満州国軍について

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん
満州国軍が参加した戦闘について何かご存知でしたらお教え下さい。
資料が少なすぎてわからない事が多いのです。
あと、兵器、装備、軍服、組織などについても。
詳しい書籍などもおねがいします。
2名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/06/25(日) 01:15
そんなもん、あったら見たいわ(笑)
組織や服は、満州国の官報でも見たら?>でかい図書館ならあるかも
3コジマッド:2000/06/25(日) 10:56
安彦良和さんの「虹色のトロツキー」全8巻
主人公が興安軍に入って、ノモンハンで戦います。
石原莞爾、辻政信といった日本人だけでなく、満州国の人々、
ウルジン将軍やジョンジュルジャップ中校(中佐らしい)など実在の人物も出てきます。

この本を読んでいたら、いかに帝國陸軍が愚劣な集団か、特に辻政信!
己の名声を得たいために、何百万もの兵士を死地に追いやったか解ります。
また、領土なんてモノはそのときの軍事バランスで決まったものであり、
神聖不可侵なものだなんて大嘘です!
4消印所沢 :2000/10/02(月) 10:07
空軍:雑誌を丹念に当たってください.たま〜〜に,満州軍仕様の97式戦闘機のイラストなどが載ることがあります.日の丸の代わりに,「四分の三日の丸+他の4色ストライプ」の満州空軍識別票のついたやつね.

海軍(海上警察隊):「新三菱神戸造船所50年史」に,満州国砲艦「大同」「利民」の写真が掲載されています(ただし不鮮明)
          「世界の艦船」'82年3月号に,「往年の満州国海上警察隊について」(田村俊夫)が掲載されています.遠景ながら,写真つきです.

陸軍:朝日新聞編&刊「1億人の昭和史シリーズ・1億人の戦史別冊・満州事変」に,少しだけ写真が公開されています.傀儡軍だけあって,殆ど軍装は日本軍と変わらないようです.
5消印所沢 :2000/10/02(月) 10:14
   <おまけ>
 漫画版「帝都物語」(画・高橋葉介)の中で襲撃されています.
6日本一の無責任男 :2000/10/02(月) 10:22
>3
漫画なんぞを歴史の参考資料にしていい気になってるいる糞オタ、おめ。
7特命鬼謀 :2000/10/02(月) 10:30
昔「満州国空軍」て書かれた一式戦をなんかの雑誌で見た記憶があるなあ。
8>7 :2000/10/02(月) 11:03
「航空ファン」に乗っていた、「タイ空軍」仕様の一式戦ではなくてですか?(ちなみにタイ空軍のマークは象)
9特命鬼謀 :2000/10/02(月) 11:10
>>8
いや、ずいぶん昔の話なんだが。(20年以上前だろう)
機体は無塗装(銀)で、機体側面に「満州國空軍」と黒で書いてあった
ように思う。
10名無し三等兵 :2000/10/02(月) 11:14
>>9
ログ(了解)
11名無し99号 :2000/10/03(火) 00:52
満州国軍などのマイナー軍を研究しているものです.日本語で読める資料としては柏書房の満州国軍が20数年前に発行されています.私も2年ほど前に古書店で4千円位で入手しました.また、蘭星会の満州国軍も発行されていますが、入手困難な上、古書に出回っても15万円はするので、恵比寿の防衛図書館に行って閲覧するほうが確実です.
尚、最近私は、中国語の資料で調査をしつつあり、逐次前進中です.特に、終戦時の満州国軍については、何とか翻訳が出来つつあります.掲示板に質問が出た場合は、わかる限り情報を提供していきたいと思います.
そういえば、同人誌でも最近満州国軍というのを入手しました.軍服などに関しては、私は無知なのでこの同人誌を入手するほうが参考になるかと思われます.
12名無し三等兵 :2000/10/03(火) 00:56
>6
とりあえず読んでから発言しような、僕たん。
13名無しさん@1周年 :2000/10/03(火) 01:22
本当。「虹色のトロツキー」ぐらい読めよ。>6
14消印所沢 :2000/10/03(火) 01:57
>11
当方にとって目下最大の謎は,両大戦時のベルギー海軍なのですが,資料に心当たりはございませんか?
15日本一の無責任男 :2000/10/03(火) 04:02
>12、13
いちいち流行もしなかった漫画なんぞ読んでられるか。
漫画と歴史の区別もつかねえんならコミック版か病院にでも行けよ。
16名無し三等兵 :2000/10/03(火) 04:14
安彦の歴史観はちょっと……なんか……
小林よりのりと逆ベクトルの暑苦しさというか……
17まあ漫画だからね。 :2000/10/03(火) 04:27
18>15 :2000/10/03(火) 04:29
じゃあんたは流行する漫画だけ読んでりゃいいだけのはなしじゃんか。
虹色のトロツキーも一生読んじゃダメだよ。
大体絵より文字が好きなら:) 日本語もちっと勉強しな
19名無し三等兵 :2000/10/03(火) 04:45
表現方法が「漫画」であっても歴史考証さえしっかりしていれ
ば何の問題があるのか?一概に漫画だから云々って述べるのは
ナンセンス。
とにかく「コミック版」とか書くのは止めようなボク。
底の浅さが見えちゃうよ(w
20名無しさん :2000/10/03(火) 05:21

