神風特攻隊は有効な戦法だった!

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>>722
その場合の竹やりの効果は、たとえば目的を「米兵を一人でも傷つける」
ことに置けば、実際にそれを達成したときには、竹やりは「効果あり」
と判断するということでしょう。
ふつう問題となるのは、「米兵を一人でも傷つける」という目的が
妥当なものなのかどうか、戦争全体にとってどれほどの意味がある
ものなのか、ということで、そのときには目的をすでに「対米戦争
の勝利」あるいは「より有利な形での講和」に置き換えて考えて
いるのだと思います。

沖縄戦で竹やりが使われていて、その目的が「米兵を一人でも傷つけ
る」ということあればで、実際それが達成されれば効果あり・有効と
なります。
しかしその場合に、目的を「米軍による沖縄占領の阻止」とか、
「自軍・自国民の被害よりも、米軍に多い被害を与える」とかであれば、
竹やりは効果なし・無効ということになると思います。

ある特定の目的達成のために、特攻以外にヨリ有効な手段があれば、
他の手段のほうがヨリ効果的有効な手段となり(同義反復ですが)、
特攻は選択されるべきでない手段となるでしょう。

しかし、特攻以外に手段がない場合には、特攻のための費用・自国側の
犠牲がいかに多かったとしても、たとえば目的を「米兵を一人でも多く
傷つける」ことに置いて、実際特攻でその目的を達成すれば、いかに
「効率」が悪かったとしても、特攻以外に手段はなく、その限定された
目的のためには有効であったとするしかないでしょう。

したがって、特攻の有効・無効を論じるより先に、特攻の目的自体が
妥当なものだったのかどうかを論じた方が、意味のある議論になるよう
に思います。