスマソ…orz
>>561 妹「うふふ〜、お兄ちゃんは何を想像してたのかなぁ?」
とかいうシチュが浮かびましたがw
兄「妹よ、日本シリーズを見て気になった選手はいるか?」
妹「そうですねぇ……」
兄「やっぱ新庄?それとも稀哲?ダルってのもアリか?」
妹「……金子さん」
兄「シブいな」
妹「北海道日本ハム、日本一おめでとうございます」
兄「中日もよく頑張ったぞ!」
妹「私は日本ハムが勝つと思ってました」
兄「中日、惜しかったぞ!」
妹「兄との賭けに勝ったので、明日一日兄は私の愛の奴隷です♥」
兄「中日ぃ……(涙)」
兄「ただいま〜」
妹「お帰りなさい兄さん。夕飯出来てますよ」
兄「お、いいタイミングで帰ってきたなぁ。んじゃ早速頂きますかね」
妹「はい。今日の夕飯はソーセージ祭りですよ」
兄「………ダメだ!」
妹「何がですか?」
兄「そうやって『夕飯の後は兄さん主催のソーセージ祭りです』とか言い出すんだろ!
『うふふ、兄さんのソーセージから肉汁がどんどん溢れてきますよ?』とか言うんだろう!」
妹「……………」
兄「……………」
妹「……日本一記念セール」
兄「ごめんなさい」
妹「でも『兄さん主催のソーセージ祭り』もしますけどね!」
ま さ に 外 道
妹「ご馳走様でした、兄さん」
兄「……シクシクシクシク…」
ココでコソッと便乗
其の壱:台所にて
「むむむ…なかなか手強い…かも…」
「おぉっと!後ろからはみ出てるぞ!!」
「きゃあ!あ…危なかったぁ!!」
「やれやれ…あれ?コレは…挽肉?」
「そうだよ。何だと思ったの?」
「いや、絞り袋なんか使ってるからてっきりお菓子だと…」
「今晩のおかずは手作りソーセージだよ♪」
「ほほぉ…随分手が込んでるな。」
「もぉねぇ…発色剤や防腐剤に頼った加工肉なんてウンザリでしょ?それに…」
「もうイイ。話が長くなる。」
其の弐:テーブルにて
「う〜ん…こんなに種類が有ってもなぁ…」
「さぁさぁ、召し上がれ〜♪」
「で、このドス黒いのは?」
「海外ではメジャーな豚の血を混ぜた…」
「うげ…そんなモノまで作ったのか…」
「ちょっとぉ〜食わず嫌いは止めてよ。ちゃんと…」
「はいはい、ちゃんと食べてますよ〜。んむ…ちょっと…スパイスが強いが…」
「あは…美味しい?」
「あぁ、悪くない…いや、美味しいぞ。」
「やったぁ♪コレで精力も付いて…」
「おい、何を企んでる?」
「何でもな〜い♪うむむ…それにしても…この黒さ…艶…味…お兄ちゃんのと
比べると…」
「止めんかぁ!」
其の参:兄の部屋にて
「ちょっと…痛てて…コレは…」
「天然素材のガットだよ♪」
「こんな所まで…羊の腸とは…う…腕が…」
「あはは…せっかくだから夕食の素材と合わせてみたの♪」
「この…あ…駄目…な…何を…」
ニュルリ
「んあぁ!!!」
「あは…ぴったりだぁ♪」
「何だ…この感触は…」
「あれ〜さっき台所で見たでしょ?」
「まさか…手…手作り…コンドーム?」
「その通り。たっぷり材料を買い込んだから、これで毎日楽しめるよね♪」
「馬鹿!そんなモノ…破けたら…」
「え〜ゴムが無い時代はこれや魚の浮き袋で作ってたんだよ。お兄ちゃん
知らなかった?」
「知るかぁあぁあぁ!あ…あ…あぁん!」
「あ…あん…凄い…結び目が…子宮口に…当たる…ん…んあぁあ!!」
「た…助けて…だ…誰か…」
「お…お兄ちゃん…もし逃げようと…したら…は…あん…このソーセージで…
ぜ…前立腺を…」
「いやぁあぁあぁあぁ!!!」
お目汚し失礼しますた。
何か妙にエロいwww
兄「カラオケでスーパー戦隊シリーズ全30番組のOPED熱唱する女子高生はどうかと思う」
妹「そういう兄さんは全曲萌えアニメの曲ですね」
兄「『う○わ○る○の』は萌えアニメじゃないやい!血とかドバドバ出るんだぞ!」
妹「ア○○ゥハァハァとか言ってたのはどこの誰でしたっけ?」
兄「……申し訳ございません…」(90度お辞儀)
妹「関根さんですか……まぁいいです、帰ったら兄さんには橘さんの素晴らしさについて語りまくってあげます」
兄「勘弁して……」
浩二(兄)「あーあ、今日も身体がえらいぎゃ(疲れたな)。さっさと風呂に入って汗流そうかやー」
留衣(妹)「なあお兄ちゃん、今日は、うちと一緒に入ろまい♪」
浩二(兄)「たあけ(馬鹿者)。何でこの年齢であんたと一緒に風呂に入らんといかん?」
留衣(妹)「んもう。たあけなんて言わんで。・・・留衣はね、実はやりたいことあんの、お・風・呂・で♪」
浩二(兄)「は?何をしたい?」
留衣(妹)「うちね・・・うちね・・・」
浩二(兄)「ほう」
留衣(妹)「あんね・・・実は・・・」
浩二(兄)「もったいぶらずに早う言いん(言えよ)」
留衣(妹)「お兄ちゃんだけの『ソープ嬢』になりたいの!」
浩二(兄)「ほうか(そうか)。じゃ金津園で就職しん(就職しろ)」 ※金津園:岐阜市にあるソープ
乱文失礼しました(´・ω・`)
浩二(兄)「なあ留衣、腹減ったし、ちっと安城のデンパークにソーセージ食いに行こまい」
留衣(妹)「ええね、あそこお花も綺麗だし、何よりヨーグルトがでれ(とても)美味しいよね」
浩二(兄)「けどなぁ・・・ビール飲みたくてもあんた免許持ってにゃあし・・・」
留衣(妹)「でもお兄ちゃんの大好物は、ハムとソーセージなんでしょ?」
浩二(兄)「まあね」
留衣(妹)「そっかぁ・・・ハムとソーセージ・・・ソーセージ・・・ふっ、ふふふ・・・(妖笑)」
浩二(兄)「うん?何か可笑しいかや?」
留衣(妹)「う、ううん・・・あのね、女の子って、実はみんなソーセージ好きなの、知ってた?」
浩二(兄)「いいや」
留衣(妹)「うちは・・・お兄ちゃんのソーセージが一番食べたいな♪」
浩二(兄)「・・・今日はやっぱり寿司の出前取るわ」
※デンパーク:愛知県安城市にあるデンマーク風テーマパーク
>576
歌うのはスーパー戦隊のくせに語るのは橘さんか。
581 :
三国@携帯:2006/10/31(火) 17:33:06 ID:krwJDKcS
>580
・・・あの『枠』は両方見てるってことでw
ゾロリ先生からみっちり実況してますが 何か
妹「ふぅ、今日も堪能しました」
兄「はいはい、乙彼乙彼」
妹「さて、もの素敵な気分のまま朝風呂に入ってきます………覗いてくださいね?(///)」
兄「そこは『覗かないで』だろうが。しかも顔赤らめるな。一々突っ込ますな」
妹「突っ込んでいいですよ?(/////)」
兄「だから台詞と顔が合ってないぞ…いいから早く風呂入れ」
妹「……アドマイヤ『マックス!』」
兄「(ビクッ!?)」
妹「ネイティブ『ハート!』」
兄「(…ガクガクブルブル)」
妹「ではお風呂に行ってきます。力いっぱい楽しんでくださいね」
兄「……………ハイ」
|・ω・`) …
|´・ω・`) 今日は休みだけど部屋の掃除なんだよね
↓
黒い鳥が飛んでゆく。
紫色に染まるあの空の向こうへと。
世界の終焉を描くその軌跡。
隣にいた妹が、僕の右手をぎゅっと握る。
大丈夫だよと囁く僕はそう言いながら。
あの果てしない空の色を見つめていた。
(・∀・)
大地は大洪水に巻き込まれ滅亡した。
大空は飛散した有害物質に染まった。
大海は全てを融合させた死海だった。
僕らは全身を覆うように布を纏って。
未だ見つからぬ安息の地を求めてる。
雲無き空に日は昇り、鳥は飛び立つ。
滅びゆく世界の中で、まだ生きてる。
黒い鳥が飛んでゆく。
淡く白く輝くあの建築物へと。
世界最古と称される場所。
鳥のように羽があればいいのにな。
隣に座る少女にはもう見えていないのだろう。
あの鳥の羽が破れていることが。
父は閉じ込められた僕らを助けるために。
母は病で死の境目を彷徨った妹のために。
僕を置いて、逝ってしまった。
二人きりの世界は脆く儚くて。
身体を重ねることで精神を重ね。
寄り添いあって生き続けている。
黒い鳥が飛んでゆく。
その命が朽ち果ててしまう前に。
たとえ全てが無駄だとしても。
彼らは飛び続けるし、僕らは歩き続ける。
傍に落ちてきた鳥が、小さく鳴いて息絶えた。
隣に立つ彼女もまた、小さく泣いた。
黒い鳥が、果てしなく飛んでいく。
…以上です。例の如く曲をモチーフにしてますがこの曲難しすぎやしませんか?('A`)
鳥です。紫です。世界の終焉はそこはかとなくアガルタっぽく。
モチーフは某ゲームのボス曲ですが、一度は聴くとホレホレになると思いますYO。超難しいけど。
一向に増えない自由時間を詰め込んでそれでも3作品しか書けてません。
誰か長文とシリーズ物を書ける文才を私に貸してください。絶対返しませんけど⊂⌒つ。A。)つ
リアルタイム支援JCTさんに秘密の呪文とか→「大先生にお伺い」「恋姫†無双」ヾ(*゚∀゚)ノ゙
じゃあ部屋の掃除してきます。ぅゎ、本棚の誇りがくぁwせrtgyふじこlp
乙です
私も今日は休み
今回はいつにも増して黒いなぁ…
そして俺はさっき早出要請が…orz
留衣(妹)「ねえお兄ちゃん、お兄ちゃん一度うちが風呂入ってる時に間違って入ってきたよね」
浩二(兄)「ありゃああんたが鍵かわんと(かけないで)、しかも灯りも点けとらんかったからだぎゃ」
留衣(妹)「ふーん。それにしちゃあ、随分気がつくのが遅かったみたいじゃん?」
浩二(兄)「ほだで(だから)ずうっと言っとるでにゃぁか。ただのミスだっちゅうて」
留衣(妹)「ほうなの(そうなの)?でも、本当は『もう少しじっとしてたかった』とか思っとるでしょ?」
浩二(兄)「あんたいつまでもとろくせゃぁ(バカらしい)こと言ってるんでにゃ」
留衣(妹)「お兄ちゃん、本当はずっとうちのハダカを見つめたかったんでしょ?こっすうい(嫌らしい)」
浩二(兄)「・・・・なあ留衣、ほんまのこと言うてやろぉか?」
留衣(妹)「うん、なあにお兄ちゃん。さあ告白タイム告白タイム♪」
浩二(兄)「コンタクトをなくしてまって、でりゃえらかったで(随分苦労したんだ)」
留衣(妹)「・・・・・・。お・・・お、お兄ちゃんのバカぁぁぁぁ!」
(バッシーン!)
浩二(兄)(頬をさすりながら)「何でこうなる?」
>>591 妹「極限下だからこそ絆は強まるんでしょうか?」
兄「特に、おそらく他に誰もいない状況だからな。兄妹という関係も相手を信頼しやすいし」
妹「文章を見る限り生き残る確率はほとんど無いですけど、私はそのほとんどない方を期待したいです」
兄「無理だよ、作者が(ry」
>>594 妹「方言というのは何だかいいますね」
兄「だな。三国の中の人は大阪出身東京在住なのだが
街中や電車バスなんかでいわゆる『関西弁』を聞くと、思わず誰なのか探してしまうそうだ」
妹「そういうものなのですか」
兄「字にすると上手く表現しづらいのが難点だそうだ、俺たちの作者だけかもしれんが」
妹「……三国は、そんな事考えてる暇があったら私と兄さんのめくるめく官能の夜を書きまくればいいのに…」
俺「無理、ギャグキャラだから」
兄妹「何だと!?」
↑誤字発見
>>594 妹「方言というのは何だかいい『ま』すね」→妹「方言というのは何だかいい『で』すね」
投下前に読み返さないとこういう目に会う…
朝保守
留衣(妹)「お兄ちゃん、今度『僕は妹に恋をする』って映画、見に行こまい」
浩二(兄)「どんな映画なんよ?」
留衣(妹)「うん、うちらみたいな関係の兄妹のこそばい(くすぐったい)恋愛話を描いとるの」
浩二(兄)「そんな平凡な映画見たって俺は何も感動せんて」
留衣(妹)「もうお兄ちゃん、うちらはこの映画みたく熱々のホットケーキみたいな関係じゃん」
浩二(兄)「がんがんと(いつまでも)ちょーらかした(ふざけた)こと言うとるでにゃあよ」
留衣(妹)「え?じゃあ何?お兄ちゃんはうちが他の男に取られてもええのん?」
浩二(兄)「取られるって・・・あんたはいずれ他所の家に嫁いでく人間だぎゃ」
留衣(妹)「・・・。じゃあ何よ、お兄ちゃんはうちが誰かにバージンかっぱられてもええのん!?」
浩二(兄)「おいおい、おそぎゃあ(恐ろしい)こと言わんでちょー」
留衣(妹)「もういい!!お兄ちゃんにバージン押し付けちゃお!どうせ減るもんじゃないし」
浩二(兄)「・・・おい、最後の言葉、使い方違うぎゃ・・・」
ワロモエスwww
おはようございます、兄さん
妹「お帰りなさい、兄さん」
兄「あぁ、ただいま。シャワー浴びてくる」
妹「はい、終わる頃には食事の用意も出来てますよ」
兄「ふぃ〜、さっぱりした〜」
妹「それは良かったです、では食事にしましょう」
兄「………なぁ」
妹「何ですか?」
兄「この時期に裸エプロンは寒かろう?」
妹「……正直鳥肌立ちまくってます」
兄「で、結局風邪引くのか」
妹「あぁ……兄さんが、2人……3人……4人……あぁ……兄さんがいっぱい…」
兄「わー!しっかりしろー!」
>>601 >妹「あぁ……兄さんが、2人……3人……4人……あぁ……兄さんがいっぱい…」
妹「なんかこのフレーズ良いね、うちのお兄ぃも増えないかな」
兄「うむ、そんな素敵現象が起こったら、三穴責めもラクラクだなw」
妹「バカ・・・(///)」
ところで
制服エプロン>>>裸エプロン
なのは漏れだけか?
兄「ただいま〜」
妹「お帰りなさい兄さん、委員会の仕事が思った以上に長引いてしまって…
夕飯はもう少しかかりそうです」
兄「そんな無理しなくても……せめて制服くらい着替えろよ」
妹「……おかしいですね…」
兄「は?何が?」
妹「裸エプロンのような直接的なものもいいけど
セーラー服にエプロンというのも逆にそそられると聞いたことがあるのですが…」
兄「俺そんな特殊な性癖は無い………と思うんだけど…」
妹「ヒザ裏がチラチラ見えるようにスカートの長さを微調整したのですが」
兄「あぁ……うん…いいんじゃないかな、それはそれで(/////)」
妹「うふふ、それは良かったです
(
>>603さん、ありがとうございます…)」
書いちゃったw
606 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/11/07(火) 00:08:38 ID:2BtueEOL
>>603ナカーマ
裸エプロンは料理に対する冒涜としか思えん
浩二(兄)「ただいま」
留衣(妹)「お帰り〜♪今日の晩御飯はカレーライスだよぉ」
浩二(兄)「ああカレーね・・・って、ちょー、あんたその格好は何だげ?」
留衣(妹)「これ?裸エプロン。うちね、一度やってみたかったんよ〜」
浩二(兄)「・・・。大丈夫だったきゃ?」
留衣(妹)「え?大丈夫って・・・もしかして恥ずかしくなかったかってこと?」
浩二(兄)「いや、そうじゃなくて・・・」
留衣(妹)「(途中で話を遮って)恥ずかしくなんかないよ、全てはお兄ちゃんのためだもん。
寒くないかって訊かれてもドンマイ!うち丈夫でセクシーな身体が武器だし。
さあお兄ちゃん、早う一緒に温かいカレー食べて二人で温く(ぬくく)なろまい 」
浩二(兄)「・・・。何とかにつける薬はにゃあっていうたっけ・・・」
留衣(妹)「はぁ?お兄ちゃん何か言うた?」
浩二(兄)「いや、別に・・・(触らぬたぁけ(バカ)に祟りなし、くわばらくわばら・・・)」
裸エプロンもいいが、
「学校から帰ったばかりなのに時間無くて制服にそのままエプロン」とかも萌えないか?
しかも「今日体育があって汗臭いのにmだシャワー浴びてない」とかは点数倍増じゃないか?
妹「兄さん、今日は6時間目が体育だったので家でも体操服を着てみました
当然シャワーすら浴びていません。さぁ、思う存分クンクンハァハァしてください!」
兄「あぁ、ココナッツサブレ美味しいなぁ」
妹「……ブ、ブルマですよ兄さん!」
兄「午○の○茶ミルクティーも美味しいなぁ」
妹「………お風呂入ってきます…(トボトボ)」
兄「ふっ……勝った!」
妹「と見せかけて!兄さん見てください!ノーブラ体操服ですよ!
ホラ兄さん!ボタンを押してください!服の上からポッチリ透けて見える硬いのに柔らかいこのボタンを」
兄「うるあぁぁああぁあぁあああぁああっ」
(ぷにぷにくりくりくにくに(ry)
妹「ん……ぁ…ふぁぁ……に、兄さ……ん…(//////////////////)」
あれ?途中からベクトルの向きがおかしくなっちゃったよ?w
>>610 >兄「あぁ、ココナッツサブレ美味しいなぁ」
確かにココナッツサブレはうまい
>兄「午○の○茶ミルクティーも美味しいなぁ」
紅茶はリ○トンじゃぁ〜〜
>>610 せっかくだから俺はこの赤いボタンを押すぜ w
/////////////////////////////とか同人くさくてうざい
なら読むな
615 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/11/08(水) 12:57:23 ID:B6ZS22iI
三国兄さん、制服の下にブルマは邪道ですか?
>>610 まぁ、確かに/の数が多すぎると思いますけど・・・
某スレ投下の影響かも知れん
ウザイんなら控える方向でいきます
>>616 妹「ふぅ、11月だというのに今日は暖かいですね」(バッサバッサ)
兄「こら止めんか、はしたない!」
妹「……兄さんは女子校に幻想を持ちすぎです」
兄「幻想とかいう以前の問題だろ!」
妹「ご心配なく。ちゃんとブルマ穿いてますから」
兄「そういう問題じゃない!」
妹「なるほど……兄さんは『制服の下にブルマは邪道』派ですか」
兄「違う!どっちも好きだ!いやそうじゃなくて!」
妹「うふふ……兄さんったらエロエロですね」
兄「 orz 」
妹「ブルマ半分下着半分の物を作りましょうか?」
兄「お前は清○ア○ラか」
世はツンデレブームらしいですが次は何がくると思います?
(除く妹)
妹「こら、○○!早く起きろ!」
兄「ん……朝か………って、あれ?」
妹「早くしないと遅刻するぞ!まったくもう!」
兄「お前……いきなりどうしたんだ?」
妹「姉に向かってお前とは何だ!」
兄「……何の遊びだ?」
妹「何を言う、お前はこういうのがいいんだろう?こんな本を持ってるんだからな」
兄「そ、それは!某オンリーで買った乙○さんの同人誌!」
妹「というわけで、朝から兄さんの趣向に合うように色々頑張ってみました」
兄「……ゴメンナサイ…」
妹「さて、今日も掃除という名の部屋漁りを……む?これは……
『最近の妹は何だか以前に比べて可愛くなってきている』
兄さんったら、直接言ってくれればいいのに……照れ屋さんなんですね…
『妹に悪い虫がつかないか心配になってきた』
私は、兄さん以外の人と仲良くするつもりは有りませんよ……
『そんな可愛い妹が、まさか俺の部屋を漁るなんてことはしないはず。いや、しないに違いない!』
兄さん…………ごめんなさい、兄さん……
で も 止 め ま せ ん よ 」
兄「いいから漁るな」
妹「お帰りなさい、兄さん」
兄「まったく……」
>>623のコテハンが入力されてなかったよお兄ちゃん
赤い〜 ボタンを〜 知ってるか〜
宇宙〜 スペース〜 ナンバーワン〜
628 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2006/11/11(土) 14:11:47 ID:lXxezM0A
628 名無したん(;´Д`)ハァハァ [] Date:2006/11/11(土) 14:11:47 ID:lXxezM0A Be:
>>628 コテつけろNG対象
629 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] Date:2006/11/11(土) 20:33:04 ID:M2NwCwmx Be:
628 名無したん(;´Д`)ハァハァ [] Date:2006/11/11(土) 14:11:47 ID:lXxezM0A Be:
>>628 コテつけろNG対象
兄「コテつけろNG対象・・・か」
妹「兄さん、どうしたんです?」
兄「いや・・俺って実世界でもネットの世界でも他人と交流できない
だめ人間なんだなってな・・・」
妹「なに言ってるんですか兄さん。とれてるじゃないですかコミュニケーション。」
兄「?}
妹「私としてるじゃないですか。しかも好感度ばっちりですよ。
所詮仮想でしかないネットの世界より現実の方でできてるんですから
立派なものですよ。」
兄「そう・・・かな。」
妹「そうですよ。 さ、お風呂沸かしましたから入ってください。
背中流してさしあげます。」
兄「ああ。わかったよ。 〜〜〜♪」
妹の書き込みだったのか!