別人だけどさ、漫画を歴史資料にするのは痛いと思うよ。
漫画は漫画だって。

21名無し三等兵 :2000/10/03(火) 05:56
19は理由付き、20は理由無しの決めつけ

19の勝ち
2213 :2000/10/03(火) 06:19
虹色のトロツキーってかなり話題になったんだけどねえ・・・
聞いた事もない?安江大佐の息子まで巻末に感想寄せてんだけどね。
漫画ひとつ描くにも膨大な資料考証が必要だし、写真も豊富で
一度読んで損しないと思うんだけど。俺これ読むまで満州国軍
なんてただの傀儡軍隊としか思ってなかったから衝撃的だったよ。
一億人の昭和史辺りの白黒写真見てるだけではわからない何かが
あると思うんだけどなあ。
そんなに厳密に歴史資料にこだわるんなら、防衛研で調べるのが
最善としか言えないような・・・
23消印所沢 :2000/10/03(火) 08:21
安江大佐ってユダヤ人工作の?
ってぇことは、その工作のことも出てくるの?
工作の拠点は、上海じゃなかったっけ?
24名無し三等兵 :2000/10/03(火) 08:22
満州空軍の隼のプラモは見たことあるよ
25名無し三等兵 :2000/10/03(火) 11:59
いやぁ、恥ずかしながら、昔、切手オタだったんだよね(藁
まぁ、それで、大日本帝国の政策を知ったんだけどさ。

で、満州国の切手に、戦闘機買うための寄付金付き切手ってのがあった。
なんか、いじましいというか…。
たしか、そんなんでも隼を数機買えたっていうのを覚えてるな。
26名無し三等兵 :2000/10/03(火) 17:40
>>23
上海も出てきますよ。
27名無し99号 :2000/10/04(水) 01:19
>14 すみません。ベルギー海軍は盲点でした.丸エキストラ版vol47 世界の海軍によれば、微弱な戦力で無視してよいが、英仏海峡連絡船は英国に接収され、揚陸官として活躍したという内容の記述がありますが、具体的な内容には触れていません.
ご期待に添えずすみません.


28消印所沢 :2000/10/04(水) 11:43
>>23
 分かりました.今度,読んでみます.

>>27
 ありがとうございます.その号、当方も持っております。
 あとは,海人社「第2次大戦のドイツ海軍」に,捕獲されてドイツ海軍に編入された元ベルギー艦艇があって,それが当方の持つベルギー海軍関係資料の全てです。
 洋書で"Destroyers of World War 2"というのも昔、買ったのですが、コロンビアやデンマーク,ギリシャやタイまで載っているのに、ベルギーが無ああああい!

