【洋邦】アニオタが音楽を語るスレ2nd【新旧】

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73ほとり@ r177035.ap.plala.or.jp
 http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1030817380/430-432から続き

 フォークとかアンプラグドに感じる魅力ってのは、そういうところにあるのかもしれないな。
 人が、弦を引いて、タイコを叩いて、音が鳴ってる、みたいな。

 四つ打ちってのは、それと完全に相反するものなんだな。
 規格化されたもの、人工のものを象徴する。(リズムが一定だから横で踊れる、とかは
また後の問題、いやそれも大事なんだが音のテーマとはまた違う)

 自分が好きなサイケデリックトランスとかは、その融合の部分が今の自分に一番合って
いるのかもしれない。
 ベクターデータとして人が無から作り上げる、一糸乱れなき混沌、みたいな。

 インフェクテッドマッシュルームとか、ロック寄りなトランスを聴いてるとそう思う。
 サイケデリックトランスの"魂"みたいなものも、そこにあると思う。

 だから規格化されたパーティにされることを拒む古くからのサイケデリックトランスや
ゴア(ゴアスタイルのパーティ)好きのその魂は、ある種フォークなんだな。
 ただ山の中で音が鳴って踊ってる、
 それだけのことをそれ以上の仕組みにしてもらいたくない。
74ほとり@ r177035.ap.plala.or.jp:03/05/28 19:49 ID:???
 音のエッジと組み立てを緻密に極限まで表現し尽くすのがテクノの命題であるとしたら、
サイケデリックトランスとはそこに歪み、混沌までを加え、立体的な次元を展開する
テクノの発展形ではないかって思ってる。

 古い打ち込み音楽を聴いてると、まるでPC98ゲームとかの古いゲームのビジュアルのような、低
解像度のイメージをエコーでぼかし補正かけて聴かせてるような感覚がすることがある。
 それが技術の限界だったし、打ち込みは生楽器の代用でしかなかった。

 けど今はその輪郭のボケから味わいまでを、超高解像度の音で描ききるだけの技術がある。
 だからこそその"ボケ"でしかなかったところまでを描き凝らす才能が必要なんだ。

 人は音を制覇した。
 その混沌から揺らぎまで、宇宙の持つ美しさ全てを表現し、描ききるだけの力を自分達はもう得た。
 同様に人は、これから宇宙の仕組みそのものさえ符号化していくのだろうと思う。
 そして自分にはその日は遠くないように思える。