―――ラクロス続けていればまた会えるよ!
その言葉にアハハと笑い合って別れたんだよね。
負けてしまったけど、あの試合は最高に楽しかった。
応援の声も、緊張感も、汗の匂いだって今でもはっきりと覚えている。
そして美墨さん、あなたのその笑顔も……
アノ言葉の後のあなたの笑顔。
それを思い出すたびに、まるで最高のプレーを決めた時のようなドキドキが全身を駆け巡る。
―――どうしてこんな気持ちになるんだろう?
その訳を知りたくて、もう一度あなたのその笑顔に触れようと、私はあの日以来幾度と無く
あなたに声をかけるチャンスを待っていた。
校門で、帰り道で、そしてあのたこ焼き屋で…
だけどあなたの側にはいつも、髪の長い綺麗な女の子―――雪城ほのかと言ったっけ―――が居た。
そして、あなたが彼女に見せるとびっきりの笑顔。
幸せそうな二人を邪魔することなんて私にはムリな話で、結局遠くから眺めることしか出来なかった。
そんなある日、突然私は気付いたんだ。
この気持ちって、恋―――
「キャプテン!」
突然耳に飛び込んできた後輩の声。その声にハッと現実に引き戻される。
「キャプテン、どうしたんですか?ボーッとしちゃって…」
「え!?…ううん、なんでもないよ。それより『キャプテン』は止めてよ、もう引退したんだから…」
「あ!すいません!」
恐縮しきりな様子が、何だかひどく可愛らしい。
だからワザとちょっと意地悪く言ってみる。
「そんなことで打倒ベローネが果たせると思ってるの?マッタク頼りないな〜。
卒業するまでは、私がタップリとフォーメーション練習の面倒を見てあげるから、覚悟しなさいよ!?」
「ハ、ハイ!キャプ…永沢先輩!!」
「ヨシ!じゃあ戻って続き!」
私の言葉に慌てて走る彼女の姿が、夕陽で紅く染まったグラウンドに溶けて行く。
そして、いつかの私みたいに精一杯練習に励む彼女達の姿を眩しく眺めながら、私は再びあなたの笑顔を思い浮かべる。
この気持ち、それは恋に似た憧れ。
あなたの様に周囲を照らし、変えていけるような存在になりたいという、ココロの底にある願望の反映。
―――ラクロス続けていればまた会えるよ!
そうだね。私だってラクロスが大好きだから、きっとまた会える。
きっと会えるからこそ、それまでに私は私のやり方で自分を磨いて行こう。
だからね、美墨さん?今度会ったその時は…
「ホラそこ、フォローが遅い!もっとシッカリ頑張れ!」
―――その時は…フフッ、絶対に負けないからね!!
以上でおしまい。
投下してみてフト気づく。キャピキャピ感が不足気味
>>740-749 いつもGJデス
>740->749
>752
みんなGJ!!!!
みんな揃ってGJ!!
ところで作品書いてくれてるのは2人だけ?
まあ二人「も」居るの方が正しいか…
――へっくちん!
「ほのか、風邪をひいたの?」なぎさがほのかのおでこに手を添えて
「う〜ん…熱あるみたい、病院にいかなきゃネ」
「平気よ、コレくらい、暖かくして寝れば治っちゃうから…はくしょん!」
「ダメダメ!風邪はひき始めが肝心なんだから!
ササッと病院に行って早く治しちゃおう?」
「平気だってば…はくしょん!はくしょん!」
「なんだか酷くなってない?病院に行こう?私も一緒に行ってあげるから」
「平気だってば!」
「頑固ねえ、病院に行って注射して早く治そうって言ってるの!」
「注射…」
「そう、良く効く注射をして貰って…」
「注射…キライ…」
「え?」
「注射キライなの!苦手なの!嫌!」
「……注射…がキライ?…ぷふふ!ぎゃはははっは!
ほのかって注射が苦手なの?怖いの?ぷふふふふ!!!」
「笑う事無いでしょ!なぎさのイジワル!」
「うふふ、ごめんごめん、注射が苦手かァ、意外な弱点発見!?」
「知らない!」背を向けて奔り出すほのかの手を捕まえて
「ほのか、私が傍にいてあげる、だから安心して!」
ベローネ学院百合ジゴロ、美墨なぎさの蕩かす熱視線!
「…うん…絶対に、絶対に手を離さないでね?」
という訳で…
「どうしました?ってお隣のあなたは?」
「ほのかの付き添いの者です、お気になさらずに」
「ははあ…そうですか…どれどれ…ふむふむ、風邪ですね、注射をしましょう」
注射と聞いて思わずびくっと身体をすくめてなぎさを心細そうに見つめるほのか、
「先生、注射なんですけれども痛くないようにしてもらえませんか?」
「痛くないようにですか、それではお尻が良いでしょう」
「ぎゃう!お尻!?」
「じゃあ先生、お尻にお願いします!
さァほのか、ベッドに横になってお尻を出して出して!」
ニヤリと笑ってなぎさは、あっ!という間に抵抗する間もなくほのかをベッドに押し倒し
脚をパタパタさせてもがいても、さっさとタータンチェックの制服を下ろされ下着まで…
「さあ、先生!ほのかの白いお尻に先生のぶっとい注射でブスッとやっちゃって下さい!」
「ぎゃあ〜!なぎさ!恨むわよ!止めて止めて止めて〜助けて〜!!」
――ぷすっ!ちゅぅぅぅぅ…
「くすんくすん…あんな太いの射されちゃった…」
「でもお尻ならそんなに痛くなかったでしょう?ほのかのお尻はカワイイなあ」
「…ばか」
「あはは、それだけ元気になればもう大丈夫、ぶ…はっくしょん!」
「なぎさ、風邪ひいたのかな?うふふ…」
おしりまい
何があろうとも、いつもの通常営業をしている このスレが大好きです。
こんなかわいいお話なのに泣ける・・・(´;ω;`)
GJ!!ありがとう!!
