2getto arasi
あぼーん
「い、痛いっ! あう!!」 ついに、牡豚たちがよみのアナルに牙をかけた。綺麗に整った 菊花の紋章に、 野太い牙が分け入ろうとしている。 「ギャアーッ!!」 牙が直腸に達したのか、よみが目を剥いて悶絶した。 牡豚たちが顔を見合わせている。それは獲物を前にしたとき の、彼らの習慣だった。 このまま殺してしまうと、精液を吐き出す場がなくってしまうの ではないかと、 彼らの種の本能がためらわせたのである。 どれくらい時間が経っただろう。よみが気づくと、牡豚た ちが彼女の背中を舐めているところだった。 「やッ、やめてちょうだい!」 身体をビクリとふるわせたよみは、すぐに自分の身体が傷を 負っていないことに気づいた。 驚いたことに、牡豚たちは彼女の下腹部を慈しむように愛撫し てくるのだった。 もしかして、あたしが京都の動物園でバイトしてたときの豚さ ん……? と、よみは見よう見まね (聞きよう聞きまね)の豚語で訊ねてみた。
「ブヒブヒ」(そうとも、よみさん) よみの顔に安堵がひろがった。 「ねえっ、あたしを助けて。ヒドい目に遭ってるの!」 牡豚たちがニヤリと笑った。 「いっしょに、自由の身になりましょ!」 ところが、牡豚たちはいきり勃ったモノを彼女の目の前に突き 出したのだった。 「ブヒブファ……。ブファア!」(悪いがお嬢さん。俺ちゃ、あんた の子宮に種を植付けなきゃならないのさ) 記憶をたどりながら、豚語を読解したよみは顔色を変えた。 「い、いやよ! そんなこと……」
あぼーん
よーし、頑張って荒すぞ
ハハハ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ^∀^)< あほか ( つ ⊂ ) \_________ .) ) ) (__)_) (^∀^)ゲラゲラ シネヤカスドモ
>>1 お疲れ様です、さっそく荒れてますけど・・・めげないでお互い頑張っていきましょう!
またあず厨か・・・ 荒しも住人も低脳だな
デーハミングック!!!
アク禁怖くないの?
843弄り終了
843弄り再開
※sage進行、荒らしは無視!
保管人さん乙華麗
>>843 また明日のお楽しみ
ではどこの誰かわからぬ同士諸君
私は寝るよ。
君達と祭で壮大な祭で出会える日を楽しみにしているよ
∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄( ゚Д゚) ̄ ̄| < おなもみ! |\⌒⌒⌒⌒⌒⌒\ \ \ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ |⌒⌒⌒⌒⌒⌒| \ |_______|
>>1 今見たら新スレ立ってる…。新スレお疲れ様です。
42 :
入学初日 :02/11/02 03:23 ID:???
>>前スレ380の続き 「……だよな、よみ」 「えっ、な、何?」 ともに呼びかけられ、よみは我に帰った。職員室での事を思い出していたせいか、 うわの空になっていた。 (やばい、話を聞いてなかった。何だ何だ?) 「何って、よみの事だって」 「私……の事?」 よみはゆかり先生の方をちらりと見た。ゆかり先生もこちらを見ている。やはり 笑っていた。話を聞いていなかった事で、また怒られるのではないかと思いつい身 が硬くなる。 今日は何かがおかしい、厄日だ。いつもの私はこうではないはずだ。 (とものせいか……) そう思った。いや絶対にそうに違いない。はあ、ゆかり先生にまた怒られるのか。 よみはこれから起こるであろう事態に備え、硬く目をつぶった。 「ぎゃははは、何硬くなってんのよ」 ゆかり先生がいきなり大きな声を出しながらよみの肩をばしんと強く叩いた。そ の反動でよみはたまらずよろける。 「な、何ですか?」 わけがわからない。とりあえず怒っているわけではなさそうだ。ともの方へと顔 を向けてみる。彼女もゆかり先生と同じく笑っていた。 「あんたねえ、怒られた事まだ気にしてんの?」 ゆかり先生がよみに向かって言う。 「いや、その……はい」 よみはしぶしぶ答える。もの凄く恥ずかしい。
43 :
入学初日 :02/11/02 03:25 ID:???
>>42 の続き
「大丈夫よ、こっちはもう気にしてないから。あんたそんなノミの心臓じゃ
駄目ね、もっとず太くなんなきゃ。ったくこっちの連れはどういう神経して
んのよ。あんだけ怒ってやったのにけろっと忘れてこっちに話しかけてくる
んだから。全くいい度胸してるわ」
ゆかり先生がともを指差す。ともはVサインをしてみせた。
「ねえねえ、ゆかり先生ってさあ若いよね。何歳?」
「こら、私は女よ、お・ん・な。失礼な事言うんじゃねえ」
ともの頭を掴んでこねくり回す。
「ひゃあ、すみませーん」
それに対してともがふざけ半分であやまる。
「ほらね、こんな感じなんだから。ま、そういうわけだから水原も滝野を見
習ってあまり気にしない事ね。でないと胃に穴があくわよ」
ゆかり先生がともの頭をぽんぽんと叩きながら言った。
「そいじゃあねえ、あんた達気をつけて帰るのよ。何かあったら私の責任に
なるんだからね、いい?」
「はーい、先生さようなら」
「失礼します」
「うーい」
二人に背を向けて手を振りながら、ゆかり先生は去っていった。
「失礼しますだって、おいおいーかしこまっちゃって」
「う、うるさいな」
ともが横から肘でよみを軽く小突く。
44 :
入学初日 :02/11/02 03:26 ID:???
>>43 の続き
「ともが馴れ馴れしすぎるんだよ」
「だって当たり前じゃーん、このともちゃんだもーん」
くるくる回りながらともはおどけて言う。
「ねっ、ほら大した事なかったじゃん。気にしすぎだって気にしすぎ。ゆか
りちゃんの言う通りよみは私を見習わなくちゃ」
両腕を左右に広げてぴたっと止まり、それからともは自分の胸をぽんと叩
いた。
「あーどうせ私はノミの心臓ですよーだ」
「もうよみったらさあ」
「ふん」
よみはそっぽを向く。変われと言われても、人はそう簡単に変われるもの
ではない。
(お前こそもっと……)
よみは、頭の後ろに手を組みながら、のんきにこちらを見ているともを見
つめた。
(こいつを見習えか……)
本当、簡単に変われたらどんなに楽な事か。ま、これがともの長所でもあ
るわけだが。よみは時々それがうらやましく感じる時があった。
「何、人の顔じろじろ見て。私はその気はないからね」
「馬鹿な事言ってないでほら、さっさと行くぞ」
よみは前に歩き出した。完全とはいかないが、よみはだいぶ心が軽くなっ
た。とももすぐに後ろからついてくる。
45 :
入学初日 :02/11/02 03:28 ID:???
>>44 の続き
「いやあ、何か今日はいい事ありそうだぞ。いい事ないかなあ、いい事いい
事。あっそうだ忘れてた。たい焼き食べに行くとこだったんだ。やったあ、
わーい」
子供の様にはしゃぎ回るともを見て、よみはもう彼女を好きな様にさせて
おいた。
昇降口には人影はほとんど見当たらなかった。今日はまだ入学式の日だか
らみんなもう帰ってしまったのだろう。二人は下駄箱の中から自分の靴を手
に取り、変わりに脱いだ上靴を中に入れた。
「ん、んー」
外に出るとよみは思いきり伸びをした。とても気持ちが良かった。体中に
溜まっていたストレスが一気に抜けていく感じだ。軽く自分の肩を叩く。
いい天気だった。桜の花びらが、春特有のやわらかい風に運ばれて自分の
前を通り過ぎて行く。校庭の端に沿って桜の樹が列を成していた。
別に何て事のないごくありふれた光景だ。しかしこの桜達は毎年、新入生
達が希望を、そして卒業生達が三年間培った思い出を胸に秘め、自分達の前
を横切っていくのを何回も静かに見守ってきた。
(次は私達の番だ)
そう思うと、何だかよみは感慨深い物がこみ上げてくる気がした。
「何感傷に浸ってんだよ、よみったら。本当は花より団子のくせに」
「うるさい! 人がせっかくいい気分でいたのにぶち壊すな」
よみがともの頭をこつんと叩く。
「痛い、冗談なのにぃ」
ともが大げさに自分の頭を押さえる仕草をした。
46 :
入学初日 :02/11/02 03:31 ID:???
>>45 の続き
「悪かったな、ロマンチストで」
「もう、別に逆切れしなくったっていいじゃん」
気分を害されたのだから逆切れしたくもなってくる。ともにお灸をすえて
やりたい気分だ。
(まあ、団子も好きだけどな……)
「ん、何か言った?」
「い、言ってねーよ」
心の中で思っていた事が口に出てしまったらしい。よみは慌てて否定した。
どうかともに聞かれていませんように。
「何だ気のせいか」
「そうだ、気のせいだ」
良かった、聞かれていなかったみたいだ。よみはほっとした。
「うん、そうだよね。よみは花が好きだけど、それ以上にほんのちょっとだ
けお団子の方が好きなメルヘン少女だったんだよね。すっかり忘れてた、う
んうん」
「やっぱり聞いてたじゃねえか、こら!」
「えっ、もしかして図星なの?」
「うっ……」
(しまった、また……)
「冗談で言っただけなのに。あらやだ、こよみさんたらもう」
ともが奥様言葉でからかう。
47 :
入学初日 :02/11/02 03:32 ID:???
>>46 の続き
「くっ、……もう知らん」
「ごめんごめん。でもその方が人間らしくていいよ。私はよみのそういう所
が好きだけどな」
珍しくともが素直な意見を口にした。よみはそれがまことかどうか計りか
ねていた。
「……お、おだてたって駄目だからな」
「別におだててなんていないよ。私だってたまには真面目になる時だってあ
るんだから」
「百年に一度くらいな」
「あーもう、よみったらひどい」
「はは、ごめんごめん。さっきのお返しだ。さあ、こんな事してないでたい
焼き食べにいくぞ」
「うん!」
二人は横に肩を並べて歩き出した。そして、校門を出て左に曲がる。よみ
は一度振り返り、これから自分達がお世話になる校舎を眺めた。
「よみー」
「ああ、ごめん」
(そうだ、私達の番だ)
よみはとものもとへと駆け出した。
半日見てなかったら……はやっ! みなさん元気良すぎです。
あずまんがcollege2−19 7月17日 午後9時30分 「ただいま〜」 誰もいないことが分かっているのに、口に出してしまう自分に苦笑しながら、 智は玄関のドアをゆっくりと開けた。 一面の暗闇の中、手探りでさがし当てたスイッチを入れると、一瞬の瞬きの後に 懐かしい空間が照らし出される。 後に続いて居間に入った大阪は、華奢な体に不釣り合いなほど大きなバッグを 床の上に置くと、カーペットの上に崩れるように倒れこんだ。 「ともちゃん、くたくたや〜」 智も床にへたりこんで、ソファーにもたれかかる。 「わたしも〜」 二人とも、暫くの間は全身の筋肉を弛緩させており、暫くの間は全く動かなかった。 しかし、強烈な盛夏の陽光を浴び、温室のようになっているマンションの部屋は、 異常なほどに蒸し暑く、噴き出してくる汗が耐え難いほど不快になっている。 早速付けたクーラーはまだ涼風を送り出していない。 瞬く間に我慢の限界に達した智は、残余の気力を奮い起こし、疲れきった身体を 引き起こして、バスルームに向かって歩いていった。
「大阪〜お湯いれようか? 」 智も大阪も、暑い季節はシャワーで済ましていまうことが多い。 「そやな、今日はお風呂につかりたいな〜 ともちゃんたのむわ〜 」 「あいよ〜 」 お湯が蛇口から勢いよく流れ出したお湯の、激しく水面を叩きつけている音が まもなく大阪の耳に届いてきた。 先に風呂に入る智を待つ形になった大阪は、上半身だけを引き起こし、傍らに 置いてあったリモコンに手を伸ばす。 電源を入れると、少し化粧の濃いアナウンサーが表情を曇らせてニュース原稿を 読んでいる光景が、彼女の瞳に映った。 大阪は細いといわれる両足を投げ出して、画面をなんとはなしに見つめている。 「大阪〜 先、はいるぞ〜 」 暫くしてから、聞きなれた元気すぎる声が響いてくる。 「ええよ〜」 彼女はいつもの間延びした声を返した。
脱いだ衣服を洗濯籠に放り込むと、智はバスルームの扉を開け、シャワーの蛇口を ひねる。 「熱っ… 」 勢いよく熱い飛沫がほとばしり、日焼けで敏感になった皮膚を強くはじく。智は 可愛らしい悲鳴をあげながら、片手を蛇口に伸ばし水流をとめる。 「ふぅ」 小さく安堵のため息をつくと、温度を下げ、今度は少しだけ蛇口をひねる。 わずかずつ漏れ出す液体の温度を、綺麗な指先で確かめ、栓を開いていく。 再び勢いを取り戻した飛沫を、微妙な膨らみをもつ胸がある上半身に向けると、 火照った素肌に無数の水滴が舞い落ち、吹き出した汗と、溜まった疲れを一気に 流しはじめる。智は全身が清められるような心地よさを感じている。 そして、頭と体を丹念に洗い終わった後、ゆっくりと湯船に体を浸していく。 「はあ〜」 智は、黒髪の頭上に濡れた白いタオルを載せながら、大きく息を吐き出した。 ほどよい温かさを持つ液体は、みずみずしい肢体を優しく包み込み、あたりを漂う 湯気は、幻想的な雰囲気を醸し出している。智はこのまま自分自身が溶けてしまい そうな気分になった。
「よみ… 」 ふいに、帰りの新幹線内で起こった情景が脳内に蘇った。 (よみ、ごめんな… ) 後悔という感情は沸きおこらなかったが、それでも哀しい想いが胸に満たされてしまう。 智が大阪を好きだと泣きながら告白した時、振られたはずの暦は微笑みさえ浮かべて、 大阪のことを守ってやってくれ、といってくれた。 智は、暦の優しさに感謝しつつも、彼女に対して大きな負い目を感じてしまう自分が いることに、今更ながらに気がついていた。
一方、居間でTVの画面を眺めていた大阪は、今日のお昼の事件を思い出していた。 (よみちゃん、なんであんなことしたんやろ? 私が、ともちゃんのこと好きってゆ〜たんが悪かったんやろか) この時点で、TVが放送する内容は全く頭に入らなくなっている。 (やっぱり、よみちゃんはともちゃんのこと好きなんやな〜 ほんでも、何で私にキスしたんや? それもディ〜プキスって奴や、そんじょそこらの生半可なキスとはちゃうで 思わず蕩けそうになってしもた。 よみちゃんってもしかして、し、色情狂なんか? ) 大阪はとんでもない結論を導きだしそうになるが、辛うじて思考は本筋に戻る。 (ほやけど、やっぱ、ともちゃんに告白しなあかん。 ともちゃんは、よみちゃんが好きかもしれへんけどな)
(ほんでも、どーやって告白したらええんや… 私そーゆーの苦手やねん ) 途方にくれた大阪は、あたりを何気なく見回した。しばらく当てもなく彷徨っていた 視線は、本棚の隅に立てかけてある雑誌を捉えると固定された。そして彼女の大きな 瞳は燦然とした輝きを放つ。 (そうや! ) 大阪は、吸い込まれるように本棚に向かって歩いていき、6月号とかかれた少し古い 雑誌を手に取った。パラパラと頁を捲ると、目当てにしていた記事が目に入る。 そこには、「彼氏に想いを伝える50の方法」と大きく書かれてあった。 「大阪〜あがったぞ〜」 居間の扉の向こう側からはずむような声が響いてきた。 「ほなら、私もはいるわ〜」 可愛らしい声をあげると、雑誌を閉じた少女は上機嫌でバスルームに向かって 歩いていった。
>>48 入学初日の作者さんお疲れ様です。
まさか1週間で2スレ進むとは思わなかった(苦笑
>>55 入学初日の作者様ではないがオレも驚いた。
小ネタ書こうと思ってたらタイミング外しちゃったよ。
入学初日とあずまんがcollegeの続きが来てる! 作者の方お疲れ&ありがとう。
58 :
馬の骨 :02/11/02 07:34 ID:???
やっと軌道にのってきた・・・安心安心
すごい・・・やっぱりこのスレまだ死んでないよ!なんか凄く嬉しいです 入学初日の作者様、あずまんがcollegeの作者様、今後も頑張って下さい
とも「よみ、ゆかりちゃんからゲーム借りてきたんだ、一緒にやろ」 よみ「なんのゲームだ…RPGじゃん。これ一人用だろ?」 とも「だからぁ、私がストーリーを進めるからよみはレベルを上げといてよ」 よみ「誰がやるか!」
絶妙なうPのタイミング・・・・さすが神。 なんか・・・すっげー(笑) 情景が頭に浮かぶ文章ですなぁ。これからも頑張って下さいね。
保管人、3スレの700以降のログ募集してましたよ。 dat落ちしちゃったとかで。
>62 前スレ826がそれだったよ。落としてみたけど、ちゃんと1000まであった。
64 :
ちよ :02/11/02 13:53 ID:???
>63にだまされてはいけません!!
入学初日・あずかれの作者様続き楽しみにしてます。 こんな状況ですが一人の名無しとして応援してます。
レスを頂けた方々、ありがとうございます。 あと少しで第2部も終了ですが、自分のペースでまったりと 書いていきたいと思います。 by あずかれの作者
67 :
63 :02/11/02 14:23 ID:???
>64 この黒ちよ! 前スレ>964で管理人さんがちゃんと落としたと言っとる。
はぁー・・なんか荒すのがばかばかしくなってきた お前らの熱意に負けたよ、俺もアク禁とかなりたくねーし。 実は俺もあずまんが大王好きだったりするんだよな キャラソンいろんなトコでダウソして全部持ってたりするし、 サントラ持ってたり他のあずスレではマターリ住人だったり 画像をうpしたりその他色々とな。 まぁコンな状況で許してもらおうとは思わないけどさ 本当、悪かったよ。じゃぁな、ネタ職人もSS作家も荒し にめげずに頑張ってください。 このレスもまぁ、荒しと思って放置してくれ
あ!余計なお世話かと思うけどさ 忠告って言うか何て言うか、俺の荒し率は前スレの全荒しの 20%くらいなんですわ、でまだ俺以外に性質の悪いのが少なくとも 3人はいると思うんです、まだ厳しい状況が続くかもしれないけど テロに屈する事無く頑張ってくれ。 んじゃ俺は死刑執行の時間が来たからもう逝きますね
これが事実なら2割減か・・・ まだまだ道は遠いな。 ココのスレ住人は心が海の様に広いから お前を許さないまでも責めはせん
素直に聞き入れられる程人間出来てるわけじゃないが 頑張るぜ。 とだけ言っておくよ。 俺のあずまんがを好きな気持ちはそうやすやすと折られるもんじゃない。
ところで「あずかれ」って誰が言い始めたんだっけ? いつのまにかそれで通ってるよね(笑)
お前ら!リング見てますか?
前回は
>>49-54 あずまんがcollege2−20
7月17日午後10時
「ふわーいい湯だった」
薄い水色のパジャマを着た智は、満足そうな笑みを浮かべながら、居間にある鏡台の
前に置いてある椅子に腰掛ける。
軽くバスタオルで拭ったショートヘアをブローイングすると、みるみる髪が乾いていく。
長髪であった頃に比べるとかなり時間は短縮されている。
「よっしゃ」
軽く気合をいれて鏡に映った自分の顔を覗きこむ。
上気してほんのりと桜色に染まった頬と、元気溢れる黒い瞳をもった少女が、
きょとんとした表情で彼女を見つめている。
(不二子ちゃんを超える日もそう遠くはないわね)
智は、自分の発想に驚き、そして苦笑する。
(高校の時は、よみに莫枷なことばかりいってたな… )
智は、自分がどんなに莫枷げたことを話しても、暦が文句を言いながらでも相手を
してくれたことに、今になってようやく気がついた。
鏡に映った少女の顔が曇っていく。幼馴染みであると共に、保護者でもあった暦と
一緒の日々が、今日を境に二度と戻ってこない気がして、凄く切ない気分になる。
しかし、あのようなことがあった以上、二人は以前と同じ関係に決して戻ることは
ないであろう。
これが自分が変わっていくということなのだろうか? もう一度鏡を覗きこむと、物憂げな、しかし大人びた表情を持つ女性が佇んでいた。 この時、智は自分が少女であることから卒業したことをはっきりと認識したのだった。 「ともちゃん… 」 鈴の鳴るような声が聞こえる。 はっと我に返った智は、後ろを振りかえる。そして絶句する。 「… 」 智の最愛の少女は純白の下着だけの姿になって、彼女の前に立ちすくんでいる。 「あんな、ともちゃん」 恥ずかしさで頬と肢体を桜色に上気させた少女はしばらく口ごもっていたが、 それでもありったけの勇気を振り絞って口を開く。 「わたしを抱いてほしいんや」
「なっ」 智は辛うじて声を振り絞り、腰を浮かせて椅子から立ち上がる。 「おまえ、何いってるのか分かってんのか? 」 怒ったような表情になった智は、厳しい口調になる。 「私、ともちゃんが好きなんや、ほんまに大好きなんや、 だから、だから私をもらってほしいんや! 」 激しく想いの塊を叩き出した大阪は、智の胴体にむしゃぶりつく。 自分の胸元に飛びこんできた少女は、小さく肩を震わせながら智を見上げている。 智は、自分を見つめている真摯な瞳を正面から受け止めると、彼女の必死さを ようやく理解することができた。 「大阪… 」 暫くふたりは黙ってお互いを見つめつづける。 置き時計が時を刻む音と、二人の激しい鼓動の音が、静寂に支配された世界の中で 浮き上がり、微妙な和音を奏でる。
どれくらい経ったのだろうか、軽く頷いた智は柔らかい微笑みを浮かべた。 「大阪… ありがとう」 智は、目尻に浮かべた水滴を、蛍光灯から降り注ぐ光に乱反射させながら、大阪の 体を折れんばかりに強く抱きしめる。 「私も大阪のこと、大好きだよ」 「ともちゃん… 」 大阪は溢れ出していく涙を拭おうともしない。それでも必死に笑顔をつくり、智だけの 為に笑いかける。 「ともちゃん、ありがとう」 そして、大阪は自分の瞳をつぶる。目尻には今流れたばかりの激流の跡が鮮明に 残っている。智は、大阪の壊れてしまいそうなほど華奢な肩に静かに手を添えると、 彼女の小さな唇に自分のそれをゆっくりと近づけていった。
ようやく告白できた…
>>74 前前回が強烈だったんで、なんか落ち着いた感じ。
ともちゃんは親離れしたということなのかなぁ。。
よみちゃんは子離れ出来るんだろうか?
当然予定してるんだろうけど、そのへんフォロー描写読みたいっす。
とも「ックション!」 よみ「なんだとも、風邪引いたのか?」 とも「う〜、そうみたい」 よみ「そうか。…よかったな、風邪引くことができて」 とも「どういう意味だよ!」
大阪「へーちょ」 とも「なんだ大阪、風邪引いたの?」 大阪「う〜、そうみたいや」 とも「そうか。…よかったね、風引くことができて」 大阪「そうやなぁ」 とも「え?あれ?」
違うだろ!そこは「どういう意味やー!」とか 「風ちゃう、風邪やー!」とか突っこんでくれよ! 本気で納得するなよ! ……あー、こんな時よみが居てくれたら。
とも「しかし、よみも一緒に裸になったのによく大丈夫だな〜」 一同「!!!!!!!!!!!!!」
大阪「馬鹿は風邪ひかんらしぃでー」 よみ「・・・お前にだけは・・・」 とも「ばーか、ばーか」 よみ「お前もだ!ボンクラ!」
よみ「バカ、黒沢先生も言ってただろ。人肌が一番温かいんだよ」 一同「おおー!」
よみ木村1 ――3年生2月、よみの部屋。 ……あ、おでん食べたい。 ともー、ちょっとコンビニまで付き合わない? 夜食は太る?大根とコンニャクはカロリー少ないからいいの! ね、一緒に来てよ。最近へんなのが店の前に居着いててさ、怖いんだ。 そういえばゆかり先生も「夜は出歩くな」って言ってたよね。 「あんたらに何かあったら私が路頭に迷うのよ?」 って、相変わらず自分勝手だよなぁ。まぁ妙な説得力はあるが。 この辺り、ちょっと前はのんびりしてたのに… あんた時々夜中私の部屋に来るけどさ、気をつけてよ? …あれ、今日はあいつら居ないみたい。良かった。 ここのおでん結構美味しいんだー。ともも食べてみ? えーと、玉子と牛すじと厚揚げ、あとつみれにちくわぶ下さい。 え?大根とコンニャク?なんだよ!ちょっと忘れてただけだよ! あ、あの、大根とコンニャクも追加で… ともー、あんたどれにするの?ん?どこいった? わ、バカ、そんな雑誌堂々と読むなって! おまえほんと危険!もう夜出歩くな! ちょっとは自分が男からどう見られてるか意識しろよ!
よみ木村2 やあ、君たち。こんな夜中に出歩いてはいけないよ。 ここで何をしているかって?見回りだよ。 いまが一番大事な時期だからね、大事な生徒達を守るのも教師の役目だ。 もともと谷崎先生の発案なんだが、彼女は用事があるとかで 僕が代わりにこの辺りを担当しているんだよ。 やぁ、おいしそうなおでんだね。 しっかり栄養を取りながら勉強するのは体にも良い。 ですが夜更かしはほどほどがいいですよ。 君たちの美しい肌が荒れるのは悲しいですからね。 ん?血?ああ、さっきこのお店の前に喫煙している未成年達がいてね。 注意したら軽く殴られてしまった。 もう大丈夫ですよ。教師だと言ったら逃げていきましたから、 当分この店にも来ないでしょう。 彼らもまた、ストレスの多い生活を送っているのかもしれませんね… 君たちもこれからつらい時期が続きますが、 決してタバコやお酒などには逃げないで下さい。 君たちは今とても美しい。見ているだけで心が洗われる。 みずみずしく、張りのある素肌 弾力を感じさせる胸元 全てを包み込むような腰から太股への曲線 そして何より、心からの笑顔 私は教師として、日々世界で最上の美を堪能しています。 君たちもその美しさを自覚して、自らそれを大事にして頂きたい。 それじゃあ、気をつけて帰りなさい。
よみ木村3 なんか嬉しそうだな、とも。 相手が木村でも「美しい」って言われると嬉しいのか? …ああ、正直私もちょっと嬉しかった。 表現は…なんか…なんかひっかかるんだが… 悪気は無いんだろうな。真剣に考えてくれてるんだ。 1年のクリスマスの時もさ、見回りしてたのかもね。 あの時はびっくりしてみんなで走って逃げちゃったけど。 だとしたら悪いことしちゃったなぁ。 あ、思い出した。真っ先に逃げてったのおまえじゃん! でも「世界で最上の美」なんて、本気で思ってんのかな? 当たり前?おまえのその自惚れはどこから出てくるんだ… 『よみー!よみが世界で2番目にきれいだよ!』 バカ!大声で何言ってんだ! な、赤くなんかなってねー!! おい、まて、逃げんな! ふぅ、小学生かあいつは。まったくいくつになっても… 心からの笑顔、最上の美、か。そうかもしれないな。 あいつの笑顔見てると、なんだか肩の力が抜ける。素直になれる。 確かに笑顔はあいつに負けてるかもな。2番目だ。 私は最近笑ってるかな? あいつは私の笑顔をどう思ってるんだろう? ま、今に見てろよ。受験が終わったら 世界で最高の笑顔をおまえに見せてやるからな。 (終)
(・∀・)イイ!! 連続コントも、美しくまとまったよみ木村も!
平穏な日々が戻ってきた・・・のか? キムリンいい事言ってるんだけどそう聞こえないのはどうしてだろう(w
「よみ木村」という題名をみたときはびっくりしたけど、 内容はとても清々しかった。
「よみ木村」いいな。 このシリーズは読みやすいしセンスがいいから好きなんだ。
木村はあんなんじゃない(´・ω・`)
外人さんのよみともSSありました
ttp://www.shoujoai.com/fanfics/azumanga/peas/ 一部抜粋
"So what's not to like?" Tomo smiled a rare, soft smile. "Ever since I
first met you, I thought, 'A girl like that would make a great friend.' I
mean, Hell, anyone who can keep up with me is worth respecting, at
least!"
"Heh...I've never heard you say anything like that before."
"Of course not!" Tomo chided, shaking a finger at Yomi. "That's what
harboring a forbidden love is all about!"
"Y'know, maybe it's not so nonsensical after all."
Tomo brightened, her smile becoming a full-on beam. "Does that mean
you're admitting you love me?"
"Maaaaybe," Yomi teased.
このパターンは海外共通ですか?
なんか前スレが面白いんだが、感想書くと埋まりそうなのでこっちに >982 鬼が島に全員集合かよw >983 もう桃太郎でもなんでもねーよw 鬼は教師三人組にして欲しかったが、いきなり1人脱落か
各作品は最後まで完結されてからいっぺんに読みたい、という理由で このスレのSSをとりあえずスルーしている俺は逮捕ですか?
>>96 ICPOのともちゃんに通報しました。
前スレ…そりゃないよ(´・ω・`)
きっちり1000で落ちがついてたら伝説だったのになぁ。 一応1000のネタだけは考えてたのに。 まーこっちでだらだら続けるのも良いかも。
前スレの997は今更何を言ってるのかと問いつけたい訳だが
ガ━━Σ(゚д゚|||)━━ン ×問いつけたい ○問い詰めたい
>>98 最後はともよみAAでしめたかった…個人的には(鬼が島で記念写真とか)。
始めは埋め立て代わりに単発ネタを書いたつもりだったんだけど。
あの話はあれでオシマイってことでいいんじゃないかな?よみとともの出番も減っちゃったしw
>>101 うわ、俺と同じ事考えてるw>1000ネタ
ま、終わりでもいいか。
一応俺の中のあらすじとしては
木村倒す→かおりん天女の国に帰る→残り全員鬼が島へ→締め
だった。
全員鬼ヶ島に集合、鬼といっしょに仲良く暮らしましたとさ。 めでたしめでたし。
前々回は
>>49-54 、前回は
>>74-77 あずまんがcollege2−21
7月17日午後10時10分
「ん… 」
二つの影が交錯する。
最初に智は、大阪の柔らかく弾力に富んだ唇の感触を丹念に確認した後、軽く舌を
出して、彼女の下唇をぺろんと舐めた。
「んんっ」
大阪は僅かに身をよじり、喘ぐような吐息を漏らす。
大阪の敏感な反応に満足した智は、自分の舌を彼女の唇の隙間に侵入させようとする。
智の意図に気がついた大阪も短い舌を伸ばす。二つの舌は接触し、意思をもった生物の
ように激しく動いて絡みあう。
智は、大阪の少しざらついた舌の感触と、そこから発する甘酸っぱい味覚を充分に
楽しんでいたが、暫くすると、息が苦しくなったのか、お互いに少しずつ顔を離して
いった。その瞬間、細い半透明の唾液が二人の間に一瞬だけ糸を引くように延びて、
そして途切れた。
「はふ〜 」
軽く吐息を漏らした智に大阪は囁く。
「ともちゃん、お布団、敷かへんといかへんな〜 」
幻想的な世界に身を委ねかけていた智は、散文的な大阪の言葉に驚き、思わず
問い返す。
「えっ布団? 」
「そや、もう二段ベッドは要らへんやん」
数瞬の戸惑いの後、智は顔を赤らめながら呟いた大阪の言葉の意図に気がつき、
自分も顔が火照り出す。
「そうだな、せっかく買ったのにもったいないな」
軽く苦笑すると、大阪の肩にまわした両手をゆっくりと離した。
押し入れの扉を開け、引っ張り出してきた来客用の敷布団を敷く。 次に純白のシーツをかけ、しわができないようにきちんと伸ばす。 その上に薄い夏用の掛布団をかぶせ、最後に大きな枕を載せる。 「できあがり〜 」 弾むような声で宣言した智は布団に飛びこむと、全てを包み込むような温かい感触が 彼女の肢体を包み込んだ。そして、シーツに顔を突っ込み、真綿が発する微かな匂いを 楽しんだ後に、くるりと体を回転させてあお向けになると、立ったままの大阪が 視界に入ってきた。 下着姿の大阪は、細い体の線を隠すことを放棄しており、白く、きめ細かな素肌を 晒している。もっとも、胸は僅かにしか膨らんでおらず、大人の成熟さとは対極の 位置に、大阪という少女は存在している。しかしそのことが却って、ある種の 人間にとっては情欲という感情を、激しく沸き起こさせてしまっているようだ。 「大阪〜 」 智は、天井に備え付けられた蛍光灯の明かりの眩しさに両目を細めながら、 口を開いた。 「電気消して、まぶし〜」 「は〜い」 大阪は素直に頷き、細い手を伸ばして照明から垂れ下がっている紐をつかむと、 数度の瞬きの後、室内は暗色の世界に陥った。 薄いカーテンから漏れ出す月光が、僅かに部屋に明度を与えている。 暫く暗闇の中で直立していた大阪は、ふと思い出したように、腰を落とした。 そして、智の真上にのしかかるように倒れこんでいく。
「きゃっ」 上から覆い被さられた智は、思わず可愛らしい悲鳴をあげた。 パジャマ越しに密着してきた大阪の、柔らかい感触と、温かい体温を感じて、自分の 体の芯が熱くなりはじめる。瞳を開くと、大阪の顔が再び至近に迫っており、彼女の 流れるようなセミロングの黒髪が、智の頬を優しくなでている。 「お、おおさか? 」 「へへー 」 智を抑えつけた形になった大阪は、軽く微笑む。 そして、智が着ていたTシャツの裾をたくし上げると、少しずつ発育を続けている ものの、平均には未だに達しえない胸を覆う薄い桃色のブラが姿をあらわす。 彼女の胸を保護しているそれは、白皙の素肌との間に微妙なコントラストを形造っている。 「ともちゃん、ええな〜」 しばらくふたつの隆起を真剣に眺めていた大阪は、少し羨ましそうな表情になる。 「高校んときと比べて大きくなっとるんちゃう? 」 「ば、ばか… なんでそんなこと知ってるんだ」 智は羞恥で頬を桜色に染めながら反問する。 「それは内緒や」 大阪はたくらむような笑みを浮かべると、智の後ろにゆっくりと手を伸ばして、 ホックを外す。緊張感を喪ってしまったブラは胸を覆い隠す役割を放棄してしまい、 大阪の指先によって、簡単に布団の横に押しのけられてしまう。
絵本板のあずまんが大王スレを思い出した。
109 :
105 :02/11/04 03:12 ID:???
>>79 貴重なご意見ありがとうございます。
暦は智と同学年なのですが、ご指摘の通り、ある意味では親子的な関係を
持っている部分があるかと思います。
自分のSSでは、敢えて智×暦の恋愛を成就させませんでした。
失恋をしてしまった暦が、どうやって再出発していくのかについては、
充分に考えた上でうpしたいと思います。
>>47 の続き
(人間らしく、か……)
ともからその様な言葉が出てくるとは思わなかった。人間らしいとはどういう事
なのだろうか。たぶんそれは誰にもわからない。とも自身もよくわかっていないだ
ろう。しかし、自分よりも彼女の方がその真実に近い所にいるのではないかとふと
よみは思った。
(まあどうでもいいや。私は私だ)
二人で並んで歩いている途中、向こうから小学生の女の子二人が仲良く一緒に歩
いてくるのが見えた。よみは脇に寄って道を譲ってあげた。
(そう言えばこいつとの付き合いも長いな)
二人の小学生を見て、よみは自分がまだ小学生だった頃の事を思い出した。とも
とは小学生の頃からずっと一緒だった。確か、先に話しかけたのは意外にも自分の
方からだったと思う。今を見ると信じられないが、あの頃のともはよく泣いていた。
何かきっかけがあればこれでもかというくらいに泣いていた。うるさいという面で
は今も昔も変わらないが、立場は完全に逆だった。しかしそれも中学校に入るまで
の間だけだったけれど。
「いやあ、小学生はかわいいね。いいなあ、あの頃に戻りたい」
「良く泣いてたくせに」
「な、ち、違うもん。よ、良く泣く子ほど元気なだけなんだい。――ねっ、ほら見
て。だから今の私がここにいる」
虚勢を張っているのがわかる。ともは顔が赤くなっていた。
「うん、そうだな」
よみは微笑ましく彼女を見つめた。
>>110 の続き
「どうしたの、よみ。またまた元気ないよ。あっ、今のせいでまた感傷モード?」
「いや、別に」
ともが不思議そうな顔をしてこちらを見ている。
「あ、あのさ――」
「何?」
二人は立ち止まった。
「その、何て言うか、今日お前転んだだろ。それで私とかおりんでとっとと置いて
けぼりにしちゃっただろ……」
よみは今日の事を思い出していた。忘れようと思ったのだが、結局ずっと心に引っ
かかっていてどうにもすっきりしなかった。だから、今ここで決着をつける事にし
た。
「そういえばそんな事あったなあ。もうすっかり忘れてた」
思い出した様にともは自分の右膝の擦り傷を見た。もうかさぶたになっている。
「忘れんなよ。――じゃなくてその後ゆかり先生に怒られた時、近くに誰かいなかっ
たのかと聞かれたよな。何であの時、誰もいなかったと答えたんだ?」
よみはともの方へと顔を向けた。彼女もこちらを見ていた。二人の目が合う。先
に目をそらしたのは意外にもともの方だった。
「ああ、あの時ね。だってあんなとこで言いふらしてたりしたら何か性格悪いみた
いな感じで嫌じゃん。それに勝手に転んだ私が悪いんだしさ。――そりゃ置いてか
れた時ちょっとむっとしたけど、でもそんな事でよみと喧嘩したくないし。もしか
してそんな事ずっと気にしてたの、よみ。大丈夫だって、私は全然気にしてないか
らさ。それにこのともちゃんはもう高校生なんだから」
ともは両手を腰に当ててよみの前に出る。そしてあらためて彼女に向き直す。
>>111 の続き
「ともは気にしてなくても私は気になるんだ!」
つい声が大きくなってしまった。ともが一瞬びくっと体を震わせる。自分を落ち
着かせる為、よみは一呼吸置いた。
「それで、その……ごめんな。私が悪かった」
「や、やだなあよみったら。絶対今日のよみおかしいって。あー何か調子狂うなあ
もう」
こういう事に慣れていないのか、ともは照れていた。よみが自分に対して真剣に
あやまる。全く予想外の事態だ。次にどんな行動に出れば良いのか全然思いつかな
い。
「ごめん……」
「わかった、許す。許すから」
「……そうか」
「そうそう、だからもうこれでいい?」
「うん……」
二人とも下へと俯いてしまった。とりあえず二人はまた歩き始めた。今の事があっ
たせいか、今度はお互いとも中々いい話題が見つからず、話しかけるきっかけを掴
み損ねていた。結局、そのまましばらく二人は黙っていたままだった。
>>112 の続き
「んーでもよく考えるとさあ」
しばらくして先に口を開いたのはともの方だった。彼女は両腕を頭に組み、空の
方を見ながら言う。
「あやまんなきゃならないのは私の方だと思う」
「えっ」
「だってさ、いつも勝手に暴走してよみに迷惑ばっかかけてんじゃん。今日だって
私のせいでゆかりちゃんに怒られたし。その後よみも元気なかったしさ。よみだっ
たら大丈夫だと思ってたんだけど、私馬鹿だからいつも物事を自分の……何て言う
か、その、んー」
「尺度か?」
「そう、それ! それに当てはめちゃう。これって良くないよね。わかってんだけ
ど……だからごめんね、よみ」
真っ直ぐよみの目を見てともがあやまる。
「い、いやいいよ、別に。私は気にしてないからさ」
まさかともまであやまってくるとは思ってもみなかった。今のこいつは本気だ。
何となくわかる。前にともが自分に対し真剣にあやまったのはいつだったっけか。
思い出そうとしても記憶にない。それだけによみもこういう事には慣れていなかっ
た。
「お前こそおかしいんじゃないのか」
「むーよみひどい。私だって真面目になる時だってあるってさっき言ったじゃん。
例えそれがよみの言う通り百年に一度だとしても、今日がその百年に一度なの」
「おい、今日がその百年に一度ならもうこの後ずっと不真面目って事か」
「違、それは物の例えで……あ、でもそれもいいかもなあ。ねっ、そうしてほしい?」
>>113 の続き
「調子に乗るな」
「痛て」
よみはともの額を人差し指でつんと突付いた。力は全然こもっていない。
「ふふ――」
「――へへ」
それから二人はまた下へと俯いてしまった。お互い慣れない事はするもんじゃな
いなと思っていた。
「あー恥ずかしいなあもう。いきなりよみがあやまってくるんでびっくりしたよ。
うー顔が熱い」
「そりゃこっちのセリフだ、ったく」
「へへーんだ。このともちゃんを恥ずかしい思いにさせた仕返しだもんね。やられ
たらやり返してやるんだから。……でも、あれは嘘じゃないからね」
「私もな」
よみはともを優しく見つめた。こいつはこいつなりに真剣に考えている。今ので
その事を再認識させられた。
>>114 の続き
「あー腹減った。よし、今日のたい焼きは私のおごりだ。入学祝いとしてな」
「えっ、本当? やったあ、わーい。よっ、よみの太っ腹!」
「待て、今何つった?」
「あっいや今のなしなし。ごめんなさあい、よみ様ー」
「どうしよっかなあ。やっぱやめにしようかなあ」
「えーそんなのないよー、よみぃ」
ともが哀願するのを見てよみはにやりと笑った。
「じゃ、こうしよう。たい焼き屋まで競争して私に勝ったらおごってやる」
「ずるいよそんなの。よみの方が足速いんだから」
「やってみなきゃわからないだろ。ほら、たい焼きの為にがんばれ。さん、にい、
いち、スタート!」
「あっ待って、よみフライングー!」
よみはダッシュした。ともも一瞬遅れてスタートする。もう勝負は決まった様な
ものである。
何だかんだ言って、正直ともは私の大切な友達だ。いないとさびしいし、頼りに
はなりがたいが、いざという時心の支えにもなってくれている。友情なんてこっ恥
ずかしいと人は言うかもしれないけれど、私はそれでいいと思う。
よみは後ろを振り返った。ともが一生懸命追いつこうとしていた。しかし差が縮
まる気配は一向になかった。
(まっ、こんな事恥ずかしくて口では言えないけどな)
もちろん、よみはともが負けてもちゃんとたい焼きをおごってやるつもりでいた。
入学初日 終わり
終わったあ。長かった。 初のSS(っていうのかこれ)長い間お付き合いありがとうございました。 反省としてコマの配置だけで終わったっていう感じかな。 全員揃っていないけど。 あとかおりんに関しては原作、アニメともかわいそうな感じだったので 自分の妄想の中だけでもとあんな感じにしました。 しかし、ラストのよみがよみっぽくないなこりゃ。 とにかく今まで読んでいてくれてた方々ありがとうございました。 他の神々の方々引き続きがんばって下さい。応援してます。
前スレ可奈子が1000取っててワロタ
>入学初日作者 長い間ご苦労様でした。 いろいろあったけど最後まで書いてくれてありがとう。 また電波受信したらSS書いて下さいな。
身体測定 よみ「…とも、どうだった」 とも「…体重増えてた」 よみ「ど、どのくらいだ?」 とも「(ヒソヒソ)」 よみ「ハハハハハ!勝った!私のほうが増えてない!」 大阪「よみちゃん、それなんか間違っとるー」
>116 入学初日の作者様 長期の連載、お疲れ様でした。 とても楽しく拝見させていただきました。 途中、スレの状況が大変厳しい時期がありましたが、 それに動じずに掲載を続けられたことは凄いことだと思います。 気が向かれましたら、またこちらで書いてくださいね。
保管庫更新、総合5の120まで。 祝!入学初日完結。本当にお疲れ様でした。 原作だと初日はゆかりちゃんしか出てないから面白かったです。 さて、引き続き入学2日目をお楽しみに。。。とか勝手に煽ってみたりw
>>116 お疲れ様でした・・・なんか感動・・・
次回作も期待してます、お疲れ様でした
>123 うむ!合格だ!
