佐藤大輔スレPart4 急いで待て 

このエントリーをはてなブックマークに追加
498佐藤大輔研究。
誉められてるのか貶されてるのかよくわからんけど、なんにしても反響があるのは
イイコトだと思うので、素人の妄想を読んでくれた全ての人に感謝です。

>>487
コナン・ドイルにそんな思惑があったとは浅学ゆえに初耳です。勉強になりました。

さて、所謂「推理もの」と「歴史改変もの」では、読者に要求するものも全然違いますし、
(舞台設定の理解に要求される努力からして違う)仮想戦記に関していえば、
あまり知識を必要としない「荒唐無形」なほうが、まだしもメジャー展開できそう
だし、ブームの頃は事実そうでしたよね。

_________________

とまれ、仮想戦記は舞台設定とその展開を追うのに、作家も読者もエネルギーを
そうとう消費してしまうため、どうしても「人間を書く」小説の本質が疎かに
なってしまう。構造的に普遍性を持ち得ないジャンルであると言える。

じつは、わたしはあまり小説が読めない。本棚は資料やノンフィクションで
埋められており、せいぜい歴史小説があるくらいだ。そのほかは本当に一冊も無い。
こんな私が読める「小説」は、仮想戦記しかなかった。

スポーツマンガでも試合より、その合間を好んで読んでいた。設定やパラメータが
変更されるのが本当に楽しかった。本当に設定命。

でも仮想戦記は、私でも読むことができた。そういうことなのだと、理解している。