その日、光と闇の長きに渡る争いにとうとう終止符が打たれた。
この世界のあらゆる園に平和が訪れ、そして二人―――なぎさとほのかの間にも
ずっと願ってやまなかった平穏な日常がやって来た。
決して失くしたくない、ごく普通の日常。
お喋り、ショッピング、スイーツ食べ歩きetc…
当たり前の事を、何者にも脅かされる事無く当たり前に出来る幸せ。
そんな当たり前な幸せをイッパイに感じながら、二人の時は静かに流れていった。
この時までは…
―――私ね、やっぱりパリに行くことにしたの
卒業式を控えたある日、大事な話があるとほのかの家に呼ばれたなぎさ。
突然なんだろう?―――いささか軽い気持ちで出向いたなぎさに、
何の前触れも無くほのかは告げた。
ガツン! ほのかの投げた言葉のハンマーがなぎさのココロを直撃する。
何で?どうして!?イヤだよ!行かないで―――
大声で叫びたい。
胸に顔を埋めて、思いっきり涙を流したい…
津波のように押し寄せるほのかへの切なる思い。
だがなぎさは最後の最後でグッとこらえる。
何故ならそれはほのか自身が決断したことだから。
だから―――
「なぎさ……?」
俯いて固まったまま動かないなぎさに、その美しい眉を心配そうにひそめてほのかが声をかける。
だが、ハッと顔を上げたなぎさが返したモノ。
それは意外な笑顔、そしてもっと意外な言葉。
―――ほのか、デートしようか!?
夕日で紅く染まった土手に、二人が手を繋ぎ肩を寄せ合って座っている。
遊園地で遊んで、宝石店でウィンドウショッピングをして、
そして水族館へ行って、それから……
まるでパッケージツアーの名所巡りのような強行軍。
そんな忙しいデートの最後に二人はココにやってきた。
この思い出の川原に。
―――プワァァン…
いつかも聞いた電車の音。
その響きが風の音で聞こえなくなった時、ほのかが静かに腰を上げる。
「ねえなぎさ…?最後にお願いがあるの…」
「何?何でも言ってよ!?」
友の言葉に勢い良く立ち上がり、コブシを握って力強くなぎさが答える。
そんななぎさにゆっくりと振り返ると
「あのね―――」
―――
美しいピンクの花びらが、あちこちで軽やかに風に舞っている。
また春がやって来たのだ。
「行ってきまーす!」
暖かな陽射しの中、なぎさが自宅を飛び出して行く。
今日から高校一年生、新しい門出の日。
これから待ち受けるであろう未来に胸を膨らませながら飛ぶように道を走る。
とその時、一枚の桜の花びらがなぎさの頬にヒラリ―――
その瞬間あの日感じた温もりがスッと蘇る。
「ほのか…」
足を止め、名前をつぶやき、唇を指でそっと撫でて空を見上げる。
―――離れていても心は一つ。ずっと友達。
きっとほのかも同じ空を見つめてる。
だから寂しくなんか無いんだよね?
何処までも続く真っ青なキャンバスにほのかの笑顔を思い浮かべ、なぎさがフッと小さく微笑む。
―――いつかまた会うその日まで、一秒だって忘れない。
共に過ごした時間は永遠の宝物。
だからその思い出を胸に、あたしは毎日を精一杯ガンバルよ!
「…ウン!」
大きく一つ深呼吸をしてなぎさがキッと力強く前を見据える。
眼下に続く坂の向こうで、ベローネの時計塔が朝日に輝いている。
あの輝きはこれからの未来の輝き。
だから、さあ!そこに向かって一歩を踏み出そう!
以上でおしまい
と思いきや
さわやかでいい話だ。
生きていれば、いつかきっと会えるしね!
「どうしたの、ボーッとしちゃって?」
それは正に踏み出そうとした瞬間だった。
背後から聞こえてきた声に、ドキドキと高鳴る胸の鼓動を必死で抑えてなぎさが振り返る。
視線の先には自分と同じ、高校の制服に身を包んだ微笑む天使。
「…ほのか!」
そこに居るワケなんて詳しく聞く必要なんて無い。
だって手を繋げば全部わかるから。だから笑顔で駆け寄って、ギュッと握ってただ一言―――
「お帰り…」
そしてスグに、握ったままの手をクイッ…
「行こう?入学式なのに遅刻はマズイもんね!?」
「もぅなぎさったら…!」
踏み出す歩幅はバラバラだけど、ココロの中で二人三脚して
今二人が未来への一歩を踏み出していく。
美墨なぎさと雪城ほのか、二人は永遠!
どうみても最終回です。本当にありが…
ウソです。反省してます。ちょっとイイ話?をやってみたくなったんです。
いやん許して
ぎゃ、こんなオチが待っていようとは。
先走ったレスで途中を汚してすいません。
>>765 >>768 (*´ー`)σ)Д`) プニ
別にいいっす
しかしマサカの即レス ビビッチャッタ
いい話をありがとう!
やっぱなぎほのはいつでも一緒が一番。
このスレでもSSスレでも見てばかりだからたまには俺も書こうかな…
前向きな話なのに泣けた…
>770
楽しみにしてまつ
なぜか切なくなってしまった
ところでほのかのお願いはチューだったと見た
773 :
メロン名無しさん:2005/12/17(土) 22:40:20 ID:75SFdm3dO
久しぶりに見たけど沢山増えてるね。
みんなGJ!