 ちなみに,満州には国軍とは別に,満鉄所属?の軽歩兵が4個連隊ほどいたと聞き及んでおりますが,彼らの運命をご存知でしたらお教えください.
29名無し四等兵 :2000/10/04(水) 14:12
満鉄に「自衛隊」という組織があった、と聞いたことがあるけど、それの事かな?
30ちょっといい? :2000/10/04(水) 15:06
日本共産党にも、
その昔「自衛隊」という組織があったよ。
有名な話し。

口を挟んでスマン。かんべんして。
31>28、29 :2000/10/04(水) 16:36
英国の東インド会社にも所属海軍としてボンベイ・マリーンってのがあったのよね。
32名無し99号 :2000/10/05(木) 01:06
>>28 早速のお返事ありがとうございました.尚、質問の部隊は満鉄の鉄路警護隊のことですね.
彼らは、1944年3月に満州国軍に編入され、鉄路警護軍と改名されました.兵力は、ハルピン、奉天、錦州、牡丹江、吉林、チチハルの名をつけた6個旅(
旅団)です。もっとも、旅の編成内容は、1個団(連隊)と訓練学校なので、実際の規模としてはあなたがおっしゃるとうり軽歩兵連隊規模といってよいでしょう.
形式的には満州国軍になった彼らでしたが、実際には国軍内でも特別扱いされ、関東軍の直接指揮下で鉄道の警護にあたっていたようです.中国側資料によると、終戦後ソ連軍に降伏したと簡単に述べていますが、チチハル鉄路警護旅は、その1個団を満州国軍の最精鋭部隊である鉄石部隊に派遣し、鉄華鉄路警護旅として長城線を越え、河北省で1945年3月から八路軍の討伐にあたっていたようです.
その後の経過はわかりませんが、鉄石部隊のほかの部隊は、終戦後に国民党軍に編入され、その先遣部隊として満州に帰還し、八路軍との戦いに参加したようです.

33名無し99号 :2000/10/05(木) 01:10
>>28 早速のお返事ありがとうございました.尚、質問の部隊は満鉄の鉄路警護隊のことですね.
彼らは、1944年3月に満州国軍に編入され、鉄路警護軍と改名されました.兵力は、ハルピン、奉天、錦州、牡丹江、吉林、チチハルの名をつけた6個旅(旅団)です。もっとも、旅の編成内容は、1個団(連隊)と訓練学校なので、実際の規模としてはあなたがおっしゃるとうり軽歩兵連隊規模といってよいでしょう.
形式的には満州国軍になった彼らでしたが、実際には国軍内でも特別扱いされ、関東軍の直接指揮下で鉄道の警護にあたっていたようです.中国側資料によると、終戦後ソ連軍に降伏したと簡単に述べています。
34名無し99号 :2000/10/05(木) 01:16
みなさんすみません。操作ミスで書き込みがダブってしまいました。初心者なもので勘弁してください.

話は変わりますが、鉄路警護軍の存在をご存知の消印所沢さんは、昔タクティクスの読者だったのではありませんか?
これから色々と教えてくださると幸いです.マイナー軍の調査はとても一人では進みませんから.
友人はみんな、ドイツのファンなので。
35消印所沢 :2000/10/05(木) 01:54
>>30
彼らのドタバタぶりは最高に笑えますよね.

>>31
もっと詳しく教せーて!

>>33@` >>34
丁寧なお答え,ありがとうございました.
当方,たしかにある時期同誌は読んでおりました.
現在,当方のメインの趣味は,軍事から発展して,諜報関係と猟奇殺人とに特化しておりますが,海軍関係の情報収集も細々と続けておりますので,可能な限りお答えできるかと存じます.
ps.ドイツも面白いよぉ.あっちこっちの小国からパクってきた兵器のオン・パレードで.
3631>35 :2000/10/05(木) 22:44
私は知っているのはこのあたりの小説などで仕入れた知識ですね。
(もう絶版かも?)

http://www.t3.rim.or.jp/~tomohide/bookB.html

英国東インド会社は満鉄よりもはるかに強力な存在で直接インドを会社が支配し
インド交易を独占していました。
このため私設艦隊を保有していたようですね。
また数次にわたる英仏戦争でも英国海軍に協力して実戦に参加していたようです。