兄「いやぁ、お前にああ言ってもらって何だか自信が出てきてさ
いろんな人と頑張ってコミュニケーションとってみたんだよ」
妹「………で、結果は?」
兄「友達が増えたんだ。女の子の友達も出来たんだぞ」
妹「へぇ……そうなんですか…」
兄「今まで女の子に縁がなかったのが嘘みたいだよ。いよいよ俺にも彼女が出来たりするのかな〜」
妹「……ま、頑張ってください…
………兄さんを誘惑する女……許しませんよ……」
(ピポパポピポ……trrrrrrrrrrrrrr)
男『…Devil May Cry?』
兄「ポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ…」
妹「一心不乱に何を食べてるんですか?」
兄「…(モグモグモグ)…ポテ○ングだ」
妹「………私にも一本…」
兄「残念、さっきが最後の一本だ」
妹「……………(ジ――――ッ)」
兄「………ハッ!まさか…」
妹「では……私は兄さんのポテ○ングを!」
兄「アッ―――――!」
妹「ごちそうさまでした」
兄「シクシクシクシク…」
>>637 妹さんへの質問
兄さんのうまい棒は何味ですか?
過疎ったな…
一週間後にはSHのアルバム発売か…
すんません仕事片付かないんです(´・ω・`)
来週までに一つ投下できたらいいなぁ…
気にすんな。そんなに寂しいなら、明日にでも俺が呪い殺してやるから
駄小説
てst
浩二(兄)「もうすぐ1年も終わりかぁ、時間が経つのはあっという間だぎゃ」
留衣(妹)「お兄ちゃん、その前にクリスマスがあるじゃない、一年で一番楽しい季節じゃん」
浩二(兄)「そりゃああんたはプレゼントをもらいよるだけだでな」
留衣(妹)「もう、そんなこすい(ずるい)言い方せんくたってええじゃんかぁ」
浩二(兄)「で、あんたは今年は何が欲しいきゃ?」
留衣(妹)「お兄ちゃん、クリスマスまで1ヶ月以上もあんのにムード台無しにする気なん?」
浩二(兄)「はぇ?」
留衣(妹)「普通、プレゼントって自分で考えた物を相手に贈るの。相手に尋ねてどうするの」
浩二(兄)「ああ、そうだったんね。うっかりわやぁする(失敗する)ところだったぎゃ」
留衣(妹)「・・・でも・・・強いて言うなら・・・うちなぁ・・・」
浩二(兄)「ほうれ、やっぱし欲しい物は前もって言うのが吉なんだぎゃ」
留衣(妹)「・・・うちは・・・うちは・・・お兄ちゃんの、カ・ラ・ダ♪」
浩二(兄)「・・・聞いて損したぎゃ」
いい感じに過疎ってきたな
もうここに用はないな
もう片方もあるし
バイバイ、お兄ちゃん
生存報告&保守
イラネ
保守
兄「ここも人が減ったなぁ」
妹「兄さんを誘惑しようとする女狐たちを全員消したからでしょうか?」
兄「いやぁ、静かなのもいいけどちょっと寂しい気もするなぁ」
妹「心も身体も兄さんの愛の奴隷の私をナンパしてきた男共もみんな消したからでしょうか?」
兄「…………」
妹「(ニヤリ)」
もう少し待ってみよう、誰かが来るまで…
ノ
いや、来てみただけなんだけどさ…
妹「兄さん、今夜は冷えます」
兄「で?」
妹「一緒に寝ましょう、兄さん」
兄「まぁいいけどさ」
妹「うふふ、今日は心も身体もぽかぽかです」
兄(何か……微妙に寝付けないぞ…)
妹「(熟睡中)」
兄「………ま、いいか」
妹「兄さん、むにゃ〜」
|・ω・`) …
|。∀゚) えちぃくない短編しか書けなくてサーセンwwwwww
↓
オルガンの音色が降り注ぐ、この大階段を走り抜けていく。
紅い絨毯を黒い銃弾の雨で破りながら。
屋上でこの曲を弾いている彼女を取り返す為に。
聴く者の精神を狂わせ、狂戦士へと変える音姫。
本来の姿、聴く者の心身を安息へと導く旋律の女神。
民の希望、そして、俺の妹。
俺の命に代えてでも、必ず取り戻さなくては―――!!
目前に甲冑の騎士達が立ち塞がる。
その瞳の色は緑、その肌の色は朱、鎧の色は灰。
音色に耐え切れずに、精神を壊された木偶人形。
人外の叫びを上げながら振り下ろす一閃を避けて、
切り返した一閃で、音も無く首がずれ落ちていく。
決して減速することなく駆け続けていく。
思い返せば未熟だった自分の映像ばかりが巡る。
俺は大男に殴られ蹴られ、妹は犯された挙句に拉致され。
最後に妹の声を聴いてから、もう五年が過ぎた。
決して赦しはしない。
神の御名に於いてでも、魔王の威光に於いてでもない。
俺の怒りに於いて、あいつら全員殺してやる…!!
妹の為に全てを復習に捧げた兄。
素質の為に兄と引き離された妹。
これは、彼等が再び結ばれ合う『物語』。
訪れない朝が存在せぬように。
明けない夜もまた存在しない。
これは、暗闇を光へ変えた彼の『物語』。
オルガンの音色が降り注ぐ、この大階段を走り抜けていく。
もう俺の足を止められる奴はいない。
五年の歳月を越えて、俺は全てを取り戻すんだ。
音姫を在るべき姿に、俺達を在るべき居場所に。
もう決して離れないように…。
―――これから紡がれるのは、彼等の幸せを謡う『物語』。
…以上です。僅かに残ってたえちぃ成分も凍り付きました。冬ですし。寒いですし。
早く雨から雪にならないかなぁ…('A`)
作品のほうはCDに引っ張られるような感じでアイデアは出てくるんですが、
えちぃのを書こうとするとリンカーンか遺体にあれこれな展開しか出てこないのですがどうしたもんでしょうか。
エロでグロでハラマセとか読み手の好み考えろよ、俺ヽ(`Д´)ノ
というわけで、眠気が襲い掛かってくるまで色々書こうかと。おやすみなさーい(´・ω・`)ノ
230様におかれましては、たまには甘々エロエロなのを書いて欲しいですw
>>655 そんなお決まりの寝言いう奴はいねぇ〜
よって655妹は狸寝入りケテーイ
)、._人_人__,.イ.、._人_人_人
<´ マジレスしちゃだめっ !! >
⌒ v'⌒ヽr -、_ ,r v'⌒ヽr ' ⌒
// // ///:: < _,ノ`' 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ //
///// /:::: (y○')`ヽ) ( ´(y○') ;;| /
// //,|::: ( ( / ヽ) )+ ;| /
/ // |::: + ) )|~ ̄ ̄~.|( ( ;;;|// ////
/// :|:: ( (||||! i: |||! !| |) ) ;;;|// ///
////|:::: + U | |||| !! !!||| :U ;;; ;;;| ///
////|::::: | |!!||l ll|| !! !!| | ;;;;;;| ////
// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;/// //
// // ゝ:::::::: : | `ー----−' |__////
|・ω・`) …
|`・ω・´)
>>663に応えて頑張って書いてみたよ!(今日は休み)
↓
静かな朝には外へ出て。
あなたと一緒に水を汲みに行くの。
薄い朝霧、眠る小鳥、淡い色をした朝陽。
他に欲しいものなど何もない。
あなたと…兄様と一緒に生きていけるのなら。
首輪の痣はまだうっすらと残っているけれど。
幸せな日々はきっとそれをも忘れさせてくれるはず。
闇深い夜には夢を見る。
延々と同じ曲を弾き続けた日々。
皮膚の色を朱に染め、瞳の色を緑へ変えて。
先刻まで泣いて争いを拒んでいた兵士達が、
敵を求めて外へ飛び出していく。
あの兵士達が奪った命。
それは、私が殺めてしまったようなもの…。
リアルタイム支援
晴れた昼には歌を唄う。
向日葵畑の中で、あなたを探しながら。
歩く歩幅が抑違うから追い付けないけど。
唄っていれば、立ち止まっていてくれるから。
もう決して離れたりすることはない。
優しく微笑む黄色い花弁。
私の音色は、ようやく自由になれたのだと想った。
二人の世界で結ばれる。
五年もの歳月を越えて。
身体を合わせる事がこんなに心地良いなんて。
兄様以外、もう愛せない。
私の中に何かが流れ込んでくるのが分かった。
少し怖くて、凄く愛しかった。
最愛の人の子を宿せるということが。
静かな朝には外へ出て。
朝霧を越えて水を汲みに行くの。
私の右側にはあなたがいて。
私の左側には幼い手が遊ぶ。
最後まで首輪の痣は消えなかったけど。
この幸せな日々は、二度と消え去る事はないだろう。
―――愛しいものと共に流れ続ける『物語』。
…以上です。
>>669さんリアルタイム支援dクスです!ヾ(*゚∀゚)ノ゙
物を書く者として、長文になればなるほどgdgdになるという致命的欠陥があるのに
気付けば短編集が出来そうなくらい数だけは書いてたりしてます。かれこれ2年半分ほど。
初作「無魂真言」からもう2年半です。三国氏が参入してから2年半経ったともいいますね@w@
作風も昔と比べてがらっと変わってる気もしますし、温故知新で昔の作品も読み返してるところです。
2つの長編は年末ZIPで上げるペースで書き進めてます。ユイネとか御月とか(´・ω・`)
お昼時なので出かけてきます。また次の休日にお逢いしましょう( ・ω・)ノ
>>673 あま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
くないぞ?wwwwwwwwww
>>673 エロエロが抜けてるです230さんwwww
>675
HR描写で燃え上がるんだ
いや確かにもーちょっとえろえろよー分がホスィがw
保守
出勤前保守
書く時間が無い…(´;ω;`)
ホシュ!
保守
勤務形態がコロコロ変わったせいか、なかなか書けない…今書いてる
続きもアレだが、せめて最近恒例の元旦投下ぐらいは出来ればしたい
所…新ネタでいくか、それとも再び230&三国両氏を採用するか…
>673
>ユイネとか御月とか
密かに期待
保守
また過疎ってるな…
誰もいない…けど途中放棄はしない。
ということで久し振りに>472からの続きを投下します。
「え…兄ちゃん…お…おい…」
もう遠慮はいらない。俺は日向を抱き上げる。
「何だ?やっぱり嫌なのか??」
「そうじゃないけど…母ちゃんが来たら…」
「じゃあ部屋に行くか。」
「うぉ!ちょっと…わ…」
そして猛スピードで日向の部屋に向かい半ば強引にベッドに降ろす。
「おい、せめてもうちょっと優しく…ぎゃ!」
抵抗する隙を与えないように素早く背後を押さえそのまま両胸に
素早く手を伸ばす。
「ほほぉ…小さいけど、ちゃんと膨らんでるんだな。」
「うるせぇ!ちっちゃくて悪いか…あぁ!ちょっと…や…あん…」
軽く揉み解すだけでいとも容易く日向の抵抗が弱くなる。
「いやいや…俺は程好いサイズが好みでな。コレ位なら丁度いい
かもな。」
「この…ロリコ…ん…あん…駄目…んぁあぁ!!」
「お〜ちゃんと勃ってるな。」
「摘むな…あ…や…や…駄目ぇ…止め…」
か弱い喘ぎ声はやはり立派な女の子そのもの。普段の男勝りな
口調とそれの入り混じる様に俺は興奮を抑えきれない。
「くぅ…う…後ろからなんて…ひ…卑怯な…」
(*・∀・*)
「ほほぉ…それはすまなかった。じゃあ…」
歯を食いしばり全身を強張らせる日向から一旦手を離す。
「これだから兄ちゃんは…あ…きゃあぁあぁ!」
上体が起き上がったのを見計らい俺は素早く右手を股間に滑り
込ませた。
「どうした?真正面から正々堂々攻めてやるんだ。文句有るか?」
「だ…だから…もっとスマートに…あぁ!」
「何を今更…」
「あ…ちょっと待った…あぁ…」
「待たん!」
一旦手を収めるフリをして再び股間に滑り込ませた。但し今度
はパジャマと下着の隙間を縫って指先は直接割れ目に到達する。
「そ…そんな…く…くあ…あぁ…」
「いいな…いつものお前じゃ見られんその表情。」
「あぁん…駄目…やだ…」
身体を支えきれずゆっくり膝元から崩れ落ちる日向。それでも
俺からは離れず逆に縋り付くように両手を肩に伸ばす。
「兄ちゃん…止めて…もう…耐えられない…」
少し涙ぐむような表情で日向が荒い吐息と共にか弱く囁く。
俺は予定通りに次の段階に移る。
「分かった…じゃあ次は…」
「あ…あぁ!そ…そんな…」
俺は指で割れ目をこじ開け前後に探りを入れる。
「こっちも大事だが…有ったぞ!」
「ひっ!」
「こうやって摘んで…中指で同時に穴を…」
「やだ…やだ…駄目…駄目ぇえぇ!!!」
「さっきから我侭ばっかりだなぁ〜せっかくイかせてやろうっ
てのに…」
「そんな下手糞な…く…う…いやぁ!!!」
言い終わる前に俺は指先を押し付けグリグリと秘所を上下同時
に攻め立てる。
「んぁ…あ…んぁ…んぁ…」
俺の動きに身を委ね日向が虚空を見つめる。肩を握り締める力
が強まるが俺は屈しない。
「ほら…そろそろかな?」
「あぅ…んぁ…あぁあぁあぁ!!!」
大きな痙攣と共に日向が俺に倒れこむ。
「へへ…イッちまったようだな…。」
「に…兄ちゃんの…馬鹿ぁ…」
見様見真似だが予想外にうまくいった。やや意地悪な感じだが
こいつに遠慮はしたくないのが俺の本音だ。
「あ〜あ、エラい事になってるな。」
半ば放心状態で脱力している日向を一旦ベッドに置き俺はそそくさ
とベルトを外し次の準備に取り掛かる。
「さぁ…次は俺の番だぞ。」
「兄…ちゃん…」
「んん?どうした??」
か細い声で呼びかける日向にそっと近づく。こうやって大人しく
なるとやはり可愛いもの。子供っぽく抱きしめてやりたい衝動に
駆られる。
だがそんな俺の思いとは裏腹に一瞬眼光が鋭く輝く。
「お…?わぁあぁ!」
「この…ど変態野郎がぁあぁ!!」
今晩はココまでにします。
久し振りなのにリアルタイムで食いついてくれたJCT氏に大感謝です。
感想・リクエストお待ちしています。
誰よりも早くGJ!
普段元気つーか正確キツめの娘さんが攻められてヘナヘナになる
そんなシチュエーションも好物の一つですw
まぁどりんか氏のことだからこの後は(ry
正確→性格
だから見直せっつーの俺…
相変わらずエロ明るいなぁ、PCさんの話はw
699 :
PCD@夜勤:2006/12/16(土) 00:02:14 ID:ZbEH8t6L
>692-696
レス サンクスです…っていうか人がいてよかったぁ!
>696(;´Д`)ハァハァ
脳内イメージに非常に近いキャラGJです!
保守
誰もいない。保守…orz
ヤリキレナイ川
久々にスレ帰ってきてみれば夏厨が涌いたり荒れたりしてて(´・ω・`)ショボーン
ロダだと流れるしスレとの関係とか判らなくなるし。
レスで書いてくれれば専ブラでまとめて管理できるし。
愚痴すまん
|・ω・`) …
|´;ω;`) 睡蓮にかかりっぱなしで新作書けてない…ウッ……
↓
星々を隔てる星座の河で。
叶わぬ夢と悟りながらも。
彼らは恋へ堕ちていった。
同じ場所から生まれた二人。
同じ場所へと再び沈む宿命。
再び廻り逢う事を願った。
太陽と月と星と花の物語。
支援
地球という名の星があった。
あらゆる文明を平均的に成長させた代わりに、
宇宙への進出が最も遅れた惑星。
多くの科学者と一部の権力者は他星へ早々と移住し、
徐々に衰退していく生活水準に人々は更に離れていき、
残されたのは故郷に生きることを選んだ者達。
(・∀・)
火星という名の星があった。
厳重なる他星からの進入妨害の下において、
まったく新しい新生命の概念を創り上げた原住民は、
瞬く間に宇宙全域へと進出し、宇宙一の名誉を得た。
多くの他惑星からも移住者が殺到したその星は、
いつしか「第二の故郷」と呼ばれるようになった。
僕らは物心ついた時に、
身勝手な両親のせいで引き離され。
あれから十五年の歳月が経った今でも、
未だ逢う事すら許されないでいる。
こんなに近くて、こんなに遠い世界。
こんなに愛しく、こんなに曖昧な記憶。
嗚呼…叶うなら、今、この手の温もりを貴方へ―――
星々を隔てる星座の河で。
流星は不規則に流れ続け。
決して最後まで残らない。
叶わぬ夢と悟りながらも。
流星に賭ける想いの様に。
元には戻れないとしても。
彼らは恋へ堕ちていった。
同じ場所から生まれた二人。
今再び、想いを重ね合って。
同じ場所へと再び沈む宿命。
神々にも止める事は出来ぬ。
全てを否定されたとしても。
再び廻り逢う事を願おう。
運命の女神に祝福された。
太陽と月と星と花の物語。
over there.
その記憶は、時を越えて語られ。
over their.
その想いは、時を越えて受け継がれる。
―――全ての見えざる手と手を繋ぐ『物語』。
…以上です。結局クリスマス絡みの作品書けなかった(´;ω;`)ウッ…
年末のハードスケジュールで人がばったばった倒れていますが皆様どうでしょうか。
僕の職場では今月だけでもう4人ほど倒れてます。ヒィー仕事片付かないよどうしよう助けて妖精s(ry
他の文士様も毎晩ぶっ倒れてると思いますが無理せず書き進めていきましょー(´・ω・)b
どちらかというと年末年始直後に少し余裕があるのでもう1本投下したいと思ってます。
お屠蘇でエロエロ展開とかいうネタは僕には書けないと思うのでその辺はエロ担当の方におながいします(゚∀。)
でも年越しのサーバーダウンがあるだろうしどうしようかな…特にZIPうぷがすぐ流れそうで怖いです('A`)
今日はこの辺で。クリスマスプレゼントにもならない駄作でごめんよおおおおおお・゚・(ノД`)・゚・
230さん乙です。
保守
ホシュ
時計の針が刻む音だけが響く明かりの消えた暗い部屋、時刻は午前2:00を回ろうとしていた
省電力モードのエアコンの温風が部屋の温度を一定に保ち、冬でも毛布一枚で眠る事が出来る
その薄い毛布の中でじっと眼を閉じ、眠った振りをしながら今か今かと待ち続ける
昨晩は来なかった、一昨晩は徹夜でゲーム、その前の晩に来たのが最後だから
きっと今夜はやって来ると思う、昨日は一日中パソコンに向かってたし
どうせHなゲームをして欲求不満になってるに違いないのだ
カチャリ… と部屋のドアが開く音
きた…
「由紀?」
私の名前を呼ぶ…、そうやって寝ているかどうか確かめてるのだ
「おーい、寝てるのか?」
寝てるよー
「…」
そーっと、私のベットに近づいて来るのが気配で分かる
直ぐ隣に居る… 顔を覗き込んでるみたい
頬っぺたをぷにぷにつっついてくる
ここで笑っちゃいけない、くすぐったいのを我慢して無反応を装う
しばらく耐えていると熟睡してると判断したのか、ベットが少し沈んで顔に息が掛かる
あ…キスしようとしてるんだ
そう理解した瞬間、唇に押し当てられた柔らかい感触に頭がぽや〜っとなる
凄くドキドキする…
スッと離れる唇の感触、思わず追いそうになるのを必死に抑えながら
規則的な呼吸を続けることに集中する
きっと顔は赤くなってると思うけど、暗いからバレてない
そ〜っと毛布がめくられる
ギシ…、とベットが沈んで身体が揺れた
私の身体を跨ぐようにベットに上がり込んで来たみたい
腰の両側が沈んでるから、ここに膝立ちしてるんだろうなぁと想像する
次はどうするんだろう? って思ってると、パジャマの上から胸を触ってきた
身体がビクンと反応するのを寝返りで誤魔化し、声を漏らしそうになるのを耐える
私が動いたのを警戒してか、軽く触れたままじっとしていた手が、ゆっくりと動き始めた
ブラも付けていないので手の感触と温もりが薄い布地を通して伝わってくる
甘い吐息が零れそうなのをなんとか規則的な呼吸に留めて熟睡中を演じる
暫らく私の胸を弄っていた手が、パジャマのボタンを外し始めた
ぷつり、ぷつりと、上から順番に外されていく度に、私のドキドキが大きくなる
脱がされていく事に興奮する
やがて全部のボタンが外され、パジャマの胸を開かれた
やだ… 乳首勃っちゃってる…
直に胸を揉まれる快感はさっきの比ではなく、触れられただけで痺れるようにじんじんする
乳房に息が掛かり、乳首の先が温かい感触に包まれる 舌と唇の感触
ぴちゃっ ちゅっ という淫音と共に、吸い上げられ、転がされ、弄られる
もはや規則的な呼吸の維持など無理、声だけは漏らさないように耐えつつも
呼吸は浅く速く、熱いものになっていく
クニュッと甘噛みされ、寝返りでは誤魔化しきれない程に身体が反応する
しかし乳房を味わう事に夢中になっているのかそれに気付かず
弓反りになった身体を抱え込むようにしてむしゃぶりついていた
あああ! ダメッ イきそう! 声が出ちゃう
不意に、我に返ったように動きが止まると、抱え込むように抱き上げられていた身体がそっと降ろされ
荒い息を付きながら捲くり上がったパジャマの裾を整え、ボタンが留められていく
あ… 今日はこれで終わり…?