ヤバい……
sage忘れた…
すまん逝ってくるorz
ひかりとメップルやミップル達が光の園に帰ってから約3ヶ月が経った。
なぎさとほのかはベローネ学院高等部に進学してそれぞれラクロスや研究に没頭する日々を送っている。
そんなある日………
なぎさ「やばーい遅刻だよ…今日試験なのにありえなーい!」
そう言いながら電車を降り学校に向かっているとほのかがゆっくり歩いてるのがなぎさの目に入った。
な(あれ?ほのかが遅刻?珍しいな)
と思いながらもほのかの肩をポーンと後ろから叩き
な「おはよう!ほーのかっ!」
と呼んだ。するとほのかが振り返り
ほのか「あらおはようなぎさ。今日は登校するのが早いわね。」
な「そうそう今日はテストの日だから早くきたの………ってえっ!!」
ほ「えって今日は2時間目から試験でしょ?」
な「そうだっけ?」
ほ「そうよ帰りの時に先生が言ってなかった?」
な「うーん寝てたからわからないや…」
ほ「もーなぎさったらー前とちっとも変わらないわね」
とほのかがクスリと笑うと
な「そーいえばこうして2人で話すのなんか久しぶりだね」
ほ「そうね…クラスも変わったし話す機会が少なくなったわね。プリキュアだった時が懐かしいね」
な「そうだ!!」
なぎさが突然大声を出した。
776 :
続き:2005/12/18(日) 03:39:07 ID:???0
ほ「なに?どうしたの?」
ほのかが驚いた顔していうとなぎさが照れくさそうに
な「久しぶりにアレやろうよアレ!」
ほ「アレ?アレって何?」
な「もうアレだよ!!」
そういってほのかの腕を引っ張りひと気のすくない道へつれてった。
なぎさは左手を出して
な「ほらアレやるよ。ほのかも右手出して」
ほ「わかったわ」
そう言ってほのかも右手を出し、手を握り空いた手をそらに向かって突き出した。
な「せーの」
な&ほ「デュアル・オーロラ・ウェーーイブ!!!」
ほ「久しぶりに手つなぐと照れるね………」
な「そうだね」
ほ「なぎさの手って暖かいね」
な「ほのかの手はなんかやさしい感じがする」
そういった後になぎさが
な「今日試験が終わったらTAKO CAFÉいかない?」
ほ「うん」
2人は手をつなぎながら学校に入ってった。
777 :
ラスト:2005/12/18(日) 03:40:06 ID:???0
その日の夜
雪城家
さなえ「ほのか今日は帰ってきてから手を洗ってないんじゃないのかい?」
ほ「うん」
さ「ご飯食べるまえに洗っておきなさいね」
ほ「嫌だ…洗いたくない」
さ「どうしたのかい?」
ほ「今日は久しぶりだったから洗いたくないの」
さ「よくわからないけどこの子が駄々こねるなんて珍しいわですね」
一方美墨家
理恵「なぎさご飯よ!」
な「はーい」
理「あんたどうせ帰ってきてから手洗ってないんでしょ洗ってきなさい!」
な「えーめんどくさいよ食べてから洗うよ」
理「食べた後じゃ意味ないでしょ!洗わないと今日のハンバーグ抜きよ!」
な「え−わかったよ」
ジャア―――――(水道の音)
な「いっただっきまーす」
END
>>770で言ったからには作ってみたけどとっても難しっかった。
一応ほのぼのとしたのを作りたかったんだけど………
いつも書いてる人のすごさがわかりました。
改めていつもありがとうございましたm(_ _)m
いやいや、GJでしたよ!!
ハンバーグにつられ手洗うなぎさワロスw
780 :
1/3:2005/12/18(日) 23:08:13 ID:???0
ジングルベール、ジングルベール♪
もうすぐ待ちに待ったクリスマス!
街はもうウキウキで、幸せイッパイ夢イッパイ。
もちろんタコカフェだって特別仕様でお客さまをお出迎え!……のハズなんだけど
「あのアカネさん…」
サンタの衣装に身を包みせっせと接客にいそしんでいたひかりちゃん。
ようやく一段落ついた時、ちょっと思い悩んだ顔でアカネサンタに近寄っていく。
「アカネさんのお家には煙突はありませんよね?」
「うん、無いケド…それがどうしたの?」
「あの…じゃあサンタさんはやって来ないんですか!?」
…ハイ?今なんて?―――突拍子もない質問にアカネさんが目をパチクリ。
「だから、お家には煙突がないから、サンタさんが来れないんじゃないかって思うんです!」
「そ、そうかもね…。でもあんた、ソレ本気で言ってるワケじゃ…」
言いかけて、すぐにハッと息を呑む。
ジッと自分を見つめるひかりの真剣な眼差し。
そんな瞳にアカネの親心がメラメラと燃え上がる。
「煙突なんか無くたって大丈夫だよ。来る、絶対に来るって!」
「本当…ですか!?」
「本当だって!あたしが保障するよ!だからそれまでは、ね?」
「ハイ!」
パッと笑顔になるひかりを見て、心の中でアカネが誓う。
―――ヨーシ、可愛いひかりの為だもん。イブの夜はちょっと頑張っちゃおうかな!?
781 :
2/3:2005/12/18(日) 23:10:53 ID:???0
チラチラチラ…
外では小雪がちらついている。
そんな神秘的なイブの夜
―――カチャリ…
ドアが静かに開き、ひかりの部屋に一つの影が音も立てずに入ってきた。
そしてベッドに近寄ると、そっと枕元に手を伸ばす。
と、その時―――
「誰!?」
寝ていたハズのひかりが上半身をムクッ!
「あなたマサカ…」
ゴクリ―――重苦しい空気がその場を支配する。そして…
「サンタさんですね!?」
ヘコッ…思わずズッコケる影。
「そ、そうだよ…サンタだよ!ル…ひかりちゃんは良い子にしてたかな?」
「ハイ、モチロン!」
無邪気に喜んで、ひかりが電気を点けようと立ち上がる。
「ちょちょちょっ!ダメダメダメ電気はダメだって!電気なんか点けたら…!」
「そうですか?…そうですよね。ナイショですよね」
ホッ―――素直なひかりに胸を撫で下ろし、手にしていた包みをサンタがスッと差し出す。
「これ…私にですか?」
暗くてハッキリとは分からないけれど、その言葉に確かにサンタが頷いた。
アリガトウございます!―――精一杯の気持ちでお辞儀をしながらプレゼントを受け取るひかり。
「あれ…?」
だけど顔を上げた時、そこにはもう人の気配はなかった。
「もう居ない…。フフッ、照れ屋のサンタさん!」
クスッと笑ってひかりが再びベッドに戻る。
聖なる夜の不思議な出来事。
今夜も素敵な夢が見れるといいね。
782 :
3/3:2005/12/18(日) 23:12:02 ID:???0
「ヤバ!寝ちゃったよ!」
手にしたままのプレゼントを茫然と眺めながら、アカネがガックリと肩を落とす。
サンタが来るの楽しみにしてたのに、どうすんのよ?……言い訳がグルグル頭を駆け巡る。
だけどヤッパリ素直に謝るか―――そう腹をくくったその時
「お早うございマス、アカネさん!」
いつも以上に明るいひかりの声。
「あ、ああ…お早うひかり。……って何?その手に持ってるの」
「フフッ、プレゼントです!昨日の夜ちゃーんと来たんですよ、サンタさんが!」
―――え?どういうこと?あたし何にもしてないよ。
怪訝な顔でひかりを見るアカネ。
だけど幸せそうな様子にスグに思いを改める。
……でもひかりが嬉しそうだから、まぁいいか。
それに今日くらいはこんな奇跡があったって不思議じゃないってか!?