救出あげ
126 :
メロン名無しさん :02/11/04 22:40 ID:GtE8yyM0
救出あげ
こうも恙無くスレが進むとそれはそれで恐ろしいな。
ふうむ・・・マターリマターリ 前スレでは考えられない位マターリしてるねぇ・・・ 俺このスレに済み続けてよかったなぁ・・・って思ふ
済み・・・住みの間違いでした 逝ってきます・・・
大阪板の方の保管がそろそろ頃合いではないかと小首を傾げてみる。 というよりキヴォ(ry
ここに書きこむのは随分久しぶりのような気がします… 前スレッドのときはどうなるものかとハラハラしていましたが、 そんな中でよみともスレをどうにか維持しようと頑張っていた皆様、そして保管人様。 困難な状況にめげずにSSをアップしていた、あずかれの作者サマ、入学初日の作者サマ。 ホントにお疲れ様でした。そして、ありがとう。 >入学初日の作者サマ ナイスとも、そんで、ナイスよみでした(^∀^b アニメ版ではアレだったゆかり先生が活きてて良かったですw とても気が早いですが、次回作にも期待してます。 とりあえず、お疲れ様でした。 あと、こちらの次回作は、そろそろ構成がまとまりそうです。 …と、自分にプレッシャーをかけてみるテスト。
おぉ、ナナフシ氏が帰ってきた。
とも「で、よみ歯医者には行ったのか?」 よみ「まだ…」 とも「早く行かなきゃ駄目じゃん」 よみ「…怖い」 とも「は?」 よみ「歯医者怖いんだよーついて来てくれよー」 とも「子供かあんたは」
ナナフシ氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
神が続々と復活しておる・・・素晴らしい!
>>133 何かよみの意外な一面が見れた気がしてお得な気分ですw
次も宜しく・・・っていうかこのネタでSS書けるかも・・・?
保管人氏か誰かが言ってたが・・・
このスレの魅力は顔も知らないやつらが互いに助け合ったりすることでもあるんじゃないか、と言うのには俺も賛成
今はまさにそんな状況で凄く嬉しい
何故か妙な連帯感すら感じるし・・・今後ともお互い仲良くやってきましょう
・・・俺もそのうち小ネタかSS書こう・・・
つーか、保管庫に漏れのレスがかなりあった・・・。 凄く嬉しいような恥ずかしいような(笑)
とも「あまーいジュースばっか飲んでただろー!?」 よみ「……シュークリームの方を……」 とも「シュークリームか! そりゃあ…」 大阪「私歯丈夫やから、悪いのってうらやましー」 「なんでも噛めるでー この固い割箸もー」 バキ…ベキ…バキョベキボキ… ちよ「なんか食べてる…なんだろう…」
前々回は
>>74-77 、前回は
>>105-107 あずまんがcollege2−23
7月17日午後10時20分
「やっ みないで」
智は両手で顔を覆って、羞恥の色に染まった自分の顔を隠す。
「ともちゃん、かわいいな〜」
智の愛らしい仕草に、大阪は満足そうな笑みを浮かべ、指先を柔らかい胸に接触
させると、軽く円を描く様に揉みしだく。
「ん… んんっ 」
智はくすぐったいような、痺れるような感覚を感じて、身をよじり囁くような声を
漏らす。
しかし、大阪の掌は彼女の精神を弄ぶかのように、大胆に撫で回し、縦横にこねくり回す。
途切れ途切れにくぐもった喘ぎ声を漏らす智の声に、大阪は自分の欲情に歯止めが
きかなくなってしまっている。
(そろそろやな)
大阪は、刺激を与えつづけている胸の先端が、充血して固く膨らんでいることを
確認すると、揉みしだいていた指先を離し、代わりに自分の顔をゆっくりと近づける。
そして、短い舌を伸ばしながら、突起を口に含む。
「! 」
智は声にならない悲鳴を上げる。
全身が強烈に痺れて、自分の意思に反して細かく震える。
「やっ」
辛うじて拒絶の声を漏らすと、激しく首を振って、自分を弄ぶものから必死で
逃れようとする。しかし大阪の舌と唇は執拗に彼女の突起に密着し、強烈な刺激を与え
つづける。
「ともちゃん、胸弱いんやなー 」 激しいが効果の無い抵抗を続ける智に、嗜虐心を覚えた大阪は、彼女の耳元に向かって 軽く囁く。そして人の悪い笑みを浮かべたかと思うと、軽く歯をあてた。 「きゃうっ 」 智は甲高い悲鳴を上げ、上体をおおきく仰け反らせる。 鋭い痛覚と蕩けるような快感が、彼女の脳神経をらせん状にかき乱し、普段は脳内の 奥深くに眠っているはずの、欲情といわれる本能の一つが強烈に呼び起こされる。 そして、無意識により激しい刺激を求めて、大阪の背中に両手をまわすと、強く身体を 密着させる。 「ともちゃんの胸って、とっても美味しいな〜 」 倒錯的な言葉を囁きながら、大阪は暫くの間、智の胸の先端を弄んでいたが、やがて 腕を伸ばして、智のショーツに手をあてる。 「あれっ、もうしっとりしとるやん」 「言わないで… 」 羞恥で更に顔を紅潮させた智は、小悪魔のような笑顔から顔をそむける。 しかし大阪は表情を全く変えずに、湿り気を帯びた下着の上に指を蠢かせて刺激を 与え始める。最初は触れるくらい軽くゆっくりと、そしてだんだんと強く、速く。 「んあっ… くうっ… 」 智は、途切れ途切れに喘ぎ声漏らしながら、大阪の指先が奏でる甘く切ない刺激に 身を委ねる。
「ともちゃん、わたし、もう我慢できへん」 大阪は胸の突起から口を離すと、再び彼女の唇を奪い、口腔内を貪り出す。 智も大阪の舌先を受け入れ、溢れる唾液を絡めつかせる。 「おねがいや… 」 大阪は空いている片手で智の手首を握り、自分の濡れ始めた下着に密着させる。 そして、下着越しに下腹部を刺激していたもう一方の手を、するすると中に潜り 込ませる。 常に秘められている部分に達した大阪の指先は、少しだけ、ざらざらとした感触を 楽しんだ後、溢れ出す粘液の水源を探り当て、擦り付けるような強い刺激を与え 始める。 「くぅっ…んんっ」 お互いの口を塞ぎあった智と大阪は、快楽の小波が押し寄せる度に、唇のわずかな 隙間から声を漏らす。 「はぁ…ん、んあっ」 二人とも迫り来る絶頂を引き伸ばしたいのか、近づけたいのか分からないまま大量の 汗で皮膚を濡らしながら、激しく肢体を揺らし続ける。 そして、声を上げる間隔が極限まで短縮されていき… 「ん――― 」 ひときわ大きな声をあげると、智と大阪は押し寄せる快楽の激流に全身を硬直させた。 暫くの沈黙。 絶頂まで昇りつめた二人は、緩やかに押し寄せてくる弛緩のさざ波に全身を委ねた。 お互いの荒い吐息だけが、敏感になった鼓膜を震えさせる。 どれくらいがたったのだろうか。智の上半身に覆い被さっていた大阪は、密着させて いた上体をずらし、隣に横たわる。そして暗闇の中で眼をこらして彼女の顔を 覗き込む。 智は泣いていた。
Σ(゚Д゚) めくるめく百合の世界。
143 :
吉宗 :02/11/06 07:01 ID:???
ボンクラーズでテスト勉強 神楽「なあ、ここわかるか?」 とも「それは…に決まってんじゃん!」 神楽「おー、すげー」 大阪「ともちゃん、頭ええなー」 翌日 ちよ「よみさん、テストも終わったし帰りましょう…あれ、ともちゃんは?」 よみ「…今日の日本史のテスト、享保の改革が出ただろ?」 ちよ「え、はい。」 よみ「あいつ、答えに『米将軍』って書くとこ『暴れん坊将軍』にして呼び出しくらった」 大阪・神楽 (((((;゚Д゚);゚Д゚)))))
>あずまんがcollege 大阪エロいですなぁ なんか新鮮でイイ!
待て・・・これは・・・エロパロに書き込むべきでは
>>145 いま板ごと落ちていて書き込めないのです。
なんか開くと広告が出る…ひでーことする奴がいるもんだす
かちゅなら読めるらしいよ。
そしてぼくはかちゅとは何かを調査中w
>>145 作者さんはエロパロの作品群を見てこられたそうで(現エロパロスレの577)
その成果がここに……
漏れもIEで書きこんでますけど何か? …かちゅはなんか使いづらく感じるんで。ようは慣れですかね。
151 :
139 :02/11/07 02:13 ID:???
読んでいただいた方、レスを返してくださった方、ありがとうございました。 >145 氏の言われる通り、本来ならえろぱろに記載すべき内容で、 掲載前に散々迷いましたが、同一作品はなるべく同一スレで書いたほうが よいと判断し、結局こちらでうpしました。 配慮が足りず、申し訳ありませんでした。
>>151 いや、むしろココに貼って正解だと思うよ。
>>151 私もやっぱり、ここで続けるべきだと思います。
とも「背を伸ばしたい!」 よみ「うん」 とも「とりあえず今日から牛乳を飲む事にした!」 よみ「うんうん」 とも「一日に二リットルは飲む!」 よみ「なに!」 ゆかり「えー、今日は腹をこわしたとかでともちゃんは休みです」 よみ「…」
暦「えっ?胸をデカくしたい?」
智「うん!」
暦「じゃあ明日から牛乳飲め」
智「うんうん!」
暦「取り敢えず1日3g」
智「えっ!?」
ゆかり「え〜、今日智は寝ゲロまみれだったので休むそうです」
暦「っ!」
>>151 長編乙〜。また保管庫で一気に読みますわ。
>>155 布団の中で何度も嘔吐し、悶え苦しむともちゃん・・・
半液体化したうんこ
どかーん!どかーん!
下痢が続くと痔になるよ。 また過剰なダイエット、辛いモノの食べすぎも痔になるよ。
とも「またボタンを押す夢をみた」 よみ「…今度は誰を死なせたんだ?」 とも「いや、今度のは別のボタンだ」 よみ「ふーん」 とも「一回押すたびに体重が1キロずつ減ってい」 よみ「どっどうやって見るんだその夢!」
>>162 ワラタ・・・よみの必死さが切ない(笑)
164 :
メロン名無しさん :02/11/08 20:54 ID:QAcxoUI8
救出あげ
とも「やせる方法を教えよう」 よみ「どうせインチキだろうが聞いておこう」 とも「まず、そこのコンビニで50円のアイスと100円のアイスを買ってきなさい」 よみ「買ってきたぞ」 とも「50円の方を私が買おう、はい50円」 よみ「この寒いのによくアイスなんか食べるな」 とも「まあまあ。あ、やっぱ100円の方がいい、とっかえて」 よみ「なんだそりゃ、ほらよ。おい、あと50円」 とも「今私が渡したアイスは50円の奴だったよね」 よみ「そうだ、それがどうした」 とも「さっき払ったお金も50円、合わせていくら?」 よみ「ジャイアンかお前は」
てゆうか救出の必要はあるのかと(略
ジャイアニズム
前々回
>>105-107 、前回
>>139-141 あずまんがcollege2−24
7月17日午後10時40分
「と、ともちゃん? 」
大阪は、あふれんばかりに大粒の涙を溜めている智に驚き、狼狽した声をあげる。
「ば、ばか… 」
智は微かに聞こえるような小さい声で呟くと、堰を切ったように激しく嗚咽の声を
あげる。
「お、おおさか、こんな、ひどいよ… 」
溢れだす水滴に艶やかな頬を濡らしながら、奔出する激情を抑えきれずに非難の声を
叩きつける。
激しく自分を責める泣き声を、間近で聞いていた大阪は、本能の赴くままに
突っ走った行為が、最愛の人を深く傷つけてしまったことにようやく気がついた。
彼女は、みるみるうちに顔が青ざめていき、申し訳なさそうな表情を浮かべて口を開く。
「ごめん、ごめんなともちゃん、私、ともちゃんの気持ち全然かんがえてへんかった」
大阪は、未だ透明な水滴を溢れさせている少女の瞳から、目をそらさずに必死で謝る。
でも遊ぼうぜ!! ――トモイズム じゃあそうしろ ――ヨミイズム 命かけます!! ――チヨイズム 雑種です ――サカキズム ありがとう先生! ――カグライズム へーちょ ――オオサカイズム
智は、溢れだしてくる激しい感情をそのまま表に出していたが、哀しそうな顔をして、 精一杯の気持ちをこめて謝っている大阪を見ていると、少しずつ気持ちが落ち着いて くる。そして、彼女のことを愛しいと思う気持ちも蘇ってくる。 智はゆっくりと顔を上げて、頬を濡らしていた涙をそっと拭い、涸れ跡の上に微笑みを 浮かべる。 「うそ 」 「えっ? 」 意味を捉えきれずに、大阪はきょとんとした表情を見せる。 「半分うそ、ひどかったけど、気持ちよかった」 智の正直な感想に、大阪は形のよい眉をひそめて表情を曇らす。 「ともちゃん、本当にごめんな」 涙を溜めだした彼女の表情に、たまらない可愛らしさを覚えた智は、自分の舌を のばして、水晶のようにきらめく雫をぺろりとすくい上げる。 「気にするな」 智は軽く肩を叩き、優しく微笑みかける。 激しい夕立の後に涼しげに吹くそよ風のような笑顔は、厚い曇に覆われていた憂鬱な 表情を軽やかに吹き飛ばして、大阪本来の魅力的な表情を急速に蘇らせていく。 「ありがと、ともちゃん」 「うん」 二人は顔を見つめ合い、少しだけ瞬きをすると、もう一度唇を重ね合わせた。
「それにしても、べとべとだな〜 」 「汗でぐっしょりや、このままだと風邪引いてまうで」 激しく動いた結果、二人が流した滝のような汗は、白いシーツを広範囲にわたって 濡らしてしまっている。 「お風呂、もう一回はいらなあかへんなー 」 大阪の言葉を耳にした智は、少しだけ思案してから口を開いた。 「それじゃあ、一緒に入るか」 しばらく呆然としていた大阪だったが、やがて霞むような笑顔を浮かべる。 「ええよ」 二人は顔を見合わせ、ゆっくりと立ちあがった。 「ほんでも、ともちゃんはえっちやな〜 」 「大阪にだけは言われたくないぞ」 智はちょっとだけ苦笑いをして反論すると、軽く左手を伸ばし、大阪の右手を宝物を 掴むかのように優しく握った。大阪も、心の中を柔らかく包み込まれるような温かさを 感じて、何かを確かめるように握り返した。 そして再び視線を交錯させると、小さく微笑みを交わしあい、バスルームに 向かって歩きだした。 南の夜空に強烈な存在感を示している青白い月は煌煌と輝き、地上世界に淡い影を つくりだしている。 ゆるやかに吹き出した南南東の風は、かすかに梢の先端を揺らし始め、寝苦しさから 多くの住民を開放し、心地よい夢の世界へ旅立たせていった。
うわ、途中邪魔してごめん。 ハッピーエンド、ってやつですな。 一緒のお風呂は良いよねぇ。 激しく動けない分じっくり楽しめるから。 「完」じゃないって事はまだ続くのかな? ラブラブな2人の日常生活とか?
>>173 お気になさらず〜
第2部はあとほんのちょっとで終了になりますよ。
先日言っていたヤツがちょっと進まなくなっちゃって、 気分転換にHDDの整理なんかして、もせの整理してたら、 久しぶりに聴いた曲からインスピレーションがゆんゆん来たので、書いてみました。 相変わらず構成考えてないので、まあボチボチと、なるようになって行くと思います…(´Д`; あと、題名がまんまなので、元ネタは分かりやすいと思われw
even if (1) こういう店に入るのも、あまり抵抗が無くなった。 ほの暗いブルーの照明に照らされた空間。 その光を受けて揺れるライムグリーンのギムレットが、 ゆらゆらと、天井を映している。 私も少し、大人になったのだろうか。 甘い、フルーツのカクテル以外にも、こういうのも美味しいと思えるようになった。 …まあ、アルコールの強さで計ろうとすることが、子供っぽいのかもしれないけど。 だけど、昔は格好付けてやっていたことが、今は抵抗無く自然に出来たりする。 こうやって「バー」に入ることだって、昔は緊張してたっけ… ぼんやりと昔のことを思い出していると、ふと、隣からの視線を感じて、振り向いた。 「…ん?どうした?」 「ん…」 ともが何だか落ち着かない様子でこっちを見ていた。 ともの手元には、ジンフィズがまだ半分以上残っている。 良く見るとその上に、何やら細長いものが、プカプカ浮いていた。 これは…? 「…タネ…どうしよ?」 浮かんでいたのは、サクランボの枝だった… 飲んでいる途中でサクランボを食べた為、タネを出す所が見つからなくて、困っているらしい… って、そんなの、最後に食べればいいじゃない… 「…バカ」 私は呆れた顔で、ともにハンカチを差し出した。
even if (2) 「お、サンキュー」 ともはハンカチを受け取ると、口を隠しながらタネを吐き出した。 まったく…コイツだけは、昔と全然変わらないんだから…… やれやれ…と思いながらも、フッ、と、笑みがこぼれる。 …それでも、いっちょ前に女らしいことするようになっちゃって… 「ん…返す」 するとともが、そのハンカチを畳んでよこした。 「………」 …いや…タネ入ったまま返されても…… 「何?どうしたの?」 「…いや…貸しておくから…後で、返して…」 ともは、「ん?まーいいけど」と言いながら、 私のハンカチを、デニムスカートのポケットの中に突っ込んだ。 ホントにコイツは…いつまでたっても…… やれやれ…と思いながら、フゥ、と、ため息をこぼした。
大阪「よみちゃんがどの位焼肉に強いのか試してみたい」 大阪「よみちゃん、ともちゃん、焼肉食べに行かへん?」 よみ「ん?何だ急に?でもいいかも」 とも「よーし、じゃあ行くか!」 よみ(せっせと肉を鉄板にのせていく) とも(片っ端からそれを食べていく) 大阪「よみちゃんも焼肉弱い人だったとは、意外な事実や…」
179 :
178 :02/11/09 07:08 ID:???
>>176-177 おー、ナナフシさんの新作だ。大人な雰囲気だなあ…俺には書けない…
マターリ頑張ってください
180 :
169 :02/11/09 08:08 ID:???
>175 ナナフシさん、新作うpお疲れ様です。 バーでまったりと飲む暦、大人っぽくっていいですね。(智は相変らずのようですが) とても読みやすい文章であるにもかかわらず、印象が強く残りました。 今後の展開を楽しみにしております。
とも「大阪ー、焼肉の必勝法を教えてあげよう!」 大阪「へー、どんなんー?」 とも「焼かずにそのまま食う!」 大阪「あー、なるほどー。でもそれ焼肉ちゃうでー?」 よみ「生肉はおなかこわすぞ。つーかちゃんと焼けてから食え。」 とも「いいの!レアが好きなの!」 よみ「それに肉ばっかり食べるな。野菜も焼いてるんだから。」 とも「もー、よみはうるさいなぁ。」 大阪「よみちゃんは焼肉弱いんやのうて、ともちゃんに弱いんやなー。納得や。」 よみ「ちがーう!!」 とも「そのとおり!!」
大阪「な〜な〜、肉の必勝法て知ってる〜?」
神楽「なんだそれは?競りでもするのか?」
大阪「・・・・・・失敗や〜」
神楽「・・・おい、どこいくんだ?って放置かよ!」
スレ違いスマン。
>>176 変わらない洗練され書き口ですね。期待してます。
>>181 ワロタ。大阪鋭いな(w
小ネタもでてきていいかんじですなあ。
ああ、あずまんが大王大好きだ……ずっとここでバカやっていきたいなあ。
水原暦が自身の身体の異変に気付いたのは、登校の支度を終え鏡台の前で髪を整えていた時だった。 その時までは派手な寝癖だと思っていたものが、形を持った物体であると認識するまで寝起きの鈍い判断力では数秒ほどを要した。 頭頂部からやや前よりに、左右対称に並んだ三角形状のとんがり。うっすらと毛すら生えている。触ると感覚がある。この感触は覚えがある。 猫の耳だ。 よりによって、自分の頭の上に、いつからかは分からないが多分寝てる間に猫の耳が生えてきたのだ。そのくせ本来の位置にもちゃんと自分の耳が残っている。今現在、耳が四つある訳だ。いや問題はそんな事ではない。 深呼吸を一つして、考える。 今朝起きてからの自分の行動を思い出す。 ベッドから出て、洗面所で顔を洗い歯を磨き、制服に着替える為にまたこの部屋に戻って来た。この間両親に声は掛けたが、姿は見られてないはずだ。 以前、智が面白がって買ってきた面妖本に現在の暦同様の耳を生やした少女の絵――極めて漫画的な絵柄のそれを思い出した。そう、これは漫画だ。マンガなのだ。 だが暦はこれまでの経験上、今この現在の状況が夢ではない事を知っている。 そうこうしているうちに部屋を出る時間が近づいてきた。どうしたものか。 結局、寝癖が酷いからという理由で帽子を被ったまま朝食をとった。父親には行儀が悪いと叱責されたが急いでるからと訳の分からない理由で言い逃れた。いつもより忙しなく朝食を口に運び、慌てて家を出た。 晩秋特有の厳しい冷え込みの朝、頭をすっぽりと覆うニットの帽子は制服姿でも不自然なものではなかったが、さすがに授業中までかぶる訳にはいかないだろう。こんな姿を人に見られてどう言い訳すればいいものか。 道の先、いつもの角に珍しく先に来ていた滝野智の姿を認めたその瞬間、学校を休むという選択肢もあった事に気付いた。
新作 キタ━━━(゚∀゚)━━!!!!!! ネコミミに淡々と対応しているようでやはりズレてるよみ様 (・∀・)イイ てゆーかなぜ学校に行こうと思うのか謎w
>>184 多分、ネコ耳を認識した瞬間から暦のメガネは白色のままのはずだ(笑)
ネコ耳+白メガネ+ツッコミ す、すごいキャラが誕生してしまった……
淡々とそのキャラを語るのは難しいと思うぞ(笑)<ネコ耳・白メガネ・ツッコミ てか、作者ガンガレよ〜!(^^
おもしろそうだ! 猫耳を淡々と分析してるあたりですでに冷静さを欠いてるような。 そんなよみが好き。
猫耳か〜 SSの題材に使うとは凄い。しかも暦とは… 今後の展開が全く予想できないが、 作者氏の奮闘に激しく期待。
最近のお気に入り。 風呂に浸かりながらネタ電波を受信すること。 ただし、いつも中途半端な電波で文章にするにまでは至らない。
ねねここねねこ、ね大阪、ねこよみ。
>>193 本当に、あなたのそのガッツは一体どこから……
頭が下がりすぎて死にそうです
>>193 お疲れ様。
つーか、yの1文字が惜しいですねぇ。
>>195 1000レスの実作業時間は3時間ぐらいなんで、休日ならさほど負担ではないです。
秀丸たくさん開いてC&Pの繰り返しだけだし、コツも分かってきたし。
一番困るのはタイトルっすね。なんか(仮)ばっかでw
>>196 「見知らぬ国のトリッパー」ってのを使ってみました。
8文字指定で4日は運がいいのかな? 現在も引き続き探索中。
名付け職人でもやろうかな(笑) 「●●」のような展開だ。 って書いたら以後の通り名がそうなったしw
暦がネコ耳キャラになろうとは・・・・。 やっぱりここぞとばかりに智は暦を・・・・(ゲフン)(W)
201 :
199 :02/11/10 03:37 ID:???
もう30分経ってるから・・・w
激しい死闘だ。
203 :
202 :02/11/10 03:43 ID:???
スマソ、誤爆した。
とも「よみー…あれ、寝てるよ」 とも「おーい、起きろー」 とも「ほっぺたつっついてみるか」 (ぷにぷに) (ぷにぷに)
(ぷにぷに) (ぷにぷに)
とも「よく寝てんなー」 (ぷにぷに) とも「・・・・・・」 (ガサ ゴソ) とも「あったあった」 とも「これをこうして・・・」
__,,:::========:::,,__ ...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐... ..‐´ ゙ `‐.. / \ .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;................. .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;...... ;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙: ゙゙゙゙゙;;;;;; ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙ ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙ `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙ ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙ ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
とも「うわああああ、やっちゃったー」 よみ「あ、起きた」 とも「あれ? よみがいる」 よみ「なんだよ、変な夢でも見たのか?」 とも「恐ろしい夢だった・・・」 とも「よみが膨らんで爆発した・・・」 よみ「・・・このやろう」
・・・怖(w
一体よみたんのナニを「これをこう」したのかしゅごく気になりゅ〜〜!
秘孔を突いた
まだ200ちょいか・・・まぁ本来はこんな感じで 進むべきスレだったんだろうな。
「うあよー」 寒さの為にこわばった口元から、智のだらしない声が漏れる。 自分より先に来ているなんてどうした風の吹き回しかと思ったが、今し方のごたごたで家を出る時間が遅れていたのだ。遅れた事を詫びるでもなく智に挨拶をする。普段待たされているのはこっちだ。 並んで歩きつつも、智は暦の頭に視線を向ける。 「どしたの、それ」 「ああ、ちょっと寒くてな」 内心の動揺を隠しつつさり気なく言い繕う。普段は髪を切ったりシャンプーを変えたり、あまつさえ眼鏡のフレームを替えても気付かないくせにどうしてこういう時に限って目ざといのだろう。 「寒いんなら、コート着ればいいじゃん」 そう言われて初めて、自分がコートもマフラーもなしにニットの帽子だけを目深く被っている事に気付いた。背筋に冷や汗が流れる。あまり深入りすると返って襤褸が出そうなのでああそうだな明日はそうしようなどと適当に答えた。 そのまま他愛もない話をしながら何事もなく歩き、学校まであと少しという頃、智がふいに側の塀の上に顔を向けた。 「あ、猫がいる」 その塀の上には、よくこの辺で見かける愛想の悪い猫が丸くなっていた。 智が手を伸ばすと猫はすばやく避ける。だが猫は逃げ出さず、暦の方を見つめていた。目と目が合う。不意に帽子の中に押し込まれた耳の感覚が意識される。まるで猫が今の暦の頭を見据えているようだった。 「遅れるぞ、さっさと行こう」 慌てて智の手を引きこの場を去ろうとするが、猫はゆっくりとこっちの後を追って来る。よくみると、他にも数匹の猫が、遠くからこっちを覗っているようだった。 ぴくり、と隠した耳が疼く。暦はなかば逃げるようにしてその場を去った。 校門をくぐった頃には、身体がうっすらと汗ばんでいた。帽子の中が熱い。おまけに痒い。今すぐ帽子を脱いで頭を掻き毟りたい衝動に駆られたが、さすがに全校生徒の前でこんな姿を晒す訳にはいかない。 智はさっきから訝しげな表情でこちらを見ているが、なるべく平静を装い、教室へ向かった。途中上履きを左右間違え、階段でつまづき、教室を一つ間違えた。
猫ってしっぽの付け根さわさわするとゴロゴロ言うんだよ
僕ってち○この付け根さわさわするとハァハァいうんだよ
智って耳たぶの付け根さわさわするとぷるぷる震えるんだよ
ちよ「ってよみさんが言ってましたけど、どうしてそんな所を…」 大阪「だまっとき、大人になればわかる」
(;´・`)うっ
プールプールプール2 神楽「あれ?どうしたんだ、とも、今日はヤケに大人しいな。」 とも「うう、水着着てきたら下着忘れた〜。」 よみ「小学生みたいなことするからだ。」 神楽「ははは!ってことはノーパンか!」 ちよ「か、神楽さん、声大きいですよ。」 とも「そんなことより動く度に制服に乳首が擦れて・・。」 よみ「いい気味だ。大人しくしているがいい。」
よみ様のお陰で、逆転裁判2の華宮霧緒嬢にも萌え萌えなワケですよ。 >184 ネコ耳ですか…それは…アリかもなぁ…(妄想中) あと、拙著に期待して下さってる皆様、ありがとうございます。 自分でも、これから面白い展開になることを期待…ってか閃きたい…… バカみたいに推敲してるから、読みやすいって言われると嬉しいですね。 >あずカレの作者様 えっちなのもいいと思いますw ともが大阪さんとくっつくのは、ちょっと意外な展開でした…
even if (3) チャンチャンチャーン、チャラララーラーン♪ 「あ、携帯」 携帯の着メロが鳴り響き、ともが、パッ、と携帯を取り出した。 「お、メールだなー」 いちいち説明しながら、カチカチと携帯を操作する。 そして、ディスプレイを見ながら、フフフ、と笑みを漏らした。 「…何?例の彼から?」 「…ふふーん、どうでしょうねぇ?」 ともの嬉しそうな反応から、答えは明らかだった。 例の彼―――そう、ともには、いま付き合ってる彼氏がいるのだ。 これが結構上手くいっているらしくて、彼のことになると、ともは凄く楽しそうに喋る。 今日だって、この間の彼とのデートの話なんかを聞かされたりして… 「ゴメン、ちょっと待ってね、返事のメール打つから」 ともはそう言ってカチカチとメールを打ちはじめ、私はちょっと取り残された気分になる。 別に、ともに先を越されて悔しいってワケじゃない。 まあ、それも…無いことも無いんだけど… でも、これは…どっちかって言うと…… ………いや…私…何考えてるんだろ…… 私は、ギムレットをグイッと一気に呷って、変な想像を吹き飛ばす。 …うん、そう。ダメなのよ、いつまでも保護者ヅラしてちゃ… ともだって、いつまでも子供じゃないんだから… コトン、とカウンターに空のグラスを置き、メールを打っているともの横顔を見た。
even if (4) でもコイツも、外見だけなら…変わったよな…… ともは、昔…って言っても、まあ7〜8年程度の昔… そう…私たちがちょうど、高校生だったとき。 一番印象に残っているあの頃に比べると、見違えるように、大人っぽくなった。 今でも、目はくりっとして大きいんだけど、そんなに目立たなくなったし、 輪郭が大分シャープになって、シルエットも女らしくなってきた。 身長だって、大学に入ってから伸びたらしくて、 「160cmに届いたー!」って、嬉しそうに言ってたっけ… 後は、ぷにぷにのほっぺたも、以前より弾力が無くなった…のかもしれない。 だって、最近はあんまり引っ張る機会が無くなっちゃったから… …てことは、イタズラされることが最近、少なくなったのかな? ひょっとすると、精神的にも落ち着いてきたのかも…… そしてともは、最近美容室に行ったらしくて、髪型を変えていた。 「どう、コレ?ともちゃんの輝く魅力に、お日様も眩しくて早く隠れちゃう、みたいな?」 「…ん…まあ、冬だからな」 会ったときは、そうやって軽く流していたんだけど、 軽くシャギーのかかった髪型が、明るさの中にも、今までに無かった新しい雰囲気を… 何ていうか…とものクセに生意気にも、色気…みたいなものを感じさせて、 ホントのところ、私はちょっとドキッとしてしまっていた…
ババヌキ よみ「ほらとも、早く引けよ」 とも「う〜…これだっ!」 よみ (・∀・) とも Σ( ゚Д゚) ちよ(二人とも顔に出やすいな〜)
225 :
224 :02/11/11 07:21 ID:???
>>221-222 ナナフシさん乙。ともちゃん幸せそうだなあ。
とも「いやほんと!よかったね彼氏いなくて」
よみ「……」
よみ「キエ―――ッ!!」
とも「わっ!!よみが壊れた!!」
よみにも幸せを…w
智に彼氏!( ゚Д゚) なんてこったい。 よみの気持ちは? そして二人の未来は? あー、先が気になる。 期待していまふ。
>>219 同じ事をしたことがある。
当方男なので擦れるのは亀○の方だが。
>>193 保管乙華麗。
俺のも載ってました。ありがとうございます。
付き合い始めて以来、 よみは毎晩ともをいかせてから眠りにつく。 ともはいったあと気持ち良さそうに寝ている。 ぐあー よみ「くそ!むかつく!」 とも「うー、なにー?やめろよー」
ともとよみの血液型が気になった。 大阪はなんとなくO型っぽい。
大阪「ともちゃんてやー 誘拐されへんの?」 とも「お、今度は私が誘拐されるのか?」 大阪「されるかもしれへん」 よみ「二度も何を言いだすかなこいつは…」 大阪「だってうるさくて目立つし 元気やし」 とも「なんだと―――!!」 大阪「狙われやすそうやと思わへんか?」 よみ「まぁ…そうだな」 大阪「ところでともちゃん、今日肉まんおごるわ」 とも「おおっ、ほんと?」 大阪「物で釣りやすいし」 よみ「それは…」
>>231 とものイビキの表記方法が素朴でイイネ(笑) ぐあー
>>232 普通にいって ともB&よみA
ちょっとひねって ともAB&よみO
ありえへん ともA&よみB
あんまり血液型って信じないんだが、 ともがBって言われると何故か頷ける。 ネコはB型が多いんだったっけ。
あの性格から判断するにともはABっぽいな。 案外周りに気を遣う神楽はO。 大阪のマイペースはBかも。 よみはAっぽいけどOかな。 榊はAな感じがする。 ちよすけもAっぽいOな感じがする。
238 :
メロン名無しさん :02/11/13 00:09 ID:nK1zNhH+
・・・あずかれ・・・まだかな・・・ 断髪式・・・はぁ・・・
>>236 おお、そうなんか。
俺はよみ攻めとも受けが豆腐の角に頭ぶつけてしまいそうになるくらい萌えるんだが
ほかの人はどうなんだろうか。
どっちでもいいって意見もあるだろうけど
やっぱりよみはツッコミじゃないかと思うんだよなあ。
>>239 同意
俺もよみ攻め智受けに激しく萌える。
そう、攻められ女の子になってしまう智に萌える。
二人っきりの時にしか見せない女の子な智、
そして、智を女の子にしてしまう暦。
最高だ。
ん?年賀状? 智からか… 『 私たち結婚しました 滝野智 & 春日歩 』 ………え!?
「おひゃー」 「とも! あの年賀状なんだ!!」 「あー、出すの遅れちゃってさー」 「じゃなくて結婚! いつしたんだよ! おめでとうっていうか、その、女どうしで、だったら私も… いや、そういうことじゃなくて…」 「あれうそ」 「そんなあっさり!!」
>>241-242 ホッとしたような、ガッカリのような・・・
いや、ガッカリはしないかw
いいネタサンクス!
血液型って、AA・AO・BB・BO・AB・OOの6種類だよな? AA:榊さん AO:よみ様 BB:ともちゃん BO:神楽 OO:ちよちゃん AB:大阪たん ってのはどうっすか?
>>244 ともと大阪は逆な気がする。
でも他は禿同。
ともちゃんってワイ談好きだよな。 「ちんこ」とか「まんこ」とか惜しげもなく言いそう。
>246 大阪にも編入早々、「ねー、むこうではオ○ンコのことオ○コってゆーの?」 とか絶対聞いたハズだ。
248 :
236 :02/11/13 10:18 ID:???
249 :
239 :02/11/13 18:41 ID:???
>>248 いやいや俺はちゃんと動物の猫のことだってわかってたっつーに。
猫か…そーいやともちゃんはネコだよなぁ、うん。
って頭に浮かんできたから……え?同レベル?
バカじゃない!バカじゃないぞー!
榊はああ見えてマイペースだからB型という説もある。 B型=明るい は必ずしも当てはまらないらしい。 俺もBだけど一番性格が似ているのは榊。
榊さんの性格でリアルワールド・・・・ ・・・がんばれよ!色々と大変だろうけどさ! あと、外とか出ろよ。体動かせよ。
なんか勢い無くなったな
253 :
240 :02/11/13 23:48 ID:???
俺は239に同意しただけで、236についてはふれてないぞ。 うん、ふれてないふれてない。 そんな、猫って言ったら、動物の猫にきまってるじゃん。 なに言ってるのさぁ>236
あんた、また私のこと見てたよね 私のこと嫌いなの? 見られるのは嫌なの? なんで私の目、見返してくれないの? 私のこと、うるさいやつって思ってるくせに! 心の中でバカにしてるんでしょ! だから、あんたの目、見れないんだよ! それは、あの、それは、だから 違う! バカにしてなんかない! うらやましいの、いつも楽しそうだから、だから見てたの 私、目悪いから、こわい顔に見えたかもしれないけど 知ってる、でも、そういうこわさじゃない あんたと目が合うとね、未来が見えるの おとなの私は泣いてるんだ、ずっと泣いてるんだ どうして泣いてるの? 私がひどいことするの? そう、たぶん、世界でいちばんひどいこと――
よみが死んだ。 膵臓癌。手術の成功率5%。 それを聞いた夜、よみは病院から消えた。 家族にも、私にも、一週間まったく連絡は無かった。 一週間後、よみはいつのまにか病院にいた。 その日、よみは私の前で、一日中ただ笑ってた。 そして3日後に手術を受け、永遠に私の前から消えた。 涙が出なかった。 あんなに一緒だったのに、親友だと思っていたのに、 高校を出て、3年会わなかっただけで、涙は出なかった。 一月後、小包が届いた。 発送人は知らない男の名前だった。 ビデオが入っていた。『智へ』。よみの筆跡だった。
その男は背が低く、両手の甲に入墨があり、横顔が寂しそうだった。 よみはこいつと、お互いに撮影しあっていた。 時々、服を着ていないこともあった。 よみは踊っていた。よみは歌っていた。 床にクレヨンでへたくそな絵を描いていた。 男の長髪を三つ編みにしたり、マニキュアを塗ってあげたりしていた。 高そうなお酒を飲み、シュークリームで浴槽を一杯にしていた。 スケッチブックに詩を書き、男に朗読させていた。 寝顔を撮られていた。泣いていた。 最後の日、よみはいつものよみに戻っていた。 窓際に立って、私の名を呼んだ。バイバイ、智。 その部屋の窓から、東京タワーが見えた。 探そう、よみがいた部屋を。あの男を。
部屋の中は、一月前のままだった。 無口な男は押入れの中から旅行バッグを取り出した。 あいつの宝箱だ。そう言って、部屋を出て行った。 高校の制服。卒業文集。成績表。マジカルランドの半券。賞状。 メガネ。ラジオを録音したMD。おとうさん帽子。アルバム。 年賀状と手紙の束。外国のコイン。櫛と口紅。四葉のクローバー。 一番底に、漆の綴り箱があった。 中に入っていたのは私の手紙だった。 「今日のおひるどうする? 校庭で一緒に食べよう」 たったそれだけの、ノートの切れはし。 私がよみにあげた、最初で最後の手紙。 じっと私を見つめている、メガネの転校生。 最初はあいつが怖かったんだ。 おとなの私が泣いてる。そう、こんな風に――
夜、男と並んで、窓から東京タワーを見た。 よみはこの部屋で、この男と過ごして、納得した。 だから帰ってきたんだ。私の前で笑ったんだね。 犬を飼う時、お母さんが言ってた。 人間と犬は生きる時間が違うのよ。 絶対に、あなたより先に死んじゃうのよ? それは世界でいちばんつらいことになるかもしれないわ。 クロはまだ元気だけど、クロが死んだら またこんな苦しい思いをするのかな。 お母さんが死んだら、お父さんが死んだら。 私はバカだ。子供だ。クロに大好きって言わなくちゃ。 お母さんに、お父さんに、大好きって言わなくちゃ。 よみに、大好きって言えなかった。 ずっと言いたかったのに。 そして、私の中に、泣き続ける私が生まれた。 (終)
>>258 ……(つД`)
いや、こういうのもいいんだけどさ・・・
やっぱり俺の中では幸せな話が・・・
お疲れ様
ウイルスメール がまんできなかった あけたのか!?
>>258 前代未聞にアダルトな詩情に浸りつつ
正直どう反応していいやらと思うのも事実……
>>260 智ならやりそう・・・
他人のパソコンで(自分のではやらない)
「なにしてんだよ! エロパロ板のスレに貼られたリンク先を 迂闊に開くなって言っただろ!? ブラクラかもしれないじゃないか!」 わかるだろ!? な!? わかってんだろ!? なんで踏んだ――!?」 「?」 「不 思 議 そ う な 顔 す ん な よ!!」
264 名前:名無しさん@ピンキー :02/11/13 19:28 ID:tIyok38e
↑ブラクラですよ
265 名前:名無しさん@ピンキー :02/11/13 19:42 ID:ToMoekRaf
うわー踏んだー
266 名前:名無しさん@ピンキー :02/11/13 20:03 ID:yUkaRio9e
>>265 fomat c: で直るぞ
「format c: と」
「なっ」
「こら―――!!」
「わっ」
「なに信じてるんだよ!フォーマットするなよ!データが消えちゃっただろ!」
「こらーっなんて言われたのすげぇ久しぶりー あんたおばちゃん?」
265 :
264 :02/11/14 08:39 ID:???
うわ、IDが9文字になってる。逝ってこよう…
一瞬なにか分からんかった すげえなこれ(w
>>259 >>261 突然欝話でごめんね。楽しい時って逆にこういう話を書きたくなるんすよ。
話のプロットと男の設定はオリネタで持ってて、
キャラだけよみともに差し替えてみました。
ともちゃん死亡ネタは結構あったのに逆は見ないなぁと思ったもので…
とも「おはよーさん」 大阪「おはよ めずらしい早いやん」 とも「あー 今日は早く目がさめたんよ 実はさぁ、よみ殺しちゃった」 神楽「おまえ何言ってんだ? ・・・まじ!?」 よみ「やあ、諸君。おはよう」 大阪「あー 生きとるー よかったなぁー」 よみ「何の話だ?」 とも「だからSSでさー」 神楽「なんだSSか。そりゃそーか」 よみ「創作でも勝手に殺すなよ」
272 :
ちよ :02/11/15 10:32 ID:???
274 :
ちよ :02/11/15 16:07 ID:???
>>273 おお!ついに専用お絵描き板誕生ですか!
タブレットでも買いに行くかなあ。
ただいま。
Y!BB組、タダイマ帰還しますた。
>>273 上手くすれば自作4コマもUP可能に?!
いや、勝手にSSの挿絵書いちゃうのもいいかも。
このスレ使い切るまでに残ってたらテンプレに入れようじゃないのさ(笑)<絵描きBBS
あー、ほんまや。書き込める。 でもエロパロが落ちてる・・・
281 :
手紙 :02/11/16 00:04 ID:???
水原暦様 図書館で本を読むあなたの姿がとても美しくて 私も本を読みはじめました。これからも続けるつもり。 けれどあなたの読む本は私にはちょっと難しい。 真剣に宿題を考えるあなたの姿がとてもまぶしくて ときどき眺めに来てしまいます。これからも続けるつもり。 けれどあなたの興味は私じゃなくて教科書だけ。 真剣に映画を見るあなたの姿がとてもかわいくて ときどき誘ってみるのです。これからも続けるつもり。 けれどあなたの視線は私には届かない。 いつかこの手紙を届けたい。 けれど私の「いつか」は いつまでたっても「いつか」のまま 滝野智
>>281 よみ「なんだ、これ?」
とも「うっわー!見るな!見るなぁ!」
よみ「なになに・・・・」
よみ「お前・・・・」
とも「な、なんだよぅ・・・」
よみ「文章書けるんだな」
とも「ツッコミどころはソコかーい!」
よみ「スマン」
おえびっすか。ホントウノはちょくちょく見てる。 絵描けないから、上手いひとってうらやましー
284 :
手紙 :02/11/16 01:12 ID:???
滝野智様 鯛焼きを食べるあなたの姿がとても嬉しそうで 私も一緒に食べました。これからも一緒にいたい。 だけどあなたは意志の弱い私をからかうだけ。 海辺ではしゃぐあなたの笑顔がとてもまぶしくて こっそり眺めているのです。これからも一緒にいたい。 だけどあなたは遊びに夢中で私の視線に気付かない。 短く切ったあなたの髪がとてもかわいらしくて ときどき撫でてみるのです。これからも一緒にいたい。 だけどあなたは煩そうに私の手を払ってしまう。 いつかこの手紙を届けたい。 だけど私の「いつか」は いつまでたっても「いつか」のまま 水原暦
詩的でよいと思う。 よみの手帳とかには恥ずかしい詩がたくさん書き込んであるんだよ。 叶わない恋の詩なんだよ。
フォークソングのような・・・
カボチャと牛乳 あさって よみの家 大阪は舌が短い ジャンプ 月曜日 サンデー マガジン 水曜日 チャンピオン 木曜日 南阿蘇水の生まれる里白水高原
>>284 とも「なんだ、これ?」
よみ「あっ!見るっ・・・」
とも「ほぉー、コレは涙のダイエット少女ちゃんのかぁー、ほー」
よみ「・・・いや・・・そんなもんは知らんっ」
とも「どれどれ・・・」
とも「よみ・・・」
よみ「なっなんだよっ!」
とも「鯛焼き食うと太るぞ」
よみ「ツッコミどころが違ーう!」
とも「スマンが英語で言ってくれんか?」
よみ「ユーアーフール」
とも「ありがとー」
つーか、お互いにすれ違い・・・なんて可愛いんだ(笑)
>>287 ワラタ
>南阿蘇水の生まれる里白水高原
なんかのネタにしようとしているのか、気になったのかw
熊本県民しか知らないようなネタを・・・
>>289 熊本県人しか分からんネタなのか・・・
分からん(w
>>273 おお! ついにお絵かき掲示板まで!