規模は詳しくはわかりませんが最高司令官がコモドーアといった記述がありますので
戦隊規模の編成であったようです。
また正規海軍や世間からは格下の存在として軽視されていたようです。
37火葬次郎 :2000/10/06(金) 15:03
質問です!
ノモンハン事件のときタイミングよく奇跡的に独蘇伊三国同盟が締結されていたら
ソ連軍が満州に侵攻してきた可能性はあるのでしょうか?
38さっさとテレビつけろよ。 :2000/10/06(金) 15:07
あほ。
39名無し三等兵 :2000/10/06(金) 16:16
>>38
一日中TV観ていられるヒッキーうぜえ
せっせと自分で立てたスレageてろ
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=army&key=970811375
40>>36 :2000/10/08(日) 00:59
お答えありがとうございます.
ホーンブロワー・シリーズの第1巻にも,ホーンブロワー艦長が,自艦の乗員が定数を割っていた時,東インド会社の武装商船から無理矢理徴発するという話がありましたね(だもんで,当方,海軍と民間は仲が悪いんだと思ってました.英国海軍に協力したこともあるとは意外でした)
41消印所沢 :2000/10/09(月) 23:32
28で触れた"Destroyers of World War 2"が,大日本絵画より翻訳出版されているそうです(表紙が全く同じ写真だから,間違いない)
\4200で(当方が買った原書は約1万.泣……)扱われている国は(原書では)
アルゼンチン,オーストラリア,ブラジル,カナダ,チリ,コロンビア,デンマーク,フランス(自由フランス軍含む),ドイツ(水雷艇含む),イギリス,ギリシャ,イタリア(スピカ級など含む),日本,オランダ,ノルウェー,ペルー,ポーランド,ポルトガル,ルーマニア,タイ,ソ連,スペイン,スウェーデン,トルコ,アメリカ,ユーゴスラビア
小国海軍に興味のある方は,一読されるとよいでしょう.
42名無し99号 :2000/10/10(火) 00:49
>>41 例の駆逐艦の本ですね.私も見かけました.いずれ購入したいと思いますが、確かにベルギーは入ってませんね.
もしかしたら駆逐艦を保有していなかったのかも.小国にとっては駆逐艦も有力艦になってしまう。
そういえば去年、ボードシュミレーションゲームで英国海軍というのが発売されました.大西洋と太平洋の両方で戦略規模の海戦を戦うゲームで、割と小国の艦艇も入っていました.但し、重巡以上でしたが.
43名無し99号 :2000/10/10(火) 00:51
>>41 例の駆逐艦の本ですね.私も見かけました.いずれ購入したいと思いますが、確かにベルギーは入ってませんね.
もしかしたら駆逐艦を保有していなかったのかも.小国にとっては駆逐艦も有力艦になってしまう。
そういえば去年、ボードシュミレーションゲームで英国海軍というのが発売されました.大西洋と太平洋の両方で戦略規模の海戦を戦うゲームで、割と小国の艦艇も入っていました.但し、重巡以上でしたが.
44名無し99号 :2000/10/10(火) 01:11
またダブっちゃった.消す方法無いですかね.あー恥ずかしい.
45名無し三等兵 :2000/10/10(火) 16:38
削除依頼板れっつごー
46名無し三等兵 :2000/10/10(火) 16:54
日本陸軍で使用してたイタリア製の爆撃機BR20が、97式重爆登場後
いらなくなったんで満州国に払い下げになったらしい。
47名無し99号 :2000/10/10(火) 23:47
>>45  削除依頼してきました.ありがとう.うまくいくかな.
>>37 その時点でソ連軍が満州奥深く侵攻する可能性は少ないと思いますが、国境線のを前進させる目的で部分的に浅く侵攻する可能性はあるかも知れません.
   もっともノモンハン事変も戦略的にはともかく、戦術的には日本軍も相当善戦しており、ソ連軍の戦車装甲車等200両以上を撃破していたとも言われ、本国からすぐに増援できる日本軍との戦いはソ連軍にとっても得策ではないかもしれません.