「さ!今日はクリスマスだから、お店終わったらパーティーやるよ!」
「ハイ!」
一方その頃―――
「サーキュラス!あんた夜どこ行ってたのよ!?」
あれ?まさか…
以上でおしまい。
いや〜さすがにレベルが違いますね。
まさかとは思いましたがサーキュラスとはw
オチにやられたぜw
サンタさん信じるひかり可愛い…
うはw何て可愛いお話
こういうの好きだーw
最近は投下のペースが早くてイイね
SSってあんま興味なかったけど、見る目が変わった。
胸の奥がキュンキュンしておりまつ
超GJ!!
いいなぁとっても。
プリッキュアスレとプリキュアchの小説スレの
使い分けみたいなのってあるんですか?
>>789 ここは小説じゃなくてもいいんじゃない?
元がアレだから…
藤P先輩達とリニューアルオープンしたエンジェルランドでの
クリスマスイブのデートは美墨なぎさにとって最高の夜
――なぎさが喜んでくれているのなら…まァ…良いんだけどネ…
皆とお別れしてもう遅い時間。
ちらりほらりと舞う雪がうっすらと積もる道に足跡つけて雪城ほのかが、
かじかむ手の平に熱い息を吹きかけなぎさの住むマンションを見上げている。
――電気は…消えているわね…もう寝ている時間だもの…
意を決してマンションの外壁に取り付きスルスルスルリとよじ登っていく。
――もう、私ってば何しているのかしら?もともと体育会系じゃあないのに…
なんてぼやきながらもあっという間にベランダまで登りきってしまう
――…やっぱり止めておこう様かな…
足音そっと忍ばせてガラス戸から部屋を伺う
――から、からからららら…
鍵も掛かっていないガラス戸は簡単に開いてしまった
――無用心ねえ…
何度も引き返すチャンスは在った、
しかしその度ほのかの前に道は開かれ、誘い込まれるようにココまで来てしまった。
――クリスマスプレゼント…そっと枕元に置いておくだけちょっとしたイタズラよ
なんだかとんでもない所まで来てしまったナと自分でも驚いてしまう
――ぎし…ぎし
なぎさの部屋に一歩、また一歩。ベッドを伺う…
――あれ?なぎさが居ない?
布団の中に手を忍び込ませるとひんやりとした手触り
――なぎさ…まだ帰ってきていないの?
勉強机の上にはメップルのコミューンが静かな寝息をたてている。
――藤村クンと一緒!?まさか!?でも…
雪降る若葉台の街、白い息を吐きながらほのかはとぼとぼと家に向かい歩いている。
――観覧車の中で2人っきりの時に何か約束でもしていたのかな?
何処に行くにも連れてゆくメップルを"あえて"置いていってしまう理由…
――藤村クンと2人きりになりたかったんだろうな…
「2人きり」で「真夜中に」デートするという意味…それ位…解かる
――はァァァァ…大きな白い溜息。
いつの間にかほのかは自宅まで帰り着いていた。
飼い犬の忠太郎が律儀にも塀の向こう側からほのかの帰宅を知り小さく吠える
――なぎさ…そんなに早くオトナにならないでよ…
――さく…さく…さく…
背中から雪を踏む足音。振り向くと其処に…
「ほ〜ほっほっほ、コンバンワお嬢さん!」
赤い帽子に赤い服、白いヒゲをつけて…なぎさ!?
「な、な、なぎさ?何してるのこんな所で、こんな時間に!?」
矢継ぎ早に問いかけるほのかの唇を軽く人差し指で押さえてウィンク
「私はサンタクロース、世界中の良い子の為にプレゼントを配って歩いているのじゃ」
――何言ってるのよ?
「しかし、困った困った、この家の雪城ほのかにクリスマスプレゼントを配りに
来たのじゃが…部屋に居ないのじゃよ、お嬢さん、雪城ほのかの事を知らんかね?」
――うふふ…
「こんな夜遅くまで出歩いているとは…雪城ほのかは悪い子じゃな?」
「いいえ、サンタさん、雪城ほのかはこんなに寒い寒い雪道を
とってもとっても大切なお友達にプレゼントを渡しにいったんです、
でも、そのお友達は夜遅く出歩いてイジワルな事ばっかり言う悪い子なんです」
――あはははは
「サンタさん、寒かったでしょう?
イジワルなお友達にはもうクリスマスプレゼントはあげません、
だからこのマフラーをサンタさんに差し上げます!な・ぎ・さ!」
「お嬢さん、ワシも良い子の為に用意しておいたプレゼントが余ってしまった
良かったらこの手袋を貰ってくれないかい?ほ・の・か!」
おしまい
ちょ・・・・・泣いた。・゚・(ノ∀`)・゚・。
いい話だなあ
祭だ!祭の始まりだ!
このスレがあればドンブリ三杯はたべられます。
GッッッッJ!!!!でした!!!!
なんか本編でありそうな展開ね(*´д`*)
さすがに部屋に侵入するほのかのシーンは教育上カットされそうですがw
とにかく素晴らしいです!!
一応と思い除いてみたら更新されてた。
まじでGJ!
OVAでとは言わないからこういうネタをCDドラマとかでやって欲しい。
ちょwほのかw
でも超いい話!さいこううううう
たまっていた分読んだ
おめーらさいこうですよ
800ならなぎほのひかは永遠に不滅☆
801なら、藤Pと木俣の肉体関係は永遠に不滅☆
802 :
1/3:2005/12/24(土) 23:53:08 ID:???0
吐く息も白い夜のタコカフェで、今か今かとソノ時を待つお馴染みの面々。
一体今日は何の日?