期待しつつも、スレの方針に従ってsage。
突然だが、あずまんが大王作品中では 先生の都合(?)で英語、古文、体育しか授業のシーンがないけど、 あのメンバーで化学の実験とかやったら… とも「うわー!ちよちゃんに硫酸かけちゃった!」
293 :
現国 :02/11/16 09:49 ID:???
とも「道程 高村光太郎 道程 高村光太郎 道程 高村光太郎 道程 高村光太郎」 よみ「うるせー!」
294 :
歴史 :02/11/16 18:02 ID:???
とも「ユリウス暦 グレゴリ暦 太陰暦 太陽暦 水原暦」 よみ「違う!」 アニメでは音楽の授業もあった…不覚
295 :
英語 :02/11/16 22:35 ID:???
とも「セックス セックス セックス〜!!」 よみ「(頬を赤らめて)黙れ!」 とも「あれ〜、私は数字の六を英語で言ってただけですが〜?シックスってゆう よりこっちの方が正しい発音に近いってゆかりちゃんが言ってたし〜。おや おや、よみってば、何か違うことを想像してしまいましたか〜?」 よみ「キェェェェー!!」
とも「にぶんのいちあーる パイの事情 パイの事情 パイの事情」 よみ「π^2だろ・・・」 とも「ちょっと大きいからって調子に乗るなーっ」
保管庫の管理人さんへ 大阪板のよみともスレのSSも、保管庫に載せてもらえませんか? あそこも良質なSSがありますよ。 尚且つほのかにえろいです。
よみ「うまかったか?」 とも「すげぇうまかった」 ぺろっ よみ「ほんと、おいしい」 とも「あ?え?」
とも「あー、中までぐっしょり。」 よみ「おまえのせいだ。後でもっと丈夫な傘買えよ。」 とも「わかったよ。じゃあ帰りに買いに行こう。」 よみ「とりあえず体操着に着替えるか。」 とも「(もそもそ)あー、下着も替えたい。」 よみ「ばか、何言ってんだ。替えの下着持って無いだろ?」 とも「ほら、宿直室に洗濯機あったじゃん。とりあえず洗ってさ、しばらく干しとこうぜ。」 よみ「その間どうするんだよ。ノーパンで授業受けるつもりか?」 とも「ちょっとぐらいなら大丈夫だよ。ジャージだし。」 よみ「う、たしかに良い案かもしれん…」
>>299 もしやそのネタ
「そんなに台風が楽しいか」
の後日談(正確には後日じゃないが)?w
あ、300だった・・・。 300ゲトー(笑)
>>300 299じゃないけど、そうじゃないかな?
そしてエロいな、この話。
パンツ穿かないで授業か!
よみ「な、なんかどきどきするな…」 とも「う、うん…」 よみ「勝手に干してきちゃったけど平気かな? 盗まれたりしたらどうしよう」 とも「宿直室は昼間誰も来ないよ、たぶん」 よみ「休み時間になったら様子見に行こう。すぐ乾いてるといいけど」 にゃも「あれ? 宿直室のカギが開いてる。またゆかりが勝手に寝てるのかしら?」 ゆかり「人聞きの悪い。授業が無いときちょっと横になってるだけじゃない。」 にゃも「わ!突然後ろから声かけないでよ。」 ゆかり「ひょっとしたら泥棒さんかもよ? ほれ、入って様子見なさい。」 にゃも「ちょっと、怖いこと言わないでよ。わ、押しちゃだめ! っと、誰もいないわよ?」 ゆかり「ほんとねー、ん? なんじゃこりゃ? ぱんつ?」 にゃも「ぱんつ?」
つーか何気に連続モノだし(笑)
お忘れではないか? その季節ならあの学校はブルマなんだよ? (;´Д`)ハァハァ
神楽「智はともかく、よみまで転ぶなんてなー」 ちよ「2人とも大丈夫ですか? 帰る頃にはきっと台風も過ぎてますよ。」 榊「傘…折りたたみのも持ってきたから一つ貸すけど…」 大阪「おー、これがペアルックってやっちゃな?」 よみ「大阪…ペアルックの使い方間違ってるぞ」 とも「実はさー、いまぱん…ぐあっ」 よみ「余計なことは言うな!」 ゆかり「けっこう可愛いわね、これ。誰のかしら? なんか濡れてるけど」 にゃも「ま、まさか下着泥棒? とりあえず職員室に持って行きましょう。」 ゆかり「戦利品置いて逃げたのかしらね? やな世の中ねぇ。」
よみ「無い!無い!無いーーーー!!!!」 とも「あちゃー、誰かに持ってかれちゃったみたい。」 よみ「どうすんだよ! 今日一日このまま過ごすのか!?」 とも「まぁ待て。ここは一つ犯人を推理してみよう。」 よみ「この部屋に出入りできるのは教師だけだぞ。」 とも「あと勝手に合鍵作った私たちだけね。」 よみ「そういえばおまえ出るときカギかけたのか?」 とも「……あ、忘れてた。」 よみ「バカ! それじゃだれでも入れるって事じゃん!」 ゆかり「ねー、それどうすんの?」 にゃも「とりあえず机にしまっとくわ。たぶん生徒たちのだと思うから、ゆかりもさりげなく探ってみてね。」 ゆかり「めんどくせー。このぱんつ誰のー?って見せて聞けばいいじゃん。」 にゃも「何言ってんの。そんなことして名乗り出るわけないでしょう?」
よみ「うー、あれけっこう気に入ってたのに…」 とも「まーまー、帰りに新しいの買いに行こうよ。」 よみ「おまえは何でそう平気な顔してるんだ。ひょっとしたら木村が持ってったかもしれないんだぞ?」 とも「うわ、想像しちゃった…へんなこと言うなよ…」 よみ「とにかく今はもう時間が無いし、次の休み時間にまた対策を考えよう」 とも「でもさー、なんか、ちょっと気持ちいいよね。」 よみ「お前こそへんなこと言うなーー!!」 ゆかり「でもさ、泥棒に盗まれたやつなんて、見つかってもどうせ気持ち悪くて捨てちゃうんじゃない?」 にゃも「たしかにそうかもしれないわねぇ。でも一応誰のものかははっきりさせておきたいわ。」 ゆかり「あ、そうだ。こうスカートをばーっっとめくってみて、何も履いてなかった娘が犯人。」 にゃも「……あんた変態か?」
勢いで続けてしまったが、もうネタがないっす。 SS書ける人適当に続きぷりーず。
>>309 おつかれー
てか、アドリブ書き込み?すげーなーw
ってことはともちゃんノーパン2回目。
にゃも「でっどうするの? 」 ゆかり「う〜ん…よし! 」 にゃも「えっ? 」 ゆかり「ここは名探偵ゆかりちゃんにまかせなさい 」 にゃも「名探偵って… で、なにかいい案でもあるの? 」 ゆかり「まーだいたいね。犯人はうちのクラスのやつのような気がするのよね 」 にゃも「犯人じゃないけど、同意するわ。あんたんとこの生徒って何かやりそうだし 」 ゆかり「いつもそれで苦労してるのよね〜 」 にゃも「はぁ〜、でも持ち主をどうやって見つけるの? 」 ゆかり「次の時間の授業は、うちのクラスなのよね 」 とも「よみ〜 」 よみ「なんだ? 」 とも「あの・・・ 」 よみ「なんだ? はっきり言えよ 」 とも「ト、トイレ… 」 よみ「トイレ? はやく行ってこいよ。英語の授業始まってまうぞ 」 とも「だ、だから… 一緒に、お願い」 よみ「トイレくらいひとりで行け… あっ」 とも「たのむよ〜よみ〜 」 よみ「仕方ないな〜 」 とも「ありがと〜持つべきものは親友だね 」 よみ「こいつは〜 ほらっさっさと行くぞ 」 とも「うん! 」
エロの予感!!
総合5の300まで更新しました。
>>297 大阪板のよみとも萌えスレッドは一応ログとってます。
まだ300弱ぐらいだし、普通に読めるので保管はまだ早いかなと思ってるのですが。
ひょっとして他のスレですか?
>>315 更新作業おつかれ様です。
自分のSSも更新されててとても嬉し…
あかん、続きかかな
317 :
297 :02/11/17 17:26 ID:???
>>315 いえ、そこです。
あそこはいつスレが落ちるのかわからないし、
落ちたらdat化されるのかどうかもわからないのでお願いしてみました。
勝手に書いてみる。 ゆかり「次はうちのクラスの英語の授業だし、丁度いいか・・・」 ジャージ姿でぎこちない歩調の二人の女生徒が歩いてくる。 ゆかり「お? あんたらなんでジャージ姿なの?」 ともよみ「「 (やばっ) 」」 ゆかり「まあいいや、ちょっと聞きたいことがあるんだけど・・・」
にゃも「あっ ゆかり、あんた宿直室から出たあと鍵閉めた?」 ゆかり「うーん どうだったかな・・・閉めてないかも」 にゃも「ちょっとしっかりしてよ。さっきみたいな事あったばっかりなんだから・・・」 ゆかり「へーい」 ともよみ「「 (もしかして見つかった!?) 」」 ゆかり「ごめんね、呼び止めちゃって〜」 よみ「いや別に・・・」 とも「よみどーしよー」 よみ「どうしよって言われても・・・ってどうした?」 とも「とりあえずトイレへ行こう、もれそうだ」 よみ「お前な・・・」
とも「くはぁ〜〜〜〜〜〜〜すっきり」 よみ「いいかげんその声出す癖止めろよ。こっちが恥ずかしい。」 とも「んだよ、結構我慢してたんだからいいだろー。大体恥ずかしいのはどっちかな〜? もうこんなになってるくせに」 よみ「や、ちょっと、いきなり…」 とも「よみだって気持ちよかったんでしょ? 授業中もうわの空だったしさ。ジャージ沁みちゃってるよ」 よみ「え!?まじ!?」 とも「うそうそ、大丈夫だよ。でもこのまま教室に戻れないよね? ね、ちょっとだけ、しない?」 よみ「でももう授業始まってるし…さっきゆかり先生に見られてるし…」 とも「ふーん。じゃあ止めちゃおうかな〜」 よみ「え、あの、……お願い…ちょっとだけ……」
ゆかり「滝野と水原はどこ行ったのよ。大阪知らない?」 大阪「えーと、さっきトイレに行くってゆーてましたー。」 ゆかり「まったく、もうベル鳴ってるってのに。えー、授業を始める前に、みんなに聞きたいことがあります。」 ちよ「なんですか?」 ゆかり「最近校内に下着泥棒が入り込んだみたいなの。もし被害者がこの中にいたら、後で職員室に来なさい。」 とも「ふふ、今日は早いね。やっぱり興奮してたんでしょ?」 よみ「そんなこと…」 とも「今度はよみの番だよ。授業?どうせもう間に合わないよ。そうだ!このまま保健室に行こう!」 よみ「保健室? 風邪ひいたふりでもするのか?」 とも「そうそう。そんでそのまま仮病使って帰ろう。」
322 :
313 :02/11/17 19:56 ID:???
うわっ、もう続きできてる(汗
なにをしてたんだゴルァ!
トイレエチーに( ;´Д`)ハァハァ
もともと萌えスレなのに最近みんな( ;´Д`)ハァハァが足りねえぞ(゚Д゚)ゴルァ!!
>>331 もう統合スレ5にもなるってのに
もしかしてとも攻めスメルの漂うSSはこれが初めてじゃない?
これで
>>331 にプレッシャーがかかった訳だが・・・
326 :
324 :02/11/17 21:26 ID:???
鬱死
とも「よみーまだごねてんのかよ・・・」 一階の保健室へ向かう智の後ろを歩く暦の足取りは重い。 よみ「やっぱ教室戻ろう。 こういうのよくないだろ?」 とも「もう授業半分終わっちゃってるんだから今から戻ったって遅いって」 よみ「・・・・・・」 とも「この時間は保険の先生席はずしてるって事はよみもわかってるだろ? 調子悪くて寝てましたーって言ってもばれないって! な?」 よみ「・・・そだな」 まだ迷っているようであるが前を歩く智に追いつくと暦はそう言った。 とも「よし、そうと決まれば第二ラウンドだ」 よみ「こんどはちゃんと・・・その・・・さい・ご・・まで」 とも「わかってるって(今日はいつもと違って大人しいなぁ こういうのもいいかも・・・)」 保健室のドアを開けながら智はそんな風に思った。 とも「しつれーしまーす」 よみ「だれもいないよな?」 とも「大丈夫大丈夫〜 早く続きしよ・・・」 男「・・・・・・」 ともよみ「・・・・・・」
なんかしらんが331はすごいな
とりあえず…330げっと〜
とも「… 」 男「何? 」 とも「あ、あの、ここ使うの? 」 男「ちょっと具合悪くってね」 よみ「そ、そう… 」 男「でも、ちょっと寝たら気分よくなったし、授業戻るわ」 よみ「お大事に〜 」 (男、保健室から去っていく) とも「あーびっくりした。」 よみ「私もな、でも結果オーライってとこか」 とも「それじゃ、よみ〜 」 よみ「うん」 (ふたりベッドに腰をかける) とも「よみ… 手を貸して」 よみ「えっ? 」 とも「ほら、はやく」 (智、暦の手の平を自分の胸に押し付ける) とも「ほら、私の胸どきどきしてるでしょ」 よみ「心音が聞こえるな」 とも「最近変、よみの顔を見るたびにこうなるんだ」 よみ「それは病気だな」 とも「えっ病気? 」 よみ「ああ…病気だ、診察が必要だな…」 とも「診察? きゃっ」
よみ攻めになったわけだが、それはそれで!
ホントにキタ―――!!w
334 :
327 :02/11/17 23:55 ID:???
(男は本物の下着ドロのつもりだったんだけど・・・) >331 グッジョブ!
つーかここまで続くとは(w そろそろタイトルでも考えようかね? 原作タイトルから「あいあい」とか「ぐっしょり」とか 台詞から「台風がそんなに楽しいか?」とか
>>336 「台風クラブ」で・・・(笑)
どっかで聞いた事があるのは気のせいw
「台風がそんなに楽しいか?」もいいねぇ。
大阪が居ないけどw
とりあえず
>>337 は20代後半と見たがどうか?
スレの進行がゆっくりだと、なんだかSS書くのもマターリしてしまいます… まあ、卒研やら何やらの影響も有るんですが… そんな中で、リレー形式のSSですか。えっちくて良いっすね。 さっさと気合入れて今のヤツ仕上げて、そっちに参加してみようかなぁ…w
>222 の続き even if (5) オンナは恋をしてキレイになる…っていうやつなんだろうか、 そういえば、街を歩いてて、私の隣の方に視線を感じるようなことが時々あった。 ともも、やっと女らしくなってきたってことなんだろうな… むしろ、変わらないのは私の方かもしれない… 時々メガネを変えたりはしているけれど、髪形だって変えてないし、 服装にしたって、「洗練」と言う程でも無いのだけど、スタイルが固まってきて、 新しい自分を開拓することにも、あまり興味が無くなってきた。 まあそれは、社会のコマーシャリズムに対して、自分が少し賢くなったのと、 何より…「見せる対象」の存在、っていうのがあるんだけどね… …それにしても、ともにはすっかり追いつかれてしまった感じだ。 中学生に間違えられて怒っていたのが、すっかり年相応になっちゃって… まあ、「外見上は」なんだけど… 「―――ゴメン、お待たせー。…ねぇ、私の顔、何か付いてるの?」 「い、いや…何でもない」 まじまじと横顔を眺めていたのがバレてしまい、私は慌てて取り繕う。 「ね、どうしたの?……んん?まさか…ひょっとして…私に見とれてたりして〜?」 ニヤリ、と笑って、ともがくるくる指を回しながら、私を冷やかしてくる。
even if (6) 「ば、バカ!そんなワケ無いだろ…」 「やっぱり、私の新しい魅力に気付いちゃったのかな〜?」 ともはイタズラっぽく、何だか嬉しそうに笑っている。 女同士でそんな台詞を言うことが、ともにとっては面白いのだろう… だけど本当に…そういうことなのだろうか…? 大人びた雰囲気と屈託の無い表情のアンバランスに、女の私でもドキリとさせられる… 「あ…の、すいません、ギムレットをもう一杯…」 また変な方向の想像が膨らみそうになり、私は慌てて2杯目のギムレットを注文した。 …全く…何焦ってるんだろ…… 私は、ふぅっ、と息を吐いた。 「お、今日は飲む気ですな?」 すると、ともが横から茶々を入れてくる。 やれやれ…どうやら、話が逸れてくれたみたいだ… 「ん…だってここの、結構美味しいじゃない?」 「何よ、大人ぶっちゃってー」 「…まあ、子供ぶってるヒトには、分からないのかもね〜?」 「…な、何だとーっ!」 …昔から何度も繰り返されてきた、いつもの他愛ないやりとり。 コイツといると、ついつい私まで子供っぽくなってしまう。 でも、そのお陰で、凄くリラックス出来るんだよな… 『大人ぶる』……か… 確かに、私はそうかもしれない… …だけど、ぶってるうちにそうなっちゃうのが、大人ってヤツなのかも知れない… 私には、いつまでも子供で、そしていつまでも純真なともが、少し羨ましかったりした…
よみの心情、イイなぁ。 しかし、先を考えると少し鬱だ(w いったいこの先ふたりは・・・。
智をちょっぴり病院の臭いがするベッドに押し倒すとよみはそのうえに覆い被さった。 「上着、まくって。 心音から調べる」 「はい・・・先生」 先生だなんて・・・嫌がってるようでも結構乗り気なんじゃないか・・・よみはそう思いながら服を脱ごうともがく智を見つめた。 もぞもぞとジャージの裾を持ち上げようとするがよみの体がのしかかっている所為で上手くまくることができず、 へそが見えたあたりで智の動きが止まる。 「あっ ごめん」 一連の動作に見入っていたよみは慌てて身体を起こし二人の間に空間を作る。 慌てているよみを不審に思う様子もなく智はジャージを一気にたくし上げた。 仰向けでもかたちを変えない小ぶりな双丘があらわになる。 「お前、Tシャツ着てないのか・・・」 よみは思わず驚きの声をあげる。 素肌にジャージなんて・・・なんてそそるシチュエーションだ。 「じゃあ 診ますよ」 動揺していることに気付かれないよう冷静を装ってよみは智の胸に触れる。 膨らみの頂きにある突起は既につんと自己主張をしている。 「どうしてここがこんな風になっているんですか?」 よみは医者のように事務的な口調で智に問い掛けた。 「ジャージの生地でこすれて、朝からずっとこうなんです・・・」 役に入り込んでいるのか瞳を潤ませて訴える。 「大丈夫、私に任せなさい・・・」 よみは諭すように言って胸に当てていた両手でリズミカルに愛撫を始めた。 (どんどんエロい方向に・・・誰か何とかしてくれ〜)
一方教室では―― ゆかり「結局2人ともさぼりやがった。どうせ仮病使って保健室にでもいるんでしょうよ。あとでみっちり絞ってやるから。」 にゃも「ゆかりー、そっちは何か手がかりあった?」 ゆかり「被害者0。ほんとに下着泥棒なのかしら?」 にゃも「なによ、あんたが言い出したくせに。」 ゆかり「クワッ!」 にゃも「うわ!びっくり。」 ゆかり「見えた、見えたわ! この謎は解けた! じっちゃんの名にかけて!」 にゃも「なによそれ…」 ゆかり「ちょっとちよすけ呼んでくる。あんたは例のぱんつ持って宿直室に行ってて」
ゆかり「さてちよすけ。あんたは背が低いから、普段からみんなのぱんつ見てるでしょ?」 ちよ「え、ええ。別に見ようとしているわけじゃないですけど・・・」 ゆかり「この2枚に見覚えはないかしら?」 ちよ「うーん・・・そうですねぇ・・・あ、こっちのはよみさんのかもしれないです!」 ゆかり「ふふん。やっぱりね。持ち主は水原と滝野。理由はわからないけど、2人は下着をこの部屋に置いていった。」 にゃも「ふんふん。」 ゆかり「そこへ私たちが来て下着を持ち去った。慌てた2人は校舎の中を必死で探し回って授業をサボった。」 にゃも「でもなんで宿直室に下着を置いていったのかしら?」 ちよ「あのー、今日の朝、ふたりとも転んでぐしょぬれになってたんです。ひょっとしてこっそり乾かしてたのかも」 ゆかり「こらちよすけ! 私の台詞取るな! ほら、ここには洗濯機があるじゃない? 汚れた下着を洗って乾かしてたのよ、きっと。」 にゃも「あんたたまにすごいわねー。じゃあはやく2人を探して返してあげましょ。」
背が低いって・・・マヤーぐらいじゃないとパンツは見えんぞ(w でも、何かハァハァだから良い!
そのころ保健室 よみは智の胸をふにふにとマッサージするように弄ぶ。 智の頬は上気し、肌もほんのり桜色に染まる。ふぅふぅと吐息も切なげだ。 「よみぃ・・・もう我慢できないよぉ」 苦しそうに眉をひそめて内股をすり合わせる。 「ふふ・・・しかたないなぁ」 よみは逸る気持ちを抑えて智のジャージのズボンに手をかけた。 キーンコーンカーンコーン 「あ・・・」 二人とも固まる。 「時間来ちゃったな」 「そ、そんなぁ・・・せっかく盛り上がってたのに・・・」 「「・・・・・・」」 「女子更衣室いこ」 立ち上がったよみの袖を掴んで食い食いと引っ張る。 上目使いの智が呟く。そしてもうブレーキきかないよ・・・と付け加えた。
>>348 >上目使いの智が呟く。
も、萌ぅえーrじゃえをzmひzじゃs!!(;´Д`)
とも「よみー、なんかおもしろいゲームない?」 よみ「ああ、今はこれだな」 とも「何これ。しん…たましい?」 よみ「馬鹿、しんこんとらだ! 今時珍しいくらいゲームらしいゲームなんだ」 とも「おお、よみってゲーマー」 よみ「あっはっは。いやあそれ程でも」 そして二人でプレイ中。途中、ともちゃんがかなり足を引っ張りつつも 何とか一面のボスへ。 とも「よみってエロいね」 ボコッ! 「うわあ、よみが出た!」 ドゴッ!! お楽しみな所すまなかった。 ゲーム好きな奴、みんなこのゲームやろうぜ! それじゃあな。
351 :
348 :02/11/19 00:30 ID:???
ttp://w4.oekakies.com/p/yomitomo/4.jpg?4 上手く描けんよ・・・
魂斗羅は知人が欲しい欲しいと言ってました。
自分はアクションは苦手なので見る専門です。
あずまんがでゲーム得意なのは誰かな?
智はゲーム好きそうだけど下手の横好きって感じかな。
よみはやりこみそう、隠し要素とか全部見るまで熱中しそうな性格じゃないかと思う。
榊さんはクレーンゲーム得意みたいだけど他のゲームはしないか。
大阪は論外としてちよと神楽はゲーム自体に興味ないような気がする。
「ほんまにどこいったんやろ〜 」 大阪と呼ばれる少女は、セミロングの黒髪を揺らしながら廊下を歩いている。 授業前に消えた智と暦を、クラス全員で探しているのだが、未だに見つかっていない。 「おかしいですね〜」 傍らを歩くちよも、少し困ったような表情を浮かべながら、首をかしげる。 「屋上にもおらへんかったしな〜」 皆で昼ご飯をよく食べる場所であり、授業をさぼるのにも絶好の場所でもある 校舎の屋上は、二人がいる可能性が高い場所として、 真先にあたってみたのだが、雲ひとつない吸い込まれそうな青空が 広がっているだけであった。 「大阪さん、手分けして探しませんか?その方が効率がいいですし 」 ちよは、頭ひとつ分高い、大阪の顔を見上げながら提案した。 「そやな〜さすがちよちゃんやな〜」 大阪は感嘆の声をあげると、軽く微笑んだ。 「それでは、私は図書室へ行きます。大阪さんは更衣室の方をお願いします。」 「わかったわ、ほな」 二人は、軽く顔を見合わせて頷くと、別々の方向へ歩いていった。
大阪「ちよちゃんはゲームとかするのん〜」 ちよ「やりますよー」 とも「へーどんなのやるの?」 ちよ「地図の上を、車や飛行機を動かして、世界を作るんです」 榊「なんだか、面白そう」 よみ「シミュレーション系か。ああいうのって難しそうだよな」 ちよ「ええ、イタリア軍で全マップ大勝するのは苦労しましたよー」 一同(すごい事を言ってるらしいが何のことやら分からない)
>353 一瞬シムシテとか思ったらそっちか、ワラタ
352のちょっと前 にゃも「私たちは次の授業があるから、悪いけどちよちゃんこれあの子達に届けてあげてね。きっと困ってると思うから。」 ちよ「はい、わかりました。ちょうど次の時間は自習ですから。」 ゆかり「この私の授業をすっぽかした挙句、勝手に宿直室に出入りして洗濯までしてたなんて、あの2人、絶対許さないわよ〜 ふ、ふふ…ウヒャヒャヒャ!!!」 にゃも「こ、こわぁ・・・・・・」 よみ「へくしっ」 とも「どしたの? 風邪?」 よみ「うー、朝から濡れた上に今日は脱いでばっかりだからな」 とも「じゃあ私があっためてあげるっ」 よみ「うわ、急に飛びつくな! もう、またおんぶかよ。」 とも「よーし、このまま更衣室に出発〜」 よみ「はいはい。(あ、胸…やらかい…)」
>351 ちよ「人生がゲームですよ〜、そして愚民どもがコマですよ〜♪」
>>348 >上目使いの智が呟く。
反則だ(;´Д`)
>>351 でもアニメでは神楽はゲームやってたね。
なんだか台風クラブが連続小説になってる・・・ 智チャン萌え〜〜〜w
クラス総出で捜索かよw いつのまにか大事件だな しかし最後はゆかりちゃんのお仕置きが待ってるのか・・怖いな・・
この時間2人のクラスは自習で、他クラスの女子の体育も無いから、更衣室は無人である。 素肌にジャージだけという姿で授業を受け、校内を歩き回った2人の体は、もう十分すぎるほどに火照っていた。 念のためしっかりカギをかけているよみの後ろから、待ちきれなくなった智が抱きつきながら、よみの胸を優しく撫でる。 「なんか癖になりそう」 「言っとくけど今日だけだからな。もう二度と学校でこんなこと…」 言いかけたよみの唇を塞ぎ、ともは右手で起用にズボンを脱がせていく。 「あーあ、とうとう沁みになっちゃったね。ほら、私のも一緒。また思い出が増えたよ…」 そのまま右手の愛撫を続けながら、唇は耳たぶからうなじへと濡れた軌跡を残す。 よみの体から急に力が抜け、ともの左手は体重を支えきれずに、2人の体は長椅子の上に横たわった。 「もー、ずるいぞ、よみばっかり。私今日まだいってないのに。」
>>351 まさかここで漢字でその名を目にするとは。
それだけでも書き込んだ甲斐があった。
も、もう…また燃えてきたあ!
>360 ゆかり「ひゅ〜ほほほほほほほ!私より胸のでかい奴はせっかんよ〜!!」 にゃも「あ、あほなこといってんじゃないわよ!」 しかし、よみとゆかりちゃんの胸の大きさは微妙だと思うが、ともはなあ。 態度はでかいがw
>>363 その笑いをするのは、やっぱり智か大阪じゃないのか?
胸の大きさ的に(w
>>351 挿絵キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
そこは、白かった。 床、天井、照明の光、シーツ、其処から覗く親友の手、巻かれた包帯。 「・・・よみ・・・」 呟き、そっと手を重ねた。まさか何時も冷静なよみが、あんな事をするなんて思いもしなかった。 身を挺して、ゆかり車から私を守ってくれた。私はかすり傷で済んだが、よみは・・・ 「・・・・とも?」僅かに目を開けたよみが、私に呼びかけた。 「よみ・・何で、何であんな事を?」 「・・・何でだろうな?体が勝手に動いたんだよ・・・」 「私一人なら何とでも対処できたんだ!なのに・・・何で・・・」血を吐くように叫ぶ。 「とも・・・自分を責めるな」よみが私の涙を拭ってくれた。 「・・・一つだけ、どうしてもお前に言っておかなきゃいけないことが、あるんだ」 「え・・・?」その真剣な声音と目に、射抜かれたように動きを止めた。一言も、聞き漏らすまいと耳を傾ける。 「とも・・・・・回転防御は、車には効かない。」 「・・・・・・ぇ」一瞬何もかも分からなくなった。よみ、回転防御が効かないなんて、何を言ってるんだ?! 「でも!あの時だって回転すれば」「効かない・・・効かないんだよ、とも・・・」静かな声だが、私を黙らせるには充分な重みがあった。 「そんな・・・」私は此れから何を目指せばいいんだ?回転防御の完成間近に、全てを否定され、私は、抜け殻になった。
;y=ー(゚д゚ )・∵. ターン \/| |) よみ「うわぁ!何だこいつ!?いきなり頭撃ちぬいたぞ!?」 とも「何だ!?自殺か?他殺か?!よし、ICPOを目指すともちゃんが解決しよう!!」 よみ「いや自殺だろ!? じゃなくてきゅ、救急車か?いや警察?あ、おまわりさーん!!」 とも「あ、まだ生きてるぞ、よみ!!」 よみ「何!?ど、如何すれば良い?人工呼吸はヤだな、どうしよう、とも?」 とも「よし!(拳銃を拾って) とどめか!?撃つか!?」 よみ「撃つなよ!!」
(救急車を見送りながら) よみ「ふぅ・・しかし、何だってあんな真似をしたんだろうな?」 とも「そうだね〜(拳銃を指で回しながら)。やっぱりこういう物持っちゃうと、人格変わるのかな?」 よみ「そうかもな。で、とも。お前は何を持っているんだ?」 とも「さっきの銃」 よみ「とっとと警察に渡して来い!」 とも「でね、やっぱり人格が変わる気がする訳よ(よみに向って拳銃を構える)」 よみ「なっ!!」 とも「へへ〜、じゃあよみ、言うこと聞いて?」 よみ「っく!?お前、自分で何やってるのか分かってるのか?」 とも「わかってるよー。銃で脅して、よみに恥ずかしい格好をさせるんだよ。よ〜しよし、手始めに服を、、いや、下だけ脱いで貰おうか?あ、靴下はそのままね」 よみ「・・・(無言で近づく)」 とも「うん、じゃあ次はそのまま犬みたいに四つん這いになって、、あ〜脚舐めてもらうのもいいかもなー。あっはっは、よみぃそんなにがっつくなよ〜?」 よみ「・・・(拳銃を取り上げる)・・ふっ!(銃杷で殴る)」 とも「くおおおおおおおおおおおおお!!!な!な?!何すんだよみ!!あんなに乗り気だったくせに!」 よみ「お前の脳内でな。とっとと届けに行くぞ、まったく」 とも「・・・下の口は素直だったのに」 よみ「だから脳内はやめろ!」
今度は保健室の時とは逆に智が上になっている。 よみのブルマとズボンはいつのまにか膝のあたりまでずり下げられていた。 智はそこで少し考えると思い切ってそれらの布地を脱がしにかかった。 「この辺まで脱がせといて自由を奪うソフトSMっていうのもいいんだけど・・・」 内股あたりをさすりながら囁く。 「バカ・・・そんなの」 期待と不安の入り混じった視線を投げかけられる。 「うそ、今度やってみようよ」 よみってそういうプレイに興味あるのかな、と思いながらすらりと伸びた脚からジャージを抜き取る。 ジャージの上着と靴下のみと言う扇情的な姿のよみを見て智はごくりとつばを飲みこみ丸まった布地の塊を床に落としてしまう。 「じゃ、ここ、してくれる?」 自分もズボンを脱ぎ露になった下半身をよみの顔に近づける。 何度もじらされその部分は潤い、いかなる刺激をも逃さないかのように震えている。 「んっ」 くちゅりと淫靡な水音が更衣室内に響く。 外の雨音とどちらが大きいだろうか、ふとそんなことを思う。 ぴちゃぴちゃと窓を叩く雨粒のリズムにあわせ舌を這わせる。 「エッチな音たてすぎ・・・」 よみの舌の動きにあわせ腰をくねらせる。 智の胸のあたりがもぞもぞと動いているのは自分で刺激しているからだろうか。 よみもたまらなくなって左手をジャージの下に滑り込ませた。
やわやわと自分の胸をもんでいく。 全身に電流が走るような感覚によみの思考回路も徐々に鈍っていく。 胸への刺激だけでは飽き足らないのか手持ち無沙汰な右手がそろそろと股間に向かって降りていった。 一方の智は目はトロンと蕩け両手はジャージの下の敏感な部分をまさぐっている。 そろそろ限界が近そうだった。 「ひんっ・・・ふぃ・・・ん・・」 智の胸を刺激する動きが一層激しくなったそのとき・・・ 「ともちゃーん よみちゃーん ここにおるんかー」 間延びした声とガタガタとドアを開けようと試みる音が耳に入った。 「いいっ えっ あっと、とも目を覚ませ!」 よみは呆けている智を引っ張り、床のズボンを拾い上げる。 「もうちょっとだったのに・・・」 半分涙声で愚痴る。 あられもない姿のままの智をロッカーに押し込み自分も一緒に中に入る。 「ん、よみぃ」 智はこの状況を知ってか知らずかその体重をあずけてくる。 「まったく今日はなんて日だ・・・」 よみは低いロッカーの天井を見上げ嘆く。 そして息を潜め、外の様子を窺う。 遠くで話し声がする。 「あー黒沢先生ー なんかなー 鍵かかとって入れへんねん」 「鍵なら私が持ってるけど・・・変ね・・・施錠は中からかこの鍵でしかできないはずなのに」 ガチャリという音の後更衣室内に入って来る人の気配が二つ。
「だれもおらんー」 口を半開きにしてきょろきょろしている大阪の姿が目に浮かぶ。 「どうすりゃいいんだ・・・」 絶体絶命、この単語は今の私達のためにあると言っても過言じゃい。 「ひゃっ」 女の子の部分に侵入して来る異物感によみは思わず声が出てしまう。 「バカッ こんな状況で何してんだ・・・」 智がよみの大事なところに指を入れてきたのだ。 「ん・・・はっ・・・」 よく見れば智も自分で自分を慰めている。 「やっ やん やめろぉ・・・」 と言っても智は一向に行為を辞める様子はない。 「かくれんぼやろか・・・」 「春日さんはそっちのロッカーから調べてもらえるかしら」 ぺたぺたと足音が近づく・・・
みんな題名書いてないから何がなんだか。
>>372 やっぱりさ、何かタイトル決めた方がいいよな
…どれがどれと繋がってるのか解んなくなって来た…
>>>業務連絡⇒前スレで桃太郎リレー小説を書かれた方々へ 飛び入り参加した途端、パソコンが壊れリタイヤした者です。 翌日修理に出し、昨日返ってまいりました。(五万円も取られた) ああ、やっぱ1000まで続かなかったんですね、私はてっきり 文化祭で上映している劇だとばかり思っておりました。 書いた文章を送信する前に、更新されてないか確認、 慌てて内容を変更等々・・・楽しゅうございました。 あの状態で三人?が勝手に結末をアップしたら内容が 滅茶苦茶になってたかもしれませんね。ある意味、あれで 良かったような・・・・次回、楽しみにしています。
>>373 とりあえずこのままだと「台風クラブ」で確定だな
1字もじって「台風下ラブ」……いや、何でもないですよ?
>>376 台風下ラヴ・・・いいんじゃないかな。
リレーなのにバトンをあさっての方向へブン投げちゃってますが・・・
申し訳ないですが続き書く人、後はよろしく(w
380 :
376 :02/11/19 17:59 ID:???
(;・∀・) ホ、ホントウニイイノカ・・・?
荒らしのせいでここニ、三ヶ月の間まともに萌えられなかったよみとも萌えラーがここにきて爆発してるかんじだ。 畜生、おまいら大好きです! 俺もがんがって小ネタ書くよ!
「台風下ラブ」はなんか読みにくいので 「台風クラブ」でいいんじゃないかな? 元ネタしらんのやけど。小説?映画?
>>375 復帰おめー
リレーも新しいのはじまったからどんどん参加して下され。
修理代5万って、新しいの買ったほうが安いかもね。
>>382 一応映画です。カナーリ前の。
で、SSの内容が、恐らく「台風がそんなに楽しいか?」の後日談と勝手に解釈して
なんとなーくネーミングしてみました。<台風クラブ
つーか、リレーだと前の人を見てからイメージ膨らませるから何だか刺激的ですね。
作るほうとしては(w
今やよみのメガネは白を通り越して黒に近づきつつあった。 ゆっくりと大阪の足音が近づいてくる。 智の右手は執拗によみの股間を責め続け、その荒い吐息がよみの耳たぶをくすぐる。 「もう、ダメ、、」 頭の中にもやがかかる。きつく噛みしめた唇から声が漏れる。 ――よみが3度目の絶頂に達した瞬間、大阪がロッカーの扉を開け放った。
大阪の反応が楽しみでつ
きゃあーと言う女性の悲鳴が響く。 声は大阪が今まさに扉を開けようとしたロッカー つまりよみと智が隠れているロッカーとは反対方向から放たれた。 大阪と二手に別れ更衣室内を捜索していたにゃものものだった。 「おい、榊 とも達は見つかったか」 「いや まだ・・・」 神楽と榊の二人も智とよみを探し校内を駆け回っていた。 「あっ 神楽さんに榊さん」 パタパタとちよが駆け寄ってくる。 「ちよちゃん、図書室見に行ったんだろ」 「どうだった?」 神楽と榊が交互に問い掛ける。 「図書室にはいなかったです・・・あと残っているのは大阪さんが探しに行った更衣室くらいです」 ちよはそう言って二人を見上げる。 「女子更衣室行ってみようぜ」 神楽に促され榊とちよは神妙にうなづく。 更衣室に向かって歩き出そうとしたそのとき階下から悲鳴が聞こえた・・・
上の書き込み台風24号です・・・ゴメソ
「何? 」 悲鳴を聞いたにゃもは、驚いて振り返る。そして声がした方角に向かって 走り出した。 数名の生徒たちの足音が、後に続いて遠ざかっていく。 「助かったな・・・ 」 「ああ・・・ 」 狭いロッカーの中で抱き合ったまま絶頂に達した、 智と暦は安堵のため息を漏らす。 「それにしても、やばかったな」 暦は、間近にせまった破局という運命の扉が 閉ざされる音を聞いた気がした。 「でも興奮したよ」 智は軽く舌を出して微笑む。 「こいつ、まだ懲りてないのか」 暦はあきれた表情をみせる。 「それでも、そこが可愛いとこなんだよな」 少し自分を納得させるような口調でいうと、再びショートヘアの少女の唇に、 自分のそれを重ね合わせる。
「ん…んぐ 」 智は、微かな喘ぎ声を漏らして暦の舌を受け入れる。 二つの舌は、意志を持った生物のように触れ合い、そして絡み合う。 「んんっ・・・ 」 智の囁くように漏れる声に興奮したのか、暦は、再びジャージの下に手を潜り込ませて 溢れ出している泉の水源をまさぐる。 「きゃう・・・ 」 可愛らしい声を漏らして、智は身をよじらせながら、快感と恥ずかしさをもたらす、 暦の指先を受け入れる。 「よみ、よみ〜 」 そして智は、最愛の少女の名を繰り返し叫びながら、豊満といっていいほど 順調に成長している、二つの隆起の谷間にむしゃぶりついた。 それから丘陵の突起に歯をあてていく。 「ん… くぅ 」 強烈な刺激を受けた暦は、快感と痛覚の谷間で身を震わせている。 「よみ… もう駄目… 」 「とも… 私も」 二人の少女は悲鳴にも似た声をあげると、お互いを刺激する速度を上げて、 瞬く間に頂に上り詰めていく。 「ん――― 」 大きく体を仰け反らせながら、二人は押し寄せてくる快感を、 全身を硬直させながら受けとめていた。 「ふたりとも〜 なにやってんの〜 」 ロッカーの扉はいつの間にか開かれていて、不思議そうな表情を浮かべた少女が 彼女達を眺めている。
台風クラブ最高。
387の悲鳴はにゃものではないのか?
393 :
299 :02/11/19 23:10 ID:???
いやー、書き始めた身としてはここまで続くと感無量です。 エロパロ板が落ちてるからそっちの職人さんも来てたりして。 まだまだ続きそうだし。大阪の運命やいかに!?
394 :
299 :02/11/19 23:13 ID:???
>>392 矛盾やズレもリレーの醍醐味。
誰かの悲鳴を聞いて思わず自分も悲鳴をあげたって解釈はどうでしょ。
…やる気をそぐようで申し訳無いんだが…サロンってエロネタOKなんだっけ?
396 :
299 :02/11/19 23:22 ID:???
んー、特に明確な禁止ルールは書いてないっぽいが。 サロンのスレ一覧ざっと見てもエロスレが結構あるし。まぁだから良いとは言わんけど。 それに今エロパロ板不安定だしなぁ・・・
>395 まあ、過激なやつじゃなければいいと思う。 サロン板のローカルルールとしては何も書かれていないが、 もし、エロSSがダメだとすると、いろいろなスレで話されている えっち系のねたや、貼られているAAも禁止されていないとおかしいし。 最終的なところでは、常識で判断することにはなると思うが。
基本的には少年誌レベルまでなら良いんでない?「やるっきゃ騎士」級?w エロと純愛の境ってのにも難しさはあるだろうがその辺は作者の判断かな。 という勝手な基準でSS、小ネタ書いてました。
まあ、あんまりやばいのはエロパロか大阪板にいくってことで。
400ゲト 保管人、乙〜 いつの間にかいろいろ増えてるのね。
つーか、台風クラブSSって時間軸2つ同時に入れてるって高目のテクつかってるのな。 凄いね・・・・。
よみともの絡みは文章の上手い人に任せて俺は女生徒の悲鳴の方の話を書こう・・・ しかし自分の文章読み返してみるとホントめちゃくちゃで・・・ 綺麗な文書ける人がうらやましいです。
>>402 頑張ってねー。
俺は今回は読み手として楽しませてもらってます。これもまたよし。
「ふたりとも〜 なにやってんの〜」 気だるい状態に陥って間が無い2人にとって、その聞き覚えのある声は空耳に聞こえた。 しかしこちらを眺めている姿は紛れも無い事実・・・否定しようの無い現実であった。 「いや・・・これは・・・・だな・・・・あの・・・・」 いち早く我に戻った暦はしどろもどろになりながら言い訳ともつかぬ言い訳を始めた。 慌てふためく暦を見ながら智はその言葉を遮るように言い放った。 「なんだよー、いいじゃんかー。別に誰が何しようとー」 その言葉を聞いた少女・・・大阪の目には、どういう訳か2人にとって理解し難かったが 大粒の涙が流れ始めようとしていた。その大きな瞳に浮かんだ泪を目の当たりにして 暦と智は・・・・・。 (続く・・・・) てか、お次の方どうぞ・・・。w
「私…よみちゃんのことが好きやったんや…いつかは告白したるって、そう思っててん…」 大粒の涙がつーっと頬を流れ落ちた。 その視線はまっすぐによみの目を見つめている。 「こんな形やなんて…」 そのまましばらく見つめあう2人。 大阪の涙から目を逸らせないよみの態度に、智は無性に苛立ってきた。 「よみ、ほらジャージはけよ。教室に戻ろう。」 「あ、ああ…」 半ば放心状態で着替えはじめた2人に、ようやく思い出したように大阪が伝える。 「そや、2人の下着ならちよちゃんが持ってるで。今クラスみんなで2人のこと探しててん。」 「クラスのみんなが!?」「下着をちよちゃんが!?」 「なんか大変なことになってるみたい…どうしよう…」
「待ちなさいっ」 にゃもは弾かれるように更衣室を飛び出した。 廊下の女生徒が指差す先にはご丁寧にベースボールキャップにサングラス、 おまけに風邪用のマスクを身につけたいかにも変質者風の男が立っていた。 男はじりじりとあとずさる・・・ 「動かないで!」 にゃもの口調はいつになく厳しい。 「何の騒ぎだろな」 「さぁ・・・」 「早く行ってみましょう」 緊迫した空気とは不釣合いな会話がかわされる。 一歩前に出ていたちよが曲がり角を曲がったそのとき・・・ がしっ なにやら強い力で羽交い絞めにされた。 「動くんじゃねぇ!!」 野太い男の声がする。 「え?」 突然のことでちよは混乱していた。 日本の腕が身体の自由とその視界を奪っている。 「「「ちよちゃん!!」」」 三人が同時に叫ぶ。 黒沢先生? 榊さん? 神楽さん? 私、どうなっちゃったんですか・・・
「動くんじゃねぇっ!」 男が言い放ったその刹那、雷鳴の如き爆音が2回・・・響いた。 幼い少女を人質に取った男のもう片方の手には未だ白い硝煙を上げている黒い小さな固まり、そう・・・拳銃が握られていた。特に共産圏で多く出回っているあの種類だ。 「やっ!止めなさい!ちよちゃんを放しなさい!!」 にゃもが叫ぶ。 「先生〜、ど・どうしよう〜?」 神楽が珍しく慌てふためいた様子でにゃもに近付く。 「・・・・・」 榊はいつもと変わらない様子で男を凝視している。 「おっと!1歩でも動いてみな!このガキどうなるか分からないぜぇ」 ピタピタと手にした拳銃でちよちゃんの頬を叩く男。 まさかドラマのような展開が目の前で起こるとは・・・・。 にゃもは目の前が真っ暗になっていくのが自分でも把握できた。 「あれ?あいつらなにやってんだ〜?」 いつもの気だるそうな声でゆかり先生は校舎の窓から校庭の様子を覗った。 「これは一大事ですなぁ〜」 何時の間にか背後に立っていた木村先生が声を発した。 「警察呼ばないと不味い事になるかもしれませんぞ」 「いっ言わなくても分かってます!あ〜ビックリした・・・」 脱兎の如く職員室へ駆けて行くゆかり先生。 思わぬ事態に学校全体が飲み込まれようとしていた・・・・。 (続けて)w
ごめん、ともよみでもないなら正直続きなんか書けねえ(w 萌えのないSSはどうかと。 ……なんて言ったら怒る?