毛布を掛け、最後にキスをして私の部屋から出て行った
きっと自分の部屋で最後の処理をするのだろう
毛布を掛け、最後にキスをして私の部屋から出て行った
きっと自分の部屋で最後の処理をするのだろう
はぁ…っと溜息とも吐息ともつかない息を吐き
火照った身体を鎮める為にショーツの中へと指を這わせた
そこは既に大洪水だった
(*・∀・*)
翌朝、キッチンでパンをかじってるお兄ちゃんにオハヨウの挨拶をする
「おっはよ〜〜お兄ちゃん♪」
「んー、おはよ…朝から元気だな」
「昨日の夜さぁ」
「…ぶっ」
「すっごいエッチィな夢みちゃったよ〜 もう、きゃーーっよ きゃーー」
「…ふ、ふ〜ん」
ちょっぴりからかってみたりする
初めて私に悪戯した時はパジャマの上から身体を触るだけだったけど
最近は少しづつ過激になって来てるし、次はどんなコトされるのか
今では私も楽しみでドキドキしてたりするだよね
私、お兄ちゃんのコト好きだし…
でも、もう暫らくはこのまま知らない振りを続けるつもり
だって凄くエッチな気分になって興奮して、気持ちいいんだもん
「さ、さーて学校行くか」
「うん♪」
ふふっ お兄ちゃんが私にしてるコト、ほんとは全部知ってるって事を知ったら、どんな顔するのかな〜
ねえ? お兄ちゃん?
支援‥‥には遅かったw
弾の灯氏、歳末投下乙です。
双方共に羨まし…じゃない、いけない兄妹ですな。
そして俺も年跨ぎ短編執筆中。果たして間に合うかどうか…
新年おめ。
やっぱり完成には間に合わなかった…orz
とりあえず新年向け短編を書けた所まで投下します。
タイトルは「猪突猛進」です。
「さて、あと少し…」
「お兄ちゃん、蜜柑取ってぇ〜♪」
「やれやれ、人使いが荒いな。」
「ちゃんと未来の妻に御奉仕するのが良き夫の務めだよ♪」
大村・西堀両家の両親不在で二人っきりの歳末をゆっくりと…と
言うワケにはいかなかった。何時もなら積極的に家事全般をこなす
フランも今日は違った。
「なぁ、何で今日はこんなにダラけてるんだ?」
「初稽古まで体力温存するの♪」
そう言って蜜柑を手に取りゴロリと炬燵で寝返りを打つフラン。
さながら泥浴びをする猪の如く大きく身体を揺さぶり座標合わせを
している。
「おぉ!いい感じ♪」
動きが停まったかと思えば今度は豪快に蜜柑を齧り酷くご機嫌な
様子だ。
「お前なぁ…何で一房ずつ食わないんだ?」
「いいじゃない。あ、お湯が沸いたんじゃない?」
「おぉっと、来たか!」
慌てて俺は台所に戻り蕎麦を解す。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「あ、来たよ♪」
「コラッ!持ち場を離れるな!!」
「じゃあ順番ね。あたし先行♪」
(・∀・)
「あ、待て!」
予定通り神社に到着。
直ぐにコチラに何人もの外国人が駆け寄っている姿が見えた。
「先生、待ってたよ♪」
「おや、皆さんお揃いで。」
「ロジャーの生徒達?」
「その通りです。みなさん、お元気そうで何よりです。」
「へぇ〜こうやって見ると…色んな人種の人が集まってるのね。」
皆が見守る最中、代表者らしき人物が登場。一先ず一歩離れよう
とする所へ私達四人に向かい挨拶をして来た。
「初めまして皆様。アレクサンドラ・ホールデンです。先生には
何時もお世話になっています。以後お見知りおきを。」
「まぁ、上手な日本語ですね。」
「コレも人ゆえに西堀先生の…」
「まぁまぁ、そう固くならずに。それにしても…ココで会うと言う
事は…皆さんも…」
「そうだよ。初詣の支度と…」
「夜警もやってるんだよ♪」
皆ここぞとばかりにロジャーの前に立って出る。どさくさまぎれに
先生に抱きつく者もいる。相変わらず生徒に人気が有るのが一目で
分かる。
「コラ、止めんか行儀悪い!!」
残念ながらアレックスさんの一括にも誰も動じない。
「皆さん、話は作業が終わってからにしましょう。いいですね?」
「は〜い♪」
一同が同時に元気良く返事する。何やらアレックスさんが少し
不機嫌そうだが仕方が無い。
「よ〜し、先生の言うとおりだ。分かったら全員作業に戻れ。あ、
アナリーには一つ大事な作業が有ったぞ。」
「了解。」
意味深な合図に合わせ件の人物が足音を殺し仮説テントに近づく。
「さぁ、聞こえたでしょ?今の内に出ないと大変よ、いいの?」
その合図にすごすごとテーブルクロスに隠れていた二人が登場。
予想通りその手には紙コップが…
「うぅ〜何で…」
「幾ら何でも…バレるのが早いよ〜。」
確か何年か前にもコレと同じ光景を見たような…最も、その時は
この子達ではなく我が娘が現れたのだが。
「さて…甘酒を先に飲んだからにはエレンとレベッカにはもっと
働いて貰わないと…」
「ひえぇえぇ…そ…そんなぁ…」
「お…お慈悲を…」
連行される二人を見るにつけ笑いを抑えきれない。
「やっぱり思い出したか?」
「えぇ、まるでフランシーヌの…」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ふぇっくしょん!」
「ん?まだ寒いのか??」
「そう思うんなら、早く〜!」
年越し蕎麦を待ちきれない人物がココに一人いる。
だが俺は慌てず仕上げに掛かる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
いざ出来上がった蕎麦を食べ始めても落ち着かない。理由はただ
一つ。その視線が痛い位に突き刺さる。
「うぅ〜…うぅ〜…」
「何を唸ってるんだ?」
「どう見ても…お兄ちゃんの持ってる海老天の方が大きい…」
「気のせいじゃ…あぁ分かったよ!ほら…」
「えへへ…やったぁ♪」
「全く…何で今日はこんなに手間取らせるんだ?」
「ボクだってたまにはお兄ちゃんに甘えたい時が有るの♪」
「仕方ないな…その代わり…交換だ…あぁあぁ!!!」
時既に遅くフランの口には二本の海老天が銜えられていた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
丼を洗い終えてようやく俺も炬燵に潜り込む。
「さてと…これで後は年が明けるまでゆっくりと…」
「ゆっくりと…?」
「楽しもうか!!」
「きゃあ!!」
ここぞとばかりに俺は寛ぐフランに飛び付く。
「ちょっと…また…あぁ!」
「さてと…新年を迎える用意は出来てるかな〜?」
慣れてきたのかさほどギャアギャアと騒がないが、それでもフラン
の抵抗は続く。
「ど…どうして…毎回こう…」
「おぉ…まるで舂きたての餅だ。」
「んぁ…く…う…」
とりあえず両胸を軽く揉み抵抗の力を弱めておく。そして直ぐに
乳首への攻撃に移行する。
「おっと…コレは蜜柑だったかなぁ〜こんな所に蔕が…」
「いやぁ!やだ…あ…だ…駄目ぇ!!」
頃合を見計らい俺はフランを抱き上げる。
「こんな美味そうなモノを目の前に突きつけられて俺が我慢出来る
ワケないだろ?」
「うぅ…強引なのは…やだ…んん…」
「じゃあ…少しソフトに…」
泣きそうな表情のフランを他所に俺はすかさず唇を重ねる。さすが
にこの時はフランも抵抗はしない。
「うぅ…卑怯だぁ…」
舌をゆっくり重ね合わせるとフランは更に力が抜けていく。しかも
アレだけ嫌がっていたのに俺の背中に手を回し手堅くその感触を堪能
している。
「何だ…その気になったか?」
「うぅ…そんなんじゃない!」
「ははっまぁイイ。少なくとも海老天の分はコレで返して貰う
からな。」
「そ…そんなぁ…」
赤らめた顔を逸らし落ち着かない様子で暫し黙り込むフラン。
「ち…ちゃんと…付けてくれる?」
「あぁ…構わん。」
「じゃあ…今日は…い…一回だけだよ。」
「そう来なくっちゃ♪」
強引ながら同意を得た所で俺は改めてフランにキスをしてから
準備に取り掛かる。
「うぅ…ボクって海老天程度の価値なのかな…」
「馬鹿を言うな。そんな事よりもっと考え直すべき事が有るだろ?
食い意地…」
「ボクは育ち盛りなの!!!」
前半投下終了
>735
新年初支援 サンクスです。
感想・リクエストお待ちしています。
フランの外見容姿の詳細を求む…
脳内で保管するんだぜ
>747
フランシーヌの長めの金髪&青い瞳とその父ロジャーのハゲ頭
だけは最低必須要素。
ちなみに通常は>748氏の言うとおりで読者の脳内最適化の為に
そういった部分は可能な限り避けて書いてます。
了解&サンキュ
正月ネタなのに未だ終わらない…とりあえず書けた所だけ投下。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「さぁ…お前も充分に楽しめよ。」
「うぅ…お…お手柔らかに…」
「そう遠慮するな。うりゃ!」
「わ…ちょっと…きゃあ!」
覚悟を決め服を脱ぎつつも怯えながら鎮座するフランを転ばせる
ように倒す。慌てて体制を整え直す前に両足を大きく開かせる。
「先ずは一足早めの御屠蘇を…」
「いやぁ!そんな所舐めちゃ…あ…あん…駄目…駄目ぇ…」
「お?何だココはもう準備万端じゃねぇか。」
「いやぁあぁ!!」
既に溢れ返る液体を一滴も残さんと俺は夢中でフランの秘所に
吸い付く。
「次は…御節料理の定番…おぉ!凄い締め付け!!」
「んぁ!あ・・・あ…んぁ…止め…んぁ…」
「へへ…“数の子”とは巧く例えたもんだな。」
ゆっくりと膣壁を掻き回しその熱い感触を堪能する。やや意地悪く
時々指先をクイッと上げるのに合わせフランが堪らず腰を上げる。
「や…あ…掻き回しちゃ…あぁ!」
「へへ…コレだけは誰にも渡さんぞ。さぁ…もう我慢出来ない頃
だな?それじゃあ…」
「もうやだ…何で…こんなのばっかり…」
また泣きそうな表情でフランが呟く。
いかん…少しやり過ぎたか…。一旦俺は手を止める。
「悪いとは思う。けどな…時々何ていうか…性欲とは別の…違う
衝動に駆られる言うか…」
「何なのそれ?」
「つまり…お前を独占したくなるんだぁ!!」
言葉通りに抑えきれなくなった自分を鎮める為にあえてフランに
飛びつき抱きしめる。
「ちょ…ちょっと…痛たた…」
「おっと悪い。けどもう少し…こう…これならいいだろ?」
「うぅ…ん…いいけど…」
そのまま暫くお互いの肌の温もりと心拍を感じ合う。
幼い頃同様に触れ合ったまま止まっているという効果は絶大。俺達
は少しずつ落ち着きを取り戻す。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「先生、フランシーヌはまだ〜?」
「まぁまぁ…初詣には来ると言ってましたから。年が明けるまで
待ちましょう。」
「うぅ…あたし未だ逢ってないの〜。」
休憩所は非常に賑やかだ。一頻り話しをして皆が落ち着いたと
思ったら今度は我が娘フランシーヌの話で再び盛り上がっていた。
どうやら逢いたくて堪らないと思っている人が殆どのようだ。
「慌てるな。それより準備は万端なのか?」
「やぁアレックスさん。貴方もそろそろ休憩ですか?」
「そうしてもいいのですが…どうもあの二人が…」
「成る程…後で酔い覚ましを用意しましょう。」
「うぅ…何かくらくらする〜。」
「ベッキー、呑み過ぎじゃない?あ〜さっきから顔が熱い〜。」
「あんたも人の事言えないじゃない!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「あぁ…そう言えば…抱っこなんて滅多に無かったな。」
「ん?そうだね…ボクお兄ちゃんにおんぶされた事は有ったけど
抱っこされた事無かったかも…。」
「俺はおんぶさえ無かったけどな。」
俺達は遊び疲れてお互いの家で眠りこけた懐かしい日々を思い
出していた。
隣同士だから当初はそのまま次の日まで起こされる事無く朝を
迎えていたがやがて俺が先に目覚めフランをおぶさって隣まで
運ぶようになった。
西堀家の引越しも再開して俺達が結ばれたあの日もそれ程経って
いないのに全てが遠い昔のように懐かしい。
「ねぇ…お兄ちゃん。」
やがてフランが口を開く。
「今度からは…ちゃんと誘ってくれる?」
「ん?あ…あぁ…分かった。」
返事と同時にフランが俺の下腹部を探っていた。
「あ…あの…ちょっと…」
「い…一回だけだよ…」
「ま…待て…未だ…あ…あ!」
「ひ…姫納めだよ♪」
「だから…あぁあぁ!!」
未だ装着していないのにフランが先端を潜らせる。
「ちょっと…生はまずいだろ…あ…だから待て…」
「待たない。」
今日はここまで。
感想・リクエストお待ちしています。
中出しと孕ませ台詞に期待してます
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
>>759 遅ればせながら、「数の子」「お屠蘇」をからめたお正月バージョン投下乙です。
>>761 _ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
出勤前保守
>761
おっぱい!おっぱい!(AA略
いやこの愛すべきアホキャラをこうも可愛く描いてくれるとは…GJです!
>763
餅と蜜柑と猪もお忘れなく…と言うかそれに気付いてくれて感謝。
残業会場から保守。
某騒動のせいで投下しづらいなぁ…困ったちゃん(´・ω・`)
766 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/01/19(金) 04:11:32 ID:9kRkuem+
ho
妹「ぅおにーちゃーーーーん!」
兄「その言い方は止めなさい」
妹「おにぃ〜 ゲームしよー」
兄「お前の宿題が終わってからな」<<どさっ>>
妹「こんなん今日中に終わらへんわーーっ」
兄「サボったお前の自業自得だ、ほれ始めろ」
妹「う〜…」
~
~
妹「…お腹すいた」
兄「それ一冊終わったらな」
妹「おにぃーのオニーー!」
兄「うむ、いかにも俺は兄である」
妹「う〜…」
SYSTEM: 天空橋花月(morip123)さんよりパーティー加入の依頼を受けました。
兄「…誰やねんこいつ…morip123ってID適当杉w」
内藤地平(boonboonboon): PT厨乙
天空橋花月(morip123)さんからのメッセージ: おにいちゃん、あたしあたし
兄「…オンゲーで妹と遭遇しました、と」
SYSTEM: 天空橋花月(morip123)さんからのパーティー加入依頼を無視しました。
天空橋花月(morip123): ちょwwヒドスwww
兄「…とりあえずここらで稼ぐか」
天空橋花月(morip123): てつだうよー
SYSTEM: 攻撃できません。
兄「…ちょww横殴りすんなw」
内藤地平(boonboonboon): 横殴り厨乙
いま妹は遠くバリの地……
地震あったとき空の上でやんの 悪運の強いやっちゃ
ほしゅ
…PiPiPiPiPi
「んー…」
目覚ましの不快な電子音に起床を促され、目を閉じたまま手を伸ばしてスイッチを叩く。
馴れてしまえばこの音を聞きながらでも眠りの世界に戻れるが、二度寝の誘惑に乗ると後が大変
お腹を空かせたままバス停まで走らなくてはならなくなる。
そんな荒行は御免だと身体を起こし、タイマーで10分前から稼動するエアコンの暖房を浴びつつ
ベットから降りて制服に着替えを済ませると、エアコンのスイッチを切ってから鞄を持って部屋を出る。
「あ…」
「あ」
まだ寝てるかと思ったのに…、洗面所から出てきた兄と顔を合わせてしまった。
どちらとも無く顔を逸らせると、挨拶も無く素通り。
これが、今の私と兄との関係…。 あの日の夜から、お互いを避け続けている。
「はぁ…」
父も母も同じ職場で働いていて、朝は私達が起きる前に出勤
夜は私達が眠りに付いてから帰宅、そんな我が家の朝食はいつもパンとコーヒーで済ませているけど
ここ最近は朝食も夕食も一人で食べる事が多い。 それ以外は友人の千鶴ちゃんと偶に外食。
今日も一人で味気ない朝食を済ませて家を出ると、時間で計ったようにクラスメイトの千鶴ちゃんが現れた。
「おっはよー みっちゃん」
「おはよー… 千鶴ちゃん」
いつも元気な千鶴ちゃんとは対照的にテンションの低い挨拶を返す私。
「あれ、またエライ元気ないなぁ?」
「健にぃと顔合わせた…」
あ〜と納得する千鶴ちゃん。 やれやれと呆れたように首を振って見せる。
「まだ喧嘩しとったん? はよ仲直りすりゃイイのに」
「ん〜…喧嘩とは、違うんやけどね…」
そう、喧嘩とは違う。
喧嘩ならもっと簡単に片付いてるし、ここまで引きずる事も無かったと思う。
「な〜んか気まずくて、中々ねー…」
「ふーん… 前にも聞いたケド、ホンマに何が原因なんよ?」
「ん、いや‥ それはちょっと」
心配してくれる千鶴ちゃんには悪いけど、ちょっとこればっかりは話せない。
「まあ、人様の家庭の事情に他人のあたしが首突っ込むのもアレなんやけどさぁ」
「ううん、そんなこと無いよ ただちょっと人には言えない事情というかなんというか…」
気を使ってくれる友人に申し訳なく思いながら、事の原因を思い起こす
―ほんとに、なんであんな事したんだろう…―
妹の美樹が学校に出かけたのを部屋の窓越しに確認してからリビングに下りると
空になったカップとお皿をキッチンで浸し、冷蔵庫からジュースを取り出した。
中身が少ない、そろそろ買出しに行っておかないと等と考えながらコップに注ぐ。
「ほんとに… なんで俺は、あんな事したんだろうな…」
一週間前の夜、俺は美樹を泣かせた。 今日、俺は未だに謝れないでいる。
ここ最近はこのレースゲームの対戦にハマっている。
今日も何時ものように対戦前のウォーミングアップ、美樹はまだ風呂から上がらない。
もう暫らくは時間があるだろうから、仕掛け所のコーナーワークをチェックしておこうと
ショートコースで周回をセレクト、三週周った辺りで美樹が風呂から上がって来た。
『あーーーっ 健にぃまた一人で先にやってるし!』
『ウォーミングアップだウォーミングアップ』
バスタオルを巻いた姿で、濡れ髪から水滴を落としながらテレビの前に陣取り、コントローラーを引っ手繰る。
『じゃあたしもウォーミングアップ、何週やった?』
『三週、つーか先に着替えて来い』
格闘アクション系だと俺の方が腕は上なのだが、レースゲームではほぼ互角
負けず嫌いな美樹はまだ両者馴れきっていないこのゲームで差を付けられまいと闘志を剥き出しにしている。
『やっぱここがポイントやね』
俺と同じショートコースを選び、コーナーワークをチェックする美樹。
風呂上りでほんのり上気した美樹の身体から石鹸の香りが漂って来る。
操作に夢中になり、カーブを曲がる時に自分の身体も傾ける癖は相変わらずで
対戦中はそれで態と身体をぶつけて来たりする。
俺が隣に居る時はそうやっていつも壁代わりに凭れて来る、そして俺はそれを肩で押し返す
何時ものやり取り、兄妹の他愛ない戯れ、 ただ 今日は何時もと少し違っていた。
バスタオル一枚で隔てた美樹の身体から発せられる香りには、雄を引き寄せるフェロモンでも混じっていたのか
俺は美樹の体温に惹かれ、香りに痺れ、肌理の細かい肌に目を奪われ、僅かに覗く胸の谷間に意識を囚われていた
そして、得意げに振り返る美樹の笑顔。 その桜色の唇に、気が付けば吸い寄せられていた。
っC
最高ラップを更新して「どうよ?」とばかりに健にぃに笑顔を向ける。
次の瞬間、唇を奪われていた。
最初は何が起きたのか判らなかった、唇に柔らかい感触
健にぃの顔が目の前にあって、息が苦しくて、びっくりして…
思わずコントローラーを投げ出して後ずさりすると、私の肩を掴んでさらに強く唇を押し付けてきた
混乱して、頭が真っ白になって、身体が浮ぶようにふわふわして、それが怖くて両手を思いっきり突き出すと
尻餅をついて呆然とこちらを見る健にぃ、呆然とするのは私の方だ ―キスされた? 健にぃ に?―
いきなり何でこんな… ムードもへったくれも無い不意打ちで…、いや そもそも何で急に? なにこれ?