それは聖なるキリストの誕生日とされている日。
そう、つまり―――
―――メリークリスマス!!
掛け声と共に、パン!とクラッカーの音が夜空にコダマする。
その音を合図にパーティーの始まり!
プレゼントを交換して、ご馳走を食べて、オシャベリをして…
特別なサプライズは無いけれど、みんなの顔にあるのは特別な笑顔。
そんなあたたかな雰囲気で、時は楽しく過ぎて行く。
803 :
2/3:2005/12/24(土) 23:53:55 ID:???0
「アカネさん、コレって…?」
やがてパーティーも終わりに近づき、盛り上がりも一息ついた頃、
ケーキを頬張りながらなぎさが興味深そうに一本のボトルに近寄っていく。
「それ?それはシャンパンだよ。でもそれは確かノンアルコール―――」
「ホントに!?へぇ…」
「じゃないから飲んだらダメ……」
微妙なタイミングで飲むなと言って視線を上げるアカネさん。
だがやはり時既に遅かった。
そこにあったのは「プハーッ!!」と豪快に飲み干し終えたなぎさの勇姿。
「美味しかった!もう一本無いの?」
今まで味わった事の無い大人の味に、なぎさがつい調子に乗って欲張ってみる。
だけど…
―――ヒック!?
目がグルグルと回って、頭がグラグラして、そして地面と空がひっくり返って―――キュー、バタン!!
「なぎさ!」
突然倒れたなぎさにほのかが慌てて駆け寄って来る。
「なぎさどうしたの!?」
「はれー?ほのか?ろうしてほのかのかおがふたつ…?」
「アチャー、こりゃー酔っ払っちゃったんだね…」
「酔っ払って…なぎさ、マサカお酒なんか飲んだの!?」
そんなほのかの問い掛けにも、なぎさは真っ赤な顔でポワー…
「もぅなぎさ!……アカネさん、私なぎさと一緒に先に帰りますね?」
「そうだね、それがいいか…。それなら今日はほのかの家に泊めてあげな?
ご両親にはあたしから上手く言っとくからサ。酔い潰れたなんて言えないしね…」
804 :
3/3:2005/12/24(土) 23:55:24 ID:???0
―――ヨイショ……ふぅ
敷いた布団になぎさを横たえ、ほのかが一つ息を吐く。
ヤレヤレと思って寝顔を見るも、その無邪気さに思わずクスッ
(まったく世話が焼けるんだから…)
そしてそっとなぎさの髪を撫で、静かに腰を上げる。
「…ねぇほのか?」
だけどその時、そんな気配のせいか、なぎさが薄らと眼を開けほのかを呼び止めた。
が、どうやらまだ酔っ払っているらしく言葉が少しおぼつかない。
「あたしね、昨日藤P先輩の事好きって…」
「知ってる…知ってるよ」
―――酔っ払うと本音が出るって言うけれど、ヤッパリなぎさのココロは藤村君でイッパイなのかな…
先刻承知なハズのなぎさの言葉に、何故だかドッと寂しさが押し寄せる。
「でも、ほのかも好き…」
「うそ…」
「ホントだよ!本当に大好き…誰よりも……だから…ずーっと……いっ…しょ……」
最後の方は途切れ途切れ。スグにスースーと再び寝息が聞こえて来た。
「……オヤスミ」
静かに呟き部屋を出て、障子をそっと閉める。
そして振り向いたほのかの表情にはさっきの寂しさは何処へやら、
幸せが顔イッパイに広がっている。
だってそれは、パーティーで交換した品物よりもずっと嬉しい、
最高のクリスマスプレゼントを貰えたから。
だからそんな幸せを胸に抱いて、最後にほのかが心からもう一度
―――メリークリスマス、なぎさ…
以上でおしまい。
ちなみに翌朝はこんな光景がありましたとさ
―――ほのかナニ!?この豪華な朝ごはん!
―――ウフフ!昨日のプレゼントのお返し!
―――え?あたしそんなに凄いモノあげたっけ!?酔っ払ってて覚えて無いよ!
―――いいの!それよりホラ、ちょっと食べてみて?はいアーン♪
愛にはそれ以上の愛情でお返し。それが秘訣
うおおおおおおおおおおお!!GJ!
さなえさんの前でいちゃつくとはグフフ
GJなサンタさんナイスな話しありがとう。
クリスマスもプリッキュアー!!
神よ…最高のクリスマスプレゼントや…!!!!
サンタさんって本当にいたんだ・・・(*´∀`)
素敵なお話ありがとう!
残念だったな!
新しいSSはきてないぜ!
↑まさに外道!
「フフン、フ〜ン♪」
とある休日の昼下がり、少し調子外れな鼻歌を歌いながら
亮太がなぎさの部屋の前へと足取り軽くやって来る。
しかし何でこんなにご機嫌なのか?
それは今日、アノ憧れの人が家に来ているから。
―――このドアを開ければほのかサンが…
にやけ顔で期待に胸を膨らませ、ノックをしようと軽く手を振り上げる。
とその時…
―――ほのか?ほのかは……初めてなの?
ドア越しに微かに聞こえてきた声に、ん?と亮太が思わず耳をそばだてる。
―――うん。なんだかドキドキしちゃう…
―――大丈夫…あたしが……あげる
(…?お姉ちゃん達、中で一体何やってるの?)
―――ホラ、ココをこうそっと……
―――あん、なぎさ!?……ダメ……
―――もう……そんなに……無いじゃない
―――でもイキナリだから…
途切れ途切れに聞こえてくる、何だか怪しげな二人の会話。
マズイものを聞いてるような気がするものの、何故か耳がドアから離れない。
―――じゃあ今度は自分で……どう?
―――……あっ……ウン…イイ……
―――……十分……これなら……入れても……
(えっ!?お姉ちゃん!入れるって一体ナニを!?)
姉の言葉に仰け反る亮太。だがその時、ハタとある事を思い出す。
(そう言えば、学校で見せてもらった「大人のマンガ」にこんな会話あったぞ!?…マサカ!?)
有らん限りの知識を総動員して導いたイケナイ答えに、亮太の心臓はもうバクバクと爆発寸前。
―――あ、待って!そんな……入れたら…まだ……
―――いいから…行くよ?