48消印所沢@やふう検索で見つけました(満州国 軍) :2000/10/16(月) 22:37
各国空軍関連資料 -- 満州国/中華民国臨時政府
----------------------------------------------------------

●洋書
AIRCAM AVIATION SERIES No.S18 (VOLUME 2)
50 FIGHTERS 1939-1945
ISBN-0-85045-201-5
 エアカムと言っただけで古くからの模型ファンはお分かりかもしれないが、1973年発行の古い本。表題通り、大戦中の戦闘機を、国籍も時期もランダムに取り上げて、写真数枚とあんまりアテにならない塗装図を載せている。その中に陸軍97式戦闘機が取り上げられているのだが、載っている写真2枚も、塗装図も満州国陸軍航空隊のもの。写真では、「護国木曜號」、「護国電々號」、「護国誠忠號」、「護国日清(?)號」の4機が確認できる。

PLOFILI DI AEREI MILITARI DAL 1919 AL 1939
FRATELLI FABBRI EDITORI
 イタリアで発行された戦間期の代表的軍用機の仮説およびカラー図集。キ-27(97戦)の項に、満州国陸軍航空隊所属機に加え、南京傀儡政権軍のものとされるカラー図が掲載されている(元はエアカムシリーズに掲載されたものらしいが、未確認)。が、満州国陸軍航空隊、タイ空軍のデカールを発売している「アクシスデカール」小野口氏の情報によれば、南京傀儡政権に対しキ-27供与の計画はあったものの、実際には供与されていないらしい。

●和書
航空ファン・イラストレイテッド「陸軍航空隊の記録・第2集」
文林堂
 日本陸軍航空隊の写真集だが、数ページにわたって満州国陸軍航空隊の写真記録が掲載されている。満州国空軍について、一般に手に入る資料としては現在のところ最もまとまったもの。

▽「世界の傑作機」隼の号にも、満州国軍所属の同機の写真が掲載されている。
49消印所沢@やふう検索で見つけました(満州国 軍) :2000/10/16(月) 22:41
上のアドレス
//member.nifty.ne.jp/kaba-maru/biblio/af-man.htm
50名無し三等兵 :2000/10/16(月) 22:45
満州国軍の軍服について。
確か、満州国軍医学校(ごめんなさい正式名称失念)について書かれた
「五色の軍医団」という本に満州国の官報が、そのまま、載っていますよ。
本は所有しているのですが、今、手元になくて正式名が描けなくてごめんなさい。

特に11さん。同じ分野の研究のようです。いろいろ教えてください。
51名無し99号 :2000/10/16(月) 23:38
>50 こちらこそよろしく 11番で書いたものです。解る範囲でしたら。今は、日本陸軍と日本の傀儡軍、中国軍等について調査しています.後、日本本土決戦ですね。
ご協力お願いします.   それと現在、もしかして日本は強かったのところにも時々お邪魔しています.
>消印所沢さん。
  了解です。早速覗いてみます.
52名無し三等兵 :2000/10/17(火) 21:31
50です。
よろしくお願いします。
できれば、2ch以外でお会いしたかった・・・?
当方も満州国軍には興味があります。参考資料が少なすぎてとても
研究までにはいたっていません。
53名無し99号 :2000/10/18(水) 00:32
>52 今晩は。私はインターネットをはじめてまだ2ヶ月の初心者ですが2chは激しいですね.
まあ、満州国軍はなんか相手にされてないみたいで静かなもんですけど.
 資料についてですが、神保町で中国語の資料を探して翻訳ソフトで翻訳しているところです.満州国軍の編成は何とかなりそうですが、南京の汪兆銘政権軍は目下苦戦中です.
 日本本土決戦のボードシュミレーションを作るための資料として研究しているのですが、相反する資料も多く難しいですね.
54名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/18(水) 19:08
名無し99号さんへ 52です。(何か名前を考えないといけないでしょうか・・・。)

お返事ありがとうございます。私もインターネット歴は同じようなものです。
あまりあがりすぎるといろいろあれなので・・・。
翻訳ソフトとは素晴らしいですね。最近はその手がありましたか。
さて、以前、地元の名士がなくなった際に小冊子が作られたことがありました。
その人は満州国軍の日系軍官だったようで、正装の写真が載っていました。
記念写真だったので写りも鮮明でした。
55名無し99号 :2000/10/19(木) 00:11
>54 こんばんは.実は翻訳ソフトのためにパソコンを買ったようなものです.インターネットはついでのつもりだったのですが、あなたや消印所沢さん等、民間の研究者が他にも存在するのを知り、とても心強く思っています.
本来は自分で調べた資料を公開する気は無かったのですが、同志の方の質問であれば、解る範囲で公開していこうと思います.
 そういえば、皆さんはなぜ満州国軍に興味を持っているんでしょうか.不思議です.