校内が不穏な空気に包まれる中、校舎の入口に新しい人影が! 「あの人ったらまたお弁当忘れちゃって。でも働いてる姿もかっこいいのよねぇ。うふふ。こっそり授業覗いちゃおうかしら。」 一方その時のかおりん 「(今日はこの列が当たるから起きてないと・・・う〜〜〜)」 ・・・は寝ていた。 そして大山君と後藤君 「なぁ、なんで俺達あいつらのこと探してんの?」「さぁ?」 「なんか面倒だし、教室戻ろうぜ。」「そうだな、あとは女子に任せるか。」 ぞろぞろと教室に戻ってゆく男子たち。 ちよの家では忠吉さんが主人の危険を感じ取ったのか、学校の方角に向かって必死に吼えていた。 が、その声は台風にかき消されてしまう。
>>409 時間軸が同時進行だから、上手く「よみとも」も絡ませてみては如何?
たまには萌え以外のss書くのも楽しいよ。(w
412 :
331 :02/11/20 22:32 ID:???
>409 あくまで好きでやってることだから、いろんな意見があるのは 当然だと思うよ。 それに、リレー小説の今後の展開は誰にも予想できないから、 また萌え萌えな展開になる可能性だって十分あるし。
あかん、だんだん収拾がつかなくなってる気がするw
>>409 ここから萌えに持ち込む力量が問われているわけですな。頑張ってみるよ。
・・・あー、どうしたもんやら。
414 :
409 :02/11/20 22:35 ID:???
オケー。とりあえず頑張ってみる。 無理そうだったら小ネタでも出していくよ。
>>413 とりあえず脅かしてる男とちよちゃんから脅迫ネタにもつれ込むとか・・・・。
ありがちかもしれんが・・・。(w
一番古い思い出の中、ボクの目の前には小さな女の子がいた。 「この子は特別な力を持って生まれてきた。」 「私は親として、その才能を伸ばして上げなければ。」 「だがその非凡な頭脳は、深い孤独を呼び寄せてしまうかもしれない。」 「娘には友人が必要だ。だが日本の社会で娘は受け入れられるだろうか?」 「お前に願うのは唯一つ、この子とずっと一緒にいてあげてくれ。」 「いつまでも、変わらない、トモダチになってやってくれ。」 ・・・『トモダチ』・・・ 「ちゃぢゃきちぃしゃん? ちゃだきちしゃん? ちゃ・だ・き・ち・さ・ん」 『そう、ボクは忠吉。よろしくね、ちよちゃん。』 『ボクは君のトモダチ、ずっと一緒だよ。』 『これが誓いのキス・・・』 「やん! ぱぱー、ちゃだきちしゃんがなめた〜〜」 風はますます強く、殴りつけるような雨がじっとりと体にまとわりつく。 全速力で駆けて行くグレートピレニーズの後ろ姿を、驚いた通行人が見つめていた。 『いま行くよ、ちよちゃん! もうすぐだから!』
417 :
413 :02/11/20 23:04 ID:???
こんなんできましたw
「ぱーん」 忠吉さんは撃たれました…
大丈夫、きっとお父さんが・・
>>416 なんだか昔のTVドラマを思い出しちゃった・・・・。
犬笛吹くと犬が来るヤツ。
国会で予算を勝ち取ってくれる!
422 :
413 :02/11/20 23:38 ID:???
>>415 その展開はさすがにエロ過ぎちゃう?
とりあえず拳銃男を始末して、幸せなじゃれあいシーンに持っていきたい所。
でも俺はもう1つ書いちゃったから今日は終わっときます。
ハードな展開もこっそり希望してたりするのは内緒だ。
「さーて 今日はリレーSSの続きを書くぜー!!」 「そうだ 書け 書くがいい」 「なんだぁ!?その言い方は」 「キサマが書けば書く程 私もともよみ萌えを手に入れられるようになるのだ」 「せいぜい私のために アイデアを絞るのだ――!!」 「くそぅ」 …偉そうでごめんなさい
>>422 実はハードサスペンスを用意してました。
どうしても繋げられないので諦めましたw
「でも、ハードサスペンスなんてうまく繋げられない」 「そんなの私も繋げられないから安心しろ!! 心がこもってれば大丈夫さ!!」
スミマセンデシタ。もう小ネタで生きて行きます・・・。
「なんか大変なところになっているみたいだな… 」 首すじに冷たいものを感じながら、暦は呟いた。 「どーしよ〜 」 智も、いつものはちきれんばかりの元気さは何処かにいってしまったのか、 顔を青ざめさせて、不安げな表情をみせている。 「あんな〜 」 そんな二人を見ていた大阪は、何かを思い出したように口を開いた。 「今から、のこのこ先生のところに顔だしても、仕方ないと思うで〜 」 「でも、いかないと… 」 暦は反論しかけたが、大阪は話を遮り、 「少し誰もおらへんところに避難して、ほとぼりが冷めるのを待つんや」 先程まで涙を見せていたとは思えない程、しっかりした口調で話す大阪に 智も暦も圧倒されたのか、思わずうなずいてしまった。 「ええ場所があるで… 」 彼女達の消極的な肯定に、大阪は少しだけ微笑みを浮かべた。 「えっ何処? 」 「ま〜ついてき〜や〜 」 二人の回答を待たずに、彼女はずんずんと歩き出していく。 普段では想像できない、積極的な大阪に引きずられたのか、 智と暦は、黙って彼女の後を追って歩き出した。 しばらく廊下を歩いていった後、3人は突き当たりの部屋の前で立ち止まった。 ドアの上には「生徒会室」と書かれている。
「生徒会? 」 暦は不審そうな声をあげる。 彼女の声をよそに、大阪はポケットから小さな鍵を取り出して、鍵穴に差し込む。 呆然として見守る二人の前で、扉は少しだけきしんだ音をたてながら、開いていった。 部屋は12畳くらいと結構広い。 中央には長椅子のほかに、ソファーもあり、ベッドも2つほど備え付けられている。 奥には給湯施設もあり、宿泊も可能な施設が整っている。 智も暦も生徒会室には入ったことがないので、興味深げにまわりを見渡している。 「知らなかった、こんな部屋があるなんで・・・ 」 智は思わず感嘆の声をもらす。 「まーゆっくりしてって〜や〜 」 大阪は奥にある給湯所で、湯沸かし器のスイッチをいれている。 「なんで、大阪、お前こんなとこ知っているんだ? 」 少し気持ちが落ち着いた暦は、奥の部屋にむかって当然ともいえる疑問をなげかける。 「あれ〜知らへんかったか〜」 大阪はお湯がはいったポットと、コーヒーカップをもって暦達の方へ ゆっくりと近づいてくる。 「私はな〜、生徒会の書記をやってんねんで 」
「ええ〜! 」 驚天動地の大阪の発言に二人は同時に大きな声をあげた。 「知らないぞ〜、そんなこと」 智も暦も、想像を絶する大阪の発言に、自分たちの状況をすっかり忘れてしまっている。 「ま〜無投票やったし、春日歩てな名前が掲示されとったんで、 気づかへんかったのやろな 」 少し寂しそうな顔をして、大阪は顔を窓の方へむけた。 「ま〜そんなことより、二人ともコーヒーでも飲んで落ち着くといいわ〜 よみちゃんはブラックやったな〜 」 のんびりとした口調で話すと、机に置かれたコーヒーカップに黒い液体を注ぎ込む。 「ああ… さんきゅ」 暦は苦い液体を、一気に喉に流し込む。 そして軽く目を閉じて、大きなため息をつく。 それから、隣でコーヒーを飲んでいるはずの智に目線をうつす。 彼女は… うつ伏せになって深い寝息を立てていた。 「え… 」 驚いた暦は口を開きかける。 しかし、大きな耳鳴りがなったかと思うと、視界が激しく回転をはじめ、 そして周囲が暗くなる。 「な、くすり? おおさか、なにを… し… 」 彼女は最後まで言葉を続けることができず、 深い闇の中へ意識を溶け込ませていった。
てゆーか、ともよみ大阪の三角関係を掘り下げて欲しいのでつよ あずかれは よみ→とも←→大阪 だったけど こっちのは とも←→よみ←大阪 で、 なんか よみ→大阪 も今後の展開ではいけそうな流れだし。
他の人がどう繋いでくれるか楽しみでもあるね。リレーは。
432 :
427 :02/11/21 00:24 ID:???
前のレスを読んでほとんど即興でつくらないといけないので リレー小説は難しい。 下手すると、書いている途中で他の書き込みがあって、一からやり直し〜 なんてことにもなる。それが緊張感があって楽しいともいえるのだが。
でも、なんだかリレーで繋いでるの見てると微笑ましい感じがするゾナ。
よみともは今もノーパンなのだな。染みまでつけて・・・( ;´Д`)ハァハァ
なんか「ラヂオの時間」になりかねん予感
はい、訳が解らなくなって来ました …駄目だ、展開早すぎてついていけないYO…(涙
「警察に通報したわ! 観念しなさい!」 数人の男性教師を連れゆかりが男の前に立ちはだかる。 「黙れっ」 男は手にした銃をゆかりに向け怒鳴る。 「ゆ、ゆかりせんせぇ・・・」 ちよの声は恐怖のあまりかすれていた。 「静かにしろガキ」 そう言って男はちよの首を締め付ける手に力を込める。 「アンタ わたしの生徒に何すんだぁ!」 ゆかりは男との距離を詰める、男の指が引き金にかかる。 「ダメッ ゆかりっ」 にゃもが叫ぶ。 「くそー」 撃たれる。そう思った瞬間、ゆかりは手にしていた物体を投げつけていた・・・
ふわりと放物線を描く白い布切れ。 嗚呼、男の悲しい性か、可憐なフリルと柔らかなシルエット。 この世のものとは思えない優雅な軌跡を描き宙を舞う天使の衣。 男は目を奪われずにはいられなかった・・・ 一瞬の隙。 その瞬間を逃さず男に突進する影があった。 身を低くし猫科の動物を思わせる俊敏な動きで僅かに緩んだ男の腕からちよを救い出す。 長い黒髪をなびかせ、庇うようにちよを抱きかかえる少女、榊さんだった。 「ナカタキーック」 もうひとつの影は決め技を繰り出すヒーローのように叫ぶ。 振り抜かれた右足は男の急所を蹴り上げた。 「うご・・・」 声にならない呻き声を発し男はうずくまる。 「天誅〜」 殺人シュートを放ったのはびしっとガッツポーズを決めている自称エース中田ことゆかりだった。 「このやろぉっっっ ぶっ殺してやるぅぅ」 逆上した男は苦しそうに股間を押さえながらもゆかりに銃口を向けた。 「ここは学び舎ですよ、そんなもの振り回すのは感心しませんなぁ」 そのとき男とゆかりの間にひょいと割って入る者がいた。 古文の木村先生であった。
男「うおぉー」 ガツンと鈍い音がした。 それと同時に男の身体が宙を舞い、一回転してリノリウムの床にたたきつけられる。 木村「さっきの時間は2年5組と6組の体育の授業でしたな・・・」 うんうんと一人で納得して倒れた男の関節を決める。 木村「あなたはなかなかわかっていますね、あのクラスの女子は特にレベルが高い」 男子教師達が犯人を取り押さえている。警察もすぐに到着するだろう。 学校中に騒ぎは広まっている、今日の残りの授業は中止だろう。 ちよ「ゆかり先生、木村先生助けてくれてありがとうございました」 ゆかり「いや〜あたしもついカッとなっちゃって、結果オーライってところかしら」 にゃも「あんたは無茶しすぎよ・・・」 危機が去ってそれぞれいくらか余裕が戻りつつあった。
ちよ「あの木村先生、怪我してるんですか?」 あんなことがあったにもかかわらずいつもと同じようにボーっとしている木村に向かって言った。 木村はこめかみのあたりを押さえていて、手にした布地が赤くにじんでいる。 木村「大したことはありませんよ、まったく傷付いたのが私でよかった。 もしも君たちのように美しい女子校生が怪我でもしていたかと思うと私は・・・」 ちよ「き、木村先生・・・」 普段の行動からは想像もつかないセリフにちよはジンときてしまった。 やっぱりいいひとなんだ・・・みんなはよく言わないけど、きっと木村先生は立派な人なんだ。そう思った。 ゆかり「あの・・・木村先生?」 遠慮がちに質問する。 ゆかり「その怪我の部分に当ててる布ってもしかして・・・私が投げたパンツですか?」 木村の表情がくわっと険しくなった。 木村「この私が女性下着という高尚なもので止血などするわけがないでしょう!」 ものすごい剣幕でまくし立てた後これは自前のハンカチですと付け加えた。 ちよ「やっぱりいい人じゃないのかも・・・」 ちよはそう思うと苦笑した。 (さてよみパンツはどこへ? 忠吉さんが学校に着いたら臭いで捜索?) (そろそろよみともルートに合流ということでいいのかな?)
いや・・凄いね・・・・。 これで校庭と先生ルートはケリがついたのか・・・。 あとは犬ルートと本流(よみとも)ルートだけですか・・・。 ・・・・犬ルートに悪戦苦闘してます・・・。
リレーss面白いね。 分岐してるし・・・ どんな終り方をするのかな? しかーし小生は猫耳よみも楽しみにしておりますです。早く続きキボン
キャラクターCDってどこでDLできるの?
>キャラソン CD屋とかアニメイトとかにあるでしょ。
そんなこと人に尋ねるなよ。 うpされたアニソンぐらい自力で探せ出せないのか? あんまりクレ厨の香りがするならFUCK YOUのコピペ貼っちゃうぞ。 とかDL済みの分際でのたまってみる。
通報しますた
「あなた、どうしたの? まぁ!ケガしてるじゃない!」 お弁当をその場に放り投げ、愛する夫のもとへ駆け寄る妻。 「いや、平気だよ。前に約束したじゃないか、僕は絶対に君より先に死んだりしないと。」 「でも、でも、血がこんなに・・・」 今にも泣き出しそうなその顔を、木村はそっと自分の胸に抱き寄せる。 「心配をかけてしまったね。さあ、一緒に保健室に行こうか。」 「はい・・・」 お互いを支えあいながら保健室に向かう2人を、その場の面々は呆然と眺めるしかなかった。 「・・・今の、何だったのかしら・・・」「さぁ・・・」
てか、禿しくスレ違い
「今度の新戦力は大阪人です!」 「ライバル登場!?」 あれ? 夢、なの? 「大阪人みんながうるさいわけやないから」 「にせものー!!」 なつかしいなぁ、あれからもう2年以上 「それはまめ知識ちごて」「たこちゅー!」「追跡中や」 「じゃーん、私でしたー」「なんでも見えるでー」「へーちょ」 「ドラマやったら」「ホームランって何点?」「なまこー」 ははっ、突然わけわかんないこと言い出すんだよな、こいつ 「よみちゃんのことが好きやったんや」 そんな、泣かないでよ… そんなの、大阪らしくない… ごめんなさい、私は、私には、もう大事な人がいるから… 「好き」 ねぇ、お願い、そんな目で見つめないで… 「好き」 ダメなの、気持ちは嬉しいけど、私は… 「好き」 私は… 私の気持ちは…
>448 そして保健室で木村&妻のラブシーン(別名:えろえろよ〜!)が始まる ヨカーン♪
>>450 思わず泪も拭かずに告白する大阪を連想させ・・・
「好き」 「だから私はっ!」 ――目覚めは突然だった。 「ん…ここって…私…なにしてたん……」 ベッドで寝ていたらしい。 起き上がろうとした時、両手首がベッドの柱に繋がれている事に気がついた。 「つっっ。なっ、なんだよこれ!!」 かろうじて頭を持ち上げてみると、ジャージを脱がされた自らの下半身と ベッドの端に腰掛けている、一糸まとわぬ大阪の姿が見えた。 「よみちゃんの方は薬少なめにしといたんや。ともちゃんはまだ隣で寝とる。 わたし、悪い子なんや。こんなことしたら、みんな傷つくって、わかっててん。 でも、もうこんな方法しか思いつかへん。」 大阪の目からは涙が流れ続けていた。さっきの夢と同じように。
ごめ、42だったね・・
みんなで幸せになろうよ とはいかないかな?こりゃあ…
「眠り薬なんて一体どこで…」暦は異様な状況に総毛立つのを感じながら、そう聞くのが精一杯だった。 「あたし、授業中よく寝とったやろ。夜眠れへんねん。受験も近いのにこれじゃあかん思て、 最近お医者さんでもろてきとんや」小さな声で大阪が答える。 「そんで昨日、学校帰りに新しい分をもろたんやけど、外に出たとき落として袋を泥んこにしてもうて、 中身だけ制服のポケットに入れとったままになってたんや。 ……よみちゃんが悪いんやで。私の目の前で、ともちゃんとあんなとこ見せつけるから……」 そして、大阪は暦にゆっくりと歩み寄ると、暦の両脚をぐっと開き、その間に顔をうずめる。 「ばっ……お、おまえっ!!」 大阪が顔を上げて囁く。「大声あげたら、ともちゃん起きてまうで。見られたくないやろ…?」 髪をかき上げながら、あどけない童顔にかすかに嗜虐的な笑いを浮かべるその顔は、 見せたこともない淫らさをたたえていた。 「……今、みんなで二人を探しとる。あたしがバラしたったら、停学もんやなあ。 ジャージに染みもついとるし、ごまかすんのは難しい思うで…? けど、ここには多分、そうそう探しには来ーへんやろ。 あたしがよみちゃんとずっとしたかったこと、する時間ぐらいはあるで……」 大阪は、ぷっくりとした唇を暦の頬に押しつけながら、ジャージの下に小さな手を滑り込ませる。 「や…だめっ…」智とはまた違う、無垢な子供のようなその感触に、暦は思わず声を出しそうになった。 が、すぐに智のことを思い出し、その声を押し殺す。 大阪が顔を離した。ゆったりと垂れたセミロングの黒髪に囲まれた切ない表情は、 消え入りそうなほどに儚げだった。 「……どうしても嫌やったら」大阪がつぶやいた。「ともちゃんのこと、思いながらでもええんや……」 風にうねる雨音が、ガラス窓を静かに叩き続ける。
>>456 なんだか台風クラブっぽくなってキター!
>>456 めちゃめちゃ強引ですが
薬のわけはこれで。じゃっ! |彡サッ
459 :
429 :02/11/22 02:00 ID:???
>>456 密かな期待にこたえてくれて本当にありがと〜
さーそろそろ収拾がつく頃かな? っつーかそろそろ収拾つけないと。
461 :
460 :02/11/22 02:09 ID:???
オレが飽きるよ(w
ゆかり「そういえばあたしら何してたんだっけ?」 にゃも「うーん、何だったかしら?」 ゆかり「あ、なんか警察の人が事情聴取したいってさ。今日はもう休校だし、さっさと済ませて帰りましょー」 にゃも「うーん、何か大事なことを忘れているような・・・」 榊「・・・大丈夫か?」 ちよ「はい、もう落ちつき・・・あ、あれ? 足に力が・・・」 神楽「安心して気が抜けたんだよ。ほら教室までおぶってやるぜ。」 榊「いや、それは私が・・・」 神楽「ん?じゃあ任せた。」 ちよ「榊さん、ごめんなさい。」 榊「・・・いや、いい」 神楽「いやー、でもさっきの榊すごかったなー。絶対明日新聞に載るぜー」 榊「そんな・・・私、ただ夢中で」 ちよ「榊さんは命の恩人です!」 榊「いや、その・・・」 神楽「照れんなよ!榊!」 ちよ「あ、榊さんのほっぺた赤くなってます。とっても温かいですよー」 3人は楽しそうに笑いながら教室へ戻って行き、この瞬間、捜索隊は全滅した。
タイトル忘れた。44やでー
残るは忠吉さんと木村夫妻だけでつか?<ルート
そろそろともよみ大阪の本流だけ残して脇の話はさらっとまとめちゃったほうがいいかな。 大阪がどう行動するかにもかかってるけどもうラストは近いからいまさら変に混乱させないほうが…
よみと大阪の続きが早く読みたい! お絵かき板の348氏も最高です!!
1週間ぶりに覗いたらこの有様か・・・ 正直、たまらんっつーの!勃ったっつーの!おさまりつかんっつーの! ジャイアンかっつーの!
DVD見てます。ちよちゃんの一日は名作やなぁ。 原作だとよみ出てないのに、アニメ版は智とのからみが満載や〜 そういや保管庫のAAもなわとびのシーンだったんだね。今ごろ気がついた。
>>469 あ〜漏れもあの回好き。
あのAA、あの回だったのか。
「あの」が多いなw
「大型で強い台風17号は、午後4時現在、御前崎の南120キロの海上にあり、 強い勢力を保ったまま、時速40キロとやや速度を上げて北東へ進んでおります。 中心気圧は950ヘクトパスカル、中心から北東側180キロ、南西側120キロ 内側には、風速25メートル/秒以上の暴風域となっております。予想によると、 夜半までに関東地方に上陸する可能性が高くなっており… 」 職員室に備え付けているラジオが、淡々とした口調で台風情報を流している。 台風の接近に伴う強い風によって、校舎に植えられている樹木の枝は根元から 大きく揺らされており、窓ガラスを叩きつけている大粒の激しい雨は、不規則な 打撃音を演出している。 まだ日没までに間があるというのに、速く流れていく黒い雲によって夜間のように あたりが暗くなっている。
「風が強くなってきたわね… 」 自分の机に座って、報告書類に目を通しながら、みなもは呟いた。 お昼に起こった事件の結果、全校生徒に対して退校処置がとられており、 ほとんどの教師も既に帰宅してしまっている。 現在、かなり広い職員室に座っているのは、自分と同世代の女教師だけになっている。 「しっかし、こんな日に宿直当番なんて、きっついわね〜 」 乱雑に散らかされた自分の机に頬杖をつきながら、ゆかりはぼやいた。傍らには読みかけの雑誌が無造作に置かれている。 しかし、彼女の表情はさほど暗くなかった。退屈を紛らわすのに格好の話相手が 傍にいることが結構気に入っているようだ。 「まー仕方ないんじゃない。午後10時に宿直の人と交代するまでの辛抱よ」 半ばあきらめたようにみなもは呟き、両手を伸ばして大きく伸びをした。 生徒が襲われた事件があったにしては、あまりにも平凡に時間が経過しつつある ことに微かな不安を覚えながら、業務日誌にボールペンを走らせ始めた。
「よみちゃん」 大阪は、哀しそうな表情を浮かべたまま口を開く。 「ほんとに、ごめんな… 」 あどけない顔に、黒い瞳の奥に煌きはじめた結晶を溜めながら、自分の唇を ゆっくりと暦の顔に近づいていく。 「お、おおさか、やめろ… 」 暦は、悲痛ではあるが、隣のベッドで眠らされている智には届きそうにも無い、 小さな拒絶の声をあげる。 彼女は、智以外の人間に自分の唇を奪われることに、大きな罪悪感を抱いており、 迫り来る大阪の魔手から何とか逃れようと、必死にみずみずしさのある肢体を シーツの上で弾ませていた。 しかし、ベッドの柱に硬く結び付けられている両手の戒めは、彼女の抵抗を 意味のあるものにはさせなかった。 暦の顔に至近まで迫った大阪は、哀れみと自嘲の表情を同時に閃かせた後、 この世の一切の善意を信じないというような固い仮面をかぶって、暦の唇を しっかりと塞いだ。
「んぐ…」 唇を塞がれた暦は、最愛の人とは微妙に異なる唇の感触に嫌悪感を覚えて、 顔をそむける。しかし、大阪は片手で暦の首まわりを固定して、逃れようとする 暦の唇をしっかりと固定させた。そして、ゆっくりと柔らかく、肌触りの心地よい 唇の感触を存分に堪能する。 更に、短い舌をゆっくりと伸ばして、暦の口内への侵入を開始させようとするが、 暦は上下の歯を固く噛み合わせて、大阪の侵入を阻止しようとする。 「それはあかんで〜よみちゃん」 大阪は少しだけ失望したような表情を浮かべると、指先を動かして暦の鼻を 軽くつまむ。 効果はすぐさまあらわれて、呼吸ができず苦悶の表情を浮かべた暦は、 酸素を求めて大きく口を開く。 その瞬間、大阪は自分の舌を伸ばして、暦への侵入を成功させていた。
「ん、んん〜」 大阪の舌は、軽く口内を蹂躙した後、暦の舌の感触をゆっくりと味わった。 そして口内の水源から大量に溢れ出している、彼女の唾液をすくい上げて、 自分の唾液と混ぜ合わせた。 暦は、信じられない程淫乱な大阪の行動に対して、瞳に涙を浮かべながら拒絶の 意志を示していたが、体の芯から湧き出てくる別の感情が、同時に生まれつつある ことにも気がついていた。 「あ… んくぅ〜」 暦の微妙な気持ちの変化を感じ取っているのか、大阪のもう一方の手は、 彼女の豊かで張りのある胸をまさぐり、土台の柔らかさと、突起の硬さを弄んでいる。 いつの間にか、暦は無意識のうちに、絶妙に緩急がつけられている大阪からの 刺激をより強く感じ取ろうする動きを始めている。 「暦ちゃんは、えっちやな〜、いつの間にか腰振ってるで〜」 唇を暦から離した大阪は、普段からは想像もできないような人の悪い笑みを浮かべる。 「くっ、う、うるさい」 自分の淫らな肢体の動きを容赦なく指摘された暦は、悔しさと恥ずかしさで顔を 赤く染めながら、大阪の視線から顔をそむける。 「ほんでも、喜んでくれたほうが、私も嬉しいで〜 」 セミロングの少女は、場違いな程にのんびりとした口調で呟くと、可愛らしい顔を 豊かな胸の谷間に近づけていった。
えっちなシーンは苦手や… 次の方、お願いします。
ああー、なんかイイ感じの展開だー。 智×よみ×大阪の関係、 そして迫りくる台風。 先が気になるー!
よみともスレなのに
>>472 を読んでゆかり×にゃもを期待した俺。
>>478 ウワッ!同時だよ・・・凄い偶然もあるもんだ・・・。
素直にビックリ。
>>476 の紅茶菜月さんはあずかれの作者さんですよね
(ソース・大阪板のよみともスレ)
482 :
476 :02/11/23 12:02 ID:???
>>481 えっと、その通りです。
リレー小説という形が、新鮮でおもしろそ〜だったので
参加させて頂いています。
「うわ、なんだ?教室に犬!?」 先に教室に戻って来た男子たちを出迎えたのは、全身ずぶ濡れの真っ白な大型犬だった。 「どうするよ、これ・・・外に出すか?」 「つっても外は台風だしなぁ。とりあえず体拭いてやろうぜ」 「そうだな、更衣室にタオルあるから連れてくか。」 だがその犬は机の横から決して動こうとはしない。 「なぁ、ここってちよちゃんの机だろ? これあいつん家の犬じゃねーの?」 「あー、そうだ。俺散歩してるの見たことあるぜ。」 「弁当でも届けに来たのか?」「さあな」 「でもでけーなぁ」「なんか金持ちのペットって感じだなぁ」 クラスの男子に囲まれながら、忠吉は必死で嗅覚を研ぎ澄ませていた。 学校内はあちこちににおいがありすぎて、ちよちゃんの行き先が分からないのだ。 一番においの強い机までは辿り着いたが、そこから先がどうしてもつかめない。 忠吉のあせりが最高潮に達したとき、校庭からかすかな叫び声が聞こえてきた。 『ナカタキーック』 台風の音にまぎれて人間達には聞こえなかったようだが、これは確かに「ゆかり先生」と呼ばれる人の声だ。 たしかちよちゃんの保護者の一人。とりあえず彼女のもとへ行こう。
ちよ・榊「ええ?忠吉さん!?」 『ちよちゃん!無事だったんだね!!』 ボクの最愛のトモダチは、榊さんの背におぶさっていた。 ボクは知っている。彼女もボクと同じ、ちよちゃんの大事なトモダチだ。 良かった、きっと彼女が助けてくれたんだ。本当に良かった・・・ 急激に四肢の力が抜けていく。雨で奪われた体力は相当に大きかったようだ。 ゆっくりと視界がぼやけ、忠吉はそのままその場に倒れこんだ。 ちよ「忠吉さん!しっかりして!」 『逆に心配かけちゃうなんて、ボクってかっこわるいなぁ・・・』 『でも、ちよちゃんが心配してくれて嬉しい・・・』 神楽「私、更衣室からタオルもってくる」 榊「私はミルクを買ってくる。ちよちゃんは様子を見ていて」 ちよ「はい!お願いします!」 誰もいなくなった学校の廊下、しっかりと抱き合う少女と犬。 「ひょっとして、私を助けに来てくれたの? ありがとう、忠吉さん」 “ちゅっ” 「・・・私のファーストキスですよ」
めっさ古い話だけど、このスレか前スレにあった(仮)火曜サスペンス劇場。 あれすごいね。なんつうか2時間モノの映画で見たくなるような。 あれ書いた人ってモノ書きでメシ食ってる人ですかい?
>>485 今初めて見てきた。
全部が全部あずまんがスレだとかえってどこ見ていいかわからんな…
ともよみ派にはどのへんがお奨めだろうか?
>>489 挿絵キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!
それだけの絵が描けるってのも十分凄いですよ…
>>489 読んできたよー
かなーりレベル高かったよ!
492 :
490 :02/11/23 18:52 ID:???
いつもの教室、いつもの朝。 「まったく、おまえのせいでひどい目にあった。」 「なんだよぉ、相合傘嬉しかったくせにぃ」 「あぁ、ほんとは嬉しかったよ、とも…」 ん?あいつが学校でこんな台詞言うわけない…なんだ、夢かよ… 夢の中のよみはいつも私に優しい。 最初の頃は、真面目なよみを開放してあげてるんだって思ってた。 体重や、ファッションや、勉強や、運動や、何から何まで、 よみは世の中のあらゆる評価に、必死になって勝とうとしている。 毎日無理して、背伸びして生きてる。 でも私の前では素直な自分を出してくれるから。 だからよみにとって、私は必要な存在なんだ。 それなのに、いつからだろう? きっと友情という一線を超えてしまったあの時? ただただ嬉しかった私。でもよみの顔は苦しげだった。 私たちは許されない関係になってしまったのだから。 表面上はいつもと変わらない。私がバカやって、よみがつっこんで。 でも最近ちょっとだけ、本気で冷たくされてるんじゃないかって思ってしまう。 この関係自体を、いけない秘密を、私に握られてるから、 しかたなく付き合ってるんじゃないかって、そう疑ってしまう。 もし別れてしまったら、きっとよみは心のどこかでほっとする。 でも私は、自分の全てをさらけ出せる相手を失ったら、 耐えられずに壊れてしまうだろう。 もう、よみは私の一部、ひょっとしたら全部かもしれない。 だからお願い、大阪…… よみを奪わないで…私を壊さないで……
494 :
493 :02/11/23 19:27 ID:???
時々リレー参加してましたが、漏れには終わらせるだけの力量が・・・ そのくせハッピーエンドになって欲しいなとか無理な注文をして去る。
挿絵みますた。 348氏、あんたすごいでつ。 おいらも画力があればなぁ、SSだけでなく気になった小ネタでも挿絵描くのに。 よみ女王様とか桃太郎とか。いまは針金人形しか描けん。
497 :
476 :02/11/24 01:54 ID:???
493氏のSSとかきこを見て 心がズキズキと痛む… 489氏の挿絵、凄いのひとことです。 絵が描ける人は、とても羨ましいです。
>>489 氏の挿絵、以前に見た『人生はすてき』というよみとも話を描いてた人に似てる。(あれも切ない話だった)
独特の筆ですな。
大阪の愛撫は決して上手とは言えなかったが、 ひとつひとつの行為の反応を確かめながら、 相手を喜ばせようとする愛情は十分に感じられた。 「ともちゃんはもう、よみちゃんの感じるとこ全部知ってるんやろなぁ。 あとどれだけ時間があるかわからんけど、私もたくさん見つけてあげるで」 大阪の指先と唇は獲物を求め、よみの皮膚をじわじわと弄り続ける。 そして最初の獲物、右手の指先は脇腹を捕らえ、唇は左の乳房の先端を捕らえた。弱点を同時に責められたよみの口からたまらず声がもれる。 「今だけでいいんや。もっとよみちゃんの声が聞きたい。もっと、もっと・・・」 必死に尽くす大阪の姿を見て、よみの胸にあの時の記憶が蘇る。 ともと初めて結ばれた時も、こんな風だったっけ・・・ あいつは緊張で怯えながら、私を喜ばせる方法を必死に探してくれた。 罪悪感も、背徳感も、みんなあいつの愛情で溶けてしまった。 ともは本気で、心の底から私を好きなんだって信じられた。 でも私たちの関係が祝福されることは無いんだ。 そう思ったとき、私は悲しくて、切なくて、泣いてしまった。 あいつは誤解したかもしれない。今も誤解したままかもしれない。 そして私も、涙の理由をちゃんと話せないままだ。 「とも・・・」 ――その声を聞いた瞬間、大阪の動きが止んだ。
502 :
493 :02/11/24 18:37 ID:???
ちょっとだけ進めてみました。一部改行忘れ
擦れ違うふたりの想い。 切ないストーリーになりそうだ… 続きキボン!
「にゃも〜 見回りいってきたぞ〜 」 ゆかりは、少し軋んだ音を立てながら、職員室の扉を開けた。 「ご苦労様… って、あんた何もってるの? 」 みなもは、ゆかりが手に持っている物に驚きの声をあげた。 「じゃーん、せーらーふく〜 」 見せびらかすように、二着の女子制服をみなもの方に向ける。 「あんた、何でそんなもの… それに、誰の制服なの? 」 みなもは、目の前に出された場違いな代物を不審そうな目で眺めている。 しかし、ゆかりは持ち上げた制服を眺めながら、あっさりと説明する。 「あ〜これ、滝野と水原のよ 」 どうやら昼の事件のせいで、下着騒動のことはすっかり頭から抜けて しまっていたらしい。 「そ、そうか… 明日、彼女達に返さないとね」 少しばつの悪そうな顔をして呟く。 「ねえ、にゃも… 」 ゆかりは、制服をもったまま、腐れ縁である同僚に近づいていく。 「な、なに… 」 いつもと異なるゆかりの表情に、にゃもは少しだけ違和感を覚える。 「ひさしぶりに、楽しまない? 」 「えっ? 」 ゆかりの言葉の意味を咄嗟に悟れず、みなもの黒い瞳は戸惑いの表情を浮かべる。 「せっかく制服もあるんだしさ〜、高校の頃に戻って… 」 「ゆかり、まさかあんた… 」 彼女の意図をようやく理解した、みなもは思わず口に手をあてた。 同時に、高校時代の甘酸っぱい想い出が脳裏に蘇る。 「まあ、たまにはいいかもしれないわね… 」 数分の熟考の後、彼女は自分を納得させるかのような声をだした。
ゆかり×にゃも キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!! つーか終わりそうに無いなこれ。今他のネタ上げにくいような気がするけど大丈夫か? ネコミミヨミもあずかれもevenifも読みたいなぁ
その時の大阪の笑顔は一生忘れられない。 全ての感情を包み込むような、全ての理性を融かしてしまうような、そんな笑顔…… 私の縛めを解いた大阪は、のろのろと衣服を身につけはじめた。しばらく無言の時が続く。 ぼんやりと隣のベッドを眺めると、ともの寝顔に涙の跡があった。 「…台風ってやー」 突然語り出した大阪の声に、思わずびくっと体を震わせる。 「突然海の向こうからやってきて、さんざん迷惑かけて去っていくやんか。」 「あ、ああ・・・」 「大雨で町を水浸しにしたりとか、土砂崩れを起こしたりとか、 大好きなテレビ見てるときにテロップ入れて邪魔したりとか」 「たしかにテロップは嫌だなぁ。」 なんかほっとした。いつもの大阪に戻ったみたい。 「でもな、私台風が好きやねん。私の中にある、わーって暴れたくなるところを、 台風は誘い出してくれるんや。一緒に暴れたろうって言ってくれるんや。」 「大阪にもそんな所があるんだな…」 「そや。もし今日が台風や無かったら、ともちゃんと抱き合ってるところを見なかったら、 こんな真似はせーへんかった。よみちゃんのことも、最後まで言えへんかったて思う。」 「こっちこそ、無神経でごめん。私だって、もし逆の立場だったら何してたかわからないよ。 学校であんな真似したのは初めてだし。これも台風のせいなのかもな。」 「よみちゃんのこと、最後まで気持ち良くさせてあげたかったんやけどな…… やっぱり私には無理みたいや。弱虫やから……台風は無理や……」 背を向けて肩を落とす大阪を見て、私の胸がきゅっと痛む。 「もういいよ、大阪。私の一番大事なひとはともだけど、大阪だって大事な友達なんだから」 ちらりとともの方を確認して、私は大阪をぎゅっと抱きしめた。 なぜだか抱きしめてあげたくなった。このまま消えてしまいそうだったから……
大阪は私の行動にちょっと驚いた様子だったが、すぐに笑ってこう言った。 「最後に一回だけ、キスしてくれへん? それで今日のことはおしまいや。 これからは、私はずっと、よみちゃんの『友達』や」 そうだな、今日はいろんなことがありすぎた。もうおしまいにしよう。これでおしまい…… 目を閉じて待っている大阪の唇に触れたとき、背中に刺すような視線を感じた。 「よみ!!!!」 ともは目を覚ましていた……
509 :
493 :02/11/25 01:55 ID:???
つい修羅場にしてしまった・・・ハッピーエンドから遠ざかる一方やん・・・ ここからどうやって方向修正すれば(;´Д`)
>>509 智とよみ、ふたりを信じるんだ。
ふたりの絆はそんな弱いものではないはずだ!
>506 そうですね、只今このスレが暴風域に入っているため、 ネタをあげることが出来ないのです…w いや…まあ実際の所、自分の書いてるヤツがしばらくマターリとした展開なんで、 内容の薄い展開をちょこっと揚げるだけじゃ吹っ飛ばされますし、 目下こちらも負けぬように、台風の準備をしているところだったりしますw
「っ… 」 暦は弾かれたように大阪の唇から顔を離し、声がした方向に体を向ける。 彼女の眼鏡越しにある瞳には、呆然とした表情で自分たちの行為を眺めている 一人の少女の姿が映っていた。 「あ、あの… 」 暦は否定の声をあげようとするが、動揺が激しすぎて舌が上手く回らない。 「な、なんでだよ… 」 智は青ざめた唇を震わせながら、非難の言葉を紡ぎ始める。 「… 」 「なんで、お前が大阪とキスしてるんだよ! 」 肺腑に鋭い槍を突きつけられた暦は、苦しくて何も言うことができない。 「何とか言ってよ! 」 沈黙を守り続ける暦に、智は無性に苛立ちを覚え、悲鳴にも似た声を張り上げる。 「智、これはだな… 」 暦は弁解の言葉を口に出そうとするが、普段は理知的な頭脳が全くといって よいほど働かない。
「もういい… 」 智は、今まで誰にも見せたことがないような暗い表情をして俯いた。目尻には 悲しみと怒りの結晶が溢れ出し、床を濡らし始めている。 「あの…ともちゃん? 」 大阪が何かを言おうとした。その時… 智はベッドから飛び降りると、上履きも履かずに生徒会室から飛び出して行った。 「待て、とも! 」 暦は、慌てて智を追いかけようとして、出口に向かって駆け出そうとする。 しかし、次の瞬間に自分のジャージの袖を掴まれていることに気がついた。 「大阪? 」 「いかないで… よみちゃん」 暦の体操着の端を躊躇いがちに掴んでいた大阪は、大きな瞳を涙で滲ませながら、 上目遣いで暦を見つめている。 「私を置いていかないで、一人にしないで、おねがいや! 」 頬を伝って流れ落ちる涙に、顔全体を濡らしながら、大阪は必死で暦を止めようと する。 暦は荒れ狂う感情の暴風に翻弄されて、ただ呆然とその場に立ち尽くしている。 窓を叩く雨音は激しさを増し、風は木立をより強く揺らしている。遠くから聞こえる 雷音は不気味な重低音を響かせながら、大型台風の接近を警告していた。
大阪、何気に上手に小技つかうなぁ・・・あのタイミングでよみを引き止めたり。 テクニシャン?
ますます修羅場に… よみの選択をおねがいします。
517 :
493 :02/11/25 23:08 ID:???
うわー、最悪の展開やんかー (;´Д`) 無茶なネタ振りしてごめんよ…… とも「よみのバカ!浮気者!メガネ!デブ!」 よみ「おい、最後のは聞き捨てならねーぞ!」
518 :
493 :02/11/25 23:11 ID:???
選択かぁ。ここが最大の分岐点やなぁ。 ちょっとアンケートでも取ります? 漏れは王道でともちゃんに一票。
>>518 智。絶対智。
・・・だってここ「とも・よみスレ」じゃんよ
>>518 大阪には悪いけど…ともちゃんを幸せにしてくれ
ともーんに一生。
523 :
522 :02/11/25 23:52 ID:???
間違えた、一票だ。
>>522 さん
つい本音が出たと見たが…(きらーん★)
流石にとも&よみエンディングが圧倒的に多いな、 それにしても、次に書く人は大変そう(汗
とりあえずゆかり×にゃもの続きを〜 木村夫婦は誰も名乗りをあげないのか? ちよ×忠吉はさすがに無理だと思うがw
滝野智とは小学校以来の友人だ。いや、以来中学高校とほとんど同じクラスで毎日のように顔を合わせている今となっては腐れ縁と言うべきか。それ故、お互いの事は知り尽くしている。映画や音楽の嗜好は勿論、風呂場で洗う身体の部位の順番まで。 そして、二人の間に隠し事は存在しない。 いや、隠し事をしていても隠し通せたためしがないのだ。 智が柄に似合わず日記をつけている事、暦がラジオ番組の常連投稿者である事、はじめは内緒にしていても、自ずから相手に知られるように振舞ってしまう。自分の秘密を相手に知られることが、長年の付き合いの中で自然に培われた二人の間の約束事項なのだ。 また、二人だけが共有する「秘密」もある。 高校受験の時の気晴らしがきっかけだったが、月に何度か夜中に二人で部屋をこっそり抜け出して、公園や河原で一夜を明かしたりすること。 中学生になって間もないある夏、二人の家族と共に出かけた高原の避暑地でちょっとした火遊びをしたこと。 小学生の頃、捨てられていた仔猫を暦の家の納屋でこっそり飼っていた事。 秘密の猫。 神社の境内でダンボール箱でか細い鳴き声を上げていた猫。誰にも見つからないように部屋に持ち帰った猫。それを最初に見られたのが智。 不器用で乱暴な智には隠しておこうと決めていたのに、かわいいねと額を撫でた時ひどく痛んだ自分の心。半べそをかきながら二人で飼おうね、と約束した夕暮れの部屋。 結局あの仔猫は親に見つかって、近所の人にもらわれていった。 二人の秘密の猫。そう、今、自分は秘密の猫なのだ。
智にだけは打ち明けるべきか。 「あ、よみさんおはようございます。どうしたんですかその帽子」 「あ、ちよちゃんおはよう、……これはえーと」 「新手のダイエットだよ」 「んなわけあるか」 駄目だ。今の智は駄目だ。 自分の生き様の為ならこれから入る部屋の鍵を投げ捨てるような女だ。なにより今この状況は、「よみに猫耳が生えた」という本人以外にとっては笑い事以外の何者でもない。 共有する秘密には、お互いのリスクがあるからこそ、秘密なのだ。むしろ智にとっては天佑神助の好機ではないか。 「みんなー、水原さんは今日から、ねこよみよーっ」 台詞回しまで容易に想像出来た。 やはり黙っていよう。この頭の異物の正体は依然分からないが、そのままやり過ごせるならそれに越した事はない。 改めて決意したところで席につく。 ふにゅ。 腰に異常な感触を覚えた。瞬間、ただ事ではないと悟り、慌てて手洗いに駆け込む。 畜生。 いままで頭に気が回って、まったく意識していなかった、が、予想は出来たはずだ。 水原暦には、猫の尻尾も生えていた。
字数規制の所為で2レスに分かれましたが、上二つで「ねこよみ・その3」です。 台風祭りの箸休めにどうぞ。
>>530 おつかれさま〜
コミカルタッチな展開がすごくイイです。
お話の続きがすごく読みたくなりました。
ねこよみキタ-! どことなく硬質な文体がイイ!