鼻の奥がツンとなって目頭が熱くなって来る、遅れて顔も熱くなって来る、さらに頭も熱くなって来る
『ばかぁっ!!』
そう叫んでリビングから逃げ出した。
それ以来、健にぃとは口を聞いていない
顔すらまともに合わせられない、別に私がその事で健にぃの事を嫌悪しているわけじゃないけれど…
確かに私の方にもちょっと行動に問題があったかもしれないし
健にぃもそりゃあ健全な男の子だし、あんな格好でじゃれ付いたりしたから
その気にさせちゃったのかもしれないし…。
「はぁ…」
「溜息止まらんなぁ? 今ので29回目やで」
「あはは…」
バスを降りて通学路を歩きながら30回目の溜息を飲み込んだ時、千鶴ちゃんがポンと手を打った。
「みっちゃんさぁ、彼氏作ってみぃひん?」
「は?」
いきなり何を言い出すのかと振り返るが、冗談を言ってる顔ではなかった。
「あたし彼女募集中の知り合い多いから、イイ男の子紹介するで?」
「いやあ別にあたし、彼氏とかそういう気分じゃないし…」
千鶴ちゃんはよく他の学校の生徒達と知り合う合コンに出ていて、彼方此方に知り合いが居る。
時々誰かと「付き合ってるの〜」と惚気話を聞かされるけど、暫らくするとアッサリ「別れた」と言って
また出会いを求め、「合コンよー 出会いがあたしを求めてるのよー」と嘯く恋多き乙女ちゃん。
多分、本当の恋愛とかじゃなく、遊びの一環なんだろうなぁとは思うけど…。
「だからー、気分転換の意味でも ほら、みっちゃん男の子と付き合った事とかないっしょ?」
「う、そりゃまあ… ないけど、やっぱりそんな気軽にって訳にはいかないし」
「ん〜身持ち堅いなぁ〜 ほんならダブルデートで行こうや」
「ダブルデート?」
「うん、今狙ってる子が居てるんやけどね、その子紹介して貰う代わりにこっちからも一人紹介する約束でー」
「ほほー…」
呆れた口調で半目を向ける。 やけに熱心に誘ってくると思ったら、そういう事ね。
「お願〜い みっちゃん、協力して〜〜〜」
「だから… あたしはそういうの興味ないんだってば」
「そこをなんとか〜〜」
拝み倒してくる千鶴ちゃんに、出会いに協力するだけと念を押し、渋々ダブルデートを承諾した。
「まあ、これで気分転換出来たらさ、健一さんとも仲直り出来るかもしれんやん?」
「ダブルデートと健にぃとの仲直りがどう繋がるんよ…」
約束をとり付けて上機嫌の千鶴ちゃんに少しばかり脱力しながらごちる。
「みっちゃんもさ、そろそろお兄さん離れせなアカンのとちゃうん?って事や」
その言葉に、私はドキリとした。
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今日はここまで
>>778 支援どもー
おもすれー
家の前に見覚えのある人物が立っていた。 美樹のクラスメイトで、家にも何度か遊びに来た事がある。
「小野原さんじゃないか」
「あ、健一さん こんにちはー」
随分とめかし込んだ服装のようだ、軽くメイクも入っていて
唇に引かれたルージュが水晶のような光沢を出して輝いている。
「気合入ってるね」
「えへへー 今日遊園地でデートするんですよー」
「へー」
時刻は昼を少し回った時間、今日は休日で空も良く晴れているようだ。
「健一さんは何処かに出かけてたんですか?」
「ああ、ちょっと大学まで忘れ物を取りにね」
しかし遊園地に行くなら方向が逆じゃないかと問い掛けようとした時、家のドアが開いた。
「ごめーん リボン結ぶのに手間取っ…」
ttp://2ch-library.com/uploader/src/2ch5856.jpg.html はたと目が合い、言葉が途切れる。 そしてどちらとも無く目線を逸らす。 今の二人の、何時もの距離。
そんな気まずげな雰囲気に「あやや…」と察するような視線を両者の間に往復させるも
直ぐに気を取り直して明るい声で美樹を迎える小野原さん。
「よーーし、じゃあ今日のダブルデートにレッツゴーー♪」
ダブルデートという単語に反応して思わず美樹に目をやる
成る程、普段見慣れない余所行きの服装に大きなリボンで髪を結いでいる。
視線を向けた事に気付かれないよう直ぐに目を逸らし
そのまま背を向けると、急かされるように家の中へと逃げ込んだ。
動揺していた。 何故? 美樹がデートする… 誰と?
そりゃデートなんだからボーイフレンドの誰かだろう、小野原さんには男友達が大勢居る事を知っている。
「落ち着け、俺」
何を動揺してんだ、美樹だって年頃の女の子だ。 デートぐらい普通にするだろう。
―― でも 兄とキスしたりはしないよな、普通 ――
気持ちがズーーンと沈みこむ。 美樹を傷付けた…。
「はあ…」
ちゃんと謝らなきゃなぁと、罪悪感に苛み
このまま一生、会話が出来ないのではないかという不安に怯む心に渇を入れる。
「明日…、今週中 ぐらいには謝ろう…」
遊園地に向かうバスの中、窓の景色をぼ〜と眺める私に千鶴ちゃんが声をかけて来る。
「随分深そうやねー?」
「ちょっとね…」
千鶴ちゃんが健にぃの前でダブルデート発言をした時
慌てるのと同時に、健にぃの反応が気になった。
どんな顔するかな? とか、どう思うかな? とか、
何か慌てたり、動揺するリアクションを期待していたのかもしれない。
でも結果は何時も通り…、おめかしした私に目もくれずにさっさと家に入ってしまった。
「まあ、そう暗い顔せんと 折角のデートなんやから、楽しもうや」
デートって言っても、私はあくまでも単なる協力者、手筈通り事が済んだらさっさと帰るつもりだ。
「初めまして、『端学』の『日高 伸男』言います、こっちが連れの―…」
遊園地の入り口脇で待ち合わせた男の子達と自己紹介
家族連れが行きかう入園ゲート前の改札機にはカップルの姿もちらほら見える。
「じゃあ今日はよろしくねー」
千鶴ちゃんはお目当ての男の子とペアを組んで早速モーションを仕掛けようと自然に手を繋いでる
手馴れてるなぁと半ば感心しながら、お相手の男の子の事を観察してみた。
二人とも『坂ノ端学園』というこの街の学園の生徒で、『端学』は略称。 他『学園』と呼ぶこともある。
私達が通ってる『坂ノ街大学付属高等学校』より後に出来た、比較的新しい学校に通ってるらしい。
(ちなみに健にぃは私と同じ学校の卒業生で、そのまま大学に上がっている)
「それじゃあ、僕達もいこうか 綾瀬さん」
「あ、はい」
声を掛けて来た私のお相手、日高さんと並んで千鶴ちゃん達の後に続く。
休日だから結構人が多く、これなら直ぐに逸れる事が出来そうだった。
前を歩く千鶴ちゃんは終始楽しそうに隣の男の子と話してる
本当に楽しんでるって雰囲気が伝わってきて、ちょっぴり羨ましく感じた。
「綾瀬さんはこういうデートとかは初めてなんやって?」
「ええ、まあ…」
日高さんが気さくに話しかけて来るけど、やっぱりちょっと警戒してしまってどもってしまう。
「ははは そんなに緊張せでもいいよ、気楽に行こうや でも…信じられんなぁ」
「え? 何がですか?」
「綾瀬さんみたいな可愛い子が今までデートする機会が無かったやなんて」
「え…、ええ!?」
「いやホンマ、周りの男はなにしとったんやっちゅーねんってな ハハハー」
さらっとそんな事を言って笑う日高さん、この人も手馴れてる? っていうーか…可愛いなんて言われたのって
同い年の男の子からそんな言葉を掛けられたのは初めてで、思わず顔が紅潮してしまう。
その後も適当なアトラクションを物色しながら他愛無い会話を続ける。
もっとも喋っているのは殆ど日高さんで、私は時々相槌を打ったり、質問に答えたりするくらい。
「じゃあ次はあのコースター行ってみよーー」
千鶴ちゃんから合図が来た。
予め決めておいた作戦、千鶴ちゃんが提案したジェットコースターに並ぶ時にペアで逸れるというモノ。
相手の男の子の手を引きながら急かす様に走り出す千鶴ちゃん。
ちらっとこちらに顔を向けると「手筈どおり宜しく」という意味のウィンク一つ。 様になってるなぁ…
二人の後を追おうとしたら髪を結っていたリボンが解け、拾ってる間に逸れてしまった。 …というシナリオ。
「上手く逸れたみたいやね」
「え? 知ってたんですか?」
「まあ、小野原とも付き合い長いから」
そう言って苦笑を見せる日高さん、でもそれなら話は早い。
「そうだったんですか、それじゃあ私はこれで失礼しますね」
「えっ ちょ、ちょっとまってーな」
帰る事を告げて出口のゲートへ向おうとした私の手を掴み、引き止めようとする日高さん
急に手を掴まれた事に驚いて身を強張らせると、慌てて手を離してくれた。
「ああっ ゴメン、…でもこのまま帰るってのは ちょっと酷くない?」
「え、でも…」
おまえはブログにでもかけよ
途惑う私に、バツの悪そうな顔をしながら話しを続ける。
「なんか利用するだけしといて、用が済んだらポイっていうかさー」
「でも、私は協力するだけって約束だったし…」
「いや、なんつーか 一応お互いに紹介するっていう等価交換が条件なんやから…」
「…」
そんな事を私に言われても困る。 だって千鶴ちゃんは出会いに協力するだけでいいって…。
「せめて一緒に食事ぐらいはして貰えないと格好付かないし、哀し過ぎるし…」
うーん… そう言われると、確かにちょっと可哀想かもしれない…。
「…食事するだけですよ?」
日高さんの言い分にも一理あるし、利用した事に良心の呵責を覚えた私は食事に付き合う事にした。
今回ここまで
―翌日―
「みっちゃ〜ん、ここここ〜」
奥の四人掛けテーブルから手を振る千鶴ちゃん
今日は学校帰りの寄り道で商店街のファミレスに来ている。
「千鶴ちゃん、今日学校来なかったけど…」
「うん、サボリ」
困った子だ。
「昨日はありがとうな〜、ちゃんと報告するから」
「いや、別にいいけど…」
昨日意図的に逸れたあと、千鶴ちゃんは彼と二人で暫らく遊園地を周り、食事を終えて夕方から夜まで公園で散歩
「以上、報告おわりー」
「え、それだけ?」
唐突に終わった報告についうっかり疑問の声を上げてしまった、興味なかったのに。
「うん〜、顔も感じも良かったやけどね〜 なんというか今ひとつグッと来るもんがなかったわ」
「ふーん」
「あ〜 もっとイイ男居らんかな〜」
恋多き乙女ちゃんは贅沢な悩みに唸っている。
「んで、みっちゃんのほうはどうやった?」
「え? あたし?」
私の方は手筈通り逸れた後そのまま帰る予定だったのが色々あって、日高さんとの食事に付き合う事になった。
ただそれだけだ。 その後は恙無く帰宅した。 もちろん携帯番号もメールアドレスも教えていない。
「え、それだけ?」
不満そうに私の台詞を投げ返す千鶴ちゃん。
「そうだよ? っていうーか、利用するだけしといて用が済んだらポイなんて酷いとか言われて、それで仕方なく」
「うーん、思いっきり渋々やね、それ…」
「だって最初からすぐ帰るつもりだったんだもん… でもあんな事言われてそのまま帰ったら、なんか後味悪いし」
千鶴ちゃんのせいだよ〜と暗に批難してみる。 でも返って来た答えは意外な言葉だった。
「むー、みっちゃんのコト元気付けよう思って紹介したつもりやったんやけど…失敗やったか ゴメンなー?」
「う、ううん ちゃんと気分転換になったからいいよ、それなりに楽しかったし」
そう殊勝な態度に出られるとこっちが恐縮してしまう。
軽い子に見られ勝ちだけど、千鶴ちゃんは結構人情深い所があるのだ。
「日高はまぁまぁ誠実で引っ張って行けるタイプやからね、身堅いみっちゃんには丁度ええかと思ったんやけど」
「そんな事考えてたの? まあ、確かに悪い人じゃあ無さそうな感じはしたけどね」
昨日食事した後、携帯番号やメールアドレスの交換を断ったらすんなり引き下がってくれた。
「日高がダメでもみっちゃんに合いそうな男の子は何人か知ってるし、みっちゃんも彼氏つくろーや」
「えー 私はいいよぉ」
夕食前のデザートを食べながらそんな会話に興じる。
ふいに、千鶴ちゃんが店の入り口の方を指して声を上げた。
「あ、日高や」
「え?」
釣られて店の入り口に振り向くと、日高さんと並んで店に入ってくる女の子の姿。
二人とも同じ学園の制服、坂ノ端学園のブレザーを着ている。
「おー日高が女連れやー」
「ちょ…っ 千鶴ちゃん!」
慌てて千鶴ちゃんの口を塞ごうとするも、時既に遅し。
「げっ 小野原! …と、綾瀬さん」
「ん? 知り合い?」
あからさまに動揺する日高さんにそう尋ねる隣の女の子。
眼鏡を掛けたセミロングの、千鶴ちゃんとは違った意味で利発そうな印象を受けた。
「知り合いというかなんと言うか、この前連れを紹介した時に偶々知り合った子というか」
「ふ〜ん?」
日高さんの彼女かな? なんだか誤魔化そうとしてるみたいだけど…。
「その子、日高の彼女?」
「ちゃうちゃうっ 全然そんなんとちゃう!」
臆面も無くそんな事を聞く千鶴ちゃんにぶんぶん首を振って否定する日高さん。
「ほっほう〜 これはまたいい所でネタが拾えたかな〜?」
「オイオイ、勘弁しろよ〜…」
眼鏡の女の子はニヤリと笑って値踏みするような目を日高さんに向け、日高さんはその視線に恐々としてる
そんな二人のやり取りを千鶴ちゃんと私はキョトンとして見ていた。
「とにかくっ この二人とは単なる知り合い! あんま絡むと迷惑になるから、あっち行くぞ ほらっ」
そう言って二人掛けのテーブル席へと引っ張っていった。
「結構親しそうやね、普通の友達ってとこかな」
千鶴ちゃんが二人の関係をそう分析した。 千鶴ちゃんのこの手の勘はよく当る。
「…」
単なる知り合い、確かにその通りなんだけど…
なんだろう? 微妙に不満というか、がっかりしたような気持ちになる。
千鶴ちゃんの付き合いでデートして、可愛いとか言われたりして、成り行きで一緒に食事して…
別にそれだけだと思ってたけど、もしかしたら多少は何か期待してる気持ちがあったのかもしれない。
「ん? みっちゃん、どしたん?」
「ううん、別に」
私は笑って誤魔化した。
その後、夕飯の材料を買いに千鶴ちゃんと別れて商店街へ、健にぃの好きなカレーの材料を買って帰宅した。
お風呂から上がって部屋で髪を乾かしている。 今日も健にぃと話が出来なかった。
夕食中、何度か話し掛けようとする素振りは見せたものの、結局会話に至らず。
「あたしの方から何か言った方がいいのかなぁ…」
以前なら今頃の時間は二人でぎゃーぎゃー言い合いながら対戦ゲームをやっていたのに
アレから一度も遊んでない。 当然だ、今の私達は会話すら出来ないでいるのだから。
…健にぃは遊んでるのかなぁ なんて止め処も無い事を考えていると、ふいに机の上で携帯が鳴った。
「知らない番号だ… 誰だろう? <<ピッ>>…もしもし」
「あ、綾瀬さん? 僕、日高やけど」
「え!? 日高さん?」
びっくりした、どうして日高さんが私の携帯に電話を…?
「今日は本当ゴメン! 一緒に居た連れの子はクラスメイトなんやけどさ…」
日高さんの話によると、一緒に居た眼鏡の女の子は日高さんのクラスメイトで(智子さんというらしい)
学級委員長をやっている彼女は学園の情報通で、遅刻やサボリを代価に応じて先生に誤魔化してくれたりもする。
今日二人で店に来たのはその代価を支払う為だったらしい。
「僕が合コンとか出まくって軟派君やってる事とか、誰と付き合って何回振られたとかいう情報も抑えられてて…」
有益な情報を得られる変わりに、ネタを握られると非常〜に厄介な相手なのだそうだ。
「だからさ、咄嗟に誤魔化して素っ気無い態度とった事謝るよ、その代わりちゃんと埋め合わせするからさ」
「え、いいよ別にそんな…気にしなくても」
態々そんな事の為に電話して来てくれたんだ… きっと携帯の番号は千鶴ちゃんにでも聞いたのかも。
「今度近場の商店街でかなりレベルの高い合コンやる事になってるからさ、その枠どうにかして空けとくから」
「えっ あ、あたしそんなっ 合コンなんて…!」
「これから主催者捕まえて交渉するんで、詳細は明日にでも小野原に聞いといて、それじゃっ」
「ちょ、ちょっと日高さん?」
ツーツーだって…。
「合コンて、私が…? なんか、ありえへん」
どうしよう? なんだか強引に約束されちゃった
交渉して枠空けるとか言ってたし、行かないと日高さんに悪いかなぁ…。
「はぁ…」
健にぃと気まずい状態が続いてるのに…、合コンなんか出てていいのかなぁ
「…健にぃも誘ってみるとか って、アホかあたしは」
速攻で却下。 うーん…ほんとに、どうしよう?