>全ての皆さん  満州国軍、蒙古連合自治政府軍、汪兆銘政権軍、華北政務委員会軍、中国国民党軍、中国共産党軍、終戦時のソ連軍師団編成等に関する良い資料があればご教授ください.
56名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/19(木) 00:39
満州に旧帝政ロシア義勇軍のようなものも存在したらしいですが、本当ですか。
57消印所沢 :2000/10/19(木) 01:34
>>55
 ちなみに当方は,小国海軍全般に興味がありまして,たまたまその過程で満州国海軍の存在を知ったというわけです.「チャクリ・ナルエベッ」萌え.
 国民党海軍につきましては,防衛庁編の「太平洋戦史叢書」の中の1冊に,支那事変時の中国軍艦一覧のような表があったと存じておりますが……ご存知ですよね.
 また,木俣滋郎著「日本海防艦戦史」に,戦後,4カ国に賠償として分配された海防艦一覧があります.
 平松茂雄「甦る中国海軍」には,国民党海軍と共産党海軍の戦闘の記述があります.

 空軍では,酣燈社「世界の戦闘機隊」に,中国の空軍についての要約された歴史と,エース・パイロットの簡単な伝記が載っております.
 以上,実はエース・パイロットの話も好きな「消」でした.

58名無し99号 :2000/10/20(金) 00:16
>>56
蘇る中国海軍と世界の戦闘機隊は知りませんでした.
戦史叢書は、一覧表には気づきませんでしたが支那事変関係を今度調べてみましょう.私ももともとは海軍ファンでして、海防戦艦などに興味があります.あと、宇宙戦艦ヤマトも好きでしたね.ごめんなさい.

>>56
 白系ロシア部隊については、今のところ詳しい資料がありませんが、聞いたことはあります.そういえば、仮想戦記ですが檜山良明のソ連本土決戦の中に出ていましたね.
59消印所沢 :2000/10/20(金) 01:02
>>58
 ところで,翻訳ソフトをお使いだそうですが,あれは全くその言語の知識がなくても,入力さえすれば翻訳してくれるものなのですか?
 日本語→外国語にした場合,ちゃんと使える外国語になりますか?
 当方も今,ちょっと外国語を学んでいるもので,参考までにお聞きする次第です.
60名無し99号 :2000/10/21(土) 03:15
消印所沢様
 翻訳ソフトですが、私のものは中国語から日本語への一方通行です.あと少し金額を出せば交互翻訳の出来るものもあります.
 能力についてですが、変な文節で約してしまったり、前後の関係が不明瞭だったりそのままでは使えない文章になるので、もし外国語を日本語にするソフトの場合も同様のことが考えられます.
 誤訳の例ですが、1個師を一人の先生と約したり、張海鵬という人物を伝説の大きな鳥と訳したり、団をまん丸と約したりすることがあります.
 私は中国語の知識はありませんが、日本語の文献で満州国軍や中国軍について基礎的な知識を多少身につけていたのでなんとか訂正している状態です.
61ナイツ :2000/10/21(土) 12:10
>56
白系ロシア人部隊。
それは対ソ工作部隊の浅野部隊ではないでしょうか?
たしか満州にソ連軍が殺到した日にあっさりと寝返ったそうですが。
ソ連側の工作があった模様。
62大渦よりの来訪者 :2000/10/21(土) 13:00
>その言語の知識がなくても,入力さえすれば翻訳してくれるもの
Babylonがお勧め。
確か、ttp://www.babylon.com
63消印所沢 :2000/10/22(日) 01:40
>>60 & >>62
 ありがとうございました.大変参考になりました.