>>528 コミカルな内容に淡々とした筆口。
素晴らしいです。2日目から肉球も期待してますw
>>518 大阪も見てみたいが、やっぱり4コマの印象(相合傘よみとも)が忘れられないので
智に1票。しかし、ここの作家陣は凄いね・・・。
>ねこみみ あなたの文章好みです、続きをお待ちしています。 >台風 よみ! 早く智を追いかけろっ ということで智に一票。
ねこよみ可愛いな〜〜〜 尻尾まで生えるとは、よみヤル気満々だなーーー 台風はともを追っかけて欲しいんよーーー
木村先生は渋川流か・・・
(答えは出ているはずなのに・・・) それなのに、よみの体は動けない。まるで魔法をかけられたように。 その華奢な体からは想像もつかない力で、よみの腕は抑えられてしまった。 いや、それは錯覚で、本当の力は涙に宿っていたのかも知れない。 人は死ぬ瞬間、それまでの人生を走馬灯のように見るという。 今よみが見ているのはまさにそれだった。 とも、大阪、2人との思い出が交互に脳裏をよぎる。 選ぶのは簡単。でも選ばれなかった想いはどうなるのだろう? 大阪が泣いてる。ともも泣いてる。 そして2人ぶんの痛みがよみのこころに突き刺さる。 よみに失恋の経験は無かった。幼馴染と、初恋の相手と結ばれたから。 だからその痛みは勝手な想像でしかない。 なのに、その想像の痛みでさえ、重すぎて押し潰されそうだった。 自分の選択で、確実にどちらかがこの痛みを負うのだと思うと、 簡単な選択問題の分かりきった答えを、解答用紙に書き込めない。 (どうしよう、どうすれば、傷つけたくない、傷つきたくない・・・) 走馬灯は終わりに近づいて来ていた。 朝。台風接近のニュース。家族との会話。父親の大きな傘を借りて。 ともの傘が飛ばされて。笑ってる大阪。そういえば少し悲しそうだった。 保健室で、更衣室で、ともとじゃれあい、生徒会室で大阪を抱きしめた。 腕の中の大阪と、裸足で飛び出すともの後姿。 「決めた。」 よみはそう呟くと、大阪の体を抱え上げた。
「よみちゃん!?」 突然抱えあげられた大阪が驚いて叫んだ。 「しっかりつかまってて。これからともを追いかける。」 一瞬の期待が裏切られ、よみの首を抱いていた大阪の両手から力が抜けた。 「なら私のことはほっといたらええやん…」 「だめ。今の大阪は危なくてほっとけない。」 「嫌や!私ともちゃんの顔見られへん!」 「嫌なら見なくてもいい。でも誤解だけは解いておきたいから。 今日はいろんな事があったけど、おかげで自分の気持ちに自信が持てたの。 私はともが世界で一番大事。 大げさで自分勝手ではた迷惑なやつだけど、 いたずら好きで甘えんぼで子供みたいなやつだけど、 本当に、本当に大好き。一生そばにいたいって思ってる。 お父さん、お母さん、それに周りの人間がたくさん傷つくかもしれない。 世の中に理解されないで差別されるかもしれない。 そうやって傷つけて、傷つけられて…… でももう怖くない。変に隠したりもしない。 これが本当の気持ちなんだもの。自分に嘘はつけないもの。 痛みより喜びのほうが、ずっとずっと大きいって知ってるもの。 だから、私は大阪の痛みを消してあげられない。 でもその痛みの何分の一かでも、私も一緒に感じるから。 絶対大阪のこと、さっきのキスを、忘れたりしないから。 ……お願い、一緒に来て。 私はこれからともの前で全てを話すつもり。 それを大阪にも聞いて欲しい。」 一気に語り終えたよみは、じっと大阪の目を見つめていた。
540 :
538 :02/11/26 22:48 ID:???
とりあえず決断してしまいました。 ともちゃんの行き先と3人の決着は次の方に。 実は大阪ルートで半分書き上げていたのは秘密だ。
ところでこの板の限界文字数・行数はどのくらいですか?いつもはじかれる・・・。
「よみのばか―― 」 智は、無我夢中で廊下を駆け抜ける。 「あんなに信じてたのに、あんなに好きだったのに」 激しい息づかいが、自分の心を激しく掻き乱す。 しかし、いくら走って振り払おうとしても、脳裏にはよみと大阪の甘いキスシーン しか映ってこない。 「ひどい、ひどいよ、こんな…… 」 涙を振りまきながら、なおも無人の廊下を全力で疾走する。しかし、ただでさえ 滑りやすい廊下を靴下だけで走っていくことには無理があって―― 「あうっ」 身体の制御を失った智は、小さな叫び声をあげながら、大きく前に倒れこんでいた。 「あいた―― 」 智は激しい衝撃の一瞬後に、湧き起こってくる鈍い痛みに苦悶の表情をみせる。 同時に、全力疾走に耐えかねた心臓も悲鳴をあげ、肩で息をしながらその場に 座り込んでしまう。 智はぶつけた両膝を手でさすりながら、荒い呼吸を整える。 その時、扉越しから微かな声が聞こえてくることに、全身の感覚が鋭敏になっている 少女は気がついた。
「なんだろう? 」 智の耳に辛うじて届いてくる小さな声は、音程を微妙に変えながら、途切れ途切れに 鼓膜を揺さぶってくる。 彼女はしばらくは、耳をすませたまま動かなかったが、持ち前の旺盛な好奇心が 少しずつ湧き出してきて、ついに悲しみを上回る。 智はそっと扉を開けた。 足音を立てないように気をつけながら、宿直室と書かれた小さな看板の下を通ると、 衝立ごしにくぐもるような声が、両耳にはいってくる。どうやら女性の声らしい。 智は、その声に吸い込まれるように音源に近づいていき、脇から衝立の向こう側へ 回り込む。 「え…… 」 彼女の瞳には、信じられない光景が映し出されていた。
(どういうこと? ) 自分の担任と、体育の先生が女子制服を着て口づけを交わしている、異常なシーンが 智の眼下にあるベッドの上で展開されている。 「先生? 」 声を出そうとは思っていないのに、勝手に口が開いてしまう。 「なんで、制服着てるんですか? 」 間近で教え子の声を聞いた二人の教師は、驚愕の表情を浮かべて、少女の方を 振り向いた。 「…… 」 数秒の沈黙の後、ゆかりは突如口を開く。 「にゃも! 」 みなもは、鋭い声を聞いた途端に弾かれたように走り出し、雌豹のようなしなやかな 動作で智の背後にまわりこむ。そして、彼女の両腕を抱え込んで動きを封じてしまう。 同時に、ゆかりは扉に向かって駆け出し、扉の鍵を閉める。
「どうして…… 」 目の前で展開された出来事が、現実のものとは信じられず、智は立ち尽くしている。 「滝野さん、ごめんね」 真後ろで智を捕らえているみなもは、少し哀しそうな表情を浮かべる。 「私達の関係を知られるわけにはいかないのよ…… 」 「でももう遅いわね」 扉を閉めたたゆかりは、皮肉めいた笑いを浮かべながら、ゆっくりと戻ってくる。 「智ちゃんには黙ってもらわないと」 担任の教師は、驚きで全く動けない少女の前にまわりこみ、次の瞬間には 彼女の可愛らしい唇を塞いでいた。
>>541 参考になるかどうか分かりませんが、行数は30行前後、
文字数はわかりませんが
>>213 ならOKで、
>>528-529 は1回で投稿できなかったのでその間くらいですかね。
あと、一行に長い文を書くとそれだけでも弾かれるので注意。
ワタシよくこれで怒られます。(w
教師二人に襲われるともちゃん・・・。 そしてそこに駆けつけるよみ&大阪・・・。 乱交のヨカーン
「すごいな、雨……」 教室の窓際に腰かけてぼんやり外を眺めていた神楽が呟いた。 「もうすぐお父さんの仕事が終わりますから、車で迎えに来て貰います。 今日の事件もお話して、ちゃんと御礼もしたいですし。」 美味しそうにミルクを舐めている忠吉さんの頭を撫でながらちよが答える。 「(お父さん……)い、いや、御礼なんてそんな」 「どうしたんですか?榊さん。なんだか顔が真っ赤ですよ。」 結局3人と1匹は帰るタイミングを失ってしまった。 消えた3人の友人が気になったが、いつのまにか教室から 3人のカバンが消えていたので、もう帰ったものと思い込んでいた。 実際は智・暦が寝ている隙に、大阪が生徒会室に運び込んだのだが。 「平日の午後だってのに、学校に誰もいないなんて、妙な感じだなー」 「そうですねー。でも忠吉さんが学校にいる方が、私には妙な感じです。」 なんとなく異常な雰囲気を感じ取っていた3人だったが、 しんとした校内の片隅で、今まさに自分の友人たちが、そして教師たちまでが 複雑に入り組んだ愛憎劇を繰り広げていることなど、思いもよらなかった・・・
>>547 ともを他人の手から護ろうとするよみ・・・。
しかし力及ばず自分も・・・とか?
教師ルートが本線に合流しましたね。 よみの決意も固まったようだし、いよいよ最終章って感じですなぁ。 友人ルートはこのまま蚊帳の外か?
551 :
542 :02/11/27 00:36 ID:???
>>548 さん
状況説明&ちよルート進行、お疲れ様です。
ゆかり&にゃもルートを生かしたかったので、
敢えて智には危地に飛び込んでもらいました。
それにしても、今後の展開が全く予想できない。
どうなるんだろう?
552 :
541 :02/11/27 00:55 ID:???
藻前ら凄いです。 ルート合流しちゃったよ・・・・。すんばらしぃ・・・。
やっぱりマトモなコンビは榊・神楽だけだよな
と何食わぬ顔で言ってみるテスト
>>541 文字数は、SS書き手がみんな気にしてるテーマかも……
とりあえず今、自分が書いたやつをワードの文字カウントで調べてみたら
989字で弾かれたのを次の回で952字(スペース含めず)に削って通っています。
参考になれば。
555 :
541 :02/11/27 01:12 ID:???
>>554 そのくらいでも通るんですね。ありがとうございます。
すまぬ。漏れには続けられない。 てか、難しいよ、収束。 難易度タカー!w
「―――智……どこに行ったの……?」 よみは人気の無い校内の中、大阪を抱いたまま、智の姿を駆け足で探していた。 「ともーーーっ!!」 精一杯張り上げた声が、廊下に延々と反響する。 抱かれている大阪の目が、心配そうによみの顔を見上げた。 「…よみちゃん…もう、ええよ…」 「…えっ、何?」 「私、一人で歩ける…だから、ともちゃん、2人で手分けして探そ。な?」 大阪の口調は落ち着いていたが、しっかりとした決意を感じさせた。 「…分かった……ありがと」 「ええんよ…友達やない」 「友達…」 その言葉に、よみの胸は再びチクリと痛む。 でも…もう決めたんだ。 私にとって世界で一番大切なのは、アイツなんだ…! 「…じゃあ、2階は頼んだ。私はこの階を!」 「うん」 大阪が2階に降りていくのを振り返らずに、よみは再び駆け出した。 ―――待ってろ、ともっ……!!
66号キター 67号キテー
「―――ぅぐ…んっ……やっ…う…んっ!!」 蹂躙――― 女教師の手練のキスは、歯茎から歯の裏側まで、ねっとりと少女の口内を犯し、 あどけない智の体の真底から、容赦無く「女」を引きずり出そうとする。 智は激しく抵抗するが、大人の力で羽交い絞めにされているので殆ど身動きが出来ない。 そうやっているうちにも、長く伸びた女教師の舌に自らの舌を絡めとられ、喉の奥に直接、女教師の口の中でミックスされた唾液をこんこんと流し込まれる… 「うあぁ…」 飲みきれなくなった唾液が、ツウッと唇の端から垂れる。 「ふふ…可愛い……ねえ…意外と簡単に口開けちゃって…実は…好きなんじゃない?こういうの…?」 少女を責め立てる昂揚感に、女教師は舌をベロン、と出しながら意地悪な笑みを浮かべる。 「ぅあ……やっ!…違う…」 智は顔を真っ赤にして首を振った。 「へぇ…?」 ゆかりはぐいっと智の顎の下に入り、首筋を、喉からうなじの辺りにかけて舐める。 「ひゃんっ!!」 背中から頭の天辺へと、一気に電気が駆け抜ける。 「フフ…どこが違うのよ」 いつもは元気が売りの生意気な生徒、それが、今は自分の責めに対して眉を顰めながら、体の奥底から沸きあがる快楽に懸命に抵抗しようとしている。 その姿が、女教師の嗜虐心にますます火を点けた…
ともたんかわいいなあ( ;´Д`)ハァハァ
智ちゃん…
なんとなく無言のまま時が過ぎてゆく中、すっ…と榊が立ち上がった。 連られたように神楽も立ち上がる。 「…トイレに」 「やっぱりそうか。あたしも一緒に行くよ。」 「私はここで待ってます。いってらっしゃーい」 ぶ厚い雲のせいで光が届かないため、ただでさえ人気の無い廊下は 不気味な雰囲気を漂わせている。 ときおり聞こえる雷の音が不気味さに拍車をかけていた。 「実はさぁ、一人で行くの怖くてちょっと我慢してたんだ」 「……実は、私も。でも我慢できなくって」 「なんだ、榊も怖かったのかー。なんだか意外だなぁ」 「雷が苦手なんだ。おばあちゃんが『雷様はへそを取る』って言ってたから。」 「榊っておばあちゃんっ子だったのか。だからご飯もゆっくり噛んで食べるんだな?」 「うん……」 (榊とこんな風に話すのって久しぶりだ) 神楽の胸に、なんとなく嬉しさがこみ上げてきた。 よく一緒に登下校してはいたけど、普段は自分が一方的に喋っていたように思う。 今日は台風のせいか、自分の口が重い。でもそのおかげで、 榊と同じペースで会話できているのかもしれない。 (口下手だけど、けっこう面白いこと言うんだなぁ) これも新しい発見だった。出会ってから1年以上たつのに今ごろ発見があるなんて。 ……もうちょっとだけ、このまま話がしたい……
「さ、榊…」 「ん?」 「せっかくだからさ、このままちょっと校内を散歩しない?」 「でも、ちよちゃんと忠吉さんが心配する。」 「そ、そうだよな。うん、教室に戻ろう。心配かけちゃいけないもんな。」 (そうだ、こいつはあたしよりちよちゃんたちの方が大事なんだっけ) 自分の中に芽生えた悲しさと嫉妬の感情に、神楽は驚いていた。 ついさっきまで、あんなにたのしかった道のりが 今の帰り道は、外の天気と同じように重苦しい。 この反応はいつも通りだったし、普段の自分なら気にならない筈だった。 いや、気になったとしても、周りの雑音にすぐ紛れてしまった。 だが人気の無い廊下を2人っきりで歩いている今、この感情に逃げ場は無い。 榊は自分の一言が神楽を傷つけてしまったことを知らない。 急に無口になった友人を見て、私より怖がりなのかも、と思い込んだ。 それより今日はもう少し忠吉さんと一緒に居たいと願っていた。 ――2人が教室に戻ると、出迎えてくれるはずのちよちゃんがいなかった。 「お父さんが来たのかな? 玄関に行ってみる?」 「うん、そうしよう。」
まともなコンビを分離させてみました。 さて、どう料理するべきか・・・
>>564 お疲れ様〜
「誰もいない学校」が、これほどアドベンチャーの舞台に適しているとは
全く思っていなかった。
ちよの父親が玄関に到着していた。 「お父さーん!!」 「ちよ、平気かい? どこもケガは?」 「大丈夫です。榊さんが助けてくれたんですよ。あとゆかり先生に木村先生。 それに忠吉さんも。」 「うん、後できちんと御礼をしなくてはね。ああ、忠吉まで来てくれてたのか。 今ごろのこのこ現れるなんて、父親失格だな。」 「そんなことないです! 大事な会議を邪魔しちゃって……」 「ちよっ!」 「は、はひっ!」 「私はお前の父親なんだ。他人みたいに気を使うんじゃない。 お前より大事な会議なんて無いんだからな。」 「お父さん…」 「さーて、お前の大事な友達を呼ぶ前に、久しぶりに抱きしめちゃうぞー」 「もー、お父さんの方が子供みたいです……。」 父親に抱かれる気恥ずかしさに、つい上を向いたちよ。 その視線の先にちらりと見えた人影… 「え? 大阪さん!?」 (つづく)
さすがに躊躇はあった。自分は教師であり、彼女は教え子だ。 しかし、ついに左鎖骨の急所を探り当てられ、少女が生娘らしからぬ喘ぎ声を漏らしてしまう様を見る に至り、ゆかりの歯止めは弾け飛んだ。 「にゃも・・・いつまで見学してるのよぉ」 「え!?何言い出すの。あんた・・・」 顔を赤らめて口ごもる相棒に、ゆかりは鋭い視線を投げつつ宣言する。 「にゃも、私がいいって言ってんだよ。ね、そうでしょ・・・にゃも」 「だって・・・だめよ、そんな。私には、できないわ」 「まーたまた、じゃあ、これは何?」 やおら、ゆかりは親友の腿の付け根に手を伸ばす。そこは既に、下着の上からでもわかるほど湿って いた。 「きゃん!何すんのよ、だめ。この娘を、私、壊しちゃう・・・だめ」 「ふふふ、何よ今更。体育大の水泳部男女を全て吸い尽くして廃部に追い込んだ魔女の力、久しぶり に見せてよ。ね、そしたら私、今夜は久々にあんたの部屋に泊まって・・・」 その一言が、みなもの表情を変えた。 「ゆかり・・・本当にいいのね?」
大雨の中、大阪は必死に屋上のフェンスを乗り越えようとしていた。 明らかに只事ではない。 「どうした?ちよ」「お父さん!あそこ!」 事態を確認した2人は瞬時に各自が取るべき行動を決めた。 「ちよはすぐ屋上へ行け! なんとしても引き止めろ! 私は警察を呼んだ後、万一のために下にマットを用意する。 体育倉庫のカギは? よし、まず一緒に職員室だ。」 大阪さん・・・いったいどうして・・・? 今日の大阪さんはどことなく元気がなさそうだった。 でも、まさか自殺なんて・・・ 「ゆかり先生! 黒沢先生! 大阪さんが大変なんです!」 だが勢い良く駆け込んだ職員室は無人だった。 「今日は宿直の時間まで職員室にいるって言ってたのに・・・」 なんだか今日は全てがズレている。 体育倉庫のカギを黒沢先生の机から取り出して父親に預けると、 ちよは屋上へ向かった。
569 :
568 :02/11/28 01:23 ID:???
強引に大阪に見せ場を作ってみたり。 よみ×とも、ゆかり×にゃも、榊×神楽、大阪×ちよ、に分けてみたわけですが 少しは収拾つけられるだろうか? 大阪×ちよルートはなんとかハッピーエンドにしたいなぁ。 傷心の大阪を癒すちよちゃんという方向で。
なんとなく泣けるEDになりそうなヨカーン
まさか、ちよ・榊ルートが復活するとは・・・。
>>568 実際の映画の「台風クラブ」にも、屋上ではありませんが、飛び降りるシーンが
ありますた。もしや、映画見ました??w
また分岐が! すごいなぁ・・・
なんかもうあっちこっちで 百 合 爆 発
…お願い、大坂が死ぬとかは止めて… むしろ全員が笑顔でいられるようなEDにしてくらはい… もう、人が死ぬのは…
「私、止められませんでした・・・」ちよ自殺←大阪自殺→「自分達のせいだ」ともよみも自殺 ↓
↑ 夢ですた
だめだ・・・漏れにはシーンが多すぎて書けないよぅ。
息を切らしながら、全速力で階段を駆け上がったちよは、屋上の扉にたどりつく。 必死で重い扉を開けると、強い風に流された大粒の雨が、容赦なく少女の頬を 叩きつける。それでも腕を上げて、吹きつける雨粒を遮り、懸命に視線を上げると、 フェンスをまたぎ、地上へ飛び降りようとしている、大阪の後姿が視界に入ってくる。 「大阪さん! 」 ちよは悲鳴をあげると、水しぶきを跳ねあげながら、無我夢中で走り出す。 フェンスの端にたどり着くと、小さな両手を伸ばして、大阪の足首を掴む。 「大阪さん、しんじゃだめです! 」 精一杯大きな声を張り上げ、掴んだ足首にぶらさがり、下に引き摺り下ろす。 数秒後、セミロングの少女はフェンスのこちら側に、ゆっくりと倒れこんできた。 「はぁはぁ―― 」 ちよは、自分の唾液でむせ返りながら荒い息をついた。 隣には顔を青ざめさせている少女が、地面に座り込んでいる。 「ぴゅーと飛べるような気がしたんやけどなー 」 大阪は、強い雨に体中を濡らしながら、鉛色をした空を見つめつづけている。
「な、なんで、そんなことを? 」 やや呼吸が整ってきたちよは、最大の疑問をぶつける。 大阪は、心配そうに自分を見つめている少女の姿を見て、弱々しい微笑を浮かべる。 「あんなー、ちよちゃん」 「わたし、失恋しても〜たんや」 「失恋ですか…… 」 「そや、ほんで私なんかいなくなってしまえ〜と思ったんよ」 ちよは、大阪のどこか投げやりな言葉の裏に、とてつもなく大きな苦しみと悲しみが 隠されていることに気がついていた。 そして、苦しんでいる大切な友達の姿を見て、彼女の力になりたいという気持ちが、 心の中から強く湧き出してくるのを感じていた。 「大阪さんがいないと、私は悲しくなっちゃいます」 涙を目尻に浮かべながら、ちよは必死で大阪を元気づけようとする。 「それに、失恋くらいで自殺なんか考えないでください」 「くらい…… 」 極小の時間、大阪は凍りつくような笑みを浮かべる。しかし、次の瞬間には普段の 穏やかな表情に戻っている。
「ほんなら、ちよちゃんは私をなぐさめてくれるんか? 」 少しだけ首をかしげながら、ちよの瞳を覗き込む。 「はい、力一杯なぐさめます」 「ホンマに? 」 「ほんとです! 」 ちよは、傷ついている大阪の望みならなんでも叶えてあげようと思い、可愛らしい 声を張り上げる。 「ありがとな〜ちよちゃん」 大阪は、のんびりとした口調で礼を言うと、何かを思いついたように口を開く。 「ほな、ちょっと付き合ってくれる? 」 「ええ、いいですよ。」 肯定の返事を聞いた大阪は、濡れた制服から水滴を弾き飛ばしながら、軽やかに 立ち上がると、屋上入り口の扉に向かって歩き始める。 ちよも、最悪の事態を避けることができたことに安堵の笑みを浮かべながら、 大阪の後ろについていく。 五分後――――- ちよを連れた大阪は、生徒会室に再び戻っていた。
「ちよちゃ〜ん、お茶でも飲まへんか〜 」 大阪は、可愛らしいねここねこの絵柄がついたティーカップに、温かい紅茶を 注ぎながら、澄んだ秋空のような笑顔をみせる。 「は〜い、いただきますよ〜 」 カップを手渡されたちよは、軽く息を吹きかけると、ゆっくりと液体を喉に流し込む。 「大阪さん、とってもおいしいです〜 」 大阪に普段の明るさが戻ってきたことに、心から嬉しくなったちよは、天使のような 微笑みを彼女に向ける。 「ちよちゃんによろこんでもらって、私とっても嬉しいわ〜 」 のんびりとした声をあげながら、ゆっくりとちよに近づいていく。 「あれっ? 」 「なんか変です…… 」 おかしい、体の芯がとても熱い。顔も火照っている。 ちよは、自分の体の変調に気がつき、不審の声をあげる。 いつの間にか、触れ合うような距離まで近づいていた大阪は、無言でちよの両肩に 手を添える。 「なんですか、大阪さ……んくっ 」 次の瞬間、美浜ちよの愛らしい唇は、もう一人の少女によって塞がれていた。
とりあえず、ちよ&大阪ルートをば… 次の方よろしくお願いします。
ああ、突然オチが読めた。誰が描くかはわからんが、多分これだ。 いや、あえて伏せておこう、野暮だしね。
>>584 自分で書いてみるのも一興。
書き手が2〜3人に固定されてきた気がするので。
587 :
584 :02/11/29 00:31 ID:???
緊迫してきたんで流れを緩めようと思って茶々を入れたんだけど、 余計な一言だったようだすまん。 で自分で書くと「偉そうに言っといてそれかよ!」な予感なので遠慮しときます。 重ね重ね横レスで申し訳ない では改めて、続きをどうぞ。
>>584 そういうカキコやめれ
折角書いてくれてる人たちに失礼だよ
「どうやら説得が成功したらしいな… 平和な学校だと聞いてたんだが、こんな日に飛び降りなんて… とりあえず勝手に持ち出してきたマットを戻しておくか。 警察に連絡する前でよかった。あまりおおごとにすると、大阪?とかいう子のためにもならないだろうし… さて、忠吉。お前もちょっと手伝ってくれ。」 ちよ父と忠吉が黙々と撤収作業を開始した頃、榊と神楽が玄関に到着した。 「おい榊、あれじゃないか? ちよちゃんちの車。」 「うん。でもちよちゃんも、忠吉さんも、お父さんも見当たらない…」 「なんか妙だな。みんな台風で飛ばされちゃったのか?」 「そんなわけない!」 「ご、ごめん…そういうつもりじゃ…」 「あ、いや、急に大声出してすまない…」 なんとなく気まずい雰囲気。先に耐えられなくなった神楽が動いた。 「そうだ、先生たちに挨拶に行ったんじゃないかな? きっと職員室にいるよ。」
――職員室 「なんだ、誰もいねーじゃん。相変わらずゆかり先生の机は汚ねーな。」 「ここにもいない。いったいどこに…」 「どうする?榊。玄関で待つのは寒いし、教室は何も無くて寂しいし、ここでしばらく待ってみないか?」 「そうだな、そうしよう。」 「へへー、一回この椅子に座ってみたかったんだよな。」 神楽はふかふかの校長専用椅子が気に入った。 「こうやって職員室を見渡してると、なんか偉くなった気になるなぁ」 子供のようにはしゃぐ神楽を見て、緊張していた榊の顔が少し和らぐ。 「…私も座ってみていいかな?」 「ああいいぜ。もう二度とこんなこと出来ないかもしれないからな。 あ、記念に写真撮りたいな。どこかにカメラない?カメラ」 「私、デジカメ持ってる。」 「例の猫写真用デジカメかー。最近はうまく撮れる様になったの?」 「ちょっとだけ。かおりんがいろいろ教えてくれたんだ。」 「そっか、かおりん天文部の撮影でカメラ使うって言ってたもんな。」 「ちょっと待ってて… OK、そのままじっとしてて。」 ピッ 「うん、上手く撮れた」 「それって自動撮影できる?」 「できる。かおりんにやり方教えてもらった。」 「じゃあ一緒に撮ろうぜ! 榊は校長の椅子だ! 私は隣の教頭の椅子に…」 ピッ 「うひょー、これ結構いいじゃん。榊って教師も似合うんじゃん?」 「…そ、そうかな」 不意に始まった2人きりの撮影会。神楽はただ単純に、榊とのじゃれあいが嬉しかった。
あー、ともよみスレなのに脱線する一方だー つーか宿直室はえろすぎて続きが書けん
続きが出来つつあるが誰かがその間に・・・ あー、リレー小説の怖いところw ちなみに、にゃもルートはエロすぎてダメだ。漏れにはw
次の瞬間、美浜ちよの愛らしい唇は、もう一人の少女によって塞がれていた。 聡明な少女は既に自分の身に何が起こったか把握しつつあった。 しかし、天才とはいえ11歳。それを現実の物として受け入れる事は出来なかった。 「ぷはっ!お・大阪さ・・・ん、あのっあのっ・・・」 「しっ、黙っとき。大人になれば分かる」 更に黒髪の少女は言葉を続けた。 「多分、そろそろ分かると思うけどな〜」 言葉を発しつつ黒髪の少女は自らの指を動かし始めた。 「お・おおさ・・か・・さっ・・・あっ!ひゃぅ!」 今までに経験をしたことが無い衝撃が襲う。 「ちよちゃん敏感やな〜。自分でもやった事ないん?」 天才少女は既に答えられる状態に無かった。只々、未経験の波に飲み込まれ 嗚咽にも似た声をあげるばかりである。 嗚咽が涙声に変わり始めた頃、変化が起こり始めた。 組み伏せられてる少女ではない。黒髪の少女の方にである。 「お、大阪さん??」 見ると、少女は眉を歪ませ大粒の泪を流している。拭き取ろうともせずに・・・。 「ごめんちよちゃん。またやってしまうとこだったわ・・・。」 少女の顔に生徒会室へ入って来た時の笑顔は無かった。 「・・・良かったら話してもらえませんか・・・?」 少女の問いかけに大阪はこくりと項垂れ、これまでの経緯を話した・・・・・。 智とよみの事、そして・・・自分の事も・・・・。
ちょっと、ちよルートを慰めモードに変更してみました。
榊もまた、ライバル視はされてるものの自分を、こんな自分を慕ってくれている神楽と遊ぶのは楽しかった。 一緒に居るとお互いが無い物を補完しあえているような感覚さえ覚えた。 顔には出さないが、榊は心底嬉しかった。 「どしたんだ?榊ぃ?」ついいつものクセで右手で口を塞いで顔を赤くしてしまった。 「い、いや何でもない・・・」これもいつものクセで返答する。 「かぁ〜っ照れるなぁ〜。そんなに赤くなるなよ〜、そんなに私が好きなのかよ〜?」 冗談交じりに神楽は榊の肩を叩き言い放った。ほんの軽い冗句のつもりで・・・。そう、つもりで・・・。 榊からの返答は無い。 「やだなぁ〜冗談だよ冗談。そんな本気で考えるなよ〜」 榊からの返答は無い。 「・・・沈黙は嫌なんだよ〜喋ってくれよ榊ぃ〜」 榊からの返答は無い。 「ごめん、ちょっと調子に乗りすぎちゃったか〜」 榊からの返答は無い。ばつが悪くなったと判断し神楽が話題を切り替えようとしたその刹那・・・。 「・・・好きだ」 「・・・へっ?」 いつもの口調で榊が答えた。 いつもの口調で神楽が答えた瞬間、神楽の口は言葉を発せない状態に陥っていた。 突然の榊の行動に、神楽はただ目を見開いて受け入れるしか術は無かった。 まだ、その状況を神楽は飲み込めていない・・・。 ― ずるいよ榊・・・・こんな・・・ ― 神楽の見開かれていた瞳が、ゆっくり、ゆっくりと閉じられていった。 職員室には、台風の風と雨の音だけが襲い掛かる。 未だに晴れる気配は・・・・・無かった。
>>595 台風クラブ80(榊ルート)でおながいします。
路線変更しまくりでスマヌっす。
誰かにゃもルートに決着をw
こんなに続くとは・・・・・・。純粋な驚愕。<台風クラブ
>598同じ事をしようとしていた……。ニアミス。
―――にゃもの目は、いつも生徒達に向ける明るいそれでは無く、普段の雰囲気からは想像も出来ないような鈍い情念の光を湛えて、親友の教え子に向けられていた。 「じゃあ、滝野さん…覚悟してね……?」 「やっ…!」 自分の担任が浮かべていたあからさまな淫欲の眼差しとは種類の違う、澱のような底深い情欲を湛えた眼差しに晒されて、智は否応なしに一層の被虐を予感させられる。 「―――あっ…!?」 と、いきなり、ドンと突き飛ばされた。智はそのまま、勢い良くベッドの上に仰向けに倒れこむ。 …何が起こったか理解出来たときには、もうすぐそこに体育教師の顔があった。 柔らかい黒髪が額に触れ、乱れの無い鼻息がかかる。そして鼻腔を通り抜ける香水と汗の混じったような匂い… 「ぁ……んむぅ!?」 ―――一瞬で唇を奪われていた。今日だけで3度目のディープキス。 体育教師の舌は、まるでそれだけが別の生き物のように複雑に動き回り、執拗に智の舌を責め立てる。 今までの誰よりも巧みなじっとりとしたその舌技に、ともの理性は陥落しそうになる… 「んはぁ……んぁあ…?…うああんっ!!」 口内を蹂躙する間にもにゃもの手は少女のジャージの中に滑り込む。そして、薄い茂みをかき分け、あっさりと一番敏感な部分を探り当てた。 「やっ!?だ、ダメダメ!んあっ!…そこダメぇぇッ!!」 体中に稲妻のような快感が走り抜け、少女は後ろ髪を激しく揺らして喘ぐ。 にゃもの責めは容赦なく、正確だった。 むしろ、少女の反応をいとおしみ、愛玩する気持ちなど無いと思わせるほど、少しの無駄も無かった…
女体育教師は、詰め将棋を解くように少女を快楽の頂点へと追い込んで行く。 ただ一つの目標の為に、にゃもは全精力を注いでいた。 その目標とは、目の前の少女を一刻も早く絶頂に導くこと…そして、親友に納得して貰えるまで何度も何度も絶頂を迎えさせること…… 海千山千の体育教師にとって、男も知らない生娘をイカせることは簡単なゲームだった。 今まで培ってきた手管で、少女を一気に快楽の渦に叩き込む。 既に靴下以外何も身に付けていない智の秘部からはうっすらと蜜が流れ出し、時折耐え切らずに漏らす喘ぎ声には、明らかな喜悦の色が含まれている。 「―――うあ゛っ!!んあ゛っ!?んあ゛ぁ…!!」 にゃもの指が激しく出入りし、華奢な下半身がベッドの上でビクンビクンと飛び跳ねる… その間にも口は小さく尖った胸の先端を愛撫し、反応を確かめるかのように顔を覗きこんだ。 「もう…そろそろね…」 …全く感情のこもっていない声でにゃもが呟く。 それは、まるで電車の到着時間を確かめるような…既に決まっていることを確認するような口調だった。 ―――イヤ……イカされたくない…… 智は僅かに残った理性を振り絞り、必死で女体育教師の責めに抵抗する。 ぎゅっと瞳を閉じたときに浮かんできたのは、まさしく親友の顔だった。 そうだ…よみ以外に……絶対…イカされたくない……! 歯を食いしばり嬌声が漏れるのを防ぐ。そして目を開き、こちらを見上げながら口で胸を愛撫している体育教師の顔をぐっと睨む。 これ以上…絶対感じてやるもんか…!! それは、固い抵抗の決意表示だった。…筈だ。 しかし、少女のその決意は、かつては「魔女」と呼ばれた女体育教師の前では小石程度の障害でしか無かった…
にゃもは一瞬意外そうな表情を見せたが、すぐに思いついたように頷く。そして、再びともの中心に2本指を宛がうと、そのままゆっくりと侵入させて、カギをかける様な形で反転させた。 「あっ!…な、何…!?」 「…ここは、まだ早いと思ったんだけどなぁ?」 にゃもはそう言ってニヤリと笑い、指を動かした。 「―――うあああああああああああああああああアッ!!!?」 「ココが、Gスポット。…聞いたことあるでしょ?」 意地悪そうに尋ねるその質問は、智の耳には届いていなかった。 果てしない快感が津波のように押し寄せ、理性がスパークする。荒れ狂う快楽の暴風が、今日結ばれた親友との甘い記憶すら吹き飛ばそうとする。 「ホラ、ココ。ココ。ココよ。分かる?」 「あ゛ンっ!!ひゃん゛っ!!んッ…うあ゛あ゛あッ!!?」 女体育教師は、少女の反応をゆっくりと楽しむでもなく、そのままGスポットを激しく責め続ける。全ては、一刻も早く少女を絶頂へと導くために… …智の意思が決壊するまでは、ほんの一瞬だった。 頭の中で、爆風の様に今までの記憶が駆け巡る。台風の中よみと相合傘をして登校したこと。下着を干してジャージで授業を受けたこと。トイレで愛し合ったこと。保健室で愛し合ったこと。更衣室で愛し合ったこと。そして生徒会室で大阪とよみがキスを…していたこと。 …でも、私は本当は信じている。 お互いがお互いを世界で一番大事な存在だと思っていることを、だから、よみ…何で大阪とキスしてたのか、本当はあのとき逃げないで聞いていれば良かった…私は…… 無意識のうちに涙が流れていた。耐え難い快楽にあられもなく喘ぎ声を上げながら、智は泣いていた。 「…いい加減イキなさい」 痺れを切らしたにゃもの指が、更に激しく智のGスポットを叩く。 ―――智の理性は、そこで弾けた…… 「う゛っ、うあ゛あ゛あああああああああアぁぁァァんッ!!!!よっ、よみッ、よみッ、よみ゛いい゛いい゛イい゛ィぃイぃィィィィィッ!!!!!!!」 智は華奢な体をビクンと揺らして今までに無い高みまで登りつめ、そのまま意識を失っていった……
とりあえずこれで宿直室のオトシマエはついた…んかな? えろえろ過ぎて誰も続けてくれる人がいなかったので、 当社の予定通り智ちゃんがえらいことになってしまいました…(汁 次回は智ちゃんのピンチについに!! …と煽ってみる。
>>604 本命は暦
対抗はちよ・大阪コンビ
大穴は木村夫妻w
なんだかにゃも・智系は挿絵になりそうなヨカーンw
・・・しかし、カタカナって台詞で使うと効果的なんだなぁ、と思ってみたりした。
宿直室ルートは路線変更したくても、後が続かないので止めますた。w
『お父さん、何やってんですか?』忠吉が問う。 【むぅ〜う、掴め〜ん】ちよ父が答える。 その黄色く細い腕では滑ってマットが掴めない。 『もう、父さんは大人しくしててくださいよ。僕が運んでみますから』 ・・・掴めない。マットを掴めない。僕の腕は地面についている。僕の足も地面についている。4足歩行が憎い。憎いよちよちゃん。 【な〜にをしている〜忠吉〜】ちよ父が問う。『お父さんごめんなさい』忠吉がポツリと答える。 【・・・何やってんの・・・?】ちよ父。『父さんこそ』忠吉 校庭で2人ぼっち お互いに視線を外せないでいた・・・。 お互いの額から汗が滲んでくるのが見えた。 お互いに1歩も動けなかった。 『片付けようよ』忠吉。【そうだな〜ぁ】ちよ父 校庭を雨と風が襲う。 そこだけ時間が止まっていた。 ― そういえばこんな光景見たことあるよ ― 忠吉 ― ペンギンのお手伝いさん ― 忠吉 激しい風雨に晒された2人は、パタリとその場に倒れた・・・。 (パタリ)
…え、エロ過ぎ… 普通のエロパロと化して来た気もする やる気を削ぐようで大変申し訳無いんだが… あんまり度が過ぎるのもそれはそれでどうかと思う ここはエロパロ板じゃ無い訳だし
>>607 まぁ、アニサロのネタスレだから・・・。ココ。勘弁してやってよ。
あずかれの作者さんが
>>139 以降をエロパロで書くべきかと
散々悩まれたのは遠い昔の話さ……
常に空気が変化し続けるのがこのともよみスレだな
612 :
567 :02/11/29 22:18 ID:???
>600,602,603 アンタ・・・凄いよ。上手いよ。感動した。
冬コミにともよみ同人誌あるかなぁ・・・。
>>600 上手いな〜
必死で抵抗する智を、弄ぶにゃも――
引き込まれるように読んでしまった。
てか、宿直室の続きに着手した時点で神ですよ、もう。w
>>603 13行目あたりを見ると、よみとも色んな所でエチーしてるのなw
わずか2週間で物凄い勢いで進行している「台風クラブ」だが、 作者さんの意向によって、純愛路線と、鬼畜路線が綱引きをしているようで すごく面白い。 それにしても、いつから「リレー小説」になったんやろ…
>604 >次回は智ちゃんのピンチについに!! 魔女に新たな生贄がささげられる! …と煽ってみる。
台風ももう80台に突入してるが、実際に1年間に80個も来たら大変な事だなぁw
勝手にルート表作りましたが如何なもんでしょう?
>>598 >>617 自分もリレー書いてる方なのですがルートのケツがわからないと書きにくいもので。
あ。620じゃなく621だった
宿直室ルートには手をつけられないが、暦が智を助けて欲すぃなぁ・・・。 と、書いてみる。
よみ・ともスレなのに二人が一緒に居る時間が短い罠
>>626 離れてれば離れてるほどくっ付いたときの・・・・。(以下略)
>628 「それが・・・ハッピーエンドです!」かな?
630 :
299 :02/11/30 01:07 ID:???
>>618 >>620 299で元ネタ書いたものです。リレーになったのは313からです。
あと320,321でえろい方向にしてしまったのも漏れです。
最後に書いたのは462で、それからはなんか難しくて書いてないです。
>>606 今さらだが、ちよ父どうやってマット出したんだよ(w
>>629 智「あ、血が出てるよ」 ペロッ
暦「ん?あぁ」
智「暦・・・・ごめんね」
こんなED希望・・・・と書いてみる。
>>632 てか、
>>566 で登場したちよ父って人間の方だろ?
イカン、この辻褄を合わせるのが最大の問題だ(w
ちよ父=アレしか思い浮かばん。 つーか、ちよ父ルートは消滅でおながいします。w
さて、そろそろSSをあげてくれる神の降臨は・・・・・
一週間ぶりにきたらすごいことになってますね。
>>635 適当に決着付けちゃえば?
ラストに
(ちよ父編 完)とかして。
っつーか未だに(完)はないのか・・
>>637 終らせたいが終らせられない罠。
もしかして1000まで行っちゃうんだろうか?≪台風
停滞期に入ったか
お絵描き板に第二の神降臨!
