>>129 「風が吹くとき」でしょか?
ついこないだもNHK-BS2で放映されていましたね。
「政府の手引き」に愚直なまでに従って、爆心地近くの放射能地帯で政府の
救援を待つ老夫婦が少しずつ死んでいく有様が憂鬱でありました。
元はといえば、平和運動系のアニメで「政府は勝手に戦争をして国民を
犠牲にし、被害を受けた国民に救いの手をさしのべることもせずほったらかし
にする」っていう政治的な意図をもって作られたアニメなんですが、そういう
部分をすっ飛ばしても、なかなかやりきれない映画ではありました。
最後のシーンで、老夫婦の夫が聖書の詩編(またはテニスンの軽騎兵旅団の突撃)
の一節(たとえ死の陰の谷を歩むとも、我は怖れじ)を唱えながらフェードアウトする
のが印象に残っています。