綾瀬 美樹に合コン参加の約束を取り付けた日高 伸男は、すぐさま携帯を操作して馴染みの番号を呼び出した。
「はいはーい、どないやった?」
「なんとなく手応えはあったように思う アドバイスさんきゅな」
「うむうむ、みっちゃんは引込み思案な所があるから ちょっと強引なくらいがええと思うンよ」
小野原 千鶴のアドバイスに従って美樹に電話を掛けた日高は、彼なりの勘に手応えを感じていた。
「ああ、なんか染まってなくていい子だよな〜綾瀬さん… 彼女となら本気で付き合えるかも」
「言っとくけどみっちゃん傷つけるようなマネしたら許さへんで?」
「分かってるって」
両者の友人として、互いを良く知る千鶴は改めてそう念を押しておく。
一応、彼女なりに日高の事は信頼しているので美樹の件はそれで納得し、もう一つの本題に入った。
「それで、和哉君の方は大丈夫なんやろね?」
今度の合コンにはスペシャルゲストとして『端学のプリンス』を呼ぶ計画があり、千鶴もその彼を狙っているのだ。
「和哉なー… なんとか頼み込んで顔だけでも出してくれる事になったけど…」
「おーっけーーい♪ 良くやった日高!」
「でもなぁ、あいつ もの凄えーシスコンだぞ? 絶対誰の相手もしないと思うけどなぁ」
「ほうほう だったら尚の事、妹離れさせてあげないとねー♪ このあ・た・し・がっ」
大企業の社長の息子、容姿・性格共にランクS、学園内にファンクラブがある程だ、でもって彼女は居ないときた。
色々と悪い噂も聞かれるが、大半はモテない君達の僻みだろう。 正否不明の噂など一々気にするつもりは無い。
「ふっふっふ〜 『端学のプリンス・如月 和哉』君…、ぜーったいモノにしちゃるわ〜〜」
「まあ、頑張ってくれ…」
久々の大物狙いで燃える千鶴に、日高は溜息混じりの声援を送っておくのだった。
今回ここまで
ちょっと練り直しするので次回はだいぶ先になるかも
>>808 どうもおつかれさまです。
あえて難点を言えば設定とか前振りに凝り過ぎな感が…ね。
トリアーエズ続き待ってます。
>>809 あっさり風味な方がいいですかね〜
>>810 どもっす
練り直しが終わったので書き上ったら随時上げていきます
弾の灯氏・新作乙です。
そして年跨ぎ作品に時間を掛けすぎた俺が来ました…orz
続きを投下します。
「ところで、レイチェルさんは…」
「未だ伴角家にいる筈です。ココへは年が明けてから来る予定に
なっています。」
「なるほど。お友達の家で年越しですか。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「さぁ今度はレイちゃんの番だよ。」
「あの…何でこんなにせかす…痛てて…放せくそ…」
「グズグズしてると年が明けちゃうよ。」
「そうですわね。虹乃さんの言うとおりですわ。」
「次はレイちゃんの姫収めだよ♪」
「お兄様、姫収めですわ♪」
「ちょっとぉおぉおぉ!!!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「お…おい…き…今日は…安全日なのか…」
「そんなの知らな〜い♪」
良く見れば陶酔したかの表情でフランは挿入を続けていた。
「ボ…ボクだって…ずっと…我慢…してるのに…」
「わ…分かった…お・・・俺が悪かった…あ…あぁ!!!」
ついに根元まで飲み込まれた。ついつい俺は後ずさりするが
両肩を握られ逃げられない。
まずい…この勢いで続けたら絶対に膣(なか)出しに成りかねん。
「お兄ちゃん…続けないの?」
俺の迷いを見透かすかのように嬉しそうに耳元でフランが囁く。
「く…くそぉ!もう…どうにでもなれぇ!!!」
「んあぁ!!!」
もう我慢の限界。俺はフランを押し倒そうとしたが…
「い…いいの・・・ねぇ?お兄ちゃん…い…いいの?」
「あ…あれ?ちょ…ちょっと…」
「あはは…気持ちいいんだ♪」
逆にフランが押し返す。その雰囲気に呑まれ押し倒されたのは
俺の方だ。
「キスしちゃえ♪」
「何…んぐ…」
リアル遭遇支援
|・)
ガッチリと顔を両手で握られ半ば強制的に唇が重ねられる。
大胆にフランの舌が蠢き俺に絡み呼吸がままならない。
「ん…くはっ…んぉ…おぉ…」
「お兄ちゃん…何で遠慮するの?」
「い…いや違…うぐ…ん…」
いかん…完全に向こうにリードされている。
「あ…慌て…わ…あ…」
「えへへ…ねぇ…こんな感じ?」
「うぉおぉ!!」
亀頭を弄ぶように膣壁が絶妙な感覚で俺を締め付ける。半ば逃げ腰
な俺の動きを止めるのには必要充分だ。
「お兄ちゃん…ねぇ…こ…こう…かな…ん…ん…」
「こ…これはこれで…イイけど…って違ぁあぁう!!!」
「じゃあ…もっと…」
「あぁあぁあぁ!!!」
戸惑う俺を尻目に加速するフラン。時折大きく仰け反り大きく喘ぎ、
同時に眺めの金髪が俺の顔を掠める。
「あぁ…こ…この…」
ここで俺はフランをもう一度抱き上げようと再び両腕を伸ばす。
「あ・・・あは…お兄ちゃん♪」
嬉しそうな表情でその手を取りフランが繋がったまま俺を起こそう
とするが…
「うぅ…んしょ…きゃあ!!!」
「が・・・あ・・・あ…」
フランの悲鳴と同時に膣口がぎゅうぎゅうと締め付けられる。原因
は即座に理解出来た。俺が背中に回した指が髪に引っ掛ったせいだ。
「あぁ!や…あ…あぁあぁ!!」
「ぐおぉおぉ!!!」
締め付けが治まらない。今の動きで偶然にも俺がフランの感じる
場所を突いているらしい。悶える度に腰が振り回すようにガクガク
と大きく揺さぶられる。
「そ…そんな…あ…は…あ…あぁ!!!」
「い…いやぁあぁあぁ!!!」
支援2
お互いに痛いぐらいに抱きしめあいながら俺達は頂点に達する。
「んぁ・・・あ…あ・・・」
「は…あぁ…あん…あん…」
長い禁欲生活のせいも有り直ぐに射精が収まらない。果敢にも
フランはそれが終わるまで堪えてくれた。だがやがてそれが終わる
頃には脱力してズルズルと俺に打ち掛かる。
「あ…お…お、おい…」
「お…お兄…ひゃん…い…今の・・・す…凄い…」
朦朧とした表情でフランがかろうじて話し暫く動かない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
勢いに流されたとはいえど、結果として膣内射精に至った事で
俺は少し後悔の念に駆られていた。
「あうぅ…何で…こんな…何で…」
俺の心配をよそに我に帰ったフランは全身を丸め顔どころか耳
まで紅潮させていた。太股を滴る俺の精液の事もすっかり忘れて
顔を隠しながら身悶えしている。
「うぅ…恥ずかしい…。」
「まぁまぁ…落ち着けって。」
「いやぁ!」
「とりあえず…もう一回抱っこさせろ。」
「あぁん!」
支援
抱き上げたフランの背中をポンポンと叩き赤子をあやすような
要領で暫く落ち着くのを待つ事にした。
「いや…攻めるばっかりで嫌われてるんじゃないかって心配してた
けど…あれだけお前が夢中に…」
「いやぁ!もう言わないで!!」
「だから落ち着けって。あぁ…可愛いぞチクチョー!!!」
「え?可愛い??」
「あぁ…さっきのあの姿、とっても可愛かったぞ♪」
「あ…う・・・あぅ…う…うぅ…」
「お?おい…ちょっと…フラン…」
俺から咄嗟に離れ再び蹲り呻きだすフラン。
よく考えれば兄妹同然のフランには直接“可愛い”なんて褒め言葉
を使った覚えが無い。どうやら今はそれに過剰に反応しているらしい。
顔が先程以上に赤くなっている。
「やれやれ…悶えるわ赤くなるわ…まるで烏賊焼き…」
「う…うるさぁあぁい!!!」
「あ、そうだ。初詣の帰りにでも食うか?」
「えぇ?奢ってくれるの??」
フランの表情が一変・嬉しそうに俺に近づく。相変わらずこいつは
食い物には弱い。
「その前に…新年おめでとう、フラン。」
「え?あ…お…おめでとう、お兄ちゃん。」
既に時刻は0時を過ぎ年が明けていた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「お兄ちゃん、レイちゃん、はっぴ〜にゅ〜いや〜♪」
「おめでとうございます。今年も宜しくお願いします。」
「お…おめでと…うぅ…もう…出ないぞ…くっそぉ〜・・・」
「はんぐ いん ぜぁ〜♪」
「ぎゃあぁ!止め…あ…あぁ…」
「お兄ちゃん、今度は姫始めだよ。」
「お兄様、姫始めですわ。」
「頼む…せめてインターバル…わぁあぁあぁ!!!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
よく考えれば双方の両親公認なのだから妊娠したからといって躊躇
する理由は少なくとも俺にとっては全く無い。
そして今、食べ物の話に釣られ警戒心をあっさり解き屈託の無い
笑顔で俺を見つめるフラン。
俺が取る行動は唯一つのみ。
「ん?お兄ちゃん…早く初詣に…え…ちょっと…」
「さてと…一度出せば…二度も三度も同じだな♪」
「あ…ま…まさか…」
「初詣の前に…姫始めといきますか♪」
「わぁあぁ!さっ…さっきの約束は…きゃあ!!!」
「おっと…危ない。お前“達”の身にもしもの…」
「勝手に妊娠したって決め付けるなぁ!」
逃げる直前にすかさず足首を握りそれを阻止する。もちろん転倒
寸前に受け止めるフォローは忘れない。
「あと勘違いしてるようだから言っておくが…ぬぉ…とと…こら
そんなに暴れるな!」
「も…もう読めた…あ…お兄ちゃんの事だから…」
「日付も年も変わったから、さっきの約束は無事終了。と、言う
事で…もう一回♪」
「ひ…卑怯者!!!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「いやぁ〜ん、先生、行かないで〜♪」
「あ…あの…」
「うぅ〜今からでも…先生の子供になりた〜い♪」
「はは…困りましたね…これじゃ…」
酔い覚ましを取りに自宅へ戻ろうと立ち上がったロジャーを悪酔い
した二人が離そうとしない。
「あぁ…母さん。すまないが…」
「はいはい、出番ですね。」
「申し訳ありません。せめてものお詫びにこちらで車を出します。」
「気にしなくてもいいのよ。うちは一人っ子だからたまにはこんな
のも悪くないわ。」
「それでは暫くお待ち下さい。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「何だか賑やかな声が…えぇと…確かこの家ですよね?」
「まさか…あの子達…また…」
支援3 ゲホゲホ
「笑顔咲ク〜君〜と〜つ〜ながって〜たい〜♪」
「そのつながるは違う、絶対違…いぃ〜〜やぁ〜〜!!!」
そして新年初のお説教タイムが始まろうとしているのを俺達は
知る由も無かった。
−−−THE END(?)−−−
終了。あのドサクサ紛れにあの三人を書いたせいでセルフパロディ
っぽくなったような気も…。
ちなみにフランシーヌはもう2つネタが有るので機会が有ればまた書く
かもしれません。
そして>816(=>820=>830)氏、弾の灯氏、支援感謝します。
感想・リクエストお待ちしています。
部屋に戻って来るなり、ガックリとベットにもたれ掛かる。
「今日も謝れなかった…」
夕食中、何度か話しかけようと試みたものの結局言い出せず、そのまま食事が終わってしまった。
中々切っ掛けを掴めない事に悶々としていたが
「何時までもこんなんじゃ駄目だ…」
やおら立ち上がり、決意を込めた足取りで部屋を出た。
しかし、美樹の部屋の前まで来てその足取りは鈍る。
時刻は夜の9時を回っており、事が事だっただけに、こんな時間に女の子の部屋に来るのは拙いのではないか?
扉の前でそんな風に思い悩んでいると、部屋の中から携帯の呼び出し音が聞えた。 反射的に耳を澄ます。
「え!? 日高さん?」
携帯に出た美樹の口から聞き覚えの無い名前が呼ばれる。
声の感じからして予期せぬ相手だったのか、慌てているような、緊張しているような、そんな雰囲気だった。
ふいに、昨日の小野原さんが言った『Wデート』発言を思い出し、ついつい耳を欹て、立ち聞きしてしまう。
「えっ あ、あたしそんなっ 合コンなんて…!」
合コン!?
「美樹が合コン? ありえねぇ…」
呟いてから思う。TVのチャンネルを奪い合い、対戦ゲームで大騒ぎし合う まだまだ子供だと思っていた筈の妹。
今まで浮いた話の一つもなく、男っ気もなかった美樹が合コンやWデート… 自分の知らない美樹の姿。
そんな美樹との間に距離を感じ始めて途惑う自分。 結局、電話の終わりそうな気配を察して部屋へ引き返した。
「何をやってんだ俺は…」
***
今日は合コンの日。 あれから千鶴ちゃんに話して参加のキャンセルを頼もうとしたけど
千鶴ちゃんに強く勧められて結局押し通された。 なんだか最近こんなのばっかりな気もする…。
「今日あたし遅くなるから」
キッチンに居るだろう健にぃに一応声を掛けておく。
未だに仲直り出来ていないけど、黙って帰りが遅くなったら心配させちゃうしね。
もちろん合コンに出るなんて事は言わない。
そんな事がバレたら絶対「似合わねぇ」って笑われるに決まってる。
あ… それをネタにして話す切っ掛けにすれば良かったかも…。
そんな事を思いながら、商店街の待ち合わせ場所に向った。
***
キッチンでコーヒーのお湯を沸かしている時、玄関から美樹の声が掛かる。
「今日あたし遅くなるから」
一瞬ドキッとする、未だに謝れないでいる俺は美樹から声を掛けられる事に妙に敏感になっていた。
率直に嬉しかった。 それから掛けられた言葉の意味を考え、複雑な気分になる。
「…そうか、今日か」
美樹が合コン…。 やっぱりどうやってもイメージが結びつかない。 「ありえねぇ」というのが感想だが…。
自分が知らなかっただけで、美樹も普通に今時の女子高生をしていたのだろう。 そう想うと少し淋しい。
「それにしても…」
Wデートやら合コンやらと、最近になって急にそういった行動が目立ち始めたのは…。
|・)リアル遭遇支援
久々にリアル支援〜
「やっぱ俺のせいなのかな…」
あのキスが切っ掛けでそういう事に目覚めたとか?
「…いや、自意識過剰だな」
自分にそんな大した影響力は無いだろうと自嘲する。
自己嫌悪と罪悪感に苛まれる環境が続いている為か、どうにも後ろ向きに考え勝ちになっている。
何時も一緒に居た『兄という家族の男性』と距離が出来た為に、家の外に代わりを求め始めたのかもしれない。
兄からの卒業、成長の過程によくある話だ。 親離れとか、子離れ、今で言うなら兄離れ…
常に身近にいる家族からの自立、精神的依存からの脱却。 それは美樹が成長したという事なのだろう。
それは喜ばしい事の筈、だが…
「なんだろうな… この喪失感は」
***
「みっちゃ〜ん、こっちこっち〜」
「へぇ〜 綾瀬さんもこういうの来る方なんだー?」
待ち合わせ場所には千鶴ちゃんの他数人の『女性陣』が集まっていて
同学年の知ってる子や、学校で何度か見かけた事のある先輩の姿があった
千鶴ちゃんとよく男の子の話をしている先輩だ。
「結構多いんだね?」
「うん、今日はちょっと多い目かな?」
「綾瀬さんは初めてなん?」
会場に入る時間まで暫らく雑談をして過していると、『男性陣』の準備が出来たらしく
幹事さんが呼びに来たので皆の後に続いて会場のお座敷レストランに入る。
う〜ん、ちょっとドキドキしてきた…
「ねぇねぇ、和哉君ってさー…」
会場の大広間に入ってそこで男性陣、女性陣の順に軽く自己紹介。
その後は自由に飲んだり食べたりしながら気に入った相手とお話して過すフリータイムって事になってるけど
千鶴ちゃんは真っ直ぐある男の子の所へ行って積極的に話しかけてる。
なんでも『端学のプリンス』とかって異名を持ってる坂ノ端学園の有名なイケメン君らしくて
千鶴ちゃんの他にも四人くらいがその男の子を囲っていて、質問攻めにされてるみたい。
「うーむ、流石に和哉も引いてるなー」
「あ、日高さん」
誰と話すでもなく、オレンジジュースをちびちびやりながら
ぼ〜ッと千鶴ちゃん達の方を眺めていると、日高さんが隣にやって来た。
「隣、座ってええかな?」
支援2〜
どうぞ、と横に少し動いて場所を空ける。 空けなくちゃならないほど狭くは無いけれど一応気分の問題で。
「どない? 雰囲気にも馴れた?」
「はい、流石に知らない人とは話せませんけど」
「そっか、じゃあ僕と話そう〜」
「ふふ、いいですよー」
それから暫らくの間、千鶴ちゃん達をネタに日高さんと雑談に興じる。
カラオケタイムとかあったけど私は参加せず、凄く上手い人も居たけど皆聞いてるのか聞いてないのか
一応歌が終わったら拍手してやんややんや言ってるけど、歌ってる最中は飲み食いしながら雑談してるし
そういうモノなのかな? と思ったけど、私は今一そんな雰囲気がしっくり来なかった。
「はっはっはっ なるほど、綾瀬さんは真面目なんやなぁ」
そうなん…?
「それでは、二次会に出席するグループはこちらに集まってくださーい」
予定の時間を少し過ぎてお開きになり、会場になった店の前で帰宅組と二次会組に別れると
其々余韻を楽しみつつ、携帯の番号やアドレスを意中の相手に伝え合う。 宛ら交換会のようになっていた。
「美樹ちゃんはこのまま帰るの?」
「うん、あんまり遅くまで遊ばれへんし」
日高の問い掛けに幾分砕けた口調で返答する美樹。
合コンの間中ずっと日高との雑談に興じていた為か、随分打ち解けた雰囲気を見せていた。
「千鶴ちゃんはー…」
「ああ、小野原なら ほら」
そう言って指差す先で、千鶴が『端学のプリンス』からアドレスを聞き出そうとオネダリ攻撃を敢行していた。
「他の子はもう皆諦めてるのに、小野原はまだ粘ってるみたいやな」
「うーん、流石は千鶴ちゃん… あ、そういえば日高さんってあの和哉君って人と知り合いなん?」
「うんまあ、一応クラスメイトで少しは喋る方かな? もしかして和哉に興味あんの?」
「え!?違う違うっ 何かあの人だけ他の人より浮いてる感じがしてたけど、日高さんだけ普通に話してたから…」
変な誤解をされまいと両手をぶんぶん振りながら否定しつつ、和哉に感じた異質感を口にする。
「あ〜 アイツなぁ…、最近ちょっと色々あって学園でもかなり微妙な位置に居るんだけど…」
転校してきた日から随分モテては居たそうだが、女性関係等でちょっとした事件があり
今は変わらず好意を寄せる者半分、様子見半分に嫌悪少々という良くも悪くも目立つ存在で
「変に大人びてる部分が在るかと思えば、やたら世間知らずな所があったり、まあ 色々変わった奴なんだ」
「ふーん…」
二人の視線の先では、とうとう根負けした和哉から携帯アドレスをせしめた千鶴がガッツポーズを取っていた。
「和哉さん」
控えめで透き通ったような声に呼ばれた和哉が振り返り、そこに紺のワンピースを着た長い黒髪の少女を見つけた。
和哉を囲っていた女性陣からの訝しむような視線を意に介さず、真っ直ぐ和哉の前に歩みよる少女と
バツの悪そうな表情で頭を掻々向かい合う和哉に、合コンに参加していた他の人達も何事かと注目する。
事情を知っている日高だけが、それを面白そうに観ていた。
「帰りが遅いので迎えに来ました」
「あ〜…すまん」
綺麗な子だな〜…と見とれている美樹に、日高がそっと耳打ちする
「あの子な、和哉の妹さん」
「え、そうなんだ?」
やがて二人並んで帰っていく如月兄妹。
腕など組んで、ぴったり寄り添って歩く仲睦まじい姿に羨望の眼差しを向ける美樹。
そんな美樹の様子を傍で窺う日高に、何時の間にか隣に来ていた千鶴が軽く肘で突きながら「行け」と指示を出す。
「(ヒソヒソ)ほらっ 今が攻め時や、家まで送ったり」
「(ヒソヒソ)お、おうっ そうか…」
「あ〜 美樹ちゃんはもう帰るんやったね、じゃあ家まで送るよ」
「え? いいですよそんな、日高さん二次会に行くんでしょう?」
家まで送るという日高の申し出は素直に嬉しかったものの
今回の馴れない合コンの間中、ずっと自分の相手をさせてしまった事を申し訳無く思っており
そこまで自分に付き合わせる訳には行かないと、申し出を断る美樹だったが
「ええから ええから、僕が送って行きたいねん」
「まあ日高がこう言ってるんやから、送って貰っとき〜」
千鶴の後押しの助け舟もあり、それならと厚意に甘える事にするのだった。
「んじゃ、二人とも気つけてな〜 日高ーちゃんとみっちゃん送って帰りや?」
「分かってるって」
「千鶴ちゃんも気つけてなー」
既に移動を始めた二次会組みに飛び込んでいく千鶴を見送り、美樹は日高に送られて帰宅の途についた。
時刻は夜の8時を過ぎた頃。
普段、夜に出歩く機会の少ない美樹にとって、ライトアップされた街の様子はとても新鮮に映る。
「夜の街ってなんかそれだけで楽しい感じがするねぇ」
「あ〜あるある、僕も中学の頃とか夜中出歩いた時は妙に楽しかった」
日高と他愛無い会話を続けながら、美樹は先程の如月兄妹の事を考えていた。 帰りの遅い兄を迎えに来た妹。
女の勘とでも言うのだろうか、あの二人の間からは何か特別な強い絆のようなモノを感じとった。
翻って自分と兄の健一の事を考える。 果たして、普段の健一なら自分を迎えに来てくれるだろうか? と。
『う〜ん、まず合コンに出るって言った時点で大笑いされそうやな〜』
それに今頃の時間なら二人で対戦ゲームをやってる筈だと考え至り、もう一週間以上続く兄との現状に憂鬱になる。
『はぁ〜… 健にぃとゲームしたいなぁ…』
「ん? どうしたの、美樹ちゃん? 溜息なんかついて」
「!? う、ううんっ 何でもないよ? ちょっと考え事してただけ」
健一の事を考えて没頭し過ぎるあまり、態々こうして家まで送ってくれている日高の存在を蔑ろにするのは失礼だと
慌てて頭の中を整理する。 とりあえず、自分が健一と仲直りしたがっている事ははっきりしたのだと再認識した。
帰宅路の途中、公園脇に差し掛かった時だった。
「美樹ちゃん、ちょっとええかな?」
「はい?」
日高は親指で公園を指し示すと、中央に立つ街灯の辺りへと歩いて行く。
二対のブランコと低い鉄棒、それにカラフルなタイヤが何本か埋まっているだけの小さな公園。
子供の頃には美樹も健一と一緒にここで遊んだ事がある。
美樹は懐かしさを感じつつ、『なんだろう?』と日高の後に続いて公園の中に入っていった。
***
「あ、ジュース切れてるんだった…」
冷蔵庫から空のペットボトルを破棄した健一は、財布を持っている事を確認するとコンビニに向うべく家を出た。
つC
うあ、並べ方間違えてた
>>851 C ども〜
`)ノ
『そろそろ美樹が帰ってくるかもしれないな』
買い物を終えてコンビニを出た健一は足早に帰宅の道を急いでいた。
近道をしようと公園を抜ける小道に入った所で、公園内に人の気配を感じる。
『…!』
街灯の明かりの下、向かい合う若い男女の姿。
出掛け際にちらりと見えた、お洒落な格好をした美樹。
この前見た時のような『女らしさ』を感じさせる美樹の姿があった。
向かい合っているのは美樹と同年代位の男。
『誰だ… この前のデート相手? 夜中に電話して来た奴か…?』
小さなコンクリートブロックが等間隔に並べられただけの小道は公園を囲う樹木と茂みの間を通っていて
街灯付近からは照明の関係もあり、死角になっている。 健一は引き返すべきか様子を見守るべきかと迷っていた。
「美樹ちゃんに 僕の気持ちを伝えとこうと思って…」
向かい合っている男がそう言って美樹の肩に手を置いた。
『なんだ!? 告白か!? 告白なのか!?』
いよいよこの場に居続ける事が憚れる雰囲気になって来たと感じた健一はゆっくりと後退りを始める。
***
振って沸いたような突然の甘い雰囲気に美樹は混乱していた。 両肩に置かれた日高の手がやけに熱く感じられる。
「あ、あの… 日高さん?」
うわーうわー 何これ? 何なのこの雰囲気はーーっ 気持ちを伝えるってなにーーーっ???