前々回
>>139-141 、前回
>>169 >>171-172 あずまんがcollege2−25
7月26日午前11時
北海道中富良野駅
旅行鞄を肩からさげた長髪の少女は、閑散としたプラットホームを歩いている。
改札口には初老の駅員が所在なさげに佇んでいる。
彼女が切符を差し出すと、駅員は礼を言いながら、細かく皺が刻まれた手の平で
小さな紙片を受け取った。
駅舎をでると、盛夏の強烈な陽光が少女の瞼に照りつけてくる。同時に、涼気を
含んだ心地よい風がそよぎ、彼女の白いスカートを軽やかに揺り動かせていた。
暦は、地図を広げて目的地を確認すると、ゆっくりと歩き始めた。
彼女の脳裏には、智、大阪と三人で京都に遊びに行った後のことが蘇ってきた。
智に振られた時には、気丈に振る舞っていたと自分でも思う。
東京駅で、智と大阪と別れた後、電車に乗っている時も大丈夫だった。
寂しさという感情が猛烈に湧き起こってきたのは、誰もいない下宿に
戻ってきた時だ。
胸をかきむしるような負の感情に耐えかねて、ベッドのシーツに顔を押し付けて
何度も泣いた。哀しい想いを紛らわそうとブランデーを何杯もあおった。
しかし、いくら忘れようとしても、智の満面の笑み、柔らかい唇の感触、そして
自分の告白を断った悲しい言葉……
様々な記憶の断片がランダムに脳内を旋回し、絶望という名の苦痛が彼女の神経を
激しく掻き乱した。
ふと気がつくと、何もしないうちに一週間が過ぎていた――
(このままではいけない…… ) 暦は洗面台に立って、泣きはらした顔を両手でぱちんと叩くと、水道の蛇口を ひねって顔を洗う。それから鏡に向かって座り、軽く化粧をする。 十分後にもう一度鏡を覗き込んだ暦は、少し顔色が悪いながらも、いつもの自分に 戻っていることを確認した。そして、鏡にむかって強く頷くと、使い古した旅行鞄に 衣服と小物を詰めこみ、下宿から飛び出していった。 暦は、羽田から飛び立った飛行機の座席で、白い綿菓子のような雲を見下ろしている 時や、札幌のホテルで宝石のように煌く夜景を眺めている時も、ぼんやりとしていた。 智を想わない生活など、今までは考えたこともなかったので、頭が上手く働いて くれない。 一時の激しい絶望からは脱出できたものの、心の空白を埋めることはできず、 時折、さしこむような痛みが胸に突き刺さる。 暦は、澄み渡った青空を見上げながら、家屋の壁沿いを歩いていると、記憶の片隅に 眠っていた、高校時代に家族で北海道に行った時の出来事も思い出されてくる。 (あの時は、食べてばっかりだったな―― ) 暦は、食い放題だったカニや、ジンギスカンを貪るように食べていた過去の自分の 姿を思い出して、思わず苦笑した。 彼女は、前回旅行した季節は冬だった為、いつか夏にも行ってみたいと思っていた。 尤も、高校三年の夏は、受験という現実によって行くことができなかったのだが、 今回の衝動的な行動は、何時の間にか、彼女の体を北の大地に運んでいた。 その時、街並みが消え、視界が急にひらけた――
「うわぁ」 暦は思わず歓声をあげた。 なだらかな曲線を描く丘陵の斜面に、一面に紫色の絨毯が敷き詰められている。 可憐な花を見事に咲き揃えたラベンダーは、透明感のある蒼い空や、果てしなく続く 緑の稜線との間に、絶妙なコントラストを醸し出している。 瞳を大きく見開いて、短い夏の大地におりなす、華やかな自然の劇場を見つめていた 暦は、視界が急にぼやけてくるのを感じていた。 「ありがとう、智」 暦は、最愛であった人が、この素晴らしい景色を見せてくれたような気がして、 自然と感謝の気持ちを口にしていた。 すると、言葉に応えるかのように、ショートヘアの少女の笑顔が、青空に浮かぶ 雲のひとつに映し出された。そして、彼女の弾むような声が、暦の鼓膜を微かに くすぐってきた。 「ごめんね、よみ」 その直後、雲に映った少女の笑顔は霞むように消えた。僅かに耳に達していた声も、 二度と聞こえることはなかった。 暦は薄いピンク色のハンカチを取り出すと、溢れつづける涙をそっとぬぐった。 そして、毅然として顔をあげると、丘陵をゆるやかに下っていく長い道を 再び歩き始めた。 あずまんがcollege 第二部 完
あずカレ御疲れ様でした。 しっかし上手な人の文章って情景が目に浮かぶなぁ・・・。 ホント、技術を盗みたいもんだ。
>>642 絵のかけない漏れから見れば十分藻前さんも神だよ
あずまんがcollegeの作者様 お疲れ様でした。 ああ、646の言うように情景が目に浮かぶ。
>>643 お疲れ様、続編をどんなに待ち望んでいたことか…
>>646 >>648 の言う通り、何時もながら描写力が本当に素晴らしいです
…よみ…がんばれよ(TT)
お疲れ様です、第三部も期待してます
謝 辞 あずまんがcollege第二部はこれで終了となります。 8月から始まった(第一部は7月から)、智、暦、そして大阪の長い旅は、 ようやく終着駅に辿り着きました。 小説など書いたこともない人間が、無謀にも長編物に挑戦し、曲がりなりにも 完成させることができたのは、稚拙な文章を温かい目で見守ってくれていた 読み手の方々のおかげだと思います。特に、温かいレスを返して頂いた方々には 感謝の言葉もありません。本当にありがとうございました。 12月からは業務が多忙となることが予想され、なかなか掲載することができなく なると思いますが、今後とも宜しくお願い致します。
>>650 こちらこそ面白いものを読ませて頂いてありがとうございました。
また暇な時にでも…
>>650 あ・・・後書きまで何となく泣ける文章だ・・・。
特に
>智、暦、そして大阪の長い旅は、 ようやく終着駅に辿り着きました。
のくだり・・・。
御疲れ様でした。
また逢う日まで。
あずかれ二部終了…お疲れ様です ねこみみヨミはどうなるのか。 他のも見たいが台風も気になるな…
お絵かき板の元スレ発見っと お絵かき板にはこのスレのSSの挿絵を描けばいいんですね?
655 :
ねこよみ・その4 :02/12/01 02:03 ID:s/vqbewK
腰の後ろ、背中と臀部の境目にあたる箇所に、その異形の印はあった。 暦の髪の色と同じ、薄く明るい栗色の毛もしなやかに揃ってすらりと長い。もちろん、触ると感覚がある。背中の延長に長い舌が生えてきたような、落ち着かない心地である。呆れた事に、自分の意志で動かす事も出来た。 始業間近の手洗いの個室の中で、独り尻尾を振ったり眺めたりしてみるが、やはり人に見せて自慢する気にはなれない。どころか、手洗いから出てきた女生徒が腰から毛の生えた紐状の物――まあ尻尾だとは思われないだろう――をぶら提げて歩くのは体裁が悪そうだ。 ある意味、猫の耳をつけて現れるよりセンセーショナルであろう。 そのままだとスカートの裾からはみ出てしまうので、下着の中に押し込む。多少無理があるが、冬服の厚い生地のおかげでそれほど目立たなかった。 教室に戻り、座り心地の良くない姿勢で席についた頃、始業のベルが鳴った。 一限目は、日本史だった。 この日本史教師の授業は、高校のそれというよりも大学の講義のような雰囲気を持つ。 基本的に授業中の生徒の態度は不問、昼寝しててもぼんやり景色を眺めていても、机に突っ伏して授業と関係ない書き物をしていても咎められる事はない。ただ携帯電話やゲーム機など、音の出るものに関しては厳しく注意される。 暦は、自分の名前にも由来のあることから、歴史が好きだった。特にこの教師が時間に余分が出来た時に話す、授業内容に即した雑談が好きだった。 だから、今日ばかりは教師に申し訳ないと思っている。 見咎められる事はないだろうとは判っていても、どうしても頭を低くして目立たないようにしてしまう。 その日も余談が始まり、今回は資料集に載せられた江戸時代の風俗画についての話だった。 教師はいつもの口調で語りだした。 「ここ、猫がいるよね。猫なんか珍しくないって。そんなことありません。実は猫がそこら変に放し飼いになったのって、江戸時代になってからなの。ペットとして飼う文化は平安時代くらいからあるけど、その頃は犬みたいに紐で結んでたわけ」 猫の話題であるからだろうか、前の席で榊は熱心に耳を傾けている。 「で、この猫、尾が短いでしょ。江戸時代の猫はみんなこうなの。なんででしょう」 少し間を取って、教師は言葉を続けた。「当時、尾の長い猫は猫又という妖怪だとされて、畏れられていたんです」
すいません上げてしまいました。
>>655 独り尻尾を振ったり眺めたりしてみるねこよみたん
( ;´Д`)ハァハァ
>>655 ああ、ラスト一行の引きが素晴らしくイイですねぇ。
えらそうにスマソ。でもすごいイイ!!
>>655 お疲れ様です。
何気に勉強になるところがイイですね。
続きを楽しみにしております。
捕まって三味線にされかかるねこよみたん。
>>657 なんかその光景も挿絵になりそなヨカーン
保管人さん、作業大変そうでつね。これだとw
>あずカレの作者サマ 長い間お疲れ様でした。とても悲しい物語の終わりなのだけれど、 何だかひとかけらの希望がそこに残されているような、印象的なラストでした。 丁寧に描写されていて、美しいイメージが直に伝わってきました。 自分ももうちょっと表現力というか、語彙力を憑けなきゃなぁ… とりあえず、台風がとんでもない難所に差し掛かって停滞してるみたいなんでw 久しぶりにちょこっとアプしときます。
>342 の続き even if (7) カシャカシャカシャカシャ… シェイカーを振る音が、静かな空間に小気味よく鳴り響く。 ともがバーテンダーの手元を見ながら、ポツリ、と言った。 「私も…何か頼もうかな……」 「…ん?…もう飲んだの?」 見ると、とものジンフィズは、もう無くなりかけていた。 だけど、本来ともはあまり強い方では無い。…というか、無茶苦茶弱い。 お酒は好きみたいだけど、とにかくすぐに酔っ払ってしまうのだ。 ビールの中ジョッキ1杯で、顔はもう真っ赤になり、笑い上戸になる。 2杯も飲み干したら、自白剤でも打たれたみたいに自分の秘密や他人の秘密(特に私の)を暴露しだす。 3杯目は…まだ見たことが無いな… 既にほんのりと赤くなっているともの頬を見ながら、そんなことを考えていると、 バーテンダーから、すうっ、と、グラスがカウンターに差し出された。 「ギムレットです」
even if (8) 「あ、はい。ありがとう」 軽く返事をして受け取る。 そして、グラスになみなみと注がれた、薄いライムグリーンの液体を眺めた。 そういえば、コレは、ジンを使っているんだっけ… カクテルは、量が少ないとはいえ、度の強いお酒を使っているのも多いから、 あんまり早いペースで飲ませると、危険かもしれないな… 「ちょっと…まだ…ペースが早いんじゃない?」 私は、そうやってやんわりと諭してみる。 ここで露骨に「オマエはお酒に弱いんだから」とか言うと、 とものことだから、意地になってどんどん飲みだすかも知れない… 私は、とものそういう厄介な性質に気を付けながら、言葉を続ける。 「ほら…別に、飲んで忘れたいことなんて、無いだろ?」 すると、ともは俯いて考えこみ、お酒の少し残ったグラスを見つめながら言った。 「…うん……でも…私にも……飲まなきゃ切りだせない話の一つくらい、有るよ…?」 「ん…そ、そう…」 何だか深刻な感じだったので、私も面食らって、何も言えなくなってしまった。
even if (9) ともがこんな真剣な話をするのは、随分と久しぶりのような気がする… でも…何だろう…私にも言いにくい話だなんて…… …ともは、少し気まずい雰囲気になってしまったのを気にしたのか、 残りのジンフィズをクイッと一気に飲み干した。 「…あ、マスター、これ下さい」 そして、バーテンダーに声をかけて、新しいカクテルを注文する。 「あ…いえ、ボクはタダの雇われ者ですけど…」 私たちと同じくらいの歳のバーテンダーは、ちょっと照れくさいような表情を浮かべた。 「え…?そうなの?…みんな、マスターなんじゃないの?」 ともはビックリした顔で私の方を見る。 「みんな店長なのかよ……この人は、バーテンダー」 ――ああ、やっぱり、こういう所はいつものともだなぁ… 突っ込みを入れながらも、私は何だかホッとしていた。
「―――しかし、風が強くなってきたな……そろそろ、ちよを連れて帰らなきゃな。あと、お友達のみんなも…」 ちよ父は、ごうごうと風鳴りの激しくなってきた空を見上げて呟いた。 空は一面の黒雲に覆い隠され、雨足はますます強くなってくる。 ちよ父は、忠犬の頭をポン、と叩いて命令した。 「忠吉、すまないけど、ちょっと、中に行ってちよを呼んできてくれないか?出来れば、他に校舎に残っているお友達のみんなも」 校内に犬を放つのは、普通ではかなりの問題行動だが、今は生徒も職員も出払っている。 広い校内の探索は、鼻の利く忠吉に任せておいた方が賢明だろう。 ちよ父は、校舎に走っていく忠吉の背中に、「頼んだよ」と声をかけて、 ランドクルーザーの運転席に乗り込んだ。 「しかし、随分濡れてしまったなぁ…」 上着を脱いで後部座席に放る。ハンカチで顔を拭き、エアコンのスイッチを入れる。 「こりゃ、アイツに叱られるかな…」 「ふぅ」とため息をついて、リクライニングを少し倒した。
even if の続きキター気になってたのね… あめにもまけず。かぜにもまけず。たいふうにもまけず… 台風も気になりますが… というかSSすべて続きが気になる…
>606 申し訳無いけど改訂させてもらいます。 ここでのちよ父は一応人型なんで… あと、ついでにちょっとネタフリしてみる。
ここはいつからかSSスレになってしまった。 なんでそんなに作者たんを神格化するんだ。 敬語使うな。もっとバカみたいにできんのか。
671 :
メロン名無しさん :02/12/01 12:55 ID:WsWK1c+K
>>670 暗い暗いと言うよりも進んで灯りを点けましょう。
とも「いやはやもう12月ですか 寒くなりましたなぁー あったかいものが食べたいですなぁー 鯛焼きー おもちー なべー」 よみ「やーめーてー!」
結構進みましたねぇ。 特にあずかれ2部終了。長い間良質の文章をありがとうございました。 エピローグのよみの描写が美しい。 いつのまにか主役の座をともから奪い取ってましたね。 保管庫の更新はちょっとお待ちを。 最近PCを買い換えたんやけど、CD-Rしか持ってないので 今の環境から新しい環境への移行がやたら時間かかってます。 40Gコピーするのに何枚焼かにゃならんのだ? 70枚? 果てしなく遠い・・・
>>675 毎度お疲れ様です。
そろそろDVD環境も如何ですか?w
とも「いいよなぁよみは暖かくて」 ちよ「なんでですか〜?」 とも「だって脂肪が」 よみ「ダブルチョーップ!!」
>>677 もうツッコミにも飽きて、終いにはマジ泣きしちゃうよみ。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | _l⌒_ | | (_ _) _l⌒lOO _l⌒l_百合満開! _l⌒l_(⌒OO | | ) l⌒ノ、(_ _)(_ _) /⌒ ノ (_ __ ヾノ┌─┐| | / レ ヽ ( ○ ) (_ _) / < ノ ノ ノ ノ │22│| |( O l l⌒) ) ノ l ( O __\ / ∧ ヽ / / ノ ノ └─┘| | \__人_l ( _ ノ ( _ ノ \__ノ ヽノ(_/ (_ )( __/ ヽ__ノ大王 | | 「ずっと☆ずっと☆一緒」の巻 | | ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ | | ┃ /´:::::::::::::::/;;;ノ/::::::::::::|::::::..ヽ、 ┃ | | ┃ /:::::::/:/:::::入;;;;;/:::::|::::::ノ:::::::::::::ヽ ┃ | | ┃ |/|:::|:::|:::入 l:::/ |::::,、::::|:::::::::::::ヽ ,, --- - - 、.. ┃ | | ┃|l |:::|:::-:',\ ト|:/ `l:|:::::::::::::::::::::::::,|-' ゙゙:::::::::::::::::::::::::::` ヽ、. ┃ | | ┃ V|.::///0|___/ ̄,,,、ーヽ:::::::::::/:::: ::::::::::::::: \ ┃ | | ┃ |:/, ,ト;;ノ | '´/0\ヽiヘ::::/:: :::::::::::::::ハ:ハ:::::::: :: :..ヽ ┃ | | ┃ //`ー' ! ,!、;ii。ノ|/ー|:/ :::::::::::::::,、::/ ||--|::,、:::::: :: : : : ┃ | | ┃ |:l ' ``-、"`ノ イ :::::::::|\_、:::||/ /ひ`i ヽ\:::: :: : : ┃ | | ┃ |:ヽ ヽ、__ ,-| ::::::::i、|,,rひ、`' !::iii::リ ! |:::::::::::::┃ | | ┃ |:::|\ ヽ ,-、_,!,メ::::::::| / /:ii::| ,ー'゙`、 '.!/;;:::: ┃ | |
┃ |:::|::::::\ _______,,, r'´|::|::::::::!、::::::| | `::ノ` 、 ノ 丿;::: ┃ | | ┃ |:::|::::::::::::__| ||:::::::::|:\::| ' ' ___, ノ::::::::: ┃ | | ┃ ///^ ̄,, -ノ , -----'フ::::::|:::/|| i、. ` ̄-' /: :::::::::: ┃ | | ┃ /// /゙、 ノ / ______(::::::::|:::| `ー!、 . イ::::::::::::: : ┃ | | ┃ /// /ー-/ //----`ヽ::|:::|/:::::::::``'ー- - -' ' ´│:::::::::: : ┃ | | ┃/ >> / /、---/ /'゙゙゙゙゙:::Nノ:::::::::::::::::::::__ノ ゝl_::::::::::┃ | | ┃ \\!/―' ノ ::::, r'~::::::::::::::::::::ノ \ ` ` 丶┃ | | ┃ // /  ̄ フ::,--< \ | .┃ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | あの「お父さん」抱き枕が /:ヽ /ヽ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i | | ついに発売開始! /::::::::ヽー:::::ヽ.. .|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i え | | i:::::::::::::::::::::::::::::i. |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i え | | 羽毛100%暖か柔らかで ,!::::<.●.>:<.●.>:i |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i な | | コタツでの転寝にも最適。 |::::::::::::::ーー::::::::::||;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:i ぁ | | |:::::::::::::::::`´::::::::::::::|;;;;|,゛;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ|;;;ノ ∫ | | これさえあれば /:::::_:_:::::::::::::::_,,,-‐´ ;; ゛;;!゛V|ノ レ'、 | | 来年の初夢は /:::/i、;; ̄`;´ ̄;;; ;;; ;;;; ;;;" ,,;;;;; ;;;;,,ヽ. | | あずまんがキャラ登場・・・かも?-;_;;_;;_;;;_;;;_ ;;" ゛;;;;,,, ゛;;;; ゛゙ヽ.. | |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
微妙にズレてるのは仕様ですか?
683 :
680 :02/12/01 23:14 ID:???
いや、良かったよ。
小ネタ(・∀・)イイ!!
686 :
680 :02/12/02 00:47 ID:???
>>684 あ、これ大阪板からのコピペっす。
職人さんは凄いなぁ・・・。
職人さんは凄いけど、作りが古い(´∀`;)
>>688 大阪板のよみともスレにもコピペされてたからね。
ていうかこれの元絵って映画版だよね?なんか二人とも濃いよ(w
アニメ版の下敷きかなんかの絵じゃないかと思う。 抱き枕ホスィ…
691 :
680 :02/12/02 11:08 ID:???
書き込みないのか?
>693 左様ですか、カキコ何もないからちと気になって。 上手く繋げるのは大変だと思いますが楽しみにしてまふ
ゲキカラカレードゾー( ゚д゚)ノ≡●≡●≡● 台風書いてる人頑張ってねー
台風台風 台風作者各位 頑張ってください! なんだか、雑誌の連載の続きが気になるような気持ちだ…
■高校も一緒に−1 公園の緑がその濃さを増し、春の到来を目で感じることが出来るようになったある四月の午後。 その公園からさほど離れていない距離にある、ごくありふれた中学の教室の一室。 放課後の喧騒の中、数人の女生徒が雑談を交わしていた。 「へぇ、よみ、あの高校受けるんだ? すごいね〜」 「偏差値は高いかもしれないけど、自由な校風だって話だからね」 小学校から長い付き合いの親友「よみ」こと水原暦というキーワードと彼女自身の声を耳にした、 「とも」こと滝野智は、飛び込むようにして暦を含めた数人のクラスメイトの会話の話に加わる。 「なになに?もう高校の話? まだ四月だよ!? ずーっと先のことじゃん〜」 いつものごとく、楽天的な考えをさせたらクラス一な親友の科白を聞き、暦は頭を抱えつつ答える。 「あのなぁ。”もう”四月なんだぞ。入試試験は年頭から始まるから、もう一年切ってるんだからな……」 「大丈夫だって、なんとかなるさ!智ちゃんに任せとき!」 いったい何を任せるんだ、とでもいいたげに、暦はため息をつく。
■高校も一緒に−2 その日の帰り道。いつものように暦と智は他愛もない話をしながら一緒に帰路のときを楽しんでいた。 ふいに、何かを思い出したかのように、智が暦の顔をまじまじと見つめて問いかける。 「よみぃ……あのさぁ。さっきの話、本当?」 「ん?さっきのって?」 「高校の話」 「ああ、本当だ。ちょっと難しいかもしれないけど、これから頑張れば大丈夫だと思う」 「そっか……」 なんでもない、と言葉を続け、智は一瞬だけ、寂しさを垣間見せてしまう。 暦は「しまった」と思った。 暦が名前を挙げた高校は、比較的高い偏差値に位置付けられている。 無論、成績がお世辞にもよくない今の智には到底無理なランクだ。 暦だけがその高校に受かるということは、暦と智が別々の高校に行かねばならないことを意味する。 小学校からずっと同じクラス。 言葉は悪いが「腐れ縁」として、今やお互いが無くてはならないような存在になっていた。 いつもの帰り道。 他愛もない雑談。 買い食いのタイヤキをほおばりながら、カロリーを気にする暦と、それをからかう智。 お互いの部屋で悩み事や気になったことなどを遠慮無く語り合いながら過ごす至福のひととき。 しかし別々の高校に通うということにでもなれば、今までの日常が幕を閉じてしまうかもしれない。 冗談のような、でも避けられない現実が、迫っている。 智はぼんやりとではあるが、その「現実」を突き付けられた。 暦もそれを察したのか、その場を紛らわすべく何かを話そうとしたが、智の方が一瞬早かった。 「私も……そこ、受けようかな?」
■高校も一緒に−3 暦は困ったような顔をした。 智はお世辞にも成績は良くない。 ランクで言えば中の下、くらい。 勉強に熱意などほんの微塵も感じられず、教科書もほとんど新品同様。 それを暦に自慢しにくるくらいだった。 だからといって真面目に難しいネ、とか言おうものなら、流石にあの智でも落ち込んでしまうかもしれない。 ちょっとだけ悩み、おちゃらけることでその場を切り抜けようとしたのだろうか。 暦は立ち止まり、いかにもエリート風な女史のようなポーズを取り、右手の指で眼鏡のフレームをおさえ、 鼻でふふん、と笑うかのように一呼吸おいてから智に答えた。 「智には無理ね」 智は暦の期待に応えるだけの反応をした。 「ウキー!」とオーバーアクション気味に両手を上げ、 「よみのばかー!」と絶叫し、挙句の果てに 「海のばかやろー! 青い空なんて大嫌いだぁぁぁ!」 とわけの分からないことを言いながら走っていってしまった。 唖然と口を開けたまま、ぽつん、と立ち止まったままの暦を残して。 いつものような、半ば受け狙いのオーバーアクション。 でも智は、自分自身の目が潤んでいることに気がつかないはずもなかった。 乱暴に自宅の玄関のドアを開け、自分の部屋まで駆け、ベットの上にダイビングする。 「よみの……よみの……ばかぁ……」 智が顔を自分のベットの上の枕からあげるのにはしばらくのときが必要だった。
■高校も一緒に−4 「おはよー……ってあれ?」 「よみ、おっはよー!」 いつもの時間に登校した暦は、いつも自分よりずいぶん後に教室にやってくるはずの智が、 もうすでに自分の席にいることに気がついた。 手を振って暦に返事をした智の机の上には、ノートと教科書、それに辞書が置いてある。 「どうしたんだ?また宿題忘れたか? ……あれ、でも昨日は宿題、無かったはずだけど」 智は違うとでもいいたげに首をふり、暦の質問に答えた。 「違う! 今日から智ちゃん、一生懸命勉強するんだ!」 「え……」 智の答えに暦は驚いた。 あの智が自分から「勉強する」と言い出している。 自らのほっぺたをつねる暦。痛そうな表情。夢ではなさそうだ。 智の発言を聞いていた周囲のクラスメイトも似たような反応を示した。 「それで、よみと同じ高校、受験するんだ!」 暦はますます驚いた。 「無茶だ」とはさすがに言えなかったが、事実はそれに近い。 だが暦をもっとびっくりさせたのは、智の次の言葉だった。 「私がよみと同じ高校を受けて合格したら、よみはすっげー驚くでしょ? その顔が見たいんだー!」 暦は思わず頭を抱えてしまった。 智は基本的に「受けを狙えること」を最優先事項として行動を行う。 対象が暦であればその優先順位はさらに高まる。 つまり懸命に勉強して暦と同じ高校を受験し、合格することは、今の智にとっては 最優先事項となるわけである。 「そんなことで……いいのか?」 暦の呆れかえった上での質問にも智はあっけらかんとして答えた。 「あったり前じゃん!」 暦だけでなく周囲のクラスメイトも頭を抱えた。
■高校も一緒に−5 かくして智の、恐らく自分自身の人生の中でも最も勉強したであろう受験勉強期間がはじまった。 智の学力は正直、基礎からメタメタだった。 が、智の熱意と努力、そして朝・昼休み・放課後、時には夜までも暦が付き添い、 丁寧に指導したため、ぐんぐん学力は伸びていった。 クラスメイトは事の成り行きを知っていたため 「受け狙いのためとはいえ、あそこまで勉強するとは……」 と半ば呆れかえってはいたが、暦はそれでも嬉しかった。 智と一緒の時間が増えるし、もし受験をクリアすれば、智も自分と同じ高校に通えるからだ。 智は……表向きは「受け狙い」のための、暦と同じハイレベルの高校への受験のための勉強ではあった。 が、気持ちの半ば以上は「どうしても暦と同じ高校に行きたい」という気持ちであることを 否定出来なかった。 受験勉強期間はあっという間に過ぎ、暦と智が共に狙ったハイレベルの高校の入学試験も終わった。 念の為に、ではあるが智も暦も一校ずつ保険の高校を受けてはいた。 もちろん別々の高校。学力を考えれば、止むを得ない選択だった。 そして保険の高校は共に合格した。 もし一緒に受けた高校にどちらかが落ちれば、二人は別々の高校生活を過ごさねばならない。 智にとって、体験したくもない現実が、すぐそばまで迫っていた。
■高校も一緒に−6 「いよいよだな……」 「うん、そうだね」 何も貼られていない掲示板の前で他の受験者らに混じって、受験票を握り締めた暦と智は、 合格者番号が貼り出されるのを待っていた。 永遠に思えるかのような時が過ぎ、係らしき人たちが丸められた大きな紙を運んで来た。 脚立を用意し、画鋲で掲示板に貼られたそれは、間違いなくその高校の合格者番号を告知するものだった。 人だかりの中で必至に受験番号を探す暦と智。 番号が若い暦が、先に自分の番号を見つけた。 「あ……あった! 智、私の、あったよ!」 暦が合格したことを知り、ひとまず安心する智。 そして智は自身の番号を探す。 101、104、105…107。 105の次は107。 智が持っていた受験票には106と書かれていた。 「ない……」智はぼそりとつぶやいた。 受験票を握り締めたまま、泣きべそ状態の智に暦が声をかける。 「そっか……なかったのか。それじゃここでお別れだな。じゃあな、智」 暦は冷淡にそれだけ伝えると、智のそばからすっ、と離れていった。 「ああ……よみ、待って! 待ってよよみ! お願いだから……」 智はひとめもはばからず泣きじゃくり、暦の後を追いかけようとする。 しかしなぜか暦には追いつけない。それどころかどんどん距離が離れていく。 暦も智のことなど目に入らないかのようだ。 智がいくら手を伸ばしても暦には届かない。 「よみ、よみ、よみぃ……」 目が涙でいっぱいになる。後ろ姿の暦が段々と小さくなっていく。 よみ、よみ、よみ。
新作お疲れ様〜 中学時代のよみともが、 温かいタッチで書かれていますね。 続きを楽しみにしております。
「・・・よみ?」 意外な名に、にゃもは思わず理性を取り戻す。 こんな時に名を呼ぶなんて、ただの友達関係じゃありえない。まさか… 「ちょっと、ゆかり。ひょっとしてこの子たち…」 「いつのまにデキてたのかしら? ちょっとした口封じ&大人のお勉強のつもりだったのにねぇ。 こりゃ水原に知れたらただじゃすまないかもよ〜? アンタ刺されちゃったりして。」 「なっ、私はやりたくてやったわけじゃ… 大体もとはといえばあんたが学校でしようなんて言い出すから!」 「まーまー。これでお互いの秘密を握ったわけだし、この件は終了ってことに。」 「そうね。滝野さんの目が覚めたら事情を説明して謝りましょう。」 「それよりこいつが校内にいるってことは、相棒もまだそのへんにいるはずよ。 恋人が気を失ってベッドに裸で横たわってるところなんて、見られたら大変よ?」 「とりあえず服を着せなきゃ…」 よみが宿直室に入ったのは、にゃもが気を失っているともに服を着せようとした瞬間だった。 「・・・え?」 言葉が出てこない。2人の教師の姿や、彼女らが裸であることより、 ともが意識を失ってベッドに横たわっている姿を見たショックの方が大きかった。 (私のせいだ・・・あの一瞬、私は大阪のことしか考えてなかった・・・ とも・・・おまえが人一倍傷つきやすいこころを持ってること・・・私だけはわかってるつもりだったのに・・・) ふらふらとベッドに近づくよみ。うつろなその表情に、ゆかりも声をかけることができなかった。 枕元に跪き、右手をゆっくりと恋人の頬に伸ばす。 そのまま愛しげに髪を撫で、心の中で祈りの呪文を唱える。 『お願い、このキスで目覚めて・・・そうしたら、わたしとあなたは、永遠にひとつになれるの・・・』
>台風関係者各位 アンケートです。 台風は、このままゆるゆると続けた方がいいんでしょうか? それとも、そろそろ収束させていった方がいいんでしょうか? 終わり方としては、それぞれにエンドを作った方がいいんでしょうか? それとも、1つのラストに話をまとめていった方がいいんでしょうか? とりあえず作者と読者の皆さんの動向が知りたいので、ご協力お願します。
>>706 えーと
【継続期間】それぞれ一山越えてるので、収束したいところ。
【流れ】今考えてるのは、ルートを1つに集めて、それでEDに。
折角それぞれのルートを進めてくれているので
1つに合流させて綺麗に終れればと考えてます。<プロット
大阪の懺悔を聞き終えたちよは、そっと大阪を抱きしめた。 「大阪さん…」 気の利いた慰めの言葉は知らない。だが、今自分の目の前にいる少女に必要なものは このぬくもりなのだという確信はあった。 少女の胸から聞こえる鼓動。そのリズムが、徐々に自分のリズムとひとつになってゆく。 2人の鼓動が同調したその時、突然目の前に沖縄の風景が蘇った。 「しーさーやいびーみ?」 強烈な日差しの中、おおきな麦わら帽子と真っ白なワンピースを着た少女が問いかける。 その無邪気な笑顔にどれだけ癒されたことだろう。 実質小学生の私より、ずっと正直で純真な心を持っている人。 それだけに失恋の傷は深く、悲しみも大きい。 (でも大丈夫。大阪さんの心の奥には、おっきな太陽があるから) あの風景はきっと、大阪さんの心の風景… ――いつのまにかふたりは寄り添うように眠っていた。
ごめん、708のタイトルは86ですよ。 アンケート回答 ・100あたりで収束を目標にしてます。 ・全体ENDがひとつ。その前に各ルートのENDがあるようなイメージ 全体ENDのあとに、各ルートのエピローグがあってもよいかもしれない。
>697-702 新作期待SAGE! ともがカワイイ…
忠吉が最初に見つけたのは、友人と抱き合いながら 床に横たわって眠っている主人の姿だった。 『・・・起こしちゃまずいかな・・・』 なんとなくそう感じた忠吉は、しかたなく次の目標を選ぼうと校内のにおいに集中した。 『1・2・3・・まだたくさん人がいるんだなぁ・・・誰のところがいいのかな? とりあえず榊さんにしようっと。おっと、その前に・・・』 忠吉は奥のベッドから毛布を運んで2人にかけてやった。 『床に寝たままじゃ風邪をひいちゃうからね、ゆっくりおやすみなさい。えーと、榊さんは・・・』 再び榊さんのにおいに集中したとき、異様な気配が榊さんの周囲に漂っていることに気がついた。 『なんだろう? この気配。なんかヤな感じだな・・・急ごう』
てな感じに各ルート少しずつ進めてみましたよ。 榊×神楽ルートはまだ盛り上がりそうなので引き強めです。 ちよ×大阪ルートは個人的にはもう収束でいいのかなと思ってます。 文章力が無いので本命の決着は他の方にお任せします。
改定前の84なんかおもろいなぁ。 これはこれで続けてみても良かったかも。 ・・・繋げ方はさっぱり思いつかないが。 ちよ父は実在した案ぐらいしかないか? もしくは榊さんの夢(なんで?)
暦・智・ゆかり・にゃもルート(暦が智にキス直前・教師呆然)
>>705 大阪・ちよちゃんルート(2人でグッスリ)
>>708 忠吉さんルート(単独運用中、榊ルートに接近中)
>>711 ちよ父(人間)ルート(校庭のランクルに居ます)
>>667 榊・神楽ルート(くっ付きつつあります)
>>595 残りはこんなもんでしょうか?
【もう混じれないルート】w
木村夫妻・男子生徒・かおりん
>>713 改定前84筆者ですが、ちよ父忠吉さん2人(?)で倒れて終りにしようとしてました。
忠吉さんの使い方が分からなくって・・・・。w
■高校も一緒に−7 「よみぃ……待ってよ……お願いだから……」 伸ばした手が空をつかみ、姿勢を崩した智は、ベットからどたん、とずり落ち、目が醒めた。 「あ……」 そこではじめて智は、自分が夢を見ていたことに気がついた。 「まったくー。昨日よみが中学の話なんてするから、変な夢みちゃったよー」 ちよの席を中心に、いつものごとく何気ない世間話をしている暦や大阪、神楽の前で、 智は後頭部をぽりぽりとかきながら、智らしく無いため息をついた。 「でもよかったー。夢で」 「智ちゃんが夢の話するなんて珍しいですねー。どんな夢をみたんですか?」 好奇心旺盛なちよが智に問いかける。 「秘密だ、ちよすけ」 智は舌を出しながらちよに答えた。 「じゃあ私には?」 今度は暦が問いかけた。 「よみには……もっとひみつ!」 なんだよそれ、と暦はいつものごとくツッコミを入れたが、こんなやりとりはいつものことだったので、 暦はそれ以上追求しなかった。 「へっへー」 とだけ答えた智は、すでに次の話題に移り、大阪やちよと話している、暦の横顔を見て思うのだった。 「(よかった……夢で)」 −終わり−
■オマケ 智「一番ベタな、夢落ちですか〜? まいりましたねー、まったく」 R.F.「ふーん? それじゃ、Ifストーリーとでもして本当に落ちた方が良かったんか?」 智「いや……それは、その……えーい、どーでもいいじゃんー!」 R.F.「別々の高校に通い、近所でありながらも段々と疎遠になっていく二人。 共通する話題も、共有出来る時間も少なくなっていくんや。 最良のサポートを失い、暴走するに任せきりということにでもなれば、 一歩間違えれば、クラスで孤立無援ということにもなりかねんわな。 智ちゃんはそんな状況に耐えられるんかな〜?……」 (ばきっ) 暦「ダブルチョーップ!」 R.F.「いたた……何すんねん」 暦「冗談で言っていいことと悪いことがあるぞ!」 R.F.「うー、男に向かって脳天ダブルチョップの突っ込みはないだろーに。 ……ふーん? そんなに気になる? 智ちゃんのことが」 暦「う、あ、その」 大阪「(智と暦の顔をまじまじと見ながら)ふーん。なるほどなー」 智「な、なんだよ、大阪!」 大阪「いや、なー。ほんに二人、仲ええなーと思うてな」 智「変なこと、想像してんじゃないだろなー!?」 榊「……変な、こと……?(ぽっ)」 R.F.「(俺が突っ込む余地ないわ……)」
同じあずまんがキャラスレでこんなにも違いが有るのか・・・・と驚嘆・・・・・。
>>721 というか、ここが突然変異的存在というか。
>>722 どちらにしても賑わってるのは良い事だよ・・・・・。(フゥ)
保管庫更新、720まで。 ほとんど台風&その感想&書き手の雑談とかでしたね。 やはり台風という舞台設定が良かったのかな? 大阪板のよみともスレッドですが、今の保管庫にまとめるのと 別ページにするのとどっちが良いですかね? 量があまりないので今のページに追加するほうが楽なんですが。 やっとCD−R焼き終わりました。そろそろDVD−RAM買おうかな・・・ 今までMeで落ちまくりだったのでXpにして良かった。落ちない。
>>724 本当に毎度乙です!
で、私の考えを言いますと、まとめるのは今のページでいいと思いますが
オリジナルのスレを見たい人が混乱しないよう、
出典が大阪板であることは一文添えておいたほうが
いいのではないでしょうか。
そういえば航海日誌はどうなったのかな・・・
>>724 XPは落ちないですか。もういい加減漏れもMEから乗り換えようかなぁ。
とも、目覚めて…… 暦は近づけた唇を、宝石に触れるような慎重さで、愛する人のそれに重ね合わせた。 少女の口元には、磨かれた大理石のように滑らかで、それでいて弾力に富む 温かい感触がひろがり、彼女は思わず頬を赤らめる。 絶えず窓ガラスに叩き続けているはずの強い雨音も、二人の口づけの瞬間は 遠ざかっており、神々しい程の静寂が周囲を包んでいる。 しかし―― 数分の時が過ぎても、暦の想い人の瞳は閉じられたままだった。 (どうして? ) 暦は、額に汗を浮かべ、触れ合っている唇を離した。 そして、激しく智の両肩を強く揺さぶるが、深い寝息をたてている少女の瞳は一向に 開かれる様子はない。
「どうやら、疲れきっているようね」 信じられない事態に気が動転している暦の後方から、酷薄なほどに冷静な体育教師の 声が届いた。 「まーそーだわね〜 」 お気楽としか言いようのない担任教師の声が、後を追うように響く。 「さんざん水原とやっちゃった後に、にゃもの責めでしょ、そりゃこたえるわ〜 」 「なっ」 暦は、普段、尊敬とまではいかないまでも、充分なほど親しみを感じていたはずの 教師から発せられた、毒のある言葉に唖然として声を失う。 「なに言ってるんですか」 茫然自失の数瞬が過ぎ、強い怒りが湧き上がってきた少女は、強い非難の声をあげる。 「もう……手遅れなのよ」 いつの間にか暦の耳元に近づいていた体育教師は、何もかもを突き放したような、 ため息交じりの口調で呟くと、湿り気を含んだ白いガーゼで彼女の口を塞いだ。 「うくっ…… 」 暦は、抗議の声をあげようとして、強い刺激臭を吸い込んでしまい、悲鳴まじりの 喘ぎ声をあげる。そして、直後に猛烈な眠気を催して、崩れるように床に 倒れこんでいった。
親友二人が教師二人に・・・。 どうなってしまうんだろう? これに忠吉さんと榊・神楽がどう絡んでくるのか? スッゲー(神楽風)楽しみでつ。
ああ、やはり暦まで魔女の供物に・・・ 木村夫妻が智を救出するネタも考えてはいたのだが、こっちの方が面白いかも(w
神楽は、じっと目を閉じ続けていた。頭一つ高い榊に対しては、ただ待つしかなかったのだ。 いつも追い続けて届かなかった榊の大きさが、今は神楽を従順にしていた。 やがて、唇に柔らかな感触。榊の顔がすぐそこにある感覚。 再び頭を上げた榊の顔を、神楽はぼんやりした瞳でじっと見つめる。 榊が言った。 「……神楽みたいに接してくれた人は、初めてだった。 君が来てくれなかったら、私は今でもまだ壁を作って、 本当の意味で心を開くことができない人間だったと思う……。 いつも屈託なく笑いかけてくれる神楽の笑顔が、私はずっと好きだった」 頬を真っ赤に染めてうつむく神楽に、いつもの快活で大雑把な少年めいた雰囲気はすでにない。 ただ、初めての感情と行為に恥じらう少女がいるだけだった。 「……わ、私もさ」声を少しかすれさせながら、神楽は口を開いた。 「……榊がたまに笑うときの顔、すげえ……可愛いと思ってたんだ」 そして沈黙が流れた。だが、吹き騒ぐ風雨の音さえ神楽の耳には入っていなかった。 不意に自分の恋に気づいた驚愕。そして同時にそれが成就したことの喜び。 だが、さらにもう一つの感情があった――今、これからどうしたらいいんだろうという戸惑い。 薄暗い部屋で二人きりというこの状況は、口づけ以上の何かをうながしているかのようだった。 神楽はそんなことを考えている自分に驚きながらも、 しかし明らかにそれを期待する気持ちに押さえつけられて、その場から動くことができなかった。 そして榊もまた、動こうとしない。同じことを考えているのか。 (ダメだ、そんな事……まだ告白したばっかりだし、それに女同士じゃないか) 神楽が必死に自分を抑え込んでいた、そのとき―― どこかから、異様なまでに艶めかしい嬌声が聞こえてきた。それはかすかな響きでありながら、 強く、長く尾を引いて続き、神楽の全身に絡みつくように劣情を掻き立てた。 どれほどの快楽からそんな声が絞り出されてくるのか、神楽には全く見当もつかなかった。 けれど、そんな快楽を自分もこの身体で知りたい。むさぼりたい。 (そう、この人と求め合いたい……!) 神楽は、榊に自分の身体をそっとすり寄せた。「……榊……いいんだ、私……」
だが、期待した抱擁はなかった。榊は神楽の身体を静かに押し戻したのだ。 神楽は愕然として榊を見た。「……どうして。私じゃだめなのか……?」 「そうじゃない」榊は力を込めて言った。 「でも、待ってくれ……今のは、滝野の声じゃなかったか?」 言われて、神楽はそのことに気づく。もちろん、いつものバカをやっている智の姿からは 信じられないような声ではあったが――。 「え!?と、ともは何やってんだよ!?」 「判らないが……何か異常だ。声にもどこか苦しそうなところがあった。とにかく、行ってみよう」 そして、榊は神楽の肩から手を離した。神楽はそのことに寂しさを感じながらも、同意する。 「わかった。行こう……でも、榊……」 榊は、神楽を安心させるように優しい顔で言った。 「焦ることはない。私たちはこれからなんだ」 神楽は微笑んで、はにかみながら頷いた。 二人は、声のした方向へ走っていく。 「どこの部屋だろ?」 「わからないが、確かにこっちの方だ。調べていけばすぐ見つかる」 と突然、見覚えのある大型犬が廊下を走ってきた。 「……定吉さん!?」 足を止めた二人に定吉は合流し、指示を仰ぐような素振りを見せた。 もしかすると、さっき二人の間に満ちていた情欲の気配が定吉を引き寄せたのかもしれない。 「よくわからねえけど、定吉さんなら強い味方になるな!急いでともを探そうぜ!」
すげぇ良いんだが・・・定吉はやめてくれ・・・・
すまん、水を差すようで申し訳ないんだが、 定吉→忠吉 特にこれといって問題は無いんだが、どうも某アフタヌーンの人体模型を思い出してしまってな・・・スマン
目の前で無防備に横たわる教え子二人。 彼女らを見つめる教師の目に宿る不気味な光。 胸の奥で声にならない声が囁く。 『ホントウノジブンニモドレ…オモウママヲオコナエ…』 ――警察署 刑事A「やはりただの下着泥棒じゃなかったか。」 刑事B「はい。しかし、まさか学校の給水タンクに麻薬を隠すなんて。」 刑事A「あの学園の理事が裏でヤクザと繋がってるって話は聞いてたんだがな。 保管場所に校舎を利用するなんて許せんな。」 刑事B「すぐ学校に戻りましょう。幸い生徒たちは全員帰宅したようですし この隙に押収しておかないと。」 刑事A「そうだな。なんだか嫌な予感がする…」 屋上の給水タンクには、いつからか台風に飛ばされてきた木の枝が突き刺さり、 時価数十億円相当の麻薬がすべて、タンク内の水に溶け込んでいた・・・
738 :
737 :02/12/05 01:59 ID:???
異常事態の原因を語ってみました。 みんながえろいのはクスリのせいとか理由付け。
>>733-734 この二人までコトを始めてしまうってのもまた面倒なので
収束に向けて動かすことにしました。
二人のエロが見たかった人、すみません。
でも俺だって人が書いたの見たかったよ
このペアが大好きなんだよ
定吉……は我ながらひどすぎる
ものすごい汚点を残してしまった…… y=-( ゚д゚)・∵;; ターン
定吉さんは桃屋の宣伝を思い起こさせる。 若しくはお線香。
ルートが収束されてきました。 あと少し・・・。
「ともーーーーっ!!」 神楽の、凛としたよく通る声が廊下に響く。 これだけの声ならば、この雨音、風音の中でも十分に聞こえるはずだ。 「滝野ーーーーーっ!!」 榊も声を張り上げる。しかし、精一杯声は出しているのだが、アルトの声はどうしても風音に紛れてしまう…… 「ワォン!!」 その姿を見た忠吉が、大きく吠えて後押しをした。 「…ありがとう、忠吉さん」 榊は犬の頭を優しく撫で、キッと前を向いて再び友人の名前を呼びかける。 今まで見て回った教室には、誰も残っていなかった。 「―――くそーーーっ!!返事も出来ないのかぁっ!?」 いくら声を振り絞っても、空しく廊下に、そして教室に、延々と反響するだけの結果に対し、神楽が次第に苛立ちはじめる。 それは、智の状況を心配するからこその苛立ちだ。 榊は神楽の心境を察知して、口を開いた。 「神楽…もうそろそろだと思う。殆どの教室は見たし、残された教室に滝野はいると思う。返事は出来ないみたいだけど。だから…」 「だから…?」 榊はそこで口をつぐんだ。悪いことを想像すれば、それが現実になってしまうかもしれないと思われたからだ。だけど、それで神楽に危険が及んでしまうのはもっと良くない… 「だから……気をつけて」 神楽の表情が一瞬険しくなる。ともは、もしかして無事では無いのかもしれない… 焦燥感が募る中、それでも、榊が自分を心配してくれていることは、正直嬉しかった。 「お、おうっ!」 榊の心遣いに答えるため、神楽は精一杯虚勢を張って元気に返事をする。 ――『宿直室』―― その部屋を示す札が見えるところまで、2人(と一匹)は来ていた……
とうとうルートが1本になる日がやって来たようです。 筆者の方々、長い道のりでしたね・・・・。
ときに、保管人さん(
>>724 )に対する意見は他にないか?