―――あっ!?そんなのダメよ……壊れちゃう!
「ちょっとお姉ちゃん!ほのかサン!!」
ここでとうとうキャパの限界で、MAXな勇気を出して部屋に飛び込んだ。
「もぅ!なぎさが早まるから壊れちゃったじゃない!折角上手に出来てたのに…」
「ゴメンネ。おっかしいな〜、もう大丈夫だと思ったんだけど…?」
作りかけのアクセサリーを残念そうに見つめる二人。
その時、突然「バタン!」と勢い良く開いたドアにビックリして振り返る。
「あれ?亮太君…」
「亮太、何?どしたの?」
「…ビーズ?それビーズ?ビーズ…だよね?」
視線の先に居た亮太が、力無くアクセサリーを指差し呆然とした様子で聞いてくる。
「当たり前でしょ!ナニ訳のワカラナイ事言ってるの?それより亮太、何よイキナリ!?」
当然といえば当然ななぎさの言葉。、
だけどそんな言葉に亮太の顔は見る間に真っ赤になって行き、そして―――
「……うわぁ〜!!お姉ちゃんのバカ!!」
何故かなぎさに八つ当たりして、玄関から外へと駆け出して行った。
「……亮太君どうしたのかしら?」
「……さぁ?」
開け放たれたままの部屋のドアを、しばしボーッと眺める二人。
だけどやがて、なぎさがユックリと近づき静かにソレを閉める。
そして、クルリと軽やかに振り返ると
「ところで、ねぇほのか?」
チョット上目遣いで近寄って
「お邪魔ムシも居なくなったし、ネ…?」
甘えた声でほのかにお願い。
「もぅ、なぎさったら…」
とは言うものの、ほのかも満更じゃなさそうで―――
―――チュッ♪
ジャーンジャーン
げえっ新作!
オチがいい!いいよ!
GJ!
マージマジGJ
結局二人は…ってとこが最高!
亮太みたいに騙されちまったぜ!さすがだよアンタ…!!(´д`;)
821 :
1/3:2005/12/29(木) 15:13:20 ID:???0
「ねえ雪城サン!?」
「何、美墨さん?」
どこかギコチナイ口調で、『美墨なぎさ』と『雪城ほのか』が会話を交わす。
そんな初々しい二人がいる場所、それはベローネ学院女子中等部二年桜ぐ……じゃなくって、三年桜組。
出会ったばかりならイザ知らず、今やもう「なぎさ♪」「ほのか♪」ってな具合な二人なのに、
今日は一体どうしちゃったの?
モチロンそんな非常事態に
―――苗字で呼び合ってる…
―――喧嘩でもしたのかしら?
―――なら私にもチャンスあるかも!?
クラスメイトは当然、学校中がザワザワザワワ…
だけどソレはヤッパリ喧嘩なんかじゃなくって―――
「ヤッター!ワンピン差で私たちの勝ち!!雪城さんとなぎさ、罰ゲーム決定!」
「名前で呼び合うの、絶対絶対絶対禁止だよ!?」
―――原因は昨日のボーリング対決の罰ゲーム。
だから今日の二人は『雪城さん』と『美墨さん』と言うワケ。
822 :
2/3:2005/12/29(木) 15:15:04 ID:???0
でも、こんなささやかな罰だけど、今の二人には意外と苦痛で…
「ほ…雪城さん、屋上でも行こうよ!?」
「いいよ、な…美墨サン!?」
「あの…美墨さん」
「えーと雪城サン…」
「美墨……」
「雪城……」
ゆきしろ―――?
みすみ―――?
段々ワケが分からなくなってきて、終業のベルが鳴る頃にはもうグッタリ。
そんな二人に志穂と莉奈が仲良く、そしてチョット意地悪く
「じゃあ帰ろうか?り・な!」
「いいよ、し・ほ!」
見せ付けるように名前で呼び合って
「ちょっと寄りたいトコあるから、二人も付き合ってネ!」
「いいよね!?なぎさ、雪城さん!」
ウシシと笑って小悪魔な提案。
『雪城さん』と『美墨さん』、二人の苦労はまだ続く。
823 :
3/3:2005/12/29(木) 15:16:19 ID:???0
「じゃあね、バイバイ!」
「またまたまた明日ね!」
ブンブンと元気に手を振って、志穂と莉奈が夕日の中に消えて行く。
いつもは楽しい放課後だけど、今日は何だか疲労困ぱい。
でも二人と別れた事で罰ゲームもとうとうオシマイ。その事にホッとしたように息を吐き顔を見合わせる。
「ようやく終わったね…ほのか」
「そうね…なぎさ」
「ほのか…」
「なぎさ…」
―――ほのかほのかほのか…!
―――なぎさなぎさなぎさ…!
何の意味も無いけれど、そうする事がただ嬉しくて、互いの名前を言い合いっこ。
―――ほのかほのか……アハハ!
―――なぎさなぎさ……ウフフ!
そしてやがて仲良く二人で笑って、フゥと大きく深呼吸して―――
「行こ、ほ・の・か!」
「うん、な・ぎ・さ!」
そうして繋いだ手の感触が、何だかとっても新鮮に感じられる。
ソレはまるで、初めて名前で呼び合ったアノ日みたい。
だから―――
「ねぇほのか?」
「なに?」
「これからも、たまには『雪城サン』て呼んでイイ?」
「もちろん!私もそう思ってたんだモン!」
「なーんだ!ほのかってば♪」
「フフッ!なぎさだって♪」
以上でおしまい。
なんだか連投しまくって申し訳ない
(*´Д`)
きてるー!
いい・・・いいなあ(*´∀`)
くふぁーー!!GJ!!!!
ぬおおおおお!!ほのかほのかなぎさなぎさ!!
ここに書いてる人って誰?59氏?833氏?
ごく最近は恐らく833氏が多いと見られる。
ずっと最初から投稿してた人はまた別じゃないかな。文体の癖とかちょっと違うようにも見える。
831 :
833@:2005/12/31(土) 01:02:33 ID:???0
自分はこのスレに投下したことは無いですよ。
SSは全部小説スレのほうに投下してますし、
ここではROM専の一百合萌えラーになってますw。
多分(文体からの推測ですが)定期的に投下する人が何人か居て、
それ以外に数多くの名無しさんが投下してるんじゃないでしょうか?