「僕な、美樹ちゃんの事、好きになったみたいや …その、君とやったら本気で付き合えると思うねん」
「え… ええっ」
これって やっぱり告白!? うそ… あたしが? まさか
「美樹ちゃん 僕と付き合って欲しい」
「…あ」
告白されるなんて、初めてだったから… 混乱して どうしたらいいのか分からなくなって…
だから 日高さんの顔が近づいて来る意味を理解するのが遅れてしまって だから 拒めなかった
私は日高さんにキスされた。
「美樹ちゃん…」
呆然としている私を抱き締めようと、腕を回して来る日高さんの胸を押して止める。
少し途惑ってたけど、ゆっくり離れてくれた。 よかった…、強引に抱き締められたらどうしようかと思った…。
「あ、えっとね? 好きって言ってくれるのは嬉しいけど、ちょっと考えさせて欲しい…んだけど」
少し声が上擦ったけど、ちゃんと言えた。 まだ頭が混乱気味で心臓がどきどき言ってるし。
「そっか、うん ゴメン、ちょっと急ぎ過ぎたね 返事はゆっくりでいいから」
「うん…」
頭を掻きながら照れた表情で微笑み向ける日高さん。 うわーこんな顔もする人なんだ…。
「えーと それじゃあ、家まで送ろうか?」
「ううん、もう直ぐそこだから…ここでええよ」
公園を出る日高さんを見送った後、一人ブランコに腰掛けて気持ちを落ち着かせる。
合コンに出て、帰りに送って貰って、告白されて、キスまでされた。 しかもまた不意打ちかぁ〜。
「ふぅ〜… びっくりした」
にしても、告白して即キスしたりするものなのかな? 今時はそんなもんなんだろうか? …まだ顔が熱い。
「でも…、健にぃの時とは違ってたな」
確かにどきどきしたし、顔も熱いけど…何だか妙に冷静で居られたというか …そりゃ混乱はしてたけど
健にぃにされた時みたいに頭が真っ白になったりフワフワした感じがしなかった。
二回目だったから馴れただけとか? …ううん、違う アレは何か違ってた。
「そっか… 違うんだ…」
日高さんにされたのは、唇を合わせる行為…。 健にぃとのは唇を重ねる行為…、只合わせるのとは全然違う。
一週間以上前の事なのに、はっきりと思い出せる。 あの夜、突然訪れたキスの味。
唇の感触から伝わってくる感覚、体温、息遣い、全部が健にぃのは特別な感じがする…。
「…もう一回、健にぃとキスしたいなぁ…」
ポツリと呟いてから赤くなる。
「何言ってねん あたしは…」
誰に向けるでもなく照れ隠しに咳払いをしてブランコを降りると、家に帰宅すべく公園を後にした。
日高さんには明日にでも返事しよう。
「あ〜 その前に千鶴ちゃんから色々聞かれるかも…」
告白されたけど断るつもり、とだけ言っておけばいいかな?
今回此処まで
ちょっと自問自答のトコが強引だったかな
支援ミスorz
***
「…」
どのくらいこうしていたのだろうか… 気が付くと俺は、電気も付けずにリビングに突っ立っていた。
コンビニの袋を下げたまま、握りしめていた手が痺れて冷たくなって来ている。
引き返そうと小道を後退りしながらも目が離せず、見てしまった美樹と美樹に告白した相手とのキスシーン。
「美樹に、恋人が出来たのか…」
最近感じ始めていた喪失感が一層大きくなったような気がした。
「ただいまー」
「!?」
飛び上がる程驚いた俺は慌てて冷蔵庫の扉を開け、ジュースのボトルを袋から移し始める。
「あ、ジュース切れてたんだ? アップルはあった?」
ここ暫らく聞かなかった美樹の明るい声。 さっきのシーンを思い出し、何故だか気分が沈む。
そんな自分の気持ちに混乱を覚え、上機嫌な美樹にイライラする。
「知るかよ」
素っ気無く答えてから『しまった』と、美樹の様子を盗み見ると。
しゅんと、萎んでしまったような表情で俯いていた。
馬鹿か俺は! せっかく機嫌よく帰って来て… 以前みたいに話しかけてくれたのに…
イライラする。 不甲斐無い自分にも。 上機嫌な美樹にも。 謝れない自分にも。 怒らない美樹にも。
居た堪れなくなった俺は、結局その場から逃げ出した。 これ以上下手な事を口走って美樹を傷付けない為に。
**
いつもより不機嫌そうな返事をかえした健にぃはそのまま部屋に戻って行ってしまった。
「…」
失敗した…。
健にぃもずっと気まずい状況の中で苦しんでいただろうに、寧ろ健にぃの方があたしに …キスしたんやから
その事でずっと気に病んでたかもしれないのに。 私だけ楽しい時間を過してて…。
『あたし… 自分の事しか考えてなかった』
色々あって、初めて告白されたりして ちょっと浮かれてた自分に自己嫌悪。
「健にぃ… あたし、嫌われちゃったのかなぁ…」
**
部屋に戻った俺はそのままベットに潜り込んで布団を被る。
美樹に彼氏が出来た。
公園で見た感じでは、相手は中々の好青年のようだったし、兄として本来祝福してやるべき所の筈だ。
それなのに、俺は何故こんなに苛ついてるんだ? 分からない…
答えの出ない自問自答と自己嫌悪に意識を埋没させながら、逃れるように眠りに付いた。
------- - -
翌朝。 気分は重く、目覚めは最悪だ。 焦燥感に駆られるようにベットから起き出し、洗面所に向かう。
顔を洗い、僅かに残っていた眠気を振り払っても気分は冴えない。 訳の分からない焦燥感に不安が募る。
天気予報を見る為にテレビのスイッチを入れようとして、テレビ台の棚に収まってるゲーム機が目に留まる。
あの日、片付けたままのゲーム機を見ていると、美樹と一緒に遊んでいたのが随分昔のような感じがした。
そして、唐突に思い至る。 あの日、何故あんな事をしたのか…
「…そうか」
美樹はもう子供じゃなかったんだ… 昔と違って、美樹も俺も。
世間的、年齢的にはまだ子供の範疇だろうけど、そういう事じゃなく
性差を気にせずじゃれ合える時期は、過ぎていたんだ。
それに気付かず近づき過ぎてしまった為に、惹き寄せられてしまった
美樹の女としての性に、俺の男としての性が。
胸の内を暗雲となって覆っていた焦燥感が、一気に吹き抜けるように晴れて行く。
所謂『腑に落ちる』という奴だろうか、逆に不安を覚えそうな程スーッと心が澄み渡っていく感覚。
そこへ美樹がやって来た。 リビングに立つ俺を見つけると、寝癖を弄っていた手がハタと止まる。
顔を見合す俺と美樹。 今なら言える…
「美樹、…ごめんな」
***
私は暫らく呆然と佇んでいた… またしてもの不意打ち。
昨晩の事で決心して、『私の方から何か話さないと』って思って。
でも何と言えば良いのか分からずに固まっていたら… 健にぃの方から謝ってくれた。
健にぃは直ぐリビングを出て行ったけど、多分恥ずかしかったんやと思う。 だって紅くなってたもん。
「…あ、あたし返事してなかった」
でも、やっと話が出来た。 これで仲直り出来る。 明日から元通りになる!
自然に笑みが零れてしまい、高揚する気持ちを抑えるように俯いてはにかみながら視線を彷徨わせると
テレビ台の棚に仕舞ってあるゲーム機… やっと対戦の続きが出来る、健にぃと一緒に遊べる。
私は嬉しくて、喜びでふやける笑みを抑えられなかった。
今回ここまで
順調に組めれば次の次くらいでHシーンに持っていけるかな。
GJ
|・ω・`) …
|´・ω・`) チョコレート会社は僕にごめんなさいしないといけないよね。
↓
十月十日の時を待ち焦がれ。
私はまた貴方に廻り逢う。
貴方は兄で、私は妹。
最も近い男と女として。
繰り返す歴史、甦る想い、変わらぬ人。
貴方が忘れても、私はずっと覚えているわ。
私たちが愛し合っていた全ての記憶を。
この世に生まれ落ちた意味は只一つ。
貴方に出逢い、恋をして、結ばれる為。
全ては貴方に愛される為に。
全ては貴方と結ばれる為に。
それが唯一の願いで、最高の幸福。
だから、離れていかないで。
私は貴方にしか愛されたくないから。
《俺は、妹を愛せない…》
何度目の失敗の時の言葉だっただろうか。
今でも胸に突き刺さる冷たい言葉の棘。
血が繋がっているから何だというの?
私より見ず知らずの他人の方が愛しいの?
この血がなければ貴方と廻り逢えないというのに、
この血でなければ貴方が認めてくれたなんて。
…この身体はまだ眠っている。
残り二ヶ月と十日、時間にして1680時間。
それを過ぎれば、貴方にまた廻り逢える。
繰り返す過ち、甦る葛藤、変わらぬ未来。
そして、愛を禁じられた兄と妹の関係。
大丈夫、次こそは貴方と結ばれてみせる。
未だ眠り続ける少女の唇が、少し動いた気がした。
…以上です。忙しすぎてどうしようもない=□●_
唐突ですが非常にスイマーが襲い掛かって来てるので寝ます。おやすみなさい!!
>>875 みなさん忙しいようで乙です
寒いと眠くなりますね
「おっはよ〜♪」
明るい美樹の声がホームルーム前の教室に響く。
随分と御機嫌な様子で机に向う美樹の所に千鶴がやって来た。
「みっちゃんおはよ〜 なんか御機嫌やね〜?」
千鶴は昨夜、日高が美樹に告白した事を日高に電話で確認している。
この様子なら上手く行きそうだと思い、祝福するつもりで声を掛けたのだ。
「えへへ〜分かる?」
「そんだけ顔にやけさせてたらね」
千鶴に指摘され、両手で頬っぺたを覆って緩む顔を補強する美樹。 先日までの愁いに陰っていた表情は無い。
以前の元気な美樹が戻った事に喜ぶ千鶴は『日高を紹介して正解だったな』と、心中でほくそえむ。
「ほんまに嬉しそうやな〜 日高と付き合う事にしたんやろ? おめでとう〜」
そう言って美樹の表情を窺う。
きっと照れ巻くって真っ赤になるに違いない、そう期待して覗き込むが…
「日高さん? 別に付き合わないよ? 確かに告白はされたけど…」
美樹はキョトンとした表情を見せると、首を傾げて否定した。
『あれ?』と千鶴は途惑う。 告白されて付き合う事にしたのではないのかと、ならばこの上機嫌はなんなのかと。
「え…、違うのん? だって… じゃあ、なんでそんな元気なん?」
「えっへへ〜 やっと健にぃと仲直りできたんよ〜〜♪」
心底嬉しそうに語る美樹、既に日高の話題は何処かに飛んでいってしまったようだ。
そんな美樹の様子に千鶴は、昨日のコンパの事を思い出す。
『端学のプリンス』事、如月和哉とその妹に纏わる噂…
支援〜
「うーん…」
「うん? どうしたの? 千鶴ちゃん」
急に考え込み始めた親友を気遣い、にやけていた表情が素に戻る。
千鶴はこんな事を話してもよいものかと、少し逡巡するも興味と好奇心が勝って語りだす。
「実はな? 昨日、和哉君の事迎えに来た妹さんが居たやん?」
「うん、確か…沙耶ちゃんだっけ?」
長い艶のある黒髪に細身で色白の綺麗な子だったな〜、と美樹は昨夜見た沙耶の印象を思い浮かべた。
「どうもな? あの二人、兄妹で恋人同士らしいんやわ」
「へ、へぇ〜〜」
近親相姦。 そんな言葉が頭に浮び、ついで健一の顔が浮んでドキリとした。
夜の商店街、腕など組んで、ぴったり寄り添って歩く二人の姿が、自分と健一の姿に入れ替わる。
「みっちゃんってさ… 実は健一さんのこと好きなんとちゃう?」
少しブラコン気味だと思っていた親友をからかうつもりで発した一言、きっちり3秒程停止する美樹。
図星を直撃されたように固まっている美樹の様子に、千鶴は呆然と呟くのだった。
「…マジ?」
------------------------------------
放課後。 携帯で日高を呼び出した美樹は、待ち合わせ場所である昨夜の公園の前に来ていた。
「んじゃ、行って来る」
「うん、なんかあったら直ぐ呼びや?」
公園の外で待つ千鶴。 自分が焚き付けた事なので最後まできちんとフォローすると言って付き添って来たのだ。
昨晩の日高からの報告では上手く行きそうな雰囲気だっただけに、日高のケアも必要だろうという考えもあった。
「あ、美樹ちゃん 早かったね」
「こんにちは」
まだ点灯していない街灯の下で、日高は軽く手を振って迎える。
夕方の小さな公園内、二人の他に人影は無い。
「昨日のお返事なんですけど」
「うん」
期待の眼差し向けて来る日高に、美樹はしっかり向かい合ってハッキリと言った。
「わたし、日高さんとお付き合い出来ません ごめんなさい」
「……え…」
美樹が何を言ったのか一瞬理解出来なかったらしく、頭を下げている美樹を呆けた表情で見詰める日高。
やがて我に返り、交際を断られた事を理解すると、猛然とアタックを開始する。
支援2〜
「ちょ、待ってくれ美樹ちゃん! 僕は本気やでっ! 何時もの軟派な軽い気持ちとちゃうねん!?」
美樹の細い両肩を掴み、自分の気持ちをアピールして迫る日高。
一瞬身を硬くする美樹だったが、日高の手をそっと掴んで離させると
「好きな人が、居るんです」
駄目押しの一言。 そして…
「あ、それから」
パーーンと乾いた音が公園に響く。
美樹の平手打ちが日高の左頬を叩いていた。
「これで、昨日のキスの事は赦してあげます」
そう告げると、深めにお辞儀をして美樹は公園を立ち去った。
「…」
美樹が立ち去った後、日高は何時もより深いダメージを受けていた。
これが本物の失恋の痛みなのかと、感慨深げに思ってみたりする。
「…痛てぇ」
少し熱くなった左頬を撫でながら、錆びたブランコに腰掛けて夕焼けに染まる空を見上げる。
黄昏真っ只中の淋しげな背中に、缶コーヒーを持った千鶴が近づいて行く。
「やーい 振られ男〜」
「うっせー」
何故か込み上げて来る笑いを噛み殺しながら、受け取った缶コーヒーを喉に流し込む日高。 少し苦かった。
日高の飲む千鶴のコーヒは、苦い
10へぇ〜
>>886 ようやく話が核心に近づきつつありますな。
wktk
保守
また仕事の覚え直しで書く時間が…=□○_
夕食の後片付けをしながら、健一は終始ご機嫌な様子の美樹に複雑な気持ちを抱いていた。
仲直り出来たのはいい、しかしもう以前のような関係ではいられない。 適度に距離を置かねばならないと。
「健にぃ ゲームしよー」
既にテレビの前でスタンバっている美樹が呼ぶ。 暫らくぶりだなと思いながら、健一は何時もの定位置についた。
左側が健一、美樹は右側。 テレビの画面にはゲーム機の中にセットしたままだったレースゲームのタイトル。
「さあっ 今日は溜まってた分徹底的にやるで」
「勘が鈍ってなきゃいいがな」
対戦画面でお互いセッティングしておいたマイカーを選んでスタート。
最初こそ縺れた走りをしていたが直ぐに勘をとり戻し、白熱する二人。
実力が拮抗しているため中々勝負がつかず、気が付けば夜の10時を回っていた。
ラストバトルでは美樹のリアル幅寄せアタックを華麗にスルー、美樹が転んでいる隙にゴールした健一が勝利した。
「あ〜〜! 避けられた〜〜」
勝敗が付き、緊張がとれて脱力する美樹。 暫らく身体を左右に揺らして悔しがっていたが
新しい車を出現させる為にプレイを続ける健一の胡坐の上に倒れこんで来た。
「強制膝枕♪」
「お、おい…」
一緒に遊べる事が嬉しくて仕方が無い美樹は、いつも以上に健一に甘えた。
腰に両腕を回し、太腿の上に頭を乗せて「むふーv」とじゃれ付く美樹にドギマギする健一。
膝上の重みに美樹の体温と柔らかさを感じた健一は早速距離を取らねばと慌てる。
「そ、そういう事は彼氏にでもやって貰え」
「そんなのいないもん」
すりすりしながら即答する美樹に、惹かれるような感覚を覚えて焦った健一はうっかり口を滑らせる。
「え、だって昨日公園で…」
「…え?」
ヤバイ!と慌てて口を噤むが、遅かった。 美樹は健一の眼を覗き込むようにじっと見上げている。
不安げな表情でみつめられ、何か咎められたような気持ちになった健一は公園での一部始終を見ていた事を話した。
「そ、そっか… アレ、健にぃに見られてたんだ」
「いやまぁ、たまたま偶然な」
美樹は少し俯くと、腰に回した腕にぎゅっと力を込めた。 思わず体温の上昇を自覚する…
「あれな、不意打ちやねん… 告白なんかされたの始めてやったから、ビックリして混乱してる隙にぶちゅっと…」
「そ、そうだったのか」
「悪い人じゃ無いんやけどね、一応お断りの返事した時 ひっぱたいちゃった」
そう言って「てへへ…」と笑う。 美樹の言葉の中に『お断りの返事』という響きを聞いて反応する健一。
「!っ 断ったのか?」
「? せやよ?」
「……」
「ちょっ なんよぉ〜健にぃ、あたしが誰かと付き合うと思ったん?」
ポカンとした表情になる健一に、美樹は口を尖らせる。
「あ、いや 俺はてっきり…」
「てっきり?」
「いやその…、OKしたからキスしたのかと思ったから」
「ん… やっぱり普通はそうだよねぇ」
健一は思った『なんだそれは』と、同時に胸の奥から沸々と怒りが込み上げてくる。
「返事も確認せずに… 美樹の気持ちも考えずにしやがったのか…?」
「健にぃもしたやん」
憤る健一だったが美樹の一言で沈黙した。
自身も同じ事をしてしまっている以上、人の事は言えないじゃないかと落ち込む。
そんな感情の起伏に忙しい健一の様子に、美樹は昼間の学校での事を思い出す。
『みっちゃんってさ… 実は健一さんのこと好きなんとちゃう?』
指摘されて初めて自覚した健一に対する想い。 健一は自分の事を何処まで想っているのだろうか?と疑問が浮ぶ。
気持ちを確かめずにキスした日高に憤る健一、それは兄として妹を大事に想う家族の気持ちからなのか。
何故、あの夜 自分にキスをしたのか。 その理由が知りたくなった。 あのキスは何だったのかと…。
「健にぃ…さ、あたしにキスしたやん?」
「う、うん…」
「あれは… なんで?」
健一の胡坐の上に半身を乗せて腰にしがみ付いたまま、美樹はそう切り出した。
顔をぴったりとお腹の辺りにくっつけているので、互いに表情を窺い知る事は出来ない。
「あの時は… どうかしてた 多分、油断してたんだと思う…」
ぽつりぽつりと、自分なりに分析して辿り着いた答えを話す健一。 年頃の男女に成長した二人の適切な距離。
その距離を越えて近付き過ぎた為に、男としての自分の性が、女としての美樹の性に惹かれたのだろうという考察。
「だからな、もうあんまり…こんな風にくっ付いてじゃれ合うのは拙いと思う」
そう言って美樹に身体を離すよう促す健一だったが、美樹はさらに腕に力を込めて身体を密着させてきた。
そんな美樹の行動に途惑う健一は、しかし邪険に引き剥がす事も出来ず途方に暮れる。
「み、美樹?」
「……あのね、健にぃ」
くぐもった美樹の声。 お腹に顔をくっ付けられたままなので、そのまま喋られては擽ったさを感じると
身を捩ってその事をアピールする健一だったが、美樹は構わず話を続けた。
「日高さんにキスされた時ね…?」
健一の胸にしこりの様な塊りが生まれ、憤りの感情が再び沸き上がる。
「健にぃのと違うって、思ってん…」
憤りの感情が複雑な感情になって胸の内に影を落とす。
確かに自分の時はムードもへったくれも無く、なんの脈絡も無い完全な不意打ちだった。
それに比べれば、あの男のは美樹に想いを告げてそのムードに則った行為だ。 少なくとも自分のした事よりは…。
「…悪かった」
「んふふ♪ 別に責めてるわけじゃないんよ」
沈んだ声で謝罪する健一の心に響かせようとするように、お腹に顔を付けたままクスクス微笑む美樹。
そして言った。
「健にぃのは …気持ちよかったから」
「……はい?」
意味が分からないという表情で間の抜けた返事を返してしまう健一。
健一のリアクションに不満な美樹はお腹から顔を上げると、もう一度告げた。
「だからっ 健にぃのは、気持ちよかったんだってば!」
「お、お前 何を言って…」
顔を真っ赤にして上目遣いに唸る美樹。 密着した身体から伝わる体温の上昇が恥ずかしさを訴えていた。
混乱気味だった健一はそんな美樹の姿に返って冷静さを取り戻す。
「恥ずかしいんなら言うなよ…」
「…だって」
呆れた声色とは裏腹に、健一は内心喜びを感じている自分に疑問を懐く。 そこは喜んで良い所なのか?と。
『健にぃのキスは気持ちよかった』発言で勢いを付けたのか、美樹はさらにトンデモ無い事を言い出した。
「た、ただね? あれって本当にその… 違ってたのか、確かめようかなーって思って…」
「…」
「け、健にぃと その、もう一回… してもいいかな〜なんて」
「…」
「だから… もうっ! なんか言ってよ!」
「いやその… なにかって…何を?」
内心の疑問を考えている隙も無い展開に唖然とする健一に、羞恥に焦れた美樹が選択を迫る。
「もう一回あたしとキスするか しないかっ! ……〜〜〜〜〜〜!!!」
「だから、恥ずかしいなら言うなよ」
選択を叩きつけてから俯いて真っ赤になる美樹を諭しつつ、髪を撫でてやる。
こんなに可愛かったのか?と、健一は次第に激しさを増す動悸を覚えながら想った。
「じ、じゃあ… ちょっとしてみるか?」
「う、うん…」
腰に回していた腕を解き、おずおずと顔を寄せて来る美樹。 その身体を支えるように抱えながら迎える健一。
健一の腕の中にすっぽり納まった美樹は、膝の上に跨るようにして背中に手を回し、正面から抱き合う格好になる。
結構過激な態勢を取っているのだが、目の前に迫る互いの唇に集中している二人はその事に気付かない。
あと20cm。
「い、息は止めるだっけ?」
「鼻で、ゆっくりすれば良いんじゃないかな…」
あと10p。
「あ、歯磨いてない」
「俺もだ、気にするな…」
そして重なりあう唇。 その瞬間、美樹は悟った。
『やっぱり違う』
触れた瞬間、頭が真っ白に。 心がフワフワに。 身体の芯から火照ってくる感覚。
その感覚が心地好くて、もっと求める。 すると健一もそれに応えて唇を擦り合わせるように押し付けてきた。
柔らかくて温かい感触は、求め合う内に湿りを帯びた表面がぬめり始め、もっと深く合わせようと互いに唇を開く。
「ん… ふぅ… ん」
自然に健一の舌が伸びて美樹の歯茎と唇の間を擦ると、美樹の舌がそれに追い従う。
やがて互いの舌を絡ませあい、健一が美樹の口内を蹂躙すると美樹はその支配を悦ぶように震えた。
美樹の舌が遠慮がちに入ってくると、擦り合せ、揉みし抱き、包み込むようにして玩ぶ。
「んっ… んん… んく… んく…」
見上げる格好になっている態勢の美樹は、舌を絡ませている間流れ込んでくる健一の唾液を飲み込む度に
下腹部に熱を帯びて行くのを感じていた。 健一の考察にあった女としての性が、健一を求めていると自覚する。
夢中になってお互いの唇を求め合っていた二人は、長い粘着性の糸を引きながらようやく口を離した。
満足したからではなく、新たな欲求を満たしたい想いに駆られてどちらとも無く口を引いたのだ。
浅い息、潤んだ瞳で見詰め合う。
「えーと… どうしようか?」
「ん… 健にぃの部屋、行きたい」
分かったと、美樹をお姫様抱っこして運ぼうとする健一だったが、随分へっぴり腰なお姫様抱っこになった。
「ぷっ 健にぃふらふらしてる」
「鍛えて無いからな…」
今回ここまで
>887
微糖ブラックコーヒーですw
>889
ちと難産気味ですわ
>890
移動かなんかですかね?