>>56
 内蒙古アパカ会編「特務機関」(国書刊行会)に,僅かながらその記述がありました.
 それによりますと,「昭和18@`19年頃,満州国内の治安強化および戦争協力の目的で編成に着手,4千の日本人将校,下士官(どちらも中野学校出身)を含む1万有余の部隊が,19年後半には編成完了.この部隊は白系ロシア人,蒙古人,中国人,挑戦人,オロチョン人などで構成されていた」とのこと.組織図を見ると,露人部隊は関東軍情報部在ハルピン本部隷下松花江出張所の下に属しているように書かれています.
 ただし,これが浅野部隊と同一のものかどうかについては,記述なし.
 また,浅野部隊については,
「この部隊は白系ロシア人だけで編成され,有事にはソ連軍の服装をしてソ連軍に紛れ込み,後方撹乱を行う特殊部隊であった.
 が,この部隊の副官である白系ロシア人が,実は潜入してきた赤軍将校で,ソ連軍侵攻と同じに彼は隊長を逮捕し,ソ連軍に引き渡した」とのこと.
 その後の彼らの運命については何も書かれていませんが,おそらくナチス・ドイツにおけるウラソフ軍と同じ運命を辿ったことは想像に難くありません.

 ちなみに,当方が現在読んでいる,「KGBの内幕」という本の中に,エイチンゴン(リヒャルト・ゾルゲの上司)その他の,極東におけるソ連情報機関の活動について書かれた部分がありますので,この浅野部隊他への浸透についても書かれていないか,探してみることにします.
64名無し99号 :2000/10/23(月) 00:19
そういえば、関東軍の終戦時の編成の中に、松花部隊とかいくつか良くわからない遊撃隊がありますけど関係あるんでしょうか.
満州国軍と関東軍の混成とも聞いたことがありますが.
65消印所沢 :2000/10/24(火) 02:41
 訂正 「KGBの内幕」は請求中でした.今読んでいるのは「KGB衝撃の秘密工作」でした.

>>64
 追補です.「航空ファン」 '99年6〜8月号に,「モンゴル航空史」という短期連載が掲載されています.モンゴルにおける民間・軍事航空の歴史について触れています.
 また,先述の「特務機関」によれば,モンゴルの共産化を嫌って亡命してきたブリヤード人から成る謀略部隊が,アパカ特務機関(関東軍情報部在アパカ支部)の下に存在したそうです.
 同書によれば,多数あった情報部支部毎に小規模の遊撃隊がソ連侵攻直前に作られたようです.おそらくそれではないでしょうか.
 人員は,それこそ満蒙開拓団の少年から,退役満州国軍人まで手当たり次第に狩り集めているようです.
 あとは,自営業氏が謀略部隊の漫画を描いていたと存じますので,ちょっと「自営業スレッド」で伺ってみます.
66名無し99号:2000/10/25(水) 00:55
いやあ私はどうも不正規戦に疎いので、非常に助かります.関東軍の中にも機動第1旅団とかありましたね.一応特殊部隊といえるかもしれません.
67消印所沢:2000/10/25(水) 23:19
 ご本人のHPにてご返事頂きました.

Name:小林源文
関東軍関係の資料は特に何もありません。
日本軍には全然興味がないのです。

とのことでした.うーん,残念.
68消印所沢:2000/11/09(木) 03:27
 新情報ないけどageとく
69名無し99号:2000/11/10(金) 01:22
ようやく覗けたけど、間が開いちゃった.なんか別のスレを立てたほうが良いでしょうか.
70名無し三等兵:2000/11/10(金) 03:12
スレ乱立させると集中非難浴びるぞ
71消印所沢:2000/11/17(金) 00:02
 久々の新情報.
 「航空ファン」'00年2月号に江陰在泊の中国艦艇にたいする,日本海軍艦上爆撃機隊の攻撃についての記事がありました.
 簡単ながら,軽巡「寧海」「平海」の他,砲艦「逸仙」「応瑞」の最期について触れられています.
72名無し99号:2000/11/17(金) 00:39
航空ファン2月号の情報ありがとうございます.今度神保町で探してみます.