最近は一本書いてますがあんまり書いてないですなw。
文の終わりから考えるに良く投下してくれるのは2人だな。
昔からいる人と832氏の2人。
ま、そんな事より俺らは良質のSSが見れれば満足なんでこれからも宜しく。
834 :
1/3:2005/12/31(土) 17:45:51 ID:???0
―――プルルルル…プルルルル……ガチャリ
「ハイもしもし美墨……ナーンダほのか!……え、何?年越しソバ?うん食べたよ。
……作り過ぎたから食べに?モッチロン!行く行く行きマース!」
―――お箸はやっぱりコッチの方がいいかしら?
―――量はコレ位でどうかな?
―――あ、薬味も多めに用意しとかなきゃ!
電話を切ってからほのかはずっとドタバタしっ放し。
いつもはパパッと出来ちゃう支度だって、今夜はどこか勝手が悪い。
―――あぁんもう!なぎさが早く来ないのが悪いんだからね!
ソレをなぎさのせいにしながら、ようやく一通り終えた頃
―――ピンポーン…
待ちに待った呼び鈴の音。
「ハーイ!」
ココロを弾ませて玄関へ飛んで行き、飛び切り笑顔でいらっしゃい!
そしておソバの下へとご案内。
「うわーっ、美味しそう!」
「お婆ちゃまも居ないから、遠慮せずに食べてね!」
「うんアリガトウ!イタダキまーす!」
チュルチュルズルル…
てんこ盛りのおソバは、アッという間に鉄の胃袋に消えて行った。
835 :
2/3:2005/12/31(土) 17:47:53 ID:???0
満足そうにフゥと息つくなぎさと、その様子を優しく見守るほのか。
そんなホンワカした空気の中で二人がマッタリしていると、遠くから除夜の鐘の音がゴーン…ゴーン…
「ねぇなぎさ…」
その響きにしばらく耳を澄ましていた二人だけれど、静寂を破りほのかが口を開く。
「ホントはね、多く作り過ぎたってワザとなの。そうすればなぎさに会えるかな…なんて思ったから…」
「え…?」
思わぬ告白に驚くなぎさ。
けれどスグにほのかに近寄って、背中から優しく手を回す。
「あたしもね、電話凄く嬉しかった。モチロンおソバの事もあるけど、
それよりもほのかと一緒に年を越せるかもって思えたから…。だから…」
「なぎさ…」
互いの温もりを感じながら、何だかとってもイイ雰囲気。
潤んだ瞳で見詰め合う二人。このまま行くとヒョットして!?
836 :
3/3:2005/12/31(土) 17:49:04 ID:???0
―――ゴーン!!!
「な、ナニ!?」
「え!?」
だけどその時聞こえたひと際大きな鐘の音に、そんなムードも吹っ飛んだ。
そして思わず時計に目をやると、もうスグ12時。
「今のって…」
「最後の鐘…?」
呟いて、もう一度視線を合わせて―――クスッ。爽やかな笑顔が二人に広がって行く。
どうやら先程の煩悩もどこかへサヨナラした様子。
「ねえほのか、一緒にカウントダウンしようよ!?」
「うん!やりましょ!」
マッサラな気持ちで二人一緒に手を繋いで、言葉を合わせて
「サン…」
「ニィ…」
「イチ…」
「明けまして!」
「オメデトウ!!」
以上でおしまい。
こんな日に寂しく投下してみたけれど、
綺麗にまとめた?トコロでサヨナラ今年。
そしてようこそ来年。来年も懲りずにプリッキュア〜!?
1月1日、若葉台神社の急な石段を肩を並べて登る三人
「私、初詣って初めてなんです、どうやればいいんですか?」
「お賽銭をあげて鈴を鳴らして2礼して、かしわ手を2回、1礼をしてから
今年一年のお願い事をすればいいの
出雲大社とかではやり方がちょっと違って4回かしわ…」
「ほのか!そんな事より早くお参り済ませて焼き蕎麦食べた〜い!」
境内には焼き蕎麦イカ焼きたこ焼きわた飴りんご飴…美味しそうな匂い!
なぎさのおなかが――ぐぐぐぅきゅぅぅぅ…
――うふふ…あはは
――2礼、2拍手、1礼――三人のそれぞれのお願い事
「ねえ、なぎさは何をお願いしたの?」
「私はねえ、三年目のプリキュアの視聴率が10%超えて
グッズも沢山売れて大人気になりますように!ってお願いしたの!」
「なぎさ…」
「なぎささん…プリキュアは春からスプラッシュスターと言って私達の出番はもう…」
ひかりはなぎさに真実を告げようと…
「な、なぎさ、屋台で焼き蕎麦でも食べましょ!」
ほのかがひかりを目で押さえ歩きだす。
――おかーさん!プリキュアのお人形を買ってよ!
子供たちが夜店に並べられているプリキュア人形をおねだり
――駄目よ!無駄遣いしては!
「あはは、私たちの人形だよ…ありゃ?半額…随分安いのねえ…」
「安いだろう?今のうちに売ってしまわなければ不良在庫になっちまうからな」
キュアホワイトの値札に×印して半額、キュアブラックの値札にも×して…8割引き!
「なぎさ、…ほらキュアブラックは直ぐ売れちゃうのよ、
それで安くしてもっともっといっぱい沢山売っちゃおう!っていう商売の戦略よ」
「え!?ほのかさん、キュアブラックはハッキリ言って在庫の山で
バンダイのお荷物むがもがもぐ…」
ひかりの口を押さえ軽く鳩尾に当て身を入れて気絶させる。
――これ以上空気の読めないひかりさんに喋らせる訳には行かないわ!
「あのね、あのね、なぎさ、あのそのこれはつまりそのぅ…」
「キュアブラック…ちびっ子達には人気無いもんなあ…」
寂しそうに自身の売れ残り山積みフィギュアを見つめるなぎさの横顔
――なぎさ…元気出して!2月になれば…もうこんな思いしなくて済むんだから
「あれれ?シャイニールミナス人形には値札がないよ?