仕事は流れ作業的終わらせられる方が私は楽ですわ
うはー、たまらんわ(*´Д`)乙。
>904
ども、今日の分行きます
えっちらおっちらという形容が当てはまりそうな、あまり格好よく無いお姫様抱っで部屋の前までやって来ると
美樹が抱っこされたままドアを開け、部屋に入ってドアを閉める。 ちらっと健一の顔を確認してから鍵を掛けた。
「あ〜… えへへ、健にぃの部屋に 来ちゃったね」
「う、うん」
ドアノブの鍵から手を離して照れながら呟く美樹に応える。
美樹が自ら施錠した意味を考えると、健一は心臓の鼓動が早まるのを抑えられない。
「えーっと…」
「べっと」
「ああ」
指示されるままに美樹を自分のベットに運んで横たえる。 そして口付け。
美樹は兄のベットに横たえられてするキスにもまた違った趣きがあるなぁ等と感じて悦んだ。
「何処までしよっか…?」
そんな美樹の問い掛けに、健一はキスで返す。 既に病みつきになってしまっている。
テレビや漫画のマネをして首筋などにも唇を這わせて見たが、美樹はクスクス笑って擽ったがった。
美樹も真似をして健一の手を取ると、両手で包むようにしながら指を咥えて舐めてみる。
「お、お前… 何処で覚えたんだそんなコト…」
「んむ? もんぐがうお?」
漫画だよ?と言ってるらしい。 何処か余裕を感じさせる美樹に、若干焦りを覚える健一。
リードするべき立場にある筈の自分が、妹にリードされているような気分になる。
照れながら自分の指を舐める美樹の姿に、プライドから加虐心を刺激された健一は少し意地悪をしたくなった。
「んあ?」
美樹の顎を摘んで口を開かせると、舐めていた人差し指に中指も加えて突っ込んだ。
「んんっ!? んをふんん?」
驚いて抵抗しようとする美樹の両腕を抑え付け、頭の上に交差させて拘束すると
身を捩ってイヤイヤをする美樹に、馬乗りに跨り、膝で挟み込んで逃がさない。
口の中に突っ込んだ二本の指でもって美樹の口内を蹂躙する。
舌を摘んで揉み扱いたり、掻き混ぜてみたり、ゆっくり出し入れしてみたりした。
「んんっ んぶ… ん んふぅ…ん」
やがてトロンとした目でなすがままになる美樹。
口の端から零れた涎が頬を伝い、ベットのシーツを濡らしていく。 …ぬるりとした感触を残して指を引き抜いた。
「ん ぷはぁ… ハァハァ… もぉ〜健にぃ 凄いエッチやわ…」
息も絶え絶えに抗議する美樹は、潤んだ瞳にだらしなく脱力した肢体を無防備に晒す。
浅く上下する二つの膨らみをそっと包むように両手で揉み上げると、微かに声を漏らして反応する。
「結構大きいんだな…」
「やぁ… 恥ずかしいやんか もぉ…」
ブラジャーとシャツ越しでも柔らかいふっくらした感触に感動を覚える。
触っていると肌の熱や息遣いも掌から伝わってきて、もっともっと美樹の身体を知りたくなる。
「なぁ… 直に触ってもいいか?」
「う、うん… ええよ」
了解を得てシャツをゆっくり捲り上げていく。
ブラウス等のボタンの付いたシャツなら一つづつボタンを外して行くという趣きもあったのだが
美樹は面倒だからと、あまりそういう服を着ないのでラフなTシャツ等が普段着なのだ。
しかし、それが返って視覚的なエロティズムを増加させていた。
胸の上まで捲り上げられたシャツの下に映える白い肌と、その滑らかさに生々しい印象を受けながら
水色のフロントホックに手を掛ける。 プチッと軽く弾ける音がして布地の下に隠されていた果実が露わになった。
綺麗な形の良い乳房が、重力に従い、身体の丸みにそって滑らかな曲円を維持したまま左右に零れる。
すべすべとした柔らかい果実を両手ですくい上げるように中央に寄せ上げ、その吸い付くような手触りを楽しんだ。
「っ… 健にぃ… あ、あんまり強くしたら 痛いから…」
「ああ、スマン」
あまりの柔らかさに夢中になって揉みしだいてしまったが、抗議を受けて力を緩める。
ゆっくりとこね回すように揉み上げながら親指でピンク色の乳首を弄ってみると、少しずつ硬くなって行く。
「乳首、勃ってきてるぞ?」
「い、言わんといてよぉ…」
恥しがる美樹の可愛い姿がもっと見たくて、親指と人差し指で摘み上げる。 ビクンッ と美樹の身体が波打った。
「やっ やぁ… そんなんしたら ダメェ!」
乳首をくりくりと指で弄りながら胸を揉み上げると、激しく身悶えして反応する美樹。
悶える美樹の姿に興奮した健一は、乳首を軽く噛んで口に含むと、舌先で転がして刺激する。
「ひんっ! ‥やっ あっ だ、だめぇ… あんっ」
じっとりと汗ばんでくる肌。 シーツを掴んでいた腕を踏ん張り、もぞもぞと健一の愛撫から逃げ出そうとするのを
脇から抱え上げて捕まえると、乳首を噛んだまま顔を上げて引っ張り上げてやる。 嬌声の悲鳴を上げる美樹。
「ひゃああん! やぁ… いじわるせんといてぇ…」
「わるい…、あんまり可愛かったもんでつい」
もぉ〜 と涙目で拗ねる美樹の目元にキスの嵐を降らせてご機嫌を取る健一は、そろそろ自分のモノの疼きに
欲求が肥大化して行くのを抑えられなかった。 もっと美樹を愛したい、弄りたいという想いが膨らんで行く。
同時に、美樹にも愛されたいという感情に焦がれてくる。 美樹を欲する剥き出しの欲望が健一の心を支配する。
「っ! …あ」
ピクンッ と反応する美樹。 健一の指が美樹の股間に降りてきて、ショーツの上から恥丘の上に指を滑らせる。
少し不安気な表情でじっと健一の顔を窺っている美樹を安心させるように、健一は耳元で囁いた。
「大丈夫…、最後まではしないから」
「う、うん…」
「……処女だよな?」
「あっ、あたりまえでしょー!」
何を聞くんだとばかりに憤慨する美樹の口を自分の口で塞いで黙らせると、舌で謝りながら胸を揉んで機嫌を取り
ショーツの中に指を滑り込ませて大量の愛液に充たされたワレメの膨らみをなぞるように、ゆっくりと動かす。
二つの膨らみをあてがった指で押し広げると、トロトロと膣内で温められた熱い愛液が溢れ出す。
「んっ ふぅうん… んん…っ んはぁ… ハァ… 健にぃ… 指、いれてる…?」
「入り口だけな…、これ以上は挿れないから 大丈夫だ」
今回ここまで
ようやく本題に入りましたねw
> 「入り口だけな…、これ以上は挿れないから 大丈夫だ」
当然約束と処女が破られるのをwktkしつつ期待w
あえて
入れる前に暴発
↓
今日はとりあえず寝よう…
と読んでみる
>914
>915
いや、実はまだここから先は考えて無いんですわ
普通にHして終わりってのもアレなんで
どうもって行こうか考え中… 暴発もいいですねぇ
|∀・)
美樹ちゃんが進んで咥えちゃえばいいじゃない
>917
>918
ふむふむ、その手もありますねぇ
今日の分、ちょっと短いですがイキマス
「な、なんか… すごい事してるね あたしたち…」
「…確かに」
妹を自分の部屋に連れ込み、ベットの上で半裸にして愛撫している。
あまつさえ、その妹の秘部に自分の指先を挿れているこの状況。
改めて自分のしている事を返り見た健一は、自身の正気を疑った。
我に返り掛けて秘部を弄っていた指が動きを止める。
「健にぃ?」
「…俺、また流されてお前のこと…」
言いながら徐々に冷静さを取り戻して行く健一。 我に返った途端、胸の奥から湧き上がってくる罪悪感。
ゆるゆると美樹から身体を離すと、背中を向けてベットの端に座り込み、俯いて自己嫌悪に陥る。
「…どうしたん? 何でやめるん?」
「何でって… やっぱり拙いだろ、こんなの」
背中を向けたまま心苦しそうに答える健一に、ムッとなる美樹。
「なんよそれ! ここまでやっといて今更なに言ってるんよ!!」
「…」
健一は美樹の糾弾にも答えられず、黙り込む。 その時、美樹の心の中に弾けて目覚める或る種の感情。
人見知りの気もあったお陰か、これまであまり表層に出る事はなかったものの、美樹の中にある激情家な部分。
許可なくキスした事への報復で日高の頬を引っ叩いた辺り、元々そういう資質を持っていたのかもしれない。
「あたしは…こんなんじゃ赦さへん!」
美樹は黙ったまま俯いている健一のシャツを掴んでベットの上に引き倒すと、馬乗りになった。
「み、美樹?」
「健にぃ、自分からあたしにするのが怖いんやろ? だったらあたしの方からしたるわ!」
そう言って健一のシャツを捲り上げると、あまり鍛えられていない貧弱な胸板に吸い付いた。
「ちょ ちょっとま… み、美樹…っ」
「ん… ちゅっ 」
「よ、よせって うぁ…」
美樹は自分を押しのけようと伸ばしてくる健一の腕を五月蝿そうに振り払うと、お仕置きとばかりに肩に噛み付く。
健一の抗議を無視して、女性のソレと比べると申し訳程度の大きさしかない乳首を舌先で舐め回して刺激した。
そして腹部や脇に掛けて弄るように手のひらを滑らせながら、馬乗りになって密着した腰をこすり付ける。
「う‥ うあぁ」
「あ… 健にぃのもちゃんと勃つんや?」
小さく突起した乳首の周囲をくるくると舐りまわしつつ、ゆっくりと胸元から腹部へ舌を這わせながら
そのままズリズリと身体をずらして行き、膝の上まで馬乗りの位置を降ろすと健一のズボンに手を掛けた。
「こんな… こんなになってる癖に」
もどかしそうにベルトを解いてボタンを外し、チャックを降ろして乱暴にズボンを下げると
股間の部分が盛り上がった紺のブリーフが露わになる。 美樹はその盛り上がった部分に手を当てて弄った。
「美樹、よせってば…」
「なんで? 健にぃもしたやん… これ、気持ちいいんやろ?」
妖艶な笑みを浮かべながらブリーフ越しに健一のモノを掴むと、上下にゆっくりと扱き始める。
「ビクンビクンしてる… 健にぃ、ほんとはあたしとエッチしたいんやろ?」
「うう…」
何故に自分は美樹に逸物を扱かれているのだろう? と、健一はさらに異常な空気に支配された現状を顧みる。
「…なんで、こんな事になってるんだ…?」
そんな健一の呟きに、美樹はブリーフに手を掛けながら応えた。
「健にぃが逃げようとするからや」
「うう… 逃げちゃダメなのか…」
美樹はブリーフをずり降ろして健一の猛った逸物を解放した。
ブルンと勢い良くそそり立つペニス。 美樹は息を呑んでそれを凝視した。
これが自分のココに入るのか、と 想像以上に大きい健一のモノに少し腰が退ける。
「これが… 健にぃの…」
徐に掴むと、ドクンドクンと脈打つ熱い感触に胸の奥が熱くなって下腹部が疼いて来る。
しばらくそのままじっと見つめていたが、健一の視線を感じて顔を上げると
健一は半分上体を起こした態勢で、どうするのかな?という表情を向けていた。
少し羞恥の感情が戻り、紅くなって視線を逸物に戻す美樹。 コレをどうすれば良いのかは知っている。
先程の愛撫で健一の指を咥えたように、口に含んで舌で奉仕すればいいのだ。 理論は十分、後は実践あるのみ。
とは言え、流石に激情に任せた勢いで男のペニスを咥えられる程、美樹は据わった性格では無く
目の前で脈動しながら猛り勃つ肉棒を左手で握ったまま固まっていた。
一方、健一もはちきれんばかりに勃起した自分のモノを美樹に握られたまま視姦されているような態勢で
美樹の手の感触と息が吹き掛かる微妙な位置にある美樹の口元に意識が釘付けになり、まさに生殺し状態にあった。
「美樹? …止めないか?」
「…う、うるさいなぁ こ、これくらいできるもん」
よしっ と、覚悟を決めたように目を閉じると、大きく口を開いて顔を近づけて行く。
健一は歯が当りませんようにと祈りながら身体を硬直させ、その瞬間を待ち受けた。
「はぁ… んむ…」
今回ココまで
たまらんwww
兄貴ブリーフ派だったのか…
初心者フェラは間違えて歯をたててしまうのがお約束w
>927
>928
ども^^
どうやら私は嗚咽フェチな性癖があるようです…
書いてるとそっち方向に話が進んでしまいます(というか進んでる)
さて、保守ついでに今日の分を
「う…」
亀頭に温かい袋を被せられたようなじっとりとした感覚に、健一は声を漏らした。
美樹の前髪と鼻息が下腹を擽り、目の前の光景に現実感を保たせる。
「んん… ひょっはい…」
「そりゃまぁ…なぁ」
味を報告する美樹に何と答えていいのか分からず、曖昧に返事をする。
美樹は健一のモノを半分程まで咥えた状態でとりあえず舌を動かしてみた。
飴等を舐めるのとは随分と勝手が違い、口いっぱいに含んだ肉棒が口内を圧迫していて上手く舌を動かせない。
亀頭の先から分泌されるヌルヌルとした塩辛い液体が舌の滑りを良くしてくれるので、そこを中心に舐めてみる。
「く…っ み、美樹… そこはあんまり… 刺激されたらヤバイ」
「ひほひいい?」
「き、きもちいいけど… ああぁ」
「んふ…♪」
健一が自分の愛撫で感じている事に悦ぶ美樹。 ここが男性の最も感じる部分だという事は知識として知っていた。
上手く気持ちよくしてあげられたと上機嫌になる美樹だったが、俄か仕込みの知識では偏りを招く。
こんな風に男性のモノを刺激し続けるとどうなるか、という愛撫の果てに至る「結果」に対する知識が抜けていた。
「く…あぁあ み、美樹! ダメだっ これ以上はもう…!」
「ふんん? ん… んっ ふふ♪」
美樹の肩を抑えて悶える健一の姿に、興奮した美樹はさらに舌の動きを大胆にして行く。
押し退けられないようにと腰にしがみ付いて健一のモノを喉の奥深くまで咥え込んだ。
「ああぁダメだ! 出るっ…!」
「んんふ?」
健一の言った意味が分からず、何が出るのだろう?と疑問に思った次の瞬間
口の中でモノが膨張したような気がしたかと思うと、突然舌の上に熱い塊りが噴出した。
どろりとした触感のあるソレは、瞬く間に口内を満たすと行き場を失って喉の奥へと流れ込む。
「んぐっ! んんんんんーーー! んぐ… んぐ… んぐ…」
「あ…ああ 美樹が… 美樹が 俺のを飲んでる…」
美樹に咥えられたまま出す訳には行かないと、必死で押し退けようとしていた健一だったが
射精の瞬間まで舌で刺激された快感と、これらの行為の相手が実の妹であるという背徳感で倒錯してしまい
昇りつめる白みがかった意識の中、美樹の頭を掴んで自らのモノをもっと深くにと押し込んでいた。
「んぐぐっ う”ぇ… ごふ…」
「ああ…すっげぇ気持ちいいぞ 美樹…」
朦朧としながら二〜三度の痙攣を交えて射精を終えると、掴んでいた頭を持ち上げて顔を上げさせた。
美樹の喉から白濁液の纏わり付いたペニスがずるりと引き抜かれる。
「ん… ぐ…ふぅ うぇ…」
呆けた表情の美樹の口から、飲み干し切れなかった精液の残りがとろとろと流れて滴る。
呆然としたまま、美樹は性の知識を得た本に書かれていた注意事項を思い出していた。
「けほっ… もぉ…健にぃ ひどい…」
『そういえば… 口でする時は、いく時に喉を突かれないように手で握っとかなきゃいけないんだったなぁ…』
「す、すまん つい…」
出すものを出して倒錯から覚めたのか、ティッシュ箱を持ってきてオロオロと美樹の口元を拭いてやる健一。
美樹が強気に出れば、健一はなすがままに。 健一が強気になれば、美樹は従順になる。 奇妙なバランス関係。
本人達も気づかない内に、状況によって互いに責め受けの攻守が入れ替わる息の合った二人だった。
なので、二人で『始めた』時から、途中下車は在り得なかったのだ。
「健にぃ、自分だけ満足して終わる気じゃないやろね?」
「う…」
じと目で睨まれて怯む健一。 美樹はベットに身体を横たえながら膝を抱える姿勢を取り、ショーツを少しずらす。
股を開いて見せるのは恥ずかしかったので、とりあえずアソコを少しだけ出して見せる事にしたらしい。
「あ、あたしのも して」
「う、うん…」
恥ずかしそうに体育座りの態勢で仰向けに寝転び、美樹はそっぽを向きながら要求した。
健一はそれに応えるべく、きゅっと閉じられた太腿によりぷっくらと強調された恥丘に顔を寄せて行く。
さっきまで指を入れていた所に舌の先を挿し込んでみる。 ピクンッ と、声は出さずに反応する美樹。
指で感じた時以上にそこは温かくて柔らかくて、ヌメリがあった。 ぎゅっぎゅっと舌の先を締め付けてくる。
「ん… んっ んくぅ… くぅん…」
ここに自分のモノを挿れれば、一体どれほどの快感を得られるのだろうかと
美樹の匂いと味と体温にやられてボンヤリし始めた頭で意識する健一。 やばいやばいという良心の声が遠ざかる。
もっと深く、美樹の中を味わいたいと口を密着させて舌を挿し込もうとするも、閉じられた両太腿が邪魔になって
顔が押し戻されてしまい、また、美樹が身を捩って悶えるので直ぐに口元が離されてしまう。
もどかしくなった健一は美樹の太腿に半脱ぎ状態で穿かれていたショーツを引っ張って、強引に脱がし取った。
「えっ! ちょっ 健にぃ!」
ついでにスカートも邪魔だとばかりに剥ぎ取ると、両足の太腿を両腕で抱え込むようにして股を開かせる。
「ひゃあんっ やぁ… 健にぃっ恥ずかしいってば!」
胸の上まで捲り上げられたシャツのみ身に纏い、下は完全にすっぽんぽんという格好にさせられた美樹は
羞恥に紅く染まる顔を覆っていやいやをする。 先程までの過激な積極性はもはや欠片も無い。
「ああ…もうだめだ… もう止められない 美樹、ゴメンな… 俺、お前の事 やっちゃうぞ」