現行ページに追加でいいと思われ、 です。
台風依存症になりそうだ…
2ちゃん有志で同人誌を作って<台風クラブ 来年の夏にでも出せフォルァァ!! ここまで出来てると漫画として読みたいぞフォルァァ!! 挿絵だけじゃ蛇の生殺(略
>>752 こういう時こそ妄想を最大限に働かせるんだ!
「くそっ。会社の携帯なんか置いてくるべきだったな・・・」 大事な経営会議をほったらかして娘の学校に来てしまったちよ父だったが、 ひっきりなしにかかってくる電話と、山のように届くメールの対応に追われるうち いつのまにか車内で仕事を続けてしまっていた。 ぼやきながらノートPCのキーを叩き続ける中、未読メールの一覧の中に妙な件名を発見した。 「麻薬・・・だって?」 美浜財閥の情報網は警察内部にも存在する。 娘の事件について連絡を受けてから、専属の情報屋が担当刑事の動向を探っていた。 急いで黒幕の理事についての情報を会社の機密データベースから引き出す。 その理事の兄は、最近通信事業で急速に勢力を伸ばしてきたある企業の重役だった。 美浜家の所有する通信系の子会社も、この企業との激しいシェア争いで最近業績が芳しくないと聞いていた。 「なるほど・・・無茶な価格競争を仕掛けてくると思っていたら、資金源はこいつか。 そのうち潰すつもりだったが、手間が省けたな。 よりによって娘を危険に晒すとは・・・この罪はきっちり償ってもらう。」 暗号レベルを最大にし、すぐに1つの指令を裏仕事の担当者に送る。 「対象:※※※※ 方式:S」 たった1行。これだけで明日の朝には理事の社会的地位は消えている筈だった。 「警察が到着するまでまだ多少時間がある。屋上の様子を確認しておこうか・・・」 5分後――人気の無い校内に、突然ちよ父の音声が響き渡る。 「校内の皆さんに緊急連絡です! 決して水道の水を飲まないで下さい! 毒物が混入しています! 繰り返します、決して水道の水を・・・」
ななななるほど、 下着泥棒とちよ父を最大限拾おうとしたらこんな話になるのか……
「―――あ゛ッ!?あン…っ!…と……とも…ぉ………!」 雪のような白肌は既に桃色に上気し、口からはあられもなく涎と喘ぎ声が漏れる。 女教師2人の激しい責めに、経験の少ない肉体は呆気なく陥落し、心さえ快楽の濁流に飲み込まれてしまいそうになる。 絶え間の無い快感に途切れ途切れになる意識の中で、よみは幼馴染に対して必死に贖罪の言葉を投げかけていた…… ……ごめんね…とも……ごめんね……私……守ってあげられなかった…… 安物のソファに横たえられた智の目は、依然として焦点を失ったまま開かれている。 靴下しか身につけていない殆ど全裸の体は、ぐったりとしていて、まるで人形のようだ。 その姿からは、いつもの元気な姿を想像することなど出来ない。 智は犯されてしまったのだ…… 日頃仲良く接している、信頼している先生達に、心まで犯されてしまったのだ…… ……ごめん…ね……
とめどなく溢れてくる涙。 深い自責の念が、よみの心をジクジクと責め立てる。 …この部屋に駆けつけたとき、真っ先に目に飛び込んできたのは、裸でぐったりしているともの姿だった… その後も、私はとものことしか目に入ってなかった… だけど、私はもっと周りを見ておくべきだったんだ… あのとき、先生達の異常な様子に気づいていれば、ともを救出できていたかもしれない… いつもの水原暦なら、もっと冷静に判断出来たはずなのに…… 余りにも迂闊じゃない… メルヘンに執り憑かれたみたいに、夢みたいなこと考えて、キスなんかして… …でも、本当にともを助けたかったの……? 私は…本当に…あのとき…ともを助けたかったの……? ともはそのとき…もう、ボロボロにされていたんじゃないの…? もう、間に合わなかったんじゃないの…? 私は、そうだ。あのとき、ともに合わせる顔が無かったんだ…… 私のせいでともが汚されてしまったから…… だからせめて、ともと一緒に汚されることで、自分も被害者ぶりたかったんだ… そうでないと、ともを対等に受け入れることが出来ないと思ったから… …そう…だからこれは、私が望んだことなんだ…… 一番悪いのは…私の弱さなんだ…… 「…ごめんね…とも……私…弱くって……」 贖罪の言葉が口からこぼれ、涙が流れ落ちる…… 繰り返される愛撫に、体にはすっかり力が入らなくなっている… もう…抵抗する力が残って無い…… 「何マグロになってるのよ?」 「んあ゛ぁァぁッ!!?」 女教師達はしかし、智にしたとき以上に、全く責めの手を緩めることは無かった…
教師コンビがここまで悪役なのも珍しいんじゃ? 智とよみの二人は助かるのか、続きキボン!
悪役らしい最後を考えてるんですが・・・・・・。
もうすぐ台風100号だ…
ヒントは屋上
>>763 悪者はそのアジトの崩壊と共に最期を迎えるのさ。
ほのぼのとした終わりかたを望んでやまない・・・
>766 『発動編』がなくなっちゃうじゃないですか・・・!
ほのぼのに関してはすごく同意だけど それには教師コンビの悪役ぶりはちょっと行き過ぎてるかも・・・
それは麻薬のせいだし・・・ちょっと痛い目にあう程度で。 木村に二人ともやられちゃうとか
>>771 _, ._
(..;゚ Д゚)<ちょっとじゃねぇyo!
神楽「校内放送!?一体誰が?」 榊「毒……そういえば私たちさっき水道の水……」 神楽「ああ…トイレの後少し飲んだ…」 榊「………」 神楽「…どうする?」 榊「…放送室に行ってみよう。毒のこと詳しく聞きたい。」 2人と1匹が放送室についた時、扉の前には大阪とちよちゃんが 見知らぬ男性と話をしていた。 ちよ「あ、榊さん!神楽さん!」 大阪「2人とも無事〜?」 榊「うん、大丈夫」 神楽「平気さ。2人とも急にいなくなったから心配してたんだぜ?」 ちよ父「…あー、はじめまして。ちよの父です。娘がいつもお世話になっております。」 神楽「こ、こちらこそ、ちよちゃんにはいつも勉強教えて貰ってて」 榊「あの、さっきの『毒物』っていったい何ですか?」 ちよ父「それを今、ちよと大阪さんにも話すところだったんだ。一言で言うと『麻薬』だ。」 ちよ・大阪・榊・神楽「麻薬!?」
ちよ父が説明をはじめた。 「麻薬だ。濃度的に命に危険は無いと思う。大げさに『毒物』と言ったのは、 校内の人間をここに集めるためだった。現にこうして集まったしね。 屋上の給水タンクの元栓を締めてきたから、あとは今タンクの中にあるぶんを 全部下水に流してしまえば良いだろう。これから手分けして水道の栓を かたっぱしから開けて回ってくれないか? 水が流れなくなったらタンクが空になったしるしだ。」 ちよ「あの、私も大阪さんも、さっきお茶を飲んだときヘンな感じがしました…」 神楽「私たちもちょっと水飲んじゃったんです。本当に平気なんでしょうか?」 ちよ父 「そうだね。このクスリは人間の理性を麻痺させるタイプのものらしい。 普段抑圧されている思いが表面に出やすくなることはあるだろう。 だが今のみんなを見ている限り、それほどの量じゃ無かったようだ。 依存症になる心配も無いだろう。安心しなさい。 …それとタンクが空になったら、放送室に戻って、中でじっとしているんだ。」 ちよ「どうして? まだよみさんやともちゃんが見つかってないんです。 一緒に探しに行かないと…」 ちよ父「…クスリの持ち主が潜入している可能性がある…」 大阪「ヤクザやな〜?」 神楽「ヤ、ヤクザ!?」 ちよ父 「そうだ。いずれ警察もやってくるだろうが、あまり校内をうろうろするのは 危険だと思う。忠吉を残すから、みんなまとまって動かないように。 水原さんと滝野さんは私が探してくるから。」
そしてタンクは空になった。クスリは全て下水に流れていった。 放送室に残るは4人と1匹。 神楽「・・・なぁ、榊。さっきのアレって・・・」 榊「・・・薬のせいかもしれない。あの時は自分でも、自分の行動にちょっと驚いたから・・・」 神楽「そっか・・・なんか複雑な心境だぜ・・・」 榊「でもあの時のキモチは本当のこと・・・だと思う。その場の勢いで言った訳じゃ」 神楽「いいんだよ、榊。わたしもビックリしたけどさ、でも、でもすっげー、嬉しかったもん」 榊「・・・ありがとう・・・」 大阪「なんや生徒会のお茶って気持ちええなー高級なんかなーって思っててんけど、 あれはくすりのせいやったんやなー。ほんまビックリやで。」 ちよ「大阪さんって、やっぱり本心では空を飛びたいんですね。」 大阪「あー、そうかもしれへんなー」 ちよ「でももうあんな事しないで下さいね?」 大阪「ちよちゃんありがとなー。もう平気や。今日はずっと溜まってた事全部言えたし、 なんやすっきりして、体も軽くなって、ぴゅーって飛べそうな感じに…」 ちよ「だから飛ばないで下さい!」 忠吉(お父さん、一人で大丈夫かなぁ…)
あー、いっこ番号ずれてるよ・・・上のは99やね。 キリ番はやはりよみともメインでお願いしますー
>775 ウマー!いい感じで収束してまふ。
Another Way 1 一人の長髪の少女が、閑静な住宅街を貫く幹線道路の歩道を歩いている。 車道との境目に植えられた銀杏は、黄色く染め上げられた葉を既に落とし 終わっている。 昨夜から降り続いていた雨は午前中には上がったものの、歩道の所々には水溜りが 残っており、青く澄みきった初冬の空を映し出している。 「ふわ〜っ」 暦は、思わず大きなあくびが出てしまい、口元を押さえながら苦笑する。 今日は特に変わった事もなく、後は家路につくだけである。そんな単調な一日に 微かな物足りなさを感じながらも、温かく包み込まれるような日差しに心地よさを 感じて、つい眠気を催してしまったようだ。 「今日は何もなかったな…… 」 いつも一緒に帰宅しているショートヘアの少女は、今日はファーストフードの バイトがあるとかで、校門で別れている。暦は少しの寂しさを覚えながらも、同時に、 智と一緒に歩く時には無縁である、静寂さに新鮮な感覚を覚えていた。 たまには一人で帰るのも悪くないのかもしれない。 (ん……あれは? ) 取り留めのない考え事から頭を離し、何気なく視線を上げると、街路樹の下で一人の 少女が呆然として佇んでいるのが見えた。 「大阪っ 」 暦をいろいろな意味で困惑させることが多いセミロングの少女は、制服を泥水で 濡らしながら、途方にくれた表情を浮かべていた。
「どうしたんだ…… 」 暦は返答を予期しながらも、敢えて問いかける。 「あんな〜、道歩いとったらな、おっきなダンプカーに水かけられてしも〜たんや」 親しいクラスメートが傍に来てくれたことにほっとしたのか、笑顔さえ浮かべて 状況を説明する。 「全く、ドジだな…… 」 大阪のトロさ加減に呆れ返りながらも、暦は本質的に困っている人を放って おけない人間である。 「仕方ないな〜、着替え貸してやるから家に寄ってけよ」 大阪の肩越しに振り返りながら口を開く。 「ありがとな〜 よみちゃん」 大阪は小春日和のような微笑を浮かべた。 暦は、あどけない彼女の表情をみると、何故か心が高鳴るのを感じた。 「へ〜ここがよみちゃんの部屋か〜」 大阪は、暖色系で統一された、落ち着いた雰囲気を持つ部屋を眺めて、感嘆の声を あげる。 「大阪〜お風呂入れるぞ〜 」 下の階からは、風呂場でお湯を入れている暦の声が響いてくる。 「は〜い」 大阪は元気よく返事をすると、部屋の入り口にある扉を開けた。そして、 階段をゆっくりと降りていった。
一階からは、微かにシャワーの音が聞こえてくる。 暦はお湯がタイルを弾く音をBGMにしながら、鞄から教科書を取り出している。 (高校のクラスの奴で家にあげたのって、智以外だと大阪が初めてだったな…… そういえば、大阪って、自分にとってどんな関係なんだろ…… クラスメート? 仲のよい友達? どれも間違ってはいないのだが、何かしっくりこないな。 智とは、「腐れ縁」の一言で済まされるのに ) 暦は大阪との微妙な関係に、心にもやもやしたものを感じながら、両手を機械的に 動かしている。 「よみちゃ〜ん、あがったで〜 」 すぐ後ろからのんびりした声が聞こえてくる。 暦は、書き込みをしていたノートから目線を離して、後ろを振り返った。 「なっ」 大阪は、暦が脱衣所の籠に入れておいた、新品の下着しか身に着けていなかった。
「ちゃんとトレーナーも置いておいただろ」 抜けるような白さをもつ素肌は、ほんのりと桜色に染め上げられており、壊れそうな 程に華奢な体は、少女特有の仄かな色気を醸し出している。 眩しさを感じさせる大阪の肢体を正面から見つめることに、暦は気恥かしさを覚えて、 思わず声を荒げる。 「あんな〜よみちゃん」 しかし、大阪は暦の言葉を聞いていないのか、ブラの端を片手でつまみながら、 困惑の表情を浮かべて口を開く。 「貸しても〜た下着なんやけどな、なんかぶかぶかになってしまうんや」 そして哀しそうな瞳で暦の胸元を凝視する。 「ええな〜 」 「な、なんだ」 自分の二つの膨らみを射るよう瞳で見つめられて、暦は上ずった声をあげる。 「胸おっきいってお得なんやろな〜 」 大阪は、心底羨ましそうな表情になり、大きなため息をつく。 「大きいってことはいいことばかりじゃないぞ、肩だって凝るし」 自分は何をいっているんだろう? 「ほんでもええな〜 」 どうやら、大阪は自分の胸が小さいことにコンプレックスを抱いているらしい。 暦自身は気にも留めていないことでも、他人にとって大きな悩みとなることに、 彼女はようやく気がついていた。 その時、一つのたくらみが暦の脳裏に浮上してきた。
魔が差したのかもしれない。好意にとれば、純粋に大阪の力になりたいと思ったの かもしれない。次の瞬間には、ほとんど無意識のうちに口を開いていた。 「なあ大阪、胸を大きくする方法、教えてやろうか…… 」 思いがけない言葉に、大阪は驚きで瞳を大きく見開く。 「えっ、それほんま? 」 「ああ効果抜群だ…… 」 「教えて、お願いやから教えてや」 大阪は上目づかいで暦を見つめながら、両手を前に合わせた。 「まー、そこまで言うのなら教えてやらないこともないが…… 」 暦は眼鏡のフレームを直しながら、微かに口元を緩める。 「うわぁ、ありがと〜よみちゃん」 大阪は全ての者を蕩かしてしまうような笑みを浮かべる。 「まずは…… 」 喜色を露にする彼女に、微かな良心の痛みを覚えながら、暦はゆっくりと大阪の 背後に回りこむ。そして下着ごしに、両手で小さすぎる膨らみを包み込んだ。
よみあゆの短編を掲載します。 軽い感じで書いているので、 緊迫感あふれる台風から一服したい方はど〜ぞ。
>>783 大阪・暦はなんか新鮮で良いですね〜。
お仕事が忙しいようですが期待してます。
頑張って下さい。
暦・智・ゆかり・にゃもルート
>>758 ちよ父(人間)単独ルート
>>774 智だけでは飽き足らず暦まで毒牙に掛ける教師たち
そこへ大財閥総帥ちよ父はどう絡んでくるのか?
息詰まる麻薬犯との対決はあるのか?
文字通りの風雲急を告げる台風クラブ
次回をお楽しみに。
次回は台風クラブ100号です。
すげえ、リレーで三桁なんて初めてみた。
ここって「ともよみスレ」でしょ? よみ×大阪ならエロパロ板の方が適してるんじゃない? ともが絡んでくるならここでいいと思うけど。
>>787 激しく同意。
だがこのスレはもうともよみスレとは名ばかりでSSスレと化している。
はっきり言って私はよみ大阪など見たくもないよみとも萌えだが
書き手さんが書きたいなら書くのがいいんだろうと静観してます。
そうこうしていてちょっとでもモエーなよみともSSがうpされたらラッキーだというくらいの気持ちで。
その問題とは別にエロパロスレはみんなエロに飢えてるんで
ちょっとでもエロが入るならあっちに書いたほうが歓迎されるかも。
>>788 タイトルからして絡みそうにない(w
790 :
783 :02/12/08 17:25 ID:???
>787 一応、統合スレ設立時に、SSにおいて、登場人物としての大阪を使用すること、 (正確に言うと「あずまんがcollege」において、智×大阪のからみを使うこと) については、スレ立て人から許可を頂いておりますが、 スレ住人の意向が「智が登場しないSSを書くことは不適当」 ということであれば、続きをここのスレでUPすることは 控えさせていただきます。
どうしてもエロパロスレに誘導したいらしい・・・。
静観してるなら書き込まんで静観しててくださいw
急にSSスレになった訳じゃないからなぁ・・・。ココ・・・。 流れを変えられるだけの書き込みをすれば小ネタスレにもなると思われ。 てか、前にも居たな、SS反対派は・・・。
えっと…台風の続き書いてたら、案の定ゑろくなってしまいました… 「よみともの絡み」の方と、「○くざ」の方と有るんですが、 ちょっとエロに関して住民の方々の間で問題になっているみたいなんで反応を見て決めようと思ってます。 まあ、「や○ざ」の方はエロは無いんですが、かなりエロいパスを出してます… 上げてもよろしいでしょうか? ちなみに、>600 >602 >603 を書いた助平です。
私はあげることに問題はないと思いますが。 というより、純粋に続きが読みたい(w
796 :
789 :02/12/08 17:58 ID:???
ていうか、住人の意向がどうこうって言っても絶対数がかなり少なくなってきているみたいだしな。 SSも作者さん自身があげようと思い立ったならあげればいいんじゃないかな。 ていうか絵板のお二方の絵が萌えまくってたまらないんだがハァハァ
>>790 大阪を使用することが不適当じゃなくて、ともが絡まない、出てこないのが不適当なのかと。
最終的に誰と結ばれる結果となっても。
これがまた「よみとも」スレじゃなくて「よみ」スレと「とも」スレに分かれてればこう議論する必要はなかったんだろうなぁ。
過疎化が進む中で、些事に拘って このスレを盛り上げてくれた作者さんに SS上げるなとか言う神経が理解できんな… そもそもよみ主役のSSが禁止される謂れはあるまい? ちよ×大阪とかならまだしも。
>>800 そだな。
じゃぁOKでいいよね?>ALL
>>794 パス出しよりはそろそろ収束させてほしいな。
リレーである以上、続きを書きやすいパスにした方がいい。
エロ過ぎて誰も拾ってくれないんじゃ困るし。
>>778 よみは智のバイト中に浮気ですか?
ぶかぶかぶらじゃの大阪が激しく見たいです
て言えば絵になるかな?
お絵かき板出来てよかったなぁー
おお、さざゑさん見ている間にもうレスが…w 結構活発に動いてると思うんですけど、住民の数は少なくなって来てるんですかね? とりあえず、受け取れるパスかどうかもうちょっと吟味してからあげようと思います。 なるべく次の人が自由に動けるようにしなきゃなぁ…
805 :
小ネタ :02/12/08 20:28 ID:???
智「よみぃ!K1やろ、K1!」 暦「まったく、すぐテレビに影響されて・・・」 智「あたしボブサップね!」 暦「はぁ?」 智「ガハハハハ!アイアムビースト!ガハハハハ!」 暦「一生やってろ」 智「ガハハハハハハ!!」 歩「ともちゃん、面白い事でもあったん?」
806 :
小ネタ :02/12/08 20:28 ID:???
智「違う違う、ボブサップのモノマネをしていたのだ」 歩「そーやったん、・・・で誰なん?それ」 智「えー!?知らないの?昨日K1に出てたじゃん!」 歩「う〜〜〜ん」 智「まさか見てないの!?『フジのK1見ろ!!』ってメールしたじゃん!」 歩「見てたで!見てたけど名前まで覚えてないねん」 智「ほら!でっかい黒人の人だよ!凄い筋肉の!」 歩「・・・・あ、あーあーあーあー」 智「おぉ!思い出したか!?」 歩「あの人ならこの前、駅前におったで」 智「うそっ!!!!!!」
807 :
小ネタ :02/12/08 20:29 ID:???
智「なんでともちゃん呼んでくれなかったの!!あたし達友達でしょ!!」 歩「そ、そんなん言われても・・・」 智「行こう!今から!今すぐに!」 暦「無茶言うな!いるはず無いだろ」 智「なんで!希望捨てちゃ駄目だ!いるはず無いなんて分かんないだろ!いるはず無い・・・」 暦「ん?どうした智?」 智「・・・ふっふっふ、大阪!それウソでしょ!あたしを騙そうたってそうは行かねぇ!」 歩「え〜、でも神楽ちゃんも見たって・・・・」 暦「(大阪、ここは適当に話しを合わせて・・・・)」 歩「(そ、そうやな!寒いし、早よコタツ入りたいし)」 歩「そ、そうやねん!実はともちゃんを・・・」 智「バッチリ聞こえてる」
808 :
小ネタ :02/12/08 20:29 ID:???
智「いいもん!ともちゃんだって出川哲朗見たもん!『出川だ!!』って叫んだら小走りで逃げてったもん」 暦「そ、そりゃ凄いなぁ!」 歩「ほ、はんまやなぁ!凄い事や!」 智「同情するなぁ!もういいよ!ウワァァァン!」 歩「あ〜、行ってもうたー」 暦「大丈夫、すぐ戻ってくるだろ」 智「疲れた」 暦・歩「はやっ!!!」
スマソ、よくわかんない>小ねた
810 :
小ネタ :02/12/08 22:13 ID:???
>>809 どこがわからなかったんだぁ!!!
∧_∧
∧_∧ (´<_` ) 粘着見苦しいぞ、精進しろ
バン ( ´_ゝ`) / ⌒i
バン ∩ \ | |
/ /ミ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ Value / .| .|____
\/ Star / (u ⊃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ スレ汚しスマソ
>>810 てか、ヴァリュースターにノートが有るのは突っ込んじゃいけませんか?w
>>810 いや、十分にらしいぞ(w
もともと智ちゃんは大阪ともまた違った意味不明な所があるけど、
それがよく表現出来てるぽ。
>>809 はそういう所がわかんなかったんだろう。
いや、たぶん「歩」=「大阪」がわからなかったのだろう
>>785 なにげに煽り文が付きはじめたな。雑誌の連載みたいだw
できれば毎回お願いw
>>814 せめてもっと前からやれば良かった・・・。
>小ネタ 一回読んだだけじゃわかりにくいところもあるけど面白いよ。 智はプロレスとかK1とか見た目でわかりやすい物にはすぐ影響されそう。 俺に技かけてくれ〜
よみにゃも1 ――3年生9月 黒沢先生の部屋 さあ、どうぞ上がって。なんにも無い部屋で恥ずかしいけど。 うふっ、生徒が遊びに来てくれるって嬉しいわねぇ。 最近じゃゆかりぐらいしか来ないから。 みんなコーヒーでいいかしら? ちょっと待っててね。 はい、みんなおまたせー…って滝野さん!! 勝手に引き出し開けちゃダメッ!! あ”ーー!! そこっ!! そこは絶っっ対にダメなの!!! ちょっと、春日さん!寝てるの? あなた人のベッドで何くつろいで… ってこら神楽ーー!!! あんたは何いきなり脱いでんのよ!!! 私の水着を着てみたい!? 確かに背はもう同じぐらいだけど!! ……はぁ、ゆかりの相手より疲れたわ…… で? あとの3人はどこなの? あら? すみっこに固まっちゃって。 そんなところで何読んでるの? ああっ!それ私のアルバムじゃない!! もう、あなたたちまで人の物を勝手に持ち出したりして!!
よみにゃも2 す、すみません、先生。 智が勝手に持ち出したんですけど、見てたらすごく面白くって。 後藤先生若くてかっこいいし、校舎もちょっと違ってるし。 あ、コーヒーありがとうございます。 あの、良かったらいろいろ昔のお話聞かせて下さい。 ここ素敵な部屋ですね。私も第一志望の大学に合格できたら 一人暮らしの予定なんです。そのへんのコツも教わりたいし。 そうだ、そもそも今日の目的は、ゆかり先生の喜びそうな 誕生日プレゼントを教えて貰いたくて来たんです。 え、ええ。昨日の騒ぎで、さすがにみんな何とかしなきゃって。 クラスのみんなから300円集めたので、予算は1万円あります。 (おい智、こっちこい! 大阪起きろ! 神楽は服を着て! …せーの、) よろしくお願いしまーす!!
よみにゃも3 今日はいろいろありがとうございました。 そうですね、みんな合格したら、絶対また来ます。 それじゃあ、これで失礼します。 さて、目的はバッグに決まったし、このまま帰りに買っていこうか。 いやー、それにしてもゆかり先生の昔話面白かったなぁ… くふっ 明日ちょっとからかってみようっと。 な、性格悪いとか言うなーー! お前だって絶対からかうくせに!! 「別に物が欲しい訳じゃないのよ、ああ見えてそれなりにお金持ちだし。 ただ、私と張り合いたいだけなのよ。ゆかりってそういうとこ子供だから。」 なーんて言ってたけど、ちょっと違う気がするね。 独占欲が強いような気がするなあ。ん?詳しく聞きたい? ほら、きっとゆかり先生は黒沢先生が好きなのよ。 だから自分より生徒たちと仲良くしてるのが気に食わないんじゃない? どう?この推理! あれ?みんなどうしたの?急に黙っちゃって… ハッ! ち、違うって! 好きってそういう意味じゃないって! なんていうか、例えば親友が自分以外の人と楽しそうに話してたら ちょっと悲しくなるじゃない? そんな意味で言っただけなんだから! なんだよ智!そんな顔で笑うな! くわー!むちゃむちゃ腹立つー! こら待てー!! (終)
終わり方がいまいちな感じですが、一応出来たので上げました。 さて、残りは神楽か。
ブカブカ描いてみましたよ803のお兄さん。 よみの豊胸マッサージのネタは自分も考えてたが先に書かれてしまった… こっちはともよみで考えてたんだけど、大阪よみもいいなー ちよ父がどう絡んでくるのか気になります。 台風の作者さんも頑張ってくださいね。
よみにゃもエガったデ〜
「ねぇ…?どうせなら、あの娘も混ぜて……しない?」 よみを弄ぶ手の動きを一旦止めて、にゃもがソファの方に目をやる。 「…そうねぇ〜?見てるだけってのも可哀想だし、やっぱり水原と一緒に可愛がってあげた方が智も嬉しいかもね?」 ゆかりの目線の先には、ぐったりとしている智の姿があった。 「……ぅあ…?」 抑えの効かない涙に視界を遮られながら、よみは女教師達の見ている方にゆっくりと首を傾ける。 今まで間断無く責めつづけられた為、頭の中ではあらゆる感覚がグチャグチャで会話が断片しか聞こえていない。 しかしそれだけでも、異常な程に淫欲を露わにした女教師2人がやろうとしていることは何となく理解できた。 「い……ゃ…ぁ……」 普段は努めて沈着冷静な優等生の口から、思わず力のない声が漏れる。 …そんなの…余りに酷すぎる…… 抵抗しようにも、最早指を動かすことさえ侭ならない。 先生達は、気を失っている智をこの上更に犯すつもりなのだ。私と一緒に…… 女生徒達は今や、肉欲の虜となった女教師達にとって只の玩具でしか無かった。 「よいしょ……っと」 2人の女教師によって智の体が抱えられ、顔の位置を合わすようにして、よみの体にトサッと覆い被せられる。 「…あ……あぁぁ………」 よみが拒絶とも喜悦ともとれる声をあげる。 ともの華奢な体がよみの発育の完成された体とぴったりと密着する。柔らかな頬はよみの唇のすぐ近くにあった。 しかし、最愛の人の暖かい体温とその肌の瑞々しい弾力は、むしろ状況の残酷さを強調するだけだ… 「と……もぉ……」 残された意識を奮って指先を動かし、汗で張り付いた智の前髪をサラリと撫でる。 まるで眠っているようだが、ともの目は開かれたままで、その瞳に光は無かった… 智が女教師の責めに流した涙や涎は、既に渇いて跡になっていた。 無残な親友の姿を見て、再び後悔の念が湧き上がる。 あのとき、引き止める大阪の手を振り切ってでも、迷わず智を追いかけていれば良かった。そうすれば、智がこんな目に遭うことは無かったんだ…… 智は一人ぼっちで…滅茶苦茶にされた…… 私と大阪がキスしているのを見てしまったショックを抱えたまま…
,,、-‐''"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `゙`''ヽ、 ,、'" /\ `゙ヽ、 / // \ \ / 厶-/-/ \-|\-、、 、 \ // イ'/// / \| \ヽ ヽ ヽ / / // /___ ___ヽ_ \ヽヽ トヽ\ / ,イ // ,,z====ュ ,z===ッ、,ヽヘト、 |\! \ // | ハ / '´ 、、、、 、、、、 ` |-ヽ | ヽ / /|/ヽ,| ' レ'^、ト、 ゙、 / { ゙i ┌─────┐ | | ゙、 / ゙i | |/ | レ' / ', / \, | | | | / ゙, ./ ーヘ | | /-< i ,' / \ ヽ / / \ | | ,、-'" \ \ / / ゙ヽ、 | | ,,、-'" ゙''-、,,_ ゙'ー‐'" _,,,、-''" ゙''-、 | ー‐''" |`゙'ー─‐‐''"| ゙'ー‐' ┌┤ ├┐ / i'" ゙'i \ -''" ヽ / ヽ 100号達成おめでとうございます
きっと、辛かっただろう…寂しかっただろう…一人ぼっちで…… こんなことはもう…何の罪滅ぼしにもならないのだけど… でも…今は…私が……せめて一緒に…… 「ごめ…ん…ね……」 よみは精一杯の心を込めて、頬に優しくキスをした。 それが、親友を慈しむ為に与えられた時間の全てだった… 「……さぁ、みんなで気持ちよくなりましょ?」 己の欲望に全く歯止めのかからなくなったにゃもはニヤリと笑みを浮かべ、 意識が飛んでいることなど関係無しに、智に対して凶悪な愛撫を再開する。 「―――!?きゃァッ!!!」 智の体が思い出したようにビクンと弾け、反射的に叫び声をあげる。 「ともっ!!?」 「ホラ…アンタも…っ!!」 英語教師の凶暴な欲望の刃は、幼馴染を心配する少女に向けられた。 「―――あ!?や……ンっ……あンっ!?…あ゛ッ!と、ともッ!!ふァぁああ……!!!」 すっかり刺激に敏感になってしまったよみの体は、ゆかりの責めに激しく反応する。 再びスパークを始める意識の中で、よみは必死に智の唇を貪り舌を絡めていた。 「んあぁぁ…んはぁ……んあぁァ…と…もぉ……んふァ……」 「へぇ…?やっぱりデキてたのね、嬉しそうにキスなんかしちゃって……でも、2人で盛り上がってちゃ駄目よ―――」 「…そうよ〜。もっと先生達を楽しませてくれなくちゃねぇ―――」 女教師達は自ら快感を得るために、2人の生徒に全ての手管を注ぎ込む。 「あ……うあ゛あ゛っ!!はアああァぁっ……!!」 ありとあらゆる方法で、幼馴染2人は絶頂を迎えさせられた。 4人の肉体が体液を飛び散らせながら激しく絡み合う。 女教師達は体力という概念を無視するかのように、ひたすらに2人を苛み続けた。 クスリによって精神は肉欲だけを求めるようになり、肉体は限界を感じなくなっているのだ。 外では、暴風雨がこの淫欲の宴を現すかのように荒れ狂っている… 薄暗い教室の中、お互いを想いあう2人の女生徒が妖女に捧げられた残酷な饗宴は、そうやって何時までも続くかと思われた……
100号ゲトーさせて頂きました。 お祝いのちよちゃんありがd。てか、早いっすな。 熱心な読者がいるってのは、SS書き冥利に尽きるってもんです。 ってことで、収束の為にもう1つあげまする。 とりあえず今日は一日中台風のコト考えてました。 ていうかそれしか考えてなかったような気もする…w
…全く、山本のガキ、お使いもロクに出来んとは…… ―――短く切った髪に不精ではない髭、耳には無数のピアス、そして薄めのサングラス。 よく見ればなかなか端正な顔立ちだが、サングラスの奥から覗く殺気ばった眼光は、 まずこの人間を凝視させようという気は起こさせない。 仕立てのいいスーツ。しかし、足元の蛇革の靴が明らかに教員ではないことを表している。 全体から漂う雰囲気からして、「学校」という場に全くそぐわないその男は、すっかり人気の無くなった校内をブラブラと歩いていた。 「全く……俺がケツ拭きとはな…クソ」 あいつ、ブッ殺してやろうか?―――男は物騒なコトを半ば本気で考えていた。 折角ツキが回りかけたと思っていたときに、呼び出されてコレだ。 使いなら他のガキ共に任せればいいようなものだが、生憎と全員出払っているらしい。 それとも、何しろ1年分の麻薬(ヤク)のシノギだから、量も質も尋常じゃない。 使いとはいえ、ガキ共には任せられないということもあるのだろう。 しかし、隠し場所を教えられて驚いた。まさか学校に隠してあるなんて… 山本のガキはまさか、この中にまともに忍び込んだ訳じゃないだろうな…? そんなもん、そこらへんにいるガキを掴まえて、少しばかり「お話」して屋上にお使いに行かせりゃいいじゃねぇか…… 高校生のガキどもがうようよいる校内に潜入しようとする山本の姿を想像して、男は苦笑した。 アイツ、頭悪いからな……
「しかし、あそこでイーピンが来てりゃ……」 突然の呼び出しに邪魔された勝負に未練が残る。いい所でテンパっていた。 アレで上がっていれば、流れが変わってた筈だ。 そうすりゃ、3万も負けるハズ無かった…… 考えれば考えるほど苛々が募る。 「…それにしても、ちょっとだけでもパクれねぇかなぁ…」 苛々してきたので、男はそうやって前向きにクスリのことを想像した。 件のクスリは混ざり物一切無しの極上の純正品。 一発で金星まで吹っ飛ぶ位のトリップが得られるが、全く悪酔いはしない。 しかし、高級品だから扱う方も滅多に使えないのだ。 せめて最初から小分けしていれば駄賃代わりに失敬できるのだろうが、そう都合よく出来ている世の中ではない。 何だか重ねて苛々してきたので、男はとりあえずそこらへんにあったゴミ入れをボコンと蹴っ飛ばした。 「台風のせいよ〜♪ってか」 適当なメロディを口ずさんで、雨風吹きすさぶ窓の外の様子を見る。 風のヒュウヒュウ鳴る音が、まるで女の激しい息遣いのように聞こえる。 「畜生…随分ごぶさただからなぁ……」 そのときは、男は自分の耳に聞こえてくる嬌声らしきものを、己の欲求不満から来るものだと思っていた。 それが、本当にそうであると分かるまでは……
↑ゴメソ…103号でした……
暦・智・ゆかり・にゃもルート
>>825 ちよ父(人間)ルート
>>774 麻薬犯(山本さん)と名無し男ルート
>>828 休む暇を与えられない暦。
気絶している暇を与えられない智。
その2人をとめどなく責め続ける教師2人。
この饗宴はいつまで続くのか?
そこに怪しい影が迫り来る!!
急げ!ちよ父よ、早く2人の元へ!!
暗雲立ち込める台風クラブ。
この物語の終止符を打つのはキミだ!
次号は台風クラブ104です。お楽しみに。
うお!?新作イパーイ! 台風クラブもそろそろ完結かな? しかしリレーSSってのは書いてる人が一人じゃ無いからどうなるのか全く先が読めない!楽しみだ! ・・・・どうか智よみがヤーサンの毒牙にかかりません様に。
>>821 うわーい大阪タンだー(≧▽≦)
つーかよみちゃんブラ用意する時点で
サイズ合わないのに気づけってばさーw
ハッΣ(゚д゚) もしや計画的犯行!?
壊れてしまえばいいのよ 祝福されない関係なんて 魂を腐らせるだけだわ 負い目は疑いに 疑いは嫉妬に育つ どれだけ与えても どれだけ与えられても 不安定 ゆっくり休みたいのに 互いに依存したまま 漂うだけ (……どういう……意味…ですか…) ゆかりが好き 好き 好きよ でも永遠の誓いも 交換する指輪も そして子供も 私は与えてあげられない この濁った快楽しか 私には与えられない (……ああ…私たちも…そう…なりかけて……) 壊れてしまえばいいのよ 祝福されない関係なんて 魂を腐らせるだけだわ (……腐る…腐る……智が…私が……いや…それはいや……) 壊れてしまえばいいのよ (……それはいや……) 魂を腐らせるだけだわ (…でも…私……) 『腐ったりしない!』 (……とも?) 『よみも私も腐ったりなんかしない!』 (……とも!?)
榊「…お父さん、大丈夫かな…」 神楽「ちょっと遅いな。でもここ動くなって言われてるし。」 ちよ「何かあっても、ここならすぐ校内放送で助けを呼べますしね。」 大阪「でもちよちゃんのお父さんって若くてかっこえーなぁ」 神楽「そうだな。見た目はやさしそうな人なのに、なんかすごく強く見える。」 ちよ「もう、あんまり褒めると調子に乗っちゃうから、直接言わないで下さいね。」 神楽「へー、調子に乗るタイプなんだ?」 ちよ「時々私より子供っぽいんですよ。すっごい朝寝坊さんだし。」 大阪「なんや親近感が沸いてくるなぁ。」 頼りになる大人と連絡が取れたことで緊張が抜けたのか、 静まり返った校内で、唯一放送室だけが雑談で賑わっていた。 が、忠吉だけは校内に近づく危険な匂いに気が付いていた。 自分の役目が彼女たちの護衛で無かったらすぐ知らせに行くところなのだが 今はここを動くわけにはいかない。 それに……『あの』お父さんがただの人間に何とか出来るわけが無い。 時々自分の体を撫でるちよのてのひらの感触を味わいながら 忠吉はじっと警戒を続けていた。
「あっち」の父さんか、、、じゃあ大丈夫だw
智の体にはまだ力が入らない。だがその目には強い意志が甦っていた。 そっと左手を伸ばし、よみの右手を握り締める。 「よみ……追いかけて来てくれてありがと…」 ゆかりは智の上に覆い被さって、その小振りな乳房の感触を味わっていた所だったが さっきまで快楽の波に溺れていた少女が急に態度を変えたのを見て、 面白い遊びを中断させ白けさせた事への怒りと、生意気な小娘に対する嗜虐心から 肉体的な責めを止めて、心理的な責めをはじめることにした。 「ハッ! 人の授業サボっていちゃついてた癖に、ずいぶんエラそーなこと言うじゃない? どうせ手頃な相手で気持ち良くなろうって、甘い考えでくっついたんじゃないの〜? そのくせ本気になったら不安でしょうがなくて、嫉妬でワガママ言ったり、ベタベタに甘えてみたり。 あんたらゴールが見えないまま、お互いがお互いを縛り付けてるのよ。その自覚ある?」 「……ずいぶん詳しいんですね、ゆかり『先輩』」 「気持ち良くなりたい、必要とされたい、人間みんな持ってる欲望、夢よ。 でもそれをかなえられるのは『成熟した異性どうし』だけ。 あんたらみたいな小娘が、女どうしでかなえちゃいけないのよ。 どうせ壊れる関係なら、今ここで壊してあげる。 さっき見たでしょう? にゃもの愛撫で何度もイッた恋人の姿。 快楽を与えられるのはアンタだけじゃないってこと。 当然その辺の男どもにだって出来ることよ。」
「違う! 大事なのはよみだけだもん! よみが他の人でイッったってかまわない。別の男と結婚しちゃったっていい。 よみが私を好きじゃなくなっても、私はずっとよみが大好きなんだから! さっきまでは不安だったよ、ゆかりちゃんの言うとおり。 いつ友達に戻ろうって言われるか、いつさよならって言われるか、 好きな男が出来たって言われるか、不安で不安でしょうがなかったよ。 わざと我侭言って、それを許してくれるよみを見てほっとしたり、 いろんな場所でキスして、そして『好き』って言わせてたよ。 そうやってよみを縛ってた。縛りきれないと拗ねて泣いた。今までは。」 「今までは? これからは違うっていうの?」 「……ついさっき、ここに来る前、よみが浮気してるのを見たよ。 それにここでよみが何度も嬲られるのも見た。 でも消えない。どれだけ酷いところを見せつけられても消えない。 よみは私の中から消えない。きっと、ずっと消えない。」 「私だって同じだ! ともは消えない! ずっと消えない!」 しっかりと繋ぎ合った手から、一瞬光がこぼれた様に見えた。 そして宿直室の入り口から、その4人をそっと見守るちよ父が居た。
うーん、漏れの筆力では無謀なシーンだった気がする・・・ いいとこなのにスマソ
暦・智・ゆかり・にゃも・ちよ父ルート
>>837 (本ルート)
麻薬犯(山本さん)と名無し男ルート
>>828 (対抗ルート)
ついに自我を取り戻した暦と智
教師達の反撃はあるのか?
そっと見守るちよ父の意図はいかに!
さらにそこに迫り来る黒い影!
オーラス間近の台風クラブ
正に今、キミの力を求めてる!