おじさん、シャイニールミナスはいくらですか?」
「それは売り物じゃないよ!」
「え?売り物じゃないって?」
「それは俺のだ!こっちの黒白なら売ってやる、
客じゃないなら帰っとくれ!……ルミタンハアハア」
背の高い白髪のおにーさんはルミナス人形を大事そうに懐に隠してしまった。
「ヘンなお店!」
「買って買って買って!プリキュアの白い方買って!黒いのは要らないから!!」
「お母さんを困らせちゃ駄目だよ!」駄々こねるちびっ子に堪らずなぎさ
「プリキュアが好きなの?キュアホワイトはワガママ言ったりしないぞ!
お父さんお母さんの言う事をよく聞いてお手伝いもキチンとする
優しくてカワイイ光の戦士なんだよ!だから言いつけを聞いて我慢しなきゃネ!」
「商売の邪魔しないでくれ!」
「つーかあんたサキュラスでしょ!」
――ぽかすか!ぽかん!
「ワァ!おねえちゃんはキュアブラックみたいでカッコイイや!
お母さん私、キュアブラック大好きになっちゃった!人形買ってよ!」
「仕方ないわねえ、キュアブラックなら安いから良いわよ」
「ヤッタァ!」
「良かったね、でもね…でも…春になったらもっとカッコ良くってカワイイ
新しいプリキュアがやって来るんだよ!
だから…今日はお買い物は我慢して新しいプリキュアを応援してあげてね!」
「なぎさ!知っていたの?」
「ほのか、ひかり、私達二年間のプリキュアは間違ってなかったよね?
プリキュアの美しい魂をちびっ子達に伝える事が出来たよね?
新しいプリキュア達にも…私たちのココロは受け継がれてゆくよね?」
おしまい
本日DXフィギュア三体一気買い!凄い良い出来!オススメ
。・゚・(ノД`)・゚・。 GJ!
俺、なぎほのひかの美しい魂を、一生の心の宝物にして強く生きてくぜ!!
大晦日の後の初詣でマサカの奇跡?と勝手に一人でドキドキ…
クスリ、そしてホロリで最高!
しかし大晦日に投下するヒトが自分以外にいようとは…
いやホントフィギュアイイ出来なんですよ!年末にイイ買い物しました!
タダ惜しむらくはなぎさのお胸が映画版で大きめですな、なぎ胸はもっとちっちゃ…ばきごき
そんなにオススメなら買っちゃおうかな。
しかしそんなモノ買った日にゃ、浮かんでくるネタがなぎほのLOVEと言うより
なぎ俺LOVEになってしま…
あ、でもどのフィギュアだかワカラン
ぐはっ・・・切ないよぉ(´;ω;`)ウッ…
おわあああああ;;
ここは修学旅行最後の日の旅館の部屋・・・・・そこになぎさのクラスの三年組のみんなとひかりがいました。
な「さあてそろそろ寝る時間だね〜」
ほ「あらもうそんな時間?早いわね」
志穂「それじゃあそろそろあの時間だね・・・」
莉奈「そうだね♪」
ほ「ぐふふ・・・」
ひ「!みっ皆さん!なっ何をするんですか!なんで私の周りを行き成り囲むんですか!!」
ほのか「みんな、この子が一年の九条ひかりさんよ♪今日はたっぷり可愛がってあげましょう・・・・グフ・・・・」
みんな「へー!この子がそうなんだー!可愛いね〜♪フフフ・・・・」
な「みんな今夜はたっぷり可愛がってあげてね♪」
ひ「な!何を可愛がるんですか?へっ変な事をするのはやめてくださいみなさん!」
志穂「大丈夫よ、みんなひかりちゃんの事が大好きなんだから・・・・」
莉奈「そうよ!だから安心していいのよ♪ふふ」
ひ「そ・・・そんな!・・・・」
ほ「それに貴方だってこうなる事を望んでたんでしょう?だから一人でムリしてまで京都に来たのよねえ・・・・♪」
ひ「そ・・・そんな事!!私はただ・・・・」
な「ただ何なの?ひかり」
ひ「あ・・・・・う・・・・」
ほ「まあいいわ、みんな!早速犯っちゃいましょう!!」 みんな「おーーー!!!」
ひ「やっ!やだあ!!こっこないで!!!」
みんなが一斉に襲い掛かりました。
ひ「ああ!なんで制服脱がすんですか!やっ止めて下さいみなさん!」
ほ「大丈夫よ、私もちゃんと脱ぐから・・・・・それよりももう観念して力を抜いて私達に身を任せなさい♥」
ひ「いっ嫌です!こっ来ないで!それ以上近寄らないでえ!」
志穂「おっ!可愛い蕾♪さわっちゃお〜♪」
ひ「ひいい!!!三回もさわらないで!」
莉奈「いい子ね・・・・・お姉さんが抱っこしてあげる♥」
ひ「あああ・・・・なっ・・・何だか・・・・気持ち・・・いい・・・」
ほ「ひかりさんて本当にきゃしゃで細い体しているわね、下の方の蕾はどうなってるのかしら?ぐふ」
ひ「やああああ!!見ないで下さい!グス・・・おっお願いです・・・もっ・・・もう許してください・・・・・ヒック・・・・」
な「あ〜あ、泣かしちゃった〜!そんなにいきなり激しくしちゃ駄目だよみんな〜こうしなきゃ!おお良し良し♪怖かったね〜ひかり、いい子いい子♪」
ひ「グス・・・・すん・・・」
な「ひかり、キスしようか?ね!それじゃあイクよ!」
ひ「え?」
チュ♥
なぎさはいきなりひかりの唇にキスをした。
ひ「ああ!・・・憧れのなぎささんとキスしてる・・・・・なぎささん・・・なぎささん・・・・・・・もうどうなってもいいや・・・・」
何時しかひかりは知らず知らずにみんなに身を任せていました、そして夜は更けて行きました・・・・・
次の日
よし美「皆さん、忘れ物は無いですね?」
みんな「はーい♪」
よし美「九条さん、みんなと一緒の修学旅行はどうだった?楽しかった?」
ひ「は・・・はい、とっても楽しかったです・・・・・・又・・・ぜひ来たいです・・・・・♥」