「!っ ………う、うん ええよ」
今回ここまで
乙(´Д`*)ハァハァ
さて…
ラスト行きますか
美樹に同意を求め、受理された以上、もはや引き返す選択肢は断たれた。 ヤるしかない。 ヤってやる。
そんな飛び気味の思考に後押しされた健一は、眼前で無防備に晒されている美樹の濡れた恥丘にむしゃぶりついた。
「ひぃんっ やはぁ!」
邪魔だった太腿をしっかりと抱え込み、そうして腰も固定している。
今度こそ思う存分味わう事が出来ると夢中になって舌で掻き回した。
「ひぃ! あぁっ! 健にぃ そこスゴイ!」
跳ねる様に身体を反らせて悶える美樹。 その悲鳴のような嬌声に刺激されて健一のスイッチが入った。
抱え込んだ太腿を持ち上げると、半分逆さ吊りのような大胆な格好にして愛撫を続ける。
美樹と血を分けた兄妹なだけあってか、健一も一端その気になれば過激な積極性が露出するのだ。
太腿を抱え込んで持ち上げた腰を前後に揺らしながら、秘部にはぴったりと口を重ねると
舌が届く限り奥まで挿し込み、処女膜の間を這い回らせる。 みっちりと閉じられた膜の隙間に舌をねじ込んだ。
「っ! …っ か…! は…ぁっ」
大胆な体位による過激な愛撫、その僅かに痛みを伴う快楽と羞恥と倒錯に呑まれて、美樹は気を失いそうになる。
今考えられるのは「スゴイ格好」で「スゴイことをされている」という事のみ、後は兎に角、健一が欲しかった。
「健‥にぃ 健にぃ…っ ほしい… はやく… 健にぃがほしいのぉ」
「ああ… いま やるから…」
ゆっくりと抱え上げていた腰を降ろすと、片足を持ち上げて美樹の恥丘に自分のモノを押し当てる。
ぬめった表面に滑る事無く、僅かな弾力を伴って亀頭の先が膣の入り口に定まった。
そのまま体重を掛けていくと、亀頭の先を包んでいた処女膜がぬめりを伴ってみちみちと押し広げられて行く。
「ん…っ く…」
「痛いか?」
「い、痛いケド… だいじょうぶやから…」
「ん、分かった」
先程の愛撫で舌を這わせて形状を覚えた美樹の処女膜を亀頭の表面に感じながら、健一はそれを押し破った。
「!!っ く‥ はぁ…」
ぶつりっ という感触と共に、抵抗を失った健一の逸物が美樹の膣内へ侵入を果たす。
大量の愛液の効果もあってか一気に奥まで滑り込み、亀頭の先が子宮口を叩いた。
「あ゛ぐぅっっ!!」
「だ、大丈夫か?」
思いのほか勢いよく入ってしまい、最深部のこりこりした部分に自分のモノの先をぶつけてしまった瞬間
身体をビクリと硬直させて今まで聞いた事の無いような悲鳴を上げる美樹。
心配した健一が一端抜こうとするも、中でぎゅうぎゅうと締め付けながら身体をガクガクと痙攣させている。
「美樹? おい、大丈夫か?」
「あ… だ… だい‥じょ…ぶ」
「一端抜くからな? 力抜いてくれ」
「だ、ダメ…」
首に腕を回して抜かせないように絡みつくと、息も絶え絶えな様子でふるふると震えながらキスを求めて来た。
上手く首を起こせないのか、口が届かないのももどかしそうに必死に舌を伸ばしてくる。
その舌を救い上げるように絡めとりながら自らの口内に迎え入れて気付いた。
「美樹、お前… もしかしてイったのか?」
「う、うん…」
恥ずかしそうに顔を伏せる美樹の前髪にキスをしながら、破瓜でイクような事もあるものなのか?と
思案顔になる健一に、美樹は『実は前戯で既にイき掛けていた』という事を告白した。
「そ、そうだったのか…」
「だって… 健にぃ あんなコトするんやもん…」
前戯でイき掛けたと言われ、何と無く自尊心が満たされて得意な気分になるも
美樹のジト目に晒されて確かにアレは少しやり過ぎたかと反省する健一だった。
「そ、それにね… まだアソコが じんじんしてるから… いま動かれたら また…」
「…こうか?」
くいっと動かしてみる。
「ひぃっ! だ、ダメっ 動かしちゃダメだってばっ」
「なんで?」
「い、イっちゃうから… ひぅっ また イっちゃうからぁ!」
「俺、美樹のイクところ 見たいなぁ」
「やぁっ あっ あっ だめっ だめぇ!」
美樹の懇願を聞き入れず小刻みに軽く突いてやると、大騒ぎしながら腰の動きを止めさせようと身を捩ってもがく。
しかしその抵抗はまたしても健一の可虐心を刺激してしまい、より興奮させてしまうという逆効果になった。
少しづつ腰の動きが早くなり、肌を打ちつける音と絡み合う大陰唇から零れる淫猥な水音が部屋に響き始める。
「あっ あ"っ イクッ! 健にぃっ いくぅっ」
堪らずにしがみ付いて来た美樹を抱き締め、密着した身体全体を波打たせるようにしながら一緒に激しく揺れる。
耳元で鳴く甲高い美樹の喘ぎ声が心地好くて、健一は自分でもよく分からない内に美樹の首筋に噛み付いていた。
「あひっ! あっ…! ふぁああああぁぁぁ――」
「くぅあ 美樹ぃ!」
そして美樹の絶叫を合図に、煮え滾る欲望の塊りを全て美樹の中へと吐き出した。 結合部から溢れ出る白濁液。
朦朧とする意識の中、美樹の体温を全身に感じながら、先程噛み付いた首筋に吸い付き舌を這わせて傷を確かめる。
絶頂の余韻に浸りつつ、吐息混じりに微笑む美樹。 上気した頬、潤んだ瞳から零れる一粒の涙。
健一はその涙を唇ですくいながら、心の底から美樹を愛しいと感じている自分に気付くのだった。
遅いシャワーを浴びた二人はリビングで向かい合って座り、コーヒーを飲んでいる。
少し憮然として呆れた表情の美樹と、何処かおどおどとして落ち着きの無い健一。
「まったく、健にぃは… 吸血鬼やないんやからさ〜」
「いやぁ〜 ほんとに自分でもよく分からん」
美樹の首筋には絆創膏が貼られている。 健一が噛み付いた痕がくっきり残っている為、それを隠す為の処置だ。
「中で思いっきり出すしさ〜」
「うう…、スンマセン」
「子供出来たらどーするんよ」
「…産みたかったら、俺、ちゃんと責任とるぞ?」
「………まぁ、それやったら 別にいいケド… って そんな簡単な話ちゃうやろ!」
思わず流され掛けて持ち直し、ぴしゃりと叱り付ける美樹。
「お前にその気があるんなら、家出て一緒に暮らしてもいいぞ? 俺は」
「…本気?」
真剣な表情でそんな事を言い出す健一に、美樹は戸惑いと喜びとが入り混じってよく分からない気持ちになる。
まだ学校にも通っている身でそういった具体的な話は、実感が沸かない為に如何ともし難い。
「まあ、イザとなったらその位の覚悟はあるぞって話だ。 どうも俺、美樹の事が本当に好きみたいだし」
「!…なっ そ、そういうコトを サラッと言うかな〜 もぉ〜」
紅くなって俯き、ニヤける口元を愛用のマグカップで隠しながら、美樹は呟くように言った。
「あたしも… 健にぃのコト 本当に好きやったみたい」
「…そ、そうか …ははっ 変だな俺達。 兄妹なのにな?」
「そうだね…」
「…うん」
それっきり、会話は無くなった。 そろそろ両親が帰宅する時刻だったので、二人はどちらからとも無く席を立つ。
其々の部屋へと別れる廊下を歩きながら、健一が言った。
「まぁ、今は それで良いんじゃないかな」
「? それって?」
「俺はお前の事が好き、お前は俺の事が好き。 だからお互いに好き。 今はそれで良いんじゃないかな」
「…うん、そうやね」
美樹の部屋の前に着く。 健一の部屋は廊下の奥なのでもう少し先だ。
部屋に入る美樹におやすみのキスをねだられ、それに応じながら、耳元で囁く。
「可愛かったぞ …また、しような?」
「!っ も、もぉっ 健一にぃのエッチ!」
バタンッと扉を閉め、その扉に背中を預けながら、美樹は扉越しに了承の返事を返した。
聞えたかどうかは分からないが、求められれば応じてしまうだろうなぁと、子宮の疼きを自覚する美樹だった。
ある晴れた日の日曜日、小野原 千鶴は駅前で恋人と共に親友の到着を待っていた。
今日は学生時代から計画していた”フォースデート”の決行日、新しく出来た遊園地で遊び倒す所存だ。
理力でも使うのかと下らない冗談を言う隣の日高を蹴りつつ、待ち人達の到着に目を光らせる。
「おまたせーー」
「遅れてすまぬ、って他は?」
長身でがっちりした体格の男性と、その腕にぶら下がるような格好で活発そうなショートヘアの女性がやって来た。
「よぅ」
「すみません、バスが混んでいたもので」
線の細そうな優男風の男性と、長い黒髪の美しい大人しそうな女性が連れ添ってやって来た。
二組のカップルの到着で途端に賑やかになる一帯、そこへもう一組。
普通の大学生風の男性と、大きなリボンで括ったポニーテールを揺らしながら走る女性。
「もぉ〜 健にぃが何時までも食べてるからやでっ」
「全部食えって言ったじゃないか」
口喧嘩をしながらも 手を繋いで走ってくる千鶴の親友とその兄。
二人は千鶴達の姿を見つけると、笑顔で手を振ってきた。
友人の皆も振り替えす。
四組のカップルは皆、幸せそうだった。
〜END〜
|`・ω・´)
>>954 完結乙です!
1ヶ月空いて新作投下。 ↓
例えば僕らが街中ですれ違ったとしても、
君は気付かずに過ぎ去っていくんだろう。
覚えていないのも当然か。
君が物心付く前に、僕ら兄妹は離れ離れになったから。
呪うは運命の女神。
愛すべきは君に気付いた僕自身。
誓うは最愛の女性へのドミナント・フェイス。
例えば君が僕に気付かず過ぎ去っていっても、
僕はそこに立ち止まって涙を流すだろう。
理解されなくてもいい。
この胸を焦がす、背徳の焔の朱の色を忘れない。
冷めた親のエゴイスト。
何を吹き込まれようと忘れない。
僕が愛した最初で最後で最愛のミッシング・ピュア。
この白黒の街中に散らばった色とりどりのビーズの、
その数多の宝石の中から君色を探し当てる物語。
俗物の♂には同じ色にしか見えないだろうが、
俺には見えるんだ、あの輝きが。
幾度見失い、それを手放そうとも。
幾度となく、僕は君を見つけよう。
―――君の宝石がジャンクになっていようとも。
僕の周りに寄ってくる♀を振り切ってでも、
求めるのは妹という名のラヴ・ドール。
アンタらには到底理解できないだろうが、
俺には見えるんだ、僕らを結ぶ赤い糸が。
幾度引き離されようとも。
幾度も引き寄せ合うんだ。
―――その赤い糸が騙られたダミーだとしても。
例えば僕らが街中ですれ違ったとしても、
君は気付かずに過ぎ去っていくんだろう。
―――その展開がすでに偽者、白黒のフェイス。
例えば君が僕に気付かず過ぎ去ろうとしても、
僕は迷うことなく君の手を握るだろう。
―――迷うなんて展開自体が、逃避のフェイク。
…以上です。しかし1ヶ月物も考えず生活すると勘が鈍りますね('A`)
3月になって余裕…かと思いきや決算じゃないですか奥さん(;゚д゚)
あれやこれやと書類を漁る日々を送っております。風邪?当然引きましたが何か?
今月中にもう1本くらい納得の行く1本を書いて投下したいところ!ヾ(o゚ω゚o)ノ゙
昔の作品でも感想とかあったら飛び跳ねますwww(ι゜ω゜)
保守
963 :
z33:2007/03/15(木) 21:33:01 ID:pei7QB1c
絶対★妹至上主義!!
ほしゅ
まったく……
兄さんは私がいないと何も出来ないダメな人なんですね…
えへへ…
これが、副作用の幻覚というやつか…
タミフりゃぁああ!
保守
971 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/04/06(金) 11:10:45 ID:3A3OI0vO
ホシュ
>972 ホシュたん乙
暗闇怖さに豆電球を消さない妹の部屋はカーテンを閉めてもうす明るいから、
音を立てないようにゆっくりと、ほんとうに、自分で自分が止まっているのでは
ないかと錯覚するほどゆっくりと、時間をかけながらドアノブを下げ、ドアを押
し、体を滑りこませて、あきれるほど速く打つ心臓の音を飽きるほど聞きながら
ドアを閉める、ずっと押し下げたままだったドアノブから静かに静かに力を抜い
ていく、抜いていって、離して、目を閉じる、それはせいぜい二十秒程度のほん
の短い、けれど心拍を数えるともう、50回も打っているほど長い長い時間、目を
閉じて、開くと、この部屋のなかにあるものすべてが、はっきりと見通せる。
それはたとえば、寝入ったままの妹の、洗い髪を乾かしてばらり広がった強い
髪や、前髪が額にかかる様、目元、淡い光を受けてわずかに影を落とす長いまつ
げ、じいと見ているとわずかにひくりとする小鼻、ふくりと力なく、指一本が入
らないくらいのすき間だけ開いた口元や、首筋から鎖骨への骨のつながり、パジ
ャマに覆われて歳のわりに張った乳房とすらりとした腹、それはほんとうに、あ
まりにもすべらかで、そのたるみ一つない腹の皮膚のすぐ下に薄く腹筋の張るの
を、触れなくてさえ見てとることができるほど美しい腹が、パジャマのズボンへ
入れた裾が寝乱れて露わになっているのも、そうして秘所を覆って太股から足指
まで、すべて見通せるという意味で、私がこうして、妹の部屋に忍びこむのが何
度目か、もう数えるのも止すようになってさえ、その美しさに私の鼓動はさらに
速まる。
一歩。足音を消すように履いた靴下のまま、冷たいフローリングを踏んで、一
歩が一歩で終わらずに、次々の一歩が私を妹に近づける。
あと1メートル。
ベッドの縁に立って、妹の肢体を舐めるように見た。夏の暑さにタオルケット
もかけない大雑把さが、普段の機敏さの影のようだった。
あと70センチメートル。
もうじきに手が届く、そう思うと耐え得ず、早くも腕を伸ばしている私がいる
。妹の上半身を覆うパジャマまであと5センチメートル。それを自由にできるま
であと15センチメートル。
40センチメートル。
これ以上近づくと、ベッドに乗らなくてはならない。私はスプリングを軋ませ
ないように、慎重に慎重に片膝を乗せる。体重をグラム単位で預ける、そうしな
がら妹のパジャマの上着のボタンを下から外している。妹は起きる気配もない。
30センチメートル。
片膝が完全にベッドに乗り、尻を預ける。安定した姿勢を手に入れてボタンを
外す手がかえって焦るのを相当な気力をもって押さえる。あくまでゆっくりと、
焦らすほどまでにゆっくりと妹の上着のボタンを外す、第2ボタンから上は最初
から止まっていない。ふさと布がこすれて、妹の胸の谷間からへそへ向けて、う
っすらと流れる細い線が見える、心臓がとくりと深く打ったのを私は自覚する。
30センチメートル。
妹の上着を両側へ、腕のほうへ寄せて妹の体を眺める。これほど美しい上半身
を、私は知らない。形よく膨らんだ胸の下をなだらかに流れる腹部。肋骨はわず
かに起伏をつくるだけで、まったくその造形を阻害せず、ただみぞおちから腹に
かけての少しく窪んだ部分への、それは見事なスロープによって隠されるのだが
、段差を形作るのみにとどまる。乾いたままでこれほどまでに艶やかに光る、水
分を含んだ恐ろしいまでに透明な肌。私は思わずかがみこんでまじまじと眺める
。20センチメートル。
そうしてまた、ズボンとショーツに隠されて見えない、下腹部から恥丘へ向け
ての曲線は、しかしそれらを覆う二重の布によってかえって強調される。私は妹
のズボンを、そうしてショーツを少しだけ下げる、腰骨が見えるところまで下ろ
してそのままにする。そこへ続く曲線が露わになる、そうしてそこへ続く肌も。
15センチメートル。
触りたい欲望をこらえたまま私は妹の腹部をただ眺める、逸物などとうに勃起
している。手指はあくまで妹の腰の両側へ下ろし、私の体重を支えさせる。息を
止める、顔を近づける、礼拝するような心持ちにさえなる。妹の腹は何故こんな
にも美しいのだろう。8センチメートル。
触りたい、と改めて思う、同時に触ってはいけないとも改めて。堪らないほど
興奮している、心拍と逸物が裏付けている。息をしない喉が苦しい、しかし体感
する時間が次第にゆっくりとなっていく感覚が、私を窒息の恐怖から解放する。
6センチメートル。5センチメートル。4センチメートル。3センチメートル。ああ
、もう三十分も経ったろうか。そんなはずはない、未だこの部屋に入ってから5
分も過ぎていないと思う。2センチメートル。
次第に思考すら追いつかなくなってくる、4ミリメートル、3ミリメートル。
ああ、もう、2ミリメートル。
ほんとうに、
1ミリメートル。
この唇で、
0.5ミリメートル。
妹に、
0.1ミリメートル。
触
衝撃とともに、急激に体感時間が加速するのが分かった。私は弾かれるように
上体を起こした、ベッドをぎしりとも言わせないままに。
予めコンドームをかぶせてあった私の逸物はびくびくと震えて私の精を放出し
ていた。私は荒い息をついた。深くゆっくりと、しかし確実に荒かった。私は息
を整えると、情けない格好のまま妹の服を戻して、入るときよりは随分とぞんざ
いに妹の部屋を出る。コンドームを結わえて捨てた。
「おはよう」
妹が起きてきて、私は朝食を食べている。ブラジャーしかしない上にセーラー
服を羽織った妹の腹が折に触れてのぞく、そのたびに私は妹の腹へどうしても目
をやる。妹が朝食を食べる、歯を磨いて出ていく。私はまだ勃起している。
: "lim → " 終