名無し三等兵様、御忠告に従ってしばらく控えておきます.
73消印所沢:2000/11/17(金) 08:15
 蛇足ながら,ほんの2ページほどですので,わざわざ古本屋街を回らずとも,図書館へ行ってコピーするだけで充分です.
74消印所沢:2000/12/02(土) 14:24
 図書館で請求していた,蘭星会編「満州国軍」,本日到着.
 厚っ! 広辞苑並みやん.
75名無し99号:2000/12/03(日) 00:46
ついに蘭星会のやつを閲覧するんですね.私も8年程前に防衛図書館で閲覧したきりですが、興味深い事実がわかったら教えて下さい.
あと、満州国軍スレッドは最近なかなかあがってこないのですが、皆さん他にはどのスレッドにいらっしゃるんでしょうか.いつかどこかでお目にかかりたいですね.
76名無し三等兵:2000/12/03(日) 12:19
川島芳子もこの軍の軍人だっただよね。
77名無し99号:2000/12/04(月) 00:15
川島芳子は正式な意味で満州国軍人だったかは解りませんが、確かに小軍閥を率いて満州事変のころ活動していたみたいですね.なんか将軍の軍服を着ていたらしい.いずれにしても、興味深い人物ですね.終戦時には料亭か何かの女将になっていて、中国に処刑されたらしいですが.
78名無し三等兵:2000/12/04(月) 01:27
川島芳子って昔、驚き桃の木で採り上げられてたね。
なんで桃の木終わっちゃたんだろ、再放送やらないかな。
79名無し三等兵:2000/12/04(月) 15:26
田中正も、川島芳子も、戦犯にされちゃったよね。
偽満の現地人将校は、みんなそうだったのかな?
80名無し99号:2000/12/05(火) 00:39
戦犯問題ですが、一部の将校は別としても、殆どはそのまま国民党軍か共産党軍に参加したようです.暗殺された勧告の朴大統領も国軍出身だったらしいし、朝鮮戦争時には両軍に中国軍も含めて出身者がいたようです.
81消印所沢:2000/12/05(火) 01:03
 川島芳子ですが、「秘録・陸軍中野学校」(あれ? 他の本だったかな?)によると、中共のスパイだったという説もあるようです.

 「満州国軍」,やっと1/3ほど読み進めましたが,すごい本ですね.正規軍のみならず,東北地方の中国共産党軍,武装開拓団,はては青年訓練施設まで,およそ武装した集団は全て取り上げてますね.買いたくなりましたが,絶版なんだろうなあ…….
 ところで同書では,張作霖について,日本軍は自らの権益が保護されるのを期待して,何度か危機を救ったが,よりいっそうの権益を追求するために「逝ってよし!」したとのことですが,郭松齢事件しか「救った」事例が出てきません(それも事件名だけ).他の事例についてご存知でしたらお教えください.
82名無し99号:2000/12/06(水) 00:40
消印所沢様、今は無いでしょうけど、蘭星会のは神保町の文華堂書店で1@`2回入荷したのを見たことがあります.ぼろぼろの状態でしたが8万円位の値段をつけてました.美品だったら10万以上するでしょうか.私が持っている柏書房の満州国軍は、内容的には蘭星会の物の縮刷版みたいでしたが物足りないものです.確か3千ないし4千位で購入しましたが、その後も何冊か入荷しているのを目撃しました.足繁く通って手に入れるしかないでしょう.私は水戸の人間なので年に数回しか行けませんが.そういえば、満州国史というのも見かけました.2@`3万位で軍事以外についても網羅した本でしたが軍事部分はほとんど蘭星会からの資料らしいです.
83名無し6号:2000/12/06(水) 03:25
84消印所沢:2000/12/10(日) 02:16
>>83
HP拝見しました.
…これ作ってる人,ちょっとアレでないかい?
85消印所沢:2000/12/14(木) 02:27
蘭星会版「満州国軍」,とりあえず主要ページは残らずコピーしておきました.約4千円かかった……
86名無し三等兵:2000/12/14(木) 16:15
満州国の官報は国会図書館に全部あります。勲章から組織、各種制服の
服制まで調べられます。但し、購入兵器は不明です。コピーはマイクロ
フィルム複写のみですからバカ高くつきます。無論日本語版です。満州
語版もあります。世界にある唯一の満州国一級史料の筈です。
ちなみに満州陸軍のコピーで数万円必要です。
87消印所沢:2000/12/17(日) 02:45
>>86 ちょっと手が出ませんね,そこまでは。
88名無し99号
最近片付けをしていたら、初期の満州国軍の編成表のコピーがでてきた.10年くらい前に何とかの秘録資料集からコピーしたものだけど、昔過ぎて忘れてしまった.でも、満州国軍はその後も何度も改編されているからやはり終戦時のほうが興味ありますね.