次号は台風クラブ108です
・・・出にくいなぁ・・・ ちよ父
>838 いやいや、いい感じですよ。暦と智の復活をヨカーンさせるいい展開でっす。
山本さん「うっわ、はいりづれ〜」 男 「あっ!居やがった!コンニャロ!」 山本さん「あぁっ!おやびん!!」 男 「来い!コンニャロ!」 山本さん「あぁんオヤビーン」 嗚呼、いと哀れ。かくして山本さんは事務所の屋根で雨ざらし。 あくる日風邪を引くはめに。 山本さん「オヤビーン!勘弁してくださいよぉ」 男 「うるへぃ!」 パラレルワールドでした。ちゃんちゃん。 終劇
「何してるんですか」 宿直室の中をうかがうちよ父の背後で、ふいに声がひびいた。 あわてて声の方に向き直ると、ひとりの男性がいぶかしげに ちよ父を見据えていた。教員のようだ。 「部外者は、校舎内に入らないでください」 「すみません。私、あのう、ここの生徒の父兄の者です」 ちよ父が頭を下げると、男性はふっと笑みをうかべた。 「そうでしたか。お嬢さんをお迎えにいらしたんですか? すごい雨ですものね」 「ええ、まぁ……」 ちよ父は、麻薬のことを男性に話すべきかすこし迷い、言葉を濁した。 男性が教員らしからぬあごひげを指で撫でながら、つづける。 「ところで僕、ちょっと人を捜してましてね。見ませんでしたか。 チビで小太りで頭の悪そうな不審人物なんですが」 「……さあ、知りませんが」 「そうですか。……この中にはいないかなぁ」 そう言って男性が宿直室の中をのぞこうとしたので、ちよ父はとっさに 扉の隙間をぴしゃりと閉じた。 「すみません、今この中、ちょっと立てこんでいるので」 「あら。あらあらあらあら」 しかしほんのすこし、部屋の中の様子を見られてしまった。 「彼女たち、ずいぶんはしたない格好でしたね」 男性の言葉に、ちよ父は苦笑いするほかなく、 「いろいろと事情がありまして」 「大変ですねえ。これもクスリのせいですか」 「クスリ?」 「おっと」
ちよ父は、男性の失言を聞き逃さなかった。すでに苦笑いは消えている。 「……さっき、水道の水を飲むなと全校放送したのは私だが、 毒物が混入されていると言っただけだ。なぜクスリ、麻薬と知ってる」 男性は教員らしからぬピアスを指でいじりながら、にやける。 「さらにだ。君は最初、私に『お嬢さんをお迎えに……』と言った。 確かに私には息子でなく娘がいる。だがなぜ君が知ってる」 男はどす黒いサングラスをポケットから取り出し、ゆっくりとかける。 「君は何者だっ」 「あっハハハハ」 はじけるような男の笑い声を聞いた次の瞬間、ちよ父は、 後頭部に強く重い衝撃を受け、そのまま意識を失いどさりと倒れた。 ――そこに、チビで小太りで頭の悪そうな男が立っていた。 「兄貴いっ」 チビが持っていた凶器が、ちよ父の赤い血で染まっていた。 「山本ォ。おめーもたまには役に立つじゃねーかよオ」 サングラスの男はそう言ってへらへら笑い、山本の肩を抱いた。 男からはすでに、ちよ父に接した時のような柔らかな雰囲気は消えていた。 「捜してたんだぜ。どこほっつき歩いてたんだよ」 「大変だったんす、下着ドロでつかまって……逃げるのに苦労したすよ」 「まぁ、いいや。それじゃあやるぜ」 「やりましょう。クスリの回収すね」 男はよこしまな笑みをうかべ、ぺッと唾を吐き捨てた。 「はァ? 馬鹿じゃねーのか、仕事なんて後回しだよ」 そう言うと男は、宿直室の扉を勢いよく開け放った。 ――吐き捨てられた唾の横で、ちよ父の指がぴくりと動いた。
新作キターーーーーーーーーー!! ・・ ・・・・ ・・・・・・ ・・・鬱な展開だけは勘弁な(コング風に)
(回収なんか出来っこねぇんだよ。みんな下水に流れちまったみてぇだからな) さっさと仕事を終わらせたかった男は、車が2台しかないこと、 校内に人気が無いことを確認すると、真っ先に屋上へ行った。 そこで見たのは運悪くタンクに突き刺さった木の枝と、 そのせいで破れて空になった薬の包みだけだった。 少なく見積もっても10億の損害は確実だ。 自分のクビどころか、組そのものが潰れかねない額である。 (警察に捕まるか、組が潰れるか、どっちにしろ俺の人生は終わりだな。 せめて最後にちょっといい思いさせてもらおうか。) ちらっとしか見えなかったが、中にいる女はかなりの上玉だ。 4人の相手はちときついかもしれないが、下手すりゃ当分女と縁の無い暮らしになる。 (血が出るまでいかせてもらうぜ。悪く思うなよ。) 勢い良く扉を開け、男は宿直室に足を一歩踏み入れた。 ペタン (・・・・・・・?) ペタン ペタン (何で俺は足ヒレなんか付けてるんだ?) ペタン ペタン ペタン ペタン (俺の・・・足が・・・なんじゃこりゃあ!? 指も無ぇ!!) 窓ガラスに映った自分の姿は、何処から見ても、アデリーペンギンそのものであった・・・
2人の生徒と2人の教師。 1組の恋人たちと1組の元恋人たち。 今、彼女たちの精神はゆっくりと意識の深部に沈んで行く。 つかの間開放された、抑圧された夢。 にゃもの夢。それは昔のようにゆかりに愛されること。 その昔、まだここが女子高だった頃、彼女たちの関係は ちょっとばかり仲が良すぎるというだけのものだった。 肉体関係についても、ゆかりの好奇心から始まった軽いお遊びのレベル。 だが別々の大学に進んだ時、にゃもは自分の気持ちが本気だったことを理解する。 大学で男と遊び回っているゆかりの姿を見て、嫉妬に狂うにゃも。 その狂気は周囲の人間まで巻き込んでしまった。 教師として2人揃って母校に勤めることが決まった時、 にゃもはゆかりと再び昔の関係に戻ることを密かに期待した。 しかし、大人になってしまった今では、もう昔のように無邪気に愛し合えない。 かといって男を作ってみても、ゆかりが傍にいる限り、決して本気にはなれない。 微妙な関係を続けることで積み重なったストレス。 だがその重みは、彼女の人生の重み。
ゆかりの夢。それは退屈な日常から抜け出すこと。 頭の良さと学校の成績は通常比例する。 だがゆかりはその能力の割に成績はそれほど良くなかった。 彼女は退屈が死ぬほど嫌いだった。 そして学校の勉強はたいてい退屈だったのだ。 にゃもは生真面目な少女だったが、ゆかりの自由さに憧れていたから 彼女の多種多様な暇つぶしにも毎回きちんと付き合っていた。 ゆかりにとってはSEXも暇つぶしの一つにすぎない。 その相手ににゃもを選んだのも、たまたま自分が女子高にいたから。 大学は結構楽しかったが、自分に釣り合う男は見つからなかった。 一生見つからないかもしれない。それでも別にかまわない。退屈でさえなければ。 教師を目指したのも、多くの人間と接することが出来るからだ。 長年の経験で、最も面白い暇つぶしは他人をからかうことだと知ったからである。 いたいけな少年少女を弄ぶ毎日。なんか楽しそうよね。 『…君たちは本当の愛を探すんだ。今の君たちには無理だが。』
そしてともとよみの夢は・・・・・・ 一方男は屋上の給水タンクの前に横たわっていた。 そして警察もようやく到着している。 刑事A「なんだこいつ、こんなところで失神したのか?」 刑事B「そりゃ数十億円分の麻薬が無くなってりゃ気絶もするでしょうよ。」 刑事A「ちっ、ヤクザのくせに肝が小せえなぁ。」 刑事B「ま、いいじゃないですか。さっさと連行して洗いざらい語って貰いましょう。」 刑事A「そうだな。ここは寒い。現場調査は明日台風が去ってからにするか。」 深く眠ったままの男を両脇から抱え、ふたりの刑事は屋上から署に戻って行った。 ちよ父は宿直室の窓から警察の車が去って行くのを見届けると 並んで眠ったままの4人にそっと毛布をかける。 彼女らの意識を覗いてきたちよ父は、自分の娘が良い友人と 教わるに足る教師に恵まれたことを感謝した。 あのヤクザの意識は見るに耐えない代物だったが、この4人は非常に面白い。 ずっと観察していたいところだが、あまり遅くなるとちよが心配するだろう。 麻薬で剥き出しになってしまった4人の関係も、ひとまず闇に沈めておかねばなるまい。 『ちょっとだけ、今日のことは忘れてもらうよ。またいつか思い出す日もあるだろう。』
オモロイです!こんなとこに来るとは思わなんだ…… …ええと、黄色のちよ父が人間のちよ父のスタンドって理解でいいんでしょうか?
谷崎ゆかりと黒沢みなもは、それぞれ職員室の自分の席に座っていた。 時計は午後10時を指している。2人とも、机に突っ伏して熟睡していた。 「……ご苦労様、交代の時間ですよ。」 今日の宿直担当の男が声をかける。先に意識を回復したのはみなもの方だった。 「あ・れ・・? すみませんっ、私こんなところで寝ちゃうなんて。」 「いいんですよ、なんだか今日は大変な一日だったようで。ゆっくりおうちでお休み下さい。後は私がいますから。」 「はい、それじゃよろしくお願いします。ほらゆかり!はやく起きなさいよ!家まで送ってあげないわよ!」 「んー、何ー? 焼肉?」 「んもう、何が焼肉なのよ…」 「焼肉は好きかって聞かれた」 「誰に?」 「なんか・・・黄色い・・・」 「変な夢見てないでさっさと帰るわよ。」
水原暦と滝野智は宿直室のベッドで眠っていた。 いつのまにか2人とも制服を着ている。無くしてしまった下着も。 車のエンジン音で先に目を覚ましたのはよみの方だった。 その目の前には、幸せそうに眠る愛しい人。 (とも・・・ごめんね・・・) 起こさないようにそっと頬を撫で、可愛らしい半開きの唇に見とれる。 大阪と別れてから、今ここで寝ている間の記憶が、ぼんやりとしてよくわからない。 だがさっきまで見ていた夢の中で、ともは私を許してくれた。 ずっと好きだって、私への想いは消えないって言ってくれた。 (夢・・だったのかな・・・?) 夢でもなんでもいい。こいつが起きたら、同じことを私が言ってあげるんだから。 静かにベッドを抜け出して、外の様子を確認する。 今日は昼間から暗かったが、もう本当に夜になってしまったようだ。 慌てて時計を確認すると10時をちょっと回っていた。 「うわ、もうこんな時間かよ。おい、とも、起きて。いい加減帰らないとまずいよ」 「うわーー、ボタン押しちゃったーー」 「何寝ぼけてるんだよ、早く出ないと宿直の人に見つかって怒られるぞ。」 「おい、今足音聞こえたぞ! 早く逃げろって! 窓から出るぞ!」 ぼーっとしたままの智を必死で持ち上げて窓から脱出するふたり。 ぎりぎり見つからずに済んだようだ。ようやく智が目を覚ます。 「あれ? なんでよみがいるの? ここどこ?」 「こっちだってよくわかんないよ。いいから帰るぞ、教室戻って鞄取ってこないと。」
「帰りも相合傘だねっ な、よみも嬉しいだろ?」 いつもハイテンションな少女だが、今はいつにも増して元気だった。 そしていつもなら「うるさい、人に聞かれたらどうするんだ」 と嗜めるもう一方の少女が、今は素直に笑みを返す。 ついさっき、誰もいない教室で、よみは大阪との関係を全て話した。 傷つけたことを心から詫び、改めて正直な想いを伝えた。 「うん、あたしを選んで正解! 振ったら一生後悔するぜ?」 「あーっ、もうっ! その通りだよっ!」 顔を見合わせて笑った後、軽くキスを交わし、二人は急いで学校を出た。 「なんだかお腹がじんじんするよ。それに下半身が筋肉痛みたい」 「えっちだなぁ、よみは。そんなにともちゃんのワザが気持ち良かった?」 「・・・ま、そういうことにしとくか。」 「そうだ、毎日えっちすると下半身が痩せるかもしれないぞ。」 「本当に痩せるのか?」 「痩せるさ! だから、これからも毎日気持ち良くさせてりゃやるからな! 覚悟しろ〜!」
信号待ちの車の中、ぼそっとゆかりが呟いた。 「にゃもってさぁ・・・あたしのことどう思ってんの?」 「何よ突然」 「ちょっと聞きたくなったのよ。嫌なら別に言わなくてもいいわ」 「んー、そうねぇ。わがまま、だらしない、狡賢こい、子供っぽい、酒に弱い、それから・・・」 「一つぐらい褒めなさいよ」 「人生を楽しみかたを知っている」 「ほほう」 「あんたのおかげで大抵の人間には驚かなくなったし、優しく出来るようになったわね。」 「反面教師って言いたいの?」 「好きって言ってるのよ」 そう言って助手席の想い人と唇を合わせる。 が、すぐに後ろの車のクラクションに邪魔されてしまった。 もう信号は青に変わっている。 (・・・・・・あたしも好きよ) 「ん? いま何か言った?」 「なんでもないわ。ちょっと寝るから安全運転でよろしくね〜。」 「さっきまで寝てたくせにまだ寝るの?」
翌日、台風一過で蒸し暑い朝、職員室。 ゆかり「うっわー!これ銀座の超有名焼肉店じゃないの!ほんとにこのチケットで食べ放題なの?あんたまさか騙してるんじゃないでしょうね?」 ちよ「そんな、先生は命の恩人ですから。いっぱい食べて下さいね。」 にゃも「でも悪いわねぇ、あたしなんて横でおろおろしてただけなのに。」 木村「喜んで家族と行かせてもらうよ。ごちそうさま。」 そして教室 よみ「へー、ちよちゃんがそんな目にあってたなんて知らなかったなぁ。」 とも「朝新聞見てびっくりしたよ。榊さんが一面トップなんだもん。」 榊「私…取材なんかされてないのに…なんで?」 神楽「あー、何を間違ったんだか昨日の夜うちに記者の人が来たから、榊の写真あげといたんだ。」 榊「そ、そんな勝手に!?」 神楽「まーいーじゃん。明後日警察から感謝状貰えるんだろ? くーっ、かっこいいぜ榊!」 ちよ「警察の前に、これ、私からの感謝の印です。受け取って下さい。」 ちよが手渡したのは、小さな猫の形をしたブローチだった。 いつか2人で買い物に行った時、榊がじっと見つめていた品だ。 榊「ありがとう。これ欲しかったの覚えててくれたんだ。」 ちよ「はい、また一緒に買い物に行きましょうね。」 神楽「おっと、次はあたしも一緒に行くぞ〜」 大阪・とも・よみ「私たちも行くぞ(で)〜」 ちよ「じゃあみんなで行きましょう! 楽しみですねぇ」
神楽「ところで昨日、お前らどこで何してたの?」 よみ「う、それは・・・」 とも「いやー、たまたま宿直室のカギが開いててさあ。中のベッドで寝ちゃって、気が付いたら夜だったよ。」 神楽「いい気なもんだなー。お前らのこと探してて、ちよちゃんは危ない目にあったんだぞ」 とも「悪い悪い。でも悪者が学校に来たのは私のせいじゃないからな?」 大阪「実は私が招待したんや」 よみ「大阪が呼んだのか!?」 大阪「ごめん、今のうそ」 よみ「まぎらわしいボケはやめろよ」 とも「ところで大阪、さっきから飲んでるそれ何? 学校にわざわざ水筒持って来るなんて」 大阪「これはな、魔法の水や」 神楽「ま、まさかそれ昨日の!」 よみ・とも「??」 大阪「実はこの中には・・・」 ちよ「お、大阪さん!」 大阪「美味しいでー、お母ちゃん特製のお味噌汁。」 5人「・・・みそ・・・しる・・・」 ゆかり「ほりゃお前ら席に着けー 授業始めるわよー」 6人は慌てて席に戻る。 昨日はそれぞれに大変な一日だったのに、今はもういつもの風景。 でもいつもの風景を構成する自分たちの心はすこし変わっていた。 2年半の月日の中で、知らず知らずにたまっていた、どろどろとした何か。 それが今はきれいに吹き飛んでしまっている。 (きっと昨日の台風が全部吹き飛ばしたんだ) 窓の外には雲一つ無い青空が広がっている。 それはまるで、今の彼女たちの心のようだった。
111〜120まで一気に書いてしまいました。他の作者様には申し訳なかったです。 しかも終わらせちゃったり・・・。 実は元ネタの299を書いたのは私です。なので大目に見てやって下さい。
>>852 えーと、とにかくちよ父はすごいということで(^^;
うまく終わらせるには無茶な能力にするしかなかったのですよ。
「人の夢を操る能力」ぐらいに思ってください。
ホワイトスネイク+αみたいな感じ
>>859 ようやく長かったリレーの旅も終わり、ネタを振った主としては
ほっと一段落というところでしょうか?
私も何本か書かせてもらいましたが先の展開が読めないと言う意味で
興味深かったです。
他の台風筆者の方も御疲れ様でした。また良いネタがあったら
拾って行きたいものですね。
299氏のネタばらしがあった所で・・・・。300は私でした。(w
>>859 2度参加しましたが、きれいな終わり方に乙です!
唐突に盛り上がって爆走したこの1ヶ月のイベントも、
無事に収束しましたねー……
うまくまとまりましたね〜 299氏のラストスパート素晴らしかったです。 他の作者の皆様もご苦労様でした、そしてありがとうございました。
>>859 お疲れ様でした。
313から参加させて頂きました。
中盤まではちょくちょく書いていたのですが、
終盤は展開が難しくて、手を加えることができない状態でした。(汗
きちんと最後をまとめられた、299氏には脱帽です。
お、完結おめでとう。 ちょうど120号というキリのいいところで終わったか。 ともとよみの仲も雨(嵐?)降って地固まると言った感じでよかったー…いやマジで。 しかし凄い台風だったw
嵐の後には、青空が来るモンですね… 綺麗な終わり方で、しかも皆が幸せに… ううん、本当に良かった こんな台風ならいつでも歓迎します(w お疲れ様でした 次の台風上陸も期待してます
>>866 さんへ(即興モノっす)
大阪「嵐とか台風が歓迎されるんやて〜」
智「(帽子を被り、前歯に長方形の紙をはりつけて)じゃあ私、ゲームセンターあらし!」
暦「なんだよ、それ。知ってる人の方が少ないんじゃないのか?
第一ゲームなら私の方がうまいだろ?」
智「ん〜。でもよみなら『あらし』、じゃなくて『あ”ざ”らし』じゃない?」
暦「……念の為に聞くが。なぜだ?」
智「体格そっくりじゃん!」
大阪「おー。なるほどなー。よみちゃんはゲームセンターあざらし。ええなぁ」
暦「なんだとー!(怒)」
868 :
299 :02/12/14 23:35 ID:???
こちらこそ、皆様には感謝の極みです。 自分が放り出したネタを拾って頂いた上、次から次へと意外な展開で楽しませて頂きました。 最初はちょっとHなコメディ路線だったのが、大阪との三角関係やら、ちよちゃん人質事件やら 暴走する女教師やら、自分1人じゃ到底思いつかない物語になりました。 こういう面白さは2chならではのものですねぇ。ここを知って良かった。 なんか硬い文章になっちゃいましたが、また何か思いついたら書き込んでいきたいと思います。
台風職人さん方、お疲れ様でした。 皆さんこれからも頑張って下さい。
871 :
299 :02/12/15 00:54 ID:???
>>870 自分は親の代から骨の髄までよみ萌えですよ〜
でも台風書いててちょっとゆかり萌えが芽生えました。
ともよみ小学一年生の、クリスマス前。 先生「それじゃあ、サンタさんにお手紙を書いてくださーい」 生徒「はぁーいっ」 先生「ほしいプレゼントも忘れずに書こうねー」 先生「――智ちゃんは、何がほしいって書いたのかなー?」 とも 「せんせー。サンタさんなんていないんだよー、私しってるもん」 先生「えっと……」 とも 「このてがみ、あとでおとーさんにわたすんでしょ。 だったら、おとーさんが買えるものにしとかないとねー」 先生「うーん、智ちゃんはしっかり者だね」 とも 「んっと、ひかるげんじの……こよみちゃん、こよみちゃん」 よみ「なに?」 とも 「ひかるってどんな字ー?」 よみ「こうだよ」 とも 「わー、こよみちゃんってすごいねー」 先生「暦ちゃんは、なんて書いたのかなー?」 よみ「おとうさん……」 先生「うっ」 とも 「ほらー。いまどきの小学生は、みーんなしってるって」 よみ「サンタさんがおとうさんになってほしいって書きました。 そしたらいつでもプレゼントもらえるもん。ふふふふ」 先生「…………」 とも 「こ、こよみちゃんはしっかり者だね……」
お〜〜〜、ようやっと完結しましたですね、学園タイフーン。 実は私も少し参加してたんですが、最後に大風呂敷を畳むのはやり応えありそうでした。 やっぱり一番おいしい所なので、時間有ったら狙ってましたよw しかし、荒れ狂う暴風の中、これだけの見事なランディングをキメられたのなら、 これはもう299氏をワショーイするしか無いです。 最後の、ネタの消化の仕方が見事でした。 あのムチャクチャな展開からは想像できないくらいのハッピーエンド。 「来たときよりも美しく」ってヤツですねw そして、台風関係者の皆様、長い間楽しませてもらいました。ホントにお疲れ様でした(^∀^b
さて・・・ここで一息つくのも良いが、今までで最大のイベントが 終わった今、このスレはどういう方向へ行くのかな?
喫茶店
お化けやしき
他にありませんか〜?
ネタならそのうち自然に出てくるでしょう。
ともよみスレの住人は伊達じゃないですよ。
http://w4.oekakies.com/p/yomitomo/30.png?30 台風クラブ完結を記念して一枚。
予想を遥かに上回るボリュームとラスト、素晴らしいの一言です。
自分も少しは書いたんですが、下手くそな上話をややこしくしてばかりで…
そんなあさっての方向に向けたパスを受け止め華麗にゴールまで導いてくれた作者様方に心より感謝いたします。
>>875 火サスが終わったときも混迷期があったな
あのときもどうなるかと思ったが、結局こうして続いて
新たな形で盛り上がってもいるわけだしな
このスレは先が読めないところだ
881 :
後日談 :02/12/16 00:24 ID:???
妙に大阪と仲良くなった。好きなタイプが同じだからかも?・・・とも 本気で受験勉強をはじめた。大学が別でも平気な自信がついたから・・・よみ 体育祭の仮装競争で制服を着る事に。なんとなくにゃもに逆らえない・・・ゆかり ゆかりとお揃いの制服姿。楽しみねぇ・・・にゃも お父さんに留学を勧められました。大好きなみんなのために自分の才能の使い方を学びたいです。・・・ちよ 花の名前をおぼえはじめた。勉強はキライだったのに結構楽しい・・・神楽 休日に神楽さんと公園に行った。花の名前当て勝負、意外に接戦。・・・榊 マイワイフが近所中に武勇伝を広めてしまった。まいったなぁ。・・・木村 ペンギンをお手伝いに雇ってみたが、未だにショックなのか時々止まる・・・ちよ父 みんなに内緒で持ち帰った魔法の水、どう使ったらええかなぁ・・・大阪
良い案を思いついたらこの目安箱に入れてください ― ちよ
大阪「こ これを使えば大学なんか・・・」 ちよ「大阪さん、あんまりやると怒られますよ」
大阪「私も・・・私もこれで飛べるで〜〜・・・」 ちよ「大阪さん!?」 何気なく最初から読んでたが、>843凄いなw
ちよすけの別荘に行ったのは 1年生の時7人 2年生の時8人 3年生の時9人 結構大人数だな。 この人数だとやっぱりお風呂も何人か一緒に入ったんだろうなぁ(*´д`*)ハァハァ
>>886 (・∀・)イイ!
「ゆかり、にゃも」←は確定として、
「とも、よみ」「ちよ、大阪」「榊、神楽」
もしくは
「とも、よみ、神楽」「ちよ、大阪、榊」
なんかいいな…(;´Д`)ハアハア
あと、かおりんがこれに加わるわけだが、当然
かおりん、悩みに悩みぬいた後、勇気を振り絞って・・・ かおりん「さ、さ、榊さん!わ、わ、わ私もご一緒していいですか」 榊「・・・うん」 かおりん(きゃぁぁぁぁ!!さ、榊さんとお風呂!お風呂・・・は、裸?) 悶悶悶悶悶悶悶々・・・ 神楽「大変だ!かおりんの奴、鼻血だして倒れちまった」 よみ「なんだ、あいつ。風呂でのぼせたのか?」 大阪「風呂入る前やでぇ〜」 よみ「へっ?」
とも・よみ・神楽なぁ・・・・・。 電波ゆんゆんまだ来ない(w
何日も滞在してたみたいだから(3年生に至ってはラジオ体操スタンプからすると 7〜9日?)ボンクラーズで入ったり巨乳、貧乳トリオ(神楽榊暦)(大阪ちよ智) で入ったりと・・・ なんでもありか!?w
暦 「何やってんの?」 智 「いや、目の前の柔らかい物を揉んでいるんだ」 暦 「誰の?」 智 「あんたの」 暦 「言いたい事はそれだけ?」 智 「うん」 暦 「・・・」 ふにょふにょふにょふにょ・・・・・・
お風呂場にて 智「大阪ぁ、おまえ上も下もツルツルじゃん!」 大阪「ソレを言うならツルペタや。」 大阪「ちよちゃ〜ん」 ちよ「はい?」 大阪「仲間や。(;´Д`)ノ」
(*´д`*)
智 「何やってんの?」 暦 「いや、目の前のつんつんした物を撫でているんだ」 智 「誰の?」 暦 「おまえの」 智 「言いたい事はそれだけか?」 暦 「ああ」 智 「・・・」 さわさわさわさわ・・・・・・
暦 「何やってんの?」 智 「いや、目の前の窪んだ所を舐めてるんだ」 暦 「誰の?」 智 「おまえの」 暦 「言いたい事はそれだけか?」 智 「ああ」 暦 「・・・」 ねぶねぶねぶねぶ・・・・・・
てか、お絵かき板、新作キター!
妖怪、あやかし、もののけの類いだというのか、自分は。 水原暦はそう自問する。確かに、頭の上から猫の耳、お尻の先からは尻尾が生えてくるなど、妖怪変化魑魅魍魎の仕業と思えなくもない。 では何か憑き物のようなものか。今でこそこうして身を隠しつつ授業を受けているが、ふいに本性を現して教室をひょいひょいと跳び回ったり行灯の油を舐めたりしてしまうのだろうか。 暦の思案を他所に、教師は雑談を続けていた。 「じゃ質問、日本に猫が来たのはいつ頃でしょう。いつ、てことは元からいたんじゃないのね。正解。奈良時代です。奈良時代ってことは、そうそうそうそ、仏教です」 答える榊に教師は楽しそうに頷いていた。 「唐からやって来る仏典を鼠から守る為に猫も一緒にきたのね。本来仏法の守護者であった猫が、世を下ると化け猫になっちゃう。実はこれ、ヨーロッパやインドでも同じなの。面白いねえ」 猫は元からいたんじゃない、という教師の言葉が妙に耳に残った。 「よみちゃんそのあたま、気に入ってるのん」 休み時間に突然話し掛けられ、反射的に肩が上がった。春日歩だった。不思議そうな顔をしている。 鈍感な彼女でもやはり帽子を被ったまま授業を受ける人間は気になるものらしい。 「今朝TVの占いでさ」 「うん」 「茶色い物を頭に付けて一日過ごすと良い事があるって言ってた」 「へー、それでそんな格好なんやなあ」 上手くはぐらかせたようだ。 「かわいいなあ」 そういうと自分の席に戻っていった。なにがかわいいのだ。この帽子か。 などという間にニ限目が始まった。 「水原さあん、なんですかその帽子は」 開始早々、ゆかり先生に見咎められた。さすがに担任の目までは誤魔化せない。ここまでか。いや、名案を思い付いた。 「先生……実は、昨夜自分で前髪を切っていて、その、失敗してしまいまして」 我ながら上手い口実だ。思春期の少女心を盾にしたある意味卑怯な戦術ともいえる。その証拠に周りの女生徒は皆、納得したかのような軽い笑みを浮かべていた。 いける。これなら今日一日位これで過ごせるかもしれない。そう思った矢先だ。 突然、頭が引っ張られる。擦過音と共に鮮明になる聴覚。頭髪が、耳が、空気に触れる。 「わーい、失敗あたまーっ」 勝ち誇ったような智の声が教室に響いた。
ねこよみキタ------------------------!! あぁ、イイなあ。 ねこ耳、ねこしっぽが生えたなんて無茶(w)な話なのに ホント納得してしまう展開だYO すごいイイ!! 次回も期待してまふ!
暦 「何やってんの?」 智 「いや、目の前の尻尾をいじってるんだ」」 暦 「誰の?」 智 「おまえの」 暦 「言いたい事はそれだけか?」 智 「ああ」 暦 「・・・」 しぽしぽしぽしぽ・・・・・・
「何やってんのシリーズ」いいなぁ… 勝手に名付けてみたり。
大阪「智ちゃん、何やってんの〜?」 智 「いや、目の前の絶壁を登ろうと頑張っているんだ」 大阪「誰の〜?」 智 「おまえの」 大阪「言いたいことは、それだけなん〜?」 智 「絶壁どころか、逆に反ってる・・・これを登るのは神の領域かも」 大阪「・・・」 カリカリ、カリカリ、カリカリ 大阪「ああん、智ちゃん、爪たてるのだけは堪忍やぁ〜」
900超えたか。新スレのタイトル・テンプレでも考えるかね? タイトルは無難に6で良いとして、テンプレには保管庫とお絵かき板と過去スレ。 荒らしは去ったみたいだから注意書きはいらないかな? 何か気のきいた文句でも書きたいところだけどねぇ
「小ネタ・SS何でも来い!」とかw<気の効いた台詞
とも&よみネタだけじゃなくても、どっちかがからむネタならOKという一文が欲しいな。 あずかれの作者さんのよみ×大阪ネタの続きが読みたい。
>909 うむ、剥げしくどーい♪ 折れもあの続き読みたいし。
スマン
>>912 の1行目は「サイト」じゃなかったね・・・。
あとはどうにでも改変なさって下さいw
スレタイは無難に 【あずまんが大王】とも・よみ総合スレ6 でOKかも知れませんなぁ。 踏襲して。
あずまんが大王か・・・ 懐かしいのォ〜
お疲れ様です
>>923 専用で書いたものでは無いでしょうが
「ねこよみ」
の挿絵みたいですなぁ。
てんぷれ乙。あとは950を待つのみ。 漫画板の本スレは入れないの?
>>925 ともスレ・よみスレの根っこ自体がアニメ板だから、原作版はもとから入ってないと思われます。
ありゃ?日本語がおかしい・・・。吊って来る・・・。
λ・・・・・
>>923 ええですなあ、これ。
ねこよみは晩秋の話なんで、こういう絵面は出せそうにないですが。
そして年越した上、スレもまたぎそうです……。
こんばんは。台風一過でちょっと落ち着いた感じですね。 個別スレ時代から数えるとそろそろ合計1万レス。たいしたもんや。 保管庫にアクセス解析をつけてみたら プレステとドリキャスとEZWebからのアクセスが あわせて15%ぐらいあったのですよ。意外。 表示とかIE6とモジラでしか確認してないので ちゃんと見えてるか心配ですな。特に携帯だと重そう。
「おいとも、おまえの部屋はこっちだ。」 「・・・まじ?」 昨日の夜、みんなの布団の上で前転したせいで、 今日智はひとりだけ別の部屋にされてしまった。 (くっそー、こんな提案するなんてよみのやつ許せん!) 智がこれ以上何かやらかしてみんなに嫌われないようにという よみの深い親心だったのだが、智にはさっぱり通じなかったようだ。 (今に見てろよ〜 夜這いだ!夜這いをかけてやるぅ〜!!) 夜這いの意味をよくわかっていない智であった。 ・・・・・・続くかも
931 :
続き :02/12/19 23:55 ID:???
草木も眠る丑三つ時。智の復讐の旅が始まった。 右手には落書き用のマジック。左手には水の入ったペットボトル。 気の済むまで落書きをした後は、水を撒いておねしょに見せかけるという あまりにも極悪非道な計画である。 「1人で寝てろなんて、小学校からの大親友に対して言う言葉か? ともちゃんを敵に回したらどうなるか思い知らせてやるぜー!」 忍び足でみんなの寝室の前に到着。 そーっとドアを開けようとした瞬間、なぜか内側からドアが開いた。 「・・・何してんだ?」 目の前に立っていたのはよみだった。 とりあえず今日はこのへんで。
「・・・ひ、ひとりは寂しいから一緒に寝たいなって」 「そのペットボトルは何だ。」 「な、なんだかのど渇いちゃってさ。」 「そのマジックは何だ。」 「こ、これは、なんと言えばよいやら・・・」 「どうせ仕返しに落書きでもしに来たんだろ?」 図星を指された。昔っからよみに隠し事は出来ない。 こういう時はいつものあれだ。逆ギレ。 「うるさい! せっかくみんなで旅行に来てるのにひとりぼっちにすんな! 昨日のだってちょっと浮かれてただけじゃん! よみ冷たいぞ!」 「・・・確かにね。ちょっとひどかったよ。ごめん。」 「は? え?」 なんか妙だ。いつもならここで口喧嘩になって、さんざん言い合った後、 最後によみがため息ついて終了って展開になるはずなのに。 最初のジャブで降参なんてよみらしくないぞ!? 急にタイトル思いついた。
「そっちの部屋で一緒に寝よう。だから落書きはやめろ。」 「うん、それはいいんだけど・・・」 「じゃあいくぞ。明日もいっぱい遊ぶんだろ? たっぷり寝ないとな。」 そうだ、よく見たらよみのやつ枕と毛布を抱えてる。 ひょっとしてよみも夜這いするつもりだったのか? 「なぁ、よみぃ。私の部屋に来るつもりだったの?」 「そうだ。悪いか。」 「それって夜這い?」 急によみの動きが止まった。 そして少しためらった後、いつになく真剣な顔で質問して来た。 「私と一緒に寝るのは嫌か?」 「別に嫌じゃないよ。ってゆーか今までも結構一緒に寝たことあったじゃん。」 「そうだな・・・」 「変なよみ。」 部屋に帰還。布団を見たら急に眠気が襲ってきた。 今日は海でおもいっきり遊んだしなぁ。もうねよっと。
新作キター! 走りながら完成していく勢いだな。期待!
寝させるもんか!w
いや、むしろ一晩眠らせておいて次の晩に期待するという手もあるぞw
密かに風呂も期待。
ここの住民は飢えてらっしゃる!
盛り上がってますなぁ…(w ところで、そろそろ新スレについて考える時期だと…
>>940 少し戻ると考えてあるよ。一応950ゲッターが立てることらしいし。
このくらいの速度だと無理して950で建てなくても大丈夫かもしれませんね。 980くらいでもOKかなぁ?
荒らしが埋めるかもしれないんでやっぱり950で建てて きちんと誘導したほうがいいと思われ.
「おやすみよみぃ」 「ああ、おやすみ」 どうやって仕返ししようかって考えてたときは全然眠くなかったのに 今はすごく眠い。よみが来てくれたからどうでもよくなっちゃった。 よみも毛布をかぶって横になったみたい。 ふたりだけで一緒に寝るのって、私が高校に合格した日以来かな。 あの時はよみの家でクラスのみんなと合格祝いして 私むちゃくちゃ嬉しくって調子に乗ってお酒まで飲んじゃって それで酔って帰れなくなってよみの家に泊まったんだっけ。 ほんとはそんなに酔ってなかったんだ。 ただよみの顔もっと見ていたかったんだよなぁ。 そう、夜中に目を覚ましてしばらくよみの寝顔見てたっけ。 「一生分の運を使い切ったな」とか「やっと別々になれると思ったのに」とか 口ではひどい事言ってたけど、寝顔はずっと笑ってたもんね。 あれ? また目が冴えてきちゃった。 このまま寝たふりしてまたよみの寝顔でも観察してやろうかな・・・
しばらく時がすぎた。暗闇の中で何かが動く気配にはっと目が覚める。 やべ、結局寝ちゃってたよ。寝顔見てやるつもりだったのに。 ん? 何か顔に当たってる。ぷにょ。わ、今ぷにょっていった。 これよみ? よみの・・・おっぱい? 寝ぼけて人の布団に入ってきたのかな。 くそー、あいかわらずでけーな。 同じ年に生まれて同じとこで育ってどうしてこうも差がつくのかね? 悔しいから揉んでやれっ! うりゃうりゃっ! 胸に手を触れた瞬間、よみの両腕がぎゅっと私の体を抱きしめた。 あ、起きちゃったかな。顔が谷間に埋もれて呼吸が出来ない。 「く、くるしいって。あやまるから許して」 よみには聞こえてるはずなのに腕の力は抜けない。 本格的に息が苦しくなってきた。必死に体を動かしてなんとか脱出。 「んだよ、胸ぐらい揉んだっていいだろー」 よみは無言のままだ。さっきからこいつおかしいぞ? 「今日のよみは変だ」って言いかけた私の唇は よみの柔らかい唇に塞がれてしまった・・・
愚問で申し訳無いがこれってリレーじゃないよね?<別荘の夜
リレーじゃないよ。1人で書いてる。 一応10夜ぐらいで終わる予定だけど。 別荘ネタで続きそうならリレーにしてもいいけどね。
さて次スレ立てますか。
951 :
950 :02/12/20 23:57 ID:???
スマン、ダメでした。
最近スレなんか立ててないのに「立てすぎ」っていわれちった。
Y!BBだからか?
>>960 の人に託してみます。
>>950 別荘があと4つくらいだから、暫し待っては如何?次スレ。
954 :
950 :02/12/21 00:04 ID:???
>>「一生分の運を使い切ったな」とか「やっと別々になれると思ったのに」とか >>口ではひどい事言ってたけど、寝顔はずっと笑ってたもんね。 イイなぁ! もう!
いつに無く積極的なよみキターーーーーー!(w<別荘夜
ああ、私のファーストキスが・・・いつか王子様に捧げる予定のはずが・・・ 熱い。よみの熱が伝わって、ぴりぴりした何かが唇から頭の奥に広がって・・・ 舌が入ってくる。私の前歯の裏側をなめてる。歯茎をこする。 舌の上によみの唾液の味が広がる。晩御飯の味噌汁と歯磨き粉の味。 ちぇっ、全然甘くないじゃんかよ。やっぱマンガとは違うなぁ。 少し、落ち着いた。そっと目を閉じてみた。 前よりずっとはっきりよみの動きがわかる。 口の中から撤退した舌先は、今度は上唇を攻めている。 ときどき鼻先をぺろっとなめる。後ろ髪をやさしく撫でてくれる。 すごく気持ちいい。ドキドキしながら次の動きを期待してる。 こんな素敵なことが世の中にあったなんて。なんか今まで損した気分だ。 ぼーっといろいろ考えてたらよみの動きが止まった。 あったかい水が上から降ってくる。涙? 何が悲しいんだろう、よくわからない。 「いいよ、好きにして。」 とりあえずそう言ってみた。
「駄目だ、なんで私こんなこと・・・ごめん・・・とも、ごめん・・・」 よみは泣きながら毛布と枕を抱えて、元の寝室に戻ろうとしている。 さっぱりわけがわかんない。こんな時どうすればいいんだろう。 引き止めろって声がする。けどその方法がわかんない。 こうなったら力ずくだ。後ろから抱き付いて、そのまま布団に押し倒す。 「なんでそうやってひとりで全部決めちゃうんだよ。ちゃんと説明してよ。」 返事が無い。ぎゅっと目を閉じたまま震えてる。 しょうがないなぁ。よみは肝心なときに何にも出来ないんだから。 手、貸してやるか。最初だけだからな。一回しか言わないぞ。 「よみのこと好きだよ。だからキスだってなんだって平気。」 ちょっと目が開いた。まだ子供みたいに怯えてる。私だって怖いのに。 それでも先に進まなくちゃ。このまま終わったらきっとどっちも後悔する。 さっきのキスを思い出す。よみがしてくれたように、私もよみの唇を探る。 耳たぶを撫でたらびくってなった。ふとももを擦り合わせてみる。 こうしてみるとよみの体っておっきい。私が全部包み込まれちゃいそう。 あいかわらずよみはちっとも声を出さないけど、吐息が熱くなってきてる。 暗くてよくわからないけどたぶん顔が真っ赤になってる。 ・・・さて、これからどうすればいいんだろ?
最高だ・・・神が・・・神が現れた!!(感涙
別荘の夜は両者が引き立っててイイナァ・・・・
雑誌には力を抜いて男の子のリードに任せましょうって書いてあったけど、この場合どっちが男? うーん、胸ぐらいなら悪戯で触ったことあるけど、あそこ触っていいのかなぁ・・・ どうしよう、どうすればいいの? あー、なんか情けなくて泣けてきた。 一緒に気持ち良くなりたいのにやり方がわからないなんて! もう正直に言うしかないか。 「実はこういうこと初めてでさぁ、こっからどうすればいいか知らないんだ。よみ、ごめんね。」 よみが笑った。ふんわりと私を抱きしめてくれる。 よみの体ってぷにょぷにょしてて気持ちいいなぁ。 「私も初めてなんだ。一緒に寝られればそれで良かったのに ともが夜這いなんて言うから意識しちゃって・・・」 「気にするな。これからちょっとずつ勉強しようぜ。」 そう。今はこうやって抱き合って、キスをかわすだけで十分。 こんな美味しい物、最初っから全部食べちゃもったいない。 「食べすぎは良くないしな。」 「・・・?」
「あれ?よみさんそっちの部屋で寝てたんですか?」 「あ、ああ。夜中にともがマジック持って悪戯しに来たから みんなに迷惑かけないように見張ってたんだ。」 「マジックで落書きですか? やっぱりともちゃんは危険ですねー。」 「だろ? だから今日からは私と智はあっちの部屋で寝るよ。」 ちぇ、人を悪者にしやがって。半分事実だからしょうがないけどさ。 さて今夜はどうやってよみを食べちゃおうっかな〜 コンビニで参考書でも買ってくるか? でもみんなに見つかりそうだなー。 うーん、せっかくの機会だというのにお手本が・・・ あっという間に夜。今日は全員で大宴会。にゃもちゃん暴走。 「こちとらもう大人だぞー」 これだっ! 今がチャンス!! 「はい先生!! 大人のつきあいってゆーとやっぱしエロエロっすか!?」 「エロエロよ〜 たとえばぁ・・・」 いやぁさすが大人。参考になるな〜 くふっ。よみったら同じこと考えてるな?顔が真っ赤だぜ。あ、私もか。 いいよ、よみ。一緒に気持ち良くなろう。時間はたっぷりあるんだから。 よみが世界で一番、誰よりも大好きなんだから。 お わ り
おわっちゃやだ(w
いや〜、あのシーンに繋げて終るとは思いませんでした。 勉強になりました。御疲れ様。
埋め立てじゃあ!
芸
上手いなぁ……智視点のSSってあんまり見なかった(気がする)から 今回のはほんとに良かったです また書いて下さい
よみ(・∀・)イイ!! とも(´・ω・`)
別荘の夜 あとがき 感想どうもです。 にゃも講師での締めは3夜目書いたときに思いついたんで 先生が必要→経験不足→Bまでという流れにしました。 お風呂ネタはキャラ多くなりそうでちゃんと考えないと書けないっす。 いつも公式ネタの隙間を狙って書いてるので取っ掛かりが無いと書きにくい。
つーかBまでいってないな。A+ぐらいか
ソレぐらいがちょうどいいと思う。 個人的には。
さてと・・・・
別荘が終ったので・・・・
ボチボチ・・・・
埋め立てをばさせて・・・・・
頂きますよぉ・・・
このスレッドでも・・
放映が終ったのに・・・・・・・
書き込みをしてくれる人がイッパイ居て・・・・
賑わいを見せた方ではなかったかと思います。
次のスレッドでも・・・・
番組放映期間中とまでは言わないまでも・・・
賑わうといいなぁ〜・・・。
スレを盛り上げてくれた全ての参加者の方々に感謝しつつ……
やはり専用絵板で盛り上げてくれた各氏にも感謝です。
大阪板から出向いてくれた人も居たし・・・。
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我が生涯に一片の悔い無し!
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【あずまんが大王】とも・よみ総合スレ6
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1040397265/
こそーり(=゚ω゚)ノ
で?タイムは? はかってねーよ
私メロンパンって言ったじゃん。
見てきたら次スレ無かったー うそっ!!
いいなぁ……よみ・ともスレ活発で、いいなぁ…… (スレ違い(´・ω・`))
キミタチは次スレに行った事はあるかね?(@よみ)
どうしたらいいの? どうしたらいいの? (@とも)
-‐''''''メ、il/'" ... ::.. .::', i .:::/‐、 <:、 ,.// -‐,ナ''" :::.. '::..:::::::::,'ァ!..:: ..:: .``''''‐、 ! ~ ....´,三{ /~ ::// L,::__/r'' i.! ::::::; '== ∠-‐:.、 {:::|_,.‐' くi _, -/ / , `>、:::::::ヽ、 _,....L.L.,,_ l_r'" ,/ ..,' |゙、 / i::::::::;ベ,ヘ‐'"..:..:..:..:..:.. ヽ { r''"/ :,' ,.r-‐':、 `、 / {_:/.................ヽ..:..:..:..:..:.:.:.:.:', `''"/ .::,' ⊂ソ /''"ヽ `'‐ 、 }、_ /'7:..:..:..:..:..:..:..:`、..:.:.:.:..:.:.:.:.:.',. / :::! ,. -‐、 ,! /、 \, \ ``''‐ 、, ヾ、ニニ/'"l:/i:lヽ:!、.:r、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',./ :::i_,,/;;: -‐;; i::/ヽ\、`'‐、`'-- 、,,_ ``''‐ 、 ̄ リ F!一¬i、 !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'、 :::i';;;/ ,_ //゙、 `、 \::、 `'‐、 、 `ヽ, `'-、. }゙ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ::i';/ i '、 . 〈/| | i、 `、 \:':、__,.ノ::`'":|:、,:::::...... `''-、! 〉:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽi/ ヽ;`'';; |.:l i i::、 `、 >::::::::::::::::::::::`i `'-、::::::... `' 、、_i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\  ̄ !:.:l l:,'、ヽ `、'::::::::::::::::::::::::< `'‐、:::::.... ``''i:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ !:.:.l l:.!ヽ::`r:::::::::::::::::::::::::::::::`''-、 `ヽ、::::.. l..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、 !:.:.:l l:.:', \;:::::::::::::::::::::::::::::::::::i" `ヽ,_::::....!:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
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/;.-;..へ;/.:..:..`:..:..:..:..:..''.:.、/' ヽ
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【あずまんが大王】とも・よみ総合スレ6
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