なら連合国の占領したドイツの同盟国はどうだったのだろうか?
>>3と同じソースから、まずはソ連占領地域のデータを列挙しよう。
ハンガリー:約386,000/300,000
フィンランド(含冬戦争):301,500(内78,500冬戦争)/3,400(死者のみ総計)
ブルガリア:32,000/50,000(死者:内40,000人はユダヤ人)
ルーマニア:794,000/340,000(死者)
(※ユーゴスラビアは軍民併せた死者の概算として150万〜170万)
これら東欧の枢軸諸国はいずれも赤軍の接近に伴い対独開戦し、
自国内に駐留するドイツ軍との短期間の戦闘で軍民共に被害を受けている。
そのことを考慮に入れても尚、殆どの国で民間人の死者は軍人の死者を下回る。
唯一の例外であるブルガリアだが、民間人死者50,000人の内
40,000人がユダヤ人と言う時点で説明は要すまい。
一方米英のみによって占領したイタリアの場合、
226,900/60,000と、これまた民間人死者は軍人死者を下回る。
当のドイツ自身がどうだったかといえば
7,856,600/2,050,000 やはり軍人死者の方が多い。
傑作なのはネタ元の本によれば、ドイツの民間人死者205万のうち30万は
「ドイツ軍による被害」となっている。
巷間喧伝される米英軍の「無差別テロ爆撃」もソ連軍の「蛮行」も
ドイツの占領政策の残虐さには遠く及ばないことが分かる。
以上を元に、WW2トータルのドイツ軍による軍民被害を集計すると
軍人9,449,700/民間人24,590,800
延べ3000万以上の犠牲者のうち、民間人が軍人の2.6倍という異常な軍隊
それが「精鋭」で「軍規正しい」ナチスドイツ軍の実態だ